JP2005032558A - 加熱装置、定着装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】商用AC電源からの電力供給により発熱して定着ローラ201を加熱するヒータHT1と、定着ローラ201の温度を検出する温度センサTH21と、商用AC電源Pから充電するキャパシタCP1と、このキャパシタCP1の充電電圧を検出する両端電圧検出回路と、キャパシタCP1からの電力供給により発熱して定着ローラ201を加熱する2つのヒータHT2,HT3と、を備えている。制御部CTL1は、両端電圧検出回路の検出電圧と温度センサTH21の検出温度に基づいてヒータHT1〜HT3への電力供給を制御する。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、加熱装置、この加熱装置を用いた定着装置、及び、この定着装置を用いた電子写真方式の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
特許文献1,2には、電子写真方式の画像形成装置に用いられる定着装置の発熱部材(定着ヒータ)について、商用電源からの電力供給に加えて、大容量キャパシタを使用した充電可能な補助電源を用いることによって、急速な立ち上がりを可能にすることで省電力効果を高めようとした技術が開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−315567公報
【特許文献2】
特開2002−184554公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、電子写真方式の複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置では、定着ローラ、定着ベルトなどの定着部材に加圧ローラ、加圧ベルト、加圧パッドなどの加圧部材を圧接し、転写紙などのシートが定着部材と加圧部材との間を通過するときに、シート上のトナーを加熱及び加圧によりシートに定着させる加熱定着装置が用いられている。
【0005】
このような加熱定着装置で最も一般的なタイプは、定着ローラが内面から輻射ヒータで加熱されることで熱及び圧力による画像の定着を行い、この定着ローラが画像の形成されたシートの搬送ローラをも兼ねる方式のものである。
【0006】
このような加熱定着装置では、定着ローラの熱容量が大きく、ウォームアップ時間が長いという不具合がある。そのため、待機時には定着ローラの予熱により定着ローラの表面温度を定着に必要な温度近辺に維持しておく必要があり、未使用時には定着ローラの予熱により多くの電力を浪費してしまうことになる。
【0007】
しかしながら、例えばウォームアップ時間が5秒〜10秒程度以下であれば、定着ローラの予熱をなしとするか、極めて低温に定着ローラを予熱するようにすることで、ユーザはほとんど不便を感じることなく画像形成装置を使用することができる。
【0008】
また、定着部材の低熱容量化も試みられ、肉厚0.5mm以下などの定着ローラの使用により、立ち上がり時間の短縮が可能となっている。
【0009】
更なる立ち上がり時間の短縮には、定着部材を加熱するヒータへより多くの電力を投入できればよいが、一般的な商用電源は100V、15Aであり、この範囲で商用電源から画像形成装置のヒータ、紙搬送系、画像形成部、制御部へ電力を供給する必要がある。これ以上の電力は大型の画像形成装置では使用されているが、この大型の画像形成装置は商用電源から大きな電力を得るための電源工事が必要になり、あるいは、使用個所が限定される不具合がある。
【0010】
そこで、電気二重層キャパシタ等の大容量キャパシタを使用した充電可能な補助電源を用いて、商用電源の限界にとらわれずに急速な立ち上がりを狙った様々な定着装置が提案されている。前述の特許文献1,2に開示の技術は、定着ヒータについて、商用電源からの電力供給に加えて、大容量キャパシタを使用して充電可能な補助電源を用いることによって、急速な立ち上がりを可能にすることで、省電力効果を高めることを目的としたものである。
【0011】
