JP2011057405A - プリンタ装置及びローラアッセンブリ - Google Patents

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Abstract

【課題】簡明な構成で、例えばシート状や板状など、多種多様な材質/厚さを有する印刷媒体に対応して適したクランプをすることができ、正確にフィードさせることが可能なプリンタ装置を提供する。
【解決手段】プリンタ装置10は、媒体支持手段13の上面と略同一の高さに設けられた送りローラ21、及びピンチローラ131が送りローラの上方に設けられたローラアッセンブリ100を複数有し、媒体支持手段上に載置された印刷媒体Sを送りローラとピンチローラ131との間に挟み込んで前後に搬送する搬送機構25を備え、ローラアッセンブリは、アッセンブリ本体、及びピンチローラ131を有してアッセンブリ本体に対して取付け/取外し可能となされたローラ部材130から構成され、印刷媒体の材質及び/又は厚さに応じて、ローラ部材を交換することにより、クランプ状態を変更可能となされている。
【選択図】図2

Description

本発明は、プリンタヘッドからインクを吐出させることにより印刷媒体に印刷を施すプリンタ装置に関し、さらに詳細には、シート状、板状の印刷媒体に対して印刷可能なプリンタ装置、及び該プリンタ装置において用いられるローラアッセンブリに関する。
従来、プラテンに対してシート状の印刷媒体(以下、シート状媒体と称す)を前後に送る制御と、プラテンと対向したプリンタヘッドを左右に移動させながらインクを吐出させる制御とを組み合わせて行うことにより、印刷媒体に印刷を施すプリンタ装置(インクジェットプリンタ)が知られている。近年、このようなプリンタ装置を用いて、シート状媒体のみならず板状の印刷媒体(以下、板状媒体と称す)に印刷を施したいという要求がある。この要求に応えるべく、例えばプラテンの前後それぞれに、板状媒体を水平に支持するための支持部材を設ける構成が知られている。この構成により、板状媒体を水平に支持しつつ前後に送ることができて、板状媒体に対して印刷可能となる。
例えば特許文献1の図3には、プラテン10の前後に第1支持腕101及び第2支持腕103を設けて板状のメディア20を水平に支持しておき、送りローラ15を回転させることにより板状のメディア20を前後に移動させる構成が開示されている。この特許文献1の図3に示す構成では、送りローラ15を回転させることにより、プラテン10の上面に対して板状のメディア20の下面が摺動しながら前後に移動するようになっている。
ところで、このようなプリンタ装置では、送りローラとピンチローラとの間に挟み込んだ印刷媒体を、送りローラの回転角度に比例した正確な送り量で搬送することが印刷品質を確保する上で重要なファクターとなる。このため、印刷媒体が送りローラ上で部分的に滑ったりしないように、送りローラの上方には、各々回転自在なピンチローラを有するローラアッセンブリが、左右方向に所定間隔を隔てて多数設けられている。
ローラアッセンブリには、印刷媒体のクランプ状態を変更可能に構成されたものがあり、例えば、印刷媒体の材質や厚さ等に応じて、送りローラに押し付けるピンチローラの押圧力(クランプ圧という)を変化させて設定可能なクランプ圧設定機構を備えたものが知られている。
特開2002−301842号公報
ところで近年、大型(例えば、左右幅が約1mで前後長さが約1.6m)の板状媒体に印刷を施したいという要望がある。
しかしながら、上記のような従来の装置では、媒体の種類に応じてクランプ状態を変更する必要が生じるたびに、オペレータが該当するレバーを切り換え操作しなければならなかった。
また、印刷媒体の材質や形状、大きさ、厚さ、印刷範囲などに応じて細かなクランプ状態の調整設定を可能とした多機能な装置では、クランプ係脱機構やクランプ圧設定機構等がローラアッセンブリごとに独立して設けられ、かつ、クランプ圧は各々複数段階(例えば、強・中・弱の3段階)に設定可能に構成されている。このため、材質や形状寸法等が異なるシート状媒体を加工する場合には、加工対象ごとに多数のローラアッセンブリについてひとつひとつクランプレバー及びクランプ圧設定レバーを調整するレバー操作が必要とされ、微調整可能である多機能さの反面、設定作業が煩雑であるという課題が指摘されていた。
