JP2011022669A - 画像形成装置及び情報処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】待機状態で、主処理装置の蓄電池から供給される電力によって作動する。
【解決手段】待機モードBに移行したときにバス電力が供給されていると、主電源部を停止して、バス電力による作動を開始する(ステップ150、154〜158)。バス電力がホストコンピュータの蓄電池から供給されているものであると、ホストコンピュータから蓄電池の充電量を取得し、充電量が設定値以上か、充電量に減少度が基準値を超えているか否かを確認する(ステップ160〜166、170、172)。これにより、充電量が設定値より低くなって不足と判断されるか、減少度が基準値よりも大きくなって蓄電池の劣化と判断されると、主電源部を作動させて、主電源部から供給される電力により動作するように設定する(ステップ168、152)。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像形成装置、情報処理装置および画像処理システム関する。
特許文献1には、画像形成装置とホストコンピュータとを、電力供給が可能なUSB規格に基づいたインターフェイス手段によって接続し、待機状態では、インターフェイス手段を介してホストコンピュータから供給される電力で動作する方法が記載されている。
このとき、ホストコンピュータとして蓄電池(バッテリ)で動作するノートパソコンなどが用いられると、画像形成装置では、バッテリから供給される電力を用いた待機状態となる。
特開2001−211274号公報
本発明は、待機状態で蓄電池によって動作する主処理装置から供給される電力によって作動する画像形成装置及び情報処理システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成する請求項1に係る画像形成装置は、電力を供給する主電源部と、蓄電池及び、蓄電池の充電量を検出する検出手段を有する主処理装置から受付けた情報に基づいて画像形成処理を行う画像形成手段を供え、供給された電力によって作動する電力負荷と、前記電力負荷への電力の供給が停止された待機状態で、供給された電力により作動する待機作動負荷と、前記待機状態以外の状態で、前記主電源部から前記電力負荷に電力が供給され、前記待機状態で、前記主電源部から前記電力負荷への電力の供給が停止されると共に、前記検出手段で検出された前記充電量が所定値以上の場合に前記充電池から前記待機作動負荷に電力が供給され、前記検出手段で検出された前記充電量が所定値未満の場合に前記主電源部から前記待機動作負荷に電力が供給されるように制御する制御手段と、を含む。
請求項2に係る画像形成装置は、電力を供給する主電源部と、蓄電池及び、蓄電池の充電量を検出する検出手段を有する主処理装置から受付けた情報に基づいて画像形成処理を行う画像形成手段を供え、供給された電力によって作動する電力負荷と、前記電力負荷への電力の供給が停止された待機状態で、供給された電力により作動する待機作動負荷と、前記待機状態以外の状態で、前記主電源部から前記電力負荷に電力が供給され、前記待機状態で、前記主電源部から前記電力負荷への電力の供給が停止されると共に、前記検出手段で検出された前記充電量の単位時間当たりの変化量が所定値以下の場合に前記充電池から前記待機作動負荷に電力が供給され、前記検出手段で検出された前記充電量の単位時間当たりの変化量が所定値を超えた場合に前記主電源部から前記待機動作負荷に電力が供給されるように制御する制御手段と、を含む。
請求項3に係る画像形成装置は、請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置において、前記制御手段が、予め設定されている時間間隔で前記主処理装置から出力される前記蓄電池の前記充電量を受け付けて、受け付けた充電量に応じた前記制御を行う。
請求項4に係る画像形成装置は、請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置において、 前記制御手段が、予め設定されている時間間隔で前記主処理装置に前記蓄電池の前記充電量の出力を要求し、該要求に応じて前記主処理装置から出力される前記充電量を受け付けて、受け付けた充電量に応じた前記制御を行う。
請求項5に係る情報処理システムは、蓄電池と、前記蓄電池の充電量を検出する検出手段と、を有する主処理装置及び、電力を供給する主電源部と、前記主処理装置から受付けた情報に基づいた情報処理を行う情報処理手段を供え、供給された電力によって作動する電力負荷と、前記電力負荷への電力の供給が停止された待機状態で、供給された電力により作動する待機作動負荷と、前記待機状態以外の状態で、前記主電源部から前記電力負荷に電力が供給され、前記待機状態で、前記主電源部から前記電力負荷への電力の供給が停止されると共に、前記主処理装置の前記検出手段で検出された前記充電量が所定値以上の場合に前記充電池から前記待機作動負荷に電力が供給され、前記主処理装置の前記検出手段で検出された前記充電量が所定値未満の場合に前記主電源部から前記待機動作負荷に電力が供給されるように制御する制御手段と、を含む画像形成装置を有する。
請求項6に係る情報処理システムは、蓄電池と、前記蓄電池の充電量を検出する検出手段と、を有する主処理装置及び、電力を供給する主電源部と、前記主処理装置から受付けた情報に基づいた情報処理を行う情報処理手段を供え、供給された電力によって作動する電力負荷と、前記電力負荷への電力の供給が停止された待機状態で、供給された電力により作動する待機作動負荷と、前記待機状態以外の状態で、前記主電源部から前記電力負荷に電力が供給され、前記待機状態で、前記主電源部から前記電力負荷への電力の供給が停止されると共に、前記主処理装置の前記検出手段で検出された前記充電量が所定値以上の場合に前記充電池から前記待機作動負荷に電力が供給され、前記主処理装置の前記検出手段で検出された前記充電量が所定値未満の場合に前記主電源部から前記待機動作負荷に電力が供給されるように制御する制御手段と、を含む画像形成装置を有する。