ここで、立ちあがり時間をより短縮したい場合は、補助電源の電力を大きくすれば良いが、一般的に発熱部材に流すことができる電流値には限界があり、また、大容量キャパシタ等で補助電源を構成する場合、高い電圧値を出力しようとすればするほど、高価な電気2重層コンデンサが多数必要となってしまうという不具合がある。
【0012】
そこで、補助電源から電力が供給されることにより発熱する補助的な発熱部材を複数用意し、補助電源の充電電圧と加熱部材の表面上の温度により補助電源から補助的な発熱部材への電力供給を制御する制御手段も用意して、複数の補助的な発熱部材を補助電源に対して並列に接続するようにすれば、電流、電圧を適度に設定した状態での大電力の出力が達成可能となる。
【0013】
しかしながら、このような補助電源及び複数の補助的な発熱部材を備えた構成の加熱装置において、複数の補助的な発熱部材に同時に電源供給を行うと、画像形成装置内に突入電流による大電流が流れることになり、電磁誘導によって周辺回路にノイズが発生し、メイン制御回路のリセットICの誤動作などの不具合が発生する懸念がある。
【0014】
本発明の目的は、主たる発熱部材の他に補助的な発熱部材も複数個用いて同時に加熱部材を加熱して加熱部材の急速な温度上昇を図る場合に、補助的な発熱部材に供給する電力について電流、電圧を適度に設定した状態での大電力を可能とすることである。
【0015】
また、本発明の別の目的は、この場合に、発熱部材への突入電流により周辺の回路に不具合を生じることがないようにすることである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、商用電源からの電力供給により発熱して所定の部材を加熱する第1の発熱部材と、前記所定の部材の温度を検出する温度センサと、前記商用電源から充電する充電器と、この充電器の充電電圧を検出する電圧センサと、前記充電器からの電力供給により発熱して前記所定の部材を加熱する複数の第2の発熱部材と、前記充電電圧と前記温度検出に基づいて前記第1及び第2の発熱部材への前記電力供給を制御する制御手段と、を備えている加熱装置である。
【0017】
したがって、主たる第1の発熱部材の他に補助的な第2の発熱部材も複数個用いて同時に加熱部材を加熱して加熱部材の急速な温度上昇を図ることができ、充電器の充電電圧と加熱部材の温度検出に基づいて複数の第2の発熱部材に電力供給を行うことで、高コストの充電器を用いることなく、電流、電圧を適度に設定した状態での第2の発熱部材への大電力の供給を可能とすることができる。
【0018】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の加熱装置において、前記複数の第2の発熱部材に同時に前記電力供給を行うときは、前記複数の第2の発熱部材間で前記電力供給の開始のタイミングを一定時間ずらすタイミング制御手段をさらに備えている。
【0019】
したがって、複数の第2の発熱部材への突入電流により周辺の回路に不具合を生じることがないようにすることができる。
【0020】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の加熱装置において、前記タイミング制御手段は、ディレイ回路により前記タイミングを一定時間ずらす動作を行う。
【0021】
したがって、ディレイ回路により、複数の第2の発熱部材への突入電流により周辺の回路に不具合を生じることがないようにすることができる。
【0022】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の加熱装置において、前記ディレイ回路は、CR積分回路により前記タイミングを一定時間ずらす動作を行う。
【0023】
したがって、CR積分回路を用いたディレイ回路により、複数の第2の発熱部材への突入電流により周辺の回路に不具合を生じることがないようにすることができる。
【0024】
請求項5に記載の発明は、請求項2に記載の加熱装置において、前記タイミング制御手段は、前記各第2の発熱部材への前記電力供給のON、OFFを行う複数のスイッチング素子と、前記各スイッチング素子の前記ON、OFFを制御してタイミングを一定時間ずらす処理を実行するスイッチング制御手段と、を備えている。
【0025】
