JP4931045B2 - 電源装置および画像形成装置 - Google Patents
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Description
本願発明者他は、外部から供給される電力を入力源に用いる定電圧出力の第1電源,蓄電装置及び該蓄電装置の電力を入力源に用いる定電流出力の第2電源,第1電源の出力と第2電源の出力とを並列に接続し、第1電源からの電力と第2電源からの電力の両方を負荷に同時供給する回路手段,前記負荷に供給する電流値を検出する電流検出手段、および、第1電源の出力電流を上限指示値以下に制御し、前記電流検出手段が検出する負荷電流より前記上限指示値を差し引いた値に第2電源の出力電流を制御する手段、を備える電源装置を提示した(特願2006−49221号,出願日:2006年 2月24日)。これは、第1電源と第2電源から同時に負荷に供給し、一方から他方への給電切換わりをなくし、切換わりによる電圧変動を抑える。
蓄電装置(37)及び該蓄電装置の電力を入力源に用いる定電流出力の第2電源(26)と、
第1電源の出力と第2電源の出力とを並列に接続し、第1電源からの電力と第2電源からの電力の両方を負荷(35)に同時供給する回路手段と、
前記負荷に供給する電流値を検出する電流検出手段(33)と、
上限指示値を設定する電源制御手段(20)と、
第1電源(30)の出力電流を前記上限指示値(MCD)以下に制御し、前記電流検出手段が検出する負荷電流より前記上限指示値を差し引いた値に第2電源(26)の出力電流を制御する手段(64,46)と、
を備え、
前記電源制御手段(20)は、設定している前記上限指示値(MCD)に対応付けている電流参照値(Usr,Usp)を前記電流検出手段(33)が検出した電流値(I)が超えるとき、前記同時供給が異常と検出する(図7)、
ことを特徴とする画像形成装置。
蓄電装置(37)及び該蓄電装置の電力を入力源に用いる定電流出力の第2電源(26)と、
第1電源の出力と第2電源の出力とを並列に接続し、第1電源からの電力と第2電源からの電力の両方を負荷(35)に同時供給する回路手段と、
前記負荷に供給する電流値を検出する電流検出手段(33)と、
上限指示値を設定する電源制御手段(20)と、
第1電源(30)の出力電流を前記上限指示値(MCD)以下に制御し、前記電流検出手段が検出する負荷電流より前記上限指示値を差し引いた値に第2電源(26)の出力電流を制御する手段(64,46)と、
を備え、
前記電源制御手段(20)は、設定している前記上限指示値(MCD)に対応付けている蓄電電圧低下速度(dVc1,dVc2)を用いて前記蓄電装置(37)の残電気量(Vcp)を推定し、前記検出した残電気量(Vcp)と前記推定した残電気量(Vcr)との差が設定値(dVca)を超えるとき前記同時供給が異常と検出する(図8)、
ことを特徴とする画像形成装置。
蓄電装置(37)及び該蓄電装置の電力を入力源に用いる定電流出力の第2電源(26)と、
第1電源の出力と第2電源の出力とを並列に接続し、第1電源からの電力と第2電源からの電力の両方を負荷(35)に同時供給する回路手段と、
前記負荷に供給する電流値を検出する第1電流検出手段(33)と、
上限指示値(MCD)を設定する電源制御手段(20)と、
第1電源(30)の出力電流を前記上限指示値以下に制御し、第1電流検出手段が検出する負荷電流より前記上限指示値(MCD)を差し引いた値に第2電源(26)の出力電流を制御する手段(64,46)と、
前記第2電源(26)の出力電流(Sb)を検出する第2電流検出手段(46)と、
を備え、
前記電源制御手段(20)は、第1電流検出手段(33)が検出した電流値(I:Sa)が第2電流検出手段が検出した電流値(Sb)と前記上限指示値(MCD:Sc)との和を超えるとき、前記同時供給が異常(Dd=「L」)と検出する手段(67:図10)を備える、
ことを特徴とする画像形成装置。
前記負荷(35)は前記定着装置とは異なる負荷である、
こと、を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
前記電源制御手段(20)が前記異常を検出すると、前記定着用給電手段が前記定着装置に給電する電力を低減し印刷処理は継続する作像制御手段(20)と、
を備える上記(4)に記載の画像形成装置。これよれば、電流検出手段(33)の故障を含む前記同時供給の異常時には、商用電源の電圧低下等の2次被害を防止しかつ画像形成装置の動作継続を図りユーザーの操作性を向上することができる。
該電源制御手段(20)が前記異常を検出すると、前記定着用給電手段が前記定着装置に給電する電力を低減し印刷処理中の転写紙の後の印刷開始は止める作像制御手段(20)と、