請求項7に係る情報処理システムは、請求項5又は請求項6の情報処理システムにおいて、前記主処理装置が、前記蓄電池の充電量を予め設定された時間間隔で前記情報処理装置へ出力する出力手段を含み、前記制御手段が、予め設定されている時間間隔で前記主処理装置から出力される前記蓄電池の前記充電量を受け付けて、受け付けた充電量に応じた前記制御を行う。
請求項8に係る情報処理システムは、請求項5又は請求項6の情報処理システムにおいて、前記制御手段が、予め設定されている時間間隔で前記主処理装置に前記蓄電池の前記充電量の出力を要求し、該要求に応じて前記主処理装置から出力される前記充電量を受け付けて、受け付けた充電量に応じた前記制御を行う。
請求項1及び請求項2の発明によれば、画像形成装置に、主処理装置の蓄電池の充電量を検出する検出手段が必要なくなる、という効果が得られる。
請求項3の発明によれば、画像形成装置が、主処理装置へ充電量を要求する機能を有していなくとも、蓄電池の充電量を取得することができるという効果が得られる。
請求項4の発明によれば、主処理装置が、予め設定した時間に充電量を出力する構成を有していなくとも、画像形成装置が、蓄電池の充電量を取得することができるとい効果が得られる。
請求項5及び請求項6の発明によれば、情報処理装置に、主処理装置の蓄電池の充電量を検出する検出手段が必要なくなる、という効果が得られる。
請求項7の発明によれば、情報処理装置が、主処理装置へ充電量を要求する機能を有していなくとも、蓄電池の充電量を取得することができるという効果が得られる。
請求項8の発明によれば、主処理装置が、予め設定した時間に充電量を出力する構成を有していなくとも、情報処理装置が、蓄電池の充電量を取得することができるとい効果が得られる。
本実施の形態に係る画像形成装置の要部の構成図である。 画像形成装置と接続されるホストコンピュータの要部の構成図である。 画像処理システムにおける画像形成装置を含むデバイスとホストコンピュータの接続を示す構成図である。 画像形成装置の運転モードの切換えの一例を示す流れ図である。 待機モードにおける電力の供給元の選択の一例を示す流れ図である。 放電時間に対する充電量の変化の一例を示す線図である。 図5とは異なる待機モードにおける電力の供給元の選択の一例を示す流れ図である。
以下に、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。図3には、本実施の形態に係る画像処理システム10の構成が示されている。この画像処理システム10は、主処理装置であるホストコンピュータ12を備えている。ホストコンピュータ12には、直接又はハブ14、16を介して画像処理装置、画像形成装置などの情報処理装置とされるデバイス18が接続される。以下では、デバイスの一例として画像形成装置20を適用して説明する。
図1に示されるように、画像形成装置20は、装置の作動を制御する処理制御部22を備えている。この処理制御部22には、CPU24、ROM26、RAM28がバス30によって接続された制御部32が設けられている。また、処理制御部22には、HDD34などの記憶手段が設けられ、このHDD34が制御部32に接続されている。
CPU24は、ROM26やHDD34に記憶されたプログラムを実行する。このときに、RAM28は、プログラム実行時のワークメモリとして利用されると共に、各種のデータの一時記憶に用いられる。なお、CPU24で実行されるプログラムを記憶する記憶媒体は、ROM26、HDD34に限定されず、CD−ROM、フレキシブルディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの可搬型記録媒体であっても良い。この場合、可搬型記録媒体からプログラムを読み出すためのドライブ装置を設ければ良い。また、CPU24で実行されるプログラムは、画像形成装置12の外部に備えられたHDDなどの外部記憶装置、ネットワークを介して接続されたデータベースであっても良く、さらに、電気通信回線上の搬送波のような伝送媒体であっても良い。
処理制御部22には、電力負荷として画像形成部36、画像読取り部38、回線インターフェイス部40、操作パネル部42が接続されている。また、画像形成装置20には、主電源部44が設けられている。
主電源部44は、例えば、商用電源から供給される電力に対する電力変換処理を行い、処理制御部22、画像形成部36、画像読取り部38、回線インターフェイス部40及び操作パネル部42のそれぞれに作動用の電力を供給する。
操作パネル部42は、画像形成装置20の作動状態の表示及び、各種の入力操作を受け付けるユーザーインターフェイス(UI)とされ、処理制御部22は、操作パネル部42が入力操作を受け付けると、受け付けた操作内容に応じた処理を実行する。
画像形成部36では、電子写真プロセスによって処理制御部22から出力される画像データに基づいて、図示しない記録紙に画像を形成する。また、画像読取り部38は、原稿に記録された画像を読み取って、該画像に応じた画像データを生成して、処理制御部22へ出力する。なお、画像形成部36は、電子写真プロセスに限らず、記録紙に画像を形成する任意の構成が適用される。
回線インターフェイス部40は、電話回線などの通信回線に接続されており、該通信回線を介した画像データの送信及び受信を行う。このときに、回線インターフェイス部40は、図示しないハンドセットによって通信回線を用いた音声通話を行う機能を含んでも良い。
回線インターフェイス部40には、自機宛の発呼信号を検出するリング信号検出回路46が設けられている。回線インターフェイス部40は、リング信号検出回路46が発呼信号を検出すると、発呼先と回線を接続し、伝送される画像データなどのデータを受信する。また、回線インターフェイス部40は、ホストコンピュータ12から又は操作パネル部42のキー操作によって発呼先が指定されることにより、指定された発呼先と接続して画像データなどのデータ伝送を行う。なお、回線インターフェイス部40は、有線回線のみならず、無線回線を用いるものであっても良い。
画像形成装置20には、処理制御部22に、インターフェイス部50、電源制御部52及び復帰条件検出部54が設けられており、これらが制御部32に接続されている。電源制御部52は、主電源部44に接続され、主電源部44が作動しているか否かの検出と共に、主電源部44の作動/停止(オン/オフ)、主電源部44からの各部品への電力供給を制御する。
