JP2014109730A - 画像形成装置及び搬送制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】不要な現像剤の消費を削減しつつ、記録紙の搬送制御の精度を高めることができる画像形成装置及び搬送制御方法を提供する。
【解決手段】複数の作像部のうち作像色が第1色である第1作像部を少なくとも用いて作像された第1パターンの搬送と、作像色が第2色である第2作像部を用いて作像された第2パターンの搬送とを、行う中間転写ベルト22と、中間転写ベルトにより搬送される第1パターンの検出と、第2パターンの検出と、を行うTMセンサ26と、第1条件が成立する場合、第1パターンの作像から検出までに要した第1時間に基づいて、第1作像部を少なくとも用いて作像された画像が転写される記録紙の搬送タイミングを制御し、第2条件が成立する場合、第2パターンの作像から検出までに要した第2時間に基づいて、第2作像部を用いて作像された画像が転写される記録紙の搬送タイミングを制御する制御部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置及び搬送制御方法に関する。
電子写真方式の画像形成装置では、作像部により作像された画像が転写される中間転写ベルトが温度変化の影響で熱膨張や熱収縮を起こし、伸縮してしまう。
このため、記録紙上の適切な位置に画像を形成するためには、中間転写ベルトの伸縮を考慮して、画像の転写位置のずれを補正する画像位置補正や用紙の搬送タイミングを補正する搬送タイミング補正を行う必要がある。
例えば特許文献1に開示された技術では、第1セットの位置ずれ補正用パターンを読み取ったタイミングに基づいて、第2セット以降の位置ずれ補正用パターンの検出タイミングを決定するので、中間転写ベルトが伸縮していても、第2セット以降の位置ずれ補正用パターンを確実に読み取って、画像位置補正を行うことができる。
また、上述した位置ずれ補正用パターンの検出時間の基準値からの誤差を算出し、算出した誤差に従って搬送タイミング補正を行えば、中間転写ベルトの伸縮を考慮した記録紙の搬送制御が可能となる。
ところで、上述したような従来技術では、カラー色で作像した位置ずれ補正用パターンを用いているが、用紙の搬送タイミングの精度及び現像剤消費の観点から、カラー色で作像した位置ずれ補正用パターンを用いて搬送タイミング補正を行うことが、好ましくない場合もある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、不要な現像剤の消費を削減しつつ、記録紙の搬送制御の精度を高めることができる画像形成装置及び搬送制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様にかかる画像形成装置は、各々の作像色で作像を行う複数の作像部と、前記複数の作像部のうち前記作像色が第1色である第1作像部を少なくとも用いて作像された第1パターンの搬送と、前記複数の作像部のうち前記作像色が第2色である第2作像部を用いて作像された第2パターンの搬送とを、行う搬送機構と、前記搬送機構により搬送される前記第1パターンの検出と、前記搬送機構により搬送される前記第2パターンの検出と、を行う検出部と、第1条件が成立する場合、前記第1パターンの作像から前記検出部による前記第1パターンの検出までに要した第1時間に基づいて、前記第1作像部を少なくとも用いて作像された画像が転写される記録紙の搬送タイミングを制御し、第2条件が成立する場合、前記第2パターンの作像から前記検出部による前記第2パターンの検出までに要した第2時間に基づいて、前記第2作像部を用いて作像された画像が転写される記録紙の搬送タイミングを制御する制御部と、を備える。
また、本発明の別の態様にかかる搬送制御方法は、画像形成装置で実行される搬送制御方法であって、前記画像形成装置は、各々の作像色で作像を行う複数の作像部と、前記複数の作像部のうち前記作像色が第1色である第1作像部を少なくとも用いて作像された第1パターンの搬送と、前記複数の作像部のうち前記作像色が第2色である第2作像部を用いて作像された第2パターンの搬送とを、行う搬送機構と、前記搬送機構により搬送される前記第1パターンの検出と、前記搬送機構により搬送される前記第2パターンの検出と、を行う検出部と、を備え、第1条件が成立する場合、前記第1パターンの作像から前記検出部による前記第1パターンの検出までに要した第1時間に基づいて、前記第1作像部を少なくとも用いて作像された画像が転写される記録紙の搬送タイミングを制御する第1制御ステップと、第2条件が成立する場合、前記第2パターンの作像から前記検出部による前記第2パターンの検出までに要した第2時間に基づいて、前記第2作像部を用いて作像された画像が転写される記録紙の搬送タイミングを制御する第2制御ステップと、を含む。
本発明によれば、不要な現像剤の消費を削減しつつ、記録紙の搬送制御の精度を高めることができるという効果を奏する。
