JP4439849B2 - 電源装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数個の直流電源装置の出力を統合して負荷に電力を供給する電源の運転方法およびその電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電源装置の運転方法およびその電源装置には、複数のスイッチング電源の出力をそれぞれ並列に接続し、負荷に電力を供給するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
以下、その電源装置の運転方法およびその電源装置について図17を参照しながら説明する。
【0004】
図に示すように、交流電源101を入力とするスイッチング電源102および交流電源103を入力とするスイッチング電源104は、それぞれの出力を互いに並列接続し、負荷105へ電力を供給する。また、スイッチング電源102の電源入力部には電源スイッチ106が、スイッチング電源104の電源入力部には電源スイッチ107が設けられ、それぞれのスイッチング電源をオンまたはオフする。図示していないがスイッチング電源102とスイッチング電源104には電流バランス機構が備えられ、負荷電力をそれぞれのスイッチング電源が同様に分担する仕組みとなっており、負荷電力が大きくてもそれぞれのスイッチング電源に偏ることなく安定した電力供給が行える。
【0005】
また、このように構成された電源装置108でも両方の電源の電源スイッチがオンであってもごく軽負荷においては電流バランス機構のバラつき等の要因により、一方のスイッチング電源が動作を停止、すなわちスイッチング停止し他方のスイッチング電源のみが動作する場合があるが、このような時でも負荷へ電力が供給され電源装置としては正常に動作する。
【0006】
【特許文献1】
特許第3388216号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の電源の運転方法およびその電源装置では、前述の如く、ごく軽負荷の場合などにおいて一方のスイッチング電源が動作し他方のスイッチング源装置が停止しているが負荷へは電力供給がなされ電源装置しては正常に機能している場合がある。例えば、スイッチング電源104が動作を停止しスイッチング電源102が動作して負荷へ電力が供給されているとする。この状態において保守など何らかの理由により電源スイッチ106をオフすると、スイッチング電源102はオフされスイッチング電源104はもともと動作を停止しているので負荷へ印加する電源装置の出力電圧は下がり始める。スイッチング電源104は出力電圧の低下を検知してスイッチング動作を開始するがスイッチング電源104の出力電圧が所定の電圧に達し安定するまでにはかなりの時間を要するため、負荷への電力供給が瞬断したり、負荷の必要電圧に満たない期間が生じたりするという課題があった。
【0008】
また、スイッチング電源104が動作を停止しスイッチング電源102が動作して負荷へ電力が供給され電源装置としては正常に動作している場合に、交流電源101が停電すると、スイッチング電源102が停止し負荷へ印加する電源装置の出力電圧は下がり始め、スイッチング電源104は出力電圧の低下を検知してスイッチング動作を開始するがスイッチング電源104の出力電圧が所定の電圧に達し安定するまでにはかなりの時間を要するため、負荷への電力供給が瞬断したり、負荷の必要電圧に満たない期間が生じたりするという課題があった。
【0009】
また、従来の技術で電力供給の瞬断や出力電圧の低下を防止するためには、スイッチング電源出力の平滑用に用いる電解コンデンサの容量を大きくすることが考えられるが、容量の大きな電解コンデンサは大型で高価であるので、電源装置の大型化やコストアップの要因になるという課題もあった。
【0010】
さらに、従来の出力を統合して負荷へ供給する電源の運転方法およびその電源装置においては、一方のスイッチング電源が動作し、他方のスイッチング電源が停止している時、発電システムの入力が切断するとスイッチング電源が停止し、出力電圧は徐々に低下する。他方のスイッチング電源は出力電圧が所定値以下になるとスイッチングを始めるが、開始してから出力電圧が安定するまでには一定の時間が必要なため、その間負荷への電力供給が瞬断したり、出力電圧が必要電圧以下に低下するという課題があった。
【0011】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、少なくとも2つ以上のスイッチング電源の出力を統合して負荷へ供給する電源装置であって、一方のスイッチング電源が動作し他方のスイッチング電源が停止しているときに前記一方のスイッチング電源の出力電圧が所定の検出電圧よりも低いことを検出すると、前記他方のスイッチング電源のスイッチングを開始させる電圧低下検出手段を備え、前記所定の検出電圧は、前記一方のスイッチング電源の出力電圧設定値と前記他方のスイッチング電源の出力電圧設定値の間にある値としたことで、出力電圧が必要電圧以下になるのを未然に防ぐことができる電源装置を提供することを目的としている。
【0012】
そして、従来の複数の出力を統合する電源の運転方法およびその電源装置においては、複数ある出力の全ての出力電圧について他方のスイッチング電源に比べ一方のスイッチング電源の方を高く設定することは容易でなく、一部の出力は他方のスイッチング電源の出力電圧の方が高くなることが発生し、その出力の負荷へは他方のスイッチング電源から電力供給してしまうという課題があった。
【0013】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、少なくとも2つ以上の電力供給元を単一のスイッチング電源の入力直流部に接続することで、複数の出力を有しても、容易かつ確実に任意の一方の電力供給元から負荷へ電力供給できる電源装置を提供することを目的としている。
