JP5429689B2 - 電源装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、AC/DCコンバータを主体とする主電源に加えて蓄電可能な補助電源を有する電源装置に関する。本発明は、動作停止の待機状態では低電力消費であるが、動作可能に起動するとき高電力消費となり起動を終えた動作状態では中電力消費になるなど、消費電力変動が大きい機器に用いることができ、例えば、これに限定する意図ではないが、プリンタ,複写機およびファクシミリ装置に用いることができる。
近年、環境問題が重要となってきており、環境問題の重要課題の一つである省エネルギーの為の手段の一つとして、電子機器を使用しない時には動作命令等の信号を待ち受ける機能を残して、多くの機能を停止状態にすることが一般的に行われている。この“多くの機能を停止した状態”は一般的には「省エネモード」あるいは「スリープモード」と呼ばれている。例えばプリンタの場合、「省エネモード」になると、定着装置や駆動モータ等への給電を停止し、プリント指令等の信号を待ち受ける電気回路および機能素子(省エネ負荷)のみに給電を行う。該待機回路部の消費電力すなわち省エネ負荷電力は、定着器,モータドライバおよびその他の、プリント機能要素の消費電力と比べて微小であるので、「省エネモード」にすることにより大幅な消費電力の低減が可能になる。この「省エネモード」の消費電力については、国際エネルギースター等の公的な規格により測定方法が明確化され公知であり、異なるメーカの異なる機器間の消費電力の比較が可能な状態である為、使用者が機器を選定する際の判断基準の一つとなっている。
また、たとえば、電子写真プロセスを利用した複写機、プリンタ,ファクシミリ及びこれらを組み合わせた複合機は、多機能化しており、これに伴って構造も複雑化して最大消費電力が増大する傾向となっている。また、定着装置の立ち上がりまでの待ち時間およびプリントやコピー動作中における定着温度低下による動作の一時中断など,画像形成装置自体の要因や操作者の待ち時間を少なくするため、定着ヒータへの供給電力を増大する傾向となっている。これに対して通常の電源ライン(商用交流)から供給可能な電力には制限が有るので、補助電源が用いられ、主電源の供給電力が予め決められた所定値より少ないときには補助電源を充電し、主電源の供給電力が予め決められた所定値より多いときには補助電源に蓄積した電力を給電することで、比較的短時間の間に急峻に変化する電力を平準化している。
直流負荷に給電するための主電源は、スイッチング電源を用いるAC/DCコンバータが主体であり、スイッチング電源は一般的にAC/DC変換効率が定格負荷状態で最大になる様に作られているため、待機状態の様な軽負荷の場合は変換効率が低下する。ある代表的なスイッチング電源の場合、AC/DCの変換効率は、定格負荷状態で変換効率が80%であったが、待機状態の軽負荷では変換効率は20%であった。省エネルギー達成の為には、軽負荷時のAC/DC変換効率の改善が重要な技術課題となっている。
特許文献1は、テレビ等の家庭用電化製品のリモコンからの操作信号を受信する赤外線受光回路の待機時電力を低減するために、AC/DCコンバータに加えて電荷蓄積手段を備えて、その電圧が低下するとAC/DCコンバータを駆動して充電する電源装置を、記載している。特許文献2は、主電源の電源出力が大きい高効率出力時に補助電源を充電し、主電源の電源出力が小さく低効率出力となる低負荷(省エネモード)時には、主電源をオフして補助電源から負荷に給電する電源装置を記載している。特許文献3は、直流主電源であるAC/DCコンバータで蓄電手段を充電して、メモリバックアップや着信検出などの微小電力は蓄電手段から給電し、蓄電電力が少なくなると、蓄電手段を放電から充電に切替える切替器を備える画像形成装置を記載している。特許文献4は、スイッチング電源であるAC/DCコンバータ(直流電源装置)と、該電源とは別回路で充電される補助電源から、省エネ負荷に電力を切り替え供給する電源装置を記載している。特許文献5は、定着ヒータの電力消費が大きく、他の直流負荷に電力を供給するAC/DCコンバータの電力消費も大きく、あわせて商用交流電力限界を超える場合には、AC/DCコンバータをオフにして商用交流負荷を低減し、直流負荷には補助電源から給電する電源装置を記載している。
しかしながら、特許文献1〜4の電源装置の補助電源は、電力消費が少ない省エネ負荷のみに給電するもので、元電源である商用交流の限度以上に負荷電力を高くすることはできない。特許文献5の電源装置は、商用交流の限度以上に負荷電力を高くできるが、待機状態などの低負荷時の出力効率が低い。
本発明は、AC/DCコンバータを備える電源装置を、高出力可とし、しかも、電力出力効率を高くすることを目的とする。
(1)交流を直流出力に変換するAC/DCコンバータ(62);
蓄電可能な補助電源(67):
前記AC/DCコンバータ(62)の直流負荷(81,82)への直流出力の高,低を検出する負荷検出手段(63,65);および、
前記交流の電力限界を超える負荷(17,81,82)になるときには前記AC/DCコンバータ(62)の直流出力を遮断して代わりに前記補助電源(67)から前記直流負荷(81,82)に給電し(図5のS4;図18の定着リロードI,動作中IIa)、前記電力限界以内では、前記負荷検出手段(63,65)が直流負荷の「高」を検出している間は前記直流負荷(81,82)に前記AC/DCコンバータ(62)から給電するが(S15:動作中IIb,スタンバイIII)、「低」を検出している間は前記補助電源(67)から給電し前記AC/DCコンバータ(62)は遮断する(S20〜S22)、給電制御手段(51);を備える電源装置。
なお、理解を容易にするために括弧内には、図面に示し後述する実施例の対応要素の符号又は対応事項を、例示として参考までに付記した。以下も同様である。
交流の電力限界を負荷の総体(17,81,82)が超えるときには(定着リロードI,動作中IIa)、給電制御手段(51)がAC/DCコンバータ(62)の直流出力を遮断して代わりに前記補助電源(67)から前記直流負荷(81,82)に給電するので、交流に対する負荷は、交流の電力限界内となる。交流の電力限界よりも補助電源(67)の給電能力分高い高出力が可能である。
前記電力限界以内では、負荷検出手段(63,65)が直流負荷の「高」を検出している間は、直流負荷(81,82)にAC/DCコンバータ(62)から給電する(動作中IIb,スタンバイIII)。高負荷出力ではAC/DCコンバータ(62)の出力効率が高いので、電源装置の電力損失が小さい。
また、負荷検出手段(63,65)が直流負荷の「低」を検出している間は、補助電源(67)から給電しAC/DCコンバータ(62)は遮断するので(省エネIV)、電源装置の電力損失が小さい。これは、AC/DCコンバータ(62)による電力損失はなく、補助電源(67)の充,放電による電力損失は、AC/DCコンバータ(62)の低出力時の電力損失よりも僅少であるからである。