したがって、ソフトウェアなどによるスイッチング素子のON、OFF制御により、複数の第2の発熱部材への突入電流により周辺の回路に不具合を生じることがないようにすることができる。
【0026】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれかの一に記載の加熱装置を備え、トナー画像が形成された媒体に加圧及び前記加熱装置の発熱による加熱を行って前記トナー画像の前記媒体上への定着を行なう、定着装置である。
【0027】
したがって、定着装置について請求項1〜5のいずれかの一に記載の発明と同様の作用、効果を奏することができる。
【0028】
請求項7に記載の発明は、電子写真方式で媒体上にトナー画像を形成するプリンタエンジンと、前記トナー画像の前記媒体上への定着を行なう請求項5に記載の定着装置と、を備えている画像形成装置である。
【0029】
したがって、画像形成装置について請求項1〜5のいずれかの一に記載の発明と同様の作用、効果を奏することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態について説明する。
【0031】
図1は、本実施の形態のデジタル複写機の縦断面図である。このデジタル複写機は、本発明の画像形成装置を実施するもので、いわゆる複合機である。すなわち、このデジタル複写機は、複写機能と、これ以外の機能、例えば、プリンタ機能、ファクシミリ機能とを備えていて、図示しない操作部のアプリケーション切り替えキーの操作により、複写機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能を順次に切り替えて選択することが可能である。これにより、複写機能の選択時には複写モードとなり、プリンタ機能の選択時にはプリントモードとなり、ファクシミリモードの選択時にはファクシミリモードとなる。
【0032】
次に、このデジタル複写機の概略構成及び複写モードの際の動作について説明する。図1において、自動原稿送り装置(以下ADFという)101において、原稿台102に画像面を上にして置かれた原稿は、図示しない操作部上のスタートキーが押下されると、給送ローラ103、給送ベルト104によってコンタクトガラスからなる原稿台105上の所定の位置に給送される。ADF101は、一枚の原稿の給送完了毎に原稿枚数をカウントアップするカウント機能を有する。コンタクトガラス105上の原稿は、画像読取装置106によって画像情報が読み取られた後に、給送ベルト104、排送ローラ107によって排紙台108上に排出される。
【0033】
原稿セット検知器109で原稿台102上に次の原稿が存在することが検知された場合には、同様に原稿台102上の一番下の原稿が給紙ローラ103、給送ベルト104によってコンタクトガラス105上の所定の位置に給送される。このコンタクトガラス105上の原稿は、画像読取装置106によって画像情報が読み取られた後に、給送ベルト104、排送ローラ107によって排紙台108上に排出される。ここに、給送ローラ3、給送ベルト4及び排送ローラ7は搬送モータによって駆動される。
【0034】
第1給紙装置110、第2給紙装置111及び第3給紙装置112は、それぞれ選択されたときに、その積載された転写紙を給紙し、この転写紙は縦搬送ユニット116によって感光体117に当接する位置まで搬送される。感光体117は、例えば感光体ドラムが用いられていて、図示しないメインモータにより回転駆動される。
【0035】
画像読取装置106で原稿から読み取られた画像データは、図示しない画像処理装置で所定の画像処理が施された後、書き込みユニット118によって光情報に変換され、感光体ドラム117には図示しない帯電器により一様に帯電された後に書き込みユニット118からの光情報で露光されて静電潜像が形成される。この感光体ドラム117上の静電潜像は、現像装置119により現像されてトナー像となる。書き込みユニット118、感光体ドラム117、現像装置119や、その他の図示しない感光体ドラム117回りの周知の装置などにより、プリンタエンジンを構成している。
【0036】
