JP5691330B2 - 光書き込み装置、画像形成装置及び光書き込み装置の制御方法、制御プログラム及び記録媒体 - Google Patents

光書き込み装置、画像形成装置及び光書き込み装置の制御方法、制御プログラム及び記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP5691330B2
JP5691330B2 JP2010206782A JP2010206782A JP5691330B2 JP 5691330 B2 JP5691330 B2 JP 5691330B2 JP 2010206782 A JP2010206782 A JP 2010206782A JP 2010206782 A JP2010206782 A JP 2010206782A JP 5691330 B2 JP5691330 B2 JP 5691330B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
line
pixel information
main scanning
information
period
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010206782A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012061675A (ja
Inventor
達也 宮寺
達也 宮寺
邦敬 駒井
邦敬 駒井
木下 泉
泉 木下
吉徳 白崎
吉徳 白崎
健 色摩
健 色摩
卓平 横山
卓平 横山
晃典 山口
晃典 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2010206782A priority Critical patent/JP5691330B2/ja
Priority to US13/230,104 priority patent/US8482588B2/en
Priority to EP11180995.0A priority patent/EP2431818B1/en
Priority to CN201110276922.1A priority patent/CN102447802B/zh
Publication of JP2012061675A publication Critical patent/JP2012061675A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5691330B2 publication Critical patent/JP5691330B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/04Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for exposing, i.e. imagewise exposure by optically projecting the original image on a photoconductive recording material
    • G03G15/043Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for exposing, i.e. imagewise exposure by optically projecting the original image on a photoconductive recording material with means for controlling illumination or exposure
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/387Composing, repositioning or otherwise geometrically modifying originals
    • H04N1/3877Image rotation
    • H04N1/3878Skew detection or correction

