JP4673620B2 - 画像形成装置、電力供給制御方法および電力供給制御プログラム - Google Patents

画像形成装置、電力供給制御方法および電力供給制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像形成装置、電力供給制御方法および電力供給制御プログラムに係り、特にキャパシタの充電電力で発熱する定着ヒータ等の発熱部材を定着装置に含む画像形成装置及びその画像形成装置で使用する電力供給制御方法および電力供給制御プログラムに関する。
例えば電子写真方式の画像形成装置に用いられる定着装置の発熱部材(定着ヒータ)は急激な電力供給を必要とする。特許文献1〜3には、電子写真方式の画像形成装置に用いられる定着装置の発熱部材について、商用電源からの電力供給に加えて電気二重層コンデンサ等を使用した充電可能な補助電源を用いることで、急速な立ち上がりを可能とし、省電力効果を高める技術が開示されている。
特開2000−315567号公報 特開2002−357966号公報 特開2003−140484号公報
前述の特許文献1〜3に開示されている技術では、補助電源として大容量キャパシタを使用し、定着装置への商用電源からの電力供給が不足する場合に、瞬間的に定着装置に大電流を供給できるので、電力不足による定着性の劣化を防ぐことが可能となる。但し、かかる技術においてはキャパシタから放電して発熱部材に電力を供給した後、あるタイミングでキャパシタに充電しなければならない。
即ち、この種の画像形成装置では画像形成動作時以外の待機中(スタンバイモード・省エネモード等を併せていう)に、商用電源から充電回路に電力を供給することでキャパシタを充電する必要がある。一方、このような待機中であっても、定着ローラの温度は商用電源からの電力供給を受けて発熱するACハロゲンヒータ等の発熱部材でほぼ一定に保つ必要がある。
例えば用紙サイズ等に合わせて複数本のACハロゲンヒータを使用している場合、定着ローラ内のACハロゲンヒータは図15のような構成となる。図15は、定着ローラ内のACハロゲンヒータの構成例を表した一例の説明図である。A4サイズの画像形成を行なう場合は、中央のACハロゲンヒータ1000のみを使用する。また、A4サイズよりも幅広のA3サイズ等の画像形成を行なう場合は、中央のACハロゲンヒータ1000及び端部のACハロゲンヒータ1001,1002を同時に使用する。
また、ACハロゲンヒータ1000の電力が600W(=P1)、ACハロゲンヒータ1001及び1002の電力が700W(=P2)の場合、キャパシタを充電するときの電力は例えば500W(=P3)というように、「P1、P2>P3」の関係が成り立つように設定されている。
また、待機中、定着ローラの温度低下に伴ってACハロゲンヒータ1000,1001及び1002の点灯とキャパシタへの充電とを同時に行うと、定格電力以上(例えば国内では一般のコンセントの定格電流である15A/1500W以上)を超えてしまう。そこで、ACハロゲンヒータ1000の電力P1とキャパシタを充電するときの電力P3とを同時に使用した場合およびACハロゲンヒータ1001,1002の電力P2とキャパシタを充電するときの電力P3とを同時に使用した場合に定格電力以内となるように、キャパシタへの充電を行なう充電回路は設計されている。
ところで、従来はサーミスタ1010の検出値に基づいてACハロゲンヒータ1000の温度を最適化し、サーミスタ1011および1012の検出値に基づいてACハロゲンヒータ1001および1002の温度を最適化するように制御を行っていた。
しかしながら、ACハロゲンヒータ1000の温度と、ACハロゲンヒータ1001及び1002の温度とを個別に制御させる場合は、同時にACハロゲンヒータ1000,1001及び1002が点灯する可能性があり、その際にキャパシタへの充電を行なうと定格電力以上となってしまうという問題があった。定格電力以上となると、画像形成装置は一般の商用電源で使用できなくなる。
なお、定格電力以上とならないようにキャパシタへの電力を絞って充電した場合、充電時間が長くなり、ユーザがキャパシタへの充電中に画像形成動作を指示すると、キャパシタの充電電力が低いため、画像形成の性能が低下してしまう。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、定格電力を超えることなく、且つ効率良く補助電源への充電が可能な画像形成装置、電力供給制御方法および電力供給制御プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、商用電源からの電力供給を受けて発熱する複数の発熱部材を有する定着部材を備えた画像形成装置であって、キャパシタと、前記画像形成装置の待機中に、前記商用電源からの電力で前記キャパシタを充電する充電手段と、前記複数の発熱部材への電力供給を制御し、前記複数の発熱部材のうち少なくとも一つの発熱部材への電力供給をオン又はオフさせる駆動手段と、を備え、前記複数の発熱部材を複数のグループに分け、前記画像形成装置の待機中には、前記複数の発熱部材の全てへ同時に電力供給されることはなく、前記複数のグループのうち少なくとも一つのグループ電力供給することは許可され、かつ電力供給が許可されるグループが所定時間毎に切り換わることを特徴とする。
また、本発明は、商用電源からの電力供給を受けて発熱する複数の発熱部材を有する定着部材を備えた画像形成装置における電力供給制御方法であって、前記画像形成装置は、キャパシタと、前記画像形成装置の待機中に、前記商用電源からの電力で前記キャパシタを充電する充電手段と、前記複数の発熱部材への電力供給を制御し、前記複数の発熱部材のうち少なくとも一つの発熱部材への電力供給をオン又はオフさせる駆動手段と、を備え、前記複数の発熱部材を複数のグループに分け、前記画像形成装置の待機中には、前記複数の発熱部材の全てへ同時に電力供給されることはなく、前記複数のグループのうち少なくとも一つのグループ電力供給することは許可され、かつ電力供給が許可されるグループが所定時間毎に切り換わることを特徴とする。
また、本発明は、商用電源からの電力供給を受けて発熱する複数の発熱部材を有する定着部材と、キャパシタと、前記画像形成装置の待機中に、前記商用電源からの電力で前記キャパシタを充電する充電手段と、前記複数の発熱部材への電力供給を制御し、前記複数の発熱部材のうち少なくとも一つの発熱部材を点灯又は消灯させる駆動手段と、を備えた画像形成装置に、前記複数の発熱部材を複数のグループに分け、前記画像形成装置の待機中には、前記複数の発熱部材の全てへ同時に電力供給されることはなく、前記複数のグループのうち少なくとも一つのグループ電力供給することは許可され、かつ電力供給が許可されるグループが所定時間毎に切り換わる手順を実行させる為の電力供給制御プログラムであることを特徴とする。
従って、画像形成装置の待機中、充電動作時に複数の発熱部材の点灯も同時に行うと定格電気量を超えてしまう反面、充電動作用の消費電気量を低く抑制し過ぎると充電時間が長くかかってしまうが、発熱部材を点灯させるための駆動回路で供給する発熱部材の消費電気量の少なくとも一部を充電回路用の消費電気量として充当させることで、定格電気量の超過抑制と、短時間での効率のよい充電とが実現される。
本発明によれば、定格電力を超えることなく、且つ効率良く補助電源への充電が可能な画像形成装置、電力供給制御方法および電力供給制御プログラムを提供できる。
