JP4803583B2 - 電源装置および画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、定常的に外部から供給される電力を用いる電源に加えて、蓄電装置およびその電力を入力源に用いる電源回路を含む補助電源、を備える電源装置に関し、特に、これに限定する意図ではないが、機器全体で動作に大きな電力が必要な時に、蓄電装置に貯めた電力をDC負荷に供給し、機器のAC入力電力が、電源の供給可能な電力を超えないようにする商用AC電力消費の平準化が可能な電源装置に関する。本発明は例えば、外部からの給電の途絶時のバックアップ給電,外部電力容量以上の高負荷給電又は外部電力消費の平準化を行う電源装置ならびにプリンタ,複写機およびファクシミリ装置に適用できる。
−先願の情報−
本願発明者は、上記電源装置およびそれを装備した画像形成装置を、特願2005−335889号(出願日2005年11月21日)にて提示した。該電源装置は、外部から供給される電力を入力源に用いる定電圧出力の第1電源,蓄電装置および該蓄電装置の電力を入力源に用いる第2電源を備え、第1電源の出力と第2電源の出力を並列に接続し、第1電源からの電力と第2電源からの電力の両方を同時に負荷に供給するものである。
特開2004−236492号公報 特開2005−221674号公報。
特許文献1には、画像形成装置の一部の負荷に、定常的に外部から供給される電力を用いる主電源と補助電源の電力を、切換回路で選択的に切換え供給する電源装置および画像形成装置が記載されている。特許文献2には、補助電源に定電圧電源回路を用いてその出力電圧を主電源の出力電圧より高く設定し、主電源から負荷への給電ラインには主電源への逆流を阻止するダイオードを介挿し、該ダイオードと負荷との間の給電ラインに、スイッチを介して、又はもう1つのダイオードを介して、補助電源の出力電圧を印加して、補助電源の出力電圧が主電源の出力電圧より高い間は、補助電源のみから負荷に給電し、補助電源の出力電圧が主電源の出力電圧より低い間は、主電源のみから負荷に給電することにより、負荷には主電源と補助電源の一方からのみ、切り換え給電する画像形成装置が記載されている。
従来技術では、蓄電装置の電力出力回路すなわち負荷への給電回路を、定電圧電源で構成しているので、切換回路で、定電圧電源であるAC/DC電源(主電源)の出力と、同じく定電圧電源である補助電源の出力とを、負荷に切り換え給電する場合には、2つの定電圧電源の出力電圧の差により切換時に電圧変動が発生してしまう。電圧変動が発生すると、電力を供給しているモータの動作が不安定になりモータが停止したり、回転むらが発生する問題がある。モータの回転むらは、画像形成装置の画像異常を生じさせてしまう。例として、カラー画像形成装置の場合、色ズレが生じてしまう。
また、負荷の一部のみに、切換回路によって補助電源からの給電を行う場合には、負荷をそのように給電を切り換えるグループと、主電源のみから給電するグループに分ける必要がある。このグループ分けは、負荷が属する機器ユニット又は電気回路ユニット単位で行うのが配線上は適切であるが、最適な電力配分(負荷区分)にならない場合があり、補助電源内の蓄電用のキャパシタ所要容量が大きくなってしまうとか、外部入力電力であるAC電力の消費量の平準化が不十分になるとか、の問題を生ずる。
本発明は、負荷への、主電源からの給電と補助電源からの給電との切換わりによる、負荷電圧変動を防止することを第1の目的とし、負荷への、主電源からの給電と補助電源からの給電の、同時点の電力分担を円滑に制御することを第2の目的とし、外部入力電力の消費量の平準化を、より円滑にすることを第3の目的とする。
(1)外部から供給される電力を入力源に用いる定電圧出力の第1電源(30),蓄電装置(37,38)および該蓄電装置(37,38)の電力を入力源に用いる第2電源(26)を備え、第1電源(30)の出力と第2電源(26)の出力を並列に接続し、第1電源(30)からの電力と第2電源(26)からの電力の両方を同時に負荷(35)に供給する電源装置において、
前記第1電源(30)の出力電流値を検出する負荷電流検出手段(33);および、
該負荷電流検出手段(33)が検出した出力電流値と電流目標値との差を小さくする方向に第2電源(26)の出力電流を制御する制御手段(46);
を備えることを特徴とする電源装置。
(2)外部から供給される電力を入力源に用いる定電圧出力の第1電源(30),蓄電装置(37,38)および該蓄電装置(37,38)の電力を入力源に用いる第2電源(26)を備え、第1電源(30)の出力と第2電源(26)の出力を並列に接続し、第1電源(30)からの電力と第2電源(26)からの電力の両方を同時に負荷(35)に供給する電源装置において、
前記第1電源(30)の出力電流値を検出する負荷電流検出手段(33);および、
該負荷電流検出手段(33)が検出した出力電流値が前記第1電源の電流目標値を上回った量が大きい場合に前記第2電源からの出力電流が大きくなり、当該上回った量が小さい場合に前記第2電源の出力電流が小さくなるように前記第2電源の出力電流をフィードバック制御する制御手段(46);
を備えることを特徴とする電源装置。
なお、理解を容易にするために括弧内には、図面に示し後述する実施例の対応又は相当要素の記号を、例示として参考までに付記した。以下も同様である。
第1電源(30)の出力と第2電源(26)の出力とを並列に接続し、第1電源(30)からの電力と第2電源(26)からの電力の両方を同時に負荷(35)に供給するので、一方から他方への負荷給電の切換わりはなく、切換わりによる負荷電圧変動が生じない。負荷電流検出手段(33)と制御手段(46)によって、第1電源(30)と第2電源(26)の同時給電の電力分担を操作して、外部電力の消費をより円滑に平準化することができる。
)前記蓄電装置(37,38)は、キャパシタ(37)を含む上記(1)又は(2)に記載の電源装置。
)前記キャパシタ(37)は、電気二重層キャパシタである上記()に記載の電源装置。
)前記蓄電装置(37,38)は更に、前記キャパシタ(37)に充電するキャパシタ充電手段(38)を含む上記()又は()に記載の電源装置。
)電源装置は更に、第1電源(30)から負荷(35)に流れる電流の電流目標値を発生して前記制御手段(46)に与える電流指示手段(20,65)を含;上記(1)乃至()のいずれか1つに記載の電源装置。
これによれば、第1電源(30)から負荷(35)に流れる電流値が、電流指示手段(20,65)が発生する目標値(MCD)対応の値に、第2電源(26)の出力電流が自動的に定まる。外部電力の過剰消費或いは第2電源(26)電力の過分な消費を、目標値(MCD)の操作によって抑制できる。
)前記電流指示手段(20,65)は、前記負荷(35)の通電も制御する;上記()に記載の電源装置。
)前記電流指示手段(20,65)は、前記電流目標値(MCD)を操作して第1電源(30)が前記負荷(35)に給電する電流値を制御する上記()に記載の電源装置。
(9)前記電流目標値は、短い周期の前記負荷の電流変動よりも高い値である、上記(1)乃至(8)のいずれか1つに記載の電源装置。
10)第2電源(26)は、前記蓄電装置(37,38)の電力を変圧出力する、出力電力を制御し得る変圧レギュレータ(40,40a)を含み、該変圧レギュレータ(40,40a)の出力を、前記負荷(35)に、第1電源(30)の前記負荷(35)への給電に加えて供給し;前記制御手段(46)は、前記第1電源の出力電流値を前記電流目標値(MCD)対応の値に合わせるための制御信号を前記変圧レギュレータ(40,40a)に与えるフィードバック制御手段(46)である;上記(1)乃至()のいずれか1つに記載の電源装置。
11)前記変圧レギュレータは、昇圧レギュレータ(40)である上記(10)に記載の電源装置(図6)。
12)前記変圧レギュレータは、昇降圧レギュレータ(40a)である上記(10)に記載の電源装置(図11)。
13)前記変圧レギュレータは、ブースト方式のレギュレータ(40)である上記(10)に記載の電源装置。
14)前記変圧レギュレータは、SEPI方式のレギュレータ(40a)である上記(12)に記載の電源装置。
