JP4391384B2 - カラー画像形成装置 - Google Patents
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Description
このような従来のタンデム型カラープリンタ等の画像形成装置では、電源ON時や印刷開始時、また連続プリント中に一定の枚数をプリントした段階で、上述したような色ずれ補正機能を用いて色ずれ補正を行い、各色のずれ量を所定値以下に収まるように制御している。
しかしながら、実際には印刷時の用紙の種別や解像度の設定、印刷される画像の画像形式の違い等によって、同じ枚数を印刷した場合でも、印刷に要する時間は大きくばらつく可能性があるため、色ずれ補正の実行間隔を印刷枚数だけで管理するのでは、出力画像の品質を一定に保つことはできないという問題がある。
この発明はこのような問題を解決するためになされたものであり、上述のようなカラー画像形成装置において、最適な間隔で色ずれ補正を行なえるようにして、スループットを低下させることなく、カラー画像の色ずれを確実に補正して、常に出力画像の品質を一定に保てるようにすることを目的とする。
(b)そのトナーパターン形成手段によって形成された転写べルト上のトナーパターンを検出するトナーパターン検出手段、
(c)そのトナーパターン検出手段によって検出したトナーパターンの情報から色ずれ量が最小となるように、上記複数の各作像プロセス部の作像タイミングを含む補正をする色ずれ補正手段、
(d)カラー画像形成時に上記複数の各作像プロセス部における主走査方向の倍率変化量を検出する倍率変化検出手段、
(e)その倍率変化検出手段による倍率変化量の検出結果に応じて上記各作像プロセス部における主走査方向の倍率を補正する倍率補正手段、
(f)上記倍率変化検出手段によって検出された倍率変化量に基づいて、上記色ずれ補正手段による色ずれ補正処理を行う必要があるか否かを判断する色ずれ補正要否判断手段、
〔第1の実施形態〕
図1は、この発明によるカラー画像形成装置の第1の実施形態であるカラープリンタの制御系の構成を示すブロック図である。
このパラメータメモリ103には、色ずれ補正を行う時期や、色ずれ補正用のトナーパターンのパラメータや、色ずれの補正量、色ずれ補正処理の要否を判断する際に使用する基準値などのように色ずれ補正を行う時に更新されるデータも保存される。
同期検知計測部104は、書き出し側と書き終わり側の各同期検知センサ109からの同期検知信号の間隔を、システム内部のクロック信号を使用してカウント(計数)し、その計数値を予め設定した同期目標値と比較することによって、光学系の倍率変化量を測定する。したがって、この同期検知計測部104は、CPU100の制御のもとで主走査方向の倍率変化量を検出する倍率変化検出手段の機能を果たす。
プロッタ106は、このカラープリンタの画像形成部であり、その構成例を図2に示すが、そのプロッタ制御部7によって全体的な動作が制御される。詳細については後述する。
I/O部107は、入出力ポートを含み、一対のトナーマークセンサ108やその他のセンサからの信号を入力し、クラッチ等を動作させるための信号を出力する制御を行う。
システムバス113は、上記の図1に示す各部がデータをやり取りするための信号ラインであり、具体的には、データバス、アドレスバス、制御バス、I/Oバスの集合として構成されている。
このプロッタ106において、図9に示したプロッタ10と相違する点は、駆動ローラ52の近くの転写ベルト51の上面に近接して、幅方向の手前側と奥側に一対のトナーマークセンサ108を配設し、転写ベルト51の駆動ローラ52の下流側(下側)の面にクリーニング装置55を配設した点である。なお、図9では図示していなかった給紙カセット71とそこに重ねて収容されている用紙8と、その一番上の用紙から順次給紙する給紙ローラ56も示している。
この転写ベルト51は、例えばフッ素系樹脂、ポリカーボネイト樹脂、ポリイミド樹脂等でベルトの全層を形成したベルトや、その一部を形成した弾性ベルトを使用する。
