JP2015152820A - 画像形成装置,位置ずれ補正方法,および記憶媒体 - Google Patents

画像形成装置,位置ずれ補正方法,および記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】位置ずれ補正を行う画像形成装置について,ずれ量の大小の影響を抑えつつ,マーク数の削減を図る技術を提供すること。
【解決手段】MFP100は,搬送ベルト7に,複数のマークQから構成される補正用のパターン画像を形成し,各マークQをマークセンサ61にて検出する。その検出結果に基づいて,各マークQの基準位置からの位置ずれ量を取得する。位置ずれ量の取得時に,形成したパターン画像のマークQのうち,第1の組合せから取得される第1ずれ量と,第1の組合せよりも個数の少ない第2の組合せから取得される第2ずれ量との差分が,規定値よりも小さいことに応じて,次回以降に形成するパターン画像のマーク数を,第1の組合せのマーク数よりも少ない数に決定する。
【選択図】図5

Description

本発明は,画像形成装置に関する。さらに詳細には,画像の位置ずれを補正する位置ずれ補正を行う画像形成装置,位置ずれ補正方法,および記憶媒体に関するものである。
従来から,画像形成装置について,画像に位置ずれが生じないように位置ずれ補正を行う技術が知られている。位置ずれ補正の手順としては,例えば,複数のマークから構成される位置ずれ補正用のパターン画像を,用紙搬送用のベルト部材上に形成し,各マークをセンサによって検出し,その検出結果に基づいてずれ量を算出する。そして,印刷対象の画像を形成する際に,そのずれ量に対応する補正値に基づいて,画像の位置を調整する。
位置ずれ補正に関する技術としては,例えば特許文献1に開示された技術がある。特許文献1では,マークをN個形成してずれ量を算出し,さらにN−1個のマークに基づくずれ量が閾値よりも小さければ,次回のパターン画像のマーク数をN−1個とすることでトナーの消費量を抑制する技術が開示されている。
特開2011−197137号公報
しかしながら,前記した従来の技術には,次のような問題があった。すなわち,特許文献1では,ずれ量の大小によってマーク数を増減させている。そのため,ずれ量が大きい場合にマーク数を低減し難い。
本発明は,前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,位置ずれ補正を行う画像形成装置について,ずれ量の大小の影響を抑えつつ,マーク数の削減を図る技術を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた画像形成装置は,画像を形成する画像形成部と,前記画像形成部にて形成された画像を搬送する搬送体と,前記搬送体によって搬送される画像を検出するセンサと,制御部とを備え,前記制御部は,複数のマークから構成される位置ずれ補正用のパターン画像を,前記画像形成部に形成させる形成処理と,前記センサによって検出された前記パターン画像の検出結果に基づいて,画像形成位置のずれ量を取得する取得処理と,前記パターン画像を構成するマークの組合せのうち,第1の組合せから取得されるずれ量である第1ずれ量と,前記第1の組合せよりもマーク数が少ない第2の組合せから取得されるずれ量である第2ずれ量と,の差分が規定値よりも小さいことに応じて,次回以降に形成する前記パターン画像のマーク数を,前記第1の組合せのマーク数よりも少ない数に決定する決定処理とを実行することを特徴としている。
本明細書に開示される画像形成装置は,複数のマークから構成されるパターン画像を形成し,そのパターン画像をセンサにて検出する。その検出結果に基づいて,画像形成位置のずれ量を取得する。そして,パターン画像を構成するマークのうち,第1の組合せによる第1ずれ量と,第1の組合せよりマーク数が少ない第2の組合せによる第2ずれ量との差分が規定値より小さい場合には,次回以降のパターン画像のマーク数を第1の組合せのマーク数よりも少ない数に減らす。例えば,第2の組合せのマーク数と同数かそれ以上とすれば,マーク数を大幅に削減できる。また,第1の組合せのマーク数−1とすれば,ずれ量から得られる補正値の変化量を抑えつつ,マーク数を削減できる。また,画像形成部は,カラーであってもモノクロであってもよい。すなわち,画像形成部は単数であっても複数であってもよい。また,削減対象となるマークは,搬送体の搬送方向の端部に位置するマークであってもよいし,中間に位置するマークであってもよい。
すなわち,本明細書に開示される画像形成装置によれば,マーク数が多い第1の組合せから取得される第1ずれ量と,マーク数が少ない第2の組合せとから取得される第2ずれ量との差が小さければ,第1の組合せのマーク数よりも少ない数のマークを形成しても,取得されるずれ量に大差はない。そこで,両者の差が許容されるのであれば,次回以降に形成するマーク数を,第1の組合せのマーク数よりも少なくすることで,ずれ量そのものの大きさにかかわらず,マーク数の削減を図ることができる。つまり,第1ずれ量と第2ずれ量との差分が規定値よりも小さいことに応じてマーク数を減らすので,第1ずれ量と第2ずれ量との差分が小さければ,マーク数を減らすことができる。
