JP5995436B2 - 電子機器及びその制御方法、並びにプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器及びその制御方法、並びにプログラムに関する。
近年の一般的な印刷装置(プリンタ、複合機等)は、プリント等の動作状態が終了してからある程度の時間が経過する等の所定の条件が満たされると、消費電力が少ない省電力モードに移行し、消費電力を低減している。
さらに、省電力モード時にさらに消費電力を低減させるために、2次電池(充電可能なバッテリ)を用いて、省電力モード時にこの2次電池の電力を使用することで省電力モード時における省電力化の提案がなされている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−62243号公報
特許文献1に開示された技術では、省電力モード時に全ての電力を2次電池により供給する構成をとっている。また、印刷装置は、2次電池の充電に使用する電源を含み、装置を制御及び動作させるための電源は、直流電源で動作するため、電源回路によって、商用電源(100V〜230Vの交流電源)を2.5V、3.3V、12V等の低電圧の直流電源に変換している。
そしてこの交流/直流変換時の変換効率は一定ではなく、一般的には、電力消費量が小さくなるに従って、変換効率が悪くなってしまう性質を持っている。
また2次電池に関しては、充電時と放電時に多少の電力損失があり、充電時に必要とする電力に比べて放電時に取り出せる電力が減少してしまうという性質を持っている。
従って、特許文献1に開示された技術では、省電力モード時に全ての電力を供給できるだけの大容量の2次電池を必要とするため装置が高価となってしまう。
また、消費電力量(交流/直流変換時の変換効率)に関わらずに2次電池の電力を使用するため、充電時を含めた総合的な電力消費量は必ずしも減少しない。
さらに、ネットワーク等の全ての通信機能を常に稼働させているため、通信機能が不要の場合、そこで消費する電力が無駄になってしまう。
本発明の目的は、交流電源及び2次電池を併用する電子機器における消費電力を低減させた電子機器及びその制御方法、並びにプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の電子機器は、電子機器であって、交流電源から供給される交流電力を直流電力に変換する変換手段と、前記変換手段により変換された直流電力で充電される電池と、前記変換手段により変換された直流電力が供給される制御手段と、前記制御手段によって実行されるプログラムが格納され、前記変換手段により変換された直流電力又は前記電池に充電された電力が供給される記憶手段と、前記電子機器を省電力状態に移行させる指示を受信した場合に、前記記憶手段に前記電池から電力が供給されるように制御すると共に、前記変換手段から前記制御手段への電力供給が停止されるように制御する電力制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記変換手段からの電力供給が停止される前に、前記制御手段の内部レジスタの値を前記記憶手段に記憶すると共に、前記記憶手段がリフレッシュモードになるように制御する、ことを特徴とする。
本発明によれば、交流電源及び2次電池を併用する電子機器における消費電力を低減させた電子機器及びその制御方法、並びにプログラムを提供することができる。
本発明の実施の形態に係る画像処理装置の概略構成を示す図である。 図1におけるAC電源部の変換効率を示す図である。 図1におけるソフトスイッチを押下したときの動作を設定するための設定画面を示す図である。 図3における「起動時刻の設定へ」ボタンをタッチしたときに表示される起動時刻設定画面を示す図である。 図3における「都度選択」ラジオボタンを選択したときに表示される設定画面を示す図である。 動作状態終了後の経過時間による移行に関する設定画面を示す図である。 図1における電源制御部により実行される電源制御処理の手順を示すフローチャートである(その1)。 図1における電源制御部により実行される電源制御処理の手順を示すフローチャートである(その2)。 図1におけるCPUにより実行される電源制御処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。なお、本実施の形態では、本発明に係る電子機器を画像処理装置に適用した実施の形態について説明する。
まず、本実施の形態に係る画像処理装置の説明で用いられる画像処理装置の稼働状態について説明する。
本実施の形態に係る画像処理装置の稼働状態は、以下の(1)〜(7)に示される7つの状態に分類されている。
(1)動作状態:プリントやスキャンなどを実行している状態
(2)スタンバイ状態:動作状態ではないがすぐにプリントやスキャンの実行が可能な状態
(3)LAN/FAX有効待機状態:ネットワークからの自機宛パケットの受信機能及びFAXの着信検知機能以外を停止させて、消費電力を下げた状態
(4)FAX有効待機状態:LAN/FAX有効待機状態からネットワーク機能をオフにし、さらに消費電力を下げた状態
(5)高速起動待機状態:FAX有効待機状態からFAX機能をオフし、オフ状態からの起動時間よりも起動時間を短くした状態
(6)タイマー起動待機状態:ネットワーク機能、FAX機能、高速起動機能はオフで、設定した時刻に自動起動が可能な状態
(7)オフ状態:全ての機能をオフした電力を消費しない状態
以上説明した7つの状態を用いて、本実施の形態に係る画像形成装置について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像処理装置100の概略構成を示す図である。
図1において、プラグ161は、100V〜230Vの交流商用電源に接続するためのものである。主電源スイッチ121は、使用者が操作するものであり、押下時のみオンとなり、離すとオフとなるように作用するスイッチである。このスイッチに代えて、ソレノイドが内蔵されており、それを励磁することでオフすることができるリセット機能付いたのスイッチでもよい。リレー122は電気的に制御が可能であり、定常時に電力を消費しないラッチングリレーから構成される。