インターフェイス部50は、接続手段として設けられ、このインターフェイス部50を介して画像形成装置20がホストコンピュータ12に接続されている。画像形成装置20では、ホストコンピュータ12から画像データから伝送される画像データを、インターフェイス部50で受付け、該画像データに対して指示されている処理を実行し、また、ホストコンピュータ12からの要求に応じて画像データをホストコンピュータ12へ伝送する。
一方、画像形成装置20では、運転モードとして、主電源部44から画像形成部36、画像読取り部38及び回線インターフェイス部40へ電力を供給して、それぞれを動作状態とする動作モードと、画像形成部36、画像読取り部38及び回線インターフェイス部40などの予め設定された部位への電力の供給を停止して装置を待機状態とする待機モードと、が設定される。
画像形成装置20では、例えば、画像形成部36、画像読取り部38、回線インターフェイス部40の非作動状態が予め設定された時間以上継続すると、運転モードを待機モードに設定し、運転モードを動作モードから待機モードに切換える。
処理制御部22は、待機モードに切換わると、制御部32の一部、インターフェイス部50、回線インターフェイス部40のリング検出回路46、復帰条件検出部54、電源制御部52及び操作パネル部42など、予め設定されている待機動作部位に電力が供給されて、該当部位を作動させる。すなわち、画像形成装置20では、運転モードが待機モードへ切換わると、電力消費を抑制しながら、復帰条件が検出されるように設定された部品へ電力が供給されるようにしている。
また、画像形成装置20では、画像形成処理や画像読取り処理を行うための操作パネル部42のスイッチ操作、リング検出回路46での発呼信号の検出、ホストコンピュータ12からの処理要求の受付け、などが待機モードから動作モードに切換える復帰条件とされている。復帰条件検出部54は、予め設定されているこれらの復帰条件を検出する。
処理制御部22は、復帰条件検出部54で、復帰条件の何れかが検出されると、運転モードを動作モードに設定し、待機モードから動作モードに切換え、主電源部44から画像形成部36、画像読取り部38、回線インターフェイス部40、操作パネル部42等が動作され、画像形成処理などを行う。
ところで、画像形成装置20に設けられているインターフェイス部50は、USB(Universal Serial Bus)規格に準拠されており、インターフェイス部50に接続される伝送線56には、一対の情報線56A(D+、D−)及び一対の電力線56B(Vbus、GND)が含まれる。これにより、インターフェイス部50には、予め設定された電圧(例えばUSB規格の電圧Vbus=5V)、電流(例えば、USB規格の許容電流I≦500mA)の電力が供給される。
ここで、画像形成装置20では、インターフェイス部50に電力が供給されていると、待機モードに切換わったときに、予め設定されている部位が、インターフェイス部50に供給される電力(以下、バス電力とする)によって動作され、主電源部44の作動が停止されるようにしている。図1には、このときのバス電力の供給を破線で示されている。なお、図1では、制御部32へのバス電力の供給の図示を省略している。
図2に示されるように、ホストコンピュータ12は、CPU58、ROM60、RAM62、HDD64などの記憶手段等がバス66に接続された一般的構成とされている。CPU58は、ROM60、HDD64に記憶されたプログラム、可搬型記憶媒体から読み出されたプログラム、外部から読み込んだプログラムを実行し、各種の画像処理を含むデータ処理を行う。
ホストコンピュータ12には、USB規格のインターフェイスコントローラ(以下、I/Fコントローラ68とする)が設けられ、各デバイス18(図3参照)は、伝送線56によってI/Fコントローラ68に接続される。また、ホストコンピュータ12には、デバイスドライバ70が設けられ、ホストコンピュータ12は、伝送線56(電力線56B)によって電力を供給し、デバイスドライバ70によってI/Fコントローラ68に接続された各デバイス18の操作、作動制御等を行う。
このホストコンピュータ12には、外部電源部72、二次電池である蓄電池74及び、電源管理部76が設けられている。外部電源部72は、商用電源などの外部電源から供給される電力を、ホストコンピュータ12の作動用の電力に変換し、この変換された電力によってホストコンピュータ12が動作される。
また、ホストコンピュータ12では、外部電源部72からの電力供給が停止されると、蓄電池74に充電されている電力によって作動される。このときに、ホストコンピュータ12は、蓄電池74の電力を、画像形成装置20を含むデバイス18へバス電力として出力する。
電源管理部76は、蓄電池74に蓄積されている電力を検出して、蓄電池74の充放電を管理する。なお、電源管理部46は、外部電源部72から出力される電力によって蓄電池74の充電が行われるようにしている。また、蓄電池74に蓄積されている電力は、充電されている電気量であり、実際の容量(Ah)を適用しても良いが、蓄電池74の定格容量を100%として、この定格容量に対して、充電している電気量を比率で表した放電可能容量(SOC:State of Charge)などを適用でき、以下では、これを充電量Cとして説明する。
ホストコンピュータ12では、電源管理部76で検出される蓄電池74の充電量Cが予め設定した容量以下となると、作動が一時停止されるなどの電力消費を抑制する省動力化が行われる。
I/Fコントローラ68には、バスドライバ78及びハブドライバ80が設けられている。図3に示されるように、デバイス18は、接続中継点となるハブ14ないしハブ16を介してホストコンピュータ12に接続される。このときの接続中継点としては、自己電源を有しておらずにパーソナルコンピュータ12側から供給される電力をデバイス18側へ出力するハブ(バスハブ)14、自己電源を備えてデバイス18側への電力供給機能を有するハブ(セルフハブ)16が用いられる。
