JP4730036B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に係り、入力画像データに基づいて複数回の主走査及び副走査によって潜像を形成し、該潜像を顕像化して、画像を形成する画像形成装置に関する。
画像処理による位置ずれ補正は、高解像度であるほど自然で滑らかな補正が可能となり、低い解像度の場合はギザギザが目立ち、補正をする事によって画像品質を悪化させてしまう。
タンデム型の画像形成装置においては、記録用紙の搬送方向に沿ってシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の記録ユニットが順番に配置されている。そして、記録用紙上に複数のトナーを重ね合わせて転写してカラー画像を形成する場合においては、画像品質を高めるには位置ずれを低減する必要がある。
位置ずれには、主走査方向の位置ずれ、副走査方向の位置ずれ、主走査方向のラインの傾きを表すスキュー(傾き)、及びボウ(歪み)がある。スキュー、及びボウの補正については、データ解像度よりも高い解像度で補正を行うことが知られている。
例えば、副走査方向に1/n画素ピッチに同期してLED素子を設けて、副走査方向の解像度を主走査方向に比べてn倍にして位置補正の印字精度を高める画像形成装置が提案されている(特許文献1参照)。
しかし、当該技術を適用すると、高解像度に分割してからメモリに格納するためにラインバッファメモリが増大してしまうという問題がある。
画像処理による位置ずれ補正は、画像品質を維持しつつコストアップを抑えると言う課題を抱えている。また、LEDアレイでは、チップの実装位置精度を高める事が困難であるため、誤差が発生し位置ずれとなる。この場合の位置ずれは、スキュー、及びボウと違いリニアな傾きにならず、画素あるいはチップ単位の位置ずれとなってしまう。
これに対し、低解像度のラインバッファ量で、補正後の印字解像度を上げスキュー補正を行なう。画像によるスキュー補正を行なうため、低解像度の複数ラインから補間処理により高解像度化とスキュー補正を行なう提案がなされている(特許文献2参照)。
特開平10−315545号公報 特開2000−278517公報
しかしながら、前記特許文献2の技術は、バッファメモリを削減するという課題に対する技術ではあるが、スキュー補正を対象にしており、ボウ、及びLEDチップの実装位置誤差補正を対象としていない。また、ここで説明されている内容は、同時に入力される(低解像度での)ライン数分まで補正出来るが、補正量を多く取るためには補間処理、及び補正ラインの選択回路が膨大となってしまう、という問題がある。
本発明は、上記事実を考慮し、少ないバッファメモリ量、かつ装置の大型化を抑えながら、高解像度のスキュー、ボウ、及び画像形成を実現する機構の実装位置の誤差を含んだ補正を行う画像処理装置を提供する事を得ることを目的とする。
本発明は、入力画像データに基づいて異なる色の像を重ねて主走査及び副走査により画像を形成する画像形成装置であって、前記異なる色の像を形成するLEDチップで構成されるLEDアレイと、位置ずれ量に対応する補正パラメータの示す主走査方向の補正単位を、前記LEDチップの画素数の整数倍とし、かつ、前記入力画像データの副走査方向の解像度のn(nは正の整数)倍の分解能で記憶する補正パラメータ記憶手段と、前記入力画像データを一時的に格納する補正ラインバッファメモリと、前記補正ラインバッファメモリに格納された入力画像データを読み出す際に、前記補正パラメータ記憶手段に記憶された前記補正パラメータに基づいて前記入力画像データを読み出す前記補正ラインバッファの前記補正単位毎の主走査方向及び副走査方向のアドレスを制御するとともに、同じアドレスをn回読み出すことにより、副走査方向の解像度を前記n倍にするアドレス制御手段と、前記アドレス制御手段における解像度の倍数、形成される画像の解像度、及び画像の形成の動作モードによって、前記アドレス制御手段が解像度をn倍にするか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定に基づき前記アドレス制御手段の解像度をn倍にさせる実施手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、入力画像データに基づいて異なる色の像を重ねて主走査及び副走査により画像を形成する際に、補正パラメータ記憶手段が、位置ずれ量に対応する補正パラメータを、主走査方向の補正単位を、前記LEDチップの画素数の整数倍とし、かつ前記入力画像データの副走査方向の解像度のn(nは正の整数)倍の分解能で記憶する。
