JP2011048350A - 画像形成装置、補正制御方法、補正制御プログラム - Google Patents

画像形成装置、補正制御方法、補正制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】適切なタイミングでモノクロ、又はカラーの補正を行う。
【解決手段】ブラックのトナーを含む複数色のトナーを用いて画像形成を行うための第1モードと、ブラックのトナーのみを用いて画像形成を行うための第2モードとを設定可能な画像形成装置であって、複数色のトナーを用いて画像形成された枚数を累積する第1印刷累積手段と、第1印刷累積手段により累積された枚数が閾値を超えたか否かを判定する第1印刷判定手段と、第1印刷判定手段により閾値を超えたと判定された場合、第2モードが設定されていたときには、複数色のトナーを用いる画像形成の補正処理を行わずに、ブラックのトナーのみを用いる画像形成の補正処理を行うよう制御する補正制御手段と、を備える。
【選択図】図11

Description

本発明は、複数色を重ねあわせてカラー画像を形成するモードと、モノクロ画像を形成するモードとを備えた画像形成装置、この画像形成装置で実行される補正制御方法、及びこの補正制御方法をコンピュータで実行するための補正制御プログラムに関する。
電子写真方式の画像形成装置では、色毎に画像を形成し、最後に4色の画像を重畳してフルカラーの可視画像を形成することが一般に行われている。このようにして画像を形成する画像形成装置として例えばタンデム型カラー画像形成装置が知られている。タンデム型画像形成装置には、間接転写方式のものと直接転写方式のものがある。
前者では像担持体に担持された画像を1次転写する中間転写ベルト上、後者では像担持体に担持された画像を直接転写する転写紙を搬送する搬送ベルト上に色毎に色合わせ補正用のパターンを形成する。タンデム型画像形成装置は、この補正用パターンを光学的センサで読み取って画像の書き込みタイミングを補正し、4色それぞれの画像を重畳する位置が一致するように調整している。
このようなタンデム式の画像形成装置では、通常、カラー画像を形成する動作モード所謂カラーモードと、黒画像を形成するモノクロモードが設定され、操作パネルからオペレータがいずれかのモードを選択し、当該選択されたモードが実行される。なお、色合わせ補正は4色の色の画像形成位置を合わせることから色合わせ補正と称される。また、色を合わせることは画像形成位置の位置ずれを補正することでもあるので、位置ずれ補正とも称されている。両者は技術的に等価である。
このような4色の色を重ねてカラー画像を形成する従来の画像形成装置では、モノクロの画像を形成する場合においても、カラー画像の色合わせ補正、及び濃度補正(階調補正)が行われていた。その場合、濃度補正(階調補正)は感光ドラムなどにトナー像(パッチ)を形成し、そのトナーパッチをトナー濃度センサで読み取って補正するので、ユーザーが意図した画像以外に多くのトナーが使用されることになる。加えて、黒トナーしか使用しないモノクロモードで画像を形成するときでも、カラーパッチを形成して濃度補正を行うため、モノクロモードであってもカラートナーが消費されることになる。
そこで、このようなカラートナーの無駄な消費を抑える技術として、例えば特許文献1ないし3に記載された発明が公知である。このうち特許文献1(特開2008−151855号公報)には、黒トナーのみ階調補正を行う白黒制御モードと、黒トナー及びカラートナーの階調補正を行うカラー制御モードと、が実行可能であり、少なくとも前記白黒制御モード又は前記カラー制御モードのどちらか一方を選択的に設定し、設定された制御モードが実行されるようにしたカラー画像形成装置が開示されている。
また、特許文献2(特開2008−197542号公報)には、印刷すべき画像を印刷ジョブとして受領するジョブ受領部と、画像形成条件の異なるいずれかのモードで出力すべき画像を形成し、かつ、画像形成部に調整用パターンを形成させ、形成された調整用パターンを測定部に測定させ、測定結果に基づいて各モードの画像形成条件の補正を行う補正制御部が開示されている。また、前回補正以後の累積動作情報を算出及び記憶する累積動作情報管理部と、出力すべき画像の形成に先立ち、前記画像に応じたモードを決定し、各モードに応じて定められた閾値と累積動作情報とを比較して補正を行うべきか否かを判定するプロセスコントロール管理部とを備えた画像形成装置が開示されている。
さらに、特許文献3(特開2009−053668号公報)には、転写ベルトと、ブラック調整パターンとカラー調整パターンとを転写ベルトに形成するYMCKそれぞれの色用に設けられた感光体と、ブラック調整パターンとカラー調整パターンを検知するパターン検知センサと、ブラックの画像濃度を調整するモノクロ調整部と、イエロー、シアン、マゼンタの画像濃度を調整するカラー調整部と、記録紙に形成する画像の色彩に基づいて、モノクロ調整部による調整のみを実行するか、カラー調整部による調整のみを実行するかの判定を行う調整動作判定部とが開示されている。このうち、モノクロ調整部は、ブラック調整パターンが形成された場合、ブラックの画像濃度を調整し、カラー調整部は、カラー調整パターンが形成された場合、イエロー、シアン、マゼンタの画像濃度を調整するようにした画像形成装置が開示されている。
前記特許文献1ないし3記載の発明では、それぞれ、手動あるいは自動でモノクロモードの場合には、モノクロの補正を行い、カラーモードの場合にはカラーの補正を行うことにより、モノクロモードのときに、カラートナーの無駄な消費を抑えるようにしている。
しかし、画像形成装置の設定内容や使用状況等を考えれば、無駄なモノクロ又はカラーの補正を行っているといえる。例えば、画像形成装置の立ち上げ時には、フルカラーの画像に対応した補正、すなわち、カラーモードの濃度補正、及び色合わせ補正を実行し、両者の補正が完了した時点で、ジョブの画像がモノクロかカラーかを判断し、その判断結果に基づいたモードで画像形成が行われることになる。
すなわち、特許文献1ないし3に記載の発明では、モードが手動あるいは自動で判別された時点で、そのモードに適した補正動作が行われるが、例えば画像形成装置の立ち上げ時にモードを判断して濃度調整や色合わせ補正が行われる訳ではない。そのため、立ち上げ後の最初の印刷ジョブがモノクロモードであったとしても、4色の全てについて濃度調整と色合わせ補正が行われた後でないと、ジョブを開始することができない。このため、電源立ち上げ後の最初の印刷ジョブがモノクロモードの場合には、印刷ジョブの開始まで時間がかかるだけでなく、カラートナーが無駄に消費されることになる。
一般の画像形成装置、特にコピー機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能のうち少なくとも2つの機能を備えたデジタル複合機(MFP-Multi Function Peripheral)では、モノクロ印刷が大半でカラー印刷は少ない。また、ネットワークに接続されたネットワークプリンタ、あるいはネットワークMFPにおいても、モノクロ印刷の方がカラー印刷よりも比率が高い。
例えば、モノクロ印刷が設定されているMFPで、カラーの補正条件を満たしたからといってすぐにカラーの補正を行ったとしても、次にカラー印刷のジョブがくる可能性は低い。また、従来のMFPでは、カラーの補正を行った後に、モノクロの補正条件を満たした場合、不要なモノクロ補正を行ってしまうことになる。つまり、適切なタイミングでモノクロ、又はカラーの補正が行われているとは言えなかった。
そこで、本発明は、上記問題点を鑑みてなされたものであり、より適切なタイミングでモノクロ、又はカラーの補正を行うことができる画像形成装置、補正制御方法、及び補正制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明おける一態様の画像形成装置は、ブラックのトナーを含む複数色のトナーを用いて画像形成を行うための第1モードと、ブラックのトナーのみを用いて画像形成を行うための第2モードとを設定可能な画像形成装置であって、複数色のトナーを用いて画像形成された枚数を累積する第1印刷累積手段と、前記第1印刷累積手段により累積された枚数が閾値を超えたか否かを判定する第1印刷判定手段と、前記第1印刷判定手段により前記閾値を超えたと判定された場合、前記第2モードが設定されていたときには、複数色のトナーを用いる画像形成の補正処理を行わずに、ブラックのトナーのみを用いる画像形成の補正処理を行うよう制御する補正制御手段と、を備える。
また、本発明における他の態様の補正制御方法は、ブラックのトナーを含む複数色のトナーを用いて画像形成を行うための第1モードと、ブラックのトナーのみを用いて画像形成を行うための第2モードとを設定可能な画像形成装置における補正制御方法であって、複数色のトナーを用いて画像形成された枚数を累積する第1印刷累積ステップと、前記第1印刷累積ステップにより累積された枚数が閾値を超えたか否かを判定する第1印刷判定ステップと、前記第1印刷判定ステップにより前記閾値を超えたと判定された場合、前記第2モードが設定されていたときには、複数色のトナーを用いる画像形成の補正処理を行わずに、ブラックのトナーのみを用いる画像形成の補正処理を行うよう制御する制御ステップと、を有する。
また、本発明の画像形成装置は、コンピュータにより実行可能なプログラムにより実現することができ、また、プログラムを記録した記録媒体をコンピュータに読み取らせて実現することも可能である。
本発明によれば、より適切なタイミングでモノクロ、又はカラーの補正を行うことができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の作像部の構成を示す概略構成図である。 露光器の内部構造の概略を示す図である。 中間転写ベルト上に形成されたパターンをTMセンサによって検出する検出構成を示す図である。 TMセンサ、位置ずれ補正用パターン、及び感光体ドラムの各々関係を示す作像部の概略斜視図である。 色合わせ補正用パターンの一例を示す図である。 図5の色合わせ補正用パターンの検出原理を説明するための図である。 色合わせ補正に必要な補正量を算出するための、検出されたデータの処理を行う位置ずれ補正回路の回路構成を示すブロック図である。 付着量補正用パターンの一例を示す図である。 付着量補正用パターンの正反射受光部による検出原理を示す図である。 付着量変動要因及び色ずれ変動要因とこれらの補正に必要な制御動作、並びに判断するタイミング、判断基準を表形式で示す図である。 制御モードについてまとめて、事象、制御動作及び目的を表形式で示す図である。 CPUの機能の一例を示すブロック図である。 各モードの移行処理の処理手順を示すフローチャートである。 トナー付着量制御・色合わせ制御を同時に実行する場合のクリア制御の制御手順を示すフローチャートである。 色合わせ制御実行フラグをクリアする際の制御手順を示すフローチャートである。 モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行フラグをクリアする際の制御手順を示すフローチャートである。 モノクロ位置合わせ制御実行フラグをクリアする際の制御手順を示すフローチャートである。 累積ページ数クリアの制御手順を示すフローチャートである。 制御実行要否判断タイミングと判断基準を表形式にまとめて示す図(その1)である。 制御実行要否判断タイミングと判断基準を表形式にまとめて示す図(その2)である。 制御実行要否判断タイミングと判断基準を表形式にまとめて示す図(その3)である。 制御実行要否判断タイミングと判断基準を表形式にまとめて示す図(その4)である。 制御実行要否判断タイミングと判断基準を表形式にまとめて示す図(その5)である。 制御実行要否判断タイミングと判断基準を表形式にまとめて示す図(その6)である。 制御実行要否判断タイミングと判断基準を表形式にまとめて示す図(その7)である。 印刷動作の処理手順の一例を示すフローチャートである。 カラー補正実行要求判定の処理手順の一例を示すフローチャートである。 モノクロ補正実行要求判定の処理手順の一例を示すフローチャートである。 ジョブ前処理の制御手順の一例を示すフローチャートである。 ページエンド処理の制御手順の一例を示すフローチャートである。 ジョブ中制御要求設定の制御手順の一例を示すフローチャートである。 ジョブエンド処理の制御手順の一例を示すフローチャートである。 電源ON時の処理の制御手順の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
1.画像形成装置の構成
図1は実施形態に係る画像形成装置の作像部の構成を示す概略構成図である。図1において、本実施形態における画像形成装置は、無端状移動手段である中間転写ベルト5に沿って各色の画像形成部が並べられた間接転写方式のタンデム型カラーレーザープリンタである。この画像形成装置は、給紙トレイ1と、露光器11と、作像部6と、中間転写ベルト5と、転写器15と、定着器16とを備えている。なお、以下では、間接転写方式で説明するが、直接転写方式の画像形成装置であってもよい。このときの無端状移動手段は、搬送ベルトである。
作像部6は、ブラック(Bk)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びイエロー(Y)の4色の画像形成部6Bk、6M、6C、6Yを備え、中間転写ベルト5の回転方向に沿って上流側から前記順序で配置されている。これら複数の画像形成部6Bk、6M、6C、6Yは、形成するトナー画像の色が異なるだけで内部構成は共通である。画像形成部6Bkはブラックの画像を、画像形成部6Mはマゼンタの画像を、画像形成部6Cはシアンの画像を、画像形成部6Yはイエローの画像をそれぞれ形成する。画像形成部6Bk、6M、6C、6Yで色毎に形成された画像が、図1に示す順に中間転写ベルトに1次転写される。また、4色重畳された画像は、給紙トレイ1から給紙ローラ2と分離ローラ3とにより分離給紙される用紙(記録紙)4に一括して2次転写されることにより用紙上にフルカラーの画像を形成する。なお、各色の画像形成部6Bk、6M、6C、6Yは、本実施形態では、各色の感光体ユニットとして構成され、後述する帯電器10、現像器12、感光体クリーナ13と共に一体に交換される。
以下の説明では、各色共通の構成について色を示す添え字Bk,M,C,Yを省略し、色毎の説明に代えて総括的に説明する。
中間転写ベルト5は無端状のベルトからなり、駆動ローラ7と従動ローラ8との間に張設される。駆動ローラ7は、不図示の駆動モーターにより回転駆動され、図示矢印方向に(図示反時計方向)に移動する。画像形成に際して、後述のように給紙トレイ1に収納された用紙4は最上位のものから順に送り出され、中間転写ベルト5と用紙4とが接する2次転写装置21で、転写バイアスが印加され、中間転写ベルト5上で4色重畳されたフルカラーのトナー画像が用紙4上に転写される。
画像形成部6は、感光体としての感光体ドラム9、この感光体ドラム9の外周に沿って配置された帯電器10、現像器12、転写器15、感光体クリーナ13、除電器(図示せず)等を備え、帯電器10と現像器12の間に露光器11から出射されたレーザー光14が照射される露光部が設けられている。露光器11は、各画像形成部6の感光体ドラム9の露光部に当該画像形成部6で形成される画像色に対応する露光ビームであるレーザー光14をそれぞれ照射する。また、転写器15は中間転写ベルトを介して感光体ドラム9に対向するように設けられている。
