JP2010532804A - 不飽和ポリマー組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、ポリマー組成物を修飾する方法に、修飾されたポリマー組成物に、当該修飾されたポリマー組成物を含んでいる物品、好ましくはワイヤまたはケーブルに、物品を、好ましくはワイヤまたはケーブルを調製する方法に、当該修飾されたポリマーをワイヤまたはケーブルの1以上の層に使用する方法に、ならびにポリマー組成物を修飾するためのフリーラジカル発生剤として使用するための化合物に、関する。
【選択図】なし
Description
A)不飽和ポリマー、および
B)フリーラジカル発生剤
を含んでいるポリマー組成物を提供し、
−該ポリマー組成物において、該フリーラジカル発生剤は、式(I)
の化合物であって、
式(I)において、
−R1およびR1'はそれぞれ独立に、H、置換もしくは非置換の、飽和もしくは部分的に不飽和のヒドロカルビル、または置換もしくは非置換の芳香族ヒドロカルビルであり、
−R1およびR1'において、当該置換もしくは非置換の、飽和もしくは部分的に不飽和のヒドロカルビルまたは芳香族ヒドロカルビルのそれぞれは、任意的に1以上のヘテロ原子を含んでいてもよく、
−R1およびR1'において、当該置換または非置換の、飽和または部分的に不飽和のヒドロカルビルは、(i)直鎖または分枝鎖の、飽和または部分的に不飽和のヒドロカルビル、(ii)飽和または部分的に不飽和の環式ヒドロカルビルを有する、直鎖または分枝鎖の、飽和または部分的に不飽和のヒドロカルビル、および(iii)飽和または部分的に不飽和の環式ヒドロカルビル、を含み、好ましくはこれらから選択され、
−R1およびR1'において、当該芳香族ヒドロカルビルおよび当該飽和もしくは部分的に不飽和の環式ヒドロカルビルのそれぞれは、独立に単環式または多環式の環系であり、かつ
−R1およびR1'において、当該飽和もしくは部分的に不飽和の置換ヒドロカルビルまたは置換芳香族ヒドロカルビルは、官能基、任意的に官能基を有していてもよい飽和もしくは部分的に不飽和のヒドロカルビル、または任意的に官能基を有していてもよい芳香族ヒドロカルビル、から選択された1〜4の置換基を独立に含んでおり、
−R2、R2'、R3およびR3'はそれぞれ独立に、H、置換もしくは非置換の、飽和もしくは部分的に不飽和のヒドロカルビル、または置換もしくは非置換の芳香族ヒドロカルビルであり、
−R2、R2'、R3およびR3'において、当該置換もしくは非置換の、飽和もしくは部分的に不飽和のヒドロカルビルまたは芳香族ヒドロカルビルのそれぞれは、任意的に1以上のヘテロ原子を含んでいてもよく、
−R2、R2'、R3およびR3'において、当該置換または非置換の、飽和または部分的に不飽和のヒドロカルビルは、(i)直鎖または分枝鎖の、飽和または部分的に不飽和のヒドロカルビル、(ii)飽和または部分的に不飽和の環式ヒドロカルビルを有する、直鎖または分枝鎖の、飽和または部分的に不飽和のヒドロカルビル、および(iii)飽和または部分的に不飽和の環式ヒドロカルビル、を含み、
−R2、R2'、R3およびR3'において、当該芳香族ヒドロカルビルおよび当該飽和もしくは部分的に不飽和の環式ヒドロカルビルのそれぞれは、独立に単環式または多環式の環系であり、かつ
−R2、R2'、R3およびR3'において、当該飽和もしくは部分的に不飽和の置換ヒドロカルビルまたは置換芳香族ヒドロカルビルは、官能基、または任意的に官能基を有していてもよい飽和もしくは部分的に不飽和のヒドロカルビル、または任意的に官能基を有していてもよい芳香族ヒドロカルビル、から選択された1〜4の置換基を独立に含んでおり、
または、
−R2およびR3は、これらが結合されている炭素原子(C1)と一緒に、非置換もしくは置換の、飽和もしくは部分的に不飽和の3〜14のC原子、好ましくは5〜12のC原子の炭素環部分;O、N、P、SもしくはSiから選択された1〜6の、好ましくは1〜4のヘテロ原子を含んでいる、非置換もしくは置換の、飽和もしくは部分的に不飽和の3〜14の環原子のヘテロ環部分;または任意的に1〜4のヘテロ原子を含んでいてもよい、非置換もしくは置換の3〜14のC原子、好ましくは5〜12のC原子の芳香族環部分、を形成し、
−R2およびR3において、当該炭素環、ヘテロ環または芳香族環の系は、4〜14の環原子を有する任意的に置換されていてもよい他の環系と任意的に縮合されていてもよく、かつ
−R2およびR3において、当該置換された、炭素環、ヘテロ環または芳香族環の系は、官能基、または任意的に官能基を有していてもよい飽和もしくは部分的に不飽和のヒドロカルビル、または任意的に官能基を有していてもよい芳香族ヒドロカルビル、から独立に選択された1〜4の置換基を含んでおり、または
−R2'およびR3'は、これらが結合されている炭素原子(C1')と一緒に、非置換もしくは置換の、飽和もしくは部分的に不飽和の3〜14のC原子、好ましくは5〜12のC原子の炭素環部分;O、N、P、SもしくはSiから選択された1〜6の、好ましくは1〜4のヘテロ原子を含んでいる、非置換もしくは置換の、飽和もしくは部分的に不飽和の3〜14の環原子のヘテロ環部分;または任意的に1〜4のヘテロ原子を含んでいてもよい、非置換もしくは置換の3〜14のC原子、好ましくは5〜12のC原子の芳香族環部分、を形成し、
−R2'およびR3'において、当該炭素環、ヘテロ環または芳香族環の系は、4〜14の環原子を有する任意的に置換されていてもよい他の環系と任意的に縮合されていてもよく、かつ