本発明の第1実施例の電源装置を装備したプリンタ1の機構概要を示すブロック図である。 図1に示すプリンタ1の、電気系統の概要を示すブロック図である。 図2に示す電源回路60の構成の概要を示すブロック図である。 図2に示す電源制御50の構成の概要を示すブロック図である。 図4に示すCPU51が実行する給電制御の概要の一部を示すフローチャートである。 図4に示すCPU51が実行する給電制御の概要の残部を示すフローチャートである。 本発明の第2実施例の電源回路60aの構成の概要を示すブロック図である。 第2実施例の電源回路60aに対して給電制御を行う第2実施例のCPUが実行する給電制御の概要の一部を示すフローチャートである。 本発明の第3実施例の電源回路60bの構成の概要を示すブロック図である。 第3実施例の電源回路60bに対して給電制御を行う第3実施例のCPUが実行する給電制御の概要の一部を示すフローチャートである。 図3に示す電源回路60に対して給電制御を行う第4実施例のCPUが実行する給電制御の概要の一部を示すフローチャートである。 図7に示す電源回路60aに対して給電制御を行う第5実施例のCPUが実行する給電制御の概要の一部を示すフローチャートである。 第6実施例のプリンタ1の、電気系統の概要を示すブロック図である。 図13に示す電源回路60cの構成の概要を示すブロック図である。 第6実施例のCPUが実行する給電制御の概要の一部を示すフローチャートである。 第7実施例の電源回路60dの構成の概要を示すブロック図である。 第7実施例のCPUが実行する給電制御の概要の一部を示すフローチャートである。 図3に示すAC/DCコンバータ62の、出力電力対応の出力効率の概要を示すグラフである。 図3に示す交流負荷(定着ヒータ駆動83および定着ヒータ17)と直流負荷(5V系81,24V系82および補助電源67)に対する給電電力の推移を示すタイムチャートである。
(2)前記給電制御手段(51)は、前記負荷検出手段(63,65)が直流出力の「高」を検出しているが前記交流から交流負荷への給電電力が低下したとき、前記補助電源(67)の残電力が低いと該補助電源(67)を充電する(図6のS23〜S27)、上記(1)に記載の電源装置。交流から交流負荷への給電電力が低下しているので、交流の電力限界内で、補助電源(67)を充電できる。
(3)交流を直流出力に変換するAC/DCコンバータ(62);
蓄電可能な補助電源(67);
前記AC/DCコンバータ(62)の直流負荷(81,82)への直流出力を高とする「動作モード」と特定の小さい直流負荷(81)のみに給電する「省エネモード」を指定する給電モード指定手段(50);および、
該給電モード指定手段(50)が「動作モード」を指定し前記交流の電力限界を超える負荷(17,81,82)になる立ち上げのときには前記AC/DCコンバータ(62)の直流出力を遮断して代わりに前記補助電源(67)から前記直流負荷(81,82)に給電し(図5のS4;図18の定着リロードI,動作中IIa)、該「動作モード」前記電力限界以内の負荷である通常時では、間は前記直流負荷(81,82)に前記AC/DCコンバータ(62)から給電するが(S15:動作中IIb,スタンバイIII)、前記給電モード指定手段(50)が「省エネモード」を指定している間は前記直流負荷に前記補助電源(67)から給電し前記AC/DCコンバータ(62)は遮断する(図8のS20a〜S22:省エネIV)、給電制御手段(51);を備える電源装置。
これによっても、交流の電力限界を負荷の総体(17,81,82)が超えるときには(定着リロードI,動作中IIa)、給電制御手段(51)がAC/DCコンバータ(62)の直流出力を遮断して代わりに前記補助電源(67)から前記直流負荷(81,82)に給電するので、交流に対する負荷は、交流の電力限界内となる。交流の電力限界よりも補助電源(67)の給電能力分高い高出力が可能である。
「動作モード」の間は、直流負荷(81,82)にAC/DCコンバータ(62)から給電する(動作中IIb,スタンバイIII)。高負荷出力ではAC/DCコンバータ(62)の出力効率が高いので、電源装置の電力損失が小さい。
また、「省エネモード」の間は、補助電源(67)から給電しAC/DCコンバータ(62)は遮断するので(省エネIV)、電源装置の電力損失が小さい。これは、AC/DCコンバータ(62)による電力損失はなく、補助電源(67)の充,放電による電力損失は、AC/DCコンバータ(62)の低出力時の電力損失よりも僅少であるからである。
(4)前記給電制御手段(51)は、前記「動作モード」ではあるが前記交流から交流負荷への給電電力が低下したとき、前記補助電源(67)の残電力が低いと該補助電源(67)を充電する(図5のS14−図8のS16〜S19)、上記(3)に記載の電源装置。交流から交流負荷への給電電力が低下しているので、交流の電力限界内で、補助電源(67)を充電できる。
(5)前記補助電源(67)は前記AC/DCコンバータ(62)から充電する(図5のS15〜図6,図8のS19,S25〜S27);上記(1)乃至(4)のいずれか1つに記載の電源装置。
この態様において、上記(1)又は(4)の充電を行うとき、すなわちAC/DCコンバータ(62)から補助電源(67)を充電するとき、AC/DCコンバータ(62)から直流負荷への電力が低くても、充電電力を補助電源(67)に出力するので、AC/DCコンバータ(62)の直流出力が高く、出力効率が高い。すなわち電源装置の電力損失は低い。
(6)前記給電制御手段(51)は、前記交流の電力限界内で前記直流負荷に前記補助電源(67)から給電し前記AC/DCコンバータ(62)は遮断しているとき(省エネIV)、該補助電源(67)の残電力が低下すると前記AC/DCコンバータ(62)から前記直流負荷(81)に給電するとともに該補助電源(67)を前記AC/DCコンバータ(62)で充電する(図5のS15〜図6,図8のS14〜S19);上記(5)に記載の電源装置。
この場合、AC/DCコンバータ(62)から直流負荷(81)への給電電力は少ないが、AC/DCコンバータ(62)から補助電源(67)への充電電力が大きいので、AC/DCコンバータ(62)の出力効率は高い。すなわち、AC/DCコンバータ(62)が、低出力効率となる低負荷給電を行う事は実質的にないので、電源装置の電力損失が小さい。
(7)前記補助電源(67)は前記交流から充電する(図9);上記(1)乃至(4)のいずれか1つに記載の電源装置。
(8)前記給電制御手段(51)は、前記交流の電力限界内で前記直流負荷に前記補助電源(67)から給電し前記AC/DCコンバータ(62)は遮断しているとき(省エネIV)、該補助電源(67)の残電力が低下すると前記AC/DCコンバータ(62)を低周波数駆動して前記直流負荷(81)に給電するとともに該補助電源(67)を前記交流で充電する(図10のS21〜S27);上記(7)に記載の電源装置。
