JP2011088512A - 案内装置を有する軌条式車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、車両側の案内装置の重量を軽減しつつ、従来に比べて案内輪から受ける荷重をより吸収することが可能な軌条式車両を提供することである。
【解決手段】本発明では、案内装置を有する軌条式車両において、案内輪5は、主案内レール31に接して転動する主案内輪51と、分岐案内レール32に接して転動する分岐案内輪52とから構成され、案内枠4は、車幅方向に延びる案内アーム10と案内リンク12とを備え、案内アーム10と案内リンク12とは、第1の回動軸13を介して回動自在に連結され、案内リンク12は、両端に主案内輪51と分岐案内輪52とが回動自在に取付けられた第2の回動軸16を備え、案内アーム10と案内リンク12との間には、緩衝機構19が設けられ、案内輪5が案内レール3に接触して案内リンク12が第1の回動軸13を中心として回動する際に、緩衝機構19が案内リンク12の回動を抑制するようになっている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、予め定められた軌道上を走行する軌条式車両に関し、詳しくは、案内輪を走行軌道の案内レールに当接させることにより、車両を走行軌道に沿って案内しながら走行させる案内装置を有する軌条式車両に関する。
近年、軌道上や路面等の設定された経路を走行する軌条式車両が提案されている。このような軌条式車両は、例えば、案内輪を設けた案内装置により軌道上の案内レールに沿って走行するように構成されている(例えば、特許文献1及び特許文献2)。
図17は、従来の軌条式車両の案内装置の一例を示している。図17に示すように、軌条式車両の台車(図示せず)は、車幅方向に延びる横梁71を備え、この横梁71の先端部には、L型案内アーム72がピン73を介して回動自在に取付けられている。このL型案内アーム72は、車幅方向に延びる第1のリンク72aと車両前後方向に延びる第2のリンク72bとから構成されている。第1のリンク72aの端部には、車両前後方向に延びる案内輪受74が設けられており、この案内輪受74には、主案内輪75と分岐案内輪76とが軸受を介して回転自在に取付けられている。また、L型案内アーム72の第2のリンク72bは、ガイド軸77を介して横梁71に連結されている。
図17に示すように、第2のリンク72bと横梁71との間には、筒状の緩衝ゴム78が配置されている。この筒状の緩衝ゴム78は、ゴム座79に挟まれて配置されている。例えば、主案内輪75が案内レール(図示せず)から矢印Fの力を受けると、L型案内アーム72がピン73の回りに矢印X方向に回転しようとする。このとき、ガイド軸77が矢印Y方向に移動し、緩衝ゴム78が圧縮されるようになっている。これにより、主案内輪75が案内レールに接するときに、横梁71にかかる荷重が吸収されるようになっている。
図18は、従来の軌条式車両の案内装置の別の例を示している。図18に示すように、案内アーム81の車幅方向の端部81aには、車幅方向外側に延在する進退棒82が案内筒83を介して取付けられている。この進退棒82の先端部82aには、案内輪ブラケット84が取付けられており、案内輪ブラケット84には、案内輪85が回動自在に取付けられている。
また、図18に示すように、案内アーム81の先端部81aには、案内アーム81の周囲にガイド部86が設けられている。このガイド部86の内部には、案内輪ブラケット84に連結されたガイド棒87が配置されている。そして、ガイド棒87の周囲には緩衝ばね88が配置されている。これにより、案内輪85が案内レール(図示せず)に接触すると、案内輪ブラケット84と共に進退棒82が車幅方向内側に向かってスライドする。このとき、ガイド棒87の周囲に配置された緩衝ばね88が圧縮されて、案内アーム81にかかる荷重が吸収されるようになっている。
図19は、従来の軌条式車両の案内装置の更に別の例を示している。図19に示すように、軌条式車両の台車(図示せず)は、矩形形状の案内枠91を備えており、この案内枠91は、車幅方向に延びる案内横梁92を備えている。案内横梁92の車幅方向両端部には、案内輪93が回動自在に取付けられている。そして、この従来例においては、案内横梁92と案内枠91とが、緩衝ロッド94を介して2本のリンクで連結されている。この構成により、案内輪93が案内レール95に接触する際、案内横梁92から案内枠91へ伝わる荷重が緩衝ロッド94により吸収されるようになっている。
特許第3688461号公報 特開昭61−163054号公報
上述の図17の従来例においては、主案内輪75が案内レールに接触する際に、緩衝ゴム78の圧縮によりガイド軸77に伝わる荷重が吸収されるようになっている。しかしながら、緩衝ゴム78の圧縮方向で荷重を吸収しようとすると、ゴム剛性が固い方向となるので、ガイド軸77に伝わる荷重が十分に吸収できないという問題があった。
しかも、図17の従来例においては、案内輪受74をL型案内アーム72と一体で構成した構造となっているので、案内輪受74にかかる荷重が緩和されることなく、そのままL型案内アーム72に伝わることになる。つまり、図17の従来例では、案内輪受74とL型案内アーム72との間で荷重を吸収する構造とはなっていないという問題もあった。
また、上述の図18の従来例においては、進退棒82やガイド棒87を片持ちで保持するような構成となっているので、進退棒82やガイド棒87等の寸法を大きくしてその剛性を上げないと、機能を果たせなくなってしまう。したがって、車両側の案内装置が重くなってしまうという問題があった。
さらに、上述の図19の従来例においては、案内輪93からの荷重が伝わる案内横梁92自体の質量が重く、重量による慣性も大きいので、案内枠91にかかる荷重を緩衝する緩衝ロッド94自体も大きくしなければならない。これにより、車両側の案内装置が重くなってしまうという問題があった。
本発明はこのような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、車両側の案内装置の重量を軽減しつつ、従来に比べて案内輪から受ける荷重をより吸収することが可能な軌条式車両を提供することである。
上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明は、走行軌道の両側に設置される案内レールと、車両側の案内枠に取付けられる案内輪とを備え、該案内輪が前記案内レールに接して転動することによって前記車両を案内する案内装置を有する軌条式車両において、前記案内輪は、前記案内レールのうち走行軌道に沿って設置される主案内レールに接して転動する主案内輪と、前記案内レールのうち前記走行軌道の分岐箇所に設置される分岐案内レールに接して転動する分岐案内輪とから構成され、前記案内枠は、車幅方向に延びる案内アームと該案内アームの車幅方向両側に取付けられる案内リンクとを備え、前記案内アームと前記案内リンクとは、第1の回動軸を介して回動自在に連結され、前記案内リンクは、両端に前記主案内輪と前記分岐案内輪とが回動自在に取付けられた第2の回動軸を備え、前記案内アームと前記案内リンクとの間には、緩衝機構が設けられており、前記案内輪が前記案内レールに接触して前記案内リンクが前記第1の回動軸を中心として回動する際に、前記緩衝機構が前記案内リンクの回動を抑制するようになっている。
また、本発明によれば、前記緩衝機構は、前記第1の回動軸を挟んで前記案内輪に対して反対側に配置されており、前記緩衝機構は、弾性部材である。
また、本発明によれば、前記弾性部材は、前記第1の回動軸と平行となるように配置されるとともにその両端が前記案内アームと前記案内リンクとに取付けられており、前記弾性部材は、前記案内アームが前記第1の回動軸を中心として回動する際にかかる荷重をせん断方向で受けるように構成されている。