−R2'およびR3'において、当該置換された、炭素環、ヘテロ環または芳香族環の系は、官能基、または任意的に官能基を有していてもよい飽和もしくは部分的に不飽和のヒドロカルビル、または任意的に官能基を有していてもよい芳香族ヒドロカルビル、から独立に選択された1〜4の置換基を含んでおり、または
−R2およびR2'は、任意的に1〜4のヘテロ原子を有していてもよい、二価の置換もしくは非置換の、飽和もしくは部分的に不飽和のヒドロカルビルを一緒に形成し、R2およびR2'において、R2はC1に、R2'はC1'にそれぞれ結合されており、−C1−O−O−C1'−と一緒に、置換もしくは非置換の、飽和もしくは部分的に不飽和の3〜14のC原子、好ましくは5〜12のC原子の炭素環部分を形成し、当該環部分は当該少なくとも2のO原子に加えて任意的に1〜4のさらなるヘテロ原子を含んでいてもよく;R2およびR2'において、当該炭素環またはヘテロ環の系は4〜14の環原子を有する他の環系と任意的に縮合されていてもよい、
化合物、およびその官能性誘導体であり、
−但し、条件として、R1、R2およびR3のうちの少なくとも2、ならびにR1'、R2'およびR3'のうちの少なくとも2はそれぞれ、Hおよびメチル以外のものである。
A)不飽和ポリマー、および
B)フリーラジカル発生剤
を含んでおり、
−該ポリマー組成物は、少なくとも0.05以上、たとえば0.1以上、より好ましくは0.2以上、最も好ましくは0.37超の炭素−炭素二重結合/1000炭素原子の量において炭素−炭素二重結合を有し、かつ
−フリーラジカル発生剤(B)は上記の式(I)の化合物である。
A)不飽和ポリマー、および
B)フリーラジカル発生剤
を含んでいるポリマー組成物を提供し、
−該不飽和ポリマー(A)は、0.05以上、たとえば0.1以上、より好ましくは0.2以上、最も好ましくは0.37超の炭素−炭素二重結合/1000炭素原子の量において炭素−炭素二重結合を有し、かつ
−該フリーラジカル発生剤は上記の式(I)の化合物である。
i)多不飽和コモノマー、
ii)連鎖移動剤、
iii)たとえば、架橋促進剤または焼け防止剤として知られた化合物である不飽和低分子量化合物、または
iv)これらの任意の混合物
から生じる。
−上述の1または複数の架橋促進剤、たとえば所与の特定の1または複数の化合物。これは、架橋効率および/またはC−C二重結合の総量に寄与することができる。
−好ましくは1以上の焼け防止剤(SR)。これは本明細書では、ポリマー組成物の押出の間に、使用される典型的な押出温度において、当該化合物なしに押出された同じポリマー組成物と比較すると、焼けの生成を低減する化合物であると定義される。上述のように焼け防止剤は、ポリマー組成物中のC−C二重結合の総量に寄与することもできる。好まれるSRおよびSRの使用可能な量は上で示された通りである。および
−さらなる1または複数の添加剤、たとえば1もしくは複数の酸化防止剤、1もしくは複数の安定剤および/または1もしくは複数の加工助剤。
−ここで、当該置換または非置換の、飽和または部分的に不飽和のヒドロカルビルのそれぞれは、任意的に1以上のヘテロ原子を含んでいてもよく、
−ここで、当該置換または非置換の、飽和または部分的に不飽和のヒドロカルビルは、(i)直鎖または分枝鎖の、飽和または部分的に不飽和のヒドロカルビル、(ii)飽和または部分的に不飽和の環式ヒドロカルビルを有する直鎖または分枝鎖の、飽和または部分的に不飽和のヒドロカルビル、および(iii)飽和または部分的に不飽和の環式ヒドロカルビル、を包含し、
−ここで、当該飽和または部分的に不飽和の環式ヒドロカルビルのそれぞれは独立に単環式または多環式の環系であり、かつ
−ここで、当該置換された、飽和または部分的に不飽和のヒドロカルビルは、官能基、任意的に官能基を有していてもよい飽和もしくは部分的に不飽和のヒドロカルビル、または任意的に官能基を有していてもよい芳香族ヒドロカルビル、から選択された1〜4の置換基を独立に含んでおり、かつ
−R2、R2'、R3およびR3'はそれぞれ独立に、R1およびR1'について上で定義された通りであり、
または
(ii) −R1およびR1'はそれぞれ独立に、任意的に置換されていてもよい、好ましくは非置換単環式の(C5〜C7の)アリール、好ましくはフェニルであり、
−ここで、当該置換された単環式の(C5〜C7の)アリールは、官能基、任意的に官能基を有していてもよい飽和もしくは部分的に不飽和のヒドロカルビル、または任意的に官能基を有していてもよい芳香族ヒドロカルビル、から選択された1〜4の置換基を独立に含んでおり、かつ
R2およびR2'は同じであり、双方ともメチルであり、かつ
R3およびR3'はそれぞれ独立に、H、R1およびR1'について上記の(i)の下に定義された置換または非置換の、飽和または部分的に不飽和のヒドロカルビルであり、または
(iii)
R1およびR1'はそれぞれ独立に、H、R1およびR1'について上記の(i)の下に定義された置換または非置換の、飽和または部分的に不飽和のヒドロカルビルであり、かつ
−R2およびR3は、これらが結合されている炭素原子(C1)と一緒に、非置換もしくは置換の、飽和もしくは部分的に不飽和の3〜14のC原子、好ましくは5〜12のC原子の炭素環部分;またはO、N、P、SもしくはSiから選択された1〜6の、好ましくは1〜4のヘテロ原子を含んでいる、非置換もしくは置換の、飽和もしくは部分的に不飽和の3〜14の環原子のヘテロ環部分、を形成し、
