JP2004287006A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】いかなる動作状態や使用条件においても商用電源の限界にとらわれずに、定着装置の補助電源として使用されるキャパシタを効率良く短時間で充電することが可能な画像形成装置を提供すること。
【解決手段】本発明の画像形成装置は、定着ローラ151でトナー像を熱定着する定着装置を備えた画像形成装置において、充電可能なキャパシタCP1と、キャパシタCP1を充電するキャパシタ充電器203と、キャパシタCP1から電力が供給されて発熱し、定着ローラ151を加熱する定着ヒータHT1と、商用電源から流入する電流を検出する入力電流検出回路206と、入力電流検出回路206で検出された電流値に応じて、キャパシタ充電器203によるキャパシタCP1の充電電流を制御する制御部202とを備えている。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に関し、詳細には、定着装置の定着部材を補助電源を使用して加熱する複写機、デジタル複合機、プリンタ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電子写真式の複写機、プリンタ、およびファクシミリ等の画像形成装置では、定着ローラおよび定着ベルト等の定着部材に加圧ローラ、加圧ベルト、加圧パッドなどの加圧部材を圧接し、転写紙などのシートが定着部材と加圧部材との間を通過する時に、シート上のトナーを加熱および加圧によりシートに定着させる加熱定着装置が用いられている。加熱定着装置で最も一般的なものが、定着ローラが内面から輻射ヒータで加熱されることで温度および圧力による定着に必要な伝熱とシートの搬送を兼ねる方式のものである。
【0003】
かかる加熱定着装置では、定着ローラの熱容量が大きく、ウォームアップ時間が長いという不具合がある。そのため、待機時には定着ローラの予熱により定着ローラ表面温度を定着に必要な温度近辺に維持しておく必要があり、未使用時に定着ローラの予熱により多くのエネルギーを消費してしまう。
【0004】
ここで、例えばウォームアップ時間が5秒〜10秒程度以下であれば、定着ローラの予熱を無しとするか、従来装置に比べて極めて低温に定着ローラを予熱することで、ユーザがほとんど不便無く画像形成装置を使用できる。
【0005】
また、定着部材の低熱容量化が試みられ、肉厚0.5mm以下などの定着ローラの使用により、立ち上がり時間の短縮が可能となっている。更なる立ち上がり時間の短縮には定着部材を加熱するヒータへより多くの電力を投入できればよいが、一般的な商用電源は100V、15Aであり、この範囲で商用電源から画像形成装置のヒータ、紙搬送系、画像形成部、および制御部へ電力を供給する必要がある。
【0006】
これ以上の電力は大型の画像形成装置では使用されているが、この大型の画像形成装置は商用電源から大きな電力を得るための電源工事が必要になったり、使用個所が限定される。
【0007】
そこで、電気二重層キャパシタ等の大容量キャパシタを使用した充電可能な補助電源を用いて、商用電源の限界にとらわれずに急速な立ち上がりを狙った様々な定着装置が提案されている。しかしながら、キャパシタは、一度放電すると再び充電しなければ繰り返し使用することができない。
【0008】
一方、画像形成装置は、立ち上がり動作、待機動作、およびコピー動作等の様々な動作状態があり、各々の動作状態、さらには同一動作状態においても、定着ヒータの点灯/消灯動作によって、画像形成装置が要する電力は異なってくる。また、画像形成装置には複数の周辺機が接続されることがあり、装着される周辺機の組み合わせによっても画像形成装置が要する電力は異なってくる。
【0009】
さらに、画像形成装置の動作において、キャパシタの使用タイミングは何度も発生するため、キャパシタへの充電を何度も行う必要がある。しかしながら、商用電源の最大供給電力は限られているため、画像形成装置の動作状態や装着するオプション条件を考慮して、キャパシタへの充電動作が可能なタイミングを探さなくてはならない。
【0010】
例えば、特許文献1では、ウォームアップ時間を短縮して、定着装置の連続通紙の中断を防止するために、電力の供給を受けることによって発熱するヒータと、このヒータに電力を供給するヒータ駆動手段とを有する定着装置用加熱装置であって、ヒータ駆動手段は充電可能な蓄電池と商用電源から給電されて蓄電池を充電する充電器とを備えており、ヒータは商用電源から電力の供給を受ける主ヒータと、蓄電池から電力の供給を受ける補助ヒータとを備えている構成において、商用電源から流入する電流を検知する検知手段を設け、商用電源から流入する電流が所定値を超えないように蓄電池の充電をオン/オフ制御する画像形成装置が開示されている。
【0011】
しかしながら、上記特許文献1では、ヒータ駆動手段に蓄電池を用いているため、大きな電力の放電が困難であるという問題がある。また、特許文献1では、商用電源から流入する電流を検知する検知手段により、所定値を超えないように蓄電池の充電をオン/オフ制御するものであり、例えば蓄電池の充電に2Aの電流が必要な場合、主ヒータならびにDC電源に必要な電流が13A以下であれば蓄電池の充電が可能である。しかしながら、主ヒータならびにDC電源に必要な電流が14Aであった場合は1Aの余裕があるが、蓄電池を充電したら16Aとなり、商用電源の定格値である15Aを超えてしまう。したがって、この場合は蓄電池を充電することができない。
【0012】
また、特許文献2では、省電力効果を高めるとともに大電力を供給する際の突入電流や急激な電流変化によるノイズを低減し、かつ立ち上がり時間を短縮し、温度が上がりすぎることを防止するために、加熱部に主発熱体と補助発熱体を設け、主発熱体には主電源装置から電力を供給し、補助発熱体にはコンデンサを有する補助電源装置から電力を供給する構成において、主電源装置から供給される電力で補助電源装置を充電する充電器を備えており、補助電源装置のコンデンサの充電と補助発熱体への電力供給との切り替えを行い、補助発熱体に供給する電力量を調整する画像形成装置が開示されている。
【0013】
しかしながら、特許文献2では、補助電源装置を充電状態と補助発熱体への電力供給状態に切り替え、補助発熱体に供給する電力量を調整するものであり、いずれか2つの状態しか存在しないため、補助電源装置の充電は必ず補助発熱体への電力供給を遮断しているときに行なわなければならないため、効率的な充電を行うことができないという問題がある。
【0014】
一般的に定着ヒータは抵抗体であり、定着ヒータ自体の温度が低いときには抵抗値が下がり、定着ヒータが発熱するにつれて抵抗値も増加して一定になるという特性がある。すなわち、しばらく消灯状態にあった定着ヒータを点灯した場合、抵抗値が下がった分だけ突入電流が流れることになる。消灯状態の時間が短ければ抵抗値の降下も少なく、突入電流も少なくなる。
【0015】
また、画像形成装置の動作状態や装着するオプション条件によって主電源装置のDC負荷が異なるため、主電源装置に必要な電流も変動する。一方、補助電源装置の充電に用いる電流と主発熱体の点灯に必要な電流と主電源装置のDC出力に必要な電流の総和、すなわち画像形成装置の主電源装置に流入する電流が、商用電源の定格値である15Aを超えないようにする必要がある。補助電源装置の充電に用いることができる電流の許容値は、画像形成装置の動作状態、装着するオプション条件、および主発熱体が消灯状態にあった時間等によって変動することとなり、逆にいかなる場合でも画像形成装置の主電源装置に流入する電流が商用電源の定格値である15Aを超えないような条件が成立する。したがって、補助電源装置の充電を効率よく短時間で行うためには制限がある。
