JP5773040B2 - 光書き込み装置、画像形成装置及び光書き込み装置の制御方法 - Google Patents
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Description
本発明は、光書き込み装置、画像形成装置及び光書き込み装置の制御方法に関し、特に、画像のスキューの補正に関する。
近年、情報の電子化が推進される傾向にあり、電子化された情報の出力に用いられるプリンタやファクシミリ及び書類の電子化に用いるスキャナ等の画像処理装置は欠かせない機器となっている。このような画像処理装置は、撮像機能、画像形成機能及び通信機能等を備えることにより、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ、複写機として利用可能な複合機として構成されることが多い。
このような画像処理装置のうち、電子化された書類の出力に用いられる画像形成装置においては、電子写真方式の画像形成装置が広く用いられている。電子写真方式の画像形成装置においては、感光体を露光することにより静電潜像を形成し、トナー等の顕色剤を用いてその静電潜像を現像してトナー画像を形成し、そのトナー画像を用紙に転写することによって紙出力を行う。
電子写真方式の画像形成装置においてフルカラー印刷を行う方式の1つとして、タンデム方式の画像形成装置では、搬送される用紙や中間転写ベルト等の搬送体に対して、並べられた各色の感光体ドラムから順番に画像が転写される。そのため、各色の感光体ドラムによって転写される画像の位置合わせが重要となる。
電子写真方式の画像形成装置において、感光体を露光する光書き込み装置は、LD(Laser Diode)ラスター光学系の場合、感光体を露光するビームを照射する光源及び照射されたビームを偏向して感光体上の全体を走査するためのポリゴンスキャナ等の偏向器を含む。このようなLDラスター光学系による光書き込み装置においては、fθレンズ、反射ミラーの歪み、位置ずれ等による誤差があり、そのような誤差は、形成される画像のスキューとなって現れる。
ここで、LDラスター光学系においては、回転する感光体ドラムに対してビームが走査される。従って、ドラム表面の搬送方向とは垂直な方向にビームが走査されると、ビームが走査される間も感光体ドラムが回転しているため、感光体ドラム表面におけるビーム到達点の軌跡は、ドラム表面の搬送方向と垂直な方向にはならず、スキューが発生する。
これに対応するため、LDラスター光学系の画像形成装置においては、感光体ドラムの回転が所定の速さの場合において、感光体ドラム表面を走査した場合に、感光体ドラム表面におけるビーム到達点の軌跡が搬送方向と垂直な方向になるように、光学系が調整されている。
他方、カラー画像形成装置においては、搬送する用紙の特性や印刷解像度によってPPM(Page Per Minute)を変化させることがある。例えば、普通紙は通常の搬送速度で搬送し、ハガキ等に用いられる厚紙は1/2速で搬送することで、用紙ジャムなどを防ぐことができる。また、通常の搬送速度で600dpi(dots per inch)の解像度による印刷が可能な装置において、搬送速度を1/2速にすると、副走査方向においては1200dpiによる印刷が可能となる。
但し、上述したように、感光体ドラムの回転とポリゴンスキャナの回転とに応じて光学系が調整されているため、搬送する用紙の特性や印刷解像度によってPPMを変化させた場合、感光体ドラム表面におけるビーム到達点の軌跡が搬送方向と垂直にならず、スキューが発生する。
このように、様々な要因により発生したスキューを補正する方法としては、機械的に補正する方法と、出力すべき画像をスキュー量に応じて画像処理により変形させることにより最終的に好適な画像が形成されるようにする方法とがある。
機械的に補正する方法では、書込みユニット内部のミラー、ヘッドの取り付け位置を変位させる調整機構を設けることによって補正を実現するが、自動的にこの調整を行うためにはモータ等のアクチュエータが必要となり、装置全体としてコストアップとなってしまう。
他方、画像処理による補正では、主走査方向のある位置において、画像を構成する画素を副走査方向にシフトすることにより、上記スキューを補正する。画素を副走査方向にシフトする方法として、ラインメモリに画像を構成する画素を主走査ライン毎に蓄積し、主走査方向の書込み位置に応じて画素を読み出すラインメモリを切り替えることによって画像を副走査方向にシフトする方法と、画素をラインメモリに格納する際に、主走査方向のある位置において副走査方向にシフトさせた状態で画素を格納する方法とがある。この場合、補正範囲に合わせて画像処理部にラインメモリを追加するだけで良いので、機械的な補正に対して比較的低コストで実現可能であり、且つ自動的な補正が可能であるため、スキュー補正の方法として有効である。
ただし、画像処理で補正する方法の場合、画像のシフト位置においてディザパターンに変化が生じる。ディザパターンの変化により、白画素が黒画素になる等、主走査方向の画素の隣接関係が変化し、出力時のトナー付着面積が変動する。ディザ法等の疑似階調処理により表現された画像においては、このトナー付着面積の変動が副走査方向へ連続して若しくは周期的に頻繁に発生し、印刷用紙上に形成される画像において副走査方向のすじ状のノイズとなる。
このような課題に対応するため、ディザマトリクスの画像パターンが存在しない位置において画像シフトを行うことにより、上記すじ状のノイズの発生を防ぐ方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
LDラスター光学系においては、各感光体ドラムに照射されるビームが、回転するポリゴンスキャナに対して、両側から照射される場合がある。このような場合においてスキューが発生すると、一方から照射されるビームによって描画されて形成される画像(以降、第1の画像とする)のスキューと、他方から照射されるビームによって描画されて形成される画像(以降、第2の画像とする)のスキューとは、傾きの方向が逆になる。このように互いに逆の方向に傾きが発生すると、画像の端に近づくほど第1の画像と第2の画像とのずれ量が大きくなり、色ずれとなって現れる。