を備える上記(4)に記載の画像形成装置。これよれば、電流検出手段(33)の故障を含む前記同時供給の異常時には、商用電源の電圧低下等の2次被害を防止することができる。
前記定着装置の加熱用のヒータ(36)に給電する定着用給電手段(31)と、
該電源制御手段(20)が前記異常を検出すると、前記定着用給電手段が前記定着装置に給電する電力を低減し、前記温度検出手段(70)の検出温度が規定値以下になったら印刷処理中の転写紙の後の印刷開始は止める作像制御手段(20)と、
を備える上記(4)に記載の画像形成装置。これによれば、電流検出手段(33)の故障を含む前記同時供給の異常時には、商用電源の電圧低下等の2次被害を防止しかつ画像形成装置の動作継続を図りユーザーの操作性を向上することができる。
図1に、本発明の第1実施例のフルカラーデジタル複合機能複写機MF1の外観を示す。このフルカラー複写機MF1は、大略で、自動原稿送り装置(ADF)120と、操作ボード10と、カラースキャナ100と、カラープリンタ200の各ユニットで構成されている。なお、操作ボード10と、ADF120付きのカラースキャナ100は、プリンタ200から分離可能なユニットであり、カラースキャナ100は、動力機器ドライバやセンサ入力およびコントローラを有する制御ボードを有して、エンジンコントローラと直接または間接に通信を行いタイミング制御されて原稿画像の読取りを行う。
第2実施例のハードウエアは上述の第1実施例と同様であるが、第2実施例のシステム制御部20が実行するエラー制御の内容が、第1実施例のものと異なる。図8に、第2実施例のシステム制御部20が実行するエラー制御ERC2を示す。本エラー制御ERC2も、システムが動作中すなわち図6に示す定着リロードおよびプリント動作の期間に、一定間隔(定周期)で実行し、動作が終了した場合は本制御から抜ける。このエラー制御ERC2に進むとシステム制御部20は、「検出値は適正値?」の判定処理(1)を実行する。この判定処理(1)ではまず、Th計時中(補助電源32から負荷35へ給電中)かを参照して(12)、Th計時中であると、電圧検出39によってキャパシタ39の電圧を検出し、検出信号をキャパシタ電圧データVcpにデジタル変換して読み込む(13)。そして定着リロード中であるときには、エラー制御ERC2の実行周期の1周期間の正常時のキャパシタ電圧低下量dVc1を用いて、また、プリント動作中であるときには、該実行周期の1周期間の正常時のキャパシタ電圧低下量dVc2を用いて、現在のキャパシタ電圧を推定演算する(15,16)。なお、推定演算値Vcrの初期値は、Th計時をスタートしたときの、キャパシタ電圧読込値である。
第3実施例のハードウエアは上述の第1実施例と大要では同様であるが、電源装置のハードウエアが少し異なる。図9に、第3実施例の電源装置の構成を示す。この電源装置には、過電流検出67が加わっている。過電流検出67内の加算器68には、定電流電源26の出力電流値を表わす電流検出信号Sbと、定電圧電源30に対する上限電流指示値MCDをあらわす上限電流指示信号Scが与えられ、それらの和信号が比較器69に与えられる。比較器69には更に、負荷電流検出器33が検出した負荷電流を表わす負荷電流検出信号Saが与えられる。電源装置の動作が正常な場合は、Sa−Sc=Sbであるので、Sa=Sb+Scである。したがってSa>Sb+Scは異常である。比較器69は、Saが、Sb+Scに許容代αを加えたレベル(Sb+Sc+α)以上であると、正常時には高レベル「H」である2値出力信号Ddを、異常を表わす低レベル「L」に切換える。
上述の第1〜3実施例のいずれも、「検出値は適正値?」(1)が異常を判定すると、ただちに複写機を動作停止とするが(5)、本実施態様1のシステム制御部20は、図11に示すように、「検出値は適正値?」(1)が異常を判定すると、定着電源31に対する定着電力指示値を、図6に点線で示す(A)および(B)のレベルに低減し、給紙中の転写紙の処理終了後に給紙動作を停止する(21)。すなわち、新たな転写紙の繰出しはしない。そして、給紙済みの転写紙の作像・排紙動作終了後にシステムの動作を停止する(22,23)。異常により仮に定電圧電源30の出力電流値が増大しても、定着電力をAから(A)に、またBから(B)に下げるので、入力AC電源に対する過負荷を回避又は抑制できる。図11に示す「検出値は適正値?」(1)の内容は、図7,図8又は図10に示すものである。
本実施態様2のシステム制御部20は、図12に示すように、「検出値は適正値?」(1)が異常を判定すると、定着電力指示値を(A)および(B)に低減する(31)。低減後に定着温度が定着性が確保できる下限値近傍の温度Ta以下になったら給紙中の転写紙の処理終了後に給紙動作を停止し(32,33)、給紙済みの転写紙の作像・動作終了後に定着温度回復処理を実施し定着温度が規定値Tb以上になったら印刷処理を再開する(34〜36)。また、定着電力低減時もしくは印刷処理再開時に印刷速度を低減する(31,37)。印刷速度を低減することにより定着温度の低減をとおして機温度回復処理(34)への移行を遅らせることができる。スキャナ動作等の定着装置を使用しないモードでは定着電力を定着温度がTa以下にはならないので通常使用が可能である。