この場合、AC/DCコンバータ(62)から直流負荷(81)への給電電力は少ないが、AC/DCコンバータ(62)を低周波数駆動するので、AC/DCコンバータ(62)の出力効率は高く、電源装置の電力損失が小さい。
(9)前記補助電源(67)は、私設電源(73)から充電する(図13,図14,図16);上記(1)又は(4)に記載の電源装置。私設電源(73)の電力を有効に利用できる。低負荷時のAC入力を削減(場合によっては全廃)することができる。そうすることで、交流の消費電力を低減することができる。
(10)前記給電制御手段(51)は、前記交流の電力限界内で前記直流負荷に前記補助電源(67)から給電しているときに、該補助電源(67)の残電力が低下すると、該補助電源から該直流負荷への給電を継続して該補助電源を前記AC/DCコンバータ(62)で充電する(図11,図12のS24a,S24b,S24c,S25,S27);上記(1)乃至(5)のいずれか1つに記載の電源装置。
この場合、AC/DCコンバータ(62)から直流負荷(81)および補助電源(67)に給電するので、直流負荷(81)電力は少ないが、充電電力が大きいので、AC/DCコンバータ(62)の出力効率は高い。すなわち、AC/DCコンバータ(62)が、低出力効率となる低負荷給電を行う事は実質的にないので、電源装置の電力損失が小さい。
(11)前記給電制御手段(51)は、前記交流の電力限界内で前記直流負荷に前記補助電源(67)から給電しているとき、該補助電源(67)の残電力値により補助電源から給電ができなくなるまでの残時間(Tr)を導出して(S24b)、該残時間(Tr)がなくなる前に、前記補助電源(67)を前記AC/DCコンバータ(62)で充電開始する(S24c,S25);上記(10)に記載の電源装置。補助電源の残電力が低下して直流負荷への給電が困難になる前に、補助電源の残電力低下を予測して補助電源に対するAC/DCコンバータからの充電を開始するため、AC/DCコンバータの低効率稼動(AC入力)を停止させることができる。そうすることで、消費電力を低減することができる。
(12)前記残時間(Tr)は、前記補助電源(67)の残電力値に対応付けて残時間(Tr)を格納したメモリより、前記給電中の残電力値に対応する残時間(Tr)を読み出して得る(S24b);上記(11)に記載の電源装置。補助電源の残電力低下予測を、補助電源の電圧値を活用しそしてメモリアクセスにより簡易に導出するので、特別な演算機能等を用いる事無しに、予測が可能である。
(13)前記AC/DCコンバータ(62)から前記補助電源(67)への充電は、該補助電源(67)の充電量が所定値以上になると停止する(S28,S29);上記(10)乃至(12)のいずれか1つに記載の電源装置。補助電源の充電量が所定値以上になったらAC/DCコンバータからの充電を止めるので、AC/DCコンバータの給電停止時間を延ばす事ができる。そうすることで、消費電力を節減できる。また、過充電を避けることにより電池寿命を延ばす事ができる。
(14)前記補助電源(67)を前記AC/DCコンバータ(62)で充電する時は、該AC/DCコンバータとして最も変換効率が高い条件で充電を行う;上記(5),(6),(10)乃至(13)のいずれか1つに記載の電源装置。高いAC/DC変換効率にてAC/DCコンバータを使用するので、消費電力を節減できる。
(15)前記補助電源(67)は、私設電源(73)の電力が使用可能であると該私設電源(73)から、使用不可であると前記AC/DCコンバータ(62)で充電する(図13,図14;図15,図17のS24d,S24e);上記(11)乃至(14)のいずれか1つに記載の電源装置。低負荷時に、私設電源(73)の電力が使用可能であるときに私設電源から補助電源への充電を行うことにより、低負荷時のAC入力を削減(場合によっては全廃)することができる。そうすることで、消費電力を低減することができる。
(16)感光体(5)に静電潜像を形成し該静電潜像をトナー像に現像して該トナー像を直接に又は中間転写体(3)を介して間接に用紙に転写する作像手段(2〜11);
定着ヒータを含み、前記用紙上のトナー像を該用紙に固着する定着装置(17);
交流からの入力交流を制御して前記定着ヒータに通電するヒータドライバ(83);および、
上記(1)乃至(15)のいずれか1つに記載の電源装置(50,60);
を備える画像形成装置(図1,図2)。上記(1)乃至(15)に記載の作用効果が得られる。
−実施例1−
図1に、本発明の第1実施例であるレーザプリンタ1の作像機構の概要を示す。このプリンタ1は、ユーザが、プリンタ1に直接に接続されたパソコンPCから、又は、プリンタ1が接続されたローカルエリアネットワーク(LAN)に接続されたパソコンPCからの、印刷指示に応答して印刷を行う。
プリンタ1の作像機構は、公知のカラー電子写真形成プロセス要素を備えており、K(ブラック),C(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)の各色印刷用の作像カートリッジ4k〜4yを備えている。各カートリッジは、ドラム状の感光体5の周囲に、帯電ローラ6,トナー現像器7およびクリーナ9を配設したものであり、これらの作像カートリッジ4k〜4yが、転写ベルト3の移動方向y(副走査方向)に沿って所定ピッチでタンデムに配設されている。作像カートリッジ4k〜4yの上方にはレーザ走査器10があり、各色画像露光用の、画像データで変調された各レーザ光を、帯電ローラ6で荷電された各感光体ドラム5に投射しかつ転写ベルト3の移動方向yに直交する主走査方向xに繰り返し走査する。これにより感光体ドラム5に静電潜像が形成される。静電潜像は現像器7でトナー像に顕像化される。各感光体ドラム5の各色トナー像は、転写ベルト3上に、同一カラー画像を表すように、転写ローラ8で順次に重ね転写される。重なったトナー像は、2次転写ローラ11の位置で、レジストローラ15から送り出される用紙に転写される。トナー像が転写された用紙は、送り出し通路16を通して定着器17に送られ、定着器17で加熱および加圧され、これによりトナー像が用紙に固着する。定着器17を通過した用紙は、排紙路18を通って排紙ローラ19で排紙口の外の、排紙トレイ20上に送り出される。
両面印刷が指定されていた場合には、定着器17を通過した用紙を、排紙路18を通して排紙ローラ19で排紙口の外の排紙トレイ20上に送り出すとき、送出紙尾端が排紙ローラ19から外れる前に排紙ローラ19の正転(排紙回転)を停止して、用紙尾端部を排紙ローラ19で挟持したまま排紙ローラ19を逆転(反転)駆動して用紙尾端から、両面搬送パス(排紙路18,戻し反転通路22,送りローラ23および反転紙送給路25)に送り込み、反転紙送給路25からレジストローラ15に送り出してレジストローラ15に突き当ててから一旦停止する。そして、転写ベルト3上に転写されたトナー像の始端(画像先端)が2次転写ローラ11に到達するとき用紙の先端が2次転写ローラ11に到達するように転写ベルト3の移動にあわせてレジストローラ15の送給駆動を開始する。そして反転した面にトナー像を転写した用紙は、送り出し通路16を通して定着器17に送られ、定着器17で加熱および加圧され、これによりトナー像が用紙に固着する。定着器17を通過した用紙は、排紙路18を通って排紙ローラ19で排紙口の外の、排紙トレイ20上に送り出される。