搬送ベルト120は、用紙搬送の手段及び転写の手段を兼ねていて電源から転写バイアスが印加され、縦搬送ユニット116からの転写紙を感光体ドラム117と等速で搬送しながら感光体ドラム117上のトナー像を転写紙に転写する。この転写紙は、定着装置121によりトナー像が定着され、排紙ユニット122により排紙トレイ123に排出される。感光体ドラム117は、トナー像転写後に図示しないクリーニング装置により残存トナーのクリーニングがなされる。
【0037】
以上の動作は、通常のモードで用紙の片面に画像を複写するときの動作であるが、両面モードで転写紙の両面に画像を複写する場合には、各給紙トレイ113〜115のいずれかより給紙されて表面に上述のように画像が形成された転写紙は、排紙ユニット122により排紙トレイ123側ではなく、両面入紙搬送路124側に切り替えられ、反転ユニット125によりスイッチバックされて表裏が反転され、両面搬送ユニット126へ搬送される。
【0038】
この両面搬送ユニット126へ搬送された転写紙は、両面搬送ユニット126により縦搬送ユニット116へ搬送され、縦搬送ユニット116により感光体ドラム117に当接する位置まで搬送され、感光体ドラム117上に上述と同様に形成されたトナー像が裏面に転写されて、定着装置121でトナー像が定着されることにより両面コピーとなる。この両面コピーは排紙ユニット122により排紙トレイ123に排出される。
【0039】
また、転写紙を反転して排出する場合には、反転ユニット125によりスイッチバックされて表裏が反転された転写紙は、両面搬送ユニット126に搬送されずに反転排紙搬送路127を経て排紙ユニット122により排紙トレイ123に排出される。
【0040】
プリントモードでは、前述の画像処理装置からの画像データの代りに、外部からの画像データが書き込みユニット118に入力されて、前述と同様に転写紙上に画像が形成される。
【0041】
さらに、ファクシミリモードでは、画像読取装置106からの画像データが図示しないファクシミリ送受信部により相手に送信され、相手からの画像データがファクシミリ送受信部で受信されて前述の画像処理装置からの画像データの代りに書き込みユニット118に入力されることにより、前述と同様に転写紙上に画像が形成される。
【0042】
次に、定着装置121の構成について図2を参照して説明する。図2に示すように、定着装置121は、加熱部材である定着ローラ201に、シリコンゴム等の弾性部材からなる加圧ローラ202が、図示しない加圧手段により一定の加圧力で押し当てられている。定着部材と加圧部材は、一般的にローラ状である場合が多いが、例えば、いずれか一方又は両方を無端ベルト状に構成するようにしてもよい。
【0043】
この定着装置121には、ヒータHT1〜HT3が任意の位置に設けられる。例えば、このヒータHT1〜HT3は定着ローラ201の内部に配置されて、定着ローラ1を内側から加熱する。
【0044】
定着ローラ201及び加圧ローラ202は、図示しない駆動機構により回転駆動される。温度センサTH21は、定着ローラ201の表面に当接され、定着ローラ201の表面温度(定着温度)を検出する。トナー206を担持した転写紙等の媒体であるシート207は、定着ローラ201と加圧ローラ202とのニップ部を通過する際に、定着ローラ201と加圧ローラ202による加熱及び加圧でトナー206が定着される。
【0045】
次に、本実施の形態のデジタル複写機の回路構成について説明する。図3に示すように、商用AC電源Pの電力は、主電源スイッチMSW1を介して、画像形成装置のDC電源を生成する電力供給部PSU2、充電器であるキャパシタCP1を充電するための電力供給部PSU1及びACヒータ駆動回路ACD1に入力される。これらのAC電源としての入力電流を検出する入力電流検出回路Isnsは、入力電流値を、マイコンを備えて各部を集中的に制御する制御部CTL1に入力する。
【0046】
定着ローラ201の第1の発熱部材となるヒータHT1には、ACヒータ駆動回路ACD1がAC電源をON/OFF制御して電力供給を行う。第2の発熱部材となるヒータHT2,HT3は、キャパシタ充放電回路CPD1を介してキャパシタCP1と接続されている。
【0047】
