JP6191126B2 - 光書き込み制御装置、画像形成装置及び光書き込み装置の制御方法 - Google Patents

光書き込み制御装置、画像形成装置及び光書き込み装置の制御方法 Download PDF

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Description

光書き込み制御装置、画像形成装置及び光書き込み装置の制御方法に関し、特に、画像の描画位置補正のために描画されるパターンの構成に関する。
近年、情報の電子化が推進される傾向にあり、電子化された情報の出力に用いられるプリンタやファクシミリ及び書類の電子化に用いるスキャナ等の画像処理装置は欠かせない機器となっている。このような画像処理装置は、撮像機能、画像形成機能及び通信機能等を備えることにより、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ、複写機として利用可能な複合機として構成されることが多い。
このような画像処理装置のうち、電子化された書類の出力に用いられる画像形成装置においては、電子写真方式の画像形成装置が広く用いられている。電子写真方式の画像形成装置においては、感光体を露光することにより静電潜像を形成し、トナー等の顕色剤を用いてその静電潜像を現像してトナー画像を形成し、そのトナー画像を用紙に転写することによって紙出力を行う。
このような電子写真方式の画像形成装置においては、感光体を露光して静電潜像を描画するタイミングと用紙の搬送タイミングとを合わせることにより、用紙の正しい範囲に画像が形成されるように調整が行われる。また、複数の感光体を用いてカラー画像を形成するタンデム式の画像形成装置においては、各色の感光体において現像された画像が正確に重ね合わされるように、各色の感光体における露光タイミングの調整が行われる。以降、これらの調整処理を総じて位置ずれ補正とする。
上述したような位置ずれ補正を実現するための具体的な方法としては、感光体を露光する光源と感光体との配置関係を調整する機械的な調整方法と、出力するべき画像を位置ずれに応じて調整することにより最終的に好適な位置に画像が形成されるようにする画像処理による方法とがある。この画像処理による方法の場合、補正用のパターンを描画してそれを読み取ることにより、設計上定まるタイミングと実際にパターンが読み取られたタイミングとの差異に基づいて補正が行われ、所望の位置に画像が形成されるようにする。
また、上述した画像処理による方法においては、補正用のパターンを読み取るセンサによる読み取り精度の向上のための技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1においては、読取センサによる読み取り範囲に対して余裕を持って描画された補正用パターン、即ち、位置ずれが発生していても読み取りに支障のないように大きめに描画された補正用パターンに基づいて補正を行った後、読取センサによる読み取り範囲に応じた大きさで描画された補正用パターンを描画して再度補正処理を行う。これにより、再度実行される補正処理においては、余分に描画された部分からの拡散反射光の影響を排除することができ、高精度な補正処理が可能となる。
特許文献1に開示されているように、読取センサによる読み取り範囲に応じた大きさで補正用パターンを描画する場合、描画されるパターンの大きさが単純に小さくなるため、トナー消費量の低減という効果も得ることができる。この効果をより大きくするためには、読取センサによる読み取り範囲に対して余裕を持って描画される補正用パターンを、可能な限り少なくすることが求められる。
他方、読取センサの読取範囲に対する補正用パターンの描画範囲の余裕が無い場合、補正用パターンの検知が正常に行われなくなる可能性が高くなる。補正用パターンの検知が正常に行われなかった場合、その補正用パターンによって補正されるべきパラメータの補正が正常に行われず、正常な装置動作が妨げられるというデメリットがある。即ち、上述したトナー消費量の低減と補正用パターンの正常な検知による装置動作の正確性とはトレードオフの関係となる。
ここで、上述した補正用パターンの構成例として、レジスト補正用パターン、色ずれ補正用パターン、主走査補正用パターン、濃度補正用パターンの4つのパターンが含まれる態様がある。このうち、レジスト補正用パターンは、画像全体の主走査方向の描画位置、即ち、レジストタイミングの補正の他、濃度補正用パターンの検知タイミングの補正にも用いられる。
レジストタイミングの補正が正常に実行されずにレジストタイミングがずれた場合、紙面上における画像の描画位置がずれることとなる。その結果、用紙の先端にまで画像が転写された場合、用紙が定着ユニットに搬送された際に定着ローラに用紙が張り付いてしまい、ジャムが発生する可能性がある。
また、濃度補正用パターンの検知タイミングの補正が正常に実行されず、検知タイミングがずれた場合、濃度補正用パターンが正常に検知されず、誤った濃度補正が実行されることとなる。即ち、複数の目的をもって描画されるレジスト補正用パターンの検知が正常に実行されなかった場合、複数の弊害が発生することとなり、デメリットが大きい。
本発明は、上記実情を考慮してなされたものであり、補正用パターンの描画に係るトナー消費量の低減と装置動作の正確性とのバランスをとることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、感光体の主走査方向に配列された複数の光源の発光を制御し、当該光源により前記感光体を露光して、当該感光体上に静電潜像を形成させる光書き込み制御装置であって、画像形成出力するべき画像を構成する画素の情報に基づいて、異なる色毎に設けられた複数の前記光源を夫々発光制御し、異なる色毎に設けられた複数の前記感光体を露光させる発光制御部と、前記感光体に形成された静電潜像が現像されたトナー像が転写されて搬送される搬送経路において前記トナー像を検知するセンサと、を含み、前記発光制御部は、前記センサによる検知に基づき異なる色のトナー像が重ね合わせられる重ね合わせ位置を補正するための補正用パターンと、前記センサによる前記補正用パターンの検知タイミングを調整するためのタイミング調整用パターンと、を形成するように前記光源を夫々発光制御し、前記補正用パターンは、前記タイミング調整用パターンよりも主走査方向の幅が狭く、かつ、前記センサの検知範囲の主走査方向の幅に応じた幅で形成される、ことを特徴とする。
本発明の他の態様は、画像形成装置であって、上記光書き込み制御装置を含むことを特徴とする。
また、本発明の更に他の態様は、感光体の主走査方向に配列された複数の光源の発光を制御し、当該光源により前記感光体を露光して、当該感光体上に静電潜像を形成させる光書き込み装置の制御方法であって、前記光書き込み装置は、画像形成出力するべき画像を構成する画素の情報に基づいて、異なる色毎に設けられた複数の前記光源を夫々発光制御し、異なる色毎に設けられた複数の前記感光体を露光させる発光制御部と、前記感光体に形成された静電潜像が現像されたトナー像が転写されて搬送される搬送経路において前記トナー像を検知するセンサと、を含み、前記センサによる検知に基づき異なる色のトナー像が重ね合わせられる重ね合わせ位置を補正するための補正用パターンと、前記センサによる前記補正用パターンの検知タイミングを調整するためのタイミング調整用パターンと、を形成するように前記光源を夫々発光制御し、前記補正用パターンを、前記タイミング調整用パターンよりも主走査方向の幅が狭く、かつ、前記センサの検知範囲の主走査方向の幅に応じた幅で形成する、ことを特徴とする。