(1a)第2電源(26)は、その定電流出力端の電圧が設定値を超える過電圧を検出する過電圧検出手段(51)を含み、過電圧を検出すると電流出力を停止する上記(1)乃至(14)のいずれか1つに記載の電源装置。
(1b)電源装置は更に、第1電源(30)に外部から給電する給電ライン(27)から給電され、前記負荷(35)とは別個の負荷(36)に給電する第3電源(31)を含み;前記制御手段(20)は、第3電源(31)の出力電力を大きくするときは、前記電流目標値(MCD)を介して第1電源(30)が前記負荷(35)に給電する電流値を小さくする;上記(12)に記載の電源装置。これによれば電流目標値(MCD)を用いて、機器全体の消費電力を一定以下に保つことができる。
(1c)前記電流指示手段(20)は、第3電源(31)の出力電力が小さい間に、前記充電手段(38)によって前記蓄電装置(37)を充電する上記(1b)に記載の電源装置。
(1)用紙上に画像を形成する作像装置(200);および、
該作像装置(200)の電気的負荷に給電する上記()又は()に記載の電源装置;
を備える画像形成装置。
(1)前記作像装置(200)は、感光体(201)に静電潜像を形成し該静電潜像をトナー像に現像して該トナー像を直接に又は中間転写体を介して間接に用紙に転写する作像手段(201〜210)、および、定着ヒータ(36)を含み前記用紙上のトナー像を該用紙に固着する定着装置(214)、を備え;前記電源装置は更に、第1電源(30)に外部から給電する給電ライン(27)から給電され前記定着ヒータ(36)に給電する第3電源(31)を含み;前記電源装置の第1電源(30)および第2電源(26)は、前記定着ヒータ以外の電力負荷に給電する;上記(1)に記載の画像形成装置。
(1)前記制御手段(20)は、前記定着装置(214)の定着温度を立ち上げる時に、第3電源(31)に対する前記給電ライン(27)の電力配分を高くするとともに、前記電流目標値(MCD)を介して第1電源(30)が前記負荷(35)に給電する電流値を小さくする、上記(1)に記載の画像形成装置。これにより、機器全体の消費電力を一定以下に保つことができる。
(1)前記制御手段(20)は、前記定着装置(214)の定着温度を立ち上げる時に、前記蓄電装置(37)の電圧が低いときには、第3電源(31)に対する前記給電ライン(27)の電力配分を低くするとともに、前記電流目標値(MCD)を上げて第1電源(30)が前記負荷(35)に給電する電流値を高くする上記(1)に記載の画像形成装置。これにより、機器全体の消費電力を一定以下に保つことができる。
(1)前記制御手段(20)は、作像スタート指示に応答して作像を開始できる待機モードが、ユーザの指示入力又は操作がなく設定時間継続すると、第3電源(31)をオフかつ第1電源(30)の作像に所要の負荷へ給電する回路部をオフにする省エネモードに移行する上記(1)乃至(1)のいずれか1つに記載の画像形成装置。
20)前記制御手段(20)は、省エネモードに移行した後、ユーザの指示入力又は操作に応答して、第3電源(31)をオンかつ第1電源(30)の作像に所要の負荷へ給電する回路部をオンにする前記待機モードに復帰する上記(19)に記載の画像形成装置。
21)前記制御手段(20)は、前記待機モードに移行した直後の、前記定着装置(214)の定着温度を立ち上げ時に、前記電流目標値(MCD)を下げて第1電源(30)が前記負荷(35)に給電する電流値を小さくし、該定着温度を立ち上げた後に、前記電流目標値(MCD)を上げて第1電源(30)が前記負荷(35)に給電する電流値を上げる上記(20)に記載の画像形成装置。
(2)前記制御手段(20)は、前記待機モードで第2電源(26)から負荷への給電が停止しているときに、前記充電手段(38)による前記蓄電装置(37)の充電を行う上記(21)に記載の画像形成装置。
(2)外部から与えられる書画情報を、前記作像装置(200)の画像形成に用いる画像データに変換するプリンタコントローラ(501);および、前記画像データが表す画像を前記作像装置(200)にて形成する作像制御手段(510);を更に備える、上記(1)乃至(2)のいずれか1つに記載の画像形成装置。
(2)上記(1)乃至(2)のいずれか1つに記載の画像形成装置;光学系により投影される画像を表わす画像データを発生する画像読み取り装置(100);および、該画像データを前記画像形成装置による画像形成に適する画像信号に変換して前記画像形成装置に与える画像データ処理装置(IPP);を備える複写装置(MF1)。
本発明の他の目的および特徴は、図面を参照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
図1に、本発明の第1実施例のフルカラーデジタル複合機能複写機MF1の外観を示す。このフルカラー複写機MF1は、大略で、自動原稿送り装置(ADF)120と、操作ボード10と、カラースキャナ100と、カラープリンタ200の各ユニットで構成されている。なお、操作ボード10と、ADF120付きのカラースキャナ100は、プリンタ200から分離可能なユニットであり、カラースキャナ100は、動力機器ドライバやセンサ入力およびコントローラを有する制御ボードを有して、プリンタ200のエンジンコントローラと直接または間接に通信を行いタイミング制御されて原稿画像の読取りを行う。
図2に、複合機能複写機MF1のカラープリンタ200の機構を示す。この実施例のカラープリンタ200は、レーザプリンタである。このレーザプリンタ200は、マゼンダ(M),シアン(C),イエロー(Y)および黒(ブラック:K)の各色の画像を形成するための4組のトナー像形成ユニットa〜dが、第1転写ベルト208の移動方向(図中の左から右方向y)に沿ってこの順に配置されている。即ち、4連ドラム方式(タンデム方式)のフルカラー画像形成装置である。回転可能に支持され矢印方向に回転する感光体201の外周部には、除電装置,クリーニング装置,帯電装置202および現像装置204が配備されている。帯電装置202と現像装置204の間には、露光装置203から発せられる光情報の入るスペースが確保されている。感光体201は4個(a,b,c,d)あるが、それぞれ周囲に設けられる画像形成用の部品構成は同じである。現像装置204が扱う色材(トナー)の色が異なる。各感光体201(4個)の一部が、第1転写ベルト208に接している。ベルト状の感光体も採用可能である。
第1転写ベルト208は矢印方向に移動可能に、回転する支持ローラおよび駆動ローラ間に支持、張架されていて、裏側(ループの内側)には、第1転写ローラが感光体201の近傍に配備されている。ベルトループの外側に、第1転写ベルト用のクリーニング装置が配備されている。第1転写ベルト208より転写紙(用紙)又は第2転写ベルト215にトナー像を転写した後にその表面に残留する不要のトナーを拭い去る。露光装置203は公知のレーザ方式で、フルカラー画像形成に対応した光情報を、一様に帯電された感光体表面に照射して静電潜像を形成する。LEDアレイと結像手段から成る露光装置も採用できる。
図2上で、第1転写ベルト208の右方には、第2転写ベルト215が配備されている。第1転写ベルト208と第2転写ベルト215は接触し、あらかじめ定められた転写ニップを形成する。第2転写ベルト215は矢印方向に移動可能に、支持ローラおよび駆動ローラ間に支持、張架されていて、裏側(ループの内側)には、第2転写手段が配備されている。ベルトループの外側に、第2転写ベルト用のクリーニング装置,チャージャ等が配備されている。該クリーニング装置は、用紙にトナーを転写した後、残留する不要のトナーを拭い去る。転写紙(用紙)は、図の下方の給紙カセット209,210に収納されており、最上の用紙が給紙ローラで1枚づつ、複数の用紙ガイドを経てレジストローラ233に搬送される。第2転写ベルト215の上方に、定着器214、排紙ガイド224、排紙ローラ225、排紙スタック226が配備されている。第1転写ベルト208の上方で、排紙スタック226の下方には、補給用のトナーが収納できる収納部227が設けてある。トナーの色はマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの四色があり、カートリッジの形態にしてある。粉体ポンプ等により対応する色の現像装置204に適宜補給される。
