JP4690736B2 - キャパシタ装置の充電回路、充電方法、充電制御装置、制御プログラム、キャパシタ装置、定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

キャパシタ装置の充電回路、充電方法、充電制御装置、制御プログラム、キャパシタ装置、定着装置及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、複数の電気二重層コンデンサ等のキャパシタの充電に関し、特に、充電の効率化を実現したキャパシタ装置の充電回路、充電方法、充電制御装置、制御プログラム、キャパシタ装置、これらを用いた定着装置及び画像形成装置に関する。
電気二重層コンデンサは、小型で大容量であるが、耐電圧が低いため、直列化して電気二重層コンデンサ装置とすることにより、高耐圧化を図っている。これは、電気二重層コンデンサ装置としての高耐圧化であって、直列化された各電気二重層コンデンサの耐圧が高まるわけではない。そのため、電気二重層コンデンサ装置を構成する各電気二重層コンデンサの充電電圧は、耐圧を超えないように制御し、その充電状況を監視することが必要である。
このような電気二重層コンデンサ装置に関し、複数の電気二重層コンデンサを直列化した電気二重層コンデンサ装置には、各電気二重層コンデンサに並列に電流制御手段としてトランジスタが接続され、電気二重層コンデンサの充電電圧と基準電圧とを比較し、その差電圧に応じてトランジスタに流れる電流を制御することにより、各電気二重層コンデンサの充電電圧を平衡させるものがある(例えば、特許文献1)。
実用新案登録第2575358号公報
ところで、このような電気二重層コンデンサ装置では、漏れ電流の減少による消費電力を抑制しているにすぎない。電気二重層コンデンサの充電を一定電流で行う場合、電気二重層コンデンサに対する供給電力は電圧と電流の積で与えられることから、充電初期では供給電力が小さく、充電末期では電圧に比例して大きくなる傾向がある。このような充電を100Vの商用交流電源を用いて行う場合には、電気二重層コンデンサの充電電圧が高くなると、充電のための供給電力に不足が生じ、満充電を行い得ないという不都合が生じることになる。充電電圧が低い場合にも充電手段側から最大電力を電気二重層コンデンサに供給することは電力消費に無駄を生じ、効率的でない。斯かる課題について、上記特許文献1に開示も示唆もされておらず、それを解決する手段も開示されていない。
そこで、本発明は、直列化された複数のキャパシタの充電について、充電段階に応じてキャパシタに対する給電形態を変更し、定電力化等による充電効率を高めるキャパシタの充電回路、充電方法、充電制御装置、制御プログラム及びキャパシタ装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、前記キャパシタの充電回路、前記充電制御装置又は前記キャパシタ装置を用いた定着装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のキャパシタ装置の充電回路は、直列に接続された複数のキャパシタからなるキャパシタ装置を充電する充電回路であって、前記キャパシタ装置の端子間電圧を検出する電圧検出手段と、前記充電回路から前記キャパシタ装置に流れる電流を検出する電流検出手段と、複数の前記キャパシタのそれぞれ1つずつ併設され、充電電圧が所定電圧に到達した際に、前記キャパシタのそれぞれに供給される電流を分流させる複数のバイパス手段であって、各バイパス手段がそれぞれ、該電流の分流が行われたことを表す信号を生成する第1の信号生成手段と第2の信号生成手段とを備える複数のバイパス手段と、複数の前記第1の信号生成手段が全て並列に接続されてなる第1の信号線が接続されるとともに複数の前記第2の信号生成手段が全て直列に接続されてなる第2の信号線が接続される制御手段であって、前記キャパシタ装置に第1の定電流を供給する第1の定電流充電を開始し、前記充電回路から前記キャパシタ装置に供給される電力が最大電力となる電圧を前記電圧検出手段が検出したとき、前記定電流充電を定電力充電に切り換え、前記第1の信号線を通じて前記第1の信号生成手段の何れかが生成した信号が入力されると、前記定電力充電から前記第1の定電流より低い値の第2の定電流を前記キャパシタ装置に供給する第2の定電流充電に切り換え、前記第2の信号線を通じて前記第2の信号生成手段の全てが生成した信号が入力されると、前記キャパシタ装置の充電を終了させる制御手段とを備えた構成である。
充電されるキャパシタの端子間電圧は電圧検出手段で検出され、また、キャパシタに流れる電流は電流検出手段で検出され、制御手段では、キャパシタの端子間電圧、電流の推移が制御情報として入力されるので、電圧情報と電流情報を参照し、キャパシタに対する供給電力が検出又は演算により求められる。そこで、この充電回路では、定電流充電で充電を開始し、キャパシタに供給される電力が所定電力に到達したとき、定電力充電、キャパシタの端子間電圧が所定電圧に到達したとき、定電流充電に切り換える。これにより、キャパシタに対する供給電力の上限を低く設定できる等、充電の効率化を図ることができる。この場合、充電終期における定電流充電を、充電初期の定電流充電に比較し、低電流によって行えば、充電の効率化をより図ることができる。
また、上記目的を達成するためには、本発明のキャパシタ装置の充電回路において、前記制御手段は、前記第1の定電流充電において前記電圧検出手段で得られた電圧情報と前記電流検出手段で得られた電流情報を用いて電力情報を算出し、該電力情報により最大電力に到達したか否かを判定する構成としてもよい。
また、上記目的を達成するため、本発明のキャパシタ装置の充電方法は、直列に接続された複数のキャパシタからなるキャパシタ装置を充電する充電方法であって、前記キャパシタ装置の端子間電圧を検出する処理と、充電回路から前記キャパシタ装置に流れる電流を検出する処理と、複数の前記キャパシタのそれぞれの充電電圧が所定電圧に到達した際に、前記キャパシタのそれぞれに供給される電流を分流させ、該電流の分流が行われたことを表す信号を第1の信号生成手段と第2の信号生成手段とに生成させる処理と、前記キャパシタ装置に第1の定電流を供給する第1の定電流充電を開始し、前記充電回路から前記キャパシタ装置に供給される電力が最大電力となる電圧を検出したとき、前記定電流充電を定電力充電に切り換え、前記キャパシタ装置に供給される電流を分流させ、第1の信号線で全て並列に接続される複数の前記第1の信号生成手段の何れかに前記信号を生成させ、前記第1の信号線を通じた前記信号に応じて、前記定電力充電から前記第1の定電流より低い値の第2の定電流を前記キャパシタ装置に供給する第2の定電流充電に切り換え、第2の信号線で全て直列に接続される複数の前記第2の信号生成手段の全てに前記信号を生成させ、前記第2の信号線を通じた前記信号に応じて前記キャパシタ装置の充電を終了させる処理とを含む構成である。
また、上記目的を達成するため、本発明のキャパシタ装置の充電制御装置は、直列に接続された複数のキャパシタからなるキャパシタ装置の充電を制御する充電制御装置であって、前記キャパシタ装置の端子間電圧を検出する電圧検出手段と、充電回路から前記キャパシタ装置に流れる電流を検出する電流検出手段と、複数の前記キャパシタのそれぞれ1つずつ併設され、充電電圧が所定電圧に到達した際に前記キャパシタのそれぞれに供給される電流を分流させる複数のバイパス手段であって、各バイパス手段がそれぞれ、該電流の分流が行われたことを表す信号を生成するとともに第1の信号線で全て並列に接続される第1の信号生成手段及び、前記電流の分流が行われたことを表す信号を生成するとともに第2の信号線で全て直列に接続される第2の信号生成手段を備える複数のバイパス手段とに接続され、前記キャパシタ装置に第1の定電流を供給する第1の定電流充電を開始し、前記充電回路から前記キャパシタ装置に供給される電力が最大電力となる電圧を前記電圧検出手段が検出したとき、前記定電流充電を定電力充電に切り換え、前記第1の信号線を通じて前記第1の信号生成手段の何れかが生成した信号が入力されると、前記定電力充電から前記第1の定電流より低い値の第2の定電流を前記キャパシタ装置に供給する第2の定電流充電に切り換え、前記第2の信号線を通じて前記第2の信号生成手段の全てが生成した信号が入力されると、前記キャパシタ装置の充電を終了させる構成を備えたものである。この充電制御装置は、ディジタル回路又はアナログ回路の何れで構成してもよい。
また、上記目的を達成するため、本発明のキャパシタ装置の充電制御装置の制御プログラムは、コンピュータに実行させる、直列に接続された複数のキャパシタからなるキャパシタ装置の充電を制御する充電制御装置の制御プログラムであって、前記キャパシタ装置の端子間電圧を検出する電圧検出手段から電圧情報及び充電回路から前記キャパシタ装置に流れる電流を検出する電流検出手段から電流情報を取り込むステップと、複数の前記キャパシタのそれぞれの充電電圧が所定電圧に到達した際に前記キャパシタのそれぞれに供給される電流を分流させ、該電流の分流が行われたことを表す信号を第1の信号生成手段と第2の信号生成手段とに生成させ、バイパス動作情報を取り込むステップと、前記キャパシタ装置に第1の定電流を供給する第1の定電流充電を開始し、前記充電回路から前記キャパシタ装置に供給される電力が最大電力となる電圧を検出したとき、前記定電流充電を定電力充電に切り換え、前記キャパシタ装置に供給される電流を分流させ、第1の信号線で全て並列に接続される複数の前記第1の信号生成手段の何れかに前記信号を生成させ、前記第1の信号線を通じた前記信号に応じて、前記定電力充電から前記第1の定電流より低い値の第2の定電流を前記キャパシタに供給する第2の定電流充電に切り換え、第2の信号線で全て直列に接続される複数の前記第2の信号生成手段の全てに前記信号を生成させた際に、前記第2の信号線を通じた前記信号に応じて、前記キャパシタ装置の充電を終了させるステップとを含む構成である。
また、上記目的を達成するため、本発明のキャパシタ装置は、直列に接続された複数のキャパシタを備えるキャパシタ装置であって、複数の前記キャパシタを定電流又は定電力で充電する充電手段と、複数の前記キャパシタのそれぞれに1つずつ併設され、充電電圧が所定電圧に到達した際に前記キャパシタのそれぞれに供給される電流を分流させる複数のバイパス手段であって、各バイパス手段がそれぞれ、該電流の分流が行われたことを表す信号を生成する第1の信号生成手段と第2の信号生成手段とを備える複数のバイパス手段と、複数の前記第1の信号生成手段が全て並列に接続されてなる第1の信号線が接続されるとともに複数の前記第2の信号生成手段が全て直列に接続されてなる第2の信号線が接続される制御手段であって、前記キャパシタに第1の定電流を供給する第1の定電流充電を開始し、前記充電手段から前記キャパシタに供給される電力が最大電力となる電圧に到達したとき、前記定電流充電を定電力充電に切り換え、前記第1の信号線を通じて前記第1の信号生成手段の何れかが生成した信号が入力されると、前記定電力充電から前記第1の定電流より低い値の第2の定電流を前記キャパシタに供給する第2の定電流充電に切り換え、前記第2の信号線を通じて前記第2の信号生成手段の全てが生成した信号が入力されると、前記キャパシタの充電を終了させる制御手段とを備える構成である。
斯かる構成では、充電手段から複数のキャパシタに対して定電流又は定電力が出力され、キャパシタにはバイパス手段が併設され、キャパシタが所定電圧に充電された際、バイパス手段が動作し、充電手段から供給されている電流を分流させ、その結果、キャパシタの充電が抑制ないし解除される。各キャパシタにバイパス手段を個別に併設すれば、各充電電圧がバイパス手段によって監視されることになる。
そこで、本発明のキャパシタ装置では、充電段階において、充電初期では定電流充電を行い、キャパシタに対する供給電力が所定電力に到達したとき、その充電形態を定電流充電から定電力充電に切り換え、キャパシタのバイパス手段が動作した際に定電力充電から定電流充電に切り換える。この結果、充電初期では無駄な電力供給を抑制して所定電力まで充電を行い、所定電力に到達した充電中期では定電力充電により充電を行い、その後、充電終期では再度定電流充電を実行することにより充電が定電力化され、高効率充電が行える。充電手段側に加えられる電力、例えば、商用交流電源による電力を最大供給電力以下に抑制することができる。
