JPH01138205A - ラジカル反応開始剤 - Google Patents

ラジカル反応開始剤

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JPH01138205A
JPH01138205A JP21366588A JP21366588A JPH01138205A JP H01138205 A JPH01138205 A JP H01138205A JP 21366588 A JP21366588 A JP 21366588A JP 21366588 A JP21366588 A JP 21366588A JP H01138205 A JPH01138205 A JP H01138205A
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JP
Japan
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formula
radical
radical reaction
reaction initiator
initiator
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Application number
JP21366588A
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English (en)
Inventor
Takeshi Komai
駒井 猛
Yoshiki Higuchi
樋口 慶樹
Kazuo Matsuyama
一夫 松山
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NOF Corp
Original Assignee
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F4/00Polymerisation catalysts
    • C08F4/28Oxygen or compounds releasing free oxygen
    • C08F4/32Organic compounds
    • C08F4/34Per-compounds with one peroxy-radical

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  • Materials Engineering (AREA)
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  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Polymerization Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、特殊機能を有するラジカル反応開始剤として
有用な新規なβ−ヒドロキシ置換ジアルキルペルオキシ
ドに関するものである。
(従来の技術) 分解によってアルコキシラジカルおよびアルキルラジカ
ルのような活性なラジカル種を生成する有機過酸化物が
、ラジカル反応開始剤として利用されることは、一般に
良く知られている0例えば、有機過酸化物がポリエチレ
ンのようなポリオレフィンの架橋反応に利用できるとい
う報告[ジャーナル・オブ・ポリマー・サイエンス、ポ
リマー・ケミストリー・エデイジョン(Journal
of  PoIymer  Sc’+ence、  P
olymer  ChcmisLryEdition 
) 、 14巻、 +495頁、 1976年]、なら
びに、不飽和単量体の重合反応および不飽和ポリエステ
ル樹脂の硬化反応に利用できるという報告[米国−杵築
4,525,308号]がある。また、有機過酸化物か
ラジカル的に分解しているかどうかは、ラジカル反応に
よって得られた生成物を調べることによって知ることが
できる。例えば、トルエン中でのクミルペルオキシアセ
テートの分解では、炭酸ガス、アセトフェノン、クミル
アルコールおよび溶媒から生ずるビベンジルかラジカル
分解生成物であると報告[ザ・ジャーナル・オブ・オー
ガニック・ケミストリー(The Journal o
fOrganic Chemistry) 、 37巻
、 1794頁、 1972年]されている。また、例
えば、クロルベンゼンのような不活性溶媒中て2−シー
ブチルペルオキシ−2−メチル−1−プロパツールの熱
分解を行なうと、分解生成物量から判断して、かなりの
割合で非ラジカル的分解か起きているという報告[ザ・
ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー(Th
e、1ournal  of  Organic  C
hemistry)  、  38′a。
4219頁、 197:1年]かある。さらにまた、活
性なラジカル種の種類によって著しく反応性が異なると
いう報告[す・ジャーナル・オブ・マクロモレキュラー
・サイエンス・ケミストリー(TheJournal 
of Macroaolecular 5cience
 Chemistry)、A17巻、337頁、 19
82年]がある。例えば、この報告では、アルコキシラ
ジカルがメチルメタクリレートのような不飽和?ロ徴体
の重合を開始する場合には、不飽和二重結合への付加た
けてなく、かなりの割合で水素引き抜き反応も起こるこ
とを報告している。
前述の有機過酸化物の中で、ヒドロキシル基を有するジ
アルキルペルオキシドは、特殊機能を有するラジカル反
応開始剤として有用となることか知られている。例えば
2−シーブチルベルオキシエチルアルコールか水系での
重合開始剤として利用できるという報告[米国特許第3
,640,985号]。
1.3−ジメチル−3−t−ブチルペルオキシブチルア
ルコールか高温での架橋剤として利用できるという報告
[米国特許第3,236,872号]がある。
(発明か解決しようとする問題点) 公知のヒドロキシル基を有するジアルキルペルオキシド
ば、次に述べるいくつかの欠点か指摘されている。すな
わち、2−シーツチルベルオキシエチルアルコールのよ
うな第一級のジアルキルペルオキシドは、アルカリおよ
び熱に対して非常に不安定[スワン著「オーガニック・
ペルオキシド」。
第3巻、23頁及び33頁]て、かつ、ラジカル種の生
成効率も悪く、ラジカル反応開始剤として好ましくない
、また、1,3−ジメチル−3−t−ブチルペルオキシ
ブチルアルコールのように第二級のアルコールを有する
ものは、脱水反応により不活性なオレフィンに変り易い
ため、好ましくないものである。第一級の水酸基を持ち
、かつ、第三級のペルオキシ基を持つβ−ヒドロキシ置
換ジアルキルペルオキシドとして公知の化合物は、2(
−ブチルペルオキシ−2−メチル−1−プロパツールの
みである。しかし、この化合物でも、クロルベンゼンの
ような不活性な媒体中で分解させた場合には、ラジカル
反応開始剤として有効なラジカル種が得られないという
問題があった。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、前述の欠点を解決するために、ラジカル
反応の開始効率に優れたラジカル反応開始剤を求めて鋭
意研究を重ねた結果、第一級アルコールと第三級ジアル
キルペルオキシドを兼ね備えた新規なβ−ヒドロキシ置
換ジアルキルペルオキシドが優れた性質を有することを
見い出し、本発明に至った。すなわち、本発明は、一般
式%式% (式中、R,、R,、R,およびしは炭素数1ないし3
のアルキル基を示し、R1は炭素数1ないし7のアルキ
ル基、フェニル基またはペンシル基を示す。)て表わさ
れるβ−ヒドロキシ置換ジアルキルペルオキシドよりな
るラジカル反応開始剤に関する。
本発明のβ−ヒドロキシ置換ジアルキルペルオキシドの
うち、2−t−ブチルペルオキシ−2−メチル−【−プ
ロパツールは公知であるが、合成か困難であるため、詳
細な研究が行われなかった。本発明者らはまず初めに、
この化合物の容易な合成法を見い出し、その後、使用方
法の研究を重ねた結果、本発明のラジカル反応開始剤が
茗しく債れていることを見い出したものである。
本発明のラジカル反応開始剤は、前記一般式(I)を主
成分とするものであるが1分子量分布の狭いオリゴマー
を製造する目的には、前記一般式(I)のうち、 Rs
がメチル基以外のものであることが好ましい。
本発明のβ−ヒドロキシ置換ジアルキルペルオキシドを
具体的に示すと、 2−1−ブチルペルオキシ−2−メチル−1−プロパツ
ール 2−(1,1−ジメチルプロピルペルオキシ)−2−メ
チル−1−プロパツール z−H,t−ジメチルブチルペルオキシ)−2−メチル
−1−プロパツール 2− (1,1,2−)ジメチルプロピルペルオキシ)
−2−メチル−1−プロパツール 2− (1,1,2,2−テトラメチルプロピルペルオ
キシ)−2−メチル−1−プロパツール 2− (t、Ij、]−テトラメチルブチルペルオキシ
)−2−メチル−1−プロパツール 2−(1,1−ジメチル−2−フェニルエチルペルオキ
シ)−2−メチル−1−プロパツール 2−(1−メチル−1−フェニルエチルペルオキシ〉−
2−メチル−1−プロパツール 2−(1−エチル−■−プロピルペンチルペルオキシ)
−2−メチル−1−ペンタノール などかある。
これらのβ−ヒドロキシ置換ジアルキルペルオキシドは