【0014】
さらに、従来の入力または出力を統合したスイッチング電源においては、1つのユニットで構成されているために、片方のスイッチング電源のみ使用する場合でも、使用しないスイッチング電源を切り離すことができないため、装置の大型化やコストアップする、また保守性に劣るという課題があった。
【0015】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、少なくとも2つ以上のスイッチング電源を、それぞれ個別のユニットで構成し、前記スイッチング電源の出力を接続するための出力接続手段を設け、または前記スイッチング電源の電力供給元または入力直流部を接続するための入力接続手段を設けたことで、一方のみのスイッチング電源を使用する場合は切り離して使用することができ、また、並列運転で使用したい場合は互いに接続することで構成できるため、小型化あるいはコストダウンが図ることができるとともに、装置に応じて最適な電源構成ができ、また保守性に優れる電源装置を提供することを目的としている。
【0016】
また、従来のスイッチング電源のスイッチング周波数においては、スイッチングによる損失を抑えるため、スイッチング周波数を人間の可聴領域内に設定するが故に、スイッチング電源から異常音が発生するという課題があった。
【0017】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、スイッチング周波数を非可聴領域に設定することで、スイッチング周波数による異常音が発生することのない低騒音のスイッチング電源を実現できる電源装置を提供することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明の電源装置は上記目的を達成するために、少なくとも2つ以上のスイッチング電源の出力を統合して負荷へ供給する電源装置であって、一方のスイッチング電源が動作し他方のスイッチング電源が停止しているときに前記一方のスイッチング電源の出力電圧が所定の検出電圧よりも低いことを検出すると、前記他方のスイッチング電源のスイッチングを開始させる電圧低下検出手段を備え、前記所定の検出電圧は、前記一方のスイッチング電源の出力電圧設定値と前記他方のスイッチング電源の出力電圧設定値の間にある値とした構成としたものである。
【0019】
本発明によれば、一方のスイッチング電源の停止を早期に判定して他方のスイッチング電源のスイッチングを早めに開始することで、出力電圧が必要電圧以下になるのを未然に防ぐことができる。
【0020】
さらに、少なくとも2つ以上のスイッチング電源をそれぞれ個別のユニットで構成し、前記スイッチング電源の出力を接続するための出力接続手段または入力を接続するための入力接続手段を設けた構成としたものである。
【0021】
本発明によれば、複数のスイッチング電源をそれぞれ個別のユニットとし、出力を接続するための出力接続手段または入力を接続するための入力接続手段を設けることで、一方のみのスイッチング電源を使用する場合は切り離して使用することができ、また、並列運転で使用したい場合は互いに接続することで構成できるため、小型化あるいはコストダウンが図ることができるとともに、また装置に応じて最適に構成でき、また保守性にも優れる電源装置が実現できる。
【0022】
また、スイッチング周波数を非可聴領域としたものである。
【0023】
本発明によれば、スイッチング周波数を非可聴領域に設定することで、スイッチング周波数による異常音が発生することのない低騒音のスイッチング電源が実現できる。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の電源装置は上記目的を達成するために、少なくとも2つ以上のスイッチング電源の出力を統合して負荷へ供給する電源装置であって、一方のスイッチング電源が動作し他方のスイッチング電源が停止しているときに前記一方のスイッチング電源の出力電圧が所定の検出電圧よりも低いことを検出すると、前記他方のスイッチング電源のスイッチングを開始させる電圧低下検出手段を備え、前記所定の検出電圧は、前記一方のスイッチング電源の出力電圧設定値と前記他方のスイッチング電源の出力電圧設定値の間にある値とした構成とすることで、一方のスイッチング電源の停止を早期に判定して他方のスイッチング電源のスイッチングを早めに開始することで、出力電圧が必要電圧以下になるのを未然に防ぐことができるという作用を有する。
【0025】
さらに、少なくとも2つ以上のスイッチング電源を互いに個別のユニットで構成し、前記スイッチング電源の出力を接続するための出力接続手段を設け、または前記スイッチング電源の電力供給元または入力直流部を接続するための入力接続手段を設けたことで、一方のみのスイッチング電源を使用する場合は切り離して使用することができ、また、並列運転で使用したい場合は互いに接続することで構成できるため、小型化あるいはコストダウンが図ることができるとともに、装置に応じて最適に構成でき、また保守性に優れるという作用を有する。
【0026】
また、スイッチング周波数を非可聴領域とする構成とすることで、スイッチング周波数が非可聴領域であれば人間には聞こえないため、異常音が発生することのない低騒音のスイッチング電源が実現できるという作用を有する。
【0027】
【実施例】
(実施例1)
以下、本発明の第1実施例について図1から図3を参照しながら説明する。
【0028】
図1に本発明の第1実施例の電源装置のブロック図を示す。
【0029】