図1は、本実施形態の印刷装置の全体構成の一例を示す模式図である。 図2は、本実施形態の印刷装置の全体構成の一例を示す模式図である。 図3は、本実施形態のカラー色の位置ずれ補正用パターンの一例を示す図である。 図4は、本実施形態のモノクロ色の位置ずれ補正用パターンの一例を示す図である。 図5は、本実施形態の印刷装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図6は、本実施形態のカラー色の位置ずれ補正用パターンの検出タイミングの一例を示す図である。 図7は、本実施形態のFC優先モード、Bk優先モード、及びカラー禁止モードの説明図である。 図8は、本実施形態の位置ずれ補正用パターンの検出の実行タイミングの説明図である。 図9は、本実施形態の通常モード用の補正量の算出処理の一例を示すフローチャートである。 図10は、本実施形態のモノクロモード用の補正量の算出処理の一例を示すフローチャートである。 図11は、本実施形態の搬送タイミング補正処理の一例を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら、本発明にかかる画像形成装置及び搬送制御方法の実施形態を詳細に説明する。以下の実施形態では、本発明の画像形成装置を、電子写真方式のカラー印刷装置に適用した場合を例に取り説明するが、これに限定されるものではない。本発明の画像形成装置は、電子写真方式でカラー画像を形成する装置であれば適用でき、例えば、電子写真方式の複写機や複合機(MFP:Multifunction Peripheral)などにも適用できる。なお、複合機とは、印刷機能、複写機能、スキャナ機能、及びファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有する装置である。
図1及び図2は、本実施形態の印刷装置10の全体構成の一例を示す模式図であり、図1はカラー印刷(作像)を行う状態を示し、図2はモノクロ印刷(作像)を行う状態を示している。図1及び図2に示すように、印刷装置10は、給紙トレイ12と、給紙ローラ13と、用紙搬送ベルト14と、画像形成部15と、定着部40とを、備える。なお図1に示す例では、後述するように、搬送ベルトに沿って各色の作像部が配列されたいわゆるタンデムタイプと称される印刷装置を示しているが、これに限定されるものではない。
給紙トレイ12には、複数の記録紙が重ね合わせて収容される。
給紙ローラ13は、給紙トレイ12の最上部に位置する記録紙に当接されており、当接している記録紙を給紙する。
用紙搬送ベルト14は、給紙ローラ13により給紙された記録紙が静電吸着作用により吸着され、吸着されている記録紙を画像形成部15(詳細には、二次転写位置)へ搬送する。
画像形成部15は、用紙搬送ベルト14により搬送されている記録紙に画像を形成するものであり、作像部16B、16C、16M、及び16Yと、中間転写ベルト22と、テンションローラ24と、トナーマーキングセンサ(以下、TMセンサと称する)26と、駆動ローラ28と、二次転写ローラ30とを、備える。
作像部16B、16C、16M、及び16Yは、中間転写ベルト22の搬送方向の上流側から作像部16Y、16M、16C、及び16Bの順番で中間転写ベルト22に沿って配列されている。
作像部16Bは、感光体ドラム17B、並びに感光体ドラム17Bの周囲に配置された帯電器(図示省略)、現像器(図示省略)、転写器18B、感光体クリーナ(図示省略)、及び除電器(図示省略)を備える。
なお、作像部16C、16M、及び16Yは、いずれも作像部16Bと共通の構成要素を備えている。図1及び図2に示す例では、作像部16C、16M、及び16Yの構成要素については、作像部16Bの構成要素の符号に付したBに替えてそれぞれC、M、Yを付している。
本実施形態では、カラー作像を行う場合、図1に示すように、感光体ドラム17B、17C、17M、及び17Yが中間転写ベルト22に当接し、モノクロ作像を行う場合、図2に示すように、感光体ドラム17Bが中間転写ベルト22に当接し、感光体ドラム17C、17M、及び17Yは、中間転写ベルト22から離間する。
そして、作像部16B及びLEDA(Light Emitting Diode Array)ヘッド(図示省略)は、感光体ドラム17Bが中間転写ベルト22に当接している状態で、作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程、及び除電工程)を行うことにより、中間転写ベルト22上にブラックのトナー画像を形成する。
同様に、作像部16C及びLEDAヘッドは、感光体ドラム17Cが中間転写ベルト22に当接している状態で、作像プロセスを行うことにより中間転写ベルト22上にシアンのトナー画像を形成し、作像部16M及びLEDAヘッドは、感光体ドラム17Mが中間転写ベルト22に当接している状態で、作像プロセスを行うことにより中間転写ベルト22上にマゼンタのトナー画像を形成し、作像部16Y及びLEDAヘッドは、感光体ドラム17Yが中間転写ベルト22に当接している状態で、作像プロセスを行うことにより中間転写ベルト22上にイエローのトナー画像を形成する。
つまり本実施形態では、カラー画像を形成する場合、作像部16B、16C、16M、及び16Yが作像プロセスを行うが、モノクロ画像を形成する場合、作像部16Bは作像プロセスを行うが、作像部16C、16M、及び16Yは、作像プロセスを行わない。
以下では、作像部16Bによる作像プロセスについての説明を主に行い、作像部16C、16M、及び16Yによる作像プロセスについては、その説明を省略する。
感光体ドラム17Bは、図示せぬ駆動モータにより回転駆動される。
まず、帯電工程では、帯電器は、回転駆動されている感光体ドラム17Bの外周面を暗中にて一様に帯電する。
続いて、露光工程では、LEDAヘッドは、回転駆動されている感光体ドラム17Bの外周面をブラック画像に応じた照射光(Bk)で露光し、感光体ドラム17B上にブラック画像に基づく静電潜像を形成する。
続いて、現像工程では、現像器は、感光体ドラム17B上に形成された静電潜像をブラックトナーで現像し、感光体ドラム17B上にブラックのトナー画像を形成する。