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Facsimile Heads (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、光書き込み装置、画像形成装置及び光書き込み装置の制御方法、制御プログラム及び記録媒体に関し、特に、画質の劣化を抑えた画像のスキューの補正に関する。
近年、情報の電子化が推進される傾向にあり、電子化された情報の出力に用いられるプリンタやファクシミリ及び書類の電子化に用いるスキャナ等の画像処理装置は欠かせない機器となっている。このような画像処理装置は、撮像機能、画像形成機能及び通信機能等を備えることにより、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ、複写機として利用可能な複合機として構成されることが多い。
このような画像処理装置のうち、電子化された書類の出力に用いられる画像形成装置においては、電子写真方式の画像形成装置が広く用いられている。電子写真方式の画像形成装置においては、感光体を露光することにより静電潜像を形成し、トナー等の顕色剤を用いてその静電潜像を現像してトナー画像を形成し、そのトナー画像を用紙に転写することによって紙出力を行う。
電子写真方式の画像形成装置において、感光体を露光する光書き込み装置にはLD(Laser Diode)ラスター光学系方式とLED(Light Emitting Diode)書込み方式とがある。LDラスター光学系方式の場合、感光体を露光するビームを照射する光源及び照射されたビームを偏向して感光体上の全体を走査するためのポリゴンスキャナ等の偏向器を含み、LED書き込み方式の場合、LEDA(LED Array)ヘッドを含む。このような光書き込み装置において、LDラスター光学系ならばfθレンズ、反射ミラーの歪み、位置ずれ等による誤差があり、LED書込みならばLEDAヘッドの歪み、取り付け誤差等がある。
このような誤差による生じる課題の1つとして、光ビームの主走査方向が本来の方向に対して傾いてしまう走査ビームのスキューの課題がある。このスキューを補正する方法としては、LD、LED共に機械的に補正する方法と、出力すべき画像をスキュー量に応じて画像処理により変形させることにより最終的に好適な画像が形成されるようにする方法とがある。
機械的に補正する方法では、LDの場合、書込みユニット内部のミラー、ヘッドの取り付け位置を、LEDの場合LEDAの取り付け位置を夫々変位させる調整機構を設けることによって補正を実現するが、自動的にこの調整を行うためにはモータ等のアクチュエータが必要となり、装置全体としてコストアップとなってしまう。
他方、画像処理による補正では、主走査方向のある位置において、画像を構成する画素を副走査方向にシフトすることにより、上記スキューを補正する。画素を副走査方向にシフトする方法として、ラインメモリに画像を構成する画素を主走査ライン毎に蓄積し、主走査方向の書込み位置に応じて画素を読み出すラインメモリを切り替えることによって画像を副走査方向にシフトする方法と、画素をラインメモリに格納する際に、主走査方向のある位置において副走査方向にシフトさせた状態で画素を格納する方法とがある。この場合、補正範囲に合わせて画像処理部にラインメモリを追加するだけで良いので、機械的な補正に対して比較的低コストで実現可能であり、且つ自動的な補正が可能であるため、スキュー補正の方法として有効である。
しかしながら、画像処理で補正する方法の場合、画像のシフト位置においてディザパターンに変化が生じる。ディザパターンの変化により、白画素が黒画素になる等、主走査方向の画素の隣接関係が変化し、出力時のトナー付着面積が変動する。ディザ法等の疑似階調処理により表現された画像においては、このトナー付着面積の変動が副走査方向へ連続して若しくは周期的に頻繁に発生し、印刷用紙上に形成される画像において副走査方向のすじ状のノイズとなる。
このような課題に対応するため、ディザマトリクスの画像パターンが存在しない位置において画像シフトを行うことにより、上記すじ状のノイズの発生を防ぐ方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、スキューを示す情報を記憶手段に記憶しておき、その情報に基づいて各素子毎に駆動タイミングを制御する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献1に開示された技術を用いる場合、ディザマトリクスの範囲を避けて画像シフトを行うため、画像シフトの周期は少なくともディザマトリクスの範囲以上である必要があり、補正可能なライン数に制限がある。また、ディザパターンがページ全体に展開する画像では、用いることが出来ない。
また、特許文献2に開示された技術を用いる場合、夫々の素子毎に発光タイミングを制御するための回路構成が複雑であり、回路規模の増大、コストの増加となる。
更に、従来のスキュー補正方法においては、画像形成装置のコントローラ側においてスキュー補正を行った上で、スキュー補正済みの画像データを光書き込み装置に入力する方法が一般的であった。この場合、スキュー自体は光書き込み装置毎に個体差があるため、光書き込み装置側からコントローラ側にスキューの情報を入力する必要があり、光書き込み装置及びコントローラの設計の制約となる。
また、光書き込み装置側からどのようなスキューの情報が入力されるか不明であるため、コントローラのスキュー補正機能の設計の際に、あらゆるスキューに対応可能なように設計するか、光書込み装置において発生しているスキューに合わせて設計する必要があり、設計の制約及びコストの増大につながる。このような課題は、光書き込み装置側にスキュー補正機能を設けることにより解決可能である。
本発明は、上記実情を考慮してなされたものであり、簡易な構成により、光書き込み装置におけるスキュー補正において、ディザパターンの変化による画質の劣化を防ぐことを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、感光体上に静電潜像を形成する光書き込み装置であって、前記静電潜像として形成すべき画像を構成する画素の情報である画素情報を取得する画素情報取得部と、前記取得された画素情報を主走査ライン毎に複数のライン分記憶するライン画素情報記憶部と、前記画素情報の副走査方向の解像度の整数倍であるN倍の解像度に対応した周期で前記感光体を露光して前記静電潜像を形成する光源装置と、前記光源装置の主走査方向の位置に応じた副走査方向の位置ずれの情報を記憶している位置ずれ情報記憶部と、前記N倍の解像度に対応した周期であるサブライン周期をカウントしているサブラインカウント部と、前記サブライン周期のカウント値と前記位置ずれの情報とを演算した値に基づき、前記記憶された画素情報を読み出す主走査ラインとして主走査方向の位置に応じて異なる主走査ラインを選択する読み出しライン選択部と、前記選択された主走査ラインから画素情報を読み出して前記光源装置に入力する画素情報読み出し部とを含み、前記Nが2の整数乗であるn乗であり、前記読み出しライン選択部は、前記サブライン周期がN回カウントされる毎に前記画素情報の読み出し先として選択する主走査ラインを切り替えることにより、前記画素情報を読み出す主走査ラインとして夫々の前記主走査ラインをN回ずつ選択し、前記サブラインカウント部が前記サブライン周期をカウントするカウンタの下位nビットがゼロに戻る度に前記サブライン周期がN回カウントされたことを検知することを特徴とする。
本発明によれば、簡易な構成により、光書き込み装置におけるスキュー補正において、ディザパターンの変化による画質の劣化を防ぐことが可能となる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の機能構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るプリントエンジンの構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る光書き込み装置の構成を模式的に示す図である。 本発明の実施形態に係る光書き込み装置の制御部を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るラインメモリに格納される画素情報と出力される画素の関係を示す図である。 本発明の実施形態に係るスキュー補正値情報記憶部に記憶されている情報の例を示す図である。 本発明の実施形態に係るスキュー補正の概念を示す図である。 本発明の実施形態に係るスキュー補正の概念を示す図である。 本発明の実施形態に係るスキュー補正によって解決される課題を示す図である。 本発明の実施形態に係るスキュー補正によって解決される課題を示す図である。 本発明の実施形態に係る発光制御部の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るラインメモリに格納される画素情報とスキュー補正されて出力される画素の関係を示す図である。 本発明の実施形態に係る光書き込み装置制御部の詳細な構成の一態様を示す図である。 本発明の実施形態に係る光書き込み装置制御部の詳細な構成の一態様を示す図である。 本発明の他の実施形態に係るラインメモリに格納される画素情報と出力される画素の関係を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る発光制御部の動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。本実施形態においては、画像形成装置としての複合機(MFP:Multi Function Peripheral)を例として説明する。本実施形態に係る画像形成装置は、電子写真方式による複合機であり、感光体に静電潜像を形成するための光書き込み装置におけるスキュー補正の態様がその要旨である。尚、画像形成装置は複合機でなくとも良く、例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等であっても良い。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係る画像形成装置1は、一般的なサーバやPC(Personal Computer)等の情報処理端末と同様の構成に加えて、画像形成を実行するエンジンを有する。即ち、本実施形態に係る画像形成装置1は、CPU(Central Processing Unit)10、RAM(Random Access Memory)11、ROM(Read Only Memory)12、エンジン13、HDD(Hard Disk Drive)14及びI/F15がバス18を介して接続されている。また、I/F15にはLCD(Liquid Crystal Display)16及び操作部17が接続されている。
CPU10は演算手段であり、画像形成装置1全体の動作を制御する。RAM11は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU10が情報を処理する際の作業領域として用いられる。ROM12は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。エンジン13は、画像形成装置1において実際に画像形成を実行する機構である。