本発明によれば、補正用パターンの描画に係るトナー消費量の低減と装置動作の正確性とのバランスをとることが可能となる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の機能構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るプリントエンジンの構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る光書き込み装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る光書き込み制御部及びLEDAの構成を示すブロック図である。 従来技術に係る位置ずれ補正用パターンの例を示す図である。 本発明の実施形態に係る濃度補正用パターンの例を示す図である。 本発明の実施形態に係る位置ずれ補正用パターンの検知タイミングの例を示す図である。 位置ずれ補正用パターンの理想的状態を示す図である。 本発明の実施形態に係る位置ずれ補正用パターンの例を示す図である。 位置ずれ補正用パターンの主走査方向の位置及び検知信号の関係を示す図である。 位置ずれ補正用パターンの主走査方向の位置及び検知信号の関係を示す図である。 位置ずれ補正用パターンの主走査方向の誤差による補正後の誤差の収束を示す図である。 本実施形態に係る位置ずれ補正動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。本実施形態においては、複合機(MFP:Multi Function Peripheral)としての画像形成装置を例として説明する。本実施形態に係る画像形成装置は、電子写真方式による画像形成装置であり、感光体の露光タイミングを補正するための位置ずれ補正動作において描画されるパターンの構成に特徴を有する。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係る画像形成装置1は、一般的なサーバやPC(Personal Computer)等の情報処理端末と同様の構成に加えて、画像形成を実行するエンジンを有する。即ち、本実施形態に係る画像形成装置1は、CPU(Central Processing Unit)10、RAM(Random Access Memory)11、ROM(Read Only Memory)12、エンジン13、HDD(Hard Disk Drive)14及びI/F15がバス18を介して接続されている。また、I/F15にはLCD(Liquid Crystal Display)16及び操作部17が接続されている。
CPU10は演算手段であり、画像形成装置1全体の動作を制御する。RAM11は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU10が情報を処理する際の作業領域として用いられる。ROM12は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。エンジン13は、画像形成装置1において実際に画像形成を実行する機構である。
HDD14は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、OS(Operating System)や各種の制御プログラム、アプリケーション・プログラム等が格納されている。I/F15は、バス18と各種のハードウェアやネットワーク等を接続し制御する。LCD16は、ユーザが画像形成装置1の状態を確認するための視覚的ユーザインタフェースである。操作部17は、キーボードやマウス等、ユーザが画像形成装置1に情報を入力するためのユーザインタフェースである。
このようなハードウェア構成において、ROM12やHDD14若しくは図示しない光学ディスク等の記録媒体に格納されたプログラムがRAM11に読み出され、CPU10がそれらのプログラムに従って演算を行うことにより、ソフトウェア制御部が構成される。このようにして構成されたソフトウェア制御部と、ハードウェアとの組み合わせによって、本実施形態に係る画像形成装置1の機能を実現する機能ブロックが構成される。
次に、図2を参照して、本実施形態に係る画像形成装置1の機能構成について説明する。図2は、本実施形態に係る画像形成装置1の機能構成を示すブロック図である。図2に示すように、本実施形態に係る画像形成装置1は、コントローラ20、ADF(Auto Documennt Feeder:原稿自動搬送装置)110、スキャナユニット22、排紙トレイ23、ディスプレイパネル24、給紙テーブル25、プリントエンジン26、排紙トレイ27及びネットワークI/F28を有する。
また、コントローラ20は、主制御部30、エンジン制御部31、入出力制御部32、画像処理部33及び操作表示制御部34を有する。図2に示すように、本実施形態に係る画像形成装置1は、スキャナユニット22、プリントエンジン26を有する複合機として構成されている。尚、図2においては、電気的接続を実線の矢印で示しており、用紙の流れを破線の矢印で示している。
ディスプレイパネル24は、画像形成装置1の状態を視覚的に表示する出力インタフェースであると共に、タッチパネルとしてユーザが画像形成装置1を直接操作し若しくは画像形成装置1に対して情報を入力する際の入力インタフェース(操作部)でもある。ネットワークI/F28は、画像形成装置1がネットワークを介して他の機器と通信するためのインタフェースであり、Ethernet(登録商標)やUSB(Universal Serial Bus)インタフェースが用いられる。
コントローラ20は、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって構成される。具体的には、ROM12や不揮発性メモリ並びにHDD14や光学ディスク等の不揮発性記録媒体に格納されたファームウェア等の制御プログラムが、RAM11等の揮発性メモリ(以下、メモリ)にロードされ、それらのプログラムに従ったCPU10の演算によって構成されるソフトウェア制御部と集積回路などのハードウェアとによってコントローラ20が構成される。コントローラ20は、画像形成装置1全体を制御する制御部として機能する。
主制御部30は、コントローラ20に含まれる各部を制御する役割を担い、コントローラ20の各部に命令を与える。エンジン制御部31は、プリントエンジン26やスキャナユニット22等を制御若しくは駆動する駆動手段としての役割を担う。入出力制御部32は、ネットワークI/F28を介して入力される信号や命令を主制御部30に入力する。また、主制御部30は、入出力制御部32を制御し、ネットワークI/F28を介して他の機器にアクセスする。
画像処理部33は、主制御部30の制御に従い、入力された印刷ジョブに含まれる印刷情報に基づいて描画情報を生成する。この描画情報とは、画像形成部であるプリントエンジン26が画像形成動作において形成すべき画像を描画するための情報である。また、印刷ジョブに含まれる印刷情報とは、PC等の情報処理装置にインストールされたプリンタドライバによって画像形成装置1が認識可能な形式に変換された画像情報である。操作表示制御部34は、ディスプレイパネル24に情報表示を行い若しくはディスプレイパネル24を介して入力された情報を主制御部30に通知する。