−ここで、当該炭素環またはヘテロ環は、4〜14の環原子を有する任意的に置換されていてもよい他の環系と任意的に縮合されていてもよく、かつ
−ここで、当該置換された、炭素環またはヘテロ環の系は、官能基、または任意的に官能基を有していてもよい飽和もしくは部分的に不飽和のヒドロカルビル、から独立に選択された1〜4の置換基を含んでおり、かつ
−R2'およびR3'は、これらが結合されている炭素原子(C1')と一緒に、非置換もしくは置換の、飽和もしくは部分的に不飽和の、3〜14のC原子、好ましくは5〜12のC原子の炭素環部分;O、N、P、SもしくはSiから選択された1〜6の、好ましくは1〜4のヘテロ原子を含んでいる、非置換もしくは置換の、飽和もしくは部分的に不飽和の3〜14の環原子のヘテロ環部分、を形成し、
−ここで、当該炭素環またはヘテロ環の系は、4〜14の環原子を有する任意的に置換されていてもよい他の環系と任意的に縮合されていてもよく、かつ
−ここで、当該置換された、炭素環またはヘテロ環の系は、官能基、または任意的に官能基を有していてもよい飽和もしくは部分的に不飽和のヒドロカルビル、から独立に選択された1〜4の置換基を含んでおり、
−但し、選択肢(i)〜(iii)についての条件として、R1、R2およびR3のうちの少なくとも2、ならびにR1'、R2'およびR3'のうちの少なくとも2はそれぞれ、Hおよびメチル以外のものである。
R2およびR3は、これらが結合されているC1原子と一緒に、任意的に置換されていてもよい、飽和または部分的に不飽和の単環式または二環式の(C4〜C14の)炭素環、好ましくは任意的に置換されていてもよく、より好ましくは非置換飽和の単環式の(C5〜C8の)炭素環を形成し、
かつ、R2'およびR3'は、これらが結合されている炭素原子(C1')と一緒に、任意的に置換されていてもよい、飽和または部分的に不飽和の単環式または二環式の(C4〜C14の)炭素環、好ましくは任意的に置換されていてもよく、より好ましくは非置換飽和の単環式の(C5〜C8の)炭素環を形成し、そうであることによって、R2およびR3ならびにC1によって形成された環系は、R2'およびR3'ならびにC1'によって形成された環系と好ましくは同一である。
R2およびR2'は同じであり、双方ともメチルであり、かつ
R3およびR3'は同じであり、双方とも、任意的に置換されていてもよい、分枝鎖または直鎖の(C6〜C50の)アルキル、より好ましくは非置換直鎖の(C6〜C30の)アルキル、たとえば(C6〜C20の)アルキルである。
R2およびR2'は同じであり、双方とも任意的に置換されていてもよい、分枝鎖または直鎖の、好ましくは非置換直鎖の(C6〜C50の)アルキル、より好ましくは非置換直鎖の(C6〜C30の)アルキル、たとえば(C6〜C20の)アルキルであり、かつ
R3およびR3'は同じであり、双方とも任意的に置換されていてもよい、分枝鎖または直鎖の、好ましくは非置換直鎖の(C6〜C50の)アルキル、より好ましくは非置換直鎖の(C6〜C30の)アルキル、たとえば(C6〜C20の)アルキルである。
該式で、nは0〜3、好ましくは0または1であり、それぞれシクロペンチルまたはシクロヘキシル基を形成し、R4およびR4'はそれぞれ独立に、1〜30の炭素原子を有する直鎖アルキル基、好ましくはメチルまたは6〜20、好ましくは6〜12の炭素原子を有する直鎖アルキル基、より好ましくはメチルを表し、かつ、
該式で、1のまたは好ましくは双方の環系は独立に、非置換でありもしくは上記の1〜4の置換基Zによって任意的に置換されていてもよい。これらの環系は非置換であることが最も好まれる。
該式で、ArおよびAr'は独立に、上記の1〜4の置換基Zによって任意的に置換されていてもよいフェニル、ベンジルまたはナフチル基を表し、
R4およびR4'はそれぞれメチルであり、かつ、
R5およびR5'はそれぞれ独立に、C6〜30の炭素原子、好ましくは6〜20、より好ましくは6〜12の炭素原子を有する直鎖アルキル基を表す。
1)Milas,N.A.、Surgenor,D.M.、J.Am.Chem.Soc.、1946年、643〜644ページ
2)Hey,D.H.、Stirling,C.J.M.、Williams,G.H.、J.Chem.Soc.、1957年、1054〜1058ページ
3)Organic Synthesis、Smith,M.B.、2002年、The McGraw−Hill社
CH2=CH−[SiRxRy−O]z−SiRxRy−CH=CH2、
この式で、z=1〜200であり、かつ
RxおよびRyは同じまたは異なっていることができ、C1〜C4のアルキル基および/もしくはC1〜C4のアルコキシ基から選択される。
CH2=CH−O−Rq−CH=CH2
この式で、
Rqは−(CH2)m−O−、−(CH2CH2O)p−、または−CH2−C6H10−CH2−O−であり、mは2〜10であり、およびpは1〜5である(第三ジエン群)。
圧縮:
エチレンは圧縮機に供給されて、主として、制御された温度において大量のエチレンを取り扱うことが可能になる。圧縮機は普通、ピストン圧縮機またはダイアフラム圧縮機である。圧縮機は普通、直列でまたは並列で作動することができる一連の圧縮機である。最も普通なのは2〜5の圧縮段である。再循環されたエチレンおよびコモノマーは、圧力に応じて適した点で添加されることができる。温度は典型的には低く、普通200℃未満または100℃未満の範囲にある。
管状反応器:
混合物は管状反応器に供給される。該管の第一の部分は供給エチレンの温度を調整するためのものであり、通常の温度は150〜170℃である。次にラジカル開始剤が添加される。ラジカル開始剤として、高められた温度でラジカルに分解する任意の化合物またはその混合物が使用されることができる。使用可能なラジカル開始剤は商業的に入手可能である。重合反応は発熱反応である。数個、たとえば1〜5点以上のラジカル開始剤注入点があることができ、普通、別々の注入ポンプを備えている。また、追加のモノマーおよび/またはコモノマー注入点、たとえば別々の圧縮機を備えた1〜5点以上があることができる。反応器は連続的に、たとえば水またはスチームによって冷却される。最高温度はピーク温度と呼ばれ、また最低温度はラジカル開始剤温度と呼ばれる。
圧力は典型的には約35MPa(40MPa)バール以下まで下げられる。ポリマーは、ガス状生成物、たとえば未反応モノマーおよび未反応の1または複数の任意的なコモノマーから分離され、そして未反応ガス状生成物のほとんどは回収される。通常、低分子化合物、すなわちワックスがガスから除かれる。圧力はさらに下げられて、使用されなかったガス状生成物、たとえばエチレンを回収し再循環することができる。該ガスは普通、再循環前に冷却され清浄にされる。
(i)本発明のポリマー組成物を含んでいる少なくとも1の層を導体上に施与する段階、
(ii)当該少なくとも1の層をラジカル反応によって架橋する段階、および
(iii)架橋されたケーブルをその後の使用のために慣用の様式で回収する段階
を含む方法を提供し、
好ましくは当該架橋は、当該架橋段階の分解生成物として、以下の「GC分析手順」の下に記載された方法に従って測定されたときに300(重量)ppm未満の量においてメタンを生成することによって実施される。好ましくは当該架橋段階(C1)は、当該架橋段階の分解生成物としてメタンを生成することなく実施される。
ビニリデン/1000C原子=(14×A)/(18.24×L×D)
ビニル/1000C原子=(14×A)/(13.13×L×D)
トランスビニレン/1000C原子=(14×A)/(15.14×L×D)
これらの式で、
A:吸光度(ピーク高さ)
L:mm単位での膜厚さ
D:物質の密度(g/cm3)
分析されるべきポリマーおよび参照ポリマーが、基本的に同じ条件、すなわち同じようなピーク温度、圧力および製造速度を用いて同じ反応器で製造されたが、唯一の違いとして分析されるべきポリマーには多不飽和コモノマーが添加され、参照ポリマーには添加されなかった。各ポリマーのビニル基の総量は、上記のようにFT−IR測定によって測定された。そのときに、ビニル基のベースレベル、すなわちプロセスによって生成されたものおよびビニル基をもたらす連鎖移動剤からのもの(存在する場合)は、参照ポリマーおよび分析されるべきポリマーについて同じであると仮定されるが、唯一の例外として分析されるべきポリマー中には多不飽和コモノマーも反応器に添加されることが挙げられる。このベースレベルは次に、分析されるべきポリマー中のビニル基の測定された量から差し引かれ、これによって多不飽和コモノマーからもたらされるビニル基/1000C原子の量が与えられる。
B=(1/CL)×A
C=測定されるべき炭素−炭素二重結合の各タイプの濃度、モル/l
L=セル厚さ、mm
A=測定されるべき炭素−炭素二重結合の各タイプのピークの最大吸光度(ピーク高さ)、モル/l。
(R1=メチル;R2+R3はC1と一緒にシクロペンチル環を形成し、およびR1'=メチル;R2'+R3'はC1'と一緒にシクロペンチル環を形成する。)
Claims (38)
- A)不飽和ポリマー、および
B)フリーラジカル発生剤
を含んでいるポリマー組成物において、
該フリーラジカル発生剤が、式(I)
の化合物であって、
式(I)において、
R1およびR1'がそれぞれ独立に、H、置換もしくは非置換の、飽和もしくは部分的に不飽和のヒドロカルビル;または置換もしくは非置換の芳香族ヒドロカルビルであり、
R1およびR1'において、当該置換もしくは非置換の、飽和もしくは部分的に不飽和のヒドロカルビルまたは芳香族ヒドロカルビルのそれぞれが、任意的に1以上のヘテロ原子を含んでいてもよく、
かつ
R1およびR1'において、当該飽和もしくは部分的に不飽和の置換ヒドロカルビルまたは置換芳香族ヒドロカルビルが、官能基、または任意的に官能基を有していてもよい飽和もしくは部分的に不飽和のヒドロカルビル;または任意的に官能基を有していてもよい芳香族ヒドロカルビルから選択された1〜4の置換基を独立に含んでおり、
R2、R2'、R3およびR3'がそれぞれ独立に、H、置換もしくは非置換の、飽和もしくは部分的に不飽和のヒドロカルビル;または置換もしくは非置換の芳香族ヒドロカルビルであり、
R2、R2'、R3およびR3'において、当該置換もしくは非置換の、飽和もしくは部分的に不飽和のヒドロカルビルまたは芳香族ヒドロカルビルのそれぞれが、任意的に1以上のヘテロ原子を含んでいてもよく、かつ
R2、R2'、R3およびR3'において、当該飽和もしくは部分的に不飽和の置換ヒドロカルビルまたは置換芳香族ヒドロカルビルが、官能基、任意的に官能基を有していてもよい飽和もしくは部分的に不飽和のヒドロカルビル;または任意的に官能基を有していてもよい芳香族ヒドロカルビルから選択された1〜4の置換基を独立に含んでおり、または
R2およびR3が、該R2およびR3が結合されている炭素原子(C1)と一緒に、非置換もしくは置換の、飽和もしくは部分的に不飽和の3〜14のC原子の炭素環部分;O、N、P、SもしくはSiから選択された1〜6のヘテロ原子を含んでいる、非置換もしくは置換の、飽和もしくは部分的に不飽和の3〜14の環原子のヘテロ環部分;または任意的に1〜4のヘテロ原子を含んでいてもよい、非置換もしくは置換の3〜14のC原子の芳香族環部分を形成し、