また、本発明によれば、前記緩衝機構は、前記第1の回動軸を挟んで前記案内輪に対して反対側に配置されており、前記緩衝機構は、前記案内アームと前記案内リンクとの間において前記第1の回動軸に対して平行に配置された軸部材と、該軸部材の周囲を囲うように配置された円筒状受け部材と、前記軸部材と前記円筒状受け部材との間に配置された円筒状弾性部材とから構成され、前記円筒状弾性部材には、前記案内輪にかかる荷重方向と平面的に直交する方向に複数のスリットが形成されており、前記複数のスリットが、前記軸部材を挟んで対称に配置されている。
また、本発明によれば、前記案内アームは、車幅方向の外側端部に案内輪受けを備え、前記案内リンクは、前記案内輪受けに前記第1の回動軸を介して回転自在に取付けられ、前記緩衝機構は、前記第1の回動軸を挟んで前記案内輪に対して反対側に配置されており、前記緩衝機構は、前記案内リンクにおける第1の回動軸側の端部と前記案内枠とを連結する緩衝ばねである。
また、本発明によれば、前記案内リンクと前記緩衝ばねとは、弾性ブッシュ又は球面ブッシュを介して軸結合され、前記案内アームと前記緩衝ばねとは、弾性ブッシュ又は球面ブッシュを介して軸結合されている。
また、本発明によれば、前記緩衝機構は、前記案内輪を挟んで前記第1の回動軸に対して反対側の前記案内リンクの端部と前記案内枠とを連結する連結部材と、該連結部材と前記案内枠との間に配置された弾性部材とから構成されている。
また、本発明によれば、前記弾性部材は、前記第1の回動軸と平行となるように配置されるとともにその両端が前記連結部材と前記案内枠とに取付けられており、前記弾性部材は、前記案内アームが前記第1の回動軸を中心として回動する際にかかる荷重をせん断方向で受けるように構成されている。
また、本発明によれば、前記緩衝機構は、前記案内輪を挟んで前記第1の回動軸に対して反対側の前記案内リンクの端部と前記案内枠とを連結する連結部材と、該連結部材と前記案内アームとの間において前記第1の回動軸に対して平行に配置された軸部材と、該軸部材の周囲を囲うように配置された円筒状受け部材と、前記軸部材と前記円筒状受け部材との間に配置された円筒状弾性部材とから構成され、該円筒状弾性部材には、前記案内輪にかかる荷重方向と平面的に直交する方向に複数のスリットが形成されており、前記複数のスリットが、前記軸部材を挟んで対称に配置されている。
また、本発明によれば、前記案内リンクの連結部材側端部の外側表面には、垂直方向に延びる溝が車幅方向に複数並列して形成され、前記連結部材の案内リンク側端部の外側表面には、垂直方向に延びる溝受け部が車幅方向に複数並列して形成され、前記案内リンクと前記連結部材とは、前記溝と前記溝受け部とが係合することにより互いに連結されている。
また、本発明によれば、前記緩衝機構は、前記案内輪を挟んで前記第1の回動軸に対して反対側に配置されており、前記緩衝機構は、前記案内リンクの第1の回動軸側の端部に対して反対側の端部と前記案内枠とを連結する板状弾性部材であり、該板状弾性部材は、前記案内リンクから前記案内枠に向かってクランク状に形成されるとともに、その幅方向が垂直方向になるように配置されている。
また、本発明によれば、前記案内リンクの弾性部材側端部の外側表面には、垂直方向に延びる溝が車幅方向に複数並列して形成され、前記板状弾性部材の案内リンク側端部の外側表面には、垂直方向に延びる溝受け部が車幅方向に複数並列して形成され、前記案内リンクと前記板状弾性部材とは、前記溝と前記溝受け部とが係合することにより互いに連結されている。
本発明に係る案内装置を有する軌条式車両によれば、走行軌道の両側に設置される案内レールと、車両側の案内枠に取付けられる案内輪とを備え、該案内輪が前記案内レールに接して転動することによって前記車両を案内する案内装置を有する軌条式車両において、前記案内輪は、前記案内レールのうち走行軌道に沿って設置される主案内レールに接して転動する主案内輪と、前記案内レールのうち前記走行軌道の分岐箇所に設置される分岐案内レールに接して転動する分岐案内輪とから構成され、前記案内枠は、車幅方向に延びる案内アームと該案内アームの車幅方向両側に取付けられる案内リンクとを備え、前記案内アームと前記案内リンクとは、第1の回動軸を介して回動自在に連結され、前記案内リンクは、両端に前記主案内輪と前記分岐案内輪とが回動自在に取付けられた第2の回動軸を備え、前記案内アームと前記案内リンクとの間には、緩衝機構が設けられており、前記案内輪が前記案内レールに接触して前記案内リンクが前記第1の回動軸を中心として回動する際に、前記緩衝機構が前記案内リンクの回動を抑制するようになっている。この構成によれば、従来と異なり、案内アームと案内リンクとを分割した上で、案内アームと案内リンクとの間に緩衝機構を設けるような構造となっているので、案内アームと案内リンクとの間で案内輪から受ける荷重を吸収することができ、案内枠へ伝わる荷重や振動等をより軽減することができる。その結果、従来に比べて車両の乗客の乗り心地を向上させることができる。しかも、車両の台車への荷重や振動等が軽減されることにより、台車の各部品の磨耗や損傷が減少し、車両の保守の労力がより軽減される。
さらに、案内アームと案内リンクとを分割して、これらの間に緩衝機構を設けるような簡易な構造であるため、車両側の案内装置の重量を軽減することができる。これにより、車両側の案内装置に重量による慣性の悪影響が出にくく、案内装置の各部品の回転等の動作がスムーズとなり、緩衝機構における荷重の吸収効果をより高めることができる。
また、本発明に係る案内装置を有する軌条式車両によれば、前記緩衝機構は、前記第1の回動軸を挟んで前記案内輪に対して反対側に配置されており、前記緩衝機構は、弾性部材であるので、案内輪が案内レールに接触して案内リンクが第1の回動軸を中心として回動する際に、弾性部材が弾性変形することにより案内リンクの回動を抑制することができる。また、案内アームと案内リンクとの間に弾性部材を設けるような簡易な構造であるので、車両側の案内装置の重量をより軽減することができる。
また、本発明に係る案内装置を有する軌条式車両によれば、前記弾性部材は、前記第1の回動軸と平行となるように配置されるとともにその両端が前記案内アームと前記案内リンクとに取付けられており、前記弾性部材は、前記案内アームが前記第1の回動軸を中心として回動する際にかかる荷重をせん断方向で受けるように構成されているので、案内輪が案内レールに接触して案内リンクが第1の回動軸を中心として回動する際に、弾性部材がせん断変形することにより案内リンクの回動を抑制することができる。特に、従来では、弾性部材の圧縮方向で荷重を吸収していたが、この構成によれば、弾性部材がより柔軟に変形するせん断方向で荷重を受けるようになっているので、従来に比べて案内輪から受ける荷重をより吸収することができる。
また、本発明に係る案内装置を有する軌条式車両によれば、前記緩衝機構は、前記第1の回動軸を挟んで前記案内輪に対して反対側に配置されており、前記緩衝機構は、前記案内アームと前記案内リンクとの間において前記第1の回動軸に対して平行に配置された軸部材と、該軸部材の周囲を囲うように配置された円筒状受け部材と、前記軸部材と前記円筒状受け部材との間に配置された円筒状弾性部材とから構成され、前記円筒状弾性部材には、前記案内輪にかかる荷重方向と平面的に直交する方向に複数のスリットが形成されており、前記複数のスリットが、前記軸部材を挟んで対称に配置されているので、案内輪が案内レールに接触して案内リンクが第1の回動軸を中心として回動する際に、軸部材がスリットの方向へ変位することにより円筒状弾性部材がせん断変形することになる。従来では、弾性部材の圧縮方向で荷重を吸収していたが、本発明によれば、弾性部材がより柔軟に変形するせん断方向で荷重を受けるようになっているので、従来に比べて案内輪から受ける荷重をより吸収することができる。
また、軸部材が円筒状受け部材内で変位したときに、スリットが潰れた段階で円筒状弾性部材の剛性が上がり、軸部材の変位が制限されることになる。したがって、この構成によれば、別個にストッパを設けることなく、案内リンクの過剰な回動を制限することができる。