本発明は、このような従来の実情に鑑みて考案されたものであり、簡明な構成で、例えばシート状や板状など、多種多様な材質/厚さを有する印刷媒体に対応して適したクランプをすることができ、正確にフィードさせることが可能なプリンタ装置及びローラアッセンブリを提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載のプリンタ装置は、印刷媒体を支持する媒体支持手段に支持された印刷媒体に対して、互いに直交する搬送方向及び走査方向にプリンタヘッドを対向した状態で相対移動させながらインクを吐出させて印刷媒体に印刷を施すプリンタ装置であって、媒体支持手段の上面と略同一の高さ位置に左右に延びて設けられ回転駆動される送りローラ、及び各々回転自在なピンチローラが前記送りローラの上方に左右に並んで設けられたローラアッセンブリを複数有し、前記媒体支持手段上に載置された印刷媒体を前記送りローラと前記ピンチローラとの間に挟み込んで前後に搬送する搬送機構と、前記プリンタヘッドを前記走査方向に移動させるヘッド移動機構と、前記媒体搬送機構による印刷媒体の送り制御、及び前記ヘッド移動機構による前記プリンタヘッドの移動制御を行う印刷制御部と、を備え、前記ローラアッセンブリは、アッセンブリ本体と、前記ピンチローラを有し、前記アッセンブリ本体に対して取付け/取外し可能となされたローラ部材と、から構成され、前記印刷媒体の材質及び/又は厚さに応じて、前記ローラ部材を交換することにより、クランプ状態を変更可能となされていること、を特徴とする。
本発明の請求項2に記載のプリンタ装置は、請求項1において、前記印刷媒体がシート状の場合、前記ローラ部材は、比較的大きな径を有する1つのピンチローラを備えたものであること、を特徴とする。
本発明の請求項3に記載のプリンタ装置は、請求項1において、前記印刷媒体が板状の場合、前記ローラ部材は、比較的小さな径を有し、左右方向に離間して配された複数のピンチローラを備えたものであること、を特徴とする。
本発明の請求項4に記載のローラアッセンブリは、印刷媒体を支持する媒体支持手段に支持された印刷媒体に対して、互いに直交する搬送方向及び走査方向にプリンタヘッドを対向した状態で相対移動させながらインクを吐出させて印刷媒体に印刷を施すプリンタ装置において用いられるローラアッセンブリであって、アッセンブリ本体と、各々回転自在に設けられたピンチローラを有し、前記アッセンブリ本体に対して取付け/取外し可能となされたローラ部材と、から構成され、前記印刷媒体の材質及び/又は厚さに応じて、前記ローラ部材を交換することにより、クランプ状態を変更可能となされていること、を特徴とする。
本発明の請求項5に記載のローラアッセンブリは、請求項4において、前記印刷媒体がシート状の場合、前記ローラ部材は、比較的大きな径を有する1つのピンチローラを備えたものであること、を特徴とする。
本発明の請求項6に記載のローラアッセンブリは、請求項4において、前記印刷媒体が板状の場合、前記ローラ部材は、比較的小さな径を有し、左右方向に離間して配された複数のピンチローラを備えたものであること、を特徴とする。
本発明のプリンタ装置及びローラアッセンブリでは、印刷媒体の材質及び/又は厚さに応じて、前記ローラ部材を交換することにより、クランプ状態を変更可能となされているので、簡明な構成で、多種多様な材質/厚さを有する印刷媒体に対応して適したクランプをすることができる。これにより本発明では、例えばシート状や板状など、多種多様な材質/厚さを有する印刷媒体に応じて正確にフィードさせることが可能なプリンタ装置及びローラアッセンブリを提供することができる。
本発明を適用したプリンタ装置(シート状媒体に対して印刷を施す状態)を示した斜視図である。 上記プリンタ装置の印刷ユニット近傍を示した斜視図である。 上記プリンタ装置(板状媒体に対して印刷を施す状態)を斜め前方から見た斜視図である。 上記プリンタ装置(板状媒体に対して印刷を施す状態)を斜め後方から見た斜視図である。 上記プリンタ装置に用いられる本発明のローラアッセンブリの外観斜視図である。 上記ローラアッセンブリの側断面図である。 上記ローラアッセンブリに用いられるクランプベースの斜視図である。 印刷媒体がシート状の場合において用いられるローラ部材の一例を示す斜視図である。 図9に示すローラ部材をクランプベースに取り付けた状態を示す斜視図である。 印刷媒体が板状の場合において用いられるローラ部材の一例を示す斜視図である。 図10に示すローラ部材をクランプベースに取り付けた状態を示す斜視図である。 上記ローラアッセンブリに設けられたクランプ係脱機構の構成及び作用を説明するための説明図である。 上記ローラアッセンブリに設けられたクランプ圧設定機構の構成及び作用を説明するための説明図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について説明する。なお、以下においては便宜上、各図面に示す矢印方向をそれぞれ前後、左右及び上下と定義して説明を行う。
図1は、本発明のプリンタ装置の一構成例を示す図である。
本発明のプリンタ装置は、印刷媒体を支持する媒体支持手段に支持された印刷媒体に対して、互いに直交する搬送方向及び走査方向にプリンタヘッドを対向した状態で相対移動させながらインクを吐出させて印刷媒体に印刷を施すプリンタ装置である。
