JP2007216521A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録ヘッドが搭載されたキャリッジ移動を低負荷で行うことができると共に記録を高精度に行うことができる記録装置を提供すること。
【解決手段】キャリッジ121がキャリッジガイド部材122に対し傾いたとき、記録ヘッド129がキャリッジガイド部材との平行度を維持するようにキャリッジに対して揺動するように構成した。これにより、キャリッジとキャリッジガイド部材との間にガタが生じていても、そのままの状態でキャリッジを移動させるので、キャリッジ移動を低負荷で行うことができる。そして、キャリッジが移動する際にガタ分だけ傾いても、記録ヘッドは独自に揺動してキャリッジガイド軸との平行度を保つので、記録を高精度に行うことができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、記録ヘッドを搭載し、キャリッジガイド部材に沿って往復移動するキャリッジを備えた記録装置に関する。
一般的な記録装置の1つであるシリアル方式のインクジェット式プリンタは、副走査方向に搬送される用紙に対して主走査方向に往復移動しながらインク滴を吐出して記録する記録ヘッドを備えている。通常、この記録ヘッドはキャリッジに搭載されており、このキャリッジが主走査方向に配設されたキャリッジガイド軸に沿って摺動するようになっている。このような構成において、高精度な記録を維持するためには、キャリッジとキャリッジガイド軸との間のガタを抑える必要がある。そこで、キャリッジの摺動面を傾斜面に形成してバネにより付勢することにより上記ガタを抑え、摺動によるダンパ効果でぶれや振動を抑える構成のインクジェット式プリンタが提案されている(特許文献1参照)。
特開2004−155128号公報
上述したインクジェット式プリンタは、キャリッジを力で押さえ付けることにより上記ガタを抑える構成なため、キャリッジを移動させる際にキャリッジとキャリッジガイド軸との間で大きな摩擦力が発生して負荷が大きくなる傾向にある。
本発明は、上記のような課題に鑑みなされたものであり、その目的は、記録ヘッドが搭載されたキャリッジ移動を低負荷で行うことができると共に記録を高精度に行うことができる記録装置を提供することにある。
上記目的達成のため、本発明の記録装置では、記録ヘッドを搭載し、キャリッジガイド部材に沿って往復移動するキャリッジを備えた記録装置において、前記キャリッジが前記キャリッジガイド部材に対し傾いたとき、前記記録ヘッドが前記キャリッジガイド部材との平行度を維持するように前記キャリッジに対して揺動するように構成したことを特徴としている。これにより、キャリッジとキャリッジガイド部材との間にガタが生じていても、そのままの状態でキャリッジを移動させるので、キャリッジ移動を低負荷で行うことができる。そして、キャリッジが移動する際にガタ分だけ傾いても、記録ヘッドは独自に揺動してキャリッジガイド部材との平行度を保つので、記録を高精度に行うことができる。
また、前記記録ヘッドに取り付けられ、前記記録ヘッドを揺動させるベルト部材を備えたことを特徴としている。これにより、記録ヘッドを揺動させる駆動源とキャリッジを移動させる駆動源とを同一にすることができる。また、前記記録ヘッドの揺動を規制する規制部材を備えたことを特徴としている。これにより、記録ヘッドが必要以上に揺動してキャリッジガイド部材との平行度を損ねてしまうような事態を防止することができる。また、前記キャリッジと前記記録ヘッドを貫装する揺動部材であって、前記キャリッジと前記記録ヘッドとを付勢する付勢手段を有する揺動部材を備えたことを特徴としている。これにより、簡易な構成で記録ヘッドを精度良く揺動させることができる。
また、前記付勢手段は、前記記録ヘッドと前記揺動部材を押圧する弾性部材を有することを特徴としている。これにより、記録ヘッドとキャリッジとの間のガタを取り除くことができる。また、前記規制部材が調整可能であることを特徴としている。これにより、キャリッジとキャリッジガイド部材との間のガタにバラツキが生じていても、記録ヘッドの揺動を適切に規制することができる。また、前記ベルト部材は、前記揺動部材と前記キャリッジガイド部材の間に配置されていることを特徴としている。これにより、キャリッジの移動に同期して記録ヘッドを揺動させることができる。
本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の実施の形態に係る記録装置の1つであるインクジェット式プリンタの使用時の外観構成を前面側から見たときの斜視図である。尚、図1の説明において、「前後」はインクジェット式プリンタの前面側から見たときの方向をいうものとする。このインクジェット式プリンタ100は、扁平な直方体状のハウジング101を備えた携帯性の高い薄型プリンタである。
