JP4717504B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真プロセス等を利用した複写機やレーザービームプリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置に関するものである。
従来、例えば、電子写真方式を用いて単色画像あるいはカラー画像を形成する画像形成装置においては、転写方式または直接方式にて記録材上に未定着のトナー像を形成する。そして、そのトナー像を熱と圧力で記録材上に固着像として定着する。定着手段としては、高速性、安全性等の面からヒートローラ方式を用いた定着器が現在最も多く採用されている。
ヒートローラ方式とは、ハロゲンヒータなどの発熱体により加熱される定着ローラと、これに対向配置される加圧ローラとを圧接してニップ部と呼ばれる相互圧接部を形成し、両ローラ間に未定着トナー像を担持させた記録材を通過させて加熱する方式である。
定着ローラは、主に鉄やアルミなどの金属ローラを使用しており、熱容量が大きい。このため、例えば、使用可能温度である約190℃前後まで昇温するには数分から十数分の長い立上時間が必要である。
そこで、複写機などの機器では使用者がプリントを行わない待機時にも、定着ローラに電力を供給して温度を使用可能温度よりやや低い予熱温度に保ち、プリント時にはすぐに使用可能温度まで立ち上がるようにし、使用者が定着ローラの温度上昇を待つ時間を減らしている。
近年、環境保護意識の高まりから各国で省エネ規制が制定されている。省電力化を図る上では割合の大きい待機時消費エネルギーを削減すると効果が大きいため、機器の未使用時には電力供給をゼロにすることが望ましい。
従来の構成で待機時の電力をゼロにすると、再使用時には定着ローラの昇温時間がかかるため待ち時間が長くなり使用者の使い勝手が悪化してしまう。このため、速やかに定着ローラ温度を上昇させる構成が必要とされている。
定着ローラの昇温時間を短くするためには、単位時間の投入エネルギーすなわち定格電力を大きくすると良い。実際に、プリント速度の速い高速機には電源電圧を200Vにして対応している。しかし、日本国内の一般的なオフィスでは、電源は100V−15Aが一般的で1500Wが上限であり、200Vに対応させるには設置場所の電源関連に特別な工事を施す必要があり、一般的な解決法ではない。
そこで、本出願人は、定着手段を付勢するエネルギー源として、主電源以外に補助的なエネルギー源を備えた画像形成装置を特許文献1で提案している。特許文献1には、充電可能な補助電源として二次電池を使用することが開示されている。装置のスタンバイ状態において二次電池を充電し、装置のウォームアップ時に主電源のほかに二次電池を用いることにより、大電力を供給できるようにしている。二次電池としては、鉛蓄電池及びカドニカ電池が代表的である。
一方、電子写真方式を用いた複写機においては、耐久性に優れたa−Siや硬度の高いOPCの感光ドラム(感光体)が用いられている。これらの表面が硬い感光ドラムにおいては、高温/高湿における画像流れという問題が従来よりある。これを防止するため従来より、感光ドラムにはドラムヒータが組み込まれている。ドラムヒータへの通電を制御することにより、雰囲気の水分量が高くても感光ドラム表面に放電生成物が水分子を介して吸着しないようにしている。この場合、従来では感光ドラムの表面温度は該ドラムに内蔵されたサーミスタによって検出しており、このサーミスタによる温度検出信号の出力値が設定値よりも高く検知されたときは、ドラムヒータへの通電を遮断する。逆に、低く検知されたときは、ドラムヒータに連続的に通電することによりドラムを温める。そして、いずれの場合も設定値に達したときにドラムヒータへの通電を遮断してドラム表面温度を所定の基準温度に維持するように制御していた(特許文献2)。
特開平10−282821号公報 特開平7−281489号公報
しかしながら、近年の省エネの動きに対して、ドラムヒータレスにすると、a−Siドラム等を用いた画像形成装置においては、高温高湿下で、朝一で画像流れが生じてしまっていた。これに対しては夜間のみドラムヒータを付けて対応していたが、そのための無駄な電力浪費をしていた。