本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
[第一の実施の形態]
図1は、本実施の形態のデジタル複写機1の概略構成例を示す縦断正面図である。デジタル複写機1は、本発明の画像形成装置を実施するもので、いわゆる複合機である。このデジタル複写機1は、複写機能と、これ以外の機能(例えば、プリンタ機能、ファクシミリ機能)とを備えており、図示しない操作部のアプリケーション切り替えキーの操作により、複写機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能を順次に切り替えて選択することが可能である。これにより、デジタル複写機1は複写機能の選択時に複写モードとなり、プリンタ機能の選択時にプリントモードとなり、ファクシミリモードの選択時にファクシミリモードとなる。
次に、デジタル複写機1の概略構成及び複写モードの際の動作について説明する。
図1において、自動原稿送り装置(以下ADFという)101の原稿台102に画像面を上にして置かれた原稿は、図示しない操作部上のスタートキーが押下されると、給紙ローラ103、給送ベルト104によってコンタクトガラス105上の所定の位置に給送される。ADF101は、一枚の原稿の給送完了毎に原稿枚数をカウントアップするカウント機能を有する。コンタクトガラス105上の原稿は、画像読取装置106によって画像情報が読み取られた後に、給送ベルト104、排送ローラ107によって排紙台108上に排出される。
原稿セット検知器109で原稿台102上に次の原稿が存在することが検知された場合には、同様に原稿台102上の一番下の原稿が給紙ローラ103、給送ベルト104によってコンタクトガラス105上の所定の位置に給送される。このコンタクトガラス105上の原稿は、画像読取装置106によって画像情報が読み取られた後に、給送ベルト104、排送ローラ107によって排紙台108上に排出される。給紙ローラ103、給送ベルト104及び排送ローラ107は搬送モータによって駆動される。
第1給紙装置110、第2給紙装置111及び第3給紙装置112は、それぞれ選択されたときに、その積載された転写紙を給紙する。この転写紙は縦搬送ユニット116によって感光体117に当接する位置まで搬送される。感光体117は、例えば感光体ドラムが用いられており、図示しないメインモータにより回転駆動される。
画像読取装置106で原稿から読み取られた画像データは、図示しない画像処理装置で所定の画像処理が施された後、書き込みユニット118によって光情報に変換される。感光体117には図示しない帯電器により一様に帯電された後、書き込みユニット118からの光情報で露光されて静電潜像が形成される。この感光体117上の静電潜像は、現像装置119により現像されてトナー像となる。
なお、書き込みユニット118、感光体117、現像装置119や、その他の図示しない感光体117回りの周知の装置などにより、電子写真方式で用紙などの媒体に画像形成を行うプリンタエンジンを構成している。
搬送ベルト120は、用紙搬送の手段及び転写の手段を兼ねており、電源から転写バイアスが印加され、縦搬送ユニット116からの転写紙を感光体117と等速で搬送しながら感光体117上のトナー像を転写紙に転写する。この転写紙は、定着装置121によりトナー像が定着され、排紙ユニット122により排紙トレイ123に排出される。感光体117は、トナー像転写後に図示しないクリーニング装置により残存トナーのクリーニングがなされる。
以上の動作は通常モードで用紙の片面に画像を複写するときの動作である。両面モードで転写紙の両面に画像を複写する場合に、各給紙トレイ113〜115の何れかより給紙されて表面に上述のように画像が形成された転写紙は、排紙ユニット122により排紙トレイ123側ではなく、両面入紙搬送路124側に切り替えられ、反転ユニット125によりスイッチバックされて表裏が反転され、両面搬送ユニット126へ搬送される。
この両面搬送ユニット126へ搬送された転写紙は、両面搬送ユニット126により縦搬送ユニット116へ搬送され、縦搬送ユニット116により感光体117に当接する位置まで搬送される。転写紙は、感光体117上に上述と同様に形成されたトナー像が裏面に転写されて、定着装置121でトナー像が定着されることにより両面コピーとなる。この両面コピーは排紙ユニット122により排紙トレイ123に排出される。
また、転写紙を反転して排出する場合に、反転ユニット125によりスイッチバックされて表裏が反転された転写紙は、両面搬送ユニット126に搬送されずに反転排紙搬送路127を経て排紙ユニット122により排紙トレイ123に排出される。
プリントモードでは、前述の画像処理装置からの画像データの代りに、外部からの画像データが書き込みユニット118に入力されて、前述と同様に転写紙上に画像が形成される。さらに、ファクシミリモードでは、画像読取装置106からの画像データが図示しないファクシミリ送受信部により相手に送信され、相手からの画像データがファクシミリ送受信部で受信されて前述の画像処理装置からの画像データの代りに書き込みユニット118に入力されることにより、前述と同様に転写紙上に画像が形成される。
また、デジタル複写機1には、図示しない大量用紙供給装置(LCT)と、ソート、穴あけ、ステイプルなどを行うフィニッシャーと、原稿読み取りのためのモード、複写倍率の設定、給紙段の設定、フィニッシャー12で後処理の設定、オペレータに対する表示などを行う操作部とを備えている。
次に、定着装置121の構成について図2を参照して説明する。図2に示すように、定着装置121は、定着部材である定着ローラ301に、シリコンゴム等の弾性部材からなる加圧部材としての加圧ローラ302が、図示しない加圧手段により一定の加圧力で押し当てられている。定着部材と加圧部材は、一般的にローラ状である場合が多いが、例えば何れか一方又は両方を無端ベルト状に構成するようにしてもよい。この定着装置121には、ACヒータHT1,HT2,HT3が適宜位置に設けられる。例えば、ACヒータHT1,HT2,HT3は、定着ローラ301の内部に配置されており、定着部材である定着ローラ301を内側から加熱する。
定着ローラ301及び加圧ローラ302は、駆動機構(図示せず)により回転駆動される。サーミスタなどの温度センサTH11,TH12は、定着ローラ301の表面に当接され、定着ローラ301の表面温度(定着温度)を検出する。トナー306を担持した転写紙等の媒体であるシート307は、定着ローラ301と加圧ローラ302とのニップ部を通過する際に、定着ローラ301と加圧ローラ302による加熱及び加圧でトナー画像が定着される。
第2の発熱部材である複数本のACヒータHT2,HT3は、定着ローラ301の基準となる目標温度に達していないときにONにされて、定着ローラ301を加熱する主たるヒータ(主ヒータ)である。より詳細な一例として、例えばACヒータHT2,HT3は定着ローラ301内において、B5サイズ、A4サイズ等を考慮して主走査方向を不均等に2分するように配置される。ACヒータHT2は定着ローラ301の基準位置側からB5サイズ分、ACヒータHT3は残りの(A4−B5)サイズ分を各々加熱するように割当てられている。