上記目的を達成するためには、本発明のキャパシタ装置において、前記制御手段は、前記キャパシタの充電電圧の増加に反比例して前記キャパシタに供給される電流を減少させ、前記充電手段の出力電圧と出力電流の積を一定値に制御することにより、前記定電力を得る構成としてもよい。斯かる構成とすれば、キャパシタの充電電圧の推移に応じた電流により充電が行えるので、キャパシタに対する給電電力を抑制できるとともに、充電の高効率化が図られる。
上記目的を達成するため、本発明の定着装置は、トナー像を転写媒体に加熱によって定着させる定着装置であって、前記トナー像を加熱する加熱手段と、この加熱手段の給電部に電気エネルギを供給する複数のキャパシタからなるキャパシタ装置の充電回路とを備え、該キャパシタ装置の充電回路が、前記キャパシタ装置の端子間電圧を検出する電圧検出手段と、前記充電回路から前記キャパシタ装置に流れる電流を検出する電流検出手段と、複数の前記キャパシタのそれぞれ1つずつ併設され、充電電圧が所定電圧に到達した際に、前記キャパシタのそれぞれに供給される電流を分流させる複数のバイパス手段であって、各バイパス手段がそれぞれ、該電流の分流が行われたことを表す信号を生成する第1の信号生成手段と第2の信号生成手段とを備える複数のバイパス手段と、複数の前記第1の信号生成手段が全て並列に接続されてなる第1の信号線が接続されるとともに複数の前記第2の信号生成手段が全て直列に接続されてなる第2の信号線が接続される制御手段であって、前記キャパシタ装置に第1の定電流を供給する第1の定電流充電を開始し、前記充電回路から前記キャパシタ装置に供給される電力が最大電力となる電圧を前記電圧検出手段が検出したとき、前記定電流充電を定電力充電に切り換え、前記第1の信号線を通じて前記第1の信号生成手段の何れかが生成した信号が入力されると、前記定電力充電から前記第1の定電流より低い値の第2の定電流を前記キャパシタ装置に供給する第2の定電流充電に切り換え、前記第2の信号線を通じて前記第2の信号生成手段の全てが生成した信号が入力されると、前記キャパシタ装置の充電を終了させる制御手段とを備える構成である。
上記目的を達成するためには、本発明の定着装置において、前記制御手段は、前記第1の定電流充電において前記電圧検出手段で得られた電圧情報と前記電流検出手段で得られた電流情報を用いて電力情報を算出し、該電力情報により最大電力に到達したか否かを判定する構成としてもよい。
上記目的を達成するため、本発明の定着装置は、トナー像を転写媒体に加熱によって定着させる定着装置であって、前記トナー像を加熱する加熱手段と、この加熱手段の給電部に電気エネルギを供給する複数のキャパシタからなるキャパシタ装置の充電制御装置とを備え、該キャパシタ装置の充電制御装置が、前記キャパシタ装置の端子間電圧を検出する電圧検出手段と、充電回路から前記キャパシタ装置に流れる電流を検出する電流検出手段と、複数の前記キャパシタのそれぞれ1つずつ併設され、充電電圧が所定電圧に到達した際に前記キャパシタのそれぞれに供給される電流を分流させる複数のバイパス手段であって、各バイパス手段がそれぞれ、該電流の分流が行われたことを表す信号を生成するとともに第1の信号線で全て並列に接続される第1の信号生成手段及び、前記電流の分流が行われたことを表す信号を生成するとともに第2の信号線で全て直列に接続される第2の信号生成手段を備える複数のバイパス手段とに接続され、前記キャパシタ装置に第1の定電流を供給する第1の定電流充電を開始し、前記充電回路から前記キャパシタ装置に供給される電力が最大電力となる電圧を前記電圧検出手段が検出したとき、前記定電流充電を定電力充電に切り換え、前記第1の信号線を通じて前記第1の信号生成手段の何れかが生成した信号が入力されると、前記定電力充電から前記第1の定電流より低い値の第2の定電流を前記キャパシタ装置に供給する第2の定電流充電に切り換え、前記第2の信号線を通じて前記第2の信号生成手段の全てが生成した信号が入力されると、前記キャパシタ装置の充電を終了させる構成である。
上記目的を達成するため、本発明の定着装置は、トナー像を転写媒体に加熱によって定着させる定着装置であって、前記トナー像を加熱する加熱手段と、この加熱手段の給電部に電気エネルギを供給するキャパシタ装置とを備え、該キャパシタ装置が、直列に接続された複数のキャパシタと、複数の前記キャパシタを定電流又は定電力で充電する充電手段と、複数の前記キャパシタのそれぞれに1つずつ併設され、充電電圧が所定電圧に到達した際に前記キャパシタのそれぞれに供給される電流を分流させる複数のバイパス手段であって、各バイパス手段がそれぞれ、該電流の分流が行われたことを表す信号を生成する第1の信号生成手段と第2の信号生成手段とを備える複数のバイパス手段と、複数の前記第1の信号生成手段が全て並列に接続されてなる第1の信号線が接続されるとともに複数の前記第2の信号生成手段が全て直列に接続されてなる第2の信号線が接続される制御手段であって、前記キャパシタに第1の定電流を供給する第1の定電流充電を開始し、前記充電手段から前記キャパシタに供給される電力が最大電力となる電圧に到達したとき、前記定電流充電を定電力充電に切り換え、前記第1の信号線を通じて前記第1の信号生成手段の何れかが生成した信号が入力されると、前記定電力充電から前記第1の定電流より低い値の第2の定電流を前記キャパシタに供給する第2の定電流充電に切り換え、前記第2の信号線を通じて前記第2の信号生成手段の全てが生成した信号が入力されると、前記キャパシタの充電を終了させる制御手段とを備える構成である。
上記目的を達成するためには、本発明の定着装置において、前記制御手段は、前記キャパシタの充電電圧の増加に反比例して前記キャパシタに供給される電流を減少させ、前記充電手段の出力電圧と出力電流の積を一定値に制御することにより、前記定電力を得る構成としてもよい。
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、トナー像を転写媒体に電熱によって定着させる定着装置を備える画像形成装置であって、前記定着装置の給電部に複数のキャパシタからなるキャパシタ装置の充電回路を備え、該キャパシタ装置の充電回路が、前記キャパシタ装置の端子間電圧を検出する電圧検出手段と、前記キャパシタ装置に流れる電流を検出する電流検出手段と、複数の前記キャパシタのそれぞれ1つずつ併設され、充電電圧が所定電圧に到達した際に、前記キャパシタのそれぞれに供給される電流を分流させる複数のバイパス手段であって、各バイパス手段がそれぞれ、該電流の分流が行われたことを表す信号を生成する第1の信号生成手段と第2の信号生成手段とを備える複数のバイパス手段と、複数の前記第1の信号生成手段が全て並列に接続されてなる第1の信号線が接続されるとともに複数の前記第2の信号生成手段が全て直列に接続されてなる第2の信号線が接続される制御手段であって、前記キャパシタ装置に第1の定電流を供給する第1の定電流充電を開始し、前記充電回路から前記キャパシタ装置に供給される電力が最大電力となる電圧を前記電圧検出手段が検出したとき、前記定電流充電を定電力充電に切り換え、前記第1の信号線を通じて前記第1の信号生成手段の何れかが生成した信号が入力されると、前記定電力充電から前記第1の定電流より低い値の第2の定電流を前記キャパシタ装置に供給する第2の定電流充電に切り換え、前記第2の信号線を通じて前記第2の信号生成手段の全てが生成した信号が入力されると、前記キャパシタ装置の充電を終了させる制御手段とを備える構成である。
上記目的を達成するためには、本発明の画像形成装置において、前記制御手段は、前記第1の定電流充電において前記電圧検出手段で得られた電圧情報と前記電流検出手段で得られた電流情報を用いて電力情報を算出し、該電力情報により最大電力に到達したか否かを判定する構成としてもよい。
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、トナー像を転写媒体に電熱によって定着させる定着装置を備える画像形成装置であって、前記定着装置の給電部に複数のキャパシタからなるキャパシタ装置の充電制御装置を備え、該キャパシタ装置の充電制御装置が、前記キャパシタ装置の端子間電圧を検出する電圧検出手段と、充電回路から前記キャパシタ装置に流れる電流を検出する電流検出手段と、複数の前記キャパシタのそれぞれ1つずつ併設され、充電電圧が所定電圧に到達した際に前記キャパシタのそれぞれに供給される電流を分流させる複数のバイパス手段であって、各バイパス手段がそれぞれ、該電流の分流が行われたことを表す信号を生成するとともに第1の信号線で全て並列に接続される第1の信号生成手段及び、前記電流の分流が行われたことを表す信号を生成するとともに第2の信号線で全て直列に接続される第2の信号生成手段を備える複数のバイパス手段とに接続され、前記キャパシタ装置に第1の定電流を供給する第1の定電流充電を開始し、前記充電回路から前記キャパシタ装置に供給される電力が最大電力となる電圧を前記電圧検出手段が検出したとき、前記定電流充電を定電力充電に切り換え、前記第1の信号線を通じて前記第1の信号生成手段の何れかが生成した信号が入力されると、前記定電力充電から前記第1の定電流より低い値の第2の定電流を前記キャパシタ装置に供給する第2の定電流充電に切り換え、前記第2の信号線を通じて前記第2の信号生成手段の全てが生成した信号が入力されると、前記キャパシタ装置の充電を終了させる構成を備えたものである。
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、トナー像を転写媒体に電熱によって定着させる定着装置を備える画像形成装置であって、直列に接続された複数のキャパシタを備えるキャパシタ装置を前記定着装置の給電部に備え、該キャパシタ装置が、複数の前記キャパシタを定電流又は定電力で充電する充電手段と、複数の前記キャパシタのそれぞれに1つずつ併設され、充電電圧が所定電圧に到達した際に前記キャパシタのそれぞれに供給される電流を分流させる複数のバイパス手段であって、各バイパス手段がそれぞれ、該電流の分流が行われたことを表す信号を生成する第1の信号生成手段と第2の信号生成手段とを備える複数のバイパス手段と、複数の前記第1の信号生成手段が全て並列に接続されてなる第1の信号線が接続されるとともに複数の前記第2の信号生成手段が全て直列に接続されてなる第2の信号線が接続される制御手段であって、前記キャパシタに第1の定電流を供給する第1の定電流充電を開始し、前記充電手段から前記キャパシタに供給される電力が最大電力となる電圧に到達したとき、前記定電流充電を定電力充電に切り換え、前記第1の信号線を通じて前記第1の信号生成手段の何れかが生成した信号が入力されると、前記定電力充電から前記第1の定電流より低い値の第2の定電流を前記キャパシタに供給する第2の定電流充電に切り換え、前記第2の信号線を通じて前記第2の信号生成手段の全てが生成した信号が入力されると、前記キャパシタの充電を終了させる制御手段とを備える構成である。
上記目的を達成するためには、本発明の画像形成装置において、前記制御手段は、前記キャパシタの充電電圧の増加に反比例して前記キャパシタに供給される電流を減少させ、前記充電手段の出力電圧と出力電流の積を一定値に制御することにより、前記定電力を得る構成としてもよい。
このような定着装置又は画像形成装置は、複写機、ファクシミリ装置、プリンタ装置等の電子情報からなる画像情報を紙等の提示媒体に記録等の提示を行う手段であり、キャパシタの充電回路、充電制御装置、キャパシタ装置は、その駆動電源の一部として用いられる。既述のキャパシタの充電回路、充電制御装置、キャパシタ装置をその駆動電源の一部として用いれば、既述の充電の効率化が画像形成装置の省電力化、効率化に寄与する。
上記目的を達成するため、本発明のキャパシタの充電回路、充電方法、充電制御装置、制御プログラム、キャパシタ装置、定着装置及び画像形成装置において、前記キャパシタは、電気二重層コンデンサで構成することができる。
以上説明したように、本発明によれば、次の効果が得られる。