【0016】
【特許文献1】
特開2000−098799号公報
【特許文献2】
特開2002−184554号公報
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、いかなる動作状態や使用条件においても商用電源の限界にとらわれずに、定着装置の補助電源として使用されるキャパシタを効率良く短時間で充電することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1にかかる発明は、定着部材でトナー像を熱定着する定着装置を備えた画像形成装置において、商用電源に接続して定常的に電力供給が可能な主電源と、充電可能なキャパシタから構成される補助電源と、前記補助電源を充電する充電手段と、前記補助電源から電力が供給されて発熱し、前記定着部材を加熱する発熱部材と、前記商用電源から流入する電流を検出する電流検出手段と、前記電流検出手段で検出された電流値に応じて、前記充電手段による前記補助電源の充電を制御する充電制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0019】
上記発明によれば、補助電源は充電可能なキャパシタで構成され、受電手段は、補助電源を充電し、発熱部材は、補助電源から電力が供給されて発熱して定着部材を加熱し、電流検出手段は、商用電源から流入する電流を検出し、充電制御手段は、電流検出手段で検出された電流値に応じて充電手段による補助電源の充電を制御する。
【0020】
また、請求項2にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記充電電流制御手段は、前記電流検出手段で検出された電流値が入力電流許容値を超えた場合には、前記充電手段による前記補助電源の充電を停止させることを特徴とする。
【0021】
上記発明によれば、充電電流制御手段は、前記電流検出手段で検出された電流値が入力電流許容値を超えた場合には、前記充電手段による前記補助電源の充電を停止させる。
【0022】
また、請求項3にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記充電電流制御手段は、前記電流検出手段で検出した電流値が入力電流許容値を超えた場合には、前記充電手段による前記補助電源の充電電流のレベルを下げることを特徴とする。
【0023】
上記発明によれば、充電電流制御手段は、電流検出手段で検出した電流値が入力電流許容値を超えた場合には、充電手段による補助電源の充電電流のレベルを下げる。
【0024】
また、請求項4にかかる発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1つにかかる発明において、前記補助電源は、電気二重層コンデンサで構成されることを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下,図面を参照して、本発明にかかる画像形成装置の好適な実施の形態を、(実施の形態1)、(実施の形態2)の順に詳細に説明する。
【0026】
(実施の形態1)
実施の形態1にかかる画像形成装置を図1〜図8を参照して説明する。
【0027】
[画像形成装置の全体構成]
図1は、本発明が適用される画像形成装置の概略のメカ構成を示す断面図である。図1に示す画像形成装置1は、デジタル複合機からなり、複写機能と、プリンタ機能、およびファクシミリ機能等を有している。操作部(不図示)のアプリケーション切り替えキーにより、複写機能、プリンタ機能、およびファクシミリ機能を順次に切り替えて選択することが可能となっており、複写機能の選択時には複写モードとなり、プリンタ機能の選択時にはプリントモードとなり、ファクシミリモードの選択時にはファクシミリモードとなる。
【0028】
画像形成装置1は、図1に示すように、原稿を原稿読取位置まで自動搬送する自動原稿送り装置(以下、「ADF」と称する)10と、原稿読取位置に搬送された原稿の画像情報を光学的に読み取る画像読み取り装置20と、読み取った原稿の画像情報をプリンタユニット40に書き込む書き込みユニット30と、書込ユニット30で書き込まれた原稿の画像情報のトナー像を形成して転写紙等の被転写材に転写して排出するプリンタユニット40とを備えている。
【0029】
図1を参照して、画像形成装置の各モードの動作を説明する。まず、複写モードの動作を説明する。複写モードでは、ADF10においては、原稿台102に原稿がその画像面を上にして置かれてなる原稿束は、操作部上のスタートキーが押下されると、一番下の原稿が給送ローラ103および給送ベルト104によってコンタクトガラス105上の所定の位置に給送される。ADF10は、一枚の原稿の給送完了毎に原稿枚数をカウントアップするカウント機能を有する。コンタクトガラス105上の原稿は、画像入力手段としての画像読み取り装置20によって画像情報が読み取られた後に、給送ベルト104および排送ローラ107によって排紙台108上に排出される。
【0030】
原稿セット検知器109にて、原稿台102上に次の原稿が有ることが検知された場合には、同様に原稿台102上の一番下の原稿が給紙ローラ103および給送ベルト104によってコンタクトガラス105上の所定の位置に給送される。このコンタクトガラス105上の原稿は、画像読み取り装置20によって画像情報が読み取られた後に、給送ベルト104および排送ローラ107によって排紙台108上に排出される。給紙ローラ103、給送ベルト104、および排送ローラ107は搬送モータ(不図示)によって駆動される。
【0031】
給紙手段としての第1給紙装置110、第2給紙装置111、および第3給紙装置112は、選択された時に各々第1トレイ113、第2トレイ114、および第3トレイ115に積載された被転写材としての転写紙からなる用紙を給紙し、この転写紙は縦搬送ユニット116によって像担持体としての感光体117に当接する位置まで搬送される。感光体117は、例えば感光体ドラムが用いられており、メインモータ(不図示)により回転駆動される。
【0032】
画像読み取り装置20にて読み込まれた原稿の画像情報は、図示しない画像処理手段を介して書き込み手段としての書き込みユニット30によって光情報に変換され、感光体ドラム117は、帯電器(不図示)により一様に帯電された後に書き込みユニット30からの光情報で露光されて静電潜像が形成される。この感光体ドラム117上の静電潜像は現像装置119により現像されてトナー像となる。
【0033】
搬送ベルト120は、用紙搬送手段および転写手段を兼ねていて電源から転写バイアスが印加され、縦搬送ユニット116から搬送される転写紙を感光体ドラム117と等速で搬送しながら感光体ドラム117上のトナー像を転写紙に転写させる。この転写紙は、定着装置121によりトナー像が定着され、排紙ユニット122により排紙トレイ123に排出される。感光体ドラム117はトナー像転写後にクリーニング装置(不図示)によりクリーニングされる。上記した、感光体ドラム117、帯電器(不図示)、書き込みユニット30、現像装置119、および転写手段は、画像情報により画像を転写紙上に形成する画像形成手段を構成している。