また,前記制御部は,前記決定処理にて決定されたマーク数に応じて,次回の前記形成処理にて前記パターン画像を形成する際,前記パターン画像の搬送方向の上流端もしくは下流端に位置するマークを削減するとよい。搬送方向の上流端もしくは下流端に位置するマークを削減し,前記パターン画像全体の搬送方向の長さを短くすることで,ベルトや感光体等の,稼働量の削減を図ることが可能となる。
また,前記制御部は,前記決定処理では,前記第1の組合せおよび前記第2の組合せの他に,それらの組合せとマーク数が異なる第3の組合せがあり,前記第3の組合せから取得されるずれ量である第3ずれ量を利用した複数の差分に基づいて,次回に形成するマーク数を決定するとよい。より多くの組合せに基づいてマーク数を決定することで,より適正なマーク数の決定が期待できる。なお,第3の組合せのみでなく,4つ以上の組合せがあってもよい。
また,前記制御部は,前記決定処理では,前記差分が規定値よりも小さい場合に,次回以降に形成する前記パターン画像のマーク数を,前記第2の組合せのマーク数に決定し,前記形成処理では,前記決定処理にてマーク数が決定されていた場合,前記第2の組合せと同じ位置関係に,前記決定処理にて決定されたマーク数のパターン画像を形成するとよい。次回に形成されるパターン画像は,決定処理での決定に利用した第2の組合せの位置関係に合わせる方が適切なずれ量を取得する上で好ましい。
また,前記画像形成部が複数あり,前記制御部は,前記決定処理では,前記複数の画像形成部についてそれぞれ独立してマーク数を決定するとよい。画像形成部毎にマーク数を異ならせることで,各画像形成部に好適なマーク数を設定でき,よりマーク数の削減が期待できる。
また,前記制御部は,前記決定処理では,前記画像形成部ごとに,マーク数を決定するための規定値が異なるとよい。色ごとに,ユーザの画質悪化に対する感覚の強弱があるため,画像形成部ごとに規定値を設ける方が好ましい。例えば,イエローについてはブラックよりも位置ずれの不快感が弱いため,規定値を大きくしてもよい。
また,前記制御部は,前記画像形成部と前記搬送体との少なくとも一方が交換されたことを契機に,前記決定処理を実行するとよい。画像形成部(例えば,感光体ないし感光体を含むプロセス部)や搬送体(例えば,搬送ベルト)が交換された場合は,大きな位置ずれが生じる可能性が高い。そのため,それらが交換された場合には,マーク数を決定し直す方が好ましい。
また,前記制御部は,前記決定処理では,次回以降に形成する前記パターン画像のマーク数を,前記第2の組合せのマーク数以上の数に決定するとよい。第2の組合せのマーク数以上であれば,第1ずれ量との差分が小さい範囲内で,次回以降に形成するマーク数の削減を図ることができる。
また,前記制御部は,前記パターン画像の前記第1の組合せのマーク数の初期値を,位置ずれ変動の最大周期を超える数にするとよい。マーク位置の変動要因となる最大周期をカバーするようにマークを形成した上でマーク数を削減する方が,正確なずれ量の取得が期待できる。
また,前記制御部は,前記パターン画像の前記第1の組合せのマーク数の初期値を,位置ずれ変動の最大振幅の周期を超える数にするとよい。マーク位置の変動要因となる最大振幅をカバーするようにマークを形成した上でマーク数を削減する方が,正確なずれ量の取得が期待できる。
また,上記画像形成装置の機能を実現するための制御方法,コンピュータプログラム,および当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能な記憶媒体も,新規で有用である。
本発明によれば,位置ずれ補正を行う画像形成装置について,ずれ量の大小の影響を抑えつつ,マーク数の削減を図る技術が実現される。
実施の形態にかかるMFPの概略構成を示す断面図である。 パターン画像とマークセンサの例を示す説明図である。 MFPの電気的構成を示すブロック図である。 位置ずれ量の例を示す説明図である。 マーク数決定処理の手順を示すフローチャートである。 補正値更新処理の手順を示すフローチャートである。
以下,本発明にかかる画像形成装置を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,カラー画像形成機能を備えた複合機(MFP:Multi Function Peripheral)に本発明を適用したものである。
本形態のMFP100は,図1に示すように,シートに画像を印刷する画像形成部10と,原稿の画像を読み取る原稿読取部20と,動作状況の表示やユーザによる入力操作の受け付けを行う操作パネル40とを備えている。
原稿読取部20は,原稿とイメージセンサとを相対的に移動させつつ,原稿の画像を読み取る。移動方式は,原稿を固定してイメージセンサを移動させる方式でもよいし,イメージセンサを固定して原稿を移動させる方式でもよい。また,読取方式は,CIS方式でも,CCD方式でもよい。また,原稿読取部20は,カラー読み取りが可能であってもよいし,モノクロ読み取りのみでもよい。