(1) 初期充電で定電流による充電を行い、電気二重層コンデンサ等のキャパシタに供給される電力が所定電力に移行したとき、定電力充電に切り換え、何れかのキャパシタが所定の充電電圧に到達したとき、定電流充電を行うので、高効率化を図ることができるとともに、充電電力を一定値以下に抑制でき、例えば、商用交流電源の許容最大電力以下に抑えることができる。
(2) このようなキャパシタの充電回路、充電制御装置又はキャパシタ装置が用いられた定着装置又は画像形成装置によれば、既述の効果に加え、画像形成等における省電力化を図ることができる。
(第1の実施形態)
本発明の実施形態について、図1を参照して説明する。図1は、第1の実施形態に係る電気二重層コンデンサ装置を示している。
キャパシタ装置として例えば、この実施形態に係る電気二重層コンデンサ装置2は、複写機、ファクシミリ装置、プリンタ装置等の電子情報からなる画像情報を紙等の提示媒体に記録等の提示を行う画像形成装置等の各種の負荷に直流電力を供給する直流電源装置として使用され、同一又は近似の静電容量を持つキャパシタとして例えば、複数の電気二重層コンデンサ401、402・・・40Nを備えている。この場合、電気二重層コンデンサ401〜40Nは直列回路を構成しており、直列回路の電気二重層コンデンサ401〜40Nを総称する場合、以下、コンデンサ回路4と言う。コンデンサ回路4を構成する電気二重層コンデンサ401〜40Nの個数を例えば、18個、各定格電圧を2.5〔V〕とすれば、コンデンサ回路4の充電電圧(出力電圧)VDCは45〔V〕となる。
このコンデンサ回路4には給電手段として充電回路6が接続され、この充電回路6は、交流電源8を受けて交直変換により直流出力として、制御によって定電流出力又は定電力出力を選択的に切り換えて発生する構成である。この実施形態の充電回路6は、充電回路6からコンデンサ回路4に対して供給される電力が所定電力として例えば、最大電力に到達したとき、定電流出力から定電力出力に切り換える構成である。この場合、定電力をPとすれば、定電力Pは、式(1)に示すように、電圧Vと電流Iとの積で与えられるので、
P=V・I=一定 ・・・(1)
となる。この式(1)から、定電力Pを供給するための電圧が上昇するに従い、電流Iが減少する傾向を呈し、即ち、電流を充電電圧の増加、即ち、その推移に反比例して減少させればよい。この場合、定電力出力は、交流電源8には例えば、交流電圧(実効電圧)100〔V〕、最大実効電流15〔A〕の商用交流電源を用いるものとすれば、最大出力15〔kW〕以内で設定することが可能である。
また、コンデンサ回路4の各電気二重層コンデンサ401〜40Nには、最大充電電圧を一定値に規制するバイパス手段としてバランス回路101、102・・・10Nが並列に接続されている。各バランス回路101〜10Nは、対応する各電気二重層コンデンサ401〜40Nの充電電圧が所定電圧に到達したとき、バランス回路101〜10Nが選択的にバイパス動作を開始し、電気二重層コンデンサ401〜40Nに供給される電流をバランス回路101〜10N側に分流させる。
各バランス回路101〜10Nには出力手段としてフォトカプラ121、122・・・12N、141、142・・・14Nが個別に設置されており、フォトカプラ121〜12Nには発光素子として発光ダイオード161、162・・・16N、受光素子として受光トランジスタ181、182・・・18N、フォトカプラ141〜14Nには発光素子として発光ダイオード201、202・・・20N、受光素子として受光トランジスタ221、222・・・22Nがそれぞれ設置されている。各バランス回路101〜10Nにおいて、発光ダイオード161〜16N、201〜20Nは並列に接続されており、各バランス回路101〜10Nのバイパス動作時にその動作電流により発光し、この発光出力がバイパス動作の開始を表す。また、各受光トランジスタ181〜18Nは並列化されて充電回路6に接続されており、バランス回路101〜10N中の何れか1つがバイパス動作を開始すれば、対応する受光トランジスタ181〜18Nの何れかが導通してバイパス動作の開始を表し、これが動作情報として充電回路6に加えられる。また、各受光トランジスタ221〜22Nは直列化されて充電回路6に接続されており、バランス回路101〜10Nの全てがバイパス動作をすれば、受光トランジスタ221〜22Nの全てが導通して充電終了を表すので、これが動作情報として充電回路6に加えられる。このように、フォトカプラ121〜12Nとフォトカプラ141〜14Nとを別個に設けて並列化、直列化することにより、各バランス回路101〜10Nのバイパス動作について、何れか1つの動作か全部の動作かを表す動作情報が個別に取り出される。
次に、この電気二重層コンデンサの充電方法について、図2を参照して説明する。図2は、その充電方法の一例を示している。
電気二重層コンデンサ装置2において、説明を容易にするため、電気二重層コンデンサ401〜40Nの未充電状態を想定する。充電回路6に交流電源8を接続して充電を開始すると、電気二重層コンデンサ401〜40Nは未充電状態にあることから、充電回路6から定電流が出力され、定電流充電が行われる(ステップS1)。この定電流充電が継続して行われると、コンデンサ回路4には充電電流が充電回路6から流れ込み、各電気二重層コンデンサ401〜40Nの端子間電圧は時間の経過とともに上昇する。この上昇途上で充電回路6からコンデンサ回路4に供給される電力が所定電力、例えば、最大電力に到達すると(ステップS2)、充電回路6は定電力出力に切り換えられ、定電力充電が行われる(ステップS3)。換言すれば、充電回路6の出力が最大出力に到達するまでの区間が定電流充電であり、充電回路6の出力が最大出力に到達した後、定電力充電に移行することになる。この場合、定電力充電は、既述したように、コンデンサ回路4の端子間電圧の推移に反比例して供給電流を抑制し、定電力がコンデンサ回路4に供給されるように制御する。
定電力充電が実行されて充電が進み、コンデンサ回路4の電気二重層コンデンサ401〜40Nの何れかが所定電圧に到達すると、対応するバランス回路101〜10Nでバイパス動作が開始され(ステップS4)、対応する発光ダイオード161〜16Nの発光、受光トランジスタ181〜18Nの受光による導通が行われ、充電回路6にはコンデンサ回路4の電気二重層コンデンサ401〜40Nの充電末期を表す充電情報が充電回路6に伝達される。この結果、充電回路6では、定電力出力から定電流出力に切り換えられ、コンデンサ回路4は定電流充電となる(ステップS5)。
充電末期において、定電流充電を持続すると、電気二重層コンデンサ401〜40Nが所定電圧に到達する。この結果、全てのバランス回路101〜10Nがバイパス動作に移行し(ステップS6)、受光トランジスタ221〜22Nの全てが導通すると、その充電終了情報が充電回路6に伝達され、充電を終了する。この場合、定電力充電を経た後、定電流充電に移行する場合、定電流は充電初期の定電流より低い値に設定してもよい。
このような段階的な充電において、定電流充電、最大電力に到達後の定電力充電、バランス回路101〜10Nの何れかのバイパス動作開始後の定電流充電、全てのバランス回路101〜10Nのバイパス動作による充電終了のように、段階的に充電形態を変更すれば、充電初期による電力消費の無駄や充電経過による必要電力の不足を来すことがなく、定電力充電等、効率的な充電を実現することができる。また、このようなプログラム充電によれば、発熱を抑制でき、電力の有効利用による迅速充電に寄与することができる。
次に、この電気二重層コンデンサ装置2の充電について、図3を参照して説明する。図3は、具体的な定電力充電の一例を示している。
電気二重層コンデンサ装置2において、コンデンサ回路4の電気二重層コンデンサ401〜40Nの個数を18個とし、充電電圧VDCを44〔V〕に設定し、充電回路6の出力定電流Iを10〔A〕とする。
コンデンサ回路4に定電流I=10〔A〕の供給により(a点)、この時点から定電流充電が行われ、端子間電圧VDCが一定電圧V、例えば、28〔V〕に到達したとき(b点)、定電力充電に移行する。この場合、b点では電力P=V×I=28×10=280〔W〕となり、端子間電圧VDCは、この場合、28〔V〕から一定電圧V、例えば、44〔V〕まで上昇させる(c点)。このとき、電流Iは10〔A〕から6〔A〕まで減少する(c点)。端子間電圧VDCが一定電圧V、即ち、44〔V〕まで上昇すると、再び定電流充電に移行し、端子間電圧VDCが所定電圧、即ち、バランス回路101〜10Nがバイパス動作に移行してトランジスタ221〜22Nの全てが導通したとき、充電を完了する。この実施形態では、充電初期(充電開始〜a点)では定電流充電、充電中期(b点〜c点)では定電力充電、充電終期(c点〜d点)では定電流充電が行われる。
次に、本発明の第1の実施形態に係る充電回路について、図4を参照して説明する。図4は、第1の実施形態に係る、電気二重層コンデンサの充電回路の構成例を示している。
この充電回路6は、コンデンサ回路4に対する充電のための給電手段であって、交流電源8の交流入力を整流、平滑することにより、直流出力として一定の直流電圧(VDC)を上限電圧として発生するとともに、制御によって定電流出力又は定電力出力を選択的に切り換えられるように構成されている。
この充電回路6には、交流電源8からの交流入力を整流する整流回路24が設置され、この整流回路24は、4本のダイオード26a、26b、26c、26dのダイオードブリッジからなる全波整流回路で構成されている。この整流回路24の出力側には平滑回路としてコンデンサ28が接続され、整流出力のリップル成分等の変動成分が除去される。この整流回路24の直流出力側には、コンデンサ28と並列にトランス30の一次コイル30P、スイッチング素子として電界効果トランジスタ(FET)32及び電流検出回路34が接続されている。電流検出回路34の検出出力は、本発明の充電制御装置の一構成例である制御部36に加えられている。この制御部36は、充電回路6に定電圧出力を発生するとともに、充電のための出力形態の変更、即ち、定電流出力又は定電力出力を発生させる制御手段を構成している。この制御部36の制御出力がトランジスタ32のゲートに加えられている。斯かる構成により、チョッパー回路とともにPWM(Pulse Width Modulation)回路38が構成され、トランジスタ32の発振により、トランス30の一次コイル30Pにはスイッチング電流が流れる。この一次側のスイッチング電流により、トランス30の二次コイル30Sにスイッチング電圧が誘起する。また、制御部36のスイッチング制御による例えば、一定のスイッチング周波数におけるトランジスタ32の導通期間の増減により、出力制御が行われている。
トランス30の二次コイル30Sには整流回路40としてダイオード42、44が接続され、スイッチング電圧はこの整流回路40で整流され、チョークコイル46及びコンデンサ48でその変動成分が除去され、直流出力に変換される。一定の出力電圧VDCからなる直流出力は、ダイオード50を介してコンデンサ回路4に加えられ、既述の電気二重層コンデンサ401〜40Nの充電に供される。
この充電回路6の出力電圧、即ち、コンデンサ回路4の端子間電圧VDCは電圧監視手段である第1の比較器54により監視され、電圧源56で設定された基準電圧VREF との比較により、端子間電圧VDCの増減、その推移は基準電圧VREF との差電圧ΔVとして比較器54から取り出され、制御情報の1つである電圧情報が制御部36に加えられている。
また、コンデンサ回路4側に流れる電流を検出する手段として充電回路6の基準電位側回路には電流検出抵抗として抵抗58が接続され、この抵抗58には電流が電圧に変換されて取り出され、第2の比較器60によって検出され、この比較器60から制御情報の1つである電流情報が制御部36に加えられている。
この場合、制御部36には他の制御情報として、制御入力端子62、64に既述した受光トランジスタ181〜18Nからのバイパス動作を表す導通情報、制御入力端子66、68に既述したトランジスタ221〜22Nからのバイパス動作を表す導通情報が加えられている。