第1の発熱部材であるACヒータHT1は、デジタル複写機1の主電源投入の時や、省エネのためのオフモード時からコピー可能となるまでの立ち上げ時等、即ち、定着装置121のウォームアップ時にONにされるか、又は、画像形成時に定着ローラ301の基準となる目標温度に達していないときにONされて、定着ローラ301を加熱する補助的なヒータ(補助ヒータ)である。
図3は、定着装置121を主とした本デジタル複写機1の電源制御系の構成を示すブロック図である。図3に示す電源制御系は、AC電源(商用交流電源)PSの供給のON/OFFを行うメイン電源SW201と、電源回路200の各部その他を制御する制御部202と、定着ヒータHT1の補助電源であるキャパシタCP1と、このキャパシタCP1を充電するための充電回路となるキャパシタ充電器203と、本デジタル複写機1のDC電源を生成するDC電源生成回路204と、AC定着ヒータHT2,HT3にAC電力を供給する第2の駆動回路としてのACヒータ駆動回路205と、インターロックスイッチ207と、キャパシタCP1の放電を行って、定着ヒータHT1にDC電力を供給する第1の駆動回路としてのキャパシタ放電回路208と、を備えている。
AC電源PSは、メイン電源SW201及び入力電流検出回路206を介して、ACヒータ駆動回路205と、DC電源生成回路204と、キャパシタ充電器203とにAC電力を供給する。
制御部202は、主に電源回路200の各部を制御するものであり、キャパシタ充電器203、ACヒータ駆動回路205及びキャパシタ放電回路208の動作を制御する。具体的に制御部202は、キャパシタ充電器203に制御信号S1を送出して、キャパシタ充電器203によるキャパシタCP1の充電動作を制御する。また、制御部202は、キャパシタ放電回路208に、制御信号S3,S4を送出して、キャパシタ放電回路208による定着ヒータHT1のON/OFF動作を制御する。また、制御部202は、制御信号S8,S9,S10をACヒータ駆動回路205に送出して、ACヒータ駆動回路205による定着ヒータHT2,HT3のON/OFF動作を制御する。
DC電源生成回路204は、メイン電源SW201を介して入力されるAC電源に基づいて、画像形成装置内部で主に制御系で使用される電源Vccと、主に駆動系、中高圧電源に使用される電源Vaaを生成して、各部に出力する。
インターロックスイッチ207は、本デジタル複写機1のカバー類(図示せず)と連動してON/OFFするスイッチであり、デジタル複写機1のカバー類が開放されることにより触れることができる駆動部材、中高圧電源印加部材を有する場合に、カバー開時に該駆動部材の動作を停止又は該印加部材への電圧印加を停止するよう電源を遮断する構成となっている。インターロックスイッチ207には、DC電源生成回路204で生成された電源Vaaの一部が入力され、このインターロックスイッチ207を介して、キャパシタ放電回路208及びACヒータ駆動回路205に入力される。
ACヒータ駆動回路205は、制御部202から入力される制御信号S8,S9,S10に応じて、AC定着ヒータHT2,HT3のON/OFFを行う。キャパシタ充電器203は、キャパシタCP1と接続されており、制御部202から入力される制御信号S1に基づいて、キャパシタCP1の充電を行う。キャパシタCP1は、電気二重層コンデンサ等の大容量のキャパシタで構成されている。キャパシタCP1は、キャパシタ充電器203及びキャパシタ放電回路208に接続されており、キャパシタ充電器203から充電が行わる。キャパシタCP1に充電された電力は、キャパシタ放電回路208のON/OFF制御により定着ヒータHT1に供給される。
キャパシタ放電回路208は、制御部202から入力される制御信号S3,S4に応じて、キャパシタCP1に蓄積された電力を定着ヒータHT1に供給させて、定着ヒータHT1をON/OFFさせる。温度センサTH11,TH12は、定着ローラ301の近傍に設けられており、定着ローラ301の表面温度に応じた検出信号S6a,S6bを制御部202に出力する。温度センサTH11,TH12は、その抵抗値が温度により変化する。制御部202は、温度センサTH11,TH12の抵抗値の温度変化を利用して、検出信号S6a,S6bから定着ローラ301の表面温度を検出する。ここに、温度センサTH11は例えば定着ヒータHT2の領域に対応させて配置され、温度センサTH12は例えば定着ヒータHT3の領域に対応させて配置されている。
図4は、図3のACヒータ駆動回路205の構成を示す回路図である。ACヒータ駆動回路205は、入力されるAC電源のノイズを除去するフィルタFIL21と、制御部202から入力される制御信号S9に応じて、ON/OFFされる安全保護用の定着リレーRL21と、安全保護用の定着リレーRL21の逆起防止用のダイオードD21と、制御部202から入力される制御信号S8,S10に基づいて、AC定着ヒータHT2,HT3をON/OFFさせるヒータON/OFF回路220と、から構成されている。
AC電源PSは、フィルタFIL21及び安全保護用の定着リレーRL21を介して、定着ヒータHT2,HT3の一端側に接続されている。定着ヒータHT2,HT3の他端側は、ヒータON/OFF回路220に接続されている。
ヒータON/OFF回路220のうち、例えば、定着ヒータHT2用の部分は、AC電源PSをON/OFFするためのトライアックTRI21と、トライアックTRI21のベースをONし、また、2次側である制御部202からの信号を絶縁するためのフォトカプラPC21と、フォトカプラPC21の発光側LEDを駆動するためのトランジスタTR21と、コンデンサC21及び抵抗R21からなるノイズ吸収用スナバ回路と、ノイズ吸収用のインダクタL21と、続流防止抵抗である抵抗R22と、フォトカプラPC21の電流制限抵抗である抵抗R23,R24と、で構成されている。
定着ヒータHT3用の部分も同様に、AC電源PSをON/OFFするためのトライアックTRI31と、トライアックTRI31のゲートをONし、また、2次側である制御部202からの信号を絶縁するためのフォトカプラPC31と、フォトカプラPC31の発光側LEDを駆動するためのトランジスタTR31と、コンデンサC31及び抵抗R31からなるノイズ吸収用スナバ回路と、ノイズ吸収用のインダクタL31と、続流防止抵抗である抵抗R32と、フォトカプラPC31の電流制限抵抗である抵抗R33、R34と、で構成されている。
上記構成のACヒータ駆動回路205において、AC定着ヒータHT2は安全保護用の定着リレーRL21とトランジスタTR21のベースの両方がONされた状態で電力が供給されて点灯する。同様に、AC定着ヒータHT3は安全保護用の定着リレーRL21とトランジスタTR31のベースの両方がONされた状態で電力が供給されて点灯する。
制御部202は、安全保護用の定着リレーRL21に供給する制御信号S9をONした状態で、ヒータON/OFF回路220のトランジスタTR21のベースに供給する制御信号S8をON/OFFして、AC定着ヒータHT2の点灯/消灯を制御する。同様に制御部202は、安全保護用の定着リレーRL21に供給する制御信号S9をONした状態で、ヒータON/OFF回路220のトランジスタTR31のベースに供給する制御信号S10をON/OFFして、AC定着ヒータHT3の点灯/消灯を制御する。
