JP2010217538A - 加熱装置と画像形成装置と加熱方法 - Google Patents

加熱装置と画像形成装置と加熱方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 複数個のヒータを加熱制御する場合の電圧変動を抑制し、高調波電流が悪化しないようにする。
【解決手段】 CPU10は、トナー画像が形成された記録紙を定着させる部材を加熱する第1〜第3ヒータ30〜32にそれぞれ点灯優先順位を設定し、点灯制御周期毎に各ヒータ30〜32に対してそれぞれ点灯許可優先順位を付与し、一点灯制御周期内に複数のヒータの点灯要求がある場合、点灯要求がある各ヒータの中から点灯許可優先順位の最も高いヒータにヒータ駆動部2を介して電源6から電力を供給して点灯させ、点灯制御周期毎に、第1ヒータ30,第2ヒータ31,第3ヒータ32に対して点灯許可優先順位として、点灯されたヒータには最下位を、点灯されなかった他のヒータには、点灯されたヒータを含めてそれぞれの点灯優先順位の上下関係を維持した順位をそれぞれ付与する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ファクシミリ装置,プリンタ,複写機,複合機を含む画像形成装置に用いられる加熱装置と画像形成装置と加熱方法に関する。
近年、電子写真方式の画像形成装置(例えば、ファクシミリ装置,プリンタ,複写機,複合機がある)に用いられる定着装置は、加熱温度の立ち上げを早くするために、ヒータを複数本設けたり、1本辺りのヒータの容量を大きくしたりしている。
特に、高速機の画像形成装置では中低速機に比べ、ヒータの容量を大きくしているので、ヒータ点灯時の突入電流が大きくなってしまって大きな電圧変動を招いてしまう。その電圧変動が原因で、画像形成装置を設置した室内の照明にちらつき(これを「フリッカ」と呼ぶ)を発生させ、室内の作業者に不快感を与えるという問題があった。
そこで、上記のようなフリッカの原因となる電圧変動を回避するため、定着装置のヒータをいきなりフル点灯するのではなく、位相制御によってヒータへ少しずつ給電して点灯して突入電流を抑制する制御方法(このような制御方法を「ソフトスタート」と呼んでいる)を適用した画像形成装置が提供されている。
しかし、上述した位相制御によるソフトスタートを適用しても、定着装置に設けた複数本のヒータを同時に点灯した場合には、各ヒータの容量の合計も大きくなるので電圧変動が大きくなってしまい、尚かつ、位相制御によって電源電流に高調波成分を発生させてしまうので、複数のヒータを同時に点灯した場合には、高調波電流を悪化させてしまい、その高調波成分を含んだ電流が原因で電力会社の電力用コンデンサを過熱させたり、ブレーカを誤動作させたりする恐れがあった。
従来、定着装置の2個のヒータを所定の制御周期でそれぞれオン/オフ制御すると共に、各ヒータを同時にオフすることがないように、各ヒータの制御周期を所定周期ずらし、かつ各制御周期の相互の重複しない1/2周期内の範囲で、装置内の検出温度に応じてオフタイミングをそれぞれ可変制御する装置(例えば、特許文献1参照)があった。
しかしながら、上述した従来の装置では、複数のヒータを同時に点灯することがあるので、その結果、高調波電流を悪化させてしまい、その高調波成分を含んだ電流が原因で電力会社の電力用コンデンサを過熱させたり、ブレーカを誤動作させたりする恐れがあるという問題があった。
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、複数個のヒータを加熱制御する場合の電圧変動を抑制し、高調波電流が悪化しないようにすることを目的とする。
この発明は上記の目的を達成するため、トナー画像が形成された記録紙を定着させる部材を加熱する複数の熱源と、その各熱源に電力を供給する供給手段と、上記各熱源にそれぞれ点灯優先順位を設定し、点灯制御周期毎に上記各熱源に対してそれぞれ点灯許可優先順位を付与し、一点灯制御周期内に複数の熱源に対する点灯要求がある場合、点灯要求がある各熱源の中から点灯許可優先順位の最も高い熱源に前記供給手段から電力を供給して点灯させる制御手段を備え、上記制御手段に、上記点灯制御周期毎に、上記各熱源に対して点灯許可優先順位として、点灯された熱源には最下位を、点灯されなかった他の熱源には上記点灯された熱源を含めてそれぞれの点灯優先順位の上下関係を維持した順位をそれぞれ付与する手段を設けた加熱装置を提供する。
また、上記制御手段に、一点灯制御周期内で上記各熱源の何れにも点灯要求がない場合には、上記各熱源に付与された点灯許可優先順位を維持して次点灯制御周期に適用する手段を設けるとよい。