用紙は、給紙トレイ12から給紙ローラ13で給紙通路14に送り出されてレジストローラ15に突き当ててから一旦停止し、そして転写ベルト3上のトナー像の移動に合せてレジストローラ15により転写ローラ11に送り出される。
図2に、図1に示すプリンタ1の画像処理システムの概要を示す。通信インターフェース31を介して、直結パソコンPC、あるいは、LAN,イーサネット(登録商標)その他のネットワークに接続したパソコンPCから、プリンタコントローラ33に印刷コマンドが与えられる。印刷コマンドは、用紙サイズ,片面/両面印刷およびその他の印刷条件ならびに書画情報を含む。プリンタコントローラは、システムコントローラと表現されることもある。
受信した印刷コマンドの書画情報は、イメージデータに展開して画像処理34に出力する。画像処理34は、プロセスコントローラ38の作像プロセス制御に従って、イメージデータを、図1に示す作像機構による印刷に適合する各色画像データに変換して、画像処理34内の画像メモリに展開し、設定変倍比で変倍し所要サイズ分を切出して書込みI/F35に出力する。書込みI/F35は各色画像データに従って、レーザ走査器10の各色記録用のレーザダイオードを点灯(ON/OFF)駆動あるいは変調駆動する。
図1のプリンタ1の機構にある各種センサおよびアクチュエータ(電気モータ,ソレノイド)は、「機構ドライバ&センサ」のブロック39にあり、入出力インターフェース37に接続されており、プロセスコントローラ38は、入出力インターフェース37を介して、各種センサの検出信号を読み込み、また、入出力インターフェース37を介して作像ユニット36のアクチュエータを駆動する。また、入出力インターフェース37を介して画像処理34および書込みI/F35の動作タイミングおよび信号入出力タイミングを制御する。
プロセスコントローラ38には、入出力インターフェース37を介して電源制御50が接続されており、この電源制御50が、電源回路60の電力出力を制御する。
図3に、図2に示す電源回路60の概要を示す。商用交流であるACライン41から主電源SW42を介して供給されるAC電源を主電源61に含まれるAC/DCコンバータ62によりDC電圧に変換し、切替回路64,66を介して+5V系および+24V系の各負荷に印加する。AC/DCコンバータ62の充電出力端子の充電電圧は、補助電源67のキャパシタ充電器68に印加され、キャパシタ69の充電に使用される。
補助電源としてのキャパシタ69は、電気二重層コンデンサ等の大容量のキャパシタで構成した。電気二重層コンデンサ以外にもいろいろと選択可能だが、本実施例では、短時間での充放電が可能で、長寿命である電気二重層コンデンサを用いている。電気二重層コンデンサの特徴として放電するに従い端子電圧が低くなってしまうため、キャパシタコンバータ70をキャパシタ69の後に配置して出力電圧が一定になるようにしている。キャパシタコンバータ70は、キャパシタ69の充電電圧及び使用下限電圧仕様に応じ、昇圧コンバータ,降圧コンバータ,昇降圧コンバータのいずれかを使用する。また、電圧検出回路71は、キャパシタ電圧を監視するものである。
切換回路64は、ACライン41から供給されるAC電源を元にAC/DCコンバータ62により作られた+5V電源と、キャパシタ69に蓄積されたエネルギーからキャパシタコンバータ70を通して作られた+5V電源とを、電源制御50による制御に従って切り換えて+5V系負荷81に供給する。また、切換回路66は、ACライン41から供給されるAC電源を元にAC/DCコンバータ62により作られた+24V電源と、キャパシタ69に蓄積されたエネルギーからキャパシタコンバータ70を通して作られた+24V電源とを、電源制御50による制御に従って切り換えて+24V系負荷82に供給する。
また、主電源61は、+5V電源出力の出力電流(直流出力1)を検出する第1負過電流検出回路63および+24V電源出力の出力電流(直流出力2)を検出する第2負過電流検出回路65、を有しており、+5V電源および+24V電源の負過電流を検知することが可能である。
電源制御50は、「動作モード」から「省エネモード」への移行およびその逆の移行の制御およびキャパシタ69の充放電制御も行っており、商用電源オフからオンへ、ならびに、「省エネモード」から「動作モード」への切換り直後の装置の立ち上げ時、及び立ち上げ後所定の時間までの期間は、キャパシタ69に蓄積されたエネルギーからキャパシタコンバータ70により作られた+5V電源,+24V電源を、+5V系,+24V系の各負荷81,82に供給するように、切換回路64,66を切り換える。このときACライン41からの供給電力に対して生じる余裕分は、ヒータドライバ83を制御し、定着器17の定着ヒータへの供給電力量を増大する。
図4は、電源制御50の構成を表すブロック図である。電源制御50は、ROM52に格納されたプログラムや不揮発性RAM54に格納されたプログラムやデータに従って、電源回路60の制御を行うCPU51と、CPU51を動作させるためのプログラムを格納するROM52と、CPU51のワークメモリとして使用されるRAM53と、各負荷の動作状態における消費電力データを格納した消費電力テーブルや「動作モード」における印刷処理に要する時間データを格納した印刷処理時間テーブルなどを記憶する不揮発性RAM54と、を備える。CPU51は、入出力インターフェース(I/F)37を介したプロセスコントローラ38からの制御指示に応答して電源回路60を制御する。
図18は、主電源スイッチ42(図3)のオンにより、プリンタ1が印刷動作可に立ち上がるときの消費電力の遷移を示す。横軸に時間を、縦軸にプリンタ1の総消費電力を示す。一点鎖線は、ACライン41からの供給が可能な電力すなわち商用交流の電力限界である。主電源SW42オン直後の定着リロード期間Iでは、プリンタ1に要求される立ち上げ時間を満足させるため、通常時より多大な電力を定着器17(の定着ヒータ)に供給し、定着器17をプリントが可能な温度にできるだけ早く立ち上げる。このとき、+5V系,+24V系の各負荷81,82には、補助電源67より電力を供給し、ACライン41の供給可能な電力に対しての余裕分も定着器17に供給可能とすることにより、立ち上げ時間を短縮する。また、定着リロード後、プリント動作開始から所定時間経過までの期間IIaにおいても前記起動時同様にDC負荷へは補助電源67により電力を供給する。定着器17が、定着可能な温度に一度達すれば、温度維持のためには、定着ヒータ供給電力が起動時より小さくてもよいので、所定時間が経過すると(期間IIb)、AC/DCコンバータ62からDC負荷81,82に電力を供給し、補助電源67からの給電は停止する。このとき定着器17への供給電力が通常時より大きく設定されていれば、通常時の供給電力に戻す。