一方、定着器においては、省エネ規格を満たすため、低電力モードからの復帰時間を短くするために、電源復帰時に電力を定着器に集中させる必要がある。
本発明は特許文献1の技術を更に発展させたものである。その目的とするところは、電力を更に効果的に使うことで、画像形成装置の低コスト化、定着のウォーミングアップ時間短縮化、画像流れ(感光体流れ)防止、消費電力低減を図ることを目的とする。
上記目的を達成するための本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、感光体を有し、記録材に画像を形成するための画像形成手段と、感光体を加熱する加熱手段と、記録材に形成された画像を通電により生ずる熱により記録材に定着する定着手段と、環境温度を検知する検出手段と、蓄電手段と、蓄電手段から加熱手段と定着手段へ供給する電力比率を制御する制御手段と、を有する画像形成装置において、画像形成装置の電源がオフのときの検出手段により検知された温度が予め設定された設定温度よりも高い場合には、制御手段は、電源がオフ時には蓄電手段から定着手段への電力供給を行わずに、蓄電手段から加熱手段へ所定の比率で電力供給を行い、電源がオンしたときには前記比率に対する残りの比率の電力を定着手段へ供給するように蓄電手段からの電力供給を制御することを特徴とする。
本発明によれば、電源オフ時における感光体を加熱する加熱手段への電力供給期間を長くでき、電源オフ時の画像形成装置の立ち上げ時間を短縮できる。
[実施例1]
(1)画像形成装置例の全体構成
図1は本実施例における画像形成装置100の概略構成図である。この画像形成装置は1ドラム系・回転現像方式の電子写真フルカラー複写機もしくはプリンタである。生産性としては白黒50枚/分、カラー12枚/分である。
28は像担持体としてのドラム型の電子写真感光体(以下、感光ドラムと記す)である。耐久性に優れたa−Siドラムを用いた。感光ドラム28は矢印R1の時計方向に所定の速度で回転駆動される。21は一次帯電器であり、感光ドラム28を一様に帯電する。22は露光手段であり、帯電された感光ドラム28の表面を画像情報に従って露光して感光ドラム面に静電潜像を形成する。50は回転式現像装置であり、感光ドラム28に形成された静電潜像を複数色の現像装置1K・1Y・1M・1Cによってトナー像として現像する。23aは第1転写帯電器(転写帯電ローラ)であり、感光ドラム28に形成されたトナー像を中間転写体である中間転写ベルト24に転写する。29aは第1クリーナーであり、トナー像の転写後の感光ドラム28の表面に残留した転写残トナーなどを除去する。
中間転写ベルト24は、上記の第1転写帯電器23aを含む4本の支持ローラ23a・23c・23d・23e間に懸回張設されている。そして、感光ドラム28と同速で感光ドラムの回転に順方向に回転駆動される。
回転式現像装置50は、ブラック用現像装置1K、イエロー用現像装置1Y、マゼンタ用現像装置1M、シアン用現像装置1Cを現像装置保持手段である回転体18に支持している。回転体18の回転軸18aはモータ、ギア機構などの駆動手段(図示せず)により自在に回転可能である。例えば、感光ドラム28上にブラックのトナー像を形成する時は、感光ドラム28と近接する現像位置P1でブラック用現像装置1Kにより現像を行う。そして、イエローのトナー像を形成する時は、回転体18を矢印R2の時計方向に略90°回転して現像位置P1にイエロー用現像装置1Yを位置させて現像を行う。同様に、マゼンタ、シアンのトナー像を形成する場合には、更に略90°ずつ回転体18を矢印R2方向に回転させて現像位置P1に各現像装置1M、1Cを位置させて現像を行う。