特許文献1に開示された技術を用いる場合、ディザマトリクスの範囲を避けて画像シフトを行うため、画像シフトの周期は少なくともディザマトリクスの範囲以上である必要があり、補正可能なライン数に制限がある。また、ディザパターンがページ全体に展開する画像では、用いることが出来ない。
本発明は、上記実情を考慮してなされたものであり、光書き込み装置におけるスキュー補正において、簡易な構成によりコストの上昇を抑えながらディザパターンの変化による画質の劣化を防ぐことを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、照射された光ビームを回転する反射鏡により反射して感光体上に導いて走査することにより回転する感光体上に静電潜像を形成する光書き込み装置であって、前記反射鏡に対して異なる方向から夫々前記光ビームを照射する少なくとも2つの光源を含む光源装置と、回転する前記反射鏡によって、前記2つの光源の一方から照射された光ビームが前記感光体上を主走査方向の一端側から反対側に向かって移動するように走査すると共に、前記2つの光源の他方から照射された光ビームが前記感光体上を主走査方向の他端側から反対側に向かって移動するように走査する走査部と、前記静電潜像として形成すべき画像の情報である画像情報を取得する画像情報取得部と、前記取得された画像情報に基づいて前記光源装置を制御して前記光ビームを照射させる発光制御部と、前記画像を構成する画素の情報であって前記取得された画像情報に基づいて主走査ライン毎に格納された情報を、タイミングを調整して前記発光制御部に入力するタイミング調整部とを含み、前記走査部は、前記感光体の回転数に対する前記光ビームの走査速度の割合が第1の状態である場合において前記反射された光ビームの前記感光体上における到達点の軌跡が前記感光体の回転方向と垂直な線となるように設けられており、前記タイミング調整部は、主走査方向の画像の濃度分布を前記画像情報に基づいて取得し、主走査ラインの中央から所定の範囲内において画像の濃度の最も高い位置若しくは最も低い位置をシフト位置として決定し、前記感光体の回転数に対する前記光ビームの走査速度の割合が、前記第1の状態の倍であって前記光ビームの前記感光体上における到達点の軌跡が前記感光体の回転方向と垂直な方向に対して傾いている第2の状態である場合に、前記2つの光源の一方に入力する前記画素の情報を前記シフト位置のみの一か所で副走査方向に1画素分シフトさせることを特徴とする。
本発明によれば、光書き込み装置におけるスキュー補正において、簡易な構成によりコストの上昇を抑えながらディザパターンの変化による画質の劣化を防ぐことが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。本実施形態においては、画像形成装置としての複合機(MFP:Multi Function Peripheral)を例として説明する。本実施形態に係る画像形成装置は、LD(Laser Diode)ラスター光学系を用いた電子写真方式による複合機であり、通常のPPM(Page Per Minute)で600dpi(dots per inch)による画像形成が可能であり、PPMを1/2に落とすことにより、1200dpiによる画像形成を実現している。
このような画像形成装置において、PPMが変化したことによりポリゴンスキャナの回転と感光体ドラムの回転とのタイミングがずれて発生するスキューの補正の態様が、本実施形態に係る要旨である。尚、画像形成装置は複合機でなくとも良く、例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等であっても良い。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係る画像形成装置1は、一般的なサーバやPC(Personal Computer)等の情報処理端末と同様の構成に加えて、画像形成を実行するエンジンを有する。即ち、本実施形態に係る画像形成装置1は、CPU(Central Processing Unit)10、RAM(Random Access Memory)11、ROM(Read Only Memory)12、エンジン13、HDD(Hard Disk Drive)14及びI/F15がバス18を介して接続されている。また、I/F15にはLCD(Liquid Crystal Display)16及び操作部17が接続されている。
CPU10は演算手段であり、画像形成装置1全体の動作を制御する。RAM11は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU10が情報を処理する際の作業領域として用いられる。ROM12は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。エンジン13は、画像形成装置1において実際に画像形成を実行する構成である。
HDD14は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、OS(Operating System)や各種の制御プログラム、アプリケーション・プログラム等が格納されている。I/F15は、バス18と各種のハードウェアやネットワーク等を接続し制御する。LCD16は、ユーザが画像形成装置1の状態を確認するための視覚的ユーザインタフェースである。操作部17は、キーボードやマウス等、ユーザが画像形成装置1に情報を入力するためのユーザインタフェースである。
このようなハードウェア構成において、ROM12やHDD14若しくは図示しない光学ディスク等の記録媒体に格納されたプログラムがRAM11に読み出され、CPU10の制御に従って動作することにより、ソフトウェア制御部が構成される。このようにして構成されたソフトウェア制御部と、ハードウェアとの組み合わせによって、本実施形態に係る画像形成装置1の機能を実現する機能ブロックが構成される。