図に示すように、スイッチング電源1は商用電源2を整流および平滑する1次側整流器3および1次側平滑コンデンサ4と、1次側のエネルギーを2次側へ伝達する高周波変圧器5と、さらに出力電圧を安定化するための出力電圧安定化手段10と、出力電圧安定化手段10により検出した信号を基にデューティー比を決定するスイッチング制御手段7と、オンオフ動作を行うスイッチング素子6と、また2次側を整流および平滑する2次側整流器8および2次側平滑コンデンサ9とにより直流化される。そして、スイッチング電源1とスイッチング電源12の出力に接続される負荷11とからなり、スイッチング電源12の出力電圧とスイッチング電源1の出力を並列接続することにより構成する。
【0030】
なお、スイッチング電源12については、電力供給源が発電システムとしての太陽電池13である以外の構成と動作はスイッチング電源1と同様なので、詳細な説明は省略する。
【0031】
このように、一方の電力供給元が太陽電池13の場合においては、太陽の日射が得られればスイッチング電源12に電源を供給するとことが継続できるものの、夜間あるいは晴天から曇りに天候が急変した場合などは、太陽の日射が得られなくなり、この場合はスイッチング電源12を運転することができなくなるが、商用電源2は常に電源供給されているのでスイッチング電源1はスイッチングを継続し、出力電圧には必用電圧が常に維持されていることとなる。
【0032】
まず、出力電圧安定化手段10の構成について説明する。図示していないが、出力電圧安定化手段10は、出力電圧の検出および設定を行う安定化回路と、検出した電圧と基準電圧を比較し差分を増幅する誤差増幅器と、この出力をスイッチング手段7に伝達する伝達回路により構成する。
【0033】
次に、スイッチング制御手段7の構成について図2および図3を参照しながら説明する。図2に示すようにスイッチング制御手段7は、オフセットを加えた三角波を生成する基準波形生成回路7bと、出力電圧安定化手段10の伝達回路により伝達された出力電圧検出値7cを準波形7gと比較し、高い間はオン信号を、低い間はオフ信号を出力する比較器7dと、比較器7dが出力する駆動信号7fに基づいて駆動回路7eはスイッチング素子6を駆動する。ここで、基準波形生成回路7bが生成する三角波の周期、すなわちスイッチング周期、に占めるスイッチング素子がオン期間の割合をデューティー比と呼ぶ。
【0034】
次に、デューティ比を決定する動作について図2および図3を参照しながら説明する。スイッチング電源1およびスイッチング電源12それぞれの単独での動作においては、起動直後は所定のデューティー比にて動作を開始し徐々に出力電圧が上昇するが、出力電圧が所定の出力電圧設定値付近になると図3に示すように出力電圧検出値7cと基準波形7gが比較されてデューティ比が決定されることとなり、出力電圧検出値7cが所定の出力電圧設置値より小さければ決定されるオン期間が長くデューティー比は大きくなり、出力電圧検出値7cが所定の出力電圧設置値より大きければ決定されるオン期間が短くデューティー比は小さくなり、出力電圧設定値と等しければ設定電圧に安定させるデューティ比、一般には全負荷時に50%、でスイッチング素子を駆動して電源の運転が継続される。スイッチング電源1およびスイッチング電源12を並列運転する場合は、例えば一方のスイッチング電源12の出力電圧設定値が他方のスイッチング電源1よりも高ければ、出力電圧は、ほぼスイッチング電源12の出力電圧設定値付近となり、スイッチング電源1の出力電圧検出値7cは高くなるため、スイッチング電源1のオン期間は短くデューティー比は小さくなるが、スイッチング電源1の基準波形7gは出力電圧検出値7cの最大値より大きくなるようにオフセット7hにより予め嵩上げされているので、出力電圧が所定の出力電圧を上回っている場合でも必ずオン期間を持ちデューティ比は0になることなくスイッチングを継続することとなる。
【0035】
このように、スイッチング手段7を構成することで、並列運転時であっても必ずオン期間が発生しスイッチングが止まることなく動作することとなる。
【0036】
スイッチング電源1の出力電圧設定値がスイッチング電源12の出力電圧設定値より高い場合も同様である。
【0037】
以上のように、スイッチング電源1およびスイッチング電源12が並列運転状態にあるときに、商用電源2が切断されてスイッチング電源1が停止しても、スイッチング電源12は常に運転していることになり、出力電圧には必要電圧が維持されているため、負荷11に対して安定して電力を供給することができる。
【0038】
なお、本実施例においては、2つの電源装置を統合する構成としたが、3つ以上であっても同様の効果が得られる。
【0039】
また、本実施例においてはオフセット7hは固定値としたが、オフセット7hはスイッチング電源1とスイッチング電源12それぞれの出力電圧設定値の差もしくはその差に所定の値を加算した値を与える回路により決定する構成としてもよい。
【0040】
なお、本実施例においては、電力供給元を太陽電池13としたが、風力発電、燃料電池、地熱発電など如何なる発電システムであってもよい。
【0041】
また、本実施例においては、電力供給元を太陽電池13と商用電源2としたが、如何なる発電システムの組合せであってもよい。
【0042】
(実施例2)
以下、本発明の第2実施例について図4を参照しながら説明する。
【0043】
なお、第1実施例と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0044】
図4に本発明の第2実施例の電源装置のブロック図を示す。
【0045】
図に示すように、第1実施例と異なるところは、太陽電池13をバッテリー14により形成した点である。
【0046】
なお、スイッチング電源12については、基本的な構成はスイッチング電源1と同様に説明されるため、詳細な説明は省略する。