図5は、図3のキャパシタ放電回路208の構成を示すブロック図である。キャパシタ放電回路208は、図5に示すように、充放電用スイッチ231と、安全保護用の定着リレーRL11と、定着リレーRL11の逆起防止用のダイオードD11と、キャパシタCP1の両端電圧を検出する両端電圧検出回路232と、を備えている。
キャパシタCP1の両端には、充放電用スイッチ231と安全保護用の定着リレーRL11が接続されている。充放電用スイッチ231は、制御部202から入力される制御信号S3によりON/OFFされる。同様に、安全保護用の定着リレーRL11は、制御部202から入力される制御信号S4によりON/OFFされる。充放電用スイッチ231と安全保護用の定着リレーRL11の両者がONされると、キャパシタCP1に蓄積された電荷が放電して、定着ヒータHT1は電力が供給される。
両端電圧検出回路232は、キャパシタCP1の両端電圧を検出して、その電圧信号S5を制御部202に出力する。制御部202は、この電圧信号S5を常時監視して、キャパシタCP1の充電状態を監視する。
図6は、図3の制御部202の概略構成を示すブロック図である。制御部202は、図6に示すように、CPU241、メモリ242等から構成されている。CPU241は、本デジタル複写機1を制御するためのプログラムやデータを格納するためのメモリ242と接続されており、メモリ242に格納されたプログラムに基づいて、プリンタエンジンや電源回路200の制御を行う。
CPU241には、キャパシタ放電回路208の両端電圧検出回路232で検出されたキャパシタCP1の両端電圧を表す電圧信号(アナログ信号)S5、定着ローラ301の定着ヒータHT2対応領域の表面温度を検出するための温度センサTH11と抵抗R41の抵抗値によって分圧された検出信号(アナログ信号)S6a、定着ローラ301の定着ヒータHT3対応領域の表面温度を検出するための温度センサTH12と抵抗R42の抵抗値によって分圧された検出信号(アナログ信号)S6bとが入力される。
また、CPU241は、IOポートを介して、キャパシタCP1の充電をON/OFFさせる制御信号S1、充放電用スイッチ231をON/OFFさせる制御信号S3、安全保護用の定着リレーRL11をON/OFFさせる制御信号S4、ヒータON/OFF回路220をON/OFFさせる制御信号S8,S10、及び安全保護用の定着リレーRL21をON/OFFさせる制御信号S9等を出力する(図3も参照)。
このような構成において、本実施の形態では、待機時(スタンバイ時、省エネモード時を含む)にAC電源PSから供給される電力の消費制御に特徴を有する。図3を参照すると、本実施の形態において、AC電源PSから供給されるAC電流を消費する(電力が供給される)ユニットとしては、
A.キャパシタ充電器203
B.DC電源生成回路204
C.ACヒータ駆動回路205
D.その他(図示しない除湿ヒータ等)
がある。ここで、Dは他に比べて小さいので無視する。
まず、Aのキャパシタ充電器203は、当該デジタル複写機1が画像形成動作をしている時に電力を殆ど消費しない。即ち、AC電流の消費量は小さい。一方、キャパシタ充電器203は待機時に短時間でキャパシタCP1に充電するので、消費するAC電流が大きくなる。
BのDC電源生成回路204は、当該デジタル複写機1が画像形成動作をしている時のAC電流の消費量が大きい。一方、DC電源生成回路204は待機時にAC電流の消費量が小さくなる(中でも、省エネ時はさらに小さくなる)。
CのACヒータ駆動回路205は、当該デジタル複写機1が画像形成動作をしている時のAC電流の消費量が大きい。一方、ACヒータ駆動回路205は待機時にAC電流の消費量が小さくなる。この理由は、ACヒータ駆動回路205がAC定着ヒータHT2,AC定着ヒータHT3に電力供給を行っている為である。
AC定着ヒータHT2,AC定着ヒータHT3は、デジタル複写機1が画像形成動作をしている時に定着ローラ301の熱がシート307に奪われ、かつ、加圧ローラ302にも熱が奪われるので、点灯している時間が長くなり、単位時間当たりの点灯率が高く、AC電流の消費量が大きくなる。一方、待機時は自然放熱で定着ローラ301の温度が低下した時のみAC定着ヒータHT2,HT3が点灯する。
このような条件下に、本実施の形態では、例えば比較的高速・高機能なデジタル複写機1を例に採り、これらのAC消費電流量(定格値)の具体的な数値例を示すと、
A.キャパシタ充電器203……非充電時:0.2A/充電時:7.0A
B.DC電源生成回路204……画像形成時:5.0A/待機時:1.5A
C.ACヒータ駆動回路205…点灯時:9.5A/非点灯時:0A
のように設定されている。また、当該デジタル複写機1の定格値は、15A/1500Wとする。
この場合、このようなAC消費電流の組合せ例として、図7に示すようなモード例を考える(図7中、PSU1はキャパシタ充電器203、PSU2はDC電源生成回路204を示す…図13でも同様)。
モード1は画像形成時でAC定着ヒータHT2,HT3がともに点灯しているモードである。モード2は待機中かつキャパシタCP1の非充電時であって、AC定着ヒータHT2,HT3がともに点灯しているモードである。モード3は待機中かつキャパシタCP1の充電時であって、AC定着ヒータHT2,HT3がともに点灯しているモードである。
モード4は待機中かつキャパシタCP1の充電時であって、AC定着ヒータHT2が点灯,AC定着ヒータHT3が非点灯のモードである。また、モード5は待機中かつキャパシタCP1の充電時であって、AC定着ヒータHT2が非点灯,AC定着ヒータHT3が点灯のモードである。
ここに、モード1,2は、AC消費電流量の総和が定格値15A以下であり、特に支障ないことが判る。モード3はキャパシタ充電器203でキャパシタCP1を充電しているため、AC消費電流量の総和が定格値15Aを超えてしまう(18.0A)。
モード4,5は待機中の充電時に2本のAC定着ヒータHT2,HT3のうちの一方のみを点灯させ、他方を非点灯とすることで、AC定着ヒータHT2,HT3を同時に点灯させていない。したがって、モード4,5はキャパシタ充電器203により充電動作を行ってもAC消費電流量の総和が各々、定格値15A以下の14.0A,12.5Aとなって、特に支障ないことが判る。
そこで、本実施の形態では、当該デジタル複写機1が待機中の場合において、モード4又はモード5のように、AC定着ヒータHT2,HT3を同時に点灯させないものとしている。本実施の形態では、非点灯(消灯)のAC定着ヒータHT2又はHT3用のAC消費電流分をキャパシタ充電器203の消費電流量として充当させることで、定格値15Aを超えることなく、短時間の充電を可能としたものである。
即ち、本実施の形態では、デジタル複写機1が待機中のとき、AC定着ヒータHT2及びAC定着ヒータHT3に対して交互に点灯を許可するような制御を行なう。この為、デジタル複写機1が待機中のとき、AC定着ヒータHT2及びAC定着ヒータHT3が同時に点灯することはない。
図8は、本実施の形態によるAC定着ヒータに対して交互に点灯を許可する制御を表した一例のタイミング図である。時間t1及びt3の間は、AC定着ヒータHT2の制御を許可している。一方、時間t2及びt4の間はAC定着ヒータHT3の制御を許可している。なお、AC定着ヒータHT2,HT3は許可された期間中(例えば時間t1)に点灯し続けている訳でなく、消灯している時間があってもよい。期間中の点灯又は消灯の制御はパルス幅変調(PWM)制御にて行なうことができる。