次に、図2を参照して、本実施形態に係る画像形成装置1の機能構成について説明する。図2は、本実施形態に係る画像形成装置1の機能構成を示すブロック図である。図2に示すように、本実施形態に係る画像形成装置1は、コントローラ20、ADF(Auto Documennt Feeder:原稿自動搬送装置)21、スキャナユニット22、排紙トレイ23、ディスプレイパネル24、給紙テーブル25、プリントエンジン26、排紙トレイ27及びネットワークI/F28を有する。
また、コントローラ20は、主制御部30、エンジン制御部31、入出力制御部32、画像処理部33及び操作表示制御部34を有する。図2に示すように、本実施形態に係る画像形成装置1は、スキャナユニット22、プリントエンジン26を有する複合機として構成されている。尚、図2においては、電気的接続を実線の矢印で示しており、用紙の流れを破線の矢印で示している。
ディスプレイパネル24は、画像形成装置1の状態を視覚的に表示する出力インタフェースであると共に、タッチパネルとしてユーザが画像形成装置1を直接操作し若しくは画像形成装置1に対して情報を入力する際の入力インタフェース(操作部)でもある。ネットワークI/F28は、画像形成装置1がネットワークを介して他の機器と通信するためのインタフェースであり、Ethernet(登録商標)やUSB(Universal Serial Bus)インタフェースが用いられる。
コントローラ20は、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって構成される。具体的には、ROM12や不揮発性メモリ並びにHDD14や光学ディスク等の不揮発性記録媒体に格納されたファームウェア等の制御プログラムが、RAM11等の揮発性メモリ(以下、メモリ)にロードされ、CPU10の制御に従って構成されるソフトウェア制御部と集積回路などのハードウェアとによってコントローラ20が構成される。コントローラ20は、画像形成装置1全体を制御する制御部として機能する。
主制御部30は、コントローラ20に含まれる各部を制御する役割を担い、コントローラ20の各部に命令を与える。エンジン制御部31は、プリントエンジン26やスキャナユニット22等を制御若しくは駆動する駆動手段としての役割を担う。入出力制御部32は、ネットワークI/F28を介して入力される信号や命令を主制御部30に入力する。また、主制御部30は、入出力制御部32を制御し、ネットワークI/F28を介して他の機器にアクセスする。
画像処理部33は、主制御部30の制御に従い、入力された印刷ジョブに含まれる印刷情報に基づいて描画情報を生成する。この描画情報とは、画像形成部であるプリントエンジン26が画像形成動作において形成すべき画像を描画するための情報である。また、印刷ジョブに含まれる印刷情報とは、PC等の情報処理装置にインストールされたプリンタドライバによって画像形成装置1が認識可能な形式に変換された画像情報である。操作表示制御部34は、ディスプレイパネル24に情報表示を行い若しくはディスプレイパネル24を介して入力された情報を主制御部30に通知する。
画像形成装置1がプリンタとして動作する場合は、まず、入出力制御部32がネットワークI/F28を介して印刷ジョブを受信する。入出力制御部32は、受信した印刷ジョブを主制御部30に転送する。主制御部30は、印刷ジョブを受信すると、画像処理部33を制御して、印刷ジョブに含まれる印刷情報に基づいて描画情報を生成させる。
画像処理部33によって描画情報が生成されると、エンジン制御部31は、生成された描画情報に基づき、給紙テーブル25から搬送される用紙に対して画像形成を実行する。即ち、プリントエンジン26が画像形成部として機能する。プリントエンジン26によって画像形成が施された用紙は排紙トレイ27に排紙される。
また、画像形成装置1が複写機として動作する場合は、エンジン制御部31がスキャナユニット22から受信した撮像情報若しくは画像処理部33が生成した画像情報に基づき、画像処理部33が描画情報を生成する。その描画情報に基づいてプリンタ動作の場合と同様に、エンジン制御部31がプリントエンジン26を駆動する。
次に、本実施形態に係るプリントエンジン26の構成について、図3を参照して説明する。図3に示すように、本実施形態に係るプリントエンジン26は、無端状移動手段である搬送ベルト105に沿って各色の画像形成部106が並べられた構成を備えるものであり、所謂タンデムタイプといわれるものである。すなわち、給紙トレイ101から給紙ローラ102と分離ローラ103とにより分離給紙される用紙(記録媒体の一例)104を搬送する搬送ベルト105に沿って、この搬送ベルト105の搬送方向の上流側から順に、複数の画像形成部(電子写真プロセス部)106BK、106M、106C、106Yが配列されている。
これら複数の画像形成部106BK、106M、106C、106Yは、形成するトナー画像の色が異なるだけで内部構成は共通である。画像形成部106BKはブラックの画像を、画像形成部106Mはマゼンタの画像を、画像形成部106Cはシアンの画像を、画像形成部106Yはイエローの画像をそれぞれ形成する。尚、以下の説明においては、画像形成部106BKについて具体的に説明するが、他の画像形成部106M、106C、106Yは画像形成部106BKと同様であるので、その画像形成部106M、106C、106Yの各構成要素については、画像形成部106BKの各構成要素に付したBKに替えて、M、C、Yによって区別した符号を図に表示するにとどめ、説明を省略する。
搬送ベルト105は、回転駆動される駆動ローラ107と従動ローラ108とに架け渡されたエンドレスのベルト、即ち無端状ベルトである。この駆動ローラ107は、不図示の駆動モータにより回転駆動させられ、この駆動モータと、駆動ローラ107と、従動ローラ108とが、無端状移動手段である搬送ベルト105を移動させる駆動手段として機能する。
画像形成に際して、給紙トレイ101に収納された用紙104は最も上のものから順に送り出され、静電吸着作用により搬送ベルト105に吸着されて回転駆動される搬送ベルト105により最初の画像形成部106BKに搬送され、ここで、ブラックのトナー画像を転写される。即ち、搬送ベルト105が、画像の転写対象である用紙を搬送する搬送体として機能する。
