JP2016132403A - 鉄道車両用台車 - Google Patents

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丈和 三原
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翔太郎 小津
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悠太 西脇
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Abstract

【課題】簡素な構成で平面性捻れに対応し車輪の輪重抜け防止が可能な鉄道車両用台車の提供。【解決手段】レール50の前後方向に配置された左側側梁120a及び右側側梁120bと、枕木方向に配置された横梁110が接合された鉄道車両用台車枠100を備える鉄道車両用台車枠100において、横梁110は、少なくとも1カ所が切断され、該切断部分は上側接続部材150aと下側接続部材150bとで接続される。この結果、横梁全体の捻れ剛性を調節し、台車が平面性捻れに追従し易くなる。【選択図】図1

Description

本発明は、鉄道車両の台車に関し、詳しくは側梁と横梁とからなる台車の横梁の構造を工夫することで、軌道平面性変位の大きな箇所で輪重減少を抑制して脱線を防ぐ技術に関する。
鉄道車両用台車枠は、レール方向(台車枠の前後方向)に沿って配置された左右2本の側梁と、枕木方向(台車枠の左右方向)に沿って配置された横梁とが連結されて構成されている。こうした形状の鉄道車両用台車枠には、従来から様々な構造のものが提案されている。
特許文献1には、鉄道車両用台車枠に関する技術が開示されている。左右の側梁に一本の横梁が接合され、横梁は前後方向に幅広の扁平形状に形成され、側梁を貫通して接合される左右の接合部と、その左右の接合部の間にあって中央に長円形状の貫通孔が形成された中間部とを有している。この中間部にモータが取付けられる場合には、ブラケットによる前後方向の位置調整が必要ないように前後方向の幅寸法が接合部よりも大きく形成されている。また、左右の側梁の内側にブレーキをそれぞれ取付ける左右方向の寸法を有する。この為、機器取付け性に優れた鉄道車両用台車枠を提供可能となっている。
しかしながら、特許文献1に記載の技術を用いた台車枠を鉄道台車に用い、軌道変位が生じた場所を通過する際は、台車に平面性捻れが生じるものの捻れに追従できずに車輪の輪重抜けなどが発生するおそれがある。例えば、列車の繰り返し通過や自然現象に起因して、レールに予測不可能な不整が生じる場合がある。また、曲線の出入り口には左右レールの高度差が連続的に変化するカント遁減区間が設けられている。この様な箇所では、レールの高さが左右で不均衡となり、台車に捻れが生じる。特に台車の重量が軽い場合は、その影響を強く受けると考えられる。そこで、特許文献2のような技術を用いることが考えられる。
特許文献2には、鉄道車両用台車に関する技術が開示されている。車両進行方向にほぼ沿って伸びると共に枕木方向に離間して配置された一対の側梁と、側梁に設けられた輪軸の端部を保持する軸箱と、軸バネを介して軸箱を支持する軸箱支持装置と、枕木方向に沿って伸び、一対の側梁の中間部間を連結する横梁とを備える鉄道台車を、左右の側梁を枕木方向にほぼ沿った回転軸回りに相対回転可能とする軸受部が設けられる。こうすることで、車両の乗り心地及び高速走行性能を確保しつつ、軌道に対する車輪の追従性を増している。
特許第4889831号公報 特開2011―148367号公報
しかしながら、特許文献2に記載の技術は、この平面性捻れに対応するために側梁に軸受けを設ける構造である。軸受けと軸とは、回転摺動部となるため、定期的なメンテナンスが必要となる。このメンテナンスは、車両構体を台車から降ろした上で、台車を分解したて行う必要があると考えられる。しかし、台車に回転摺動部を備えることで、側梁の構造が複雑化しメンテナンスの頻度を高くする必要があると考えられる他、台車の組み付け精度を高める必要があるなど、メンテナンス作業の困難化が予想される。この為、特許文献2に記載の技術を用いた鉄道車両台車では、メンテナンスコストが高くなるなどの問題がある。
前記課題を解決するために、本発明の一態様による鉄道車両用台車は、以下のような特徴を有する。
(1)レール方向に配置された左側梁及び右側梁と枕木方向に配置された横梁が接合されてなる台車枠と、を備える鉄道車両用台車において、前記横梁は、少なくとも1カ所が切断され、該切断部分は上側接続部材と下側接続部材とで接続されていること、を特徴とする。