AC電源部101は、AC入力から電力制御回路を含む画像処理装置100で使用するDC電源を生成する。すなわち、AC電源部101は、交流電源(AC入力)から供給される交流電流を直流電流に変換する変換手段に対応する。
このAC電源部101は、電圧3.3Vの電源A162を生成する。またAC電源部101は、入力されるAC電源からDC電源を生成する際には、変換時の損失のために変換効率は100%とならない。さらに変換後の電力消費量が小さい時は特に効率が悪いことが一般的である。
図2は、図1におけるAC電源部101の変換効率を示す図である。
図2において、DC2次側の消費電力が4ワットのときの効率は80%、同じくDC2次側の消費電力が0.25ワットのときの効率は50%である。また、DC2次側で全く消費していない状態でもAC電源が入力されていると0.2ワットの電力を消費する。
図1に戻り、2次電池102は、AC電源部101により変換された直流電流を用いて充電する。また、2次電池102は、リチウムイオン電池やニッケル水素電池など、充電して繰り返し使用可能な電池である。2次電池は一般的に充電時と放電時に多少の電力損失があり、充電時に必要とする電力に比べて放電時に取り出せる電力が減少してしまうという性質を持っている。本実施の形態における2次電池102の充放電効率は80%としている。
また、本実施の形態では、AC電源部101のAC/DC変換効率が良い時に充電を実施することとしている。例えばAC/DC変換効率80%のときに充電を実施すると2次電池のトータルの使用効率は、AC/DC変換効率80%と充放電効率80%を掛けた約64%となる。
充電回路111は、2次電池102の充電を行う。この充電回路111は、電源A162を電力源にした定電流回路であり、主にトランジスタと抵抗器などで構成される。また、CPU142から出力される信号179により充電開始及び停止の制御がなされるとともに、自ら2次電池の過充電を検出して充電を停止する機能を有する。また、電源制御部141は、信号177により2次電池102の出力電圧を監視できる。
降圧回路113は、3.3V電圧の電源A162より、DRAM145の動作電圧である2.5Vを生成する。昇圧回路114は、2次電池102の出力電圧である1.2VからDRAM145の動作電圧である2.5Vを生成する。昇圧回路115は、出力172から、電源制御部141、ネットワーク制御部146、及びFAX制御部147の動作電圧である3.3Vを生成する。
FET123,124,125,126,127,131,134,135,136,137は電気的制御が可能なスイッチである。
このうち、FET123は、電源A162と電源B163間の接続及び切断を行う。FET124は、降圧回路113の出力176と電源D164間の接続及び切断を行う。FET125は、電源A162と電源N165間の接続及び切断を行う。FET126は、電源A162と電源L166間の接続及び切断を行う。FET127は、電源A162と電源F167間の接続及び切断を行う。
FET131は、2次電池102からの出力171と昇圧回路114,115の接続及び切断を行う。FET134は、昇圧回路114の出力175と電源D164間の接続及び切断を行う。FET135は、昇圧回路115の出力174と電源N165間の接続及び切断を行う。FET136は、昇圧回路115の出力174と電源L166間の接続及び切断を行う。FET137は、昇圧回路115の出力174と電源F167間の接続及び切断を行う。
電源制御部141は、リレー122、FET123,124,125,126,127,131,134,135,136,137を制御する。
また、2次電池には出力電圧と充電容量に相関関係があるため、電源制御部141は、2次電池102の出力電圧を監視しており、2次電池の容量低下を検出することが可能である。本実施の形態における電源制御部141の消費電力は、約0.02Wとする。電源制御部141の動作の詳細については後述する。
CPU142は、電源制御部141、ネットワーク制御部146,FAX制御部147など、画像処理装置100の全てを制御し、電源B163より給電される。そしてCPU142は、ROM143、フラッシュメモリ144、DRAM145、ネットワーク制御部146、及びFAX制御部147と、それぞれバス181,182,183,184,185で接続されている。また、CPU142は、ROM143やDRAM145に記憶されているプログラムによって動作する。
また、CPU142は消費電力が比較的大きいため、本実施の形態においては画像処理装置100の待機状態では、CPU142に給電している電源B163を停止することで省電力化している。
1次電池103は、乾電池やリチウム電池などの電池である。時計IC148は、1次電池103で給電される。また、時計IC148は、AC電源をオフにしても1次電池103の出力169により常に動作するようになっている。さらに、時計IC148は、現在の日時、曜日、時刻を計時するだけでなく、設定した時刻に割り込み信号を出力するアラーム機能や設定した時間後に割り込み信号を出力するタイマー機能を有している。
ROM143は、CPU142の起動プログラムが記憶されている。フラッシュメモリ144は、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリであり、CPU142によって書き換えが可能である。ここには、画像処理装置100の制御プログラムが記憶されている。
DRAM145には、画像処理装置100の制御プログラムがフラッシュメモリ144から展開され、CPU142は、この展開された制御プログラムを実行する。また、DRAM145は、画像データの記憶やCPU142のワークメモリとしても利用される。
またDRAM145は、FET124またはFET134により出力される電源D164を電源として動作する。そして、DRAM145は、画像処理装置100におけるLAN/FAX有効待機状態、FAX有効待機状態、高速起動待機状態時には、消費電力の小さいセルフリフレッシュモードでデータを保持する。本実施の形態におけるセルフリフレッシュモードのDRAM145の消費電力は、約0.18Wとする。