動作中IIaおよびIIbが、プリンタ1が印刷している期間である。印刷が終わるとスタンバイIIIとなる。スタンバイIIIは、印刷指示があると、定着リロードIを経過することなく又は短時間の定着リロードIの後に、動作中IIaに移行できる温度に定着器17の定着温度を維持する少量の電力を定着ヒータに給電する、印刷指示待ちである。このスタンバイIIIが設定時間継続すると、すなわち、設定時間の間印刷指示がないと、電源制御50は、図3に示す電源回路(83,60)を、ヒータドライバ83をオフし、+5V系負荷の中の省エネ負荷のみに給電する省エネIVに設定する。この省エネIVを設定しているときに、該省エネ負荷が「動作モード」へ復帰すべき入力を検出又は状態変化をするとこれに応答して電源制御50(のCPU51)が、電源回路(83,60)を「動作モード」に設定する。なお、「省エネモード」においても電源制御50(のCPU51)には、図示を省略した省エネ負荷給電ラインから給電されている。
図19に、AC/DCコンバータ62における負荷と効率の関係例を示す。対象となる負荷によってAC/DC変換効率に差が有り、仮に、待機状態(「省エネモード」)の負荷(図18上のDC負荷使用電力5)にAC/DCコンバータ62が給電すると、その出力効率が25%であるの対して、定格負荷状態(「動作モード」)の負荷(図18上のDC負荷使用電力2,3)では出力効率が85%となる。補助電源67の充電と放電を含む充放電効率を80%とすると、
1)待機状態でAC/DC変換を実施する場合の効率=25%
2)定格負荷状態で蓄電し待機状態で放電する場合の効率=85%×80%=68%
となり、定格負荷状態(「動作モード」)ではAC/DCコンバータ62から直流負荷に給電し、待機状態(「省エネモード」)では補助電源67から省エネ負荷に給電する方が、電源回路60の効率が良くなり、すなわち電力損失が少なくなるので、エネルギー消費量を削減することができる。
図5および図6に、主電源スイッチ42のオフからオンへの切換り、および、「省エネモード」から「動作モード」への復帰により、プリンタ1の各部に印刷を行うに所要の動作電圧が印加された直後に、電源制御50(のCPU51;以下も同様)が開始する「給電制御」PSCの概要を示す。
まず図5を参照する。複写機MF1各部に印刷を行うに所要の動作電圧を印加した「動作モード」になると電源制御50は、電圧検出回路71をキャパシタ69の電圧検出端に接続するスイッチをオンにして、電圧検出回路71の電圧検出信号のレベルをA/D変換して読み込み、充電開始閾値Vcw以上であるか判定する(S1,S2)。そして該スイッチはオフにする。すなわち、キャパシタ電圧の把握が必要ない期間は、電圧検出回路71をキャパシタ69の電圧検出端から遮断してキャパシタ69の、電圧検出回路71による放電を防ぐ。
A/D変換して読み込んだキャパシタ電圧が充電開始閾値Vcw以上であると、電源制御50は、複写機各部の状態を把握する(S3)。ここで、主電源スイッチ42が投入された直後、あるいは、「省エネモード」から「動作モード」への復帰時であり、定着リロード動作すなわち定着温度立ち上げを実行する必要があると判断した場合には、キャパシタコンバータ70をドライブし、かつ切換回路64,66により、定着に至るまでの作像プロセスを実行するための+5V系負荷81および+24V系負荷47cへの電源供給を、補助電源67からの給電に指定するために、電源制御50の内部のメモリの1領域に定めたレジスタFRpに、補助電源67からの給電を指示する指示情報「1」を書き込む(S4)。この指示情報「1」に応じて、タイマ割込みが、補助電源67のドライブすなわち補助電源67からの給電(電圧出力)を開始して、切換回路64,66を、補助電源67から負荷81,47bへの給電に切り換える。すなわち、負荷81,82を、主電源61の接続から、補助電源67への接続に切り換え、AC/DCコンバータ62の出力を停止する。
電源制御50は更に、定着器17の定着ヒータへの供給可能電力の増大を行い(S5)、定着リロード動作を開始する(S6)。
しかし、A/D変換して読み込んだキャパシタ電圧が充電開始閾値Vcw未満であったときには、上述の、補助電源67からの給電には切換えず、定着器17への供給可能電力の増大も行わないで、定着リロード動作を開始する(S2,S6)。
定着リロードの完了を確認し(S7)、定着リロードが完了すると、レジスタFRpのデータを参照して(S8)、それが「1」(補助電源67からの給電中)であると、補助電源からの給電を継続した状態でのプリント制御(S8〜S14)に進んで、操作者によるプリント指示があるかないかの判断をする(S9)。
プリント指示があり、定着供給電力を定着リロード中の電力に切り換える必要がある場合には、定着供給電力をプリント開始時に要求される電力に切り換え(S10)、補助電源67による負荷81,82への電力供給のまま、プリント動作を開始する(S11)。プリント(作像)動作開始後、タイマを起動し(S12)、所定の時間が経過したことを確認したら(S13)、すなわちタイマがタイムオーバすると、定着供給電力を通常プリント時の供給電力に切り換え(S14)、AC/DCコンバータ62の出力を開始し、続けて切換回路64,66により負荷81,47bへの給電を主電源61のAC/DCコンバータ62でつくられた+5V,+24電源に切り換え、キャパシタコンバータ43は動作(出力)を停止して、レジスタFRpの補助電源から負荷への給電中を表わす情報「1」をクリアする(S15)。すなわちレジスタFRpのデータを、補助電源から負荷への給電の停止を指示する指示情報「0」とする。なお、定着リロード後、続けてプリント指示がない場合は、定着リロード(定着温度立ち上げ)を完了したタイミングで、定着供給電力を待機時(印刷スタート指示待ち)の定着温度維持電力に切り換え(S14)、補助電源67の駆動(電圧出力)を停止して、レジスタFRpをクリアする(S15)。すなわちレジスタFRpのデータを、補助電源67からの給電の停止を指示する「0」に更新する。この指示情報「0」に応じて、タイマ割込みが、切換回路64,66を、主電源61から負荷81,82への給電に切り換え、補助電源67からの給電(電圧出力)を停止する。すなわち、負荷81,82を、補助電源67の接続から、主電源61への接続に切り換える。
次に図6を参照すると、その後は、プリント指示があるとプリント動作を行う(S16,S17)。また、前記定着リロード完了直後にレジスタFRpのデータが「0」(補助電源67からの給電停止)であったときにも、同様に補助電源からの給電を停止した状態でのプリント制御(S16,S17)に進む(S8,S16)。