HDD14は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、OS(Operating System)や各種の制御プログラム、アプリケーション・プログラム等が格納されている。I/F15は、バス18と各種のハードウェアやネットワーク等を接続し制御する。LCD16は、ユーザが画像形成装置1の状態を確認するための視覚的ユーザインタフェースである。操作部17は、キーボードやマウス等、ユーザが画像形成装置1に情報を入力するためのユーザインタフェースである。
このようなハードウェア構成において、ROM12やHDD14若しくは図示しない光学ディスク等の記録媒体に格納されたプログラムがRAM11に読み出され、CPU10がそれらのプログラムに従って演算を行うことにより、ソフトウェア制御部が構成される。このようにして構成されたソフトウェア制御部と、ハードウェアとの組み合わせによって、本実施形態に係る画像形成装置1の機能を実現する機能ブロックが構成される。
次に、図2を参照して、本実施形態に係る画像形成装置1の機能構成について説明する。図2は、本実施形態に係る画像形成装置1の機能構成を示すブロック図である。図2に示すように、本実施形態に係る画像形成装置1は、コントローラ20、ADF(Auto Documennt Feeder:原稿自動搬送装置)21、スキャナユニット22、排紙トレイ23、ディスプレイパネル24、給紙テーブル25、プリントエンジン26、排紙トレイ27及びネットワークI/F28を有する。
また、コントローラ20は、主制御部30、エンジン制御部31、入出力制御部32、画像処理部33及び操作表示制御部34を有する。図2に示すように、本実施形態に係る画像形成装置1は、スキャナユニット22、プリントエンジン26を有する複合機として構成されている。尚、図2においては、電気的接続を実線の矢印で示しており、用紙の流れを破線の矢印で示している。
ディスプレイパネル24は、画像形成装置1の状態を視覚的に表示する出力インタフェースであると共に、タッチパネルとしてユーザが画像形成装置1を直接操作し若しくは画像形成装置1に対して情報を入力する際の入力インタフェース(操作部)でもある。ネットワークI/F28は、画像形成装置1がネットワークを介して他の機器と通信するためのインタフェースであり、Ethernet(登録商標)やUSB(Universal Serial Bus)インタフェースが用いられる。
コントローラ20は、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって構成される。具体的には、ROM12や不揮発性メモリ並びにHDD14や光学ディスク等の不揮発性記録媒体に格納されたファームウェア等の制御プログラムが、RAM11等の揮発性メモリ(以下、メモリ)にロードされ、CPU10の制御に従って構成されるソフトウェア制御部と集積回路などのハードウェアとによってコントローラ20が構成される。コントローラ20は、画像形成装置1全体を制御する制御部として機能する。
主制御部30は、コントローラ20に含まれる各部を制御する役割を担い、コントローラ20の各部に命令を与える。エンジン制御部31は、プリントエンジン26やスキャナユニット22等を制御若しくは駆動する駆動手段としての役割を担う。入出力制御部32は、ネットワークI/F28を介して入力される信号や命令を主制御部30に入力する。また、主制御部30は、入出力制御部32を制御し、ネットワークI/F28を介して他の機器にアクセスする。
画像処理部33は、主制御部30の制御に従い、入力された印刷ジョブに含まれる印刷情報に基づいて描画情報を生成する。この描画情報とは、画像形成部であるプリントエンジン26が画像形成動作において形成すべき画像を描画するための情報であり、出力するべき画像を構成する画素の情報、即ち画素情報である。また、印刷ジョブに含まれる印刷情報とは、PC等の情報処理装置にインストールされたプリンタドライバによって画像形成装置1が認識可能な形式に変換された画像情報である。操作表示制御部34は、ディスプレイパネル24に情報表示を行い若しくはディスプレイパネル24を介して入力された情報を主制御部30に通知する。
画像形成装置1がプリンタとして動作する場合は、まず、入出力制御部32がネットワークI/F28を介して印刷ジョブを受信する。入出力制御部32は、受信した印刷ジョブを主制御部30に転送する。主制御部30は、印刷ジョブを受信すると、画像処理部33を制御して、印刷ジョブに含まれる印刷情報に基づいて描画情報を生成させる。
画像処理部33によって描画情報が生成されると、エンジン制御部31は、生成された描画情報に基づき、給紙テーブル25から搬送される用紙に対して画像形成を実行する。即ち、プリントエンジン26が画像形成部として機能する。プリントエンジン26によって画像形成が施された用紙は排紙トレイ27に排紙される。
画像形成装置1がスキャナとして動作する場合は、ユーザによるディスプレイパネル24の操作若しくはネットワークI/F28を介して外部のPC等から入力されるスキャン実行指示に応じて、操作表示制御部34若しくは入出力制御部32が主制御部30にスキャン実行信号を転送する。主制御部30は、受信したスキャン実行信号に基づき、エンジン制御部31を制御する。
エンジン制御部31は、ADF21を駆動し、ADF21にセットされた撮像対象原稿をスキャナユニット22に搬送する。また、エンジン制御部31は、スキャナユニット22を駆動し、ADF21から搬送される原稿を撮像する。また、ADF21に原稿がセットされておらず、スキャナユニット22に直接原稿がセットされた場合、スキャナユニット22は、エンジン制御部31の制御に従い、セットされた原稿を撮像する。即ち、スキャナユニット22が撮像部として動作する。
撮像動作においては、スキャナユニット22に含まれるCCD等の撮像素子が原稿を光学的に走査し、光学情報に基づいて生成された撮像情報が生成される。エンジン制御部31は、スキャナユニット22が生成した撮像情報を画像処理部33に転送する。画像処理部33は、主制御部30の制御に従い、エンジン制御部31から受信した撮像情報に基づき画像情報を生成する。画像処理部33が生成した画像情報はHDD40等の画像形成装置1に装着された記憶媒体に保存される。即ち、スキャナユニット22、エンジン制御部31及び画像処理部33が連動して、原稿読み取り部として機能する。
画像処理部33によって生成された画像情報は、ユーザの指示に応じてそのままHDD40等に格納され若しくは入出力制御部32及びネットワークI/F28を介して外部の装置に送信される。即ち、ADF21及びエンジン制御部31が画像入力部として機能する。
また、画像形成装置1が複写機として動作する場合は、エンジン制御部31がスキャナユニット22から受信した撮像情報若しくは画像処理部33が生成した画像情報に基づき、画像処理部33が描画情報を生成する。その描画情報に基づいてプリンタ動作の場合と同様に、エンジン制御部31がプリントエンジン26を駆動する。
次に、本実施形態に係るプリントエンジン26の構成について、図3を参照して説明する。図3に示すように、本実施形態に係るプリントエンジン26は、無端状移動手段である搬送ベルト105に沿って各色の画像形成部106が並べられた構成を備えるものであり、所謂タンデムタイプといわれるものである。すなわち、給紙トレイ101から給紙ローラ102と分離ローラ103とにより分離給紙される用紙(記録媒体の一例)104を搬送する搬送ベルト105に沿って、この搬送ベルト105の搬送方向の上流側から順に、複数の画像形成部(電子写真プロセス部)106BK、106M、106C、106Yが配列されている。
これら複数の画像形成部106BK、106M、106C、106Yは、形成するトナー画像の色が異なるだけで内部構成は共通である。画像形成部106BKはブラックの画像を、画像形成部106Mはマゼンタの画像を、画像形成部106Cはシアンの画像を、画像形成部106Yはイエローの画像をそれぞれ形成する。尚、以下の説明においては、画像形成部106BKについて具体的に説明するが、他の画像形成部106M、106C、106Yは画像形成部106BKと同様であるので、その画像形成部106M、106C、106Yの各構成要素については、画像形成部106BKの各構成要素に付したBKに替えて、M、C、Yによって区別した符号を図に表示するにとどめ、説明を省略する。
搬送ベルト105は、回転駆動される駆動ローラ107と従動ローラ108とに架け渡されたエンドレスのベルト、即ち無端状ベルトである。この駆動ローラ107は、不図示の駆動モータにより回転駆動させられ、この駆動モータと、駆動ローラ107と、従動ローラ108とが、無端状移動手段である搬送ベルト105を移動させる駆動手段として機能する。
画像形成に際して、給紙トレイ101に収納された用紙104は最も上のものから順に送り出され、静電吸着作用により搬送ベルト105に吸着されて回転駆動される搬送ベルト105により最初の画像形成部106BKに搬送され、ここで、ブラックのトナー画像を転写される。即ち、搬送ベルト105が、画像の転写対象である用紙を搬送する搬送体として機能する。
画像形成部106BKは、感光体としての感光体ドラム109BK、この感光体ドラム109BKの周囲に配置された帯電器110BK、光書き込み装置111、現像器112BK、感光体クリーナ(図示せず)、除電器113BK等から構成されている。光書き込み装置111は、夫々の感光体ドラム109BK、109M、109C、109Y(以降、総じて感光体ドラム109とする)を露光することにより静電潜像を形成するように構成されている。
画像形成に際し、感光体ドラム109BKの外周面は、暗中にて帯電器110BKにより一様に帯電された後、光書き込み装置111からのブラック画像に対応した照射光により書き込みが行われ、静電潜像が形成される。現像器112BKは、この静電潜像をブラックトナーにより可視像化し、このことにより感光体ドラム109BK上にブラックのトナー画像が形成される。
このトナー画像は、感光体ドラム109BKと搬送ベルト105上の用紙104とが当接する位置(転写位置)で、転写器115BKの働きにより用紙104上に転写される。この転写により、用紙104上にブラックのトナーによる画像が形成される。トナー画像の転写が終了した感光体ドラム109BKは、外周面に残留した不要なトナーを感光体クリーナにより払拭された後、除電器113BKにより除電され、次の画像形成のために待機する。
以上のようにして、画像形成部106BKでブラックのトナー画像を転写された用紙104は、搬送ベルト105によって次の画像形成部106Mに搬送される。画像形成部106Mでは、画像形成部106BKでの画像形成プロセスと同様のプロセスにより感光体ドラム109M上にマゼンタのトナー画像が形成され、そのトナー画像が用紙104上に形成されたブラックの画像に重畳されて転写される。