さらに、上記制御手段に、次点灯制御周期に適用する上記各熱源の点灯許可優先順位を、前点灯制御周期中に決定して付与する手段を設けるとよい。
また、上記供給手段を、上記各熱源に蓄電手段に蓄えた電力を供給する手段にするとよい。
さらに、上記のような加熱装置を備えた画像形成装置を提供する。
さらにまた、トナー画像が形成された記録紙を定着させる部材を加熱する複数の熱源にそれぞれ点灯優先順位を設定し、点灯制御周期毎に上記各熱源に対してそれぞれ点灯許可優先順位を付与し、一点灯制御周期内に複数の熱源に対する点灯要求がある場合、点灯要求がある各熱源の中から点灯許可優先順位の最も高い熱源に供給手段から電力を供給して点灯させる制御工程を有する加熱方法であって、上記制御工程に、上記点灯制御周期毎に、上記各熱源に対して点灯許可優先順位として、点灯された熱源には最下位を、点灯されなかった他の熱源には上記点灯された熱源を含めてそれぞれの点灯優先順位の上下関係を維持した順位をそれぞれ付与する工程を設けた加熱方法も提供する。
この発明による加熱装置と画像形成装置と加熱方法は、複数個のヒータを加熱制御する場合の電圧変動を抑制し、高調波電流が悪化しないようにすることができる。
図2に示す定着装置の加熱を司る加熱装置に係る部分の機能構成を示す機能ブロック図である。 この発明の実施例である画像形成装置の定着装置の主要な構成を示すブロック図である。 図1に示すCPUにおける点灯ヒータ決定処理を示すフローチャート図である。 図3に示す点灯ヒータ決定処理時のヒータ点灯許可優先順位変更処理を示すフローチャート図である。
図1に示すCPUによる具体的なヒータ点灯例の説明図である。 図1に示すCPUによる検知温度に基づくヒータ点灯の制御信号の出力例の説明図である。 図1に示すCPUにおける電源オンからオフまでの処理を示すフローチャート図である。 図2に示す定着装置の加熱を司る加熱装置に係る部分の機能構成の他例を示す機能ブロック図である。
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
〔実施例〕
図2は、この発明の実施例である画像形成装置の定着装置の機能構成を示すブロック図である。
この定着装置は、ベルト型の定着装置であり、定着ローラ40,加熱部材である加熱ローラ41,加圧ローラ42,定着部材である定着ベルト43,入り口ガイド板46,分離板47,オイル塗布ローラ44,クリーニングローラ45,第1温度検知センサ4を備えている。
定着ベルト43は、定着ローラ40と加熱ローラ41に張架されており、図示を省略した駆動源が定着ローラ40を駆動することによって定着ベルト43が図中の矢示方向に回動される。また、加圧ローラ42は、定着ベルト43を定着ローラ40に押圧するように設けられている。
定着ベルト43が定着ローラ40により回動(図中矢示方向)されている際に、加熱ローラ41が内部の熱源である第1ヒータ30又は第2ヒータ31によって加熱されることによって、加熱ローラ41に接触する定着ベルト43も全周に渡って加熱される。
また、加圧ローラ42は、外周部に合成ゴムを含む耐熱性弾性材が被覆されており、内部に加圧ローラ42を加熱するための熱源である第3ヒータ32を内蔵している。
そして、トナー画像が形成された用紙Pが、入り口ガイド板46に沿って定着ベルト43と加圧ローラ42の間に挟持されて搬送され、定着ベルト43は用紙Pを搬送しつつトナーを加圧・加熱して定着させる。
さらに、定着ベルト43の搬送方向の終端では、分離板47が用紙Pを定着ベルト43から分離させる。
また、加熱ローラ41の外周表面温度を検知する第1温度検知センサ4と、加圧ローラ42の外周表面温度を検知する第2温度検知センサ5を備えており、後述する画像形成装置制御部は、上記第1温度検知センサ4と上記第2温度検知センサ5によってそれぞれ検知された検知温度に基づいて第1ヒータ30,第2ヒータ31,又は第3ヒータ32の点灯を制御する。
さらに、加圧ローラ42の外周表面にオイルを塗布するオイル塗布ローラ44と、オイル塗布ローラ44の表面をクリーニングするクリーニングローラ45も備えている。
次に、上記定着装置の加熱を司る加熱装置について説明する。
図1は、図2に示した定着装置の加熱を司る加熱装置に係る部分の機能構成を示すブロック図である。
この加熱装置は、画像形成装置の全体の制御も司る画像形成装置制御部1を含み、ヒータ駆動部2とヒータ部3と上記第1温度検知センサ4と上記第2温度検知センサ5と電源6を有する。