続いて、転写工程では、転写器18Bは、感光体ドラム17Bと接する一次転写位置で、感光体ドラム17B上に形成されたブラックのトナー画像を中間転写ベルト22に転写する。なお、感光体ドラム17B上には、トナー画像の転写後においても未転写トナーが僅かながら残存する。
続いて、クリーニング工程では、感光体クリーナは、感光体ドラム17B上に残存している未転写トナーを払拭する。
最後に、除電工程では、除電器は、感光体ドラム17B上の残留電位を除電する。そして、作像部16Bは、次回の画像形成を待機する。
中間転写ベルト22(搬送機構の一例)は、テンションローラ24と駆動ローラ28とに巻回されたエンドレスのベルトであり、駆動ローラ28が図示せぬ駆動モータにより回転駆動させられることにより、作像部16Y、16M、16C、及び16Bの順に無端移動する。
図1に示すように、カラー作像を行う場合、中間転写ベルト22には、まず、作像部16Yによりイエローのトナー画像が転写され、続いて、作像部16Mによりマゼンタのトナー画像、作像部16Cによりシアンのトナー画像、作像部16Bによりブラックのトナー画像が重畳して転写される。これにより、中間転写ベルト22上にフルカラーの画像が形成される。
また図2に示すように、モノクロ作像を行う場合、中間転写ベルト22には、作像部16Bによりブラックのトナー画像が転写される。これにより、中間転写ベルト22上にモノクロの画像が形成される。
そして、二次転写ローラ30は、駆動ローラ28と接する二次転写位置に、中間転写ベルト22上に形成された画像が運ばれると、当該二次転写位置において、用紙搬送ベルト14により搬送されている記録紙を、中間転写ベルト22上に形成された画像に押し当てる。これにより、中間転写ベルト22から記録紙に画像が転写される。
定着部40は、用紙搬送ベルト14により搬送されている記録紙を加熱及び加圧することにより、当該記録紙に転写された画像を定着させる。画像が定着された記録紙は、印刷装置10の外部に排紙される。
なお、テンションローラ24は、中間転写ベルト22にテンションをかけることで、温度変化の影響による中間転写ベルト22の伸張を全て吸収する。つまり、本実施形態では、温度変化の影響により、中間転写ベルト22が一様に伸張するのではなく、温度変化の影響による中間転写ベルト22の伸張がテンションローラ24部分に集約される。
ここで本実施形態では、テンションローラ24は、中間転写ベルト22が最下流の一次転写位置(感光体ドラム17Bと転写器18Bとが接する一次転写位置)からTMセンサ26に至るまでの経路上に配置されている。
このため本実施形態によれば、温度変化の影響が同一であれば、カラー作像を行う場合の中間転写ベルト22による画像の搬送距離(感光体ドラム17Yと転写器18Yとが接する一次転写位置から二次転写位置)における中間転写ベルト22の伸張量と、モノクロ作像を行う場合の中間転写ベルト22による画像の搬送距離(感光体ドラム17Bと転写器18Bとが接する一次転写位置から二次転写位置)における中間転写ベルト22の伸張量と、が共通の値となる。
TMセンサ26(検出部の一例)は、例えば、フォトセンサなどであり、中間転写ベルト22に形成された位置ずれ補正用パターンを読み取る。本実施形態では、図1に示すように、カラー作像を行う場合、作像部16B、16C、16M、及び16Yによりカラー4色の位置ずれ補正用パターン(第1パターンの一例)が中間転写ベルト22に形成され、図2に示すように、モノクロ作像を行う場合、作像部16Bによりモノクロ1色の位置ずれ補正用パターン(第2パターンの一例)が中間転写ベルト22に形成される。
図3は、本実施形態のカラー色の位置ずれ補正用パターンの一例を示す図である。図3に示すように、カラー色の位置ずれ補正用パターンは、先頭に検出タイミング補正用パターン200−1、200−2が配置され、その後ろに、それぞれ、補正用パターン列201−1〜203−1、201−2〜203−2が配置されている。
検出タイミング補正用パターン200−1、200−2は、それぞれ、Y色の2本の直線パターンによって構成されている。補正用パターン列201−1〜203−1、201−2〜203−2は、それぞれ、4本の直線パターン及び4本の斜線パターンの計8本のパターン列によって構成されている。4本の直線パターン及び4本の斜線パターンは、それぞれ、Y、B、M、及びCの4色となっている。
なお図3に示す例では、副走査方向に配置する補正用パターン列の数(検出タイミング補正用パターンの後ろに配置される補正用パターン列の数)は3つとなっているが、これに限定されるものではなく、いくつであってもよい。同様に図3に示す例では、検出タイミング補正用パターン及び補正用パターン列により構成されるパターン列を並列して2つ配置しているが、これに限定されるものではなく、TMセンサ26の数に合わせればよい。
TMセンサ26が、検出タイミング補正用パターン200−1、200−2を検出することで、作像部16Yが検出タイミング補正用パターン200−1、200−2を作像(詳細には、露光)してからTMセンサ26の検出位置に到達するまでの時間が検出される。
そして、検出された時間と基準値(理論値)との誤差を算出し、算出した誤差に従って、TMセンサ26の補正用パターン列201−1〜203−1、201−2〜203−2の読み出しタイミングを補正すれば、TMセンサ26は、補正用パターン列201−1〜203−1、201−2〜203−2を確実に検出できる。この検出結果には、感光体ドラムへのLEDA光の入射角度の公差によるずれ量や、中間転写ベルトの搬送速度の変化によるずれ量が反映されるため、画像位置補正を行うことができる。同様に算出した誤差を利用することで、用紙搬送ベルト14による記録紙の二次転写位置への搬送タイミングを補正することができる。
