JP2006198875A - 記録装置及び液体噴射装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 トレイ50を搬送するトレイ搬送手段は、トレイ50にセットされる光ディスクの記録面側に配置されるとともにトレイ本体51においてセット部52以外の領域と接する押圧ローラ63と、トレイ本体51において押圧ローラ63が接する面に対して反対側の面と接する排出駆動ローラ41と、を備えて構成されていて、記録実行時には排出駆動ローラ41が回転駆動されることにより、トレイ50が副走査送りされる。
【選択図】図10
Description
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
搬送手段は回転駆動される搬送駆動ローラと当該搬送駆動ローラに接して従動回転する搬送従動ローラとを備えて構成されるが、搬送従動ローラは、単票紙等の被記録媒体を搬送する際に高い搬送精度を確保するために、搬送駆動ローラに強く圧接する様に設けられている。そして、この様に構成された搬送手段によってトレイが搬送される際に、搬送従動ローラがトレイにセットされた光ディスクのラベル面に強く圧接すると、当該ラベル面に通過痕を形成してしまうといった虞があった。
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照しながら説明する。以下では先ず、図1および図2を参照しながら、記録装置或いは液体噴射装置の一例としてのインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と言う)1の概要について説明する。ここで、図1はプリンタ1の装置本体(外装ケースを取り外した状態)の外観斜視図であり、図2は同側断面図である。尚、以下では、図2の右方向(プリンタ前方側)を用紙或いはトレイの搬送経路の「下流側」と言い、左方向(プリンタ後方側)を「上流側」と言うこととする。
ホッパ11は板状体から成り、上部の揺動支点(図示せず)を中心に揺動可能に構成され、揺動することにより、ホッパ11上に傾斜姿勢に支持された用紙Pを給送ローラ12に圧接させ、または、給送ローラ12から離間させる。給送ローラ12は側面視略D形の形状を成し、その円弧部分によって圧接した最上位の用紙Pを下流側へ給送する一方で、用紙Pが給送された後の、被記録媒体搬送手段4による用紙Pの搬送中においては、搬送負荷を生じさせない様に図示する様にその平坦部が用紙Pと対向する様に制御される。
被記録媒体搬送手段4に到達した用紙Pは、搬送駆動ローラ30と搬送従動ローラ31とによってニップされた状態で搬送駆動ローラ30が回転することにより、下流側の記録手段3へと搬送される。
図3に示すように、トレイ50は平面視において長方形の形状を成し、排出駆動ローラ41と押圧ローラ63(後述)とによってニップ可能なプレート形状を成すとともに、排出駆動ローラ41の回転に伴って副走査送り可能となっている(詳細は後述)。尚、トレイ50は、搬送駆動ローラ30と搬送従動ローラ31とによってニップするとともに、搬送駆動ローラ30の回転に伴って副走査送りすることもできるようになっている。
ローラ支持部材47には、排出従動ローラ42を軸支するホルダ部44が、主走査方向に局在するように一体的に形成されていて、また、後述するレリース部材60を軸支する軸受け部47a、47aが一体的に形成されている。
尚、図6および図7において符号47bで示すリブは、普通紙等の用紙Pが排出される際に、当該用紙Pを下流側へ円滑に案内するためのガイドリブである。
図8は、排出従動ローラ42が排出駆動ローラ41に接した状態(排紙フレームAssy45の接触ポジション)を示し、図9は排出従動ローラ42が排出従動ローラ41から離間した状態(排紙フレームAssy45の離間ポジション)を示している。
図8から図9への変化に示すように、レバー部61の搬送経路からの退避に伴って押圧ローラ63が搬送経路に進出し、そしてトレイ50を排出駆動ローラ41に向けて押圧する。従ってこれにより、トレイ50が排出駆動ローラ41と押圧ローラ63とによって(搬送経路を側視して)挟まれた状態となり、排出駆動ローラ41の回転によってトレイ50を搬送可能な状態となる。
尚、本実施形態では、光ディスクDへの記録開始時にはトレイ50の先端56は被記録媒体搬送手段4の更に上流側に位置することになるから、搬送従動ローラ31を搬送駆動ローラ30から離間させるレリース手段が設けられている(図示せず)。
