JP2006248631A - 従動ローラの保持体、記録装置、液体噴射装置 - Google Patents

従動ローラの保持体、記録装置、液体噴射装置 Download PDF

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聖司 河端
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Abstract

【課題】 従動ローラの保持体の一体性を維持しつつ、各々の従動ローラの独立性をより一層向上させる。
【解決手段】 回動駆動される駆動ローラに接して従動回動する従動ローラを保持する紙案内上24は、従動ローラを保持する本体部24bと、従動ローラの回動軸に平行な軸線を中心に揺動する為の揺動支点を形成する揺動軸24aと、を備えている。複数の本体部24bが、従動ローラの回動軸に平行な軸であって軸芯が揺動軸24aと一致する捻れ可能な連結軸24dによって連結され、これによって各々の本体部24dが独立して揺動可能となる。
【選択図】図5

Description

本発明は、プリンタ、ファクシミリに代表される記録装置或いは液体噴射装置において、回動駆動される駆動ローラに接して従動回動する従動ローラを保持する従動ローラの保持体及び当該従動ローラの保持体を備えた記録装置、並びに液体噴射装置に関する。
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンタ、複写機およびファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含む意味で用いる。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
プリンタ、ファクシミリに代表される記録装置或いは液体噴射装置は、通常、被記録媒体或いは被噴射媒体の一例としての印刷用紙を搬送する搬送手段を備えている。この搬送手段は、回動駆動される駆動ローラと、当該駆動ローラに圧接して従動回転する従動ローラ(ピンチローラとも呼ばれる)とを備えて構成されている。
この従動ローラを保持する保持体として、特許文献1には、用紙搬送方向に延びるスリットが用紙幅方向に複数形成されたピンチローラホルダ(従動ローラの保持体)が開示されている。このピンチローラホルダによれば、複数のピンチローラを軸支するピンチローラホルダにスリットが形成されているため、各々のピンチローラの押圧力は隣接するピンチローラと干渉し合うことなく独立した押圧力を得ることが可能となり、用紙の斜行を防止して用紙搬送性を向上させることができる。
特開平6−328798号公報
ところで、上述のピンチローラホルダは、揺動支点を中心に揺動可能に設けられるとともにコイルバネによって付勢されることで、ピンチローラ(従動ローラ)を搬送ローラ(駆動ローラ)に圧接させている。しかし、上記のようにスリットが形成されていても、スリットを形成することによって連結部分が残されるので、揺動支点を中心に揺動する際に前記連結部分が各々のピンチローラの動作を拘束することになり、各々のピンチローラが独立した押圧力を得ることができない虞があった。他方、各々のピンチローラを完全に独立なものとする為に、複数のピンチローラホルダを別個独立に設ける場合には、取扱性が低下し、組立工数がアップする等の問題が生じることになる。
そこで本発明はこの様な状況に鑑みなされたものであり、その目的は、従動ローラの保持体の一体性を維持しつつ、各々の従動ローラの独立性をより一層向上させることにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様は、回動駆動される駆動ローラに接して従動回動する従動ローラを保持する従動ローラの保持体であって、前記従動ローラを保持する複数の本体部と、前記従動ローラの回動軸に平行な軸線を中心に揺動する為の揺動支点と、を備えるとともに、複数の前記本体部が、前記従動ローラの回動軸に平行な軸であって軸芯が前記揺動支点と一致する捻れ可能な連結軸によって連結されていることを特徴とする。
上記態様によれば、従動ローラを保持する本体部が、従動ローラの回動軸に平行な軸であって軸芯位置が本体部の揺動支点と同一位置に配置された捻れ可能な連結軸によって複数連結されていることから、従動ローラの保持体として一体性を確保することができ、即ち複数の本体部を別個独立に用意して取り付けるような構成に比して取扱性が良く、組立工数の削減を図ることができる。