ここで、図3に示す例では、検出タイミング補正用パターン200−1、200−2をY色としているが、これは、カラー作像を行う場合、作像部16Yが作像プロセスを行う最上流の作像部となり、遅延量が0となるためである。この結果、作像部16Yが検出タイミング補正用パターン200−1、200−2を作像してからTMセンサ26により検出されるまでの間のハードウェアによる計測誤差の影響を小さくでき、画像位置補正や搬送タイミング補正の精度を高めることができる。
図4は、本実施形態のモノクロ色の位置ずれ補正用パターンの一例を示す図である。図4に示すように、モノクロ色の位置ずれ補正用パターンは、先頭に検出タイミング補正用パターン210−1、210−2が配置されている。
検出タイミング補正用パターン210−1、210−2は、それぞれ、B色の2本の直線パターンによって構成されている。なお図4に示す例では、検出タイング補正用パターンにより構成されるパターン列を並列して2つ配置しているが、これに限定されるものではなく、TMセンサ26の数に合わせればよい。
TMセンサ26は、検出タイミング補正用パターン210−1、210−2を検出する。この検出結果には、感光体ドラムへのLEDA光の入射角度の公差によるずれ量や、中間転写ベルトの搬送速度の変化によるずれ量が反映されるため、画像位置補正を行うことができる。
またTMセンサ26が、検出タイミング補正用パターン210−1、210−2を検出することで、作像部16Bが検出タイミング補正用パターン210−1、210−2を作像(詳細には、露光)してからTMセンサ26の検出位置に到達するまでの時間が検出される。そして、検出された時間と基準値(理論値)との誤差を算出し、算出した誤差を利用することで、用紙搬送ベルト14による記録紙の二次転写位置への搬送タイミングを補正することができる。
ここで、図4に示す例では、検出タイミング補正用パターン210−1、210−2をB色としているが、これは、モノクロ作像を行う場合、作像部16Bが作像プロセスを行う最上流の作像部となり、遅延量が0となるためである。この結果、作像部16Bが検出タイミング補正用パターン210−1、210−2を作像してからTMセンサ26により検出されるまでの間のハードウェアによる計測誤差の影響を小さくでき、画像位置補正や搬送タイミング補正の精度を高めることができる。
図5は、本実施形態の印刷装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。図5に示すように、印刷装置10は、CPU(Central Processing Unit)100と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)104と、I/Oポート106と、電装品107と、センサ108と、定着109と、LEDA制御ASIC(Application Specific Integrated Circuit)110と、LEDH(Bk)112と、LEDH(C)114と、LEDH(M)116と、LEDH(Y)118と、CTL130とを、備える。
CTL130は、印刷装置10をコントロールするコントローラであり、ホストコンピュータなどから印刷ジョブを受信すると、当該印刷ジョブに含まれる画像データのVideo DataをLEDA制御ASIC110に送信し、CPU100とシリアル通信を行い、印刷制御を指示する。
LEDA制御ASIC110は、CTL130からVideo Dataを受信すると、受信したVideo Dataを、LEDH(Bk)112、LEDH(C)114、LEDH(M)116、及びLEDH(Y)118を発光するための信号に変換し、変換した信号に基づいてLEDH(Bk)112、LEDH(C)114、LEDH(M)116、及びLEDH(Y)118を発光(点灯)させることにより、画像データの書き込みを行う。
そして作像部16B、16C、16M、及び16Yは、LEDH(Bk)112、LEDH(C)114、LEDH(M)116、及びLEDH(Y)118による画像データの書き込みと連動して、電子写真方式による作像プロセスを実行し、トナー画像を作成して用紙に転写する。
なお、LEDA制御ASIC110は、Video Dataがカラー画像のVideo Dataである場合、LEDH(Bk)112、LEDH(C)114、LEDH(M)116、及びLEDH(Y)118を発光(点灯)させるが、Video Dataがモノクロ画像のVideo Dataである場合、LEDH(Bk)112のみを発光(点灯)させる。
CPU100は、RAM104を作業領域として、フラッシュROMであるROM102に記憶されているプログラムを実行し、印刷装置10の各種制御を行う。CPU100は、例えば、CTL130から印刷制御が指示されると、LEDA制御ASIC110とシリアル通信を行って、LEDH(Bk)112、LEDH(C)114、LEDH(M)116、及びLEDH(Y)118の発光タイミングを制御したり、I/Oポート106を介して電装品107、TMセンサ26などのセンサ108、及び定着部40などの定着109を制御したりする。
またCPU100は、画像位置補正や搬送タイミング補正を行う。以下では、CPU100による画像位置補正及び搬送タイミング補正について詳細に説明する。
まず、図6を参照して、画像位置補正について説明する。
図6は、本実施形態のカラー色の位置ずれ補正用パターンの検出タイミングの一例を示す図である。