図2は露光器11の内部構造の概略を示す図である。各画像色の露光ビームであるレーザー光14Bk、14M、14C、14Yはそれぞれ光源であるレーザーダイオード23Bk、23M、23C、23Yから照射される。照射されたレーザー光は回転多面鏡22によって光学系24Bk、24M、24C、24Yを経て、光路を調整された後、感光体ドラム9Bk、9M、9C、9Yの表面へと走査される。回転多面鏡22は6面体のポリゴンミラーであり、回転をすることによってポリゴンミラー1面につき主走査方向1ライン分の露光ビームを走査する。光源の4個のレーザーダイオード23に対して、ポリゴンミラー1つで走査を行う。レーザー光14は、レーザー光Bk,14Mと、レーザー光14C,14Yの2色ずつの露光ビームに分けて回転多面鏡22の対向反射面を用いて走査を行うことによって、異なる4つの感光体ドラム9へと同時に露光することを可能としている。光学系24は反射光を等間隔に揃えるf-θレンズと、レーザー光を偏向する偏向ミラーで構成されている。
同期検知センサ25は、主走査方向の画像領域外に配置され、1ラインの走査毎にレーザー光14Bk、14Yを検出し、画像形成時の露光開始タイミングを調節する。同期検知センサ25は光学系24Bk側に配置されているため、レーザー光14Yは同期検知用折り返しミラー24Y_D1、24Y_D2、24Y_D3を経由して同期検知センサ25に入射する。レーザー光14M,14Cは同期検知センサによる書出しタイミングの調節ができないため、マゼンタの露光開始タイミングはブラックの露光開始タイミングに、シアンの露光開始タイミングはイエローの露光開始タイミングに一致させて各色の画像位置を揃えている。
画像形成に際し、感光体ドラム9Bkの外周面は、暗中にて帯電器10Bkにより一様に帯電された後、露光器11からのブラック画像に対応したレーザー光14Bkにより露光され、感光体ドラム9Bk表面に静電潜像が形成される。現像器12Bkは、この静電潜像にブラックトナーを付着させて顕像化する。これにより、感光体ドラム9Bk上にブラックのトナー画像が形成される。
このトナー画像は、感光体ドラム9Bkと中間転写ベルト5とが接する位置(転写位置)で、転写器15Bkの働きにより中間転写ベルト5上に転写され、ブラックのトナーによる画像が形成される。トナー画像の転写が終了した感光体ドラム9Bkは、外周面に残留した不要なトナーが感光体クリーナ13Bkにより清掃された後、除電器により除電され、次の画像形成のために待機する。
以上のようにして、画像形成部6Bkで転写されたブラックのトナー画像4は、中間転写ベルト5の移動とともに次の画像形成部6Mに搬送される。その間、画像形成部6M,6C,6Yにおいても、画像形成部6Bkでの画像形成プロセスと同様のプロセスにより感光体ドラム9M,9C,9Y上にマゼンタ、シアン、イエローのトナー画像が転写器15における転写タイミングだけずれて形成され、そのトナー画像が中間転写ベルト5上に形成されたブラックの画像に順次重畳されて転写される。
こうして、中間転写ベルト5上にフルカラーの画像が形成される。このフルカラーの重ね画像は、給紙トレイ1に収納された用紙4は最上位のものから順に送り出され、中間転写ベルト5と用紙4とが接する2次転写装置21で、転写バイアスが印加され、中間転写ベルト5のフルカラーのトナー画像が用紙4上に転写される。画像が形成された用紙4は、中間転写ベルト5から剥離されて定着器16で画像が定着された後、画像形成装置の外部に排紙される。
2.色合わせ補正
2.1 概要
以上のような構成のカラー画像形成装置では、感光体ドラム9Bk、9M、9C、9Yの軸間距離の誤差、感光体ドラム9Bk、9M、9C、9Yの平行度誤差、露光器11内で偏向ミラーの設置誤差、感光体ドラム9Bk、9M、9C、9Yへの静電潜像の書き込みタイミング誤差等により、本来重ならなければならない位置に各色のトナー画像が重ならず、各色間で位置ずれが生ずることがある。こうした各色の位置ずれの成分としては、主にスキュー、副走査方向のレジストずれ、主走査方向の倍率誤差、主走査方向のレジストずれなどが知られている。
このようなずれを解消するため、各色のトナー画像の位置ずれを補正する必要がある。色合わせ補正はBkの画像位置に対して、M、C、Yの3色の画像位置を合わせる形で行う。図1に示すように、画像形成部6Yの下流側に、中間転写ベルト5に対向させてトナーパターンを検出する第1ないし第3のトナーマークセンサ(以下、TMセンサと称する)17,18,19が設けられている。TMセンサ17,18,19は反射型の光学センサであり、用紙4の搬送方向と直交する主走査方向に沿うように同一の基板上に支持されている。色合わせ補正に必要な位置ずれ量の情報を算出するために、中間転写ベルト5上に後述の図5に示すような色合わせ補正用パターン29を作像し、TMセンサ17,18,19で各色の補正用パターン29を読み取り、各色間の位置ずれ量を検出する。色合わせ補正用パターン29はTMセンサ17,18,19で検出された後、クリーニング部20で中間転写ベルト5上から除去される。
2.2 位置ずれ検知用センサ
図3は、中間転写ベルト上に形成されたパターンをTMセンサによって検出する検出構成を示す図である。図4は、TMセンサ、位置ずれ補正用パターン、及び感光体ドラムの各々関係を示す作像部の概略斜視図である。これらの図を用いて、感光体9、中間転写ベルト5、補正用パターン29、及びTMセンサ17,18,19の位置関係を示す。
図3において、TMセンサ17,18,19はそれぞれ発光部26と、正反射受光部27と、拡散反射受光部28とを備える。発光部26からは中間転写ベルト5上に形成された色合わせ補正用パターン29に光ビーム26aが照射され、その正反射光成分と拡散反射光成分を含んだ反射光を正反射受光部27が受光し、TMセンサ17,18,19によって色合わせ補正用パターン29が検出される。また、中間転写ベルト5上に付着量補正用パターン30が作像され、TMセンサ17,18,19によって前記付着量補正用パターン30を検出することができる。付着量補正用パターンの検出時には正反射受光部27で正反射光成分と拡散反射光成分を含んだ反射光を受光し、拡散反射受光部28で拡散反射光を受光する。第1及び第3のTMセンサ17,19は、図4に示すように主走査方向の両端部に、第2のTMセンサ18は中央部に配置される。各々のTMセンサに対して色合わせ補正用パターン列29a,29b,29cが形成される。なお、図4では、各色の各種色ずれ量を求めるために必要な最低限の1組のパターン列を示している。
2.3 色合わせ補正用パターン
図5は色合わせ補正用パターン29の例を示す図である。色合わせ補正用パターン29は、Bk、M、C、Yの4色からなる直線パターン29Bk_Y,29M_Y,29C_Y,29Y_Yと斜線パターン29Bk_S,29M_S,29C_S,29Y_Sの計8本のパターン列をもって1組のパターン列としている。斜線パターン29Bk_S,29M_S,29C_S,29Y_Sは全て右上り斜線(図において副走査方向に対して平面視右端が上位置に左端が下位置)である。このパターン列を第1ないし第3のTMセンサ17,18,19に対してそれぞれ作成し、さらに副走査方向に複数セット作成している。
加えて、色合わせ補正用パターン29は、パターンの先頭に検出タイミング補正用パターン29Bk_Dを備えている。TMセンサ17,18,19は、直線パターン29Bk_Y,29M_Y,29C_Y,29Y_Yと斜線パターン29Bk_S,29M_S,29C_S,29Y_Sを検出する直前に検出タイミング補正用パターン29Bk_Dを検出する。次に、TMセンサ17,18,19は、パターンの作像(露光)開始から反射光が返ってくるまでの時間を検出し、理論値との誤差を算出し、補正することによって適切なタイミングで直線パターン29Bk_Y,29M_Y,29C_Y,29Y_Yと斜線パターン29Bk_S,29M_S,29C_S,29Y_Sを検出することができる。
また、この検出タイミング補正用パターン29Bk_Dの検出タイミングに基づいて用紙の位置が補正される。言い換えれば、画像転写のために用紙4を2次転写装置21に送り出すタイミングが補正される。そのため、モノクロ画像形成の場合もこの検出タイミング補正用パターン29Bk_Dが形成され、モノクロ位置合わせ制御にも使用される。逆に言えば、検出タイミング補正用パターン29Bk_Dはモノクロ画像形成の場合もカラー画像形成の場合も最初に書き込まれ、このパターンを検出した後、パターンを使用した他の制御が実行される。
2.4 検出原理
図6は図5の色合わせ補正用パターンの検出原理を説明するための図である。図6(a)は補正用パターン、照射光のスポット径、及び正反射受光部のスポット径との関係を示し、図6(b)は補正用パターンの受光信号の拡散光成分と正反射成分との関係の一例を示し、図6(c)は正反射受光部の出力信号と補正用パターンの中点を求める求め方を示している。
中間転写ベルト5上には図5に示すようにBk,M,C,Y各色の補正用パターン29が形成されている。図6(a)では、直線パターン29Bk_Y,29M_Y,29C_Y,29Y_Yの副走査方向のパターン幅を符号33で、隣接する直線パターン29Bk_Y,29M_Y間の間隔を符号34で、パターンを照射する発光部26のパターン位置におけるスポット径を符号32で、正反射部で検知されるスポット径を符号31で示している。
発光部26からは光ビーム26aが中間転写ベルト5のパターンに照射される。正反射受光部27の出力信号は中間転写ベルト5上からの反射光であり、正反射光成分と拡散反射光成分を含んでいる。そこで、このような関係の元で中間転写ベルト5が移動すると、TMセンサ17,18,19の受光信号の拡散反射成分は図6(b)において符号36で示すように、また、正反射成分は符号37で示すような特性を示す。また、図6(c)において、符号35は正反射受光部27の出力信号を示す。図6(c)においては、グラフの縦軸は正反射受光部27の出力信号強度、横軸は時間を示している。後述するCPU49は、TMセンサ17,18,19の正反射受光部27の出力信号35の検出波形がスレッシュライン40と交差した位置をもって、パターンのエッジ41Bk_1、41Bk_2、41M,C,Y_1、41M,C,Y_2を検出したと判断する。さらに、これら2点のエッジの平均値を取って画像位置と判定する。正反射受光部27の出力信号強度、すなわち、反射光強度は、本実施例では、中間転写ベルト5の表面からの反射光強度と最も濃度が高いパターンの反射光強度の中央値、すなわち、1/2の強度に設定し、当該反射光強度をスレッシュライン40として設定している。
図6(b)において、符号36は受光信号の拡散反射光成分である。拡散反射光成分は、中間転写ベルト5の表面とBkの色合わせ補正用パターン29Bk_Yパターン上からは反射しないが、M,C,Yの色合わせ補正用パターン29M,C,Y_Yパターン上から反射している。符号37は受光信号の正反射光成分である。正反射光成分は、中間転写ベルト5の表面で強く反射し、色合わせ補正用パターン29のパターン上からは色に拘わらず反射していない。
図6(c)の正反射受光部27の出力信号35から分かるようにカラーパターン検出時には正反射光成分に拡散反射光成分が重畳された反射光を検出することによってBkパターン検出時と比較してS/N比が低下している。このとき安定してパターンのエッジを検出するために、
・発光部26は光ビーム26aの強度を1回の色合わせ補正や付着量補正の実行中は一定の値に保つ。
・さらに、照射光の強度は色合わせ補正や付着量補正実行のたびに最適な値に調節する。
・パターンが存在しないときに中間転写ベルト5上に光ビーム26aを様々な強度で照射し、そのときの正反射受光部27の検出結果を用いて中間転写ベルト5上からの正反射光レベルが狙いの値になるように光ビーム26aの照射強度を決定する。
・また、調整時間の短縮が必要になるときは、光ビーム26aの照射強度は固定値を使い続ける。
と言うように処理する。
図3に示すTMセンサ17,18,19は、発光部26と正反射受光部27のアライメントを調整することによって正確に色合わせ補正用パターン29を検出することができる。このアライメントが機械的公差や取り付け誤差等によってずれたときに、図6(b)から分かるように各色の直線パターン29Bk_Y,29M_Y,29C_Y,29Y_Yからの正反射光成分36波形と拡散反射光成分37波形のピーク位置がずれる。すなわち、正反射受光部27からの出力信号(正反射成分37波形)では、29Bkパターンは実際のパターンの中点と出力信号のピーク位置が一致しているが、29M,C,Yパターンは実際のパターンの中点と出力信号(正反射成分37波形)のピーク位置が異なる。その結果、カラーパターンの検出位置に誤差が生じ、正確な位置を検出することができない。このカラーパターン検出時のS/N比低下及び検出誤差は直線パターン29Bk_Y,29M_Y,29C_Y,29Y_Yよりも斜線パターン29Bk_S,29M_S,29C_S,29Y_Sを検出したときに大きくなる。
また、図6(a)に示すように中間転写ベルト5上にベルト傷や付着物といった外乱38が存在すると、この傷や付着物を色合わせ補正用パターン29と誤検出してしまう場合がある。外乱38に光ビーム26aを照射すると、平滑な中間転写ベルト5上と比較して正反射光の反射レベルが下がる(図6(b)参照)。この外乱38の反射レベルがスレッシュライン40より下がったとき、TMセンサ17,18,19は外乱38について色合わせ補正用パターン29を検出したと誤認識する。これを防ぐためには、色合わせ補正用パターン29の検出時のS/N比を向上させ、スレッシュライン40を下げることが有効である。
よって安定して色合わせ補正用パターンを検出するためには、カラーパターンの検出誤差の低減とS/N比向上が必要である。カラーパターンからの正反射光成分は、カラーパターンの副走査方向のパターン幅が正反射受光部27の受光スポット径31以上のときに中間転写ベルト5上の反射レベルとの差が最大となる。また、拡散反射光成分は副走査方向のパターン幅が小さいほど、反射レベルが小さくなる。よって、カラーパターンの副走査方向のパターン幅が正反射受光部27の受光スポット径31と等しいときに、反射光の検出時のS/N比が最大となる。
そのため、色合わせ補正用パターン29Bk,M,C,Y_Yの副走査方向の線幅33は、正反射受光部27の受光スポット径31とほぼ同じ0.6mmとなっている。斜線の色合わせ補正用パターン29Bk,M,C,Y_Sの線幅の最短部分も0.6mmとなっている。さらに、照射光のスポット径32は約2mmである。照射光が2本のパターンに同時に照射され、2本のパターンから同時に拡散光が反射されると正常にパターンを検出することができない。これを防ぐために、色合わせ補正用パターンの直線パターン29Bk,M,C,Y_Yは、各パターン同士の間隔34が2mm以上となっている。斜線パターン29Bk,M,C,Y_Sも、各パターン同士の間隔の最短部分が2mm以上となっている。
