JP2005223984A - 発熱装置、定着装置、及び画像形成装置 - Google Patents

発熱装置、定着装置、及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 キャパシタが寿命に近づいていることを早めにユーザに報知し、もって早期のキャパシタの交換を可能として、性能の劣化した状態で長期間にわたり画像形成装置を使用しなければならない事態を防止して、ユーザの便宜を図る。
【解決手段】 キャパシタの内部抵抗を求める(ステップS1)。そして、この内部抵抗が第1の基準値以下であるか否かを判断する(ステップS2)。求めた内部抵抗が第1の基準値以下であるときは(ステップS2のY)、キャパシタが寿命に近づいている旨のメッセージをディスプレイに表示するなどして、ユーザに報知する(ステップS3)。さらに、ステップS1で求めた内部抵抗を第1の基準値より小さい第2の基準値と比較する(ステップS4)。内部抵抗が第2の基準値以下であるときは(ステップS4のY)、半導体スイッチなどをオフして、キャパシタの放電を停止する(ステップS5)。
【選択図】 図7

Description

本発明は、キャパシタの充電電力で発熱する発熱素子を備えている発熱装置、及び定着装置、並びにこの定着装置を備えた画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置においては、用紙にトナー像を定着させるのに熱定着装置が用いられる。一般的に熱定着装置は定着ローラと加圧ローラからなり、定着ローラにはヒータが内蔵され、そのヒータに通電することによりそのヒータが発熱し、定着ローラを温める。そして、その温めた定着ローラとそれに対抗する加圧ローラに熱と圧力により用紙上のトナーを溶かし圧力で定着する。
近年では画像形成が高速の画像形成装置が出現しており、画像形成が高速の場合は用紙に熱を持って行かれるため、熱容量の大きな定着ローラとする必要がある。そして、熱容量が大きいとヒータを温めても、定着ローラの温度がなかなか上がらず、ヒータの電力を大きくすることが必要となる。
しかしながら、画像形成装置に与えられる電力には限りが有るため、ヒータの立ち上げ時に商用電源から直接供給する電力に電気二重層コンデンサ等の補助電源を併用することで、ヒータの立ち上がり時間を早くする技術が提案されている(特許文献1〜3)。
特開2003−084621公報 特開2002―174988公報 特開2002−357966公報
しかしながら、電気二重層コンデンサには寿命があり、寿命になった時点あるいはその前で画像形成装置の性能を維持することが出来ない。そこで、コンデンサの寿命を装置で判断し、寿命がきたときは、その交換を促すようにする必要がある。
この点について、特許文献1〜3の技術では、電気二重層コンデンサの寿命を検知する技術について開示されている。
これらの技術は、いずれも電気二重層コンデンサが寿命に達したか否かの2者択一の判断を行ってユーザに知らせるものであり、電気二重層コンデンサが寿命に達したと判断された時点で、電気二重層コンデンサの機能を停止すると共に、電気二重層コンデンサの交換が必要である旨のメッセージの表示を行う。しかしながら、このように、寿命に達した時点で電気二重層コンデンサの交換を行なうための具体的なアクションを起こすので、ユーザが電気二重層コンデンサの寿命に気づいたときは画像形成装置の性能も劣化しており、電気二重層コンデンサを交換するまでの期間は画像形成装置を性能の劣化した状態で使用しなければならないという不具合がある。
本発明の目的は、キャパシタが寿命に近づいていることを早めにユーザに報知し、もって早期のキャパシタの交換を可能として、性能の劣化した状態で長期間にわたり画像形成装置を使用しなければならない事態を防止して、ユーザの便宜を図ることである。
本発明は、キャパシタと、このキャパシタを充電する充電器と、発熱素子と、前記充電器の充電電力を前記発熱素子に放電して発熱させる放電器と、前記キャパシタが寿命に近づいている第1の状態にあること、及び前記キャパシタが前記第1の状態よりさらに寿命に近づいている第2の状態にあることを検出する第1の手段と、前記キャパシタが前記第1の状態にあることを検出したときは前記キャパシタが寿命に近づいている旨をユーザに報知する第2の手段と、前記キャパシタが前記第2の状態にあることを検出したときは前記キャパシタの前記放電を停止する第3の手段と、を備えている発熱装置である。