また、本発明に係る案内装置を有する軌条式車両によれば、前記案内アームは、車幅方向の外側端部に案内輪受けを備え、前記案内リンクは、前記案内輪受けに前記第1の回動軸を介して回転自在に取付けられ、前記緩衝機構は、前記第1の回動軸を挟んで前記案内輪に対して反対側に配置されており、前記緩衝機構は、前記案内リンクにおける第1の回動軸側の端部と前記案内枠とを連結する緩衝ばねであるので、案内輪が案内レールに接触して案内リンクが第1の回動軸を中心として回動する際に、緩衝ばねの圧縮又は引張方向の弾性力により案内リンクの回動を抑制することができる。
また、本発明に係る案内装置を有する軌条式車両によれば、前記案内リンクと前記緩衝ばねとは、弾性ブッシュを介して軸結合され、前記案内アームと前記緩衝ばねとは、弾性ブッシュを介して軸結合されているので、緩衝ばねの両端でも荷重を吸収し、案内輪から受ける荷重をより吸収することができる。
また、本発明に係る案内装置を有する軌条式車両によれば、前記緩衝機構は、前記案内輪を挟んで前記第1の回動軸に対して反対側の前記案内リンクの端部と前記案内枠とを連結する連結部材と、該連結部材と前記案内枠との間に配置された弾性部材とから構成されているので、案内輪が案内レールに接触して案内リンクが第1の回動軸を中心として回動する際に、弾性部材が弾性変形することにより案内リンクの回動を抑制することができる。さらに、案内輪が案内アームと連結部材とによって両持ちで支持されるような構造となるので、案内輪が案内レールに接触して案内リンクが第1の回動軸を中心として回動する際に、第1の回動軸周りに荷重が集中することがなくなり、第1の回動軸を支持するブッシュなどの偏磨耗などをより軽減することができる。これにより、車両の保守の労力がより軽減される。
また、本発明に係る案内装置を有する軌条式車両によれば、前記弾性部材は、前記第1の回動軸と平行となるように配置されるとともにその両端が前記連結部材と前記案内枠とに取付けられており、前記弾性部材は、前記案内アームが前記第1の回動軸を中心として回動する際にかかる荷重をせん断方向で受けるように構成されているので、案内輪が案内レールに接触して案内リンクが第1の回動軸を中心として回動する際に、弾性部材がせん断変形することにより案内リンクの回動を抑制することができる。特に、従来では、弾性部材の圧縮方向で荷重を吸収していたが、この構成によれば、弾性部材がより柔軟に変形するせん断方向で荷重を受けるようになっているので、従来に比べて案内輪から受ける荷重をより吸収することができる。
また、本発明に係る案内装置を有する軌条式車両によれば、前記緩衝機構は、前記案内輪を挟んで前記第1の回動軸に対して反対側の前記案内リンクの端部と前記案内枠とを連結する連結部材と、該連結部材と前記案内アームとの間において前記第1の回動軸に対して平行に配置された軸部材と、該軸部材の周囲を囲うように配置された円筒状受け部材と、前記軸部材と前記円筒状受け部材との間に配置された円筒状弾性部材とから構成され、該円筒状弾性部材には、前記案内輪にかかる荷重方向と平面的に直交する方向に複数のスリットが形成されており、前記複数のスリットが、前記軸部材を挟んで対称に配置されているので、案内輪が案内レールに接触して案内リンクが第1の回動軸を中心として回動する際に、軸部材がスリットの方向へ変位することにより円筒状弾性部材がせん断変形することになる。従来では、弾性部材の圧縮方向で荷重を吸収していたが、本発明によれば、弾性部材がより柔軟に変形するせん断方向で荷重を受けるようになっているので、従来に比べて案内輪から受ける荷重をより吸収することができる。また、軸部材が円筒状受け部材内で変位したときに、スリットが潰れた段階で円筒状弾性部材の剛性が上がり、軸部材の変位が制限されることになる。したがって、この構成によれば、別個にストッパを設けることなく、案内リンクの過剰な回動を制限することができる。
さらに、案内輪が案内アームと連結部材とによって両持ちで支持されるような構造となるので、案内輪が案内レールに接触して案内リンクが第1の回動軸を中心として回動する際に、第1の回動軸周りに荷重が集中することがなくなり、第1の回動軸を支持するブッシュなどの偏磨耗などをより軽減することができる。これにより、車両の保守の労力がより軽減される。
また、本発明に係る案内装置を有する軌条式車両によれば、前記案内リンクの連結部材側端部の外側表面には、垂直方向に延びる溝が車幅方向に複数並列して形成され、前記連結部材の案内リンク側端部の外側表面には、垂直方向に延びる溝受け部が車幅方向に複数並列して形成され、前記案内リンクと前記連結部材とは、前記溝と前記溝受け部とが係合することにより互いに連結されているので、溝と溝受け部との係合箇所を車幅方向で調整でき、これにより、案内輪の外幅寸法を調整することができる。しかも、案内輪の外幅寸法を調整する際、溝と溝受け部との係合箇所を1つずつずらすだけでよいので、案内輪の外幅寸法を細かい幅で調整でき、しかも調整作業が容易である。
また、案内輪の外幅寸法が調整することができる構成となっているので、案内装置の各部の加工精度を緩くすることができ、その結果、車両製造時のコストを低減することができる。
また、本発明に係る案内装置を有する軌条式車両によれば、前記緩衝機構は、前記案内輪を挟んで前記第1の回動軸に対して反対側に配置されており、前記緩衝機構は、前記案内リンクの第1の回動軸側の端部に対して反対側の端部と前記案内枠とを連結する板状弾性部材であり、該板状弾性部材は、前記案内リンクから前記案内枠に向かってクランク状に形成されるとともに、その幅方向が垂直方向になるように配置されているので、案内輪が案内レールに接触して案内リンクが第1の回動軸を中心として回動する際に、板状弾性部材のたわみ性により案内リンクの回動を抑制することができる。
さらに、案内輪が案内アームと板状弾性部材とによって両持ちで支持されるような構造となるので、案内輪が案内レールに接触して案内リンクが第1の回動軸を中心として回動する際に、第1の回動軸周りに荷重が集中することがなくなり、第1の回動軸を支持するブッシュなどの偏磨耗などをより軽減することができる。これにより、車両の保守の労力がより軽減される。
また、板状弾性部材は、磨耗することもなく経年変化もない部材であるため、他の磨耗が生じるような部品に比べて交換回数が減り、車両の保守の労力がより軽減される。
また、本発明に係る案内装置を有する軌条式車両によれば、前記案内リンクの弾性部材側端部の外側表面には、垂直方向に延びる溝が車幅方向に複数並列して形成され、前記板状弾性部材の案内リンク側端部の外側表面には、垂直方向に延びる溝受け部が車幅方向に複数並列して形成され、前記案内リンクと前記板状弾性部材とは、前記溝と前記溝受け部とが係合することにより互いに連結されているので、溝と溝受け部との係合箇所を車幅方向で調整でき、これにより、案内輪の外幅寸法を調整することができる。しかも、案内輪の外幅寸法を調整する際、溝と溝受け部との係合箇所を1つずつずらすだけでよいので、案内輪の外幅寸法を細かい幅で調整でき、しかも調整作業が容易である。
また、案内輪の外幅寸法が調整することができる構成となっているので、案内装置の各部の加工精度を緩くすることができ、その結果、車両製造時のコストを低減することができる。
本発明の第1実施形態に係る軌条式車両の台車の平面図である。 本発明の第1実施形態に係る軌条式車両の案内装置の平面図である。 図2のA−A線断面図である。 本発明の第2実施形態に係る軌条式車両の案内装置の平面図である。 図4のA−A線断面図である。 図4のB−B線断面図である。 本発明の第3実施形態に係る軌条式車両の案内装置の平面図である。 図7のA−A線断面図である。 図7のB−B線断面図である。 本発明の第4実施形態に係る軌条式車両の案内装置の平面図である。 図10のA−A線断面図である。 図10のB−B線断面図である。 本発明の第5実施形態に係る軌条式車両の案内装置の平面図である。 図13のA−A線断面図である。 本発明の第6実施形態に係る軌条式車両の案内装置の平面図である。 図15の板状弾性部材を側方から見た図である。 従来の軌条式車両の案内装置の一例を示した図である。 従来の軌条式車両の案内装置の別の例を示した図である。 従来の軌条式車両の案内装置の更に別の例を示した図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態に係る軌条式車両を、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る軌条式車両の台車の平面図であり、図2は、本発明の第1実施形態に係る軌条式車両の案内装置の平面図である。また、図3は、図2のA−A線断面図である。