【0034】
以上の動作は通常のモードで用紙の片面に画像を複写する時の動作であるが、両面モードで転写紙の両面に画像を複写する場合には、各給紙トレイ113〜115のいずれかより給紙されて表面に上述のように画像が形成された転写紙は、排紙ユニット122により排紙トレイ123側ではなく両面入紙搬送路124側に切り替えられ、反転ユニット125によりスイッチバックされて表裏が反転され、両面搬送ユニット126へ搬送される。
【0035】
この両面搬送ユニット126へ搬送された転写紙は、両面搬送ユニット126により縦搬送ユニット116へ搬送され、縦搬送ユニット116により感光体ドラム117に当接する位置まで搬送された後、感光体ドラム117上に上述と同様に形成されたトナー像が裏面に転写されて定着装置121でトナー像が定着されることにより両面コピーとなる。この両面コピーは排紙ユニット122により排紙トレイ123に排出される。
【0036】
また、転写紙を反転して排出する場合には、反転ユニット125によりスイッチバックされて表裏が反転された転写紙は、両面搬送ユニット126に搬送されずに反転排紙搬送路127を経て排紙ユニット122により排紙トレイ123に排出される。
【0037】
つぎに、プリントモードおよびファクシミリモードについて説明する。プリントモードでは、上記画像処理手段からの画像情報の代りに外部からの画像情報が書き込みユニット30に入力されて上述の画像形成手段により転写紙上に画像が形成される。さらに、ファクシミリモードでは、上記画像読み取り手段からの画像情報が図示しないファクシミリ送受信部により相手に送信され、相手からの画像情報がファクシミリ送受信部で受信されて上記画像処理手段からの画像情報の代りに書き込みユニット30に入力されることにより、上述の画像形成手段により転写紙上に画像が形成される。
【0038】
[定着装置の構成]
図2は、図1の定着装置121の内部構成を示す図である。図2に示す定着装置121は、定着部材である定着ローラ151と、定着ローラ151を加圧する加圧部材である加圧ローラ152と、定着ローラ151の内部に配置され、定着ローラ151を内側から加熱する、主発熱体であるAC定着ヒータHT2および補助発熱体である定着ヒータHT1と、定着ローラ151の表面に当接され、定着ローラ151の表面温度(定着温度)を検知する温度検出手段であるサーミスタTH11とを備えている。
【0039】
定着ローラ151は、シリコンゴム等の弾性部材からなり、転写紙に転写されたトナー像の熱定着を行う。加圧ローラ152は、シリコンゴム等の弾性部材からなり、図示しない加圧手段により一定の加圧力で定着ローラ151に押し当てられている。定着ヒータHT1、AC定着ヒータHT2は、一般にハロゲンヒータが用いられるが、その他の抵抗体を使用することにしても良い。AC定着ヒータHT2は、ACヒータ駆動回路(図3参照)からAC電圧が供給されて発熱(点灯)し、定着ヒータHT1は、補助電源であるキャパシタ(図3参照)から電圧が供給されて発熱(点灯)する。
【0040】
上記構成の定着装置においては、定着ローラ151および加圧ローラ152は不図示の駆動機構により回転駆動され、トナーTonerを担持した転写紙等のシートPは、定着ローラ151と加圧ローラ152とのニップ部を通過する際に、定着ローラ151と加圧ローラ152による加熱および加圧でトナーTonerがシートPに定着されるようになっている。
【0041】
なお、ここでは、定着部材と加圧部材は、図2に示すように、一般的にローラであることが多いが、ローラに限られず、いずれか一方または両方に無端ベルトなどを使用することにしても良い。また、定着ヒータHT1,AC定着ヒータHT2を、定着ローラ151の内部に配する構成としたが、定着ローラ151を加熱可能な位置であれば如何なる位置に配置することにしても良い。
【0042】
[定着装置の電源回路]
図3は、定着装置の電源回路の構成を示す図である。図3に示す定着装置の電源回路200は、AC電源の供給のON/OFFを行う主電源SW201と、電源回路200の各部を制御する制御部202と、キャパシタCPを充電するためのキャパシタ充電器203と、画像形成装置のDC電源を生成するDC電源生成回路204と、AC定着ヒータHT2にAC電力を供給するACヒータ駆動回路205と、AC電源から入力される入力電流を検出する入力電流検出回路206と、インターロックスイッチ207と、キャパシタCP1の放電を行って、定着ヒータHT1にDC電力を供給するキャパシタ充放電回路208と、定着ヒータHT1の補助電源であるキャパシタCP1とを備えている。
【0043】
AC電源は、主電源SW201および入力電流検出回路206を介して、ACヒータ駆動回路205と、DC電源生成回路204と、およびキャパシタ充電器203にAC電力を供給する。
【0044】
制御部202は、電源回路200の各部を制御するものであり、キャパシタ充電器203、ACヒータ駆動回路205、およびキャパシタ充放電回路208の動作を制御する。具体的には、制御部202は、キャパシタ充電信号S1によりキャパシタ充電器203によるキャパシタCP1の充電動作を制御する。また、制御部202は、キャパシタ充放電回路208に、制御信号S3、S4を送出して、キャパシタ充放電回路208による定着ヒータHT1のON/OFF動作を制御する。また、制御部202は、制御信号S8、S9をACヒータ駆動回路205に送出して、ACヒータ駆動回路205による定着ヒータHT2のON/OFF動作を制御する。
【0045】
入力電流検出回路206は、主電源SW201と、ACヒータ駆動回路205、DC電源生成回路204、およびキャパシタ充電器203間に設けられており、主電源SW201を介して入力されるAC電源の入力電流を検出して、検出した検出電流値S7を制御部202に出力する。この入力電流は、ACヒータ駆動回路205、DC電源生成回路204、キャパシタ充電器203、および画像形成装置の動作状態に応じて変動する。
【0046】
DC電源生成回路204は、主電源SW201を介して入力されるAC電源に基づいて、画像形成装置内部で主に制御系で使用される電源Vccと、主に駆動系、中高圧電源に使用される電源Vaaを生成して、各部に出力する。
【0047】
インターロックスイッチ207は、図示しない画像形成装置のカバー類と連動してON/OFFするスイッチであり、画像形成装置のカバー類が開成されることにより触れることができる駆動部材、中高圧電源印加部材を有する場合には、カバー開時に該駆動部材の動作を停止または該印加部材への電圧印加を停止するよう電源を遮断する構成となっている。インターロックスイッチ207には、DC電源生成回路204で生成された電源Vaaの一部が入力され、このインターロックスイッチ207を介して、キャパシタ充放電回路208およびACヒータ駆動回路205に入力される。
【0048】
ACヒータ駆動回路205は、制御部202から入力される制御信号S8、S9に応じて、定着ヒータHT1のON/OFFを行う。
【0049】
キャパシタ充電器203は、キャパシタCP1と接続されており、制御部202から入力されるキャパシタ充電信号S1に基づいて、キャパシタCP1の充電を行う。
【0050】
キャパシタCP1は、電気二重層コンデンサ等の大容量のキャパシタからなる。キャパシタCP1は、キャパシタ充電器203およびキャパシタ放電回路208に接続されており、キャパシタ充電器203で充電が行われ、その充電された電力は、キャパシタ充放電回路208のON/OFF制御により定着ヒータHT1に供給される。
