JP2010538608A5 - - Google Patents

Claims (16)

1. 以下：
   Ａ．
   ａ．以下：
   ｉ．Ａ５の軽鎖ＣＤＲ１配列（配列番号１３）；
   ｉｉ．Ａ５の軽鎖ＣＤＲ２配列（配列番号６０）；および
   ｉｉｉ．Ａ５の軽鎖ＣＤＲ３配列（配列番号１０５）、
   を含む軽鎖可変ドメイン、並びに
   ｂ．以下：
   ｉ．Ａ５の重鎖ＣＤＲ１配列（配列番号１４５）；
   ｉｉ．Ａ５の重鎖ＣＤＲ２配列（配列番号１７３）；および
   ｉｉｉ．Ａ５の重鎖ＣＤＲ３配列（配列番号２１２）、
   を含む重鎖可変ドメイン、
   Ｂ．
   ａ．以下：
   ｉ．Ｌ５の軽鎖可変ドメイン配列（配列番号３６３）に少なくとも８０％同一な配列を有するアミノ酸；
   ｉｉ．Ｌ５の軽鎖可変ドメインをコードするポリヌクレオチド配列（配列番号３６２）に少なくとも８０％同一であるポリヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸；
   ｉｉｉ．Ｌ５の軽鎖可変ドメインをコードするポリヌクレオチド配列（配列番号３６２）の相補鎖に中程度にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸；
   からなる群より選択される軽鎖可変ドメイン、
   並びに
   ｂ．以下：
   ｉ．Ｈ５の重鎖可変ドメイン配列（配列番号３６１）に少なくとも８０％同一な配列を有するアミノ酸；
   ｉｉ．Ｈ５の重鎖可変ドメインをコードするポリヌクレオチド配列（配列番号３６０）に少なくとも８０％同一であるポリヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸；
   ｉｉｉ．Ｈ５の重鎖可変ドメインをコードするポリヌクレオチド配列（配列番号３６０）の相補鎖に中程度にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸、
   からなる群より選択される重鎖可変ドメイン、
   Ｃ．
   ａ．Ｌ５の配列（配列番号３６３）の軽鎖可変ドメイン、及び
   ｂ．Ｈ５の配列（配列番号３６１）の重鎖可変ドメイン、
   あるいは、
   Ｄ．
   Ｌ５Ｈ５の配列（配列番号３６３、配列番号３６１）の軽鎖可変ドメインおよび重鎖可変ドメイン
   のいずれかを含む、抗原結合タンパク質であって、
   該Ａ、Ｂ，Ｃ又はＤの抗原結合タンパク質は、特異的にＴＳＬＰに結合する、前記抗原結合タンパク質。
2. ａ）Ｌ５の配列（配列番号３６３）を有する軽鎖可変ドメイン及び配列番号３６９に記載の配列を有する軽鎖定常ドメイン；並びに
   ｂ）Ｈ５の配列（配列番号３６１）を有する重鎖可変ドメイン及び配列番号３６５に記載の配列を有する重鎖定常ドメイン
   を含む、請求項１に記載の抗原結合タンパク質。
3. ａ．前記結合タンパク質が、参照抗体と実質的に同一のＫｄでＴＳＬＰに結合する、及び／又は
   ｂ．前記結合タンパク質が、初代細胞ＯＰＧアッセイにしたがって、参照抗体と同一なＩＣ５０で、ＴＳＬＰ活性を阻害する、
   ここにおいて、前記参照抗体は請求項２の抗原結合タンパク質である、
   請求項１に記載の抗原結合タンパク質。
4. 前記抗原結合タンパク質が、ヒト抗体、ヒト化抗体、キメラ抗体、モノクローナル抗体、ポリクローナル抗体、組換え抗体、抗原結合抗体断片、単鎖抗体、単量体抗体、ダイアボディ、トリアボディ、テトラボディ、Ｆａｂ断片、Ｆ（ｆａ’）ｘ断片、ドメイン抗体、ＩｇＤ抗体、ＩｇＥ抗体、およびＩｇＭ抗体、およびＩｇＧ１抗体、およびＩｇＧ２抗体、およびＩｇＧ３抗体、およびＩｇＧ４抗体、およびＨ鎖内ジスルフィド結合を形成する傾向を軽減するヒンジ領域内の少なくとも１つの変異を有するＩｇＧ４抗体、からなる群より選択される、請求項１に記載の抗原結合タンパク質。
5. 請求項１又は２の抗原結合タンパク質を含む、薬学的組成物。
6. 請求項１又は２に記載の抗原結合タンパク質の軽鎖可変ドメイン、重鎖可変ドメインまたはその両方をコードするポリヌクレオチド配列；あるいは、
   Ｌ５（配列番号３６３）、Ｈ５（配列番号３６１）、又は双方、の配列
   を含む、核酸。
7. 請求項６に記載の核酸を含む、組換え発現ベクター。
8. 請求項７に記載のベクターを含む、宿主細胞。
9. 請求項４に記載のヒト抗体を産生することができるハイブリドーマ。
10. 請求項４に記載の抗体を生成する方法であって、請求項８に記載の宿主細胞を、該細胞が該抗体を発現することを可能にする条件下で、インキュベートする、ことを含む、前記方法。
11. ａ．ＴＳＬＰ関連炎症状態の処置を必要とする被験体における、ＴＳＬＰ関連炎症状態；あるいは、
    ｂ．ＴＳＬＰ関連線維症障害の処置を必要とする被験体における、ＴＳＬＰ関連線維症障害
    の処置に使用するための、請求項５に記載の組成物。
12. 前記炎症状態が、アレルギー性喘息、アレルギー性鼻副鼻腔炎、アレルギー性結膜炎およびアトピー性皮膚炎からなる群より選択される、請求項１１に記載の組成物。
13. 前記線維症障害が、強皮症、間質性肺疾患、特発性肺線維症、慢性Ｂ型肝炎もしくは慢性Ｃ型肝炎から生じる線維症、放射線誘発性線維症および創傷治癒から生じる線維症からなる群より選択される、請求項１１に記載の組成物。
14. ａ．請求項２の抗原結合タンパク質である抗体と、ＴＳＬＰへの結合について交差競合する、抗原結合タンパク質；
    ｂ．請求項２の抗原結合タンパク質である抗体と、ＴＳＬＰへの結合について交差競合する、抗原結合タンパク質であって、抗体の重鎖可変領域および軽鎖可変領域を含む、前記抗原結合タンパク質；あるいは、
    ｃ．野生型の親和性で野生型ＴＳＬＰを結合する、抗原結合タンパク質であって、野生型の親和性よりも低い親和性で、変異したＴＳＬＰの群のうちのいずれかに結合し、該変異したＴＳＬＰの群は、Ｋ１２Ｅ、Ｄ２２Ｒ、Ｓ４０Ｒ、Ｒ１２２Ｅ、Ｎ１２４Ｅ、Ｒ１２５ＥおよびＫ１２９Ｅからなる群より選択される変異を含む、変異したＴＳＬＰを含む、前記抗原結合タンパク質
    である、抗原結合タンパク質。
15. 前記変異したＴＳＬＰの群のうちの任意の２つ以上のメンバーに対して、野生型の親和性よりも低い結合親和性を有する、請求項１４に記載の単離された抗原結合タンパク質。
16. 前記変異したＴＳＬＰの群のうちの全てのメンバーに対して、野生型の親和性よりも低い結合親和性を有する、請求項１５に記載の単離された抗原結合タンパク質。