そして、複数の本体部は、従動ローラの回動軸に平行な軸であって軸芯が本体部の揺動支点と一致する捻れ可能な連結軸によって連結されているので、各々の本体部が揺動支点を中心に揺動する際に、当該揺動に及ぼす影響を最小限に抑えることができ、即ち各々の本体部の独立性をより一層向上させることができる。その結果、隣接する本体部に影響されることなく常に適切な押圧力で被記録媒体を押圧することができ、被記録媒体をスキューなく適切に搬送することができる。
本発明の第2の態様は、上記第1の態様において、前記本体部と、前記揺動支点を形成する揺動軸と、前記連結軸と、が樹脂材料によって一体的に形成されていることを特徴とする。
上記態様によれば、前記本体部と、前記揺動支点を形成する揺動軸と、前記連結軸と、が樹脂材料によって一体的に形成されているので、従動ローラの保持体を簡易且つ低コストに得ることができる。
本発明の第3の態様は、上記第1のまたは第2の態様において、前記揺動支点が、前記本体部の両側に配設されていることを特徴とする。
上記態様によれば、前記揺動支点が、前記本体部の両側に配設されているので、各々の本体部の姿勢が安定し、被記録媒体の幅方向にムラの無い均一な押圧力で被記録媒体を押圧することができる。
本発明の第4の態様は、被記録媒体に記録を行う記録手段と、前記記録手段へ被記録媒体を搬送する搬送手段と、前記記録手段によって記録の行われた被記録媒体を排出する排出手段と、を備えた記録装置であって、前記搬送手段は、回動駆動される駆動ローラと、前記駆動ローラに接して従動回転する、前記駆動ローラの軸線方向に複数配設される従動ローラと、を備えて構成され、前記従動ローラが、請求項1から3のいずれか1項に記載された前記従動ローラの保持体によって回動自在に保持されていることを特徴とする。
上記態様によれば、被記録媒体に記録を行う記録装置において、上述した第1から第3の態様と同様な作用効果を得ることができる。
本発明の第5の態様は、上記第4の態様において、前記従動ローラの保持体が、前記記録装置の基体を構成するフレームに設けられた軸受部に前記揺動支点を形成する揺動軸が軸支されることで設けられ、前記軸受部は、上部に開口部を有するように略U字形の形状を成しており、前記フレームには、前記本体部の上方への変位を規制する規制部が設けられていることを特徴とする。
上記態様によれば、記録装置のフレームに取り付けられた従動ローラの保持体の本体部が上方へ変位することを規制する規制部が設けられているので、前記揺動軸が前記軸受部から外れることを防止することができる。
本発明の第6の態様は、上記第5の態様において、前記フレームが板状体によって形成されるとともに、前記記録装置の前方側と前記記録装置の後方側とを画設するように略垂直に立設され、前記従動ローラの保持体は、前記従動ローラが前記駆動ローラに圧接するように、前記本体部と前記フレームとの間に付勢力を作用させる複数のコイルばねによって付勢された状態に設けられ、前記フレームの下端が、前記記録装置の前方側に向かって折り曲げられ、更に下方に向かって折り曲げられることで、前記コイルばねのコイル部を収容する収容部が形成され、当該収容部は前記記録装置の幅方向に渡って途切れなく連続的に形成されていることを特徴とする
上記態様によれば、従動ローラの保持体を取り付けるフレームの下端にコイルばねの収容部が形成され、当該収容部は記録装置の幅方向に渡って途切れなく連続的に形成されていることから、フレームの強度を向上させることができ、即ちフレームの変形を防止することができるので、複数の従動ローラの位置がばらつかず、適切に被記録媒体を搬送することができる。