インターフェース信号189は、CPU142が時計IC148の設定、及び時計情報を読み出すため信号である。時計アラーム信号188は、時計IC148が出力する信号であり、CPU142が時計IC148に予め設定した時刻になると時計アラーム信号188が出力される。
ネットワーク制御部146は、外部のネットワークとの通信制御を行う。ネットワーク制御部146は、LAN/FAX有効待機状態時には、CPU142と通信を行う部分に電源を供給する電源B163からの電源供給が停止される。
これにより、ネットワーク制御部146は、電源N165のみでネットワークの監視を行い、自機宛のパケットを受け取ると電源制御部141に対して通知する。本実施の形態におけるLAN/FAX有効待機状態時のネットワーク制御部146の消費電力は、約0.4Wとしている。
FAX制御部147は、公衆回線105とのファクシミリ通信制御を行う。FAX制御部147は、FAX有効待機状態時には、通信制御やCPU142と通信を行う部分に電源を供給する電源B163からの電源供給が停止される。
これにより、FAX制御部147は、電源F167のみで公衆回線の監視を行い、自機宛の着信を受け取ると電源制御部141に対して通知する。なお本実施の形態におけるFAX有効待機状態時のネットワーク制御部146の消費電力は、約0.05Wとしている。
動作状態移行指示信号群151〜155は、CPU142が電源制御部141に対して出力する信号である。具体的に、各信号はLAN/FAX有効待機状態移行信号151、FAX有効待機状態移行信号152、高速起動待機状態移行信号153は、タイマー起動待機状態移行信号154は、オフ状態移行信号155である。
ソフトスイッチ149は、LAN/FAX有効待機状態、FAX有効待機状態、高速起動待機状態、タイマー起動待機状態時に押下されると、電源制御部141に対してソフトスイッチ割り込み信号180を発生する。
また、スタンバイ状態時に押下された場合は、CPU142に対してソフトスイッチ割り込み信号180を発生する。CPU142は、ソフトスイッチ149からのソフトスイッチ割り込み信号180を受信すると、電源制御部141に対して、待機状態もしくはオフ状態への移行指示を出力する。
待機状態及びオフ状態のいずれに移行するかの区別は、予め設定された状態でも良いし、ソフトスイッチ149が押下時に図示しない操作部でユーザに選択させる方式でも良い。
この待機状態及びオフ状態への移行は、本実施の形態においては、ソフトスイッチ149の押下による移行と、動作状態終了後の経過時間による移行がある。
図3は、図1におけるソフトスイッチ149を押下したときの動作を設定するための設定画面を示す図である。
図3に示される設定画面は、タッチ操作によって設定可能な画面である。また、同図に示されるように、押下時間が2秒未満での移行と、2秒以上での移行についての2通りの設定ができる。
押下時間が2秒未満での移行については、「LAN/FAX有効待機状態」、「FAX有効待機状態」、「高速起動待機状態」、「タイマー起動待機状態」、「都度選択」のうちの1つを選択可能で、ラジオボタン501をタッチすることで選択できる。
選択後にOKボタン505をタッチすると選択が設定に反映され、キャンセルボタン504をタッチすると選択したことがキャンセルされる。
なお、「タイマー起動待機状態」とは、毎日決まった時刻に自動起動させる機能であり、その起動時刻は「起動時刻の設定へ」ボタン502をタッチすることで設定できる。また一度設定すると、その設定時刻が起動時刻表示エリア503に反映される。
図4は、図3における「起動時刻の設定へ」ボタン502をタッチしたときに表示される起動時刻設定画面を示す図である。
図4において、起動時刻設定画面では、図示しないテンキーを用いて00:00から23:59の時刻が入力可能であり、入力した時刻がエリア701に表示される。そしてOKボタン703をタッチすると入力した時刻が設定に反映され、キャンセルボタン702をタッチすると入力した時刻がキャンセルされて元の画面に戻る。ここでの設定時刻は、CPU142により時計IC148にアラーム発生時刻として設定される。
図3の説明に戻り、「都度選択」とは、ソフトスイッチ149を押下する毎に移行させる各待機状態及びオフ状態を選択することである。
図5は、図3における「都度選択」ラジオボタン501を選択したときに表示される設定画面を示す図である。
図5の設定画面において、移行させたい待機状態及びオフ状態のボタン801〜805をタッチすることで、直ちに選択した状態に移行する。また、ここでもタイマー起動待機状態の起動時刻を「起動時刻の設定へ」ボタン806をタッチすることで設定できる。なお、キャンセルボタン808がタッチされると、待機状態への移行はキャンセルされスタンバイ状態を維持する。
以上説明した内容がソフトスイッチ149の押下による待機状態及びオフ状態への移行の詳細である。
図6は、動作状態終了後の経過時間による移行に関する設定画面を示す図である。
図6において、設定画面のチェックボックス601をタッチすることで各待機状態移行の有効/無効の切り替えが可能である。有効にした項目に関しては、ダウンボタン602とアップボタン603によって、各状態に移行するまでの時間を入力できる。入力内容はエリア604に表示される。また、ここでもタイマー起動待機状態の起動時刻を「起動時刻の設定へ」ボタン605をタッチすることで設定できる。全ての入力が完了し、OKボタン608がタッチされれば、入力内容が設定される。なお、キャンセルボタン607がタッチされると、入力内容はキャンセルされる。
以上説明した図1において、電力により動作する複数の装置には、CPU142、ROM143、フラッシュメモリ144、DRAM145、電源制御部141、ソフトスイッチ149、ネットワーク制御部146、FAX制御部147が対応している。ここで列挙した装置により画像処理装置100が構成される。
また、2次電池により電力が供給可能な一部の装置には、DRAM145、電源制御部141、ソフトスイッチ149、ネットワーク制御部146、FAX制御部147が対応している。