色合わせ補正は、図5に示した色合わせ補正用パターンを用い、TMセンサ17,18,19からの出力に基づいてCPU49が所定の演算処理を実行することにより行われる。すなわち、図5の色合わせ補正用パターン29の検出結果から直線パターン29Bk_Y,29M_Y,29C_Y,29Y_Yの画像位置を求め、CPU49が所定の演算処理を行うことによって副走査レジストのずれ量、スキューを求めることができる。さらに、直線パターン29Bk_Y,29M_Y,29C_Y,29Y_Yの画像位置に加えて、斜線パターン29Bk_S,29M_S,29C_S,29Y_Sの画像位置を求めてCPU49が所定の演算処理を行うと、主走査方向の倍率誤差、主走査方向のレジストずれ量が各々求められる。この結果をもとに色合わせ補正が行われる。
スキューに関しては、例えば露光器11内の偏向ミラーあるいは露光器11自体をアクチュエータによって傾きを加えることによって補正することができる。副走査方向のレジストずれに対しては、例えばラインの書出しタイミング及びポリゴンミラーの面位相制御によって補正することができる。主走査方向の倍率誤差に関しては、例えば書き込み画周波数を変更することによって補正を行う。主走査方向のレジストずれに関しては、主走査ラインの書出しタイミングを変更することによって補正を行うことができる。
2.5 色合わせ補正回路
図7は、色合わせ補正に必要な補正量を算出するための、検出されたデータの処理を行う色合わせ補正回路の回路構成を示すブロック図である。同図において、色合わせ補正回路は、制御回路CONTと検出回路SCTとからなり、検出回路SCTは制御回路CONTのI/Oポート47を介して制御回路CONTに接続されている。
検出回路SCTはTMセンサ17,18,19、増幅器(AMP)42、フィルタ43、A/D変換部44、サンプリング制御45、FIFOメモリ46、及び発光量制御部52を備えている。制御回路CONTはCPU49にバス48を介してRAM50とROM51が接続され、また、I/Oポート47がバス48に接続されている。
このような制御構成では、TMセンサ17,18,19の正反射受光部27で得られた出力信号は、AMP42によって増幅され、フィルタ43によってライン検出の信号成分のみを通過させ、A/D変換器44によってアナログデータからデジタルデータに変換される。データのサンプリングは、サンプリング制御部45によって制御され、サンプリングされたデータはFIFOメモリ46に格納される。1組の色合わせ補正用パターン29の検出が終了した後、格納されていたデータはI/Oポート47を介して、データバス48によりCPU49及びRAM50にロードされ、CPU49は所定の演算処理を行い、上述した各種ずれ量を求める。
ROM51には、上述した各種ずれ量を演算するためのプログラムをはじめ、色合わせ補正装置及び画像形成装置を制御するための各種プログラムが格納されている。また、CPU49は正反射受光部27からの検出信号を適当なタイミングでモニタしている。中間転写ベルト5及び発光部26の劣化等が起こっても確実に検出ができるように発光量制御部52は、発光量を制御しており、正反射受光部27からの受光信号のレベルが常に一定になるようにしている。RAM50はCPU49がプログラムを実行する際のワークエリアとして機能する。このように、CPU49とROM51とが、画像形成装置全体の動作を制御する制御手段として機能する。
このように色合わせ補正用パターン29を作像し、検出することによって各色間の色合わせ補正を行い、高品質な画像を出力することができる。その際、色ずれをより低減し、高品質な画像を得るためにはカラーパターンの検出誤差とパターンの誤検出の低減が不可欠である。このために、本実施形態では、カラーパターン(色合わせ補正用パターン)からの拡散反射光成分の影響が最小となる色合わせ補正用パターンの単位面積当りのトナー付着量を算出する。そのために、付着量補正用パターンを用いる。
2.6 トナー付着量(濃度)補正
画像形成装置では、濃度ムラのない高品質な画像を得るために各色のトナー画像を印画紙に転写する際に単位面積当りのトナー付着量を一定にする必要がある。そのために付着量を制御する現像バイアス電圧と露光ビーム光量を様々に変化させた各色の付着量補正用パターンを形成し、TMセンサ等の検出手段によって各色パターンの付着量を検出し、狙いの単位面積当りのトナー付着量を得るための現像バイアス電圧と露光ビーム光量を算出する付着量補正が一般的に行われている。この種の技術は、例えば特許第3667971号公報に記載されている。
トナー付着量補正制御については公知の技術が種々提案され、本実施例においても、同様のトナー付着量補正制御を実行するので、トナー付着量補正制御の詳細についてはここでは触れない。
2.7 トナー付着量補正用パターン
図8は本実施例における付着量補正用パターン30の一例を示す図である。本実施例における付着量補正用パターン30は画像中央にあるTMセンサ18の位置で、付着量補正用パターン30Bk_C1,C2,C3,C4、30Y_C1,C2,C3,C4、30M_C1,C2,C3,C4、30C_C1,C2,C3,C4を形成している。現像バイアス電圧とレーザー光14の光量をパターン毎に変化させることによって様々な付着量補正用パターン30が副走査方向に所定間隔で形成される。パターンは4色全てで同様に形成する。この付着量補正用パターン30からの反射光をTMセンサ18で検出し、画像形成装置はTMセンサ18の検出結果に基づいて付着量補正を行う。
付着量補正用パターン30はさらに画像端部にあるTMセンサ17、19の位置で左側及び右側付着量補正用パターン30Bk_L1,L2,L3,L4、30Y_L1,L2,L3,L4、30M_L1,L2,L3,L4、30C_L1,L2,L3,L4と、30Bk_R1,R2,R3,R4、30Y_R1,R2,R3,R4、30M_R1,R2,R3,R4、30C_R1,R2,R3,R4を形成している。前記左側及び右側付着量補正用パターン全く同じ条件で作像する。
これらの左側及び右側付着量補正用パターンはTMセンサ17,19でそれぞれ検出される。また、以下、左側付着量補正用パターンについては符号30Lで、右側付着量補正用パターンについては符号30Rで、中央の付着量補正用パターンについては符号30Cでそれぞれ総括的に示す。
図9は付着量補正用パターン30の正反射受光部27による検出原理を示す図である。図9(a)は補正用パターン、照射光のスポット径、及び正反射受光部のスポット径との関係を示す。図9(b)は補正用パターンの受光信号の拡散光成分と正反射成分との関係の一例を示す。図9(c)は正反射受光部の出力信号と補正用パターンのエッジを求める求め方を示す。なお、図9において、図6に示したものと同等のものには同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
図9(a)に示すように左側及び右側付着量補正用パターン30L,30Rは副走査方向の線幅54が照射光のスポット径32より大きく、また、中間転写ベルト5の副走査方向の進行方向55に対して逆側が単位面積当りの付着量が濃くなるように現像バイアス電圧と露光ビーム光量が調節されている。図9(c)において、符号35はTMセンサ17,19の正反射受光部27が左側及び右側付着量補正用パターン(ブラック)30Bk_L,30Bk_Rを検出したときの出力信号である。CPU49は、第1及び第3のTMセンサ17、19の検出出力に対して第1ないし第3の複数のスレッシュライン40_1、40_2、40_3を設定する。そして、CPU49は、第1のスレッシュライン40_1を用いてパターンのエッジ41Bk_3、41Bk_4、41Bk_5、41Bk_6を検出したと判断し、第2のスレッシュライン40_2を用いてパターンのエッジ41Bk_5'、41Bk_6'を検出したと判断する。
図9(b)において符号36は受光信号の拡散反射光成分である。拡散反射光成分36は、中間転写ベルト5の表面と30Bkパターンからは反射が少ないが、30M,C,Yパターンからは反射している。符号37は受光信号の正反射光成分である。正反射光成分37は、中間転写ベルト5の表面から強く反射し、付着量補正用パターン30からは付着量に反比例して反射強度が低下している。
本実施例では、複数のスレッシュライン40_1、40_2、40_3と検出波形が交差した位置をもって、パターンのエッジ41Bk_3、41Bk_4、41Bk_5、41Bk_6を検出したと判断する。なお、複数のスレッシュライン40_1、40_2、40_3は、例えば図6(c)で設定したスレッシュライン40を基準のスレッシュライン40_1として、これより反射強度を小さいスレッシュライン40_2、40_3を所定強度間隔で任意に設定する。
本実施形態における色合わせ補正用パターン29の現像バイアス電圧と露光ビーム光量は、左側及び右側の付着量補正用パターン30L,30Rにおいて、複数のスレッシュライン40_1、40_2、40_3で検出することができたエッジの数が最も多かった付着量補正用パターンと一致する現像バイアス電圧αと露光ビーム光量βを用いる。図9(c)では、エッジ41Bk_5,41Bk_6,41Bk_5',41Bk_6'で示される4本のエッジ数を検出できたパターンが色合わせ補正用パターン29の付着量の条件となる。すなわち、図9では3番目のパターンのトナー付着量で色合わせ補正用パターン29を作成する。
なお、最大検出スレッシュ数が同じであったときは、最も単位面積当りの付着量が小さ
い付着量補正用パターンと一致する現像バイアス電圧αと露光ビーム光量βを用いる。
また、スレッシュラインを用いずに、A/D変換器44によって変換されたデジタルデータをサンプリングし、最も出力強度が落ち込んだ付着量補正用パターンと一致する現像バイアス電圧αと露光ビーム光量βを採用しても良い。
このように本実施形態における色合わせ補正用パターン29は、左側及び右側の付着量補正用パターン30L,30Rの検出結果に基づいて、TMセンサ17,18,19による検出誤差を最小にし、S/N比を最大にする条件で作像する。その結果、カラーパターンの検出誤差と、パターンの誤検出が低減し、高精度な色ずれ量の検出を安定して行うことができる。よって、より色ずれを低減した高品質な画像を出力することが可能になる。
また、Bkの直線及び斜線パターン29Bk_Y,Sは、M,C,Yの直線及び斜線パターン29M,C,Y_Y,Sと比較して元々拡散反射光の影響が存在せず、S/N比が高い。そのため、処理の簡略化のためにBkの直線及び斜線パターン29Bk_Y,Sの現像バイアス電圧と露光ビーム光量は印刷画像の作像時と同じ設定値を使用しても良い。
さらに色合わせ補正実行時に検出した色合わせ補正用パターン29のパターン数が規定のパターン数より少なかったときは、左側及び右側の付着量補正用パターン30L,30Rを用いた付着量補正時に算出エラーが発生したと判断し、次回の色合わせ補正用パターン29は画像出力時と同等の付着量になるように現像バイアス電圧と露光ビーム光量を設定する。また、画像出力時と同等の付着量で実行した色合わせ補正実行時において色合わせ補正用パターン29の規定のパターン数を検出できなかったときは、付着量制御部以外に異常が発生していると判断し、次回の色合わせ補正は条件を変更せずに実行する。
モノクロ色合わせ補正及びモノクロトナー付着量補正を総称してブラックトナーのみを用いる画像形成の補正処理といい、カラーの色合わせ補正及びトナー付着量補正を総称して複数色のトナーを用いる画像形成の補正処理という。
3.色合わせ制御及びトナー付着量制御の制御実行要否判断
3.1 変動要因と制御動作
トナー付着量及び色ずれ(位置ずれ)は電源ON後の立ち上げ時に1回補正もしくは調整したら電源オフまで補正もしくは調整が不要ではなく、種々の変動要因があり、その変動要因毎に最適な制御が実行される。以下、要因毎に説明する。
3.1.1 ユーザー操作に起因するもの
本実施形態に係るレーザープリンタをユーザーが使用する場合、ユーザーの操作や取扱に応じて変動する可能性があるものである。
a.上カバー開閉
本実施形態におけるレーザープリンタにおいては、レーザースキャナユニット(LSU−Laser Scanner Unit)が上カバーに装着されており、開閉動作のみでレーザースキャナユニットの露光位置が変化し、色ずれが発生する可能性があるため色合わせ制御が必要となる。レーザープリンタには、上カバーと前カバーのインターロックスイッチが設けられており、カバーが開いていることを検知することができる。本実施形態におけるレーザープリンタはインターロックスイッチが共通であり、カバー閉検知時にその動作が上カバー開閉によるものか前カバー開閉によるものかを識別することができない構成となっている。そこで前カバーが開閉されるのは主にジャム処理によるものであることを考慮し、かつカバー閉検知時にジャム発生情報がない場合には上カバーが開閉されたものと判断する(ジャム発生時に上カバーが開閉された場合については、ユーザーの誤操作と見做して色合わせ制御は実施されない)。この場合、カバー閉検知によって、制御要否が判断される。
b.作像ユニット着脱・交換
4色の感光体ユニット6Bk、6M、6C、6Yのそれぞれを構成する感光体ユニット及び中間転写ベルト5を含む中間転写ユニットの着脱がなされた場合は作像系の配置関係が変化するため、色合わせ制御が必要となる。また、新品など別ユニットへの交換であった場合は作像特性が変化するため、トナー付着量制御も併せて必要となる。この場合、電源オン時、スリープ復帰時、カバー閉検知時における感光体ユニット交換検知、あるいは中間転写ユニット新品検知によって、制御要否が判断される。
c.設置状態変化
設置位置の移動などがなされた場合、移動中や設置後の本体フレーム変形状態変化により、色ずれの発生する可能性がある。なお、本実施形態に係るレーザープリンタは設置状態の変化を直接検知する機能を持たないが、設置位置の移動は一般に電源オフ状態で行われることから、電源オン時に色合わせ制御を実行することにより、設置状態変化に起因する色ずれに対処することができる。
3.1.2 作像用部材の耐久状態変化に起因するもの
a.感光体ユニット耐久
トナー経時劣化、感光体膜厚減少等により作像特性が変化するため、トナー付着量制御が必要となる。その際、累積印字ページ数が規定値を超えた場合に制御要と判断する。このとき、ユーザーの使用感悪化を避けるため、制御実行は基本的にジョブ終了まで持ち越す。ただし、ジョブが規定ページ数以上継続する場合は、ジョブを中断してトナー付着量制御を実行する。
b.中間転写ユニット耐久
中間転写ベルト5の経時劣化により1次転写効率が変化するため、トナー付着量制御が必要となる。また、中間転写ベルト5に周長変化などが生じた場合は色ずれが発生する可能性があり、色合わせ制御が必要となる。その際、aの場合と同様に、累積印字ページ数が規定値を超えた場合に制御要と判断し、ユーザーの使用感悪化を避けるため、制御実行は基本的にジョブ終了まで持ち越す。ただし、ジョブが規定ページ数以上継続する場合は、ジョブを中断してこのトナー付着量制御を実行する。
3.1.3 周囲環境変化に起因するもの
a.湿度変化
湿度が変化した場合、トナー帯電量等が変動し作像特性が変化するため、トナー付着量制御が必要となる。その際、環境温湿度センサの検知情報に基づいて前回制御実行時の環境温湿度との差異を監視し、制御要否を判断する。
b.温度変化
温度変化により、中間転写ベルト5の伸びや本体フレームの熱変形等が生じた場合、色ずれが発生するため、色合わせ制御が必要となる。また、温度変化によって同一環境下の湿度も変化するため、上記aと同様に、トナー付着量制御も必要となる。その際、aと同様に、環境温湿度センサ検知情報に基づいて、前回制御実行時の環境温湿度との差異を監視し、制御要否を判断する。