画像形成装置制御部1は、CPU10,ROM11,RAM12を含むマイクロコンピュータによって実現され、CPU10が、RAM12を作業領域として、ROM11に格納された制御プログラムを実行することにより、画像形成装置の全体の制御を司ると共に、ヒータ部3の上記第1温度検知センサ4と上記第2温度検知センサ5によってそれぞれ検知された検知温度に基づいてヒータ駆動部2に指示を送ってヒータ部3の第1ヒータ30,第2ヒータ31,又は第3ヒータ32の点灯と消灯を制御する。
ヒータ駆動部2は、画像形成装置制御部1からの指示に基づいてヒータ部3への電源6から供給される電力の給電と給電停止を制御する熱源駆動手段であり、第1ヒータ駆動部20は、CPU10から第1ON/OFF信号s1によってオン(ON)が指示されると、電源6からの電力をヒータ部3の第1ヒータ30へ供給し、第1ON/OFF信号s1によってオフ(OFF)が指示されると、第1ヒータ30への給電を停止する。
同様に、第2ヒータ駆動部21と第3ヒータ駆動部22は、それぞれCPU10からの第2ON/OFF信号s2と第3ON/OFF信号s3に基づいてヒータ部3の第2ヒータ31と第3ヒータ32への給電開始と給電停止をする。
ヒータ部3は、加熱ローラ41に内蔵された第1ヒータ30と第2ヒータ31、加圧ローラ42に内蔵された第3ヒータ32とからなり、それらの各ヒータは、例えば、ハロゲンヒータを用いるとよいが、それぞれのローラを加熱する手段であればどのような種類の熱源でもよい。
第1温度検知センサ4は、加熱ローラ41の表面温度を検知し、その検知した温度を知らせる第1検知温度d1を、第2温度検知センサ5は、加圧ローラ42の表面温度を検知し、その検知した温度を知らせる第2検知温度d2を、それぞれCPU10へ出力する。
電源6は、この画像形成装置の上記第1ヒータ30,上記第2ヒータ31,上記第3ヒータ32を含む各部へ電力を供給する供給手段であり、電力会社の提供する商用電源を用いている。
なお、この画像形成装置は、図示を省略するが、パネルを操作して使用者がシステム設定の入力を行うと、使用者にシステムの設定内容状態を表示する、表示および入力の制御を行う操作部制御部、原稿を光学的に読み取る読取制御部、画像形成動作を行うエンジン制御部、画像データをドラム上に書き込む書込制御部等も含む。
この画像形成装置は、CPU10が、第1検知温度d1と第2検知温度d2によりヒータ部3の温度変化を監視し、予め設定したヒータ点灯の制御周期毎に検知温度が所定の設定温度を下回った場合、次の制御周期に、ヒータ駆動部2に対して第1〜第3ヒータ30〜32の点灯を要求し、ヒータ駆動部2はヒータ部3の要求されたヒータを加熱することによって定着ベルト43の表面温度を用紙P上のトナー像を定着させるのに必要な一定の温度に保つように制御する。
次に、この画像形成装置における定着装置のヒータ点灯制御処理について説明する。
まず、上記第1ヒータ30,上記第2ヒータ31,上記第3ヒータ32には、それぞれヒータ点灯優先順位を予め設定しておく。このヒータ点灯優先順位は、例えば、定着動作時に所定温度以上を維持しなければならない部分を加熱するヒータの優先順位を高く設定するとよい。
例えば、第1ヒータ30にヒータ点灯優先順位1位を、第2ヒータ31にヒータ点灯優先順位2位を、第3ヒータ32にヒータ点灯優先順位3位を設定する。その各ヒータ点灯優先順位は、例えば、RAM12に不揮発性の情報として記憶する。
また、第1〜第3ヒータ30〜32の点灯を制御する所定周期を点灯制御周期Tとする。その点灯制御周期Tの時間は任意の値を設定できるが、例えば、T=1秒(s)とする。CPU10は、点灯制御周期T内で、上記第1温度検知センサ4と上記第2温度検知センサ5からの検知温度に基づいてヒータ部3の1秒間の温度変化を監視し、検知温度が所定の設定温度を下回った場合、第1〜第3ヒータ30〜32のうち点灯するヒータを判断し、点灯するヒータが複数あった場合、第1〜第3ヒータ30〜32に上記点灯優先順位とは別に使用毎に変更するヒータ点灯許可優先順位に基づいて第1〜第3ヒータ30〜32の中から点灯する1つのヒータと、そのヒータの点灯割合(点灯DUTY)を決定し、ヒータ駆動部2へ指示して点灯させる。また、上記点灯制御周期の初期時点での温度検知結果より点灯DUTYを決定して点灯するようにしてもよい。
上記ヒータ点灯許可優先順位は、上記ヒータ点灯優先順位とは別に付与される順位であり、点灯制御周期T毎に、その点灯制御周期T内で点灯したヒータに最下位の順位を付与して順位を繰り下げ、その繰り下げに合わせて他のヒータの順位を1つずつ繰り上げるように変更する。この点灯制御周期T毎の点灯許可優先順位を変更した場合でも、上記各ヒータに設定したヒータ点灯優先順位は維持したままにする。