画像形成部10は,電子写真方式によりシートにトナー像を形成するプロセス部5と,プロセス部5に対向する位置にシートを搬送する搬送ベルト7と,シート上の未定着のトナー像をシートに定着させる定着部8とを有している。プロセス部5は,イエロー,マゼンタ,シアン,ブラックの色ごとに,それぞれ同様の構成を有し,それらが搬送ベルト7の片側(図1中で上方)に沿って並べられている。
プロセス部5は,色ごとにそれぞれ,感光体51と,帯電部52と,露光部53と,現像部54と,転写部55とを有している。画像形成時には,MFP100は,感光体51の表面を帯電部52によって帯電し,続いて,露光部53によって露光する。これにより,感光体51の表面上に印刷データに基づいた静電潜像を形成する。さらに,形成された静電潜像に対して現像部54によってトナーを供給し,感光体51上にトナー像を形成する。
なお,図1では,プロセス部5の各色の構成に,イエロー部50Y,マゼンタ部50M,シアン部50C,ブラック部50Kと符号を付して示している。プロセス部5の各色の構成の配置や順序は,この図の例に限らず,どのような順でもよい。
搬送ベルト7は,ベルトローラ73と74とに巻きかけられている無端ベルトである。搬送ベルト7は,ベルトローラ73,74の回転によって,図1中で反時計回り方向に回転移動される。そして,搬送ベルト7は,その外周側の面にて,プロセス部5から定着部8に向かう向きに,シートを搬送する。
また,MFP100は,シートの搬送路11と,印刷用のシートを収納する給紙トレイ12と,印刷済みのシートを排出する排紙トレイ13とを有している。MFP100は,シートへの印刷時には,印刷用のシートを給紙トレイ12から搬送路11を経て搬送ベルト7へと搬送する。MFP100は,感光体51上に形成されたトナー像を,搬送ベルト7によって搬送されるシートに転写する。その後,シートに載ったトナー像を,定着部8にてシートに定着させる。さらに,画像が定着されたシートを,排紙トレイ13に排出する。
本形態のMFP100は,搬送ベルト7上のトナー像を検出するマークセンサ61を有している。マークセンサ61は,例えば図2に示すように,発光部62と受光部63とを有する光反射型センサである。マークセンサ61は,発光部62にて発光し搬送ベルト7にて反射した光を受光部63にて受光する。そして,MFP100は,受光部63による受光量に基づいて,搬送ベルト7上のトナー像を検出する。
MFP100は,後述するように,プロセス部5にて搬送ベルト7上にパターン画像を形成させ,その形成されたパターン画像を搬送ベルト7にて搬送させる。パターン画像は,例えば図2に示すように,複数のマークQを含むものである。そして,MFP100は,搬送ベルト7にて搬送されるパターン画像をマークセンサ61にて検出させる。プロセス部5は画像形成部の一例であり,搬送ベルト7は搬送体の一例であり,マークセンサ61はセンサの一例である。
続いて,MFP100の電気的構成について説明する。MFP100は,図3に示すように,CPU31と,ROM32と,RAM33と,NVRAM(不揮発性RAM)34と,ASIC35とを含むコントローラ30を備えている。また,MFP100は,画像形成部10と,原稿読取部20と,ネットワークインターフェース37と,USBインターフェース38と,操作パネル40と,マークセンサ61とを備え,これらがコントローラ30に電気的に接続されている。
ROM32には,MFP100を制御するための各種制御プログラムや各種設定,初期値等が記憶されている。ROM32は,記憶媒体の一例である。RAM33は,各種制御プログラムが読み出される作業領域として,あるいは,データを一時的に記憶する記憶領域として利用される。CPU31は,ROM32から読み出した制御プログラムに従って,その処理結果をRAM33またはNVRAM34に記憶させながら,MFP100の各構成要素を制御する。
CPU31は,制御部の一例である。なお,コントローラ30が制御部であってもよいし,ASIC35が制御部であってもよい。なお,図3中のコントローラ30は,CPU31等,MFP100の制御に利用されるハードウェアを纏めた総称であって,実際にMFP100に存在する単一のハードウェアを表すとは限らない。
ネットワークインターフェース37は,LANケーブル等を用いてネットワークを介して接続された装置と通信を行うためのハードウェアである。USBインターフェース38は,USBケーブル等を介して接続された装置と通信を行うためのハードウェアである。また,操作パネル40は,ユーザに向けた各種の表示を行い,ユーザによる指示入力を受け付ける。
続いて,本形態のMFP100における,位置ずれ補正について説明する。位置ずれとは,トナー像の実際に形成される位置と制御上の理想的な位置とのずれのことである。補正の対象となる位置ずれとしては,例えば,主走査方向または副走査方向における理想的な位置に対するずれ,色同士の間の相対的な位置のずれがある。