ここで両面印刷のときの各部の動作を説明する。まず感光体201による、作像が行われる。すなわち、露光装置203の作動により、不図示のLD光源からの光は、不図示の光学部品を経て、帯電装置202で一様に帯電された感光体201のうち、作像ユニットaの感光体上に至り、書き込み情報(色に応じた情報)に対応した潜像を形成する。感光体201上の潜像は現像装置204で現像され、トナーによる顕像が感光体201の表面に形成され保持される。このトナー像は、第1転写手段により、感光体201と同期して移動する第1転写ベルト208の表面に転写される。感光体201の表面は、残存するトナーがクリーニング装置でクリーニングされ、除電装置で除電され次の作像サイクルに備える。第1転写ベルト208は、表面に転写されたトナー像を坦持し、矢印の方向に移動する。作像ユニットbの感光体201に、別の色に対応する潜像が書き込まれ、対応する色のトナーで現像され顕像となる。この像は、すでに第1転写ベルト208に乗っている前の色の顕像に重ねられ、最終的に4色重ねられる。なお、単色黒のみを形成する場合もある。このとき同期して第2転写ベルト215は矢印方向に移動していて、第2転写手段117の作用で、第2転写ベルト215の表面に第1転写ベルト208表面に作られた画像が転写される。いわゆるタンデム形式である4個の作像ユニットa〜dの各感光体201上で画像が形成されながら、第1,第2転写ベルト208,215が移動し、作像が進められるので、その時間が短縮できる。第1転写ベルト208が、所定のところまで移動すると、用紙の別の面に作成されるべきトナー画像が、前述したような工程で再度感光体201により作像され、給紙が開始される。給紙カセット121又は122内の最上部にある用紙が引き出され、レジストローラ233に搬送される。レジストローラ233を経て、第1転写ベルト208と第2転写ベルト215の間に送られる用紙の片側の面に、第1転写ベルト208表面のトナー像が、第2転写手段117により転写される。更に記録媒体は上方に搬送され、第2転写ベルト215表面のトナー像が、チャージャにより用紙のもう一方の面に転写される。転写に際して、用紙は画像の位置が正規のものとなるよう、タイミングがとられて搬送される。
上記のステップで両面にトナー像が転写された用紙は、定着器214に送られ、用紙上のトナー像(両面)が一度に溶融、定着され、ガイド224を経て排紙ローラ225により本体フレーム上部の排紙スタック226に排出される。図2のように、排紙部224〜226を構成した場合、両面画像のうち後から用紙に転写される面(頁)、すなわち第1転写ベルト208から用紙に直接転写される面が下面となって、排紙スタック226に載置されるから、頁揃えをしておくには2頁目の画像を先に作成し、第2転写ベルト215にそのトナー像を保持し、1頁目の画像を第1転写ベルト208から用紙に直接転写する。第1転写ベルト208から直接に用紙に転写される画像は、感光体表面で正像にし、第2転写ベルト215から用紙に転写されるトナー像は、感光体表面で逆像(鏡像)になるよう露光される。このような頁揃えのための作像順、ならびに、正、逆像(鏡像)に切り換える画像処理も、コントローラ501上でのメモリに対する画像データの読書き制御によって行っている。第2転写ベルト215から用紙に転写した後、ブラシローラ,回収ローラ,ブレード等を備えたクリーニング装置が、第2転写ベルト215に残留する不要のトナーや紙粉を除去する。
図2では、第2転写ベルト215のクリーニング装置のブラシローラが、第2転写ベルト215の表面から離れた状態にある。支点を中心として揺動可能で、第2転写ベルト215の表面に接離可能な構造になっている。用紙に転写する以前で、第2転写ベルト215がトナー像を担持しているとき離し、クリーニングが必要のとき、図で反時計方向に揺動し接触させる。除去された不要トナーはトナー収納部に集められる。以上が、「両面転写モード」を設定した両面印刷モードの作像プロセスである。両面印刷の場合には、常にこの作像プロセスで印刷が行われる。
片面印刷の場合には、「第2転写ベルト215による片面転写モード」と「第1転写ベルト208による片面転写モード」の2つがあり、前者の第2転写ベルト215を用いる片面転写モードを設定した場合には、第1転写ベルト208に3色又は4色重ねもしくは単色黒で形成された顕像が第2転写ベルト215に転写され、そして用紙の片面に転写される。用紙の他面には画像転写はない。この場合、排紙スタック226に排出された印刷済用紙の上面に印刷画面がある。後者の第1転写ベルト208を用いる片面転写モードを設定した場合には、第1転写ベルト208に3色又は4色重ねもしくは単色黒で形成された顕像が、第2転写ベルト215には転写されずに、用紙の片面に転写される。用紙の他面には画像転写はない。この場合は、排紙スタック226に排出された印刷済用紙の下面に印刷画面がある。
図3に、図1に示す複合機能複写機MF1の電装系統のシステム構成を示す。電装システムは、画像形成装置の全体制御を行うプリンタコントローラ501、コントローラ501に接続された、画像形成装置の操作ボード10、画像データを記憶するHDD503、アナログ回線を使用して外部との通信を行う通信コントロール装置インターフェースボード504、LANインターフェースボード505、汎用PICバスに接続された、FAXのコントロールユニット506、IEEE1394ボード、無線LANボード、USBボード等507と、PCIバスでコントローラに接続されたエンジン制御510、エンジン制御510に接続された、画像形成装置のI/Oを制御する入出力制御20、及び、コピー原稿(画像)を読込むスキャナーボード(SBU:Sensor Board Unit)111、及び画像データが表わす画像光を感光体ドラム上に投射する(光書込みする)光書込ユニット512等で構成される。
原稿を光学的に読み取るスキャナ100は、原稿に対する原稿照明光源の走査を行い、CCD110に原稿像を結像する。原稿像すなわち原稿に対する光照射の反射光をCCD110で光電変換してR,G,B画像信号を生成する。
通信コントロール装置インターフェイスボード504は、装置に不具合が発生した場合に外部の遠隔地診断装置に即時に通報し、故障個所の内容,状況等をサービスマンが認識し早急に修理することを可能としている。また、それ以外に装置の使用状況等の発信にも使用されている。
図3に示すCCD110は、3ラインカラーCCDであり、EVENch(偶数画素チャンネル)/ODDch(奇数画素チャンネル)のR、G、B画像信号を生成し、SBUボードのアナログASIC(Application Specific IC)に入力する。SBUボード111にはアナログASIC及び,CCD、アナログASICの駆動タイミングを発生する回路を備えている。CCD110の出力は、アナログASIC内部のサンプルホールド回路により、サンプルホールドされその後、A/D変換され、R、G、Bの画像データに変換し、且つシェーディング補正し、そして出力I/F(インターフェイス)112で画像データバスを介して画像データ処理器IPP(Image Processing Processor;以下では単にIPPと記述)に送出する。
IPPは画像処理をおこなうプログラマブルな演算処理手段であり、分離生成(画像が文字領域か写真領域かの判定:像域分離),地肌除去,スキャナガンマ変換,フィルタ,色補正,変倍,画像加工,プリンタガンマ変換および階調処理を行う。SBUからIPPに転送された画像データは、IPPにて光学系およびデジタル信号への量子化に伴う信号劣化(スキャナ系の信号劣化)を補正され、フレームメモリ521に書き込まれる。
プリンタコントローラ501には、CPU及びプリンタコントローラボードの制御を行うROM、CPUが使用する作業用メモリであるRAM,リチウム電池を内臓し、SRAMのバックアップと時計を内臓したNV−RAM及び、プリンタコントローラボードのシステバス制御、フレームメモリ制御、FIFO等のCPU周辺を制御するASIC及びそのインターフェース回路等が搭載されている。