このヒータ点灯許可優先順位は、この初期設定では上記ヒータ点灯優先順位と同じ順位を設定するとよい。この実施例の場合、第1ヒータ30,第2ヒータ31,第3ヒータ32は、初期設定ではそれぞれ第1位〜第3位の順に設定するとよい。また、初期設定をしない場合は、第1回目の点灯制御ではヒータ点灯優先順位に基づいて点灯するヒータを決定すると良い。
次に、CPU10における点灯ヒータ決定処理を説明する。
図3は、図1に示したCPU10における点灯ヒータ決定処理を示すフローチャート図である。
CPU10は、点灯制御周期T内に、図3に示すように、ステップ(図中「S」で示す)1で、前点灯制御周期(図中「前周期」と略称する)に第1〜第3ヒータのいずれかのヒータの点灯があったか否かを判断し、点灯があったら、ステップ2で、ヒータ点灯許可優先順位変更処理を実行し、ステップ3で、ヒータ点灯要求があるか否かを判断する。この判断は、点灯制御周期T内でヒータ部の検知温度が所定の設定温度を下回った場合にヒータ点灯要求があると判断する。
ステップ3で、ヒータ点灯要求があると判断したら、ステップ4で、第1〜第3ヒータのヒータ点灯許可優先順位に基づいて点灯するヒータを決定し、この処理を終了する。
次に、CPU10における点灯ヒータ決定処理時のヒータ点灯許可優先順位変更処理を説明する。
図4は、図3に示した点灯ヒータ決定処理時のヒータ点灯許可優先順位変更処理を示すフローチャート図である。
CPU10のヒータ点灯許可優先順位変更処理は、ステップ11で、前周期に第1ヒータを点灯したか否かを判断し、前周期で第1ヒータを点灯したなら、ステップ12で、次の点灯制御周期(図中「次周期」と略称する)のヒータ点灯許可優先順位を、(第1位)第2ヒータ→(第2位)第3ヒータ→(第3位)第1ヒータの順に変更し、リターンする。
ステップ11で、前周期で点灯したのが第1ヒータではないと判断したら、ステップ13で、前周期に第2ヒータを点灯したか否かを判断し、前周期で第2ヒータを点灯したなら、ステップ14で、次周期のヒータ点灯許可優先順位を、(第1位)第3ヒータ→(第2位)第1ヒータ→(第3位)第2ヒータの順に変更し、リターンする。
ステップ13で、前周期で点灯したのが第2ヒータではないと判断したら、ステップ15で、次周期のヒータ点灯許可優先順位を、(第1位)第1ヒータ→(第2位)第2ヒータ→(第3位)第3ヒータの順に変更し、リターンする。
このように、上記処理で変更されたヒータ点灯許可優先順位は、次周期で点灯するヒータを決定する際に用いられる順位になる。
このようにして、点灯制御周期T毎に前周期で使用したヒータを判断し、その判断結果に基づいて各ヒータに付与するヒータ点灯許可順位を繰り上げたり繰り下げたりして変更し、毎点灯制御周期Tに同じヒータが連続して点灯されないようにするものである。
また、上記フローチャート図に図示しなかったが、CPU10は、前周期でどのヒータも点灯されなかった場合は、前周期での点灯制御周期Tの順位を持ち越して維持されるようにする。
次に、この画像形成装置における具体的なヒータ点灯例を説明する。
図5は、図1に示したCPU10による具体的なヒータ点灯例の説明図である。
同図の(a)で示す欄は、点灯制御周期T毎に第1〜第3ヒータ30〜32のうち点灯要求するヒータの判断結果例を示しており、点灯するヒータが複数の場合、1つの場合、全くない場合の3通りがある。
また、同図の(b)で示す欄は、各点灯制御周期Tにおける点灯したヒータを示しており、点灯しない場合の例も含んでいる。
さらに、図中のT1〜T11は、この画像形成装置の動作時の一連の点灯制御周期Tの例を示している。
また、同図の(c)で示す欄は、第1〜第3ヒータ30〜32に付与したヒータ点灯許可優先順位の変遷例を示しており、図中(1)は第1ヒータ30に設定されているヒータ点灯優先順位の第1位を、図中(2)は第2ヒータ31に設定されているヒータ点灯優先順位の第2位を、図中(3)は第3ヒータ32に設定されているヒータ点灯優先順位の第3位をそれぞれ示している。また、上段,中段,下段の順がヒータ点灯許可優先順位の1位〜3位を示しており、同欄の矢印は前周期のヒータ点灯優先順位が次周期での変更した順位先を示している。
まず、この画像形成装置の電源オン時や、動作モード変更時等でのヒータ灯許可優先順位の初期値を、ヒータ点灯優先順位が高い方から(1)(2)(3)の順にする。