そのため,MFP100は,各種の位置ずれについてそれぞれ,現状の位置ずれ量を取得し,取得した位置ずれ量に基づいて,位置ずれ補正値を決定する。さらに,決定した位置ずれ補正値をNVRAM34に記憶する。画像形成時には,MFP100は,記憶している位置ずれ補正値に基づく補正を行って画像形成する。つまり,MFP100は,事前に取得した位置ずれ量に基づいて画像の形成位置を補正することにより,位置ずれの抑制された画像を形成する。
位置ずれ量の取得時には,MFP100は,位置ずれ補正用のパターン画像を形成して,その形成された位置を検出する。例えば,搬送ベルト7にシートを搬送させていない状態で,プロセス部5にて位置ずれ補正用のパターン画像のトナー像を形成し,搬送ベルト7に転写する。そして,搬送ベルト7に形成したパターン画像をマークセンサ61にて検出する。具体的には,図2に示すように,複数のマークQからなるパターン画像を搬送ベルト7上に形成し,形成されたパターン画像をマークセンサ61にて検出することにより,個々のマークQの位置を取得する。
図2に示したパターン画像は,搬送ベルト7の移動方向と直交する方向の帯状のマークQを,搬送ベルト7の移動方向に複数個,互いに間隔を空けて並べた画像である。ただし,各マークQの形状は,これに限らない。例えば,搬送ベルト7の移動方向に対して斜めの帯状でもよいし,斜めと直交との帯を組み合わせた形状でもよい。組み合わせることで,主走査方向と副走査方向との両方の位置ずれ量を取得できる。なお,搬送ベルト7の移動方向に直交する方向におけるマークQの配置は,マークセンサ61にて検出可能な位置であればよい。
そして,MFP100は,マークセンサ61の検出結果に基づき,個々のマークQの検出位置と,そのマークQの制御上の理想的な位置である基準位置との位置の差を取得する。図2の例で,個々のマークQの検出位置と基準位置との距離を,ずれの方向に応じて正負の符号を付けて数値化することにより,マークQごとの位置ずれ量が得られる。位置ずれ量は,個々のマークQごとに異なる値となる可能性が高い。
トナー像の位置ずれは,制御上の静的な位置ずれに,各種の動的な変動が加わって現れる。動的な変動としては,例えば,(1)感光体51の偏心等による回転ムラ,(2)ベルトローラ73または74の回転ムラ,(3)搬送ベルト7のベルト厚のムラがある。これらの動的な変動には,それぞれ異なる周期での周期性があるため,それらの合成による全体としての動的な変動にも一定の周期性がある。そこで,動的な変動の1周期分以上の範囲にマークQを形成して各マークQの位置ずれ量を取得し,その平均値を位置ずれ量として位置ずれ補正値を決定すれば,決定された位置ずれ補正値に対する動的な変動の影響の削減が期待できる。
前述した(1),(2),(3)の3つの動的な変動では,その原因となる周期の長さから,(3)の変動の周期が最も長いことがわかっている。つまり,(3)の1周期分の範囲にマークQを形成し,それらの位置ずれ量に基づいて位置ずれ補正値を決定すれば,周期的な動的な変動の全体をカバーしやすくなる。そのため,信頼性の高い補正値が得られると推測される。その一方で,数多くのマークQを形成することは,マークQを形成するために消費されるトナーの使用量や,感光体51の回転数などの増大に繋がる。そのため,MFP100の寿命に影響が及ぶおそれがある。
動的な変動は部品の精度や組み付け精度の影響を大きく受けるため,その変動の大きさにはMFP100による個体差がある。ここで,動的な変動の大きい装置(A)と動的な変動の小さい装置(B)に関する位置ずれ量の変動の例を,図4に示す。なお,部品の精度や組み付け精度は,完成した個々の製品については,使用等による変化は生じ難いため,前述の個体差は使用を繰り返しても維持される。一方,プロセス部5や搬送ベルト7が交換された場合には,動的な変動の大きさは変化する可能性が高い。
この図4では,全部でS個のマークQの位置ずれ量を,簡略化したモデルにて示している。S個は,例えば,前述した(3)の変動の1周期分の範囲に相当する個数である。MFP100では,S個のマークQを形成して取得した位置ずれ量に基づく全体の位置ずれ量,および,その位置ずれ量に基づいて決定された位置ずれ補正値は,動的な変動の大きさにかかわらず,信頼性の高い値である。
そして,動的な変動の小さい装置(B)では,S個より少ない個数のマークQにて位置ずれ量を決定しても,比較的精度のよい位置ずれ補正値が得られる可能性がある。つまり,動的な変動の小さい装置(B)では,位置ずれ量の取得のために形成するマークQの個数を減らしても,画質への影響は小さいと期待できる。一方,動的な変動の大きい装置(A)では,マークQの個数を減らすと,その平均値である位置ずれ量や,その位置ずれ量に基づく位置ずれ補正値に大きな影響を与える可能性がある。
そこで,本形態のMFP100は,まず予め決めた初期値S個のマークQを形成して,そのうちの全数(S個)の検出結果に基づいて取得される位置ずれ量と,S個より少ない個数のマークQの検出結果に基づいて取得される位置ずれ量とを比較する。そして,その差分が規定値より小さいことに応じて,次回以降に形成するマークQの個数を制限する。なお,マーク数の初期値Sとしては,例えば,動的な変動のうち最大周期の変動の1周期分を超える個数とする。具体的には,前述した(3)の1周期分の範囲に相当する個数のマークQを形成する。
