JP6178299B2 - 鉄道車両用台車及び鉄道車両 - Google Patents

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本発明は、鉄道車両用台車及び鉄道車両に関し、特に車両限界が小さく空気ばねの幅方向の端部が台車枠を構成する側梁の上面に載置される鉄道車両用台車及び鉄道車両に適用して好適なものである。
鉄道車両用台車は、レール方向に沿って隔置される2本の側梁及びこれら側梁のレール方向の中央部を接続するとともに枕木方向に沿って配置される横梁から構成される台車枠と、2枚の車輪を車軸で締結した輪軸を回動可能に支持する軸箱支持装置とから構成される。
乗客等が搭乗する箱状の車体は、台車枠の上面に設置される一対の空気ばねによって弾性支持される。通常、空気ばねは台車枠を構成する側梁のレール方向の中央部であり横梁との接続部の上面に、空気ばね座を介して設置される(特許文献1参照)。
特許文献1に示されるように空気ばねは、鉄道車両用台車を構成する台車枠の上面に載置され、車体を弾性支持する。詳細には、側梁の長手方向の中央部を貫通する態様で横梁が設置されており、この横梁の両端部に配置される空気ばね台座の上部に空気ばねが載置される。
特開2007−269166号公報
ところで台車周りの車両限界が小さく、空気ばねを車両限界の範囲内に配置した場合、空気ばねの中心部が台車枠の側梁よりも台車枠の幅方向の中心部寄りに位置するため、空気ばねを配置する部位を側梁に追設しなければならない。側梁の側面に空気ばねを受ける空気ばね受け部を追設する場合、別部品で製作した空気ばね受け部を側梁の側面に溶接したり、側梁に空気ばね受け部を一体で備えたりする方法が考えられる。
しかしこの場合、側梁は台車枠の骨格をなす強度部材であるため、空気ばねを受ける空気ばね受け部を側梁の側面に溶接すると、溶接部に高い仕上げ精度が要求され、製作工数が増大する。また側梁に一体成型で空気ばね受け部を備える場合、所定の形状に仕上げるための製作工数が大きくなる懸念があるため問題となる。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、製造コストを増大させることなく、空気ばねを側梁よりも台車枠の幅方向の中央部寄りに設置し得る鉄道車両用台車及び鉄道車両を提案する。
かかる課題を解決するために本発明においては、台車枠と、台車枠の上面に載置される空気ばねとを備える鉄道車両用台車において、台車枠は、レール方向に沿って隔置される2本の側梁と、側梁の中央部を枕木方向に沿って接続する2本の横梁と、横梁の中央部をレール方向に沿って接続する2本の第1つなぎ梁と、側梁、横梁及び第1つなぎ梁に囲まれた部分に設置される梁部材とを備え、空気ばねは、側梁と梁部材とに跨って設置される構成とした。
またかかる課題を解決するために本発明においては、台車枠と、台車枠の上面に載置される空気ばねとを備える鉄道車両用台車に車体が支持されて構成される鉄道車両において、台車枠は、レール方向に沿って隔置される2本の側梁と、側梁の中央部を枕木方向に沿って接続する2本の横梁と、横梁の中央部をレール方向に沿って接続する2本の第1つなぎ梁と、側梁、横梁及び第1つなぎ梁に囲まれた部分に設置される梁部材とを備え、空気ばねは、側梁と梁部材とに跨って設置される構成とした。
本発明によれば、製造コストを増大させることなく、空気ばねを側梁よりも台車枠の幅方向の中央部寄りに設置することができる。
鉄道車両の長手方向の断面構成図である。 鉄道車両用台車の上面構成図である。 台車枠の上面構成図である。 台車枠のA−A断面構成図である。 他の台車枠の上面構成図である。 他の台車枠の上面構成図である。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)鉄道車両の構成
図1は、本実施の形態における鉄道車両の長手方向(レール方向)の断面構成を示す。鉄道車両は、乗客及び乗務員等が乗車する6面体の車体と、この車体をレールに沿って移動可能に支持する鉄道車両用台車とを備えて構成される。
