JP5163305B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、複写機やプリンタなどに使用される画像形成装置に関し、特に、画像の位置ずれ補正時におけるトナー消費を適切に制御できる技術に関する。
画像形成装置として、画像データに応じた主走査方向の1ラインの画像形成を行うと共に、主走査方向の1ライン毎の画像形成を副走査方向に繰り返して1頁分の画像形成を行うものが知られている。
その一例として、電子写真方式の画像形成装置では、複数の発光素子を主走査方向に並べた露光部で主走査方向の露光を像担持体(感光体ドラムあるいは感光体ベルト)に対して行い、あるいは、レーザビームを回転鏡で主走査方向に走査し、れと並行して像担持体を前記主走査方向と直交する副走査方向に移動(回転)させることで、像担持体上に2次元の静電画像を形成している。この後、現像、転写、定着というプロセスを経て、記録媒体上にトナー像を形成して出力する構成になっている。
ところで、一般的な画像形成装置の場合、所定のパターン(ずれ検知パターン(カラーレジストパターン))を形成して読み取ることで、画像の位置ずれあるいは色ずれを検知し、読み取り結果からずれ量を算出し、位置ずれや色ずれを補正する制御を行っている。
たとえば、以下の特許文献1などにも記載されている。
特開2007-156356号公報
ところで、以上のような画像の位置ずれや色ずれを検知し補正するために、所定時期毎に、ずれ検知パターンを多数形成して読み取るようにしている。このため、ずれ検知パターンのためのトナー消費量が問題となる。
このような課題に対し、特許文献1で、トナー濃度に応じた長さ及び読み取り回数を制御することで、トナー消費を低減しようとしている。この場合、若干のトナー消費の低減には寄与しているが、根本的には大きな改善はできていないのが現状であった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、画像の位置ずれや色ずれを検知し補正する際に、ずれ検知パターン形成のためのトナー消費を無駄なく抑制することが可能な画像形成装置を実現することを目的とする。
すなわち、課題を解決する手段としての本発明の画像形成装置は、露光により各色毎の静電潜像が形成される各色の感光体と、前記各色の感光体に対してそれぞれ露光を行う各色の露光部と、前記各色の感光体上の静電潜像をそれぞれ現像して各色のトナー像にする各色の現像部と、前記各色の感光体上のそれぞれのトナー像が転写される中間転写体と、前記中間転写体に前記各色の感光体上のトナー像をそれぞれ転写させる各色の転写部と、前記中間転写体上に形成されるずれ検知パターンを検出するセンサと、前記ずれ検知パターンを各色毎に発生させ、該各色のずれ検知パターンのセンサによる読み取り結果から色ずれを検知してずれ補正の制御を行う制御部と、を備え、前記制御部は、色ずれ補正実行時に、前回の色ずれ補正実行時において検知された色ずれ量が所定値以上であれば通常個数の前記ずれ検知パターンを発生させると共に、前回の色ずれ補正実行時において検知された色ずれ量が所定値未満であれば通常より少ない個数の前記ずれ検知パターンを、感光体の回転位相の0°と180°との位置を含むように発生させ、この色ずれ補正実行時に、前回の色ずれ補正実行時において検知された色ずれ量が所定値未満であって通常より少ない個数の前記ずれ検知パターンを発生させた場合に、該各色のずれ検知パターンのセンサによる読み取り結果から得られる色ずれ量が前記所定値以上であれば、該得られた色ずれ量によるずれ補正は実行せず、通常個数の前記ずれ検知パターンを発生させて、該通常個数の各色のずれ検知パターンのセンサによる読み取り結果から色ずれを検知してずれ補正の制御を行う、ことを特徴とする。
本発明によれば、以下のような効果が得られる。
(1)この画像形成装置の発明では、色ずれ補正実行時に、前回の色ずれ補正実行時において検知された色ずれ量が所定値以上であれば通常個数のずれ検知パターンを発生させ、前回の色ずれ補正実行時において検知された色ずれ量が所定値未満であれば通常より少ない個数のずれ検知パターンを発生させ、該各色のずれ検知パターンのセンサによる読み取り結果から色ずれを検知してずれ補正の制御を行う。
すなわち、前回の色ずれが所定値より小さければ今回の色ずれも極端に大きくなっている可能性は小さいため、通常より少ない個数のずれ検知パターンによりずれ補正の制御を行う。
この結果、画像の位置ずれや色ずれを検知し補正する際に、ずれ検知パターン形成のためのトナー消費を無駄なく抑制することが可能になる。
また、通常個数より少ない個数のずれ検知パターンとして、感光体の回転位相の0°と180°との位置を含むように発生させる。これにより、ドラム1周期の周速変動の影響を受けにくい状態で、トナー消費を抑えつつ、ずれ補正の制御を行うことが可能になる。