(2)(1)に記載の鉄道車両用台車において、前記横梁は、前記レール方向に並んだ第1横梁と第2横梁を含み、前記第1横梁は、前記切断部分を挟んだ左側部材片と右側部材片よりなり、前記左側部材片と前記右側部材片の向かい合う一端部が、前記上側接続部材と前記下側接続部材とで接続されていること、が好ましい。
(3)(1)に記載の鉄道車両用台車において、前記横梁は、前記左側梁に接合される左側根本部と前記右側梁に接合される右側根本部と、前記左側根本部と前記右側根本部とを接続する、前記レール方向に並ぶ第1接続部と第2接続部を有し、前記第1接続部には前記切断部分が形成され、前記切断部分は前記上側接続部材と前記下側接続部材とで接続されていること、が好ましい。
上記(1)に記載の態様によれば、鉄道車両用台車枠は、横梁と側梁とから構成されており、横梁は少なくとも1カ所で切断されている。そして、この切断部分は上側接続部材と下側接続部材とで接続されている。ここで例えば左側梁の先端部がZ軸方向上側に傾いた際に、右側梁の先端部がZ軸方向下側に傾くことで、左側梁と右側梁が異なる挙動を示し、これに伴って側梁に連結される横梁にはねじれ方向に力が加わったとする。つまり、台車に対して平面性捻れが発生した際に、横梁が切断されその部分が上側接続部材と下側接続部材とで接続されていることで、台車枠が平面性捻れに追従し易くなる。
日本国内においては、レールの継ぎ目位置を左右で合わせるよう敷設したり、レールの点検を頻繁に行って整備したりと、基本的には平面性捻れの発生は生じにくい。しかし、海外ではこうした配慮が為されていない国もあり、車両からの重量を受け止めるべく設計された台車の剛性が仇となるケースも想定される。また、課題で示したように、列車の繰り返し通過や自然現象に起因、或いはカント遁減区間など、平面性捻れの発生し易い箇所もある。特に、台車の自重が軽い場合には、この影響が強くなる。このため、横梁が切断されその部分が上側接続部材と下側接続部材とで接続されることでねじれ剛性を低減させている。
具体的には(2)に記載の態様のように、横梁がレール方向に並んだ横梁が第1横梁と第2横梁を含み、このうち第1横梁が切断部分を挟んだ左側部材片と右側部材片よりなり、左側部材片と右側部材片の向かい合う一端部が、上側接続部材と下側接続部材とで接続されている。又は(3)に記載の態様のように、横梁が左側梁に接合される左側根本部と右側梁に接合される右側根本部と、左側根本部と右側根本部とを接続する、前記レール方向に並ぶ第1接続部と第2接続部を有し、第1接続部には切断部分が形成され、切断部分が上側接続部材と下側接続部材とで接続されている。
このように横梁の一部分の剛性が低減されていることで台車全体のねじれ剛性が低減され、この結果、右側のレールと左側のレールの高さが部分的に異なるような、レール側の問題を台車で吸収することが可能となり、列車の乗り心地の改善や安全性の向上に寄与することができる。
(4)(1)乃至(3)のいずれか1つに記載の鉄道車両用台車において、前記横梁に、前記切断部分の右側に配置される右側梁部と左側に配置される左側梁部とが上下方向に一定幅以上ずれることを抑えるストッパー機能を備えること、が好ましい。このような構成とすることで、横梁が必要以上に捻れることを防ぐことができる。
第1実施形態の、鉄道車両用の台車枠の部分斜視図である。 第1実施形態の、鉄道車両用台車枠の斜視図である。 第1実施形態の、鉄道車両用台車枠の平面図である。 第1実施形態の、鉄道車両用の台車の側面図である。 第2実施形態の、鉄道車両用の台車の部分斜視図である。 第2実施形態の、鉄道車両用の横梁の一部側面図である。 第3実施形態の、鉄道車両用台車枠の部分斜視図である。 第4実施形態の、鉄道車両用台車枠の部分斜視図である。 第5実施形態の、ストッパー機構の部分分解斜視図である。 第5実施形態の、ストッパー機構の部分斜視図である。 第5実施形態のストッパー機構の側面断面図である。
まず、本発明の第1の実施形態について図面を用いて説明を行う。図1に、第1実施形態の鉄道車両用台車枠100の部分斜視図を示す。図2に、鉄道車両用台車枠100の斜視図を示す。鉄道車両用台車枠100は、横梁110と側梁120とが組み合わされてなる。横梁110は、第1横梁110Aと第2横梁110Bの2本が鉄道車両用台車枠100に用いられている。一方、側梁120は、左側側梁120aと右側側梁120bの2本が鉄道車両用台車枠100に用いられている。