プリンタコントローラ501は、スキャナアプリケーション,ファクシミリアプリケーション,プリンタアプリケーションおよびコピーアプリケーション等の複数アプリケーションの機能を有し、システム全体の制御を行う。操作ボード10の入力を解読して本システムの設定とその状態内容を操作ボードの表示部に表示する。
PCIバスには多くのユニットが接続されており、画像データバス/制御コマンドバスで、画像データと制御コマンドが時分割で転送される。
通信コントロール装置インターフェースボード504は、通信コントロール装置と、コントローラ501との通信インターフェースボードである。コントローラ501との通信は、全二重非同期シリアル通信で接続されている。通信コントロール装置522とは、RS−485インターフェース規格により、マルチドロップ接続されている。遠隔の管理システムとの通信は、この通信コントローラ装置インターフェースボード504を経由して実施される。
LANインターフェースボード505は、社内LANに接続されている。社内LANとコントローラ501との通信インターフェースボードであり、PHYチップを搭載している。LANインターフェースボード505とコントローラ501とは、PHYチップI/F及びI2CバスI/Fの標準的な通信インターフェースで接続されている。外部機器との通信はこのLANインターフェースボード505を経由して実施される。
HDD503は、システムのアプリケーションプログラムならびにプリンタ、作像プロセス機器の機器付勢情報を格納するアプリケーションデータベース、ならびに、読取り画像や書込み画像のイメージデータ、すなわち画像データ、ならびにドキュメントデータを蓄える画像データベースとして用いられる。物理インターフェース、電気的インターフェース共に、ATA/ATAPI−4に準拠したインターフェースでコントローラに接続されている。
操作ボード10には、液晶タッチパネルのほかに、テンキー,クリア/ストップキー,スタートキー,初期設定キー,モード切換えキー,テスト印刷キー,電源キー等がある。また、液晶タッチパネルの左側には、URL,メール文,ファイル名,フォルダ名等の入力,設定用ならびに短縮登録用の、平仮名を付記したアルファベットキーボードがある。
液晶タッチパネルには、各種機能キーならびにエンジン510およびコントローラ501の動作状態を示すメッセージなどが表示される。液晶タッチパネルには、「コピー」機能,「スキャナ」機能,「プリント」機能,「ファクシミリ」機能,「蓄積」機能,「編集」機能,「登録」機能およびその他の機能の選択用および実行中を表わす機能選択キーが表示される。機能選択キーで指定された機能に定まった入出力画面が表示され、例えば「複写」機能が指定されているときには、機能キーならびに部数及び画像形成装置の状態を示すメッセージが表示される。オペレータが液晶タッチパネルに表示されたキーにタッチすると、操作ボード10はオペレータ入力として読み込み、選択された機能を示すキーを、指定中を表す灰色に反転表示する。また、機能の詳細を指定しなければならない場合(例えばページ印字の種類等)はキーにタッチする事で詳細機能の設定画面がポップアップ表示される。このように、液晶タッチパネルは、ドット表示器を使用している為、その時の最適な表示をグラフィカルに行う事が可能である。機能キーの中には、印刷色指定キー「黒(Bk)」,「フルカラー」,「自動色選択」,「青(C)」,「赤(M)」および「黄(Y)」指定キーがある。
操作ボード10の内部には、CPU及びROM,RAM、LCD及びキー入力を制御するASIC(LCDC)が搭載されている。ROMには操作ボード10の入力読込み、及び表示出力を制御する、操作ボード10の制御プログラムが書き込まれている。RAMは、CPUで使用する作業用メモリである。プリンタコントローラ501との通信により、パネルを操作して使用者がシステム設定の入力を行う入力と、使用者にシステムの設定内容,状態を表示する、表示および入力の制御を行っている。
プリンタコントローラ501のワークメモリから出力されたBk,C,M,Yの各色の書込み信号(画像DATA)は、光書込みユニット512に入力される。光書込みユニット512で書込み信号に基づくLD電流制御(PWM制御)が行われ、各LDが書込み信号に対応して付勢(駆動;通電)される。
エンジン制御510は、画像形成の制御すなわち作像制御を主として行い、CPU及び、画像処理を行うIPP、複写およびプリントアウトを制御するため必要なプログラムを内蔵したROM、その制御に必要なRAM、及びNV−RAMを搭載している。NV−RAMにはSRAMと、電源OFFを検知して、EEPROMにストアするメモリを搭載している。また、他の制御を行なうCPUとの信号の送受信を行なう、シリアルインターフェースも備えているI/O ASICは、エンジン制御ボードが実装された、近くのI/O(カウンター、ファン、ソレノイド、モータ等)を制御するASICである。入出力制御20とエンジン制御ボード510とは同期シリアルインターフェース接続されている。
入出力制御20には、サブCPUを搭載しており、Pセンサ、Tセンサ等のアナログ制御,用紙センサの検出信号を参照するジャム検出,用紙搬送制御も含む画像形成装置のI/O制御および電源制御を行っている。入出力制御20には、各種センサ,アクチュエータ(モータ、クラッチ、ソレノイド)とのインターフェース回路がある。
電源装置には、主電源スイッチ28を介して外部入力ACが与えられる主電源29,補助電源32、および、複写機MF1の24V系負荷への、主電源29からの給電電流値を検出する負荷電流検出器33がある。
図4に、電源装置の構成をやや詳細に示す。主電源SW28のオン(閉)により、商用AC電源が主電源29および補助電源32に供給される。その商用AC電源から、主電源29の、AC制御回路である定着電源31および定電圧電源30、ならびに補助電源32のキャパシタ充電器38に、商用AC電圧が印加される。定着電源31は、入出力制御20から与えられる、高,中,低電力指示信号に対応する位相角限度内の、定着器214(図2)の定着ヒータ36の発熱による定着器温度を目標値(リロード目標値/待機時目標値/作像時目標値)に合致させるためのサイリスタ導通位相角で、給電サイリスタを導通トリガして、AC電力を定着ヒータ36に通電する。すなわち、高,中,低電力指示信号で指定される電力範囲内で、定着器温度をフィードバック制御する。
主電源29の、第1電源である定電圧電源30は、商用ACをDCに変換しそしてDC/DCコンバータの定電圧フィードバック制御で5Vと24Vの2系統のDC定電圧を発生して、5V系負荷と24V系負荷に出力する。定電圧電源30により生成される5V定電圧を用いて各制御部のCPUが動作する。主電源29の24V出力は24V系負荷35へ印加される。
補助電源32は、本実施例では、キャパシタ充電器38,それによって充電されるキャパシタ37、および、キャパシタ電力を24V系負荷35への給電ラインに出力する、第2電源であるリモートセンシング電源26で構成される。負荷電流検出器33は、定電圧電源30(第1電源)が24V系負荷35に供給する電流値を検出して電流検出信号を、出力電流コントローラ46に与える。出力電流コントローラ46には更に、定電圧電源30の出力電流上限値を指定する上限指示データMCDが、入出力制御20から与えられる。リモートセンシング電源26は、該電流指示信号(MCD)が指示する電流値を目標値として、定電圧電源30が24V系負荷35に供給する電流値(負荷電流検出器33の電流検出信号が表す値)が該目標値に合致するように、キャパシタ37から24V系負荷35に出力する電流値を制御する。
主電源SW28のオフからオンへの切り換わりにより、定着電源31,定電圧電源30およびキャパシタ充電器38に商用交流が供給され、定着電源31が定着ヒータ36に給電し、定電圧電源30が5Vおよび24V定電圧を発生する。このとき定着器温度が低いと入出力制御20が定着電源31への電力消費量の割り当てを高くして定着器214をヒートアップ(リロード)する。この状態では定着ヒータ36による電力消費が大きい。定着器214のヒートアップを終えて印刷指示を待つ状態が待機モードである。この状態では複写機の電力消費は少ない。待機モードでコピー又は印刷の指示があると、プリンタコントローラ501が、エンジン制御510にコピー又は印刷を指示し、エンジン制御510がこれを開始する。エンジン制御510がコピー又は印刷を実行している状態は動作モードであり、消費電力が大きい。入出力制御20は、エンジン制御510の入出力制御命令に従い、センサおよび各種負荷に対する入出力を行う。