本発明の第7の態様は、被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射手段と、前記液体噴射手段へ被噴射媒体を搬送する搬送手段と、前記搬送手段へ被噴射媒体を給送する給送手段と、前記液体噴射手段によって液体噴射の行われた被噴射媒体を排出する排出手段と、を備えた液体噴射装置であって、前記搬送手段は、回動駆動される駆動ローラと、前記駆動ローラに接して従動回転する、前記駆動ローラの軸線方向に複数配設される従動ローラと、を備えて構成され、前記従動ローラを保持する保持体が、前記従動ローラを保持する複数の本体部と、前記従動ローラの回動軸に平行な軸線を中心に揺動する為の揺動支点と、を備えるとともに、複数の前記本体部が、前記従動ローラの回動軸に平行な軸であって軸芯が前記揺動支点と一致する捻れ可能な連結軸によって連結されていることを特徴とする。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。以下では先ず、図1及び図2を参照しながら、本発明に係る記録装置或いは液体噴射装置の一例としてのインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と言う)1の概要について説明する。ここで、図1はプリンタ1の装置本体(外装ケースを取り外した状態)の外観斜視図、図2は同側断面図である。尚、以下では、図2の右方向(プリンタ前方側)を用紙搬送(給送)経路の「下流側」と言い、左方向(プリンタ後方側)を「上流側」と言うこととする。
プリンタ1は後部に「被記録媒体」、「被噴射媒体」の一例としての記録用紙(主として単票紙:以下「用紙P」と言う)を傾斜姿勢でセット可能な給送装置2を備え、当該給送装置2から、用紙Pを下流側の被記録媒体搬送手段4へ向けて給送する。給送された用紙Pは被記録媒体搬送手段4によって下流側の記録手段3へ搬送され、記録が実行される。そして記録手段3によって記録の行われた用紙Pは、下流側の被記録媒体排出手段5によって装置前方へ排出される。
以下、プリンタ1の用紙搬送経路上の構成要素について更に詳説する。給送装置2は、ホッパ11と、給送ローラ12と、リタードローラ13と、戻しレバー14と、ペーパーサポート15と、補助サポート16と、可動エッジガイド17と、固定エッジガイド19と、を備えて構成されている。
ホッパ11は板状体から成り、上部の揺動支点11a(図4或いは図5参照)を中心に揺動可能に設けられ、揺動することにより、ホッパ11上に傾斜姿勢に支持された用紙Pを給送ローラ12に圧接させる圧接姿勢と、給送ローラ12から離間させる離間姿勢と、を切り換わる。給送ローラ12は側面視略D形の形状を成し、その円弧部分によって圧接した最上位の用紙Pを下流側へ給送する一方で、用紙Pが給送された後の、被記録媒体搬送手段4による用紙Pの搬送中においては、搬送負荷を生じさせない様に図示する様にその平坦部が用紙Pと対向する様に制御される。
「分離手段」を構成する「分離ローラ」としてのリタードローラ13は、外周が弾性材によって形成され、給送ローラ12の円弧部分と圧接可能に設けられ、且つ、所定の回転抵抗(トルク)が与えられた状態に設けられている。リタードローラ13は用紙Pの重送が発生せずに、1枚だけ給送されている場合には、リタードローラ13に前記回転抵抗以上のトルクが加わるので、給送ローラ13に対して従動回転(図2の時計回り)する。一方、用紙Pが給送ローラ12とリタードローラ13との間に複数枚存在する場合には、用紙間の摩擦係数が用紙Pとリタードローラ13との間の摩擦係数よりも低いため、リタードローラ13には前記回転抵抗以上のトルクが掛からず、回転せずに停止した状態となる。従ってこれにより、給送されるべき最上位の用紙Pにつられて重送されようとする次位以降の用紙Pが、リタードローラ13から下流側へ進まずに、重送が防止される。
戻しレバー14は、用紙Pの給送経路を側視して揺動可能に設けられていて、揺動することにより、重送されようとした次位以降の用紙Pをホッパ11上に戻す作用を奏する。
ペーパーサポート15及び補助サポート部材16(図1)は、ホッパ11における用紙支持面を用紙Pの後端方向に延長して用紙Pの後端を支持する。
可動エッジガイド17及び固定エッジガイド19は、ホッパ11において互いに対峙するように設けられ、用紙Pのエッジに当接して当該エッジの位置を規制する。可動エッジガイド17はホッパ11において用紙Pの幅方向に変位(スライド)可能に設けられていて、これにより、用紙Pの幅寸法に適合した適切な位置に変位することが可能となっている。
尚、符号17a及び19aは、可動エッジガイド17、固定エッジガイド19にそれぞれ形成される規制部を示している。この規制部17a、19aは、用紙Pをセットする際に用紙Pをガイドする機能を果たし、更に、ホッパ11に支持される(給送装置2にセットされる)用紙Pの最大枚数(許容される最大の枚数)を規制する。