3.1.4 機内状態変化に起因するもの
a.作像部温度変化
連続印字を行った場合は、定着器16や駆動部から伝わる熱の蓄積により、作像部6の温度が上昇し、作像特性が変化するため、トナー付着量制御が必要となる。この場合は、上記3.2.2と同様に累積印字ページ数が規定値を超えた場合に、制御要と判断する。
b.LSU温度変化
LSUのポリゴンモーターの駆動によるLSU温度上昇に伴い、LSUフレーム、ミラー保持部等に変形が生じ、色ずれが発生するため、色合わせ制御が必要となる。これについては、以下のように対処する。
1)大規模なジョブが投入される場合は、ジョブ内の印字ページ数をカウントし、印字ページ数が規定値を超えた場合に、色合わせ制御を実行する。ここで言うジョブは印刷ジョブであり、1部が1枚以上の印刷枚数で、1部以上印刷される1連の印刷処理を意味する。
2)小規模のジョブが高頻度で投入される場合には、印字ページ数がジョブ投入毎にクリアされてしまう。そこで、ポリゴンモーターの駆動時間を一定時間監視し、駆動時間の合計が規定値を超えた場合に色合わせ制御を実行する。
3)小規模のジョブが、前記に該当しない程度の低頻度で長時間にわたって投入される場合、その累積に伴う蓄熱により色ずれが発生する。そこで、コールドスタート後、電源オン中の累積経過時間をカウントし、経過時間が規定値を超えた場合に色合わせ制御を実行する。
4)上記3条件については、LSUが高温の状態で色合わせを行うため、制御後に長時間の非印字状態での放置が行われた場合は、LSU温度低下による色ずれが発生する。そのため、制御後の経過時間が規定値を超えたときにも色合わせ制御を実行する。
図10は、以上説明した付着量、色ずれ変動要因とこれらの補正に必要な制御動作を示す図で、判断するタイミング、判断基準及び制御動作を含む。
3.2 制御実行の集約
トナー付着量制御と色合わせ制御は本質的には別個のものであり、画像品質維持の観点のみから考えると、独立に実行すべきものである。しかしながら、両者を独立に実行した場合には、
1)トナー付着量制御・色合わせ制御とも、制御前のトナー検出センサの校正、制御後のクリーニングシーケンスを必要とする。両者を個別に実行することは、制御時間ならびにトナー消費量の増大を招く。
2)両制御が近いタイミングで個別に実行された場合、ユーザーの使用感を著しく悪化させる。
という問題が生じる。
そこで3.1の「変動要因と制御動作」で述べた変動要因に応じ、実行形態を、前記(3.1.1)ユーザー操作、(3.1.2)作像部材の耐久状態、(3.1.3)周囲環境変化、及び(3.1.4a)作像部温度変化に起因する変動に対しては、トナー付着量制御、色合わせ制御を同時に実行し、(3.1.4b)LSU温度変化に起因する変動に対しては、上記のものよりも高頻度で発生する場合があるため、色合わせ制御を単独で実行する、というように区別する。
3.3 印字動作休止
印字動作中にトナー付着量制御、色合わせ制御が実行された場合、印字動作は休止される。
3.4 強制実行
変動要因の有無に拘わらず、トナー付着量制御強制実行命令及び色合わせ制御強制実行命令を受信した場合は、命令された制御を即時実行する。
3.5 制御モード
トナー付着量制御及び色合わせ制御実行要求がある場合、以下に該当するモード設定に応じて制御する。本実施形態では、非実行モード、カラー禁止モード、ブラックモード、カラーモードの4つのモードが定義され、各モードに応じて前記トナー付着量制御及び色合わせ制御が実行される。図11は、この3.5の制御モードについてまとめて、事象、制御動作及び目的を示したものである。
3.5.1 非実行モード
本実施形態では、
(1)中間転写ベルトライフエンド検知時
(2)中間転写ベルト廃トナーボックス満杯検知
(3)K色感光体ユニットで廃トナーフルを検知
(4)K色感光体ユニットでトナーエンド
に該当するモードを非実行モードと定義する。
(1)の中間転写ベルトライフエンド検知時は中間転写ベルト5のベルト破断に伴う本体破壊のリスクがある。また、(2)の中間転写ベルト廃トナーボックス満杯検知は制御実行により廃トナーあふれによる機内汚損の虞がある。よって、(1)(2)共にトナー付着量制御及び色合わせ制御とも実行しない。(3)のK色感光体ユニットで廃トナーフルを検知した場合は制御実行により廃トナーあふれによる機内汚損の虞があるので、トナー付着量制御及び色合わせ制御とも実行しない。さらに、(4)のK色感光体ユニットでトナーエンドは制御を行ったとしても成功が望めないため、トナー付着量制御及び色合わせ制御とも実行しない。この非実行モードでは、モノクロトナー付着量制御もモノクロ位置合わせ制御も当然実行されない。モノクロ位置合わせ制御は、用紙に対するモノクロ画像の形成位置を調整する制御である。
3.5.2 カラー禁止モード
3.5.1の「非実行モード」の(1)(2)(3)(4)に該当せず、
(5)CMY色感光体ユニットの少なくとも1つで廃トナーフルを検知
(6)CMY色感光体ユニットの少なくとも1つでトナーエンド
に該当するモードをカラー禁止モードと定義する。
前記(5)のCMY色感光体ユニットの少なくとも1つで廃トナーフルを検知した場合には、制御実行により廃トナーあふれによる機内汚損の虞があるので、トナー付着量制御及び色合わせ制御とも実行しない。K色のみに対するトナー付着量制御(モノクロトナー付着量制御)、K色のみに対する位置合わせ制御(モノクロ位置合わせ制御)を実行する。前記(6)のCMY色感光体ユニットの少なくとも1つでトナーエンドとなった場合は制御を行ったとしても成功が望めないので、トナー付着量制御及び色合わせ制御とも実行しない。モノクロトナー付着量制御、モノクロ位置合わせ制御を実行する。
3.5.3 ブラックモード
前記3.5.1の「非実行モード」の(1)(2)(3)(4)、及び前記3.5.2の「カラー禁止モード」の(5)(6)に該当せず、
(7)ブラックモードに設定されているとき
に該当するモードをブラックモードと定義する。
このモードのときには、トナー付着量制御、色合わせ制御、モノクロトナー付着量制御、及びモノクロ位置合わせ制御を実行する。このモードでは、モノクロ印刷の比率が高いときの、カラートナーの消費量を低減することができる。
3.5.4 カラーモード
前記3.5.1の「非実行モード」の(1)(2)(3)(4)、前記3.5.2の「カラー禁止モード」の(5)(6)、及び前記3.5.3の(7)のいずれにも該当しないモードをカラーモードと定義する。
このモードでは、トナー付着量制御及び色合わせ制御のみ実行する。これにより、カラー印刷の速度を重視した制御となる。
3.6 CPUによる機能
図12は、図7に示すCPU49の機能の一例を示すブロック図である。図12に示すCPU49は、設定手段491、カラー累積手段492、ブラック累積手段493、カラー閾値判定手段494、ブラック閾値判定手段495、モード判定手段496、要求手段497、補正制御手段498を含む。
設定手段491は、所定の条件に基づいて、カラーモード、ブラックモード、カラー禁止モード、非実行モードを設定する。所定の条件については、図13を用いて説明する。設定手段491は、例えば、それぞれのモードが定義されたモード用の格納領域に、フラグを立てることでモード設定を行う。
カラー累積手段492は、カラーのトナーを用いて画像形成を行ったプリント枚数を累積する。ブラック累積手段493は、ブラックのトナーを用いて画像形成を行ったプリント枚数を累積する。
カラー閾値判定手段494は、カラー累積手段492により累積されたカラーの累積数が第1閾値を超えたか否かを判定する。第1閾値は、例えば200枚とする。カラー閾値判定手段494は、第1閾値を超えたと判定した場合、その旨を要求手段497に通知する。
また、カラー閾値判定手段494は、カラー累積手段492により累積されたカラーの累積数が第2閾値を超えたか否かを判定する。第2閾値は、例えば300枚とする。カラー閾値判定手段494は、第2閾値を超えたと判定した場合、その旨を要求手段497に通知する。
ブラック閾値判定手段495は、ブラック累積手段493により累積されたブラックの累積数が第3閾値を超えたか否かを判定する。第3閾値は、例えば200枚とする。ブラック閾値判定手段495は、第3閾値を超えたと判定した場合、その旨を要求手段497に通知する。
また、ブラック閾値判定手段495は、ブラック累積手段493により累積されたブラックの累積数が第4閾値を超えたか否かを判定する。第4閾値は、例えば300枚とする。ブラック閾値判定手段495は、第4閾値を超えたと判定した場合、その旨を要求手段497に通知する。
なお、上記例のように、第1及び第3閾値は同じ値にしてもよく、第2及び第4閾値は同じ値にしてもよい。
モード判定手段496は、設定手段491により設定されているモードを判定する。モード判定手段496は、例えば、モード用の格納領域にフラグが立っているモードを判定すればよい。また、モード判定手段496は、これから印刷を行う印刷ジョブが、ブラックの印刷ジョブか、カラーの印刷ジョブかも判定する。モード判定手段496は、ブラックの印刷ジョブかカラーの印刷ジョブかは、印刷ジョブ内の設定値を参照すれば判定できる。モード判定手段496は、判定結果を補正制御手段498に通知する。
要求手段497は、カラー閾値判定手段494により第1閾値を超えたと判定された場合、カラー印刷用の位置ずれ補正及び/又は付着量補正の実行要求を補正制御手段498に対して行う。また、要求手段497は、カラー閾値判定手段494により第2閾値を超えたと判定された場合、カラー印刷用の位置ずれ補正及び/又は付着量補正の即時実行要求を補正制御手段498に対して行う。
要求手段497は、ブラック閾値判定手段495により第3閾値超えたと判定された場合、ブラック印刷用の位置ずれ補正及び/又は付着量補正の実行要求を補正制御手段498に対して行う。また、要求手段497は、ブラック閾値判定手段495により第4閾値超えたと判定された場合、ブラック印刷用の位置ずれ補正及び/又は付着量補正の即時実行要求を補正制御手段498に対して行う。
補正制御手段498は、所定の条件に応じて、上記位置ずれ補正及び/又は付着量補正の実行を制御する。位置ずれ補正及び付着量補正には、モノクロ用とカラー用とがある。例えば、補正制御手段498は、カラー閾値判定手段494により第1閾値を超えたと判定された場合であっても、ブラックモードが設定されていた場合には、カラー用の位置ずれ補正及び/又は付着量補正を行わずに、ブラック用の位置ずれ補正及び/又は付着量補正を行うよう制御する。その他の詳細な条件については、後述する。
また、補正制御手段498は、要求手段497から即時実行要求を受けたときは、後述する所定の条件を満たせば、補正を即時実行するよう制御する。
3.7 モード移行処理
図13は、各モードの移行処理の処理手順を示すフローチャートである。なお、図13以降に図示した各フローチャートの処理もROM51に格納されているプログラムにしたがってCPU49が実行する。図13に示すフローは、CPU49の設定手段491により制御される。
図13において、CPU49は、中間転写ベルト5ライフエンド(ステップS101)、中間転写ユニット廃トナーボックス満杯(ステップS102)、Bk感光体ユニット6Bkライフエンド(ステップS103)、及びBk感光体ユニット6Bkの廃トナー満杯(ステップS104)をそれぞれチェックする。
CPU49は、中間転写ベルト5ライフエンドを検知したとき(ステップS101−yes)、中間転写ユニット廃トナーボックス満杯を検知したとき(ステップS102−yes)、Bk感光体ユニット6Bkライフエンドを検知したとき(ステップS103−yes)、及びBk感光体ユニット6Bkの廃トナー満杯を検知したとき(ステップS104−yes)、非実行モードフラグを設定する(ステップS112)。
ステップS101,S102,S103,S104の全てでnoと判断されたとき、CPU49は、Y,M,Cの各色の感光体ユニットについてのライフエンドをチェックする(ステップS105,S106,S107)。このチェックで各色の感光体ユニットの1つでもライフエンドであることが検知されると(ステップS105,S106,S107のいずれかがyes)、CPU49は、カラー禁止モードフラグを設定する(ステップS113)。
ステップS105,S106,S107の全てでnoと判断されたときには、CPU49は、Y,M,Cの各色の感光体ユニットの廃トナーボトルの状態をチェックする(ステップS108,S109,S110)。このチェックで各色の感光体ユニットの廃トナーボトルの1つでも満杯であることが検知されると、CPU49は、カラー禁止モードフラグを設定する(ステップS113)。
一方、ステップS108〜110全てがno、すなわち満杯でない場合には、カラーモード/ブラックモードのいずれかが設定されるが、その設定は、カラーモード又はブラックモードが設定されているか否かに基づいて行われる(ステップS111)。このカラーモード又はブラックモードの設定は、MFPの管理者やユーザーにより設定される。そして、ブラックモードが設定されていれば(設定=1)、CPU49は、ブラックモードフラグを設定する(ステップS114)。ブラックモードが設定されていなければ、CPU49は、カラーモードフラグを設定する(ステップS115)。
ここで、カラーモードの設定とは、ユーザーがよく使う印刷モードの設定をいい、カラーモードに設定されていればデフォルトの印刷設定がカラーモードになる。また、カラーモードに設定されていても、印刷ジョブがモノクロであれば、モノクロで印刷が行われる。
3.8 クリア制御
前述した位置ずれ補正及び.付着量補正を実行する前に、対応する実行フラグとページ枚数カウンタをクリアする必要がある。このときのクリア制御の制御手順を図14ないし図17に、また、ページ枚数クリアの制御手順を図18のフローチャートに示す。なお、図14〜18に図示した各フローチャートの処理は、CPU49の補正制御手段498により制御される。このクリア制御は、
(a)トナー付着量制御・色合わせ制御を同時に実行する場合(図14)
(b)色合わせ制御のみを実行する場合(図15)
(c)モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御を同時に実行する場合(図16)
(d)モノクロ位置合わせ制御のみを実行する場合(図17)
(e)トナー付着量制御・色合わせ制御を同時に実行する際におけるページ枚数カウンタをクリアする場合(図18)
(f)モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御を同時に実行する際におけるページ枚数カウンタをクリアする場合(図18)
の6種類がある。以下に述べる制御手順は、後述の図19A〜Gに示した各処理の処理内容を示す。
図14は、トナー付着制御・色合わせ制御実行フラグをクリアする際の制御手順を示すフローチャートである。この処理手順では、まず、トナー付着量制御・色合わせ制御実行要求フラグがクリアされる(ステップS201)。トナー付着量制御・色合わせ制御実行要求は、トナー付着量制御・色合わせ制御実行要求フラグを揮発領域、もしくは不揮発領域(Non Volatile RAM:単にNVとも称す)に設定するもので、制御の実行は、印字動作中であればジョブエンド、それ以外は次のジョブ開始直前、電源オン/スリープ復帰時等に持ち越す。