斯かる構成とすれば、コンデンサ回路4に定電流を流して各電気二重層コンデンサ401〜40Nを充電し、端子間電圧VDCの推移が比較器54により監視され、電圧情報が比較器54から制御部36に加えられる。また、コンデンサ回路4に充電回路6を通して流れる電流Iは、抵抗58の電圧降下として検出され、比較器60から電流情報が制御部36に加えられる。この結果、制御部36では、充電初期においては、定電流出力を発生させ、コンデンサ回路4の端子間電圧VDCが所定電圧V1 (例えば、28〔V〕)に到達するまで定電流充電を維持し、この時点から定電力出力に切り換える。この定電力出力では、所定電圧V2 (>V1 )に上昇するに従い、電流Iを減少させ、電力P(=V・I)=一定となるように制御する。
そして、定電力充電の後、端子間電圧VDCが所定電圧V2 (例えば、44〔V〕)に到達したとき、再び定電流充電に切り換え、この場合、充電初期の定電流をI1 、充電終期での定電流をI2 とすると、定電流I2 は定電流I1 より遙に低い値に設定する。
この場合、制御部36によるトランジスタ32の制御では、トランジスタ32のスイッチング周波数の導通期間が調整されるので、パルス幅制御により、直列出力側の定電流出力、定電力出力、定電圧出力が得られる。
従って、斯かる充電回路6を用いれば、コンデンサ回路4の充電特性を既述した図3に示すように、充電初期で定電流充電、充電中期で定電力充電、充電終期で定電流充電を行うことができる。
次に、各バランス回路101〜10Nについて、図5を参照して説明する。図5は、バランス回路101〜10Nの具体的な構成例を示している。
バイパス手段としてのバランス回路101〜10Nは、電気二重層コンデンサ401〜40Nに個別に接続され、電気二重層コンデンサ401〜40Nの各充電電圧を検出する機能と、充電電圧が所定電圧に到達した後は、所定電圧に到達した電気二重層コンデンサ401〜40Nに加えられる電流を分流させるバイパス機能を備えている。
各バランス回路101〜10Nには、電気二重層コンデンサ401〜40Nに並列回路としてバイパス回路63が設置され、このバイパス回路63は例えば、開閉手段としてトランジスタ65及び抵抗67の直列回路で構成されている。トランジスタ65のベースとエミッタとの間には抵抗69が接続されている。
また、トランジスタ65を駆動する駆動手段としてドライブ回路70が設置され、このドライブ回路70は、後述のシャントレギュレータ等で構成され、電気二重層コンデンサ401〜40Nの充電電圧が所定電圧に到達した場合に導通し、トランジスタ65にベース電流を流す構成である。そこで、電気二重層コンデンサ401〜40Nには充電電圧の検出手段として抵抗71、72からなる分圧回路が接続され、電気二重層コンデンサ401〜40Nの充電電圧が抵抗71、72の抵抗比により取り出され、ドライブ回路70に加えられている。
斯かる構成では、ドライブ回路70が導通状態に移行する前では、トランジスタ65は、そのベースが高レベルに維持されて遮断状態であるから、電気二重層コンデンサ401〜40Nの充電が維持される。この充電電圧が所定電圧を超えると、ドライブ回路70が導通状態となり、抵抗69を通してドライブ回路70に電流が流れる。このとき、トランジスタ65のベース電流がドライブ回路70に引き込まれ、トランジスタ65が導通する。この導通の結果、バイパス回路63のバイパス動作が開始され、電気二重層コンデンサ401〜40Nに流れていた充電電流が主としてバイパス回路63に流れ、電気二重層コンデンサ401〜40Nの充電電流が抑制される。
このような充電電圧、充電電流の推移を検出する手段として、バイパス回路63のバイパス動作の開始を検出して導通するスイッチ回路74が設置されている。この実施形態では、スイッチ回路74はトランジスタ76及び抵抗78、80、82で構成され、このスイッチ回路74と電気二重層コンデンサ401〜40Nのアノード側回路との間には、フォトカプラ121〜12Nの発光ダイオード161〜16Nが抵抗84を介して接続され、フォトカプラ141〜14Nの発光ダイオード201〜20Nが抵抗86を介して接続されている。
斯かる構成によれば、バイパス回路63のバイパス動作を開始すると、トランジスタ65を通じてトランジスタ76の導通条件が成立する。トランジスタ76が導通すると、発光ダイオード161〜16N又は201〜20Nが発光し、受光トランジスタ181〜18N、トランジスタ221〜22Nが導通する。従って、電気二重層コンデンサ401〜40Nの充電電圧が所定電圧に到達したとき、即ち、バイパス回路63のバイパス動作に応動して受光トランジスタ181〜18N又は221〜22Nの導通により既述の充電回路6の制御部36(図4)に報知される。
次に、ドライブ回路70について、図6を参照して説明する。図6は、ドライブ回路70に用いられるシャントレギュレータ回路を示している。
このシャントレギュレータ回路96は、電圧比較器98、トランジスタ300及び基準電圧源302で構成され、電圧比較器98の正相入力端子にレファレンス(REFERENCE )端子304、トランジスタ300のコネクタ側にカソード(CATHODE )端子306、トランジスタ300のエミッタ側にアノード(ANODE )端子308を備えた構成である。
斯かる構成によれば、抵抗71、72(図5)の分圧点から電気二重層コンデンサ401〜40Nの充電電圧が分圧されてレファレンス端子304に加えられ、その電圧値が基準電圧源302の基準電圧値を超えると、電圧比較器98に出力が発生してトランジスタ300を導通させる。電圧比較器98の出力は電圧比較器98の正相入力端子及び逆相入力端子の入力差電圧に応じた値となり、トランジスタ300には、その出力値に応じた電流が流れる。この結果、トランジスタ65(図5)のベース電流がトランジスタ300に引き込まれ、そのベース電流値は電圧比較器98の出力、即ち、電圧比較器98の正相入力端子及び逆相入力端子の入力差電圧に依存する。従って、トランジスタ65に流れる電流によりスイッチ回路74が導通する。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について、図7を参照して説明する。図7は、充電回路6の第1の実施形態(図4)に対し、充電回路6の他の構成例である。
この実施形態に係る充電回路6は、既述の交流電源8及び整流回路24(図4)に代えて直流電源310で構成され、この直流電源310には平滑回路としてコンデンサ28が接続され、このコンデンサ28の端子間にはトランス30の一次コイル30Pがトランジスタ32及び電流検出回路としての抵抗312を介して接続され、トランジスタ32には寄生素子であるダイオード314が並列に接続されている。トランス30の一次コイル30P及び二次コイル30Sの極性は図示の通りであり、この充電回路6はフォワード方式を構成している。
この実施形態では、既述の制御部36がトランジスタ32のPWM制御等のスイッチング制御の機能と充電形態の変更に対応する出力制御の機能とを分離して構成されており、前者の機能を司る第1の制御部としてスイッチング制御部316と、後者の機能を司る第2の制御部として出力制御部318とで構成されている。出力制御部318は、スイッチング制御部316を通じて出力形態を制御により定電流出力、定電力出力、定電圧出力に切り換える機能を備えている。
トランス30の二次コイル30Sには全波整流回路としてダイオード42、45、平滑回路としてチョークコイル47及びコンデンサ49が接続されている。これらダイオード42、45、チョークコイル47及びコンデンサ49により得られた直流出力は、ダイオード50を通してコンデンサ回路4の電気二重層コンデンサ401〜40Nに加えられる構成は既述の通りである。この場合、VDCは、充電回路6の出力部ないしコンデンサ回路4の端子間電圧である。
また、コンデンサ回路4には、抵抗320、322がダイオード50を介して並列に接続されており、コンデンサ回路4の端子間電圧VDCが抵抗320、322の各抵抗比によって分圧されて取り出され、この電圧値が電圧情報として出力制御部318に加えられている。また、既述の通り、この実施形態に係る充電回路6においても、コンデンサ回路4を通して充電回路6に流れる電流を検出する手段として抵抗58が設置され、抵抗58に発生する電圧が電流情報として出力制御部318に取り込まれている。
出力制御部318では既述の電圧情報、電流情報を得て、例えば、充電初期では定電流出力、コンデンサ回路4への出力電力が所定電力に到達した後(充電中期)は定電力出力、端子間電圧が所定電圧に到達した後(充電終期)は定電流出力となる出力形態、即ち、充電形態を構成する。そこで、このような出力形態を得るため、出力制御部318の出力はフォトカプラ324を通して取り出され、スイッチング制御部316に加えられている。フォトカプラ324は、出力制御部318の出力電流によって発光する発光ダイオード326と、その光を受光する受光トランジスタ328とで構成され、受光トランジスタ328には出力制御部318の出力電流に対応する電流が流れる。この電流が制御情報として受光トランジスタ328よりスイッチング制御部316に加えられる。
そして、このような制御情報を受けたスイッチング制御部316では、トランジスタ32を一定のスイッチング周波数でスイッチングさせるとともに、その導通期間を制御情報に応じて、トランス30を通じて一次コイル30Pから二次コイル30Sに伝達されるエネルギを制御することにより、充電回路6の出力が既述の出力形態に制御される。
斯かる構成とすれば、図3に一例として示した充電形態を実現することができ、コンデンサ回路4の電気二重層コンデンサ401〜40Nの効率的な充電が行える。なお、この充電回路6は、図8に示すように、フライバック方式に構成してもよく、トランス30の二次コイル30Sに整流回路としてダイオード45、平滑回路としてコンデンサ51、53を接続している。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について、図9を参照して説明する。図9は、充電回路6の第2の実施形態(図7)について、出力制御部318の具体的な構成例を示している。この実施形態において、第2の実施形態(図7)と同一部分には同一符号を付してある。
この出力制御部318では、抵抗320、322を通して電圧を検出する電圧検出回路330、抵抗58を通して電流を検出する電流検出回路332、これら電圧検出回路330の検出電圧Vと電流検出回路332の検出電流Iとを以て定電力出力Pを発生する定電力回路334を備えるとともに、これら電圧検出回路330、電流検出回路332及び定電力回路334の各出力をワイヤードOR等の論理回路336を通してフォトカプラ324の発光ダイオード326を通して出力するように構成したものである。この実施形態では、発光ダイオード326と基準電位点との間に電流制限用の抵抗338が挿入されている。
斯かる構成によれば、既述したように、電圧情報、電流情報を得て、例えば、充電初期では定電流出力、コンデンサ回路4への出力電力が所定電力に到達した後(充電中期)は定電力出力、端子間電圧が所定電圧に到達した後(充電終期)は定電流出力となる出力形態、即ち、充電形態を構成でき、出力制御部318の出力がフォトカプラ324を通してスイッチング制御部316に加えられている。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について、図10を参照して説明する。図10は、第4の実施形態に係る充電回路の構成例を示している。この実施形態において、第2の実施形態(図7)、第3の実施形態(図9)と同一部分には同一符号を付してある。
この実施形態では、既述の電圧検出回路330、電流検出回路332及び定電力回路334を第1及び第2の電圧比較器340、342等で構成したものであって、電圧比較器342側の比較動作に定電力制御情報としての比較結果を得るように構成されている。各電圧比較器340、342は、例えば、演算増幅器で構成することができる。