キャパシタCP1は大容量のキャパシタであり、前述のように電力供給部PSU1により充電される。電力供給部PSU1には主電源スイッチMSW1を介してAC電源が入力され、制御部CTL1からの信号S1により電力供給部PSU1からキャパシタCP1への出力がON/OFFされる。更に電力供給部PSU1によってキャパシタCP1に充電された電力は、キャパシタ充放電回路CPD1によりヒータHT2,HT3に供給される。
【0048】
主電源スイッチMSW1を介したAC電源Pは、前述のようにデジタル複写機のDC電源を生成する電力供給部PSU2へも入力され、電力供給部PSU2はデジタル複写機の内部で主に制御系で使用される電源Vccと、主に駆動系、中高圧電源に使用される電源Vaaを生成する。
【0049】
インターロックスイッチISW1は、図示しないデジタル複写機のカバー類と連動してON/OFFするスイッチであり、デジタル複写機のカバー類が開けられることにより触れることができる駆動部材、中高圧電源印加部材を有する場合には、カバー閉時に該駆動部材の動作を停止、あるいは該中高圧電源印加部材への電圧印加を停止するよう電源を遮断する。電源Vaaの一部は、インターロックスイッチISWを介してキャパシタ充放電回路CPD1に入力される。
【0050】
定着ローラ201の表面温度を検出するための前述の温度センサTH21はサーミスタであり、このサーミスタの抵抗値が温度により変化することにより制御部CTL1は定着ローラ201の表面温度を検出する。
【0051】
次に、図3に図示した各回路ブロックについて詳細に説明する。
【0052】
まず、ACヒータ駆動回路ACD1について、図4の回路図を用いて説明する。図4に示すように、商用AC電源Pは、フィルタFIL21、及び安全保護用定着リレーRL21を介してヒータHT1に接続されている。一方、ヒータHT2は、ヒータON/OFF回路301に接続されている。
【0053】
ヒータON/OFF回路301は、AC電源をON/OFFするためのトライアックTR21と、トライアックTR21のゲートをONするためと2次側である制御部CTL1からの信号を絶縁するために必要であるフォトカプラPC21と、フォトカプラPC21の発光側LEDを駆動するためのトランジスタTR21とで構成される。コンデンサC21と抵抗R21はノイズ吸収用スナバ回路、インダクタL21はノイズ吸収用、抵抗R22は続流防止抵抗、抵抗R23,R24はフォトカプラPC21の電流制限抵抗である。
【0054】
ヒータHT3は、安全保護用の定着リレーRL21とトライアックTR21のゲートの両方がONされた状態で電力が供給されて点灯する。制御部CTL1は、安全保護用の定着リレーRL21の制御信号S9をONした状態で、トライアックTR21の制御信号S8をON/OFFして、ヒータHT1の点灯/消灯を制御する。
【0055】
次に、キャパシタ充放電回路CPD1の構成について、図5の回路図を用いて説明する。キャパシタ充放電回路CPD1の構成において、キャパシタCP1の両端は充放電用のスイッチCPSW11,CPSW12,CPSW13、安全保護用の定着リレーRL11,RL12、電圧センサとなるキャパシタの両端電圧検出回路CPV11等で構成される。符号D11は、定着リレーRL11の逆起防止用のダイオードである。
【0056】
キャパシタCP1の両端は、充放電用のスイッチCPSW11,CPSW12、CPSW13と安全保護用のリレーRL11,RL12を介して接続され、スイッチCPSW11,CPSW12と安全保護用の定着リレーRL11,RL12の両方がONされた状態でヒータHT1,HT2に電力が供給され、キャパシタCP1の両端電圧検出回路CPV11によりキャパシタCP1の電圧を検出し、制御部CTL1により,この電圧信号S5を監視する。
【0057】
リレーRL11,RL12は、制御部CTL1が制御する定着リレーON/OFF信号S4によりON/OFFされる。同様に、スイッチCPSW11,CPSW12は、制御部CTL1が制御するキャパシタ充放電信号S3によりON/OFFされる。
【0058】