さらに、一部の装置の各々に供給する電力を、AC電源部101により変換された直流電力によって供給するか、または2次電池102によって供給するかを、各々の装置ごとに切り替え可能な手段には、以下のFETが対応する。すなわち、FET123,124,125,126,127,134,135,136,137が対応する。
図7、図8は、図1における電源制御部141により実行される電源制御処理の手順を示すフローチャートである。なお、図7、図8では、高速起動待機状態移行信号などの信号を、高速起動待機状態移行というように、「信号」を省略して記載している。
図7、図8において、まずFET123、124、125、126、127をオン状態に、リレー122及びFET131、134、135、136、137はオフ状態になるように制御信号190〜199,178を出力する(ステップS101)。
次いで、ユーザによって主電源スイッチ121がオンされ電源L166が供給されると(ステップS102でYES)、リレー122をオンにする(ステップS103)。
そして、CPU142からLAN/FAX有効待機状態移行信号を受信したか否か判別する(ステップS104)。ステップS104の判別の結果、LAN/FAX有効待機状態移行信号を受信していないときは(ステップS104でNO)、高速起動待機状態移行信号を受信したか否か判別する(ステップS105)。
ステップS105の判別の結果、高速起動待機状態移行信号を受信していないときは(ステップS105でNO)、FAX有効待機状態移行信号を受信したか否か判別する(ステップS106)。
ステップS106の判別の結果、FAX有効待機状態移行信号を受信していないときは(ステップS106でNO)、タイマー起動待機状態移行信号を受信したか否か判別する(ステップS107)。
ステップS107の判別の結果、タイマー起動待機状態移行信号を受信していないときは(ステップS107でNO)、オフ状態移行信号を受信したか否かを判別する(ステップS108)。
ステップS108の判別の結果、オフ状態移行信号を受信していないとき(ステップS108でNO)、上記ステップS104に戻る。なお、ステップS104からS108のIF文の実行順序は順不同でよい。
上記ステップS104の判別の結果、LAN/FAX有効待機状態移行信号を受信したときは(ステップS104でYES)、FET123をオフにする(ステップS109)。これにより電源B163がオフとなり、CPU142、ROM143、フラッシュメモリ144、ネットワーク制御部146の自機宛パケットを検出する以外の部分、及びFAX制御部147の着信検知以外の部分への給電が遮断され、消費電力が低減する。
次いで、ネットワーク制御部146によって自機宛パケットが検出された際に出力されるネットワーク復帰信号186を受信したか否かを判別する(ステップS121)。
ステップS121の判別の結果、ネットワーク復帰信号186を受信したときは(ステップS121でYES)、FET123、124、125、126、127をオンし、FET131、134、135、136、137をオフし(ステップS138)、S104に戻る。
一方、ステップS121の判別の結果、ネットワーク復帰信号186を受信していないときは(ステップS121でNO)、FAX制御部147によって着信を検知した際に出力されるFAX着信復帰信号187を受信したか否かを判別する(ステップS122)。
ステップS122の判別の結果、FAX着信復帰信号187を受信したときは(ステップS122でYES)、上記ステップS138に進む。
一方、FAX着信復帰信号187を受信していないときは(ステップS122でNO)、時計IC148に予め設定された時刻になった際に出力される時計アラーム信号188を受信したか否かを判別する(ステップS123)。
ステップS123の判別の結果、時計アラーム信号188を受信したときは(ステップS123でYES)、上記ステップS138に進む。
一方、時計アラーム信号188を受信していないときは(ステップS123でNO)、ソフトスイッチ149が押下された際に出力されるソフトスイッチ割り込み信号180を受信したか否かを判別する(ステップS124)。
ステップS124の判別の結果、ソフトスイッチ割り込み信号180を受信したときは(ステップS124でYES)、上記ステップS138に進む。
一方、ソフトスイッチ割り込み信号180を受信していないときは(ステップS124でNO)、ステップS121に戻る。
なお、ステップS121からS124のIF文の実行順序は順不同でよい。
上記ステップS105の判別の結果、高速起動待機状態移行信号を受信したときは(ステップS105でYES)、FET123、125、127をオフにする(ステップS110)。これにより電源B163と電源N165と電源F167がオフとなり、CPU142、ROM143、フラッシュメモリ144、ネットワーク制御部146、FAX制御部147への給電が遮断され、消費電力がさらに低減する。
次いで、時計IC148に予め設定された時刻になった際に出力される時計アラーム信号188を受信したか否かを判別する(ステップS120)。
ステップS120の判別の結果、時計アラーム信号188を受信したときは(ステップS120でYES)、上記ステップS138に進む。
一方、時計アラーム信号188を受信していないときは(ステップS120でNO)、ソフトスイッチ149が押下された際に出力されるソフトスイッチ割り込み信号180を受信したか否かを判別する(ステップS125)。ソフトスイッチ割り込み信号180を受信すると(ステップS125でYES)、上記ステップS138に進む。
上記ステップS106の判別の結果、FAX有効待機状態移行信号を受信したときは(ステップS106でYES)、FET131、137をオンにし、FET123、125、127をオフにする(ステップS111)。これにより電源F167の電力供給元がAC電源部101から2次電池102へ切り替わる。また、電源B163と電源N165がオフとなり、CPU142、ROM143、フラッシュメモリ144、ネットワーク制御部146、FAX制御部147の着信検知以外の部分への給電が遮断され、消費電力が低減する。