図1に示すように、第1実施形態に係る軌条式車両は、車両前後方向における前後部分(後部分は図示せず)にそれぞれ台車1を備えており、予め定められた走行軌道2上を走行するものである。
図1に示すように、第1実施形態に係る軌条式車両の案内装置は、車両の経路となる走行軌道2に沿ってその左右両側にそれぞれ設置される案内レール3と、台車1の案内枠4に取付けられる案内輪5とを備えている。したがって、軌条式車両は、案内装置を構成する案内輪5が案内レール3に接して転動することにより、走行軌道2に沿って案内されながら走行するようになっている。
このような案内レール3は、走行軌道2において、関連を持たせて設置される2種類の主案内レール31と分岐案内レール32とから構成されている。主案内レール31は、例えば、剛性を有するH形鋼材などを用いて形成され、走行軌道2の軌道面上の左右両側に設けられている。また、分岐案内レール32は、走行軌道2の途中に位置して別の走行軌道へ導くための分岐箇所に設置され、主案内レール31の下側内方の軌道面に立設されている。
また、案内輪5は、主案内輪51と分岐案内輪52とから構成されている。軌条式車両が走行軌道2上を走行する際、主案内輪51は、主案内レール31に接し、分岐案内輪52は、分岐案内レール32に接するようになっている。
図1に示すように、軌条式車両の台車1は、車幅方向に延びる車軸6を備えており、この車軸6の車幅方向における両端部には、一対の走行輪7が操舵可能に取付けられている。また、台車1の案内枠4は、車両前後方向に延在する2本の縦梁8と、これら縦梁8の車両前後方向における両端部を連結する2本の横梁9とから構成されている。この横梁9の車幅方向両端部には、車幅方向に延びる案内アーム10が設けられている。また、案内アーム10の車幅方向外側の端部は、図2に示すように、案内輪受け11を備えている。
図2及び図3に示すように、案内輪受け11には、車両前後方向に沿って延在する案内リンク12が取付けられている。案内リンク12の一端12aと案内輪受け11とは、これらの間に回動軸13のフランジ14を挟んで第1の回動軸13を介して回動自在に連結されている。
また、図3に示すように、第1の回動軸13は、ブッシュ12cを介して案内リンク12を支持している。第1の回動軸13は、ボルトなどの締結部材15により座金を介して案内輪受け11に取付けられている。一方、案内リンク12の他端12bには、第2の回動軸16が回動自在に取付けられており、この第2の回動軸16の上下両端部には、主案内輪51と分岐案内輪52とが回動自在に取付けられている。
この第1実施形態においては、図3に示すように、案内輪受け11には、第1の回動軸13を挟んで案内輪5に対して反対方向に延在する第1の支持部17が設けられている。一方、案内リンク12にも、第1の支持部17と同じ方向に延在する第2の支持部18が設けられている。これら案内輪受け11の第1の支持部17と案内リンク12の第2の支持部18とは、互いに平行になるように配置されている。
図3に示すように、案内輪受け11の第1の支持部17と案内リンク12の第2の支持部18との間には、緩衝機構19が設けられている。緩衝機構19は、上下に座板20を介して第1の支持部17と第2の支持部18との間に配置され、第1の回動軸13に対して平行となるように配置されている。
図3に示すように、緩衝機構19は、複数の矩形形状の緩衝ゴム21と複数の矩形形状の金属板22とから構成されている。これら緩衝ゴム21と金属板22とのそれぞれは、平面部分を水平にした状態で交互に積み重ねられている。なお、緩衝ゴム21と金属板22とは、互いに接着剤により固着されている。このような構成から、緩衝機構19の緩衝ゴム21は、案内リンク12が第1の回動軸13を中心に回動する際に第1の支持部17と第2の支持部18との間にかかる荷重をせん断方向で受けるようになっている。
また、図2及び3に示すように、案内輪受け11には、第1の支持部17と同じ方向に突出するストッパ23が設けられている。一方、案内リンク12の第2の支持部18側の座板20上には、ストッパ23に対して車幅方向に隙間を開けて配置された一対のストッパ受け24が設けられている。
次に緩衝機構19の寸法決めについて説明する。
図2は、図中の上方に向かって走行路線2がカーブしている箇所とする。図2の主案内レール31は、カーブの外側に立設されたものを平行移動させて表示しており、一方、分岐案内レール32については、カーブの内側に立設されたものを平行移動させて表示している。これら主案内レール31と分岐案内レール32は、緩衝機構19の寸法決めのために表示しており、この実施形態においては、緩衝機構19がカーブで接触しないように、主案内レール31と分岐案内レール32との間におさまるように寸法決めを行う必要がある。
以上の構成から、この第1実施形態においては、主案内輪51が主案内レール31に接触して車幅方向外側から力を受けると、案内リンク12が第1の回動軸13を中心に矢印X方向に回動する。この際、緩衝機構19の緩衝ゴム21がせん断変形することにより案内リンク12の回動が抑制されるようになっている。
一方、分岐案内輪52が分岐案内レール32に接触して車幅方向内側から力を受けると、案内リンク12が第1の回動軸13を中心に矢印Y方向に回動する。この際も同様に、緩衝機構19の緩衝ゴム21がせん断変形することにより案内リンク12の回動が抑制されるようになっている。
また、この第1実施形態においては、案内リンク12が第1の回動軸13を中心に矢印X,Y方向に回動すると、案内輪受け11のストッパ23が、ストッパ受け24に接触するようになっており、案内リンク12の回動範囲が制限されるようになっている。
第1実施形態に係る軌条式車両によれば、走行軌道の両側に設置される案内レール3と、車両の台車1側の案内枠4に取付けられる案内輪5とを備え、案内輪5が案内レール3に接して転動することによって車両を案内する案内装置を有する軌条式車両において、案内輪5は、案内レールのうち走行軌道2に沿って設置される主案内レール31に接して転動する主案内輪51と、案内レール3のうち走行軌道2の分岐箇所に設置される分岐案内レール32に接して転動する分岐案内輪52とから構成され、案内枠4は、車幅方向に延びる案内アーム10と案内アーム10の車幅方向両側の案内輪受け11に案内リンク12とを備え、案内輪受け11と案内リンク12とは、第1の回動軸13を介して回動自在に連結され、案内リンク12は、両端に主案内輪51と分岐案内輪52とが回動自在に取付けられた第2の回動軸16を備え、案内輪受け11と案内リンク12との間には、緩衝機構19が設けられており、案内輪5が案内レール3に接触して案内リンク12が第1の回動軸13を中心として回動する際に、緩衝機構19が案内リンク12の回動を抑制するようになっている。
この構成によれば、従来と異なり、案内アーム10と案内リンク12とを分割した上で、案内アーム10と案内リンク12との間に緩衝機構19を設けるような構造となっているので、案内アーム10と案内リンク12との間で案内輪5から受ける荷重を吸収することができ、案内枠4へ伝わる荷重や振動等をより軽減することができる。その結果、従来に比べて車両の乗客の乗り心地を向上させることができる。しかも、車両の台車1への荷重や振動等が軽減されることにより、台車1の各部品の磨耗や損傷が減少し、車両の保守の労力がより軽減される。