充電回路6の出力電圧、即ち、コンデンサ回路4の端子間電圧VDCは、抵抗320、322からなる分圧回路により分圧されて取り出され、電圧比較器340の正相入力端子(+)に加えられている。この電圧比較器340の逆相入力端子(−)には基準電圧源344により基準電圧Vref が加えられている。この実施形態では、コンデンサ49の端子間に抵抗346を介して基準電圧源344が接続され、基準電圧源344の正極側に抵抗348を介して電圧比較器340の逆相入力端子(−)が接続されている。電圧比較器340の出力側にはダイオード350及び抵抗352を介してフォトカプラ324の発光ダイオード326が接続されている。斯かる構成により、電圧比較器340では、基準電圧Vref と端子間電圧VDCの分圧値とが比較され、電圧情報として両者の差電圧が得られ、この差電圧に応じた電流がダイオード350及び抵抗352を介してフォトカプラ324の発光ダイオード326に流れ、発光ダイオード326を発光させる。ダイオード350は電圧比較器342との絶縁手段である。
また、抵抗58の両端子間には抵抗362、364を介して電圧比較器342の正相入力端子(+)及び逆相入力端子(−)が接続されている。抵抗58には、コンデンサ回路4を通じて充電回路6に流れる電流により電圧降下を生じさせ、この電圧値に応じた出力が電圧比較器342に発生する。この出力がコンデンサ回路4から得られる電流情報である。即ち、電圧比較器342の出力はダイオード366及び抵抗352を通して発光ダイオード326に流れ、発光ダイオード326を発光させる。ダイオード366は電圧比較器340との絶縁手段である。
そして、電圧比較器342の正相入力端子(+)には、所定電圧Vc以上で導通するツェナーダイオード368及び抵抗370の直列回路が接続されており、ツェナーダイオード368、抵抗370及び既述の抵抗362で分圧回路が構成されている。また、電圧比較器342の逆相入力端子(−)には抵抗372を介して基準電圧源344の正極側が接続されており、抵抗364、372によって基準電圧Vref の分圧回路を構成し、分圧された基準電圧Vrefoが逆相入力端子(−)に加えられている。抵抗364、372の抵抗値をR364 、R372 とすれば、基準電圧Vrefoは、
refo=Vref ・R364 /(R364 +R372 ) ・・・(2)
となる。
そこで、電圧比較器342側では抵抗58を流れる電流Iが所定値を超え、端子間電圧VDCが所定値を超えてツェナーダイオード368が導通した時点の電力Pを最大電力となるように電圧比較器342が制御され、この結果、この電圧比較器342には定電力出力を実現するための制御情報としての電流情報が出力される。
そして、この充電回路6では、電圧情報を出力する電圧比較器340の出力、電流情報又は定電力情報を出力する電圧比較器342の各出力は加算されて発光ダイオード326に供給され、その加算情報が受光トランジスタ328を通してスイッチング制御部316に加えられている。
斯かる構成によれば、既述したように、電圧情報、電流情報又は定電力情報を得て、充電初期では定電流出力、コンデンサ回路4への出力電力が所定電力に到達した後(充電中期)は定電力出力、端子間電圧が所定電圧に到達した後(充電終期)は定電流出力となる出力形態、即ち、充電形態を実現することができる。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態について、図11を参照して説明する。図11は、第5の実施形態に係る充電回路の構成例を示している。この実施形態において、第2の実施形態(図7)、第3の実施形態(図9)と同一部分には同一符号を付してある。
この実施形態に係る出力制御部318は、第3の実施形態と同様の電圧検出回路330及び電流検出回路332を備えるとともに、演算手段としてマイクロコンピュータ374を備えている。マイクロコンピュータ374は、各電圧検出回路330及び電流検出回路332の出力を受けて電圧情報及び電流情報を取り出すとともに、電圧情報及び電流情報から所定の電力情報を演算し、例えば、最大電力に到達したとき、定電力情報を出力する構成である。マイクロコンピュータ374の出力側には、フォトカプラ324の発光ダイオード326及び抵抗338が接続されており、既述の制御出力がスイッチング制御部316(図7)に加えられる。
斯かる構成によれば、既述したように、電圧情報、電流情報又は定電力情報を得て、充電初期では定電流出力、コンデンサ回路4への出力電力が所定電力に到達した後(充電中期)は定電力出力、端子間電圧が所定電圧に到達した後(充電終期)は定電流出力となる出力形態、即ち、充電形態を実現することができ、この場合、定電力出力は演算によって得られている。
(第6の実施形態)
次に、本発明の第6の実施形態について、図12を参照して説明する。図12は、マイクロコンピュータ374等の演算処理装置を媒介とした充電制御プログラムのフローチャートを示している。
この充電制御プログラムでは、コンデンサ回路4(図1、図7)の各電気二重層コンデンサ401〜40Nの充電について、その充電初期で定電流充電を行い(ステップS11)、この充電途上で電圧情報の取込み(ステップS12)、電流情報の取込み(ステップS13)を行う。これら電圧情報及び電流情報の取込みは例えば、第5の実施形態では電圧検出回路330、電流検出回路332で行われる。このような電圧情報及び電流情報を参照して電力情報の演算を行う(ステップS14)。
そして、コンデンサ回路4に対する供給電力が所定電力、例えば、最大電力に到達したか否かを判定し(ステップS15)、所定電力に到達するまで定電流充電を持続させ(ステップS11〜ステップS15)、所定電力に到達した後は、定電力充電に移行させる(ステップS16)。
この定電力充電による充電が進行し、コンデンサ回路4の端子間電圧VDCが所定電圧に到達したか否かを判定する(ステップS17)。これは、図3の充電特性におけるc点である。この時点から充電終期となり、再び定電流充電に移行する(ステップS18)。この充電の結果、コンデンサ回路4の端子間電圧VDCが目標値に到達したか否かを判定し(ステップS19)、例えば、この実施形態では45〔V〕に到達したとき、充電を完了する。
斯かる構成によれば、既述した通りの充電形態として、定電流充電、定電力充電及び定電流充電(低電流充電)を段階的に行うことができ、効率的な充電処理を行える。なお、負荷に給電しながら充電処理を行う場合には、コンデンサ回路4の端子間電圧VDCが所定電圧以下に低下したとき、この充電制御プログラムを実行させればよい。
次に、本発明に係る充電形態と従来の充電形態の差異について、図13を参照して説明する。図13は、本発明に係る充電形態と、従来の定電流充電とを示している。
既述した通り、本発明に係る充電形態では、充電初期(a〜b間)は定電流例えば、10〔A〕で充電し、この場合、コンデンサ回路4に加えられる電力が所定電力(最大電力)P=V・I=28×10=280〔W〕に到達した時点(b)からの充電中期(b〜c間)では定電力充電(P=280〜264〔W〕)とし、コンデンサ回路4の端子間電圧VDCが所定電圧例えば、44〔V〕に到達したとき、低電流例えば、6〔A〕以下の定電流充電に移行する。
これに対し、従来の定電流充電では、定電流10〔A〕を最終充電まで維持すると、e点では最大電力Pmax =440〔W〕が維持され、コンデンサ回路4の充電電圧が上昇し、充電電流が抑制されるにも拘わらず、充電回路から最大電力Pmax が維持され、無駄な電力消費を生じるとともに、発熱による熱損失が生じることになる。従って、本発明に係る充電によれば、効率的な充電が行えることになる。
なお、上記実施形態では、ドライブ回路70としてシャントレギュレータ回路96を用いた例を記載したが、トランジスタ65を導通させる回路としては、電圧比較器のみを用いても構成でき、実施形態の回路に限定されるものではない。
また、上記実施形態では、電気二重層コンデンサ装置2を例示して説明したが、この電気二重層コンデンサ装置2は複写機、ファクシミリ装置、プリンタ装置等の画像形成装置、その他の電源装置等に用いることができる。
(第7の実施形態)
本発明の第7の実施形態について、図14を参照して説明する。この第7の実施形態は、既述の電気二重層コンデンサ装置2を用いた定着装置及びディジタル複写機について記述したものである。図14は、ディジタル複写機の概略構成例を示す縦断正面図である。このディジタル複写機410は、本発明の画像形成装置の一実施形態に係り、いわゆる複合機であって、複写機能と、これ以外の機能として例えば、プリンタ機能やファクシミリ機能を備えており、これら機能は図示しない操作部のアプリケーション切換えキーの操作によって選択することが可能である。この機能選択により、ディジタル複写機410は、複写機能の選択時に複写モード、プリンタ機能の選択時にプリントモード、ファクシミリ機能の選択時にファクシミリモードに切り換えられる。
このディジタル複写機410について、その構成とともに各種モードの動作を説明する。複写モードでは、原稿を送る自動原稿送り装置(以下「ADF」という)412の原稿台414に画像面を上にして置かれた原稿は、図示しない操作部上のスタートキーが押下されると、給紙ローラ416、給送ベルト418によってコンタクトガラス420上の所定の位置に給送される。ADF412は、一枚の原稿の給送完了毎に原稿枚数をカウントアップするカウント機能を有する。コンタクトガラス420上の原稿は、画像読取装置422によって画像情報が読み取られた後に、給送ベルト418、排送ローラ424によって排紙台426上に排出される。
画像読取装置422には、露光ランプ466、ミラー468、470、472、結像レンズ474、イメージセンサを構成するCCD(Charge Coupled device )476等が備えられている。光源である露光ランプ466により発せられた光が原稿に照射され、原稿からの反射光がミラー468、470、472を経て結像レンズ474で集光されてCCD476に検知され、光電変換により画像データに変換される。
原稿台414上に次の原稿が原稿セット検知器428で検知されると、同様に原稿台414上の一番下の原稿が給紙ローラ416、給送ベルト418によってコンタクトガラス420上の所定の位置に給送される。このコンタクトガラス420上の原稿は、画像読取装置422によって画像情報が読み取られた後に、給送ベルト418、排送ローラ424によって排紙台426上に排出される。給紙ローラ416、給送ベルト418及び排送ローラ424は図示しない搬送モータによって駆動される。
第1給紙装置430、第2給紙装置432及び第3給紙装置434は、それぞれ選択されたときに、その積載された転写紙を給紙する。この転写紙は縦搬送ユニット442によって感光体444に当接する位置まで搬送される。感光体444は、例えば感光体ドラムが用いられており、図示しないメインモータにより回転駆動される。
画像読取装置422で原稿から読み取られた画像データは、画像処理部478で所定の画像処理が施された後、書込みユニット446によって光情報に変換される。その画像を表す光はミラー480を経て感光体444に照射される。感光体444には図示しない帯電器により一様に帯電された後、書込みユニット446からの光情報で露光されて静電潜像が形成される。この感光体444上の静電潜像は、現像装置448により現像されてトナー像となる。
このディジタル複写機410においては、書込みユニット446、感光体444、現像装置448や、その他の図示しない感光体444回りの周知の装置等により、電子写真方式で用紙等の媒体に画像形成を行うプリンタエンジンが構成されている。
搬送ベルト450は、用紙搬送手段又は転写手段を構成しており、電源から転写バイアスが印加され、縦搬送ユニット442から搬送される転写媒体としての転写紙には、感光体444と等速で搬送されながら、感光体444上のトナー像が転写される。この転写紙は、定着装置452から加えられる熱によってトナー像を定着させ、排紙ユニット454により排紙トレイ456に排出される。感光体444にはトナー像転写後に図示しないクリーニング装置によりクリーニングが施され、感光体444上にある残存トナーが除去される。
このような複写動作は、通常モードでの用紙片面の複写である。この片面モードに対し、転写紙の両面に画像を複写する両面モードがある。この両面モードでは各給紙トレイ436〜440の何れかより給紙され、その表面に既述の画像が形成された転写紙は、両面入紙搬送路458側に切り換えられ、反転ユニット460によりスイッチバックされて表裏が反転され、両面搬送ユニット462へ搬送される。この場合、片面複写の排紙ユニット454による排紙トレイ456側への搬送が禁止される。