次いで、2次電池102の出力電圧を監視し、充電容量が予め定められた値より低下したか否かを判別する(ステップS126)。ステップS126の判別の結果、充電容量が予め定められた値より低下したときは(ステップS126でYES)、FET127をオンにし、FET137、131をオフにし(ステップS127)、ステップS128に進む。これにより電源F167の電力供給元が2次電池102からAC電源部101へ切り替わる。
一方、充電容量が低下していないときは(ステップS126でNO)、FAX制御部147によって着信を検知した際に出力されるFAX着信復帰信号187を受信したか否かを判別する(ステップS128)。
ステップS128の判別の結果、FAX着信復帰信号187を受信したときは(ステップS128でYES)、上記ステップS138に進む。
一方、FAX着信復帰信号187を受信しなかったときは(ステップS128でNO)、時計IC148に予め設定された時刻になった際に出力される時計アラーム信号188を受信したか否かを判別する(ステップS129)。
ステップS129の判別の結果、時計アラーム信号188を受信したときは(ステップS129でYES)、上記ステップS138に進む。
一方、時計アラーム信号188を受信していないときは(ステップS129でNO)、ソフトスイッチ149が押下された際に出力されるソフトスイッチ割り込み信号180を受信したか否かを判別する(ステップS130)。
ステップS130の判別の結果、ソフトスイッチ割り込み信号180を受信したときは(ステップS130でYES)、上記ステップS138に進む。
一方、ソフトスイッチ割り込み信号180を受信していないときは(ステップS130でNO)、FET131がオフか否かを判別する(ステップS131)。ステップS131の判別の結果、FET131がオフのときは(ステップS131でYES)、ステップS128へ進み、FET131がオフではないときは(ステップS131でNO)、ステップS126に進む。
なお、ステップS128からS130のIF文の実行順序は順不同でよい。
上記ステップS107の判別の結果、タイマー起動待機状態移行信号を受信したときは(ステップS107でNO)、FET131、136をオンにし、リレー122及びFET123、124、125、126、127をオフにする(ステップS112)。これにより電源L166の電力供給元がAC電源部101から2次電池102へ切り替わる。また、電源L166以外の全ての電源がオフとなり、電源制御部141以外の部分への給電が遮断され(但し1次電池103給電の時計IC148は除く)、消費電力が低減する。特にこの状態では、リレー122もオフとなるため、商用電源の電力消費がなくなる。
次いで、2次電池の出力電圧を監視し、充電容量が予め定められた値より低下したか否かを判別する(ステップS132)。ステップS132の判別の結果、充電容量が予め定められた値より低下したときは(ステップS132でYES)、リレー122及びFET126をオンにし、FET136、131をオフにし(ステップS133)、ステップS134に進む。これにより電源L166の電力供給元が2次電池102からAC電源部101へ切り替わる。
一方、充電容量が低下していないときは(ステップS132でNO)、時計IC148に予め設定された時刻になった際に出力される時計アラーム信号188を受信したか否かを判別する(ステップS134)。
ステップS134の判別の結果、時計アラーム信号188を受信したときは(ステップS134でYES)、リレー122をオンにし(ステップS137)、ステップS138に進む。
一方、時計アラーム信号188を受信しなかったときは(ステップS134でNO)、ソフトスイッチ149が押下された際に出力されるソフトスイッチ割り込み信号180を受信したか否かを判別する(ステップS135)。
ステップS135の判別の結果、ソフトスイッチ割り込み信号180を受信したときは(ステップS135でYES)、上記ステップS137に進む。
一方、ソフトスイッチ割り込み信号180を受信していないときは(ステップS135でNO)、FET131がオフか否かを判別する(ステップS136)。
ステップS136の判別の結果、FET131がオフのときは(ステップS136でYES)、ステップS134に進み、FET131がオフではないときは(ステップS136でNO)、ステップS132に進む。
なお、ステップS134、S135のIF文の実行順序は順不同でよい。
上記ステップS108の判別の結果、オフ状態移行信号を受信したとき(ステップS108でYES)、リレー122をオフして(ステップS113)。本処理を終了する。これにより、画像処理装置100は、完全に停止する。
図7、図8の電源制御処理に示されるように、電源制御部141は一部の装置のうち、動作させる装置全体で必要となる消費電力となるように直流電流によって電力を供給した場合のAC電源部101の変換効率、及び2次電池102によって電力を供給した場合の電力使用効率のうち、効率の良い方から電力を供給するように各FETを制御する。これにより、交流電源及び2次電池を併用する電子機器における消費電力を低減させることができる。
図9は、図1におけるCPU142により実行される電源制御処理の手順を示すフローチャートである。
図9において、電源B163がCPU142に供給されると(ステップS201でYES)、ROM143の起動プログラムを実行することでブートする(ステップS202)。
次いで、DRAM145に記憶されたデータが有効か否かを判別する(ステップS203)。判別する方法としては、電源L166または電源D164で保持する図示しないフリップフロップにCPU142から設定しておく方法などがある。例えばフリップフロップが“1”にセットされている場合は、有効とし、“0”の場合は無効とする。
ステップS203の判別の結果、データが有効のときは(ステップS203でYES)、ステップS205に進む。一方、データが無効のときは(ステップS203でNO)、フラッシュメモリ144から、制御プログラムを読み出し、これをDRAM145に展開する(ステップS204)。そしてDRAM145内のデータが有効であることを示すために、前記フリップフロップに“1”をセットする。