次に、給送装置2と被記録媒体搬送手段4との間には、用紙Pの通過を検出する検出手段を構成する検出レバー20(図7参照)と、用紙Pの給送姿勢を形成するとともに用紙Pの給送ローラ12への接触を防止して搬送負荷を軽減するガイドローラ26が設けられている。
ここで、図7は検出レバー20の形状を示す為の用紙搬送経路の側断面図であり、図7に示すように検出レバー20は、紙案内下37の上流側端部に、揺動軸20aを介して用紙搬送経路を側視して揺動可能となる様に取り付けられている。検出レバー20は、紙案内上24と紙案内下37とで形成される用紙搬送経路に、その先端20bが下側(紙案内下37の側)から上側(紙案内上24の側)に突出する様に、且つ、図示しない付勢手段によって先端20bが用紙搬送経路を常に遮るように設けられている。
用紙Pが通過する際には、用紙P先端が検出レバー20を押し退けることによって、検出レバー20が揺動し、当該検出レバー20の揺動を検出するセンサ部(図示せず)によって用紙P先端が通過したことが検出される。また、用紙P後端が通過する際には、用紙P後端から先端20bが外れることによって検出レバー20が再び揺動し、これによって用紙P後端が通過したことが検出される。
ここで、搬送駆動ローラ30と搬送従動ローラ31との協働作用によって、用紙Pには搬送駆動ローラ30の下流側(図7では左側)において下に凸となるような湾曲姿勢が形成されるため、検出レバー20の位置においては、用紙Pは上方に浮き上がろうとする傾向が発生する。この様な用紙の状態において、仮に検出レバー20が上方から所定の当接力をもって用紙P後端に当接すると、例えば用紙の剛性の違いによって検出レバー20の先端20bが用紙P後端から外れる際の、当該用紙P後端の上下方向の位置にばらつき(紙案内上24に近い位置で外れるか、或いは紙案内下37に近い位置で外れるか)が生じ、その結果用紙の種類によって用紙後端の通過を検出する検出タイミングにばらつきが生じる虞がある。
しかし、上述の通り検出レバー20の先端20bが下側から上側に突出するように設けられているので、用紙Pの湾曲姿勢(図7では下に凸)に逆らうことなく用紙Pに下側から所定の付勢力をもって当接することができ、その結果上述のように用紙の種類によって用紙後端の通過を検出する検出タイミングを均一にすることができる。
続いて、用紙Pの給送姿勢を形成するとともに用紙Pの給送ローラ12への接触を防止して搬送負荷を軽減するガイドローラ26は、紙案内上24の上流側端部において自由回転可能に軸支されている(図4も参照)。従ってこのように、用紙給送経路を構成する経路部品としての紙案内上24にガイドローラ26が直接設けられたことにより、より一層適切に且つ安定して用紙Pの姿勢を形成することができる。
給送装置2の下流側に設けられた被記録媒体搬送手段4は、モータによって回転駆動される搬送駆動ローラ30と、該搬送駆動ローラ30に圧接して従動回転する搬送従動ローラ31とを備えて構成されている。搬送駆動ローラ30は用紙幅方向に延びる金属軸の外周面に耐摩耗性粒子がほぼ均一に分散されて成る付着層を備えて成され、搬送従動ローラ31は外周面がエラストマ等の低摩擦材料によって成され、搬送駆動ローラ30の軸線方向に複数配設されている。
また、搬送従動ローラ31は本実施形態では紙案内上24を構成する本体部24bの下流側端部に2つ自由回転可能に軸支され、その本体部24bは、用紙幅方向に3つ、図1に示すように設けられることにより、全体として紙案内上24を構成している。また、紙案内上24(本体部24b)は軸24aがメインフレーム23に軸支されることで、用紙搬送経路を側視して軸24aを中心に揺動可能に設けられるとともに、コイルばね25によって、搬送従動ローラ31が搬送駆動ローラ30に圧接する方向に付勢されている。
被記録媒体搬送手段4に到達した用紙Pは、搬送駆動ローラ30と搬送従動ローラ31とによってニップされた状態で搬送駆動ローラ30が回転することにより、下流側の記録手段3へと搬送される。
記録手段3は、インクジェット記録ヘッド(以下「記録ヘッド」と言う)36と、当該記録ヘッド36と対向するように設けられる紙案内下37とを備えて構成される。記録ヘッド36はキャリッジ33の底部に設けられ、当該キャリッジ33は主走査方向に延びるキャリッジガイド軸34にガイドされながら、図示しない駆動モータによって主走査方向に往復動する様に駆動される。また、キャリッジ33は、複数色の各色毎に独立したインクカートリッジ35を搭載し、記録ヘッド36へとインクを供給する。