第1横梁110Aと第2横梁110Bは、同様に円筒状の管材が用いられている。そして、左端部111aと右端部111bが左側側梁120a及び右側側梁120bに接合されて保持されている。第1横梁110Aは2分割されており、便宜上、左側を左横梁片110Aaとし、右側を右横梁片110Abと呼ぶことにする。なお、左横梁片110Aaが「左側部材片」に該当し、右横梁片110Abが「右側部材片」に該当する。この左横梁片110Aaは、左側側梁120aに左端部111a部分が保持されている。右横梁片110Abは、右側側梁120bに右端部111bが保持されている。
第2横梁110Bの両端には左端部111aと右端部111bが設けられており、その中央部には横梁中央部112が設けられる。第1横梁110Aにも同様に横梁中央部112が設けられているが、中央で分割されて左中央端112aと右中央端112bが設けられる。左中央端112aと右中央端112bとは、上側接続部材150aと下側接続部材150bとで接続されている。上側接続部材150a及び下側接続部材150bは所定の厚みを有する鋼材であり、左中央端112a及び右中央端112bにボルトによって固定されている。なお、左中央端112aと右中央端112bには固定座113が設けられている。
図3に、鉄道車両用の台車200の平面図を示す。図4に、鉄道車両用の台車200の側面図を示す。鉄道車両に用いる台車200は、レール50側から、レール50の上を転動する車輪20とそれを支える車軸21、車軸21を受ける軸受22、そして軸受22が支持される軸箱支持装置23と、側梁120と横梁110より成る鉄道車両用台車枠100、そして鉄道車両用台車枠100と車体との間で荷重を伝達する車体支持装置40が備えられる。側梁120には、軸箱支持装置23が取付けられる。これは、台車200がレール50上に配置された場合に、ちょうどレール50と並行に位置する配置である。車体支持装置40の上には図示しない車体が配置される。
第1実施形態の鉄道車両用台車枠100を備えた台車200は上記構成であるので、以下に示すような作用及び効果を奏する。
第1実施形態の台車200は、平面性捻れが発生した際にも鉄道車両用台車枠100が追従することで変位を吸収するので、列車の乗り心地の改善や安全性の向上に寄与することができる。これは第1実施形態の鉄道車両用台車枠100が、レール50に沿って前後方向に配置された左側側梁120a及び右側側梁120bと、枕木に沿って左右方向に配置された横梁110を有し、側梁120に横梁110が接合された鉄道車両用台車枠100と、鉄道車両用台車枠100に備えられて車体を支持する車体支持装置40と、鉄道車両用台車枠100に取付けられ車軸21を受ける軸受22を備えた軸箱支持装置23と、車輪20及び車軸21を備える鉄道車両用台車枠100において、横梁110は、少なくとも1カ所が切断され、該切断部分は上側接続部材150aと下側接続部材150bとで接続されている。
この様な構成である為、横梁110が一体で作られる場合に比べて、横梁110の捻れ剛性を低くすることが可能となる。これは、第1横梁110Aが左横梁片110Aaと右横梁片110Abに分けられている、即ち、「切断部分」に該当する切断部分130を備えているためである。第1横梁110Aに切断部分130が設けられ、上側接続部材150aと下側接続部材150bとで接続されている、即ち、第1横梁110Aの剛性が意図的に下げられていることで、このような横梁110を用いた鉄道車両用台車枠100も、平面性捻れが発生した際にレール50に追従し易くなる。
特に、鉄道車両用台車枠100の荷重が軽い場合には輪重抜けが起き易くなるが、第1実施形態の鉄道車両用台車枠100は、捻り剛性が低下していることで、平面性捻れに対応して鉄道車両用台車枠100がレール50に追従して変形することができる為、輪重抜けを防ぐことができる。なお、第1横梁110Aと第2横梁110Bの位置が入れ替わっても同等の効果が得られる。横梁110の剛性を更に落としたい場合には、第1横梁110Aと第2横梁110Bの両方に切断部分130を設けることを妨げない。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2実施形態の鉄道車両用台車枠100Bは第1実施形態の鉄道車両用台車枠100の構成とほぼ同じである。ただし、横梁110の形状が若干異なるので、以下にその点について説明する。なお、他の実施形態と区別するために、鉄道車両用台車枠100を鉄道車両用台車枠100Bとしている。
