JP2011089521A5 - - Google Patents

Claims (7)

1. 車両の燃焼排ガス流中における、煤煙型粒子状物質およびＮＯｘを包含する汚染物質を低減するＳＣＲ機構であって、
   酸化触媒と、粒子状物質トラップと、アンモニア又は尿素である還元剤流体の供給源と、遷移金属/ゼオライトＳＣＲ触媒とを備えてなり、
   前記排ガス流を、前記排ガス流中のＮＯの少なくとも一部をＮＯ_２に転化し、ＮＯとＮＯ_２との混合物を含んでなるガス混合物を生成するのに有効な条件下で前記酸化触媒上に通過させ、前記酸化触媒に入る前記排ガス流に対して、前記ガス混合物におけるＮＯ_２含有量が増加してなるものであり、
   前記粒子状物質トラップが、前記煤煙型粒子状物質の少なくとも一部を除去するものであり、
   前記粒子状物質トラップが、前記酸化触媒の下流に配置された、ウォール−フローフィルターであり、前記トラップされた前記煤煙粒子状物質をＮＯ_２の存在下で燃焼し、前記粒子状物質トラップから除去するものであり、
   前記供給源が、前記排ガス流にアンモニア又は尿素である還元剤流体を添加し、前記ウォール−フローフィルターの下流でガス混合物を形成し、及び、前記ガス混合物を、ＮＯｘ還元条件下で遷移金属/ゼオライトＳＣＲ触媒に通過させることを含んでなり、
   前記ウォール−フローフィルターと前記酸化触媒とが一緒に、前記ガス流中のＮＯとＮＯ_２の比を調整し、前記ＳＣＲ触媒を用いて、ＮＯｘ還元を改善するものである、ＳＣＲ機構。
2. 前記排ガス流が、ディーゼル、ＧＤＩ又はＣＮＧエンジンからの排気である、請求項１に記載のＳＣＲ機構。
3. 前記ＳＣＲ触媒に到達する前に、前記ガスを冷却してなる、請求項１又は２に記載のＳＣＲ機構。
4. 前記ガス流中のＮＯとＮＯ_２の比が、４：１〜１：３の体積比で調整されてなる、請求項１〜３の何れか一項に記載のＳＣＲ機構。
5. 前記酸化触媒が、セラミック製又は金属製のフロースルーハニカム担体に１〜１５０ｇＰｔ／ft^３（０．０３５〜５．３ｇＰｔ／リットル）で担持されてなる、Ｐｔ／Ａｌ_２Ｏ_３酸化触媒である、請求項１〜４の何れか一項に記載のＳＣＲ機構。
6. 前記ＳＣＲ触媒の下流に配置した浄化触媒により、前記ＳＣＲ触媒を通過する未反応又は副生成物としてのＮＨ_３またはその誘導体を除去することを含んでなる、請求項１〜５の何れか一項に記載のＳＣＲ機構。
7. 前記ＳＣＲ触媒を１６０℃〜４５０℃の温度に維持する、請求項１〜６の何れか一項に記載のＳＣＲ機構。