複数色の各現像装置1K・1Y・1M・1Cの現像容器には、主に非磁性トナー(トナー)と磁性キャリア(キャリア)とを含む2成分現像剤(現像剤)が収容されている。本実施例では、初期状態の現像剤中のトナー濃度は重量比で8%程度である。トナーは、結着樹脂、着色剤、そして、必要に応じてその他の添加剤を含む着色樹脂粒子と、コロイダルシリカ微粉末のような外添剤が外添されている着色粒子とを有している。そして、トナーは、重合法により製造した負帯電性のポリエステル系樹脂であり、体積平均粒径は5μm以上、8μm以下が好ましい。本実施例では7.2μmであった。又キャリアは、例えば表面酸化或は未酸化の鉄、ニッケル、コバルト、マンガン、クロム、希土類などの金属及びそれらの合金、或は酸化物フェライトなどを好適に使用可能である。これらの磁性粒子の製造法は特に制限されない。そして、キャリアは、重量平均粒径が20〜50μm、好ましくは30〜40μmである。また、抵抗率が10Ωcm以上、好ましくは10Ωcm以上である。本実施例では10Ωcmのものを用いた。更に、低比重磁性キャリアとして、フェノール系のバインダー樹脂に磁性金属酸化物及び非磁性金属酸化物と所定の比で混合し、重合法により製造した樹脂磁性キャリアを使用することができる。例えば、斯かるキャリアの体積平均粒径は35μm、真密度は3.6〜3.7(g/cm)、磁化量は53(A・m/kg)である。
以下、例えばブラック用現像装置1K、イエロー用現像1Y、マゼンタ用現像装置1M及びシアン用現像装置1Cを総称する場合、単に現像装置1と記載する。このように、各色の現像装置を特に区別する必要のない場合は、各色用の現像装置に属する要素であることを示すために与える添字K、Y、M、Cは省略する。
矢印R1の時計方向に回転する感光ドラム28の表面は、一次帯電器21によって一様に所定の極性・電位に帯電される。本実施例では負極性に帯電される。そして、帯電された感光ドラム28の表面に露光手段22が画像情報に応じたレーザー光などを照射して露光することで、感光ドラム28上に静電潜像を形成する。この静電潜像を所望のトナーを収容する現像装置1によって反転現像し、感光ドラム28上にトナー像を形成する。このトナー像は第1転写帯電器23aによる第1転写バイアスによって、中間転写ベルト24上に転写される。
フルカラーの画像形成を行う場合、先ず、現像位置P1においてブラック用現像装置1Kにより感光ドラム28上にブラックのトナー像を形成し、中間転写ベルト24上にこのブラックのトナー像を一次転写する。一次転写後に感光ドラム28上に残った転写残トナーは第1クリーナー29aにより除去される。次に、回転体18を矢印R2方向に90°回転させて、イエロー現像装置1Yを現像位置P1に配置し、感光ドラム28上にイエローのトナー像を形成する。そして、中間転写ベルト24上のブラックのトナー像上にこのイエローのトナー像を一次転写して重ね合わせる。この動作をマゼンタ用現像装置1M、シアン用現像装置1Cにおいても順次行ない、中間転写ベルト24上にブラックトナー像+イエロートナー像+マゼンタトナー像+シアントナー像の重ね合わせからなる未定着のフルカラートナー画像を形成する。
一方、中間転写ベルト24上への未定着のフルカラートナー画像の形成に同期して、記録材27例えば記録用紙・OHPシートなどが、記録材収納カセット、ピックアップローラ、搬送ローラ、搬送ガイドなどを備えた記録材供給手段(図示せず)から給紙される。それが、記録材搬送手段である記録材搬送ベルト25に供給され、中間転写ベルト24と第2の転写手段である第2転写帯電器23bとの対向部に搬送されてくる。その後、第2転写帯電器23bによる第2転写バイアスによって、中間転写ベルト24上のフルカラー画像が一括して記録材搬送ベルト25上の記録材27上に二次転写される。
続いて、記録材27は記録材搬送ベルト25から剥離され、定着器26によって加圧/加熱される。こうして、記録材27に転写された未定着のフルカラートナー画像は溶融混色してフルカラー画像として記録材27に定着され固着像となる。
二次転写後に中間転写ベルト24上に残った転写残トナーは第2クリーナー29bにより除去され、次の画像形成に備える。
なお、記録材搬送ベルト25と第2転写帯電器23b、及び第2クリーナー29bは、感光ドラム28から中間転写ベルト24上へのトナー像の一次転写工程が実行されている間は中間転写ベルト面から離された状態に保持されている。