さらに、案内アーム10と案内リンク12とを分割して、これらの間に緩衝機構19を設けるような簡易な構造であるため、車両側の案内装置の重量を軽減することができる。これにより、車両側の案内装置に重量による慣性の悪影響が出にくく、案内装置の各部品の回転等の動作がスムーズとなり、緩衝機構19における荷重の吸収効果をより高めることができる。
また、第1実施形態に係る軌条式車両によれば、緩衝機構19は、複数の矩形形状の緩衝ゴム21と複数の矩形形状の金属板22とから構成され、緩衝機構19の緩衝ゴム21は、案内リンク12が第1の回動軸13を中心に回動する際に第1の支持部17と第2の支持部18との間にかかる荷重をせん断方向で受けるようになっているので、案内輪5が案内レール3に接触して案内リンク12が第1の回動軸13を中心として回動する際に、緩衝ゴム21がせん断変形することにより案内リンク12の回動を抑制することができる。特に、従来では、弾性部材の圧縮方向で荷重を吸収していたが、この構成によれば、緩衝ゴム21がより柔軟に変形するせん断方向で荷重を受けるようになっているので、従来に比べて案内輪5から受ける荷重をより吸収することができる。
また、第1実施形態に係る軌条式車両によれば、案内輪受け11には、第1の支持部17と同じ方向に突出するストッパ23が設けられ、案内リンク12の第2の支持部18側の座板20上には、ストッパ23に対して車幅方向に隙間を開けて配置された一対のストッパ受け24が設けられているので、案内リンク12が第1の回動軸13を中心に矢印X,Y方向に回動すると、案内輪受け11のストッパ23が、ストッパ受け24に接触し、案内リンク12の回動範囲を制限することができる。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態に係る軌条式車両を、図面を参照しながら説明する。図4は、本発明の第2実施形態に係る軌条式車両の案内装置の平面図である。図5は、図4のA−A線断面図であり、図6は、図4のB−B線断面図である。なお、前述した実施形態で説明したものと同様の部分については、同一の符号を付して重複する説明は省略する。
この第2実施形態においては、図4及び5に示すように、緩衝機構19が、案内輪受け11の第1の支持部17と案内リンク12の第2の支持部18との間において第1の回動軸13に対して平行に配置された軸部材25と、軸部材25の周囲を囲うように配置された円筒状受け部材26と、軸部材25と円筒状受け部材26との間に配置された円筒状緩衝ゴム27とから構成されている。
図5及び6に示すように、軸部材25は、案内リンク12の第2の支持部18にボルトなどの締結部材28により固定されている。一方、円筒状受け部材26は、案内輪受け11の第1の支持部17に取付けられており、円筒状緩衝ゴム27は、案内輪受け11の第1の支持部17において軸部材25と円筒状受け部材26との間に配置されている。
また、図4に示すように、円筒状緩衝ゴム27には、案内輪5にかかる荷重方向と平面的に直交する方向に複数のスリット29が形成されている。これら複数のスリット29は、軸部材25を挟んで対称となるように形成されている。つまり、緩衝機構19の円筒状緩衝ゴム27は、スリット29を設けることにより円筒状受け部材26内で弾性変形ができるような構成となっている。このような構成から、緩衝機構19の円筒状緩衝ゴム27は、案内リンク12が第1の回動軸13を中心に回動する際に軸部材25にかかる荷重を弾性変形により吸収するようになっている。
したがって、この第2実施形態においては、主案内輪51が主案内レール31に接触して車幅方向外側から力を受けると、案内リンク12が第1の回動軸13を中心に矢印X方向に回動する。この際、緩衝機構19の円筒状緩衝ゴム27がせん断変形することにより案内リンク12の回動が抑制されるようになっている。
一方、分岐案内輪52が分岐案内レール32に接触して車幅方向内側から力を受けると、案内リンク12が第1の回動軸13を中心に矢印Y方向に回動する。この際も同様に、緩衝機構19の円筒状緩衝ゴム27がせん断変形することにより案内リンク12の回動が抑制されるようになっている。
第2実施形態に係る軌条式車両によれば、緩衝機構19は、案内輪受け11の第1の支持部17と案内リンク12の第2の支持部18との間において第1の回動軸13に対して平行に配置された軸部材25と、軸部材25の周囲を囲うように配置された円筒状受け部材26と、軸部材25と円筒状受け部材26との間に配置された円筒状緩衝ゴム27とから構成され、円筒状緩衝ゴム27には、案内輪5にかかる荷重方向と平面的に直交する方向に複数のスリット29が形成されており、複数のスリット29が、軸部材25を挟んで対称に配置されているので、案内輪5が案内レール3に接触して案内リンク12が第1の回動軸13を中心として回動する際に、軸部材15がスリット29の方向へ変位することにより円筒状緩衝ゴム27がせん断変形することになる。従来では、弾性部材の圧縮方向で荷重を吸収していたが、本発明によれば、弾性部材がより柔軟に変形するせん断方向で荷重を受けるようになっているので、従来に比べて案内輪5から受ける荷重をより吸収することができる。
また、軸部材25が円筒状受け部材26内で変位したときに、スリット29が潰れた段階で円筒状緩衝ゴム27の剛性が上がり、軸部材25の変位が制限されることになる。したがって、この構成によれば、別個にストッパを設けることなく、案内リンク12の過剰な回動を制限することができる。
[第3実施形態]
以下、本発明の第3実施形態に係る軌条式車両を、図面を参照しながら説明する。図7は、本発明の第3実施形態に係る軌条式車両の案内装置の平面図である。図8は、図7のA−A線断面図であり、図9は図7のB−B線断面図である。なお、前述した実施形態で説明したものと同様の部分については、同一の符号を付して重複する説明は省略する。
この第3実施形態においては、図7に示すように、緩衝機構19は、第1の回動軸13を挟んで案内輪5に対して反対側に配置されている。
図7及び9に示すように、横梁9には、案内リンク12の第2の支持部18と同じ方向に延出する緩衝機構受け部30が設けられている。緩衝機構受け部30は、上側板状部材33と下側板状部材34とから構成され、これら上側及び下側板状部材33,34は、間隔をおいて互いに平行になるように配置されている。
図8及び9に示すように、案内リンク12の第2の支持部18には、鉛直方向に延びる第1の軸状部材35が支持部材36を介して取付けられている。この支持部材36は、ボルトなどの締結部材37により第2の支持部材18に固定されている。また、緩衝機構受け部30は、一端が上側板状部材33に支持され且つ他端が下側板状部材34に支持された第2の軸状部材38を備えている。そして、第2の支持部18の第1の軸状部材35と緩衝機構受け部30の第2の軸状部材38とは、緩衝ロッド(緩衝ばね)39により連結されている。緩衝ロッドは、ばね等の弾性部材を含むことよりバネ及びダンパー機能を有している。
また、この第3実施形態においては、図8及び9に示すように、第2の支持部18の第1の軸状部材35と緩衝ロッド39とは、ゴムブッシュ等の第1の弾性ブッシュ(または球面ブッシュ)40を介して互いに軸結合されている。また、緩衝機構受け部30の第2の軸状部材38と緩衝ロッド39とは、ゴムブッシュ等の第2の弾性ブッシュ(または球面ブッシュ)41を介して互いに軸結合されている。また、緩衝ロッド39と各軸状部材35,38との結合部には、ターンバックル(図示せず)が設けられており、緩衝ロッド39の車幅方向の長さが調節可能となっている。
したがって、この第3実施形態においては、主案内輪51が主案内レール31に接触して車幅方向外側から力を受けると、案内リンク12が第1の回動軸13を中心に矢印X方向に回動する。この際、緩衝ロッド39の圧縮方向の弾性力により案内リンク12の回動が抑制されるようになっている。