図5は、第2実施形態の鉄道車両用台車枠100Bの部分斜視図である。図6は、横梁110の一部側面図である。第2実施形態の横梁110は、第1実施形態と比べてストッパプレート151が備えられている点で異なる。ストッパプレート151は、一端側が右横梁片110Ab側に備えられる固定座113に固定されている。他端側には上下方向に長く長穴152が設けられ、左横梁片110Aaに備えられるピン153と係合する構成となっている。この長穴152とピン153の位置関係によって、左横梁片110Aaに対して右横梁片110Abは長穴152の長手方向の幅分だけ移動する事が可能となる。
第2実施形態は上記構成であるので、左横梁片110Aaに対して右横梁片110Abが所定の幅を台車200の上下方向に移動可能である。すなわち、台車200に平面捻れが発生した場合に、所定の範囲までは鉄道車両用台車枠100Bの捻れに追従することになる。この為、所定以上の平面捻れが発生した場合に、鉄道車両用台車枠100Bの過度な変形による鉄道車両用台車枠100Bの損傷が生じる事を防ぐことが可能となる。また、長穴152の範囲内であれば、第1実施形態と同等の効果が得られる。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。第3実施形態は、第1実施形態と同様の構成であるが、横梁110の形態が異なるので、以下に説明を行う。
図7は、第3実施形態の鉄道車両用台車枠100Cの部分斜視図である。第3実施形態の横梁110は、横梁端部111が側梁120の前後方向に長いオーバル形状断面を有しており、横梁中央部112は横梁端部111よりも幅広に形成され、その中央には横梁110の長手方向に幅広に形成される長円形状の貫通孔115が設けられている。「左側根本部」に該当する左端部111aは左側側梁120aに接合され、「右側根本部」に該当する右端部111bは右側側梁120bに接合されて、横梁110が側梁120に保持されている。
横梁中央部112は2本の梁、「第1接続部」に該当する前側梁112Aと「第2接続部」に該当する後側梁112Bを有し、前側梁112Aは切断部分130を有する。前側梁112Aには切断部分130を挟んで左中央端112aと右中央端112bが備えられ、上側接続部材150aと下側接続部材150bとで接続されている。上側接続部材150aと下側接続部材150bは、左中央端112a及び右中央端112bにそれぞれ設けられる固定座113に、ボルトで固定されている。
第3実施形態は上記構成であるので、第1実施形態と同様に、鉄道車両用台車枠100に平面性捻れが発生した際にレール50に追従し易くなる。前側梁112A側に切断部分130を設けて、上側接続部材150a及び下側接続部材150bで接続することで、前側梁112A側の剛性が低下する。この結果、横梁110が平面性捻れに追従し易くなり、輪重抜けを防ぐことが可能となる。なお、前側梁112Aと後側梁112Bの位置が入れ替わっても同等の効果を奏するので、設計によって入れ替えることを妨げない。また、必要に応じて前側梁112Aと後側梁112Bの両方に切断部分130を設けることを妨げない。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。第4実施形態の鉄道車両用台車枠100Dは、第3実施形態の鉄道車両用台車枠100Cと同様の構成であるが、前側梁112Aにストッパプレート151を設けている点で異なる。なお、他の実施形態と区別するために鉄道車両用台車枠100を鉄道車両用台車枠100Dとしている。
図8は、第4実施形態の鉄道車両用台車枠100Dの部分斜視図である。横梁110の前側梁112Aには、ストッパプレート151が設けられている。そして、第2実施形態同様に、左中央端112a側の固定座113にはピン153が設けられ、右中央端112b側の固定座113にストッパプレート151がボルトで固定されている。ストッパプレート151には長穴152が設けられており、長穴152はピン153と係合する。この結果、この長穴152とピン153の位置関係によって、左中央端112aに対して右中央端112bは長穴152の長手方向の幅分だけ移動する事が可能となる。
第4実施形態は上記構成であるので、左中央端112aに対して右中央端112bが一定以上の幅を台車200の上下方向に移動可能である。すなわち、台車200に平面捻れが発生した場合に、所定の範囲までは鉄道車両用台車枠100Dの捻れに追従することになる。この為、所定以上の平面捻れが発生した場合に、鉄道車両用台車枠100Dの過度な変形による鉄道車両用台車枠100Dの損傷が生じる事を防ぐことが可能となる。また、長穴152の範囲内であれば、第3実施形態と同等の効果が得られる。