この、補助電源からの給電を停止した状態での印刷制御(S16,S17)では、印刷動作中に定着温度の低下が激しいときにはステップS4〜S6と同様に、補助電源67からの給電を開始して定着温度の急速な立ち上げを行い、定着温度が上昇するとステップS14,S15と同様に補助電源67からの給電を停止する。
また、プリント動作がなく、プリント指示待ち(スタンバイIII)のときには、キャパシタ43aの電圧を読み込んで充電要か検索して(S18)、充電要であるとキャパシタ69に充電する(S19)。プリント動作がなく、プリント指示待ち(待機モードの中のスタンバイIII)が設定時間継続すると、このときキャパシタ69が充電不要であると、タイマ割込みを禁止して(S21)、「省エネモード」に移行する(S20以下)。スタンバイIIIが設定時間継続したときキャパシタ69が充電中であると、充電が完了してから(S18,S19)、タイマ割込みを禁止して「省エネモード」(S20以下)に移行する。
「省エネモード」に移行することにより、第2負荷電流検出回路65の検出電流はゼロ程度に低下し、第1負荷電流検出回路65の検出電流は大幅に低下する。このような低下に応答して電源制御50は、ヒータドライバ42をオフし、かつ補助電源67から、+5V系負荷81の中の省エネ負荷への給電を設定して、AC/DCコンバータ62をオフ(出力停止)にする(S20〜S22)。この「省エネモード」では、電源制御50は、キャパシタ69の電圧(充電電圧:残電力相当)を監視する。しかも、第1負荷電流検出回路65および第2負荷電流検出回路65が電流発生(「動作モード」への移行によるAC/DCコンバータ62の出力発生)を検出したかを監視し(S23)、検出すると、図5に示したステップS1に進んで、上述の「給電制御」PSCを開始する。
「省エネモード」中にキャパシタ69の電圧が設定値以下に低下すると、すなわち残電力が低くなると(S24)、電源制御50は、AC/DCコンバータ62をオンにして、該コンバータ62から省エネ負荷への給電を行うとともに、補助電源67の出力は停止し、しかもキャパシタ充電器68をオンにして、AC/DCコンバータ62からキャパシタ69に充電する(S23〜S27)。充電が完了すると、補助電源67の充電を停止し、補助電源67から省エネ負荷への給電を再開し、AC/DCコンバータ62をオフにする(S28,S29,S21,S22)。
この、「省エネモード」でのAC/DCコンバータ(62)から省エネ負荷への給電中は、省エネ負荷への電力は低いが、同時にAC/DCコンバータ(62)から補助電源(67)に充電電力を供給するので、AC/DCコンバータ62の直流出力が高く、出力効率が高い。すなわち電源装置の電力損失は低い。
−実施例2−
上記第1実施例では、AC/DCコンバータ62の直流負荷81,82への直流出力の高,低を検出する負荷検出手段として、第1および第2負過電流検出回路63,65を備えている。しかし、上記第1実施例のように、「動作モード」と「省エネモード」のいずれかを設定する場合は、この設定に対応する負荷の変化を待つことなく、「動作モード」/「省エネモード」間切り替えに対応して、電源回路(83,60)の給電を制御できる。第2実施例は、「動作モード」/「省エネモード」間切り替えに対応して、電源回路(83,60)の給電を制御するものである。
図7に、第2実施例の電源回路60aの概要を示す。電源回路60aは、第1実施例の電源回路61から、第1および第2負過電流検出回路63,65を削除したものである。第2実施例の電源制御50(のCPU51)の給電制御の前半部は、図5に示す第1実施例のものと同一である。給電制御の後半部は、第1実施例のものと少し異なっている。
図8に、第2実施例の給電制御の後半部を示す。これは、図6に示す第1実施例の給電制御の後半部の、ステップS20およびS23の、直流負荷の低,高参照を、「省エネモード」,「動作モード」への移行を参照するものに変更したものである。これにより第2実施例は、「省エネモード」の間は補助電源67から負荷81,82に給電しAC/DCコンバータ62はオフにする。「動作モード」の間はAC/DCコンバータ62から負荷81,82に給電し補助電源67はオフにする。第2実施例のその他の構成および機能は、第1実施例と同様である。
−実施例3−
第1および第2実施例の電源回路60,60aはいずれも、補助電源67は、AC/DCコンバータ62の直流出力によって充電されるものである。しかし第3実施例では、商用交流(41)で充電する。
図9に、第3実施例の電源回路60bの概要を示す。電源回路60aは、第1実施例の電源回路61から、第1および第2負過電流検出回路63,65を削除したものである。補助電源67のキャパシタ充電器68bは、商用交流入力を直流に変換する整流回路を内蔵しており、この整流回路から後の電気回路は、第1および第2実施例のキャパシタ充電器68のものと同様なものである。第3実施例でも、第2実施例と同様に、「省エネモード」においては補助電源67から負荷81に給電し、補助電源67のキャパシタ69の残電力が低下すると、負荷81への給電はAC/DCコンバータ62に切替える。
この場合、第3実施例では、補助電源67を商用交流(41)から充電するので、AC/DCコンバータ62は、負荷81(の中の省エネ負荷)のみとなるので、出力効率が大幅に低下する可能性がある。そこで第3実施例では、AC/DCコンバータ62は低周波数のスイッチング駆動が可能なものとし、「省エネモード」で補助電源67の残電力が低下して補助電源67から負荷81(の中の省エネ負荷)への給電が難しくなるときには、AC/DCコンバータ62を低周波数スイッチングモードで動作させる。
第3実施例の電源制御50(のCPU51)の給電制御の前半部は、図5に示す第1実施例のものと同一である。給電制御の後半部は、第1実施例のものと少し異なっている。
図10に、第3実施例の給電制御の後半部を示す。これは、図6に示す第1実施例の給電制御の後半部の、ステップS20およびS23の、直流負荷の低,高参照を、「省エネモード」,「動作モード」への移行を参照するものに変更し、しかも、「省エネモード」でのAC/DCコンバータ62のオン(図6,図8のS25)を、AC/DCコンバータ62の低周波数スイッチング駆動(S25b)に変更したものである。これにより第3実施例は、「省エネモード」の間は補助電源67から負荷81,82に給電しAC/DCコンバータ62はオフにする。「動作モード」の間はAC/DCコンバータ62から負荷81,82に給電し補助電源67はオフにする。「省エネモード」で補助電源67の残電力が低下して補助電源67から負荷81(の中の省エネ負荷)への給電が難しくなるときには、AC/DCコンバータ62を低周波数スイッチングモードで動作させる(S25b)。低周波数スイッチングにすると、単位時間当たりのスイッチング回数が低い分、スイッチング損失が低減し、低負荷である省エネ負荷への給電によるAC/DCコンバータ62の電力損失が少なくなる。第3実施例のその他の構成および機能は、第1実施例と同様である。