一方、分岐案内輪52が分岐案内レール32に接触して車幅方向内側から力を受けると、案内リンク12が第1の回動軸13を中心に矢印Y方向に回動する。この際、緩衝ロッド39の引張方向の弾性力により案内リンク12の回動が抑制されるようになっている。
第3実施形態に係る軌条式車両によれば、緩衝機構19は、第1の回動軸13を挟んで案内輪5に対して反対側に配置されており、緩衝機構19は、案内リンク12の案内リンク12の第2の支持部18と横梁9の緩衝機構受け部30とを連結する緩衝ロッド39であるので、案内輪5が案内レール3に接触して案内リンク12が第1の回動軸13を中心として回動する際に、緩衝ロッド39の圧縮又は引張方向の弾性力により案内リンク12の回動を抑制することができる。
また、第3実施形態に係る軌条式車両によれば、第2の支持部18の第1の軸状部材35と緩衝ロッド39とは、第1の弾性ブッシュ40を介して互いに軸結合され、緩衝機構受け部30の第2の軸状部材38と緩衝ロッド39とは、第2の弾性ブッシュ41を介して互いに軸結合されているので、緩衝ロッド39の両端でも荷重を吸収し、案内輪5から受ける荷重をより吸収することができる。
また、緩衝ロッド39と各軸状部材35,38との結合部には、ターンバックルが設けられているので、案内輪5の外幅寸法の調整を行うことができる。しかも、案内輪5の外幅寸法が調整することができる構成となっているので、案内装置の各部の加工精度を緩くすることができ、その結果、車両製造時のコストを低減することができる。
また、第3実施形態に係る軌条式車両によれば、緩衝ロッド39を用いるロッド方式で荷重を吸収するような構成としているので、車両重量や車両性能に合わせて緩衝特性(弾性係数など)のみを変更しつつ、ロッド本体自体は車両全体で共通化することができる。したがって、車両製造時のコストを低減することができる。
[第4実施形態]
以下、本発明の第4実施形態に係る軌条式車両を、図面を参照しながら説明する。図10は、本発明の第4実施形態に係る軌条式車両の案内装置の平面図である。図11は、図10のA−A線断面図であり、図12は図10のB−B線断面図である。なお、前述した実施形態で説明したものと同様の部分については、同一の符号を付して重複する説明は省略する。
この第4実施形態は、上述した実施形態と異なり、緩衝機構19が案内輪5を挟んで第1の回動軸13に対して反対側に配置された構成となっている。この第4実施形態においては、図10に示すように、案内リンク12が、案内輪受け11から案内輪5を越える位置まで車両前後方向に延在している。案内リンク12における第1の回動軸13に対して反対側の端部12bには、鉛直方向に延びる緩衝機構支持部42が設けられている。
図10に示すように、緩衝機構19は、車幅方向に延在する連結部材43と、連結部材43と横梁9との間に配置された弾性部材44とから構成されている。図10及び12に示すように、連結部材43は、緩衝機構支持部42から横梁9の位置まで車幅方向に延在し且つその幅方向が垂直方向に配置された第1の板状部45と、第1の板状部45から横梁9に向かって水平に延在し且つその幅方向が水平方向に配置された第2の板状部46とから構成されている。一方、横梁9は、案内リンク12と同じ方向に延出する板状の第3の支持部47を備えている。これら連結部材43の第2の板状部46と横梁9の第3の支持部47とは、互いに平行になるように配置されている。
この第4実施形態においては、図12に示すように、連結部材43の第2の板状部46と横梁9の第3の支持部47との間には、上下に座板48を介して弾性部材44が配置されている。弾性部材44は、複数の矩形形状の緩衝ゴム49と複数の矩形形状の金属板50とから構成されている。これら緩衝ゴム49と金属板50とは、平面部分を水平にした状態で交互に積み重ねられている。なお、緩衝ゴム49と金属板50とは、互いに接着剤により固着されている。このような構成から、弾性部材44の緩衝ゴム49は、案内リンク12が第1の回動軸13を中心に回動する際に連結部材43の第2の板状部46と横梁9の第3の支持部47との間にかかる荷重をせん断方向で受けるようになっている。
また、この第4実施形態においては、図10に示すように、横梁9の第3の支持部47には、連結部材43の第2の板状部46に向かって上方に突出するストッパ53が設けられている。一方、連結部材43の第2の板状部46には、第3の支持部47に向かって下方に突出する一対のストッパ受け54が設けられている。この一対のストッパ受け54は、ストッパ53に対して車幅方向に隙間を開けて配置されている。
また図10及び11に示すように、緩衝機構支持部42の外側表面には、垂直方向に延びる溝55が車幅方向に複数並列して形成されている。一方、連結部材43の第1の板状部45における緩衝機構支持部42に対応する表面には、垂直方向に延びる溝受け部56が車幅方向に複数並列して形成されている。そして、第1の板状部45の溝受け部56が設けられた箇所には、車幅方向に延びる長穴57が複数設けられている。このような構成から、案内リンク12の緩衝機構支持部42と連結部材43の第1の板状部45とは、溝55と溝受け部56とが係合することにより互いに連結されるとともに、長穴57にボルト等の締結部材(図示せず)を挿入することにより互いに固定されている。
したがって、この第4実施形態においては、主案内輪51が主案内レール31に接触して車幅方向外側から力を受けると、案内リンク12が第1の回動軸13を中心に矢印X方向に回動する。この際、弾性部材44の緩衝ゴム49がせん断変形することにより案内リンク12の回動が抑制されるようになっている。
一方、分岐案内輪52が分岐案内レール32に接触して車幅方向内側から力を受けると、案内リンク12が第1の回動軸13を中心に矢印Y方向に回動する。この際も同様に、弾性部材44の緩衝ゴム49がせん断変形することにより案内リンク12の回動が抑制されるようになっている。
第4実施形態に係る軌条式車両によれば、緩衝機構19は、案内輪5を挟んで第1の回動軸13に対して反対側の案内リンク12の端部12bと横梁9とを連結する連結部材43と、連結部材43と横梁9との間に配置された弾性部材44とから構成され、弾性部材44は、複数の矩形形状の緩衝ゴム49と複数の矩形形状の金属板50とから構成され、弾性部材44の緩衝ゴム49は、案内リンク12が第1の回動軸13を中心に回動する際に連結部材43の第2の板状部46と横梁9の第3の支持部47との間にかかる荷重をせん断方向で受けるようになっているので、案内輪5が案内レール3に接触して案内リンク12が第1の回動軸13を中心として回動する際に、緩衝ゴム49がせん断変形することにより案内リンク12の回動を抑制することができる。特に、従来では、弾性部材の圧縮方向で荷重を吸収していたが、この構成によれば、緩衝ゴム49がより柔軟に変形するせん断方向で荷重を受けるようになっているので、従来に比べて案内輪5から受ける荷重をより吸収することができる。
また、第4実施形態に係る軌条式車両によれば、案内輪5が案内輪受け11と連結部材43とによって両持ちで支持されるような構造となるので、主案内輪51が主案内レール31に接触して案内リンク12が第1の回動軸13を中心として回動する際に、第1の回動軸13の周りに荷重が集中することがなくなり、第1の回動軸13を支持するブッシュなどの偏磨耗などをより軽減することができる。これにより、車両の保守の労力がより軽減される。
また、第4実施形態に係る軌条式車両によれば、緩衝機構支持部42の外側表面には、垂直方向に延びる溝55が車幅方向に複数並列して形成され、連結部材43の第1の板状部45における緩衝機構支持部42に対応する表面には、垂直方向に延びる溝受け部56が車幅方向に複数並列して形成され、案内リンク12の緩衝機構支持部42と連結部材43の第1の板状部45とは、溝55と溝受け部56とが係合することにより互いに連結されているので、溝55と溝受け部56との係合箇所を車幅方向で調整でき、これにより、案内輪5の外幅寸法を調整することができる。しかも、案内輪5の外幅寸法を調整する際、溝55と溝受け部56との係合箇所を1つずつずらすだけでよいので、案内輪5の外幅寸法を細かい幅で調整でき、しかも調整作業が容易である。