画像形成部106BKは、感光体としての感光体ドラム109BK、この感光体ドラム109BKの周囲に配置された帯電器110BK、光書き込み装置111、現像器112BK、感光体クリーナ(図示せず)、除電器113BK等から構成されている。光書き込み装置111は、夫々の感光体ドラム109BK、109M、109C、109Y(以降、総じて感光体ドラム109とする)を露光することにより静電潜像を形成するように構成されている。
画像形成に際し、感光体ドラム109BKの外周面は、暗中にて帯電器110BKにより一様に帯電された後、光書き込み装置111からのブラック画像に対応した照射光により書き込みが行われ、静電潜像が形成される。現像器112BKは、この静電潜像をブラックトナーにより可視像化し、このことにより感光体ドラム109BK上にブラックのトナー画像が形成される。
このトナー画像は、感光体ドラム109BKと搬送ベルト105上の用紙104とが当接する位置(転写位置)で、転写器115BKの働きにより用紙104上に転写される。この転写により、用紙104上にブラックのトナーによる画像が形成される。トナー画像の転写が終了した感光体ドラム109BKは、外周面に残留した不要なトナーを感光体クリーナにより払拭された後、除電器113BKにより除電され、次の画像形成のために待機する。
以上のようにして、画像形成部106BKでブラックのトナー画像を転写された用紙104は、搬送ベルト105によって次の画像形成部106Mに搬送される。画像形成部106Mでは、画像形成部106BKでの画像形成プロセスと同様のプロセスにより感光体ドラム109M上にマゼンタのトナー画像が形成され、そのトナー画像が用紙104上に形成されたブラックの画像に重畳されて転写される。
用紙104は、さらに次の画像形成部106C、106Yに搬送され、同様の動作により、感光体ドラム109C上に形成されたシアンのトナー画像と、感光体ドラム109Y上に形成されたイエローのトナー画像とが、用紙104上に重畳されて転写される。こうして、用紙104上にフルカラーの画像が形成される。このフルカラーの重ね画像が形成された用紙104は、搬送ベルト105から剥離されて定着器116にて画像を定着された後、画像形成装置の外部に排紙される。
次に、本実施形態に係る光書き込み装置111について説明する。図4は、本実施形態に係る光書き込み装置111を上面から見た図である。また、図5は、本実施形態に係る光書き込み装置を側面から見た断面図である。図4、図5に示すように、各色の感光体ドラム109BK、109M、109C、109Yに書き込みを行うレーザビームは光源である光源装置281BK、281M、281C、281Y(以降、総じて「光源装置281」という)から照射される。尚、本実施形態に係る光源装置281は、半導体レーザ、コリメータレンズ、スリット、プリズム、シリンダレンズ等で構成されている。
光源装置281から照射されたレーザビームは、反射鏡280によって反射される。各レーザビームは図示しないfθレンズ等の光学系によって夫々ミラー282BK、282M、282C、282Y(以降、総じて「ミラー282」という)に導かれ、更にその先の光学系によって各感光体ドラム109BK、109M、109C、109Yの表面へと走査される。即ち、反射鏡280、ミラー282及びその他の光学系が走査部として機能する。
反射鏡280は6面体のポリゴンミラーであり、回転することによってポリゴンミラー1面につき主走査方向の1ライン分のレーザビームを走査することができる。本実施形態に係る光書き込み装置111は、4つの光源装置を281BK、281Mと、281C、281Yの2色ずつの光源装置に分けて反射鏡280の異なる反射面を用いて走査を行うことによって、1つの反射面のみを用いて走査する方式よりコンパクトな構成で、同時に異なる4つの感光体ドラムに書き込むことを可能としている。
また、反射鏡280によってレーザビームが走査される範囲の走査開始位置近傍には、水平同期検知センサ283が設けられている。光源装置281から照射されたレーザビームが水平同期検知センサ283に入射することにより、主走査ラインの走査開始位置のタイミングが検知され、光源装置281を制御する制御装置と反射鏡280との同期がとられる。
次に、本実施形態に係る光書き込み装置111の制御ブロックについて、図6を参照して説明する。図6は、本実施形態に係る光書き込み装置111を制御する光書き込み装置制御部120の機能構成及び光源装置281との接続関係を示す図である。図6に示すように、本実施形態に係る光書き込み装置制御部120は、発光制御部121、ラインメモリ122、画像情報取得部123及び遅延制御部124を含む。
尚、本実施形態に係る光書き込み装置111は、図1において説明したようなCPU10、RAM11並びにROM12等の記憶媒体といった情報処理機構を含み、図6に示すような光書込み装置制御部120は、画像形成装置1のコントローラ20と同様に、ROM12等の記憶媒体に記憶されている制御プログラムがRAM11にロードされ、そのプログラムに従ってCPU10が演算を行うことにより構成されるソフトウェア制御部と、ハードウェアとの組み合わせによって構成される。
発光制御部121は、画素情報に基づいて光源装置281の発行を制御する光源制御部である。発光制御部121は、主走査方向の1画素分を示すクロック、即ち、画素クロックに従い、1画素毎に光源装置281の点灯/消灯を制御する。
ラインメモリ122は、エンジン制御部31から入力された画像情報に応じて、画像の主走査ライン毎に画素情報が格納される記憶媒体である。ラインメモリ122に格納された画素情報が発光制御部121に入力されることにより、発光制御部121が、光源装置281の点灯/消灯を制御する。
図7は、発光制御部121に入力された画素データの順番と実際に描画される画像との関係を示す図である。図7上段は、発光制御部121に入力された画素データの順番を示す図であり、1ライン目は1a、1b、1c・・・、2ライン目は2a、2b、2c・・・、3ライン目は3a、3b、3c・・・というように、発光制御部121に画素データが入力される。図7下段は、発光制御部121に入力された画素データに基づいて描画される画像の例を示す図であり、夫々の画素データに対応して描画される画素が丸印で示されている。