そして、以上の色ずれ補正実行時に、前回の色ずれ補正実行時において検知された色ずれ量が所定値未満であって通常より少ない個数のずれ検知パターンを発生させた場合に、該各色のずれ検知パターンのセンサによる読み取り結果から得られる色ずれ量が所定値以上であれば、該得られた色ずれ量によるずれ補正は実行せず、通常個数のずれ検知パターンを発生させて、該通常個数の各色のずれ検知パターンのセンサによる読み取り結果から色ずれを検知してずれ補正の制御を行う。
前回の色ずれが所定値より小さければ今回の色ずれも極端に大きくなっている可能性は小さいため通常より少ない個数のずれ検知パターンによりずれ補正の制御を行うが、前回の色ずれが所定値より小さかったものの何らかの事情で今回の色ずれが大きくなっている場合には、再度、通常個数のずれ検知パターンを発生させて、該通常個数の各色のずれ検知パターンのセンサによる読み取り結果から色ずれを検知してずれ補正の制御を行う。
この結果、画像の位置ずれや色ずれを検知し補正する際に、ずれが小さい場合にはトナー消費を無駄なく抑制しつつ、ずれが小さくない場合には必要なトナーを消費して補正を実行することが可能になる。
)上記(1)で、色ずれ補正実行時が、電源オン時、脱着可能な構成部品の脱着後、衝撃検出時のいずれの場合に該当する場合には、前回検知された色ずれ量にかかわらず、通常個数のずれ検知パターンを発生させる。
これにより、前回補正時と今回補正時との間に大きな変動を生じさせる可能性のある作業が入った場合に、適切なずれ補正の制御を実行できる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態(実施形態)を詳細に説明する。
〔第一の実施形態〕
ここで、本実施形態の画像形成装置100の第1の実施形態の構成を、図1〜図2に基づいて詳細に説明する。なお、ここでは、複数色のトナー像を合成してカラー画像を形成するカラー画像形成装置を具体例に説明する。
101は画像形成装置100の各部を制御するためにCPUなどで構成された制御部である。この制御部101は、ずれ検知パターンを各色毎に発生させ、該各色のずれ検知パターンのセンサによる読み取り結果から色ずれを検知してずれ補正の制御を行うもので、色ずれ補正実行時に、前回の色ずれ補正実行時において検知された色ずれ量が所定値以上であれば通常個数のずれ検知パターンを発生させると共に、前回の色ずれ補正実行時において検知された色ずれ量が所定値未満であれば通常より少ない個数のずれ検知パターンを発生させる制御を行う。
103は露光により静電潜像が形成され、現像によりトナー像が形成される感光体ドラムなどの像担持体である。なお、YMCKの各色毎に、像担持体103Y、像担持体103M、像担持体103C、像担持体103K、を備えている。
104は像担持体103上のトナー像が転写される無端状の転写ベルトなどの中間転写体であり、この中間転写体104に各色のトナー像が合成されてカラー画像が形成される。
105は各種データが保持される記憶部である。この記憶部105に、所定のずれ検知パターン発生のためのデータが格納されている。また、前回補正時に検知されたずれ量も保持されている。
107は各色トナー像の色ずれを検知するレジストセンサであり、中間転写体104上の各色の所定のずれ検知パターンを読み取る。
108は画像形成装置内の外部からの振動や衝撃を検知する衝撃センサである。この衝撃センサ108としては、一般的な振動センサを用いてもよい。なお、図示されないが、温度センサや湿度センサなどを備えていても良い。
110は画像データに応じて所定の画像処理を実行して画像形成用の画像データを生成する画像処理部である。120は画像データや所定の命令データに応じて露光を行うように記録ヘッドを駆動する記録ヘッド駆動部である。
150は像担持体103に対して複数画素に対応した主走査方向の露光を行う露光部としての記録ヘッドである。なお、記録ヘッド150は、複数のLED素子が主走査方向を長手方向として並べられたライン状のプリントヘッドであってもよいし、レーザビームを回転鏡で主走査方向に走査する露光部であってもよい。
160は像担持体103に露光によって形成された静電潜像を現像してトナーを付着せしめてトナー像とする現像部である。なお、YMCKの各色毎に、Y現像部106Y、M現像部106M、C現像部106C、K現像部106K、を備えている。
170はトナー像を転写するための転写部であり、像担持体103(像担持体103Y、像担持体103M、像担持体103C、像担持体103K)から中間転写体104にトナー像を転写させる一次転写部171(Y一次転写部171Y、M一次転写部171M、C一次転写部171C、K一次転写部171K、)と、中間転写体104から記録媒体(記録紙)Pにトナー像を転写させる二次転写部172とを備えて構成されている。180は記録媒体P上のトナー像を熱と圧力とにより安定させる定着部である。