【0047】
このように、一方の電力供給元がバッテリー14の場合においては、商用電源2が停電してもスイッチング電源12を運転することで、出力電圧には必用電圧が常に維持されていることとなる。また、図示していないがバッテリー14が二次電池の場合にその保持電力が少なくなった場合には、商用電源2から適宜バッテリー14に充電される構成としても良い。商用電源2が停電しておらずバッテリー14が発電している場合は、スイッチング電源1およびスイッチング電源12が並列運転し負荷へ電力を供給する。
【0048】
以上のようにスイッチング電源1およびスイッチング電源12が並列運転状態であるときに、太陽電池13が電力供給できなりスイッチング電源12が停止しても、スイッチング電源1はスイッチングを継続しているために、常に出力電圧が維持されることとなり、出力電圧が低下することなく負荷11に対して安定して電力を供給することができる。
【0049】
なお、本実施例においては、一方の電力供給元をバッテリー14としたが、これは一次電池でも二次電池でもよく、また風力発電、燃料電池、地熱発電など如何なる発電システムであってもよい。
【0050】
また、本実施例においては、電力供給元をバッテリー14と商用電源2としたが、如何なる発電システムの組合せであってもよい。
【0051】
(実施例3)
以下、本発明の第3実施例について図5および図6を参照しながら説明する。
【0052】
なお、第1実施例および第2実施例と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0053】
図5に本発明の第3実施例の電源装置のブロック図を示す。
【0054】
図に示すように、スイッチング電源1aは商用電源2を整流および平滑する1次側整流器3および1次側平滑コンデンサ4と1次側のエネルギーを2次側へ伝達する高周波変圧器5と、さらに出力電圧を安定化するための出力電圧安定化手段10と、スイッチング停止防止手段としての出力電圧安定化手段10により検出した信号を基にデューティ比を決定する最小デューティー設定手段15と、オンオフ動作を行うスイッチング素子6と、また2次側を整流および平滑する2次側整流器8および2次側平滑コンデンサ9とにより直流化される。そして、スイッチング電源1aとスイッチング電源12aの出力に接続される負荷11とからなり、スイッチング電源12aの出力電圧とスイッチング電源1aの出力を並列接続することにより構成する。
【0055】
なお、スイッチング電源12aについては、基本的な構成はスイッチング電源1aと同様に説明されるため、詳細な説明は省略する。
【0056】
図に示すように、スイッチング電源1aとスイッチング電源12aは互いにスイッチング周波数が固定式のものであり、スイッチング電源1aの出力電圧はスイッチング電源12aよりも高く設定した状態で並列接続することにより構成する。
【0057】
まず、出力電圧安定化手段10の構成について説明する。出力電圧安定化手段10は、出力電圧の検出および設定を行う安定化回路と、検出した電圧と基準電圧を比較し差分を増幅する誤差増幅器と、この出力をスイッチング手段に伝達する伝達回路により構成する。
【0058】
次に、スイッチング停止防止手段としての最小デューティー設定手段15の構成について図6および図7を参照しながら説明する。図に示すように最小デューティー設定手段15は、出力電圧安定化手段10から入力される出力電圧検出値15イとスイッチング電源1aとスイッチング電源12aの出力電圧設定値15イの中間電圧を基準とする基準電圧15ロとを比較し、低ければ単独運転、高ければ並列運転するであることを検出する運転状態検出器15ハと、並列運転であれば一定電圧を出力するオフセット回路15ニと、三角波形にオフセットを加えて波形生成する基準波形生成回路15ホと、基準波形15チと出力電圧検出値15イとを比較し、高い間はオン信号、低い間はオフ信号を出力する比較器15ヘと、そのデューティ比にてスイッチング素子6を駆動する駆動回路15トにより構成する。
【0059】
次に、デューティ比を生成する動作について図6および図7を参照しながら説明する。スイッチング電源1aおよびスイッチング電源12aをそれぞれ単独で使用する場合、例えばスイッチング電源12aが単独運転する場合は、起動すると所定のオン期間にて動作すると徐々に出力電圧は上昇する。運転状態検出器15ハにおいは、スイッチング電源12aの出力電圧は互いの出力電圧設定値の中間電圧より低いので、単独運転であることを検出することになり、三角波にはオフセットが加わらない基準波形15ホが生成される。出力電圧検出値15イと基準波形15ホにより決定されるオン期間が長くなり、やがて出力電圧設定値に達すると、その後は設定電圧に安定させるデューティー制御を行い運転が継続される。スイッチング電源12aが運転中にスイッチング電源1aが起動する場合は、スイッチング電源1aの出力電圧設定値はスイッチング電源12aの出力電圧よりも高いので、この設定電圧で安定動作する。運転状態検出器15ハにおいてはスイッチング電源12aの出力電圧は互いの出力電圧設定値の中間電圧より高くなるので、並列運転であることを検出することになり、三角波にはオフセットが加わった基準波形15チが生成される。これにより、電源装置4の出力電圧設定値よりも高くても、最低限のオン期間15リが発生、すなわち最小デューティーが設定され運転が継続される。
【0060】
このように、スイッチング停止防止手段としての最小デューティ設定手段15を構成することで、並列運転時であっても必ずオン期間が発生しスイッチングが止まることなく動作することとなる。
【0061】