【0051】
キャパシタ充放電回路208は、制御部202から入力される制御信号S3、S4に応じて、キャパシタCP1に蓄積された電力を放電させて、AC定着ヒータHT2をON/OFFさせる。
【0052】
上記サーミスタTH11は、定着ローラ151の近傍に設けられており、定着ローラ151の表面温度に応じた検出信号S6を制御部202に出力する。サーミスタTH11は、その抵抗値が温度により変化するため、制御部202は、その抵抗値の温度変化を利用して、検出信号S6から定着ローラ151の表面温度を検出する。
【0053】
[ACヒータ駆動回路]
図4は、図3のACヒータ駆動回路205の構成を示す図である。ACヒータ駆動回路205は、入力されるAC電源のノイズを除去するフィルタFIL21と、制御部202から入力される制御信号S2に応じて、ON/OFFされる安全保護用の定着リレーRL21と、定着リレーRL21の逆起防止用のダイオードD21と、制御部202から入力される制御信号S9に基づいて、定着ヒータHT1をON/OFFさせるヒータON/OFF回路220と、から構成されている。
【0054】
AC電源は、フィルタFIL21および安全保護用の定着リレーRL21を介して、定着ヒータHT2の一端側に接続されている。定着ヒータHT2の他端側は、ヒータON/OFF回路220に接続されている。
【0055】
ヒータON/OFF回路220は、AC電源をON/OFFするためのトライアックTR21と、トライアックTRI21のゲートをONし、また、制御部202からの制御信号S8を絶縁するためのフォトカプラPC21と、フォトカプラPC21の発光側LEDを駆動するためのトランジスタTR21と、コンデンサC21および抵抗R21からなるノイズ吸収用スナバ回路と、ノイズ吸収用のインダクタL21と、続流防止抵抗である抵抗R22と、フォトカプラPC21の電流制限抵抗である抵抗R23、R24とで構成されている。
【0056】
上記構成のACヒータ駆動回路205においては、AC定着ヒータHT2は、安全保護用の定着リレーRL21とトランジスタTR21のゲートの両方がONされた状態で電力が供給されて点灯する。
【0057】
制御部202は、安全保護用定着リレーRL21に供給する制御信号S9をONした状態で、ヒータON/OFF回路220のトランジスタTR21のゲートに供給する制御信号S8をON/OFFして、AC定着ヒータHT2の点灯/消灯を制御する。
【0058】
[キャパタ充放電回路の構成]
図5は、図3のキャパタ充放電回路208の構成を示す図である。キャパタ充放電回路208は、図5に示すように、充放電用スイッチ231と、安全保護用の定着リレーRL11と、定着リレーRL11の逆起防止用のダイオードD11と、キャパシタCP1の両端電圧を検出する両端電圧検出回路232と、を備えている。
【0059】
図5に示すように、キャパシタCP1の両端には、充放電用スイッチ231と安全保護用の定着リレーRL11が接続されている。充放電用スイッチ231は、制御部202から入力される制御信号S3によりON/OFFされる。同様に、定着リレーRL11は、制御部202から入力される定着リレーON/OFF信号S4によりON/OFFされる。
【0060】
充放電用スイッチ231と安全保護用の定着リレーRL11の両者がONされると、定着ヒータHT1には、キャパシタCP1に蓄積された電荷が放電して、電力が供給される。
【0061】
両端電圧検出回路232は、キャパシタCP1の両端電圧を検出して、その電圧信号S5を制御部202に出力する。制御部202は、この電圧信号S5を常時監視して、キャパシタCP1の充電状態を監視する。
【0062】
[制御部の構成]
図6は、図3の制御部202の概略構成を示す図である。制御部202は、CPU241、メモリ242等から構成されている。
【0063】
CPU241は、画像形成装置や電源回路を制御するためのプログラムやデータを格納するためのメモリ242と接続されており、メモリ242に格納されたプログラムに基づいて、画像形成装置や電源回路200の制御を行う。
【0064】
CPU241には、キャパシタ充放電回路208の両端電圧検出回路232で検出されたキャパシタCP1の両端電圧を表す電圧信号(アナログ信号)S5、定着ローラ151の表面温度を検出するためのサーミスタTH11と抵抗R41の抵抗値によって分圧された検出信号(アナログ信号)S6、および入力電流検出回路206で画像形成装置の入力電流を検出した検出電流値(アナログ信号)S7等が入力される。
【0065】
また、CPU241は、IOポートを介して、キャパシタCP1の充電をON/OFFさせるキャパシタ充電信号S1、充放電用スイッチ231をON/OFFさせる制御信号S3、安全保護用の定着リレーRL11をON/OFFさせる制御信号S4、ヒータON/OFF回路220をON/OFFさせる制御信号S8、および安全保護用の定着リレーR21をON/OFFさせる制御信号S9等を出力する。
【0066】
[キャパシタの充電制御]
図7は、画像形成装置の電力消費状態とキャパシタCPの充電の可/否を説明するための説明図である。同図において、横軸はキャパシタの充電の可/否、縦軸は各モードにおける消費電力を示している。図7を参照して、画像形成装置のフルシステム、フル稼動の条件での消費電力をコピー動作に沿って説明する。
【0067】
図7において、期間t1は画像形成装置の立ち上げ期間、期間t2は画像形成装置の待機期間、期間t3はコピー動作期間、期間t4は画像形成装置の待機期間、期間t5は低電力モードの期間、期間t6は省エネモードの期間を示している。
【0068】
期間t1は、定着ローラ151の表面の温度を所定の温度に立上げ、システム内の準備を完了し、コピー可能状態にするための立上げ期間(1300W)である。通常、AC電源から発熱部材であるAC定着ヒータHT2に電源を供給し、定着ローラ151を過熱する。この期間t1では、AC定着ヒータHT2はフルデューティで点灯しているが、コピー動作は行っていないため、画像形成装置の消費電力は、1300Wとなっており、定格の最大消費電力Pmax(1500W)以下となっている。しかし、最大消費電力Pmax(1500W)に対して200Wしか余裕が無く、キャパシタCP1を充電する電力条件(250W)を満たさないため、期間t1では、キャパシタCP1の充電を行うことができない。
【0069】
定着ローラ151の近傍に設けられたサーミスタTH11により、定着ローラ151の表面温度を検出し、表面温度がコピー動作可能な温度になるとAC定着ヒータHT2への電源供給を停止して、コピー待機状態(t2期間)に移行する。
【0070】
期間t2では、AC定着ヒータHT2は、定着ローラ151の表面温度を監視しながら目標温度Tt以下になるとONし、目標温度Ttに達するとOFFすることを繰り返す。この時、画像形成装置の消費電力は1000Wとなり、最大消費電力Pmax(1500W)に対して500Wの余裕があるので、キャパシタを充電する電力条件(250W)を満たすので充電が可能である。期間t4も同様である。
【0071】
期間t3(1500W)のコピー動作中は、DC電源側の負荷電流の増加に伴って、DC電源生成回路204の負荷電流が増加し、装置全体の消費電力も増加して、最大消費電力Pmax(1500W)に近づく可能性がある。装置仕様上、この最大消費電力Pmax(1500W)を超えることはできない。このため、期間t3では、キャパシタCPを充電できるだけの余分な電力が無いため、キャパシタCP1を充電することはできない。