ところで、補正ラインバッファメモリが、前記入力画像データを一時的に格納している。
そして、アドレス制御手段が、前記補正ラインバッファメモリに格納された入力画像データを読み出す際に、前記補正パラメータ記憶手段に記憶された前記補正パラメータに基づいて前記入力画像データを読み出す前記補正ラインバッファの前記補正単位毎の主走査方向及び副走査方向のアドレスを制御するとともに、同じアドレスをn回読み出すことにより、副走査方向の解像度を前記n倍にする。
即ち、本発明は、出力画像の解像度を補間するわけではないので、バッファメモリ量を増やす必要がない。一旦、入力画像データを補正ラインバッファメモリに格納することで、副走査方向のライン補正を高解像度で行うことを可能としている。
例えば、カラー対応した画像形成装置の場合であっても、白黒出力を行う場合には、位置ずれの影響の考慮が不要である場合が多い。また、少しでも低いデータレートで画像形成を行いたい場合もある。
上述したような場合においては、アドレス制御手段に解像度をn倍にさせるか否かを判定することは有効である。
さらに、本発明においては、前記位置ずれ量は、傾き、及び前記LEDチップの実装の位置誤差の少なくとも何れか1つに起因するものであってもよい。
即ち、傾きによる位置ずれ、歪みよる位置ずれ、更にLEDチップを実装している場合には該LEDチップの実装位置誤差の位置ずれを含む、位置ずれ検知手段が検出する全ての位置ずれのリニアリティ補正を行なうことができる。
また、本発明においては、前記補正パラメータの示す補正単位を、前記LEDチップの画素数の整数倍とすることを特徴とする。
これにより、補正パラメータの補正単位は、LEDチップの画素数の整数倍とする事で、LEDチップをまたがることなく補正することは可能となる。そして、当該補正単位は、例えば数画素単位、数十画素単位等、画像形成装置に要求される補正分解性能によって選択することができるまた、本発明においては、前記主走査方向における副走査方向の位置ずれ量を検出する位置ずれ量検出手段を更に備え、前記補正パラメータ記憶手段は、前記位置ずれ量検出手段により検出された位置ずれ量に対応する補正パラメータを記憶することを特徴とする。
以上説明したように、本発明は、少ないバッファメモリ量、かつ装置の大型化を抑えながら、高解像度のスキュー、ボウ、及び画像形成を実現する機構の実装位置の誤差を含んだ補正を行う画像処理装置を得るという優れた効果を有する。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係わる画像形成装置10を利用する環境を示す図である。
本発明の実施の形態に係わる画像形成装置10は、図1に示すように、クライアントPC11A及びネットワーク管理PC11Bを含むローカルネットワーク11に接続されている。
画像形成装置10は、印刷対象の原稿を読み込む原稿読取装置12、ユーザーからの画像形成装置10への指示入力及び、ユーザーへの画像形成装置10からの情報の報知を行うユーザーインターフェース(UI)14を備えている。そして、該UI14の操作により、前記原稿読取装置12は読取を開始するようになっている。
また、UI14は、画像データ補正の要否、形成する画像の解像度、及びモノクロ、又はカラー等の動作モードを指示できるようになっている。
また、画像形成装置10は、ローカルネットワーク11を介したクライアントPC11からの入力データ(PDL)、及び前記原稿読取装置12が読み取った画像データを、色空間変換、階調変換、フォーマット変換、及び圧縮/伸張等を実施し、印刷ジョブ等に基づいて画像処理等の各種処理を行い印刷処理の実行を指示する画像処理コントローラー16を備えている。