画像形成装置1がプリンタとして動作する場合は、まず、入出力制御部32がネットワークI/F28を介して印刷ジョブを受信する。入出力制御部32は、受信した印刷ジョブを主制御部30に転送する。主制御部30は、印刷ジョブを受信すると、画像処理部33を制御して、印刷ジョブに含まれる印刷情報に基づいて描画情報を生成させる。
画像処理部33によって描画情報が生成されると、エンジン制御部31は、生成された描画情報に基づいてプリントエンジン26を制御し、給紙テーブル25から搬送される用紙に対して画像形成を実行する。即ち、プリントエンジン26が画像形成部として機能する。プリントエンジン26によって画像形成が施された文書は排紙トレイ27に排紙される。
画像形成装置1がスキャナとして動作する場合は、ユーザによるディスプレイパネル24の操作若しくはネットワークI/F28を介して外部のPC等から入力されるスキャン実行指示に応じて、操作表示制御部34若しくは入出力制御部32が主制御部30にスキャン実行信号を転送する。主制御部30は、受信したスキャン実行信号に基づき、エンジン制御部31を制御する。
エンジン制御部31は、ADF21を駆動し、ADF21にセットされた撮像対象原稿をスキャナユニット22に搬送する。また、エンジン制御部31は、スキャナユニット22を駆動し、ADF21から搬送される原稿を撮像する。また、ADF21に原稿がセットされておらず、スキャナユニット22に直接原稿がセットされた場合、スキャナユニット22は、エンジン制御部31の制御に従い、セットされた原稿を撮像する。即ち、スキャナユニット22が撮像部として動作する。
撮像動作においては、スキャナユニット22に含まれるCCD等の撮像素子が原稿を光学的に走査し、光学情報に基づいて生成された撮像情報が生成される。エンジン制御部31は、スキャナユニット22が生成した撮像情報を画像処理部33に転送する。画像処理部33は、主制御部30の制御に従い、エンジン制御部31から受信した撮像情報に基づき画像情報を生成する。画像処理部33が生成した画像情報はHDD40等の画像形成装置1に装着された記憶媒体に保存される。即ち、スキャナユニット22、エンジン制御部31及び画像処理部33が連動して、原稿読み取り部として機能する。
画像処理部33によって生成された画像情報は、ユーザの指示に応じてそのままHDD40等に格納され若しくは入出力制御部32及びネットワークI/F28を介して外部の装置に送信される。即ち、ADF21及びエンジン制御部31が画像入力部として機能する。
また、画像形成装置1が複写機として動作する場合は、エンジン制御部31がスキャナユニット22から受信した撮像情報若しくは画像処理部33が生成した画像情報に基づき、画像処理部33が描画情報を生成する。その描画情報に基づいてプリンタ動作の場合と同様に、エンジン制御部31がプリントエンジン26を駆動する。
次に、本実施形態に係るプリントエンジン26の構成について、図3を参照して説明する。図3に示すように、本実施形態に係るプリントエンジン26は、無端状移動手段である搬送ベルト105に沿って各色の画像形成部106が並べられた構成を備えるものであり、所謂タンデムタイプといわれるものである。すなわち、給紙トレイ101から給紙ローラ102により分離給紙される用紙(記録媒体の一例)104に転写するための中間転写画像が形成される中間転写ベルトである搬送ベルト105に沿って、この搬送ベルト105の搬送方向の上流側から順に、複数の画像形成部(電子写真プロセス部)106Y、106M、106C、106K(以降、総じて画像形成部106とする)が配列されている。
また、給紙トレイ101から給紙された用紙104は、レジストローラ103によって一度止められ、画像形成部106における画像形成のタイミングに応じて搬送ベルト105からの画像の転写位置に送り出される。
複数の画像形成部106Y、106M、106C、106Kは、形成するトナー画像の色が異なるだけで内部構成は共通である。画像形成部106Kはブラックの画像を、画像形成部106Mはマゼンタの画像を、画像形成部106Cはシアンの画像を、画像形成部106Yはイエローの画像をそれぞれ形成する。尚、以下の説明においては、画像形成部106Yについて具体的に説明するが、他の画像形成部106M、106C、106Kは画像形成部106Yと同様であるので、その画像形成部106M、106C、106Kの各構成要素については、画像形成部106Yの各構成要素に付したYに替えて、M、C、Kによって区別した符号を図に表示するにとどめ、説明を省略する。
搬送ベルト105は、回転駆動される駆動ローラ107と従動ローラ108とに架け渡されたエンドレスのベルト、即ち無端状ベルトである。この駆動ローラ107は、不図示の駆動モータにより回転駆動させられ、この駆動モータと、駆動ローラ107と、従動ローラ108とが、無端状移動手段である搬送ベルト105を移動させる駆動手段として機能する。
画像形成に際しては、回転駆動される搬送ベルト105に対して、最初の画像形成部106Yが、ブラックのトナー画像を転写する。画像形成部106Yは、感光体としての感光体ドラム109Y、この感光体ドラム109Yの周囲に配置された帯電器110Y、光書き込み装置200、現像器112Y、感光体クリーナ(図示せず)、除電器113Y等から構成されている。光書き込み装置200は、夫々の感光体ドラム109Y、109M、109C、109K(以降、総じて「感光体ドラム109」という)に対して光を照射するように構成されている。
画像形成に際し、感光体ドラム109Yの外周面は、暗中にて帯電器110Yにより一様に帯電された後、光書き込み装置200からのブラック画像に対応した光源からの光により書き込みが行われ、静電潜像が形成される。現像器112Yは、この静電潜像をイエロートナーにより可視像化し、このことにより感光体ドラム109Y上にイエローのトナー画像が形成される。
このトナー画像は、感光体ドラム109Yと搬送ベルト105とが当接若しくは最も接近する位置(転写位置)で、転写器115Yの働きにより搬送ベルト105上に転写される。この転写により、搬送ベルト105上にイエローのトナーによる画像が形成される。トナー画像の転写が終了した感光体ドラム109Yは、外周面に残留した不要なトナーを感光体クリーナにより払拭された後、除電器113Yにより除電され、次の画像形成のために待機する。
以上のようにして、画像形成部106Yにより搬送ベルト105上に転写されたイエローのトナー画像は、搬送ベルト105のローラ駆動により次の画像形成部106Mに搬送される。画像形成部106Mでは、画像形成部106Yでの画像形成プロセスと同様のプロセスにより感光体ドラム109M上にマゼンタのトナー画像が形成され、そのトナー画像が既に形成されたイエローの画像に重畳されて転写される。
搬送ベルト105上に転写されたイエロー、マゼンタのトナー画像は、さらに次の画像形成部106C、106Kに搬送され、同様の動作により、感光体ドラム109C上に形成されたシアンのトナー画像と、感光体ドラム109K上に形成されたブラックのトナー画像とが、既に転写されている画像上に重畳されて転写される。こうして、搬送ベルト105上にフルカラーの中間転写画像が形成される。