−実施例4−
第4実施例の電源制御50(のCPU51)の給電制御の前半部は、図5に示す第1実施例のものと同一である。給電制御の後半部は、第1実施例のものと少し異なって、図11に示すものとなっている。第1実施例では、補助電源67の充電量が低くなったらAC/DCコンバータ62から低負荷状態の負荷への給電を行う制御構成となっており(図6のS16−S18〜S26)、AC/DC変換効率が低い状態でAC/DCコンバータ62を駆動することもある。この点、図11に示す第4実施例では、キャパシタ69の充電電圧の高低とは関係なく、軽負荷時にはAC/DCコンバータ62を出力停止にして、補助電源67から直流負荷に給電する(S16−S20〜22)。この給電中にキャパシタ69の充電電圧の高低を検出し、充電電圧がある一定の閾値Vcw未満になった場合には、補助電源67が給電不可になる前にAC/DCコンバータ62から補助電源67へ充電を行うことにより(S24a〜S27)、AC/DCコンバータ62から軽負荷への給電を完全に回避する。
印刷指示待ちの待機状態では低消費電力であるが、印刷動作可能に起動するとき高電力消費となり起動を終えた動作状態では中電力消費になるなど、消費電力変動が大きい機器(例えば複写機やプリンタ)に於いては、一般に低負荷時(待機状態)である時間が長く、全消費電力に占める低負荷時の消費電力の割合が高いため、AC/DCコンバータ62から軽負荷へのAC/DC変換効率の低い状態での給電を回避することにより、機器全体としての消費電力削減に大きく寄与できる。
すなわち、AC/DCコンバータ62から補助電源67へ充電する時のAC/DC変換効率は、AC/DCコンバータ62からの出力電流値(補助電源67へ充電する電流値)が、AC/DCコンバータ62の定格負荷近傍である時に高くなる。待機状態(印刷指示待ち)では低消費電力であるが、印刷動作可能に起動するとき高電力消費となり起動を終えた動作状態では中電力消費になるなど、消費電力変動が大きい機器(例えば複写機やプリンタ)に於いては、一般的にAC/DCコンバータ62の定格負荷は高電力消費時の出力電流値に合わせて設定することが多いが、第4実施例によれば、補助電源67は、高電力消費時の出力電流を放電可能な補助電源であるため、補助電源67へ充電する電流値はAC/DCコンバータ62の定格負荷時の電流値と近似値となるため、AC/DCコンバータ62からの出力電流値(補助電源67を充電する電流値)は、AC/DCコンバータ62の定格負荷近傍の値となり、AC/DCコンバータ62から補助電源67を充電する時のAC/DC変換効率は高い状態となる。
第4実施例では、電源制御50(図4)の不揮発性RAM54には残時間テーブル(残時間データ群)を格納する領域が割り当てられており、そこには、第4実施例のプリンタ1(図1,図2)を出荷するまでに、キャパシタ69の充電電圧対応の、補助電源67が直流負荷に給電可能な時間値すなわち残時間(給電不可になるまでの時間よりやや短い時間)が書込まれている。
再度図11を参照すると、第4実施例のCPU51は、キャパシタ69の充電電圧があるVcw未満になると、該充電電圧に対応付けられている残時間Trを不揮発性RAM54から読み出し(S24a,S24b)、残時間Trが0又は0と見なす小値であると、AC/DCコンバータ62の出力を開始してキャパシタ69の充電を開始する(S24c,S25,S27)。このようにメモリアクセスにより残時間Trを導出すると、特別な演算機能等を用いること無しに、残時間値を得ることができる。第4実施例のその他の構成および機能は、第1実施例と同様である。
−実施例5−
上記第4実施例では、AC/DCコンバータ62の直流負荷81,82への直流出力の高,低を検出する負荷検出手段として、第1および第2負過電流検出回路63,65を備えている。しかし第5実施例は、「動作モード」/「省エネモード」間切り替えに対応して、電源回路(83,60)の給電を制御するものである。第5実施例の電源回路は、図7に示すものと同じである。
そして第5実施例のCPU51は、図8に示す第2実施例の給電制御を、上記第4実施例の変更部と同様に変更した、図12に示す給電制御を行う。第5実施例のその他の構成および機能は、第2実施例と同様である。
−実施例6−
図13に、第6実施例のプリンタ1の電気系統の構成を示す。プリンタ1を使用するユーザの使用環境には、私設電力線74が配線されている。私設電力線74には、風力発電機76,太陽発電器75および又は人力発電機17と、蓄電器78が接続されている。太陽発電器75の代表的なものは太陽電池である。人力発電機17は、筋力トレーニング機械に発電機を装備したものであり、ユーザが筋力アップのために操作駆動する機構によって発電機が回転駆動されて発電する。蓄電器78は、蓄電池,蓄電キャパシタおよび充放電コントローラを含み、発電電力(直流電力)を蓄電キャパシタで受け、蓄電キャパシタで蓄電器78を充電し、蓄電器78が私設電力線74に給電する。
図14には、第6実施例の電源回路60cの構成を示す。補助電源67のキャパシタ充電器68には、私設電力線74およびAC/DCコンバータ62が、キャパシタ69充電用の電力を給電できる。私設電力線74の直流電圧を電圧検出回路72が検出し、検出電圧を電源制御50のCPU51(図4)が読み込む。
図15に、第6実施例のCPU51の、給電制御の一部を示す。この給電制御は、図11に示す実施例4の給電制御の一部を、私設電力線74の給電電力を利用するように変更したものである(S24d,S24e)。すなわち、キャパシタ69の充電電圧が低下して充電が必要になると(S24b,S24c)、第6実施例のCPU51は、電圧検出回路72の検出電圧すなわち私設電力線74の電圧を参照して(S24d)、それがキャパシタ69を充電するに十分な電圧であると、私設電力線74から補助電源67(キャパシタ69)の充電を開始する(S24d,S24e,S27)。しかし、私設電力線74の電圧が該充電には不十分であると、AC/DCコンバータ62の出力を開始して(S25)、AC/DCコンバータ62から補助電源67への充電を行う(S27)。第6実施例のその他の構成および機能は、第4実施例と同様である。
私設電源73から補助電源67に対して充電を行うことにより、AC入力なしに低負荷時の電力を賄うことができ、低負荷時のAC消費電力の削減(もしくは全廃)が可能になる。印刷指示を待つ待機状態では低消費電力であるが、印刷動作可能に起動するとき高電力消費となり起動を終えた動作状態では中電力消費になるなど、消費電力変動が大きい機器(例えば複写機やプリンタ)に於いては、一般に低負荷(待機)である時間が長く、全消費電力に占める低負荷時の消費電力の割合が高いため、低負荷時のAC消費電力を削減(もしくは全廃)することにより、機器全体としての消費電力削減に大きく寄与できる。動作停止の待機状態では低消費電力であるが、動作可能に起動するとき高電力消費となり起動を終えた動作状態では中電力消費になるなど、消費電力変動が大きい機器(例えば複写機やプリンタ)の低負荷時の消費電力量は通常数W程度であり(1W以下の場合もあり)、市場で流通している太陽電池で十分対応可能なレベルである。よって、私設電源73は、太陽電池のみで構成することもできる。