【0072】
期間t4は、コピー動作終了後の待機期間であり、期間t2と同様に、消費電力は1000Wとなり、最大消費電力Pmax(1500W)に対して500Wの余裕があるので、キャパシタCP1を充電する電力条件(250W)を満たすので充電可能である。
【0073】
期間t5は、一定時間(期間t4)の待機状態の経過後に移行される低電力モードの期間である。この低電力モード(400W)では、定着ローラ151の表面温度をコピー動作可能温度より低い温度で制御し、消費電力を抑えた状態である。ユーザーがコピーを使用する時、目標温度Ttより低めの温度で定着ローラ151が制御されているため、期間t1の立上げ期間より早くコピー可能な状態にできる。この期間t5では、画像形成装置の消費電力は、400Wとなるので、最大消費電力Pmax(1500W)に対して、1100Wの余裕があり、キャパシタを充電する電力条件(250W)を十分に満足できる。
【0074】
期間t6は、コピーがユーザー操作に対応するためのぎりぎりの制御部分のみ活かし、その他の負荷への電力供給を遮断している省エネモード(50W)の期間である。省エネモードでは、AC定着ヒータHT2および他の動作不要な負荷に電力供給を行わない。この期間t6では、画像形成装置の消費電力は50Wであり、最大消費電力定格のPmax(1500W)に対して、1450Wの余裕があるため、キャパシタを充電する電力条件(250W)を十分に満足できる。
【0075】
以上より、期間t1と期間t3では、画像形成装置の消費電力は、定格の最大消費電力Pmax(1500W)を超えられないため、機器が使用している電力に対する余剰分がキャパシタCP1を充電するのに必要な電力条件(250W)を満足することができない。
【0076】
期間t1は、画像形成装置の立ち上がり動作であり、期間t1の時間短縮のために定着ローラ151の部材の低熱容量化が試みられている。さらに、短時間で終了させるために、AC用定着ヒータHT2とキャパシタCP1から電力が供給される定着ヒータHT1をフルデューティで点灯させている。したがって、期間t1ではキャパシタCP1は放電状態にあり、この点からもキャパシタCP1を充電することはできない。
【0077】
期間t3は、コピー動作であり、その最大使用電力は最大消費電力Pmax(1500W)に近づく可能性がある。ただし、コピー動作中のDC電源生成回路204の負荷電流は、待機状態に対して増加するが常に一定ではなく、1枚のコピー出力においても機器を構成する様々な電動機(モータ、クラッチ、ソレノイド)の動作タイミングにより変動している。また、連続コピーにおいては、定着装置に転写紙が通るたびに定着装置121の熱が紙に奪われてしまう。サーミスタTH11で定着ローラ151の表面温度を検出して目標温度Ttより低くなれば、AC定着ヒータHT2を点灯させる。定着ローラ151の表面温度が目標温度Ttに到達すれば、AC定着ヒータHT2を消灯させる。つまり、AC定着ヒータHT2が頻繁にON/OFFを繰り返すことになり、AC定着ヒータHT2への電力供給を行っているACヒータ駆動回路205の入力電流は変動する。
【0078】
ここで、DC電源生成回路204とACヒータ駆動回路205における電力総和の最大値は、定格の最大消費電力Pmax(1500W)に近づく可能性があるが、その最小値条件では機器が使用している電力に対する余剰分が、キャパシタCP1を充電するのに必要な電力条件(250W)を十分に満足することができる。
【0079】
制御部202は、入力電流検出回路206で検出した検出電流値S7に応じて、キャパシタCP1を充電するのに必要な電力条件を満足できるかどうかを判断して、キャパシタ充電器210を制御する。これにより、コピー動作においてもDC電源生成回路204とACヒータ駆動回路205における電力の総和に対する余剰分が、キャパシタCP1を充電するのに必要な電力条件を十分に満足することができるタイミングで、キャパシタCP1を充電することが可能となる。
【0080】
すなわち、制御部202は、入力電流検出回路206で検出した検出電流値S7に応じて、キャパシタCP1を充電するのに必要な電力条件(250W)を満足できる場合に、キャパシタ充電信号S1をONして、キャパシタ充電器203によりキャパシタCP1を充電させる。
【0081】
コピー動作においてキャパシタCP1を充電していたときに、機器を構成する構成する様々な電動機(モータ、クラッチ、ソレノイド)の動作により、DC電源生成回路204の負荷電流が増加する場合がある。
【0082】
また、定着ローラ151の表面温度が目標温度Ttより低くなればAC定着ヒータHT2を点灯させるため、ACヒータ駆動回路205の入力電流が増加する場合がある。これにより、DC電源生成回路204とACヒータ駆動回路205の電力の総和が、最大消費電力定格のPmax(1500W)に近づいてしまう。
【0083】
制御部202は、入力電流検出回路206で検出した検出電流値S7に対する余剰分が、キャパシタCP1を充電するのに必要な電力条件(250W)を十分に満足できない場合は、直ちに、キャパシタ充電信号S1をOFFして、キャパシタCP1の充電を停止する。
【0084】
図8は、制御部202のキャパシタCP1の充放電制御を説明するためのフローチャートを示している。図8を参照して、制御部202のキャパシタCP1の充放電制御を説明する。
【0085】
図8において、まず、制御部202は、制御信号S9とS4をONとして、ACヒータ駆動回路205の安全保護用の定着リレーRL21と、キャパシタ充放電回路205の安全保護用の定着リレーRL11をONして、安全装置を解除して、AC定着ヒータHT2と、キャパシタCP1より電力を供給する定着ヒータHT1を点灯可能な状態にする(ステップS11)。
【0086】
制御部202は、入力電流検出回路206の検出電流値S7をモニターしながら(ステップS12)、立ち上げ、待機、およびコピー等の所定の機器動作を実行する(ステップS13)。
【0087】
制御部202は、常時、様々な機器動作中において、入力電流検出回路206の検出電流値S7が所定の電流値以下であるか否かを監視しており、入力電流検出回路206の検出電流値S7が所定の電流値(入力許容電流値)以下であるか否かを判断する(ステップS14)。ここで、所定の電流値は、その後にキャパシタCP1の充電を開始しても最大消費電力定格のPmax(1500W)を超えない値である。
【0088】
この判断の結果、制御部202は、入力電流検出回路206の検出電流値S7が所定の電流値以下でない場合には(ステップS14)、キャパシタ充電信号S1がONされている場合には、キャパシタ充電信号S1をOFFとして、キャパシタCP1の充電を停止して(ステップS20)、ステップS12に戻る。キャパシタ充電信号S1がOFFであった場合には、ステップS20の処理は無視される。
【0089】
他方、制御部202は、入力電流検出回路206の検出電流値S7が所定の電流値以下である場合には(ステップS14の「Y」)、両端電圧検出回路232から入力される電圧信号S5に基づいて、キャパシタCP1がフル充電されているか否かを判断する(ステップS15)。この判断の結果、制御部202は、キャパシタCP1がフル充電されていない場合には(ステップS15の「N」)、ステップS16に移行する一方、キャパシタCP1がフル充電されている場合には(ステップS15の「Y」)、キャパシタ充電信号S1がONされている場合には、キャパシタ充電信号S1をOFFとして、キャパシタCP1の充電を停止して(ステップS18)、ステップS16に移行する。キャパシタ充電信号S1がOFFであった場合には、ステップS18の処理は無視される。