ハウジング101の後部には、ハウジング101の上面と略同一面積の矩形平板状のカバー102が旋回自在に取り付けられている。このカバー102は、ハウジング101の後部側の端部両端が軸支持されており、これらの軸102aを中心にハウジング101の上面から後方にかけての鈍角の範囲で旋回するようになっている。即ち、カバー102は、プリンタ使用時にはハウジング101の斜め上後方に向って突出しており、そのときは給紙する用紙Pを1枚若しくは複数枚積層保持する機能を有し、プリンタ不使用時にはハウジング101の上面に接しており、そのときはハウジング101を保護する機能を有している。そして、プリンタ不使用時にはカバー102はハウジング101の上面に接しているので、カバー102をコンパクトに収納しておくことができる。
更に、ハウジング101の後部には、直方体状の空きスペースが形成されて給紙口101aが設けられていると共に用紙搬送部110の給紙ローラ111が配設されている。この給紙ローラ111は、プリンタ使用時にはカバー102に積層保持される用紙Pの給紙先端側に当接して給紙し、また、プリンタ不使用時には直方体状の空きスペースに収納されてカバー102によって覆われる。また、ハウジング101の前面には、スリット状の排紙口101bが設けられている。
図2は、上記インクジェット式プリンタ100のハウジング101とカバー102を取り外した状態を前面側から見たときの斜視図である。尚、図2の説明においても、「前後」はインクジェット式プリンタの前面側から見たときの方向をいうものとする。ハウジング101の内部には、プリンタの主要構成部である用紙搬送部110及び本発明の特徴的な部分を含む画像記録部120等が収納されている。
用紙搬送部110は、紙受けとして機能しているカバー102から画像記録部120を通って排紙口101bに至る紙経路に沿って用紙を搬送する機能を有しており、上流側から下流側にかけて以下の部材が順に配設されている。即ち、給紙軸112に貫着されたローラホルダ113に回転可能に保持された給紙ローラ111、上下に対向配置されている1本の紙送りローラ114及び図示しない複数個の従動ローラ、上下に対向配置されている1本の排紙ローラ115及び図示しない複数個のギザローラが、背面側から前面側にかけて配設されている。
給紙ローラ111及び排紙ローラ115の外周面には、給送時及び搬送時の摩擦係数を高めるために複数のゴムローラが嵌入され、紙送りローラ114の外周面には、搬送時の摩擦係数を高めるためにゴムやセラミック粒子等が被覆されている。そして、給紙ローラ111及び給紙軸112は、給紙モータ116と図示しないギア機構を介して回転制御され、紙送りローラ114及び排紙ローラ115は、搬送モータ117とギア機構118及びベルト機構119を介して回転制御される。
また、従動ローラは、紙送りローラ114の上方に軸に沿って複数配列され、サイドフレーム103に固定されている従動ローラ受け台104に係止されており、図示しない1枚の板バネにより紙送りローラ114に当接されて付勢されている。ギザローラは、排紙ローラ115の下方に軸に沿って複数配列され、下フレーム105に固定されているギザローラ受け台106に係止されており、図示しない捩りコイルバネ等により排紙ローラ115に当接されて付勢されている。紙送りローラ114と従動ローラは、給紙口101aから給紙される用紙を挟持して送り出すようになっている。排紙ローラ115とギザローラは、紙送りローラ114と従動ローラから搬送されてくる用紙を挟持して送り出すようになっている。
画像記録部120は、紙送りローラ114と従動ローラから搬送されてくる用紙に対して画像記録する機能を有しており、紙送りローラ114と排紙ローラ115の間に以下の部材が配設されている。即ち、搭載された記録ヘッド129を用紙の搬送直交方向(主走査方向)に移動させるキャリッジ121、このキャリッジ121の移動を案内するキャリッジガイド軸122、キャリッジ121を移動させるキャリッジモータ126の回転を伝達する本発明の特徴的な部分の1つであるベルト部材127が配設されている。そして、記録ヘッド129をキャリッジ121に揺動自在に取り付ける本発明の特徴的な部分の1つである揺動部材150、この記録ヘッド129の揺動を規制する本発明の特徴的な部分の1つである規制部材160が配設されている。更に、キャリッジ121の下方で搬送されてくる用紙を支持するプラテン123、インクカートリッジ124からインクを記録ヘッド129へ供給するインクチューブ125等が配設されている。