キャパシタCP1の充放電を制御する制御部CTL1の回路構成について、図6の回路図を参照して説明する。マイクロコンピュータのCPU11は、画像形成装置の制御に必要なデータを格納するためのメモリM11と接続され、キャパシタCP1の両端電圧を検出するアナログ信号S5、定着ローラの表面温度を検出するためのTH11とR21の抵抗値によって分圧されたアナログ信号S6、画像形成装置の入力電流を検出するためのアナログ信号S7が入力される。更にCPU11のI/Oポートよりキャパシタ電力供給部PSU1の出力ON/OFF信号S1、キャパシタ充放電信号S3、定着リレーRL11、RL12のON/OFF信号S4を出力する。
【0059】
次に、本実施の形態のデジタル複写機で実行される特徴的な動作について説明する。
【0060】
まず、図7のタイミングチャートを用いて各ヒータHT1〜HT3の点灯タイミングを説明する。
【0061】
図7に示すように、まず、期間t1は(図7(a))、定着ローラ201表面の温度を所定の温度に立ち上げる期間である。通常、AC電源から発熱部材であるヒータHT1に通電し、定着ローラ201を加熱する。この期間t1では、ヒータHT1は(図7(c))、フルデューティで点灯しているが、デジタル複写機はコピー動作を行っていないので、入力電流Iは(図7(b))、最大入力電流Imax以下となっている。
【0062】
この状態で定着ローラ201の近傍に設けられた温度センサTH1により表面温度を検出し、表面温度がコピー動作可能な温度である目標温度Ttになると、ヒータHT1への通電を停止する。そして、コピー待機状態(期間t2)となる。
【0063】
ここで、期間t1の時間を短縮するために、AC電源による加熱とともに、予めキャパシタCP1に充電されている電力をヒータHT1とは別に設けられたヒータHT2,HT3に供給することにより(図7(d)(e))、定着ローラ201の表面温度を上昇させる。なお、キャパシタCP1に充分な充電がされていないときは、ヒータHT2,HT3への放電は行わず、ヒータHT1のみでの加熱を行う。
【0064】
期間t2において、定着ローラ201の表面温度は目標温度に達していても、定着装置121の周辺が十分に暖まっていない状態でコピーを開始すると、コピー開始直後は期間t3のようにヒータHT1が点灯している状態でも定着ローラ201の表面温度が低下する場合がある。実際には表面温度が目標温度以下になってもコピー動作可能であるが、表面温度がTmin以下になる場合には定着性が確保できなくなるので、コピー動作を停止させなければならない。
【0065】
コピー動作中は、DC電源側の負荷電流の増加に伴い、電力供給部PSU2の入力電流が増加し、装置全体の入力電流も増加し、装置として定められている最大入力電流Imaxに達する可能性があり、装置仕様上、この最大電流値Imaxを超えることはできない。よって、この状態においてヒータHT3の点灯率を更に上げることはできないので、期間t4のように表面温度がTmin以下にならないように予めキャパシタCP1に充電されている電力をヒータHT1とは別に設けられたヒータHT2又はHT3に放電供給することにより、定着ローラ201の表面温度を上昇させる。
【0066】
キャパシタCP1の電力をヒータHT2又はHT3に放電供給することにより、期間t5のように定着ローラ201の表面温度が目標温度Ttに達した場合には、キャパシタCP1からの放電を停止する。キャパシタCP1からの放電供給が停止した場合でも、ヒータHT1のみで期間t6のように定着ローラ201の表面温度を目標温度Ttに維持できる場合には、ヒータHT1をON/OFF制御することにより温度制御を行う。
【0067】
上記の期間t1において、予めキャパシタCP1に充電されている電力を定着ヒータHT2,HT3に放電供給を行うが、ヒータHT2,HT3に同時に電力供給を行うと、充放電回路CPD1と定着ローラ201間に突入電流による大電流が流れ、大電流による電磁誘導によって、この電力供給経路の周辺の回路、ハーネスにノイズを発生させる可能性がある。そこで本実施の形態においては、ヒータHT2とHT3の点灯タイミングを一定時間ずらすような制御を行う。
【0068】
このように、制御部CTL1は、キャパシタCP1の充電電圧の検出値と温度センサTH21の検出温度に基づいて、ヒータHT1〜HT3への電力供給を制御する(制御手段)。
【0069】