色ずれ補正処理は、図2に示した転写ベルト51上に形成する色が互いに異なる4色の短冊状のトナーパターンをトナーマークセンサ108で検出し、その各色のパターン間の色ずれ量を検出して、その色ずれ量が所定の値以下になるように書き込みのタイミング等を調整するものである。
図3に示す例では、転写ベルト51の幅方向の手前側の位置P1と奥側の位置P2の2個所に形成されている。その各トナーパターンは、主走査方向が長手方向となる短冊形の4本の平行なパターンを副走査方向に一定の間隔dで配列した水平線パターン60Aと、長手方向を主走査方向に対して約45°に傾けた短冊形の4本の平行なパターンを副走査方向に一定の間隔dで配列した斜線パターン60Bとを、副走査方向に交互に繰り返して形成したものである。
図4は、図3に示したトナーパターンを用いた色ずれ補正処理の動作を示すフローチャートである。この処理は図1に示したCPU100によって実行される。
この色ずれ補正処理を開始すると、まずステップS1で「パターン出力」を行う。すなわち、正規の画像出力に先立って、各色間の色ずれ量を検出するために、図3に示した4色の水平線パターン60Aと斜線パターン60Bによるトナーパターンを、各感光体2Y,2C,2M,2K及びその周囲の各部を用いて転写ベルト51上に出力(形成)する。これがトナーパターン形成手段の機能に相当する。
そして、ステップS3で「色ずれ量ΔD/補正量演算」を行う。すなわち、検出した各ラインパターンの位置情報から、スキュー、主走査方向のずれ量、副走査方向のずれ量をそれぞれ算出し、それら各色間のずれ量ΔDが最小となる補正量を算出する。
その算出したずれ量および補正量は図1のパラメータメモリ103に保存し、次回の色ずれ補正処理までの補正値として用いる。
次に、ステップS5で、ステップS4の色ずれ補正処理の補正結果を反映した状態で、再度色ずれ検出用「パターン出力」を行い、転写ベルト51上に色ずれ補正後のトナーパターンを形成する。
なお、最初に転写ベルト51上に形成した補正前のトナーパターンは、トナーマークセンサ108によって検出した後に、クリーニング装置55によってクリーニングされている。
次いで、ステップS7で再び「色ずれ量/補正量演算」を行う。すなわち、今回検出した各ラインパターンの位置情報から、前回と同様に、スキュー、および主走査方向のずれ量と副走査方向のずれ量を算出し、それらの各色間のずれが最小となる補正量を算出する。
このようなトナーパターンを用いた色ずれ補正処理は、例えば特開昭63−286864号公報、特開平8−50385号公報、特開2002−244387号公報等に開示されているように、従来から行われている処理と同様であるが、以下にその具体例を簡単に説明する。
その基準色はどの色を選んでもかまわないが、例えばKを基準色とした場合、Kに合わせるようにM,C,Yを補正するので、KとM間、KとC間、KとY間のずれ量をそれぞれ検出して補正を行う。
実際には、主走査方向、副走査方向、スキュー量についてKとM間、KとC間、KとY間のずれ量をそれぞれ検出し、これらの各ずれ量の値が0になるように補正することによって色ずれをなくす。
図3に示した副走査方向のずれ量は、水平線パターン60Aを使用して検出する。Kを基準とした場合の例を図7によって説明する。水平線パターン60Aは図7の(a)に示すように、Y,C,M,Kの4色の短冊形のパターンがあらかじめ設定した間隔dで平行に形成されている。そのため、基準色であるKとM,C,Yとの距離をM−K,C−K,Y−Kとすると、M−K=d,C−K=2d,Y−K=3dとなるはずである。
そのスキューの補正は、図2に示した各書き込みユニット1M,1C,1Yの内部にある各レーザ光を折り返すためのミラー(図示せず)の傾きを調整することによって補正する。そのためのミラーの駆動源としては、例えばステッピングモータが用いられる。また、画像データを変更することによってスキューを補正する方法もある。