I/Fコントローラ68は、デバイス18の接続が検出されると、接続の初期化を行うことによりバスドラバ78及びハブドライバ80によって、接続されたデバイス18の接続経路及び供給する電力(電流値)の設定が生成される。すなわち、ホストコンピュータ12に接続されたデバイスが、ハブ14、16の何れかを介して接続されているかの接続経路の情報及び、その接続経路中に電力供給機能を備えたハブ16が含まれるか否かの給電情報の設定が接続経路情報として生成される。
この接続経路情報は、ホストコンピュータ12から接続されたデバイス18へ出力され、画像形成装置20は、この接続経路情報を取得することにより、電力線56Bの電力がホストコンピュータ12から供給される電力か、ハブ16から供給される電力かが把握される。
また、I/Fコントローラ68では、出力電流(電流I)が最大の電流値Imax(例えば、Imax=500mA)以下とされている。また、各デバイス18では、接続の初期化が行われるときに許可される電流値If(例えば、If=100mA)及び、ホストコンピュータ12の休止(アイドル)時に許可する電流値Imin(例えば、Imin=500μA)が規定されている。なお、これらの規格は、USB規格に準拠されている。
一方、ホストコンピュータ12のI/Fコントローラ68に接続される画像形成装置20(図1参照)は、待機モードとして待機モードA又は待機モードBで動作される。待機モードAでは、ホストコンピュータ12との接続の初期化が行われるときに許容されている電流値Ifの範囲で動作し、待機モードBでは、接続の初期化が終了して、ホストコンピュータ12から許容される電流値Imaxの範囲の電力で動作される。
ここで、画像形成装置20では、インターフェイス部50に供給されるバス電力によって待機モードでの動作を行うと、このバス電力が、制御部32及び図1に破線で示す部位へ供給される。
ホストコンピュータ12に設けられるデバイスドライバ70(図2参照)には、画像形成装置20に対応するドライバが含まれる。このデバイスドライバ70は、ホストコンピュータ12が蓄電池74の電力によって動作していると、伝送線56の情報線56Aを介して、電源管理部76が検出している蓄電池74の充電量Cを、予め設定されている時間間隔で画像形成装置20へ出力する。
画像形成装置20では、ホストコンピュータ12から蓄電池74の充電量Cが出力されることにより、この充電量Cを取得する。処理制御部22は、待機モードに切換わると、蓄電池74の充電量Cを取得し、取得した充電量Cからホストコンピュータ12の蓄電池74の状態を判定し、この判定結果に基づいて、バス電力を用いた動作を継続するか、主電源部44を作動するか否かを判定する。
ここで、画像形成システム10又はホストコンピュータ12には、蓄電池74の電力を用いてホストコンピュータ12が作動して、画像形成装置20等のデバイス18へバス電力を供給するときの蓄電池74の充電量Cの下限値とする設定値Csが予め設定されている。また、画像形成システム10又はホストコンピュータ12では、蓄電池74の充電量Cが変化する場合の、単位時間当たりの変化量である減少量(以下、減少度Aとする)の基準値Asが設定されている。
画像形成装置20の処理制御部22では、ホストコンピュータ20から取得した充電量Cが、設定値Csまで低下した場合(C<Cs)、又は、充電量Cが減少するときの単位時間当たりの変化である減少量である減少度Aが、基準値Asを超えた場合、待機モードで動作するための電力を、インターフェイス部50に供給されるバス電力から、主電源部44が出力する電力に切換える。
画像形成装置20の処理制御部22では、予め蓄電池74の設定値Cs及び基準値AsがHDD34に記憶されている。なお、ここでは、充電量Cの設定値Cs、減少度Aの基準値Asが予め記憶されているものとして説明するが、これに限らず、ホストコンピュータ12と画像形成装置20との接続が確立したときなどの予め設定された時期に、ホストコンピュータ12が画像形成装置20へ出力することにより画像形成装置20が取得するものであっても良い。
以下に、図4から図7を参照しながら、本実施の形態の作用として、画像形成装置20における運転モードの切換制御を説明する。
図4のフローチャートは、ホストコンピュータ12と画像形成装置20とが伝送線56によって接続された状態で、例えば、画像形成装置20の電源が投入されることにより開始され、最初のステップ100では、接続の初期化(USBの初期化)が行われる。なお、この初期化は、ホストコンピュータ12に画像形成装置20が接続されたとき、ホストコンピュータ12と画像形成装置20との接続が解除された状態となるなどして接続が確立されなくなった後に、復旧されたときなどの予め設定されている条件で行われる。
初期化が開始されると、ステップ102で運転モードを、待機モードのうちの待機モードAに設定し、この待機モードで動作するように設定されている部品への電力供給が開始される。このとき、待機モードAでは、回線インターフェイス部40のリング信号検出回路46、復帰条件検出部52、電源制御部54に加え、操作パネル部42の図示しないキー操作検出回路など、各電力負荷の一部などに電力が供給される。
また、画像形成装置20では、接続の初期化が行われることにより、ホストコンピュータ12との接続が確立されると情報線56Aを介した命令やデータの伝送が開始される。また、ホストコンピュータ12は、接続の初期化を行うときに、ホストコンピュータ12から画像形成装置20までの接続経路情報を生成する。
次のステップ104では、初期化が終了したか否かを確認し、初期化が終了すると、ステップ104で肯定判定してステップ106へ移行する。このステップ106では、接続の初期化を行ったときに、ホストコンピュータ12が生成して出力する接続経路情報を取得する。これにより、画像形成装置20にバス電力が供給されている場合に、ホストコンピュータ12から供給されているか又は、接続中継点となるハブ16から供給されているか、と共に、電力線56Bを介し供給されるバス電力のうちで、画像形成装置20で消費可能とされる電力が把握される。
次のステップ108では、運転モードを待機モードBに設定する。これにより、運転モードが待機モードBに切換わることにより、画像形成装置20では、画像形成要求や、画像読取り要求の検出が可能となる。