次いで、DRAM145に展開した制御プログラムを実行する(ステップS205)。なお、ステップS203で有効と判別されたときは、ステップS204を省略するので、ステップS204の処理する時間がなくなるため起動時間が短縮できる。また、ステップS205では、充電回路111の制御も行い、2次電池102の充電容量が十分でない場合は、充電を行う。
次いで、LAN/FAX有効待機状態移行条件が成立するか否かを判別する(ステップS206)。LAN/FAX有効待機状態移行条件とは、次の4つの場合がある。
・図3におけるソフトスイッチの設定で「LAN/FAX有効待機状態」が選択された状態でソフトスイッチ149が2秒未満押下された場合。
・図3におけるソフトスイッチの設定の押下時間2秒未満の項目で「都度選択」が選択された状態でソフトスイッチ149が2秒未満押下され、図5の待機状態/オフ状態への移行画面で「LAN/FAX有効待機状態」801がタッチされた場合。
・図3におけるソフトスイッチの設定の押下時間2秒以上の項目で「都度選択」が選択された状態でソフトスイッチ149が2秒以上押下され、図5の待機状態/オフ状態への移行画面で「LAN/FAX有効待機状態」801がタッチされた場合。
・図6の待機状態移行時間の設定で「LAN/FAX有効待機状態」の有効設定と時間が設定され、動作状態が終了してからの経過時間が前記設定した時間に一致した場合。
なお、高速起動移行条件、FAX有効待機状態移行条件、タイマー起動待機状態移行条件も同様であるため説明は割愛する。
また、オフ状態移行条件とは、次の4つの場合がある。
・図3におけるソフトスイッチの設定で「オフ」が選択された状態でソフトスイッチ149が2秒以上押下された場合。
・図3におけるソフトスイッチの設定の押下時間2秒未満の項目でで「都度選択」が選択された状態でソフトスイッチ149が2秒未満押下され、図5の待機状態/オフ状態への移行画面で「オフ」801がタッチされた場合。
・図3におけるソフトスイッチの設定の押下時間2秒以上の項目でで「都度選択」が選択された状態でソフトスイッチ149が2秒以上押下され、図5の待機状態/オフ状態への移行画面で「オフ」801がタッチされた場合。
・図6の待機状態移行時間の設定で「オフ」の有効設定と時間が設定され、動作状態が終了してからの経過時間が前記設定した時間に一致した場合。
ステップS206の判別の結果、LAN/FAX有効待機状態移行条件が成立したときは(ステップS206でYES)、LAN/FAX有効待機状態移行処理を行う(ステップS211)。具体的には、ネットワーク制御部146に対して自機宛パケット検出時にネットワーク復帰信号186を出力させる処理、FAX制御部147に対して着信検知時にFAX着信復帰信号187出力させる処理である。また、他の待機状態及びオフ状態移行が有効になっている場合にその設定時刻までの時間を時計IC148に設定する処理、CPU142の内部レジスタの退避などのCPUシャットダウン処理等を行う。
次いで、DRAM145をセルフリフレッシュモードに変更し(ステップS216)、LAN/FAX有効待機状態移行信号151を送信し(ステップS220)、本処理を終了する。これにより、CPU142への電力供給が遮断される。
上記ステップS206の判別の結果、LAN/FAX有効待機状態移行条件が成立しなかったときは(ステップS206でNO)、高速起動待機状態移行条件が成立するか否かを判別する(ステップS207)。
ステップS207の判別の結果、高速起動待機状態移行条件が成立するときは(ステップS207でYES)、高速起動待機状態移行処理を行う(ステップS212)。具体的には、他の待機状態及びオフ状態移行が有効になっている場合にその設定時刻までの時間を時計IC148に設定する処理、CPU142の内部レジスタの退避などのCPUシャットダウン処理等を行う。
次いで、DRAM145をセルフリフレッシュモードに変更し(ステップS217)、高速起動待機状態移行信号153を送信し(ステップS221)、本処理を終了する。これにより、CPU142への電力供給が遮断される。
上記ステップS207の判別の結果、高速起動待機状態移行条件が成立しなかったときは(ステップS207でNO)、FAX有効待機状態移行条件が成立するか否かを判別する(ステップS208)。
ステップS208の判別の結果、FAX有効待機状態移行条件が成立するときは(ステップS208でYES)、FAX有効待機状態移行処理を行う(ステップS213)。具体的には、FAX制御部147に対して着信検知時にFAX着信復帰信号187出力させる処理である。また、他の待機状態及びオフ状態移行が有効になっている場合にその設定時刻までの時間を時計IC148に設定する処理、CPU142の内部レジスタの退避などのCPUシャットダウン処理等を行う。
次いで、DRAM145をセルフリフレッシュモードに変更し(ステップS218)、FAX有効待機状態移行信号152を送信し(ステップS222)、本処理を終了する。これにより、CPU142への電力供給が遮断される。
上記ステップS208の判別の結果、FAX有効待機状態移行条件が成立しないときは(ステップS208でNO)、タイマー起動待機状態移行条件が成立するか否かを判別する(ステップS209)。
ステップS209の判別の結果、タイマー起動待機状態移行条件が成立するときは(ステップS209でYES)、タイマー起動待機状態移行処理を行う(ステップS214)。具体的には、他の待機状態及びオフ状態移行が有効になっている場合にその設定時刻までの時間を時計IC148に設定する処理、CPU142の内部レジスタの退避などのCPUシャットダウン処理等を行う。
次いで、タイマー起動待機状態移行信号154を送信し(ステップS223)、本処理を終了する。これにより、CPU142への電力供給が遮断される。
上記ステップS209の判別の結果、タイマー起動待機状態移行条件が成立しないときは(ステップS209でNO)、オフ状態移行条件が成立するか否かを判別する(ステップS210)。