給紙トレイ101に収納された用紙104は最も上のものから順に送り出され、その搬送経路が搬送ベルト105と接触する位置若しくは最も接近する位置において、搬送ベルト105上に形成された中間転写画像がその紙面上に転写される。これにより、用紙104の紙面上に画像が形成される。紙面上に画像が形成された用紙104は更に搬送され、定着器116にて画像を定着された後、画像形成装置の外部に排紙される。
また、このような画像形成装置1においては、感光体ドラム109Y、109M、109C及び109Kの軸間距離の誤差、感光体ドラム109Y、109M、109C及び109Kの平行度誤差、光書き込み装置111内でのLEDA130の設置誤差、感光体ドラム109Y、109M、109C及び109Kへの静電潜像の書き込みタイミング誤差等により、本来重ならなければならない位置に各色のトナー画像が重ならず、各色間で位置ずれが生ずることがある。
また、同様の原因により、転写対象である用紙において本来画像が転写される範囲から外れた範囲に画像が転写されることがある。このような位置ずれの成分としては、主にスキュー、副走査方向のレジストずれ等が知られている。また、装置内温度変化や経時劣化による搬送ベルトの伸縮が知られている。
このような位置ずれを補正するため、パターン検知センサ117が設けられている。パターン検知センサ117は、感光体ドラム109Y、109M、109C及び109Kによって搬送ベルト105上に転写された位置ずれ補正用パターン、及び濃度補正用パターンを読み取るための光学センサであり、搬送ベルト105の表面に描画されたパターンを照射するための発光素子及び補正用パターンからの反射光を受光するための受光素子を含む。図3に示すように、パターン検知センサ117は、感光体ドラム109Y、109M、109C及び109Kの下流側において、搬送ベルト105の搬送方向と直行する方向に沿って同一の基板上に支持されている。
また、画像形成装置1においては、画像形成部106Y、106M、106C、106Kの状態変化や、光書込み装置111の状態変化により、用紙104上に転写される画像の濃度が変動する可能性がある。このような濃度変動を補正するため、所定のルールに従って形成された濃度補正用パターンを検知し、その検知結果に基づいて画像形成部106Y、106M、106C、106Kの駆動パラメータや光書込み装置111の駆動パラメータを補正する濃度補正が実行される。
パターン検知センサ117は、上述した位置ずれ補正用パターンを検知することによる位置ずれ補正動作の他、濃度補正用パターンの検知にも用いられる。パターン検知センサ117の詳細及び位置ずれ補正、濃度補正の態様については、後に詳述する。
このような描画パラメータ補正において搬送ベルト105上に描画された補正用パターンのトナーを除去し、搬送ベルト105によって搬送される用紙が汚れないようにするため、ベルトクリーナ118が設けられている。ベルトクリーナ118は、図3に示すように、パターン検知センサ117の下流側であって、感光体ドラム109よりも上流側において搬送ベルト105に押し当てられたクリーニングブレードであり、搬送ベルト105の表面に付着したトナーを掻きとる顕色剤除去部である。
次に、本実施形態に係る光書き込み装置111について説明する。図4は、本実施形態に係る光書き込み装置111と感光体ドラム109との配置関係を示す図である。図4に示すように、各色の感光体ドラム109Y、109M、109C、109K夫々に照射される照射光は、光源であるLEDA(Light‐emitting diode Array)130Y、130M、130C、130K(以降、総じてLEDA130とする)から照射される。
LEDA130は、発光素子であるLEDが、感光体ドラム109の主走査方向に並べられて構成されている。光書き込み装置111に含まれる制御部は、主走査方向に並べられている夫々のLEDの点灯/消灯状態を、コントローラ20から入力された描画情報に基づいて主走査ライン毎に制御することにより、感光体ドラム109の表面を選択的に露光し、静電潜像を形成する。
次に、本実施形態に係る光書き込み装置111の制御ブロックについて、図5を参照して説明する。図5は、本実施形態に係る光書き込み装置111を制御する光書き込み装置制御部120の機能構成と、LEDA130及びパターン検知センサ117との接続関係を示す図である。
図5に示すように、本実施形態に係る光書き込み装置制御部120は、発光制御部121、カウント部122、センサ制御部123、補正値算出部124、基準値記憶部125及び補正値記憶部126を含む。尚、本実施形態に係る光書き込み装置111は、図1において説明したようなCPU10、RAM11、ROM12及びHDD14等の情報処理機構を含み、図5に示すような光書き込み装置制御部120は、画像形成装置1のコントローラ20と同様に、ROM12若しくはHDD14に記憶されている制御プログラムがRAM11にロードされ、CPU10の制御に従って動作することにより構成される。
発光制御部121は、コントローラ20のエンジン制御部31から入力される画像情報に基づいてLEDA130を制御する光源制御部である。即ち、発光制御部121が、画素情報取得部としても機能する。発光制御部121は、所定のライン周期でLEDA130を発光させることにより、感光体ドラム109への光書き込みを実現する。
発光制御部121がLEDA130を発光制御するライン周期は画像形成装置1の出力解像度によって定まるが、上述したように用紙の搬送速度との比率に応じて副走査方向に変倍を行う場合、発光制御部121がライン周期を調整することによって副走査方向の変倍を行う。
また、発光制御部121は、エンジン制御部31から入力される描画情報に基づいてLEDA130を駆動する他、上述した描画パラメータ補正の処理において補正用のパターンを描画するために、LEDA130を発光制御する。
図4において説明したように、LEDA130は夫々の色に対応して複数設けられる。従って、図5に示すように、発光制御部121も、複数のLEDA130夫々に対応するように複数設けられる。描画パラメータ補正処理のうち位置ずれ補正処理の結果生成される補正値は、図5に示す補正値記憶部126に位置ずれ補正値として記憶される。発光制御部121は、この補正値記憶部126に記憶されている位置ずれ補正値に基づき、LEDA130を駆動するタイミングを補正する。
発光制御部121によるLEDA130の駆動タイミングの補正は、具体的には、エンジン制御部31から入力された描画情報に基づいてLEDA130を発光駆動するタイミングをライン周期単位で遅らせる、即ちラインをシフトさせることによって実現される。これに対して、エンジン制御部31からは、所定の周期に従って次々に描画情報が入力されるため、ラインをシフトさせて発光タイミングを遅らせるためには、入力された描画情報を保持しておき、読み出すタイミングを遅らせる必要がある。
そのため、発光制御部121は、主走査ライン毎に入力される描画情報を保持するための記憶媒体であるラインメモリを有し、エンジン制御部31から入力された描画情報をラインメモリに記憶させることによって保持する。