【0090】
ステップS16では、制御部202は、両端電圧検出回路232から入力される電圧信号S5に基づいて、キャパシタCP1の両端電圧が所定の値以下であるか否かを判断する(ステップS16)。この判断の結果、制御部202は、キャパシタCP1の両端電圧が所定の値以下でない場合には(ステップS16の「N」)、定着ヒータHT1の点灯要求があるか否かを判断し(ステップS19)、定着ヒータHT1の点灯要求がある場合には(ステップS19の「N」)、キャパシタCP1の放電処理に移行する一方、定着ヒータHT1の点灯要求がない場合には(ステップS19の「Y」)、ステップS12に戻る。
【0091】
他方、制御部202は、キャパシタCP1の両端電圧が所定の値以下である場合には(ステップS16の「Y」)、キャパシタ充電信号S1をONして、キャパシタ充電器203からキャパシタCP1への出力をONする(ステップS17)。
【0092】
ここで、キャパシタCP1の充電開始後の処理を詳細に説明する。キャパシタCP1の充電を開始すると、キャパシタCP1の両端電圧が徐々に上昇していき、所定の値を超えるまでは、ステップS12→ステップS13→ステップS14の「Y」→ステップS15の「N」→ステップS16の「Y」→ステップS17→ステップS12のループを繰り返す。この場合、ステップS17の処理は既に実行済みであるので、この処理は無視される。
【0093】
キャパシタCP1の両端電圧が所定の値を超えると(ステップS16の「N」)、キャパシタCP1は放電可能状態になる。定着ヒータHT1を点灯する必要がなければ(ステップS19の「Y」)、ステップS12→ステップS13→ステップS14の「Y」→ステップS15の「N」→ステップS16の「N」→ステップS19の「Y」→ステップS12)のループを繰り返す。
【0094】
更に、キャパシタCP1の両端電圧が上昇していき、キャパシタCP1がフル充電状態になると(ステップS15の「Y」)、制御部202は、キャパシタ(CP1)の両端電圧検出回路232により検出される電圧信号S5によってキャパシタCP1がフル充電状態と判断し、キャパシタ充電信号S1をOFFして、キャパシタ充電器203からキャパシタCP1への出力をOFFする(ステップS18)。
【0095】
キャパシタCP1より電力を供給する定着ヒータHT1の点灯要求の監視は、キャパシタCP1がフル充電であった場合には、ステップS12→ステップS13→ステップS14の「Y」→ステップS15の「Y」→ステップS18→ステップS16の「N」→ステップS19の「Y」→ステップS12のループの中で行われる。この場合、ステップS18の処理は既に実行済みであるので、この処理は無視される。
【0096】
また、キャパシタCP1がフル充電ではない場合には、ステップS12→ステップS13→ステップS14の「Y」→ステップS15の「N」→ステップS16の「N」→ステップS19の「Y」→ステップS12のループの中で行われる。
【0097】
そして、いずれの場合も定着ヒータHT1の点灯要求があれば(ステップS19の「N」)、キャパシタCP1の放電処理に移る。キャパシタCP1がフル充電ではなく、かつ両端電圧が所定の値以下であった場合には(ステップS16の「Y」)、定着ヒータHT1の点灯要求があっても無視される。
【0098】
つぎに、DC電源生成回路204とACヒータ駆動回路205における電力総和が、最大消費電力定格のPmax(1500W)に近づいた場合の動作について説明する。制御部202は、様々な機器動作中において、入力電流検出回路206の検出電流値が所定の電流値以下であることを監視し続けている(ステップS14の「Y」)。
【0099】
充電動作中には、ステップS12→ステップS13→ステップS14の「Y」→ステップS15の「Y」→ステップS18→ステップS16の「N」→ステップS19の「Y」→ステップS12のループと、ステップS12→ステップS13→ステップS14の「Y」→ステップS15の「N」→ステップS16の「N」→ステップS19の「Y」→ステップS12)のループ、またはステップS12→ステップS13→ステップS14の「Y」→ステップS15の「N」→ステップS16の「Y」→ステップS17→ステップS12のループのいずれかの処理過程にあるが、制御部202は、どの処理過程においても入力電流検出回路206の検出電流値S7が所定の電流値を超えたと判断した場合には(ステップS14の「N」)、キャパシタ充電信号S1をOFFしてキャパシタ充電器203からキャパシタCP1への出力をOFFする(ステップS20)。
【0100】
以上説明したように、本実施の形態の画像形成装置によれば、制御部202は、入力電流検出回路206で検出した検出電流値S7に応じて、キャパシタ充電器203によるキャパシタCP1の充電動作を制御することとしたので、装置の動作状態、動作タイミング、またはオプションの接続状態などの様々な複雑な条件においても、画像形成装置の定格の最大消費電力定格のPmax(1500W)を超えないような条件で、商用電源の限界にとらわれずにキャパシタCP1を効率よく短時間で充電することが可能となる。
【0101】
また、制御部202は、制御部202は、入力電流検出回路206で検出した検出電流値S7が、所定の電流値を超えた場合には、キャパシタCP1の充電を停止することとしたので、画像形成装置の主電源装置に流入する電流が商用電源の定格値である15Aを超えないような条件でキャパシタCP1を充電することが可能となる。
【0102】
(実施の形態2)
実施の形態2にかかる画像形成装置を図9〜図11を参照して説明する。実施の形態2にかかる画像形成装置の構成および動作は、実施の形態1の画像形成装置とほぼ同様であるので、ここでは異なる点についてのみ説明する。
【0103】
図9は、定着ローラ151の温度制御を説明するためのタイミングチャートの一例を示している。同図(A)は、定着ローラ151の表面温度T、同図(B)は、入力電流検出回路206で検出された検出電流値、同図(C)は、AC定着ヒータHT2のON/OFF、同図(D)は、キャパシタCP1の放電のタイミングをそれぞれ示している。上記図7の期間t1から期間t3の開始部分までについて、図9を参照してさらに詳細に説明する。
【0104】
図9において、期間t1は、定着ローラ151の表面温度を所定の温度に立ち上げる期間である。通常、ACヒータ駆動回路205からAC定着ヒータHT2に電源を供給し、定着ローラ151を加熱する。この期間t1では、AC定着ヒータHT2はフルデューティで点灯しているが、コピー動作は行っていないので入力電流Iは、最大入力電流Imax以下となっている。定着ローラ151の表面温度がコピー動作可能な温度である目標温度Ttになると、AC定着ヒータHT2への電源供給を停止する。この期間t2がコピー待機状態である。
【0105】
期間t2において、定着ローラ151の表面温度は目標温度Ttに達していても定着装置周辺が十分に暖まっていない状態でコピースタートを開始すると、コピー開始直後は期間t3のようにAC定着ヒータHT2が点灯している状態でも、定着ローラ151の表面温度が低下する場合がある。実際には、定着ローラ151の表面温度が目標温度Tt以下になってもコピー動作可能であるが、定着ローラ151の表面温度がTmin以下になる場合には定着性が確保できなくなるので、コピー動作を停止させなければならない。