CPU10は、点灯制御周期T1の前に第1ヒータと第2ヒータの点灯要求が必要と判断すると(a1)、第1ヒータと第2ヒータのうち、初期値のヒータ点灯許可優先順位(c0)に基づいて第1ヒータの点灯を決定し(b1)、ヒータ点灯許可優先順位を変更する(c1)。この場合、第1ヒータのヒータ点灯許可優先順位を第1位から最下位の第3位に繰り下げ、第2ヒータのヒータ点灯許可優先順位を第2位から1つ繰り上げて第2位にし、第3ヒータのヒータ点灯許可優先順位を第3位から1つ繰り上げて第2位にする。
次に、点灯制御周期T1内で、第1ヒータと第3ヒータの点灯要求が必要と判断すると(a2)、第1ヒータと第3ヒータのうち、ヒータ点灯許可優先順位(c1)に基づいて、点灯制御周期T2では第3ヒータの点灯を決定し(b2)、ヒータ点灯許可優先順位を変更する(c2)。この場合、第1ヒータのヒータ点灯許可優先順位を第3位から最上位の第1位に繰り上げ、第2ヒータのヒータ点灯許可優先順位を第1位から1つ繰り下げて第2位にし、第3ヒータのヒータ点灯許可優先順位を第2位から1つ繰り下げて第3位にする。
次に、点灯制御周期T2内で、第1ヒータの点灯要求が必要と判断すると(a3)、この場合は点灯制御周期T3では第1ヒータの点灯を決定し(b3)、ヒータ点灯許可優先順位を変更する(c3)。この場合、第1ヒータのヒータ点灯許可優先順位を第1位から最下位の第3位に繰り上げ、第2ヒータのヒータ点灯許可優先順位を第2位から1つ繰り上げて第1位にし、第3ヒータのヒータ点灯許可優先順位を第3位から1つ繰り上げて第2位にする。
次に、点灯制御周期T3内で、ヒータ点灯要求が必要なしと判断すると(a4)、この場合は点灯制御周期T4ではどのヒータの点灯もせず(b4)、ヒータ点灯許可優先順位を前回のまま維持して繰り越す(c4)。すなわち、第1ヒータのヒータ点灯許可優先順位は最下位の第3位のままに、第2ヒータのヒータ点灯許可優先順位は第1位のままに、第3ヒータのヒータ点灯許可優先順位は第2位のままにする。
上述のように、ヒータ優先順位を割り当てられた各ヒータは、ヒータ点灯制御周期中には使用状況に応じて変更されるヒータ点灯許可優先順位が更に付与され、ヒータ点灯制御周期毎に点灯したヒータにより各ヒータの順位は変化する。
このように、他の点灯制御周期T4〜T11内でも上述と同様にして、複数のヒータの点灯要求が必要な場合には、ヒータ点灯許可優先順位に基づいて1つのヒータの点灯を決定するので、点灯制御周期T4〜T11における処理説明を省略する。
このようにして、各点灯制御周期毎に、第1〜第3ヒータ30〜32に対して点灯許可優先順位として、点灯されたヒータには最下位を、点灯されなかった他のヒータには点灯されたヒータを含めてそれぞれの点灯優先順位の上下関係を維持した順位をそれぞれ付与する。
したがって、この実施例の場合、第1〜第3ヒータ30〜32に対して付与される点灯許可優先順位の第1位から第3位までの並びのパターンは、『(1)→(2)→(3)』『(2)→(3)→(1)』『(3)→(1)→(2)』となり、第1〜第3ヒータ30〜32の点灯優先順位の上下関係を維持した順位にすることによって、「(1)→(3)→(2)」「(2)→(1)→(3)」「(3)→(2)→(1)」のパターンにはしないようにすることができる。
次に、CPU10による検知温度に基づくヒータ点灯の制御信号の出力例を説明する。
図6は、図1に示したCPU10による検知温度に基づくヒータ点灯の制御信号の出力例の説明図である。
CPU10は、同図の(a)に示すように、点灯制御周期Tn+1(nは正の整数)内で第1検知温度d1が設定温度daを大きく下回ったことを検出すると、第1ヒータ30と第2ヒータ31の2つの点灯要求があると判断するが、例えば、第2ヒータ31のヒータ点灯許可優先順位が上位の場合、次周期の点灯制御周期Tn+2で第2ヒータ31の点灯を決定し、同図の(d)に示すように、点灯制御周期Tn+2では第2ヒータ駆動部21に第2ON/OFF信号s2をオンにし、第2ヒータ31を点灯させる。
次に、同図の(b)に示すように、点灯制御周期Tn+3内で第2検知温度d2が設定温度dbを下回ったことを検出すると、第3ヒータ32の点灯要求があると判断し、次周期の点灯制御周期Tn+4で第3ヒータ32の点灯を決定し、同図の(e)に示すように、点灯制御周期Tn+4では第3ヒータ駆動部22に第3ON/OFF信号s3をオンにし、第3ヒータ32を点灯させる。
次に、同図の(a)に示すように、点灯制御周期Tn+5内で再び第1検知温度d1が設定温度daを大きく下回ったことを検出すると、第1ヒータ30と第2ヒータ31の2つの点灯要求があると判断するが、上述によるヒータ点灯許可優先順位によって、第1ヒータ30のヒータ点灯許可優先順位が上位になり、次周期の点灯制御周期Tn+6で第1ヒータ30の点灯を決定し、同図の(c)に示すように、点灯制御周期Tn+6では第1ヒータ駆動部20に第1ON/OFF信号s1をオンにし、第1ヒータ30を点灯させる。また、点灯制御周期Tn,Tn+1,Tn+3,Tn+5では、どのヒータも点灯していないので、次周期には同一のヒータ点灯許可優先順位が引き継がれている。