MFP100は,図4に示すように,全数S個のマークQの検出結果に基づいて,各マークQの検出位置とその基準位置との差である位置ずれ量の平均値を求め,第1ずれ量X1とする。次に,全数S個よりも少ない個数T個のマークQの検出結果に基づいて,位置ずれ量の平均値を求め,第2ずれ量X2とする。さらに,第1ずれ量X1と第2ずれ量X2との差分Z=|X2−X1|を求める。
動的な変動の小さい装置(B)では,マークQごとの位置ずれ量の差が小さく,差分Zはさほど大きい値とならない。一方,動的な変動の大きい装置(A)では,マークQごとに位置ずれ量が大きく異なるため,差分Zは装置(B)に比較して大きい値となる。そこで,求めた差分Zが規定値よりも小さい場合には,次回以降の位置ずれ補正値の算出時に形成するマークQの個数を,初期値Sよりも少なく,第2ずれ量の算出に用いた個数T個以上の数に決定する。この場合,全数S個が第1の組合せの一例であり,個数T個は第2の組合せの一例である。
個数T個の取得時には,例えば,第2ずれ量X2を算出する際に用いるマークQの個数を,S個から1個ずつ減らして差分Zを求め,求めた差分Zが規定値よりも小さい場合には,さらに個数を1個減らす。このように,マークQの個数を1ずつ減らしながら差分Zを算出し,差分Zが規定値以上とならない最小の個数を,個数Tとする。つまり,S個より小さい複数の個数のマークQによる複数の差分Zに基づいて,個数Tを決定する。この場合,複数の個数が第3の組合せの一例である。
本形態のMFP100は,S個のマークQを形成して,前述のように個数Tを決定し,NVRAM34に記憶する。そして,位置ずれ量を取得する次回以降の処理では,個数TをNVRAM34から読み出して,T個のマークQを形成して位置ずれ量を取得する。さらに,取得した位置ずれ量に基づいて,その後の画像形成時に使用する位置ずれ補正値を取得する。
次回の位置ずれ量取得時におけるT個のマークQを形成する位置は,以下のように決定する。例えば,全数S個のマークQの配置のうち,搬送ベルト7の移動方向について,上流端もしくは下流端に位置するマークQを削減する。あるいは,全数S個のうちから所々間引くことで,T個のマークQの配置としてもよい。例えば,S個のうちの中央位置のマークQを削減してもよいし,1個おき,2個おき等に削減してもよい。ただし,端部から削減する方が,トナーの使用量だけでなく,搬送ベルト7の回転数や感光体の回転数をも削減することが可能となるので好ましい。
なお,端部以外の箇所からマークQを削減して,個数Tを決定した場合には,S個のマーク中における,個数Tを決定する際に使用したマークQの位置を記憶しておくとよい。さらに,次回以降の位置ずれ量の取得時には,記憶されている位置関係と同じ配置となるようにマークQを形成する。
つまり,MFP100にて実行される位置ずれ量取得の動作には,多数個である全数S個のマークQを形成して行う第1の動作と,少数個であるT個のマークQを形成して行う第2の動作とがある。第2の動作において形成するマークQの個数Tは,第1の動作の実行時に決定される。
MFP100は,例えば,MFP100の製造後の初回の補正値取得時や,プロセス部5の交換または搬送ベルト7の交換等,動的な変動の大きさに大きな影響を与えると予測される事態の発生後には,第1の動作を実行する。また,色ずれ補正の実施等のユーザによる指示を受け付けた場合にも,第1の動作を実行する。一方,例えば,前回の位置ずれ補正値の取得から所定枚数の印刷後,所定時間の経過後,主電源の投入時,環境の変化を検知した後には,第2の動作を実行する。従って,多数個のマークQを形成する第1の動作を実行する頻度は,第2の動作を実行する頻度に比較して少ない。
続いて,本形態のMFP100において,パターン画像のマークQの個数Tを決定する動作を実現するマーク数決定処理の手順について,図5のフローチャートを参照して説明する。このマーク数決定処理は,前述した第1の動作の実行条件を満たしたことを契機に,CPU31によって実行される。なお,MFP100はプロセス部5の色ごとに位置ずれ補正を実行するので,このマーク数決定処理は,色ごとにそれぞれ実行される。なお,MFP100は,各色のマーク数決定処理を実行する際には,各色のマークQをまとめて形成して並行して処理してもよいし,色ごとにそれぞれ別々に実行してもよい。
マーク数決定処理では,まず,画像形成部10にて搬送ベルト7に,マーク数の初期値SのマークQよりなるパターン画像を形成する(S101)。初期値Sは,搬送ベルト7の1周分に相当する範囲に形成されるマークの個数である。
そして,形成した各マークQの位置をマークセンサ61にて検出する(S102)。さらに,S102にて検出した各マークQの位置に基づいて,全数S個のマークQによる位置ずれ量である第1ずれ量X1を取得する(S103)。具体的には,各マークQの位置ずれ量の平均値を取得して,第1ずれ量X1とする。さらに,決定しようとしているマークの個数を表す変数であるマーク数を,全数S個とする(S104)。