次いで、色合わせ制御実行要求フラグがクリアされる(ステップS202)。色合わせ制御実行要求は、色合わせ制御実行要求フラグを揮発領域、もしくは不揮発領域(NV)に設定するもので、制御の実行は、印字動作中であればジョブエンド、それ以外は次のジョブ開始直前、電源オン/スリープ復帰時等に持ち越す。
その後、CPU49は、NVに設定されたトナー付着量制御・色合わせ制御実行要求フラグ(NV)と色合わせ制御実行要求フラグ(NV)を共にクリア(ステップS203,S204)する。以下、NVに設定されたトナー付着量制御・色合わせ制御実行要求フラグは、トナー付着量制御・色合わせ制御実行要求フラグ(NV)という。NVに設定された色合わせ制御実行要求フラグは、色合わせ制御実行要求フラグ(NV)という。
さらに、CPU49は、モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ実行要求フラグと、モノクロ位置合わせ実行要求フラグを共にクリアする(ステップS205,S206)。モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行要求は、モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行要求フラグを設定するもので、制御の実行は、印字動作中であればジョブエンド、それ以外は次のジョブ開始直前、電源オン/スリープ復帰時等に持ち越す。モノクロ位置合わせ制御実行要求は、モノクロ位置合わせ制御実行要求フラグを設定するものである。
次いで、CPU49は、トナー付着量制御・色合わせ制御即時実行要求フラグ、色合わせ制御即時実行要求フラグ、及びモノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御即時実行要求フラグをそれぞれクリアする(ステップS207,S208,S209)。
トナー付着量制御・色合わせ制御即時実行要求は、トナー付着量制御・色合わせ制御即時実行要求フラグを設定し、印字動作を中断してトナー付着量制御・色合わせ制御を即時実行する要求である。色合わせ制御即時実行要求は、色合わせ制御即時実行要求フラグを設定し、印字動作を中断して色合わせ制御を即時実行する要求である。モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御即時実行要求は、モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御即時実行要求フラグを設定し、印字動作を中断してモノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御を即時実行する要求である。ただし、ステップS207,S208,S209における印字動作の中断タイミングは1ページ印字終了時である。
図15は、色合わせ制御実行フラグをクリアする際の制御手順を示すフローチャートである。この処理手順では、まず、CPU49は、色合わせ制御実行要求フラグをクリアし(ステップS301)、NVに設定された色合わせ制御実行要求フラグ(NV)をクリアし(ステップS302)、さらに、モノクロ位置合わせ制御実行要求フラグをクリアし(ステップS303)、最後に色合わせ制御即時実行要求フラグをクリアする(ステップS304)。
図16は、モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行フラグをクリアする際の制御手順を示すフローチャートである。この処理手順では、まず、CPU49は、モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行フラグをクリアし(ステップS401)、モノクロ位置合わせ制御実行要求フラグをクリアし(ステップS402)、最後にモノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御即時実行要求フラグをクリアする(ステップS403)。
図17は、モノクロ位置合わせ制御実行フラグをクリアする際の制御手順を示すフローチャートである。この制御手順では、制御が開始されると、CPU49は、モノクロ位置合わせ制御実行要求フラグをクリアする(ステップS501)。
図18は、累積ページ数クリアの制御手順を示すフローチャートである。この制御手順では、まず、印刷モードがカラーモードであるかブラックモードであるかが判定される(S601)。次に、ステップS601の判定がyes(カラーモード)である場合、カラー印刷の累積ページ数がクリアされる(ステップS602)、次に、ステップS601でブラックモードと判定された場合、又はステップS602の処理後に、モノクロで処理した累積ページ数がクリアされる(ステップS603)。
なお、図14ないし図18に示したフローチャートは、図19Aないし図19Gに示した制御動作で実行される。
4.制御実行要否判断タイミングと判断基準
これまでに説明したトナー付着量制御、色合わせ制御、モノクロトナー付着量制御、モノクロ位置合わせ制御は、それぞれの実行の要否が判断基準に基づいて判断され、補正制御手段498により所定の制御動作が実行される。
以下、それぞれの制御の実行要否判断タイミングと判断基準及び制御動作について、制御実行要否判断タイミング毎に説明する。なお、この制御実行要否判断タイミングと判断基準については、図19に表形式にまとめて図示している。なお、図19は複数ページわたることから、ページ毎に添え字A〜Gを付しているが、全体としては1つの図である。
4.1 電源オン(立ち上げ時)(図19A及びB)
電源オン時には、
1)Bk感光体ユニットの交換
2)M,C,Y感光体ユニットの交換
3)中間転写ユニットが新品か否か
4)環境変化
5)上記1)〜4)以外
6)トナー付着制御・色合わせ制御実行要求の有無
7)モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行要求の有無
8)色合わせ制御実行要求の有無
9)モノクロ位置合わせ制御実行要求の有無
を検知する。そして、その検知状態に応じて以下のような制御が実行される。
4.1.1 Bk感光体ユニットの交換検知時
電源オン時にBk感光体ユニット6Bkの交換を検知したとき、
・カラーモード :トナー付着量制御・色合わせ制御実行要求
・ブラックモード :トナー付着量制御・色合わせ制御実行要求(NV)、モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行要求
・カラー禁止モード:モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行要求
・非実行モード :マシン停止
の制御が各モードに応じて実行される。
4.1.2 M,C,Y感光体ユニット交換検知時
電源オン時にM,C,Yユニット6M,6C,6Yの交換を検知したとき、
・カラーモード :トナー付着量制御・色合わせ制御実行要求
・ブラックモード :トナー付着量制御・色合わせ制御実行要求(NV)
・カラー禁止モード:制御実行なし
・非実行モード :マシン停止
の制御が各モードに応じて実行される。
4.1.3 中間転写ユニット新品検知時
電源オン時に中間転写ユニットが新品であることを検知したとき、
・カラーモード :トナー付着量制御・色合わせ制御実行要求
・ブラックモード :トナー付着量制御・色合わせ制御実行要求(NV)、モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行要求
・カラー禁止モード:モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行要求
・非実行モード :マシン停止
の制御が各モードに応じて実行される。
4.1.4 環境変化あり検知
電源オン時に環境変化があったことを検知したとき、
・カラーモード :トナー付着量制御・色合わせ制御実行要求
・ブラックモード :トナー付着量制御・色合わせ制御実行要求、モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行要求
・カラー禁止モード:モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行要求
・非実行モード :マシン停止
の制御が各モードに応じて実行される。
4.1.5 4.1.1〜4以外の検知時
電源オン時に、Bk感光体ユニットの交換検知、M,C,Y 感光体ユニット交換検知、中間転写ユニット新品検知時、及び環境変化以外のものを検知したとき、
・カラーモード :色合わせ制御実行要求
・ブラックモード :色合わせ制御実行要求(NV)、モノクロ位置合わせ制御実行要求
・カラー禁止モード:モノクロ位置合わせ制御実行要求
・非実行モード :マシン停止
の制御が各モードに応じて実行される。
4.1.6 トナー付着制御・色合わせ制御実行要求ありの検知時
電源オン時に、トナー付着制御・色合わせ制御実行要求ありを検知したとき、
・カラーモード :トナー付着量制御・色合わせ制御実行
・ブラックモード :制御実行なし
・カラー禁止モード:制御実行なし
・非実行モード :マシン停止
の制御が各モードに応じて実行される。
4.1.7 モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行要求ありの検知時
電源オン時に、モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行要求ありを検知したとき、
・カラーモード :制御実行なし
・ブラックモード :モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行
・カラー禁止モード:モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行
・非実行モード :マシン停止
の制御が各モードに応じて実行される。
4.1.8 色合わせ制御実行要求ありの検知時
電源オン時に、色合わせ制御実行要求ありを検知したとき、
・カラーモード :色合わせ制御実行
・ブラックモード :制御実行なし
・カラー禁止モード:制御実行なし
・非実行モード :マシン停止
の制御が各モードに応じて実行される。
4.1.9 モノクロ位置合わせ制御実行要求ありの検知時
電源オン時に、モノクロ位置合わせ制御実行要求ありを検知したとき、
・カラーモード :制御実行なし
・ブラックモード :モノクロ位置合わせ制御実行
・カラー禁止モード:モノクロ位置合わせ制御実行
・非実行モード :マシン停止
の制御が各モードに応じて実行される。
なお、本実施形態では、電源オン時に、前記1)ないし8)の判断基準のうち1つも検知されなかったときには、モノクロ位置合わせ制御実行要求に基づいて処理される。その際、カラーモードでは位置合わせ制御は行われず、ブラックモードあるいはカラー禁止モードでモノクロ位置合わせ制御が実行され、モノクロ画像が形成可能な状態となる。その後、カラー画像を形成する場合には、図19Dに示す後述のジョブ開始前(カラー)にトナー付着量制御・色合わせ制御実行要求があると、カラー印刷を行うことから、トナー付着量制御及び色合わせ制御が実行される。
4.2 スリープモードからの復帰(図19B及び図19C)
スリープモードから復帰したときには、
1)Bk感光体ユニットの交換
2)M,C,Y感光体ユニットの交換
3)中間転写ユニット新品検知
4)環境変化
5)前回制御がLSU温度上昇状態
6)上記1)〜5)以外
7)トナー付着制御・色合わせ制御実行要求の有無
8)モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行要求の有無
9)色合わせ制御実行要求の有無
を検知する。そして、その検知状態に応じて以下のような制御が実行される。
4.2.1 Bk感光体ユニットの交換検知時
スリープモードからの復帰にBk感光体ユニット6Bkの交換を検知したとき、モード毎に
・カラーモード :トナー付着量制御・色合わせ制御実行要求
・ブラックモード :トナー付着量制御・色合わせ制御実行要求(NV)、モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行要求
・カラー禁止モード:モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行要求
・非実行モード :マシン停止
の制御が各モードに応じて実行される。
4.2.2 M,C,Y感光体ユニット交換検知時
スリープモードからの復帰時にM,C,Yユニット6M,6C,6Yの交換を検知したとき、
・カラーモード :トナー付着量制御・色合わせ制御実行要求
・ブラックモード :トナー付着量制御・色合わせ制御実行要求(NV)
・カラー禁止モード:制御実行なし
・非実行モード :マシン停止
の制御が各モードに応じて実行される。
4.2.3 中間転写ユニット新品検知時
スリープモードからの復帰時に中間転写ユニットが新品であることを検知したとき、
・カラーモード :トナー付着量制御・色合わせ制御実行要求
・ブラックモード :トナー付着量制御・色合わせ制御実行要求(NV)、モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行要求
・カラー禁止モード:モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行要求
・非実行モード :マシン停止
の制御が各モードに応じて実行される。
4.2.4 環境変化あり検知
スリープモードからの復帰時に環境変化があったことを検知したとき、
・カラーモード :トナー付着量制御・色合わせ制御実行要求
・ブラックモード :トナー付着量制御・色合わせ制御実行要求、モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行要求
・カラー禁止モード:モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行要求
・非実行モード :マシン停止
の制御が各モードに応じて実行される。
4.2.5 前回制御がLSU温度上昇状態か否か
スリープモードからの復帰時に前回制御がLSU温度上昇状態であったことを検知したとき、
・カラーモード :色合わせ制御実行要求
・ブラックモード :制御実行なし
・カラー禁止モード:制御実行なし
・非実行モード :マシン停止
の制御が各モードに応じて実行される。
4.2.6 4.2.1〜5以外の検知時
スリープモードからの復帰時にBk感光体ユニットの交換検知、M,C,Y 感光体ユニット交換検知、中間転写ユニット新品検知、環境変化、及び前回制御がLSU温度上昇状態であったこと以外のものを検知したとき、
・カラーモード :制御実行なし
・ブラックモード :制御実行なし
・カラー禁止モード:制御実行なし
・非実行モード :マシン停止
の制御が各モードに応じて実行される。
4.2.7 トナー付着制御・色合わせ制御実行要求ありの検知時
スリープモードからの復帰時にトナー付着制御・色合わせ制御実行要求ありを検知したとき、
・カラーモード :トナー付着量制御・色合わせ制御実行