−実施例7−
上記第6実施例では、AC/DCコンバータ62の直流負荷81,82への直流出力の高,低を検出する負荷検出手段として、第1および第2負過電流検出回路63,65を備えている。しかし第7実施例は、第2実施例(図8)と同様に、「動作モード」/「省エネモード」間切り替えに対応して、電源回路(83,60)の給電を制御するものである。
図16に、第7実施例の電源回路60dの構成を示す。これは、図7に示す第2実施例の電源回路60aを、図13および図14に示す、私設電力線74の電力を利用するための変更を加えたものである。
図17に、第7実施例のCPU51が行う給電制御の一部を示す。第7実施例のCPU51は、図12に示す第5実施例の給電制御を、上記第6実施例と同様に、私設電力線74の給電電力を利用するように変更した(S24d,S24e)給電制御を行う。第7実施例のその他の構成および機能は、第2実施例と同様である。
1:プリンタ
2:ベルトクリーナ
3:転写ベルト
4(4k〜4y):作像カートリッジ
5:感光体ドラム
6:帯電ローラ
7:現像器
8:1次転写ローラ
9:感光体クリーナ
10:レーザ走査器
11:2次転写ローラ
12:給紙トレイ
13:給紙ローラ
14:レジストセンサ
15:レジストローラ
16:送り出し通路
17:定着器
18:排紙路
19:排紙ローラ
20:排紙トレイ
21:排紙センサ
22:戻し反転通路
23:送りローラ
24:反転紙センサ
25:反転紙送給路
特開2000−184716号公報 特開2004− 74558号公報 特開2005− 27374号公報 特開2004−266984号公報 特開2007−127843号公報

Claims (16)

  1. 交流を直流出力に変換するAC/DCコンバータ;
    蓄電可能な補助電源:
    前記AC/DCコンバータの直流負荷への直流出力の高,低を検出する負荷検出手段;および、
    前記交流の電力限界を超える負荷になるときには前記AC/DCコンバータの直流出力を遮断して代わりに前記補助電源から前記直流負荷に給電し、前記電力限界以内では、前記負荷検出手段が直流負荷の「高」を検出している間は前記直流負荷に前記AC/DCコンバータから給電するが、「低」を検出している間は前記補助電源から給電し前記AC/DCコンバータは遮断する、給電制御手段;を備える電源装置。
  2. 前記給電制御手段は、前記負荷検出手段が直流出力の「高」を検出しているが前記交流から交流負荷への給電電力が低下したとき、前記補助電源の残電力が低いと該補助電源を充電する、請求項1に記載の電源装置。
  3. 交流を直流出力に変換するAC/DCコンバータ;
    蓄電可能な補助電源;
    前記AC/DCコンバータの直流負荷への直流出力を高とする「動作モード」と特定の小さい直流負荷のみに給電する「省エネモード」を指定する給電モード指定手段;および、
    該給電モード指定手段が「動作モード」を指示し前記交流の電力限界を超える負荷になる立ち上げのときには前記AC/DCコンバータの直流出力を遮断して代わりに前記補助電源から前記直流負荷に給電し、該「動作モード」前記電力限界以内の負荷である通常時では前記直流負荷に前記AC/DCコンバータから給電するが、前記給電モード指定手段が「省エネモード」を指している間は前記直流負荷に前記補助電源から給電し前記AC/DCコンバータは遮断する、給電制御手段;を備える電源装置。
  4. 前記給電制御手段は、前記「動作モード」ではあるが前記交流から交流負荷への給電電力が低下したとき、前記補助電源の残電力が低いと該補助電源を充電する、請求項3に記載の電源装置。
  5. 前記補助電源は前記AC/DCコンバータから充電する;請求項1乃至4のいずれか1つに記載の電源装置。
  6. 前記給電制御手段は、前記交流の電力限界内で前記直流負荷に前記補助電源から給電し前記AC/DCコンバータは遮断しているとき、該補助電源の残電力が低下すると前記AC/DCコンバータから前記直流負荷に給電するとともに該補助電源を前記AC/DCコンバータで充電する;請求項5に記載の電源装置。
  7. 前記補助電源は前記交流から充電する;請求項1乃至4のいずれか1つに記載の電源装置。
  8. 前記給電制御手段は、前記交流の電力限界内で前記直流負荷に前記補助電源から給電し前記AC/DCコンバータは遮断しているとき、該補助電源の残電力が低下すると前記AC/DCコンバータを低周波数駆動して前記直流負荷に給電するとともに該補助電源を前記交流で充電する;請求項7に記載の電源装置。
  9. 前記補助電源は、私設電源から充電する;請求項1又は4に記載の電源装置。
  10. 前記給電制御手段は、前記交流の電力限界内で前記直流負荷に前記補助電源から給電しているときに、該補助電源の残電力が低下すると、該補助電源から該直流負荷への給電を継続して該補助電源を前記AC/DCコンバータで充電する;請求項1乃至5のいずれか1つに記載の電源装置。
  11. 前記給電制御手段は、前記交流の電力限界内で前記直流負荷に前記補助電源から給電しているとき、該補助電源の残電力値により補助電源から給電ができなくなるまでの残時間を導出して、該残時間がなくなる前に、前記補助電源を前記AC/DCコンバータで充電開始する;請求項10に記載の電源装置。
  12. 前記残時間は、前記補助電源の残電力値に対応付けて残時間を格納したメモリより、前記給電中の残電力値に対応する残時間を読み出して得る;請求項11に記載の電源装置。
  13. 前記AC/DCコンバータから前記補助電源への充電は、該補助電源の充電量が所定値以上になると停止する;請求項10乃至12のいずれか1つに記載の電源装置。
  14. 前記補助電源を前記AC/DCコンバータで充電するときは、該AC/DCコンバータとして最も変換効率が高い条件で充電を行う;請求項5,6,10乃至13のいずれか1つに記載の電源装置。
  15. 前記補助電源は、私設電源の電力が使用可能であると該私設電源から、使用不可であると前記AC/DCコンバータで充電する;請求項11乃至14のいずれか1つに記載の電源装置。
  16. 感光体に静電潜像を形成し該静電潜像をトナー像に現像して該トナー像を直接に又は中間転写体を介して間接に用紙に転写する作像手段;
    定着ヒータを含み、前記用紙上のトナー像を該用紙に固着する定着装置;
    交流からの入力交流を制御して前記定着ヒータに通電するヒータドライバ;および、
    請求項1乃至15のいずれか1つに記載の電源装置;
    を備える画像形成装置。
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