JP2005144932A - 記録装置及び液体噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 湾曲した経路部分を有する第1の経路と、直線状の第2の経路との交差位置近傍に設けられるガイド部材の姿勢の変化による用紙検出タイミングのずれを解消すること。
【解決手段】 プリンタは、湾曲経路部分を有する第1の経路と、光ディスク等をセット可能なトレイを搬送する直線状の第2の経路とを有している。第1の経路と第2の経路との交差位置近傍には、第1の経路を形成する為の第1の姿勢と、第2の経路を形成する為の第2の姿勢と、を変化可能に設けられた、ガイド部材22が設けられ、用紙の通過を検出する検出レバーの検出端41b先端が入り込む部分には、穴22bが形成されている。穴22bの周囲を構成は姿勢が変化しない固定部22dによって形成され、これにより、用紙検出タイミングのずれが解消される。
【選択図】図1

Description

本発明は、FAX、プリンタ等に代表される、被記録媒体に記録を行う記録ヘッドを備えた記録装置に関する。また、本発明は、液体噴射装置に関する。
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンタ、複写機およびファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体と前記被噴射媒体に付着させる装置を含む意味で用いる。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
記録装置及び液体噴射装置の一例としてインクジェットプリンタがある。インクジェットプリンタは被記録媒体としての複数枚の用紙をセット可能な給送手段を有し、当該給送手段から用紙を1枚ずつ給送し、搬送手段によってインクジェット記録ヘッドへ搬送し、そしてインクジェット記録ヘッドによって記録を行った後に排出手段によって排出する構成が一般的である。この様なインクジェットプリンタにおいては、近年、CD−R(Compact Disc Rewritable)やDVD(Digital Versatile Disc)に代表される光ディスクのラベル面に直接インクジェット記録可能なものが出回っている。
この様なインクジェットプリンタは、光ディスクは可撓性を有しないことから専用の直線経路(搬送路)を有している。そして、プレート形状を成すトレイに光ディスクをセットした上で、前記直線経路を搬送してインクジェット記録を実行する様に構成されている。
ところで、給送手段から給送される被記録媒体は、給送ローラを経由する為に湾曲経路部分を有する第1の経路を経由する。そして、前記トレイは湾曲経路を経由することができないことから直線状の第2の経路を経由する様に構成されている。従ってこの第1の経路と第2の経路との交差位置近傍には、前記第1の経路を形成する為の第1の姿勢と、前記第2の経路を形成する為の第2の姿勢とを変化可能なガイド部材が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−128317号公報
ところで、前記ガイド部材近傍には、用紙の通過を検出する検出手段が設けられている。検出手段は、用紙と接して揺動する検出レバーと、当該検出レバーの状態を検出するセンサ(例えば、発光部と受光部とを備えたセンサ)とを備えて構成されていて、前記検出レバーは、その先端が前記ガイド部材に形成された穴に入り込む様にして設けられている。そして、用紙が通過すると、検出レバーは押し上げられて揺動し、当該揺動動作を前記センサが検出することで用紙先端の通過が検出される。
ここで、前記ガイド部材は付勢手段の付勢力によって前記第1の姿勢に保持されているが、給送手段から給送される用紙が例えばコート層を有する専用紙の様に剛性が高いと、用紙先端がガイド部材に当接した際にガイド部材を一定量押し下げてしまう場合がある。