車体は、床面をなす台枠10と、台枠10の幅方向(枕木方向)110の両端部に設置される側構体12と、台枠10の長手方向100の両端部に設置される妻構体(図示省略)と、側構体12及び妻構体の上端部に設置される屋根構体(図示省略)とを備えて構成される。
台枠10は、幅方向110の両端部に長手方向100に延在する側梁14を備える。また台枠10は、長手方向の両端部からその中央部寄りの位置に2本の側梁14を接続する態様で幅方向110に延在する枕梁16を備える。
枕梁16の中央部には、下方に延伸する態様で中心ピン18が設置される。鉄道車両用台車は、この中心ピン18の軸周りに水平面内を回動する。台車枠50をなす側梁52の長手方向100の中央部には一対の空気ばね30が設置される。空気ばね30は、車体を高さ方向120に弾性支持する。
(2)鉄道車両用台車の構成
図2は、本実施の形態における鉄道車両用台車の上面構成を示す。台車枠50は、長手方向100に沿って隔置される2本の側梁52と、側梁52の長手方向100の中央部を接続する2本の横梁54とから構成され、俯瞰した形状が略H状の構造物である。
側梁52の長手方向100の両端部には、2枚の車輪及び車軸からなる輪軸70が軸箱72(図1参照)を介して回動可能に取り付けられる。側梁52の長手方向100の中央部の上面には、車体をなす台枠10(枕梁16)の下面を支持する空気ばね30が設置される。
側梁52の長手方向100の中央部近傍には、鉄道車両用台車の水平面内での過剰な旋回を抑制するためのヨーダンパ36が設置される。横梁54の幅方向110の両端部かつ側梁52近傍部には、ブレーキ装置取り付け座54aが設置される。このブレーキ装置取り付け座54aに固定されたブレーキ装置32が車輪の側面を把持してブレーキ力を得る。
2本の横梁54の幅方向110の中央部は、長手方向100に沿って隔置される2本の第1つなぎ梁56によって接続される。2本の横梁54と2本の第1つなぎ梁56とにより囲まれる空間には、台枠10をなす枕梁16から下方に下垂する中心ピン18の先端部が挿入され、一本リンク(図示省略)等の牽引装置を介して鉄道車両用台車と車体とが接続される。
(3)台車枠の構成
図3は、本実施の形態における台車枠の上面構成を示す。また図4は、図3の台車枠のA−A断面構成を示す。鉄道車両が走行する路線によっては、レールに沿って敷設されるホーム等の構造部と鉄道車両との関係で車両限界80の寸法G1に余裕がない場合がある。
空気ばね30の幅方向110の外縁の幅寸法W1を車両限界80の幅寸法G1内に収めようとすると、空気ばね30の中心間寸法W3が側梁52の間隔W2よりも小さく、空気ばね30の中心が側梁52から外れて、車体の幅方向110の中央部寄りに位置する場合がある(図1参照)。
このため台車枠は、空気ばね30を支持するために、側梁52と第1つなぎ梁56との間に、長手方向100に沿って第2つなぎ梁57を備える。空気ばね30は、側梁52の上面に設置される第1空気ばね座60aと、第2つなぎ梁57の上面に設置される第2空気ばね座60bとに跨る態様で設置される。
(4)本実施の形態による効果
以上のように本実施の形態によれば、空気ばね30の中心間の寸法W3が、側梁52の間隔W2よりも小さい場合であっても、重量を大きく増加させることなく空気ばね30を台車枠50の上面に載置することができる。さらに第2つなぎ梁57を追設することにより、台車枠50の剛性を高めることができる。
なお第2つなぎ梁57の幅方向110の寸法b(図4参照)を大きくしない場合、側梁52から第2つなぎ梁57に向けて空気ばね支持部52cを追設してもよいし、図示はしないが、第2つなぎ梁57の幅方向110の寸法bを大きくして、空気ばね支持部52cを省略してもよい。
また空気ばね30を受ける支持部を、第2つなぎ梁57、或いは、空気ばね支持部52cにより構成することによって、側梁52をU字断面を備えるU字鋼52aと、このU字鋼52aの開口部を塞ぐ底板52bから構成することができる。この場合、厚板からなるこれらの部材を空気ばね30をうける受部を側梁52に一体に備えることに伴う複雑な3次元形状に加工する必要がないため、側梁52(台車枠50)の製作工数を低減することができる。