画像情報取得部123は、コントローラ20から入力される画像情報を取得し、画像を構成する画素の情報を主走査ライン毎にラインメモリ122に格納する。また、画像情報取得部123は、ラインメモリに格納する必要のない画素の情報を発光制御部121に入力する。遅延制御部124は、ラインメモリ122から発光制御部121への画素データの入力を制御する。遅延制御部124による処理が、本実施形態に係る要旨の1つであり、遅延制御部124は、ラインメモリ122に格納された画素の情報を、タイミングを調整して発光制御部121に入力する。即ち、ラインメモリ122及び遅延制御部124が、タイミング調整部として機能する。
尚、本実施形態に係る光書き込み装置111は、600dpiに対応したPPMのモードにおいて、スキューが発生しないように、各部品が調整されており、遅延制御部124は、1200dpiに対応したPPMのモードにおいて、ラインメモリ122から発光制御部121への画素データの入力のタイミングを制御することにより、PPMの変化により発生するスキューを調整する。図8及び図9を参照して、スキュー補正の基本的な概念について説明する。
図8は、図7と同様に、発光制御部121に入力される画素データと実際に描画される画像との関係を示す図であり、スキューが発生した状態を示す図である。図8の例においては、光ビームのスキューにより画像が図中左上がりになっている。図9は、図8のように発生したスキューを補正した状態を示す図である。図9の例においては、上段に示すように発光制御部121に入力される画素データが、6画素毎に副走査方向にシフトされている。これにより、図9下段に示すように、スキューによる全体のずれ量が低減される。
次に、図9に示すようなスキュー補正を行った場合の弊害について、図10(a)、(b)を参照して説明する。図10(a)、(b)は、主走査方向及び副走査方向に1画素間隔のディザリングが施された画像について、シフト補正を行う場合の例を示す図であり、図10(a)が補正前、図10(b)が補正後を示す。図10(b)においては、太字点線で示す位置において画像をシフトさせている。
図10(b)に示すように、図9と同様の補正を行った場合、ディザパターンが1画素間隔であるため、図中点線の丸で示すように、画像をシフトした位置において点灯画素(有色画素)及び消灯画素(無地画素)が連結され、その位置において画像の濃度が変化してしまう。その結果、画像をシフトした位置における副走査方向のすじ状のノイズとして現れる。このようなノイズを低減することが、本実施形態に係る要旨の1つである。
次に、PPMが変化した場合に発生するスキューについての、色ずれの問題について、図11(a)、(b)を参照して説明する。図11(a)は、本実施形態に係る画像形成装置1において、600dpiに対応したPPMにおける、光源装置281BK、281Cから照射された光ビームの感光体ドラム109上の到達点の軌跡及び転写後の状態を示す図である。
上述したように、本実施形態に係る画像形成装置1は、600dpiに対応したPPMにおいて、光学系が調整されているため、図11(a)に示すように、光源装置281BKから照射されたビームの軌跡及び光源装置281Cから照射されたビームの軌跡は、いずれも主走査方向に平行な線となる。但し、図11に示すように、光源装置281BKと光源装置281Cとは、反射鏡280に対して互いに反対側からビームを照射するため、夫々のビームが感光体ドラム109を走査する方向は逆となる。
即ち、光源装置281BKから照射されたビームは、感光体ドラム109BK上を、主走査方向の一端側から反対側へ向かって走査し、光源装置281Vから照射されたビームは、感光体ドラム109C上を、主走査方向の他端側から反対側へ向かって走査する。尚、図11(a)の右側においては、図示の明確化のため、感光体ドラム109BK及び感光体ドラム109C夫々から転写された画像をずらして示しているが、実際には重なる。
これに対して、図11(b)は、1200dpiに対応したPPMにおける、光源装置281BK、281Cから照射された光ビームの感光体ドラム109上の到達点の軌跡及び転写後の状態を示す図である。1200dpiに対応したPPMにおいては、感光体ドラム109の回転の早さは1/2になる。これに対して、反射鏡280の回転数は変わらないため、図11(b)に示すように、光源装置281BKから照射されたビームの軌跡及び光源装置281Cから照射されたビームの軌跡は、夫々スキューを生じる。
そして、光源装置281BKと光源装置281Cとは、夫々反射鏡280に対して反対側からビームを照射するため、感光体ドラム109上におけるビームの到達点の進行方向は逆である。その結果、図11(b)の右側に示すように、感光体ドラム109BKから転写された画像と、感光体ドラム109Cから転写された画像とのスキューの方向が逆になる。
図11(b)の場合において、画像の端部、即ち、光源装置281BKから照射されたビームの軌跡と、光源装置281Cから照射されたビームの軌跡とが最も副走査方向に離れている部分でのずれ幅は、1200dpiの1ドット分であり、約21(μm)である。即ち、感光体ドラム109BKから転写される画像と、感光体ドラム109Cから転写される画像とにおいて、1ドット分の色ずれが発生している。
尚、図11(a)、(b)においては図示を省略しているが、このような課題は、反射鏡280に対して、光源装置が反対側に配置されている場合には、同様に生じる。即ち、本実施形態に係る光書き込み装置においては、図4に示すように、光源装置281BKと光源装置281Yの組、光源装置281Mと光源装置18C若しくは光源装置281Yの組でも同様に生じる。このように、PPMを変更したことによって生じるスキューによる色ずれを補正することが、本実施形態に係る要旨である。
次に、本実施形態に係る色ずれ補正の態様について、図12を参照して説明する。図12は、本実施形態に係る色ずれ補正の態様を示す図であり、図11(b)のようにスキューが発生している場合、即ち、1200dpiに対応したPPMの場合における色ずれ補正態様を示す図である。