図7及び図8はこの状態を説明する為の図であり、図7はガイド部材の側面図、図8はガイド部材の斜視図である。図中、符号Pは用紙を、矢印は用紙Pの進行方向を示し、符号22はガイド部材を、符号23は搬送駆動ローラを、符号26はプラテンを、符号41は検出レバーを示している。
ガイド部材22は搬送駆動ローラ23を揺動軸として揺動可能となっていて、押圧ばね43によって上方に(第1の姿勢をとる様に)付勢されている。従って、普通紙等の用紙Pが斜め上方から給送されると、当該用紙P先端がガイド部材22に当接し、そして搬送駆動ローラ23へと案内される。また、光ディスクがセットされたトレイ(図示せず)が搬送駆動ローラ23の上流側からほぼ水平に差し込まれると、当該トレイによって図7(B)に示す様にガイド部材22が下方に押し下げられ、第2の姿勢をとる。
一方、ガイド部材22の上方には、側面視略「く」の字形の形状をなす検出レバー41が、揺動軸41aを中心に揺動可能に設けられている。検出レバー41において揺動軸41aから下側が用紙Pと接触する接触端となっていて、揺動軸41aから上側が、図示しない光学センサに入り込む検出端41cとなっている。そしてガイド部材22には図8に示すように穴22bが形成されていて、接触端41bの下端が、穴22bに僅かに入り込む様に設けられている。従って、用紙Pがガイド部材22に案内されて搬送駆動ローラ23へ進む際に、用紙Pが接触端41bを上方に押し上げることで検出レバー41が揺動し、上部の検出端41cが光学センサから外れて、用紙P先端の通過が検出される。
ところで、用紙Pの先端がガイド部材22に当接する際、用紙Pが剛性の小さい普通紙等である場合には、図7(A)に示す様にガイド部材22の状態は変化せず、用紙Pはガイド部材22に当接して下流側へと進む。しかし、用紙Pが剛性の大きい専用紙等である場合には、図7(B)に示す様に、ガイド部材22は用紙P先端に押されて僅かに下方に揺動する。すると、用紙Pと、検出レバー41の接触端41bとが接触する部分の位置が変化して、距離aだけ検出タイミング(検出レバー41の揺動開始タイミング)がずれることになる。そして、これにより、用紙Pの通過検出にばらつき(誤差)が生じることになり、正しい給紙制御を実行できなくなる。特に、食い付き吐き出し方式のスキュー取りを実行する際には、用紙Pの先端が搬送駆動ローラ23から上流側に吐き出されず、スキューが除去されない場合も生じる。
一方、この様な問題を解消する為には、押圧ばね43の付勢力を強力なものとすることも考え得るが、この場合、下流側から差し込まれるトレイがガイド部材22を押し下げるのに要する力が増大し、従って光ディスク等をトレイ(図示略)にセットして記録を実行する際には、ガイド部材22がトレイに強く圧接し、搬送負荷が増大するといったデメリットが生じてしまう。
そこで本発明はこの様な問題に鑑みなされたものであり、その課題は、湾曲した経路部分を有する第1の経路と、直線状の第2の経路との交差位置近傍に設けられるガイド部材の姿勢の変化による用紙検出タイミングのずれを解消することにある。
上記課題を解決する為に、本発明の第1の態様は、被記録媒体に記録を行う記録ヘッドと、前記記録ヘッドの上流側に設けられ、被記録媒体を前記記録ヘッドへ搬送する搬送手段と、前記搬送手段の上流側に設けられ、セットされた被記録媒体を前記搬送手段へ給送する給送ローラを備えた給送手段と、前記記録ヘッドの下流側に設けられ、記録の行われた被記録媒体を装置外部へ排出する排出手段と、を備えるとともに、前記給送手段から給送される可撓性を有する被記録媒体が経由する、湾曲経路を含んだ第1の経路と、可撓性を有しない被記録媒体をセット可能に形成されたプレート形状を成すトレイが経由する、直線状の第2の経路と、を備えた記録装置であって、前記第1の経路と前記第2の経路との交差位置近傍において、前記第1の経路を形成する為の第1の姿勢と、前記第2の経路を形成する為の第2の姿勢と、を変化可能に設けられた、被記録媒体を案内するガイド部材と、先端が前記ガイド部材に設けられた穴に入り込む様に設けられた検出レバー及び当該検出レバーの状態を検出する検出器を備えて成る被記録媒体検出手段と、を備え、前記ガイド部材が、前記穴の周囲を構成する部分と、それ以外の部分とに分割して構成されるとともに、前記穴の周囲を構成する部分が、前記第1の姿勢を保持する様に固定された状態に設けられていることを特徴とする。