用紙Pと記録ヘッド36との距離を規定する紙案内下37には、記録ヘッド36と対向する面にリブが形成されているとともに(図示せず)、インクを打ち捨てる凹部(図示せず)が形成されていて、用紙Pの端部から外れた領域に吐出するインクを前記凹部に打ち捨てることにより、用紙Pの端部に余白無く印刷を行う所謂フチ無し印刷が実行される。
続いて、記録ヘッド36の下流側には、ガイドローラ43と、被記録媒体排出手段5が設けられている。ガイドローラ43は用紙Pの紙案内下37からの浮き上がりを防止して用紙Pと記録ヘッド36との距離を一定に保つ機能を果たす。被記録媒体排出手段5は図示しないモータによって回転駆動される排出駆動ローラ41と、当該排出駆動ローラ41に接して従動回転する排出従動ローラ42とを備えて構成されている。本実施形態において排出駆動ローラ41はゴムローラによって成されるとともに回転駆動される軸体の軸方向に複数設けられる。
また、排出従動ローラ42は外周に複数の歯を有する歯付きローラによって成されるとともに、主走査方向に長い形状を成す排紙フレームAssy45に、複数の排出駆動ローラ41に対応するよう複数設けられる。記録手段3によって記録の行われた用紙Pは、排出駆動ローラ41と排出従動ローラ42とによってニップされた状態で排出駆動ローラ41が回転駆動されることにより、装置前方(図示しないスタッカ)へ向けて排出される。
以上がプリンタ1の概要であり、以下、図2乃至図6を参照しながら紙案内上24について詳説する。ここで、図3はメインフレーム23に取り付けられた紙案内上24を前方側から見た斜視図、図4はメインフレーム23に取り付けられた紙案内上24を後方側から見た斜視図、図5は紙案内上24を前方側から見た斜視図、図6は紙案内上24を後方側から見た斜視図である。
図3及び図4において、メインフレーム23は金属板材によって形成されるとともに、プリンタ1の前方側と後方側とを画設するように略垂直に立設されている。搬送従動ローラ31を保持する紙案内上24は、メインフレーム23の後方側において曲げ起こしによって形成された軸受部23dに、揺動軸24aが軸支されることで、用紙搬送経路を側視して揺動可能に設けられる。また、紙案内上24は、搬送従動ローラ31が搬送駆動ローラ30に圧接するように、紙案内上24(本体部24b)とメインフレーム23との間に付勢力を作用させるコイルばね25(図2)によって付勢された状態に設けられる。
メインフレーム23の下端は、図2、図3に示す様にプリンタ1の前方側に向かって折り曲げられ、更に下方に向かって折り曲げられることで、コイルばね25のコイル部25aを収容する収容部23eが形成されている。また、メインフレーム23には曲げ起こしによって上下方向に延びる溝穴23aが形成されていて、その曲げ起こしの一部が、メインフレーム23の後方側に曲げ起こされることで、掛止部23bを形成している。掛止部23bは、コイルばね25の一端である端部25cを掛止する為のものであり、コイルばね25は、コイル部25aが収容部23eに収容されるとともに、掛止部23bに端部25cが掛止することで、他方の端部25bが、紙案内上24(本体部24b)を上方から押圧するような状態で設けられる。
ここで、紙案内上24の揺動軸24aを軸支する軸受部23dをメインフレーム23の後方側に設け、そして紙案内上24を図3に示すようにメインフレーム23の後方側から前方側に突出させるように設けているので、紙案内上24を軸支する為の曲げ起こし加工等をメインフレーム23の下端部に施す必要がなく、これによって収容部23eを、プリンタ1の幅方向に渡って途切れなく連続的に形成することができるようになっている。
一方、コイルばね25は、その端部25bが紙案内上24(本体部24b)を押圧するので、コイル部25aが、収容部23eに押圧力を作用させる。この押圧力は、メインフレーム23の下端を変形させようとするが、上述の通り収容部23eが、プリンタ1の幅方向に渡って途切れなく連続的に形成された状態となっているので、前記押圧力に対抗することができ、メインフレーム23の下端の変形を防止することができる。その結果、複数の搬送従動ローラ31の位置(搬送方向における位置)がばらつかず、適切に用紙Pを搬送することができる。