このプリンタ装置は、媒体支持手段の上面と略同一の高さ位置に左右に延びて設けられ回転駆動される送りローラ、及び各々回転自在なピンチローラが前記送りローラの上方に左右に並んで設けられたローラアッセンブリを複数有し、前記媒体支持手段上に載置された印刷媒体を前記送りローラと前記ピンチローラとの間に挟み込んで前後に搬送する搬送機構と、前記プリンタヘッドを前記走査方向に移動させるヘッド移動機構と、前記媒体搬送機構による印刷媒体の送り制御、及び前記ヘッド移動機構による前記プリンタヘッドの移動制御を行う印刷制御部と、を備える。
そして本発明のプリンタ装置は、前記ローラアッセンブリは、アッセンブリ本体、及び前記ピンチローラを有し、前記アッセンブリ本体に対して取付け/取外し可能となされたローラ部材から構成され、前記印刷媒体の材質及び/又は厚さに応じて、前記ローラ部材を交換することにより、クランプ状態を変更可能となされていること、を特徴とする。
本発明のプリンタ装置では、ローラアッセンブリにおいて、印刷媒体の材質及び/又は厚さに応じて、前記ローラ部材を交換することにより、クランプ状態を変更可能となされているので、簡明な構成で、多種多様な材質/厚さを有する印刷媒体に対応して適したクランプをすることができる。これにより本発明のプリンタ装置は、例えばシート状や板状など、多種多様な材質/厚さを有する印刷媒体に応じて正確にフィードさせることが可能である。
図1〜4を参照しながら、本発明を適用したプリンタ装置10の構成について説明する。なお、プリンタ装置10は本来、図1に示すような構成となっており、この構成を用いてシート状媒体Sに印刷を施すことができるようになっている。一方、板状媒体に対して印刷を施すときには、図3及び図4に示すように、このプリンタ装置10に対して後述する後側支持台60及び前側支持台70を取り付ける。このように、プリンタ装置10は、シート状媒体S及び板状媒体のどちらに対しても印刷可能となっている。以下の説明では、紫外線が照射されて硬化する紫外線硬化型のインク(以下、UVインクと称す)を用いて印刷を施す構成を例示している。
プリンタ装置10は、図1に示すように、左右の支持脚11a,11bを有した支持脚11と、支持脚11により支持された中央ボディ部12と、中央ボディ部12の左側に設けられた左ボディ部14と、中央ボディ部12の右側に設けられた右ボディ部15と、左右ボディ部14,15を繋ぐとともに中央ボディ部12の上側に離間して平行に延びた上ボディ部16とを備えて構成される。中央ボディ部12には、その上面に露出して左右に延びた平板状のプラテン13が設けられている。中央ボディ部12の左端部前面側には、操作スイッチ類や表示装置類等から構成された操作部18が設けられている。
中央ボディ部12の左端部には、コントローラ19が内蔵されている。このコントローラ19は、後述するプリンタ装置10の各構成都に作動信号を出力して、各構成部の駆動制御を行うようになっている。具体的には、後述する上下移動機構(図示せず)、前後駆動モータ25、プリンタヘッド32、右紫外線照射装置33R、左紫外線照射装置33L、及び左右駆動モータ39等の駆動制御を行うようになっている。上ボディ部16の下部前面側には、左右に延びたガイドレール17が設けられている。このガイドレール17に対して、印刷ユニット30が左右へ移動自在に取り付けられている。
印刷ユニット30は、図2に示すように、キャリッジ31、プリンタヘッド32、右紫外線照射装置33R及び左紫外線照射装置33Lを主体に構成される。この印刷ユニット30には、印刷対象である印刷媒体(シート状媒体S又は板状媒体B)の厚みに応じて、例えばガイドレール17に対して印刷ユニット30を上下移動させる上下移動機構(図示せず)が設けられている。この上下移動機構により、使用する印刷媒体の厚みに関わらずプリンタヘッド32と印刷媒体との間隔を、印刷に適した所定間隔に設定できるようになっている。
この印刷ユニット30をガイドレール17に沿って左右に往復移動させる機構として、例えば上ボディ部16の内部を左右に延びて配設された左右搬送用ベルト(図示せず)とキャリッジ31とを連結しておき、この左右搬送用ベルトを右ボディ部15に設けられた左右駆動モータ39(回1参照)により駆動させる機構を用いることが可能である。キャリッジ31は、その後面側がガイドレール17と嵌合し、ガイドレール17に沿って左右に往復移動自在となっている。また、キャリッジ31は、上記プリンタヘッド32、右紫外線照射装置33R及び左紫外線照射装置33Lの取り付けベースとなっている。
プリンタヘッド32は、例えばマゼンタヘッド、イエローヘッド、シアンヘッド及びブラックヘッドから構成される。それぞれのプリンタヘッド32の下面には、下方に向けてUVインクを吐出するための複数の吐出ノズル(図示せず)が形成されている.右紫外線照射装置33Rは、プリンタヘッド32の右側に隣接して搭載されている。この右紫外線照射装置33Rは、その内部に紫外線を照射する例えばLED等の光源が搭載されており、この光源からの紫外線が下方に向けて照射されるようになっている。左紫外線照射装置33Lは、上記右紫外線照射装置33Rと同一構成となっており、プリンタヘッド32の左側に隣接して搭載されている。右紫外線照射装置33R及び左紫外線照射装置33Lから照射される紫外線によって、プリンタヘッド32から吐出されて印刷媒体に付着したUVインクを、確実に硬化させることができるようになっている。