上記態様によれば、前記ガイド部材が、検出レバーの先端が入り込む穴の周囲を構成する部分と、それ以外の部分とに分割して構成されるとともに、前記穴の周囲を構成する部分が、第1の姿勢を保持する様に固定された状態に設けられていることから、第1の経路において前記ガイド部材に被記録媒体が当接して外力が付与されても、検出レバーの先端が入り込む穴の周囲を構成する部分の姿勢は変化しない。従って、被記録媒体の通過検出タイミングにずれが生じることがなく、常に適切な制御を実行することが可能となる。
本発明の第2の態様は、上記第1の態様において、前記穴の周囲を構成する部分が、前記ガイド部材における主走査方向端部近傍に配置されていることを特徴とする。
上記態様によれば、前記穴の周囲を構成する部分が、前記ガイド部材における主走査方向端部近傍に配置されているので、前記第2の経路において前記穴の周囲を構成する部分が邪魔にならず、充分に前記第2の経路を確保することができる。
本発明の第3の態様は、上記第1のまたは第2の態様において、前記ガイド部材が、前記搬送手段を構成する、回動駆動される搬送駆動ローラを揺動軸として揺動可能に設けられるとともに、付勢手段の付勢力によって、前記第1の姿勢をとる方向に付勢された状態に設けられていることを特徴とする。
上記態様によれば、前記ガイド部材が、前記搬送手段を構成する、回動駆動される搬送駆動ローラを揺動軸として揺動可能に設けられるとともに、付勢手段の付勢力によって、前記第1の姿勢をとる方向に付勢された状態に設けられた構成において、上述した第1のまたは第2の態様の作用効果を得ることができる。
本発明の第4の態様は、被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射ヘッドと、前記液体噴射ヘッドの上流側に設けられ、被噴射媒体を前記液体噴射ヘッドへ搬送する搬送手段と、前記搬送手段の上流側に設けられ、セットされた被噴射媒体を前記搬送手段へ給送する給送ローラを備えた給送手段と、前記液体噴射ヘッドの下流側に設けられ、液体噴射の行われた被噴射媒体を装置外部へ排出する排出手段と、を備えるとともに、前記給送手段から給送される可撓性を有する被噴射媒体が経由する、湾曲経路を含んだ第1の経路と、可撓性を有しない被噴射媒体をセット可能に形成されたプレート形状を成すトレイが経由する、直線状の第2の経路と、を備えた液体噴射装置であって、前記第1の経路と前記第2の経路との交差位置近傍において、前記第1の経路を形成する為の第1の姿勢と、前記第2の経路を形成する為の第2の姿勢と、を変化可能に設けられた、被噴射媒体を案内するガイド部材と、先端が前記ガイド部材に設けられた穴に入り込む様に設けられた検出レバー及び当該検出レバーの状態を検出する検出器を備えて成る被噴射媒体検出手段と、を備え、前記ガイド部材が、前記穴の周囲を構成する部分と、それ以外の部分とに分割して構成されるとともに、前記穴の周囲を構成する部分が、前記第1の姿勢を保持する様に固定された状態に設けられていることを特徴とする。
以下、本発明の一実施形態に係る「記録装置」、「液体噴射装置」の一例としてのインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と言う)1について、図1乃至図7を参照しながら説明する。ここで、図1はプリンタ1の外観斜視図、図2及び図3はプリンタ1の側断面概略図、図4及び図5はガイド部材22の斜視図、図6はガイド部材22の側面図である。尚、以下では、図2乃至図7の左方向(プリンタ後方側)を用紙搬送(給送)経路の「上流側」と言い、右方向(プリンタ前方側)を「下流側」と言うこととする。