・ブラックモード :制御実行なし
・カラー禁止モード:制御実行なし
・非実行モード :マシン停止
の制御が各モードに応じて実行される。
4.2.8 モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行要求ありの検知時
スリープモードからの復帰時にモノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行要求ありを検知したとき、
・カラーモード :制御実行なし
・ブラックモード :モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行
・カラー禁止モード:モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行
・非実行モード :マシン停止
の制御が各モードに応じて実行される。
4.2.9 色合わせ制御実行要求ありの検知時
スリープモードからの復帰時に色合わせ制御実行要求ありを検知したとき、
・カラーモード :色合わせ制御実行
・ブラックモード :制御実行なし
・カラー禁止モード:制御実行なし
・非実行モード :マシン停止
の制御が各モードに応じて実行される。
4.3 ジョブ開始前(カラー)(図19D)
カラー画像を形成するジョブの開始前に、
1)トナー付着量制御・色合わせ制御実行要求の有無
2)モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行要求の有無
3)色合わせ制御実行要求の有無
を検知する。そして、その検知状態に応じて以下のような制御が実行される。
4.3.1 トナー付着量制御・色合わせ制御実行要求あり検知
カラー画像を形成するジョブの開始前に、トナー付着量制御・色合わせ制御実行要求ありを検知したとき、
・カラーモード :トナー付着量制御・色合わせ制御実行
・ブラックモード :トナー付着量制御・色合わせ制御実行
・カラー禁止モード:動作設定なし
・非実行モード :動作設定なし
の制御が各モードに応じて実行される。
4.3.2 モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行要求あり検知
カラー画像を形成するジョブの開始前に、モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行要求ありを検知したとき、
・カラーモード :制御実行なし
・ブラックモード :制御実行なし
・カラー禁止モード:動作設定なし
・非実行モード :動作設定なし
の制御が各モードに応じて実行される。
4.3.3 色合わせ制御実行要求あり検知
カラー画像を形成するジョブの開始前に、色合わせ制御実行要求ありを検知したとき、
・カラーモード :色合わせ制御実行
・ブラックモード :色合わせ制御実行
・カラー禁止モード:動作設定なし
・非実行モード :動作設定なし
の制御が各モードに応じて実行される。
4.4 ジョブ開始前(モノクロ)(図19D)
モノクロ画像を形成するジョブの開始前に、
1)トナー付着量制御・色合わせ制御実行要求の有無
2)モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行要求の有無
3)色合わせ制御実行要求の有無
を検知する。そして、その検知状態に応じて以下のような制御が実行される。
4.4.1 トナー付着量制御・色合わせ制御実行要求あり検知
モノクロ画像を形成するジョブの開始前に、トナー付着量制御・色合わせ制御実行要求ありを検知したとき、
・カラーモード :トナー付着量制御・色合わせ制御実行
・ブラックモード :制御実行なし
・カラー禁止モード:制御実行なし
・非実行モード :動作設定なし
の制御が各モードに応じて実行される。
4.4.2 モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行要求あり検知
モノクロ画像を形成するジョブの開始前に、モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行要求ありを検知したとき、
・カラーモード :制御実行なし
・ブラックモード :モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行
・カラー禁止モード:モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行
・非実行モード :動作設定なし
の制御が各モードに応じて実行される。
4.4.3 色合わせ制御実行要求あり検知
モノクロ画像を形成するジョブの開始前に、色合わせ制御実行要求ありを検知したとき、
・カラーモード :色合わせ制御実行
・ブラックモード :制御実行なし
・カラー禁止モード:制御実行なし
・非実行モード :制御設定なし
の制御が各モードに応じて実行される。
4.5 ページエンド(カラー)(図19E)
カラー画像形成中にページエンドになったとき、
1)環境変化
2)前回のトナー付着量制御・色合わせ制御実行後の累積印字ページ数が実行要求閾値に到達したか否か
3)前回のモノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行後の累積印字ページ数が実行要求閾値に到達したか否か
4)前回のトナー付着量制御・色合わせ制御実行後の累積印字ページ数が即時実行要求閾値に到達したか否か
5)前回のモノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行後の累積印字ページ数が即時実行要求閾値に到達したか否か
6)基準監視時間内のポリゴンモーター駆動時間が実行要求閾値に到達したか否か
7)基準監視時間内のポリゴンモーター駆動時間が即時実行要求閾値に到達したか否か
を検知する。そして、その検知状態に応じて以下のような制御が実行される。
4.5.1 環境変化あり検知
ページエンド時に環境変化ありを検知したとき、
・カラーモード :トナー付着量制御・色合わせ制御即時実行要求
・ブラックモード :トナー付着量制御・色合わせ制御即時実行要求
・カラー禁止モード:制御設定なし
・非実行モード :制御設定なし
の制御が各モードに応じて実行される。
4.5.2 前回のトナー付着量制御・色合わせ制御実行後の累積印字ページ数が実行要求閾値に到達した場合
ページエンド時に前回のトナー付着量制御・色合わせ制御実行後の累積印字ページ数が実行要求閾値に到達したことを検知したとき、
・カラーモード :トナー付着量制御・色合わせ制御実行要求
・ブラックモード :トナー付着量制御・色合わせ制御実行要求
・カラー禁止モード:制御設定なし
・非実行モード :制御設定なし
の制御が各モードに応じて実行される。
4.5.3 前回のモノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行後の累積印字ページ数が実行要求閾値に到達した場合
ページエンド時に前回のモノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行後の累積印字ページ数が実行要求閾値に到達したことを検知したとき、
・カラーモード :トナー付着量制御・色合わせ制御実行要求
・ブラックモード :トナー付着量制御・色合わせ制御実行要求
・カラー禁止モード:制御設定なし
・非実行モード :制御設定なし
の制御が各モードに応じて実行される。
4.5.4 前回のトナー付着量制御・色合わせ制御実行後の累積印字ページ数が即時実行要求閾値に到達した場合
ページエンド時に前回のトナー付着量制御・色合わせ制御実行後の累積印字ページ数が即時実行要求閾値に到達したことを検知したとき、
・カラーモード :トナー付着量制御・色合わせ制御即時実行要求
・ブラックモード :トナー付着量制御・色合わせ制御即時実行要求
・カラー禁止モード:制御設定なし
・非実行モード :制御設定なし
の制御が各モードに応じて実行される。
4.5.5 前回のモノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行後の累積印字ページ数が即時実行要求閾値に到達した場合
ページエンド時に前回のモノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行後の累積印字ページ数が即時実行要求閾値に到達したことを検知したとき、
・カラーモード :トナー付着量制御・色合わせ制御即時実行要求
・ブラックモード :トナー付着量制御・色合わせ制御即時実行要求
・カラー禁止モード:制御設定なし
・非実行モード :制御設定なし
の制御が各モードに応じて実行される。
4.5.6 基準監視時間内のポリゴンモーター駆動時間が実行要求閾値に到達した場合
ページエンド時に基準監視時間内のポリゴンモーター駆動時間が実行要求閾値に到達したことを検知したとき、
・カラーモード :色合わせ制御実行要求
・ブラックモード :色合わせ制御実行要求
・カラー禁止モード:制御設定なし
・非実行モード :制御設定なし
の制御が各モードに応じて実行される。
4.5.7 基準監視時間内のポリゴンモーター駆動時間が即時実行要求閾値に到達した場合
ページエンド時に基準監視時間内のポリゴンモーター駆動時間が即時実行要求閾値に到達したことを検知したとき、
・カラーモード :色合わせ制御即時実行要求
・ブラックモード :色合わせ制御即時実行要求
・カラー禁止モード:制御設定なし
・非実行モード :制御設定なし
の制御が各モードに応じて実行される。
4.6 ページエンド(モノクロ)(図19F)
モノクロ画像形成中にページエンドになったとき、
1)環境変化
2)前回のトナー付着量制御・色合わせ制御実行後の累積印字ページ数が実行要求閾値に到達したか否か
3)前回のモノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行後の累積印字ページ数が実行要求閾値に到達したか否か
4)前回のトナー付着量制御・色合わせ制御実行後の累積印字ページ数が即時実行要求閾値に到達したか否か
5)前回のモノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行後の累積印字ページ数が即時実行要求閾値に到達したか否か
6)基準監視時間内のポリゴンモーター駆動時間が実行要求閾値に到達したか否か
7)基準監視時間内のポリゴンモーター駆動時間が即時実行要求閾値に到達したか否か
を検知する。そして、その検知状態に応じて以下のような制御が実行される。
4.6.1 環境変化あり検知
ページエンド時に環境変化ありを検知したとき、
・カラーモード :トナー付着量制御・色合わせ制御即時実行要求
・ブラックモード :トナー付着量制御・色合わせ制御即時実行要求、モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御即時実行要求
・カラー禁止モード:モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御即時実行要求
・非実行モード :制御設定なし
の制御が各モードに応じて実行される。
4.6.2 前回のトナー付着量制御・色合わせ制御実行後の累積印字ページ数が実行要求閾値に到達した場合
ページエンド時に前回のトナー付着量制御・色合わせ制御実行後の累積印字ページ数が実行要求閾値に到達したことを検知したとき、
・カラーモード :トナー付着量制御・色合わせ制御実行要求
・ブラックモード :制御実行なし
・カラー禁止モード:制御実行なし
・非実行モード :制御設定なし
の制御が各モードに応じて実行される。
4.6.3 前回のモノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行後の累積印字ページ数が実行要求閾値に到達した場合
ページエンド時に前回のモノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行後の累積印字ページ数が実行要求閾値に到達したことを検知したとき、
・カラーモード :制御実行なし
・ブラックモード :モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行要求
・カラー禁止モード:モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行要求
・非実行モード :制御設定なし
の制御が各モードに応じて実行される。
4.6.4 前回のトナー付着量制御・色合わせ制御実行後の累積印字ページ数が即時実行要求閾値に到達した場合
ページエンド時に前回のトナー付着量制御・色合わせ制御実行後の累積印字ページ数が即時実行要求閾値に到達したことを検知したとき、
・カラーモード :トナー付着量制御・色合わせ制御即時実行要求
・ブラックモード :制御実行なし
・カラー禁止モード:制御実行なし
・非実行モード :制御設定なし
の制御が各モードに応じて実行される。
4.6.5 前回のモノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行後の累積印字ページ数が即時実行要求閾値に到達した場合
ページエンド時に前回のモノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行後の累積印字ページ数が即時実行要求閾値に到達したことを検知したとき、
・カラーモード :制御実行なし
・ブラックモード :モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御即時実行要求
・カラー禁止モード:モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御即時実行要求
・非実行モード :制御設定なし
の制御が各モードに応じて実行される。
4.6.6 基準監視時間内のポリゴンモーター駆動時間が実行要求閾値に到達した場合
ページエンド時に基準監視時間内のポリゴンモーター駆動時間が実行要求閾値に到達したことを検知したとき、
・カラーモード :色合わせ制御実行要求
・ブラックモード :制御実行なし
・カラー禁止モード:制御実行なし
・非実行モード :制御設定なし
の制御が各モードに応じて実行される。
4.6.7 基準監視時間内のポリゴンモーター駆動時間が即時実行要求閾値に到達した場合
ページエンド時に基準監視時間内のポリゴンモーター駆動時間が即時実行要求閾値に到達したことを検知したとき、
・カラーモード :色合わせ制御即時実行要求
・ブラックモード :制御実行なし
・カラー禁止モード:制御実行なし
・非実行モード :制御設定なし
の制御が各モードに応じて実行される。
4.7 ジョブエンド(カラー)(図19G)
カラー画像形成中にページエンドになったとき、
1)トナー付着量制御・色合わせ制御実行要求の有無
2)モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行要求の有無
3)色合わせ制御実行要求の有無
を検知する。そして、その検知状態に応じて以下のような制御が実行される。
4.7.1 トナー付着量制御・色合わせ制御実行要求の検知
カラー画像形成中のジョブエンド時に、トナー付着量制御・色合わせ制御実行要求を検知したとき
・カラーモード :トナー付着量制御・色合わせ制御実行