R2およびR3において、当該炭素環、ヘテロ環または芳香族環の系が、4〜14の環原子を有する他の環系と任意的に縮合されていてもよく、かつ
R2およびR3において、当該置換された、炭素環、ヘテロ環または芳香族環の系が、官能基、または任意的に官能基を有していてもよい飽和もしくは部分的に不飽和のヒドロカルビル;または任意的に官能基を有していてもよい芳香族ヒドロカルビルから独立に選択された1〜4の置換基を含んでおり、または
R2'およびR3'が、これらが結合されている炭素原子(C1')と一緒に、非置換もしくは置換の、飽和もしくは部分的に不飽和の3〜14のC原子の炭素環部分;O、N、P、SもしくはSiから選択された1〜6のヘテロ原子を含んでいる、非置換もしくは置換の、飽和もしくは部分的に不飽和の3〜14の環原子のヘテロ環部分;または任意的に1〜4のヘテロ原子を含んでいてもよい、非置換もしくは置換の3〜14のC原子の芳香族環部分を形成し、
R2'およびR3'において、当該炭素環、ヘテロ環または芳香族環の系が、4〜14の環原子を有する他の環系と任意的に縮合されていてもよく、かつ
R2'およびR3'において、当該置換された、炭素環、ヘテロ環または芳香族環の系が、官能基、または任意的に官能基を有していてもよい飽和もしくは部分的に不飽和のヒドロカルビル;または任意的に官能基を有していてもよい芳香族ヒドロカルビルから独立に選択された1〜4の置換基を含んでおり、または
R2およびR2'が一緒に、任意的に1〜4のヘテロ原子を有していてもよい、二価の置換もしくは非置換の、飽和もしくは部分的に不飽和のヒドロカルビルを形成し、ここでR2はC1に、R2'はC1'にそれぞれ結合されて、−C1−O−O−C1'−と一緒に、置換もしくは非置換の、飽和もしくは部分的に不飽和の3〜14のC原子の炭素環部分を形成し、当該環部分は当該少なくとも2のO原子に加えて任意的に1〜4のさらなるヘテロ原子を含んでいてもよく;ここで当該炭素環またはヘテロ環の系は4〜14の環原子を有する他の環系と任意的に縮合されていてもよい、
化合物、または該化合物の官能性誘導体であり、
但し、R1、R2およびR3のうちの少なくとも2、ならびにR1'、R2'およびR3'のうちの少なくとも2はそれぞれ、Hおよびメチル以外のものであるところの、
上記のポリマー組成物。 - A)不飽和ポリマー、および
B)フリーラジカル発生剤
を含んでいるポリマー組成物であって、
該ポリマー組成物が少なくとも0.05、たとえば0.1以上、より好ましくは0.2以上、最も好ましくは0.37超の炭素−炭素二重結合/1000炭素原子の量において炭素−炭素二重結合を有し、かつ
該フリーラジカル発生剤が請求項1に従う式(I)の化合物である、
請求項1に従うポリマー組成物。 - A)不飽和ポリマー、および
B)フリーラジカル発生剤
を含んでいるポリマー組成物であって、
該不飽和ポリマーが少なくとも0.05、たとえば0.1以上、より好ましくは0.2以上、最も好ましくは0.37超の炭素−炭素二重結合/1000炭素原子の量において炭素−炭素二重結合を有し、かつ
該フリーラジカル発生剤が請求項1に従う式(I)の化合物である、
請求項1または2に従うポリマー組成物。 - R2およびR3が、該R2およびR3が結合されている炭素原子(C1)と一緒に、任意的に置換されていてもよい3〜12の環C原子の炭素環部分、またはO、N、P、SもしくはSiから選択された1〜6の、好ましくは1〜4のヘテロ原子を有する、任意的に置換されていてもよい3〜12の環原子のヘテロ環部分を形成し、かつ、当該炭素環式またはヘテロ環式の環系が、4〜14の環原子を有する他の環系と任意的に縮合されていてもよく、好ましくはR2およびR3が炭素原子(C1)と一緒に(C3〜C12の)炭素環部分を形成している、
請求項1〜3のいずれか1項に従う式(I)の化合物。 - R2'およびR3'が、該R2'およびR3'が結合されている炭素原子(C1')と一緒に、任意的に置換されていてもよい3〜12の環C原子の炭素環部分、またはO、N、P、SもしくはSiから選択された1〜6の、好ましくは1〜4のヘテロ原子を有する、任意的に置換されていてもよい3〜12の環原子のヘテロ環部分を形成し、かつ、当該炭素環式またはヘテロ環式の環系が、4〜14の環原子を有する他の環系と任意的に縮合されていてもよく、好ましくはR2'およびR3'が炭素原子(C1')と一緒に(C3〜C12の)炭素環部分を形成している、
請求項1〜4のいずれか1項に従う式(I)の化合物。 - R2およびR3が、該R2およびR3が結合されている炭素原子(C1)と一緒に、ならびに/またはR2'およびR3'が、該R2'およびR3'が結合されている炭素原子(C1')と一緒に、任意的に置換されていてもよい、飽和もしくは部分的に不飽和の単環式もしくは二環式の(C4〜C14の)炭素環、より好ましくは、任意的に置換されていてもよい、飽和単環式の(C5〜C8の)炭素環、を形成している、
請求項1〜5のいずれか1項に従う式(I)の化合物。 - R2'およびR3'ならびに該R2'およびR3'が結合されている炭素原子(C1')によって形成された環系が、R2およびR3ならびに該R2およびR3が結合されている炭素原子(C1)によって形成された環系と同じであり、かつ
R1およびR1'がそれぞれ、任意的に置換されていてもよい、分枝鎖もしくは直鎖の、好ましくは非置換直鎖の(C6〜C30の)アルキルまたはメチルを表し、好ましくはR1およびR1'が同一である、