以下では先ず、プリンタ1の概略構成について説明する。図1においてプリンタ1は後部に「被記録媒体」、「被噴射媒体」の一例としての記録用紙(以下「用紙P」と言う)を傾斜姿勢で複数枚セット可能な給送装置50を備え、装置前方には、図1に示す様に装置手前側に開くことにより用紙Pをスタックする開状態と、当該開状態から略垂直な立設状態となる様にして閉じた収納状態(図示せず)とを開閉(回動)動作によって変化可能に構成されたスタッカ13を、装置底部を形成する下ケース(図示せず)に備えている。スタッカ13はスタッカ本体14とサブスタッカ15とを備えて構成され、スタッカ本体14の回動軸(図示せず)を中心に回動可能となっている。そして、プリンタ手前側に回動して開いた状態で、スタッカ本体14からサブスタッカ15を引き出すことにより、用紙Pをスタックするスタック面が形成される。
プリンタ1の装置上部外観はハウジング11によって覆われ、ハウジング11の中央上部には、インクカートリッジ交換等の作業を行う為の開閉自在なカバー(図示せず)が設けられていて、これら給送装置50、スタッカ13、ハウジング11、カバーによってプリンタ1の外観が構成されている。
次に、図2を参照しながら用紙Pの搬送経路(給送経路)について詳説する。図2において、給送装置50は、基体を構成するフレーム65に、ホッパ51と、給送ローラ53と、リタードローラ61と、ガイドローラ57および58とを備えて構成され、用紙Pをインクジェット記録ヘッド29へと搬送する搬送手段を構成する搬送駆動ローラ23および搬送従動ローラ24へ向けて、セットされた用紙Pを最上位のものから1枚ずつ給送する。
より詳しくは、ホッパ51は板状体から成り、上部の揺動軸51aを中心に揺動可能に構成され、図示を省略するカム手段及び付勢手段によって揺動することにより、傾斜姿勢に支持した用紙Pを給送ローラ53に圧接させる状態と、給送ローラ53から離間させる状態とを変化可能となっている。給送ローラ53は側面視略D形の形状を成し、給送ローラ軸54と樹脂材料によって一体的に形成されていて、外周にはゴム材が巻回されている。給送ローラ53はその円弧部分によって圧接した用紙Pを下流側へ給送する一方、用紙Pが給送され、搬送駆動ローラ23および搬送従動ローラ24によって搬送中は、搬送負荷を生じさせない様に図示する様にその平坦部が用紙Pと対向する様に制御される。
給送されるべき最上位の用紙Pと次位以降の用紙Pとを分離する分離手段としてのリタードローラ61は、給送ローラ53の円弧部分と圧接可能に設けられるとともに、所定の回転抵抗力が付与された状態に設けられている。ここで、用紙Pの重送が発生せずに、1枚だけ用紙Pが給送されている場合には、リタードローラ61はこれに応じて従動回転(図2の時計回り方向)し、用紙Pが給送ローラ53とリタードローラ61との間に複数枚存在する場合には、用紙間の摩擦係数が低いことにより、その回転が停止する様になっている。従ってこれにより、給送されるべき最上位の用紙Pにつられて重送されようとする次位以降の用紙Pが、給送ローラ53から下流側へ進まずに、重送が防止される。
ガイドローラ57および58は自由回転可能に軸支され、下流側の搬送駆動ローラ23および搬送従動ローラ24によって用紙Pを搬送中に、用紙Pが給送ローラ53と接触して搬送負荷を生じさせない役割を担っている。
続いて、給送装置50によって給送される用紙Pは、主走査方向に長い形状を成すガイド部材22に案内されて、図示しないモータによって回動駆動される搬送駆動ローラ23と、該搬送駆動ローラ23に圧接して従動回転する搬送従動ローラ24とに到達する。ここで、給送ローラ53と搬送駆動ローラ23との間には、検出レバー41と、検出レバー41の状態を検出する光学センサ(図示せず)とを備えて成る「被記録媒体検出手段」としての紙検出器が設けられている。検出レバー41は揺動軸41aを中心に揺動可能に設けられ、且つ、揺動軸41aから下側部分が、給送される用紙Pと接触可能に構成されている。検出レバー41の下端はガイド部材22に形成された穴22b(図9参照)に僅かに入り込む様に設けられていて、用紙Pが通過すると、これによって上方に押し上げられる様に揺動し、そして検出レバー41の上端が光学センサから外れて、用紙P先端の通過を検出することができる様になっている。