補助電源32のキャパシタ37は、電気二重層コンデンサ等の大容量のキャパシタで構成した。電気二重層コンデンサ以外にもいろいろと選択可能だが、本実施例では短時間での充放電が可能で、長寿命である電気二重層コンデンサを用いた。電気二重層コンデンサの特徴として、放電するに従い端子電圧(キャパシタ電圧)が低くなってしまうため、リモートセンシング電源26をキャパシタ37の後に配置することにより、キャパシタ電圧の変動にもかかわらず、所要電流値を出力するようにしている。
図5は、入出力制御20の構成を表すブロック図である。入出力制御20は、エンジン制御510からの制御命令ならびに、ROM22に格納されたプログラムや不揮発性RAM24に格納されたプログラムやデータに従って、センサおよび負荷に対する入出力制御および電源装置の制御を行うCPU21と、CPU21を動作させるためのプログラムを格納するROM22と、CPU21のワークメモリとして使用されるRAM23と、各負荷の動作状態や各動作モードにおける消費電力データを格納した消費電力テーブルや各動作モードにおける印刷処理に要する時間データを格納した印刷処理時間テーブルなどを記憶する不揮発性RAM24と、フルカラーデジタル複合機能複写機MF1の各センサ26の入力読み込みおよび負荷35の個々の駆動(付勢/消勢)を制御するI/O制御部25とを備えている。
入出力制御20は、エンジン制御510の画像読込み,印刷,複写等のプロセス制御,シーケンス制御に伴なう指示に従って、センサおよび負荷への入出力制御および電源制御を行っており、各動作モードに応じてシーケンシャルに各負荷を動作させる。また入出力制御20は、キャパシタ37の充放電の制御も行っており、装置の立ち上げ時、及び立ち上げ後所定の時間までの期間は、キャパシタ37に蓄積された電力から、24V系負荷35に給電する。このときACライン27からの供給電力に対して生じる余裕分によって、定着ヒータ36への供給電力量を増大する。定着電力が低く、しかも負荷電流が少ない待機モードにおいて、充電器38を用いてキャパシタ37を充電する。
図6に、図4に示すリモートセンシング電源26および負荷電流検出器33の構成を示す。キャパシタ37は、本実施例では電気二重層キャパシタである。電気二重層キャパシタは耐圧が低く、使用上の充電上限電圧は2.5Vである。そのために、高い電圧を得るためには、何個も直列に接続する必要がある。しかし、小容量のキャパシタを沢山直列にするよりも、大容量のキャパシタを少なく使った方が、同じ容量を低コストで得ることができる。24V負荷に給電するためには、電気二重層キャパシタを直列数9個以下で用いる場合は、充電上限電圧が22.5V以下になるので、昇圧レギュレータを用いてリモートセンシング電源26を構成する必要がある。そこで本実施例では、昇圧レギュレータ40で、キャパシタ37の電力を昇圧して定電流出力する。
昇圧レギュレータ40の半導体スイッチ41は、PWMコントローラ42の出力PWMパルスのH期間に導通(ON;オン)し、L期間は非導通(OFF;オフ)となる。スイッチ41が導通すると、キャパシタ37からリアクトル43およびにスイッチ41に電流が流れ、リアクトル43が蓄電し、スイッチ41が非導通に転換したときにリアクトル43の蓄電電力が高圧となってダイオード44を通してキャパシタ45を高圧充電する。スイッチ41のPWMパルス周期のON/OFFの繰り返しにより、キャパシタ45の電圧が上昇し、電源ON/OFFコントローラ55の半導体スイッチ56を通して、24V系負荷35に給電する。
負荷電流検出器33は、定電圧電源30の24V出力端と24V系負荷35の間に介挿された電流検出抵抗60の両端の電位差を差動増幅器61で増幅して、負荷電流値に比例する負荷電流信号(抵抗60の電圧降下電圧:図7の(a))を発生し、抵抗62およびキャパシタ63でなるローパスフィルタを通して、出力電流コントローラ46に出力(印加)する。該ローパスフィルタは、モータ起動時の略10msec程度の期間の過電流(突入電流)を吸収し平滑化する数10msec程度の時定数のものである。
入出力制御20がリモートセンシング電源26に与える電流上限値指示データMCDを、D/Aコンバータ65が上限指示信号(電圧)にアナログ変換して出力電流コントローラ46に、電流指示信号として出力する。
出力電流コントローラ46のバイアス回路49が、該上限指示信号(MCD)の電圧レベルを設定値分引き上げた正バイアスの出力電流信号を差動増幅器50に与える。差動増幅器50は、正バイアスの出力電流信号(目標値信号)から、負荷電流検出器33の負荷電流信号すなわち定電圧電源30が24V系負荷35に給電している電流値を減算したエラー電圧を、PWMコントローラ42に、PWMパルスのデューティ指示信号として与える。
PWMコントローラ42は、デューティ指示信号にて指定されるデューティに、半導体スイッチ41をオン/オフ駆動するPWMパルスのデューティを定める。すなわち、負荷電流検出器33の負荷電流信号(定電圧電源30が24V系負荷35に給電する電流値)が高くなって差動増幅器50の出力電圧が低下すると、PWMパルスのデューティを高くする。これにより昇圧レギュレータ40の出力電流値が増大する。これにより負荷電流検出器33の負荷電流信号(定電圧電源30が24V系負荷35に給電する電流値)が減少し差動増幅器50の出力電圧が上昇すると、PWMパルスのデューティを低くする。これにより昇圧レギュレータ40の出力電流値が低下する。このようなフィードバックPWM制御により、主電源29の定電圧電源30が24V系負荷35に出力する電流値(負荷電流検出器33の負荷電流信号)が、電流上限値指示データMCDが指定する電流値と等しくなる。また、24V系負荷35の消費電力が小さくなり定電圧電源30が24V系負荷35に出力する電流値(負荷電流検出器33の負荷電流信号)がMCDが指定する電流値以下となった場合は、昇圧レギュレータ40の出力は停止し、定電圧電源30が24V系負荷35に出力する電流値は、MCDが指定する電流値以下となる。図7の(b)に、24V系負荷電流(実線)と、定電圧電源30の出力電流値(点線)と、リモートセンシング電源26の出力電流値(一点鎖線)、の3者の関係を示す。
24V系負荷35には、入出力制御20がオン/オフ制御する負荷の他に、待機モードおよび動作モードでは常に駆動される冷却ファンなどの24V系負荷などもあり、入出力制御20がその制御対象である24V系負荷をオフ(非通電)にしていても、24V系負荷への給電ライン(負荷電流検出器33)には負荷電流が流れる。図6に示す昇圧レギュレータ40は、ブースト(Boost)方式の昇圧タイプであるので、PWMコントローラ42が半導体スイッチ41のスイッチング動作(PWMパルス出力)を停止していても、レギュレータ40の出力電圧が入力電圧よりも低下すると、入力から出力に向けて電流が流れてしまう。すなわちキャパシタ37が放電する。主電源スイッチ28がOFFされたりして定電圧電源30の24V出力電圧が消え、しかも24V系負荷のいずれかがオンであると、キャパシタ37が該負荷に放電してしまう。これを防止するために本実施例では、リモートセンシング電源26に電源ON/OFFコントローラ55を備えている。