請求項1〜6のいずれか1項に従う式(I)の化合物。 - R2およびR3が、該R2およびR3が結合されている炭素原子(C1)と一緒に、任意的に置換されていてもよい、3〜12の環C原子の炭素環部分であって、4〜14の環原子を有する他の環系と任意的に縮合されていてもよいものを形成し、かつ
R2'およびR3'が、該R2'およびR3'が結合されている炭素原子(C1')と一緒に、任意的に置換されていてもよい、3〜12の環C原子の炭素環部分であって、4〜14の環原子を有する他の環系と任意的に縮合されていてもよいものを形成し、かつ
R2'およびR3'ならびに該R2'およびR3'が結合されている炭素原子(C1')によって形成された環系が、R2およびR3ならびに該R2およびR3が結合されている炭素原子(C1)によって形成された環系と同じであり、かつ
R1およびR1'がそれぞれ、任意的に置換されていてもよい、分枝鎖もしくは直鎖の、好ましくは非置換直鎖の(C6〜C30の)アルキルまたはメチルを表す、
請求項1〜7のいずれか1項に従う式(I)の化合物。 - R1およびR1'が同じまたは異なっており、好ましくは同じであり、それぞれ、任意的に置換されていてもよい、分枝鎖もしくは直鎖の、好ましくは非置換直鎖の(C2〜C30の)アルキルを表し、該アルキルが好ましくは(C6〜C30の)アルキル;またはメチルであり、より好ましくはメチルであり、かつ
R2およびR3が、該R2およびR3が結合されているC1原子と一緒に、任意的に置換されていてもよい、飽和もしくは部分的に不飽和の単環式または二環式の(C4〜C14の)炭素環、好ましくは非置換飽和の単環式の(C5〜C8の)炭素環を形成し、
かつ、R2'およびR3'が、該R2'およびR3'が結合されている炭素原子(C1')と一緒に、任意的に置換されていてもよい、飽和もしくは部分的に不飽和の単環式または二環式の(C4〜C14の)炭素環、好ましくは非置換飽和の単環式の(C5〜C8の)炭素環を形成し、それによって、R2およびR3ならびにC1によって形成された環系が、R2'およびR3'ならびにC1'によって形成された環系と好ましくは同一である、
請求項1〜8のいずれか1項に従う式(I)の化合物。 - R1、R2、R3、R1'、R2'およびR3'がそれぞれ独立に、任意的に置換されていてもよい単環式もしくは多環式の(C5〜C14の)アリール;任意的に置換されていてもよい単環式もしくは多環式の(C5〜C14の)ヘテロアリール;任意的に置換されていてもよい単環式もしくは多環式の(C4〜C14の)シクロアルキル;任意的に置換されていてもよい単環式もしくは多環式の(C4〜C14の)ヘテロシクリル;任意的に置換されていてもよい直鎖もしくは分枝鎖の(C1〜C50の)アルキル、好ましくは任意的に置換されていてもよい直鎖の(C1〜C30の)アルキル;任意的に置換されていてもよい直鎖もしくは分枝鎖の(C1〜C50の)アルケニル、または任意的に置換されていてもよい直鎖もしくは分枝鎖の(C1〜C50の)アルキニル、好ましくは直鎖の(C1〜C30の)アルケニルまたは直鎖の(C1〜C30の)アルキニル;O、N、P、SもしくはSiから選択された1〜4のヘテロ原子を含んでいる、任意的に置換されていてもよい直鎖もしくは分枝鎖の(C1〜C50の)ヘテロアルキルである、
請求項1〜3のいずれか1項に従う式(I)の化合物。 - R2、R2'、R3およびR3'が独立に、非置換直鎖の(C1〜C50の)アルキル、好ましくは(C1〜C30の)アルキル、より好ましくは(C1〜C20の)アルキル、より好ましくはC1〜C12のアルキルから、より好ましくはメチルまたは(C6〜C12の)アルキルから選択されたものである、
請求項10に従う式(I)の化合物。 - R2およびR2'が同じ基であり、かつR3およびR3'が同じ基である、
請求項1〜11のいずれか1項に従う式(I)の化合物。 - R2およびR2'が同じであり、それぞれメチルを表し、または
R2およびR2'が同じであり、それぞれ(C6〜C30の)アルキルを表す、
請求項9〜11のいずれか1項に従う式(I)の化合物。 - R3およびR3'が同じであり、それぞれ(C6〜C30の)アルキルを表す、
請求項10〜13のいずれか1項に従う式(I)の化合物。 - R1およびR1'が同じまたは異なっており、好ましくは同じであり、それぞれ、任意的にN、O、P、SもしくはSiから選択された1〜4のヘテロ環原子を有していてもよい、任意的に置換されていてもよい、飽和もしくは部分的に不飽和の5〜14の環原子の環式ヒドロカルビル;もしくは任意的に置換されていてもよい単環式もしくは多環式の(C5〜C14の)アリール、好ましくは非置換単環式の(C5〜C7の)アリールを表す、または
R1およびR1'が同じまたは異なっており、好ましくは同じであり、それぞれ、任意的に置換されていてもよい、分枝鎖もしくは直鎖の、好ましくは非置換直鎖の(C6〜C30の)アルキルもしくはメチルを表す、
請求項1〜14のいずれか1項に従う式(I)の化合物。 - R1およびR1'が同じであり、それぞれメチルを表し、かつ
R2およびR3が、該R2およびR3が結合されているC1原子と一緒に、任意的に置換されていてもよい、飽和もしくは部分的に不飽和の単環式もしくは二環式の(C4〜C14の)炭素環、好ましくは非置換飽和の単環式の(C5〜C8の)炭素環を形成し、