該画像処理コントローラー16は、入力された画像データに応じた画像を記録用紙Pに印刷する画像形成処理部(IOT)18と接続している。前記画像処理コントローラー16は、画像データをページメモリに格納した後、IOT18からのページシンク・ラインシンク信号に同期して、ライン単位に画像データを転送するようになっている。また、前記IOT18では、装置固有の階調濃度キャリブレーションや、ディザ処理、誤差拡散処理などの画像データ処理を行うようになっている。
なお、本実施の形態の画像形成装置10は、画像処理コントローラー16とIOT18とが一体となった構成であるが、画像処理コントローラー16とIOT18とが物理的に独立した構成でもよい。
図2(A)には、前記IOT18の内部構成が示されている。IOT18は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の矢印A方向に回転する感光体22Y、22M、22C、22Kが中間転写ベルト32に面して並列して配置され、中間転写ベルト32が1周する間に4色のトナー像を重ね合せる、いわゆるタンデム式のフルカラーIOTである。なお、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色を区別する際には、符号の後にY、M、C、Kを付加して説明するが、各色を区別する必要がない場合は、符号の後のY、M、C、Kは省略する。
前記感光体22の表面には、感光体22の表面を一様帯電する帯電ロール24が当接している。また、前記帯電ロール24の感光体22の回転方向下流側には、感光体22の表面に静電潜像を書き込むためのLEDアレイ26が配置されている。さらに、前記LEDアレイ26の下流側には、前記静電潜像をトナー像に現像する現像装置28が当接している。
図2(B)に示されるように、LEDアレイ26は、配列方向を主走査方向に一致させて、副走査方向の位置を交互にずらして主走査方向に並べられ千鳥配置されたLEDチップ27で構成されている。
このように千鳥配置したことにより、高解像度化のためにLEDチップ27間ピッチが狭くても、主走査方向に隣接するLEDチップ27間で重複を設け、この重複寸法を調節することで、所定ピッチで主走査方向に配列可能となっている。なお、各々の配列方向を主走査方向に一致させて、LEDチップ27を主走査方向に一列状に配置してもよい。
なお、LEDアレイ26全体における、LEDチップ27は、解像度に応じた画素数分設けられている。
ところで、本実施形態のようなタンデム型の画像形成装置10の場合は、複数の像形成装置20Y、20M、20C、20KやLEDアレイ26Y、26M、26C、26Kを有するため、個々の取り付けばらつきによる中間転写ベルト32へ転写するのトナー像のずれ、及び像形成装置20Y、20M、20C、20KやLEDアレイ26Y、26M、26C、26Kを着脱可能な構成にした場合など、市場に出てからの交換による取り付けばらつきによって、色ごとの位置ずれが発生する場合がある。
色ずれの原因には、取り付け誤差や部品精度による装置としてのスキュー、ボウ、及びLEDアレイ26が用いられる場合には、個々のLEDチップ27の実装位置誤差によるばらつきがある。
一般に、LEDチップ27により結像した露光点は、LEDチップ27の実装誤差、結像特性の誤差により、歪んだ像となる。そして、露光点の軌跡は、スキューと、ボウとに分解できる。露光点の軌跡がスキューとなった場合は、点灯のタイミングを主走査方向の位置に伴い副走査方向にずらせばよい。一方、ボウとなった場合は、主走査方向の真中を境に線対称に、主走査方向の位置に伴い点灯のタイミングをずらせばよい。
このようにして、スキュー、又はボウを解消して連続した線として露光することができる。
前記現像装置28の感光体22回転方向下流側には、中間転写ベルト32が当接されている。