別の面から見た本発明は、トナー画像が形成された媒体を加圧及び加熱して前記トナー画像の定着を行なう定着部材と、キャパシタと、このキャパシタを充電する充電器と、前記定着部材を発熱する発熱素子と、前記充電器の充電電力を前記発熱素子に放電して発熱させる放電器と、前記キャパシタが寿命に近づいている第1の状態にあること、及び前記キャパシタが前記第1の状態よりさらに寿命に近づいている第2の状態にあることを検出する第1の手段と、前記キャパシタが前記第1の状態にあることを検出したときは前記キャパシタが寿命に近づいている旨をユーザに報知する第2の手段と、前記キャパシタが前記第2の状態にあることを検出したときは前記キャパシタの前記放電を停止する第3の手段と、を備えている定着装置である。
本発明によれば、第2の状態にあることを検出するに先立って第1の状態にあることを検出するので、キャパシタが寿命に近づいていることを早めにユーザに報知し、もって早期のキャパシタの交換を可能として、性能の劣化した状態で長期間にわたり画像形成装置を使用しなければならない事態を防止して、ユーザの便宜を図ることができる。
本発明を実施するための最良の一形態について説明する。
図1は、本実施の形態のデジタル複写機1の縦断面図である。このデジタル複写機1は、本発明の画像形成装置を実施するもので、いわゆる複合機である。すなわち、このデジタル複写機1は、複写機能と、これ以外の機能、例えば、プリンタ機能、ファクシミリ機能とを備えていて、図示しない操作部のアプリケーション切り替えキーの操作により、複写機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能を順次に切り替えて選択することが可能である。これにより、複写機能の選択時には複写モードとなり、プリンタ機能の選択時にはプリントモードとなり、ファクシミリモードの選択時にはファクシミリモードとなる。
次に、このデジタル複写機1の概略構成及び複写モードの際の動作について説明する。図1において、自動原稿送り装置(以下ADFという)101において、原稿台102に画像面を上にして置かれた原稿は、図示しない操作部上のスタートキーが押下されると、給紙ローラ103、給送ベルト104によってコンタクトガラス105上の所定の位置に給送される。ADF101は、一枚の原稿の給送完了毎に原稿枚数をカウントアップするカウント機能を有する。コンタクトガラス105上の原稿は、画像読取装置106によって画像情報が読み取られた後に、給送ベルト104、排送ローラ107によって排紙台108上に排出される。
原稿セット検知器109で原稿台102上に次の原稿が存在することが検知された場合には、同様に原稿台102上の一番下の原稿が給紙ローラ103、給送ベルト104によってコンタクトガラス105上の所定の位置に給送される。このコンタクトガラス105上の原稿は、画像読取装置106によって画像情報が読み取られた後に、給送ベルト104、排送ローラ107によって排紙台108上に排出される。ここに、給送ローラ3、給送ベルト4及び排送ローラ7は搬送モータによって駆動される。
第1給紙装置110、第2給紙装置111及び第3給紙装置112は、それぞれ選択されたときに、その積載された転写紙を給紙し、この転写紙は縦搬送ユニット116によって感光体117に当接する位置まで搬送される。感光体117は、例えば感光体ドラムが用いられていて、図示しないメインモータにより回転駆動される。
画像読取装置106で原稿から読み取られた画像データは、図示しない画像処理装置で所定の画像処理が施された後、書き込みユニット118によって光情報に変換され、感光体ドラム117には図示しない帯電器により一様に帯電された後に書き込みユニット118からの光情報で露光されて静電潜像が形成される。この感光体ドラム117上の静電潜像は、現像装置119により現像されてトナー像となる。書き込みユニット118、感光体ドラム117、現像装置119や、その他の図示しない感光体ドラム117回りの周知の装置などにより、電子写真方式で用紙などの媒体に画像形成を行なうプリンタエンジンを構成している。
搬送ベルト120は、用紙搬送の手段及び転写の手段を兼ねていて電源から転写バイアスが印加され、縦搬送ユニット116からの転写紙を感光体ドラム117と等速で搬送しながら感光体ドラム117上のトナー像を転写紙に転写する。この転写紙は、本発明の発熱装置を実施する定着装置121によりトナー像が定着され、排紙ユニット122により排紙トレイ123に排出される。感光体ドラム117は、トナー像転写後に図示しないクリーニング装置により残存トナーのクリーニングがなされる。