次に,S101にて形成したパターン画像のうち,(マーク数−1)個のマークQを用いて,S103と同様に平均値を算出し,第2ずれ量X2を取得する(S106)。さらに,S103にて取得された第1ずれ量X1と,S106にて取得された第2ずれ量X2との差分Zを算出する(S107)。
そして,S107にて得られた差分Zが,予め決めた規定値より小さいか否かを判断する(S109)。差分Zが規定値より小さいと判断したことに応じて(S109:YES),マーク数を1減算して(S110),S106に戻る。
つまり,S110にて1減算した結果のマーク数より,さらに1小さい個数のマークQによる第2ずれ量X2を求め,新たな第2ずれ量X2と第1ずれ量X1との差分Zを算出して,規定値と比較する。MFP100は,差分Zが規定値より小さいと判断すれば,マーク数を1ずつ減らしながら,S106,S107,S109,S110を繰り返す。
一方,差分Zが規定値より小さくないと判断した場合には(S109:NO),その時点でのマーク数の値を,次回からの第2の動作におけるマークQの個数Tに決定する。さらに,決定した個数TをNVRAM34に保存して(S112),マーク数決定処理を終了する。
なお,減らしたマークQの位置が全て端部からである場合を除いて,S106にて減らしたマークQの各配置を,個数Tと合わせてNVRAM34に記憶する。例えば,減らしたマークQの位置が,上流端から何番目であるかを記憶する。または,減らした結果,残っているマークの配置を記憶してもよい。全て端部からである場合は,配置を記憶しなくてもよい。
色ごとにマーク数決定処理を実行する際には,本処理のS109にて差分と比較する規定値は,色ごとに異なる値であってもよい。これは,色によって位置ずれの目立ち方が異なるからであり,例えば,ブラックの規定値に比較して,イエローの規定値は大きい値とする。このようにすれば,イエローの差分はブラックの差分よりも大きい値の範囲まで許容されるので,イエローについてはマーク数をより多く削減できる可能性が高い。つまり,このマーク数決定処理にて決定されるマークQの個数Tも,色ごとに異なる値となる可能性がある。この場合,イエローの位置ずれ補正の精度は低下する可能性があるが,イエローの位置ずれは目立ちにくいため,実用上の問題は小さい。
なお,マーク数決定処理を実行した際には,全数SのマークQによる平均値を位置ずれ量として位置ずれ補正値を算出し,算出された位置ずれ補正値をNVRAM34に記憶する。そして,次回の補正値取得の処理までの画像形成時には,この補正値を利用して,画像の形成位置を補正する。具体的には,画像の各走査ラインにおける画像形成のタイミングを,取得した位置ずれ補正値に相当する時間だけ,ずれの方向とは逆にずらすことで,位置ずれを減少させた画像を形成する。例えば,露光部53による露光開始タイミングの調整より,画像の形成位置を調整する。
例えば,レーザ発光部とポリゴンミラーとを備える露光部53を有するMFP100では,ポリゴンミラーへのレーザ光の照射タイミングの調整により,搬送ベルト7の移動方向に直交する方向についての画像の形成位置の調整が可能である。また,LED発光部を備える露光部53を有するMFP100では,LED発光部の点灯タイミングの調整により,搬送ベルト7の移動方向についての画像の形成位置の調整が可能であり,点灯させるLEDの変更により,搬送ベルト7の移動方向に直交する方向についての画像の形成位置の調整が可能である。また,例えば,搬送ベルト7の移動速度や感光体51の回転速度等の調整によって,搬送ベルト7の移動方向についての画像の形成位置を調整することもできる。
さらに,前述したマーク数決定処理と,その際の位置ずれ補正値の取得を実行した後,前述した第2の動作の実行条件を満たした場合には,位置ずれ補正値を改めて取得して更新する補正値更新処理を実行する。補正値更新処理の手順について,図6のフローチャートを参照して説明する。この補正更新処理は,第2の動作の実行条件が満たされたことを契機に,CPU31にて実行される。
補正値更新処理では,まず,NVRAM34に記憶されているマーク数を読み出す(S201)。つまり,前述したマーク数決定処理の実行時に決定され,図5のS112にて保存したマーク数Tを読み出す。マーク数Tとともにその配置が記憶されている場合には,配置も読み出す。そして,読み出したマーク数T個のマークQを,読み出した配置に合わせて,搬送ベルト7に形成する(S202)。配置が記憶されていない場合には,T個のマークQを端部から順に形成する。
そして,形成された各マークQを,マークセンサ61にて検出する(S203)。さらに,マークセンサ61の検出結果に基づいて,各マークQの位置を取得し,各マークQの位置ずれ量を取得する(S204)。さらに,取得した各マークQの位置ずれ量に基づいて,例えば,その平均値を算出することにより,位置ずれ補正用の補正値を取得する(S205)。そして,取得した位置ずれ補正値をNVRAM34に記憶して(S206),補正値更新処理を終了する。
この補正値更新処理では,前回のマーク数決定処理にて決定した個数TだけのマークQを形成するので,全数SのマークQによる補正値の取得処理に比較して,形成されるマーク数が少ない。すなわち,第1の動作と比較して,少ないトナー使用量で位置ずれ補正値を取得できる。なお,この補正値更新処理の実行以後の画像形成時には,今回記憶した位置ずれ補正値に基づいて補正を行う。