前記中間転写ベルト32は、感光体22の表面に当接するようベルト搬送ロール34A、34B、34C、34Dに巻き掛けられ、矢印B方向に回動するようになっている。該中間転写ベルト32と感光体22とが当接する部分には一次転写ロール30Y、30M、30C、30Kが配置されており、該一次転写ロール30は、感光体22上に形成されたトナー像の帯電極性と逆極性の電圧を中間転写ベルト32に印加し、感光体22から中間転写ベルト32へトナー像を静電吸引して一次転写させるようになっている。
前記IOT18は、底部に給紙トレイ36を備える。前記給紙トレイ36にセットされた記録用紙Pは、1枚ずつ給紙トレイ36から矢印C方向の搬送方向下流側へ給紙され、記録用紙Pの搬送タイミングに合わせて搬送された記録用紙Pは、LEDアレイ26Y、26M、26C、26Kへ画像データの書き出しが行なわれ、転写部38へ搬送されるようになっている。
前記転写部38には、中間転写ベルト32が巻き掛けられたベルト搬送ロール34Bと、該ベルト搬送ロール34Bに圧接された二次転写ロール38Bが配設されている。該二次転写ロール38Bは、矢印D方向に回動する。ベルト搬送ロール34Bと二次転写ロール38Bとのニップ部には、中間転写ベルト32が挟み込まれており、記録用紙Pはこのニップ部を通過する際に中間転写ベルト32からトナー像を転写されるようになっている。
そして、転写部38の搬送方向下流側には定着ユニット40が配設されている。前記定着ユニット40には、高温になるヒートロール40Aと、該ヒートロール40Aに圧接されたバックアップロール40Bが配設されており、記録用紙Pが、ヒートロール40Aとバックアップロール40Bとのニップ部を通過する際に、トナーが溶融、凝固して記録用紙Pに定着されるようになっている。そして、記録用紙Pは、定着ユニット40の搬送方向下流側に配置された排出ロール(図示省略)によって排出トレイ(図示省略)に排出されるようになっている。
また、画像形成時には、各色の画像の書き込み位置や、感光体の位置のばらつき、転写ベルトの速度変化等の要因により、各色の画像の位置ずれ(レジずれ)が生じることがある。そこで、感光体22Kの下流側、且つ転写部38の上流側には、前記中間転写ベルト32上に形成された各色のトナー画像のカラーレジを検知し、位置ずれ量を検出する位置ずれ量検出手段であるカラーレジ検知センサ42が配設されている。
次に、図3を用いて本実施の形態に係る画像形成装置10の電気系統の説明を行う。
図3に示されるように、原稿読取装置12に読み取られた画像データは、画像処理コントローラー16に設けられた、原稿読取装置12によって読取った画像データの格納メモリであるページメモリ50に格納されるようになっている。該ページメモリ50の制御は、CPU51が行うようになっている。
画像処理コントローラー16は、データ処理部52と接続している。該データ処理部52は、ディザ、又は誤差拡散処理によって多値画像から2値画像へ変換を行い、変換後の2値画像を画像補正処理部54へ出力するようになっている。
また、画像処理コントローラー16は、画像補正処理部54が行う補間の解像度、形成される画像の解像度、及び画像の形成の動作モードによって、画像補正処理部54に解像度の補間を実施させるか否かを判定するようになっている。
画像補正処理部54は、ディザ、又は誤差拡散処理等のデータ処理部52から2400dpiで画像データを受け取る。そして、画像補正処理部54で補正ラインバッファメモリ56への書き込みのアドレスの制御を行い、画像データを格納している。3Aで示す矢印で送信されれる画像データの解像度は、2400dpiである。
当該画像補正処理部54には位置ずれ量を示す補正パラメータを記憶する補正パラメータ記憶部58が接続されている。補正ラインバッファメモリ56からラインのアドレスを読出し、該補正パラメータ記憶部58が記憶する補正パラメータの値に基づいてアドレス制御を行なうようになっている。
当該アドレスの読み出し制御は、副走査方向へのn倍の解像度変換も兼ねている。3Bで示す矢印で送信される画像データの解像度は、前記2400dpiに対して、例えば2倍の解像度の4800dpiである。当該解像度は、画像データをリニアリティ補正を行なうための解像度である。本実施形態では、当該解像度により、画像データの主走査方向のラインの補正を行ない、該補正後に出力部60から当該ケースであれば4800dpiの画像を出力させるようになっている。