・ブラックモード :制御実行なし
・カラー禁止モード:制御設定なし
・非実行モード :制御設定なし
の制御が各モードに応じて実行される。
4.7.2 モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行要求の検知
カラー画像形成中のジョブエンド時に、モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行要求を検知したとき、
・カラーモード :制御実行なし
・ブラックモード :モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行
・カラー禁止モード:制御設定なし
・非実行モード :制御設定なし
の制御が各モードに応じて実行される。
4.7.3 色合わせ制御実行要求の検知
カラー画像形成中のジョブエンド時に、色合わせ制御実行要求を検知したとき、
・カラーモード :色合わせ制御実行
・ブラックモード :制御実行なし
・カラー禁止モード:制御設定なし
・非実行モード :制御設定なし
の制御が各モードに応じて実行される。
4.8 ジョブエンド(モノクロ)(図19G)
モノクロ画像形成中にページエンドになったとき、
1)トナー付着量制御・色合わせ制御実行要求の有無
2)モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行要求の有無
3)色合わせ制御実行要求の有無
を検知する。そして、その検知状態に応じて以下のような制御が実行される。
4.8.1 トナー付着量制御・色合わせ制御実行要求の検知
モノクロ画像形成中のジョブエンド時に、トナー付着量制御・色合わせ制御実行要求を検知したとき
・カラーモード :トナー付着量制御・色合わせ制御実行
・ブラックモード :制御実行なし
・カラー禁止モード:制御実行定なし
・非実行モード :制御設定なし
の制御が各モードに応じて実行される。
4.8.2 モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行要求の検知
モノクロ画像形成中のジョブエンド時に、モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行要求を検知したとき、
・カラーモード :制御実行なし
・ブラックモード :モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行
・カラー禁止モード:モノクロトナー付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行
・非実行モード :制御設定なし
の制御が各モードに応じて実行される。
4.8.3 色合わせ制御実行要求の検知
モノクロ画像形成中のジョブエンド時に、色合わせ制御実行要求を検知したとき、
・カラーモード :色合わせ制御実行
・ブラックモード :制御実行なし
・カラー禁止モード:制御実行なし
・非実行モード :制御設定なし
の制御が各モードに応じて実行される。
5 制御手順
図19に示した各タイミングでの処理について、以下、制御手順の一例を示す。
5.1 印刷動作時の処理
図20は、印刷動作の処理手順の一例を示すフローチャートである。図20に示す処理もCPU49により実行される。まず、印刷動作が開始すると、制御モード設定処理が行われる(ステップS701)。制御モード設定処理は、図13に示す処理である。
制御モードがブラックモード(Bkモードともいう)であるか否かが判定される(ステップS702)。制御モードがブラックモードである場合、ステップS703に進み、制御モードがブラックモードでなければステップS714に進む。
印刷する際、1ページ目がカラーページであるか否かが判定される(ステップS703)。1ページ目がカラーページであればステップS714に進み、1ページ目がモノクロページであればステップS704に進む。
次に、モノクロ補正制御実行要求判定の処理が行われる(ステップS704)。モノクロ補正実行要求判定の処理については、図22を用いて後述する。
次に、1ページ分の印字が行われ(ステップS705)、ページエンド処理が行われる(ステップS706)。ページエンド処理については、図24を用いて後述する。
ページエンド処理が終わると、次のページの印字要求があるか否かが判定される(ステップS707)。次のページの印字要求があればステップS708に進み、印字要求がなければステップS713に進む。
次のページがカラーページであるか否かが判定される(ステップS708)。次のページがカラーページでなければステップS705に戻り、カラーページであればステップS709に進む。
次に、カラー補正実行要求判定の処理が行われる(ステップS709)。カラー補正実行要求判定の処理については、図21を用いて後述する。次に、1ページ分の印字が行われ(ステップS710)、ページエンド処理が行われる(ステップS711)。
次のページの印字要求があるか否かが判定される(ステップS712)。印字要求があればステップS710に戻り、印字要求がなければステップS713に進む。印字要求が終了した場合、ジョブエンド処理が行われる(ステップS713)。ジョブエンド処理については、図26を用いて後述する。
ステップS702でnoの場合、ステップS703でyesの場合、ジョブ前処理が行われる(ステップS714)。ジョブ前処理については、図23を用いて後述する。ジョブ前処理が行われた後、1ページ分印字され(ステップS715)、ページエンド処理が行われ(ステップS716)、次の印字要求があるか否かが判定される(ステップS717)。印字要求がある場合はステップS715に戻り、印字要求がない場合は、ステップS713に進む。なお、ステップS706、ステップS711、及びステップS716のページエンド処理は、図24に示す処理である。
5.2 カラー補正実行要求判定
図21は、カラー補正実行要求判定の処理手順の一例を示すフローチャートである。図21に示す処理は、CPU49により実行される。まず、付着量制御・色合わせ制御の実行要求があるか否かが判定される(ステップS801)。例えば、CPU49は、所定の格納領域にフラグが立っているか否かを判定する。ステップS801の判定結果がyesであれば、CPU49は、累積ページ数をクリアする(ステップS802)。このクリア処理は、図18に示す処理である。
次に、CPU49は、付着量制御・色合わせ制御の実行フラグをクリアする(ステップS803)。この処理は、図14に示す処理である。
フラグをクリアした後は、CPU49は、付着量制御・色合わせ制御を実行する(ステップS804)。付着量制御・色合わせ制御については、前述した通りである。つまり、CPU49は、各補正用のパターンを形成し、TMセンサ17〜19により各パターンを検出し、TMセンサ17〜19の検出量に基づいてそれぞれの補正制御を行う。
ステップS801の判定結果がnoであれば、CPU49は、付着量制御・色合わせ制御の実行要求(NV)があるか否かを判定する(ステップS805)。この判定は、所定の不揮発性の格納領域にフラグが立っているか否かで判定される。
ステップS805の判定結果がyesであれば、ステップS802に進む。ステップS805の判定結果がnoであれば、CPU49は、色合わせ制御の実行要求があるか否かを判定する(ステップS806)。この判定は、所定の格納領域にフラグが立っているか否かで判定される。
次に、ステップS806の判定結果がyesであれば、CPU49は、色合わせ制御の実行フラグをクリアする(ステップS807)。このクリア処理は、図15に示す処理である。
フラグをクリアした後は、CPU49は、色合わせ制御を行う(ステップS808)。色合わせ制御については、前述した通りである。
ステップS806の判定結果がnoであれば、CPU49は、色合わせ制御の実行要求(NV)があるか否かを判定する(ステップS809)。この判定は、所定の不揮発性の格納領域にフラグが立っているか否かで判定される。ステップS809の判定結果がyesであればステップS807に進み、ステップS809の判定結果がnoであれば、この処理を終了する。
5.3 モノクロ補正実行要求判定
図22は、モノクロ補正実行要求判定の処理手順の一例を示すフローチャートである。図22に示す処理は、CPU49により実行される。まず、モノクロ付着量制御・モノクロ位置合わせ制御の実行要求があるか否かが判定される(ステップS901)。例えば、CPU49は、所定の格納領域にフラグが立っているか否かを判定する。ステップS901の判定結果がyesであれば、CPU49は、累積ページ数をクリアする(ステップS902)。このクリア処理は、図18に示す処理である。
次に、CPU49は、モノクロ付着量制御・モノクロ位置合わせ制御の実行フラグをクリアする(ステップS903)。この処理は、図14に示す処理である。
フラグをクリアした後は、CPU49は、モノクロ付着量制御・モノクロ位置合わせ制御を実行する(ステップS904)。モノクロ付着量制御・モノクロ位置合わせ制御については、前述した通りである。
ステップS901の判定結果がnoであれば、CPU49は、モノクロ位置合わせ制御の実行要求があるか否かを判定する(ステップS905)。この判定は、所定の格納領域にフラグが立っているか否かで判定される。
ステップS905の判定結果がyesであれば、CPU49は、モノクロ位置合わせ制御の実行フラグをクリアする(ステップS906)。このクリア処理は、図17に示す処理である。
フラグをクリアした後は、CPU49は、モノクロ位置合わせ制御を行う(ステップS907)。モノクロ位置合わせ制御については、前述した通りである。
5.4 ジョブ前処理
図23は、ジョブ前処理の制御手順の一例を示すフローチャートである。図23に示す処理は、CPU49により実行される。まず、CPU49は、制御モードがカラーモードであるか否かを判定する(ステップS1001)。この判定は、図13に示す処理で設定されたモードのフラグを参照すればよい。
ステップS1001の判定結果がyesであれば、CPU49は、図21に示すカラー補正の実行要求判定を行う(ステップS1002)。ステップS1001の判定結果がnoであれば、CPU49は、図22に示すモノクロ補正の実行要求判定を行う(ステップS1003)。
5.5 ページエンド処理
図24は、ページエンド処理の制御手順の一例を示すフローチャートである。図24に示す処理は、CPU49により実行される。まず、CPU49は、カラーの累積ページ数が、即時実行要求閾値以上か否かを判定する(ステップS1101)。以降、カラーの累積ページ数は、累積ページ数(カラー)といい、即時実行要求閾値(第2閾値)は、例えば300(枚)とする。
ステップS1101の判定結果がyesであれば、CPU49は、累積ページ数(カラー)を加算する(ステップS1102)。ステップS1101の判定結果がnoであれば、CPU49は、ブラックの累積ページ数を加算する(ステップS1103)。以降、ブラックの累積ページ数を、累積ページ数(Bk)という。
次に、CPU49は、ジョブ中制御要求設定の処理を行う(ステップS1104)。この処理は、図25を用いて後述する。
次に、CPU49は、制御モードの設定を行う(ステップS1105)。この処理は、図13に示す処理である。
制御モードの設定が終わると、CPU49は、設定された制御モードがカラーモードであるか否かを判定する(ステップS1106)。
ステップS1106の判定結果がyesであれば、CPU49は、付着量制御・色合わせ制御の即時実行要求があるか否かを判定する(ステップS1107)。この判定は、所定の格納領域にフラグが立っているか否かで判定される。
ステップS1107の判定結果がyesであれば、CPU49は、カラー補正の実行要求判定を行う(ステップS1108)。この処理は、図21に示す処理である。
ステップS1107の判定結果がnoであれば、CPU49は、色合わせ制御の即時実行要求があるか否かを判定する(ステップS1109)。この判定は、所定の格納領域にフラグが立っているか否かで判定される。
ステップS1109の判定結果がyesであれば、CPU49は、カラー補正の実行要求判定を行う(ステップS1110)。この処理は、図21に示す処理である。
ステップS1106の判定結果がnoである場合、CPU49は、設定された制御モードがブラックモードであるか否かを判定する(ステップS1111)。ステップS1111の判定結果がyesであれば、CPU49は、カラーページ印刷を一枚以上したか否かを判定する(ステップS1112)。ステップS1112の判定結果がyesであれば、ステップS1107に進み、判定結果がnoであれば、後述するステップS1114に進む。
ステップS1111の判定結果がnoであれば、CPU49は、設定された制御モードがカラー禁止モードか否かを判定する(ステップS1113)。ステップS1113の判定結果がyesであれば、CPU49は、モノクロ付着量制御・モノクロ位置合わせ制御の即実行要求があるか否かを判定する(ステップS1114)。
ステップS1114の判定結果がyesであれば、CPU49は、モノクロ補正の実行要求判定を行う(ステップS1115)。この処理は、図22に示す処理である。ステップS1109、ステップS1113、ステップS1114の判定結果がnoであれば、図24に示す処理を終了する。
5.6 ジョブ中制御要求設定
図25は、ジョブ中制御要求設定の制御手順の一例を示すフローチャートである。図25に示す処理は、CPU49により実行される。まず、CPU49は、累積ページ数(カラー)が即時実行要求閾値以上であるか否かを判定する(ステップS1201)。即時実行要求閾値(第2閾値)は、例えば300(枚)とする。
ステップS1201の判定結果がyesであれば、CPU49は、付着量制御・色合わせ制御即時実行要求のフラグを設定する(ステップS1202)。次に、CPU49は、付着量制御・色合わせ制御実行要求のフラグを設定する(ステップS1203)。
ステップS1201の判定結果がnoであれば、CPU49は、累積ページ数(ブラック)が即時実行要求閾値以上であるか否かを判定する(ステップS1204)。この即時実行要求閾値(第4閾値)は、例えば300(枚)とする。
ステップS1204の判定結果がyesであれば、CPU49は、モノクロ付着量制御・モノクロ位置合わせ制御即時実行要求のフラグを設定する(ステップS1205)。次に、CPU49は、モノクロ付着量制御・モノクロ位置合わせ制御実行要求のフラグを設定する(ステップS1206)。
ステップS1204の判定結果がnoであれば、CPU49は、累積ページ数(カラー)が実行要求閾値以上であるか否かを判定する(ステップS1207)。実行要求閾値(第1閾値)は、例えば200(枚)とする。
ステップS1207の判定結果がyesであれば、CPU49は、付着量制御・色合わせ制御の実行要求フラグ(NV)を設定する(ステップS1208)。このフラグは、所定の不揮発性の格納領域に設定される。
ステップS1207の判定結果がnoであれば、CPU49は、累積ページ数(Bk)が実行要求閾値以上であるか否かを判定する(ステップS1209)。この実行要求閾値(第3閾値)は、例えば200(枚)とする。