図12に示す光ビームの感光体ドラム109上の到達点の軌跡及び転写後の状態においては、対応する主走査ラインの軌跡を破線で示し、その他の主走査ラインの軌跡を一点鎖線で示している。図12に示すように、本実施形態に係る色ずれ補正においては、反射鏡280に対して反対側からビームを照射する光源装置28BKと光源装置281Cのうち、光源装置281Cから照射されるビームについて、主走査方向の1点において図9において説明したような画素のシフトを行っている。
図12に示すような画素のシフトは、遅延制御部124によって実現される。即ち、1つの主走査ラインの途中までは、画像情報取得部123が直接発光制御部121に画素データを入力し、発光制御部121は、画像情報取得部123から入力された画素データに基づいて光源装置281Cを発光させる。
そして、発光制御部121に入力する画素データが、主走査ラインのある地点における画素に到達すると、遅延制御部124が、ラインメモリ122を制御し、ラインメモリ122格納されている1ライン前の主走査ラインの画素データを発光制御部121に入力させる。これにより、発光制御部121は、主走査ラインの途中から、1ライン前の主走査ラインの画素データに基づいて光源装置281Cの発光制御を行うため、形成される画像が主走査ラインの途中において副走査方向にシフトする。
尚、上記画素のシフトを行う主走査ライン上の位置は、図12に示すように主走査ライン上の略中央、即ち、主走査ライン上の中央から所定の画素範囲内である。また、図12に示す例においては、光源装置281BKから照射されるビームが、全体的に副走査方向に半画素分ずらされている。その結果、図11(b)に示すように、最大で約21(μm)であった画像のずれが、図12に示すように、最大でも10.5(μm)となり、ずれ量が半分に低減されている。
画像を全体的に半画素分副走査方向にずらす方法としては、様々な方法を用いることができる。例えば、ミラー282BKを機械的に動かすことによって実現することができる。また、光源装置281BKから感光体ドラム109BKの間の光学系において、レンズやミラーなどを挿入して光路を変化させることによっても実現することもできる。これらの場合、ミラー282BKを機械的に動かす構成や、挿入されるレンズ、ミラーが、画像形成位置調整部として機能する。
また、画像形成のPPMを更に1/2とし、1200dpiにおける1主走査ラインの画像を、同一の画素データで反射鏡280の2回転分の走査で描画する、即ち、半画素分ずつ描画することとし、光源装置281BKに入力する画素データを半画素分ずらすことによっても実現可能である。この場合、画素データを記憶するラインメモリや、ラインメモリからの画素の読み出しを制御する制御部が、画像形成位置調整部として機能する。
尚、図12の例においては、光源装置281BK及び光源装置281Cを例として説明しているが、光源装置281M及び光源装置281Yについても、夫々反射鏡280に対して同一の方向にある光源装置と同様である。即ち、光源装置281Mは、光源装置281BKと同様に、副走査方向に半画素分ずれた画像を描画し、光源装置281Yは、光源装置281Cと同様に主走査方向の途中でシフトした画像を描画する。
図12に示すように、主走査ライン上の1か所において1ライン分画像をシフトする場合、1ライン前の主走査ラインの画素データを参照できれば良いため、ラインメモリ122としては、画像シフトを行う光源装置281C及び光源装置281Y夫々に対して1ライン分を設ければ良く、コストの上昇を抑えることができる。
図12に示すように、本実施形態に係る位置ずれ補正方法においては、黒色の画像を描画する光源装置281BKについては、発光制御の基となる画素データのシフトを行わず、反射鏡280に対して、光源装置281BKと反対側に配置されている光源装置281C及び光源装置281Yについて、発光制御の基となる画素データをシフトさせる。
図10において説明したように、画像のシフトを行うことにより、ディザパターンが崩れて画質が低下する場合があるが、本実施形態においては、黒色の画像については画像のシフトを行わず、シアン及びイエローの画像についてのみ画像のシフトを行う。シアン及びイエローの画像は、黒色の画像よりも濃度が低いため、ディザパターンが崩れたとしても画質の劣化として認識されにくい。このため、本実施形態に係る位置ずれ補正においては、画質の劣化を低減することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る画像形成装置1に含まれる光書き込み装置111においては、PPMの変更により感光体ドラム表面を走査される光ビームの軌跡が、用紙の搬送方向と垂直な方向に対して傾いた場合において、反射鏡の一方側からビームを照射する光源装置に入力する画素データを全体的に半画素分ずらすと共に、反対側からビームを照射する光源装置に入力する画素データを主走査方向の途中でシフトさせる。これにより、画像の色ずれ量を低減し、簡易な構成によりコストの上昇を抑えながらディザパターンの変化による画質の劣化を防ぐことができる。
尚、上記実施形態においては、光源装置281BK及び光源装置281Mによって描画される画像を副走査方向に半画素分ずらす場合を例として説明した。これに限らず、光源装置281BK及び光源装置281Mによって描画される画像はそのままとしても良い。そのような態様について、図13に示す。
図13は、図12と同様に、光源装置281Cに入力される画素データについては、主走査方向の途中でシフトを行い、光源装置281BKによって描画される画像は、図11(b)と同様の状態にした例を示す図である。
図13の例の場合、色ずれ量の最大値は21(μm)で、図11(b)と変わらない。しかしながら、図13に示すように、色ずれの方向を統一することができる。図11(b)の場合、画像の主走査方向の一方では、シアンが上側、ブラックが下側に色ずれしているが、反対側では、シアンが下側、ブラックが上側に色ずれしている。
これに対して、図13の例においては、画像の主走査方向の全範囲において、シアンが上側、ブラックが下側に色ずれしており、色ずれの方向が統一されている。これにより、図11(b)の場合よりも、ユーザに認識される画質の劣化を低減することができる。