カウント部122は、上記位置ずれ補正処理において、発光制御部121がLEDA130を制御して感光体ドラム109Kの露光を開始すると同時にカウントを開始する。カウント部122は、センサ制御部123が、パターン検知センサ117の出力信号に基づいて位置ずれ補正用パターンを検知することにより出力する検知信号を取得する。また、カウント部122は、検知信号を取得したタイミングにおけるカウント値を補正値算出部124に入力する。即ち、カウント部122がパターンの検知タイミングを取得する検知タイミング取得部として機能する。
センサ制御部123は、パターン検知センサ117を制御する制御部であり、上述したように、パターン検知センサ117の出力信号に基づき、搬送ベルト105上に形成された位置ずれ補正用パターンが、パターン検知センサ117の位置にまで到達したことを判断して検知信号を出力する。即ち、センサ制御部123が、パターン検知センサ117によるパターンの検知信号を取得する検知信号取得部として機能する。
また、センサ制御部123は、濃度補正用パターンによる濃度補正に際しては、パターン検知センサ117の出力信号の信号強度を取得し、補正値算出部124に入力する。更にセンサ制御部123は、位置ずれ補正用パターンの検知結果に応じて、濃度補正用パターンの検知タイミングを調整する。
補正値算出部124は、カウント部122から取得したカウント値や、センサ制御部123から取得した濃度補正用パターンの検知結果の信号強度に基づき、基準値記憶部125に記憶された位置ずれ補正用及び濃度補正用の基準値に基づいて補正値を算出する。即ち、補正値算出部124が、基準値取得部及び補正値算出部として機能する。基準値記憶部125には、このような計算に用いるための基準値が格納されている。
次に、位置ずれ補正用パターンを用いた位置ずれ補正動作について説明する。先ず、本実施形態に係る位置ずれ補正動作の前提として、従来技術に係る位置ずれ補正動作について説明する。図6は、従来技術に係る位置ずれ補正動作において、発光制御部121によって制御されたLEDA130によって搬送ベルト105上に描画されるマーク(以降、位置ずれ補正用マークとする)を示す図である。
図6に示すように、従来技術に係る位置ずれ補正用マーク400は、副走査方向に様々なパターンが並べられている位置ずれ補正用パターン列401が、主走査方向に複数(本実施形態においては2つ)並べられて構成されている。尚、図6において、実線が感光体ドラム109K、点線は感光体ドラム109Y、破線は感光体ドラム109C、一点鎖線は感光体ドラム109Mによって夫々描画されたパターンを示す。
図6に示すように、パターン検知センサ117は、主走査方向に複数(本実施形態においては2つ)のセンサ素子170を有し、夫々の位置ずれ補正用パターン列401は、夫々のセンサ素子170に対応した位置に描画されている。これにより、光書き込み制御部120は、主走査方向の複数の位置でパターンの検出を行うことが可能となり、描画される画像のスキューを補正することが可能となる。また、複数のセンサ素子170に基づく検知結果を平均することにより、補正精度を向上することができる。
図6に示すように、位置ずれ補正用パターン列401は、全体位置補正用パターン411とドラム間隔補正用パターン412を含む。また、図6に示すように、ドラム間隔補正用パターン412は、繰り返し描画されている。
従来技術に係る全体位置補正用パターン411は、図6に示すように、感光体ドラム109Yによって描画された線であって主走査方向に平行な線である。全体位置補正用パターン411は、画像の全体の副走査方向のずれ、即ち用紙に対する画像の転写位置を補正するためのカウント値を得るために描画されるパターンである。また、全体位置補正用パターン411は、センサ制御部123が、ドラム間隔補正用パターン412や、後述する濃度補正用のパターンを検知する際の検知タイミングを補正するためにも用いられる。
全体位置補正用パターン411を用いた全体位置補正においては、光書き込み装置制御部120が、パターン検知センサ117による全体位置補正用パターン411の読取信号に基づき、書き込み開始タイミングの補正動作を行う。
ドラム間隔補正用パターン412は、各色の感光体ドラム109における描画タイミングのずれ、即ち、各色の画像が重ね合わせられる重ね合わせ位置を補正するためのカウント値を得るために描画されるパターンである。図6に示すように、ドラム間隔補正用パターン412は、副走査方向補正用パターン413及び主走査方向補正用パターン414を含む。図6に示すように、ドラム間隔補正用パターン412は、CMYK各色のパターンが一組となって構成される副走査方向補正用パターン413及び主走査方向補正用パターン414が繰り返されることによって構成される。
光書き込み装置制御部120は、パターン検知センサ117による、副走査方向補正用パターン413の読取信号に基づき、感光体ドラム109K、109M、109C、109Y夫々の副走査方向の位置ずれ補正を行い、主走査方向補正用パターン414の読取信号に基づき、上記各感光体ドラムの主走査方向の位置ずれ補正を行う。
次に、本実施形態に係る濃度補正動作について、図7を参照して説明する。図7は、本実施形態に係る濃度補正動作において、発光制御部121によって制御されたLEDA130によって搬送ベルト105上に描画されるマーク(以降、濃度補正用マークとする)を示す図である。図7に示すように、本実施形態に係る濃度補正用マーク500は、ブラック階調パターン501、シアン階調パターン502、マゼンタ階調パターン503及びイエロー階調パターン504を含む。
濃度補正用マーク500に含まれる各色の階調パターンは、本実施形態においては濃度の異なる4つの方形状のパターンによって構成されており、この方形状のパターンが、濃度の順に副走査方向に並べられて構成されている。そして、各色の階調パターンは、ブラック及びマゼンタと、シアン及びイエローとで左右に分けて描画されている。図7においては、各方形状のパターンに施されているハッチングの数によって、各パターンの濃度が示されている。
図7に示す濃度補正用マーク500を用いた濃度補正においては、補正値算出部124が、パターン検知センサ117による各色の階調パターンの読み取り信号の強度に基づいた濃度を示す情報をセンサ制御部123から取得し、現像バイアスの補正動作を行う。即ち、基準値記憶部125に記憶される基準値のうち、濃度補正に用いられる基準値は、各色の階調パターンに含まれる濃度の異なる4つのパターン夫々の濃度の基準となる値である。
ここで、基準値記憶部125に記憶されている各色タイミング基準値について、図8を参照して説明する。図8は、全体位置補正用パターン411及びドラム間隔補正用パターン412の検知タイミングを示す図である。図8に示すように、全体位置補正用パターン411の検知期間tY0は、感光体ドラム109Yによって描画された夫々の線が読み取られる手前のタイミングである検知開始タイミングtからの検知期間である。
また、ドラム間隔補正用パターン412に含まれる副走査方向補正用パターン413及び主走査方向補正用パターン414の検知期間t、t、t、tは、一組のパターンが読み取られる手前のタイミングである検知開始タイミングt、tからの検知期間である。