図2に示すように、上ボディ部16の下部には、複数のローラアッセンブリ100が左右に並んで取り付けられている。このローラアッセンブリ100の前側先端部には、ピンチローラ131が回転自在に取り付けられている。ピンチローラ131の下方には、左右に延びる円筒状の送りローラ21が、プラテン13の上面に対して突出するように配設されている。この送りローラ21は、例えば中央ボディ部12の内部に設けられた前後駆動モータ(図示せず)により回転駆動されるようになっている。
ローラアッセンブリ100は、送りローラ21に対してピンチローラ131を押し付けたクランプ位置と、ピンチローラ131を離間させたアンクランプ位置とに設定可能となっている。この構成より、印刷媒体をピンチローラ131と送りローラ21との間に挟み、クランプ装置23をクランプ位置に設定した上で、送りローラ21を回転させることにより、印刷媒体を所定距離だけ前方又は後方に送ることができるようになっている。
送りローラ21の表面のうちでピンチローラ131と当接する部分は、例えば金属製のメッシュ部材22が貼り付けられて固定されている。このように構成することにより、送りローラ21と印刷媒体との接触抵抗を増大させることができ、すべりを発生することなく精度良く前後に送ることが可能である。
そして特に、本発明のプリンタ装置10では、ローラアッセンブリ100において、例えばシート状や板状など印刷媒体の材質及び/又は厚さに応じて、前記ローラ部材130を交換することにより、クランプ状態を変更可能となされている。これにより、簡明な構成で、例えばシート状や板状など、多種多様な材質/厚さを有する印刷媒体に応じて適したクランプをすることができ、正確にフィードさせることが可能である。
なお、本発明のプリンタ装置におけるローラアッセンブリ100の具体的な構成については、後に詳述する。
また、プラテン13には複数の吸引孔13Aが形成されるとともに、プラテン13の下面にはこの吸引孔13Aと連通した減圧室(図示せず)が設けられている。例えばシート状媒体Sに対して印刷を行う際、上記減圧室を負圧に設定することにより、シート状媒体Sをプラテン13の上面に吸着させて固定することができる。
上述の構成より、シート状媒体Sに対して印刷を施す場合には、シート状媒体Sをプラテン13に吸着させて固定した状態で、印刷ユニット30を左右に移動させながらUVインクの吐出及び紫外線の照射を行って印刷を施す。そして、プラテン13に対するシート状媒体Sの吸着を解除し、シート状媒体Sを所定距離だけ前方に送った後、再びシート状媒体Sをプラテン13に固定してUVインクの吐出及び紫外線の照射を行う。この作動を繰り返して行うことにより、シート状媒体Sに対して所望の印刷を施すことができる。
また、以上説明した構成に加えて、プリンタ装置10においては、特に板状媒体Bに対して印刷を施すときに板状媒体Bを精度良く前後へ送ることを目的として、支持ローラ41を有する複数の搬送補助部材40がプラテン13に設けられている。
また、以上のように構成されるプリンタ装置10を用いて板状媒体Bに印刷を施すときには、板状媒体Bを略水平に支持するために、プリンタ装置10の後方に後側支持台60を、前方に前側支持台70を取り付ける(図3及び図4参照)。以下に、この後側支持台60の構成について、図4を追加参照しながら説明する。なお、前側支持台70は、後側支持台60と同一構成となっているため、その説明は省略する。
図4に示すように、後側支持台60は、複数の搬送ローラ62が前後に並んで配設された前後長さ約1.2mの搬送レール61が、支持脚63により揺動自在に支持されて構成される。この搬送レール61と支持脚63とを繋ぐように傾斜調整板64が取り付けられており、傾斜調整板64は支持脚63に対して揺動自在に取り付けられている。この傾斜調整板64には、長穴65が形成されている。この構成から、長穴65に固定ねじ66を挿通させて搬送レール61に締結することにより、傾斜調整板64と搬送レール61とを固定できるとともに、支持脚63に対する搬送レール61の傾斜角度を任意に設定することが可能である。
例えば、図3及び図4に示すように搬送レール61を略水平な状態で固定したり、又は搬送レール61を下方に傾斜させて折りたたむも可能である。なお、この後側支持台60は、使用されていないときにはコンパクトに折りたたんだ様態で保管しておくことができるので、保管場所の省スペース化を図ることが可能である。
(ローラアッセンブリ)
次に、以上のように構成されるプリンタ装置10において用いられる本発明のローラアッセンブリ100の具体的な構成について説明する。