以上の動作は、通常のモードで用紙の片面に画像を複写するときの動作であるが、両面モードで転写紙の両面に画像を複写する場合には、各給紙トレイ113〜115のいずれかより給紙されて表面に上述のように画像が形成された転写紙は、排紙ユニット122により排紙トレイ123側ではなく、両面入紙搬送路124側に切り替えられ、反転ユニット125によりスイッチバックされて表裏が反転され、両面搬送ユニット126へ搬送される。
この両面搬送ユニット126へ搬送された転写紙は、両面搬送ユニット126により縦搬送ユニット116へ搬送され、縦搬送ユニット116により感光体ドラム117に当接する位置まで搬送され、感光体ドラム117上に上述と同様に形成されたトナー像が裏面に転写されて、定着装置121でトナー像が定着されることにより両面コピーとなる。この両面コピーは排紙ユニット122により排紙トレイ123に排出される。
また、転写紙を反転して排出する場合には、反転ユニット125によりスイッチバックされて表裏が反転された転写紙は、両面搬送ユニット126に搬送されずに反転排紙搬送路127を経て排紙ユニット122により排紙トレイ123に排出される。
プリントモードでは、前述の画像処理装置からの画像データの代りに、外部からの画像データが書き込みユニット118に入力されて、前述と同様に転写紙上に画像が形成される。
さらに、ファクシミリモードでは、画像読取装置106からの画像データが図示しないファクシミリ送受信部により相手に送信され、相手からの画像データがファクシミリ送受信部で受信されて前述の画像処理装置からの画像データの代りに書き込みユニット118に入力されることにより、前述と同様に転写紙上に画像が形成される。
また、このデジタル複写機1には、図示しない大量用紙供給装置(以下、LCTという)と、及びソート、穴あけ、ステイプルなどを行なうフィニッシャーと、原稿読み取りのためのモード、複写倍率の設定、給紙段の設定、フィニッシャー12で後処理の設定、オペレータに対する表示などを行なう操作部とを備えている。
次に、定着装置121の構成について図2を参照して説明する。図2に示すように、定着装置121は、本発明の発熱装置を実施するもので、定着部材である定着ローラ301に、シリコンゴム等の弾性部材からなる加圧部材である加圧ローラ302が、図示しない加圧手段により一定の加圧力で押し当てられている。定着部材と加圧部材は、一般的にローラ状である場合が多いが、例えば、いずれか一方又は両方を無端ベルト状に構成するようにしてもよい。この定着装置121には、ヒータHT2,HT1が任意の位置に設けられる。例えば、このヒータHT2,HT1は、定着ローラ301の内部に配置されていて、被加熱物である定着ローラ301を内側から加熱する。
定着ローラ301及び加圧ローラ302は、図示しない駆動機構により回転駆動される。温度センサ(サーミスタなど)TH11は、定着ローラ301の表面に当接され、定着ローラ301の表面温度(定着温度)を検出する。トナー306を担持した転写紙等の媒体であるシート307は、定着ローラ301と加圧ローラ302とのニップ部を通過する際に、定着ローラ301と加圧ローラ302による加熱及び加圧でトナー画像306が定着される。
定着ヒータHT1は、定着ローラ301の基準となる所定の目標温度Ttに達していないときにONにされて、定着ローラ301を加熱する主たるヒータ(主ヒータ)である。定着ヒータHT2は、発熱素子となるもので、本複写機1の主電源投入の時や、省エネモードから復帰してコピー可能となるまでの立ち上げ時等、すなわち、定着装置121のウォームアップ時にONにされて、定着ローラ301を加熱する補助的なヒータ(補助ヒータ)である。
図3は、定着装置121を主とした本複写機1の電源制御系の構成を示す図である。図3に示す電源制御系は、AC電源(商用交流電源)PSの供給のON/OFFを行なう主電源SW201と、マイクロコンピュータを備え、電源回路200の各部その他を制御する制御装置となる制御部202と、定着ヒータHT2の補助電源である蓄電器となるキャパシタCP1と、このキャパシタCP1を充電するための充電器となるキャパシタ充電器203と、本複写機1のDC電源を生成するDC電源生成回路204と、AC定着ヒータHT1にAC電力を供給するACヒータ駆動回路205と、AC電源から入力される入力電流を検出する入力電流検出回路206と、インターロックスイッチ207と、キャパシタCP1の放電を行って、定着ヒータHT2にDC電力を供給する放電器となるキャパシタ充放電回路208と、を備えている。