かつ、R2'およびR3'が、該R2'およびR3'が結合されている炭素原子(C1')と一緒に、任意的に置換されていてもよい、飽和もしくは部分的に不飽和の単環式もしくは二環式の(C4〜C14の)炭素環、好ましくは非置換飽和の単環式の(C5〜C8の)炭素環を形成し、それによって、R2およびR3ならびにC1によって形成された環系が、R2'およびR3'ならびにC1'によって形成された環系と好ましくは同一である、
請求項1〜9、12または15のいずれか1項に従う式(I)の化合物。 - R1およびR1'が同じであり、任意的に置換されていてもよい、好ましくは非置換の単環式の(C5〜C7の)アリールを表し、
R2およびR2'が同じであり、双方ともメチルであり、かつ
R3およびR3'が同じであり、双方とも、任意的に置換されていてもよい、分枝鎖または直鎖の(C6〜C50の)アルキル、より好ましくは非置換直鎖の(C6〜C30の)アルキル、たとえば(C6〜C20の)アルキルである、
請求項10〜15のいずれか1項に従う化合物。 - 当該任意的な置換基が、−OH、−NR2(該式で各Rは独立に、Hまたは(C1〜C12の)アルキルである。)、COR''(該式でR''はとりわけ、H、(C1〜C12の)アルキルまたは−NR2であり、該−NR2の式で各Rは上記の−NR2について定義された通りである。)、COOR''(該式でRは−COR''について定義された通りである。)、ハロゲン、たとえば−F、−Clもしくは−I、もしくはアルコキシ、任意的に官能基を有していてもよい飽和もしくは部分的に不飽和のヒドロカルビル、または任意的に官能基を有していてもよい芳香族ヒドロカルビルからそれぞれ独立に選択された、請求項1〜19のいずれか1項に従う式(I)の化合物。
- 式(V)
(該式において、
(i) R1およびR1'がそれぞれ独立に、H、置換または非置換の、飽和または部分的に不飽和のヒドロカルビルであり、
R1およびR1'において、当該置換または非置換の、飽和または部分的に不飽和のヒドロカルビルのそれぞれが、1以上のヘテロ原子を任意的に含んでいてもよく、
R1およびR1'において、当該置換または非置換の、飽和または部分的に不飽和のヒドロカルビルが、(i)直鎖または分枝鎖の、飽和または部分的に不飽和のヒドロカルビル、(ii)飽和または部分的に不飽和の環式ヒドロカルビルを有する、直鎖または分枝鎖の、飽和または部分的に不飽和のヒドロカルビル、および(iii)飽和または部分的に不飽和の環式ヒドロカルビルを含み、
R1およびR1'において、当該飽和または部分的に不飽和の環式ヒドロカルビルのそれぞれが独立に、単環式または多環式の環系であり、かつ
R1およびR1'において、当該置換された、飽和または部分的に不飽和のヒドロカルビルが、官能基、任意的に官能基を有していてもよい飽和もしくは部分的に不飽和のヒドロカルビル、または任意的に官能基を有していてもよい芳香族ヒドロカルビルから選択された1〜4の置換基を独立に含んでおり、かつ
R2、R2'、R3およびR3'がそれぞれ独立に、R1およびR1'について上で定義された通りであり、
または
(ii) R1およびR1'がそれぞれ独立に、任意的に置換されていてもよい、好ましくは非置換の単環式の(C5〜C7の)アリール、好ましくはフェニルであり、
R1およびR1'において、当該置換された単環式の(C5〜C7の)アリールが、官能基、任意的に官能基を有していてもよい飽和もしくは部分的に不飽和のヒドロカルビル、または任意的に官能基を有していてもよい芳香族ヒドロカルビルから選択された1〜4の置換基を独立に含んでおり、かつ
R2およびR2'が同じであり、双方ともメチルであり、かつ
R3およびR3'がそれぞれ独立に、H、R1およびR1'について上記の(i)の下に定義された、置換または非置換の、飽和または部分的に不飽和のヒドロカルビルであり、または
(iii)
R1およびR1'がそれぞれ独立に、H、R1およびR1'について上記の(i)の下で定義された、置換または非置換の、飽和または部分的に不飽和のヒドロカルビルであり、かつ
R2およびR3が、該R2およびR3が結合されている炭素原子(C1)と一緒に、非置換もしくは置換の、飽和もしくは部分的に不飽和の3〜14のC原子、好ましくは5〜12のC原子の炭素環部分;またはO、N、P、SもしくはSiから選択された1〜6の、好ましくは1〜4のヘテロ原子を含んでいる、非置換もしくは置換の、飽和もしくは部分的に不飽和の3〜14の環原子のヘテロ環部分を形成し、
R2およびR3において、当該炭素環またはヘテロ環が、4〜14の環原子を有する任意的に置換されていてもよい他の環系と任意的に縮合されていてもよく、かつ
R2およびR3において、当該置換された、炭素環またはヘテロ環の系が、官能基、または任意的に官能基を有していてもよい、飽和もしくは部分的に不飽和のヒドロカルビルから独立に選択された1〜4の置換基を含んでおり、かつ
R2'およびR3'が、該R2'およびR3'が結合されている炭素原子(C1')と一緒に、非置換もしくは置換の、飽和もしくは部分的に不飽和の3〜14のC原子、好ましくは5〜12のC原子の炭素環部分;O、N、P、SもしくはSiから選択された1〜6の、好ましくは1〜4のヘテロ原子を含んでいる、非置換もしくは置換の、飽和もしくは部分的に不飽和の3〜14の環原子のヘテロ環部分、を形成し、
R2'およびR3'において、当該炭素環またはヘテロ環の系が、4〜14の環原子を有する任意的に置換されていてもよい他の環系と任意的に縮合されていてもよく、かつ
R2'およびR3'において、当該置換された、炭素環またはヘテロ環の系が、官能基、または任意的に官能基を有していてもよい飽和もしくは部分的に不飽和のヒドロカルビルから独立に選択された1〜4の置換基を含んでおり、