以上のように、スイッチング電源1aおよびスイッチング電源12aが並列運転状態にあるときに、太陽電池13が電源供給不可能になり、スイッチング電源1aが停止してもスイッチング電源12aは常に運転していることになり出力電圧には必要電圧が維持されるため、常に負荷11に対して安定して電力を供給することができる。
【0062】
なお、本実施例にいては、2つの電源装置を統合する構成としたが、3つ以上であっても同様な効果が得られる。
【0063】
(実施例4)
以下、本発明の第4実施例について図8を参照しながら説明する。
【0064】
なお、第1実施例から第3実施例と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0065】
図に示すように、スイッチング電源1bは商用電源2を整流および平滑する1次側整流器3および1次側平滑コンデンサ4と1次側のエネルギーを2次側へ伝達する高周波変圧器5と、さらに出力電圧を安定化するための出力電圧安定化手段10と、出力電圧安定化手段10により検出した信号を基にデューティ比を決定する最小デューティー設定手段15と、オンオフ動作を行うスイッチング素子6と、また2次側を整流および平滑する2次側整流器8および2次側平滑コンデンサ9とにより直流化される。そして、スイッチング電源1bとスイッチング電源12bの出力に接続される負荷11とからなり、スイッチング電源12bの出力電圧とスイッチング電源1bの出力を並列接続することにより構成する。
【0066】
なお、スイッチング電源12bについては、基本的な構成はスイッチング電源1bと同様に説明されるため、詳細な説明は省略する。
【0067】
図8に示すように、スイッチング電源1bとスイッチング電源12bの出力を並列接続する際に、太陽電池13を電力供給元するスイッチング電源12bの出力電圧を、商用電源2を電力供給元するスイッチング電源1bの出力電圧よりも高く設定するように構成する。図示していないが、これはスイッチング電源1の電圧設定値に所定の値を加算した値をスイッチング電源12bの電圧設定値とする回路により実現しても良い。また、この際に前述の電源の電圧設定値の順序を入れ替えて減算を利用しても同様である。
【0068】
このように、並列接続された状態であれば出力電圧設定値が高い方から負荷11に対して電力を供給することとなる。つまりは、太陽電池13が電源供給可能な状態であれば、太陽電池13から電力を供給することとなる。
【0069】
以上のように、スイッチング電源1bおよびスイッチング電源12bが並列運転状態であるときに、太陽電池13の電源供給が不可能になって、スイッチング電源12bが停止しても、スイッチング電源1bは動作し、常に出力電圧が維持されることとなり、安定して電力を供給することができるとともに、極力太陽電池13から電力を供給することで商用電源2からの電力供給を抑えることができる。
【0070】
(実施例5)
以下、本発明の第5実施例について図9および図10を参照しながら説明する。
【0071】
なお、第1実施例から第4実施例と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0072】
図9に本発明の第5実施例の電源装置のブロック図を示す。
【0073】
図に示すように、スイッチング電源1cは商用電源2を整流および平滑する1次側整流器3および1次側平滑コンデンサ4と1次側のエネルギーを2次側へ伝達する高周波変圧器5と、さらに出力電圧を安定化するための出力電圧安定化手段10と、出力電圧安定化手段10により検出した信号を基にデューティ比を決定する最小デューティー設定手段15と、オンオフ動作を行うスイッチング素子6と、また2次側を整流および平滑する2次側整流器8および2次側平滑コンデンサ9とにより直流化される。そして、スイッチング電源1cとスイッチング電源12cの出力に接続される負荷11とからなり、スイッチング電源12cの出力電圧とスイッチング電源1cの出力を並列接続することにより構成する。
【0074】
なお、スイッチング電源12cについては、基本的な構成はスイッチング電源1cと同様に説明されるため、詳細な説明は省略する。
【0075】
図に示すように、商用電源2を電力供給元とするスイッチング電源1cの出力に過電圧検出手段16を設け、その出力は最小デューティー設定手段15bに入力される構成とする。
【0076】
次に過電圧検出手段16および最小デューティー設定手段15bについて図9を参照しながら説明する。図に示すように、過電圧検出手段16は、出力電圧を検出する電圧検出回路と、検出された出力電圧検出値16aと過電圧を設定した基準電圧16bとを比較し、出力電圧検出値16aが高ければ、過電圧を検出する信号が出力され、これを最小デューティー設定手段15bに入力する過電圧比較器16cにより構成し、最小デューティー設定手段15bは、入力された過電圧信号と出力電圧検出値16aとを共通とし、過電圧信号があれば基準波形15ホよりも高い電圧を出力し、さらにこの電圧と基準波形15ホとを比較する比較器15ヘと、比較器15ヘにより出力された駆動信号7fを駆動する駆動回路15トにより構成する。
【0077】
次に、比較器15ヘにより出力される駆動信号7fの生成動作について説明する。過電圧を検出した信号と出力電圧検出値とを比較し、過電圧を検出した信号がなければ、そのまま出力電圧検出値16aと基準波形15ホとによりデューティー比が決定される。逆に過電圧信号があれば基準波形15ホは高くなるため、比較器15への出力は、オン期間がない、つまりスイッチングを停止こととなる。
【0078】
このように、過電圧を検出した場合は異常と判断し、スイッチングを停止して出力には電圧を発生しなくなり、過電圧状態を解除することができることとなる。
【0079】
以上のように、異常に出力電圧が上昇しても、部品の破損を防止することができる。
【0080】
(実施例6)