そして、このような制御を行うことによって、突入電流を低減し、大電流によるノイズを低減させることができる。ヒータHT2,HT3に同時に電力供給を行った場合の突入電流のグラフを図8、ヒータHT2,HT3の通電のタイミングを一定時間ずらした場合の突入電流のグラフを図9に示す。図9に示すように、タイミングをずらすことにより、ひとつ目の突入電流が図8の場合と比べて大幅に減少する。また、一本目のヒータHT2又はHT3の点灯により二本目のヒータHT3又はHT2が温められ、二つ目突入電流が減少することも分かる。
【0070】
ここで、ヒータHT2とHT3の点灯タイミングをずらす手段として、ハードウェアによる制御とソフトウェアによる制御がある。
【0071】
まず、ハードウェアによる制御の一例について説明する。
【0072】
ヒータHT1に対してヒータHT2の点灯タイミングを一定時間ずらすには、図10に示すように、キャパシタ充放電回路CPD1にディレイ回路DLYを挿入して、タイミング制御手段を実現する。ディレイ回路DLYの具体的な構成としては、図11に示すようなCR積分回路を用いることが考えられる。図11の回路の遅延時間は、立ち上がりの遅延時間がtdr、立下りの遅延時間tdfはそれぞれ以下の式で表される。
【0073】
tdr=−CRln(1−Vth/VDD)
tdf=−CRln(Vth/VDD)
(Vth:スレッショルドレベル、VDD:電源電圧)
ここで、後段のバッファBにCMOSを用いると、“Vth=1/2VDD”となり、これを代入すると、
tdr=tdf=0.69CR
となる。
【0074】
例えば、300ms程度ずらしたい場合は、“R=100kΩ、C=4.7μF”とすることにより、約330msの遅延回路とすればよい。
【0075】
次にソフトウェアによる制御の一例について、図12の回路図を用いて説明する。すなわち、この例では、スイッチング素子であるリレーRL11,RL12は、いずれも単一の定着リレーON/OFF信号S4によりON/OFFされるのではなく、個別に定着リレーON/OFF信号S4とS12によりそれぞれ制御される(タイミング制御手段)。同様に、スイッチング素子であるスイッチCPSW11,CPSW12は、単一のキャパシタ充放電信号S3によりON/OFFされるのではなく、個別にキャパシタ充放電信号S3とS11によりそれぞれ制御される(タイミング制御手段)。そして、制御部CTL1内のCPU11に内蔵されているタイマを用いて、キャパシタ充放電信号S3とS11、定着リレーON/OFF信号S4とS12の出力のタイミングを一定時間T秒の間ずらすようにして出力する。
【0076】
この場合の処理のフローチャートを図13に示す。すなわち、図13の処理は、前述の定着ローラ201表面の温度を所定の温度に立ち上げる期間t1(図7参照)にあるときに実行される。制御部CTL1は、最初に、キャパシタ充放電信号S3、定着リレーON/OFF信号S4によりヒータHT2をONにして(ステップS1)、所定のカウンタのカウント値を初期値0とし(ステップS2)、1秒ずつカウント値を1だけインクリメントして(ステップS3)、このカウント値がTに達する、すなわち、T秒が経過したときは(ステップS4のY)、キャパシタ充放電信号S11、定着リレーON/OFF信号S12によりヒータHT3をONにする(スイッチング制御手段)(ステップS1)。
【0077】
なお、前述の例では、補助的なヒータをヒータHT2,HT3の2つ設けた例を説明したが、このようなヒータを3つ以上設けて、各ヒータの通電タイミングをずらすようにすることも可能である。
【0078】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明は、主たる第1の発熱部材の他に補助的な第2の発熱部材も複数個用いて同時に加熱部材を加熱して加熱部材の急速な温度上昇を図ることができ、充電器の充電電圧と加熱部材の温度検出に基づいて複数の第2の発熱部材に電力供給を行うことで、高コストの充電器を用いることなく、電流、電圧を適度に設定した状態での第2の発熱部材への大電力の供給を可能とすることができる。
【0079】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、複数の第2の発熱部材への突入電流により周辺の回路に不具合を生じることがないようにすることができる。