両面搬送ユニット462へ搬送された転写紙は、両面搬送ユニット462により縦搬送ユニット442へ搬送され、感光体444に当接する。転写紙には、感光体444に形成されたトナー像が裏面に転写され、定着装置452によりトナー像が定着され、両面複写が得られる。この両面複写された転写紙は、排紙ユニット454により排紙トレイ456に排出される。
また、転写紙を反転して排出する場合に、反転ユニット460によりスイッチバックされて表裏を反転させた転写紙は、反転排紙搬送路464を経て排紙ユニット454により排紙トレイ456に排出される。
また、プリントモードでは、前述の画像処理装置からの画像データの代りに、外部からの画像データが書込みユニット446に入力され、複写モードと同様に転写紙上に画像が形成される。また、ファクシミリモードでは、画像読取装置422からの画像データが図示しないファクシミリ送受信部により相手に送信され、相手からの画像データがファクシミリ送受信部で受信されて前述の画像処理装置からの画像データの代りに書込みユニット446に入力されることにより、複写モードと同様に転写紙上に画像が形成される。
また、ディジタル複写機410には、図示しない大量用紙供給装置(LCT)、ソート、穴あけ、ステイプル等を行うフィニッシャー、原稿読取りのためのモード、複写倍率の設定、給紙段数の設定、図示しないフィニッシャーで後処理の設定、オペレータに対する表示等を行う操作部を備える。
次に、このディジタル複写機410の定着装置452の構成について、図15を参照して説明する。図15は、定着装置452の基本的な構成を示している。この定着装置452では、定着部材である定着ローラ508に、加圧部材としての加圧ローラ510が、図示しない加圧手段により一定の加圧力を以て押し当てられている。加圧ローラ510は例えば、シリコンゴム等の弾性部材で構成される。定着部材と加圧部材は、双方をローラ状に構成する必要はなく、何れか一方又は双方を無端ベルトで構成してもよい。この定着装置452では、定着エネルギを発生する電熱源として例えば、交流(AC)定着ヒータHT1、HT2、HT3が設けられている。この実施形態では例えば、AC定着ヒータHT1、HT2、HT3は定着ローラ508の内部に配置されており、定着部材である定着ローラ508を内側から加熱する構成である。
これら定着ローラ508及び加圧ローラ510は、図示しない駆動機構により回転駆動される。定着ローラ508の表面には定着温度を検出する手段として例えば、サーミスタ等の温度センサTH11、TH12が当接され、その表面温度が検出される。トナー512を担持した転写紙等の媒体であるシート514には、定着ローラ508と加圧ローラ510とのニップ部を通過する際に、定着ローラ508及び加圧ローラ510による加熱及び加圧によりトナー画像が定着する。
そして、第2の発熱部材である複数本のAC定着ヒータHT2、HT3は、主たるヒータ(主ヒータ)を構成しており、定着ローラ508の基準となる目標温度に達していないときにONにされて、定着ローラ508を加熱する。これらAC定着ヒータHT2、HT3は例えば、定着ローラ508内において、B5サイズ、A4サイズ等を考慮して主走査方向を不均等に2分するように配置される。AC定着ヒータHT2は定着ローラ508の基準位置側からB5サイズ分、AC定着ヒータHT3は残りの(A4−B5)サイズ分を各々加熱するように割り当てられ、加熱むらを防止している。
第1の発熱部材であるAC定着ヒータHT1は、ディジタル複写機410の主電源投入時や、省エネのためのオフモード時からコピー可能となるまでの立上げ時等、定着装置452のウォームアップ時にONにされるか、又は、画像形成時に定着ローラ508の基準となる目標温度に達していないときにONされることにより、定着ローラ508を加熱する補助的なヒータ(補助ヒータ)である。
次に、ディジタル複写機410の電源制御系の構成について、図16を参照して説明する。図16は、ディジタル複写機410の定着装置452の電源回路482の構成を示すブロック図である。
この電源回路482には例えば、商用交流電源等のAC電源PSの供給のON/OFFを行うメイン電源スイッチ(SW)484が設けられ、このSW484を通してAC電源PSが制御部486、キャパシタ充電回路488、直流(DC)電源生成回路490、ACヒータ駆動回路492に加えられている。制御部486は電源回路482の各部その他を制御し、キャパシタ充電回路488はAC電源PSを受けてキャパシタ装置493を充電する。このキャパシタ装置493は、AC定着ヒータHT1の補助電源を構成する。DC電源生成回路490は、ディジタル複写機410のDC電源を生成する。ACヒータ駆動回路492は、AC定着ヒータHT2、HT3にAC電力を供給する第2の駆動回路を構成する。このACヒータ駆動回路492の出力はインターロックスイッチ494を介してACヒータ駆動回路492及びキャパシタ放電回路496に加えられている。そして、キャパシタ放電回路496は、キャパシタ装置493の放電を実行し、AC定着ヒータHT1に対してDC電力を供給する第1の駆動回路を構成している。
そして、制御部486は、電源回路482の各部を制御しており、キャパシタ充電回路488、ACヒータ駆動回路492及びキャパシタ放電回路496の動作を制御する。この制御動作として例えば、キャパシタ充電回路488に制御信号S1を送出して、キャパシタ充電回路488によるキャパシタ装置493の充電動作を制御する。また、キャパシタ放電回路496に、制御信号S3、S4を送出して、キャパシタ放電回路496によるAC定着ヒータHT1のON/OFF動作を制御する。また、制御信号S8、S9、S10をACヒータ駆動回路492に送出し、ACヒータ駆動回路492によるAC定着ヒータHT2、HT3のON/OFF動作を制御する。
DC電源生成回路490は、メイン電源SW484を介して入力されるAC電源に基づいて、画像形成装置の制御系に供給する電源VCCと、駆動系、中高圧電源に供給する電源Vaaを生成している。
インターロックスイッチ494は、このディジタル複写機410のカバー類(図示せず)と連動してON/OFFするスイッチであり、ディジタル複写機410のカバー類が開放されることにより触れることができる駆動部材、中高圧電源印加部材を有する場合に、カバー開時に該駆動部材の動作を停止又は該印加部材への電圧印加を停止するよう電源を遮断する構成となっている。インターロックスイッチ494にはDC電源生成回路490で生成された電源Vaaの一部が入力され、このインターロックスイッチ494を介して、キャパシタ放電回路496及びACヒータ駆動回路492に入力される。
ACヒータ駆動回路492は、制御部486から入力される制御信号S8、S9、S10に応じて、AC定着ヒータHT2、HT3のON/OFFを行う。キャパシタ充電回路488は、キャパシタ装置493と接続されており、制御部486から入力される制御信号S1に基づいて、キャパシタ装置493の充電を行う。キャパシタ装置493は、電気二重層コンデンサ等の大容量のキャパシタで構成されている。キャパシタ装置493は、キャパシタ充電回路488及びキャパシタ放電回路496に接続されており、キャパシタ充電回路488から充電が行われる。キャパシタ装置493に充電された電力は、キャパシタ放電回路496のON/OFF制御によりAC定着ヒータHT1に供給される。
キャパシタ放電回路496は、制御部486から入力される制御信号S3、S4に応じて、キャパシタ装置493に蓄積された電力が定着ヒータHT1に供給され、定着ヒータHT1をON/OFFさせる。温度センサTH11、TH12は、既述したように、定着ローラ508の近傍に設置され、定着ローラ508の表面温度を表す検出信号S6a、S6bが得られ、各検出信号S6a、S6bが制御部486に制御情報として加えられる。この場合、温度センサTH11、TH12の抵抗値が検出温度により変化するので、制御部486は、これら温度センサTH11、TH12の抵抗値の温度変化を利用し、その抵抗値変化を以て定着ローラ508の表面温度を検出する。温度センサTH11は例えば、定着ヒータHT2の加熱領域に対応して配置され、温度センサTH12は例えば、定着ヒータHT3の加熱領域に対応して配置されている。
次に、ACヒータ駆動回路492(図16)の構成について、図17を参照して説明する。図17は、ACヒータ駆動回路492の構成例を示す回路図である。
このACヒータ駆動回路492には、入力されるAC電源PSのノイズを除去するフィルタFIL21が設置され、制御部486から入力される制御信号S9に応じて、ON/OFFされる安全保護用の定着リレーRL21が設置されている。この定着リレーRL21には逆起防止用のダイオードD21が接続され、制御部486から入力される制御信号S8、S10に基づいて、定着ヒータHT2、HT3をON/OFFさせるヒータON/OFF回路500、502が設置されている。
AC電源PSには、フィルタFIL21、定着リレーRL21及びヒータON/OFF回路500を介して定着ヒータHT2が接続されているとともに、フィルタFIL21、定着リレーRL21及びヒータON/OFF回路502を介して定着ヒータHT3が接続されている。
ヒータON/OFF回路500は、トライアックTR121、フォトカプラPC21、トランジスタTR21、ノイズ吸収用スナバ回路503、インダクタL21、抵抗R22、R23、R24で構成されている。トライアックTR121はAC電源PSをON/OFFするためのスイッチであり、フォトカプラPC21は、トライアックTR121のベースをONし、また、2次側である制御部486からの信号を絶縁する。トランジスタTR21は、フォトカプラPC21の発光側LEDを駆動するためのドライバであり、ノイズ吸収用スナバ回路503はコンデンサC21及び抵抗R21で構成されている。インダクタL21はノイズ吸収用であり、抵抗R22は続流防止抵抗である。抵抗R23、R24はフォトカプラPC21の電流制限抵抗である。
ヒータON/OFF回路502も同様に、トライアックTR131、フォトカプラPC31、トランジスタTR31、ノイズ吸収用スナバ回路505、インダクタL31、抵抗R32、R33、R34で構成されている。トライアックTR131はAC電源PSをON/OFFするためのスイッチであり、フォトカプラPC31は、トライアックTRI31のベースをONし、また、2次側である制御部486からの信号を絶縁する。トランジスタTR31は、フォトカプラPC31の発光側LEDを駆動するためのドライバであり、ノイズ吸収用スナバ回路505は、コンデンサC31及び抵抗R31で構成されている。インダクタL31はノイズ吸収用であり、抵抗R32は、続流防止抵抗である。抵抗R33、R34はフォトカプラPC31の電流制限抵抗である。
上記構成のACヒータ駆動回路492において、定着ヒータHT2は定着リレーRL21とトランジスタTR21のベースの双方がONされた状態で電力が供給されて点灯する。同様に、定着ヒータHT3は定着リレーRL21とトランジスタTR31のベースの双方がONされた状態で電力が供給されて点灯する。
制御部486は、定着リレーRL21に供給する制御信号S9をONした状態で、ヒータON/OFF回路500のトランジスタTR21のベースに供給する制御信号S8をON/OFFさせ、定着ヒータHT2の点灯/消灯を制御する。同様に、制御部486は、定着リレーRL21に供給する制御信号S9をONした状態で、ヒータON/OFF回路502のトランジスタTR31のベースに供給する制御信号S10をON/OFFして、定着ヒータHT3の点灯/消灯を制御する。
次に、キャパシタ放電回路496(図16)について、図18を参照して説明する。図18は、キャパシタ放電回路496の構成を示すブロック図である。
キャパシタ放電回路496は、充放電用スイッチ504、安全保護用の定着リレーRL11、定着リレーRL11の逆起防止用のダイオードD11、キャパシタ装置493の両端電圧を検出する両端電圧検出回路506を備えている。