上述の処理では、ヒータ点灯許可優先順位の変更を、前周期の点灯制御周期内で点灯するヒータを決定した後に行っている場合を説明したが、各点灯制御周期の初期時、各点灯周期内に行うようにすれば、CPU10の処理負荷が極力低い時に行うことができ、画像形成装置のパフォーマンスを低減させないことができる。
また、点灯制御周期でどのヒータの点灯もない場合には、次周期にヒータ点灯許可優先順位を引き継ぐことによっても、CPU10の処理負荷を低減できる。
さらに、各ヒータの点灯時に位相制御を行う場合には、複数のヒータを同時に点灯しないので、位相制御による高調波電流成分が加算されることがなく、高調波電流成分を少なくすることができる。
次に、上述のヒータ点灯制御処理を実行するタイミング例について説明する。
例えば、上述したヒータ点灯制御処理を複数のヒータからの点灯要求が少ない待機動作時のみに行うようにしたり、動作モードに応じて制御の実施を選択するようにしたりしてもよい。
図7は、図1に示すCPU10における電源オンからオフまでの処理を示すフローチャート図である。
CPU10は、画像形成装置の電源がオンされた後は、ステップ21で、定着部の各ローラの表面温度が所定温度まで立ち上がっているか否かを判断し、立ち上がっていなければ、ステップ22で、通常のヒータ点灯制御(画像形成までの立ち上げ時間を短縮する場合)、又は上述したヒータ点灯制御処理によってヒータを点灯して定着部の立ち上げを開始する。
ステップ23で、定着部の各ローラの表面温度が所定温度まで立ち上がったか否かを判断し、立ち上がったら、ステップ24で、画像形成の要求があったか否かを判断し、画像形成要求があったら、ステップ27で画像形成動作を実行し、ステップ24へ戻る。
ステップ24で画像形成要求がないと判断したら、ステップ25で待機状態に移行し、この待機状態時には、上述したヒータ点灯制御を実行し、画像形成時に定着部の動作を素早く可能にする。
ステップ26で、その他のモードへの移行要求があったか否かを判断し、なければステップ24へ戻り、移行要求が有ったら、ステップ28で移行要求があったモードへ移行し、そのモードにおける処理を実行し、ステップ29で、復帰,画像形成の要求があったか否かを判断し、有ればステップ23へ戻り、なければステップ30で電源がオフされたか否かを判断し、電源オフがされなければステップ29へ戻り、電源オフがされたら、電源をオフして、この処理を終了する。
この実施例の画像形成装置は、複数のヒータを点灯する際に、特に位相制御の場合、ある一定の期間(制御周期)内では、1本のヒータのみを点灯することで、高調波電流の悪化と電圧変動を抑止することができる。
また、複数本のヒータに優先順位をつけ、排他的に点灯させる制御を用いることで、大きな電圧変動や大電流、特に位相制御時の高調波電流の悪化を防止することや優先順位を設けた場合でも、制御周期を有し、1制御周期内では、優先順で、1本のヒータのみを点灯するので、ヒータの点灯要求が複数ある場合でも待ち時間は一定以下とすることができる。
さらに、各ヒータを均等に点灯させることができ、一部のヒータの使用頻度が高まって寿命が短くなる不具合を防止できる。
また、ヒータの優先順位関係を一律とすることで、点灯要求の多いヒータがある場合に、各ヒータは、点灯要求が複数ある場合でも制御周期*(熱源数−1)には確実に点灯し、また、複数のヒータがある場合にでも、点灯要求を受ける順位を予め決定しておくことで、プログラム処理を簡略化することができる。
さらに、点灯要求がない場合には点灯優先順位を変えないことでプログラム処理をなくし、プログラム処理を簡略/負荷の軽減することができる。
また、制御周期中のプログラム処理が比較的軽い時に処理を行うことで、プログラム処理を簡略/負荷の軽減することができる。
さらに、起動時、コピーやプリントなどの熱源を複数点灯する稼動時には行わずに、比較的処理の少ない待機時のみとすることでプログラム処理の負荷を軽減、及び画像形成装置の機能を損なわずに動作することができる。
次に、他の実施例を説明する。
図8は、図2に示した定着装置の加熱を司る加熱装置に係る部分の機能構成の他例を示す機能ブロック図である。
この実施例の画像形成装置は、上記ヒータ部3の第1〜第3ヒータ30〜32へ蓄電手段に蓄えた電力を供給するようにするものであり、ヒータ点灯制御処理については上述と同じである。