用紙104は、さらに次の画像形成部106C、106Yに搬送され、同様の動作により、感光体ドラム109C上に形成されたシアンのトナー画像と、感光体ドラム109Y上に形成されたイエローのトナー画像とが、用紙104上に重畳されて転写される。こうして、用紙104上にフルカラーの画像が形成される。このフルカラーの重ね画像が形成された用紙104は、搬送ベルト105から剥離されて定着器116にて画像を定着された後、画像形成装置の外部に排紙される。
次に、本実施形態に係る光書き込み装置111について説明する。図4は、本実施形態に係る光書き込み装置111と感光体ドラム109との配置関係を示す図である。図4に示すように、各色の感光体ドラム109BK、109M、109C、109Y夫々に照射される照射光は、光源であるLEDA(LED Array)281BK、281M、281C、281Y(以降、総じてLEDA281とする)から照射される。
LEDA281は、発光素子であるLEDが、感光体ドラム109の主走査方向に並べられて構成されている。光書き込み装置111に含まれる制御部は、主走査方向に並べられている夫々のLEDの点灯/消灯状態を、出力すべき画像のデータに基づいて主走査ライン毎に制御することにより、感光体ドラム109の表面を選択的に露光し、静電潜像を形成する。
即ち、LEDA281は、1回の点灯/消灯の制御により、出力すべき画像の主走査方向1ライン分の静電潜像を形成する。このような光書き込み装置においては、LEDA281の取り付け誤差により、傾いた画像が形成される、いわゆるスキューが発生する。具体的には、静電潜像は、感光体ドラム109においてLEDA281からの露光を受けて形成されるため、感光体ドラム109の主走査方向に対して、LEDA281において各LEDが並べられた方向が傾いている場合、その傾きに対応して静電潜像も傾いてしまう。そして、この静電潜像が現像されることにより、傾いた画像が形成される。このスキューが発生しないように補正を行うことが本実施形態に係る要旨である。
次に、本実施形態に係る光書き込み装置111の制御ブロックについて、図5を参照して説明する。図5は、本実施形態に係る光書き込み装置111を制御する光書き込み装置制御部120の機能構成及びLEDA281との接続関係を示す図である。図5に示すように、本実施形態に係る光書き込み装置制御部120は、発光制御部121、ラインメモリ122、画像情報取得部123及びスキュー補正値情報記憶部124を含む。
尚、本実施形態に係る光書き込み装置111は、図1において説明したようなCPU10や、RAM11並びにROM12等の記憶媒体といった情報処理機構を含み、図5に示すような光書込み装置制御部120は、画像形成装置1のコントローラ20と同様に、ROM12等の記憶媒体に記憶されている制御プログラムがRAM11にロードされ、CPU10がそのプログラムに従って演算を行うことにより構成されるソフトウェア制御部と、ハードウェアとの組み合わせによって構成される。
発光制御部121は、コントローラ20のエンジン制御部31から入力された画像情報に基づいてラインメモリ122に格納された画素情報に基づき、LEDA281の発光を制御する光源制御部である。発光制御部121は、副走査方向のクロックに従い、1走査ライン毎に発光制御部121の点灯/消灯を制御する。この副走査方向のクロックの制御が、本実施形態に係る要旨の1つである。
ラインメモリ122は、エンジン制御部31から入力された画像情報に応じて、画像の主走査ライン毎に画素情報が格納される記憶媒体である。即ち、ラインメモリ122が、ライン画素情報記憶部として機能する。発光制御部121は、ラインメモリ122に格納された画素情報を各ライン毎に読み出して、LEDA281の点灯/消灯を制御する。
図6は、ラインメモリ122に格納された画素データの読み出し順と実際に描画される画像との関係を示す図である。図6上段は、ラインメモリ122に格納された画素データの読み出し順を示す図であり、1ライン目は“0a”、“0b”、“0c”・・・、2ライン目は“1a”、“1b”、“1c”・・・、3ライン目は“2a”、“2b”、“2c”・・・というように、ラインメモリ122に格納されている画素データが読み出される。図6下段は、ラインメモリ122から読み出された画素データに基づいて描画される画像の例を示す図であり、夫々の画素データに対応して描画される画素が丸印で示されている。
ここで、図6に示すように、本実施形態においては、一主走査ラインの画素データを、4ラインに分割して描画する。換言すると、発光制御部121は、光書き込み装置制御部120に入力された画像データの副走査方向の解像度の4倍の解像度に対応した周期で、LEDA281の点灯/消灯を制御する。尚、本実施形態においては、副走査方向の解像度を4倍とし、一主走査ラインを4分割する場合を例とするが、3以下であっても5以上であっても良い。以降、この解像度の倍率及びラインの分割数を総じて“N”とする。
図6に示すように、発光制御部121は、副走査方向の一画素の範囲を4つのサブラインに分割し、夫々のサブライン毎にLEDA281の点灯/消灯を制御して、サブ画素を描画する。この際、発光制御部121は、ラインメモリ122に主走査ライン毎に格納された画素情報を、夫々の主走査ライン毎にN回ずつ選択する。夫々のサブライン及びサブ画素は、“0a_0”、“0a_1”、“0a_2”、“0a_3”と示すように“0”〜“3”までのサブアドレスによって識別される。発光制御部121は、一主走査ラインの描画において、サブラインをカウントしながらLEDA281の点灯/消灯を制御する。即ち、発光制御部121は、サブラインのカウント値を記憶している。
尚、図6においては、図示の容易化のため、“0a_0”〜“0a_3”のような4つのサブ画素によって構成される一画素が副走査方向に長く表示されているが、実際の一画素の主走査方向と副走査方向との比率は1:1である。
画像情報取得部123は、コントローラ20から入力される画像情報(上述した描画情報)を取得し、画像を構成する画素の情報を主走査ライン毎にラインメモリ122に格納する。即ち、画像情報取得部123が、画素情報取得部として機能する。
スキュー補正値情報記憶部124は、図7に示すように、主走査ライン全体にわたって、スキュー補正量、即ち、副走査方向への位置ずれの値であるシフト量の情報を記憶している位置ずれ情報記憶部である。尚、図7の“a”、“b”、“c”・・・は、図6における“a”、“b”、“c”・・・に対応する。尚、本実施形態においては、図7に示す各画素毎のスキュー補正量は、上述した“N”の値よりも大きくなることはないものとする。
本実施形態においては、発光制御部121がラインメモリ122から画素情報を読み出す際、スキュー補正値情報記憶部124が記憶している情報に基づき、画素を副走査方向にシフトさせて読み出すことにより、スキュー補正が行われる。図8及び図9を参照して、スキュー補正の基本的な概念について説明する。
図8は、図6と同様に、ラインメモリ122から読み出された画素データと実際に描画される画像との関係を示す図であり、スキューが発生した状態を示す図である。図8の例においては、光ビームのスキューにより画像が図中左上がりになっている。
図9は、図8のように発生したスキューを補正した状態を示す図である。図9の例においては、上段に示すようにラインメモリ122から読み出す画素データを、6画素毎に副走査方向にシフトしている。これにより、図9下段に示すように、スキューによる全体のずれ量が低減される。尚、図8、図9の例においては、説明の容易化のため、一の画素データに対して出力される画素を一の円で示している。
次に、図9に示すようなスキュー補正を行った場合の弊害について、図10(a)、(b)を参照して説明する。図10(a)、(b)は、主走査方向及び副走査方向に1画素間隔のディザリングが施された画像について、シフト補正を行う場合の例を示す図であり、図10(a)が補正前、図10(b)が補正後を示す。図10(b)においては、太字点線で示す位置において画像をシフトさせている。
図10(b)に示すように、図9と同様の補正を行った場合、ディザパターンが1画素間隔であるため、図中点線の丸で示すように、画像をシフトした位置において点灯画素(有色画素)及び消灯画素(無地画素)が連結され、その位置において画像の濃度が変化してしまう。その結果、画像をシフトした位置における副走査方向のすじ状のノイズとして現れる。
図11(a)、(b)は、図10(b)において説明したノイズを低減するために、副走査方向の解像度を2倍とし、画像をシフトさせる際のシフト量を元の画素の半画素分とした場合の例を示す図である。この場合、図11(a)に示すように、画像の副走査方向の解像度を2倍にする為には、LEDA281の点灯/消灯を制御するクロック周波数を2倍にすると共に、発光制御部121が、ラインメモリ122から画素データを読み出す際に1つの主走査ラインの画素データを2回連続で読み出す。即ち、元の解像度における1つの主走査ラインが、2回に分けて描画される。
そして、図11(b)に示すように、画像を副走査方向にシフトさせる際の1回のシフト量を半画素分とし、合計で1画素分のシフト量を得るため、図中点線で示すようにシフト回数を2回にする。これにより、図中点線の丸で示すように、画像をシフトさせた位置において連結される点灯画素及び消灯画素の領域が半分となり、ノイズとして認識されるような視覚への影響を抑えることができる。
図11(b)に示すような効果を得るためには、原則として、一主走査ラインを分割する分割数に応じて、画素情報を格納するラインメモリを増やす必要がある。また、図11(b)の例においては、2回のシフトを行っているため、2つのラインメモリを増やす必要がある。これに対して、本実施形態においては、図6において説明したように、同一のラインメモリから複数回にわたって画素情報を読み出すことにより、一主走査ラインを複数のサブラインに分割して夫々のサブライン毎に発光制御を行う。従って、ラインメモリの増加を抑えることができ、コストの増大を防ぐことができる。
このような画像形成装置1において、本実施形態に係る光書き込み装置111は、入力された画像データ、即ち画素情報の解像度を整数倍し、図6において説明した複数のサブライン毎に分割して描画を行うことにより、図11において説明したように、1回の画像シフトにおける画像シフト量を一画素の幅以下にする。そして、そのような処理を簡易な構成で実現することが本実施形態に係る要旨である。以下、本実施形態に係る光書き込み装置111の動作について説明する。
図12は、本実施形態に係る光書き込み装置111が感光体ドラム109を露光して静電潜像を形成する際の、光書き込み装置制御部120の動作を示すフローチャートである。画像形成装置1のコントローラ20から光書き込み装置制御部120に描画情報が入力され、画像情報取得部123がラインメモリ122に画素情報を記憶させると、発光制御部121は、ラインメモリ122から画素情報を読み出す際の、副走査方向のアドレス、即ち、主走査ライン毎に画素情報が記憶されているラインメモリ122において、一の主走査ラインを指定するアドレスを選択し(S1201)、サブラインカウントを“0”にセットする(S1202)。これにより、画素情報の解像度における一の主走査ラインについての画素情報の読み出しがスタートする。