キャパシタ装置493の両端には、充放電用スイッチ504と定着リレーRL11が接続されている。充放電用スイッチ504は、制御部486から入力される制御信号S3によりON/OFFされる。同様に、定着リレーRL11は、制御部486から入力される制御信号S4によりON/OFFされる。充放電用スイッチ504と定着リレーRL11の両者がONされると、キャパシタ装置493に蓄積された電荷が放電して、定着ヒータHT1に電力が供給される。
そして、両端電圧検出回路506は、キャパシタ装置493の両端電圧を検出して、その検出信号S5を制御部486に出力する。制御部486は、この検出信号S5を常時監視して、キャパシタ装置493の充電状態を監視している。
以上述べた通り、このようなディジタル複写機410によれば、キャパシタ装置493に電気二重層コンデンサ装置2(図1)、キャパシタ充電回路488に充電回路6(図4等)を使用することにより、第1〜第6の実施形態で述べた通りの作用効果が期待できる。そして、ディジタル複写機410においては、キャパシタ装置493の電力をキャパシタ放電回路496を通して放電することにより、定着装置452の定着ヒータHT1を予備加熱することができる。この結果、複写開始動作を迅速化することができる。
既述した通り、このようなキャパシタ装置493に既述の電気二重層コンデンサ装置2を用いるので、定電力充電によって商用交流電源の給電許容量を超えることがなく、また、ディジタル複写機410の各部に対する電力配分を適正且つ効率的に行うことができる。
特に、図3及びその説明に開示した通り、一定の充電電圧として例えば、28〔V〕を境にして定電流充電から定電力充電に切り換え、一定の充電電圧として例えば、44〔V〕に達した後、定電力充電から定電流充電に再度切り換えるので、キャパシタ装置493を効率よく、しかも、商用交流電源の給電許容量を超えることなく、満充電を達成でき、定着装置452の定着ヒータHT1の予備加熱を効率よく行うことができる。
なお、第1〜第6の実施形態では、電気二重層コンデンサ装置2、電気二重層コンデンサ401〜40Nについて説明し、第7の実施形態では、キャパシタ装置493やキャパシタ充電回路488、キャパシタ放電回路496について説明しているが、定着装置452の定着ヒータHT1の予備加熱に用いるキャパシタ装置493には電気二重層コンデンサ以外のキャパシタを用いてもよい。
以上述べたように、本発明の最も好ましい実施形態等について説明したが、本発明は上記記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載され、又は、発明を実施するための最良の形態に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能であり、斯かる変形や変更が本発明の範囲に含まれることはいうまでもない。
本発明によれば、単一又は複数の電気二重層コンデンサ等のキャパシタの充電に関し、定電流充電、定電力充電等の充電形態の変更により、最大電力を抑制して効率的な充電を行うことができ、高効率、信頼性、安全性の高いキャパシタ装置、定着装置及び画像形成装置の実現に寄与し、有用である。
本発明の実施形態に係る電気二重層コンデンサ装置を示す回路図である。 電気二重層コンデンサの充電方法を示すフローチャートである。 電気二重層コンデンサの充電形態を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る充電回路の構成例を示す回路図である。 バランス回路の一例を示す回路図である。 ドライブ回路の一例を示す回路図である。 本発明の第2の実施形態に係る充電回路の構成例を示す回路図である。 図7に示す充電回路の変形例を示す回路図である。 本発明の第3の実施形態に係る充電回路の構成例を示す回路図である。 本発明の第4の実施形態に係る充電回路の構成例を示す回路図である。 本発明の第5の実施形態に係る充電回路の構成例を示す回路図である。 本発明の第6の実施形態に係る充電制御プログラムを示すフローチャートである。 本発明に係る充電形態と従来のそれとの比較を示す図である。 本発明の第7の実施形態に係るディジタル複写機の内部機構を示す図である。 ディジタル複写機の定着装置の構成例を示す図である。 ディジタル複写機の定着装置の電源回路を示す回路図である。 ACヒータ駆動回路の構成例を示す回路図である。 キャパシタ放電回路の構成例を示す回路図である。
符号の説明
2 電気二重層コンデンサ装置
4 コンデンサ回路
6 充電回路
36 制御部
63 バイパス回路
101〜10N バランス回路(バイパス手段)
316 スイッチング制御部
318 出力制御部
330 電圧検出回路
332 電流検出回路
401〜40N 電気二重層コンデンサ(キャパシタ)
410 ディジタル複写機(画像形成装置)
488 キャパシタ充電回路
493 キャパシタ装置
496 キャパシタ放電回路

Claims (18)

  1. 直列に接続された複数のキャパシタからなるキャパシタ装置を充電する充電回路であって、
    前記キャパシタ装置の端子間電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記充電回路から前記キャパシタ装置に流れる電流を検出する電流検出手段と、
    複数の前記キャパシタのそれぞれ1つずつ併設され、充電電圧が所定電圧に到達した際に、前記キャパシタのそれぞれに供給される電流を分流させる複数のバイパス手段であって、各バイパス手段がそれぞれ、該電流の分流が行われたことを表す信号を生成する第1の信号生成手段と第2の信号生成手段とを備える複数のバイパス手段と、
    複数の前記第1の信号生成手段が全て並列に接続されてなる第1の信号線が接続されるとともに複数の前記第2の信号生成手段が全て直列に接続されてなる第2の信号線が接続される制御手段であって、前記キャパシタ装置に第1の定電流を供給する第1の定電流充電を開始し、前記充電回路から前記キャパシタ装置に供給される電力が最大電力となる電圧を前記電圧検出手段が検出したとき、前記定電流充電を定電力充電に切り換え、前記第1の信号線を通じて前記第1の信号生成手段の何れかが生成した信号が入力されると、前記定電力充電から前記第1の定電流より低い値の第2の定電流を前記キャパシタ装置に供給する第2の定電流充電に切り換え、前記第2の信号線を通じて前記第2の信号生成手段の全てが生成した信号が入力されると、前記キャパシタ装置の充電を終了させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とするキャパシタ装置の充電回路。
  2. 前記制御手段は、前記第1の定電流充電において前記電圧検出手段で得られた電圧情報と前記電流検出手段で得られた電流情報を用いて電力情報を算出し、該電力情報により最大電力に到達したか否かを判定することを特徴とする請求項1記載のキャパシタ装置の充電回路。
  3. 直列に接続された複数のキャパシタからなるキャパシタ装置を充電する充電方法であって、
    前記キャパシタ装置の端子間電圧を検出する処理と、
    充電回路から前記キャパシタ装置に流れる電流を検出する処理と、
    複数の前記キャパシタのそれぞれの充電電圧が所定電圧に到達した際に、前記キャパシタのそれぞれに供給される電流を分流させ、該電流の分流が行われたことを表す信号を第1の信号生成手段と第2の信号生成手段とに生成させる処理と、
    前記キャパシタ装置に第1の定電流を供給する第1の定電流充電を開始し、前記充電回路から前記キャパシタ装置に供給される電力が最大電力となる電圧を検出したとき、前記定電流充電を定電力充電に切り換え、前記キャパシタ装置に供給される電流を分流させ、第1の信号線で全て並列に接続される複数の前記第1の信号生成手段の何れかに前記信号を生成させ、前記第1の信号線を通じた前記信号に応じて、前記定電力充電から前記第1の定電流より低い値の第2の定電流を前記キャパシタ装置に供給する第2の定電流充電に切り換え、第2の信号線で全て直列に接続される複数の前記第2の信号生成手段の全てに前記信号を生成させ、前記第2の信号線を通じた前記信号に応じて前記キャパシタ装置の充電を終了させる処理と、
    を含むことを特徴とするキャパシタ装置の充電方法。
  4. 直列に接続された複数のキャパシタからなるキャパシタ装置の充電を制御する充電制御装置であって、
    前記キャパシタ装置の端子間電圧を検出する電圧検出手段と、充電回路から前記キャパシタ装置に流れる電流を検出する電流検出手段と、複数の前記キャパシタのそれぞれ1つずつ併設され、充電電圧が所定電圧に到達した際に前記キャパシタのそれぞれに供給される電流を分流させる複数のバイパス手段であって、各バイパス手段がそれぞれ、該電流の分流が行われたことを表す信号を生成するとともに第1の信号線で全て並列に接続される第1の信号生成手段及び、前記電流の分流が行われたことを表す信号を生成するとともに第2の信号線で全て直列に接続される第2の信号生成手段を備える複数のバイパス手段とに接続され、
    前記キャパシタ装置に第1の定電流を供給する第1の定電流充電を開始し、前記充電回路から前記キャパシタ装置に供給される電力が最大電力となる電圧を前記電圧検出手段が検出したとき、前記定電流充電を定電力充電に切り換え、前記第1の信号線を通じて前記第1の信号生成手段の何れかが生成した信号が入力されると、前記定電力充電から前記第1の定電流より低い値の第2の定電流を前記キャパシタ装置に供給する第2の定電流充電に切り換え、前記第2の信号線を通じて前記第2の信号生成手段の全てが生成した信号が入力されると、前記キャパシタ装置の充電を終了させる構成を備えたことを特徴とするキャパシタ装置の充電制御装置。
  5. コンピュータに実行させる、直列に接続された複数のキャパシタからなるキャパシタ装置の充電を制御する充電制御装置の制御プログラムであって、
    前記キャパシタ装置の端子間電圧を検出する電圧検出手段から電圧情報及び充電回路から前記キャパシタ装置に流れる電流を検出する電流検出手段から電流情報を取り込むステップと、
    複数の前記キャパシタのそれぞれの充電電圧が所定電圧に到達した際に前記キャパシタのそれぞれに供給される電流を分流させ、該電流の分流が行われたことを表す信号を第1の信号生成手段と第2の信号生成手段とに生成させ、バイパス動作情報を取り込むステップと、
    前記キャパシタ装置に第1の定電流を供給する第1の定電流充電を開始し、前記充電回路から前記キャパシタ装置に供給される電力が最大電力となる電圧を検出したとき、前記定電流充電を定電力充電に切り換え、前記キャパシタ装置に供給される電流を分流させ、第1の信号線で全て並列に接続される複数の前記第1の信号生成手段の何れかに前記信号を生成させ、前記第1の信号線を通じた前記信号に応じて、前記定電力充電から前記第1の定電流より低い値の第2の定電流を前記キャパシタに供給する第2の定電流充電に切り換え、第2の信号線で全て直列に接続される複数の前記第2の信号生成手段の全てに前記信号を生成させた際に、前記第2の信号線を通じた前記信号に応じて、前記キャパシタ装置の充電を終了させるステップと、
    含むことを特徴とするキャパシタ装置の充電制御装置の制御プログラム。
  6. 直列に接続された複数のキャパシタを備えるキャパシタ装置であって、
    複数の前記キャパシタを定電流又は定電力で充電する充電手段と、
    複数の前記キャパシタのそれぞれに1つずつ併設され、充電電圧が所定電圧に到達した際に前記キャパシタのそれぞれに供給される電流を分流させる複数のバイパス手段であって、各バイパス手段がそれぞれ、該電流の分流が行われたことを表す信号を生成する第1の信号生成手段と第2の信号生成手段とを備える複数のバイパス手段と、
    複数の前記第1の信号生成手段が全て並列に接続されてなる第1の信号線が接続されるとともに複数の前記第2の信号生成手段が全て直列に接続されてなる第2の信号線が接続される制御手段であって、前記キャパシタに第1の定電流を供給する第1の定電流充電を開始し、前記充電手段から前記キャパシタに供給される電力が最大電力となる電圧に到達したとき、前記定電流充電を定電力充電に切り換え、前記第1の信号線を通じて前記第1の信号生成手段の何れかが生成した信号が入力されると、前記定電力充電から前記第1の定電流より低い値の第2の定電流を前記キャパシタに供給する第2の定電流充電に切り換え、前記第2の信号線を通じて前記第2の信号生成手段の全てが生成した信号が入力されると、前記キャパシタの充電を終了させる制御手段と、