電源ON/OFFコントローラ55は、電圧検出器57にて、電源26の出力端の電圧を監視して、それが、定電圧電源30の24V出力電圧下限値から、負荷電流による降下電圧を引いた値より少し小さい設定値(例えば22.8V)以下になると、監視出力信号を、正常時の高レベルHから、出力の低電圧異常を示す低レベルLに切り換える。アンドゲート58には、入出力制御20が電源ON/OFF指示信号(H:ON指示/L:OFF指示)を与えているので、電圧検出器57の監視出力信号が正常を示すHである間は、アンドゲート58の出力がHでトランジスタ59はONで半導体スイッチ56をONにしているが、電圧検出器57の監視出力信号が低圧異常を示すLに切り換わると、トランジスタ59がOFFに転じて半導体スイッチ56がOFFに転じて、負荷給電ラインへの、電源26出力を遮断する。すなわちキャパシタ37の放電を防ぐ。アンドゲート58の出力信号(H:電流出力指示/L:電流出力遮断指示)は、PWMコントローラ42にも与えられ、この信号に応答してPWMコントローラ42は、H(電流出力指示)であると前述のPWMパルスを半導体スイッチ41に与えてそれをON/OFF駆動するが、L(電流出力遮断指示)であると、半導体スイッチ41にLを与えて半導体スイッチ41をOFFに拘束する。このOFFにより、半導体スイッチ41を通るキャパシタ37の放電も防止される。
電圧リミッタ51は、リモートセンシング電源26の出力端の電圧が、定電圧素子52を用いて設定した閾値(設定値)を超えると、比較器53の出力を、正常を表わすLから異常を表わすHに切り換える。このHがダイオード54を通してPWM42へのPWM制御信号を、デューティ0以下を指定する電圧レベルに高くし、半導体スイッチ41を連続OFFに拘束する。リモートセンシング電源26の出力は、図7の(c)に示すように、それが異常降圧になるときに停止する。仮にリモートセンシング電源26の出力端の電圧が異常に高くなると、これにより抵抗47により検出する出力電流値が低下し、これに応答してPWMコントローラ42が出力電流値を高くするようにPWMパルスのデューティを高くするので、出力電圧の高異常を更に増幅することになってしまう。電圧リミッタ51はこのような異常動作を未然に防止する。すなわち電圧リミッタ51によって、リモートセンシング電源26の出力は、図7の(c)に示すように、それが異常降圧になるときに停止する。電圧リミッタ51が、レギュレータ40を動作停止する設定値は、定電圧電源30の正常出力電圧の最大値より高くする必要がある。定電圧電源30の出力電圧の正常範囲を24V+5%以下、−4%以上に定めているので、25.2V以上である必要がある。一方、負荷35への出力電圧は、24V+10%が上限であるので、26.4V以下の必要がある。そこで本実施例では、電圧リミッタ51の上記設定値(リミット電圧)は、25.2V以上26.4V以下の範囲内の値に定めている。
次に、リモートセンシング電源26の出力電流の推移の概要を説明する。主電源スイッチ28オン直後の、定着温度を目標温度に立ち上げる定着リロード期間では、装置に要求される立ち上げ時間を満足させるため、通常時より多大な電力を定着ヒータ36に供給し、定着ヒータ36をプリントが可能な温度にできるだけ早く立ち上げる。定着温度をプリントが可能な温度に立ち上げることを定着リロードという。このとき、+24V系負荷35へは定電圧電源30およびリモートセンシング電源26の両者から同時に電力を供給して定電圧電源30のAC電力消費を低くし定着電源31のAC電力割り当てを大きくして、定着ヒータ電流を大きくし、立ち上げ時間を短縮させる。
また、定着ヒータ36はプリントが可能な温度に一度達すれば、温度維持のためには、定着ヒータ供給電力が起動時より小さくてもよくても、定着リロード終了後からは、プリント動作が開始され、モータ等の起動により負荷35の電力消費が増大し、定着ヒータ供給電力を含めた総電力がAC電源ライン27の供給可能な電力を越えてしまうことがあるが、その際の電源ライン27の供給電力を供給可能電力以下(図8の(a))とするために、定着電源31の電力配分を下げ(図8の(b))、定着電源31のAC電力消費と定電圧電源30のAC電力消費を合わせてAC電源ラインの最大電力内に制限する最大値に、定電圧電源30の出力電力を上げる(図8の(c))。すなわち該出力電力が可能な値に、入出力制御20が出力電流コントローラ46に与える電流上限値MCDを設定する(図8の(d)および(e))。すなわちAC電力消費を電源ライン27の供給可能最大電力以下に抑える。これにより、リモートセンシング電源26が負荷35に、AC電力消費を上限値近くで押さえるための定電圧電源30の出力電流値では足らない、不足分の負荷電流(図8の(f))を給電する。
入出力制御20が出力電流コントローラ46に与える電流上限値MCD(本実施例ではデジタルデータMCDのD/A変換電圧)は、定電圧電源30の出力電力の上限値を可変設定し、リモートセンシング電源26の分担タイミングおよび電力を可変調整するものである。
図9に、主電源スイッチ28のオフからオンへの切換り、又は、省エネモードから待機モードへの復帰により、複写機MF1各部に印刷および複写を行うに所要の動作電圧が印加された直後に入出力制御20(のCPU21)が開始する「給電制御」PSCaの概要を示す。複写機MF1各部に印刷および複写を行うに所要の動作電圧を印加した待機モードになると入出力制御20は、定着電源31から、定着器温度を読込み、次いで電圧検出回路39をキャパシタ37の電圧検出端に接続するスイッチをオンにして、電圧検出回路39の電圧検出信号のレベルをA/D変換して読み込み、そして該スイッチはオフにする(ステップ1)。すなわち、キャパシタ電圧の把握が必要ない期間は、電圧検出回路39をキャパシタ37の電圧検出端から遮断してキャパシタ37の、電圧検出回路39による放電を防ぐ。
なお、以下においては、括弧内にはステップという語を省略して、ステップNo.記号のみを記す。
入出力制御20は次に、「待機モードの給電設定(表1)」によって定着電源31に対する定着電力HRP(定着電力消費の上限値)および定電圧電源30の電流上限値MCDを決定して、定着電力HRP指示信号を定着電源31に、電流上限値MCDデータをD/Aコンバータ65に与える(2)。そしてリモートセンシング電源26への電源ON/OFF指示信号を「ON」を指示するHに切り換える(3)。定着電源31は、指示があった定着電力HRPの範囲内での、定着器温度をその時点の目標温度とするための温度フィードバック制御を開始し、リモートセンシング電源26は、電流上限値MCDを超える分の負荷電流を分担する電流出力を開始する。
本実施例では、定着電力指示値HRPには、図10に示すように、高値HRPt1,中間値HRPt2および低値HRPt3の3値がある。電流上限値MCDにも、高値MCDt3,中間値MCDt2および低値MCDt1の3値がある。定着電力指示値HRPと電流上限値MCDの組合せを、図10に示すように、作像シーケンスの進行にともなって変更して、高負荷時の所要電力の一部を補助電源32で分担することにより、AC消費電力をAC給電ライン27の許容上限値以内に常時押さえて、しかも複写機全体としては、短時間では該許容上限値を超える電力消費の高パワーの作像プロセスを実行することができる。
入出力制御20の不揮発性RAM24に、定着電力HRPおよび電流上限値MCDの値が、複写機MF1の状態モードの大区分(待機モード/動作モード)で2群(テーブル)に分けて記憶されている。表1には、「待機モード」に割り当てた定着電力HRPおよび電流上限値MCDの値を示す。すなわち表1は、待機モードの電力分配テーブルである。表2には「動作モード」に割り当てたものを示す。表2は、動作モードの電力分配テーブルである。
Figure 0004803583
Figure 0004803583
待機モードの電力分配テーブル(表1)の定着電力HRPおよび電流上限値MCDは、補助電源32のキャパシタ37の電圧Cv(使用可能な残電力が対応する)および定着リロード要否(定着温度の急速立ち上げの要否)をパラメータとして定められている。具体的には、キャパシタ電圧Cvが高いと補助電源32の給電能力があるので、電流上限値MCDは、補助電源32から給電する可能性ならびに給電時の出力電流値が高くなる低値(MCDt1)に定められ、キャパシタ電圧Cvが低いと高値(MCDt3)に定められている。なお、負荷電流は細かく見ると一定ではなく、短い周期の変動が重なったものである。図6に示す負荷電流検出器33の負荷電流検出信号は、ローパスフィルタ62,63で、負荷電流の瞬時の変動分を平滑化しているので、定電圧電源30は該平滑化したレベルの電流を負荷に給電する。すると、電流上限値MCDが該変動分よりも低い設定値であるときには、該変動分の負荷電流期間は、定電圧電源30から負荷35への給電が実質的に停止することになる。これを避けるために、電流上限値MCDは常に、該変動分よりも高い値となるように定めている。すなわち、電流上限値MCDの最低値MCDt1は、短い周期の負荷変動の振幅よりも高い値である。