ステップS210の判別の結果、オフ状態移行条件が成立するときは(ステップS210でYES)、オフ状態移行信号155を送信し(ステップS215)、本処理を終了する。これにより、CPU142への電力供給が遮断される。
一方、オフ状態移行条件が成立しないときは(ステップS210でNO)、上記ステップS206に戻る。
なお、ステップS206からS210のIF文の実行順序は順不同でよい。
図7〜図9の電源制御処理によれば、LAN/FAX有効待機状態では、DC2次側の消費電力が0.65Wであり、そのときのAC電源部101のAC/DC変換効率は72%である。この数値は、2次電池102の電力使用効率64%よりも良いため、2次電池102を使用しない方が充電時を含めた総合的な消費電力は低減できる。
FAX有効待機状態では、DC2次側の消費電力が0.25Wであり、その時のAC電源部101のAC/DC変換効率は50%であるため、2次電池102を使用した方が有利となる。しかしながら、全ての電力を2次電池102で賄うには、大容量で高価な2次電池が必要となってしまうので、FAX制御部の着信検知部分の0.05W分のみに2次電池を使用することで効果的に消費電力の低減が可能となる。
高速起動待機状態では、DC2次側の消費電力が0.2Wであり、その時のAC電源部101のAC/DC変換効率が44%であるため、2次電池102を使用した方が有利となる。しかしながら、その状態での電力供給先が電源制御部141の0.02WとDRAM145の0.18Wであり、DRAM145の0.18W分の電力を賄うには、大容量で高価な2次電池が必要となってしまう。
また、電源制御部141の0.02W分だけ2次電池102を使用するのは、AC電源部101のAC/DC変換効率もその分悪くなってしまうので、2次電池102を使用しない方が消費電力の低減が可能となる。
タイマー起動待機状態では、DC2次側の消費電力が約0.02Wであり、この時のAC電源部101のAC/DC変換効率は8%であり全ての電力に2次電池102を使用し、AC電源部へのAC電源を、リレー122をオフにして遮断することで消費電力の低減が可能となる。
以上説明したように、通信機能を停止できる複数の待機状態を持ち、その状態でのAC電源部のAC/DC変換効率と2次電池の電力使用効率とを比較して有利となる場合に2次電池を使用することで使用者の使い勝手を損なわずに、消費電力を低減することが可能となる。
特にAC電源部のAC/DC変換効率が悪いタイマー起動待機状態時に2次電池の電力を使用し、AC電源部をオフすることでより消費電力を大幅に低減することが可能となる。
以上説明した実施の形態において、ROM143は、ROMに限定されず、フラッシュメモリなどの電気的に書き換え可能な不揮発性メモリでもよい。また、CPU142の起動プログラムの記憶先をROM143と説明したが、ROM143を使用せずにフラッシュメモリ144に記憶してもよい。その場合CPU142は、フラッシュメモリ144の起動プログラムにより起動する。
画像処理装置100の制御プログラムの記憶先として、不揮発性メモリを用いたが、ハードディスク等の記憶装置でも良い。
各待機状態及びオフ状態への移行条件は、ソフトスイッチ149の押下時もしくは動作状態が終了してからの経過時間が予め設定した時間になったときと説明したが、予め設定した時刻になった時に移行してもよい。さらにネットワーク104に接続された図示しない情報処理装置からの指示で移行してもよい。起動時間の設定時刻は1種類として説明したが、例えば曜日毎の7種類の設定でもよい。
FAX制御部147にてファクシミリの通信制御を行うとしたが、必ずしもFAX制御部が必要ではなく、FAX制御部がなくてもよい。その場合は、LAN/FAX有効待機状態はLAN有効待機状態となり、FAX有効待機状態はなくなる。
LAN/FAX有効待機状態と高速起動待機状態では、2次電池102を使用しないとし、FAX有効待機状態ではFAX制御部147に、タイマー起動待機状態では電源制御部141に2次電池102を使用するとした。
しかしながら、AC電源部101のAC/DC変換効率、2次電池102の電力使用効率、電源制御部141の電力消費量、DRAM145の電力消費量、ネットワーク制御部146の電力消費量、FAX制御部の電力消費量は一例である。
そのため、各待機状態における2次電池102を使用/未使用及び2次電池102より電力供給するブロックはこれに限定されない。例えば、ネットワーク制御部146の電力消費量が低い場合は、LAN/FAX有効待機状態において、2次電池を使用しても良い。
(他の実施の形態)
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
100 画像処理装置
101 AC電源部
102 2次電池
103 1次電池
111 充電回路
113 降圧回路
114,115 昇圧回路
121 主電源スイッチ
122 リレー
123,124,125,126,127,131,134,135,136,137 FET
141 電源制御部
142 CPU
143 ROM
144 フラッシュメモリ
145 DRAM
146 ネットワーク制御部
147 FAX制御部
148 時計IC
161 プラグ

Claims (16)

  1. 電子機器であって、
    交流電源から供給される交流電力を直流電力に変換する変換手段と、
    前記変換手段により変換された直流電力で充電される電池と、
    前記変換手段により変換された直流電力が供給される制御手段と、
    前記制御手段によって実行されるプログラムが格納され、前記変換手段により変換された直流電力又は前記電池に充電された電力が供給される記憶手段と、
    前記電子機器を省電力状態に移行させる指示を受信した場合に、前記記憶手段に前記電池から電力が供給されるように制御すると共に、前記変換手段から前記制御手段への電力供給が停止されるように制御する電力制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記変換手段からの電力供給が停止される前に、前記制御手段の内部レジスタの値を前記記憶手段に記憶すると共に、前記記憶手段がリフレッシュモードになるように制御する、ことを特徴とする電子機器。