制御部202中のCPU241により実行されるAC消費電流に関する制御例について図9に示す概略フローチャートを参照して説明する。図9は、基本的な定着制御を表す一一例のフローチャートである。
まず、ステップS1では、当該デジタル複写機1が待機中であるか否かを判断する。待機中でなく、画像形成動作中であれば(S1のN)、図7中に示すモード1の態様の処理となる。一方、待機中であれば(S1のY)、ステップS2に進み、所定時間T秒(例えば図8の時間t1)が経過したか否かを判断する。
所定時間T秒が経過していなければ(S2のY)、ステップS1に戻る。また、所定時間T秒が経過すると(S1のY)、ステップS3に進み、図10に示すような定着ヒータ切換制御処理を行う。
図10は、定着ヒータ切換制御を表す一例のフローチャートである。本発明のデジタル複写機1は、AC定着ヒータHT2,HT3のどちらに点灯を許可しているかを示すフラグが設定されている。例えばフラグ「0」は、AC定着ヒータHT2の点灯が許可されていることを示す。また、フラグ「1」はAC定着ヒータHT3の点灯が許可されていることを示す。
まず、ステップS10では、AC定着ヒータHT2,HT3のどちらに点灯を許可しているかを示すフラグが、「0」又は「1」のとちらであるか判断する。フラグが「0」であるとき(S10の0)、AC定着ヒータHT2の点灯が許可されていると判断し、ステップS11に進む。
ステップS11では、温度センサTH11により検出された定着ローラ301の定着温度が目標範囲にあるか否かを判断する。なお、温度センサTH11は例えば定着ヒータHT2の領域に対応させて配置されている。定着温度が目標範囲にあれば(S11のY)、定着ローラ301への加熱を要しないため、ステップS13に進み、フラグ「1」を設定して定着ヒータ切換制御を終了する。一方、定着温度が目標範囲にあれば(S11のN)、定着ローラ301への加熱を要するため、ステップS12に進み、図11に示すような定着温度制御を行なう。
図11は、定着温度制御を表す一例のフローチャートである。ステップS20では、温度センサTH11により検出された定着ローラ301の定着温度を読み取る。ステップS21に進み、読み取った定着ローラ301の定着温度と目標温度とを比較する。ステップS22に進み、読み取った定着ローラ301の定着温度と目標温度との比較結果に基づいてAC定着ヒータHT2の点灯Duty(デューティー)を演算により決定する。点灯Dutyの演算及び制御には、P制御、PI制御、PID制御などを利用できる。
ステップS23に進み、決定された点灯Dutyに基づいてACヒータ駆動回路205に対する制御信号S8をオンし、AC定着ヒータHT2を点灯させる。すなわち、図7中に示すモード4の態様の処理となる。例えば図8のタイミング図に示すように、AC定着ヒータHT2は点灯が許可されている期間中(例えば時間t1)に点灯し続けている訳でなく、決定された点灯Dutyに基づいて消灯している時間があってもよい。図10のステップS12の定着温度制御を行ったあと、ステップS13に進み、フラグ「1」を設定して定着ヒータ切換制御を終了する。即ち、ステップS13ではAC定着ヒータHT2の点灯が許可されていることを示すフラグ「0」からAC定着ヒータHT3の点灯が許可されていることを示すフラグ「1」に変更されている。
一方、ステップS10において、フラグが「0」でないとき(S10の1)は、AC定着ヒータHT3の点灯が許可されていると判断し、ステップS14に進む。ステップS14では、温度センサTH12により検出された定着ローラ301の定着温度が目標範囲にあるか否かを判断する。なお、温度センサTH12は例えば定着ヒータHT3の領域に対応させて配置されている。定着温度が目標範囲にあれば(S14のY)、定着ローラ301への加熱を要しないため、ステップS16に進み、フラグ「0」を設定して定着ヒータ切換制御を終了する。一方、定着温度が目標範囲にあれば(S14のN)、定着ローラ301への加熱を要するため、ステップS15に進む。ステップS15では、図11を用いて前述したような定着温度制御を行なう。
ステップS20では、温度センサTH12により検出された定着ローラ301の定着温度を読み取る。ステップS21に進み、読み取った定着ローラ301の定着温度と目標温度とを比較する。ステップS22に進み、読み取った定着ローラ301の定着温度と目標温度との比較結果に基づいてAC定着ヒータHT3の点灯Duty(デューティー)を演算により決定する。点灯Dutyの演算及び制御には、P制御、PI制御、PID制御などを利用できる。
ステップS23に進み、決定された点灯Dutyに基づいてACヒータ駆動回路205に対する制御信号S10をオンし、AC定着ヒータHT3を点灯させる。すなわち、図7中に示すモード5の態様の処理となる。例えば図8のタイミング図に示すように、AC定着ヒータHT3は点灯が許可されている期間中(例えば時間t2)に点灯し続けている訳でなく、決定された点灯Dutyに基づいて消灯している時間があってもよい。図10のステップS15の定着温度制御を行ったあと、ステップS16に進み、フラグ「0」を設定して定着ヒータ切換制御を終了する。即ち、ステップS16ではAC定着ヒータHT3の点灯が許可されていることを示すフラグ「1」からAC定着ヒータHT2の点灯が許可されていることを示すフラグ「0」に変更されている。
図10の定着ヒータ切換制御では、AC定着ヒータHT2,HT3に対して交互に点灯を許可するようにフラグが設定されている。このため、デジタル複写機1が待機中のときにAC定着ヒータHT2及びAC定着ヒータHT3が同時に点灯することはない。
図9の定着ヒータ切換制御を行ったあと、ステップS4に進み、図12に示すような充電制御を行なう。図12は、充電制御を表す一例のフローチャートである。ステップS30に進み、キャパシタCP1の充電が必要であるか否かを判断する。なお、キャパシタCP1の充電が必要であるか否かは、両端電圧検出回路232により検出されるキャパシタCP1の充電電圧が所定値よりも低いか否かで判断できる。
充電の必要がなければ(S30のN)、ステップS32に進み、キャパシタCP1への充電を停止したあと、図12の充電制御を終了する。すなわち、図7中に示すモード2の態様の処理となる。
一方、充電の必要があれば(S30のY)、ステップS31に進み、キャパシタ充電器203によりキャパシタCP1に対する充電動作を開始したあと、図12の充電制御を終了する。図12の充電制御のあと、図9のステップS1に戻り処理を続ける。
即ち、本実施の形態では、当該デジタル複写機1の待機中において、ACヒータ駆動回路205の動作を制御してAC定着ヒータHT2,HT3を同時に点灯しないようにすることで、点灯されていないAC定着ヒータHT2又はHT3用のAC消費電流分をキャパシタ充電器203の消費電流量の充当分として確保できる。つまり、モード3に代えて、モード4又はモード5が実現されるように制御するものである。
なお、デジタル複写機1はT秒間隔でAC定着ヒータHT2,HT3を交互に点灯させたとしても、待機中の定着温度が設計基準を満足できるように設計されている。また、T秒間隔でAC定着ヒータHT2,HT3を交互に点灯させるような制御(いわゆるトグル制御)を行なうようにしたことで、AC定着ヒータHT2,HT3が同時に点灯することもなく、図7中に示すモード3の態様とならない。