AC電源PSは、主電源SW201および入力電流検出回路206を介して、ACヒータ駆動回路205と、DC電源生成回路204と、およびキャパシタ充電器203にAC電力を供給する。
制御部202は、主に電源回路200の各部を制御するものであり、キャパシタ充電器203、ACヒータ駆動回路205、およびキャパシタ充放電回路208の動作を制御する。具体的には、制御部202は、キャパシタ充電器203に制御信号S11を送出して、キャパシタ充電器203によるキャパシタCP1の充電動作を制御する。また、制御部202は、キャパシタ充放電回路208に、制御信号S13,S14を送出して、キャパシタ充放電回路208による定着ヒータHT2のON/OFF動作を制御する。また、制御部202は、制御信号S18,S19をACヒータ駆動回路205に送出して、ACヒータ駆動回路205による定着ヒータHT1のON/OFF動作を制御する。さらに、制御部202は、スリットセンサ111から入力される検出信号に基づきADF101にセットされた原稿枚数を推定し、推定した原稿枚数と、操作部150で設定された部数と、および各動作モード(高速モード、低速モード)における1枚当たりのプリントに必要な時間とに基づいて、動作モード毎のコピージョブの所要時間を予測する。
入力電流検出回路206は、主電源SW201と、ACヒータ駆動回路205、DC電源生成回路204、およびキャパシタ充電器203間に設けられており、主電源SW201を介して入力されるAC電源の入力電流を検出して、検出電流S17を制御部202に出力する。この入力電流は、ACヒータ駆動回路205、DC電源生成回路204、キャパシタ充電器203、および画像形成装置の動作状態に応じて変動する。
DC電源生成回路204は、主電源SW201を介して入力されるAC電源に基づいて、画像形成装置内部で主に制御系で使用される電源Vccと、主に駆動系、中高圧電源に使用される電源Vaaを生成して、各部に出力する。
インターロックスイッチ207は、図示しない本複写機1のカバー類と連動してON/OFFするスイッチであり、複写機1のカバー類が開放されることにより触れることができる駆動部材、中高圧電源印加部材を有する場合には、カバー開時に該駆動部材の動作を停止または該印加部材への電圧印加を停止するよう電源を遮断する構成となっている。インターロックスイッチ207には、DC電源生成回路204で生成された電源Vaaの一部が入力され、このインターロックスイッチ207を介して、キャパシタ充放電回路208およびACヒータ駆動回路205に入力される。
ACヒータ駆動回路205は、制御部202から入力される制御信号S18,S19に応じて、AC定着ヒータHT1のON/OFFを行なう。
キャパシタ充電器203は、キャパシタCP1と接続されており、制御部202から入力される制御信号S11に基づいて、キャパシタCP1の充電を行なう。
キャパシタCP1は、電気二重層コンデンサ等の大容量のキャパシタで構成されている。キャパシタCP1は、キャパシタ充電器203およびキャパシタ充放電回路208に接続されており、キャパシタ充電器203で充電が行われ、その充電された電力は、キャパシタ充放電回路208のON/OFF制御により定着ヒータHT2に供給される。
キャパシタ充放電回路208は、制御部202から入力される制御信号S13,S14に応じて、キャパシタCP1に蓄積された電力を放電させて、定着ヒータHT2をON/OFFさせる。
上記サーミスタTH11は、定着ローラ301の近傍に設けられており、定着ローラ301の表面温度に応じた検出信号S16を制御部202に出力する。サーミスタTH11は、その抵抗値が温度により変化するため、制御部202は、その抵抗値の温度変化を利用して、検出信号S16から定着ローラ301の表面温度を検出する。
図4は、図3のACヒータ駆動回路205の構成を示す図である。ACヒータ駆動回路205は、入力されるAC電源のノイズを除去するフィルタFIL21と、制御部202から入力される制御信号S19に応じて、ON/OFFされる安全保護用の定着リレーRL21と、安全保護用の定着リレーRL21の逆起防止用のダイオードD21と、制御部202から入力される制御信号S18に基づいて、AC定着ヒータHT1をON/OFFさせるヒータON/OFF回路220と、から構成されている。
AC電源PSは、フィルタFIL21および安全保護用の定着リレーRL21を介して、定着ヒータHT1の一端側に接続されている。定着ヒータHT1の他端側は、ヒータON/OFF回路220に接続されている。