基準値記憶部125には、図8に示す全体位置補正用パターン411の検知期間tY0や、副走査方向補正用パターン413及び主走査方向補正用パターン414の検知期間t、t、t、tに対する基準値である。換言すると、基準値記憶部125には、画像形成装置各部の詳細な構成が設計通りである場合の全体位置補正用パターン411の検知期間tY0や、副走査方向補正用パターン413及び主走査方向補正用パターン414の検知期間t、t、t、tの理論値が基準値として格納されている。
即ち、補正値算出部124は、基準値記憶部125に記憶されている夫々の基準値と、図8に示す検知期間tY0、t、t、t、tとの差異を計算することにより、自身が搭載されている画像形成装置の設計値からのずれを求め、そのずれに基づいてLEDA130の発光タイミングを補正するための補正値を算出する。
また、全体位置補正用パターン411の検知期間tY0に対する基準値は、図8に示す検知開始タイミングt、tのタイミングを補正するためにも用いられる。即ち、補正値算出部124は、全体位置補正用パターン411の検知期間tY0と、それに対する基準値との差異に基づき、図8に示す検知開始タイミングt、tのタイミングを補正するための補正値を算出する。これにより、ドラム間隔補正用パターン412の検知期間の精度を向上することが可能である。
パターン検知センサ117による位置ずれ補正用マーク400及び濃度補正用マーク500の検知においては、パターン検知センサ117からスポット光を照射することにより受光される反射光の強度を検知する。その際、位置ずれ補正用マーク400はパターンの検知タイミングに基づいて描画される画像の位置ずれを補正することが趣旨であるため、反射光の光強度については高精度である必要はない。
これに対して、濃度補正用マーク500は、反射光の光強度に基づいて画像の濃度を補正することが趣旨であるため、高精度な濃度補正を行うためには、反射光の光強度にも高い精度が求められる。そのため、濃度補正用マーク500の検知に際しては、パターン検知センサ117が照射するスポット光が濃度補正用マーク500の範囲と搬送ベルト105の地色の範囲とにまたがることなく、濃度補正用マーク500の範囲内に入るようにパターン検知センサ117を駆動する必要がある。
このようなパターン検知センサ117の駆動は、濃度補正用マーク500を大きめに描画すれば、多少タイミングがずれたとしてもスポット径はパターン範囲内に入るため容易である。しかしながら、濃度補正用マーク500を大きく描画すると、その分トナーを多く消費することとなるため、濃度補正用マーク500は可能な限り小さく、最も好ましくは、パターン検知センサ117のスポット径が収まる最小限の範囲で描画することが望まれる。
このような最小限の濃度補正用マーク500を好適にパターン検知センサ117で読み取るため、濃度補正用マーク500の検知タイミングは、全体位置補正用パターン411の検知期間tY0と、その基準値との差異に基づいて補正される。これにより、描画される濃度補正用マーク500の大きさがパターン検知センサ117のスポット光に対して最小限の大きさであったとしても、濃度補正用マーク500を好適に検知することが可能となる。
尚、濃度補正用マーク500の検知タイミングは、濃度補正用マーク500をパターン検知センサ117のスポット光に対して最小限の大きさで描画する場合に限らず、全体位置補正用パターン411の検知期間tY0と、その基準値との差異に基づいて補正される。
このように、全体位置補正用パターン411は、画像の全体の副走査方向のずれを補正する目的の他、図8に示す検知開始タイミングt、tのタイミングを補正する目的及び濃度補正用マーク500の検知タイミングを補正する目的にも用いられる。
そのため、全体位置補正用パターン411の検知が正確に行われなかった場合、夫々の目的が達成されないこととなる。具体的には、画像の全体の副走査方向のずれが正常に補正されないことに加えて、検知開始タイミングt、tの誤差によるドラム間隔補正用パターン412の検知結果の精度の悪化、濃度補正用マーク500の検知タイミングの誤差による濃度補正精度の悪化が発生する。
特に、画像全体の副走査方向のずれが正常に補正されずに用紙に対するレジストずれが発生し、用紙の搬送方向先端の領域に画像が転写された場合、図3に示す定着ユニット116に用紙が供給された際に、用紙の先端に転写されたトナー像によって用紙が定着ユニット116に含まれる定着ローラに貼りつき、ジャムが発生する可能性がある。
他方、位置ずれ補正用マーク400は、所定のタイミングにおいて繰り返し実行される位置ずれ補正動作において毎回描画されるため、可能な限り描画範囲を小さくしてトナー消費を低減することが求められる。そのため、図9に示すように、夫々のパターンの主走査方向の幅を、センサ素子170の検知範囲に応じた幅とすることが理想的な状態となる。
しかしながら、描画されるパターンは実際には主走査方向にずれることがあり得る。そのため、図9に示すようにセンサ素子170の検知範囲に対して主走査方向のマージンが少ない状態でパターンが描画された場合、パターンが主走査方向にずれると、センサ素子170によって読み取られた際のセンサ出力のS/N比が低下し、検知ミスとなる場合もあり得る。
これに対して、本実施形態に係る位置ずれ補正動作において描画される位置ずれ補正用マーク400は、図10に示すように、全体位置補正用パターン411のみ、センサ素子170の検知範囲に対してマージンを有する状態で描画され、その他のパターンは、図9と同様にセンサ素子170の検知範囲に応じた幅で描画される。
図10に示すような位置ずれ補正用マーク400を用いることにより、パターンの描画位置が主走査方向にずれたとしても全体位置補正用パターン411を正常に読み取ることが可能である。その結果、画像の全体の副走査方向のずれの補正、検知開始タイミングt、tの補正、濃度補正用マーク500の検知タイミングの補正を夫々正確に実行することができる。
他方、本実施形態に係る位置ずれ補正用マーク400は、図10に示すようにドラム間隔補正用パターン412がセンサ素子170の検知範囲に応じた幅で描画されるため、パターンの描画位置が主走査方向にずれた場合上述したようなセンサ出力のS/N比の低下や、検知ミスが発生する可能性がある。
ここで、ドラム間隔補正用パターン412に含まれる副走査方向補正用パターン413及び主走査方向補正用パターン414夫々の主走査方向の描画位置がずれた場合の弊害について説明する。図11(a)、(b)は、センサ素子170の検知範囲170´に対する副走査方向補正用パターン413の位置と、検知信号との関係を示す図である。図中、縦方向が主走査方向であり、横方向が副走査方向である。
図11(a)は、センサ素子170の検知範囲170´に対して副走査方向補正用パターン413が正常な位置に描画された場合を示す図である。図11(a)に示すように、検知範囲170´に対して副走査方向補正用パターン413が正常な位置に描画されている場合、夫々のパターンのうち、検知範囲170´に入る範囲の搬送方向の中央が検知範囲170´の中央に到達したタイミングにおいてピークなるような信号が検知される。
図11(b)は、センサ素子170の検知範囲170´に対して副走査方向補正用パターン413が主走査方向にずれて描画された場合を示す図である。図11(b)に示すように、検知範囲170´に対して副走査方向補正用パターン413が主走査方向にずれて描画された場合、描画されたパターンのうち、検知範囲170´に入る範囲が少なくなるため、その分検知信号のピークが弱くなる。