まず、検出タイミング補正用パターン200−1の作像開始(ゲート信号アサート)と同時に、パターン検出カウンタがリセットされる。
続いて、CPU100は、割込み信号発生タイミングT0(検出タイミング補正用パターン200−1検出の数mm手前)を設定し、T0に達すると割込み信号が生成され、同時にパターン検出カウンタが再度リセットされる。そしてCPU100は、次の割込み信号発生タイミングT1を設定する。
続いて、TMセンサ26は、T1に達するまでに検出タイミング補正用パターン200−1を検出するので、このタイミングで、出力信号がスレッシュ値を交差し、パターン検出カウンタのカウンタ値がタイミング格納レジスタに保存される。
続いて、T1に達すると割込み信号が生成されるので、CPU100は、タイミング格納レジスタを読み出し、カウンタ値を取得する。このカウンタ値により、検出タイミング補正用パターン200−1の作像開始からTMセンサ26による検出タイミング補正用パターン200−1の最初の直線パターンの検出までに要した時間が特定される。
続いて、CPU100は、割込み信号発生タイミングT2を設定し、T0の設定からカウンタ値の取得までの処理をもう一度繰り返し、カウンタ値を取得する。このカウンタ値により、検出タイミング補正用パターン200−1の作像開始からTMセンサ26による検出タイミング補正用パターン200−1の2本目の直線パターンの検出までに要した時間が特定される。
CPU100は、検出タイミング補正用パターン200−1の作像開始から、TMセンサ26による検出タイミング補正用パターン200−1の最初の直線パターン及び2本目の直線パターンの少なくとも一方の検出までに要した時間を、カラー色の位置ずれ補正用パターン用の基準値(第1基準値の一例)と比較し、補正量(誤差)を算出する。カラー色の位置ずれ補正用パターン用の基準値は、例えば、予め計測され、ROM102に記憶されている。
これにより、CPU100は、カラー色の位置ずれ補正用パターンの検出タイミングのずれを把握できるので、この補正量に従って、次の割込み信号発生タイミングTXを演算し、設定する。この結果、CPU100は、補正用パターン列201−1〜203−1の検出結果を取得するのに適したタイミングで割込み信号を発生させることが可能となる。
続いて、TXに達すると割込み信号が生成されるので、CPU100は、補正用パターン列201−1の直線パターン用の割込み信号発生タイミングT3、補正用パターン列201−1の斜線パターン用の割込み信号発生タイミングT4を順番に設定する。これにより、CPU100は、補正用パターン列201−1の直線パターンや斜線パターンの検出結果を最適なタイミングで取得できる。以降、補正用パターン列202−1や203−1についても同様である。
そしてCPU100は、補正用パターン列201−1〜203−1などの検出結果に従って、LEDA制御ASIC110によるLEDH(Bk)112、LEDH(C)114、LEDH(M)116、及びLEDH(Y)118の発光タイミングを補正させることで、画像位置補正を行うことができる。
ここでは、検出タイミング補正用パターン200−1及び補正用パターン列201−1〜203−1について説明したが、検出タイミング補正用パターン200−2及び補正用パターン列201−2〜203−2についても同様である。
また、モノクロ色の位置ずれ補正用パターンの場合、CPU100は、検出タイミング補正用パターン210−1、210−2について、検出タイミング補正用パターン200−1、200−2と同様の検出を行い、検出タイミング補正用パターン210−1、210−2の検出結果を用いて、画像位置補正を行う。
次に、搬送タイミング補正について説明する。なお、以下では、下記の(1)〜(6)の条件が成立することを前提に補正量を演算する。
(1)環境/経時変動による感光体ドラムの回転数変動は無い。
(2)中間転写ベルトの伸張による1次転写位置から2次転写位置までの変化量はカラー作像を行う場合であってもモノクロ作像を行う場合であっても同一である。
(3)カラー作像を行う場合であってもモノクロ作像を行う場合であっても感光体ドラムの回転数変動は無い。
(4)カラー作像を行う場合であってもモノクロ作像を行う場合であっても中間転写ベルトの線速変動は無い。
(5)カバー開閉によるLEDA露光位置の変動は無い。
(6)PCDU交換による1次転写位置の変動は無い。
また、以下では、「カラー色の位置ずれ補正用パターンの検出」を「通常モードでの位置ずれ補正用パターンの検出」と称し、「カラー色の位置ずれ補正用パターン用の基準値」を「通常モード用の基準値」と称し、「検出タイミング補正用パターン200−1」を「検出タイミング補正用パターン(Y)R」と称し、「検出タイミング補正用パターン200−2」を「検出タイミング補正用パターン(Y)L」と称する場合がある。
同様に、以下では、「モノクロ色の位置ずれ補正用パターンの検出」を「モノクロモードでの位置ずれ補正用パターンの検出」と称し、「モノクロ色の位置ずれ補正用パターン用の基準値」を「モノクロモード用の基準値」と称し、「検出タイミング補正用パターン210−1」を「検出タイミング補正用パターン(B)R」と称し、「検出タイミング補正用パターン210−2」を「検出タイミング補正用パターン(B)L」と称する場合がある。
CPU100は、通常モードでの位置ずれ補正用パターンの検出の場合、通常モード用の補正量を、数式(1)を用いて算出する。
通常モード用の補正量={(検出タイミング補正用パターン(Y)Rの計測値+検出タイミング補正用パターン(Y)Lの計測値)/2−通常モード用の基準値}×サンプリング長dl[um] …(1)