【0080】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、ディレイ回路により、複数の第2の発熱部材への突入電流により周辺の回路に不具合を生じることがないようにすることができる。
【0081】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、CR積分回路を用いたディレイ回路により、複数の第2の発熱部材への突入電流により周辺の回路に不具合を生じることがないようにすることができる。
【0082】
請求項5に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、ソフトウェアなどによるスイッチング素子のON、OFF制御により、複数の第2の発熱部材への突入電流により周辺の回路に不具合を生じることがないようにすることができる。
【0083】
請求項6に記載の発明は、定着装置について請求項1〜5のいずれかの一に記載の発明と同様の作用、効果を奏することができる。
【0084】
請求項7に記載の発明は、画像形成装置について請求項1〜5のいずれかの一に記載の発明と同様の作用、効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるデジタル複写機の縦断面図である。
【図2】定着装置の構成を説明する説明図である。
【図3】デジタル複写機の回路の構成を示す回路図である。
【図4】ACヒータ駆動回路の回路図である。
【図5】キャパシタ充放電回路の回路図である。
【図6】制御部の回路図である。
【図7】デジタル複写機の動作を説明するタイミングチャートである。
【図8】二つのヒータに同時に通電した場合の突入電流のグラフである。
【図9】二つのヒータにタイミングをずらして通電した場合の突入電流のグラフである。
【図10】キャパシタ充放電回路にディレイ回路を介装した場合の回路図である。
【図11】CR積分回路を用いたディレイ回路の回路図である。
【図12】制御部による制御により二つのヒータにタイミングをずらして通電する場合の回路構成を説明する回路図である。
【図13】図12の場合の制御部が実行する処理のフローチャートである。
【符号の説明】
121 定着装置
201 加熱部材
207 媒体
206 トナー画像
HT1 第1の発熱部材
HT2 第2の発熱部材
HT3 第2の発熱部材
TH21 温度センサ
CPV11 電圧センサ
Claims (7)
- 商用電源からの電力供給により発熱して所定の部材を加熱する第1の発熱部材と、
前記所定の部材の温度を検出する温度センサと、
前記商用電源から充電する充電器と、
この充電器の充電電圧を検出する電圧センサと、
前記充電器からの電力供給により発熱して前記所定の部材を加熱する複数の第2の発熱部材と、
前記充電電圧と前記温度検出に基づいて前記第1及び第2の発熱部材への前記電力供給を制御する制御手段と、
を備えている加熱装置。 - 前記複数の第2の発熱部材に同時に前記電力供給を行うときは、前記複数の第2の発熱部材間で前記電力供給の開始のタイミングを一定時間ずらすタイミング制御手段をさらに備えている、請求項1に記載の加熱装置。
- 前記タイミング制御手段は、ディレイ回路により前記タイミングを一定時間ずらす動作を行う、請求項2に記載の加熱装置。
- 前記ディレイ回路は、CR積分回路により前記タイミングを一定時間ずらす動作を行う、請求項3に記載の加熱装置。
- 前記タイミング制御手段は、
前記各第2の発熱部材への前記電力供給のON、OFFを行う複数のスイッチング素子と、
前記各スイッチング素子の前記ON、OFFを制御してタイミングを一定時間ずらす処理を実行するスイッチング手段と、
を備えている請求項2に記載の加熱装置。 - 請求項1〜5のいずれかの一に記載の加熱装置を備え、
トナー画像が形成された媒体に加圧及び前記加熱装置の発熱による加熱を行って前記トナー画像の前記媒体上への定着を行なう、
定着装置。 - 電子写真方式で媒体上にトナー画像を形成するプリンタエンジンと、
前記トナー画像の前記媒体上への定着を行なう請求項5に記載の定着装置と、を備えている画像形成装置。
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