なお、図1や図2において、既知であって、本実施形態の特徴的な制御に直接に関係しない一般的な部分についての説明は省略してある。
ここに示す電子写真方式の画像形成装置100では、各色毎に帯電、露光による潜像形成、現像、を実行して、各色の像担持体103上に各色のトナー像を形成する。そして、各色の像担持体103から一次転写を実行して、位置合わせをした状態で中間転写体104上にトナー像を形成せしめる。この後、二次転写部172による二次転写によってトナー像を記録媒体P上に転写し、定着部180による定着というプロセスを経て、記録媒体P上にトナー像を形成して出力する構成になっている。
以下、図3の説明図、図4以降のフローチャートを参照して本実施形態の動作説明を行う。
制御部101は、定期的に呼び出される図4の色ずれ補正ルーチンに従って、画像形成装置100の色ずれ補正を実行する。
まず、補正タイミングに該当するかを確認する(図4中のステップS401)。ここで、補正タイミングとは、画像形成装置100を設置した最初の動作タイミング、所定の一定時間動作毎のタイミング、毎朝電源オン直後のタイミング、主要な構成部品を交換(脱着可能な構成要素を脱着)した直後の動作タイミング、装置内環境(温度や湿度)が一定以上変化したことが検出されたタイミング、などが該当する。
補正タイミングに該当していなければ(図4中のステップS401でNO)、後述する通常補正を実行する(図4中のステップS407)。
一方、補正タイミングに該当していれば(図4中のステップS401でYES)、その補正タイミングが電源オン直後か(図4中のステップS402)、脱着可能なユニットの脱着後か(図4中のステップS403)、衝撃センサ108による衝撃検知後か(図4中のステップS404)、を制御部101が確認する。
ここで、補正タイミングに該当している(図4中のステップS401でYES)場合であっても、その補正タイミングが電源オン直後(図4中のステップS402でYES)、脱着可能なユニットの脱着後(図4中のステップS403でYES)、衝撃センサ108による衝撃検知後(図4中のステップS404でYES)、のいずれかに該当する場合、大きな変動を生じさせる可能性のある作業が入った場合に該当するため、後述する通常補正を実行する(図4中のステップS407)。
また、ここで、補正タイミングに該当している(図4中のステップS401でYES)場合であって、その補正タイミングが電源オン直後でなく(図4中のステップS402でNO)、脱着可能なユニットの脱着後でなく(図4中のステップS403でNO)、衝撃センサ108による衝撃検知後でない(図4中のステップS404でNO)場合、前回補正時と今回補正時との間に大きな変動を生じさせる可能性のある作業が入っていないため、ずれ量傾向、すなわち、前回の色ずれ補正実行時において検知された色ずれ量を求める(図4中のステップS405)。
ここで、ずれ量傾向の取得としては、図5のフローチャートを参照して説明を行う。
まず、制御部101は、記憶部105から前回補正時のずれ量を読み出して取得する(図5中のステップS501)。そして、この前回補正時のずれ量を、予め定めておいた所定値と比較する(図5中のステップS502)。
なお、ここで、所定値とは、画像形成装置として安定して動作しており、ずれ補正を実行しなくても支障なく動作続行可能なレベルのずれ量に相当する値を定めればよい。
前回補正時に検知されたずれ量がこの所定値より小さければ(図5中のステップS502でYES、図7(a))、「ずれ量傾向=小」と定める(図5中のステップS503)。
前回補正時に検知されたずれ量がこの所定値以上であれば(図5中のステップS502でNO、図7(b))、「ずれ量傾向=大」と定める(図5中のステップS504)。
そして、制御部101は、求められたずれ量傾向を参照し(図4中のステップS406)、ずれ量傾向=大であれば、すなわち、前回補正時のずれ量が所定値以上であれば、間引かない状態の通常個数のずれ検知パターンを中間転写体104上に発生させて(図3参照)、このずれ検知パターンをレジストセンサ107で読み取って、今回のずれ量を検知し、必要な補正量を算出する(図4中のステップS407)。