図7を参照して、より詳細に説明すると、画像形成動作時から待機時に移行した場合、DC電源生成回路204が必要とするAC消費電流量は5.0Aから1.5Aに減少するため、3.5A分を待機時のキャパシタ充電器203による充電動作に要するAC消費電流量に充当させることができる。
ここに、本実施の形態ではキャパシタ充電器203による充電動作に要するAC消費電流量の総和は7.0Aに設定されており、DC電源生成回路204用の消費電流量分だけでは不足するので、その不足分の約3.5A分を非点灯のAC定着ヒータHT2又はHT3用のAC消費電流分で充当させるようにしたものである。この場合の充当分の約3.5Aは、2つのAC定着ヒータHT2,HT3のうち、定格消費電流の小さい方のAC定着ヒータHT3による最小の定格消費電流量4.0A以下の値として設定されている。
このような設定によれば、大きい方のAC定着ヒータHT2の点灯とキャパシタ充電器203とが同時に動作しても確実に定格値15Aを超えないようにすることができる。逆に言えば、このような充当分の約3.5Aを想定してキャパシタ充電器203用のAC消費電流量7.0Aが設定されている。
また、本実施の形態では、待機中の充電動作時にはAC定着ヒータHT2,HT3を同時に点灯させない制御の態様として、ステップS12,S15に示すように、これらのAC定着ヒータHT2,HT3を交互に点灯(従って、交互に非点灯)させるように制御している。したがって、AC定着ヒータHT2,HT3の点灯を制限するものの、AC定着ヒータHT2,HT3全体ではバランスのよい加熱が可能となる。
また、本実施の形態では、待機中を通してAC定着ヒータHT2,HT3を同時に点灯させないように制御しているが、待機中の充電動作時にのみAC定着ヒータHT2,HT3を同時に点灯させないように制御してもよい。例えば待機中であっても充電動作時以外はAC定着ヒータHT2,HT3を通常通り点灯させるようにすれば、待機中における非充電時の定着ローラ301の温度リプルを低減させることができる。
[第二の実施の形態]
本発明の第二の実施の形態を図13に基づいて説明する。第一の実施の形態で示した部分と同一部分は同一符号を用いて示し、説明も省略する(以降の実施の形態でも同様とする)。
本実施の形態は、基本的には第一の実施の形態に準ずるが、ACヒータ駆動回路205により駆動される第2の発熱部材が、AC定着ヒータHT2,HT3,HT4として3本用いられている場合への適用例を示す。より具体的には、第一の実施の形態中のAC定着ヒータHT3がAC定着ヒータHT3,HT4として二分された態様である。これらの定格AC消費電流は各々2.0Aとされている。
このようなAC定着ヒータHT2,HT3,HT4は、特に図示しないが、例えば小サイズに合わせてAC定着ヒータHT2が主走査方向中央に配置され、その主走査方向両側に位置させて例えば大サイズ用にAC定着ヒータHT3,HT4が配置されている。
この場合、このようなAC消費電流の組合せ例として、図13に示すようなモード例を考える。モード1は画像形成時でAC定着ヒータHT2,HT3,HT4がともに点灯しているモードである。モード2は待機中かつキャパシタCP1の非充電時であって、AC定着ヒータHT2,HT3,HT4がともに点灯しているモードである。モード3は待機中かつキャパシタCP1の充電時であって、AC定着ヒータHT2,HT3,HT4がともに点灯しているモードである。
モード4は待機中かつキャパシタCP1の充電時であって、AC定着ヒータHT2が点灯,AC定着ヒータHT3,HT4が非点灯のモードである。また、モード5は待機中かつキャパシタCP1の充電時であって、AC定着ヒータHT2が非点灯,AC定着ヒータHT3,HT4が点灯のモードである。
ここに、モード1,2は、AC消費電流量の総和が定格値15A以下であり、特に支障ないことが判る。モード3はキャパシタ充電器203でキャパシタCP1を充電しているため、AC消費電流量の総和が定格値15Aを超えてしまう(18.0A)。
モード4は待機中の充電時に3本のAC定着ヒータHT2,HT3,HT4のうちの定格消費電流量が最大のAC定着ヒータHT2のみを点灯させ、残りのAC定着ヒータHT3,HT4を非点灯とすることで、3本のAC定着ヒータHT2,HT3,HT4を同時に点灯させていない。したがって、モード4はキャパシタ充電器203により充電動作を行ってもAC消費電流量の総和が定格値15A以下の14.0Aとなって、特に支障ないことが判る。
一方、モード5は待機中の充電時に3本のAC定着ヒータHT2,HT3,HT4のうちの定格消費電流量が最大のAC定着ヒータHT2のみを非点灯とさせ、残りのAC定着ヒータHT3,HT4を点灯させることで、3本のAC定着ヒータHT2,HT3,HT4を同時に点灯させていない。したがって、モード5はキャパシタ充電器203により充電動作を行ってもAC消費電流量の総和が定格値15A以下の12.5Aとなって、特に支障ないことが判る。
そこで、本実施の形態では、当該デジタル複写機1が待機中の場合において、例えば図13中のモード4又はモード5のように、全てのAC定着ヒータHT2,HT3,HT4を同時に点灯させないものとしている。本実施の形態では、非点灯のAC定着ヒータHT3・HT4又はHT2用のAC消費電流分をキャパシタ充電器203の消費電流量として充当させることで、定格値15Aを超えることなく、短時間の充電を可能としたものである。
より詳細には、当該デジタル複写機1の待機中には点灯するAC定着ヒータの定格消費電気量の総和がAC定着ヒータ中で最大の定格消費電気量(5.5A)を超えない本数の組合せ、本例では、5.5AのAC定着ヒータHT2の1本と、各々2.0AのAC定着ヒータHT3,HT4(総和は4.0A)の2本との組合せとして点灯制御することにより、充電動作時の消費電気量の充当分を強制的に確保するようにしたものである。
この場合の動作制御例としては、図10に示した概略フローチャートを参照すれば、ステップS12においてAC定着ヒータHT2のみ点灯し、AC定着ヒータHT3,HT4が非点灯となるようにAC駆動回路205に対する制御信号を制御するとともに、キャパシタ充電器203によりキャパシタCP1に対する充電動作を行わせ(即ち、図13中に示すモード4の態様の処理)、ステップS15において2本のAC定着ヒータHT3,HT4を点灯し、AC定着ヒータHT2が非点灯となるようにAC駆動回路205に対する制御信号を制御するとともに、キャパシタ充電器203によりキャパシタCP1に対する充電動作を行わせる(即ち、図13中に示すモード5の態様の処理)ようにすればよい。この場合、主走査方向の両側に位置して対応する2本のAC定着ヒータHT3,HT4は同時に点灯/非点灯が制御されるので、AC定着ヒータ2の点灯が制限されるものの、AC定着ヒータHT2,HT3,HT4全体ではバランスのよい加熱制御が可能となる。
即ち、本実施の形態では、当該デジタル複写機1が待機中の場合において、ACヒータ駆動回路205の動作を制御してAC定着ヒータHT2,HT3,HT4を同時に点灯しないようにさせることで(S12,S15)、非点灯のAC定着ヒータHT3・HT4又はHT2用のAC消費電流分をキャパシタ充電器203の消費電流量の充当分として確保できる。つまり、図13中のモード3に代えて、モード4又はモード5が実現されるように制御するものである。