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。第5実施形態は、第2実施形態の鉄道車両用台車枠100Bと第4実施形態の鉄道車両用台車枠100Dに用いられるストッパプレート151の別の態様である。よって、第2実施形態の鉄道車両用台車枠100Bか第4実施形態の鉄道車両用台車枠100Dの何れに適用しても良い。なお、説明には鉄道車両用台車枠100Bのストッパプレート151の代わりとしてストッパー機構160を用いている。
図9に、第5実施形態のストッパー機構160の部分分解斜視図を示す。図10に、ストッパー機構160の部分斜視図を示す。図11に、ストッパー機構160の側面断面図を示す。図11は、図10のAA断面を示している。第5実施形態の鉄道車両用台車枠100Eに備えられるストッパー機構160は、凹型部材161と凸型部材162よりなる。凹型部材161は左中央端112aに螺合される、ネジ部161bと凹部161cを有した突出部161aよりなる。突出部161aはロ字形に構成されている。
凸型部材162は、凸部162aとネジ部162bを有しており、角柱状の凸型部材162には周囲を覆うようにロ字形の保護部材163が固定されている。図10に示される様に凹型部材161と凸型部材162は凹部161cの内部に凸部162aが挿入される形で系合する。そして、図11に示される様に保護部材163と突出部161aの凹部161cとの間には、隙間Cが形成される。
この結果、左中央端112aに対して右中央端112bは隙間Cの分だけ移動が可能となる。つまり、左中央端112aに対して右中央端112bが一定以上の幅を台車200の上下方向に移動可能である。すなわち、台車200に平面捻れが発生した場合に、所定の範囲までは鉄道車両用台車枠100Dの捻れに追従することになる。この為、所定以上の平面捻れが発生した場合に、鉄道車両用台車枠100Eの過度な変形による鉄道車両用台車枠100Eの損傷が生じる事を防ぐことが可能となる。つまり、第4実施形態と同等の効果が得られる。
以上、本発明に係る鉄道車両用台車枠100の実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されるわけではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。例えば、上側接続部材150aや下側接続部材150bの形状や、ストッパプレート151やストッパー機構160の形状に関して、同等の機能を発揮するのであれば変更することを妨げない。
20 車輪
21 車軸
22 軸受
23 軸箱支持装置
40 車体支持装置
50 レール
100 鉄道車両用台車枠
110 横梁
111 横梁端部
112 横梁中央部
120 側梁
130 切断部分
150a 上側接続部材
150b 下側接続部材
151 ストッパプレート
152 長穴
153 ピン

Claims (4)

  1. レール方向に配置された左側梁及び右側梁と枕木方向に配置された横梁が接合されてなる台車枠と、を備える鉄道車両用台車において、
    前記横梁は、少なくとも1カ所が切断され、該切断部分は上側接続部材と下側接続部材とで接続されていること、
    を特徴とする鉄道車両用台車。
  2. 請求項1に記載の鉄道車両用台車において、
    前記横梁は、前記レール方向に並んだ第1横梁と第2横梁を含み、
    前記第1横梁は、前記切断部分を挟んだ左側部材片と右側部材片よりなり、前記左側部材片と前記右側部材片の向かい合う一端部が、前記上側接続部材と前記下側接続部材とで接続されていること、
    を特徴とする鉄道車両用台車。
  3. 請求項1に記載の鉄道車両用台車において、
    前記横梁は、前記左側梁に接合される左側根本部と前記右側梁に接合される右側根本部と、前記左側根本部と前記右側根本部とを接続する、前記レール方向に並ぶ第1接続部と第2接続部を有し、
    前記第1接続部には前記切断部分が形成され、前記切断部分が前記上側接続部材と前記下側接続部材とで接続されていること、
    を特徴とする鉄道車両用台車。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の鉄道車両用台車において、
    前記横梁に、前記切断部分の右側に配置される右側梁部と左側に配置される左側梁部とが上下方向に一定幅以上ずれることを抑えるストッパー機能を備えること、
    を特徴とする鉄道車両用台車。
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