この際、制御部101は、間引かない状態の通常個数のずれ検知パターンを発生させる場合、記憶部105からずれ検知パターンのデータと、ずれ検知パターンの発生個数のデータと、ずれ検知パターンを形成する感光体ドラムの位相角のデータとを読み出し、1個目のパターンをドラム位相角が0°で形成し(図6中のステップS601)、次の個目のパターンをドラム位相角を所定の確度で形成する動作(図6中のステップS602、S603)を、所定の個数になるまで(図6中のステップS604)繰り返す。たとえば、通常個数のずれ検知パターンとしては、感光体ドラムの位相角30°毎に、合計12個あるいは13個のパターンを、感光体ドラムの位相角0°〜360°に形成する。
なお、ここでは、ずれ検知パターンとして、主走査方向に平行する線と、該主走査方向に平行する線に斜めに接続される線との組合せの、カタカナの「フ」に相当するパターンを用いている(図3,図7参照)。また、ここでは、通常個数の個数のずれ検知パターンとして、感光体の回転位相の0°〜360°の位置を含むように、感光体一周分のずれ検知パターンを発生させる。これにより、ドラム1周期の周速変動が存在していても、複数のずれ検知パターンにより対処可能になる(図9(a)(b))。
ここでは、ある色のn個目のパターンと、別な色のn個目のパターンとを対比させ、主走査方向の直線同士の距離(検出タイミング)から、副走査方向の色ずれ量を制御部101が算出する。また、後述するが、主走査方向のずれを求めることもできる。
この図3のようなパターン生成の場合、黒KとイエローY、黒KとマゼンタM、黒KとシアンC、のように、一つの色を基準にして他の色のずれ量を求めると、ずれ算出およびずれ補正の効率がよく、精度も高まる。また、この際に、各色でn個のパターン(ここでは、12個のパターン)の場合に、KとYの1個目のパターン、KとYの2個目のパターン、…KとYのn個目のパターン、のように、各パターンで比較を行う。
また、主走査方向のずれ検出としては、図3,図10のように、主走査方向の両端部に、主走査方向の寸法変化を検知可能なパターンを画像形成する。そして、このパターンを一定距離rのレジストセンサ107で読み取って、読み取り結果から主走査方向の変化(ずれ)を算出してもよい。
ここで、寸法変化が生じる前の主走査方向露光結果が図10(a)であるとする。この際に形成される所定パターンが図10(b)であるとする。この際に、カタカナの「フ」あるいは不等号記号「>」のようなパターンを、記録ヘッド150の主走査方向両端部で、互いに反対側を向いた状態で画像形成する。
ここで、寸法変化が生じた後の主走査方向露光結果が図10(c)であるとする。この際に形成される所定パターンが図10(d)であるとする。そして、このような変化前後のパターンを図10(e)のような一定距離rのレジストセンサ107によって検知する。
この場合に、記録開始位置(主走査方向の一端)が固定されており、他端側に伸縮の影響がでる場合、その拡大図を図10(f)に示す。この場合に、主走査方向の寸法変化ΔYによって、検出パターンのY1が変化し、このY1の変化は、レジストセンサによってY2の変化として検知される。この場合には、主走査方向の寸法変化ΔYは、ΔY=ΔY1=ΔY2/tanθとして、レジストセンサの検知結果から制御部101が算出することができる。
そして、以上のように算出した色ずれ量を補正するための補正データを制御部101が生成し、各部に対して補正を実行する(図4中のステップS410)。
一方、制御部101は、求められたずれ量傾向を参照し(図4中のステップS406)、ずれ量傾向=小であれば、すなわち、前回補正時のずれ量が所定値未満であれば、間引いた状態の通常より少ない個数のずれ検知パターンを中間転写体104上に発生させて(図3に対応する図8参照)、このずれ検知パターンをレジストセンサ107で読み取って、今回のずれ量を検知し、必要な補正量を算出する(図4中のステップS408)。
この際、制御部101は、間引いた状態の通常より少ない個数のずれ検知パターンを発生させる場合、記憶部105からずれ検知パターンのデータと、ずれ検知パターンの発生個数のデータと、ずれ検知パターンを形成する感光体ドラムの位相角のデータとを読み出し、1個目のパターンをドラム位相角が0°で形成し(図6中のステップS601)、次の個目のパターンをドラム位相角を所定の確度で形成する動作(図6中のステップS602、S603)を、所定の個数になるまで(図6中のステップS604)繰り返す。たとえば、間引いた少ない個数のずれ検知パターンとしては、感光体ドラムの位相角180°毎に、合計3個のパターンを、感光体ドラムの位相角0°、180°、360°に形成する。
なお、ここでは、ずれ検知パターンとして、主走査方向に平行する線と、該主走査方向に平行する線に斜めに接続される線との組合せの、カタカナの「フ」に相当するパターンを用いている(図3,図7参照)。また、ここでは、通常個数の個数のずれ検知パターンとして、感光体の回転位相の0°、180°、360°のように、0°と180°の倍数の位置を含むように、感光体一周分のずれ検知パターンを発生させる。これにより、ドラム1周期の周速変動が存在していても、該周速変動の影響を最低限にして、複数のずれ検知パターンにより対処可能になる(図9(c)(d))。