また、画像形成装置1において連続して画像形成を行う事により、反射鏡280の温度が上昇すると、反射鏡280の反射面が歪み、感光体ドラム109表面における露光位置が変化する。その結果、反射鏡280に対して互いに反対側から照射される光ビームによって描画される夫々の画像に色ずれが生じ、図13の状態から図12の状態に遷移することもある。そのような態様について、図14に示す。
図14は、反射鏡280の温度変化に応じた転写画像の変化を示す図である。図14において左側に示す(a)は、反射鏡280の温度がまだ上昇していない状態を示す図であり、図13と同様の状態である。(a)の状態から、反射鏡280の温度が上昇し、感光体ドラム109表面における光ビームの照射位置がずれると、図14中央の(b)に示す状態になる。
図14中央の(b)の状態は、図12の状態と同一の状態であり、色ずれ量が最も低減された状態である。(b)の状態から反射鏡280の温度が更に上昇すると、感光体ドラム109表面における光ビームの照射位置が更にずれ、図14右側の(c)に示す状態になる。(c)の状態は、色ずれ量は図13の状態と同一であり、色ずれの方向が図13とは逆の方向の状態である。
転写後の画像の状態は、反射鏡280の温度変化に伴い、図14の(a)〜(c)の状態を遷移する。即ち、色ずれ量が最も低減された状態を中心として、反射鏡280の温度変化に応じて色ずれ量が変化する。従って、図13に示す例のように、光源装置281BK及び光源装置281Mによって描画される画像については副走査方向に半画素分ずらす処理を行わない方が、結果的に総合的な色ずれ量が低減される場合もあり得る。
また、上記実施形態においては、感光体ドラム109の回転の速さを1/2にすることにより、600dpiのモードから1200dpiのモードに遷移する場合を例として説明したが、感光体ドラム109の回転の早さはそのままで、反射鏡280の回転数を倍にすることによっても、同様の効果を得ることが可能である。
また、上記実施形態においては、600dpiのモードから1200dpiのモードに遷移した場合を前提として、本実施形態を適用する例を説明した。しかしなら、これに限らず、感光体ドラム109の回転数と、反射鏡280によって走査される光ビームの走査速度とが不適合なことにより、感光体ドラム109表面における光ビームの軌跡が図11(b)のような状態になる場合であれば、適用することによって同様に色ずれ補正の効果を得ることが可能である。
また、画質の劣化を更に低減するため、主走査方向の領域のうち、なるべく画像濃度の高い若しくは低い領域において画像のシフトを行うことが好ましい。そのような態様について、図15(a)、(b)に示す。図15(a)は、シフトを行う前の画素配置を示す図であり、図15(b)は、シフトを行った後の画素配置を示す図である。
上述したように、画質の劣化は、ディザパターンの崩れによって発生するが、画像濃度の高い領域とは、即ちベタに近い画像の領域であり、図15(b)に示すL2においてシフトを行うような場合を示す。他方、画像濃度の低い領域とは、即ち無地に近い画像の領域であり、図15(b)に示すL1においてシフトを行うような場合を示す。
図15(b)に示すL1及びL2いずれにおいてシフトを行った場合であっても、図15(a)に示す状態と比較して、画像濃度が変化している領域がないことがわかる。即ち、画像濃度の高い領域及び画像濃度の低い領域とは、画素のシフトにより画質の劣化につながるようなディザの存在しない領域であり、そのような領域においてシフトを行う事により、画質の劣化を防ぐことができる。
このような処理は、例えば、遅延制御部124が、コントローラ20から画像の濃度の高い領域若しくは低い領域を示す情報を取得し、その情報に基づいて画像シフト位置を決定することにより実現可能である。即ち、遅延制御部124が、シフト位置を示すシフト位置情報を取得するシフト位置情報取得部として機能する。その他、ラインメモリ122として複数ライン分が設けられている場合は、ラインメモリ122に格納された画素データに基づいて画像の濃度を判断することも可能であるため、光書き込み装置制御部120に入力された画像情報に基づいて、遅延制御部124が判断しても良い。
また、上述したように、上記実施形態において画素のシフトを行う位置は、主走査ライン上の中央から所定の画素範囲内である。従って、上述したような画像の濃度に基づく画素のシフト位置の判断においては、上記画素範囲内において、画像の濃度の最も高い位置若しくは最も低い位置が採用される。
また、上記実施形態においては、解像度を600dpiから1200dpi、即ち、倍にするために、PPMを半分にする場合を例としたため、それによって生じるスキュー量は、主走査方向の全範囲に対して最大で1ドット分であり、主走査ライン上の途中でシフトさせる量は1画素分、即ち1か所のみである。この他、生じるスキュー量が2ドット分であれば、シフト箇所は2か所、生じるスキュー量が3ドット分であれば、シフト箇所は3箇所となる。
1 画像形成装置
10 CPU
11 RAM
12 ROM
13 エンジン
14 HDD
15 I/F
16 LCD
17 操作部
18 バス
20 コントローラ
21 ADF
22 スキャナユニット
23 排紙トレイ
24 ディスプレイパネル
25 給紙テーブル
26 プリントエンジン
27 排紙トレイ
28 ネットワークI/F
30 主制御部
31 エンジン制御部
32 入出力制御部
33 画像処理部
34 操作表示制御部
101 給紙トレイ
102 給紙ローラ
103 分離ローラ
104 用紙
105 搬送ベルト
106BK、106C、106M、106Y 画像形成部
107 駆動ローラ
108 従動ローラ
109BK、109C、109M、109Y 感光体ドラム
110BK 帯電器
111光書き込み装置
112BK、112C、112M、112Y 現像器
113BK、113C、113M、113Y 除電器
115BK、115C、115M、115Y 転写器
116 定着器
120 光書き込み装置制御部
121 発光制御部
122 ラインメモリ
123 画像情報取得部
124 遅延制御部
280 反射鏡
281、281BK、281Y、281M、281C LEDA
282、282BK、282Y、282M、282C ミラー