説明を簡単にするために、図8によって黒のパターンのみの例で説明する。
図8には、転写ベルト51の手前側の位置P1と奥側の位置P2にそれぞれ形成した平行線パターン60Aと斜線パターン60Bの黒Kのラインパターンのみを示している。そして、転写ベルト51上の位置P1に対応して設けたトナーマークセンサを108Fとし、位置P2に対応して設けられたトナーマークセンサを108Rとする。
そして、図8に示す例では、斜線パターンが両方とも外側にずれているので、本来の位置より主走査倍率が大きな倍率で作像されていることになる。これをKの主走査倍率の測定値とする。
また、主走査倍率が基準色に対してずれている色の書き込みに際しては、その書き込みクロックの周期を非常に小さいステップで変更して、主走査倍率を基準色のそれと一致させるように調整する。
また、ここでは、すべてのずれ量の判断をΔdとの比較によって行っているが、主走査方向の色ずれ、副走査方向の色ずれ、およびスキューずれのそれぞれに、別の値Δda,Δdb,Δdcを設定し、それぞれその値を用いてずれ量の判断するようにした方が、より最適な判断ができるようになる。
この処理は、まずステップS11の印刷要求の待機状態から始まり、印刷要求がされたか否かを判断し、印刷要求があるまで待機する。印刷要求がなされるとステップS12で「色ずれ補正処理」を行う。これは、図4によって説明した前述のステップ1〜8の処理である。
この「色ずれ補正処理」の図4に示したステップS3又はS7で算出したずれ量および補正量は、次に「色ずれ補正処理」を行うまで補正値として使用できるように、図1に示したパラメータメモリ103に保存される。
次いで、ステップS14で「倍率検出」の処理を行う。この処理では、連続印刷中に前回の「色ずれ補正処理」を行った時からの主走査方向の倍率変化量を、後述する2点同期倍率補正処理によって計算する。これが倍率変化検出手段としての機能である。
Mag_K=(DET1_K−DET0_K)/DET0_K
Mag_M=(DET1_M−DET0_M)/DET0_M
Mag_C=(DET1_C−DET0_C)/DET0_C
Mag_Y=(DET1_Y−DET0_Y)/DET0_Y
そして、ステップ15でこれらの各倍率変化量の絶対値がそれぞれ所定の値ΔMを越えるか否かの判断を行う。
このステップ16の「倍率補正処理」では、上述した2点同期倍率補正処理で求めた倍率が1(計数値=同期目標値)になるように、各色の画素クロックを変更する処理を行う。
次に、ステップ17に進んで、ステップ13で出力した画像が最終ページか否かを判断し、最終ページでなかった場合はステップS13に戻って次のページの画像を出力する。最終ページであった場合は、ステップS1へ戻って、次の印刷要求を待つ。
この場合、どれか1色の倍率が変化しても色ずれは悪化するので、1色でも倍率変化量の絶対値がΔMを超える場合には「色ずれ補正処理」を行う。仮にKだけの倍率が変化した場合でも、M−C、M−Y、C−Y間では色ずれは悪化しないが、K−M、K−C、K−Y間では色ずれが悪化しているので、色ずれ補正を行うものとする。
次に、この発明によるカラー画像形成装置の第2の実施形態について説明する。そのカラー画像形成装置のハード構成は、図1及び図2に示したカラープリンタと同様である。
タンデム型のカラープリンタの場合には、複数色の書き込み系は独立しているものの、それらは互いに近くに配置されているため、それらに対する温度等の環境変化は同一視することができる。また、書き込み系の倍率は、プリンタ内の温度変化に対応する可能性が高い。このため、実際にいずれかの書き込み系で主走査倍率が変化していたという判断がされた場合には、他の書き込み系でも同じ倍率変化が生じていると考えられる。倍率変化が同じであれば、各色間では色ずれが生じないので、以下のように倍率値の計算処理を行うこともできる。