ここでは、ある色のn個目のパターンと、別な色のn個目のパターンとを対比させ、主走査方向の直線同士の距離(検出タイミング)から、副走査方向の色ずれ量を制御部101が算出する。また、後述するが、主走査方向のずれを求めることもできる。
この図3のようなパターン生成の場合、黒KとイエローY、黒KとマゼンタM、黒KとシアンC、のように、一つの色を基準にして他の色のずれ量を求めると、ずれ算出およびずれ補正の効率がよく、精度も高まる。また、この際に、各色でn個のパターン(ここでは、12個のパターン)の場合に、KとYの1個目のパターン、KとYの2個目のパターン、…KとYのn個目のパターン、のように、各パターンで比較を行う。また、主走査方向のずれ検出としては、図3,図10と同様に行える。
なお、前回の位置ずれが所定値より小さければ今回の位置ずれも極端に大きくなっている可能性は小さいため通常より少ない個数のずれ検知パターンによりずれ補正の制御を行うが、前回の位置ずれが所定値より小さかったものの何らかの事情で今回の位置ずれが大きくなっている場合もあり得る。そこで、今回の色ずれ量が小さいかを制御部101が確認し(図4中のステップS409)、今回の色ずれ量が小さくない場合(図4中のステップS409でNO)には、再度、通常個数のずれ検知パターンを発生させて、該通常個数の各色のずれ検知パターンのセンサによる読み取り結果から位置ずれを検知してずれ補正の制御を行う(図4中のステップS407,410)。
そして、今回の色ずれ量が小さいかを制御部101が確認し(図4中のステップS409)、今回の色ずれ量が小さい場合(図4中のステップS409でYES)には、今回の間引きされた少ない個数のずれ検知パターンにより得られた色ずれ量を補正するための補正データを制御部101が生成し、各部に対して補正を実行する(図4中のステップS410)。
この結果、画像の位置ずれや位置ずれを検知し補正する際に、ずれ量傾向が小さい場合にはトナー消費を無駄なく抑制しつつ、ずれが小さくない場合には必要なトナーを消費して補正を実行することが可能になる。
なお、ずれ量傾向が小さくても、今回算出された色ずれ量が小さくない場合には通常のずれ検知パターンでずれ算出と補正制御がなされるため、精度が低下することはない。また、今回のずれ補正タイミングが電源オン直後、脱着可能なユニットの脱着後、衝撃センサ108による衝撃検知後、のいずれかに該当する場合、大きな変動を生じさせる可能性のある作業が入った場合に該当するため、後述する通常補正を実行するため、この場合にも精度が低下することはない。なお、ここで示した具体例以外にも、画像形成装置としての精度に大きな変動を生じさせる可能性のある作業が入った場合であれば、同様に通常補正を実行すればい。
〔その他の実施形態(1)〕
以上の実施形態では、制御部101は、色ずれ補正実行時に、前回の色ずれ補正実行時において検知された色ずれ量が所定値以上であれば通常個数のずれ検知パターンを発生させると共に、前回の色ずれ補正実行時において検知された色ずれ量が所定値未満であれば通常より少ない個数の前記ずれ検知パターンを発生させる、という二段階の切替の制御であった。
これに対し、閾値となる所定値を二種類用意して、制御部101は、色ずれ補正実行時に、前回の色ずれ補正実行時において検知された色ずれ量が第一所定値以上であれば通常個数(例えば、12個)のずれ検知パターンを発生させると共に、前回の色ずれ補正実行時において検知された色ずれ量が第一所定値未満であって第二所定値以上であれば通常より少ない個数(感光ドラム位相角90°毎の4あるいは5個)のずれ検知パターンを発生させ、前回の色ずれ補正実行時において検知された色ずれ量が第二所定値未満であれば更に少ない個数(感光体ドラム位相角180°毎の2あるいは3個)のずれ検知パターンを発生させる、
という三段階の切替の制御でもよい。
この場合、上述した実施形態の所定値を第二所定値とし、それより色ずれに対して厳しい基準の第一所定値とすればよい。あるいは、この場合、上述した実施形態の所定値を第一所定値とし、それより色ずれに対して緩い基準の第二所定値とすればよい。また、より多くの所定値と撚り細かな制御とすることも可能である。
〔その他の実施形態(2)〕
以上の実施形態の説明では、カラー画像形成装置での色ずれとして説明を行ってきた。これに対し、モノクロ画像形成装置において、黒1色について、位置ずれの検知と補正として位置ずれ補正を実行してもよい。この場合、他の色と比較ではなく、黒1色で所定の位置になっているか、他のパターンとの比較で所定の距離になっているかといった位置ずれ算出と補正とを実行すればよい。