  2. 前記制御手段は、CPUである、ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記記憶手段は、DRAMである、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記電力制御手段は、前記電子機器を前記省電力状態に移行させる指示を受信した場合に、前記電力制御手段に前記電池から電力が供給されるように制御する、ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の電子機器。
  5. 外部装置とのデータの送受信を制御するネットワーク制御手段をさらに備え、
    前記電力制御手段は、前記電子機器を前記省電力状態に移行させる指示を受信した場合に、前記ネットワーク制御手段への電力供給が停止されるように制御する、ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の電子機器。
  6. 前記電池は、前記記憶手段及び前記ネットワーク制御手段に電力を供給する、ことを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
  7. 前記電池と前記記憶手段との間に配置される第1スイッチと、
    前記電池と前記ネットワーク制御手段との間に配置される第2スイッチと、をさらに備え、
    前記電力制御手段は、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチをオン又はオフに切り替える、ことを特徴とする請求項5又は6に記載の電子機器。
  8. 前記電池と前記電力制御手段との間に配置される第3スイッチをさらに備え、
    前記電力制御手段は、前記第3スイッチをオン又はオフに切り替える、ことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の電子機器。
  9. 制御プログラムを記憶する不揮発性メモリをさらに備え、
    前記制御手段は、
    前記電子機器の電源オフ状態からの復帰指示を受信した場合に、前記不揮発性メモリから前記制御プログラムを読み出して前記記憶手段に展開し、前記記憶手段に展開された前記制御プログラムを実行し、
    前記省電力状態からの復帰指示を受信した場合に、前記記憶手段に展開された前記制御プログラムを実行する、ことを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の電子機器。
  10. 前記制御手段は、前記電子機器が備える電源スイッチを押下する時間が所定時間以上の場合に前記電子機器を電源オフ状態に移行させ、前記電源スイッチを押下する時間が前記所定時間未満の場合に前記電子機器を前記省電力状態に移行させる、ことを特徴とする請求項9に記載の電子機器。
  11. 前記電源スイッチが押下されたときに移行するべき電力状態を複数の電力状態の中から選択するための選択画面を表示する表示手段をさらに備える、ことを特徴とする請求項10に記載の電子機器。
  12. 前記電力制御手段は、前記電子機器を前記省電力状態に移行させる指示を受信した場合に、前記記憶手段への電力の供給元を、前記変換手段から前記電池に切り替える、ことを特徴とする請求項1乃至11の何れか1項に記載の電子機器。
  13. 前記変換手段と前記記憶手段との間に配置される第4スイッチをさらに備え、
    前記電力制御手段は、前記電子機器を前記省電力状態に移行させる指示を受信した場合に、前記第4スイッチをオフにすると共に、前記第1スイッチをオンにする、ことを特徴とする請求項に記載の電子機器。
  14. 前記電子機器は、用紙に画像を印刷する印刷手段を備える印刷装置である、ことを特徴とする請求項1乃至13の何れか1項に記載の電子機器。
  15. 交流電源から供給される交流電力を直流電力に変換する変換手段と、
    前記変換手段により変換された直流電力で充電される電池と、
    前記変換手段により変換された直流電力が供給される制御手段と、
    前記制御手段によって実行されるプログラムが格納され、前記変換手段により変換された直流電力又は前記電池に充電された電力が供給される記憶手段と、を備える電子機器の制御方法であって、
    前記電子機器を省電力状態に移行させる指示を受信した場合に、前記記憶手段に前記電池から電力が供給されるように制御すると共に、前記変換手段から前記制御手段への電力供給が停止されるように制御する電力制御ステップと、
    前記変換手段からの電力供給が停止される前に、前記制御手段の内部レジスタの値を前記記憶手段に記憶すると共に、前記記憶手段がリフレッシュモードになるように制御する制御ステップと、
    を備えることを特徴とする制御方法。
  16. 交流電源から供給される交流電力を直流電力に変換する変換手段と、
    前記変換手段により変換された直流電力で充電される電池と、
    前記変換手段により変換された直流電力が供給される制御手段と、
    前記制御手段によって実行されるプログラムが格納され、前記変換手段により変換された直流電力又は前記電池に充電された電力が供給される記憶手段と、を備える電子機器の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記制御方法は、
    前記電子機器を省電力状態に移行させる指示を受信した場合に、前記記憶手段に前記電池から電力が供給されるように制御すると共に、前記変換手段から前記制御手段への電力供給が停止されるように制御する電力制御ステップと、
    前記変換手段からの電力供給が停止される前に、前記制御手段の内部レジスタの値を前記記憶手段に記憶すると共に、前記記憶手段がリフレッシュモードになるように制御する制御ステップと、
    を備えることを特徴とするプログラム。
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