記録ヘッド129は、ブラックインクを吐出するブラックインク用記録ヘッドと、イエロー、ライトシアン、シアン、ライトマゼンタ、マゼンタ等の各色のインクを吐出する複数のカラーインク用記録ヘッドとを備えている。そして、記録ヘッド129は、各色毎のインクチューブ125に繋がる前部に配設された複数のダンパ部129aとそれらに繋がる圧力発生室及びノズルを備えており、例えば圧電素子や発熱素子等により圧力発生室内の圧力を変動させて、圧力発生室内に貯留されているインクをノズルから吐出させるようになっている。各色のノズルは複数個が例えば用紙の搬送方向(副走査方向)に所定間隔を空けて並設されたノズル列としてそれぞれ形成されている。
この記録ヘッド129は、中央部がベルト部材127を構成するベルト127aに固定され、後部に配設される揺動部材150を介してキャリッジ121内に取り付けられている。この揺動部材150は、キャリッジ121の移動時においてキャリッジガイド軸122に対する記録ヘッド129の平行度が常に維持されるように、記録ヘッド129をキャリッジ121に対して揺動させる部材である。そして、記録ヘッド129の前部側のダンパ部129aとキャリッジ121には、記録ヘッド129の揺動を規制する規制部材160が配設されている。尚、揺動部材150、規制部材160及びベルト部材127の詳細は後述する。
キャリッジ121は、箱状に形成されて前部がキャリッジガイド軸122に摺動自在に貫装され、後部に形成されている図示しない突起部が従動ローラ受け台104上に摺動自在に載置されている。そして、キャリッジ121は、インクジェット式プリンタ100が非記録状態であるオフ状態もしくはスタンバイ状態のときは図示左側に示す待機位置(ホームポジション)に位置しており、記録状態のときはホームポジションを離脱して搬送されてくる用紙の両側端部間を、キャリッジモータ126とベルト部材127を介してキャリッジガイド軸122と従動ローラ受け台104に案内されて移動制御される。
プラテン123は、矩形容器状に形成されており、内部にはいわゆる縁無し印刷を行うときに吐出されたインクのうち用紙から外れたインクを吸収する不織布やスポンジ等で成る図示しないインク吸収体が敷き詰められている。インクチューブ125は、上記各色用のチューブが束ねられてギザローラ受け台106の上面に配設されており、各一端が対応する各色のインクカートリッジ124に繋がれ、各他端が対応する各色の記録ヘッド129に繋がれている。このインクチューブ125は、キャリッジ121の移動時にキャリッジ121等と干渉せず、かつ折れ曲ったり交差したりしないように、ギザローラ受け台106の上面に略U字状に湾曲させて配設されている。
図3は、上記揺動部材150、規制部材160及びベルト部材127とその周辺部を背面側から見た斜視図、図4は、その三面図及び主要部の拡大図である。尚、図3の説明において、「前後」は図示での前後、即ちインクジェット式プリンタの背面側から見たときの方向をいうものとする。揺動部材150は、揺動軸151と板バネ(付勢部材)152を備えている。揺動軸151は、キャリッジ121の前部に形成されている枠121bと、その枠121b間に配置される記録ヘッド129の前部上下に形成されている突出部129bを上下に貫通するように配設されている。即ち、揺動軸151は、図4に示すように、キャリッジ121の枠121bに形成されている穴121cと、記録ヘッド129の突出部129bに形成されている穴129cに挿入され、キャリッジ121の枠121bの穴121cとはガタが生じず、かつ抜けないように上下が固定されている。これにより、記録ヘッド129をキャリッジ121内にて揺動軸151を中心に主走査方向に揺動自在とすることができる。
板バネ152は、記録ヘッド129の前部左右に形成されている爪部129dに掛け渡され、揺動軸151を背面側から押圧するように配設されている。即ち、板バネ152は、図4に示すように、記録ヘッド129の突出部129bに形成された半円形と三角形を組み合わせた形状の穴129cの三角形の周面129caに揺動軸151を押し付けるように配設されている。これにより、記録ヘッド129の突出部129bの穴129cと揺動軸151との間、即ち記録ヘッド129とキャリッジ121との間のガタを抑えて記録ヘッド129を精度良く揺動させることができる。
規制部材160は、偏心ピン161と当接部162をそれぞれ2つずつ備えている。偏心ピン161は、キャリッジ121の後部の左右上面に回転自在に取り付けられている。当接部162は、記録ヘッド129のダンパ部129aの両側面に偏心ピン161と所定間隔が空くようにして取り付けられている。即ち、左右の偏心ピン161は、記録ヘッド129が揺動していない状態では、当接部162との間隔が同一の所定間隔dとなるように回転調整されている。これにより、記録ヘッド129が左右何れかの方向に上記所定間隔だけ揺動したときは、当接部162が偏心ピン161と当接して記録ヘッド129がそれ以上揺動しないように規制することができる。