ヒータON/OFF回路220は、AC電源をON/OFFするためのトライアックTRI21と、トライアックTRI21のゲートをONし、また、二次側である制御部202からの信号を絶縁するためのフォトカプラPC21と、フォトカプラPC21の発光側LEDを駆動するためのトランジスタTR21と、コンデンサC21および抵抗R21からなるノイズ吸収用スナバ回路と、ノイズ吸収用のインダクタL21と、続流防止抵抗である抵抗R22と、フォトカプラPC21の電流制限抵抗である抵抗R23、R24と、で構成されている。
上記構成のACヒータ駆動回路205においては、AC定着ヒータHT1は、安全保護用の定着リレーRL21とトランジスタTR21のゲートの両方がONされた状態で電力が供給されて点灯する。
制御部202は、安全保護用の定着リレーRL21に供給する制御信号S19をONした状態で、ヒータON/OFF回路220のトランジスタTR21のゲートに供給する制御信号S18をON/OFFして、AC定着ヒータHT1の点灯/消灯を制御する。
図5は、図3のキャパシタ充電器203の構成を示す図である。キャパシタ充電器203は、入力されるAC電圧のノイズを除去するNF(ノイズフィルタ)211と、突入電流を防止するための突入防止回路212と、突入防止回路212を介して入力されるAC電源PSを整流するダイオードブリッジDBと、整流されたAC電圧を平滑化するコンデンサC100と、FET214のスイッチングを制御してキャパシタCP1(図3参照)の充電動作を制御するFET制御部213と、トランスT100をON/OFFさせるFET214、入力電圧を昇圧するトランスT100と、トランスT100の2次側の出力を整流・平滑化してDC出力に変換する整流平滑回路215と、電流値を検出する電流検出部216、電圧値を検出する電圧検出部217と、キャパシタCP1に過電圧を印加しないために過電圧を検出する過電圧検出部218と、キャパシタCP1からの逆流を防止するためのダイオードD100と、絶縁素子219とを備えている。
AC電源PSから入力されるAC電圧は、ノイズフィルタ211でノイズ除去された後、突入電流防止回路212を介してダイオードブリッジDBで整流され、コンデンサ100で平滑化されて得られるDC電圧は、トランスT100の一次側に入力される。FET制御部213は、制御部202(図3参照)から入力される制御信号S11がONとなった場合に、キャパシタCP1を充電するために、FET214のスイッチング制御を開始する。FET制御部213は、電流検出部216、電圧検出部217、および過電圧検出部218から入力される各検出信号に基づいて、FET214をスイッチング制御して、キャパシタCP1の充電のための定電流制御、定電圧制御または定電力制御を行なう。一般に、キャパシタCP1は定電流で充電することが望ましいが、定電力制御で充電することにより充電時間を短縮することが可能となる。
トランスT100は、FET214でON/OFFされ、その1次側入力を昇圧して2次側から出力する。トランスT100の2次側出力は整流平滑回路215で整流・平滑されて、ダイオードD100を介して、キャパシタCP1に出力される。整流・平滑後のトランスT100の2次側出力は、電流検出部216、電圧検出部217、および過電圧検出部218でそれぞれ電流値、電圧値、および過電圧が検出されてその各検出信号がFET制御部213に入力される。
次に、キャパシタ充放電回路208、制御部202の構成と動作について説明する。
まず、キャパシタ充放電回路208の回路構成について説明する。図6に示すように、キャパシタ充放電回路208は、機械式スイッチ、この例ではリレー401と、半導体スイッチ、この例ではMOSFETで構成される半導体スイッチFETを備えている。このリレー401、半導体スイッチFETは、いずれも、そのオン、オフによりキャパシタCP1の充電電力をヒータHT2に通電し、その通電を停止するスイッチである。このリレー401、半導体スイッチFET、キャパシタCP1、ヒータHT2は直列に接続されている。
このように、キャパシタCP1からヒータHT2への電力供給のオン、オフは半導体スイッチFETのみならずリレー401も併用して行うことができるので、回路の安全性を向上させることができる。
次に、この回路に発生した異常を検出するための回路について説明する。