但し、選択肢(i)〜(iii)についての条件として、R1、R2およびR3のうちの少なくとも2、ならびにR1'、R2'およびR3'のうちの少なくとも2がそれぞれ、Hおよびメチル以外のものである。)
の請求項1に従う化合物。 - 選択肢(i)〜(iii)中の置換基R1、R2、R3、R1'、R2'およびR3'が、請求項3〜19のいずれか1項中で当該選択肢(i)〜(iii)にそれぞれ定義された通りである、請求項21に従う、式(V)の化合物。
- ジ(1−メチルシクロペンチル)パーオキシド、
ジ−(1−メチル−1−フェニルウンデシル)パーオキシド、
ジ−(1−メチル−1−フェニルヘプチル)パーオキシド、または
ジ(1−メチル−シクロヘキシル)パーオキシド
のいずれかから選択されたものである、請求項1〜3のいずれか1項に従う化合物。 - フリーラジカル発生段階において分解生成物へと分解可能である1以上の部分を構造中に有するところのフリーラジカル発生剤として使用される化合物であって、
当該1以上の分解可能な部分が、本明細書中の「GC分析手順」に記載された方法に従って測定されたときに300(重量)ppm未満、好ましくは200(重量)ppm未満、好ましくは100(重量)ppm未満、より好ましくは0〜50(重量)ppmのCH4含有量をもたらす化合物、もしくは
当該分解生成物としてのCH4へと分解可能である何らかの前記部分を有していない化合物、またはその任意の混合物
のうちの1以上から選択されたものであることを特徴とする化合物。 - 請求項1〜23のいずれか1項に従う化合物である、請求項24に従う化合物。
- 不飽和ポリマーが、不飽和LDPEホモポリマー、または1以上の多不飽和コモノマー、好ましくは1以上のジエンとのLDPEコポリマーである、請求項1〜25のいずれか1項に従う組成物。
- (1)ポリマー粉体、(2)ポリマーペレット、または(3)ポリマー溶融物の混合物、の形態をしており、当該(1)ポリマー粉体、または好ましくは(2)ポリマーペレットが任意的に容器に納められている、請求項1〜26のいずれか1項に従うポリマー組成物。
- 請求項1〜27のいずれか1項に従うポリマー組成物が、該ポリマー組成物中でラジカル反応を開始することによって架橋されているところの、変性されたポリマー組成物。
- 請求項1〜28のいずれか1項に従うポリマー組成物中でラジカル反応を開始することを含む、ポリマー組成物を架橋する方法。
- 請求項1〜28のいずれか1項に従うポリマー組成物を含んでいる1以上の層によって囲まれている導体を含んでいる、架橋性ケーブル。
- 請求項1〜28のいずれか1項に従うポリマー組成物を含んでいる絶縁層を少なくとも含んでいる、請求項30に従う架橋性ケーブル。
- 絶縁層および任意的な被覆層によって囲まれた導体を含んでいる低電圧ケーブルであって、当該絶縁層が請求項1〜28のいずれか1項に従うポリマー組成物を含んでいる低電圧ケーブル、または
少なくとも内側半導電層、絶縁層および外側半導電層を該順番で含んでいる1以上の層によって囲まれ、さらに任意的な被覆層によって囲まれた電気伝導体を含んでいる電力ケーブルであって、当該層のうちの少なくとも1が請求項1〜28のいずれか1項に従うポリマー組成物を含んでいる電力ケーブル
のいずれかから選択された、請求項30または31に従う架橋性ケーブル。 - 請求項1〜28のいずれか1項に従うポリマー組成物を含んでいる少なくとも1の半導電層を含んでいる、請求項30〜32のいずれか1項に従う架橋性ケーブル。
- 被覆層と、絶縁層、および当該被覆層によって囲まれた半導電層から選択された任意的な1以上の層と、を含んでおり、当該被覆層が請求項1〜28のいずれか1項に従うポリマー組成物を含んでいる、請求項30〜33のいずれか1項に従う架橋性ケーブル。
- ポリマー組成物を含んでいる1以上の層を導体上に施与する段階を含む架橋性ケーブルを製造する方法であって、当該少なくとも1の層中に請求項1〜28のいずれか1項に従うポリマー組成物が使用されることを特徴とする方法。
- 請求項1〜28のいずれか1項に従うポリマー組成物を含んでいる1以上の層を導体上に施与する段階、および
当該少なくとも1の層をラジカル反応によって架橋する段階
を含む、ラジカル反応によってケーブルを架橋する方法。 - 請求項36に従う方法によって得られた架橋されたケーブルがさらなる冷却段階に付され、該冷却段階において当該架橋されたケーブルが加圧条件下に冷却され、
そして、任意的に、当該冷却段階後に該架橋され冷却されたケーブルが、
該架橋され冷却されたケーブルが冷却媒体中でさらに冷却される、非加圧の冷却段階、
該架橋されたケーブルが冷却段階後に収集される、好ましくはケーブルドラムに巻かれる、回収段階、
当該冷却および任意的な回収段階から得られた当該架橋されたケーブルから、1もしくは複数の揮発性分解生成物の含有量が、任意的に環境温度もしくは高められた温度で、低減されもしくは除かれる、脱ガス段階、および/または
該架橋され得られたケーブルがさらなる使用のために慣用の様式で仕上げられる、仕上げ段階
から選択された1以上の追加的段階に付される、請求項36に従う方法。 - 請求項35または36に従う方法によって得られることができる架橋されているケーブル、好ましくは架橋されている低電圧ケーブル、または架橋されている電力ケーブル。
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