すなわち、ステップ14の「倍率検出」の処理において、まず前述の実施形態の場合と同様に、図1に示した同期検知計測部104で、各色ごとに2個ずつの同期検知センサ109による2つの同期検知信号の間隔をクロックで計数し、その値を予め設定しておいた同期目標値と比較して、Y,C,M,K4色の主走査方向の倍率変化量をそれぞれ求める。次に、その4色の倍率変化量の平均値を計算し、その平均値とそれぞれの色の倍率変化量との差を「色ごとの倍率変化量の偏差値」とする。
Mag_K=(DET1_K−DET0_K)/DET0_K
Mag_M=(DET1_M−DET0_M)/DET0_M
Mag_C=(DET1_C−DET0_C)/DET0_C
Mag_Y=(DET1_Y−DET0_Y)/DET0_Y
次に、各色の倍率変化量の偏差値をそれぞれMag_K’、Mag_M’、Mag_C’、Mag_Y’とすると、それぞれ次式の演算によって求められる。
Mag_K’=Mag_K−(Mag_K+Mag_M+Mag_C+Mag_Y)/4
Mag_M’=Mag_M−(Mag_K+Mag_M+Mag_C+Mag_Y)/4
Mag_C’=Mag_C−(Mag_K+Mag_M+Mag_C+Mag_Y)/4
Mag_Y’=Mag_Y−(Mag_K+Mag_M+Mag_C+Mag_Y)/4
それ以外の処理は、前述した第1の実施形態と同じであるからその説明を省略する。
この実施形態によれば、前述した第1の実施形態の場合よりも色ずれ補正処理の実行回数を少なくすることができるので、色ずれ補正処理を行うということによるスループットの低下が一層少なくなり、トータルでのスループットが向上するので、ユーザーの使い勝手が一層向上する。
次に、この発明によるカラー画像形成装置の第3の実施形態について説明する。そのカラー画像形成装置のハード構成も、図1及び図2に示したカラープリンタと同様である。
図6は、この第3の実施形態による色ずれ補正処理のフローチャートであり、図5に示した色ずれ補正処理に対応するものである。
第1の実施形態で説明したように連続印刷中に倍率変化量を検出し、その倍率変化量が基準値を越える場合に色ずれ補正処理を行うようにすると、検出した倍率変化量は主走査方向の色ずれ量に対しては相関が高いが、副走査方向の色ずれ量に対して必ずしも相関が高いわけではない。そのため、基準値ΔMが固定値であると、色ずれの状態と色ずれ補正処理のタイミングとがうまく設定されない可能性がある。この場合には、色ずれ補正前のずれ量に大きな差が生じるという問題がある。
この場合も、ステップS25で各色ごとの主走査方向における倍率変化量を算出し、ステップS25で、その各色の倍率変化量を記憶している基準値ΔMと比較して、一色でも基準値ΔMを超えている場合には、ステップS28へ進んで色ずれ補正処理を行う。この色ずれ補正処理については、図4によって説明したとうりである。どの色の倍率変化量も基準値ΔM以下であれば、ステップS26へ進んで倍率補正処理を行う。
一方、色ずれ補正処理中に算出した各ずれ量が、いずれも誤差範囲の上限値Δd1以下の場合には、ステップS31へ進んで、さらにその各ずれ量が誤差範囲の下限値Δd2未満であるか否かを判断する。そして、一つでも下限値Δd2未満のずれ量があればステップS31へ進み、色ずれ補正処理を実行する際の基準値ΔMをΔM+αの値に変更して、色ずれ補正処理を実行しにくくする。αの値は予め設定しておくが、調整できるようにしてもよい。
全てのずれ量が設定値Δd2とΔd1の間にある場合は、現在の基準値ΔMが適切であると考えられるため、その値を変更せずにステップS23へ戻る。ステップS29,S31で使用する誤差範囲の上限値Δd1と下限値Δd2は、Δd2<色ずれ許容値<Δd1の関係を持つ値である。
ステップS30又はS32で変更した基準値ΔMの値は、図1に示したパラメータメモリ103に保存され、次回の色ずれ補正の判定時には、この値を基準値ΔMとして使用する。