補正ラインバッファメモリ56への1回の書き込みに対して、同じアドレスを2回読み出す事で4800dpiの出力を実現できるようになっている。
このように、当該読み出しアドレス制御には副走査方向への2倍の解像度変換も兼ねている。補正ラインバッファメモリ56への1回の書き込みに対して、同じアドレスを2回読み出す事で4800dpiの出力が実現できるようになっている。
ところで、従来は、例えば位置ずれ補正量を0.5mmとした場合、1200dpiでは約236ライン、2400dpiでは約472ライン、4800dpiでは約944ライン分のデータを格納するバッファメモリを必要とされていた。
従って、同様の位置ずれ補正を行なう場合において、副走査を高解像度にすると、大幅なラインバッファメモリの増加となってしまっていた。
しかし、本実施形態においては、例えば600dpiの多値画像をデータ処理部52にて2400dpiへの2値画像に変換し、更に副走査方向に4800dpiでの画像補正処理を行い出力する機構となっている。
こうして、当該機構においては、データ処理解像度は2400dpiであることから、補正ラインバッファメモリ56の容量は4800dpiの半分であっても補正処理を行なうことができる。このように、本実施形態では、補正ラインバッファメモリ56の容量を増やすことなく、4800dpiの解像度で画像補正は実施でき、画像品質を損なう事もない。
ところで、LEDアレイ26による画像補正処理部54による補正制御は、カラーレジ検知センサ42の検出結果に基づいて、或いは更にLEDアレイ26単体で測定したチップ個々の実装位置誤差検出結果に基づいて、出力部60を介して行なわれるようになっている。
前記LEDアレイ26は、IOT18の駆動を制御するマシン制御部62と接続し、制御されるようになっている。また、前記マシン制御部62は、LEDアレイ26が、出力部60から受けた信号を基に、前記補正パラメータ記憶部58に記憶される補正パラメータの値を制御するようにもなっている。
さらに、マシン制御部62はタイミング生成部64を制御しており、画像処理コントローラー16、及び画像補正処理部54は、当該タイミング生成部64が出力する主走査同期信号によっており、前記読み出しの主走査同期信号は、当該タイミング生成部64の出力に制御されている。
画像補正処理を実施するには、高解像度処理が有利である事は公知である。しかし、上述したように、必ずしも出力解像度(即ち、位置ずれ補正のための解像度)とデータ処理解像度(即ち、ディザ、又は誤差拡散処理による多値画像から2値画像へ変換する解像度)とが同じである必要はない。
そして、本実施形態においては、位置ずれの要因を問わず位置ずれ量を検知し、トータルのリニアリティ補正を行なうことが可能である。そして、バッファメモリ量を増やしたり、装置の大型化を行なうことなく、データ処理解像度よりも高解像度な画像補正処理を実施し、色ずれの少ない画像形成装置を提供することができる。
なお、本実施形態では、IOT18に備わるデータ処理部52にてディザ、又は誤差拡散処理を実施するものとしているが、画像処理コントローラー16で2値化を行い、IOT18へ2値画像が入力される機構であったとしても、基本概念は同じである。
次に、本実施形態の作用を説明する。
まず、データ処理部52が、入力された画像データを、画像補正前の2400dpiの2値画像データに処理する。当該データは、画像補正処理部54に書き込まれ、各ラインのアドレス制御が行われ、補正ラインバッファメモリ56へ書き込まれる。当該書き込み時点でのラインのアドレスには補正パラメータは加味されていない。
次に、補正パラメータ記憶部58から読み出した補正パラメータによって、補正ラインバッファメモリ56のから読み出したラインの補正単位毎のアドレスが制御される。
そして、補正パラメータが加味された各ラインの補正単位毎のアドレスは、出力部60に出力され、LEDアレイ26によるラインの形成が行われる。