この後、ステップ110では、ホストコンピュータ12から画像形成要求があるか否かを確認し、ステップ112では、復帰条件検出部54が、復帰条件のいずれかを検出したか否かを確認する。すなわち、ステップ110、112では、待機モードBで動作しているときに、主電源部44から供給される電力を用いて作動する必要がある処理要求を検出したか否かを確認する。
例えば、ホストコンピュータ12から画像形成要求があると、ステップ110で肯定判定される。また、回線インターフェイス部40のリング信号検出回路46が発呼信号を検出した場合、画像読取り部38での画像読取りや読み取った画像を記録紙に形成する複写処理を行うために操作パネル部42のキー操作が検出された場合、などでは、ステップ112で肯定判定される。
ここで、ステップ110又はステップ112で肯定判定されると、ステップ114へ移行する。このステップ114では、主電源部44が停止しているか否かを確認する。このときに、主電源部44が停止していると、ステップ114で肯定判定してステップ116へ移行し、主電源部44を作動させる。
この後、ステップ118では、運転モードを動作モードに設定する。これにより、運転モードが待機モードBから動作モードに切換わり、ステップ120では、要求された処理を実行する。すなわち、画像形成処理が要求されている場合には、主電源部44から出力される電力によって画像形成部36を作動させて、画像形成処理を実行する。
また、ステップ122では、要求された処理が終了したか否かを確認し、要求された処理が終了していると、ステップ122で肯定判定してステップ124へ移行し、最後の処理が終了してから予め設定された時間が経過したか否かを確認する。なお、設定された時間内で新たな処理の要求があった場合には、ステップ120で要求された処理が実行される。
要求された処理のうちの最後の処理が終了し、かつ、その処理が終了してからの経過時間が予め設定した時間に達すると、ステップ124で肯定判定されてステップ126へ移行する。このステップ126では、画像形成部36、画像読取り部38などへ、主電源部44から電力を供給するのを停止する。この後、ステップ108へ移行することにより、運転モードを待機モードBに設定する。これにより、画像形装置20では、運転モードが動作モードから待機モードBに切換えられる。
一方、ステップ110及びステップ112で否定判定されると、待機モードBが継続される。このときに、ステップ128では、ホストコンピュータ12から出力されたリセット要求を受付けたか否かを確認する。また、ステップ130では、ホストコンピュータ12との接続が確立しなくなるアイドル状態となったか否かを確認する。ここで、ホストコンピュータ12と画像形成装置20とでは、予め設定されている時間間隔で通信が行われており、ホストコンピュータ12が休止又は停止すると、通信が途絶える。ここから、画像形成装置20では、上記時間間隔よりも長く設定した時間(例えば、3msec)が経過しても通信が成立しないと、ホストコンピュータ12がアイドル状態となっていると判断する。
画像形成装置20では、リセット要求を受け付けてステップ128で肯定判定されると、ステップ100へ移行し、接続の初期化を行う。また、画像形成装置20では、ホストコンピュータ12がアイドル状態となっていると判断されるとステップ130で肯定判定してステップ132へ移行し、アイドル電流である電流値Iminで動作されるように切換えられ、この後、ステップ100へ移行し、接続の初期化が行われる。
一方、画像形成装置20では、インターフェイス部50にバス電力が供給されている状態で、待機モードBに切換わると、このバス電力を用いて動作する。図5には、このときの処理の一例が示されている。このフローチャートでは、図4のフローチャートのステップ108で待機モードBに設定されると、図4のフローチャートと並行して実行され、図4のフローチャートで、待機モードA(アイドル電流での動作も含む)又は動作モードに設定され、待機モードBから待機モードA又は動作モードに切換わる(図4のステップ102、118)ことにより終了する。なお、バス電力が供給されている状態で、待機モードAに移行したときには、バス電力を用いた動作が継続される。
このフローチャートでは、最初のステップ150でインターフェイス部50に電力線56Bを介してバス電力が供給されているか否かを確認する。このときに、バス電力が供給されていなければ、ステップ150で否定判定してステップ152へ移行する。このステップ152では、主電源部44が作動しているので、主電源部44から供給される電力を用いて待機モードBでの動作を行うように設定する。
これに対して、バス給電が行われていると、ステップ150で肯定判定されてステップ154へ移行する。このステップ154では、インターフェイス部50に供給されるバス電力で動作するように設定する。このときに、ステップ156では、主電源部44が動作状態であるか否かを確認し、主電源部44が動作状態であれば、ステップ156で肯定判定してステップ158へ移行し、主電源部44を停止して、省動力化を図る。
バス電力での動作に設定されると、先ず、ステップ160では、バス電力がハブ16から供給されるものであるか否かを確認する。すなわち、画像形成装置20が電力供給機能を備えたハブ(セルフハブ)16を介してホストコンピュータ12に接続されているか否かを確認する。すなわち、バス給電がなされている否かを確認する。この確認には、接続の初期化が行われたときにホストココンピュータ12で生成されて取得された接続経路情報を用いることがでる。
このときに、画像形成装置20が、ハブ14を介して又は直接ホストコンピュータ12に接続していると、ステップ160で否定判定してステップ162へ移行する。なお、画像形成装置20が、電力機能を備えたハブ16に接続されている場合でも、ハブ16が電力供給を行っていない場合には、ステップ160で否定判定されてステップ162へ移行する。