また、案内輪5の外幅寸法が調整することができる構成となっているので、案内装置の各部の加工精度を緩くすることができ、その結果、車両製造時のコストを低減することができる。
[第5実施形態]
以下、本発明の第5実施形態に係る軌条式車両を、図面を参照しながら説明する。図13は、本発明の第5実施形態に係る軌条式車両の案内装置の平面図である。図14は、図13のA−A線断面図である。なお、前述した実施形態で説明したものと同様の部分については、同一の符号を付して重複する説明は省略する。
この第5実施形態においては、図13及び14に示すように、緩衝機構19が、連結部材43と横梁9の第3の支持部47との間において第1の回動軸13に対して平行に配置された軸部材58と、軸部材58の周囲を囲うように配置された円筒状受け部材59と、軸部材58と円筒状受け部材59との間に配置された円筒状緩衝ゴム60とから構成されている。
この第5実施形態においては、図13及び14に示すように、軸部材58は、横梁9の第3の支持部47に固定されている。一方、連結部材43は、横梁9の第3の支持部47に対応する位置に円筒部61を備えている。円筒状受け部材59は、連結部材43の円筒部61内に配置されている。
また、図13及び14に示すように、円筒状緩衝ゴム60には、案内輪5にかかる荷重方向と平面的に直交する方向に複数のスリット62が形成されている。これら複数のスリット62は、軸部材58を挟んで対称となるように形成されている。つまり、緩衝機構19の円筒状緩衝ゴム60は、スリット62を設けることにより円筒状受け部材59内で弾性変形ができるような構成となっている。このような構成から、円筒状緩衝ゴム60は、案内リンク12が第1の回動軸13を中心に回動する際に軸部材58にかかる荷重を弾性変形により吸収するようになっている。
したがって、この第5実施形態においては、主案内輪51が主案内レール31に接触して車幅方向外側から力を受けると、案内リンク12が第1の回動軸13を中心に矢印X方向に回動する。この際、緩衝機構19の円筒状緩衝ゴム60がせん断変形することにより案内リンク12の回動が抑制されるようになっている。
一方、分岐案内輪52が分岐案内レール32に接触して車幅方向内側から力を受けると、案内リンク12が第1の回動軸13を中心に矢印Y方向に回動する。この際も同様に、緩衝機構19の円筒状緩衝ゴム60がせん断変形することにより案内リンク12の回動が抑制されるようになっている。
第5実施形態に係る軌条式車両によれば、緩衝機構19が、連結部材43と横梁9の第3の支持部47との間において第1の回動軸13に対して平行に配置された軸部材58と、軸部材58の周囲を囲うように配置された円筒状受け部材59と、軸部材58と円筒状受け部材59との間に配置された円筒状緩衝ゴム60とから構成されているので、案内輪5が案内レール3に接触して案内リンク12が第1の回動軸13を中心として回動する際に、軸部材58がスリット62の方向へ変位することにより円筒状緩衝ゴム60がせん断変形することになる。従来では、弾性部材の圧縮方向で荷重を吸収していたが、本発明によれば、弾性部材がより柔軟に変形するせん断方向で荷重を受けるようになっているので、従来に比べて案内輪5から受ける荷重をより吸収することができる。
また、軸部材58が円筒状受け部材59内で変位したときに、スリット62が潰れた段階で円筒状緩衝ゴム60の剛性が上がり、軸部材58の変位が制限されることになる。したがって、この構成によれば、別個にストッパを設けることなく、案内リンク12の過剰な回動を制限することができる。
[第6実施形態]
以下、本発明の第6実施形態に係る軌条式車両を、図面を参照しながら説明する。図15は、本発明の第6実施形態に係る軌条式車両の案内装置の平面図である。図16は、図15の板状弾性部材を側面から見た図である。なお、前述した実施形態で説明したものと同様の部分については、同一の符号を付して重複する説明は省略する。
この第6実施形態においては、図15及び16に示すように、緩衝機構19は、緩衝機構支持部42と横梁9とを連結する板状弾性部材63で構成されている。この板状弾性部材63は、緩衝機構支持部42から横梁9に向かってクランク状に形成されるとともに、その幅方向が垂直方向になるように配置されている。
図15及び16に示すように、緩衝機構支持部42の外側表面には、垂直方向に延びる溝64が車幅方向に複数並列して形成されている。一方、板状弾性部材63における緩衝機構支持部42に対応する端部63aの表面には、垂直方向に延びる溝受け部65が車幅方向に複数並列して形成されている。そして、板状弾性部材63の溝受け部65が設けられた箇所には、車幅方向に延びる長穴66が複数設けられている。このような構成から、案内リンク12の緩衝機構支持部42と板状弾性部材63とは、溝64と溝受け部65とが係合することにより互いに連結されるとともに、長穴66にボルト等の締結部材(図示せず)を挿入することにより互いに固定されている。
また、図16に示すように、板状弾性部材63の横梁9側の端部63bには、丸穴67が複数設けられている。板状弾性部材63と横梁9とは、丸穴67にボルト等の締結部材(図示せず)を挿入することにより互いに固定されている。
したがって、この第6実施形態においては、主案内輪51が主案内レール31に接触して車幅方向外側から力を受けると、案内リンク12が第1の回動軸13を中心に矢印X方向に回動する。この際、板状弾性部材63のたわみ性により案内リンク12の回動が抑制されるようになっている。
一方、分岐案内輪52が分岐案内レール32に接触して車幅方向内側から力を受けると、案内リンク12が第1の回動軸13を中心に矢印Y方向に回動する。この際も同様に、板状弾性部材63のたわみ性により案内リンク12の回動が抑制されるようになっている。
第6実施形態に係る軌条式車両によれば、緩衝機構19は、案内輪5を挟んで第1の回動軸13に対して反対側に配置されており、緩衝機構19は、案内リンク12の第1の回動軸13側の端部に対して反対側にある緩衝機構支持部42と横梁9とを連結する板状弾性部材63であり、板状弾性部材63は、緩衝機構支持部42から横梁9に向かってクランク状に形成されるとともに、その幅方向が垂直方向になるように配置されているので、案内輪5が案内レール3に接触して案内リンク12が第1の回動軸13を中心として回動する際に、板状弾性部材63のたわみ性により案内リンク12の回動を抑制することができる。
また、第6実施形態に係る軌条式車両によれば、板状弾性部材63は、磨耗することもなく経年変化もない部材であるため、他の磨耗が生じるような部品に比べて交換回数が減り、車両の保守の労力がより軽減される。
以上、本発明の実施の形態につき述べたが、本発明は既述の実施形態に限定されるものでなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。
上述の第1及び第4実施形態では、緩衝ゴム21,49のせん断変形により案内輪5から受ける荷重を吸収しているが、せん断変形だけでなく、圧縮・引張方向の弾性力によって荷重を吸収するような構成としてもよい。
上述の第2実施形態では、軸部材25は、案内リンク12の第2の支持部18にボルトなどの締結部材28により固定され、一方、円筒状受け部材26は、案内輪受け11の第1の支持部17に取付けられている。これの別の形態として、軸部材25を案内輪受け11の第1の支持部17に取付け、円筒状受け部材26を案内リンク12の第2の支持部18に取付けるような構成としてもよい。
上述の第3実施形態では、緩衝ロッド39にダンパー機能を持たせているが、必要性能によっては、ロッド部はターンバックルのみとし、両端を弾性ブッシュによって軸結合するような構成としてもよい。
上述の第5実施形態では、軸部材58は横梁9の第3の支持部47に固定され、一方、連結部材43は円筒部61を備えるような構成となっている。これの別の形態として、軸部材58を連結部材43に設け、円筒部61を横梁9の第3の支持部47に設けるような構成としてもよい。