図1に示すように、トレイガイド7には、誤挿入防止手段を構成するガイドリブ74、75が形成されている。ガイドリブ74、75はトレイ50の両側端位置に設けられることでトレイ50の側端位置を規制するとともに、ひさし部74a、75aを備え、これによってトレイ50のトレイガイド7からの浮き上がりを防止する機能を果たす。
ところで、上記実施形態では、トレイ50を搬送するトレイ搬送手段は、押圧ローラ63と排出駆動ローラ41とを備えて構成されているが、これを搬送駆動ローラ30と搬送従動ローラ31とで構成しても良い。即ち、搬送従動ローラ31を、トレイ50のセット部52以外の領域と接するように配置すれば、トレイ50にセットされた光ディスクDの記録面にローラの通過痕を残すことがなく、記録品質の低下を防止して良好な記録結果を得ることが可能となる。
この舌片部57は、図13に示すように先端に向かって先細りするとともに、その底面が、トレイ本体51の底面とともに平坦な面を形成するように成されている。また、トレイ50Aの先端56Aも、舌片部57と同様に先端に向かって先細りするように形成されている。
Claims (5)
- 被記録媒体としての薄板状体をセット可能なセット部を、プレート形状を成すトレイ本体に備えたトレイをトレイ搬送手段によって搬送可能に構成された、被記録媒体に記録を行う記録装置であって、
前記トレイ搬送手段が、前記トレイにセットされる薄板状体の記録面側に配置されるとともに前記トレイ本体において前記セット部以外の領域と接する第1ローラと、
前記トレイ本体において前記第1ローラが接する面に対して反対側の面と接する第2ローラと、を備えて構成されていることを特徴とする記録装置。 - 請求項1において、被記録媒体に記録を行う記録手段の下流側に設けられ、回転駆動される排出駆動ローラと、当該排出駆動ローラに接して従動回転する排出従動ローラとを備えて構成された被記録媒体排出手段と、
前記排出従動ローラを前記排出駆動ローラから離間させるレリース手段と、を備え、
前記第2ローラが前記排出駆動ローラであり、
前記第1ローラが、前記排出従動ローラの前記排出駆動ローラからの離間に伴って前記トレイの搬送経路に進出し、前記排出駆動ローラに向けて前記トレイを押圧する押圧ローラである、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項2において、前記排出駆動ローラに接して従動回転する排出従動ローラを支持するとともに、前記排出従動ローラが前記排出駆動ローラに接する接触ポジションと、前記排出従動ローラが前記排出駆動ローラから離間する離間ポジションと、をとり得るように変位可能に設けられた従動ローラ支持手段を備え、
前記レリース手段は、前記従動ローラ支持手段を前記接触ポジションから前記離間ポジションへ変位させるものであり、且つ、前記トレイの搬送経路に突出するレバー部と、前記押圧ローラと、を備えるとともに前記搬送経路を側視して回動可能となる様に前記従動ローラ支持手段に軸支されるレリース部材を備えて構成され、
前記レバー部が前記搬送経路に突出した状態において前記トレイが前記搬送経路に差し込まれることにより、前記トレイが前記レバー部を押し上げて前記レリース部材が回動し、当該レリース部材の回動動作に伴って前記従動ローラ支持手段が前記接触ポジションから前記離間ポジションへ変位するよう構成されている、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1において、被記録媒体に記録を行う記録手段の上流側に設けられた、回転駆動される搬送駆動ローラと、
当該搬送駆動ローラに接して従動回転する搬送従動ローラと、を備えて構成された被記録媒体搬送手段を備え、
前記第2ローラが前記搬送駆動ローラであり、
前記第1ローラが前記搬送従動ローラである、
ことを特徴とする記録装置。 - 被噴射媒体としての薄板状体をセット可能なセット部を、プレート形状を成すトレイ本体に備えたトレイをトレイ搬送手段によって搬送可能に構成された、被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射装置であって、
前記トレイ搬送手段が、前記トレイにセットされる薄板状体の液体噴射面側に配置されるとともに前記トレイ本体において前記セット部以外の領域と接する第1ローラと、
前記トレイ本体において前記第1ローラが接する面に対して反対側の面と接する第2ローラと、を備えて構成されていることを特徴とする液体噴射装置。
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