202:帯電装置
203:露光装置
204,207:現像装置
208,215:転写ベルト
209〜211:給紙カセット
214:定着器
224:排紙ガイド
225:排紙ローラ
226:排紙スタック
227:補給トナー収納部
233:レジストローラ
Claims (9)
- 外部から供給される電力を入力源に用いる定電圧出力の第1電源と、
蓄電装置及び該蓄電装置の電力を入力源に用いる定電流出力の第2電源と、
第1電源の出力と第2電源の出力とを並列に接続し、第1電源からの電力と第2電源からの電力の両方を負荷に同時供給する回路手段と、
前記負荷に供給する電流値を検出する電流検出手段と、
上限指示値を設定する電源制御手段と、
第1電源の出力電流を前記上限指示値以下に制御し、前記電流検出手段が検出する負荷電流より前記上限指示値を差し引いた値に第2電源の出力電流を制御する手段と、
を備え、
前記電源制御手段は、設定している前記上限指示値に対応付けている電流参照値を前記電流検出手段が検出した電流値が超えるとき、前記同時供給が異常と検出する、
ことを特徴とする画像形成装置。 - 外部から供給される電力を入力源に用いる定電圧出力の第1電源と、
蓄電装置及び該蓄電装置の電力を入力源に用いる定電流出力の第2電源と、
第1電源の出力と第2電源の出力とを並列に接続し、第1電源からの電力と第2電源からの電力の両方を負荷に同時供給する回路手段と、
前記負荷に供給する電流値を検出する電流検出手段と、
上限指示値を設定する電源制御手段と、
第1電源の出力電流を前記上限指示値以下に制御し、前記電流検出手段が検出する負荷電流より前記上限指示値を差し引いた値に第2電源の出力電流を制御する手段と、
前記蓄電装置の残電気量を検出する手段と、
を備え、
前記電源制御手段は、設定している前記上限指示値に対応付けている蓄電電圧低下速度を用いて前記蓄電装置の残電気量を推定し、前記検出した残電気量と前記推定した残電気量との差が設定値を超えるとき前記同時供給が異常と検出する、
ことを特徴とする画像形成装置。 - 外部から供給される電力を入力源に用いる定電圧出力の第1電源と、
蓄電装置及び該蓄電装置の電力を入力源に用いる定電流出力の第2電源と、
第1電源の出力と第2電源の出力とを並列に接続し、第1電源からの電力と第2電源からの電力の両方を負荷に同時供給する回路手段と、
前記負荷に供給する電流値を検出する第1電流検出手段と、
上限指示値を設定する電源制御手段と、
第1電源の出力電流を前記上限指示値以下に制御し、第1電流検出手段が検出する負荷電流より前記上限指示値を差し引いた値に第2電源の出力電流を制御する手段と、
前記第2電源の出力電流を検出する第2電流検出手段と、
を備え、
前記電源制御手段は、第1電流検出手段が検出した電流値が第2電流検出手段が検出した電流値と前記上限指示値との和を超えるとき、前記同時供給が異常と検出する手段を備える、
ことを特徴とする画像形成装置。 - 画像を形成した転写紙を加熱する定着装置を更に備え、
前記負荷は前記定着装置とは異なる負荷である、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記定着装置の加熱用のヒータに給電する定着用給電手段と、
前記電源制御手段が前記異常を検出すると、前記定着用給電手段が前記定着装置に給電する電力を低減し印刷処理は継続する作像制御手段と、
を備える請求項4に記載の画像形成装置。 - 該定着装置の加熱用のヒータに給電する定着用給電手段と、
該電源制御手段が前記異常を検出すると、前記定着用給電手段が前記定着装置に給電する電力を低減し印刷処理中の転写紙の後の印刷開始は止める作像制御手段と、
を備える請求項4に記載の画像形成装置。 - 該定着装置の加熱温度を検出する温度検出手段と、
該定着装置の加熱用のヒータに給電する定着用給電手段と、
該電源制御手段が前記異常を検出すると、前記定着用給電手段が前記定着装置に給電する電力を低減し、前記温度検出手段の検出温度が規定値以下になったら印刷処理中の転写紙の後の印刷開始は止める作像制御手段と、
を備える請求項4に記載の画像形成装置。 - 前記作像制御手段は、前記電源制御手段が前記異常を検出すると、異常を報知する、請求項4乃至7のいずれか1つに記載の画像形成装置。
- 前記作像制御手段は、前記電源制御手段が前記異常を検出すると、ネットワークに異常情報を発信する、請求項4乃至8のいずれか1つに記載の画像形成装置。
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