【0106】
コピー動作中は、DC電源生成回路204の負荷電流の増加に伴って画像形成装置全体の入力電流も増加して、画像形成装置として定められている最大入力電流Imaxに達する可能性がある。装置仕様上、この最大電流値Imaxを超えることはできない。このため、この状態においてAC定着ヒータHT2の点灯率を更に上げることはできないので、期間t4のように定着ローラ151の表面温度がTmin以下にならないように、予めキャパシタCP1に充電されている電力を定着ヒータHT1に放電供給することにより、定着ローラ151の表面温度を上昇させる。
【0107】
キャパシタCP1の電力を定着ヒータHT1に放電供給することにより、期間t5のように定着ローラROL1の表面温度が目標温度Ttに達した場合には、CP1からの放電を停止する。キャパシタCP1からの放電供給が停止した場合でも、AC定着ヒータHT2のみで期間t6のように定着ローラ151の表面温度を目標温度Ttに維持できる場合には、AC定着ヒータHT2をON/OFF制御することにより温度制御を行う。
【0108】
期間t3のように、AC定着ヒータHT2が点灯している状態でも、定着ローラ151の表面温度が低下する場合は、予めキャパシタCP1に充電されている電力を定着ヒータHT1に放電供給することにより、定着ローラ151の表面温度を上昇させるが、その直後のコピー動作が連続通紙であった場合には、再び定着ローラ151の熱が紙に奪われてしまう。
【0109】
このとき、AC定着ヒータHT2が頻繁にON/OFFを繰り返すことになり、AC定着ヒータHT2への電力供給を行っているACヒータ駆動回路205の入力電流は頻繁に増減する。このような場合は、入力電流検出回路206で検出した検出電流値S7に対する余剰分が、キャパシタCP1を充電するのに必要な電力条件(250W)を十分に満足できない条件が継続してしまう。
【0110】
そこで、実施の形態2の画像形成装置では、AC定着ヒータHT2を頻繁にON/OFFを繰り返している場合でも、キャパシタCP1の充電動作を極力継続して、キャパシタを早くフル充電状態に復帰させるために、入力電流検出回路206の検出電流値S7が入力電流許容値を超えた場合は、キャパシタCP1の充電電流の目標値を低く設定して充電を行うものである。
【0111】
図10は、図3のキャパシタ充電器203の構成を示す図である。キャパシタ充電器203は、図10に示すように、スイッチングコンバータ301と、出力制御回路302と、出力電圧サンプルホールド回路303と、出力電流検出回路304と、出力電圧検出回路305と、初期化制御回路306とを備えている。
【0112】
スイッチングコンバータ301は、AC入力電源を出力制御回路302から入力される制御信号に基づきスイッチングして、出力電流または出力電圧が一定になるように出力を調整する。出力電流検出回路304は、スイッチングコンバータ301の出力電流を検出して、出力制御回路2に出力する。出力電圧検出回路305は、スイッチングコンバータ301の出力電圧を検出して、出力制御回路302、出力電圧サンプルホールド回路303、および初期化制御回路306に出力する。
【0113】
出力電圧サンプルホールド回路303は、例えば、AD(アナログーデジタル)変換部と、データラッチ部と、DA(デジタルーアナログ)変換部とから構成されている。出力電圧サンプルホールド回路303は、制御部202から入力されるサンプル信号に基づいて、出力電圧検出回路305の検出電圧をAD変換して、出力されたデジタルデータをラッチで固定し、そのデータをDA変換して得られたアナログ電圧を出力制御回路302に電圧目標値Vaとして出力する。
【0114】
出力制御回路302は、電流目標値Iaまたは電圧目標値Vaと、出力電流検出回路404または出力電圧検出回路305の検出値とを比較して、スイッチングコンバータ301のスイッチングを制御信号により制御するものであり、制御部202から入力されるサンプル信号により定電流充電モードから緩和充電モードに切り換える。
【0115】
出力制御回路302は、定電流充電モードでは、出力電流検出回路404の検出値を電流目標値Iaと比較してスイッチングコンバータ301の出力を定電流に制御し、緩和充電モードでは、出力電圧検出回路305の検出値を電圧目標値Vaと比較してスイッチングコンバータ301の出力を定電圧に制御する。
【0116】
初期化制御回路306は、ホールドした出力電圧に基づき初期化が必要か否かを判定し、初期化モード選択信号を出力制御回路302に出力するものである。満充電信号は、スイッチングコンバータ301の出力をキャパシタ充電器203の出力として直列接続されキャパシタCP1の各セルを充電し、いずれかのセルが満充電になったのを検出するためのサンプリングをするためのものである。最も早く電圧が上昇するセルが満充電電圧に達した時点で、それまでの定電流充電からその電圧で定電圧充電に切り換わる。サンプル信号、初期化モード選択信号は、いずれも制御部202が制御する。
【0117】
実施の形態2の画像形成装置のキャパシタCP1の充電制御を図11を参照して説明する。図11は、制御部202によるキャパシタCP1の充電制御を説明するためのフローチャートである。図11において、図8と同様の処理を行うステップには同一のステップ番号を付してあり、同様の処理を行うステップについてはその詳細な説明は省略する。図11のフローチャートは、図8のフローチャートに、ステップS21、ステップS22、ステップS23を追加したものである。
【0118】
DC電源生成回路204とACヒータ駆動回路205における電力の総和が、最大消費電力定格のPmax(1500W)に近づいた場合、すなわち、制御部202が、入力電流検出回路206の検出電流値S7が所定の電流値を超えたと判断した場合(ステップS14の「N」)以外については、図8のフローチャートと同様の処理を行うため、その説明は省略する。
【0119】
ここでは、DC電源生成部204とACヒータ駆動回路205における電力の総和が、最大消費電力定格のPmax(1500W)に近づいた場合について説明する。まず、制御部202は、キャパシタ充電器203に対するサンプル信号により、キャパシタ充電器203を定電流充電モードに設定し、更に、スイッチングコンバータ301の電流目標値Iaに初期値を設定する(ステップS21)。図8の例では、キャパシタCP1を充電するのに必要な電力条件(250W)として説明していたため、ここでは、初期値を2.5A(100Vの場合)としておく。また、図8のフローチャートでは、スイッチングコンバータ301の電流目標値Iaを2.5A固定としていた。
【0120】
制御部202は、様々な機器動作中において、入力電流検出回路206の検出電流値S7が所定の電流値以下であることを監視し続けている(ステップS14の「Y」)。
【0121】