    を備えることを特徴とするキャパシタ装置。
  7. 前記制御手段は、前記キャパシタの充電電圧の増加に反比例して前記キャパシタに供給される電流を減少させ、前記充電手段の出力電圧と出力電流の積を一定値に制御することにより、前記定電力を得る構成としたことを特徴とする請求項6記載のキャパシタ装置。
  8. トナー像を転写媒体に加熱によって定着させる定着装置であって、
    前記トナー像を加熱する加熱手段と、
    この加熱手段の給電部に電気エネルギを供給する複数のキャパシタからなるキャパシタ装置の充電回路と、
    を備え、該キャパシタ装置の充電回路が、
    前記キャパシタ装置の端子間電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記充電回路から前記キャパシタ装置に流れる電流を検出する電流検出手段と、
    複数の前記キャパシタのそれぞれ1つずつ併設され、充電電圧が所定電圧に到達した際に、前記キャパシタのそれぞれに供給される電流を分流させる複数のバイパス手段であって、各バイパス手段がそれぞれ、該電流の分流が行われたことを表す信号を生成する第1の信号生成手段と第2の信号生成手段とを備える複数のバイパス手段と、
    複数の前記第1の信号生成手段が全て並列に接続されてなる第1の信号線が接続されるとともに複数の前記第2の信号生成手段が全て直列に接続されてなる第2の信号線が接続される制御手段であって、前記キャパシタ装置に第1の定電流を供給する第1の定電流充電を開始し、前記充電回路から前記キャパシタ装置に供給される電力が最大電力となる電圧を前記電圧検出手段が検出したとき、前記定電流充電を定電力充電に切り換え、前記第1の信号線を通じて前記第1の信号生成手段の何れかが生成した信号が入力されると、前記定電力充電から前記第1の定電流より低い値の第2の定電流を前記キャパシタ装置に供給する第2の定電流充電に切り換え、前記第2の信号線を通じて前記第2の信号生成手段の全てが生成した信号が入力されると、前記キャパシタ装置の充電を終了させる制御手段と、
    を備える構成としたことを特徴とする定着装置。
  9. 前記制御手段は、前記第1の定電流充電において前記電圧検出手段で得られた電圧情報と前記電流検出手段で得られた電流情報を用いて電力情報を算出し、該電力情報により最大電力に到達したか否かを判定することを特徴とする請求項記載の定着装置。
  10. トナー像を転写媒体に加熱によって定着させる定着装置であって、
    前記トナー像を加熱する加熱手段と、
    この加熱手段の給電部に電気エネルギを供給する複数のキャパシタからなるキャパシタ装置の充電制御装置と、
    を備え、該キャパシタ装置の充電制御装置が、
    前記キャパシタ装置の端子間電圧を検出する電圧検出手段と、充電回路から前記キャパシタ装置に流れる電流を検出する電流検出手段と、複数の前記キャパシタのそれぞれ1つずつ併設され、充電電圧が所定電圧に到達した際に前記キャパシタのそれぞれに供給される電流を分流させる複数のバイパス手段であって、各バイパス手段がそれぞれ、該電流の分流が行われたことを表す信号を生成するとともに第1の信号線で全て並列に接続される第1の信号生成手段及び、前記電流の分流が行われたことを表す信号を生成するとともに第2の信号線で全て直列に接続される第2の信号生成手段を備える複数のバイパス手段とに接続され、
    前記キャパシタ装置に第1の定電流を供給する第1の定電流充電を開始し、前記充電回路から前記キャパシタ装置に供給される電力が最大電力となる電圧を前記電圧検出手段が検出したとき、前記定電流充電を定電力充電に切り換え、前記第1の信号線を通じて前記第1の信号生成手段の何れかが生成した信号が入力されると、前記定電力充電から前記第1の定電流より低い値の第2の定電流を前記キャパシタ装置に供給する第2の定電流充電に切り換え、前記第2の信号線を通じて前記第2の信号生成手段の全てが生成した信号が入力されると、前記キャパシタ装置の充電を終了させる構成を備えたことを特徴とする定着装置。
  11. トナー像を転写媒体に加熱によって定着させる定着装置であって、
    前記トナー像を加熱する加熱手段と、
    この加熱手段の給電部に電気エネルギを供給するキャパシタ装置と、
    を備え、該キャパシタ装置が、
    直列に接続された複数のキャパシタと、
    複数の前記キャパシタを定電流又は定電力で充電する充電手段と、
    複数の前記キャパシタのそれぞれに1つずつ併設され、充電電圧が所定電圧に到達した際に前記キャパシタのそれぞれに供給される電流を分流させる複数のバイパス手段であって、各バイパス手段がそれぞれ、該電流の分流が行われたことを表す信号を生成する第1の信号生成手段と第2の信号生成手段とを備える複数のバイパス手段と、
    複数の前記第1の信号生成手段が全て並列に接続されてなる第1の信号線が接続されるとともに複数の前記第2の信号生成手段が全て直列に接続されてなる第2の信号線が接続される制御手段であって、前記キャパシタに第1の定電流を供給する第1の定電流充電を開始し、前記充電手段から前記キャパシタに供給される電力が最大電力となる電圧に到達したとき、前記定電流充電を定電力充電に切り換え、前記第1の信号線を通じて前記第1の信号生成手段の何れかが生成した信号が入力されると、前記定電力充電から前記第1の定電流より低い値の第2の定電流を前記キャパシタに供給する第2の定電流充電に切り換え、前記第2の信号線を通じて前記第2の信号生成手段の全てが生成した信号が入力されると、前記キャパシタの充電を終了させる制御手段と、
    を備える構成としたことを特徴とする定着装置。
  12. 前記制御手段は、前記キャパシタの充電電圧の増加に反比例して前記キャパシタに供給される電流を減少させ、前記充電手段の出力電圧と出力電流の積を一定値に制御することにより、前記定電力を得る構成としたことを特徴とする請求項11記載の定着装置。
  13. トナー像を転写媒体に電熱によって定着させる定着装置を備える画像形成装置であって、
    前記定着装置の給電部に複数のキャパシタからなるキャパシタ装置の充電回路を備え、該キャパシタ装置の充電回路が、
    前記キャパシタ装置の端子間電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記キャパシタ装置に流れる電流を検出する電流検出手段と、
    複数の前記キャパシタのそれぞれ1つずつ併設され、充電電圧が所定電圧に到達した際に、前記キャパシタのそれぞれに供給される電流を分流させる複数のバイパス手段であって、各バイパス手段がそれぞれ、該電流の分流が行われたことを表す信号を生成する第1の信号生成手段と第2の信号生成手段とを備える複数のバイパス手段と、
    複数の前記第1の信号生成手段が全て並列に接続されてなる第1の信号線が接続されるとともに複数の前記第2の信号生成手段が全て直列に接続されてなる第2の信号線が接続される制御手段であって、前記キャパシタ装置に第1の定電流を供給する第1の定電流充電を開始し、前記充電回路から前記キャパシタ装置に供給される電力が最大電力となる電圧を前記電圧検出手段が検出したとき、前記定電流充電を定電力充電に切り換え、前記第1の信号線を通じて前記第1の信号生成手段の何れかが生成した信号が入力されると、前記定電力充電から前記第1の定電流より低い値の第2の定電流を前記キャパシタ装置に供給する第2の定電流充電に切り換え、前記第2の信号線を通じて前記第2の信号生成手段の全てが生成した信号が入力されると、前記キャパシタ装置の充電を終了させる制御手段と、
    を備える構成としたことを特徴とする画像形成装置。
  14. 前記制御手段は、前記第1の定電流充電において前記電圧検出手段で得られた電圧情報と前記電流検出手段で得られた電流情報を用いて電力情報を算出し、該電力情報により最大電力に到達したか否かを判定することを特徴とする請求項13記載の画像形成装置。
  15. トナー像を転写媒体に電熱によって定着させる定着装置を備える画像形成装置であって、
    前記定着装置の給電部に複数のキャパシタからなるキャパシタ装置の充電制御装置を備え、該キャパシタ装置の充電制御装置が、
    前記キャパシタ装置の端子間電圧を検出する電圧検出手段と、充電回路から前記キャパシタ装置に流れる電流を検出する電流検出手段と、複数の前記キャパシタのそれぞれ1つずつ併設され、充電電圧が所定電圧に到達した際に前記キャパシタのそれぞれに供給される電流を分流させる複数のバイパス手段であって、各バイパス手段がそれぞれ、該電流の分流が行われたことを表す信号を生成するとともに第1の信号線で全て並列に接続される第1の信号生成手段及び、前記電流の分流が行われたことを表す信号を生成するとともに第2の信号線で全て直列に接続される第2の信号生成手段を備える複数のバイパス手段とに接続され、
    前記キャパシタ装置に第1の定電流を供給する第1の定電流充電を開始し、前記充電回路から前記キャパシタ装置に供給される電力が最大電力となる電圧を前記電圧検出手段が検出したとき、前記定電流充電を定電力充電に切り換え、前記第1の信号線を通じて前記第1の信号生成手段の何れかが生成した信号が入力されると、前記定電力充電から前記第1の定電流より低い値の第2の定電流を前記キャパシタ装置に供給する第2の定電流充電に切り換え、前記第2の信号線を通じて前記第2の信号生成手段の全てが生成した信号が入力されると、前記キャパシタ装置の充電を終了させる構成を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  16. トナー像を転写媒体に電熱によって定着させる定着装置を備える画像形成装置であって、
    直列に接続された複数のキャパシタを備えるキャパシタ装置を前記定着装置の給電部に備え、該キャパシタ装置が、
    複数の前記キャパシタを定電流又は定電力で充電する充電手段と、
    複数の前記キャパシタのそれぞれに1つずつ併設され、充電電圧が所定電圧に到達した際に前記キャパシタのそれぞれに供給される電流を分流させる複数のバイパス手段であって、各バイパス手段がそれぞれ、該電流の分流が行われたことを表す信号を生成する第1の信号生成手段と第2の信号生成手段とを備える複数のバイパス手段と、
    複数の前記第1の信号生成手段が全て並列に接続されてなる第1の信号線が接続されるとともに複数の前記第2の信号生成手段が全て直列に接続されてなる第2の信号線が接続される制御手段であって、前記キャパシタに第1の定電流を供給する第1の定電流充電を開始し、前記充電手段から前記キャパシタに供給される電力が最大電力となる電圧に到達したとき、前記定電流充電を定電力充電に切り換え、前記第1の信号線を通じて前記第1の信号生成手段の何れかが生成した信号が入力されると、前記定電力充電から前記第1の定電流より低い値の第2の定電流を前記キャパシタに供給する第2の定電流充電に切り換え、前記第2の信号線を通じて前記第2の信号生成手段の全てが生成した信号が入力されると、前記キャパシタの充電を終了させる制御手段と、
    を備える構成としたことを特徴とする画像形成装置。
  17. 前記制御手段は、前記キャパシタの充電電圧の増加に反比例して前記キャパシタに供給される電流を減少させ、前記充電手段の出力電圧と出力電流の積を一定値に制御することにより、前記定電力を得る構成としたことを特徴とする請求項16記載の画像形成装置。
  18. 前記キャパシタは、電気二重層コンデンサであることを特徴とする、請求項1、2記載のキャパシタ装置の充電回路、請求項3記載のキャパシタ装置の充電方法、請求項4記載のキャパシタ装置の充電制御装置、請求項5記載のキャパシタ装置の充電制御装置の制御プログラム、請求項6又は7記載のキャパシタ装置、請求項8、9、10、11又は12記載の定着装置、請求項13、14、15、16又は17記載の画像形成装置。
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