発光制御部121は、出力するべき画像の上側から順に主走査ライン毎に画素情報を取得し、LEDA281への転送を行う。従って、S1201において、発光制御部121は、画像の上側から順にアドレスを選択する。
次に、発光制御部121は、主走査方向のアドレス、即ち、一の主走査ラインにおける画素の順番を選択する(S1203)。発光制御部121は、夫々のサブラインにおいて、端から順に画素情報を取得してLEDA281への転送を行う。従って、S1203において、発光制御部121は、画像の端から順にアドレスを選択する。
S1203により主走査方向のアドレスが選択されると、発光制御部は、選択されたアドレスに基づき、図7において説明したスキュー補正値を取得し、サブラインカウント値からスキュー補正値を引いた値を算出する(S1204)。その算出値がゼロ以上であれば(S1204/YES)、発光制御部121は、S1201において選択したアドレスの画素データを読み出す(S1205)。他方、S1204の算出値が負の値であった場合(S1204/NO)、発光制御部121は、S1201において選択したアドレスよりも1ライン前のアドレスの画素情報を読み出す(S1206)。
発光制御部121は、S1203からS1205、S1206の動作を、サブラインについて主走査方向全範囲の画素情報を読み出すまで繰り返し(S1207/NO)、主走査方向全範囲の画素情報の読み出しが完了したら(S1207/YES)、発光制御部121は、読み出した画素情報に従ってLEDA281を発光制御する(S1208)。LEDA281を発光させると、発光制御部121はサブラインカウント値をインクリメントする(S1209)。
発光制御部121は、サブラインカウント値が“N”になるまで、S1203〜S1209の動作を繰り返す(S1210/NO)。そして、サブラインカウント値が“N”になったら(S1210/YES)、出力すべき画像の出力が完了したか確認し(S1211)、完了していなければ、S1201からの処理を繰り返し(S1211/NO)、完了していれば(S1211/YES)、処理を終了する。
図12の処理によって描画される画像の例を図13に示す、図13は、図6において説明した画素の配置において、図7において説明したスキュー補正値を適用した場合の画素の配置を示す図である。図13に示すように、スキュー補正値に応じた分、画素が副走査方向にシフトされる。このような配置の画素に基づいてLEDAの発光制御を行うことにより、傾いたLEDA281であっても、スキューが補正された好適な画像が形成される。
次に、本実施形態に係る光書き込み装置制御部120の詳細な構成について、図14を参照して説明する。図14に示すように、本実施形態に係る発光制御部121は、クロック発振器121a、サブクロック生成部121b、ラインクロック生成部121c、画素データ読み出し部121d及び読み出しライン選択部121eが含まれる。
クロック発振器121aは、高周波のクロックを発振する。クロック発振器121aが発振するクロック信号が、光書き込み装置制御部120における基準クロックとなる。サブクロック生成部121bは、クロック発振器121aから供給される基準クロックに基づき、図6や図13に示すサブラインの周期、即ち、元の画像データの解像度の4倍の解像度に対応する周期を示すサブクロックを生成する。サブクロック生成部121bは、クロック発振器121aから供給される基準クロックのカウント値が所定のカウント値になる毎にサブクロックを生成して出力する。このサブクロックの周期が、図12におけるS1203〜S1210を繰り返す周期である。
ラインクロック生成部121cは、サブクロック生成部121bから供給されるサブクロックをカウントし、Nカウント毎に図6に示すように分割される前の主走査ライン、即ち、元の画像データの解像度に対応する周期を示すラインクロックを生成する。本実施形態における解像度の倍数は“4”であるため、ラインクロック生成部121cは、サブクロックを4回カウントする毎にラインクロックを生成して出力する。このラインクロックの周期が、図12におけるS1201〜S1211を繰り返す周期である。
画素データ読み出し部121dは、サブクロック生成部121dから供給されるサブクロックに基づき、ラインメモリ122に格納されている画素情報を読み出す。即ち、画素データ読み出し部121dは、図12のS1205、S1206の処理を実行する。
画素データ読み出し部121dは、読み出しライン選択部121eから供給される読み出しラインを指定する信号に基づき、図14にラインメモリA、B、C、D・・・と示す複数のラインメモリ122a、b、c、d・・・のうち、画素情報を読み出すべきラインメモリを判断してする画素情報を読み出す画素情報読み出し部である。
読み出しライン選択部121eは、図12のS1201における副走査方向のアドレス選択処理を実行すると共に、S1202〜S1204におけるサブラインカウント値及びスキュー補正量に応じた読み出しラインの選択処理を行う。読み出しライン選択部121eは、サブクロック生成部121bから供給されるサブクロックに基づき、サブクロック毎に読み出しラインの選択処理を行ってラインを指定する信号を出力する。
ラインクロック生成部121cによって生成されるラインクロックは、画像情報取得部123に供給される。画像情報取得部123は、ラインクロック生成部121cから供給されるラインクロックに基づき、ラインメモリ122A、B、C、D・・・に対して順番に、主走査ライン毎に画素情報を格納する。例えば、ラインメモリ122が8個ある場合、画像情報取得部123は、1番目のラインメモリ122Aから順に一主走査ライン分の画素情報を格納していき、8番目のラインメモリ122に画素情報を格納したら次は1番目のラインメモリAに上書きする。
読み出しライン選択部121eは、図12のS1201において、ラインメモリA、ラインメモリBの順に副走査方向のアドレスを選択する。そして、ラインメモリA、Bの順に全てのラインメモリ122を選択すると、ラインメモリAに戻る。これにより、上述したラインメモリ122への画素情報の格納順に従って副走査方向アドレスが選択される。
このS1201の処理は、上述したように、ラインクロックに従って実行される。そのため、読み出しライン選択部121eは、サブクロック生成部121bから供給されるサブクロックNカウント毎にS1201の処理を実行する。即ち、読み出しライン選択部121eは、サブラインカウント部としても機能すると共に、そのサブライン周期のカウント値とスキュー補正値である位置ずれの値とを演算した値に基づき、ラインメモリ122に記憶された画素情報を読み出す主走査ラインとして主走査方向の位置に応じて異なる主走査ラインを選択する。この他、ラインクロックを読み出しライン選択部121eに入力し、ラインクロック毎にS1201の処理を実行するようにしても良い。
そして、読み出しライン選択部121eは、S1202、S1209及びS1210の処理により、選択した副走査方向のアドレスに対して、サブラインカウント“0”〜“3”即ち、4回にわたって、発光制御を行う。この際、S1204において、読み出しライン選択部121eは、主走査ライン上の画素毎に、サブラインカウント値からスキュー補正量を引くことにより、読み出すべき画素情報が選択中の副走査方向アドレスの画素か否かを確認する。
例えば、図13の例において、副走査方向アドレスとして、図13中の1a、1b、1c・・・に相当するアドレスが選択されている場合を考える。この場合において、サブラインカウント値が“2”であるとすると、読み出される画素情報は、図13下段において“1a_2”の行である。
図13下段に示すように、主走査方向のアドレスがa、b、cの間は、夫々“1a_2”、“1b_1”、“1c_0”、即ち、選択中の副走査方向アドレスに相当する画素が読み出される。この場合、a、b、cのスキュー補正量は図7に示すように、夫々“0”、“1”、“2”であり、サブラインカウント値からスキュー補正量を引いた値は、0以上である。
これに対して、主走査方向のアドレスd、e、fの間は、夫々、“0d_3”、“0e_2”、“0f_3”、即ち、選択中の副走査方向アドレスよちも1つ前の主走査ラインに相当する副走査方向アドレスの画素が読み出される。この場合、d、e、fのスキュー補正量は図7に示すように、夫々“3”、“4”、“3”であり、サブラインカウント値からスキュー補遺量を引いた値は負の値となる。例えば、選択中の副走査方向アドレスがラインメモリBに相当するアドレスであれば、主走査方向のアドレスd、e、fの間は、ラインメモリAから画素情報が読み出される。
このように、読み出しライン選択部121eは、選択中の副走査方向アドレスと、夫々の副走査方向アドレスにおけるサブラインカウント値と、主走査方向の夫々の画素毎のスキュー補正量とに基づき、画素情報を読み出すべきラインメモリを指定する信号を出力する。
尚、ラインメモリ122の数を2の整数乗(以降、m乗とする)にしておくと、読み出しライン選択部121eによるS1201の処理を簡略化することができる。例えば、ラインメモリ122の数が“2”の3乗である“8”の場合、サブクロックNカウント毎にインクリメントするカウンタとして、3ビットのカウンタを読み出しライン選択部121eに設ける。そして、読み出しライン選択部121eは、そのカウンタの値に応じてS1201の処理を実行する。
読み出しライン選択部121eにおいてサブクロックNカウント毎にインクリメントされるカウンタは3ビット、即ち0〜7までの値をカウントするため、8カウント毎にカウンタの値がゼロに戻る。これにより、副走査方向アドレスとして指定されるアドレスも、8カウント周期で同じアドレスが指定されることになる。これにより、所定のカウント回数毎にカウンタをリセットするような処理が不要となり、処理を簡略化することが可能となる。
尚、上記のようにラインメモリ122の数が8個である場合において、カウンタのビット数は必ずしも“3”である必要はなく、“3”以上であれば良い。この場合、読み出しライン選択部121eは、カウンタの下位3ビットを参照することにより、上記と同様の効果を得ることができる。即ち、ラインメモリ122の数が2のm乗個である場合、下位mビットが参照される。
同様に、一主走査ラインの分割数“N”を2の整数倍乗(以降、n乗とする)にしておくと、S1210からS1202に戻る処理を簡略化することができる。上述したように“N”が“4”の場合、サブクロックのカウンタとして2ビットのカウンタを読み出しライン選択部121eに設ける。そして、読み出しライン選択部121eは、そのカウンタの値に応じてS1202及びS1210の処理を実行する。
読み出しライン選択部121eにおいてサブクロックをカウントするカウンタは2ビット、即ち0〜3までの値をカウントするため、4カウント毎にカウンタの値がゼロに戻る。これにより、S1202の処理として特別な処理を実行することなく、カウンタの値がゼロになり、処理を簡略化することが可能となる。尚、この場合、S1210の処理は、カウンタの値がゼロか否かを判断する処理となる。
また、分割数“N”が“4”である場合において、カウンタのビット数は、上述したラインメモリ数の場合と同様に、必ずしも“2”である必要はなく、“2”以上であれば良い。この場合、読み出しライン選択部121eは、カウンタの下位2ビットを参照することにより、上記と同様の効果を得ることができる。即ち、“N”が2のn乗である場合、下位nビットが参照される。