以下、本発明の第6実施例について図11を参照しながら説明する。
【0081】
なお、第1実施例から第5実施例と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0082】
図11に本発明の第6実施例の電源装置のブロック図を示す。
【0083】
図に示すように、スイッチング電源1dは商用電源2を整流および平滑する1次側整流器3および1次側平滑コンデンサ4と1次側のエネルギーを2次側へ伝達する高周波変圧器5と、さらに出力電圧を安定化するための出力電圧安定化手段10と、出力電圧安定化手段10により検出した信号を基にデューティ比を決定する最小デューティー設定手段15bと、オンオフ動作を行うスイッチング素子6と、また2次側を整流および平滑する2次側整流器8および2次側平滑コンデンサ9と、2次側を別の出力を持ち整流、平滑する2次側整流器8aおよび2次側平滑コンデンサ9bとにより直流化される。そして、スイッチング電源1dとスイッチング電源12dの出力に接続される負荷11、負荷11aとからなり、スイッチング電源12dの各出力電圧とスイッチング電源1dの各出力を並列接続することにより構成する。
【0084】
なお、スイッチング電源12dについては、基本的な構成はスイッチング電源1aと同様に説明されるため、詳細な説明は省略する。
【0085】
図に示すように、複数の出力を配したスイッチング電源1dとスイッチング電源12dの並列運転おいて、出力電圧を一定電圧に制御する出力電圧安定化手段10をそれぞれのスイッチング電源1d、12dの出力に1箇所備え、出力電圧安定化手段10を複数の出力のうち、最も大きい負荷11aの出力に設けた構成とする。
【0086】
次に、出力電圧安定化手段10および最小デューティー設定手段15bの動作について説明する。スイッチング電源12dの出力電圧はスイッチング電源1dよりも高い状態で並列運転されている場合は、スイッチング電源1dの最小デューティー設定手段15bにより最小デューティー比でスイッチングを行うが、仮に、最も負荷容量が大きい負荷11aが重負荷から軽負荷に急変し出力電圧が上昇しても、スイッチング電源12dの最小デューティー設定手段15cによりデューティー比を低下させ、出力電圧を低下させる動作を行うことで、他の出力も出力電圧が低下せず安定した状態を保ち、負荷急変が起こる前と同様に出力電圧設定値が高いスイッチング電源12dから電力供給をするのを継続する。
【0087】
このように、出力電圧安定化手段10および最小デューティー設定手段15b手段を配していない出力電圧の安定化を継続することとなる。
【0088】
以上のように、最も容量の大きい出力の電圧安定化を図ることで、負荷急変が生じても、それ以前と変わることなく出力電圧設定値が高いスイッチング電源12dから電力供給を継続することができる。
【0089】
(実施例7)
以下、本発明の第7実施例について図12および図13を参照しながら説明する。なお、第1実施例から第6実施例と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0090】
図12に本発明の第7実施例の電源装置のブロック図を示す。
【0091】
図に示すように、スイッチング電源1eは商用電源2を整流および平滑する1次側整流器3および1次側平滑コンデンサ4と1次側のエネルギーを2次側へ伝達する高周波変圧器5と、さらに出力電圧を安定化するための出力電圧安定化手段10bと、出力電圧安定化手段10bにより検出した信号を基にデューティ比を決定するスイッチング制御手段7iと、オンオフ動作を行うスイッチング素子6と、また2次側を整流および平滑する2次側整流器8および2次側平滑コンデンサ9とにより直流化される。そして、スイッチング電源1eとスイッチング電源12eの出力に接続される負荷11とからなり、スイッチング電源12eの出力電圧とスイッチング電源1eの出力を並列接続することにより構成する。
【0092】
なお、スイッチング電源12eについては、基本的な構成はスイッチング電源1eと同様に説明されるため、詳細な説明は省略する。
【0093】
図に示すように、商用電源2を電力供給元とするスイッチング電源1eの出力電圧設定値は太陽電池13を電力供給元とするスイッチング電源12eの出力電圧設定値はよりも低く設定され、出力を互いに並列接続し、それぞれの出力電圧設定値の間で且つ所定の範囲であれば電圧低下を検出する電圧低下検出手段17を設け、その出力はスイッチング制御手段7iに入力した構成とする。
【0094】
次に電圧低下検出手段17およびスイッチング制御手段7iについて図12および図13を参照しながら説明する。
【0095】
図に示すように、電圧低下検出手段17は、出力電圧を検出する出力電圧検出回路17aと、出力電圧検出値7ハをスイッチング制御手段7iに伝達する伝達回路17dと、出力電圧と電圧低下検出値、例えばスイッチング電源1eの出力電圧設定値よりも高くスイッチング電源12eの出力電圧設定値よりは低い範囲で設定した基準電圧17bとを比較し、出力電圧が低ければ電圧低下を検出する信号が出力され、これをスイッチング手段7iに入力する電圧低下比較器17cにより構成し、スイッチング制御手段7iは、電圧低下を検出すると一定の電圧を出力するオフセット回路7イと、三角波を基準波形とする基準波形を生成する基準波形生成回路7ロと、その出力はオフセット回路7イの出力と接続するともに、出力電圧検出値7ハとを比較する比較器7ニに入力され、比較器7ニが出力する駆動信号7fは駆動回路7ホへ入力されるよう構成する。
【0096】
次に、比較器7ニにより出力される駆動信号7fの生成動作について説明する。電圧低下信号を検出すると、基準波形にオフセットが加わり、基準波形を変化させる。スイッチング電源1eの出力電圧設定値よりも出力電圧検出値7fの方が高ければ、オン期間が発生しないはずであるが、基準波形そのものが大きくなっているので、必ずオン期間が発生しスイッチングを開始することとなる。