図11(a)、(b)に示すように、副走査方向補正用パターン413が主走査方向にずれて描画された場合の影響は検知信号のピーク強度のみである。副走査方向補正用パターン413の検知において必要なのは検知のタイミングのみであるため、ピーク強度が弱くなったとしても、検知のタイミングが判断可能であれば大きな問題とはならない。
図12(a)〜(c)は、センサ素子170の検知範囲170´に対する主走査方向補正用パターン414の位置と、検知信号との関係を示す図である。図11(a)、(b)と同様に、図中、縦方向が主走査方向であり、横方向が副走査方向である。
図12(a)は、センサ素子170の検知範囲170´に対して主走査方向補正用パターン414が正常な位置に描画された場合を示す図である。図12(a)に示すように、検知範囲170´に対して主走査方向補正用パターン414が正常な位置に描画されている場合、夫々のパターンのうち、検知範囲170´に入る範囲の搬送方向の中央が検知範囲170´の中央に到達したタイミングにおいてピークとなるような信号が検知される。
図12(b)は、センサ素子170の検知範囲170´に対して主走査方向補正用パターン414が主走査方向にずれて描画された場合を示す図である。図12(b)に示すように、検知範囲170´に対して主走査方向補正用パターン414がずれて描画されている場合、描画されたパターンのうち、検知範囲170´に入る範囲が少なくなるため、その分検知信号のピークが弱くなる。
更に、図12(b)の場合、主走査方向補正用パターン414が主走査方向にずれた分、主走査方向補正用パターン414の傾きに従って、信号の検知タイミングがずれることとなる。そして、信号のピークは、主走査方向補正用パターン414のうち、検知範囲170´に入る部分の副走査方向の中央が、検知範囲170´の副走査方向の中央に到達したタイミングとなる。
その結果、図12(a)のタイミングよりも図中に示す“g1”の分ずれたタイミングとなる。このタイミングのずれに応じて、描画するべきパターンの主走査方向の位置を調整することが、主走査方向補正用パターン414による補正の要旨である。尚、図12(a)〜(c)においては、主走査方向補正用パターン414に含まれる各パターンの主走査方向の位置を全て同じ位置に示しているが、実際には、夫々の色毎に感光体ドラム109の設置やLEDA130の設置が異なるため、各色夫々について異なるずれを有する。
これに対して、図12(c)は、図6において説明したように、主走査方向補正用パターン414がセンサ素子170の検知範囲170´に対して主走査方向にマージンをもたせて描画された場合であって、図12(b)と同様の主走査方向のずれが発生した場合を示す図である。図12(c)においては、図12(b)にはない主走査方向補正用パターン414の部分を点線で示している。
図12(c)の場合、信号のピークは、主走査方向補正用パターン414のうち、検知範囲170´に入る範囲の副走査方向の中央が、検知範囲170´の副走査方向の中央に到達したタイミングとなるのは同様である。
但し、図12(c)の場合、各パターンの主走査方向の幅が、検知範囲170´に対してマージンをもって描画されているため、主走査方向補正用パターン414のうち、検知範囲170´に入る範囲の副走査方向の中央の位置が異なる。結果的にピークタイミングが図中に示す“g2”の分ずれたタイミングとなる。即ち、本来であれば、“g1”と“g2”の合計分に基づいて主走査方向のずれが補正されなければならないところ、図12(b)の場合は“g1”分に基づいて補正がされてしまうこととなる。
しかしながら、図12(b)の場合においても、“g1”分に基づいた補正は実行される。そして、図10に示す本実施形態に係る位置ずれ補正用マーク400において、ドラム間隔補正用パターン412は繰り返し描画され、その繰り返し回数は、例えば図3において説明した搬送ベルト105の一周分に及ぶ。そのため、繰り返しの最初の方に描画されたパターンによる補正の結果を、搬送ベルト105の一周分にわたるドラム間隔補正用パターン412の描画において反映することが可能である。従って、図12(b)の場合においても、“g1”分に相当するずれ量に基づいた補正が繰り返されることにより、補正結果を理想値に近付けることが可能となる。
図13は、図10に示す本実施形態に係る位置ずれ補正用マーク400、即ち、ドラム間隔補正用パターン412の主走査方向の幅が、センサ素子170の検知範囲に応じて、少ないマージンで描画された場合において、主走査方向の位置ずれを横軸に、その際の補正結果の精度を縦軸にとったグラフである。
図13に示す500μmは、設計上生じ得る主走査方向のずれの最大予測値である。図13に示すように、500μm程度のずれが生じている場合において、補正の精度は200μm程度のずれにまで収束させることが可能である。更に、200μm程度のずれが生じている場合においては、補正の精度は40μm程度にまで収束させることが可能である。
図13に示すような特性によれば、図12(b)の場合であっても、搬送ベルト105の一周にわたるドラム間隔補正用パターン412の繰り返しの描画において、一度実行された補正の結果を反映した補正を少なくとも1回行えば、ずれ量は40μ程度以下に収束させることが可能である。
このように、ドラム間隔補正用パターン412の主走査方向の幅をセンサ素子170の検知範囲170´に対して少ないマージンで描画した場合に生じるデメリットは、いずれも致命的な欠陥になるものではない。従って、ドラム間隔補正用パターン412を検知範囲170´の主走査方向の幅に対して少ないマージンで描画したとしても、装置動作の正確性を大きく損なうことはない。
図14は、本実施形態に係る位置ずれ補正動作において、ドラム間隔補正用パターン412を所定の繰り返し回数、即ち、本実施形態においては、搬送ベルト105の一周分描画する間の動作を示すフローチャートである。図14に示すように、位置ずれ補正動作においては、光書き込み装置制御部120がパターンの描画を開始し(S1401)、パターン検知センサ117の検知信号によるパターンの検知を開始する(S1402)。
光書き込み装置制御部120は、パターン検知センサ117の検知信号に基づいてパターンを検知すると(S1403/YES)、その検知結果に基づいて補正値を算出して補正値記憶部126に格納すると共に(S1404)、算出した補正値を位置ずれ補正用マーク400のパターンの描画に反映させる(S1405)。
光書込み装置制御部120は、位置ずれ補正用マーク400のパターンの描画が完了するまでS1403〜S1405の処理を繰り返し(S1406/NO)、更に、パターン描画が完了した後も(S1406/YES)、既に描画されたパターンの検知が全て終了するまでS1403〜S1405の処理を繰り返す(S1407/NO)。そして、描画されたパターンの検知が全て終了すると(S1407/YES)、処理を終了する。
このような処理により、S1405において補正値が反映された後に描画されたパターンが、繰り返し後のS1403において検知され、その検知結果に基づいてS1404において補正値が算出されることにより、上述したように、図12(b)に示す状態であっても、主走査方向のずれ量を収束させることができる。