次に、図5及び図6に示すように、紙案内上24は、搬送従動ローラ31を保持する複数の本体部24bが、間隔dを置いて、連結軸24dを介して連結されることで成されている。本体部24bは、用紙Pの搬送経路の下流側に搬送従動ローラ31を保持する保持部24eを有し、搬送経路の上流側には、上述した揺動軸24aを有している。
揺動軸24aは、本体部24bが搬送従動ローラ31の回動軸に平行な軸線を中心に揺動する為の揺動支点を形成するものであり、本体部24bが安定して揺動できるように、本体部24bの幅方向両側に配設されている。
ここで、揺動軸24aは、隣接する本体部24bに向かって突出するように形成されていて、そして隣接する揺動軸24aが、連結軸24dによって連結された状態となっている。この連結軸24dは、揺動軸24aと同様に搬送従動ローラ31の回動軸に平行な軸であって、しかもその軸芯が本体部24bの揺動支点(即ち揺動軸24aの軸芯)と一致するように形成されている。従ってこれにより、3つの本体部24bが、連結軸24dを介して連結され、即ち一体的に形成された状態となっている。
また、本体部24b、揺動軸24a、連結軸24dは、樹脂材料によって一体的に形成されており、これによって連結軸24dは、捻れ可能となっている。従って、本体部24bは、隣接する本体部24bと連結されているものの、揺動軸24aを中心に揺動する際には連結軸24dが容易に捻れるので、隣接する本体部24bの影響を殆ど受けずに独立して揺動することが可能となる。しかも、揺動軸24aの軸芯と連結軸24dの軸芯とが一致しているので、本体部24bが揺動軸24aを中心に揺動する際に、連結軸24dがその揺動動作を殆ど阻害せず、各々の本体部24bの独立性をより一層向上させることが可能となっている。
つまり、本体部24bの揺動支点(揺動軸24dの軸芯線)から外れた位置に連結軸24dの軸芯が位置していると、本体部24bが揺動する際に、連結軸24dから大きな抵抗を受け、その揺動動作が顕著に阻害されるために本体部24bの独立性が低下してしまうが。しかし、上述のように揺動軸24aの軸芯と連結軸24dの軸芯とが一致しているので、本体部24bが揺動軸24aを中心に揺動する際に、連結軸24dがその揺動動作を殆ど阻害しない。その為、各々の本体部24bは、隣接する本体部24bから影響を受けることなく常に適切な押圧力で用紙Pを押圧することができ、用紙Pをスキューなく適切に搬送することができる。
そしてまた、紙案内上24として一体性を確保することができ、即ち複数の本体部24bを別個独立に用意して取り付けるような構成に比して取扱性が良く、組立工数の削減を図ることができる。
尚、図4に示すようにメインフレーム23の背面側には、規制部23cが曲げ起こしによって形成されている。規制部23cは主走査方向に局在するように複数形成され、一方で紙案内上24の本体部24bの上流側には、本体部24bから規制部23cに向かって延びるような形状を成す当接部24cが、規制部23cの形成位置に対応するように主走査方向に複数形成されている(図5、6参照)。
これによって、軸受部23dから揺動軸24aが外れることを防止することができる。即ち、軸受部23dは、図4に示すように上部に開口部を有するように略U字形の形状を成しており、紙案内上24に外力が加わると、揺動軸24aが軸受部23dから外れ易い状態となっている。しかし、上述のように規制部23cが設けられており、規制部23cと当接部24cとの関係によって本体部24bが一定量以上上方へ変位することが規制されるので、揺動軸24aが軸受部23dから外れることを防止することができる。
本発明に係るプリンタの装置本体の外観斜視図。 本発明に係るプリンタの側断面図。 メインフレームに取り付けられた紙案内上を前方側から見た斜視図。 メインフレームに取り付けられた紙案内上を後方側から見た斜視図。 紙案内上を前方側から見た斜視図。 紙案内上を後方側から見た斜視図。 検出レバーの形状を示す為の用紙搬送経路の側断面図。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ、2 給送装置、3 記録手段、4 被記録媒体搬送手段、5 被記録媒体排出手段、10 摩擦部材、11 ホッパ、12 給送ローラ、13 リタードローラ、13a 回転軸、14 紙戻しレバー、15 ペーパーサポート、16 補助サポート部材、17 可動エッジガイド、19 固定エッジガイド、20 検出レバー、23 メインフレーム、23a 溝穴、23b 掛止部、23c 規制部、23d 軸受部、24 紙案内上、24a 揺動軸、24b 本体部、24c 当接部、24d 連結軸、25 コイルばね、26 ガイドローラ、30 搬送駆動ローラ、31 搬送従動ローラ、33 キャリッジ、34 キャリッジガイド軸、35 インクカートリッジ、36 記録ヘッド、37 紙案内下、41 排出駆動ローラ、42 排出従動ローラ、43 ガイドローラ、45 排紙フレームAssy、P 記録用紙

Claims (7)

  1. 回動駆動される駆動ローラに接して従動回動する従動ローラを保持する従動ローラの保持体であって、
    前記従動ローラを保持する複数の本体部と、
    前記従動ローラの回動軸に平行な軸線を中心に揺動する為の揺動支点と、を備えるとともに、
    複数の前記本体部が、前記従動ローラの回動軸に平行な軸であって軸芯が前記揺動支点と一致する捻れ可能な連結軸によって連結されている、
    ことを特徴とする従動ローラの保持体。
  2. 請求項1において、前記本体部と、前記揺動支点を形成する揺動軸と、前記連結軸と、が樹脂材料によって一体的に形成されていることを特徴とする従動ローラの保持体。
  3. 請求項1または2において、前記揺動支点が、前記本体部の両側に配設されていることを特徴とする従動ローラの保持体。
  4. 被記録媒体に記録を行う記録手段と、
    前記記録手段へ被記録媒体を搬送する搬送手段と、
    前記記録手段によって記録の行われた被記録媒体を排出する排出手段と、を備えた記録装置であって、
    前記搬送手段は、回動駆動される駆動ローラと、
    前記駆動ローラに接して従動回転する、前記駆動ローラの軸線方向に複数配設される従動ローラと、を備えて構成され、
    前記従動ローラが、請求項1から3のいずれか1項に記載された前記従動ローラの保持体によって回動自在に保持されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  5. 請求項4において、前記従動ローラの保持体が、前記記録装置の基体を構成するフレームに設けられた軸受部に前記揺動支点を形成する揺動軸が軸支されることで設けられ、
    前記軸受部は、上部に開口部を有するように略U字形の形状を成しており、
    前記フレームには、前記本体部の上方への変位を規制する規制部が設けられている、
    ことを特徴とする記録装置。
  6. 請求項5において、前記フレームが板状体によって形成されるとともに、前記記録装置の前方側と前記記録装置の後方側とを画設するように略垂直に立設され、
    前記従動ローラの保持体は、前記従動ローラが前記駆動ローラに圧接するように、前記本体部と前記フレームとの間に付勢力を作用させる複数のコイルばねによって付勢された状態に設けられ、
    前記フレームの下端が、前記記録装置の前方側に向かって折り曲げられ、更に下方に向かって折り曲げられることで、前記コイルばねのコイル部を収容する収容部が形成され、
    当該収容部は、前記記録装置の幅方向に渡って途切れなく連続的に形成されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  7. 被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射手段と、
    前記液体噴射手段へ被噴射媒体を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段へ被噴射媒体を給送する給送手段と、
    前記液体噴射手段によって液体噴射の行われた被噴射媒体を排出する排出手段と、を備えた液体噴射装置であって、
    前記搬送手段は、回動駆動される駆動ローラと、
    前記駆動ローラに接して従動回転する、前記駆動ローラの軸線方向に複数配設される従動ローラと、を備えて構成され、
    前記従動ローラを保持する保持体が、前記従動ローラを保持する複数の本体部と、
    前記従動ローラの回動軸に平行な軸線を中心に揺動する為の揺動支点と、を備えるとともに、
    複数の前記本体部が、前記従動ローラの回動軸に平行な軸であって軸芯が前記揺動支点と一致する捻れ可能な連結軸によって連結されている、
    ことを特徴とする液体噴射装置。
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