、酸性触媒の存在下に、一般式(式中、R,およびRt
は前述と同じ)で表わされる非対称エポキシドと、一般
式 (式中、R1,R4およびR%は前述と同じ)で表わさ
れる第三級アルキルヒドロペルオキシドとを反応させる
ことによって得られる。また、通常のジアルキルペルオ
キシドの製造と同様に、酸性触媒の存在下に、相当する
オレフィンまたはアルコールと前記第三級アルキルヒド
ロペルオキシドとを反応させることによりても得ること
ができる。
本発明のβ−ヒドロキシ置換ジアルキルペルオキシドラ
ジカル反応開始剤は通常液体である。
本発明のβ−ヒドロキシ置換ジアルキルペルオキシドは
、赤外線吸収スペクトル、核磁気共鳴スペクトル、マス
・スペクトルおよび元素分析によって化学構造が決定さ
れ、その純度はガスクロマトグラフィーによりて求めら
れた。また、熱分解挙動は分解速度定数および半減期に
よって求められた。
本発明のβ−ジアルキルペルオキシドの130℃におけ
る半減期は0.4ないし1.5時間の範囲内にあり、従
来のラジカル反応開始剤であるジ−t−ブチルペルオキ
シドよりも短時間であるが、同じように、80℃以上の
高温度でのラジカル反応開始剤として利用できる。
本発明のβ−ヒドロキシ置換ジアルキルペルオキシドラ
ジカル反応開始剤は、特に、ラジカル反応性の高い媒体
中で使用することができる。ラジカル反応性の高い媒体
とは、ラジカル活性種によって水素引き抜き反応を受は
易い物質、すなわち脂肪族のC−H結合を有するもの、
および、ラジカル付加反応を受は易いもの、すなわち不
飽和単量体かある。これらを具体的に示すと、水素引き
抜き反応を受は易い物質としては、n−ペンタン、イソ
ペンタン、シクロペンタン、n−ヘキサン、イソヘキサ
ン、シクロヘキサン、シクロヘキセン。
イソオクタンなどの脂肪族炭化水素、トルエン、エチル
ベンゼン、クメン、キシレン、シメン、ジフェニルメタ
ンなどのアルキル鎖を持つ芳香族化合物、および、ポリ
エチレン、ポリプロピレン。
ポリブテン、ポリブタジェン、ポリイソプレン、ポリク
ロロプレン、ブタジェンスチレンコポリマー、ポリアク
リレートゴム、ブタジェンアクリロニトリルコポリマー
、アクリロニトリルブタジェンスチレン共重合体、シリ
コーンゴム、ポリウレタン、ポリサルファイド、ポリ塩
化ビニル、ポリ酢酸ビニル、エチレンプロピレンゴムな
どのポリオレフィン等がある。
また、不飽和単量体としては、スチレン、エチレン、プ
ロピレン、塩化ビニル、メチルメタクリレート、酢酸ビ
ニル、ブタジェンなどがある。
本発明のβ−ヒドロキシ置換ジアルキルペルオキシドラ
ジカル反応開始剤の使用における温度範囲は、80℃以
上であるが、低すぎると充分な昂、のラジカル活性種か
生成せず、高すぎるとラジカル反応の制御が困難になる
ため、好ましくは、90ないし250℃の範囲内である
。使用量は通常のラジカル反応開始剤に準する。
本発明のβ−ヒドロキシ置換ジアルキルペルオキシドラ
ジカル反応開始剤が公知のラジカル反応開始剤よりも優
れ、かつ、特殊な機部な発現できることは、次のように
説明することがてきる。すなわち、ジアルキルペルオキ
シドをクメン中で分解させると、(1)式に従って0−
0結合およびC−C結合の開裂が起こり、メチロールラ
ジカル(■)、アルコキシラジカル(V)およびアルキ
ルラジカル(VI)の3種の活性なラジカル種を生成す
る。これらの活性ラジカル種は、ラジカル反応性の高い
活性な媒体であるクメンから、(2)ないしく4)式に
従フて、水素引き抜き反応を起こし、それぞれ、メタノ
ール、もとのペルオキシドに相当するアルコールおよび
炭化水素になり。
媒体からはクミルラジカル(■)を生成させる。
このようにして生成したクミルラジカル(■)は、(5
)式に従って再結合反応し、ジクミル(VIE)を生成
する。
(1)ないしく5)式に従えば、ラジカル分解、すなわ
ち、ジアルキルペルオキシドによるラジカル反応の開始
がどの程度起きているかは、ジクミルの生atを知るこ
とによって理解できる。また、例えば、(6)式のよう
に不飽和単量体(IK)の重合開始によってポリマーの
末端にヒドロキシル基が導入されるかどうかは、(2)
式で生成するメタノールの量を知ることによって理解さ
れる。
(IX) さらに、ラジカル付加重合反応において、ラジカル活性
種か(ff)および(VI)のようなアルキルラジカル
でなく、(V)のようなアルコキシルラジカルである場
合には1例えば、(ア)式のようなポリマーからの水素
引き抜き反応により、相当するアルコールが生成、 また、XおよびYが水素引き抜き反応を受は易い置換基
、例えば、XがC11,およびYがGOlCll、 (
メチルメタクリレート)である場合には、(8)式のよ