キャパシタ電圧Cvが放電禁止閾値Vcs以下であると、電流上限値MCDは補助電源32(キャパシタ37)からの給電を禁止する最高値(MCDt3)すなわち負荷の全てを定電圧電源30が負担する最高値に定められている。リモートセンシング電源26の出力端の電圧(電源26の出力電圧:2次側電圧)は略24V一定であるので、キャパシタ電圧Cv(電源26の入力電圧:1次側電圧)が低下するに従い、リモートセンシング電源26が同一電流値を出力するための電源26の入力側電流値(1次側電流値)が増大する。過分な入力側電流値に耐える昇圧レギュレータ40はコスト高になり、また超過大な入力側電流値に耐える実用的な昇圧レギュレータは実現できない。そこで経済的な観点から、本実施例では、放電禁止閾値(放電停止電圧)Vcsは、キャパシタ37の満充電電圧の50%に定めている。
定着リロード要であると定着電力HRPは高値に、定着リロード不要であると低値に定められている。定着リロード不要の待機モードでは作像プロセスを実行しないので、負荷35の消費電力は少ない。待機モードから動作モードに切り換わる直前の、定着リロード時(定着器温度を急速に立ち上げるとき)には、負荷35の消費電力が中レベルまで増大するので、MCDを低くして、補助電源32からの電力供給を大きくすることで、多くの電力を定着用電力に割り当てることができる。
動作モードの電力分配テーブル(表2)の定着電力HRPおよび電流上限値MCDは、補助電源32のキャパシタ37の電圧Cv(使用可能な残電力が対応する)および定着リロード終了後の定着必要熱量が大きいか、中くらいかをパラメータとして定められている。
図9を再度参照する。上述のステップ2の「待機モードの給電設定(表1)」では、その時点の定着器温度に基づいて定着リロード要否を判定し、かつ、その時点のキャパシタ電圧Cvが、高(放電禁止閾値Vcsより高い)か低(放電禁止閾値以下)かを判定して、判定結果に対応する定着電力HRPおよび電流上限値MCDを待機モードの電力分配テーブル(表1:不揮発性RAM24)から読み出して、読み出した定着電力HRPを指定する制御信号を定着電源31に、読み出した電流上限値MCDはD/Aコンバータ65に、それぞれ与える。次のステップ3で入出力制御20がリモートセンシング電源26への電源ON/OFF指示信号を「ON」指示のHに切り換えることにより、昇圧レギュレータ40がDC/DCコンバータ動作を開始する。
定着器温度が定着リロードの目標温度に達すると、入出力制御20は、操作者による画像処理指示があるかないかの判断をする(4,5)。
画像処理指示があると、「動作モードの給電設定(表2)」(6)を実行する。すなわち、まず、動作モードの電力分配テーブル(表2:不揮発性RAM24)上の「定着必要熱量大」の列の、キャパシタ電圧Cvに対応する、定着電力HRPおよび電流上限値MCDを読み出して、定着電源31およびD/Aコンバータ65に与える。動作モードが継続すると、定着器214が十分温まるので、表2の「定着必要熱量中」の列から、HRPおよびMCDを読み出して、定着電源31およびD/Aコンバータ65に与える。
画像処理が終了するとき、入出力制御20は、待機モードの電力分配テーブル(表1)「定着リロード不要」の列の、その時点のキャパシタ電圧Cvに対応する定着電力HRPおよび電流上限値MCDを読み出して、定着電源31およびD/Aコンバータ65に与え(8)、画像処理指示を待つ(9)。
その後は、画像処理指示があると上述のステップ2〜7に関連して説明した、定着電力HRPおよび電流上限値MCDの読み出しと定着電源31およびD/Aコンバータ65への更新出力を行う(10〜14)。
また、画像処理動作がなく、画像処理指示待ちのときには、キャパシタ電圧Cvを読み込んで充電要か検索して(15)、充電要であると充電器38を用いてキャパシタ37に充電する(16)。画像処理動作がなく、画像処理指示待ち(待機モード)が設定時間継続すると(17)、このときキャパシタ37が充電不要であると、リモートセンシング電源26の電源ON/OFFコントローラ55に与えている電源ON/OFF指示信号を、「OFF」を指示するLに切り換えてから(18)、省エネモードに移行する(19)。待機モードが設定時間継続したときキャパシタ37が充電中であると、充電が完了してから省エネモードに移行する。省エネモードに移行するとき入出力制御20は、定着電源31をオフし、かつ定電圧電源30の、作像に所要の負荷へ給電する回路部をオフにする。この省エネモードでは、入出力制御20はスリープ状態であり、定電圧電源30の、省エネモードでもオンにされている一部電源回路から給電されるユーザアクセス監視回路が、ユーザアクセスを検出して待機モードに移行する電源オンを行って、各部に、画像処理指示を待つ定常動作電圧が加わるまで、スリープ状態を継続する。待機モードに移行すると、すなわち複写機各部に定常動作電圧が加わると、これにより入出力制御20がウェイクアップして、上述の「給電制御」PSCaを開始する。
本実施例では、定着器温度を急速に立ち上げる定着リロードを行うときの定着電力HRPt1はAC1300W相当値、定着リロードが終わり印刷開始後、しばらくは定着電力HRPt2はAC1200W相当値、印刷を開始し定着器が十分温まった後の定着電力HRPt3は、900W相当値にしている。定電圧電源30の出力電流の上限値を規定する電流上限値MCDは、定着電力HRPを高くするときは低くして定電圧電源30によるAC電力消費を下げる。これによって不足する負荷電力は補助電源32(リモートセンシング電源26)が分担する。HRPが高(HRPt1)のときは、MCDを低(MCDt1)にする。MCDt1は、AC200W相当値である。HRPが中(HRPt2)のときは、MCDを中(MCDt2)にすることができる。MCDt2は、AC300W相当値である。HRPが低(HRPt3)のときは、MCDを高(MCDt3)にすることができる。MCDt3は、AC600W相当値である。Cvが放電禁止閾値Vcs以下であると、24V負荷を全て定電圧電源30が分担する高値MCDt3とする。高値MCDt3とするときには、ACライン27からのAC電力消費が1500W以下となるように、定着電力HRPを下げる。
第2実施例は、第1実施例の補助電源32のリモートセンシング電源26の昇圧レギュレータ40(図6)を、図11に示すSEPIC(セピック)方式の昇降圧レギュレータ40aに変更したものである。昇降圧レギュレータ40aは、昇圧出力用の半導体スイッチ41とダイオード44およびキャパシタ45との間に、降圧用のキャパシタ71およびリアクトル72を加えたものである。その他の構成および機能は、上述の、図1〜図5および図7〜図10を参照して説明した第1実施例と同様である。電源ON/OFF指示信号がH(オン指示)からL(オフ指示)に切り換わると、PWMコントローラ42がPWM出力を停止し、スイッチ41が連続オフになって、ダイオード44への直流通電はキャパシタ71で遮断されるので、キャパシタ37の放電は停止する。したがって第1実施例で用いた電源ON/OFFコントローラ55は省略可であるので、第2実施例では省略している。
電気二重層キャパシタは、放電停止電圧(放電禁止閾値Vcs)を低くした方が、蓄電電力を多く使用できる。そこで第1実施例と同様に図11に示す第2実施例でも満充電電圧の1/2に設計している。従って、リモートセンシング電源26の入力電圧(キャパシタ電圧Cv)は、放電停止直前には満充電時の略半分の値であって、リモートセンシング電源26の入力電流値が満充電時の入力電流の略2倍になってしまう。リモートセンシング電源26の出力電流を大きく設計するときは、放電停止直前の入力電流値(キャパシタの放電電流値)が大きくなってしまわないように、電気二重層キャパシタを直列に接続する個数を増やし、放電停止直前のキャパシタ電圧(Vcs)が小さくならないようにする必要がある。24V負荷に給電するためには、補助電源32のキャパシタ37を、電気二重層キャパシタ直列数10個から19個の電気二重層キャパシタで構成する場合は、充電上限電圧(満充電電圧)が24Vを超え、放電停止電圧が24V未満になるので、昇降圧レギュレータを用いる。