またCPU100は、モノクロモードでの位置ずれ補正用パターンの検出の場合、モノクロモード用の補正量を、数式(2)を用いて算出する。
モノクロモード用の補正量={(検出タイミング補正用パターン(B)Rの計測値+検出タイミング補正用パターン(B)Lの計測値)/2−モノクロモード用の基準値}×サンプリング長dl[um] …(2)
なお、モノクロモード用の基準値についても、通常モード用の基準値と同様、予め計測され、ROM102に記憶されている。また、通常モード用の補正量及びモノクロモード用の補正量は、有効数字5桁(−32768〜32767)であるものとするが、これに限定されるものではない。
そして、CPU100は、第1条件が成立する場合、通常モード用の補正量を用いて、カラーで作像された画像が転写される記録紙の搬送タイミングを制御し、第2条件が成立する場合、モノクロモード用の補正量を用いて、モノクロで作像された画像が転写される記録紙の搬送タイミングを制御する。
具体的には、CPU100は、第1条件が成立する場合、通常モード用の補正量からポジション補正量ΔP[um]を決定し、ポジション補正量ΔP[um]を用いて、給紙ローラ13の給紙タイミングや用紙搬送ベルト14による記録紙の搬送タイミングを補正して制御する。同様にCPU100は、第2条件が成立する場合、モノクロモード用の補正量からポジション補正量ΔP[um]を決定し、ポジション補正量ΔP[um]を用いて、給紙ローラ13の給紙タイミングや用紙搬送ベルト14による記録紙の搬送タイミングを補正して制御する。
ここで、印刷装置10のモードがカラーでの画像形成を優先するモードであるFC優先モードである場合、第1条件が成立する。また、印刷装置10のモードがモノクロでの画像形成を優先するモードであるBk優先モードである場合や、カラーでの画像形成を禁止するカラー禁止モードである場合、前回行われた位置ずれ補正用パターンの検出が通常モードでの位置ずれ補正用パターンの検出であれば、第1条件が成立する。一方、印刷装置10のモードがモノクロでの画像形成を優先するモードであるBk優先モードである場合や、カラーでの画像形成を禁止するカラー禁止モードである場合、前回行われた位置ずれ補正用パターンの検出がモノクロモードでの位置ずれ補正用パターンの検出であれば、第2条件が成立する。
ここで、前回行われた位置ずれ補正用パターンの検出が、通常モードでの位置ずれ補正用パターンの検出であるか、モノクロモードでの位置ずれ補正用パターンの検出であるかは、CPU100が位置ずれ補正用パターンの検出を行う毎にROM102に情報として記憶しておき、この情報を参照すればよい。
図7は、本実施形態のFC優先モード、Bk優先モード、及びカラー禁止モードの説明図である。図7に示すように、FC優先モード及びBk優先モードは、図示せぬオペレーションパネルなどによりユーザにより設定が指示されると、CPU100が設定するモードであり、カラー禁止モードは、シアントナー、イエロートナー、又はマゼンタトナーのいずれかがトナーエンドを起こしたことが検知されると、CPU100が設定するモードである。
FC優先モードは、カラー印刷の動作・品質を重視したモードであり、通常モード(カラーでの作像)のみ実行される。Bk優先モードは、モノクロ印刷の比率が高い場合にカラートナー(シアントナー、イエロートナー、及びマゼンタトナー)の消費量削減を重視するモードであり、モノクロモード(モノクロでの作像)だけでなく、通常モード(カラーでの作像)も実行される。カラー禁止モードは、カラー印刷が禁止されるモードであり、モノクロモード(モノクロでの作像)のみ実行される。
次に、位置ずれ補正用パターンの検出の実行タイミングについて説明する。図8は、本実施形態の位置ずれ補正用パターンの検出の実行タイミングの説明図である。本実施形態では、基本的に、ジョブの開始前に位置ずれ補正用パターンの検出が実行されるが、実行タイミングは、これに限定されるものではない。
カラーでのジョブが開始される場合に、通常モードでの位置ずれ補正用パターンの検出が要求されていたとする。この場合、CPU100は、FC優先モード又はBk優先モードであれば、カラーでのジョブが開始される前に、通常モードでの位置ずれ補正用パターンの検出を実行する。
また、モノクロでのジョブが開始される場合に、通常モードでの位置ずれ補正用パターンの検出が要求されていたとする。この場合、CPU100は、FC優先モードであれば、モノクロでのジョブが開始される前に、通常モードでの位置ずれ補正用パターンの検出を実行する。
また、モノクロでのジョブが開始される場合に、モノクロモードでの位置ずれ補正用パターンの検出が要求されていたとする。この場合、CPU100は、Bk優先モード又はカラー禁止モードであれば、モノクロでのジョブが開始される前に、モノクロモードでの位置ずれ補正用パターンの検出を実行する。
図9は、本実施形態の通常モード用の補正量の算出処理の一例を示すフローチャートである。
まず、通常モードでの位置ずれ補正用パターンの検出処理が実行されると、作像部16B、16C、16M、及び16Yによりカラー4色の位置ずれ補正用パターンが中間転写ベルト22に形成され、位置ずれ補正用パターンの検出タイミング補正用パターン200−1、200−2がTMセンサ26により検出される(ステップS101)。
続いて、CPU100は、検出タイミング補正用パターン200−1、200−2の作像開始からTMセンサ26による検出までに要した時間を特定するカウンタ値及び通常モード用の基準値を取得し、数式(1)を用いて、通常モード用の補正量を算出し、ROM102に記憶する(ステップS103)。