また、カラー画像形成装置であっても、モノクロモードとして、同様に黒1色についての位置ずれを実行してもよい。
また、カラー画像形成装置であっても、他の色との比較ではなく、各色毎に、その色の位置ずれとして位置ずれ算出と補正とを実行してもよい。
そして、何れの場合にも、必要な精度を保ちつつ、無駄なトナー消費を抑制することが可能になる。
〔その他の実施形態(3)〕
また、以上の実施形態では電子写真方式の画像形成装置について説明してきたが、これ以外の方式(熱転写、感熱、インクジェット)など、各種の画像形成装置や画像記録装置についても本実施形態を適用して、トナーやインクなどの記録材の消費を抑制することが可能になる。
〔その他の実施形態(4)〕
以上の各実施形態において抑制されたトナー消費量に鑑みて、ずれ検知の間隔を従来より狭めて、画像形成の精度を良い状態に保ち続けることも可能である。
本発明の実施形態の画像形成装置の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の画像形成装置のずれ検知パターンを示す構成図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の動作状態を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態の画像形成装置の動作状態を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態の画像形成装置の動作状態を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態の画像形成装置の動作状態を説明する説明図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の動作状態を説明する説明図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の動作状態を説明する説明図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の動作状態を説明する説明図である。
符号の説明
100 画像形成装置
101 制御部
103 像担持体
104 中間転写体
105 記憶部
107 レジストセンサ
108 衝撃センサ
109 湿度センサ
110 画像処理部
120 記録ヘッド駆動部
150 記録ヘッド
160 現像部
170 転写部
180 定着部

Claims (2)

  1. 露光により各色毎の静電潜像が形成される各色の感光体と、
    前記各色の感光体に対してそれぞれ露光を行う各色の露光部と、
    前記各色の感光体上の静電潜像をそれぞれ現像して各色のトナー像にする各色の現像部と、
    前記各色の感光体上のそれぞれのトナー像が転写される中間転写体と、
    前記中間転写体に前記各色の感光体上のトナー像をそれぞれ転写させる各色の転写部と、
    前記中間転写体上に形成されるずれ検知パターンを検出するセンサと、
    前記ずれ検知パターンを各色毎に発生させ、該各色のずれ検知パターンのセンサによる読み取り結果から色ずれを検知してずれ補正の制御を行う制御部と、を備え、
    前記制御部は、色ずれ補正実行時に、前回の色ずれ補正実行時において検知された色ずれ量が所定値以上であれば通常個数の前記ずれ検知パターンを発生させると共に、前回の色ずれ補正実行時において検知された色ずれ量が所定値未満であれば通常より少ない個数の前記ずれ検知パターンを、感光体の回転位相の0°と180°との位置を含むように発生させ
    この色ずれ補正実行時に、前回の色ずれ補正実行時において検知された色ずれ量が所定値未満であって通常より少ない個数の前記ずれ検知パターンを発生させた場合に、該各色のずれ検知パターンのセンサによる読み取り結果から得られる色ずれ量が前記所定値以上であれば、該得られた色ずれ量によるずれ補正は実行せず、通常個数の前記ずれ検知パターンを発生させて、該通常個数の各色のずれ検知パターンのセンサによる読み取り結果から色ずれを検知してずれ補正の制御を行う、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、色ずれ補正実行時が、電源オン時、脱着可能な構成部品の脱着後、衝撃検出時のいずれの場合に該当する場合には、前回検知された色ずれ量にかかわらず、通常個数の前記ずれ検知パターンを発生させる、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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