うな不飽和単量体からの水素引き抜き反応により、相当
するアルコールを生成する。
(7)および(8)式の反応は、引き続Xグラフト反応
によりポリマーの枝分れを起こし、分子量分布の狭いオ
リゴマーを製造する場合には好ましくない反応である。
これらの反応の起こり易さは、アルコキシルラジカル(
V)に相当するアルコールの量を知ることによって理解
できる0本発明のβ−ヒドロキシ置換ジアルキルペルオ
キシドラジカル反応開始剤は公知のラジカル反応開始剤
に比較して、(IV)および(lのようなアルキルラジ
カルの生成量が多く、特殊機能を発現するのには好まし
いものである。
(発明の効果) 本発明のβ−ヒドロキシ置換ジアルキルペルオキシドラ
ジカル反応開始剤は1重合開始剤、架橋剤、硬化剤とし
て有用である。また、前述の特殊な作用機構に基づいて
特殊なa濠を発現できるようになっているため、次に示
す利点を有している。
第一に、メチロールラジカルの生成により、ポリマー末
端に第一級のヒドロキシル基を導入できる。このように
して得られた末端にヒドロキシル基を有するポリマーは
、イソシアネートやカルボン酸などの硬化〜jと反応さ
せて硬化させることができ、優れた塗料用樹脂として利
用できる。
第二に、アルコキシラジカルでなく、アルキルラジカル
を主に生成するため分子量分布の狭いオリゴマーを製造
するととがてき、高at彪性樹l治として利用てきる。
(実施例) 次に、本発明の実施例、参考例および比較例を示すか、
本発明はこれによって限定されるものてはない。
(β−ヒドロキシ置換ジアルキルペルオキシドの製造) 参考例1 温度計、速流冷却管および滴下漏斗を備えた2001四
つロフラスコにトリフルオロ酢酸14.8gおよびベン
ゼン25鳳lを入れ、水冷上攪拌した。ここに、脱水、
精製した1、1−ジメチルプロピルヒドロベルオキシト
54.2gを加え1次いでイソブチレンオキシド18.
7gとベンゼン61の混合液を系内を10″C以内に保
ちながら約30分間で滴下した。滴F終了後、35°C
に昇温し、30分間撹拌を続けた。冷却後、水で1回、
 4.2%亜硫酸ソーダ緩衝液で2回、飽和食塩水て2
回洗炸を行な、った後、硫酸マグネシウムで脱水した。
溶媒除去後、純度65%の2−(1,1−ジメチルプロ
ピルペルオキシ)−2−メチル−1−プロパツール50
.8g (収率72%)を得た。このものは減圧蒸留(
沸点45〜47°C/:1mmHg)により精製するこ
とができた(純度98%)、さらに、赤外線吸収スペク
トル、核磁気共鳴スペクトル、マス・スペクトルおよび
元素分析により前記化合物であることを確認した。
赤外線吸収スペクトル 3450cm−’ (0−H結合) 875C*−’ (0−0結合) 核磁気共鳴スペクトル(δ) 0.89ppm (3H)  1.21pp■ (12
H)1.60ppm (2H)  2.33ppm  
(l H)3.60ppm (2H) マス・スペクトル 176s/Z (分子イオンビーク) 元素分析 C;60.94%(計算値61.3:1%)H;  1
1.52%(計算値t1.44%)参考例2 1.1−ジメチルプロピルヒドロベルオキシトの代りに
1.1−ジメチルフチルヒドロベルオキシド61.5g
を用いる以外は参考例1に記載した製造方法に準した方
法で操作して、純度52%の2−(1,1−ジメチルブ
チルペルオキシ)−2−メチル−1−プロパツールを6
5.6g (収率70%)得た。これをさらに減圧蒸留
[1点57〜58℃/4−鳳Hg) L/、参考例1と
同じ方法で分析を行い、前記化合物であることを確認し
た。
赤外線吸収スペクトル :t450cr’ (0−11結合) 875cr’ (0−0結合) 核磁気共鳴スペクトル(δ) o、9zpp■ (3H)  1.19pp■ (6H
)121pp層  (6)()    1.5pp■ 
 (4H)2.399p霞 (LH>  3.6pp鳳
 (2H)マス・スペクトル 190■/Z(分子イオンビーク) 元素分析 C,62,60%(計算値63.12%)H、1163
%(計算値11.65%)参考例3 1.1−ジメチルプロピルヒドロペルオキシドの代りに
1.1.2−トリメチルプロピルヒドロベルオキシド6
1.5gを用いる以外は参考例1に記載した製造方法に
準じた方法で操作して、純度54%の2−(1,1,2
−トリメチルプロピルペルオキシ)−2−メチル−1−
プロパツールを63.2g (収率69%)得た。これ
をさらに減圧蒸留(沸点55〜b ない、前記化合物であることを確認した。
赤外線吸収スペクトル 3450cm−’ (0−H結合) 875cm−’ (0−0結合) 核磁気共鳴スペクトル(δ) 0.92ppm   (6H)    1.25pp層
  (6H)1.219p■  (6H)    1.