また、この実施形態におけるステップS24,S25の処理を前述した第の2実施形態と同様にして、ステップS24で色ごとの倍率変化量の偏差値を算出し、ステップS25でその色ごとの倍率変化量の偏差値を基準値ΔMと比較して色ずれ補正処理を実行するか否かを判断するようにしてもよい。その場合には、ステップS30及びS32で変更する基準値ΔMは、色ごとの倍率変化量の偏差値の基準値とする値であり、αの値もそれを変更するのに適した値に設定する。
上述の各実施形態は、図2に示した直接転写方式のタンデム型カラープリンタにこの発明を実施した場合の例で説明した。しかし、この発明は、間接転写方式のタンデム型カラープリンタにも同様に適用できる。その場合のプロッタ(機構部)の構成例を図9に示す。
この図9に示すプロッタ206の構成は、図11に示した従来の間接転写方式のタンデム型カラープリンタのプロッタ20と略同様であり、その各部は図2に示したこの発明の第1乃至第3の実施形態に共通の直接転写方式のタンデム型カラープリンタのプロッタ106とも殆ど共通しているので、それらと対応する部分には同一の符号を付してあり、その説明は省略する。
このプロッタ206において、図11に示した従来のカラープリンタのプロッタ20と異なる点は、転写ベルト51の下側の感光体2Kと駆動ローラ52との間の部分の表面に近接して、幅方向(紙面に垂直な方向)の手前側と奥側に一対の反射型光電センサによるトナーマークセンサ108を配設していることである。それによって、矢示B方向に移動する転写ベルト51の下面に、イエローY,シアンC、マゼンタM,およびブラックKの各作像プロセス部によって形成される図3に示したようなトナーパターンを検出できるようにしている。
色ずれ補正時には、図1に示した例と同様な制御系のCPU等によって、用紙8を給紙せずに転写ベルト51上に、図3に示した位置ずれ検出用のトナーパターンを形成し、そのパターンをトナーマークセンサ108で検出し、その検出結果から、図1に示したのと同様な制御系のCPU各色の正規の位置からのずれ量と補正量を演算し、その補正量に基づいて、各色の作像プロセス部における画像の主走査及び副走査の書き出しタイミングや倍率を調整したり、書き込みユニット1Y〜1K内のミラーの角度や転写ベルト51の移動速度を調整して色ずれの補正を行う。
この発明は、これらのカラープリンタに限らず、これらと同様な機構部を有するカラー複写機やカラーファクシミリ装置、カラー複合機などのカラー画像形成装置にも同様に適用できる。
そして、この発明によれば、カラー画像形成時に色ずれ量を把握して色ずれ補正の要否を判断し、色ずれ補正処理を必要なときにだけ実行することができる。それにより、出力するカラー画像の品質を常に良好に維持しながら、色ずれ補正処理の実行によるスループットの低下を少なくすることができ、ユーザーの使い勝手を向上させることができる。
3Y,3C,3M,3K:現像ユニット 4Y,4C,4M,4K:転写ローラ
5:レジストローラ対 6:定着ユニット 7:プロッタ制御部 8:用紙
9:カラープリント紙 51:転写ベルト 52:駆動ローラ 53:従動ローラ
54:2次転写ローラ 55:クリーニング装置 56:給紙ローラ
60A,60B:トナーパターン 71:給紙カセット
100:CPU 101:ROM 102:RAM 103:パラメータメモリ
104:同期検知計測部 105:操作表示部 106,206:プロッタ
107:I/O部 108 トナーマークセンサ 109:同期検知センサ
110:モータ制御部 111:モータドライバ回路 112 モータ
113:システムバス
Claims (6)
- 電子写真方式の複数の作像プロセス部によって複数色のトナー画像を作成し、その複数色のトナー画像を無端状の転写ベルトによって搬送される用紙上に重ね合わせて転写してカラー画像を形成し、そのカラー画像を定着して出力するカラー画像形成装置において、
前記複数の作像プロセス部によって、前記転写ベルト上に色ずれ量を検出するための複数色のトナーパターンを形成するトナーパターン形成手段と、
該トナーパターン形成手段によって形成された前記転写べルト上のトナーパターンを検出するトナーパターン検出手段と、