以上説明したように、本実施形態に係る光書き込み装置120においては、位置ずれ補正用マーク400及び濃度補正用マーク500を描画して画像の描画位置及び濃度を補正するためのパラメータを生成する際に、位置ずれ補正用マーク400に含まれるパターンのうち、画像全体の描画位置を補正するためのパターンであると共に、他のパターンの検知タイミングの補正にも用いられる全体位置補正用パターン411のみを、パターンを検知するためのセンサ素子170の検知範囲に対して主走査方向にマージンをもたせた状態で描画し、他のパターンをセンサ素子170の検知範囲に応じてマージンの少ない状態で描画する。
このような構成により、装置動作の正確性を損なうことなく、パターンの描画範囲を小さくしてトナー消費量を低減することが可能となる。
尚、上記実施形態においては、図14において説明したように、ドラム間隔補正用パターン412が搬送ベルト105の一周分にわたって繰り返し描画される間、既に算出された補正値をリアルタイムで適用して新たなパターンを描画する場合を例として説明した。これにより、図13において説明したように主走査方向のずれ量を収束させることが可能であるが、算出された補正値をリアルタイムに適用せず、同一のパラメータによるパターンの描画を繰り返しても良い。
この場合であっても、一般的に、装置に求められる精度は250μm程度であるのに対し、設計上生じ得る主走査方向のずれ500μmの状態で補正をおこなって得られる精度が200μmであるため、求められる精度を満たすことが可能である。また、ドラム間隔補正用パターン412の主走査方向の位置がセンサ素子170の検知範囲に対してずれており、信号のピーク強度が弱い場合であっても、繰り返し描画されるドラム間隔補正用パターン412を繰り返し検知することにより、ピーク検知に成功する可能性を高めることができる。
また、上記実施形態においては、LEDA130を用いる光書込み装置111を例として説明したが、本実施形態に係る要旨は、位置ずれ補正用マーク400の構成を図10に示すような態様とすることである。従って、LEDA130に限らず、有機EL(ElectroLuminescence)ヘッド、LD(Laser Diode)アレイヘッド、面発光レーザー等のあらゆる書き込みヘッドであれば同様に適用可能である。
但し、ポリゴンミラー等によりレーザーを主走査方向に走査する方式よりも、上述したLEDAや、有機ELヘッド、LDアレイヘッド等の固体走査方式を用いることにより、主走査方向の位置精度が向上するため、図10に示すような位置ずれ補正用マーク400と合わせて用いることにより、より有効に効果を得ることが可能である。
1 画像形成装置
10 CPU
11 RAM
12 ROM
13 エンジン
14 HDD
15 I/F
16 LCD
17 操作部
18 バス
20 コントローラ
21 ADF
22 スキャナユニット
23 排紙トレイ
24 ディスプレイパネル
25 給紙テーブル
26 プリントエンジン
27 排紙トレイ
28 ネットワークI/F
30 主制御部
31 エンジン制御部
32 入出力制御部
33 画像処理部
34 操作表示制御部
101 給紙トレイ
102 給紙ローラ
103 レジストローラ
104 用紙
105 搬送ベルト
106K、106C、106M、106Y 画像形成部
107 駆動ローラ
108 従動ローラ
109K、109C、109M、109Y 感光体ドラム
110K 帯電器
111光書き込み装置
112K、112C、112M、112Y 現像器
113K、113C、113M、113Y 除電器
115K、115C、115M、115Y 転写器
116 定着器
117 パターン検知センサ
120 光書き込み装置制御部
121 発光制御部
122 カウント部
123 センサ制御部
124 補正値算出部
125 基準値記憶部
126 補正値記憶部
130、130K、130C、130M、130Y LEDA
170 センサ素子
特開2004−069767号公報

Claims (6)

  1. 感光体の主走査方向に配列された複数の光源の発光を制御し、当該光源により前記感光体を露光して、当該感光体上に静電潜像を形成させる光書き込み制御装置であって、
    画像形成出力するべき画像を構成する画素の情報に基づいて、異なる色毎に設けられた複数の前記光源を夫々発光制御し、異なる色毎に設けられた複数の前記感光体を露光させる発光制御部と、
    前記感光体に形成された静電潜像が現像されたトナー像が転写されて搬送される搬送経路において前記トナー像を検知するセンサと、
    を含み、
    前記発光制御部は、前記センサによる検知に基づき異なる色のトナー像が重ね合わせられる重ね合わせ位置を補正するための補正用パターンと、前記センサによる前記補正用パターンの検知タイミングを調整するためのタイミング調整用パターンと、を形成するように前記光源を夫々発光制御し、
    前記補正用パターンは、前記タイミング調整用パターンよりも主走査方向の幅が狭く、かつ、前記センサの検知範囲の主走査方向の幅に応じた幅で形成される、
    ことを特徴とする光書き込み制御装置。
  2. 前記タイミング調整用パターンと、前記補正用パターンの前記センサによる検知に基づき、前記重ね合わせ位置を補正するための補正値を算出する補正値算出部と、を含み、
    前記センサは、前記タイミング調整用パターンの検知に基づいて算出された補正値に基づき、前記補正用パターンの検知タイミングを決定する、ことを特徴とする請求項1記載の光書き込み制御装置。
  3. 前記発光制御部は、前記補正用パターンが複数回繰り返し描画されるように前記複数の光源を夫々発光制御することを特徴とする請求項1または2に記載の光書き込み制御装置。
  4. 前記発光制御部は、前記重ね合わせ位置を補正するためのパターンが複数回繰り返し描画されるように前記複数の光源を夫々発光制御する間、既に描画されたパターンの検知によって生成された補正値に基づいて前記複数の光源を夫々発光制御する際のパラメータを補正することを特徴とする請求項3に記載の光書き込み制御装置。
  5. 請求項1乃至4いずれか1項に記載の光書き込み制御装置を含むことを特徴とする画像形成装置。
  6. 感光体の主走査方向に配列された複数の光源の発光を制御し、当該光源により前記感光体を露光して、当該感光体上に静電潜像を形成させる光書き込み装置の制御方法であって、
    前記光書き込み装置は、
    画像形成出力するべき画像を構成する画素の情報に基づいて、異なる色毎に設けられた複数の前記光源を夫々発光制御し、異なる色毎に設けられた複数の前記感光体を露光させる発光制御部と、
    前記感光体に形成された静電潜像が現像されたトナー像が転写されて搬送される搬送経路において前記トナー像を検知するセンサと、
    を含み、
    前記センサによる検知に基づき異なる色のトナー像が重ね合わせられる重ね合わせ位置を補正するための補正用パターンと、前記センサによる前記補正用パターンの検知タイミングを調整するためのタイミング調整用パターンと、を形成するように前記光源を夫々発光制御し、
    前記補正用パターンを、前記タイミング調整用パターンよりも主走査方向の幅が狭く、かつ、前記センサの検知範囲の主走査方向の幅に応じた幅で形成する、
    ことを特徴とする光書き込み装置の制御方法。
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