充電動作中には、ステップS21→ステップS12→ステップS13→ステップS14の「Y」→ステップS15の「Y」→ステップS18→ステップS16の「N」→ステップS19の「Y」→ステップS21のループと、ステップS21→ステップS12→ステップS13→ステップS14の「Y」→ステップS15の「N」→ステップS16の「N」→ステップS19の「Y」→ステップS21のループ、またはステップS21→ステップS12→ステップS13→ステップS14の「Y」→ステップS15の「N」→ステップS16の「Y」→ステップS17→ステップS21のループのいずれかの処理過程にあるが、制御部202は、どの処理過程においても入力電流検出回路206の検出電流値S7が所定の電流値を超えたと判断した場合には(ステップS14の「N」)、スイッチングコンバータ301の電流目標値Iaを最大消費電力定格のPmax(1500W)に相当する最大入力電流Imaxからの余剰分となるように設定し直す。すなわち、検出電流値S7と所定の電流値の差分を電流目標値Iaから減算した値を新たな電流目標値Iaとして算出して(ステップS22)、キャパシタ充電器203に対するサンプル信号により設定する(ステップS23)。
【0122】
そして、(ステップS15の「N」→ステップS16の「N」→ステップS19の「Y」→ステップS21)のループ、または、(ステップS15の「N」→ステップS16の「Y」→ステップS17→ステップS21)のループのいずれかでステップS21に戻るのであるが、この間はスイッチングコンバータ301の電流目標値Iaの初期値より低い電流値でキャパシタCP1を充電する。
【0123】
ステップS21に戻ると、制御部202はキャパシタ充電器203に対するサンプル信号により、スイッチングコンバータ301の電流目標値Iaを初期値に設定し直す。そして、ステップS14で、再び入力電流検出回路206の検出電流値が所定の電流値を超えたと判断した場合(ステップS14の「N」)には、検出電流値S7が所定の電流値以下になるまで上記の処理を繰り返す。
【0124】
以上説明したように、実施の形態2の画像形成装置によれば、制御部202は、入力電流検出回路206で検出した検出電流値S7が、所定の電流値を超えた場合には、充電電流の目標電流値を低く設定することとしたので、いかなる場合でもキャパシタCP1への充電動作を極力継続して、キャパシタCP1を早くフル充電状態に復帰させることが可能となる。
【0125】
なお、本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で適宜変形可能である。
【0126】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1にかかる画像形成装置によれば、定着部材でトナー像を熱定着する定着装置を備えた画像形成装置において、商用電源に接続して定常的に電力供給が可能な主電源と、充電可能なキャパシタから構成される補助電源と、前記補助電源を充電する充電手段と、前記補助電源から電力が供給されて発熱し、前記定着部材を加熱する発熱部材と、前記商用電源から流入する電流を検出する電流検出手段と、前記電流検出手段で検出された電流値に応じて、前記充電手段による前記補助電源の充電を制御する充電制御手段と、を備えたこととしたので、いかなる動作状態や使用条件においても商用電源の限界にとらわれずに、定着装置の補助電源として使用されるキャパシタを効率良く短時間で充電することが可能となる。
【0127】
また、請求項2にかかる画像形成装置によれば、請求項1にかかる画像形成装置において、前記充電電流制御手段は、前記電流検出手段で検出された電流値が入力電流許容値を超えた場合には、前記充電手段による前記補助電源の充電を停止させることとしたので、画像形成装置の主電源に流入する電流が商用電源の定格値(例えば、15A)を超えない条件で補助電源の充電を行うことが可能となる。
【0128】
また、請求項3にかかる画像形成装置によれば、請求項1にかかる画像形成装置において、前記充電電流制御手段は、前記電流検出手段で検出した電流値が入力電流許容値を超えた場合には、前記充電手段による前記補助電源の充電電流のレベルを下げることとしたので、いかなる場合でも補助電源への充電動作を極力継続して、補助電源を早くフル充電状態に復帰させることが可能となる。
【0129】
また、請求項4にかかる画像形成装置によれば、請求項1〜請求項3のいずれか1つにかかる発明において、前記補助電源は、電気二重層コンデンサで構成されることとしたので、ランニングコストを低下させることができ、また、低消費電力化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される画像形成装置のメカ構成を示す断面図である。
【図2】図1の定着装置の内部構成を示す図である。
【図3】図1の定着装置の電源回路の構成を示す図である。
【図4】図3のACヒータ駆動回路の構成を示す図である。
【図5】図3のキャパタ充放電回路の構成を示す図である。
【図6】図3の制御部の概略構成を示す図である。
【図7】画像形成装置の電力消費状態とキャパシタCPの充電の可/否を説明するための説明図である。
【図8】図3の制御部の充電制御を説明するためのフローチャートを示す図である。
【図9】実施の形態2において、定着ローラの温度制御を説明するためのタイミングチャートを示す図である。
【図10】実施の形態2において、図3のキャパシタ充電器の構成を示す図である。
【図11】実施の形態2において、図3の制御部の充電制御を説明するためのフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置
10 自動原稿送り装置(ADF)
20 画像読み取り装置
30 書き込みユニット
40 プリンタユニット
121 定着装置
151 定着ローラ
152 加圧ローラ
200 電源回路
201 主電源SW
202 制御部
203 キャパシタ充電器
204 DC電源生成回路
205 ACヒータ駆動回路
206 入力電流検出回路
207 インターロックスイッチ
208 キャパシタ充放電回路
220 ヒータON/OFF回路
231 充放電用スイッチ
232 両端電圧検出回路
CP1、 キャパシタ
TH11 サーミスタ
HT1 定着ヒータ
HT2 AC定着ヒータ
RL11、RL21 定着リレー

Claims (4)

  1. 定着部材でトナー像を熱定着する定着装置を備えた画像形成装置において、
    商用電源に接続して定常的に電力供給が可能な主電源と、
    充電可能なキャパシタから構成される補助電源と、
    前記補助電源を充電する充電手段と、
    前記補助電源から電力が供給されて発熱し、前記定着部材を加熱する発熱部材と、
    前記商用電源から流入する電流を検出する電流検出手段と、
    前記電流検出手段で検出された電流値に応じて、前記充電手段による前記補助電源の充電を制御する充電制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記充電電流制御手段は、前記電流検出手段で検出された電流値が入力電流許容値を超えた場合には、前記充電手段による前記補助電源の充電を停止させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記充電電流制御手段は、前記電流検出手段で検出した電流値が入力電流許容値を超えた場合には、前記充電手段による前記補助電源の充電電流のレベルを下げることを特徴とする特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記補助電源は、電気二重層コンデンサで構成されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の画像形成装置。
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