ここで、図4を用い、リニアリティ補正の概念を説明する。
図4(A)の矢印4Aで示す点線は、一定の主走査方向の補正単位を示している。
図4中では、当該矢印4Aで示す点線で区切られるユニットを、図面左から順に補正ユニットU1、補正ユニットU2、…、補正ユニットU21、補正ユニットU22と呼ぶ。
1回のLEDアレイ26の点灯により形成されるラインの望ましい状態は、矢印0L(2400)で示される、2400dpiの解像度における0ライン目のような、主走査方向に沿ってまっすぐとなっている状態である。
ところが、アドレス補正前に形成されるラインは、図4(B)に示されるように、副走査方向へのずれが生じてしまっている。
図4(C)に示すように、補正ユニットU1は矢印A1で示される位置に、補正ユニットU2は矢印A2で示される位置に、補正ユニットU4は矢印A4で示される位置に、…、というような補正を行なう必要がある。
例えば、補正ユニットU2、及び補正ユニットU4のように、副走査方向のずれが2400dpiの解像度単位である場合には、2400dpiの1ライン分副走査方向へのアドレス制御を行なえばよい。
矢印4Bで示す点線は、副走査方向の4800dpiの解像度を示しているが、例えば、補正ユニットU1のように、副走査方向のずれが4800dpiの解像度単位、即ち2400dpiの解像度単位の1/2となっている場合もある。
そこで、本実施形態では、2400dpiの倍の解像度である4800dpiの解像度で、各補正ユニットのアドレスを制御できる機構となっている。
図4(D)に示される矢印P1、P2、P3、…、P21、P22で示されるセルは、補正ユニットごとの、アドレス制御の補正パラメータの概念を示している。各補正ユニットに対応する数字は、4800dpiの解像度における、移動すべきライン数を示している。
画像補正処理部54は、4800dpiの主走査同期信号カウンタの値から補正パラメータの値を補正した値を、処理対象ラインの読出しアドレスとすることで、当該処理対象ラインの補正された画像データのラインのアドレスを補正ラインバッファメモリ56から読み出すようになっている。そして、仮に、当該処理時に補正された画像データがマイナスになった場合でも白画像を出力することで問題はない。
なお、本実施形態では、2400dpiの解像度の画像データを4800dpiの解像度で補正する(即ち、出力画像の2倍の細かさで補正が可能である)構成としたが、例えば、7200dpi、及び9600dpi等、データ処理部52において処理された出力画像の解像度の整数倍の解像度での補正を行なう構成であればよく、当該補正に係る解像度の決定は任意である。
一方、使用する画像形成装置10がカラー対応機の場合であっても、白黒出力の動作モードでは、像形成装置20やLEDアレイ26のずれが影響しない場合がある。これは、Kの像形成装置20やLEDアレイ26のみ動作させるために、Y、M、C、Kでの色ずれ(即ち、複数色を重ねることで発生する色ずれ)が存在しない事によるものである。
また、白黒出力の動作モードを高速で動作させる場合等、画像出力のデータレートが高速になる。このため、電磁ノイズの観点から、少しでも低いデータレートで画像を出力させたい場合がある。
例えば、白黒出力のように、色ずれを含んだリニアリティ補正を行なう必要がなく、高解像度での出力を行なう必要は無い利用が行なわれる場合がある。このような場合には、4800dpiのような高解像度での出力を行なうことはせず、1200dpi、又は2400dpi等程度のデータ処理、即ち、本実施形態のような解像度変換を実施しないように制御することはより有効である。
上述したような理由を踏まえ、クライアントPC11上のドライバの設定、及びUI14からの動作モード設定で、前述した機能の有無を判定できるようにしてもよい。
このような判定が行なわれる場合には、データ処理部52は、機能の有無を判定に基づき、該データ処理部52からの画像データは画像補正処理部54では処理せず、出力部60に直接出力されるようにすればよい。