該トナーパターン検出手段によって検出したトナーパターンの情報から色ずれ量が最小となるように、前記複数の各作像プロセス部の作像タイミングを含む補正をする色ずれ補正手段と、
カラー画像形成時に前記複数の各作像プロセス部における主走査方向の倍率変化量を検出する倍率変化検出手段と、
該倍率変化検出手段による倍率変化量の検出結果に応じて前記各作像プロセス部における主走査方向の倍率を補正する倍率補正手段とを備えており、
前記倍率変化検出手段によって検出された倍率変化量に基づいて、前記色ずれ補正手段による色ずれ補正処理を行う必要があるか否かを判断する色ずれ補正要否判断手段を設けたことを特徴とするカラー画像形成装置。 - 電子写真方式の複数の作像プロセス部によって複数色のトナー画像を作成し、その複数色のトナー画像を無端状の転写ベルト上に重ね合わせて転写してカラー画像を形成し、そのカラー画像を用紙に転写した後定着して出力するカラー画像形成装置において、
前記複数の作像プロセス部によって、前記転写ベルト上に色ずれ量を検出するための複数色のトナーパターンを形成するトナーパターン形成手段と、
該トナーパターン形成手段によって形成された前記転写べルト上のトナーパターンを検出するトナーパターン検出手段と、
該トナーパターン検出手段によって検出したトナーパターンの情報から色ずれ量が最小となるように、前記複数の各作像プロセス部の作像タイミングを含む補正をする色ずれ補正手段と、
カラー画像形成時に前記複数の各作像プロセス部における主走査方向の倍率変化量を検出する倍率変化検出手段と、
該倍率変化検出手段による倍率変化量の検出結果に応じて前記各作像プロセス部における主走査方向の倍率を補正する倍率補正手段とを備えており、
前記倍率変化検出手段によって検出された倍率変化量に基づいて、前記色ずれ補正手段による色ずれ補正処理を行う必要があるか否かを判断する色ずれ補正要否判断手段を設けたことを特徴とするカラー画像形成装置。 - 前記色ずれ補正要否判断手段が、前記倍率変化検出手段によって検出された各色の倍率変化量が一色でも予め設定した基準値を超えている場合には前記色ずれ補正手段による色ずれ補正処理を実行すると判断し、前記各色の倍率変化量がいずれも前記基準値を超えていない場合には前記倍率補正手段による倍率補正処理を実行すると判断する手段であることを特徴とする請求項1又は2記載のカラー画像形成装置。
- 前記色ずれ補正要否判断手段が、前記倍率変化検出手段によって検出された前記各色の倍率変化量の平均値に対する偏差値が、一色でも予め設定した基準値を超えている場合には前記色ずれ補正手段による色ずれ補正処理を実行すると判断し、前記各色の倍率変化量の平均値に対する偏差値が、いずれも前記基準値を超えていない場合には前記倍率補正手段による倍率補正処理を実行すると判断する手段であることを特徴とする請求項1又は2記載のカラー画像形成装置。
- 請求項3又は4記載のカラー画像形成装置において、前記色ずれ補正手段による色ずれ補正処理を実行したときに検出した色ずれ量が所定の値より小さい場合には、その後に前記色ずれ補正要否判断手段が色ずれ補正の要否を判断する際に使用する前記基準値を現在の設定値より一定値だけ大きい値に設定し、前記検出した色ずれ量が前記所定の値より大きい場合には、前記基準値を現在の設定値より一定値だけ小さい値に設定する基準値変更手段を設けたことを特徴とするカラー画像形成装置。
- 前記倍率変化検出手段は、前記複数の各作像プロセス部における主走査方向の画像書き出し側と書き終わり側のそれぞれ所定位置に配設した対のセンサによるレーザ光検出信号の発生間隔をクロック信号で計数し、その計数値を予め設定された同期目標値と比較して主走査方向の倍率変化量を検出する手段であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のカラー画像形成装置。
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