図15は、光書込み装置制御部120の詳細な構成として、図14とは異なる態様を示す図である。図15の例においては、画像情報取得部123からラインメモリ122に画素情報が格納される際の処理及び、それに基づくアドレスの指定処理が異なる。
本実施形態においては、ラインクロック生成部121cによって生成されたラインクロックは、夫々のラインメモリ122に供給される。そして、ラインメモリAは、画像情報取得部123から、ラインメモリB、C、D・・・は、夫々前段のラインメモリから、ラインクロックに従って画素情報を取得して記憶する。図15の例においては、画像情報取得部123によって取得された画像情報は、主走査ライン毎にラインメモリAに入力され、ラインクロックが供給される度に後段のラインメモリに受け渡される。即ち、ラインメモリ122がシフトレジスタのように動作する。
図15の例においては、常にラインメモリAに最新の画素情報が格納されているため、図12のS1210においては、常にラインメモリAに相当する副走査方向アドレスが選択される。その他の処理は、図14の場合と同様である。即ち、図15の例においては、読み出しライン選択部121eは、ラインメモリ122において、主走査ライン毎に設けられた夫々の記憶媒体(図15中のラインメモリ122a、122b、122c、122d・・・)の並び順に基づき、画素情報を読み出すべき主走査ラインを選択する。
尚、本実施形態においては、スキュー補正量の値の上限を“N”、即ち、元の画像の解像度における一主走査ラインの分割数以下とする場合を例として説明した。そのため、サブラインカウント値からスキュー補正量を引いた値が負の値となる場合は、常に1ライン前の主走査ラインの画素を読み出す。しかしながら、スキュー補正量として“N”よりも大きい値を設定する必要がある場合もあり得る。
スキュー補正量として“N”よりも大きい値を許可する場合において、サブラインカウント値からスキュー補正量を引いた値が負の値となった場合、2ライン以上前の主走査ラインの画素を読み出す場合があり得る。従って、読み出しライン選択部121eは、サブラインカウント値からスキュー補正量を引いた値が負の値となった場合、その値を“N”で割り、その商の小数点以下を切り上げた値の絶対値を求める。その値が、何ライン前の主走査ラインの画素を読み出すかを示す値となる。
例えば、図13の場合において、上記と同様に、副走査方向のアドレスが1a、1b、1c・・・に相当するアドレスであり、サブラインカウント値が“2”である場合を考える。この場合、主走査方向のアドレスd、e、fにおいて、サブラインカウント値からスキュー補正量を引いた値は、夫々“−1”、“−2”、“−1”となる。これらの値を“N”、即ち“4”で割ると、夫々“−0.25”、“−0.5”、“−0.25”となり、小数点以下を切り上げた値の絶対値は全て“1”となり、読み出しライン選択部121eは、画素情報を読み出すべきラインメモリとして、1ライン前の主走査ラインに相当するラインメモリを選択する。
以上説明したように、本実施形態に係る光書き込み装置を用いることにより、簡易な構成により、光書き込み装置におけるスキュー補正において、ディザパターンの変化による画質の劣化を防ぐことが可能となる。
尚、上記実施形態においては、図6及び図13並びに図12のS1210に示すように、サブラインカウント値として“0”〜“3”、即ち“N”のカウントを繰り返すことにより、夫々の主走査ライン毎にサブラインカウントをリセットし、その度に選択する主走査ラインを切り替える場合を例として説明した。この他、サブラインカウントをカウントし続ける態様も可能である。そのような例について、図16、図17を参照して説明する。
図16は、サブクロックをカウントし続ける場合における図6に対応する図である。図16に示すように、読み出しライン選択部121eは、サブクロックのカウント値を、“サブアドレス”としてカウントし続ける。これに対して、“メインアドレス”は、出力するべき画像における主走査ラインの順番に従って付された副走査方向のアドレスである。
図17は、図16のような態様における光書き込み装置制御部120の動作を示すフローチャートである。画像形成装置1のコントローラ20から光書き込み装置制御部120に画像情報が入力され、画像情報取得部123がラインメモリ122に画素情報を記憶させると、読み出しライン選択部121eは、サブラインカウントをゼロにリセットし(S1701)、主走査方向のアドレス、即ち、一の主走査ラインにおける画素の順番を選択する(S1702)。
S1702により主走査方向のアドレスが選択されると、読み出しライン選択部121eは、選択したアドレスに基づき、図7において説明したスキュー補正値を取得し、サブラインカウント値からスキュー補正値を引いた値をNで割った値の整数部分を演算する(S1703)。この演算は、図16に示すサブアドレスに対応するメインアドレスの値を求めるための演算である。即ち、S1703は、サブラインカウント値に基づき、スキュー補正量を考慮してメインアドレスを求めるための処理である。S1703の処理が完了すると、画素データ読み出し部121dが、S1703の演算値をメインアドレスとして、対応するラインメモリ122から画素データを読み出す(S1704)。
発光制御部121は、S1702からS1704の動作を、サブラインについて主走査方向全範囲の画素情報を読み出すまで繰り返し(S1705/NO)、主走査方向全範囲の画素情報の読み出しが完了したら(S1705/YES)、画素データ読み出し部121dが、読み出した画素情報に従ってLEDA281を発光制御する(S1706)。そして、読み出しライン選択部121eが、サブラインカウント値をインクリメントする(S1707)。
読み出しライン選択部121eは、出力するべき画像の出力が完了したか確認し完了していなければS1702からの処理を繰り返し(S1708/NO)、完了していれば(S1708/YES)、処理を終了する。このような態様において、図14、図15夫々の態様における読み出しライン選択部121eの処理の違いについて説明する。
図14の態様の場合、読み出しライン選択部121eは、メインアドレス、即ち、出力するべき画像の主走査ラインの順番に従って付された副走査方向のアドレスと、ラインメモリ122A、B、C、D・・・夫々との対応関係を示すテーブルを記憶している。そして、サブクロックNカウント毎、即ち、画像情報取得部123から新しい主走査ラインの画素情報がラインメモリ122に格納される度に、上記テーブルを更新する。
そして、読み出しライン選択部121eは、図17のS1703の処理によりスキュー補正値を考慮したメインアドレスを演算すると、その演算値に応じたラインメモリ122を上記テーブルを参照して確認する。その確認結果に基づき、画素データ読み出し部121dが、ラインメモリ122から画素データを読み出す。
尚、この場合においても、ラインメモリ122の数を2の整数乗とすることにより、上記と同様に処理の簡略化を図ることができる。例えば、ラインメモリ122の数が2の3乗の“8”であれば、ラインメモリ122夫々に格納された画素情報は、ラインクロック8回毎に新しい画素情報によって書き換えられる。従って、読み出しライン選択部121eが指定するべきラインメモリ122も、ラインクロック8回毎に同一のラインメモリ122となる。
これに対して、S1703の演算値を2ビットで表現した場合、下位の8ビットの値は、サブラインカウント値のインクリメントに従って“0”〜“7”の値を繰り返す事になる。従って、“0”〜“7”の値が8個のラインメモリ122夫々に割りあてられたテーブルを用紙しておけば、上述したようなテーブルの更新を行うことなく実現可能であり、処理を簡略化することが可能となる。
次に、図15の態様の場合について説明する。この場合、読み出しライン選択部121eは、供給されるサブクロックNカウント毎にインクリメントするカウンタを内部に含み、このカウント値を図16に示すメインアドレスとして保持している。そして、読み出しライン選択部121eは、このメインアドレスの値と、ラインメモリ122における最上段であるラインメモリAとを関連付けており、ラインメモリ122において後段のラインメモリに進むごとに1引いた値と関連付けている。
例えば、サブクロックNカウント毎にインクリメントするカウンタのカウント値が“2”である場合、読み出しライン選択部121eは、ラインメモリAのアドレスを“2”、ラインメモリBのアドレスを“1”、ラインメモリCのアドレスを“0”として関連付けた情報を保持している。この場合、ラインメモリAに格納されている画素情報は、図16に示すメインアドレス“2”の画素情報であり、ラインメモリBに格納されている画素情報は、図16に示すメインアドレス“1”の画素情報であり、ラインメモリCに格納されている画素情報は、図16に示すメインアドレス“0”の画素情報である。
このような態様により、読み出しライン選択部121eは、S1703において演算を行うと、その演算値に関連付けられたラインメモリ122を確認し、画素情報を読み出すべきラインメモリ122として画素データ読み出し部121dに通知することができる。
尚、図17の処理を採用する場合においては、図14、図15いずれの場合においても、一主走査ラインの分割数“N”の値を2の整数倍である“n”乗の値にしておくと、S1703の処理を簡略化することができる。この場合、とある値を“N”で割った商の整数部分を求めるという処理は、とある値を二進数で表現した場合の下位の“n”ビットを切り捨てる処理と同一の処理となる。
即ち、一主走査ラインの分割数“N”の値を2の整数倍である“n”乗の値にしておくことにより、読み出しライン選択部121eは、サブラインカウント値からスキュー補正値を引いた値を二進数で表現したビット列の下位“n”ビットを切り捨てるだけで、S1703の処理を完了することができる。
1 画像形成装置
10 CPU
11 RAM
12 ROM
13 エンジン
14 HDD
15 I/F
16 LCD
17 操作部
18 バス
20 コントローラ
21 ADF
22 スキャナユニット
23 排紙トレイ
24 ディスプレイパネル
25 給紙テーブル
26 プリントエンジン
27 排紙トレイ
28 ネットワークI/F
30 主制御部
31 エンジン制御部
32 入出力制御部
33 画像処理部
34 操作表示制御部
101 給紙トレイ
102 給紙ローラ
103 分離ローラ
104 用紙
105 搬送ベルト
106BK、106C、106M、106Y 画像形成部
107 駆動ローラ
108 従動ローラ
109BK、109C、109M、109Y 感光体ドラム
110BK 帯電器
111光書き込み装置
112BK、112C、112M、112Y 現像器
113BK、113C、113M、113Y 除電器
115BK、115C、115M、115Y 転写器
116 定着器
117 パターン検知センサ
120 光書き込み装置制御部
121 発光制御部
122 ラインメモリ
123 画像情報取得部
124 スキュー補正値情報取得部
281、281BK、281Y、281M、281C LEDA
特開2009−27683号公報 特開平11−70697号公報