また、補正パラメータの主走査補正単位は、LEDチップ27内の点灯画素数の整数倍とする事で、LEDチップ27をまたがることなく補正することは可能である。当該補正単位は、数画素単位、数10画素単位等、画像形成装置10に要求される補正分解性能によって選択することができる。なお、主走査方向の画素数と副走査方向の画素数とはあまり大幅なずれがない方が好ましい。
このように、本実施形態では、データ処理解像度よりも高解像度で且つ安価に画像補正処理を実施し、トータルのリニアリティ補正を行い、色ずれの少ない画像形成装置10を提供できる。
なお、本実施形態では、感光体22の露光をLEDアレイ26を用いて実施しているが、露光の手段は、図5に示すように、レーザー露光装置66等、他の露光の手段であっても有効である。また、潜像形成可能な機構であれば、LEDアレイ26、レーザー露光装置66等のイメージャーにとらわれない事は言うまでもない。
本実施形態に係る画像形成装置を含むシステムの全体概略図である。 (A)は本実施形態に係るIOTの概略図であり、(B)はLEDアレイの説明図である。 本実施形態に係る画像データ処理に係る電気系の要部のブロック図である。 リニアリティ補正の概念図であり、(A)は理想的な主走査ライン、(B)は補正前の主走査ライン、(C)は補正後の主走査ライン、(D)は副走査方向の補正パラメータを示す。 露光手段にレーザー露光装置を用いたIOTの概略図である。
符号の説明
10 画像形成装置
11 ローカルネットワーク
12 原稿読取装置
14 UI
16 画像処理コントローラー(判定手段)
18 IOT
20 像形成装置
22 感光体
26 LEDアレイ
27 LEDチップ
42 カラーレジ検知センサ(位置ずれ量検出手段)
50 ページメモリ
51 CPU
52 データ処理部
54 画像補正処理部(アドレス制御手段、実施手段)
56 補正ラインバッファメモリ
58 補正パラメータ記憶部(補正パラメータ記憶手段)
60 出力部
62 マシン制御部
64 タイミング生成部

Claims (3)

  1. 入力画像データに基づいて異なる色の像を重ねて主走査及び副走査により画像を形成する画像形成装置であって、
    前記異なる色の像を形成するLEDチップで構成されるLEDアレイと、
    位置ずれ量に対応する補正パラメータの示す主走査方向の補正単位を、前記LEDチップの画素数の整数倍とし、かつ、前記入力画像データの副走査方向の解像度のn(nは正の整数)倍の分解能で記憶する補正パラメータ記憶手段と、
    前記入力画像データを一時的に格納する補正ラインバッファメモリと、
    前記補正ラインバッファメモリに格納された入力画像データを読み出す際に、前記補正パラメータ記憶手段に記憶された前記補正パラメータに基づいて前記入力画像データを読み出す前記補正ラインバッファの前記補正単位毎の主走査方向及び副走査方向のアドレスを制御するとともに、同じアドレスをn回読み出すことにより、副走査方向の解像度を前記n倍にするアドレス制御手段と、
    前記アドレス制御手段における解像度の倍数、形成される画像の解像度、及び画像の形成の動作モードによって、前記アドレス制御手段が解像度をn倍にするか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定に基づき前記アドレス制御手段の解像度をn倍にさせる実施手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記位置ずれ量は、傾き、歪み、及び前記LEDチップの実装の位置誤差の少なくとも何れか1つに起因するものであることを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  3. 前記主走査方向における副走査方向の位置ずれ量を検出する位置ずれ量検出手段を更に備え、前記補正パラメータ記憶手段は、前記位置ずれ量検出手段により検出された位置ずれ量に対応する補正パラメータを記憶することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
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