【0097】
このように、スイッチング電源1eの出力電圧がスイッチング電源1eの出力電圧設定値よりも低く、スイッチング電源12e出力電圧が低くなると、スイッチング電源12eは入力電源が切断され出力電圧が低下している状態を検出したことを受け、停止中のスイッチング電源1eのスイッチングを開始し出力電圧が設定電圧なるよう動作することとなる。
【0098】
以上のように、出力電圧が必要電圧以下になるのを未然に防ぐために、負荷11に対して安定して電力供給できる。
【0099】
(実施例8)
以下、本発明の第8実施例について図14を参照しながら説明する。
【0100】
なお、第1実施例から第7実施例と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0101】
図14に本発明の第8実施例の電源装置のブロック図を示す。
【0102】
図に示すように、商用電源2の電圧を降圧チョッパ回路18により降圧し、太陽電池13から供給される電圧よりも低く設定して統合し、負荷11へ電力供給する構成にする。
【0103】
なお、スイッチング電源12fについては、基本的な構成はスイッチング電源12aと同様に説明されるため、詳細な説明は省略する。
【0104】
次に降圧チョッパ回路18の構成について説明する。降圧チョッパ回路18は、スイッチング制御回路と出力電圧を設定する出力電圧設定回路と電圧安定化を行う電圧安定化回路により構成し、出力電圧設定回路により太陽電池13の最適動作電圧付近で且つそれよりも低くなるように設定する。
【0105】
このように、スイッチング電源1fとスイッチング電源12aが並列運転している時は、太陽電池13を電力供給元とするスイッチング電源12aの入力電圧が高くなるので、負荷11への電力供給は太陽電池13から供給されることとなる。
【0106】
以上のように、入力を統合するのみで、太陽電池13から電力供給できるので、商用電源2からの電力供給を抑制することができ、また出力が複数の場合でも統合するのは入力のみで済むことになるので小型化や簡素化ができる。
【0107】
なお、本実施例においては、商用電源2から降圧チョッパ回路18を介して、スイッチング電源12aの入力に統合したが、太陽電14池の最適動作電圧が商用電源2よりも若干高い程度であれば、整流および平滑回路のみであってもよい。
【0108】
(実施例9)
以下、本発明の第9実施例について図15を参照しながら説明する。
【0109】
なお、第1実施例から第8実施例と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0110】
図15に本発明の第9実施例の電源装置のブロック図を示す。
図に示すように、2つのスイッチング電源1gおよびスイッチング電源12gを互いに個別のユニットで構成し、その出力を入力し負荷11へ接続する出力接続手段19とした構成する。
【0111】
なお、スイッチング電源1gおよびスイッチング電源12gの基本的な構成はスイッチング電源1aおよびスイッチング電源12aと同様に説明されるため、詳細な説明は省略する。
【0112】
次に接続手段19について図15を参照しながら説明する。互いのスイッチング電源1gの出力端子20、例えばコネクタと入力する入力端子21、例えばコネクタと、その間を接続する配線材、例えばケーブルと、互いの入力を並列接続する回路と、それを負荷11へ接続する出力端子20a、例えばコネクタと、その間を接続する配線材、例えばケーブルにより、スイッチング電源1gと負荷11との間を並列接続した構成とする。
【0113】
このように、接続手段19を設けることで、電源1gを接続手段19に接続しなければ、並列接続することにはならないので、単体でも使用できる。
【0114】
以上のように、入力を統合して接続する接続手段19を設けることで、片方のみのスイッチング電源1gを使用する場合は切り離して使用し、また並列運転で使用したい場合は互いに接続することで構成できるため、小型化あるいはコストダウンが図ることができるとともに、装置に応じて最適に構成できる。
【0115】
なお、本実施例においては、入力端子21、出力端子20および出力端子20aをコネクタとしたが、端子台など接続できるもであればよい。
【0116】
また、本実施例においては、出力接続手段19をスイッチング電源1gの外部に設けたが、内部に設けてもよい。
【0117】
さらに、本実施例においては、スイッチング電源1gの出力に接続手段19を設けたが、入力を統合する場合は、入力手段を設けることで同様の効果が得られる。
【0118】
なお、図示していないが出力接続手段と同様に、入力接続手段を各スイッチング電源の入力部に設けても良い。
【0119】
(実施例10)
以下、本発明の第10実施例について図16を参照しながら説明する。
【0120】
なお、電源装置の詳細な動作については実施例1と同様に説明できるため、詳細な説明は省略する。
【0121】
図に示すように、電源装置のスイッチング周波数20kHz以上、すなわちスイッチング周期22を50μ秒以下に設定する構成とする。
【0122】
このように、一般的に人間は、20kHz以上の周波数の音は聞くことができないため、この影響による音は発生しなくなる。
【0123】
以上のように、スイッチング周波数が非可聴領域であれば、人間には聞こえないため、低騒音化ができる。
【0124】
【発明の効果】