図10は、本実施形態のモノクロモード用の補正量の算出処理の一例を示すフローチャートである。
まず、モノクロモードでの位置ずれ補正用パターンの検出処理が実行されると、作像部16Bによりモノクロ1色の位置ずれ補正用パターンが中間転写ベルト22に形成され、位置ずれ補正用パターンの検出タイミング補正用パターン210−1、210−2がTMセンサ26により検出される(ステップS201)。
続いて、CPU100は、検出タイミング補正用パターン210−1、210−2の作像開始からTMセンサ26による検出までに要した時間を特定するカウンタ値及びモノクロモード用の基準値を取得し、数式(2)を用いて、モノクロモード用の補正量を算出し、ROM102に記憶する(ステップS203)。
図11は、本実施形態の搬送タイミング補正処理の一例を示すフローチャートである。
まず、CPU100は、印刷処理を開始する前に、印刷装置10のモードがFC優先モードであるか否かを確認し(ステップS301)、FC優先モードであれば(ステップS301でYes)、通常モード用の補正量をROM102から取得する(ステップS305)。
続いて、CPU100は、FC優先モードでなければ(ステップS301でNo)、Bk優先モード又はカラー禁止モードであるため、前回行われた位置ずれ補正用パターンの検出(画像位置補正)が通常モードであるか否かを確認する(ステップS303)。
そして、CPU100は、通常モードであれば(ステップS303でYes)、通常モード用の補正量をROM102から取得し(ステップS305)、通常モードでなくモノクロモードあれば(ステップS303でNo)、モノクロモード用の補正量をROM102から取得する(ステップS307)。
続いてCPU100は、取得した補正量から算出したポジション補正量を決定し、ポジション補正量を用いて、給紙ローラ13の給紙タイミングや用紙搬送ベルト14による記録紙の搬送タイミングを補正して制御する(ステップS309)。
以上のように本実施形態によれば、位置ずれ補正用パターンの検出をカラーだけでなくモノクロでも行い、モノクロでの検出結果(検出時間)を用いて、記録紙の搬送制御を行う。
このため本実施形態によれば、モノクロでの印刷のみを行う場合、カラーの検出結果ではなく、モノクロの検出結果を用いて記録紙の搬送制御を行うので、不要なトナーの消費を削減しつつ、記録紙の搬送制御の精度を高めることができる。
これに対し、位置ずれ補正用パターンの検出をカラーだけで行う場合、モノクロでの印刷のみを行う場合であっても、カラーの検出結果を用いて記録紙の搬送制御を行うことになるため、カラートナーの不必要な消費を招いてしまう。
また、本実施形態の印刷装置のように、カラー作像の場合とモノクロ作像の場合とで最上流の作像部が異なる場合、テンションローラを配置していなければ、温度変化の影響が同一であってもカラー画像の搬送距離における中間転写ベルトの伸張量と、モノクロ画像の搬送距離における中間転写ベルトの伸張量と、が異なる値となる。このため、位置ずれ補正用パターンの検出をカラーだけで行う場合、モノクロ印刷時の記録紙の搬送制御を行うためには、カラーの検出結果に所定の換算を施して記録紙の搬送制御を行うことになるため、カラー印刷時に比べモノクロ印刷時の記録紙の搬送制御の精度が悪くなってしまう。
また、本実施形態によれば、カラー、モノクロのいずれの場合であっても、作像プロセスを行う最上流の作像部が検出タイミング補正用パターンを作像するため、ハードウェアによる計測誤差の影響を小さくでき、画像位置補正や搬送タイミング補正の精度をより高めることができる。
また、本実施形態によれば、位置ずれ補正用パターンの検出結果を用いて、画像位置補正及び搬送タイミング補正の双方を行うため、不要なトナーの消費をより削減することができる。
また、本実施形態において、FC優先モードをデフォルトで使用することを想定している場合、通常モードでの位置ずれ補正用パターンの検出が主に行われ、場合によっては、モノクロモードでの印刷が行われることになる。このため本実施形態のように、カラー作像の場合とモノクロ作像の場合とで最上流の作像部が異なる場合に、テンションローラを配置し、カラー画像の搬送距離における中間転写ベルトの伸張量と、モノクロ画像の搬送距離における中間転写ベルトの伸張量と、が同一の値となるようにすることが好適である。
(変形例)
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。上記実施形態では、露光機構を固体走査系書込みデバイスであるLEDAヘッドで実現する例について説明したが、有機EL(エレクトロルミネッセンス)ヘッド、LD(レーザダイオード)アレイヘッド、及び面発光レーザなどの固体走査系書込みデバイスで実現してもよい。固体走査系書込みデバイスは、LD書込みデバイスのようなユニット型光学系を用いておらず、作像部毎に画像の転写位置のずれがランダムに発生しやすいので、特に本発明に好適である。
但し、露光機構は固体走査系書込みデバイスに限定されるものではなく、ユニット型光学系を用いる走査系書込みデバイスであってもよい。露光機構に走査系書込みデバイスを用いた場合であっても作像部において画像の転写位置のずれが発生しないわけではないためである。
また上記実施形態では、中間転写ベルトが伸張する場合を例に取り説明したが、中間転写ベルトが縮んだ場合についても、同様に本発明を適用できる。
10 印刷装置
12 給紙トレイ
13 給紙ローラ
14 用紙搬送ベルト
15 画像形成部
16B、16C、16M、16Y 作像部
17B、17C、17M、17Y 感光体ドラム