図5及び図6は、本発明のプリンタ装置10において、ローラアッセンブリ100の一構成例を示す図であり、図5は外観図、図6は左右中央での側断面図である。
ローラアッセンブリは、このアッセンブリのフレームをなすアッセンブリケース110と、アッセンブリケース110の下部に左右に延びる揺動軸114を介して上下に揺動自在に支持されたクランプベース120、クランプベース120の前端部に取り付けられ、回転自在になされたピンチローラ131A(131)を有するローラ部材130A(130)、一端がクランプベース側のバネ支軸123に掛止され他端側がアッセンブリケース側のバネ支軸163に掛止されて揺動軸114に支持されたクランプベース120を図6における時計廻りに(ピンチローラ131を下動させる方向に)付勢する左右一対のコイルスプリング140、それぞれアッセンブリケース110の前面側に突出するレバー155,156を有しローラアッセンブリによるクランプのON/OFを切り換えるクランプ係脱機構150及びクランプ圧を切り換えるクランプ圧設定機構160などを備えて構成される。
アッセンブリケース110は、図6に示すように、前方部分が壁面で上下3段に仕切られており、中段にクランプ係脱機構150のレバー(クランプレバーという)155、上段にクランプ圧設定機構160のレバー(クランプ圧設定レバーという)165が、上下に延びるレバー軸115により枢着されて各々独立して左右に揺動可能になっている。アッセンブリケース110の後部にはローラアッセンブリを支持する支持シャフトに係止されるシャフト係合部116が形成されるとともに、ケース前方の上部にローラアッセンブリ100を固定するためのネジ挿通孔が形成された固定フランジ部117が左右2箇所に形成されている。
図7は、クランプベース120を抜き出して示す図である。
クランプベース120は、図5〜図7に示すように、アッセンブリケース110の左右の側壁間を結んでに取り付けられた揺動軸114に揺動自在に支持されて前後に延びる平坦なベースプレート部121と、このベースプレート部121から上方に突出して揺動軸114と平行に延びる壁面状のレバー係合部122と、レバー係合部122の上端を左右貫通する支軸孔に軸支されたバネ支軸123とを有して構成される。
そして、ベースプレート部121の先端部には、ピンチローラ131を有するローラ部材130が取り付け/取り外し可能に配されている。
特に本発明では、多種多様な材質/厚さを有する印刷媒体に応じて、ここでは印刷媒体がシート状の場合と板状の場合とに応じて、ローラ部材130を使い分けている。これにより印刷媒体に対応して適したクランプをすることができ、正確にフィードさせることが可能である。
図8は、前記印刷媒体がシート状の場合に用いられるローラ部材130Aを示したものであり、図9は、前記ローラ部材130Aをクランプベース120に取り付けた状態を示す図である。
前記印刷媒体がシート状の場合、前記ローラ部材130Aは、比較的大きな径を有する1つのピンチローラ131Aを備えたものである。ローラ部材130Aは、ピンチローラ131Aをローラピン132によって回転自在に軸支している。
ローラ部材130Aに設けられた取り付け用の凹部133を、クランプベース120の固定軸126に嵌め込むことで、ガタを発生させることなく、クランプベース120の先端部にローラ部材130Aを取り付けることができる。
なお、ここでは説明をわかりやすくするために、抜き出した状態のクランプベース120に対してローラ部材130を取り付けた場合を示しているが、実際には、クランプベース120はアッセンブリケース110に支持された状態で、このクランプベース120(アッセンブリ本体をなす)に対してローラ部材130を取り付ける。
印刷媒体がシート状(ロールメディア)の場合、媒体を高速走行させて印刷を行うため、後述する板状媒体のように媒体をしっかりと押さえることよりも、走行時のベアリング、すなわち印刷媒体を安定走行させることが重要となってくる。
印刷媒体がシート状の場合、ローラ部材130Aはピンチローラ131Aを1つしか備えていないが、これによりピンチローラ131Aと印刷媒体との摩擦を小さくし、印刷媒体を安定走行させることができる。
また、印刷媒体がシート状の場合、媒体の厚みが薄いため、ピンチローラ131Aの径は、媒体の厚みに合わせて、板状の場合(ピンチローラ131B)と比べて比較的大きなものとなる。
図10は、前記印刷媒体が板状の場合に用いられるローラ部材130Bを示したものであり、図11は、前記ローラ部材130Bをクランプベース120に取り付けた状態を示す図である。
前記印刷媒体が板状の場合、前記ローラ部材130Bは、比較的小さな径を有し、左右方向に離間して配された複数のピンチローラ131Bを備えたものである。ローラ部材130Bは、ピンチローラ131Bをローラピン132によって回転自在に軸支している。