図13を参照して、より詳細に説明すると、画像形成動作時から待機時に移行した場合、DC電源生成回路204が必要とするAC消費電流量は5.0Aから1.5Aに減少するため、3.5A分を待機時のキャパシタ充電器203による充電動作に要するAC消費電流量に充当させることができる。
ここに、本実施の形態ではキャパシタ充電器203による充電動作に要するAC消費電流量の総和は7.0Aに設定されており、DC電源生成回路204用の消費電流量分だけでは不足するので、その不足分の約3.5A分を非点灯のAC定着ヒータHT2,HT3,HT4用のAC消費電流分で充当させるようにしたものである。この場合の充当分の約3.5Aは、3つのAC定着ヒータHT2,HT3,HT4のうち、最大の定格消費電気量(5.5A)のAC定着ヒータHT2を除く他のAC定着ヒータHT3,HT4の定格消費電気量の総和(4.0A)以下の値として設定されている。
このような設定によれば、大きい方のAC定着ヒータHT2の点灯とキャパシタ充電器203とが同時に動作しても確実に定格値15Aを超えないようにすることができる。逆に言えば、このような充当分の約3.5Aを想定してキャパシタ充電器203用のAC消費電流量7.0Aが設定されている。
[第三の実施の形態]
本発明の第三の実施の形態を図14に基づいて説明する。本実施の形態は、当該デジタル複写機1の待機中のキャパシタCP1の充電動作時に、キャパシタ充電器203による消費電気量にACヒータ駆動回路205で供給する消費電気量の少なくとも一部を充当させるために、2本のAC定着ヒータHT2,HT3(第一の実施の形態の態様の場合)のうち、少なくとも1本の点灯を要しないタイミングでキャパシタ充電器203によるキャパシタCP1の充電動作を行わせるように制御したものである。
即ち、AC定着ヒータHT2,HT3は、本来的に、温度センサTH11,TH12による温度監視下に定着ローラ301の定着温度が目標範囲下限よりも低下した場合に制御信号S8,S10に基づきACヒータ駆動回路205を通して点灯するように制御されるものであり、定着温度が目標範囲内の場合に点灯を要しないこととなる。
この場合の態様としては、2本のAC定着ヒータHT2,HT3についてともに点灯を要しない場合と、AC定着ヒータHT2のみ点灯を要する場合と、AC定着ヒータHT3のみ点灯を要する場合とがある。
これらの場合、図7のモード4,5等を参照すれば、非点灯のAC定着ヒータHT2又はHT3用のAC消費電流分をキャパシタ充電器203のAC消費電流分に充当し得るものであり、このように1本でも点灯を要しないタイミングでキャパシタ充電器203による充電動作を行わせることで、当該デジタル複写機1の待機中においてキャパシタCP1の充電動作を効率よく行っても定格電流15Aを超えないようにしたものである。
制御部202中のCPU241により実行されるAC消費電流に関する制御例について説明する。なお、本発明の第三の実施の形態は、図9に示す基本的な定着制御を表す一例のフローチャートのうち、ステップS3の定着ヒータ切換制御が第一の実施の形態と異なっているため、ステップS3の定着ヒータ切換制御について、図14に示す概略フローチャートを参照して説明する。
図14は、定着ヒータ切換制御を表す一例のフローチャートである。まず、ステップS8では温度センサTH11,TH12により監視される定着ローラ301の全体の定着温度が目標範囲にあるか否かを判断する。
全体の定着温度が目標範囲にあれば(S8のY)、定着ローラ301への加熱を要しないため、定着ヒータ切換制御を終了する。
一方、全体の定着温度が目標範囲になければ(S8のY)、ステップS10に進み、フラグが、「0」又は「1」のとちらであるか判断する。フラグが「0」であるとき(S10の0)、AC定着ヒータHT2の点灯が許可されていると判断し、ステップS11に進む。
ステップS11では、温度センサTH11により検出された定着ローラ301の定着温度が目標範囲にあるか否かを判断する。なお、温度センサTH11は例えば定着ヒータHT2の領域に対応させて配置されている。定着温度が目標範囲にあれば(S11のY)、定着ローラ301への加熱を要しないため、ステップS13に進み、フラグ「1」を設定して定着ヒータ切換制御を終了する。一方、定着温度が目標範囲にあれば(S11のN)、定着ローラ301への加熱を要するため、ステップS12に進み、前述した図11のような定着温度制御を行い、ACヒータ駆動回路205によりAC定着ヒータHT2を点灯させる。図10のステップS12の定着温度制御を行ったあと、ステップS13に進み、フラグ「1」を設定して定着ヒータ切換制御を終了する。即ち、AC電流消費に関しては、図7中のモード4に相当する処理となる。
一方、ステップS10において、フラグが「0」でないときは、AC定着ヒータHT3の点灯が許可されていると判断し、ステップS14に進む。ステップS14では、温度センサTH12により検出された定着ローラ301の定着温度が目標範囲にあるか否かを判断する。なお、温度センサTH12は例えば定着ヒータHT3の領域に対応させて配置されている。定着温度が目標範囲にあれば(S14のY)、定着ローラ301への加熱を要しないため、ステップS16に進み、フラグ「0」を設定して定着ヒータ切換制御を終了する。一方、定着温度が目標範囲にあれば(S14のN)、定着ローラ301への加熱を要するため、ステップS15に進み、前述した図11のような定着温度制御を行い、ACヒータ駆動回路205によりAC定着ヒータHT3を点灯させる。図10のステップS15の定着温度制御を行ったあと、ステップS16に進み、フラグ「0」を設定して定着ヒータ切換制御を終了する。即ち、AC電流消費に関しては、図7中のモード5に相当する処理となる。
図14の定着ヒータ切換制御では、AC定着ヒータHT2,HT3に対して交互に点灯を許可するようにフラグが設定されている。このため、デジタル複写機1が待機中のときにAC定着ヒータHT2及びAC定着ヒータHT3が同時に点灯することはない。
本発明の第三の実施の形態では、まず、温度センサTH11,TH12の出力を総合的に監視し、定着ローラ301の定着温度が目標範囲よりも低い場合に(S8のN)、温度センサTH11,TH12の出力を個々に監視する。まず、定着ローラ301中でAC定着ヒータHT2の対応部分の定着温度が目標範囲以上であるか否か、AC定着ヒータHT3の対応部分の定着温度が目標範囲以上であるか否かを各々判断する(S11,S14)。
AC定着ヒータHT2対応部分の定着温度が目標範囲以下の場合には(S11のN)、ACヒータ駆動回路205に対する制御信号S8の制御によりAC定着ヒータHT2が点灯させる(S12)。また、AC定着ヒータHT3対応部分の定着温度が目標範囲以下の場合には(S14のN)、ACヒータ駆動回路205に対する制御信号S10の制御によりAC定着ヒータHT3が点灯させる(S15)。
即ち、少なくとも1本のAC定着ヒータHT2又はAC定着ヒータHT3の点灯を要しない状態となる。このタイミングで、両端電圧検出回路232により検出されるキャパシタCP1の充電電圧を監視し、充電が必要であるか否かを判断して、充電が必要な場合にはキャパシタ充電器203による充電動作を実行させる。このように、少なくとも1本のAC定着ヒータHT2,HT3の点灯を要しないタイミングでキャパシタ充電器203による充電動作を行わせることで、ACヒータ駆動回路205はAC定着ヒータHT2又はHT3用の消費電気量が不要となるため、充電に必要な消費電気量を充当させることができる。