第2実施例はこの態様の補助電源32を用いているので、リモートセンシング電源26のDC/DCコンバータを、図11に示すSEPIC方式の昇降圧レギュレータ40aとしている。スイッチ41がオフからオンに切り換わると、キャパシタ37/インダクタ43/スイッチ41の経路に電流が流れるとともに、正に充電されていたキャパシタ71がキャパシタ71/スイッチ41/リアクトル72の経路で放電してリアクトル72が電力を蓄積する。このときダイオード44がキャパシタ45の電圧で逆バイアスされているので、ダイオード44からキャパシタ45(出力)には電流は流れない。スイッチ41がオンからオフに切換わると、キャパシタ37/リアクトル43/キャパシタ71/ダイオード44を通してキャパシタ45(出力)に電流が流れるとともに、インダクタ72の蓄積電力もダイオード44を通してキャパシタ45(出力)に流れる。このときキャパシタ71が正に蓄電する。
キャパシタ37の電圧をEin、出力キャパシタ45の電圧をEoutとし、スイッチ41のPWM制御によるオン/オフのオンデューティ比をDとすると、
Eout=Ein/(1−D)
となり、Eoutは定電圧電源30の出力電圧24Vに略等しく略一定であるので、Einが高いと、レギュレータ40aが24V負荷35に供給する電流が大きくなりこれにより定電圧電源30が24V負荷35に供給する電流が小さくなり負荷電流検出器33の検出信号レベルが低下しこれにより出力電流コントローラ46がPWMコントローラ42への指示信号レベルを下げこれによりPWMコントローラ42がスイッチ41のオンデューテイ比Dを下げる、という連繋によって、スイッチ41のオンデューテイ比Dが低値となる。Einが低いと、その逆に、スイッチ41のオンデューテイ比Dが高値となる。このように、キャパシタ37の電圧の高低に応じてスイッチ41のオンデューテイ比Dが自動的に推移する。
なお、第1実施例と同様に、定電圧電源の出力電流上限値MCDが高値を示すときには、出力電流コントローラ46がPWMコントローラ42に与える信号電圧が高く、これによりPWMコントローラ42がスイッチ41のオンデューテイ比Dを低くしているが、電流上限値MCDが低く変えられると、出力電流コントローラ46がPWMコントローラ42に与える信号電圧が低くなり、これによりPWMコントローラ42がスイッチ41のオンデューテイ比Dを高くする。
本発明の第1実施例のキャパシタ電源装置を装備した複合機能複写機MF1の外観を示す正面図である。 図1に示すカラープリンタ200の拡大縦断面図である。 図1に示す複写機MF1の電気系統のシステム構成を示すブロック図である。 図3に示す主電源29および補助電源32の構成の概要を示すブロック図である。 図3および図5に示す入出力制御20の構成の概要を示すブロック図である。 図4に示すリモートセンシング電源26および負荷電流検出器33の構成を示す電気回路図である。 (a)は図6に示す負荷電流検出器33の、負荷電流値(横軸)に対応して発生する負荷電流検出信号レベル(縦軸)を示すグラフ、(b)は負荷電流検出器33の負荷電流検出信号レベル(横軸)とリモートセンシング電源26および定電圧電源30の出力電流値との関係を示すグラフ、(c)は、電圧リミッタ51の高電圧制限機能による、リモートセンシング電源26の出力電圧(横軸)と出力電流値(縦軸)との関係を示すグラフである。 負荷35の電流値(d),定電圧電源30の24V電流出力上限値MCD,定電圧電源30の24V出力電流値(e),リモートセンシング電源26の出力電流値(f),定着電源31のAC電力消費(b),定電圧電源30の24V出力によるAC電力消費(c)およびAC給電ライン27に対するAC電力消費(a)の関係を示すタイムチャートである。 図5に示す入出力制御20(のCPU21)による給電制御の概要を示すフローチャートである。 入出力制御20の給電制御によって操作される、定着電力HRPならびに主電源29の24V電流出力上限値MCDと、負荷35の電流(負荷電流),主電源29の24V出力電流および補助電源32の出力電流との関係を示すタイムチャートである。 第2実施例のリモートセンシング電源26の昇降圧レギュレータ40aの構成を示す電気回路図である。
201:感光体
202:帯電装置
203:露光装置
204,207:現像装置
208,215:転写ベルト
209〜211:給紙カセット
214:定着器
224:排紙ガイド
225:排紙ローラ
226:排紙スタック
227:補給トナー収納部
233:レジストローラ

Claims (15)

  1. 外部から供給される電力を入力源に用いる定電圧出力の第1電源,蓄電装置および該蓄電装置の電力を入力源に用いる第2電源を備え、第1電源の出力と第2電源の出力を並列に接続し、第1電源からの電力と第2電源からの電力の両方を同時に負荷に供給する電源装置において、
    前記第1電源の出力電流値を検出する負荷電流検出手段;および、
    該負荷電流検出手段が検出した出力電流値と電流目標値との差を小さくする方向に第2電源の出力電流を制御する制御手段;
    を備えることを特徴とする電源装置。
  2. 外部から供給される電力を入力源に用いる定電圧出力の第1電源,蓄電装置および該蓄電装置の電力を入力源に用いる第2電源を備え、第1電源の出力と第2電源の出力を並列に接続し、第1電源からの電力と第2電源からの電力の両方を同時に負荷に供給する電源装置において、
    前記第1電源の出力電流値を検出する負荷電流検出手段;および、
    該負荷電流検出手段が検出した出力電流値が前記第1電源の電流目標値を上回った量が大きい場合に前記第2電源からの出力電流が大きくなり、当該上回った量が小さい場合に前記第2電源の出力電流が小さくなるように前記第2電源の出力電流をフィードバック制御する制御手段;
    を備えることを特徴とする電源装置。
  3. 前記蓄電装置は、キャパシタを含む請求項1又は2に記載の電源装置。
  4. 前記キャパシタは、電気二重層キャパシタである請求項に記載の電源装置。
  5. 前記蓄電装置は更に、前記キャパシタに充電するキャパシタ充電手段を含む請求項又はに記載の電源装置。
  6. 電源装置は更に、第1電源から負荷に流れる電流値の電流目標値を発生して前記制御手段に与える電流指示手段を含む;請求項1乃至のいずれか1つに記載の電源装置。
  7. 前記電流指示手段は、前記負荷の通電も制御する;請求項に記載の電源装置。
  8. 前記電流指示手段は、前記電流目標値を操作して第1電源が前記負荷に給電する電流値を制御する、請求項に記載の電源装置。
  9. 前記電流目標値は、短い周期の前記負荷の電流変動よりも高い値である、請求項1乃至8のいずれか1つに記載の電源装置。
  10. 第2電源は、前記蓄電装置の電力を変圧出力する、出力電力を制御し得る変圧レギュレータを含み、該変圧レギュレータの出力を、前記負荷に、第1電源の前記負荷への給電に加えて供給し;前記制御手段(46)は、前記第1電源の出力電流値を前記電流目標値対応の値に合わせるための制御信号を前記変圧レギュレータに与えるフィードバック制御手段である;請求項1乃至のいずれか1つに記載の電源装置。
  11. 前記変圧レギュレータは、昇圧レギュレータである請求項10に記載の電源装置。
  12. 前記変圧レギュレータは、昇降圧レギュレータである請求項10に記載の電源装置。
  13. 前記変圧レギュレータは、ブースト方式のレギュレータである請求項10に記載の電源装置。
  14. 前記変圧レギュレータは、SEPIC方式のレギュレータである請求項12に記載の電源装置。
  15. 用紙上に画像を形成する作像装置;および、
    該作像装置の電気的負荷に給電する請求項又はに記載の電源装置;
    を備える画像形成装置。
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