以上の実施例から明らかなように、本発明によれば、少なくとも2つ以上のスイッチング電源の出力を統合して負荷へ供給する電源装置であって、一方のスイッチング電源が動作し他方のスイッチング電源が停止しているときに前記一方のスイッチング電源の出力電圧が所定の検出電圧よりも低いことを検出すると、前記他方のスイッチング電源のスイッチングを開始させる電圧低下検出手段を備えた構成として、前記所定の検出電圧は、前記一方のスイッチング電源の出力電圧設定値と前記他方のスイッチング電源の出力電圧設定値の間にある値とすることで、一方のスイッチング電源の停止を早期に判定して他方のスイッチング電源のスイッチングを早めに開始することで、出力電圧が必要電圧以下になるのを未然に防ぐことができるという効果のある電源の運転方法およびその電源装置を提供できる。
【0125】
そして、少なくとも2つ以上の電力供給元を単一のスイッチング電源の入力直流部に接続する構成とすることで、少なくとも2つ以上の電力供給元を有し複数の出力を有する電源装置であっても、容易かつ確実に任意の一方の電力供給元から負荷へ電力供給することができるという効果のある電源の運転方法およびその電源装置を提供できる。
【0126】
また、少なくとも2つ以上のスイッチング電源の出力を接続するための出力接続手段または少なくとも2つ以上のスイッチング電源の入力を接続するための入力接続手段を設けることで、一方のみのスイッチング電源を使用する場合は切り離して使用し、また並列運転で使用したい場合は互いに接続することで構成できるため、小型化あるいはコストダウンが図ることができるとともに、装置に応じて最適に構成できるという効果のある電源の運転方法およびその電源装置を提供できる。
【0127】
さらに、少なくとも2つ以上のスイッチング電源を互いに個別のユニットで構成し、スイッチング電源の出力を接続するための出力接続手段または入力を接続するための入力接続手段を設けた構成とすることで、それぞれのスイッチング電源を独立して使用したい場合は切り離して使用することができ、また、並列運転で使用したい場合は互いに接続することで構成できるため、小型化あるいはコストダウンが図ることができるとともに、システム応じて最適に構成でき、また保守性にも優れるという効果のある電源の運転方法およびその電源装置を提供できる。
【0128】
そして、スイッチング周波数を非可聴領域とする構成とすることで、スイッチング周波数が非可聴領域であれば、人間には聞こえないため、低騒音の電源装置が可能であるという効果のある電源の運転方法およびその電源装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の電源装置を示すブロック図
【図2】 同スイッチング制御手段を示すブロック図
【図3】 同デューティー比を決定する動作を示す図
【図4】 本発明の実施例2の電源装置を示すブロック図
【図5】 本発明の実施例3の電源装置を示すブロック図
【図6】 同出力電圧安定化手段およびを最小デューティー設定手段を示す図
【図7】 同デューティー比を決定する動作を示す図
【図8】 本発明の実施例4の電源装置を示すブロック図
【図9】 本発明の実施例5の電源装置を示すブロック図
【図10】 同過電圧検出手段および最小デューティー設定手段を示すブロック図
【図11】 本発明の実施例6の電源装置を示すブロック図
【図12】 本発明の実施例7の電源装置を示すブロック図
【図13】 同電圧低下検出手段およびスイッチング手段を示すブロック図
【図14】 本発明の実施例8の電源装置を示すブロック図
【図15】 本発明の実施例9の電源装置を示すブロック図
【図16】 本発明の実施例10のスイッチング周波数を示すブロック図
【図17】 従来の直流電源装置を示すブロック図を示すブロック図
【符号の説明】
1 スイッチング電源
1a スイッチング電源
1b スイッチング電源
1c スイッチング電源
1d スイッチング電源
1e スイッチング電源
1f スイッチング電源
1g スイッチング電源
2 商用電源
10 出力電圧安定化手段
12 スイッチング電源
12a スイッチング電源
12b スイッチング電源
12c スイッチング電源
12d スイッチング電源
12e スイッチング電源
12f スイッチング電源
12g スイッチング電源
13 発電システム(太陽電池)
15 最小デューティ設定手段
15a 最小デューティ設定手段
15b 最小デューティ設定手段
15c 最小デューティ設定手段
16 過電圧検出手段
17 電圧低下検出手段
19 出力接続手段
30 電源装置
30a 電源装置
30b 電源装置
30c 電源装置
30d 電源装置
30e 電源装置
30f 電源装置
30g 電源装置
31 入力直流部

Claims (4)

  1. 少なくとも2つ以上のスイッチング電源の出力を統合して負荷へ供給する電源装置であって、一方のスイッチング電源が動作し他方のスイッチング電源が停止しているときに前記一方のスイッチング電源の出力電圧が所定の検出電圧よりも低いことを検出すると、前記他方のスイッチング電源のスイッチングを開始させる電圧低下検出手段を備え、前記所定の検出電圧は、前記一方のスイッチング電源の出力電圧設定値と前記他方のスイッチング電源の出力電圧設定値の間にある値としたことを特徴とする電源装置。
  2. 少なくとも2つ以上のスイッチング電源を、それぞれ個別のユニットで構成し、前記スイッチング電源の出力を接続するための出力接続手段を設けたことを特徴とする請求項記載の電源装置。
  3. 少なくとも2つ以上のスイッチング電源をそれぞれ個別のユニットで構成し、前記スイッチング電源の電力供給元または入力直流部を接続するための入力接続手段を設けたことを特徴とする請求項記載の電源装置。
  4. スイッチング周波数が非可聴領域であることを特徴とする請求項1、2または3記載の電源装置。
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