ステップS1209の判定結果がyesであれば、CPU49は、モノクロ付着量制御・モノクロ位置合わせ制御の実行要求フラグを設定する(ステップS1210)。ステップS1210の処理が終了するか、又はステップS1209の判定結果がnoであれば、図25に示す処理は終了する。
5.7 ジョブエンド処理
図26は、ジョブエンド処理の制御手順の一例を示すフローチャートである。図26に示す処理は、CPU49により実行される。まず、CPU49は、制御モードがカラーモードであるか否かを判定する(ステップS1301)。
ステップS1301の判定結果がyesであれば、CPU49は、付着量制御・色合わせ制御の実行要求があるか否かを判定する(ステップS1302)。
ステップS1302の判定結果がyesであれば、CPU49は、カラー補正の実行要求判定を行う(ステップS1303)。この処理は、図21に示す処理である。
ステップS1302の判定結果がnoであれば、CPU49は、色合わせ制御の実行要求があるか否かを判定する(ステップS1304)。ステップS1304の判定結果がyesであれば、CPU49は、カラー補正の実行要求判定を行う(ステップS1305)。
ステップS1301の判定結果がnoであれば、CPU49は、制御モードが非実行モードであるか否かを判定する(ステップS1306)。
ステップS1306の判定結果がnoであれば、CPU49は、モノクロ付着量制御・モノクロ位置合わせ制御の実行要求があるか否かを判定する(ステップS1307)。
ステップS1307の判定結果がyesであれば、CPU49は、モノクロ補正の実行要求判定を行う(ステップS1308)。この処理は、図22に示す処理である。ステップS1304のno、ステップS1306のyes、ステップS1307のnoの場合、図26に示す処理を終了する。
5.8 電源ON時(立ち上げ時)の処理
図27は、電源ON時の処理の制御手順の一例を示すフローチャートである。図27に示す処理は、CPU49により実行される。まず、CPU49は、電源がONされ、MFPの立ち上げ時に、ポリゴンミラーの回転が安定してから数秒後や記録ヘッドの駆動が完了するなどの所定の条件の後に、制御モードの設定を行う(ステップS1401)。制御モードの設定処理は、図13に示す処理である。
次に、CPU49は、設定された制御モードがカラーモードであるか否かを判定する(ステップS1402)。
ステップS1402の判定結果がyesであれば、CPU49は、ブラックの感光体ユニット(AIO:All In One cartridge)が交換されたかを判定する(ステップS1403)。CPU49は、AIOが交換されたか否かについて、AIOに内蔵されるチップのIDにより判別できる。
ステップS1403の判定結果がyesであれば、CPU49は、付着量制御・色合わせ制御の実行要求フラグを設定する(ステップS1404)。ステップS1403の判定結果がnoであれば、CPU49は、M(マゼンタ)、C(シアン)、Y(イエロー)のいずれかのAIOが交換されたかを判定する(ステップS1405)。
ステップS1405の判定結果がyesであれば、CPU49は、付着量制御・色合わせ制御の実行要求フラグを設定する(ステップS1406)。
ステップS1405の判定結果がnoであれば、CPU49は、中間転写ベルト(中転ベルト)が交換されたか否かを判定する(ステップS1407)。
ステップS1407の判定結果がyesであれば、CPU49は、付着量制御・色合わせ制御の実行要求フラグを設定する(ステップS1408)。ステップS1407の判定結果がnoであれば、CPU49は、カラー補正の実行要求判定を行う(ステップS1409)。この処理は、図21に示す処理である。
次に、制御モードがブラックモードである場合について説明する。ブラックモードにおいて、カラーモードと異なる処理を説明し、同様の処理については説明を省略する。
まず、CPU49は、制御モードがカラーモードでなければ(ステップS1402−no)、ブラックモードであるか否かを判定する(ステップS1410)。
CPU49は、ブラックのAIOが交換されたことを検知すると、モノクロ付着量制御・モノクロ位置合わせ制御の実行要求フラグを設定する(ステップS1411)。次に、CPU49は、付着量制御・色合わせ制御の実行要求フラグ(NV)を設定する(ステップS1412)。
CPU49は、中間転写ベルトが交換されると(ステップS1407−yes)、モノクロ付着量制御・モノクロ位置合わせ制御の実行要求フラグを設定する(ステップS1414)。次に、CPU49は、付着量制御・色合わせ制御の実行要求フラグ(NV)を設定する(ステップS1415)。
CPU49は、中間転写ベルトが交換されていない(ステップS1407−no)、又はステップS1415の処理が終了すると、モノクロ補正の実行要求判定を行う(ステップS1416)。この処理は、図22に示す処理である。
次に、制御モードがカラー禁止モードである場合について説明する。カラー禁止モードにおいて、カラーモード又はブラックモードと1つ1つの処理の内容は同様であるが、その処理手順が異なる。
CPU49は、制御モードがカラーモード及びブラックモードでなければ、カラー禁止モードであるか否かを判定する(ステップS1417)。
ステップS1417の判定結果がyesであれば、CPU49は、ステップS1403、ステップS1411、ステップS1407、ステップS1414、ステップS1416の順に処理を行う。
また、CPU49は、制御モードがカラーモード、ブラックモード、及びカラー禁止モードでなければ、図27に示す処理を終了する。
5.9 スリープモードからの復帰時
スリープモードからの復帰時の処理の制御手順は、図27に示す制御手順と同様であるため、説明を省略する。制御手順の開始のトリガが、スリープモードの復帰になるところが図27に示す処理とは異なる。
以上のように、本実施形態によれば、MFPの設定内容や使用状況等に応じて、適切なタイミングでモノクロ、又はカラーの補正を行うことができる。例えば、印刷ジョブ中にカラー補正用の条件を満たしたとしても、制御モードがブラックモードであれば、印刷ジョブ後に、カラーの補正ではなくブラックの補正を行うことができる。制御モードがブラックモードであれば、次のジョブはモノクロ印刷である可能性が高いため、モノクロ用の補正を行っておき、カラー用の補正は必要なときに実行されるようになる。必要なときとは、例えば、カラー印刷前や、電源ON時などである。また、カラーの実行要求は、所定の条件を満たせば不揮発の格納領域に格納されるため、ジョブ前処理や、電源ON(立ち上げ)時などに実行され、適切なタイミングで実行されることになる。
また、印刷ジョブの開始前には、制御モードに応じて適切な補正を行うことができる。また、本実施形態によれば、モノクロの補正を行ったときには、モノクロ用のフラグのみをクリアし(図16、17)、カラーの補正を行ったときには、カラー用のフラグ及びモノクロ用のフラグをクリアする(図14、15)。これにより、カラーの補正を行った後に、すぐにモノクロの補正がなされる回数が軽減され、無駄な補正をなくすことができる。
また、本実施形態では、電源オン時にはモノクロ画像用の位置合わせ補正用パターンを形成させ、検出された位置ずれ量に基づいて画像形成位置を補正するので、モノクロで画像を形成するブラックモード及びカラー禁止モードの場合には、そのままモノクロの画像形成動作に移行することができる。また、カラー画像を形成することがないので、モノクロ及びフルカラーの位置合わせ、及びトナー付着量制御を実行した後、画像形成に入る従来例に比べて印刷開始の立ち上がり時間が短くなる。さらに、カラートナーを使用した画像形成を行わないのでカラートナーの無駄な消費を抑制することが可能となる。
これにより、モノクロ画像形成の場合に、カラーのトナーパターンを形成することがないので、総合的に見て印刷開始の立ち上げ時間を短くし、カラートナーの無駄な消費を抑制することができる。
また、前述の実施形態では、間接転写方式のタンデム型画像形成装置について説明しているが、直接転写方式のタンデム型画像形成装置でも同様である。その場合には、画像の転写が1次転写された各色の感光体ドラムから中間転写ベルトに対応する搬送ベルト上で搬送される用紙に順次2次転写されるが、位置合わせ補正用パターン29、及び付着量補正用パターン30,30L,30R,30L',30R'は搬送ベルト上に形成され、前述の実施形態と同様にして補正制御が実行される。
本実施形態のMFPで実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供されてもよい。
本実施形態のMFPで実行されるプログラムは、前述した各手段を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記記憶媒体からプログラムを読み出して実行することにより上記各機能が主記憶装置上にロードされ、上記各機能が主記憶装置上に作成されるようになっている。
なお、本発明は本実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された発明の技術思想に含まれる技術的事項の全てが対象となる
4 用紙
5 中間転写ベルト
6 作像部
6Bk Bk感光体ユニット
6M M感光体ユニット
6C C感光体ユニット
6Y Y感光体ユニット
9 感光体ドラム
10 帯電器
12 現像器
13 感光体クリーナ
15 転写器
17,18,19 TMセンサ
21 2次転写装置
26 発光部
26a 光ビーム
27 正反射受光部
28 拡散反射受光部
29 位置合わせ補正用パターン
30,30L,30R,30L',30R' 付着量補正用パターン
49 CPU
特開2008−151855号公報 特開2008−197542号公報 特開2009−053668号公報

Claims (9)

  1. ブラックのトナーを含む複数色のトナーを用いて画像形成を行うための第1モードと、ブラックのトナーのみを用いて画像形成を行うための第2モードとを設定可能な画像形成装置であって、
    複数色のトナーを用いて画像形成された枚数を累積する第1印刷累積手段と、
    前記第1印刷累積手段により累積された枚数が閾値を超えたか否かを判定する第1印刷判定手段と、
    前記第1印刷判定手段により前記閾値を超えたと判定された場合、前記第2モードが設定されていたときには、複数色のトナーを用いる画像形成の補正処理を行わずに、ブラックのトナーのみを用いる画像形成の補正処理を行うよう制御する補正制御手段と、
    を備える画像形成装置。
  2. 前記第1印刷判定手段により前記閾値を超えたと判定された場合、複数色のトナーを用いる画像形成の補正処理の実行要求を行う要求手段と、
    ブラックのトナーのみを用いて画像形成された枚数を累積する第2印刷累積手段と、
    前記第2印刷累積手段により累積された枚数が閾値を超えたか否かを判定する第2印刷判定手段と、
    印刷ジョブの開始前に、前記第1モード又は前記第2モードのどちらが設定されているかを判定するモード判定手段とをさらに備え、
    前記要求手段は、
    前記第2印刷判定手段により前記閾値を超えたと判定された場合、ブラックのトナーのみを用いる画像形成の補正処理の実行要求を行い、
    前記補正制御手段は、
    前記モード判定手段の判定結果に応じて、複数色のトナーを用いる画像形成の補正処理の実行要求があるか又はブラックのトナーのみを用いる画像形成の補正処理の実行要求があるかのいずれかの判定を行い、判定結果に応じて補正処理を行うよう制御する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記補正制御手段は、
    印刷ジョブの終了後に、前記第1モード又は第2モードの設定に応じて、ブラックのトナーのみを用いる画像形成の補正処理の実行要求があるか又は複数色のトナーを用いる画像形成の補正処理の実行要求があるかのいずれかの判定を行い、判定結果に応じて補正処理を行うよう制御する請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記補正制御手段は、
    画像形成が1ページ終了する毎に、前記第1モード又は第2モードの設定に応じて、ブラックのトナーのみを用いる画像形成の補正処理の実行要求があるか又は複数色のトナーを用いる画像形成の補正処理の実行要求があるかのいずれかの判定を行い、判定結果に応じて補正処理を行うよう制御する請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記補正制御手段は、
    前記第2モードが設定されていても、印刷ジョブが複数色のトナーを用いる印刷ジョブであった場合、複数色のトナーを用いる画像形成の補正処理の実行要求かあるかを判定する請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記補正制御手段は、
    前記第2モードが設定されている場合又は複数色のトナーを用いる画像形成を禁止する禁止モードである場合、ブラックのトナーのみを用いる画像形成の補正処理の実行要求があるかを判定する請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記補正制御手段は、
    複数色のトナーを用いる画像形成の補正処理が行われた場合、複数色のトナーを用いる画像形成の補正処理の実行要求及びブラックのトナーのみを用いる画像形成の補正処理の実行要求を削除し、ブラックのトナーのみを用いる画像形成の補正処理が行われた場合、ブラックのトナーのみを用いる画像形成の補正処理の実行要求のみを削除する請求項2乃至6いずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. ブラックのトナーを含む複数色のトナーを用いて画像形成を行うための第1モードと、ブラックのトナーのみを用いて画像形成を行うための第2モードとを設定可能な画像形成装置における補正制御方法であって、
    複数色のトナーを用いて画像形成された枚数を累積する第1印刷累積ステップと、
    前記第1印刷累積ステップにより累積された枚数が閾値を超えたか否かを判定する第1印刷判定ステップと、
    前記第1印刷判定ステップにより前記閾値を超えたと判定された場合、前記第2モードが設定されていたときには、複数色のトナーを用いる画像形成の補正処理を行わずに、ブラックのトナーのみを用いる画像形成の補正処理を行うよう制御する制御ステップと、
    を有する補正制御方法。
  9. ブラックのトナーを含む複数色のトナーを用いて画像形成を行うための第1モードと、ブラックのトナーのみを用いて画像形成を行うための第2モードとを設定可能な画像形成装置に実行させる補正制御プログラムであって、
    複数色のトナーを用いて画像形成された枚数を累積する第1印刷累積ステップと、
    前記第1印刷累積ステップにより累積された枚数が閾値を超えたか否かを判定する第1印刷判定ステップと、
    前記第1印刷判定ステップにより前記閾値を超えたと判定された場合、前記第2モードが設定されていたときには、複数色のトナーを用いる画像形成の補正処理を行わずに、ブラックのトナーのみを用いる画像形成の補正処理を行うよう制御する制御ステップと、
    を前記画像形成装置に実行させるための補正制御プログラム。
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