ステップ162では、ホストコンピュータ12が蓄電池74で動作しているか否か、すなわち、バス電力が、蓄電池74から供給される電力であるか否かを確認する。なお、ホストコンピュータ12が蓄電池74の電力で動作しているか否かの確認は、例えば、接続の初期化が行われたときに生成される接続経路情報に、ホストコンピュータ12が蓄電池74の電力で作動しているか否かを含ませるようにして、この接続経路情報から確認されるものであっても良い。また、本実施の形態では、ホストコンピュータ12が蓄電池74の電力によって作動していると、予め設定された時間間隔で蓄電池74の充電量Cが取得されるので、蓄電池74の充電量Cが取得されれば、ホストコンピュータ12が蓄電池74の電力で動作していると判定するようにしても良い。
ここで、ホストコンピュータ12が蓄電池74の電力で動作している場合、すなわち、バス電力が蓄電池74から供給されている場合、ステップ162で肯定判定してステップ164へ移行する。このステップ164では、ホストコンピュータ12から画像形成装置20へ出力される蓄電池74の充電量Cを取得する。
ホストコンピュータ12では、蓄電池74の電力によって動作していると、電源管理部76が、蓄電池74の充電量Cを検出する。また、ホストコンピュータ12に設けられている画像形成装置20に対するデバイスドライバ70は、予め設定された時間間隔で、I/Fコントローラ68から充電量Cが画像形成装置20へ伝送される。これにより、ステップ164では、予め設定されている時間間隔で伝送される蓄電池74の充電量Cを取得すれば良い。
画像形成装置20では、充電量Cを取得すると、ステップ166へ移行し、充電量Cが予め設定されている設定値Cs以上であるか否かを確認する。
図6に示されるように、蓄電池74の充電量Cは、ホストコンピュータ12が動作していると、時間経過に伴って減少する。図5のフローチャートでは、充電量Cが設定値Csより低下していると(C<Cs)、ステップ166で否定判定して、ステップ168へ移行する。
このステップ168では、停止されている主電源部44を作動させ、次のステップ152で、主電源部44から供給される電力で作動するように設定する。これにより、待機モードBで作動するための電力が、バス電力から主電源部44で出力する電力に切換えられる。
また、充電量Cが設定値Cs以上(C≧Cs)であると、ステップ166で肯定判定されてステップ170へ移行する。このステップ170では、蓄電池74の状態を確認する。
蓄電池74の充電量Cの減少量である変化量ΔCから得られる単位時間当たりの減少度Aは、例えば、今回取得した充電量Cを充電量C0、前回の充電量Cを充電量C1(C1>C0)とすると、充電量C1から充電量C0に変化するまでの時間Δtから得られる。すなわち、A=(C1−C0)/Δt=ΔC/Δtとなる。
この減少度Aは、時間Δtにおいて蓄電池74の充電量Cが変化するときの傾きとなる。なお、この充電量Cは、時間経過と共に減少するので、充電量Cの変化は、右下がりとなる。
図6に実線で示されるように、蓄電池74に劣化が生じていない場合、蓄電池74の充電量Cは、時間経過と共に緩やかに減少する。すなわち、充電量Cの変化の傾斜が緩やかとなっており、これにより、充電量Cの減少度A(減少度A1)が小さくなっている。
これに対して、蓄電池74に劣化が生じていると、図6に破線で示されるように、充電量Cの変化が大きく、これに伴って、充電量Cの減少度A(減少度A2)が大きくなる。すなわち、変化量ΔCが同じでも、図6に実線で示される場合の時間Δt(Δt1)より、図6に破線で示される時間Δt(Δt2)が短くなり、減少度A1より減少度A2が大きくなる(A1<A2)。したがって、図6に破線で示される場合の方が、図6に実線で示される場合より、蓄電池74に劣化が生じているといえる。ここから、画像形成装置20では、蓄電池74の充電量Cの減少度Aを用いることにより、蓄電池74の劣化が判定される。
画像形成システム10又はホストコンピュータ12では、例えば、図6に二点鎖線で示されるように、蓄電池74が劣化していると判断する場合の充電量Cに対応する減少度Aの基準値Asが設定されている。なお、充電量Cの減少度Aは、ホストコンピュータ12での消費電力の影響を受けることから、充電量Cを取得するときに、消費電力も取得し、消費電力が予め設定している設定値より大きいときには、減少度Aを小さくするように補正し、消費電力が設定値より少ないときには、減少度Aを大きくするように補正しても良い。
画像形成装置20では、この基準値Asと、充電量Cの変化から算出した減少度Aと、を比較することにより、蓄電池74が劣化しているか否かを判定する。このとき、画像形成装置20では、減少度Aが基準値Asを超えている(A>As)と、蓄電池74が劣化しているとしてステップ172で肯定判定する。
ステップ172で肯定判定されると、ステップ168へ移行し、主電源部44を作動する。この後に、ステップ152で、待機モードBの動作をバス電力から主電源部44の電力で行われるように設定する。
これにより、画像形成装置20では、ホストコンピュータ12から供給されるバス電力ではなく、主電源部44を作動することにより得られる電力によって待機モードBでの動作がなされる。なお、充電量Cの不足(低下)によってステップ166で否定判定されて、バス電力から主電源部44の電力を選択した場合、及び、蓄電池74が劣化しているためにステップ172で肯定判定されて、バス電力から主電源部44の電力を選択した場合には、このフローチャートを終了し、例えば、ホストコンピュータ12の蓄電池74の充電量Cの低下(ステップ166で否定判定された場合)、蓄電池74の劣化(ステップ172で肯定判定された場合)を、操作パネル部42に表示するなどして報知するようにしても良い。
一方、本実施の形態では、USB規格を適用して、インターフェイス部50とI/Fコントローラ68を接続するようにしているが、これに限らず、情報伝送線と電力線を含む接続方式であれば、任意の接続方式が適用される。例えば、USB規格では、情報伝送が双方向であっても、制御命令は一方向(ホストコンピュータ12から画像形成装置20への一方向)となっているが、例えばIEEE1394規格では、バス電力として8V〜33V/1.5Aの電力が適用され、また、双方向での制御が行われる。本発明では、このようなIEEE1394規格などのバス給電及び双方向での制御を行う接続方式が適用されても良い。
図7には、例えばIEEE1394規格などの双方向での制御が可能な接続手段を適用したときの処理の一例を示している。なお、このフローチャートは、図5に替えて適用することができ、また、待機モード(待機モードA、待機モードB)と動作モードの切換えは、図4の構成などが適用される。