検出回路406は、半導体スイッチFETのドレイン側でリレー401、半導体スイッチFET、キャパシタCP1、ヒータHT2が直列に接続された回路に流れる電流の有無を検出する電流センサである。電圧センサ402は、キャパシタCP1の端子間電圧を検出する。
制御部202は、定着装置121を制御するマイクロコンピュータ403を備えている。マイクロコンピュータ403は、リレー401、半導体スイッチFETに制御信号を出力して、そのオン、オフを制御し、また、検出回路406、電圧センサ402の検出信号が入力する(電圧センサ402の検出信号がS15である)。また、複写機1の図示しない操作パネルに設けられたディスプレイ404に所定のメッセージを出力し、複写機1にネットワークを介して接続されているネットワークサーバ405にメッセージを出力する。なお、実際は、複写機1の図示しない操作パネルを制御する別のマイクロコンピュータや、複写機1が備えている図示しないネットワークインターフェイスを介して、これらのメッセージが表示されるが、これらの内容は周知の技術であるので詳細な説明は省略し、図4においては、便宜上、直接ディスプレイ404、ネットワークサーバ405にメッセージを出力するように図示している。
次に、定着ヒータHT1,HT2の通電制御などについて説明する。
前述のように、定着ヒータHT1は、定着ローラ301の基準となる所定の目標温度Ttに達していないときにONにされて、定着ローラ301を加熱する。定着ヒータHT2は、本複写機1の主電源投入の時や、省エネモードから復帰してコピー可能となるまでの立ち上げ時等、定着装置121のウォームアップ時にONにされて、定着ローラ301を加熱する。
具体的には、制御部202(のマイクロコンピュータ403)は、温度センサTH11の検出温度が所定の温度以下になると定着ヒータHT1に電力を供給して定着ローラ301を加熱し、所定の温度になると停止する処理を繰り返す。また、キャパシタCP1は定着ヒータHT2に電力を供給することにより電力供給能力が低下する。これはキャパシタCP1の端子間電圧を電圧センサ402で検出することで判断できる。そして、キャパシタCP1の端子間電圧が所定の電圧以下であれば、キャパシタ充電器203により充電を開始する。そして、キャパシタCP1の端子間電圧が所定の電圧以上になったら充電を停止する。キャパシタCP1は、複写機1の電力供給に余裕のあるとき(例えば、定着ヒータHT1がOFFの時)に充電する。
次に、制御部202が実行するキャパシタCP1の寿命検出などの処理について説明する。図7は、かかる処理のフローチャートである。この処理は、キャパシタCP1を放電して定着ヒータHT2に電力を供給する際に実行する。まず、図7に示すように、マイクロコンピュータ403は、定着ヒータHT2に電力を供給している時に、電圧センサ402でキャパシタCP1の端子電圧を検出し、検出回路406で定着ヒータHT2に流れる電流を検出して、前者の検出値を後者の検出値で除算することにより、キャパシタCP1の内部抵抗を求める(第1の手段)(ステップS1)。そして、この内部抵抗が所定の基準値(第1の基準値)以下であるか否か(第1の状態)を判断する(ステップS2)。第1の基準値は、キャパシタCP1が寿命に近づいているか否かを判断する基準値であり、求めた内部抵抗が第1の基準値を超えているときは(ステップS2のN)、キャパシタCP1は当分寿命にはならないと判断されるので、図7の処理を終了する。
求めた内部抵抗が第1の基準値以下であるときは(ステップS2のY)、キャパシタCP1が寿命に近づいていると判断できるので、キャパシタCP1が寿命に近づいている旨のメッセージをディスプレイ404に表示し、ネットワークサーバ405に送信して、ユーザに報知する(第2の手段)(ステップS3)。
この場合は、さらに、ステップS1で求めた内部抵抗を第1の基準値より小さい第2の基準値と比較する(ステップS4)。この第2の基準値は、キャパシタCP1が寿命に達している、あるいは、ステップS2のYの場合よりさらに寿命に近づいていることを判断する基準値であり、求めた内部抵抗が第2の基準値を超えているときは(第2の状態)(ステップS4のN)、キャパシタCP1は寿命に達していない、あるいは、寿命に極めて近い状態にはないと判断されるので、図8の処理を終了する。求めた内部抵抗が第2の基準値以下であるときは(ステップS4のY)、リレー401、半導体スイッチFETをオフして、キャパシタCP1の放電を停止する(第3の手段)(ステップS5)。