283 水平同期検知センサ
10 CPU
11 RAM
12 ROM
13 エンジン
14 HDD
15 I/F
16 LCD
17 操作部
18 バス
20 コントローラ
21 ADF
22 スキャナユニット
23 排紙トレイ
24 ディスプレイパネル
25 給紙テーブル
26 プリントエンジン
27 排紙トレイ
28 ネットワークI/F
30 主制御部
31 エンジン制御部
32 入出力制御部
33 画像処理部
34 操作表示制御部
101 給紙トレイ
102 給紙ローラ
103 分離ローラ
104 用紙
105 搬送ベルト
106BK、106C、106M、106Y 画像形成部
107 駆動ローラ
108 従動ローラ
109BK、109C、109M、109Y 感光体ドラム
110BK 帯電器
111光書き込み装置
112BK、112C、112M、112Y 現像器
113BK、113C、113M、113Y 除電器
115BK、115C、115M、115Y 転写器
116 定着器
120 光書き込み装置制御部
121 発光制御部
122 ラインメモリ
123 画像情報取得部
124 遅延制御部
280 反射鏡
281、281BK、281Y、281M、281C LEDA
282、282BK、282Y、282M、282C ミラー
283 水平同期検知センサ
Claims (6)
- 照射された光ビームを回転する反射鏡により反射して感光体上に導いて走査することにより回転する感光体上に静電潜像を形成する光書き込み装置であって、
前記反射鏡に対して異なる方向から夫々前記光ビームを照射する少なくとも2つの光源を含む光源装置と、
回転する前記反射鏡によって、前記2つの光源の一方から照射された光ビームが前記感光体上を主走査方向の一端側から反対側に向かって移動するように走査すると共に、前記2つの光源の他方から照射された光ビームが前記感光体上を主走査方向の他端側から反対側に向かって移動するように走査する走査部と、
前記静電潜像として形成すべき画像の情報である画像情報を取得する画像情報取得部と、
前記取得された画像情報に基づいて前記光源装置を制御して前記光ビームを照射させる発光制御部と、
前記画像を構成する画素の情報であって前記取得された画像情報に基づいて主走査ライン毎に格納された情報を、タイミングを調整して前記発光制御部に入力するタイミング調整部とを含み、
前記走査部は、前記感光体の回転数に対する前記光ビームの走査速度の割合が第1の状態である場合において前記反射された光ビームの前記感光体上における到達点の軌跡が前記感光体の回転方向と垂直な線となるように設けられており、
前記タイミング調整部は、
主走査方向の画像の濃度分布を前記画像情報に基づいて取得し、主走査ラインの中央から所定の範囲内において画像の濃度の最も高い位置若しくは最も低い位置をシフト位置として決定し、
前記感光体の回転数に対する前記光ビームの走査速度の割合が、前記第1の状態の倍であって前記光ビームの前記感光体上における到達点の軌跡が前記感光体の回転方向と垂直な方向に対して傾いている第2の状態である場合に、前記2つの光源の一方に入力する前記画素の情報を前記シフト位置のみの一か所で副走査方向に1画素分シフトさせることを特徴とする光書込み装置。 - 前記タイミング調整部は、前記2つの光源のうち黒色以外の画像を形成するための光ビームを照射する光源に入力する前記画素の情報を主走査ラインの途中で副走査方向にシフトさせることを特徴とする請求項1に記載の光書き込み装置。
- 前記タイミング調整部は、前記取得された画像情報に基づいて前記画像を構成する画素の情報を一主走査ライン分記憶しておき、前記主走査ラインの途中までは前記取得された画像情報に基づいて前記画像を構成する画素の情報を前記発光制御部に入力させ、前記主走査ラインの途中から前記記憶した画素の情報を前記発光制御部に入力することを特徴とする請求項1または2に記載の光書き込み装置。
- 前記2つの光源の他方が照射する光ビームによって形成される静電潜像を、前記タイミング調整部によるシフトの方向と同じ方向に半画素分ずらす画像形成位置調整部を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の光書き込み装置。
- 請求項1乃至4いずれか1項に記載の光書き込み装置を含むことを特徴とする画像形成装置。
- 回転する感光体上に静電潜像を形成するための光ビームを回転する反射鏡により反射して前記感光体上に導いて走査する走査部と、前記反射鏡に対して異なる方向から夫々光ビームを照射する少なくとも2つの光源を含む光源装置とを含む光書き込み装置の制御方法であって、
前記走査部は、前記2つの光源の一方から照射された光ビームが前記感光体上を主走査方向の一端側から反対側に向かって移動するように走査すると共に、前記2つの光源の他方から照射された光ビームが前記感光体上を主走査方向の他端側から反対側に向かって移動するように走査し、前記感光体の回転数に対する前記光ビームの走査速度の割合が第1の状態である場合において前記反射された光ビームの前記感光体上における到達点の軌跡が前記感光体の回転方向と垂直な線となるように設けられており、
前記静電潜像として形成すべき画像の情報である画像情報を取得し、
主走査方向の画像の濃度分布を前記画像情報に基づいて取得し、主走査ラインの中央から所定の範囲内において画像の濃度の最も高い位置若しくは最も低い位置をシフト位置として決定し、
前記取得された画像情報に基づいて前記光源装置を制御して前記光ビームを照射させ、
前記感光体の回転数に対する前記光ビームの走査速度の割合が、前記第1の状態の倍であって前記光ビームの前記感光体上における到達点の軌跡が前記感光体の回転方向と垂直な方向に対して傾いている第2の状態である場合に、前記画像を構成する画素の情報であって前記取得された画像情報に基づいて主走査ライン毎に格納された情報を、タイミングを調整して前記発光制御部に入力することにより、前記2つの光源の一方に入力する前記画素の情報を前記シフト位置のみの一か所で副走査方向に1画素分シフトさせることを特徴とする光書込み装置の制御方法。
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