また、双方向での制御が可能な接続方式を適用する場合、ホストコンピュータ12のI/Fコントローラ68は、画像形成装置12から充電量Cの出力が要求されると、この要求に応じて画像形成装置20へ、その時点の充電量Cを出力する。また、画像形成装置画像形成装置20の処理制御部22は、予め設定された時間間隔でホストコンピュータ12から充電量Cの出力を要求し、これにより、ホストコンピュータ12から出力される充電量Cを受け付ける。
図7のフローチャートでは、ステップ150でバス給電がされているか否かを確認し、バス給電がされていれば、ステップ150で肯定判定してステップ152へ移行し、供給されるバス電力によって作動されるように設定する。また、ステップ156では、主電源部44が作動されているか否かを確認し、主電源部44が作動されていれば、ステップ156で肯定判定してステップ158へ移行し、主電源部44の作動を停止する。
一方、バス電力による作動を開始すると、ステップ180では、バス電力がホストコンピュータ12から供給されるものであるか否かを確認する。すなわち、IEEE1394規格では、デバイス18の直列接続が可能となっており、ここから、図4のステップ160に替えてステップ180を適用して、画像形成装置20に供給されるバス電力がホストコンピュータ12から供給されているか否かを確認している。
ここで、バス電力がホストコンピュータ12を介して供給されていれば、ステップ180で肯定判定してステップ182へ移行する。このステップ182では、予め設定された時間間隔で、ホストコンピュータ12に対して、蓄電池74の充電量Cの出力を要求する。また、ステップ184では、ステップ182での要求に対してホストコンピュータ12から出力される充電量Cを取得する。
このようにして、ホストコンピュータ12の蓄電池74の充電量Cを、予め設定されている時間間隔で取得しながら、ステップ166では、充電量Cが設定値Csより低くなったかを確認し、ステップ168、170では、充電量Cの変化から演算される減少度Aが基準値Asを超えているか否かを確認する。
これにより、充電量Cが設定値Csより低くなった場合(ステップ166で否定判定)、又は、減少度Aが基準値Asを超えている場合(A>As、ステップ172で肯定判定)には、ステップ168へ移行して、主電源部44を動作させて、主電源部44の電力を用いて作動するように設定する。これにより、画像形成装置20では、ホストコンピュータ12から供給されるバス電力ではなく、主電源部44から出力される電力によって待機モードBの動作を行う。
このように、本実施の形態に適用した画像形成装置20では、ホストコンピュータ12から供給されるバス電力によって待機モードBでの動作を行うため、電力消費が抑えられた待機モードBで、主電源部44が停止されるので、待機モードBで消費される電力よりも大きい電力を出力する主電源部44を、動作効率の低い状態で用いる必要が無くなる。
このとき、画像形成装置20では、待機モードBで動作するときに、蓄電池74の充電量Cを取得して、この充電量Cに基づいてバス電力と主電源部44の電力を切換えるので、ホストコンピュータ12の蓄電池74の充電量Cが低下して、ホストコンピュータ12の動作に影響を生じさせてしまうのが防止される。
また、画像形成装置20では、待機モードBで動作するときに、蓄電池Cの変化から蓄電池74に劣化が生じているかを判断し、劣化が生じていると判断しうるときに、バス電力から主電源部44の電力に切換えるので、蓄電池74の充電量の減少を抑えて、蓄電池74の電力を用いたホストコンピュータ12の動作時間が延ばされる。
このように、画像形成装置20では、ホストコンピュータ12の蓄電池74の電力で動作するときに、蓄電池74の状態に応じてバス電力から主電源部44に電力に切換えるので、蓄電池74の電力を用いている場合でも、安定した動作となる。
画像形成装置20では、ホストコンピュータ12が検出している蓄電池74の充電量Cをホストコンピュータ12から取得するようにしているので、画像形成装置20に、蓄電池74の充電量Cを検出するためのハードウェアを設ける必要がなく、簡単な構成で的確に充電量Cが取得される。
さらに、画像処理システム10では、ホストコンピュータ12が蓄電池74で動作しているときに、ホストコンピュータ12が予め設定された時間間隔で充電量Cを出力するので、USB規格などの一方向から制御する接続方式を適用したときにも、充電量Cが確実に取得される。
画像処理システム10では、IEEE1394規格などの双方向への制御が可能な接続方式を適用したときに、画像形成装置20が必要とする時期にホストコンピュータ12から充電量Cが取得される。
画像形成装置20では、ホストコンピュータ12と画像形成装置20との接続の初期化が行われるときに、消費電力を抑えた待機モードAに設定されることにより、蓄電池74の充電量Cの低下、劣化が生じていても接続の初期化が行われる。
一方、画像形成装置20では、ホストコンピュータ12が休止又は停止したアイドル状態となるなどして、ホストコンピュータ12との接続が途切れたときには、予め設定されている電流値Iminで動作するように設定した後に、接続の初期化を行うようにしているので、例えば、ホストコンピュータ12が蓄電池74の電力で動作しているときに、蓄電池74の充電量Cが低下したために接続が途切れた場合でも、蓄電池74に負荷をかけることなく、接続の初期化が行われる状態に移行される。
また、画像形成装置20では、接続の初期化が行われたときにホストコンピュータ12が生成する接続経路情報を、ホストコンピュータ12から取得するようにしているので、バス電力の供給元を的確に判断することができる。
ここから、本願発明では、主処理装置に、接続経路情報を生成する生成手段を含み、選択手段が、主処理装置から出力される接続経路情報を取得する構成が含まれるものであっても良い。
なお、以上説明した本実施の形態では、ホストコンピュータ12からの要求に応じた処理を行う電力負荷として、画像形成部36、画像読取り部38、回線インターフェイス部40を備えた画像形成装置20を例に説明したが、本願発明の画像形成装置は、主処理装置と接続されて、少なくとも主処理装置からの要求に応じて画像形成処理を行う構成であれば、任意の構成が適用される。