Claims (13)

  1. 感光体上に静電潜像を形成する光書き込み装置であって、
    前記静電潜像として形成すべき画像を構成する画素の情報である画素情報を取得する画素情報取得部と、
    前記取得された画素情報を主走査ライン毎に複数のライン分記憶するライン画素情報記憶部と、
    前記画素情報の副走査方向の解像度の整数倍であるN倍の解像度に対応した周期で前記感光体を露光して前記静電潜像を形成する光源装置と、
    前記光源装置の主走査方向の位置に応じた副走査方向の位置ずれの情報を記憶している位置ずれ情報記憶部と、
    前記N倍の解像度に対応した周期であるサブライン周期をカウントしているサブラインカウント部と、
    前記サブライン周期のカウント値と前記位置ずれの情報とを演算した値に基づき、前記記憶された画素情報を読み出す主走査ラインとして主走査方向の位置に応じて異なる主走査ラインを選択する読み出しライン選択部と、
    前記選択された主走査ラインから画素情報を読み出して前記光源装置に入力する画素情報読み出し部とを含み、
    前記Nが2の整数乗であるn乗であり、
    前記読み出しライン選択部は、前記サブライン周期がN回カウントされる毎に前記画素情報の読み出し先として選択する主走査ラインを切り替えることにより、前記画素情報を読み出す主走査ラインとして夫々の前記主走査ラインをN回ずつ選択し、前記サブラインカウント部が前記サブライン周期をカウントするカウンタの下位nビットがゼロに戻る度に前記サブライン周期がN回カウントされたことを検知することを特徴とする光書き込み装置。
  2. 前記サブラインカウント部は、nビットのカウンタにより前記サブライン周期をカウントすることを特徴とする請求項1に記載の光書き込み装置。
  3. 前記読み出しライン選択部は、前記サブライン周期のカウント値と前記位置ずれの情報とを演算した値をNで割った値の整数部分に基づいて前記記憶された画素情報を読み出す主走査ラインを選択することを特徴とする請求項に記載の光書き込み装置。
  4. 前記Nが2の整数乗であるn乗であり、
    前記サブラインカウント部は、前記サブライン周期のカウント値と前記位置ずれの情報とを演算した値をNで割った値を2進数で表現したビット列の下位nビットを切り捨てることにより、前記サブライン周期のカウント値と前記位置ずれの情報とを演算した値をNで割った値の整数部分を求めることを特徴とする請求項に記載の光書き込み装置。
  5. 前記ライン画素情報記憶部は、前記取得された画素情報を、前記主走査ライン毎に設けられた複数の記憶媒体に対して、主走査ライン毎に順番に記憶すると共に、前記複数の記憶媒体全てに前記画素情報を記憶すると、先に記憶した前記画素情報から順番に上書きして新たな画素情報を記憶することを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項に記載の光書き込み装置。
  6. 前記ライン画素情報記憶部における複数の記憶媒体の数は2の整数乗であるm乗個であり、
    前記読み出しライン選択部は、前記サブライン周期のN周期分に相当する周期毎に前記画素情報の読み出し先として選択する主走査ラインを切り替え、前記サブライン周期のN周期分に相当する周期をカウントするカウンタの下位mビットのカウント値に基づいて前記記憶された画素情報を読み出す主走査ラインを選択することを特徴とする請求項5に記載の光書き込み装置。
  7. 前記読み出しライン選択部は、前記サブライン周期のN周期分に相当する周期をmビットのカウンタによりカウントすることを特徴とする請求項に記載の光書き込み装置。
  8. 前記ライン画素情報記憶部は、前記取得された画素情報を、前記主走査ライン毎に直列に設けられた複数の記憶媒体のうち最上位の記憶媒体に記憶すると共に、上位の記憶媒体から下位の記憶媒体に順番に転送することを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項に記載の光書き込み装置。
  9. 前記読み出しライン選択部は、前記主走査ライン毎に直列に設けられた複数の記憶媒体の並び順に基づき、前記記憶された画素情報を読み出す主走査ラインを選択することを特徴とする請求項8に記載の光書き込み装置。
  10. 請求項1乃至9いずれか1項に記載の光書き込み装置を含むことを特徴とする画像形成装置。
  11. 出力するべき画像の画素情報の副走査方向の解像度の整数倍であるN倍の解像度に対応した周期で感光体を露光することにより、前記感光体上に静電潜像を形成する光源装置を含む光書き込み装置の制御方法であって、
    前記Nが2の整数乗であるn乗であり、
    前記静電潜像として形成すべき画像を構成する画素の情報である画素情報を取得し、
    前記取得された画素情報を主走査ライン毎に複数ライン分、記憶媒体に記憶し、
    前記光源装置の主走査方向の位置に応じた副走査方向の位置ずれの情報を記憶している位置ずれ情報記憶部から前記光源装置の主走査方向の位置に応じた副走査方向の位置ずれの値を取得し、
    前記N倍の解像度に対応した周期であるサブライン周期をカウントしているカウンタから前記サブライン周期のカウント値を取得し、
    前記サブライン周期をカウントするカウンタの下位nビットがゼロに戻る度に前記サブライン周期がN回カウントされたことを検知し、
    前記取得したサブライン周期のカウント値と前記取得した位置ずれの値とを演算した値に基づき、前記記憶された画素情報を読み出す主走査ラインとして主走査方向の位置に応じて異なる主走査ラインを選択すると共に、前記サブライン周期がN回カウントされる毎に前記画素情報の読み出し先として選択する主走査ラインを切り替えることにより、前記画素情報を読み出す主走査ラインとして夫々の前記主走査ラインをN回ずつ選択し、
    前記選択された主走査ラインから画素情報を読み出して前記光源装置に入力することにより前記光源を発光制御することを特徴とする光書き込み装置の制御方法。
  12. 出力するべき画像の画素情報の副走査方向の解像度の整数倍であるN倍の解像度に対応した周期で感光体を露光することにより、前記感光体上に静電潜像を形成する光源装置を含む光書き込み装置の制御プログラムであって、
    前記Nが2の整数乗であるn乗であり、
    前記静電潜像として形成すべき画像を構成する画素の情報である画素情報を取得するステップと、
    前記取得された画素情報を主走査ライン毎に複数ライン分、記憶媒体に記憶するステップと、
    前記光源装置の主走査方向の位置に応じた副走査方向の位置ずれの情報を記憶している位置ずれ情報記憶部から前記光源装置の主走査方向の位置に応じた副走査方向の位置ずれの値を取得するステップと、
    前記N倍の解像度に対応した周期であるサブライン周期をカウントしているカウンタから前記サブライン周期のカウント値を取得するステップと、
    前記サブライン周期をカウントするカウンタの下位nビットがゼロに戻る度に前記サブライン周期がN回カウントされたことを検知するステップと、
    前記取得したサブライン周期のカウント値と前記取得した位置ずれの値とを演算した値に基づき、前記記憶された画素情報を読み出す主走査ラインとして主走査方向の位置に応じて異なる主走査ラインを選択すると共に、前記サブライン周期がN回カウントされる毎に前記画素情報の読み出し先として選択する主走査ラインを切り替えることにより、前記画素情報を読み出す主走査ラインとして夫々の前記主走査ラインをN回ずつ選択するステップと、
    前記選択された主走査ラインから画素情報を読み出して前記光源装置に入力することにより前記光源を発光制御するステップとを情報処理装置に実行させることを特徴とする光書き込み装置の制御プログラム。
  13. 請求項12に記載の光書き込み装置の制御プログラムが情報処理装置によって読み取り可能な形式で記録されたことを特徴とする記録媒体。
JP2010206782A 2010-09-15 2010-09-15 光書き込み装置、画像形成装置及び光書き込み装置の制御方法、制御プログラム及び記録媒体 Expired - Fee Related JP5691330B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010206782A JP5691330B2 (ja) 2010-09-15 2010-09-15 光書き込み装置、画像形成装置及び光書き込み装置の制御方法、制御プログラム及び記録媒体
US13/230,104 US8482588B2 (en) 2010-09-15 2011-09-12 Optical writing device, image forming apparatus, and method and program product for controlling optical writing device
EP11180995.0A EP2431818B1 (en) 2010-09-15 2011-09-13 Optical writing device, image forming apparatus, and method and program product for controlling optical writing device
CN201110276922.1A CN102447802B (zh) 2010-09-15 2011-09-14 光学写设备、图像形成装置和用于控制光学写设备的方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010206782A JP5691330B2 (ja) 2010-09-15 2010-09-15 光書き込み装置、画像形成装置及び光書き込み装置の制御方法、制御プログラム及び記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012061675A JP2012061675A (ja) 2012-03-29
JP5691330B2 true JP5691330B2 (ja) 2015-04-01