続いて、検出レバー41の下流側に設けられた搬送従動ローラ24はホルダ21に軸支され、ホルダ21は、プリンタ1の基体を構成するメインフレーム(図示せず)にばね(図示せず)を介して取り付けられている。搬送駆動ローラ23に到達した用紙Pは、搬送駆動ローラ23の回転によって所定のピッチで下流側へ搬送される。
搬送駆動ローラ23の下流側にはインクジェット記録ヘッド(以下「記録ヘッド」と言う)29と、これに対向してプラテン26とが配設されている。記録ヘッド29はキャリッジ30の底部に設けられ、当該キャリッジ30は主走査方向に延びるキャリッジガイド軸37にガイドされながら、図示しない駆動モータによって主走査方向に往復動する様に駆動される。また、キャリッジ30は、複数色の各色毎に独立したインクカートリッジ(図示せず)を搭載し、記録ヘッド29へとインクを供給する。
続いて、記録ヘッド29の下流側には、補助ローラ34と、排出手段を構成する排出駆動ローラ31及び排出従動ローラ32が設けられている。排出駆動ローラ31は図示しないモータによって回転駆動され、排出従動ローラ32は排出駆動ローラ31に接して従動回転し、これらローラによって記録の行われた用紙Pがスタッカ13へ向けて排出される。排出従動ローラ32は主走査方向に長い金属板材によって形成されたフレーム35に複数設けられ、被記録媒体の一例としての光ディスクをセットしたトレイT(後述)を搬送する際には、図示する様にフレーム35が上方に変位して排出従動ローラ32が排出駆動ローラ31から離間する様に構成されている。尚、補助ローラ34は用紙Pに上方から接して従動回転し、用紙Pの浮き上がりを防止して用紙Pと記録ヘッド29との距離を一定に保つ機能を果たす。
以上が用紙搬送経路の概略であるが、プリンタ1は、被記録媒体としての用紙Pの他に、コンパクトディスクに代表される光ディスクのラベル面に直接インクジェット記録可能に構成されている。この光ディスクDは、プレート形状を成すトレイTにセットされた状態で用紙搬送経路を搬送される。トレイTはプリンタ1とは別体に構成され、プリンタ1前方側からトレイガイド18に支持されながら差し込まれる。
トレイガイド18は、排出駆動ローラ31及び排出従動ローラ32の下流側において開閉自在(回動自在)に設けられ、図1及び図3に示す様に装置手前に向けて開くことによりトレイTを支持する開状態と、図2に示すように当該開状態から略垂直な立設状態となる様に閉じた収納状態と、を回動することによって変化可能に設けられている。そして、このトレイガイド18の開閉動作と連動して、上述したフレーム35が上下に変位する様構成さされていて、トレイガイド18が開状態となると図2に示す様にフレーム35が上方に変位して排出従動ローラ32が排出駆動ローラ31から離間し、トレイガイド18が収納状態となるとフレーム35が下方に変位して排出従動ローラ32が排出駆動ローラ31に接する。従ってこれにより、外周に歯を有する歯付きローラである排出従動ローラ32によって、光ディスクのデータが破壊されるといった不具合の発生を防止することができる様になっている。
続いて、ガイド部材22について詳説する。プリンタ1は、上述の様に給送装置50から給送される可撓性を有する被記録媒体としての用紙Pが経由する、湾曲経路を含んだ第1の経路(図2参照)と、可撓性を有しない被記録媒体としての光ディスクをセット可能に形成された、プレート形状を成すトレイTが経由する、直線状の第2の経路(図3参照)と、の2つの被記録媒体搬送路を有している。ガイド部材22は、この第1の経路と第2の経路との交差位置近傍に、第1の経路を形成する為の第1の姿勢(本実施形態ではやや斜め上方を向く様な姿勢)と、第2の経路を形成する為の第2の姿勢(本実施形態では略水平な姿勢)と、を変化可能に設けられている。
ここで、本実施形態に係るガイド部材22は、図4乃至図6に示す様に、穴22bの周囲を構成する部分(符号22dで示す部分:以下「固定部22d」と言う)、それ以外の部分(以下「可動部22c」と言う)とに分割して構成されている。尚、符号22aは、用紙Pとの摩擦を低減する為に副走査方向に延び、且つ、主走査方向に所定の間隔で配設されるリブを示している。
より詳しくは、主走査方向に長い可動部22cは、搬送駆動ローラ23を揺動軸として揺動可能に設けられるとともに、図示しない押圧ばねによって、上方に付勢された状態、即ち第1の姿勢を保持する様に付勢されている。一方、可動部22cにおける主走査方向端部近傍(本実施形態ではプリンタ前方から視て右側)には、上述した検出レバー41が設けられ、可動部22cにおいて当該検出レバー41が設けられた部分は大きく切り欠き形状が形成されるとともに、当該切り欠き形状部分に、ブロック形状を成す固定部22dが図示しないフレームに固設された状態になっている。また、固定部22dにも切り欠き形状が形成されて、これにより、固定部22dと可動部22cとで穴22bが形成された状態となっている。
ここで、ガイド部材22が図6(A)に示す状態(第1の姿勢)にあるときに、用紙Pが第1の経路をガイド部材22に向かって斜め上方から進入すると、用紙Pの剛性が小さい場合には、ガイド部材22の斜面に案内されて下流側へと進むが、用紙Pの剛性が大きい場合には、付勢手段の付勢力に抗して可動部22cを図6(B)に示す様に下方に押し下げてしまう場合がある。しかし、固定部22dは第1の姿勢を保持する様に固定された状態に設けられているので、図5にも示す様に固定部22dは第1の姿勢を保持したまま、可動部22cが下方に押し下げられた状態となる。
即ち、図6(A)、(B)に示す様に、検出レバー41の検出端41bの先端が入り込む穴22bの周囲を構成する部分(検出端41bから上流側の部分)が、常に第1の姿勢を保持することから、検出端41bにおいて用紙Pが接触する位置にずれが生じない(図7において符号aで示すずれが生じない)。換言すれば、ガイド部材22と検出レバー41の位置関係が変化しないので、用紙Pの通過検出タイミングにずれが生じることがなく、常に適切な給紙制御を行うことができる。
特に、食い付き吐き出し方式のスキュー取りを実行する際には、用紙Pの検出タイミングにずれが生じると、用紙先端が必要以上に下流側に進み、結果として用紙Pの先端が搬送駆動ローラ23から上流側に吐き出されず、スキューが除去されない場合も生じるが、本実施形態によれば、この様な不具合が生じることがない。
本発明は、FAX、プリンタ等に代表される記録装置や、液体噴射装置、即ち液体を噴射するヘッドから被噴射媒体に液体を噴射して前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置に利用可能である。
本発明に係るプリンタの外観斜視図。 本発明に係るプリンタの側断面概略図。 本発明に係るプリンタの側断面概略図 ガイド部材の斜視図。 ガイド部材の斜視図。 ガイド部材の側面図。 従来技術に係るガイド部材の側面図である。 従来技術に係るガイド部材の斜視図である。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ、11 ハウジング、13 スタッカ、14 スタッカ本体、15 サブスタッカ、18 トレイガイド、21 ホルダ、22 ガイド部材、22a リブ、22b 穴、22c 可動部、22d 固定部、23 搬送駆動ローラ、24 搬送従動ローラ、26 プラテン、27 リブ、28 凹部、29 インクジェット記録ヘッド、30 キャリッジ、31 排出駆動ローラ、32 排出従動ローラ、34 補助ローラ、35 フレーム、37 キャリッジガイド軸、41 検出レバー、43 押圧ばね、50 給送装置、51 ホッパ、53 給送ローラ、54 給送ローラ軸、57、58 ガイドローラ、P 記録用紙、T トレイ