ベルト部材127は、ベルト127aと2つのプーリ127bを備えている。ベルト127aは、例えばゴム等で成る無端ベルトであり、両側がプーリ127bに掛け渡され、途中部分が記録ヘッド129のベルト固定部129eに固定されている。一方のプーリ127bは、キャリッジモータ126の駆動軸に嵌め込まれている。これにより、キャリッジモータ126が駆動するとベルト127aが回転して記録ヘッド129を引張るので、同時にキャリッジ121も引張られてキャリッジガイド軸122と従動ローラ受け台104に案内されて移動する。
以上のような構成のインクジェット式プリンタ100において、用紙に記録する場合の揺動部材150、規制部材160及びベルト部材127の動作を説明する。なお、インクジェット式プリンタ100とコンピュータ等との接続配線や電源プラグの接続は既に完了しているものとする。先ず、ユーザは、指をカバー102の前端に掛け、カバー102を持ち上げ後方へ旋回させ、用紙の先端側を給紙口101aに差し込んで図1に示す状態にする。これにより、用紙の後端側はカバー102に沿って保持されるので、用紙は手前に傾斜した状態でセッティングされることになる。そして、インクジェット式プリンタ100をスタンバイ状態にし、コンピュータ等から記録指令を入力する。
すると、用紙は、給紙ローラ111により先端が紙送りローラ114と従動ローラの接触部に当接するまで送り出され、更に紙送りローラ114と従動ローラとの間に挟持されて副走査方向である前方へ送り出される。そして、用紙がプラテン123に達すると、キャリッジ121の主走査方向への移動が開始される。すなわち、ホームポジションに位置していたキャリッジ121は、ホームポジションを離脱して搬送されてくる用紙の両端部間を往復移動する。
このとき、キャリッジ121とキャリッジガイド軸122との間にガタがあると、例えば図5(A)に示すように、ベルト127aが図示矢印a1方向(往方向)に走行した場合、キャリッジ121は図示矢印a2方向にガタ分だけ回転する。ところが、ベルト127aは記録ヘッド129に固定されているため、記録ヘッド129はキャリッジ121の回転方向とは逆方向の図示矢印a3方向に揺動軸151を中心に揺動して上記ガタがキャンセルされることになる。従って、記録ヘッド129とベルト127aの平行度は維持されることになり、一方、ベルト127aとキャリッジガイド軸122とは元々平行に配設されているので、記録ヘッド129とキャリッジガイド軸122の平行度も維持されることになる。
一方、例えば図5(B)に示すように、ベルト127aが図示矢印b1方向(復方向)に走行した場合、キャリッジ121は図示矢印b2方向にガタ分だけ回転する。ところが、ベルト127aは記録ヘッド129に固定されているため、記録ヘッド129はキャリッジ121の回転方向とは逆方向の図示矢印b3方向に揺動軸151を中心に揺動して上記ガタがキャンセルされることになる。従って、記録ヘッド129とベルト127aの平行度は維持されることになり、一方、ベルト127aとキャリッジガイド軸122とは元々平行に配設されているので、記録ヘッド129とキャリッジガイド軸122の平行度も維持されることになる。従って、キャリッジ121とキャリッジガイド軸122との間にガタがあっても、各色のノズル列は副走査方向に平行な状態を保ったまま、高精度な記録を行うことができる。
即ち、記録ヘッド129は、副走査方向に搬送されつつある用紙に対し例えば圧電素子により圧力発生室内の圧力を変動させて、圧力発生室内に貯留されているインクをノズルから吐出して、用紙上に所定の文字や画像等を記録する。このときの記録ヘッド129の走査タイミングやインク吐出タイミングは、制御部により制御され、高精度なインクドット制御、ハーフトーン処理等が実行されるようになっている。そして、用紙は、排紙ローラ115とギザローラとの間に挟持されて更に前方へ送り出され、最終的に記録が完了した用紙は排紙口101bから外部へ排紙される。
以上のように本実施形態のインクジェット式プリンタ100によれば、キャリッジ121がキャリッジガイド軸122に対し傾いたとき、記録ヘッド129がキャリッジガイド軸122との平行度を維持するようにキャリッジ121に対して揺動するように構成したので、キャリッジ121とキャリッジガイド軸122との間にガタが生じていても、そのままの状態でキャリッジ121を移動させることにより、キャリッジ移動を低負荷で行うことができる。そして、キャリッジ121が移動する際にガタ分だけ傾いても、記録ヘッド129は独自に揺動してキャリッジガイド軸122との平行度を保つので、記録を高精度に行うことができる。
また、記録ヘッド129に取り付けられ、記録ヘッド129を揺動させるベルト部材127を備えたので、記録ヘッド129を揺動させる駆動源とキャリッジ121を移動させる駆動源とを同一にすることができる。また、記録ヘッド129の揺動を規制する規制部材160を備えたので、記録ヘッド129が必要以上に揺動してキャリッジガイド軸122との平行度を損ねてしまうような事態を防止することができる。