また、本願発明は、例えば、画像読取り部38、回線インターフェイス部40などの主処理装置からの要求に応じた画像処理、情報処理を行う各種の電力負荷を備えた画像処理装置、情報処理装置及びこれらを主処理装置に、いわゆる周辺機器として接続した画像処理装置などの情報処理装置及び情報処理装置が設けられる情報処理システムに適用される。
10 画像処理システム
12 ホストコンピュータ
14、16 ハブ
18 デバイス
20 画像形成装置
22 処理制御部
32 制御部
36 画像形成部
38 画像読取り部
40 回線インターフェイス部
42 操作パネル
44 主電源部
50 インターフェイス部
52 電源制御部
54 復帰条件検出部
56 伝送路
56A 情報線
56B 電力線
68 インターフェイスコントローラ
70 デバイスドライバ
74 蓄電池
76 電源管理部

Claims (8)

  1. 電力を供給する主電源部と、
    蓄電池及び、蓄電池の充電量を検出する検出手段を有する主処理装置から受付けた情報に基づいて画像形成処理を行う画像形成手段を供え、供給された電力によって作動する電力負荷と、
    前記電力負荷への電力の供給が停止された待機状態で、供給された電力により作動する待機作動負荷と、
    前記待機状態以外の状態で、前記主電源部から前記電力負荷に電力が供給され、前記待機状態で、前記主電源部から前記電力負荷への電力の供給が停止されると共に、前記検出手段で検出された前記充電量が所定値以上の場合に前記充電池から前記待機作動負荷に電力が供給され、前記検出手段で検出された前記充電量が所定値未満の場合に前記主電源部から前記待機動作負荷に電力が供給されるように制御する制御手段と、
    を含む画像形成装置。
  2. 電力を供給する主電源部と、
    蓄電池及び、蓄電池の充電量を検出する検出手段を有する主処理装置から受付けた情報に基づいて画像形成処理を行う画像形成手段を供え、供給された電力によって作動する電力負荷と、
    前記電力負荷への電力の供給が停止された待機状態で、供給された電力により作動する待機作動負荷と、
    前記待機状態以外の状態で、前記主電源部から前記電力負荷に電力が供給され、前記待機状態で、前記主電源部から前記電力負荷への電力の供給が停止されると共に、前記検出手段で検出された前記充電量の単位時間当たりの変化量が所定値以下の場合に前記充電池から前記待機作動負荷に電力が供給され、前記検出手段で検出された前記充電量の単位時間当たりの変化量が所定値を超えた場合に前記主電源部から前記待機動作負荷に電力が供給されるように制御する制御手段と、
    を含む画像形成装置。
  3. 前記制御手段が、予め設定されている時間間隔で前記主処理装置から出力される前記蓄電池の前記充電量を受け付けて、受け付けた充電量に応じた前記制御を行う、
    請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段が、予め設定されている時間間隔で前記主処理装置に前記蓄電池の前記充電量の出力を要求し、該要求に応じて前記主処理装置から出力される前記充電量を受け付けて、受け付けた充電量に応じた前記制御を行う、
    請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 蓄電池と、
    前記蓄電池の充電量を検出する検出手段と、
    を有する主処理装置及び、
    電力を供給する主電源部と、
    前記主処理装置から受付けた情報に基づいた情報処理を行う情報処理手段を供え、供給された電力によって作動する電力負荷と、
    前記電力負荷への電力の供給が停止された待機状態で、供給された電力により作動する待機作動負荷と、
    前記待機状態以外の状態で、前記主電源部から前記電力負荷に電力が供給され、前記待機状態で、前記主電源部から前記電力負荷への電力の供給が停止されると共に、前記主処理装置の前記検出手段で検出された前記充電量が所定値以上の場合に前記充電池から前記待機作動負荷に電力が供給され、前記主処理装置の前記検出手段で検出された前記充電量が所定値未満の場合に前記主電源部から前記待機動作負荷に電力が供給されるように制御する制御手段と、
    を含む画像形成装置を有する情報処理システム。
  6. 蓄電池と、
    前記蓄電池の充電量を検出する検出手段と、
    を有する主処理装置及び、
    電力を供給する主電源部と、
    前記主処理装置から受付けた情報に基づいた情報処理を行う情報処理手段を供え、供給された電力によって作動する電力負荷と、
    前記電力負荷への電力の供給が停止された待機状態で、供給された電力により作動する待機作動負荷と、
    前記待機状態以外の状態で、前記主電源部から前記電力負荷に電力が供給され、前記待機状態で、前記主電源部から前記電力負荷への電力の供給が停止されると共に、前記主処理装置の前記検出手段で検出された前記充電量が所定値以上の場合に前記充電池から前記待機作動負荷に電力が供給され、前記主処理装置の前記検出手段で検出された前記充電量が所定値未満の場合に前記主電源部から前記待機動作負荷に電力が供給されるように制御する制御手段と、
    を含む画像形成装置を有する情報処理システム。
  7. 前記主処理装置が、
    前記蓄電池の充電量を予め設定された時間間隔で前記情報処理装置へ出力する出力手段を含み、
    前記制御手段が、予め設定されている時間間隔で前記主処理装置から出力される前記蓄電池の前記充電量を受け付けて、受け付けた充電量に応じた前記制御を行う、
    請求項5又は請求項6に記載の情報処理システム。
  8. 前記制御手段が、予め設定されている時間間隔で前記主処理装置に前記蓄電池の前記充電量の出力を要求し、該要求に応じて前記主処理装置から出力される前記充電量を受け付けて、受け付けた充電量に応じた前記制御を行う、
    請求項5又は請求項6に記載の情報処理システム。
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