ローラ部材130Bに設けられた取り付け用の凹部133を、クランプベース120の固定軸126に嵌め込むことで、ガタを発生させることなく、クランプベース120の先端部にローラ部材130Bを取り付けることができる。
印刷媒体が板状の場合、シート状(ロールメディア)の場合のように高速走行させる必要はないため、走行時のベアリングよりも、媒体をしっかりと押さえることが重要となる。
印刷媒体が板状の場合、ローラ部材130Bが、離間して配された複数のピンチローラ131Bを備えていることで、押さえ幅を広くし、媒体をしっかりと押さえることができる。なお、ここでは2つのピンチローラ131Bを備えた場合を示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば3つ以上のピンチローラを備えていてもよい。
前記印刷媒体が板状の場合、媒体の厚みが厚いため、ピンチローラ131Bの径は、媒体の厚みに合わせて、シート状の場合(ピンチローラ131A)と比べて比較的小さいものとなる。
このように本発明では、多種多様な材質/厚さを有する印刷媒体に応じて、ここでは印刷媒体がシート状の場合と板状の場合とに応じて、ピンチローラ数/ピンチローラ種/クランプ高さ(ピンチローラ径)の異なるローラ部材を使い分けることで、簡明な構成で、種々の印刷媒体に対応して適したクランプをすることができ、正確にフィードさせることが可能である。
また、このようなローラアッセンブリにおいて、アッセンブリケース110の左右の側壁には、バネ支軸123を挿通させる支軸挿通孔113がバネ支軸123の揺動軌跡に合わせて開口形成されており、バネ支軸123の左右端部がアッセンブリケース110から外方に突出して配設される。バネ支軸123の左右の端部にはEリングが嵌着されており、バネ支軸123に掛止されたコイルスプリング140が安易に外れないようになっている。
コイルスプリング140の他端側は、クランプ圧設定機構160のカムスライダ168に嵌入されたバネ支軸163に掛止されており、クランプベース側のバネ支軸123とアッセンブリケース側のバネ支軸163との軸間距離に応じたバネ力(張力)でバネ支軸123が引っ張られ、揺動軸114に支持されたクランプベース120が図6における時計廻りに(ピンチローラ131を下動させる方向に)付勢される。バネ支軸163の左右の端部にもEリングが嵌着されており、掛止されたコイルスプリング140が安易に外れないようになっている。
このように付勢配設されたクランプベース120に対して、クランプ係脱機構150は、ピンチローラ131を送りローラ21に押し付けて印刷媒体を挟み込むクランプ位置(クランプON)と、ピンチローラ131を送りローラ21の上方に離隔させて印刷媒体の挟み込みを開放する開放位置(クランプOFF)とに切り換え可能なクランプ状態の設定機構である。
このクランプ係脱機構150の構成及び作用を説明するため、図12 (a),(b)に、クランプレバー155を右方の揺動角度位置に位置させてローラアッセンブリ100をクランプ位置に設定したクランプONの状態と、クランプレバー155を左方の揺動角度位置に位置させてローラアッセンブリ100を開放位置に設定したクランプOFF状態とについて、(a)図6におけるVI矢視方向に見た平面図、(b)右側方から見た側面図としてそれぞれ示す。なお各図では、クランプレバー155の角度位置と、これにより揺動されるクランプベース120の角度位置との関係を明示するため、アッセンブリケース110やクランプ圧設定機構160の各部構成等について適宜省略して表示している。また、各図では、ピンチローラ131Aを用いた場合を表示しているが、ピンチローラ131Bの場合も同様である。
クランプ係脱機構150は、主としてクランプベース120のレバー係合部122とクランプレバー155とにより構成される。
クランプレバー155は、レバー軸115を挟んで前後に延びる桿状をなし、レバー軸115を中心として左右に揺動可能にアッセンブリケースに枢支される。レバー軸115から前方に延びるクランプレバー155の前端側は、ピンチローラ131の上方に位置してアッセンブリケース110の前方に突出配設され、指掛け操作可能なレバー部156が形成される。クランプレバー155の後端側はカム形状(図示する実施例ではY字のカム形状)に形成され、右側にレバー軸115からの半径寸法が大きいOFF係止面157f、左側にレバー軸115からの半径寸法が小さいON係止面157nが形成されている。
OFF係止面157fは、クランプレバー155を右方のOFF位置に設定したときにクランプベース120のレバー係合部122と係合し、コイルスプリング140の付勢力に抗してレバー係合部122を後方に押圧し、クランプベース前端のピンチローラ131を送りローラ21の上方に離隔させた開放位置(クランプOFF)に保持させる。
ON係止面157n(及びOFF係止面157fの左端角部157p)は、クランプレバー155を左方のON側に設定したときにレバー係合部122と係合し得る状態になり、コイルスプリング140の付勢力によりピンチローラ131を送りローラ21の周面(上面)に押し付けたクランプ位置(クランプON)に保持させる。
クランプ圧設定機構160は、ピンチローラ131を送りローラ21に押し付けて印刷媒体を挟み込むクランプ位置において、ピンチローラ131の押圧力を変化させて設定可能なクランプ状態の設定機構である。
このクランプ圧設定機構160の構成及び作用を説明するため、図13(a),(b)に、クランプ圧設定機構160を、強・中・弱の3段階に変化させて設定したときの、クランプ圧設定レバー165とコイルスプリング140の設定状況との関係を、(a)図6におけるVII矢視方向に見た平面図、(b)ローラアッセンブリの斜視図としてそれぞれ示す。なお本図においても、クランプ圧設定レバー165の角度位置とこれにより変化するバネ支軸163の位置関係を明示するため、アッセンブリケース110やクランプ係脱機構150の各部構成等について適宜省略して表示している。
クランプ圧設定レバー165は、平面視においてレバー軸115から前方に扇状に広がった後テーパ状に狭くなる菱形状をなし、クランプ係脱機構のクランプレバー155の上方に位置して、レバー軸115を中心として左右に揺動可能に枢支される。クランプ圧設定レバー165の前端側はアッセンブリケース110の前方に突出配設され、指掛け操作可能なレバー部166が形成される。クランプ圧設定レバー165は基端側がレバー部166よりも厚い階段状に形成され、この段差の立設面に平面視において波形のカム面167が形成される。カム面167には、カムスライダ168先端の係合凸部169と係合してカムスライダ168を係止する係止凹部が3箇所形成されており、右側から順に、レバー軸115からの半径寸法が小さい弱係止凹部167w、中間の中係止凹部167m、大きい強係止凹部167sとなっている。
このカム面167と係合するカムスライダ168は、前後に長い断面視矩形のボディ部168aと、このボディ部168aから左右に突出してクランプ圧設定レバーの上面とアッセンブリケース110との間に支持される支持部168bとを有し、ボディ部168aを左右に貫通する支軸孔にバネ支軸163が嵌入されている(図5を参照)。アッセンブリケース110には、左右の側壁にバネ支軸163を挿通させる支軸挿通溝が前方に開いて形成されるとともに、上壁にはカムスライダ168のボディ部168aの幅に合わせたスリット状のスライド溝118が形成されており、ボディ部上部がスライド溝118に嵌入されてカムスライダ168がクランプ圧設定レバー165の上面とアッセンブリケース110の上壁面との間に前後方向にのみスライド変位可能に支持され、バネ支軸123〜163に掛け渡されたコイルスプリング140のバネ力により常時後方に付勢される(図5及び図6を参照)。ボディ部168の後端には、平面視において円弧状の係合凸部169が形成されており、この係合凸部169がクランプ圧設定レバーのカム面167と係合し、カム面に形成された3箇所の係止凹部167w,167m,167sにおいて安定支持されるようになっている。
このため、コイルスプリング140のバネ力に抗してクランプ圧設定レバー165を左右に揺動させると、クランプ圧設定レバーのカム面167と係合する係合凸部169がカム面上を滑って前後にスライド変位し、カム面167に形成された3箇所の係止凹部167w,167m,167sのいずれかと係合した角度位置でクランプ圧設定レバー165を係止保持させることができる。
これら3箇所の係止凹部167w,167m,167sは、既述したようにレバー軸115からの半径寸法が相違しており、半径方向寸法は、弱係止凹部167w<中係止凹部167m<強係止凹部167sとなっている。このため、係合凸部169を各係止凹部に係合保持させたときにバネ支軸163の配設位置が前後に変化し、バネ支軸123〜163間に掛け渡されたコイルバネ140の設定長さdが変化する。すなわち、クランプ圧設定レバー165を左方に揺動させて係合凸部169を弱係止凹部167wに係合保持させた時の設定長さをdw、クランプ圧設定レバー165を中央に位置させて係合凸部169を中係止凹部167mに係合保持させた時の設定長さをdm、クランプ圧設定レバー165を右方に揺動させて係合凸部169を強係止凹部167sに係合保持させた時の設定長さをdsとすれば、dw<dm<dsであり、この設定長さに対応するバネ力すなわちピンチローラ131を送りローラ21に押し付ける押圧力(クランプ圧)が上記設定長さに応じて弱・中・強の3段階に変化する。
このように、クランプ圧設定機構160では、クランプ圧設定レバー165を左右に揺動させて係合凸部169を係止凹部167w,167m,167sに係合保持させることにより、クランプ圧を弱・中・強の3段階に変化させて設定することができる。
以上説明してきたように、本発明のプリンタ装置及びローラアッセンブリでは、多種多様な材質/厚さを有する印刷媒体に応じて、ここでは印刷媒体がシート状の場合と板状の場合とに応じて、ピンチローラ数/ピンチローラ種/クランプ高さ(ピンチローラ径)の異なるローラ部材を使い分けている。これにより本発明では、簡明な構成で種々の印刷媒体に対応して適したクランプをすることができ、正確にフィードさせることが可能である。
以上、本発明のプリンタ装置について説明してきたが、本発明は上述した例に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば上述の実施形態では、UVインクを用いて印刷を行う構成を示したが、このUVインク以外に、例えば水性インク、油性インク又はソルベントインク等を使用するプリンタ装置に対しても、本発明を適用することができる。
また、上述した実施形態では、印刷媒体がシート状の場合と板状の場合とで異なるローラ部材を用いた場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、シート状媒体間でも、その材質/厚さに応じて異なるローラ部材を用いてもよい。また、板状媒体間でも、その材質/厚さに応じて異なるローラ部材を用いてもよい。
本発明は、プリンタヘッドからインクを吐出させることにより印刷媒体に印刷を施すプリンタ装置に広く適用可能である。
B 板状媒体(印刷媒体、板状の印刷媒体)、S シート状媒体(印刷媒体)、10 プリンタ装置、13 プラテン(媒体支持手段)、19 コントローラ(印刷制御部)、21 送りローラ(挟持ローラ)、131 ピンチローラ(挟持ローラ)、25 前後駆動モータ(媒体搬送機構)、32 プリンタヘッド、39 左右駆動モータ(ヘッド移動機構)、40搬送補助部材
41支持ローラ(回転部材)、42 軸部材(支持軸)、60 後側支持台(上流側支持台)
61 搬送レール(媒体支持レール)、63 支持脚(レール支持脚)、70 前側支持台(下流側支持台)、100 ローラアッセンブリ、120 クランプベース、130A,130B(130) ローラ部材、131A,131B(131) ピンチローラ、150 クランプ係脱機構、160 クランプ圧設定機構。

Claims (6)

  1. 印刷媒体を支持する媒体支持手段に支持された印刷媒体に対して、互いに直交する搬送方向及び走査方向にプリンタヘッドを対向した状態で相対移動させながらインクを吐出させて印刷媒体に印刷を施すプリンタ装置であって、
    媒体支持手段の上面と略同一の高さ位置に左右に延びて設けられ回転駆動される送りローラ、及び各々回転自在なピンチローラが前記送りローラの上方に左右に並んで設けられたローラアッセンブリを複数有し、前記媒体支持手段上に載置された印刷媒体を前記送りローラと前記ピンチローラとの間に挟み込んで前後に搬送する搬送機構と、
    前記プリンタヘッドを前記走査方向に移動させるヘッド移動機構と、
    前記媒体搬送機構による印刷媒体の送り制御、及び前記ヘッド移動機構による前記プリンタヘッドの移動制御を行う印刷制御部と、を備え、
    前記ローラアッセンブリは、アッセンブリ本体と、前記ピンチローラを有し、前記アッセンブリ本体に対して取付け/取外し可能となされたローラ部材と、から構成され、
    前記印刷媒体の材質及び/又は厚さに応じて、前記ローラ部材を交換することにより、クランプ状態を変更可能となされていること、を特徴とするプリンタ装置。
  2. 前記印刷媒体がシート状の場合、前記ローラ部材は、比較的大きな径を有する1つのピンチローラを備えたものであること、を特徴とする請求項1に記載のプリンタ装置。
  3. 前記印刷媒体が板状の場合、前記ローラ部材は、比較的小さな径を有し、左右方向に離間して配された複数のピンチローラを備えたものであること、を特徴とする請求項1に記載のプリンタ装置。
  4. 印刷媒体を支持する媒体支持手段に支持された印刷媒体に対して、互いに直交する搬送方向及び走査方向にプリンタヘッドを対向した状態で相対移動させながらインクを吐出させて印刷媒体に印刷を施すプリンタ装置において用いられるローラアッセンブリであって、
    アッセンブリ本体と、
    各々回転自在に設けられたピンチローラを有し、前記アッセンブリ本体に対して取付け/取外し可能となされたローラ部材と、から構成され、
    前記印刷媒体の材質及び/又は厚さに応じて、前記ローラ部材を交換することにより、クランプ状態を変更可能となされていること、を特徴とするローラアッセンブリ。
  5. 前記印刷媒体がシート状の場合、前記ローラ部材は、比較的大きな径を有する1つのピンチローラを備えたものであること、を特徴とする請求項4に記載のローラアッセンブリ。
  6. 前記印刷媒体が板状の場合、前記ローラ部材は、比較的小さな径を有し、左右方向に離間して配された複数のピンチローラを備えたものであること、を特徴とする請求項4に記載のローラアッセンブリ。
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