Family

ID=44925274

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010206782A Expired - Fee Related JP5691330B2 (ja) 2010-09-15 2010-09-15 光書き込み装置、画像形成装置及び光書き込み装置の制御方法、制御プログラム及び記録媒体

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8482588B2 (ja)
EP (1) EP2431818B1 (ja)
JP (1) JP5691330B2 (ja)
CN (1) CN102447802B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190142733A (ko) * 2018-06-18 2019-12-27 캐논 가부시끼가이샤 화상 형성 장치
WO2020004480A1 (ja) * 2018-06-27 2020-01-02 キヤノン株式会社 画像形成装置

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5842325B2 (ja) * 2010-12-03 2016-01-13 株式会社リコー 光源制御回路、画像形成装置及び光源制御方法
JP5760418B2 (ja) * 2010-12-10 2015-08-12 株式会社リコー 光源制御回路、画像形成装置及び光源制御回路の制御方法
JP5779967B2 (ja) 2011-05-12 2015-09-16 株式会社リコー 光書き込み装置、画像形成装置及び補正値情報生成方法
JP2013063599A (ja) 2011-09-16 2013-04-11 Ricoh Co Ltd 露光制御装置、画像形成装置、及び露光制御方法
JP2015156523A (ja) * 2012-06-06 2015-08-27 ソニー株式会社 画像処理装置、画像処理方法、プログラム
JP5987504B2 (ja) 2012-07-02 2016-09-07 株式会社リコー 光書き込み制御装置、画像形成装置及び光書き込み制御方法
JP6024263B2 (ja) 2012-07-27 2016-11-16 株式会社リコー 光書き込み装置、画像形成装置及び光書き込み装置の制御方法
JP2014058076A (ja) * 2012-09-14 2014-04-03 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び階調変換方法
JP6079176B2 (ja) * 2012-11-30 2017-02-15 株式会社リコー 光書き込み制御装置、画像形成装置及び光書込み装置の制御方法
US9128439B2 (en) 2012-12-03 2015-09-08 Ricoh Company, Limited Image forming apparatus and conveyance control method
JP2014140972A (ja) 2013-01-22 2014-08-07 Ricoh Co Ltd 画像形成制御装置、画像形成装置及び画像形成制御方法
JP5997644B2 (ja) * 2013-03-26 2016-09-28 株式会社沖データ 画像形成装置及び画像形成方法
JP2015146525A (ja) 2014-02-03 2015-08-13 株式会社リコー 通信装置、画像形成装置、通信方法およびプログラム
JP6331533B2 (ja) 2014-03-17 2018-05-30 株式会社リコー 画像形成装置、画像形成方法、及びプログラム
JP6432187B2 (ja) * 2014-07-15 2018-12-05 株式会社リコー 画像形成装置、及び画像形成方法
JP2017005630A (ja) 2015-06-15 2017-01-05 株式会社リコー 通信装置、通信方法及びプログラム
JP2017112535A (ja) 2015-12-17 2017-06-22 株式会社リコー 画像処理装置、プログラム及び方法

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07232455A (ja) * 1995-01-17 1995-09-05 Canon Inc 画像形成装置
JP3715349B2 (ja) * 1995-07-31 2005-11-09 株式会社東芝 画像記録装置
JP3353629B2 (ja) * 1995-12-26 2002-12-03 カシオ電子工業株式会社 多色画像記録装置
JP3753792B2 (ja) * 1996-07-02 2006-03-08 株式会社リコー 画像形成装置
JP3381582B2 (ja) 1997-06-27 2003-03-04 カシオ電子工業株式会社 光書き込みヘッド駆動装置、及びその装置を使用する光書き込みヘッド駆動方法
JP2002094764A (ja) 2000-09-11 2002-03-29 Matsushita Graphic Communication Systems Inc スキュー補正装置および画像形成装置
US7898695B1 (en) * 2000-10-06 2011-03-01 Lexmark International, Inc. Method of compensating for electronic printhead skew and bow correction in an imaging machine to reduce print artifacts
JP2003312038A (ja) * 2002-04-18 2003-11-06 Casio Electronics Co Ltd 印字ヘッドの制御装置
EP1710999B1 (en) * 2005-04-08 2015-01-21 Canon Kabushiki Kaisha Color image forming apparatus
JP4570156B2 (ja) * 2005-08-24 2010-10-27 株式会社リコー 画像形成装置
JP4730036B2 (ja) * 2005-09-22 2011-07-20 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP2007090620A (ja) 2005-09-28 2007-04-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像形成装置および画像形成装置の制御方法
US7843604B2 (en) * 2006-12-28 2010-11-30 Ricoh Company, Limited Image correcting device, image forming apparatus, and image correcting method
JP4937097B2 (ja) 2006-12-28 2012-05-23 株式会社リコー 画像補正装置、画像形成装置および画像補正方法
JP4882926B2 (ja) * 2007-08-31 2012-02-22 セイコーエプソン株式会社 画像データ処理装置および画像データ処理方法
JP5450980B2 (ja) * 2008-05-08 2014-03-26 キヤノン株式会社 画像形成装置およびその制御方法ならびにそのプログラムおよび記憶媒体
JP5672847B2 (ja) 2009-08-24 2015-02-18 株式会社リコー 光書き込み装置、画像形成装置、光書き込み装置の制御プログラム

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190142733A (ko) * 2018-06-18 2019-12-27 캐논 가부시끼가이샤 화상 형성 장치
US10852657B2 (en) 2018-06-18 2020-12-01 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
DE102019116210B4 (de) 2018-06-18 2021-12-23 Canon Kabushiki Kaisha Bilderzeugungsvorrichtung
KR102462138B1 (ko) 2018-06-18 2022-11-03 캐논 가부시끼가이샤 화상 형성 장치
WO2020004480A1 (ja) * 2018-06-27 2020-01-02 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2020001242A (ja) * 2018-06-27 2020-01-09 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP7062536B2 (ja) 2018-06-27 2022-05-06 キヤノン株式会社 画像形成装置
US11481588B2 (en) * 2018-06-27 2022-10-25 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
EP2431818B1 (en) 2017-11-08
CN102447802A (zh) 2012-05-09
EP2431818A3 (en) 2016-09-14
US8482588B2 (en) 2013-07-09
EP2431818A2 (en) 2012-03-21
JP2012061675A (ja) 2012-03-29
US20120062681A1 (en) 2012-03-15
CN102447802B (zh) 2014-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5691330B2 (ja) 光書き込み装置、画像形成装置及び光書き込み装置の制御方法、制御プログラム及び記録媒体
JP5672847B2 (ja) 光書き込み装置、画像形成装置、光書き込み装置の制御プログラム
JP2012056111A (ja) 光書き込み装置、画像形成装置及び光書き込み装置の制御方法、光書き込み装置の制御プログラム及び記録媒体
JP5724628B2 (ja) 光書き込み装置及び画像形成装置
JP5789939B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法及びサブライン点灯制御プログラム
JP6024263B2 (ja) 光書き込み装置、画像形成装置及び光書き込み装置の制御方法
JP5895398B2 (ja) 光書込み装置、画像形成装置及び光書込み装置の制御方法
US9106861B2 (en) Method and apparatus for controlling adjustment of image parameters and image formation and an image apparatus including the game
JP5515893B2 (ja) 光書き込み装置、画像形成装置及び光書き込み装置の制御方法
JP6477059B2 (ja) 光書き込み制御装置、画像形成装置及び光書き込み制御方法
JP6079176B2 (ja) 光書き込み制御装置、画像形成装置及び光書込み装置の制御方法
JP6149581B2 (ja) 光書き込み制御装置、画像形成装置及び光書き込み制御方法
JP2014008743A (ja) 光書き込み制御装置、画像形成装置及び光書き込み制御方法
JP2016078362A (ja) 光書き込み制御装置、画像形成装置及び光書き込み制御方法
JP5773040B2 (ja) 光書き込み装置、画像形成装置及び光書き込み装置の制御方法
JP5900581B2 (ja) 光書き込み装置、画像形成装置及び光書き込み装置の制御方法、光書き込み装置の制御プログラム及び記録媒体
JP5621448B2 (ja) 光書き込み装置、画像形成装置及び光書き込み装置の制御方法
JP5812163B2 (ja) 光書き込み装置、画像形成装置及び光書き込み装置の制御方法
JP5569255B2 (ja) 光書き込み装置、画像形成装置及び光書き込み装置の制御方法
JP2016060067A (ja) 光書き込み制御装置、画像形成装置及び光書き込み制御方法
JP2016060079A (ja) 光書き込み制御装置、画像形成装置及び光書き込み制御方法
JP5895397B2 (ja) 光書込み装置、画像形成装置及び光書込み装置の制御方法
JP2017104998A (ja) 光書き込み制御装置、画像形成装置及び光書き込み制御方法
JP2016124275A (ja) 光書き込み制御装置、画像形成装置及び光書き込み制御方法
JP2015168232A (ja) 光書き込み制御装置、画像形成装置及び光書き込み制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130718

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140424

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140507

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140625

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20140625

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150119

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5691330

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees