JP2010261990A - 光接続要素の製造方法、光伝送基板、光接続部品、接続方法および光伝送システム - Google Patents

光接続要素の製造方法、光伝送基板、光接続部品、接続方法および光伝送システム Download PDF

Info

Publication number
JP2010261990A
JP2010261990A JP2009110334A JP2009110334A JP2010261990A JP 2010261990 A JP2010261990 A JP 2010261990A JP 2009110334 A JP2009110334 A JP 2009110334A JP 2009110334 A JP2009110334 A JP 2009110334A JP 2010261990 A JP2010261990 A JP 2010261990A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
substrate
optical waveguide
trench
wafer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009110334A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5089643B2 (ja
Inventor
Yoichi Taira
洋一 平
Shigeru Nakagawa
茂 中川
Hidetoshi Numata
英俊 沼田
Kuniaki Sueoka
邦昭 末岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
International Business Machines Corp
Original Assignee
International Business Machines Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by International Business Machines Corp filed Critical International Business Machines Corp
Priority to JP2009110334A priority Critical patent/JP5089643B2/ja
Priority to US12/770,251 priority patent/US8542963B2/en
Publication of JP2010261990A publication Critical patent/JP2010261990A/ja
Priority to US13/533,551 priority patent/US8442362B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP5089643B2 publication Critical patent/JP5089643B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/42Coupling light guides with opto-electronic elements
    • G02B6/4201Packages, e.g. shape, construction, internal or external details
    • G02B6/4204Packages, e.g. shape, construction, internal or external details the coupling comprising intermediate optical elements, e.g. lenses, holograms
    • G02B6/4214Packages, e.g. shape, construction, internal or external details the coupling comprising intermediate optical elements, e.g. lenses, holograms the intermediate optical element having redirecting reflective means, e.g. mirrors, prisms for deflecting the radiation from horizontal to down- or upward direction toward a device
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D11/00Producing optical elements, e.g. lenses or prisms
    • B29D11/0074Production of other optical elements not provided for in B29D11/00009- B29D11/0073
    • B29D11/0075Connectors for light guides
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/04Prisms
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/42Coupling light guides with opto-electronic elements
    • G02B6/4201Packages, e.g. shape, construction, internal or external details
    • G02B6/4204Packages, e.g. shape, construction, internal or external details the coupling comprising intermediate optical elements, e.g. lenses, holograms
    • G02B6/421Packages, e.g. shape, construction, internal or external details the coupling comprising intermediate optical elements, e.g. lenses, holograms the intermediate optical component consisting of a short length of fibre, e.g. fibre stub
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/42Coupling light guides with opto-electronic elements
    • G02B6/43Arrangements comprising a plurality of opto-electronic elements and associated optical interconnections
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T156/00Adhesive bonding and miscellaneous chemical manufacture
    • Y10T156/11Methods of delaminating, per se; i.e., separating at bonding face

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Ophthalmology & Optometry (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Optical Integrated Circuits (AREA)
  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)

Abstract

【課題】基板上に配置される光デバイスと基板に形成される光導波路とをインタフェース接続する光接続構造を提供すること。
【解決手段】本発明の製造方法では、ダイシング・テープ140上に、無機固体材料で形成されるウエハ130を準備するステップと、先端角を有するダイシングブレード142により、ウエハ130の裏面を略山形形状に切削するステップと、ダイシング・テープ140をウエハ130から剥離し、かつ略山形形状の谷で分離して、光接続要素として、ウエハ130の表面Mにあたる鏡面を有する3次元多面体の光反射部材114を得るステップとを含む。得られた光接続要素(114)は、光伝送基板100が備える光導波路106aに略直交して光伝送基板100の基板主面に開口するトレンチ内に挿入されて、外部との光接続構造を与える。
【選択図】図3

Description

本発明は、光配線技術に関連し、より詳細には、基板上に配置される光デバイスと基板に形成される光導波路とをインタフェース接続する光接続構造を与えるための光接続要素の製造方法、該光接続構造を備える光伝送基板、光接続構造を与える光接続部品、接続方法および光伝送システムに関する。
近年、メインフレームなどのハイエンド・サーバシステムにおいては、より高速な情報処理を実現するために、プロセッサ・コア間を光配線を用いて相互接続する技術が導入されている。そして、サーバシステムの中央演算ユニット(CPU)が高性能化するにつれ、パッケージング密度およびCPUコア数が増大し、単位プロセッサ・コア当たりの光データリンクのチャンネル数が増大している。このような背景から、プロセッサやメモリなどのデバイス間を高速かつ高密度に接続する技術の開発が要望されている。
上述のような高速かつ高密度にデバイス間を接続する技術の有望な候補として、プリント配線基板(PCB)表面に光導波路を形成し、この光導波路を介して基板上のチップ間のデータリンクを実現する技術が注目されている。しかしながら、この技術においては、基板に形成された光導波路と基板上のチップとの間のインタフェース接続を、如何に効率的に実現するかということがひとつの課題となる。
図14は、従来技術における光導波路と外部との光接続構造の断面図を示す。図14に示す光接続構造500は、電気配線が形成された電気配線基板502と、電気配線基板502表面に形成された光配線層506とを含む。光配線層506は、光信号を伝送するコア508と、このコア508を取り囲むように形成されたクラッド層504a,504bとを含む。光配線層506には、そのコア508の経路の途中に、コア508の光軸および電気配線基板502上面に対し垂直な端面512と、45°傾斜角を有する反射面510とが切り出されている。反射面510および端面512は、レーザ加工法により形成され、反射面510には、さらに金やアルミニウムなどがマスク蒸着される。
図14に示す光接続構造500では、コア508内を伝搬する光線は、破線で図示する方向にコア508内を進行し、端面512から射出し、反射面510に入射角45度で入射し、直角に反射されて基板外部に射出される。外部に射出された光線は、基板上の受信機などに入射される。また、基板上の送信機などが備えられる場合には、送信機から射出された光線は、反射面510に入射角45度で入射し、直角に反射され、端面512からコア内に入射し、コア508内を逆に伝搬する。このように、図14に示す光接続構造500では、基板上に配置される受信機または送信機などの光デバイスと基板の光導波路とが、インタフェース接続される。
その他、光通信のインタフェース接続のための反射面を形成する手法としては、特開2001−195771号公報(特許文献1)は、異方性エッチング法を用いて、シリコン基板上にマイクロミラーを形成し、あるいはシリコン基板の異方性エッチングにより形成されたマイクロミラー面に接するように光導波路を形成して、光導波路端面にマイクロミラー面の形状を転写することでハーフミラーを形成する技術を開示している。さらに、特開2006−259590号公報(特許文献2)は、45°角度付きシリコン用のダイシングソーを用いて、光軸に対し45°の角度で切断し、サブマウントに45°ミラー面を形成する技術を開示している。
特開2001−195771号公報 特開2006−259590号公報
図14に示す光接続構造において、反射面510および端面512は、概ね50μm〜数mmのサイズにより加工されるが、反射面510は、これまで、レーザ加工法により形成されていた。しかしながら、レーザ加工法は、斜面では加工性が劣化し、特に微細な領域では、その加工性の劣化が著しくなってしまう。このため、平坦度の高い反射面を得ることが難しく、反射損失が高くなってしまうという点で充分なものではなかった。
また、特許文献1および特許文献2に開示される技術は、シリコン基板に反射面を形成するというものである。したがって、特許文献1および特許文献2の技術は、図14に示すような、光配線層506内に形成できるものではなく、シリコン基板に形成した反射面を光配線層506内に配置できるというものでもない。加えて、上記特許文献2の技術では、反射面自体がダイシングソーにより切削されて形成されるため、平坦度の高い反射面を得ることが難しく、反射損失が高くなってしまうという点で充分なものではなかった。
すなわち、光伝送基板に形成される光導波路と光伝送基板上の光デバイスとの間を、低い反射損失で、効率的にインタフェース接続する技術の開発が、依然として望まれていた。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、本発明は、基板上に配置される光デバイスと基板に形成される光導波路とを、低い反射損失で効率的にインタフェース接続することが可能な光接続構造を与えるための光接続要素の製造方法、該光接続構造を備える光伝送基板、光接続構造を与える光接続部品、接続方法および光伝送システムを提供することを目的とする。
本発明者等は、光伝送基板に形成される光導波路と外部とをインタフェース接続させる手法について鋭意検討を行い、光導波路に略直交して基板表面にトレンチ(溝)を設けて、このトレンチ内に、高い精度で加工された小型の光反射部材を配置することができれば、上記従来技術の問題点を解決することができるという着想を得た。そして、本発明者等は、上述した着想のもと鋭意検討した結果、ダイシングブレードにより無機固体材料で形成されるウエハの裏面を切削し、分離し、ウエハの表面にあたる鏡面を有する3次元多面体の部材を得て、これを上記光反射部材として用いることにより、低い反射損失で効率的にインタフェース接続が可能な光接続構造を実現できることを見出し、本発明に至ったのである。
すなわち、本発明によれば、光伝送基板が備える光導波路に略直交して光伝送基板の基板主面に開口するトレンチ内に挿入されて光伝送基板に対し外部との光接続構造を与える光接続要素を製造する方法が提供される。本発明による製造方法では、まず、ダイシング・テープ上に無機固体材料で形成されるウエハを準備し、先端角を有するダイシングブレードにより、ウエハの裏面を略山形形状に切削する。そして、ダイシング・テープをウエハから剥離し、また略山形形状の谷で分離する。これによって、上記光接続要素として、ウエハの表面にあたる鏡面を有する3次元多面体の光反射部材を得る。
上記構成によれば、機械化学研磨加工等により鏡面研磨され高い平坦度を有し、ダイシングブレードなどによる機械的な加工が加えられないウエハ表面を、光反射部材の鏡面として提供することができる。このため、良好な反射効率を実現することが可能となる。また、ウエハ表面には、予め金属層やコート層を形成しておくことができるため、反射効率を簡便に向上させることが可能となる。さらに、得られる光反射部材は、ダイシングブレードによって高い精度で加工されているため、鏡面を光導波路の光軸に対して所定の角度で傾斜するよう調整する際にも有利である。
さらに本発明では、上記3次元多面体の光反射部材を含んで、基板主面に対し略垂直な内壁面を有したトレンチに嵌合する形状の光接続部品に成形することができる。さらに本発明では、予め、ウエハ表面をエッチングして、光導波路のチャネルに対応する位置に凹曲面部を形成することができる。上記構成により、ウエハ裏面の切削パターンに高い精度で整合する凹曲面部のパターンをウエハ表面に形成することが可能となる。このため、本発明による製造方法は、光導波路のコアに対応した凹曲面の鏡面を形成する観点からも有利であると言える。本発明では、また、上記光接続部は、光導波路のチャネルに対応して、この光導波路のコア材料の光屈折率以上の光屈折率を有する材料から形成された垂直光導波路構造を有することができる。また、上記垂直光導波路構造は、光接続部の光反射部材に接触してコア材料より大きな光屈折率を有する部分を備えることができる。この場合、反射部位近傍でも光の閉じ込め効果が得られるため、インタフェース接続における損失を好適に低減することができる。
また本発明では、光伝送基板の基板主面に開口されるトレンチ底面の短辺の長さ以下のピッチ間隔でウエハを略山形形状に切削することができる。さらに、光導波路の光軸に対し略垂直となる光接続部品の外壁面に対し、光反射部材の鏡面が略45°傾斜するように構成することができる。また、上記ダイシングブレードの先端角を略90°とすることができる。
また本発明によれば、光信号を伝送する光伝送基板が提供される。本発明による光伝送基板では、光導波路に略直交して基板主面に開口するトレンチ内に、光導波路の光軸に対し斜交する鏡面を有し無機固体材料で形成される3次元多面体の光反射部材を含む光接続部が、上記光導波路の端面に近接して設けられる。そして、この光接続部は、光伝送基板に対し外部との光接続構造を与える。
本発明の上記構成では、光伝送基板から独立して高い精度で加工される3次元多面体の部材が有する鏡面によって反射面が与えられる。したがって、光接続構造は、光伝送基板の光導波路と外部とを、低い反射損失で効率的にインタフェース接続することを可能とする。
本発明では、さらに、ウエハの表面を上記鏡面としてウエハから切り出されたものを、上記3次元多面体の光反射部材として用いることができる。ウエハ材料の表面は、機械化学研磨加工などにより鏡面研磨することができるため、その平坦度を極めて高くすることができる。上記構成により、高い平坦度を有するウエハ表面を鏡面として利用することが可能となり、ひいては良好な反射効率を実現することが可能となる。さらに、ウエハ表面には、予め金属層やコート層を形成しておくことができるため、高い反射効率を向上させる際にも有利である。
また本発明では、光導波路に略直交して基板主面に開口するトレンチは、基板主面に対し略垂直な内壁面を有し、光接続部は、トレンチに嵌合する形状に成形された光接続部品が上記トレンチ内に挿入されることにより形成されるよう構成することができる。上記構成により、光反射部材が光伝送基板に開口するトレンチに嵌合する形状にモジュール化されているため、光接続構造を形成する際の光導波路の光軸と鏡面とのアライメントが容易なものとなる。
さらに、本発明では、上記光反射部材の鏡面は、上記3次元多面体の面として提供され、光導波路のチャネルに対応して凹曲面部を有するよう構成することができる。上記構成により、鏡面に形成された凹曲面部が凹面鏡として働き、鏡面で反射する光線の広がりを好適に低減することができる。
また本発明では、上記3次元多面体は、三角柱として構成することができる。そして、光導波路の端面から射出される光線は、基板主面に対し略垂直方向へ向けて反射され、反対に基板主面に対し略垂直方向から入射した光は、光導波路の端面へ向けて反射される。また本発明では、上記光反射部材は、鏡面を除く複数の面がトレンチの内壁面に面接触し、鏡面は、面接触する複数の面を除く側面とすることができる。
また、本発明によれば、無機固体材料で形成される3次元多面体の光反射部材を含み、上記光接続構造を与える光接続部品が提供される。上記光接続部品は、さらに、光導波路の光軸に対し光反射部材の鏡面のレベルを位置決めする位置固定部材をさらに備えることができる。
さらに、本発明によれば、光信号を伝送する光伝送基板が備える光導波路を、外部にインタフェース接続させる方法が提供される。本発明による接続方法では、まず光導波路に略直交して光伝送基板の基板主面にトレンチを開口する。そして、上記トレンチ内に、光導波路の端面に近接させて、光導波路の光軸に対し斜交する鏡面を有し、無機固体材料で形成される3次元多面体の光反射部材を含む光接続部を設ける。上記構成により、光伝送基板に形成される光導波路と外部とを簡便にインタフェース接続させることが可能となる。
さらに本発明によれば、上記光伝送基板と、光伝送基板上に配置される光デバイスとを含む光伝送システムが提供される。本発明による光伝送システムでは、基板上の光デバイスと光導波路とが、上記無機固体材料で形成される3次元多面体の光反射部材の鏡面を介して結合される。上記構成により、光データ伝送の際に生じ得る損失を良好に低減させて、光伝送基板上の光デバイス間の光データリンクを実現することができる。さらに、鏡面が光導波路のコアに対応して凹曲面部を有する場合には、信号を伝達する光線の広がりが好適に低減することができ、ひいては、コア間のクロストークや信号強度の低下を好適に低減することができる。
本発明の第1の実施形態による光プリント配線基板の構造を示す図。 本発明の第1の実施形態による、光接続部品が嵌め込まれる前の光プリント配線基板を示す断面図。 本発明の実施形態による光接続部品の光反射部材の製造方法を、各工程における断面構造とともに示す図。 (A)シリコンウエハの裏面の模式図、および(B)シリコンウエハから切り出された光反射部材の斜視図。 曲面部を有する鏡面の形成方法の一例を、各工程における断面構造とともに示す図。 液体エッチング剤を用いる場合の実施形態における曲面部を有する鏡面Mの形成方法を示す図。 本発明の第1の実施形態の光プリント配線基板を用いて構成された光伝送システムを示す図。 本発明の他の実施形態による光プリント配線基板の構造を示す図。 本発明のさらに他の実施形態による光プリント配線基板の構造を示す図。 (A)ダイシング済みのシリコンウエハの外観を示す写真、(B)切削部分のウエハ表面とウエハ表面の高さ測定による断面プロファイルとを示す図および(C)取り出したひとつの棒状のシリコン・ミラーを示す図。 (A)シリコン・ミラーの光学顕微鏡像および(B)シリコン・ミラーの端部を写した電子顕微鏡像。 静電力ピンセット装置の支持板の端部に静電吸着されたシリコン・ミラーの様子を示す(A)模式図および(B)写真。 (A)作製した光接続構造の断面を示す写真および(B)基板上面から略垂直に基板を撮像した写真。 従来技術における光導波路と外部との光接続構造を示す断面図。
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照しながら説明するが、本発明は、添付の図面に示す実施形態に限定されるものではない。なお、添付の図面は、必ずしも縮尺比に従って縮小または拡大されたものではないことに留意されたい。
以下、電気配線基板上に光配線層が形成された光プリント配線基板を光伝送基板の一例として、本発明の実施形態ついて説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態による光プリント配線基板100の構造を示す。図1(A)は、光プリント配線基板100の上面図であり、図1(B)は、図1(A)に示す切断面Xでの光プリント配線基板100の断面図である。図1に示す光プリント配線基板100は、電気配線が形成された電気配線基板102と、電気配線基板102上にその全面または一部を覆うように形成された光配線層106とを含む。電気配線基板102は、光プリント配線基板100上に搭載される電子装置に対し、電気信号および電力を伝達する、いわゆる多層プリント配線基板で(PCB)ある。
光配線層106は、光導波路のチャネルを構成するコア108と、このコア108を囲繞するクラッド層104a,104bとを含む。図1(A)に示すように、光配線層106は、複数のコア108を含んで構成することができ、複数のコア108を含む場合には、クラッド層104は、複数のコアそれぞれを囲繞する単一のクラッド層として構成することができる。
コア108およびクラッド層104を含む光配線層106は、例えばフォトリソグラフィにより、ポリイミド系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエーテル系樹脂、エポキシ系樹脂などの感光性の有機高分子材料を用いて形成され、所望の回路形状の光配線が画定される。なお、コア108およびクラッド層104は、異なる屈折率を有する材料により形成される。
ここで、光配線層106において、図1(A)に破線で示す一群のコア108を含んで画定される部分を並列光導波路106aとして参照する。並列光導波路106aは、幅Lを有する。光配線層106には、その並列光導波路106aの経路の途中に、並列光導波路106aに略直交して、かつ電気配線基板102上面に対して垂直にトレンチ(溝)が開口されている。本実施形態の光プリント配線基板100では、このトレンチ内に光接続部品110が嵌合されている。そして、光接続部品110は、並列光導波路106aの各コア108の光軸に対し略45度の傾斜角を有して斜交する鏡面Mを含む。これにより、並列光導波路106aを外部にインタフェース接続させるための光接続構造が与えられる。
図1に示す光プリント配線基板100では、光プリント配線基板100上に受信機などが配置される場合、各コア108を伝搬する光は、破線で示す光路Bを辿る。すなわち、各コア108を伝搬する光は、鏡面Mに入射角45度で入射し、並列光導波路106aの光軸に対して直角に反射し、基板上面から垂直に外部へ向けて射出する。外部に射出された光線は、光プリント配線基板100上に配置される受信機などに入射し、光電変換素子により電気信号に変換される。
一方、光プリント配線基板100上に送信機などが配置される場合、送信機から基板に対し垂直に入射した光線は、鏡面Mに入射角45度で入射し、直角に反射され、コア108内に入射し、コア108内を逆方向に伝搬する。このように、光プリント配線基板100では、光接続部品110がトレンチ内に挿入されることにより与えられる光接続構造によって、基板上に配置される受信機または送信機などの光デバイスと、基板の並列光導波路106aとがインタフェース接続される。
図2は、光接続部品110が嵌め込まれる前の光プリント配線基板100の断面図を示す。なお、図2に示す断面図も、図1(B)と同様に、図1(A)に示す切断面Xに対応する。図2に示すように、光プリント配線基板100は、基板表面に開口するトレンチ120が形成されている。トレンチ120は、並列光導波路106aに直交し、コア108の光軸および基板上面に対し垂直なファセット端面Fを内壁面として含む。トレンチ120の他の内壁面も同様に、光接続構造を良好に形成する観点からは、基板主面に対し垂直に形成されていることが好ましい。
トレンチ120のサイズは、並列光導波路106aが含むコアの配列に対応して、特に限定されるものではないが、断面横方向の長さを概ね35μm〜1mmとし、幅(並列光導波路106aの幅Lに対応する。)を概ね数mm〜数cmとすることができる。トレンチ120の深さは、光配線層106の厚みや、並列光導波路106aのコアの深さに応じた深さとすることができる。図1および図2に示す実施形態では、トレンチ120は、その底面が電気配線基板102の表面と一致するよう構成されている。しかしながら、後述する鏡面Mを提供する光反射部材114のサイズによっては、トレンチ120は、例えば光配線層106の途中までの深さにて形成されていてもよい。このトレンチ120は、例えばレーザ加工法により、光プリント配線基板100の表面に形成される。
トレンチ120内に挿入される光接続部品110は、鏡面Mを提供する光反射部材114と、接続部材116と、支持板112とを含む。接続部材116は、コア108と、鏡面Mと、支持板112とを接続し、光を伝搬させる媒体を提供する。接続部材116は、光反射部材114を固着し、また上記ファセット端面Fに対向させる外壁面Cを有し、光接続部品110をトレンチ120に嵌合させる形状としている。支持板112は、接続部材116とともに光を伝搬させる媒体を提供し、加えて、光接続部品110が、鏡面Mがコア108のレベルに適合する所定深さまで差し込まれて停止するよう位置決めする、位置決め部材として機能する。接続部材116および支持板112は、上述したような光透過性のある有機高分子材料を用いて形成される。また、光接続部品110が嵌め込まれる際には、トレンチ120と光接続部品110との隙間に、透明な樹脂接着剤が注入され、光接続部品110がトレンチ120内に固定される。
光反射部材114は、3次元多面体の形状を有し、その一面により鏡面Mが与えられる。光反射部材114は、好ましい実施形態では、図2に示すような、概ね直角二等辺三角柱の形状とすることができる。この場合、直角二等辺三角形状の断面の底辺を含む三角柱の側面が鏡面Mが与えられる。しかしながら、3次元多面体は、直角二等辺三角柱に限定されるものではなく、台形、不等辺三角形の断面を有し、トレンチ内に配置されて鏡面Mが90°反射するよう構成される如何なる3次元多面体の形状を用いることができる。以下、光反射部材114が直角二等辺三角柱の形状を有するものとして説明する。
光接続部品110において、鏡面Mは、外壁面Cに対して略45度の角度を有するように接続部材116に固着され、トレンチ120内に挿入された時に、並列光導波路106aのコア108の光軸に対し略45度の傾斜角を有して斜交するよう調整されている。光反射部材114の三角柱の長さは、好適には、並列光導波路106aを横断する長さにわたって形成されるトレンチ幅に一致し、断面の二辺は、好適には、トレンチ底面の短辺の長さに一致する。
光反射部材114の鏡面Mは、一面にわたって平面形状とすることができ、あるいは、並列光導波路106aの各コア108に対応して、球面または非球面の凹曲面部を有する形状とすることができる。光反射部材114の鏡面Mが凹曲面部を有する場合には、鏡面Mで反射される反射光が集光され、光信号を伝送する光線の広がりが好適に低減される。また、光反射部材114の鏡面Mには、反射率を向上させるために、予め、金やクロムなどの金属層や、誘電体材料などのコート層を形成しておくこともできる。
本発明の実施形態による光反射部材114は、単結晶のシリコンウエハを用いて形成することができる。しかしながら、光反射部材114を形成するために用いる材料は、上述したシリコンウエハに限定されるものではなく、他のシリコン系ウエハ、GaAsウエハやその他の化合物半導体ウエハ、酸化物単結晶ウエハ、金属板など、高い加工性を有する各種ウエハ形状の結晶性または非晶質の無機固体材料を用いて形成することもできる。
以下、図3および図4を参照して、本発明の実施形態による光接続部品の製造方法を説明する。図3(A)〜(D)は、本発明の実施形態による光接続部品の光反射部材の製造方法を、各工程における断面構造とともに示す図である。なお、ここでは、シリコンウエハを用いて光反射部材114を形成する場合を例として説明する。
図3(A)を参照すると、本製造方法では、まずシリコンウエハ130をダイシング・テープ140を介してリングフレーム(図示せず。)にマウントする。また、ここでは、光接続部品110において鏡面Mとして用いるシリコンウエハ130の表面を保護するように、ダイシング・テープ140にマウントされる。準備されるシリコンウエハ130は、予め裏面研磨などにより、所望の厚みに薄層化されたものであり、概ね30μm〜1mmの厚みの薄層のウエハ形状を有している。
なお、光反射部材114の鏡面Mに凹曲面部を形成しようとする場合には、準備されるシリコンウエハ130の表面には、予め凹曲面部が形成されている。また、光反射部材114の鏡面Mに金属層やコーティング層を形成しようとする場合には、準備されるシリコンウエハ130の表面には、予め金属層がメッキまたは蒸着され、誘電体材料などのコート層がコーティングされている。
図3(B)を参照すると、本製造方法では、続いて、略90度の先端角を有するダイシングブレード142を用いて、シリコンウエハ130の裏面を所定のピッチ間隔Pで山形形状に切削する。このピッチ間隔Pは、光反射部材114の断面の直角二等辺三角形状の対辺の長さに対応し、光接続部品を取り付ける並列光導波路の形状に応じて、例えば50μm〜1.4mmの長さに設定される。また、図3(B)に示すステップに前後して、ブレードダイシング法またはステルスダイシング法により、山形形状の切削方向に垂直な方向についても、並列光導波路の幅Lに対応して、適切な間隔で切断される。
図4(A)は、ダイシングされたシリコンウエハ130の裏面を模式的に示す。図4に示すように、シリコンウエハ130は、所定ピッチ間隔Pで山形形状に切削され、一方、山形形状の切削方向に垂直な方向Dで、並列光導波路の幅Lに対応する所定ピッチ間隔Lで切断される。
図3(C)を参照すると、本製造方法では、続いて、ダイシング・テープ140の裏面から紫外光を照射し、テープ接着性を低下させて、ダイシング・テープ140をシリコンウエハ130の表面から剥離する。
図3(D)を参照すると、本製造方法では、続いて、シリコンウエハ130から切削された山形形状をそれぞれ分離し、直角二等辺三角柱の形状を有する複数の光反射部材114を得る。この時、山形形状の谷にカミソリ刃を押し当てて、光反射部材114を分離することができる。その他、エキスパンド・タイプのダイシング・テープ140を用いる場合には、ダイシング後に、ダイシング・テープ140をエキスパンドして、ウエハ面方向に力を作用させて分割してもよい。
図4(B)は、シリコンウエハから切り出された光反射部材114の斜視図を示す。図4(B)に示すように、得られる光反射部材114は、概ね直角二等辺三角柱の形状を有し、三角柱の底面(断面)の頂点Tの対辺Oを短辺として構成される長さLおよび幅Pの鏡面Mを有する。シリコンウエハ130の表面は、通常、機械化学研磨(CMP)加工により鏡面研磨されているため、その平坦度を極めて高くすることができる。本発明の実施形態による製造方法では、ダイシングブレードなどによる機械的な加工が加えられないウエハ表面が鏡面Mとして提供されるため、良好な反射効率を実現することが可能となる。さらに、ウエハ表面には、予め金属層やコート層を形成することができるため、さらに高い反射効率を実現することが可能となる。
また、得られる光反射部材114は、ダイシングの際に設定したピッチ間隔Pおよびピッチ間隔Lで規定されるサイズの概ね直角二等辺三角柱の形状に高い精度で加工されるため、鏡面Mを光導波路の光軸に対して所定の角度で傾斜するよう調整する際にも有利である。
図4(B)に示すような光反射部材114が得られた後は、光反射部材114を、例えば静電力ピンセットなどを用いて、鏡面Mが向く方向を調整して適切な金型内に配置し、上述した有機高分子材料を金型内に注入し、光反射部材114を埋め込んで成形し、図1および図2に示した形状に加工することができる。そして、図2に示すように、光プリント配線基板100に形成されたトレンチに嵌合する形状を有する光接続部品110として、モジュール化する構成により、光接続時における光導波路の光軸と鏡面とのアライメントが容易なものとなる。
以下、図5を参照して、曲面部を有する鏡面の形成方法について説明する。図5(A)〜(D)は、曲面部を有する鏡面Mの形成方法の一例を、各工程における断面構造とともに示す図である。なお、図5には、後段の図3(B)で示す工程で行われる切削面が破線にて示されている。図5に示す形成方法は、図3(A)でダイシング・テープ140にマウントされる前に実施される。そして、図5に示す各工程は、図3(B)で示す工程で切削される略山形形状のパターンに対応してアライメントされて施される。
図5(A)を参照すると、本形成方法では、まず、シリコンウエハ230の表面上にポジ型のレジスト膜240を塗布し、その上からグレイスケール・マスク250を配置する。グレイスケール・マスク250は、ガラス基板254と、ガラス基板254上にパターニングされた薄膜252とを含む。薄膜252は、光反射部材114がトレンチ内に配置された時に、光導波路の各コアの光軸と交わる鏡面の位置に凹曲面が形成されるようにパターニングされている。
図5(B)を参照すると、本形成方法では、グレイスケール・マスク250を介してポジ型のレジスト膜240を露光し、現像する。グレイスケール・マスク250の薄膜252のパターンにより露光強度が制御され、ポジ型のレジスト膜240が凹曲面部に対応する形状に露光される。そして、この露光されたレジスト膜240を現像すると、感光した部分が除去されて、凹曲面の形状がレジスト膜240に形成され、図5(B)に示す状態となる。
図5(C)を参照すると、本形成方法では、続いて、シリコンウエハ230を、現像済みのレジスト膜240とともに、プラズマエッチングガスを用いて、等方的にドライエッチングする。このドライエッチングにより、レジスト膜240に形成された凹曲面形状が、シリコンウエハ230に転写され、シリコンウエハ230の表面上に凹曲面部230aが形成される。
図5(D)を参照すると、本形成方法では、続いて、残余のレジスト膜240を除去し、シリコンウエハ230の凹曲面部が形成された表面に、クロムおよび金の金属層を蒸着し、コーティング層をスピンコートなどによりコーティングし、反射向上層232を形成する。図5に示した形成方法が施された後は、図3(A)で凹曲面のパターンに対応してアライメントされて、シリコンウエハ230がダイシング・テープ140上にマウントされ、図3(B)〜(D)に示す各プロセスが行われる。
なお、曲面部を有する鏡面の形成方法する方法は、図5に示す実施形態に限定されるものではない。他の実施形態では、例えば、ポジ型のレジスト膜240に代えて、ネガ型のレジスト膜を用いてもよい。さらに他の実施形態では、グレイスケール・マスク250に代えて、所望の凹曲面形状を有する金型をレジスト膜240に押圧することで、図5(B)に示すような凹曲面形状をレジスト膜240に形成することもできる。
さらに他の実施形態では、各凹曲面部の中心に対応するレジスト膜240の箇所を開口し、その開口から液体エッチング剤を用いて等方的にウエット・エッチングを施すことにより、所望の凹曲面形状をシリコンウエハ230の表面に形成することもできる。図6は、液体エッチング剤を用いる場合の実施形態における、曲面部を有する鏡面Mの形成方法を示す図である。図6(A)は、レジスト膜の上面図を示し、図6(B)は、断面図を示す。
図6(A)および(B)を参照すると、他の実施形態の形成方法では、リソグラフィーにより、レジスト膜240の凹曲面部に対応する箇所に開口部242が形成される。開口部242は、各鏡面反射部材となる領域の略中央に、所定のピッチ間隔Sで形成される。このピッチ間隔Sは、並列光導波路106aに含まれるコア間のピッチ間隔に対応する。図6(A)および(B)に示すエッチング・マスクを用いて、シリコンウエハ230の表面を等方的にウエット・エッチングすることによって、所望の凹曲面形状を表面に形成することができる。
以上説明した形成方法により鏡面Mに形成される凹曲面は、凹面鏡として働き、鏡面Mで反射する光線の広がりを好適に低減することができる。上述したように、本発明の実施形態による光接続部品の製造方法では、ウエハ表面を鏡面Mとして利用することができる。そして、凹曲面部などウエハ表面に形成される形状は、ウエハ裏面の切削パターンに対して高い精度で整合させて形成することができる。このため、本製造方法は、光導波路のコアに対応した凹曲面の鏡面を形成する観点からも有利であると言える。
以下、図7を参照して、本発明の第1の実施形態による光プリント配線基板を用いた光伝送システムについて説明する。図7は、本発明の第1の実施形態の光プリント配線基板を用いて構成された光伝送システムを示す。図7に示す光伝送システム150は、電気配線基板102と、光配線層106に画定される並列光導波路106aとを含む。電気配線基板102上には、光送信チップ・モジュール160と、光受信チップ・モジュール180とが搭載されている。並列光導波路106aには、その両端部となる箇所に形成された2つのトレンチ内に、それぞれ光接続部品110a,110bが嵌め込まれている。
光送信チップ・モジュール160は、はんだバンプ164を介して電気配線基板102上に搭載されるキャリア162と、はんだバンプ168を介して、キャリア162上に搭載されるLDD(Laser Diode Driver)アレイIC170とを含む。キャリア162は、レンズアレイおよびVCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting Laser)アレイを含む光学コンポーネント166を有する。VCSELアレイは、LDDアレイIC170により駆動されて、各チャンネルの光信号を光接続部品110aを介して、並列光導波路106a中のそれぞれのコア108に入射させる。
光受信チップ・モジュール180は、はんだバンプを介して電気配線基板102上に搭載されるキャリア182と、はんだバンプを介してさらにキャリア182上に搭載されるTIA(Transimpedance-Amplifier )アレイIC186とを含む。キャリア182は、レンズアレイおよびPD(Photo Diode)アレイを含む光学コンポーネント184を有する。各チャンネルの光信号が光接続部品110aを介してPDアレイの各チャンネルに入射されると、TIAアレイIC186は、PDアレイ184から入力される電流信号から電圧信号に変換する。
このように、図7に示す光伝送システム150では、光接続部品110a,110bにより、光送信チップ・モジュール160および光受信チップ・モジュール180などの基板上に搭載される光デバイスと、並列光導波路106aとがインタフェース接続され、これら光デバイス間の光データリンクが実現される。上述したように、本発明の実施形態による光接続部品110の鏡面Mは、高い平坦度を有し、光データ伝送の際に生じ得る損失を良好に低減させることを可能とする。さらに、鏡面Mが並列光導波路のコアに対応して凹曲面部を有する場合には、信号を伝達する光線の広がりが好適に低減することができ、ひいては、コア間のクロストークや信号強度の低下を好適に低減することができる。
以下、図8および図9を参照して、本発明の他の実施形態による光接続構造について説明する。図8は、本発明の他の実施形態による光プリント配線基板の構造を示す図である。なお、図8に示す各光プリント配線基板300,320,340は、図1に示したものと類似する構造を有するため、以下、相違点を中心に説明する。また、図8に示す各断面図は、図1に示す断面図と同様に、光導波路のコアを縦断する切断面での断面図である。
図8(A)は、本発明の第2の実施形態による光プリント配線基板300の断面図である。図8(A)に示す光プリント配線基板300は、電気配線基板302と、コア308およびクラッド層304から構成される光配線層306とを含む。
図8(A)に示す実施形態では、並列光導波路と外部とのインタフェース接続のための光接続構造は、第1の実施形態のようにモジュール化された光接続部品により与えられてはいない。図8(A)に示す実施形態では、代わりに、並列光導波路の経路の途中に開口するトレンチ内に、第1の実施形態のものと同様の光反射部材314が配置され、そのトレンチ内を透明な高分子樹脂材料316などで埋め固められて、光接続部310が構成される。光反射部材314の鏡面Mが並列光導波路のコア308の光軸に対し略45度の傾斜角を有して斜交するように、光反射部材314がトレンチ内に落とし込まれ、高分子樹脂材料316により固定される。
図8(A)に示す光プリント配線基板300でも同様に、各コア308内を端面に向けて伝送してきた光は、鏡面Mで並列光導波路の光軸に対して直角に反射し、垂直に基板上面から外部へ向けて射出する。反対に、基板に対し垂直に入射した光線は、鏡面Mで直角に反射され、コア308内に入射して逆方向に伝搬する。このように、図8(A)に示す光プリント配線基板300では、トレンチ内に高分子樹脂材料で固定される光反射部材314が与える光接続構造によって、基板上に配置される受信機または送信機などの外部の光デバイスと、基板の並列光導波路とがインタフェース接続される。図8(A)に示す構成は、光反射部材314を光接続部品としてモジュール化させる必要が無い場合に用いることができる。
図8(B)は、本発明の第3の実施形態による光プリント配線基板320の断面図である。図8(B)に示す光プリント配線基板320では、光配線層326は、複数の層にわたって配列するコア328a,328b、328cと、クラッド層324とから構成される。
光接続部品330は、複数層のコア328の配列に対応した大きさを有する鏡面Mを有する光反射部材334を備えている。これにより、図8(B)に示すようなマルチ・レイヤー型の光導波路においても、これらコア328を伝送する複数のチャネルの光信号は、鏡面で略直角に反射させられ、基板上に配置される光デバイスに入射される。あるいは、基板上に配置される光デバイスから入射された光信号は、鏡面で略直角に反射させられ、これらそれぞれのコア328に入射される。
図8(C)は、本発明の第4の実施形態による光プリント配線基板340の断面図である。図8(C)に示す光プリント配線基板340では、第1の光配線層346の上に、上部基板層350がさらに形成されている。トレンチは、光プリント配線基板340の基板表面から上部基板層350および第1の光配線層346を貫通して下部基板342に達するように垂直に形成され、光反射部材364を含む光接続部品360がトレンチ内に嵌め込まれている。
図8(C)に示す光接続部品360は、支持基板368と、支持基板368上に固着される光反射部材364および第2の光配線層374と、光反射部材364および第2の光配線層374を固着する接続部材366とを含む。第2の光配線層374は、基板内に形成される第1の光配線層346の並列光導波路の各コアに対応して、複数のコア372を含む。第2の光配線層374のクラッド層370は、これらのコア372を囲繞するように形成される。図8(C)に示す実施形態では、支持基板368の端部が、トレンチの底部に当接し、鏡面のレベルを位置決めする位置決め部材として働いている。
図8(C)に示す光接続部品360によって、基板内に形成される第2の光配線層374の光導波路と外部とのインタフェース接続が実現される。上部基板層350の厚みに対応して光路長が増大するが、上部基板層350の厚み分の区間は、第2の光配線層374により結合されている。このため、光路の距離の増加分に起因した光の拡散による結合効率の低下を好適に回避することができる。また、第2の光配線層374を基板内部に形成することが可能であるため、基板表面上に光配線層を形成する場合に比較して、製造プロセス時の光導波路の温度上昇が抑えられ、光プリント配線基板の耐熱性を向上させることができる。
図9は、本発明のさらに他の実施形態による光プリント配線基板の構造を示す図である。図9(A)は、本発明の第5の実施形態による光プリント配線基板380の断面図である。図9(A)に示す光プリント配線基板380は、電気配線基板382と、正方形の断面形状を有するコア388およびクラッド層384から構成される光配線層386とを含む。なお、図9(A)に示す光プリント配線基板380は、正方形の断面形状を有する光導波路のひとつのコアに対応して、基板表面に開口するトレンチが形成されている場合の実施形態である。
図9(A)に示す実施形態では、光導波路と外部とのインタフェース接続のための光接続構造は、第2の実施形態と同様に、トレンチ内に配置される光反射部材394を含む光接続部390により与えられる。トレンチは、コア388の下端のレベルの深さ、光導波路のコアの正方形断面形状の幅に等しい幅を有し、表面から見て正方形の形状に開口している。トレンチ内に配置される光反射部材394は、トレンチの幅に応じた長さ、およびコアに対応するサイズを有する。光反射部材394は、その鏡面が光導波路のコア388の光軸に対し略45度の傾斜角を有して斜交するように、トレンチ内に落とし込まれ、高分子樹脂材料396により固定される。本実施形態では、この場合に、トレンチの中に入れる高分子樹脂材料の光屈折率を導波路のコア388のものと等しいかそれ以上のものとすることにより、縦方向にも導波路構造(垂直光導波路構造)を形成することができる。
図9(B)は、本発明の第5の実施形態の変形例を示す。図9(B)に示す例では、光接続部390は、高分子樹脂材料396が、異なる屈折率を有する二つの部分396a、396bから構成されている。この例では、光反射部材394に接触する高分子樹脂材料の部分396aの屈折率が、基板に形成された導波路のコア388のものと同じか、あるいは望ましくは若干大きい屈折率であればよい。つまり、クラッド層384の屈折率n、コア388の屈折率n、高分子樹脂材料の部分396aおよび部分396bの屈折率をそれぞれnおよびnとして表される、屈折率の条件 n≦n≦n /n,n≦n≦n /n が満たされることが望ましい。
特に、光反射部材394に接触する、断面が直角二等辺三角形となる部分396aの光屈折率nをコアの屈折率nより大きくすることにより、反射部位近傍でも光の閉じ込め効果が得られるため、光接続部390における損失を好適に低減することができる。なお、上述までは、図9(A)を参照して、光反射部材394をトレンチ内に落とし込んで、高分子樹脂材料396で固定することにより、光接続部390を形成する場合について説明した。しかしながら、垂直光導波路構造を有する第5の実施形態についても、第1の実施形態と同様に、トレンチに嵌合する形状にモジュール化しておくこともできる。またこの場合に、並列光導波路において、各コアに対応して垂直光導波路構造を形成することもできる。
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、基板上に配置される光デバイスと基板に形成される光導波路とを、低い反射損失で効率的にインタフェース接続することが可能な光接続構造を与えるための光接続要素の製造方法、該光接続構造を備える光伝送基板、光接続構造を与える光接続部品、接続方法および光伝送システムが提供される。
上述した本発明の実施形態による光プリント配線基板では、CMP加工により鏡面研磨されているウエハ材料の表面を、ダイシングブレードなどによる機械的な加工を加えることなく、外部とのインタフェース接続を与える鏡面Mとして利用することができる。このため、従来のレーザ加工法により反射面の斜面を形成する手法に比較して、平坦度が高くかつ高い反射率を有する鏡面が容易に得られ、ひいては高い光結合効率が実現される。さらに、鏡面Mには、予め金属層やコート層を容易に形成することができるため、容易に反射率を向上させることもできる。
これまで本発明を、特定の実施形態をもって説明してきたが、本発明は、上述までの実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
以下、本発明の実施形態による光接続構造について、実施例を用いて、より具体的に説明する。しかしながら、本発明は特定の実施例に限定されるものではない。
(光反射部材の製造)
厚み約70μm、4インチの直径を有するシリコンウエハ(エナテック社製)の表面に1500ÅのAu/Crの金属膜を蒸着した。
準備したシリコンウエハを、紫外光剥離型のダイシング・テープ上に表面を向けて貼り付け、リングフレームにマウントした。続いて、図3(B)に示すような90度の先端角を有するダイヤモンド・ブレード(ディスコ社製)を用いて、図4(A)に概略を示したパターンで、100μmのピッチ間隔Pで裏面から山形形状に切削し、さらにダイシングブレードを用いて5mmのピッチ間隔Lで山形形状に垂直な方向に切断した。続いて、ダイシング・テープの裏面から紫外光を照射し、シリコンウエハの表面からダイシング・テープを剥離した。
図10(A)は、ダイシング済みのシリコンウエハの外観を示す写真である。図10(A)には、シリコンウエハの略中央に、切削された部分が示されている。図10(B)は、形状測定顕微鏡(キーエンス社製:型番VK−8550)により観察した、ウエハ裏面(切削された面)における切削部分の外観と、ウエハ裏面の高さ測定による断面プロファイル(図中Hで参照する。)を示す図である。図10(B)に示すように、良好な山形形状を示す断面プロファイルが得られた。図10(C)は、図10(B)の測定のあと貼り付けた状態で、断面が矩形のブレードを用いて最初のダイシングに対し直角方向に切削して必要な長さで切り出して得られた、単一の棒状のシリコン・ミラーを示す。
続いて、ウエハ裏面に形成された山形形状の谷のそれぞれに整合させて、剃刀を押し当てて、山形形状から複数の略直角二等辺三角柱形状のシリコン・ミラーに分離した。図11(A)は、得られたシリコン・ミラー400の光学顕微鏡像を示す。図11(B)は、得られたシリコン・ミラー400の端部を撮像した電子顕微鏡像を示す。図11(B)に示すように、シリコン・ミラー400が、良好な切削面を有し、概ね直角二等辺三角柱の形状を有することが確認された。
(光接続構造の形成)
図12(A)に示す静電力ピンセット装置を用いて、得られたシリコン・ミラーを顕微鏡下でハンドリングして、ダミーとして準備したシリコン基板上の100μm厚の樹脂層に形成したトレンチ内にシリコン・ミラーを落とし込んだ。図12(A)は、シリコン・ミラーのハンドリングに用いた静電力ピンセット装置の概略を示す図である。図12(A)に示すように、絶縁体(ポリイミド)で被膜された2つの金属板電極を保持板410a,410bとして、保持板410a,410bの電極間に高電圧を印加し、保持板410a,410bの先端部において、静電吸引力により接触的にシリコン・ミラー400を保持した。図12(B)は、静電力ピンセットの先端に静電吸着されたシリコン・ミラーを示す写真である。
続いて、トレンチ内に透明な紫外線硬化樹脂(協立化学社製)を注入して、光照射により硬化させて、トレンチ内に落とし込んだシリコン・ミラー400をトレンチ内に固定した。図13(A)は、トレンチ内にシリコン・ミラーが透明な樹脂420で固定されて形成された光接続構造の断面写真である。図13(A)には、トレンチ内に樹脂で固められたシリコン・ミラーが示されている。また、図13(B)は、基板側面から光を照射しながら、基板上面から略垂直に基板を撮像した写真を示す。図13(B)に示すように、基板側面から照射された光がシリコン・ミラーで反射された光が観察された。
(実施例のまとめ)
以上説明したように、本実施例によれば、金属層が形成されたウエハ表面を鏡面として、ウエハから切り出されたシリコン・ミラーを光反射部材として用い、光が伝播する層に設けられたトレンチ内に配置することにより、外部とインタフェース接続する光接続構造が構成可能であることが示された。
100…光プリント配線基板、102…電気配線基板、104…クラッド層、106…光配線層、106a…並列光導波路、108…コア、110…光接続部品、112…支持板、114…光反射部材、116…接続部材、120…トレンチ、130…シリコンウエハ、140…ダイシング・テープ、142…ダイシングブレード、150…光伝送システム、160…光送信チップ・モジュール、162…キャリア、164…はんだバンプ、166…光学コンポーネント、168…はんだバンプ、170…LDDアレイIC、180…光受信チップ・モジュール、182…キャリア、184…光学コンポーネント、186…TIAアレイIC、230…シリコンウエハ、232…反射向上膜、240…レジスト膜、242…開口部、250…グレイスケール・マスク、252…薄膜、254…ガラス基板、300,320,340、380…光プリント配線基板、302,322、382…電気配線基板、304,324,344,370、384…クラッド層、306,326,346,374、386…光配線層、308,328,348,372、388…コア、310、390…光接続部、314,334,364、394…光反射部材、316…樹脂材料、330,360…光接続部品、332,368…支持板、336,366…接続部材、342…下部基板、350…上部基板層、396…高分子樹脂材料、400…シリコン・ミラー、410…保持板、420…樹脂材料、500…光接続構造、502…電気配線基板、504…クラッド層、506…光配線層、508…コア、510…反射面、512…端面、F…ファセット端面、M…鏡面

Claims (20)

  1. 光接続要素を製造する方法であって、前記方法は、
    ダイシング・テープ上に、無機固体材料で形成されるウエハを準備するステップと、
    先端角を有するダイシングブレードにより、前記ウエハの裏面を略山形形状に切削するステップと、
    前記ダイシング・テープを前記ウエハから剥離し、前記略山形形状の谷で分離して、前記光接続要素として、前記ウエハの表面にあたる鏡面を有する3次元多面体の光反射部材を得るステップと
    を含み、前記光接続要素は、光伝送基板が備える光導波路に略直交して前記光伝送基板の基板主面に開口するトレンチ内に挿入されて、前記光伝送基板に対し外部との光接続構造を与える、製造方法。
  2. 前記光接続要素として、得られた前記3次元多面体の光反射部材を含み前記基板主面に対し略垂直な内壁面を有した前記トレンチに嵌合する形状の光接続部品に成形するステップをさらに含む、請求項1に記載の製造方法。
  3. 前記ウエハを準備するステップの前に、前記ウエハの表面をエッチングして、前記光導波路のチャネルに対応する位置に凹曲面部を形成するステップをさらに含む、請求項2に記載の製造方法。
  4. 前記切削するステップでは、前記光伝送基板の基板主面に開口されるトレンチ底面の短辺の長さ以下のピッチ間隔で前記ウエハを略山形形状に切削する、請求項3に記載の製造方法。
  5. 前記成形するステップは、前記光導波路の光軸に対し略垂直となる前記光接続部品の外壁面に対し前記鏡面が略45°傾斜するように構成するステップを含む、請求項4に記載の製造方法。
  6. 光信号を伝送する光伝送基板であって、前記光伝送基板は、
    光導波路と、前記光導波路に略直交して基板主面に開口するトレンチ内に設けられ、前記光導波路の端面が近接する光接続部とを含み、前記光接続部は、
    前記光導波路の光軸に対し斜交する鏡面を有し、無機固体材料で形成される3次元多面体の光反射部材を含み、前記光伝送基板に対し外部との光接続構造を与える、光伝送基板。
  7. 前記光反射部材は、ウエハの表面を前記鏡面として前記ウエハから切り出されたものである、請求項6に記載の光伝送基板。
  8. 前記トレンチは、前記基板主面に対し略垂直な内壁面を有し、前記光接続部は、前記トレンチに嵌合する形状に成形された光接続部品が前記トレンチに挿入されることにより形成される、請求項7に記載の光伝送基板。
  9. 前記鏡面は、前記3次元多面体の面として提供され、前記光導波路のチャネルに対応して凹曲面部を有する、請求項8に記載の光伝送基板。
  10. 前記光接続部は、前記光導波路のチャネルに対応して、前記光導波路のコア材料の光屈折率以上の光屈折率を有する材料から形成された垂直光導波路構造を有する、請求項9に記載の光伝送基板。
  11. 前記3次元多面体は、三角柱であり、前記鏡面は、前記光導波路の端面から射出される光線を前記基板主面に対し交差する方向、または前記基板主面を横断して入射した光線を前記光導波路の端面へ向けて反射する、請求項6に記載の光伝送基板。
  12. 前記光反射部材は、前記鏡面を除く複数の面が前記トレンチの内壁面に面接触し、前記鏡面は、前記面接触する複数の面を除く側面である、請求項6に記載の光伝送基板。
  13. 光伝送基板が備える光導波路に略直交して前記光伝送基板の基板主面に開口するトレンチ内に挿入される光接続部品であって、前記光接続部品は、
    前記光接続部品に端面を近接させる前記光導波路の光軸に対し斜交するよう構成された鏡面を有し、無機固体材料で形成される3次元多面体の光反射部材を含み、前記光伝送基板に対し外部との光接続構造を与える、光接続部品。
  14. 前記光反射部材は、ウエハの表面を前記鏡面として前記ウエハから切り出されたものである、請求項13に記載の光接続部品。
  15. 前記光接続部品は、前記基板主面に対し略垂直な内壁面を含む前記トレンチに嵌合する形状に成形されている、請求項14に記載の光接続部品。
  16. 前記鏡面は、前記3次元多面体の面として提供され、前記光導波路のチャネルに対応して凹曲面部を有する、請求項15に記載の光接続部品。
  17. 前記光接続部品は、前記光導波路の光軸に対し前記鏡面のレベルを位置決めする位置固定部材をさらに備える、請求項16に記載の光接続部品。
  18. 光信号を伝送する光伝送基板が備える光導波路を、外部と光インタフェース接続させる方法であって、前記方法は、
    前記光導波路に略直交して前記光伝送基板の基板主面にトレンチを開口するステップと、
    前記トレンチ内に、前記光導波路の光軸に対し斜交する鏡面を有し、無機固体材料で形成される3次元多面体の光反射部材を含む光接続部を、前記光導波路の端面に近接させて設けて、前記光伝送基板に対し外部との光接続構造を与えるステップと
    を含む、接続方法。
  19. 光信号を伝送する光伝送基板と、前記光伝送基板上に配置される光デバイスとを含む光伝送システムであって、前記光伝送基板は、
    光導波路と、前記光導波路に略直交して基板主面に開口するトレンチ内に設けられ、前記光導波路の端面が近接する光接続部とを含み、前記光接続部は、
    前記光導波路の光軸に対し斜交する鏡面を有し、無機固体材料で形成される3次元多面体の光反射部材を含み、前記光デバイスと前記光導波路とは、前記光接続部により与えられる光接続構造の前記鏡面を介して結合される、光伝送システム。
  20. 光信号を伝送する光伝送基板であって、前記光伝送基板は、
    光導波路と、前記光導波路に略直交して基板主面に開口し、前記基板主面に対し略垂直な内壁面を有するトレンチ内に設けられ、前記光導波路の端面が近接する光接続部とを含み、前記光接続部は、
    前記トレンチに嵌合する形状に成形された光接続部品が前記トレンチに挿入されることにより形成され、前記光導波路の光軸に対し斜交する鏡面を有し無機固体材料で形成される3次元多面体の形状の光反射部材を含み、前記光伝送基板に対し外部との光接続構造を与え、
    前記光反射部材は、前記3次元多面体が三角柱であり、ウエハの表面を前記鏡面として前記ウエハから切り出されたものであり、前記鏡面を除く複数の面が前記トレンチの内壁面に面接触し、
    前記鏡面は、前記3次元多面体の面として提供され、前記光導波路のチャネルに対応して凹曲面部を有し、前記光導波路の端面から射出される光線を前記基板主面に対し交差する方向、または前記基板主面を横断して入射した光線を前記光導波路の端面へ向けて反射する、光伝送基板。
JP2009110334A 2009-04-30 2009-04-30 光接続要素の製造方法、光伝送基板、光接続部品、接続方法および光伝送システム Active JP5089643B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009110334A JP5089643B2 (ja) 2009-04-30 2009-04-30 光接続要素の製造方法、光伝送基板、光接続部品、接続方法および光伝送システム
US12/770,251 US8542963B2 (en) 2009-04-30 2010-04-29 Method for manufacturing optical coupling element, optical transmission substrate, optical coupling component, coupling method, and optical interconnect system
US13/533,551 US8442362B2 (en) 2009-04-30 2012-06-26 Method for manufacturing optical coupling element, optical transmission substrate, optical coupling component, coupling method, and optical interconnect system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009110334A JP5089643B2 (ja) 2009-04-30 2009-04-30 光接続要素の製造方法、光伝送基板、光接続部品、接続方法および光伝送システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010261990A true JP2010261990A (ja) 2010-11-18
JP5089643B2 JP5089643B2 (ja) 2012-12-05