91ppm   (IH)2、:1OPI)■  (I
  H)    3.60ppm(2H)マス・スペク
トル 190■/Z(分子イオンビーク) 元素分析 C;62.51%(計算値63.12%)H;  11
.59% (計3a(111,65%)参考例4 1.1−ジメチルプロピルヒドロペルオキシドの代りに
1.1.:1.3−テトラメチルブチルヒドロペルオキ
シド76.0gを用いる以外は参考例1に記載した製造
方法に準じた方法で操作して、純度42%の2− (+
、1.ff、3−テトラメチルブチルペルオキシ)−2
−メチル−1−プロパツールを83.8g (収率62
%)得た。これをさらに減圧蒸留(沸点46〜48°C
10,5−■fig) L/、参考例1と同じ方法で分
析を行い、前記化合物であることを確認した。
赤外線吸収スペクトル :1450cm−直(0−■結合) 875cm−” (0−0結合) 核磁気共鳴スペクトル(δ) 1.02pp會  (9H)    1.20pP■ 
 (6H)1.3:I+)9■  (6H)    1
.57pp鳳  (2H)2.23ppm   (I 
 H)    1IiOpps   (2H)マス・ス
ペクトル 218■/Z(分子イオンビーク) 元素分析 C、65,62%(計算値66、旧%)H;  12.
10% (計算値12.00%)参考例5 1.1−ジメチルプロピルヒドロペルオキシドの代りに
1.1−ジメチル−2−フェニルエチルヒドロペルオキ
シド86.4gを用いる以外は参考例1に記載した製造
方法に準じた方法で操作して、純度45%の2− (1
,1−ジメチル−2−フェニルエチルペルオキシ)−2
−メチル−1−プロパツールを82.6g (収率60
%)得た。これをさらに減圧蒸N(沸点67〜68℃1
0.OImmHg ) L/、参考例1と同じ方法で分
析を行い、前記化合物であることを確認した。
赤外線吸収スペクトル 3450cm−’ (0−H結合) 875cm−’ (0−11結合) 核磁気共鳴スペクトル(δ) 1.16pp■ (6H)  1.22pp■ (6H
)2.29p、霞 (IH)    2.85pp−(
2H)3.60pp■ (2H)−7,2ppm  (
5H)マス・スペクトル 238鋪/Z(分子イオンピーク) 元素分析 C,70,29%(計算値70.56%)H,9,17
%(計算値 9.30%)参考例6 1−メチル−1−フェニルエチルヒドロベルオキシト1
6.7gと30%硫酸0.02■lの混合液を攪拌して
いる中へ、イソブチレンオキシド7.2gを、系内な5
℃以下に保ちながら滴下した。室温にて48時間撹拌後
、参考例1に記載した製造方法に準じた方法で処理して
、純度26%の2−(l−メチル−1−フェニルエチル
ペルオキシ)−2−メチル−1−プロパツールを20−
1g (収率23%)得た。これをさらに減圧蒸留(沸
点64〜65℃10.041sHg ) L/、参考例
1と同じ方法で分析を行い、#配化合物であることを確
認した。
赤外線吸収スペクトル 345Ocm−’ (0−11結合) 875cm−’ (0−0結合) 核磁気共鳴スペクトル(δ) 1.22pp−(6H)  1.62pp■ (6H)
2.2211+)−(IH)  3.60ppm  (
2H)7.5 ppm (5H) マス・スペクトル 224■/Z(分子イオンピーク) 元素分析 C: 59.48%(計算値69.61%))1;  
8.91%(計算値 8.99%)実施例1ないし7お
よび比較例1 (熱分解速度) 参考例1ないし6で得られたβ−ヒドロキシ置換ジアル
キルペルオキシド、参考例1と同様にして製造した2−
ドブチルペルオキシ−2−メチル−lプロパツールおよ
び従来のラジカル反応開始剤であるジーし一ブチルペル
オキシドの0.05鳳o1/lクメン溶液を調製し、 
130℃で熱分解を行った。ジアルキルペルオキシドの
消失速度をガスクロマトグラフィーで求め、分解速度定
aおよび半減期を計算して、それぞれを実施例工ないし
7および比較例1として第1表に示した。
以下余白 第1表 クメン中otrCでの分解速度定数および半減期第1表
は本発明のβ−ヒドロキシ置換ジアルキルペルオキシド
の半減期は110℃て、 0.・1ないし1.5時間の
範囲内にあり、従来のラジカル反応開始剤(比較例1)
よりもわずかに低温活性てあり、80°C以北の温度で
利用できることを示している。
実施例8ないし14および比較例2ないし3(熱分解生
成物) 参考例工ないし6で得られたβ−ヒドロキシ置換ジアル