また第2つなぎ梁57を備えることによって、側梁52と横梁54との接続部(溶接部)に生じる応力を低減することができるので、剛性が高く信頼性の高い鉄道車両用台車を提供することができる。
(5)他の実施の形態
図5は、他の鉄道車両用台車の台車枠の上面構成を示す。横梁54の幅方向110の端部に備えられるブレーキ装置取り付け座と、第2つなぎ梁57とが一体に構成され、第2つなぎ梁57の長手方向100の両端部にブレーキ装置取り付け座57aを備える点で、上記の実施の形態と異なる。
この構成によって、台車枠を構成する部品点数や溶接線長さを低減することができるので、製造コストの小さい鉄道車両用台車を提供することできる。
図6は、更に他の鉄道車両用台車の台車枠の上面構成を示す。第2つなぎ梁57(図3参照)に代えて、側梁52及び第1つなぎ梁56を幅方向に沿う方向に配設される第2横梁55で接続して構成される点で、上記の実施の形態と異なる。第2横梁55は、側梁52の長手方向100の中央部の側面と第1つなぎ梁56の長手方向100の中央部側面とを接続している。
この第2横梁55と側梁52に跨る態様で空気ばね座60が備えられており、空気ばね座60の上面に空気ばね30が載置され、車体を弾性支持する。この構成によって、台車枠を構成する部品点数や溶接線長さを低減することができるので、製造コストの小さい鉄道車両用台車を提供することできる。
10 台枠
12 側構体
14 端梁
16 枕梁
18 中心ピン
30 空気ばね
32 ブレーキ装置
36 ヨーダンパ
50 台車枠
52 側梁
52a U字鋼
52b 底板
52c 空気ばね支持部
54 横梁
54a ブレーキ装置取り付け座
55 第2横梁
56 第1つなぎ梁
57 第2つなぎ梁
57a ブレーキ装置取り付け座
60 空気ばね座
60a 第1空気ばね座
60b 第2空気ばね座
62 左右ストッパ
70 輪軸
72 軸箱
80 車両限界
100 長手(レール)方向
110 幅(枕木)方向
120 高さ方向

Claims (5)

  1. 台車枠と、該台車枠の上面に載置される空気ばねとを備える鉄道車両用台車において、
    前記台車枠は、
    レール方向に沿って隔置される2本の側梁と、
    前記側梁の中央部を枕木方向に沿って接続する2本の横梁と、
    前記横梁の中央部を前記レール方向に沿って接続する2本の第1つなぎ梁と、
    前記側梁、前記横梁及び前記第1つなぎ梁に囲まれた部分に設置される梁部材とを備え、
    前記空気ばねは、
    前記側梁と前記梁部材とに跨って設置される
    ことを特徴とする鉄道車両用台車。
  2. 前記梁部材は、
    前記横梁の前記側梁近傍部を前記レール方向に沿って接続する2本の第2つなぎ梁である
    ことを特徴とする請求項1に記載の鉄道車両用台車。
  3. 前記第2つなぎ梁の長手方向両端部には、
    ブレーキ装置を固定するためのブレーキ装置取り付け座が設置される
    ことを特徴とする請求項2に記載の鉄道車両用台車。
  4. 前記梁部材は、
    前記側梁と前記第1つなぎ梁とを前記枕木方向に沿って接続する2本の第2横梁である
    ことを特徴とする請求項1に記載の鉄道車両用台車。
  5. 台車枠と、該台車枠の上面に載置される空気ばねとを備える鉄道車両用台車に車体が支持されて構成される鉄道車両において、
    前記台車枠は、
    レール方向に沿って隔置される2本の側梁と、
    前記側梁の中央部を枕木方向に沿って接続する2本の横梁と、
    前記横梁の中央部を前記レール方向に沿って接続する2本の第1つなぎ梁と、
    前記側梁、前記横梁及び前記第1つなぎ梁に囲まれた部分に設置される部材とを備え、
    前記空気ばねは、
    前記側梁と前記部材とに跨って設置される
    ことを特徴とする鉄道車両。
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