他の処理例として、ステップS5に代えて、図8に示すように、キャパシタCP1と充電器であるキャパシタ充電器20との間の接続、また、キャパシタCP1と放電器であるキャパシタ充放電回路208との間の接続を、それぞれ図示しないリレーで遮断するようにしてもよい(第4の手段)(ステップS11)。
また、図9に示すように、キャパシタ充放電回路208で強制的にキャパシタCP1に充電されている電荷を放電する(第5の手段)と共に(ステップS21)、キャパシタCP1の端子間電圧を電圧センサ402で検出することによりキャパシタCP1の充電量をモニタして、その充電量をディスプレイ404に表示してユーザに報知し(第6の手段)(ステップS22)、ステップS21の放電が終了したら(ステップS23のY)、キャパシタCP1と充電器であるキャパシタ充電器20との間の接続、また、キャパシタCP1と放電器であるキャパシタ充放電回路208との間の接続を、それぞれ図示しないリレーで遮断するようにしてもよい(ステップS24)。
本実施の形態のデジタル複写機の縦断面図である。 定着装置の説明図である。 定着装置を主としたデジタル複写機の電源制御系の回路図である。 ACヒータ駆動回路の回路図である。 キャパシタ充電器の回路図である。 キャパシタ充放電回路の回路図である。 制御部が実行する処理のフローチャートである。 制御部が実行する処理の他の例におけるフローチャートである。 制御部が実行する処理の他の例におけるフローチャートである。
符号の説明
1 画像形成装置
121 発熱装置、定着装置
203 充電器
208 放電器
HT2 発熱素子
CP1 キャパシタ

Claims (11)

  1. キャパシタと、
    このキャパシタを充電する充電器と、
    発熱素子と、
    前記充電器の充電電力を前記発熱素子に放電して発熱させる放電器と、
    前記キャパシタが寿命に近づいている第1の状態にあること、及び前記キャパシタが前記第1の状態よりさらに寿命に近づいている第2の状態にあることを検出する第1の手段と、
    前記キャパシタが前記第1の状態にあることを検出したときは前記キャパシタが寿命に近づいている旨をユーザに報知する第2の手段と、
    前記キャパシタが前記第2の状態にあることを検出したときは前記キャパシタの前記放電を停止する第3の手段と、
    を備えている発熱装置。
  2. 前記キャパシタと前記充電器との間の接続、及び前記キャパシタと前記放電器との間の接続を遮断する第4の手段を、備えている請求項1に記載の発熱装置。
  3. 前記遮断された前記キャパシタを放電させる第5の手段を、備えている請求項2に記載の発熱装置。
  4. 前記放電の状態をユーザに報知する第6の手段を、備えている請求項3に記載の発熱装置。
  5. 前記第1の手段は、前記キャパシタの内部抵抗の値を判断して前記第1及び第2の寿命を判断する、請求項1〜4のいずれかの一に記載の発熱装置。
  6. トナー画像が形成された媒体を加圧及び加熱して前記トナー画像の定着を行なう定着部材と、
    キャパシタと、
    このキャパシタを充電する充電器と、
    前記定着部材を加熱する発熱素子と、
    前記充電器の充電電力を前記発熱素子に放電して発熱させる放電器と、
    前記キャパシタが寿命に近づいている第1の状態にあること、及び前記キャパシタが前記第1の状態よりさらに寿命に近づいている第2の状態にあることを検出する第1の手段と、
    前記キャパシタが前記第1の状態にあることを検出したときは前記キャパシタが寿命に近づいている旨をユーザに報知する第2の手段と、
    前記キャパシタが前記第2の状態にあることを検出したときは前記キャパシタの前記放電を停止する第3の手段と、
    を備えている定着装置。
  7. 前記キャパシタと前記充電器との間の接続、及び前記キャパシタと前記放電器との間の接続を遮断する第4の手段を、備えている請求項6に記載の定着装置。
  8. 前記遮断された前記キャパシタを放電させる第5の手段を、備えている請求項7に記載の定着装置。
  9. 前記放電の状態をユーザに報知する第6の手段を、備えている請求項8に記載の定着装置。
  10. 前記第1の手段は、前記キャパシタの内部抵抗の値を判断して前記第1及び第2の寿命を判断する、請求項6〜9のいずれかの一に記載の定着装置。
  11. 電子写真方式で媒体上に画像形成を行い、定着装置として請求項6〜10のいずれかの一に記載の定着装置を備えている、画像形成装置。
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