キルペルオキシド、参考例1と同様にして製造した2−
L−ブチルペルオキシ−2−メチル−1−プロパツール
および従来のラジカル反応開始剤であるジーL−ブチル
ペルオキシドのO,OS■of/1クメン溶液を調製し
、 130℃においてペルオキシドが完全に消失するま
で熱分解を行い、ガスクロマトグラフィーにより、分解
生成物の生成穢を求めた。その結果を実施例8ないし1
4および比較例2として第2表に示した。また、 15
0”Cクロルベンゼン中での2−1−ブチルペルオキシ
−2−メチル−1−プロパツールの熱分解結果[前述の
す・ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー、
38巻、 4219頁、1g73年]を比較例3として
第2表に示した。
以下余白 村す R5はCH。
第2表の結果より、実施例8ないし14は比較例2に示
した従来のジアルキルペルオキシドと同様に、かなりの
星のジクミルか生成していることから、ラジカル反応性
の高い媒体のラジカル反応開始剤、すなわち不飽和単量
体の重合開始剤、不飽和ポリエステル樹脂の硬化剤およ
びポリオレフィンの架橋剤として利用できることがわか
る。また、比較例2ないし3に示した従来のジアルキル
ペルオキシドおよび不活性媒体(クロルベンゼン)中で
の公知の技術では、メタノールは検出されないのに反し
て、実施例8ないし14ではかなりの場のメタノールが
生成しており、ポリマー中にヒドロキシル基を導入でき
ることがわかる。さらにまた、実施例8ないし13は、
実施例I4に比べてアルコール(Rs(CHz)zcO
H)の生JjC,iが少なく、このことからアルコキシ
ラジカルの生成量か少ないことがわかる。このことは、
前者の方が後者に比較して1分子量分布の狭いオリゴマ
ーを生成てきることを示唆し、より優れた開始剤である
ことを示している。
実施例15および16および比較例4 攪拌装置、温度計および還流冷却器を備えたガラス製反
応容器に、溶媒としてエチル3−エトキシプロピオネー
ト30gを入れ、ブチルアクリレート50g、ブチルメ
タクリレート20g、スチレン30gおよびジアルキル
ペルオキシド0.03モルとからなるモノ7−および開
始剤混合物を、窒素雰囲気下150℃の温度において5
時間を要して滴下し、その後さらに2時間攪拌を継続し
重合を完結させた。開始剤としては、参考例1で製造し
た2−(1,1−ジメチルプロピルペルオキシ)−2−
メチル−1−プロパツール、参考例1と同様に製造した
2−L−ブチルペルオキシ−2−メチル−1−プロパツ
ールSよび従来のラジカル反応開始剤であるシートブチ
ルペルオキシドを用い、それでれ実施例15および16
、および比較例4としてその結果を第3表に示した。平
均分子量はポリスチレンな標準にしてGPCによって求
め、ポリマー中のOH基はポリマーを精製しフィルムに
して赤外線吸収スペクトル(0−H結合:1450cm
−’ )により求めたものである。
以下、余白 第3表 アクリル樹脂の製造結果 第3表の実施例と比較例との比較により、本発明のβ−
ヒドロキシ置換ジアルキルペルオキシドを用いて得られ
たアクリル樹脂の平均分子量は、ジーし一ブチルペルオ
キシドよりも小さく、かつ、分子量分布も狭くなること
がわかった。また、β−ヒドロキシ置換ジアルキルペル
オキシドの場合にはポリマー中にOH基が導入されるこ
とがわかった。
特許出願人   日本油脂株式会社

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R_1、R_2、R_3およびR_4は炭素数
    1ないし3のアルキル基を示し、R_5は炭素数1ない
    し7のアルキル基、フェニル基またはベンジル基を示す
    。)で表わされるβ−ヒドロキシ置換ジアルキルペルオ
    キシドよりなるラジカル反応開始剤。
  2. (2)R_5が炭素数2ないし7のアルキル基、フェニ
    ル基、ベンジル基である特許請求の範囲第1項記載のラ
    ジカル反応開始剤。
  3. (3)使用温度が80℃以上である特許請求の範囲第1
    項記載のラジカル反応開始剤。
JP21366588A 1987-08-31 1988-08-30 ラジカル反応開始剤 Pending JPH01138205A (ja)

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