以上,詳細に説明したように,本形態のMFP100によれば,S個のマークQによる位置ずれ補正用のパターン画像を搬送ベルト7に形成し,形成されたマークQをマークセンサ61にて検出する。さらに,その検出結果に基づいて,各マークQの位置ずれ量を取得し,それらの値からS個による位置ずれ量である第1ずれ量を取得する。この第1ずれ量と,S個より少ない個数のマークQによる位置ずれ量である第2ずれ量との差分を算出し,差分が規定値よりも小さいことに応じて,次回以降のパターン画像のマークQの個数Tを決定する。つまり,動的な変動が小さいMFP100であれば,マーク数を減らした際の差分Zが小さいので,以後の位置ずれ補正値の取得時には,マーク数を減らしても,信頼性の高い位置ずれ補正値を取得することができる。すなわち,ずれ量そのものの大小の影響を抑えつつ,マーク数の削減が期待できる。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,MFPに限らず,複写機,FAX装置等,画像形成機能を備えるものであれば適用可能である。
また,本実施の形態では,初期値のS個として,搬送ベルト7の1周分相当の個数としたが,これに限らない。例えば,MFP100の位置ずれ補正値に影響を与える可能性のある各種の動的な変動のうち,最大振幅の変動の周期に基づいて,1周期分の範囲を超える個数としてもよい。
また,本実施の形態では,マーク数決定処理において,マーク数を1ずつ減らして差分Zを算出するとしたが,減らす個数は1に限らない。例えば,両端からそれぞれ1個ずつの2個を減らすとしてもよい。また,例えば,動的な変動のうち周期の小さい変動の1周期分に相当する個数ずつ減らすとしてもよい。また,例えば,第2の動作において形成するマークQの個数は,第2の組合せのT個に限らず,全数S個より少ない数であればよい。また,T個以上に限らず,T個より少ない個数としてもよい。
また,例えば,比較の回数は何回でもよい。上記の形態では,差分と規定値との比較を繰り返して,規定値を超えた時のマーク数を取得しているが,比較は1回のみでもよい。例えば,まとめて複数個を減らして差分を算出し,差分が規定値より小さいことに応じて,1個以上でその複数個までの間の個数を減らすとしてもよい。ただし,比較を多数回繰り返すことで,より適切な個数に決定できる可能性が高い。
また,本実施の形態では,色ごとに異なる規定値を用いてマーク数決定処理を実行し,色ごとに位置ずれ補正値を算出するとしたが,これに限るものではない。例えば,各色共通の規定値を用いるとしてもよい。または,1色について位置ずれ補正値を取得し,他の色はその補正値に基づいて補正するとしてもよい。ただし,色ごとに取得した方が,より精度の高い補正となる可能性が高い。また,本発明は,モノクロ画像専用の画像形成装置にも適用可能である。その場合には,規定値は1つのみ用意する。
また,マークセンサ61の検出結果に基づいて取得する位置ずれ量は,位置ずれに対応する値であればよく,例えば,マークQの検出時刻と基準時刻との差で代用することもできる。
また,実施の形態に開示されている処理は,単一のCPU,複数のCPU,ASICなどのハードウェア,またはそれらの組み合わせで実行されてもよい。また,実施の形態に開示されている処理は,その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体,または方法等の種々の態様で実現することができる。
7 搬送ベルト
10 画像形成部
31 CPU
32 ROM
33 RAM
34 NVRAM
61 マークセンサ
100 MFP

Claims (12)

  1. 画像を形成する画像形成部と,
    前記画像形成部にて形成された画像を搬送する搬送体と,
    前記搬送体によって搬送される画像を検出するセンサと,
    制御部と,
    を備え,
    前記制御部は,
    複数のマークから構成される位置ずれ補正用のパターン画像を,前記画像形成部に形成させる形成処理と,
    前記センサによって検出された前記パターン画像の検出結果に基づいて,画像形成位置のずれ量を取得する取得処理と,
    前記パターン画像を構成するマークの組合せのうち,第1の組合せから取得されるずれ量である第1ずれ量と,前記第1の組合せよりもマーク数が少ない第2の組合せから取得されるずれ量である第2ずれ量と,の差分が規定値よりも小さいことに応じて,次回以降に形成する前記パターン画像のマーク数を,前記第1の組合せのマーク数よりも少ない数に決定する決定処理と,
    を実行することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載する画像形成装置において,
    前記制御部は,
    前記決定処理にて決定されたマーク数に応じて,次回の前記形成処理にて前記パターン画像を形成する際,前記パターン画像の搬送方向の上流端もしくは下流端に位置するマークを削減することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載する画像形成装置において,