Family

ID=43030416

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009110334A Active JP5089643B2 (ja) 2009-04-30 2009-04-30 光接続要素の製造方法、光伝送基板、光接続部品、接続方法および光伝送システム

Country Status (2)

Country Link
US (2) US8542963B2 (ja)
JP (1) JP5089643B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107883219A (zh) * 2012-08-10 2018-04-06 Lg伊诺特有限公司 照明装置

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7271461B2 (en) * 2004-02-27 2007-09-18 Banpil Photonics Stackable optoelectronics chip-to-chip interconnects and method of manufacturing
JP5089643B2 (ja) * 2009-04-30 2012-12-05 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 光接続要素の製造方法、光伝送基板、光接続部品、接続方法および光伝送システム
US20110206379A1 (en) * 2010-02-25 2011-08-25 International Business Machines Corporation Opto-electronic module with improved low power, high speed electrical signal integrity
EP2641118A1 (en) * 2010-11-19 2013-09-25 Fci Optical coupling device, optical communication system and method of manufacture
AU2013230056A1 (en) * 2012-03-05 2014-09-18 Nanoprecision Products, Inc. Coupling device having a structured reflective surface for coupling input/output of an optical fiber
TWI561881B (en) * 2012-04-27 2016-12-11 Hon Hai Prec Ind Co Ltd Fiber optical transceiver
KR101744281B1 (ko) * 2015-02-13 2017-06-08 주식회사 우리로 광도파로 내부에 광경로 전환용 마이크로 거울을 내장한 광집적회로 및 그 제조방법
CN106249361B (zh) * 2015-06-05 2019-06-28 胡迪群 嵌入式光纤模块
US9880366B2 (en) 2015-10-23 2018-01-30 Nanoprecision Products, Inc. Hermetic optical subassembly
US9709746B2 (en) * 2015-11-17 2017-07-18 International Business Machines Corporation Micro-filter structures for wavelength division multiplexing in polymer waveguides
US10168494B2 (en) * 2016-11-30 2019-01-01 International Business Machines Corporation Off-axis micro-mirror arrays for optical coupling in polymer waveguides
IT201700105367A1 (it) * 2017-09-20 2019-03-20 St Microelectronics Srl Procedimento per produrre guide d'onda ottiche, sistema e dispositivo corrispondenti
JP2019078840A (ja) * 2017-10-23 2019-05-23 日東電工株式会社 光導波路部材コネクタおよびその製造方法
CN108303767B (zh) * 2018-02-09 2019-12-31 苏州德睿电力科技有限公司 一种在光波导上制备凹面镜的方法
US10877218B2 (en) 2019-03-26 2020-12-29 Stmicroelectronics S.R.L. Photonic devices and methods for formation thereof

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6218504A (ja) * 1985-07-17 1987-01-27 Nippon Sheet Glass Co Ltd ジオデシツクレンズの製造方法
JPH09218304A (ja) * 1995-12-08 1997-08-19 Victor Co Of Japan Ltd マイクロミラーの製造方法
JP2001507476A (ja) * 1996-12-20 2001-06-05 コーニング インコーポレイテッド 光導波路用反射結合器
JP2004085913A (ja) * 2002-08-27 2004-03-18 Nippon Sheet Glass Co Ltd 光接続装置
JP2004318081A (ja) * 2003-04-04 2004-11-11 Mitsui Chemicals Inc 光導波路素子およびその製造方法
JP2005070141A (ja) * 2003-08-28 2005-03-17 Ngk Spark Plug Co Ltd 光路変換部品付きの光導波路構造体及びその製造方法、光路変換部品
JP2005268752A (ja) * 2004-02-19 2005-09-29 Canon Inc レーザ割断方法、被割断部材および半導体素子チップ
JP2007133036A (ja) * 2005-11-08 2007-05-31 Mitsui Chemicals Inc 光合分波素子