Claims (4)

  1. 被記録媒体に記録を行う記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドの上流側に設けられ、被記録媒体を前記記録ヘッドへ搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段の上流側に設けられ、セットされた被記録媒体を前記搬送手段へ給送する給送ローラを備えた給送手段と、
    前記記録ヘッドの下流側に設けられ、記録の行われた被記録媒体を装置外部へ排出する排出手段と、を備えるとともに、
    前記給送手段から給送される可撓性を有する被記録媒体が経由する、湾曲経路を含んだ第1の経路と、
    可撓性を有しない被記録媒体をセット可能に形成されたプレート形状を成すトレイが経由する、直線状の第2の経路と、を備えた記録装置であって、
    前記第1の経路と前記第2の経路との交差位置近傍において、前記第1の経路を形成する為の第1の姿勢と、前記第2の経路を形成する為の第2の姿勢と、を変化可能に設けられた、被記録媒体を案内するガイド部材と、
    先端が前記ガイド部材に設けられた穴に入り込む様に設けられた検出レバー及び当該検出レバーの状態を検出する検出器を備えて成る被記録媒体検出手段と、を備え、
    前記ガイド部材が、前記穴の周囲を構成する部分と、それ以外の部分とに分割して構成されるとともに、前記穴の周囲を構成する部分が、前記第1の姿勢を保持する様に固定された状態に設けられている、
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1において、前記穴の周囲を構成する部分が、前記ガイド部材における主走査方向端部近傍に配置されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  3. 請求項1または2において、前記ガイド部材が、前記搬送手段を構成する、回動駆動される搬送駆動ローラを揺動軸として揺動可能に設けられるとともに、付勢手段の付勢力によって、前記第1の姿勢をとる方向に付勢された状態に設けられている、
    ことを特徴とする記録装置。
  4. 被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射ヘッドと、
    前記液体噴射ヘッドの上流側に設けられ、被噴射媒体を前記液体噴射ヘッドへ搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段の上流側に設けられ、セットされた被噴射媒体を前記搬送手段へ給送する給送ローラを備えた給送手段と、
    前記液体噴射ヘッドの下流側に設けられ、液体噴射の行われた被噴射媒体を装置外部へ排出する排出手段と、を備えるとともに、
    前記給送手段から給送される可撓性を有する被噴射媒体が経由する、湾曲経路を含んだ第1の経路と、
    可撓性を有しない被噴射媒体をセット可能に形成されたプレート形状を成すトレイが経由する、直線状の第2の経路と、を備えた液体噴射装置であって、
    前記第1の経路と前記第2の経路との交差位置近傍において、前記第1の経路を形成する為の第1の姿勢と、前記第2の経路を形成する為の第2の姿勢と、を変化可能に設けられた、被噴射媒体を案内するガイド部材と、
    先端が前記ガイド部材に設けられた穴に入り込む様に設けられた検出レバー及び当該検出レバーの状態を検出する検出器を備えて成る被噴射媒体検出手段と、を備え、
    前記ガイド部材が、前記穴の周囲を構成する部分と、それ以外の部分とに分割して構成されるとともに、前記穴の周囲を構成する部分が、前記第1の姿勢を保持する様に固定された状態に設けられている、
    ことを特徴とする液体噴射装置。
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