    前記制御部は,
    前記決定処理では,前記第1の組合せおよび前記第2の組合せの他に,それらの組合せとマーク数が異なる第3の組合せがあり,前記第3の組合せから取得されるずれ量である第3ずれ量を利用した複数の差分に基づいて,次回に形成するマーク数を決定することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載する画像形成装置において,
    前記制御部は,
    前記決定処理では,前記差分が規定値よりも小さい場合に,次回以降に形成する前記パターン画像のマーク数を,前記第2の組合せのマーク数に決定し,
    前記形成処理では,前記決定処理にてマーク数が決定されていた場合,前記第2の組合せと同じ位置関係に,前記決定処理にて決定されたマーク数のパターン画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1つに記載する画像形成装置において,
    前記画像形成部が複数あり,
    前記制御部は,
    前記決定処理では,前記複数の画像形成部についてそれぞれ独立してマーク数を決定することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項5に記載する画像形成装置において,
    前記制御部は,
    前記決定処理では,前記画像形成部ごとに,マーク数を決定するための規定値が異なることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1つに記載する画像形成装置において,
    前記制御部は,
    前記画像形成部と前記搬送体との少なくとも一方が交換されたことを契機に,前記決定処理を実行することを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1つに記載する画像形成装置において,
    前記制御部は,
    前記決定処理では,次回以降に形成する前記パターン画像のマーク数を,前記第2の組合せのマーク数以上の数に決定することを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1つに記載する画像形成装置において,
    前記制御部は,
    前記パターン画像の前記第1の組合せのマーク数の初期値を,位置ずれ変動の最大周期を超える数にすることを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1から請求項8のいずれか1つに記載する画像形成装置において,
    前記制御部は,
    前記パターン画像の前記第1の組合せのマーク数の初期値を,位置ずれ変動の最大振幅の周期を超える数にすることを特徴とする画像形成装置。
  11. 画像を形成する画像形成部と,
    前記画像形成部にて形成された画像を搬送する搬送体と,
    前記搬送体によって搬送される画像を検出するセンサと,
    を備える画像形成装置の位置ずれ補正方法において,
    複数のマークから構成される位置ずれ補正用のパターン画像を,前記画像形成部に形成させる形成ステップと,
    前記センサによって検出された前記パターン画像の検出結果に基づいて,画像形成位置のずれ量を取得する取得ステップと,
    前記パターン画像を構成するマークの組合せのうち,第1の組合せから取得されるずれ量である第1ずれ量と,前記第1の組合せよりもマーク数が少ない第2の組合せから取得されるずれ量である第2ずれ量と,の差分が規定値よりも小さいことに応じて,次回以降に形成する前記パターン画像のマーク数を,前記第1の組合せのマーク数よりも少なく前記第2の組合せのマーク数以上の数に決定する決定ステップと,
    を含むことを特徴とする画像形成装置の位置ずれ補正方法。
  12. 画像を形成する画像形成部と,
    前記画像形成部にて形成された画像を搬送する搬送体と,
    前記搬送体によって搬送される画像を検出するセンサと,
    を備える画像形成装置に,
    複数のマークから構成される位置ずれ補正用のパターン画像を,前記画像形成部に形成させる形成処理と,
    前記センサによって検出された前記パターン画像の検出結果に基づいて,画像形成位置のずれ量を取得する取得処理と,
    前記パターン画像を構成するマークの組合せのうち,第1の組合せから取得されるずれ量である第1ずれ量と,前記第1の組合せよりもマーク数が少ない第2の組合せから取得されるずれ量である第2ずれ量と,の差分が規定値よりも小さいことに応じて,次回以降に形成する前記パターン画像のマーク数を,前記第1の組合せのマーク数よりも少なく前記第2の組合せのマーク数以上の数に決定する決定処理と,
    を実行させるプログラムが記憶されたことを特徴とする記憶媒体。
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