Family Cites Families (37)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB852003A (en) * 1958-06-10 1960-10-19 Siemens Edison Swan Ltd Improvements relating to the production of wafers of semi-conductor material
GB1182820A (en) * 1967-06-27 1970-03-04 Westinghouse Brake & Signal Manufacture of Semiconductor Elements.
US4732446A (en) * 1985-10-02 1988-03-22 Lamar Gipson Electrical circuit and optical data buss
JP3957771B2 (ja) 1993-12-14 2007-08-15 リコー光学株式会社 光学デバイスの製造方法
US6952504B2 (en) * 2001-12-21 2005-10-04 Neophotonics Corporation Three dimensional engineering of planar optical structures
JP3816253B2 (ja) * 1999-01-19 2006-08-30 富士通株式会社 半導体装置の製造方法
JP3865184B2 (ja) * 1999-04-22 2007-01-10 富士通株式会社 半導体装置の製造方法
JP2001195771A (ja) 1999-11-05 2001-07-19 Toshiba Corp 集積光学装置及びその製造方法
JP2001305304A (ja) 2000-04-21 2001-10-31 Canon Inc 光学素子の製造方法、該製造方法による光学素子、該光学素子を有する表示素子と表示装置、及び該光学素子を有する撮像素子と撮像装置、並びに素子の製造方法
WO2002057821A1 (en) * 2001-01-19 2002-07-25 Primarion, Inc. Optical interconnect with integral reflective surface and lens, system including the interconnect and method of forming the same
US6862388B2 (en) * 2001-07-30 2005-03-01 Nanyang Technological University High density fibre coupling
US7183007B2 (en) * 2001-08-10 2007-02-27 Nitto Denko Corporation Dicing adhesive sheet and dicing method
EP1286194A3 (en) * 2001-08-21 2004-05-19 Canon Kabushiki Kaisha Optical waveguide apparatus
JP3612317B2 (ja) * 2001-11-30 2005-01-19 株式会社東芝 半導体装置の製造方法
US6847765B2 (en) * 2002-03-15 2005-01-25 Agilent Technologies, Inc. Re-connectable optical interface system and method for optically interconnecting and disconnecting optical devices
US7082238B2 (en) * 2002-03-19 2006-07-25 Avago Technologies Self-aligning optical interconnect utilizing conformal materials
JP3656910B2 (ja) * 2002-07-22 2005-06-08 住友電気工業株式会社 スクライブ溝の加工方法及びスクライブ装置
DE10238741A1 (de) * 2002-08-19 2004-03-04 Infineon Technologies Ag Planare optische Komponente und Kopplungsvorrichtung zur Kopplung von Licht zwischen einer planaren optischen Komponente und einem optischen Bauteil
US7149376B2 (en) * 2002-08-27 2006-12-12 Ibiden Co., Ltd. Embedded optical coupling in circuit boards
US20040042705A1 (en) * 2002-08-27 2004-03-04 Uchida Toshi K. Embedded optical coupling in circuit boards
JP4113577B2 (ja) 2003-06-18 2008-07-09 株式会社リコー 複合光学素子および複合光学部品
JP2005062557A (ja) * 2003-08-15 2005-03-10 Canon Inc 光素子装置、それを用いた二次元光導波路素子及び光電融合配線基板
US20050063637A1 (en) * 2003-09-22 2005-03-24 Mershon Jayne L. Connecting a component with an embedded optical fiber
KR100528972B1 (ko) * 2003-10-27 2005-11-16 한국전자통신연구원 테이퍼진 광도파로가 내장된 광 인쇄회로기판 시스템
JP2005195651A (ja) * 2003-12-26 2005-07-21 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 光接続基板、光伝送システム、及び製造方法
US7263256B2 (en) * 2004-04-02 2007-08-28 Samsung Electronics Co., Ltd. Optical connection block, optical module, and optical axis alignment method using the same
DE102004029074A1 (de) 2004-06-16 2005-12-29 Degussa Ag Lackformulierung zur Verbesserung der Oberflächeneigenschaften
US7316512B2 (en) * 2004-07-30 2008-01-08 General Electric Company Interconnect device
KR100623477B1 (ko) * 2004-08-25 2006-09-19 한국정보통신대학교 산학협력단 광섬유 다발을 이용한 광 인쇄회로기판 및 광연결 블록
JP2006066841A (ja) * 2004-08-30 2006-03-09 Epson Toyocom Corp シート状ウェハのダイシング及び梱包方法、ウェハの梱包物、剥離治具
JP2006259590A (ja) 2005-03-18 2006-09-28 Fuji Xerox Co Ltd 光送受信モジュール
JP2006253402A (ja) * 2005-03-10 2006-09-21 Nec Electronics Corp 半導体装置の製造方法
KR100860676B1 (ko) * 2007-01-11 2008-09-26 삼성전자주식회사 광 도파로
JP2009251033A (ja) * 2008-04-01 2009-10-29 Shinko Electric Ind Co Ltd 光導波路の製造方法、光導波路及び光送受信装置
CN102016664A (zh) * 2008-05-06 2011-04-13 惠普开发有限公司 制造微尺寸的光学结构的方法
JP5089643B2 (ja) * 2009-04-30 2012-12-05 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 光接続要素の製造方法、光伝送基板、光接続部品、接続方法および光伝送システム
US8774580B2 (en) * 2009-12-02 2014-07-08 Alcatel Lucent Turning mirror for photonic integrated circuits

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6218504A (ja) * 1985-07-17 1987-01-27 Nippon Sheet Glass Co Ltd ジオデシツクレンズの製造方法
JPH09218304A (ja) * 1995-12-08 1997-08-19 Victor Co Of Japan Ltd マイクロミラーの製造方法
JP2001507476A (ja) * 1996-12-20 2001-06-05 コーニング インコーポレイテッド 光導波路用反射結合器
JP2004085913A (ja) * 2002-08-27 2004-03-18 Nippon Sheet Glass Co Ltd 光接続装置
JP2004318081A (ja) * 2003-04-04 2004-11-11 Mitsui Chemicals Inc 光導波路素子およびその製造方法
JP2005070141A (ja) * 2003-08-28 2005-03-17 Ngk Spark Plug Co Ltd 光路変換部品付きの光導波路構造体及びその製造方法、光路変換部品
JP2005268752A (ja) * 2004-02-19 2005-09-29 Canon Inc レーザ割断方法、被割断部材および半導体素子チップ
JP2007133036A (ja) * 2005-11-08 2007-05-31 Mitsui Chemicals Inc 光合分波素子

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107883219A (zh) * 2012-08-10 2018-04-06 Lg伊诺特有限公司 照明装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20120267338A1 (en) 2012-10-25
US20100278485A1 (en) 2010-11-04
US8442362B2 (en) 2013-05-14
US8542963B2 (en) 2013-09-24
JP5089643B2 (ja) 2012-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5089643B2 (ja) 光接続要素の製造方法、光伝送基板、光接続部品、接続方法および光伝送システム
US20180335588A1 (en) THREE-DIMENSIONAL OPTICAL PATH WITH 1 x M OUTPUT PORTS USING SOI-BASED VERTICALLY-SPLITTING WAVEGUIDES
US9804334B2 (en) Fiber to chip optical coupler
JP2644303B2 (ja) 光ファイバーカップリングアセンブリ
JP4457545B2 (ja) 光・電気配線基板、実装基板及び光電気配線基板の製造方法
JP3257776B2 (ja) 光モジュール実装構造
US7526153B2 (en) Optical element device and two-dimensional optical waveguide device and optoelectronic circuit board using the same
JP2006243467A (ja) 光送受信モジュール
JP2010152111A (ja) 光導波路、光モジュール、光モジュールの製造方法、および光導波路の製造方法
JP2006267502A (ja) 光導波路モジュール
US7218825B2 (en) Optical waveguide having curved reflecting mirror surface and method of manufacturing the same
JP2006259590A (ja) 光送受信モジュール
JP2008102283A (ja) 光導波路、光モジュール及び光導波路の製造方法
US7407595B2 (en) Optical member, manufacturing method of the optical member, waveguide substrate, and photo-electric integrated substrate
WO2004015463A1 (en) Mirrors for polymer waveguides
JP4506216B2 (ja) 光結合装置及びその製造方法
US20210223691A1 (en) Substrate of an optical electrical module
JP2002214485A (ja) 面型光素子、面型光素子実装体、その作製方法、およびそれを用いた光配線装置
JP2005070141A (ja) 光路変換部品付きの光導波路構造体及びその製造方法、光路変換部品
JP4793490B2 (ja) 光結合装置及びその製造方法
JP2006039255A (ja) 光結合装置及びその製造方法
JP2006058327A (ja) 光導波路装置及び光結合装置
JP2006310417A (ja) 光電変換装置及びその製造方法、並びに光情報処理装置
JP2001188150A (ja) 光結合器
JP4222133B2 (ja) 光路変換素子の作製方法及び光集積回路の作製方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101117

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110301

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110530

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110719

RD14 Notification of resignation of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7434

Effective date: 20110721

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110722

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20111025

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20120302

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120727

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120911

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150921

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5089643

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150