また、キャリッジ121と記録ヘッド129を貫装する揺動部材150であって、キャリッジ121と記録ヘッド129とを付勢する板バネ152を有する揺動部材150を備えたので、簡易な構成で記録ヘッド129を精度良く揺動させることができると共に、記録ヘッド129とキャリッジ121との間のガタを取り除くことができる。尚、板バネ152に限定されるものでは無く、弾性部材であれば例えばコイルバネやゴム板等であっても良い。また、揺動部材150として、揺動軸151を使用せずに板バネ152の一端を記録ヘッド129に固定し、その板バネ152の他端をキャリッジ121に固定するように構成しても同様の効果を奏する。
また、規制部材160が調整可能であるので、キャリッジ121とキャリッジガイド軸122との間のガタにバラツキが生じていても、記録ヘッド129の揺動を適切に規制することができる。また、ベルト部材127は、揺動部材150とキャリッジガイド軸122の間に配置されているので、キャリッジ121の移動に同期して記録ヘッド129を揺動させることができる。
記録ヘッドを搭載し、キャリッジガイド部材に沿って往復移動するキャリッジを備えた記録装置であれば、プリンタ装置に限らず、ファクシミリ装置やコピー装置にも適用可能である。また、記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を液体噴射ヘッドから被噴射媒体に噴射して液体を被噴射媒体に付着させる液体噴射装置の意味として、例えば、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタ製造に用いる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイや面発光ディスプレイ(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等を備えた装置にも適用可能である。
本発明の実施の形態に係る記録装置の1つであるインクジェット式プリンタの使用時の外観構成を前面側から見たときの斜視図である。 図1のインクジェット式プリンタのハウジングとカバーを取り外した状態を前面側から見たときの斜視図である。 図2のインクジェット式プリンタの揺動部材、規制部材及びベルト部材とその周辺部を背面側から見た斜視図である。 図3の三面図及び主要部の拡大図である。 用紙に記録する場合の揺動部材、規制部材及びベルト部材の動作を説明する図である。
符号の説明
100 インクジェット式プリンタ、101 ハウジング、102 カバー、110 用紙搬送部、120 画像記録部、121 キャリッジ、122 キャリッジガイド軸、126 キャリッジモータ、127 ベルト部材、127a ベルト、127b プーリ、129 記録ヘッド、150 揺動部材、151 揺動軸、152 板バネ、160 規制部材、161 偏心ピン、162 当接部

Claims (7)

  1. 記録ヘッドを搭載し、キャリッジガイド部材に沿って往復移動するキャリッジを備えた記録装置において、
    前記キャリッジが前記キャリッジガイド部材に対し傾いたとき、前記記録ヘッドが前記キャリッジガイド部材との平行度を維持するように前記キャリッジに対して揺動するように構成したことを特徴とする記録装置。
  2. 前記記録ヘッドに取り付けられ、前記記録ヘッドを揺動させるベルト部材を備えたことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記記録ヘッドの揺動を規制する規制部材を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の記録装置。
  4. 前記キャリッジと前記記録ヘッドを貫装する揺動部材であって、前記キャリッジと前記記録ヘッドとを付勢する付勢手段を有する揺動部材を備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の記録装置。
  5. 前記付勢手段は、前記記録ヘッドと前記揺動部材を押圧する弾性部材を有することを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
  6. 前記規制部材が調整可能であることを特徴とする請求項3〜5の何れか一項に記載の記録装置。
  7. 前記ベルト部材は、前記揺動部材と前記キャリッジガイド部材の間に配置されていることを特徴とする請求項2〜6の何れか一項に記載の記録装置。
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