1 台車
2 走行軌道
3 案内レール
31 主案内レール
32 分岐案内レール
4 案内枠
5 案内輪
51 主案内輪
52 分岐案内輪
6 車軸
7 走行輪
8 縦梁
9 横梁
10 案内アーム
11 案内輪受け
12 案内リンク
13 第1の回動軸
14 第1の回動軸のフランジ
15 締結部材
16 第2の回動軸
17 第1の支持部
18 第2の支持部
19 緩衝機構
20 座板
21,49 緩衝ゴム
22,50 金属板
23,53 ストッパ
24,54 ストッパ受け
25,58 軸部材
26,59 円筒状受け部材
27,60 円筒状緩衝ゴム
28 締結部材
29,62 スリット
30 緩衝機構受け部
33,34 板状部材
35 第1の軸状部材
36 支持部材
37 締結部材
38 第2の軸状部材
39 緩衝ロッド
40 第1の弾性ブッシュ
41 第2の弾性ブッシュ
42 緩衝機構支持部
43 連結部材
44 弾性部材
45 第1の板状部
46 第2の板状部
47 第3の支持部
48 座板
55,64 溝
56,65 溝受け部
57,66 長穴
61 円筒部61
63 板状弾性部材
67 丸穴
71 (従来)横梁
72 (従来)L型案内アーム
73 (従来)ピン
74 (従来)案内輪受
75 (従来)主案内輪
76 (従来)分岐案内輪
77 (従来)ガイド軸
78 (従来)緩衝ゴム
79 (従来)ゴム座
81 (従来)案内アーム
82 (従来)進退棒
83 (従来)案内筒
84 (従来)案内輪ブラケット
85 (従来)案内輪
86 (従来)ガイド部
87 (従来)ガイド棒
88 (従来)緩衝ばね
91 (従来)案内枠
92 (従来)案内横梁
93 (従来)案内輪
94 (従来)緩衝ロッド
95 (従来)案内レール

Claims (12)

  1. 走行軌道の両側に設置される案内レールと、車両側の案内枠に取付けられる案内輪とを備え、該案内輪が前記案内レールに接して転動することによって前記車両を案内する案内装置を有する軌条式車両において、
    前記案内輪は、前記案内レールのうち走行軌道に沿って設置される主案内レールに接して転動する主案内輪と、前記案内レールのうち前記走行軌道の分岐箇所に設置される分岐案内レールに接して転動する分岐案内輪とから構成され、前記案内枠は、車幅方向に延びる案内アームと該案内アームの車幅方向両側に取付けられる案内リンクとを備え、前記案内アームと前記案内リンクとは、第1の回動軸を介して回動自在に連結され、前記案内リンクは、両端に前記主案内輪と前記分岐案内輪とが回動自在に取付けられた第2の回動軸を備え、前記案内アームと前記案内リンクとの間には、緩衝機構が設けられており、前記案内輪が前記案内レールに接触して前記案内リンクが前記第1の回動軸を中心として回動する際に、前記緩衝機構が前記案内リンクの回動を抑制するようになっていることを特徴とする案内装置を有する軌条式車両。
  2. 前記緩衝機構は、前記第1の回動軸を挟んで前記案内輪に対して反対側に配置されており、前記緩衝機構は、弾性部材であることを特徴とする請求項1に記載の案内装置を有する軌条式車両。
  3. 前記弾性部材は、前記第1の回動軸と平行となるように配置されるとともにその両端が前記案内アームと前記案内リンクとに取付けられており、前記弾性部材は、前記案内アームが前記第1の回動軸を中心として回動する際にかかる荷重をせん断方向で受けるように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の案内装置を有する軌条式車両。
  4. 前記緩衝機構は、前記第1の回動軸を挟んで前記案内輪に対して反対側に配置されており、前記緩衝機構は、前記案内アームと前記案内リンクとの間において前記第1の回動軸に対して平行に配置された軸部材と、該軸部材の周囲を囲うように配置された円筒状受け部材と、前記軸部材と前記円筒状受け部材との間に配置された円筒状弾性部材とから構成され、前記円筒状弾性部材には、前記案内輪にかかる荷重方向と平面的に直交する方向に複数のスリットが形成されており、前記複数のスリットが、前記軸部材を挟んで対称に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の案内装置を有する軌条式車両。
  5. 前記案内アームは、車幅方向の外側端部に案内輪受けを備え、前記案内リンクは、前記案内輪受けに前記第1の回動軸を介して回転自在に取付けられ、前記緩衝機構は、前記第1の回動軸を挟んで前記案内輪に対して反対側に配置されており、前記緩衝機構は、前記案内リンクにおける第1の回動軸側の端部と前記案内枠とを連結する緩衝ばねであることを特徴とする請求項1に記載の案内装置を有する軌条式車両。
  6. 前記案内リンクと前記緩衝ばねとは、弾性ブッシュ又は球面ブッシュを介して軸結合され、前記案内アームと前記緩衝ばねとは、弾性ブッシュ又は球面ブッシュを介して軸結合されていることを特徴とする請求項5に記載の案内装置を有する軌条式車両。
  7. 前記緩衝機構は、前記案内輪を挟んで前記第1の回動軸に対して反対側の前記案内リンクの端部と前記案内枠とを連結する連結部材と、該連結部材と前記案内枠との間に配置された弾性部材とから構成されていることを特徴とする請求項1に記載の案内装置を有する軌条式車両。
  8. 前記弾性部材は、前記第1の回動軸と平行となるように配置されるとともにその両端が前記連結部材と前記案内枠とに取付けられており、前記弾性部材は、前記案内アームが前記第1の回動軸を中心として回動する際にかかる荷重をせん断方向で受けるように構成されていることを特徴とする請求項7に記載の案内装置を有する軌条式車両。
  9. 前記緩衝機構は、前記案内輪を挟んで前記第1の回動軸に対して反対側の前記案内リンクの端部と前記案内枠とを連結する連結部材と、該連結部材と前記案内アームとの間において前記第1の回動軸に対して平行に配置された軸部材と、該軸部材の周囲を囲うように配置された円筒状受け部材と、前記軸部材と前記円筒状受け部材との間に配置された円筒状弾性部材とから構成され、該円筒状弾性部材には、前記案内輪にかかる荷重方向と平面的に直交する方向に複数のスリットが形成されており、前記複数のスリットが、前記軸部材を挟んで対称に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の案内装置を有する軌条式車両。
  10. 前記案内リンクの連結部材側端部の外側表面には、垂直方向に延びる溝が車幅方向に複数並列して形成され、前記連結部材の案内リンク側端部の外側表面には、垂直方向に延びる溝受け部が車幅方向に複数並列して形成され、前記案内リンクと前記連結部材とは、前記溝と前記溝受け部とが係合することにより互いに連結されていることを特徴とする請求項7ないし9のいずれか一項に記載の案内装置を有する軌条式車両。
  11. 前記緩衝機構は、前記案内輪を挟んで前記第1の回動軸に対して反対側に配置されており、前記緩衝機構は、前記案内リンクの第1の回動軸側の端部に対して反対側の端部と前記案内枠とを連結する板状弾性部材であり、該板状弾性部材は、前記案内リンクから前記案内枠に向かってクランク状に形成されるとともに、その幅方向が垂直方向になるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の案内装置を有する軌条式車両。
  12. 前記案内リンクの弾性部材側端部の外側表面には、垂直方向に延びる溝が車幅方向に複数並列して形成され、前記板状弾性部材の案内リンク側端部の外側表面には、垂直方向に延びる溝受け部が車幅方向に複数並列して形成され、前記案内リンクと前記板状弾性部材とは、前記溝と前記溝受け部とが係合することにより互いに連結されていることを特徴とする請求項11に記載の案内装置を有する軌条式車両。

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