この画像形成装置は、上述した画像形成装置制御部1,ヒータ駆動部2,ヒータ部3,第1温度検知センサ4,第2温度検知センサ5,電源6の他に、蓄電部50,充電電圧検出部51,充電電流検出部52,充電制御部53,畜電力供給部54,定電圧生成部55,切替部56,AC/DCコンバータ57を備えている。
蓄電部50は、リチウムイオンコンデンサ、電気二重層コンデンサを含む蓄電装置であり、例えば、電気二重層コンデンサを直列に接続して使用している。この電気二重層コンデンサを直列に接続したものをキャパシタバンクと呼ぶ。
また、蓄電部50は、図示を省略するが、電気二重層コンデンサ個々のセルが満充電になると充電をバイパスするバイパス回路と、上記セルの何れかが満充電になると単セル満充電信号を発生する回路と、全ての電気二重層コンデンサが満充電になると、全セル満充電信号を発生する回路を備えた均等化回路を有する。
なお、蓄電部50は、第1〜第3ヒータ30〜32に供給できる電力容量のセル構成にしている。
充電電圧検出部51は、抵抗で構成された分割回路で構成され、蓄電部50の端子間電圧を検出しており、その検出した電圧値を充電制御部53に出力する。
充電電流検出部52は、蓄電部50と直列に接続された抵抗を流れる電流を端子間電圧として検出し、その検出した電流値を充電制御部53に出力する。
充電制御部53には、電源6からの電力が入力され、その電力を蓄電部50に充電するための電圧を生成する回路(図示を省略する)と、その出力電圧を制御する出力電圧制御回路(図示を省略する)とで構成される。
この充電制御部53は、充電電圧検出部51と充電電流検出部52の各出力値を検出し、その各出力値に基づいて蓄電部50に対して電源6からの電力による定電流充電、定電力充電及び定電圧充電を行う。
蓄電力供給部54は、画像形成装置制御部1からのON/OFF信号により、トランジスタ54aが切替部56へ蓄電部50の電力を供給、又は供給遮断する。
AC/DCコンバータ57は、電源6からの交流(AC)電流を直流(DC)化して安定化し、上記各部へ給電する。
次に、充電制御部53による充電動作を説明する。
充電制御部53は、充電電圧検出部51からの出力値によって蓄電部50の端子間電圧を検出し、蓄電部50の端子間電圧が、予め設定された値より低い場合には、充電電圧検出部51の電圧を逐次検出し、その検出した電圧に対応した、予め設定された定電流充電を蓄電部50に対して行い、蓄電部50の端子間電圧が、予め設定された値以上になると、定電力充電を行うために、蓄電部50の充電電流と、蓄電部50の端子間電圧の検出を逐次行い、検出した充電電流と充電電圧から、予め設定された定電力充電を蓄電部50に対して行う。
このようにして、充電制御部53は、図示を省略した均等化回路から出力される、蓄電部50の何れかの単セル満充電信号を検出すると、再び予め設定された定電流充電を蓄電部50に対して行い、蓄電部50の満充電信号を検出すると、一定期間定電圧充電を行い、その後充電動作を停止する。
なお、上記蓄電部50への充電動作は、画像形成動作を実施してないときを含む電力的に余裕がある時に画像形成装置制御部1から出力される充電指示信号により行うとよい。
次に、蓄電部50からヒータ部3への給電動作を説明する。
上述のヒータ点灯制御処理により、ヒータの点灯を開始する際、そのヒータへの給電は蓄電部50から行い、蓄電部50から出力された電力は、定電圧生成部55に入力され、定電圧生成部55により定電圧にされ、蓄電力供給部54のトランジスタ54aのエミッタに入力される。トランジスタ54aは、画像形成装置制御部1からのON信号があると、エミッタに入力された電力を切替部56へ供給し、切替部56は画像形成装置制御部1からの切替信号により、蓄電力供給部54から給電された電力をヒータ部3へ供給する。
このようにして、電源電圧変動或いは高調波電流を悪化させることのない画像形成装置の加熱装置の制御を実現することができる。
また、蓄電部を有することで、必要熱量が大の時には、蓄電部から電力を供給することによって高調波電流が悪化することなく、必要熱量を満足することができる。
さらに、電気二重層コンデンサを用いることで汎用性を高めることができる。
この実施例では、定着ベルトを用いた定着装置の例を示したが、定着ローラを用いた定着装置においても、この発明を上述と同様に実施することができる。
また、上記各ローラに設けたヒータの本数が上述とは異なる場合、例えば、加熱ローラに4本,加圧ローラに2本設けた場合や、さらに多くの本数を設けたり、その他の加熱対象部材を加熱するヒータを含めたりした場合でも、この発明を上述と同様に実施することができる。