18B、18C、18M、18Y 転写器
22 中間転写ベルト
24 テンションローラ
26 トナーマーキングセンサ(TMセンサ)
28 駆動ローラ
30 二次転写ローラ
40 定着部
100 CPU
102 ROM
104 RAM
106 I/Oポート
107 電装品
108 センサ
109 定着
110 LEDA制御ASIC
112 LEDH(Bk)
114 LEDH(C)
116 LEDH(M)
118 LEDH(Y)
130 CTL
特開2008−76534号公報

Claims (9)

  1. 各々の作像色で作像を行う複数の作像部と、
    前記複数の作像部のうち前記作像色が第1色である第1作像部を少なくとも用いて作像された第1パターンの搬送と、前記複数の作像部のうち前記作像色が第2色である第2作像部を用いて作像された第2パターンの搬送とを、行う搬送機構と、
    前記搬送機構により搬送される前記第1パターンの検出と、前記搬送機構により搬送される前記第2パターンの検出と、を行う検出部と、
    第1条件が成立する場合、前記第1パターンの作像から前記検出部による前記第1パターンの検出までに要した第1時間に基づいて、前記第1作像部を少なくとも用いて作像された画像が転写される記録紙の搬送タイミングを制御し、第2条件が成立する場合、前記第2パターンの作像から前記検出部による前記第2パターンの検出までに要した第2時間に基づいて、前記第2作像部を用いて作像された画像が転写される記録紙の搬送タイミングを制御する制御部と、
    を備える画像形成装置。
  2. 前記第1時間の基準値となる第1基準値及び前記第2時間の基準値となる第2基準値を記憶する記憶部を更に備え、
    前記制御部は、前記第1条件が成立する場合、前記第1時間と前記第1基準値との差に基づいて前記記録紙の搬送タイミングを制御し、前記第2条件が成立する場合、前記第2時間と前記第2基準値との差に基づいて前記記録紙の搬送タイミングを制御する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1色は、カラーでの作像に用いられる黒色以外の色であり、
    前記第2色は、黒色以外の色であり、
    前記第1作像部は、前記複数の作像部の中のカラーでの作像を行う作像部のうち、前記搬送機構の搬送方向に対して最上流に位置する作像部であり、
    前記第2作像部は、前記複数の作像部の中のモノクロでの作像を行う作像部のうち、前記搬送機構の搬送方向に対して最上流に位置する作像部である請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. カラーでの画像形成を優先するモードである場合、前記第1条件が成立する請求項3に記載の画像形成装置。
  5. モノクロでの画像形成を優先するモード、又はカラーでの画像形成を禁止するモードである場合、前回作像されたパターンが前記第1パターンであれば、前記第1条件が成立し、前回作像されたパターンが前記第2パターンであれば、前記第2条件が成立する請求項3又は4に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1パターンは、前記複数の作像部の中のカラーでの作像を行う作像部を用いて作像され、
    前記第2パターンは、前記複数の作像部の中のモノクロでの作像を行う作像部を用いて作像され、
    前記制御部は、前記検出部による前記第1パターンの検出結果を用いて、前記カラーでの露光タイミングを制御し、前記検出部による前記第2パターンの検出結果を用いて、前記モノクロでの露光タイミングを制御する請求項3〜5のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  7. 前記搬送機構の搬送方向に対して最下流に位置する作像部と前記検出部との間に位置し、前記搬送機構の伸縮を吸収するバッファ機構を更に備える請求項1〜6のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  8. 前記複数の作像部は、固体走査系の露光部から露光された光を用いて作像を行う請求項1〜7のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  9. 画像形成装置で実行される搬送制御方法であって、
    前記画像形成装置は、
    各々の作像色で作像を行う複数の作像部と、
    前記複数の作像部のうち前記作像色が第1色である第1作像部を少なくとも用いて作像された第1パターンの搬送と、前記複数の作像部のうち前記作像色が第2色である第2作像部を用いて作像された第2パターンの搬送とを、行う搬送機構と、
    前記搬送機構により搬送される前記第1パターンの検出と、前記搬送機構により搬送される前記第2パターンの検出と、を行う検出部と、を備え、
    第1条件が成立する場合、前記第1パターンの作像から前記検出部による前記第1パターンの検出までに要した第1時間に基づいて、前記第1作像部を少なくとも用いて作像された画像が転写される記録紙の搬送タイミングを制御する第1制御ステップと、
    第2条件が成立する場合、前記第2パターンの作像から前記検出部による前記第2パターンの検出までに要した第2時間に基づいて、前記第2作像部を用いて作像された画像が転写される記録紙の搬送タイミングを制御する第2制御ステップと、
    を含む搬送制御方法。
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