従って、本実施の形態によれば、当該デジタル複写機1の待機中において、ACヒータ駆動回路205の動作を制御してAC定着ヒータHT2,HT3を同時に点灯しないようにすることで、キャパシタ充電器203による充電に必要な消費電流量を充当させることができる。また、待機中における非充電時の定着ローラ301の温度リプルを低減させることもできる。
なお、本実施の形態は第一の実施の形態に準ずる場合への適用例として説明したが、第二の実施の形態に準ずる場合(3本以上のAC定着ヒータを有する場合)にも同様に適用することができる。さらに、これらの実施の形態では、AC消費電気量としてAC消費電流量で規定したが、AC消費電力量で規定するようにしてもよい。
本発明は、具体的に開示された実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
本発明の第一の実施の形態のデジタル複写機を示す縦断正面図である。 定着装置の構成例を示す説明図である。 定着装置を主としたデジタル複写機の電源制御系を示す回路図である。 ACヒータ駆動回路の構成例を示す回路図である。 キャパシタ放電回路の構成例を示す回路図である。 制御部の構成例を示す回路図である。 AC電流消費に関する各種モード例を示す模式図である。 本実施の形態によるAC定着ヒータに対して交互に点灯を許可する制御を表した一例のタイミング図である。 基本的な定着制御を表す一例のフローチャートである。 定着ヒータ切換制御を表す一例のフローチャートである。 定着温度制御を表す一例のフローチャートである。 充電制御を表す一例のフローチャートである。 本発明の第二の実施の形態のAC電流消費に関する各種モード例を示す模式図である。 定着温度制御を表す他の一例のフローチャートである。 定着ローラ内のACハロゲンヒータの構成例を表した一例の説明図である。
符号の説明
203 充電器
205 第2の駆動回路
208 第1の駆動回路
301 定着部材
CP1 キャパシタ
HT1 第1の発熱部材
HT2,HT3,HT4 第2の発熱部材

Claims (11)

  1. 商用電源からの電力供給を受けて発熱する複数の発熱部材を有する定着部材を備えた画像形成装置であって、
    キャパシタと、
    前記画像形成装置の待機中に、前記商用電源からの電力で前記キャパシタを充電する充電手段と、
    前記複数の発熱部材への電力供給を制御し、前記複数の発熱部材のうち少なくとも一つの発熱部材への電力供給をオン又はオフさせる駆動手段と、を備え、
    前記複数の発熱部材を複数のグループに分け、前記画像形成装置の待機中には、前記複数の発熱部材の全てへ同時に電力供給されることはなく、前記複数のグループのうち少なくとも一つのグループ電力供給することは許可され、かつ電力供給が許可されるグループが所定時間毎に切り換わること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 前記キャパシタの充電電流量は、前記画像形成装置が画像形成動作中から前記待機中に移行した際の、前記商用電源から前記発熱部材以外の負荷に供給される電流の減少する量と、前記複数のグループのうち消費電流量の少ないグループの消費電流量以下所定の電流量を加算したものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記キャパシタの充電電力量は、前記画像形成装置が画像形成動作中から前記待機中に移行した際の、前記商用電源から前記発熱部材以外の負荷に供給される電力の減少する量と、前記複数のグループのうち消費電力量の少ないグループの消費電力量以下所定の電力量を加算したものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成装置の待機中、同時に電力供給する前記発熱部材の定格消費電流量の総和が、前記複数の発熱部材中で最大の発熱部材の定格消費電流量を超えないように前記グループ分けを行なうことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成装置の待機中、同時に電力供給する前記発熱部材の定格消費電力量の総和が、前記複数の発熱部材中で最大の発熱部材の定格消費電力量を超えないように前記グループ分けを行なうことを特徴とする請求項1又は3記載の画像形成装置。
  6. 前記定着部材の表面に当接されており、前記定着部材の表面温度を検出する温度センサを更に備え、
    記温度センサにより検出された前記定着部材の表面温度と定着温度の目標範囲との比較結果に応じて前記複数の発熱部材への電力供給をオン又はオフさせるタイミングを決定することを特徴とする請求項1乃至何れか一項記載の画像形成装置。
  7. 前記定着部材の表面温度が定着温度の目標範囲よりも低いとき、前記複数の発熱部材のうち少なくとも一つへ電力供給することを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  8. 前記定着部材の表面温度が定着温度の目標範囲よりも低いとき、前記定着部材の表面温度と定着温度の目標範囲との差に応じて、前記グループ毎に電力供給を許可される所定時間のうち前記複数の発熱部材のうち少なくとも一つへの電力供給をオン又はオフさせる割合を決定することを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  9. 前記画像形成装置はさらに、前記キャパシタから電力を供給される第2の発熱部材を備えることを特徴とする請求項1乃至の何れか一項記載の画像形成装置。
  10. 商用電源からの電力供給を受けて発熱する複数の発熱部材を有する定着部材を備えた画像形成装置における電力供給制御方法であって、
    前記画像形成装置は、
    キャパシタと、
    前記画像形成装置の待機中に、前記商用電源からの電力で前記キャパシタを充電する充電手段と、
    前記複数の発熱部材への電力供給を制御し、前記複数の発熱部材のうち少なくとも一つの発熱部材への電力供給をオン又はオフさせる駆動手段と、を備え、
    記複数の発熱部材を複数のグループに分け、前記画像形成装置の待機中には、前記複数の発熱部材の全てへ同時に電力供給されることはなく、前記複数のグループのうち少なくとも一つのグループ電力供給することは許可され、かつ電力供給が許可されるグループが所定時間毎に切り換わること
    を特徴とする電力供給制御方法。
  11. 商用電源からの電力供給を受けて発熱する複数の発熱部材を有する定着部材と、
    キャパシタと、
    前記画像形成装置の待機中に、前記商用電源からの電力で前記キャパシタを充電する充電手段と、
    前記複数の発熱部材への電力供給を制御し、前記複数の発熱部材のうち少なくとも一つの発熱部材を点灯又は消灯させる駆動手段と、
    を備えた画像形成装置に、
    前記複数の発熱部材を複数のグループに分け、前記画像形成装置の待機中には、前記複数の発熱部材の全てへ同時に電力供給されることはなく、前記複数のグループのうち少なくとも一つのグループ電力供給することは許可され、かつ電力供給が許可されるグループが所定時間毎に切り換わる手順
    を実行させる為の電力供給制御プログラム。
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