さらに、ヒータの配置についても、上述と異なる場合でもこの発明を上述と同様に実施することができる。
また、上述の実施例において、温度検知センサの数を3個以上設けて、より精度の高い検出温度に基づいてヒータを点灯させるようにすると良い。
さらに、ヒータ駆動部に第1〜第3ヒータ駆動部からそれぞれ第1〜第3ヒータへの電力の供給と遮断を切り換えるリレースイッチを設け、CPUからの切替信号に基づいて各ヒータ駆動部から各ヒータへの給電と遮断を制御するようにしても良い。
また、上記ヒータ駆動部に、フォトカプラ(フォトトライアック)を用いて、フォトカプラがONすることでトライアックがONとなるトライアックを用いるとよい。
さらに、上述の処理において、電源6の電力のゼロクロス点を検知してCPU10へ通知し、CPU10は、電力のゼロクロス点に基づいて第1〜第3ヒータ30〜32の給電のオンとオフを切り換えるようにしても良い。
この発明による加熱装置と画像形成装置と加熱方法は、ファクシミリ装置,プリンタ,複写機,複合機を含む画像処理装置全般に適用することができる。
1:画像形成装置制御部 2:ヒータ駆動部 3:ヒータ部 4:第1温度検知センサ 5:第2温度検知センサ 6:電源 10:CPU 11:ROM 12:RAM 20:第1ヒータ駆動部 21:第2ヒータ駆動部 22:第3ヒータ駆動部 30:第1ヒータ 31:第2ヒータ 32:第3ヒータ 40:定着ローラ 41:加熱ローラ 42:加圧ローラ 43:定着ベルト 44:オイル塗布ローラ 45:クリーニングローラ 46:入り口ガイド板 47:分離板 50:蓄電部 51:充電電圧検出部 52:充電電流検出部 53:充電制御部 54:蓄電力供給部 54a:トランジスタ 55:定電圧生成部 56:切替部 57:AC/DCコンバータ P:用紙
特開平9−305059号公報

Claims (6)

  1. トナー画像が形成された記録紙を定着させる部材を加熱する複数の熱源と、該各熱源に電力を供給する供給手段と、前記各熱源にそれぞれ点灯優先順位を設定し、点灯制御周期毎に前記各熱源に対してそれぞれ点灯許可優先順位を付与し、一点灯制御周期内に複数の熱源に対する点灯要求がある場合、点灯要求がある各熱源の中から点灯許可優先順位の最も高い熱源に前記供給手段から電力を供給して点灯させる制御手段とを備え、
    前記制御手段に、前記点灯制御周期毎に、前記各熱源に対して点灯許可優先順位として、点灯された熱源には最下位を、点灯されなかった他の熱源には前記点灯された熱源を含めてそれぞれの点灯優先順位の上下関係を維持した順位をそれぞれ付与する手段を設けたことを特徴とする加熱装置。
  2. 前記制御手段に、一点灯制御周期内で前記各熱源の何れにも点灯要求がない場合には、前記各熱源に付与された点灯許可優先順位を維持して次点灯制御周期に適用する手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の加熱装置。
  3. 前記制御手段に、次点灯制御周期に適用する前記各熱源の点灯許可優先順位を、前点灯制御周期中に決定して付与する手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の加熱装置。
  4. 前記供給手段は、前記各熱源に蓄電手段に蓄えた電力を供給する手段であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の加熱装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の加熱装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  6. トナー画像が形成された記録紙を定着させる部材を加熱する複数の熱源にそれぞれ点灯優先順位を設定し、点灯制御周期毎に前記各熱源に対してそれぞれ点灯許可優先順位を付与し、一点灯制御周期内に複数の熱源に対する点灯要求がある場合、点灯要求がある各熱源の中から点灯許可優先順位の最も高い熱源に供給手段から電力を供給して点灯させる制御工程を有する加熱方法であって、
    前記制御工程に、前記点灯制御周期毎に、前記各熱源に対して点灯許可優先順位として、点灯された熱源には最下位を、点灯されなかった他の熱源には前記点灯された熱源を含めてそれぞれの点灯優先順位の上下関係を維持した順位をそれぞれ付与する工程を設けたことを特徴とする加熱方法。
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