モノクロの画像形成を行う場合は、現像位置P1においてブラック用現像装置1Kにより感光ドラム28上にブラックのトナー像を形成し、中間転写ベルト24上に一次転写する。そしてその中間転写ベルト24上のブラックトナー像を記録材搬送ベルト25で搬送される記録材27上に二次転写する。続いて、記録材27は記録材搬送ベルト25から剥離され、定着装置26によって加圧/加熱され、未定着のブラックトナー像がモノクロ画像として記録材27に定着され固着像となる。
(2)感光ドラム28とドラムヒータ
図2は感光ドラム28の縦断面模式図である。この感光ドラム28は、アルミニウム等の金属材料製ドラム基体31の表面にアモルファスシリコン(a−Si)系の感光体材料を蒸着してなる感光体層32を形成してある。ドラム基体31の両端部にそれぞれフランジ33を取り付けるとともに、両フランジ33間に亙ってドラム軸34を挿通してある。感光ドラム28はこのドラム軸34を中心に軸受35を介して回転自由に支持されている。Gはドラムギアであり、一方側のフランジ33に固定してある。このドラムギアGに不図示の駆動機構から駆動力が伝達されて感光ドラム28が回転駆動される。
ドラム基体31の内部には高温/高湿における画像流れを防止するために感光ドラム28を加熱する加熱手段としてのドラムヒータ36を装着してある。
本実施例において、このドラムヒータ36は、ドラム基体31の内周面に貼着した面発熱体である。具体的には、基板37、綿布38及び、基板37の片面に配設した通電発熱体39からなる。通電発熱体39の2つの接続端子(リード線)の両端部を一方側のフランジ33から感光ドラム外部に延出してある。40はサーミスタからなるドラム表面温度センサーである。このセンサー40はドラムヒータ36の基板37と綿布38との間の適所に固定されている。このセンサー40の2つの接続端子(リード線)の両端部を同じく一方側のフランジ33から感光ドラム外部に延出してある。そして、発熱体39の一方の接続端子及びセンサー40の一方の接続端子は共通の回転接触部(図示せず)に接続され、他方の端子はそれぞれ別個の回転接触部に電気的に接続される。これにより、感光ドラム内の発熱体39と電源部とが電気的に接続化される。また、感光ドラム内のセンサー40と制御手段とが電気的に接続化される。
図4は上記のドラムヒータ36と後述する定着装置26との通電制御系の回路を示している。
ドラムヒータ36には補助電源部である蓄電手段3の電力が電力分配器7を介して供給される。センサー40及び抵抗44の直列回路を電源端子間に接続している。センサー40と抵抗44との接続点45を制御手段としてのマイクロコンピュータ(CPU)46の入力ポートと接続している。また、ドラムヒータ36及びスイッチング素子43を電源端子間に接続している。CPU46からの制御信号をPWM発生器(Pulse width modulation:パルス幅変調器)47に印加することにより、スイッチング素子43のON/OFFを制御している。CPU46は感光ドラム28の表面温度に関わる条件に基づいて蓄電手段3からドラムヒータ36に対する通電を制御して感光ドラム28を所定温度に加熱する。本実施例で用いたドラムヒータ36のワッテージは75Wである。
本実施例においては、画像形成装置の電源オン時(画像形成装置のメイン電源スイッチ投入時)において、その時の雰囲気環境を検出する検出手段としての環境センサーA(図1)の検知温度に応じて、蓄電手段3からドラムヒータ36に対する電力投入比率の変更がなされる。これについては後記(4)項で詳述する。
(3)定着装置26
図3は本実施例における定着装置26(以下、定着器と記す)の要部の横断面模式図である。本実施例における定着器26はヒートローラ方式のものである。1は加熱部材としての定着ローラ(ヒートローラ)である。1cは圧接部材(加圧部材)としての弾性加圧ローラである。この定着ローラ1と加圧ローラ1cは上下に並行に配列され、且つ相互に圧接させて定着ニップ部を形成させている。定着ローラ1は外径40mm、厚さ1mmの鉄製の中空円筒芯金に、表面の離型性を高めるために厚さ30μmのPTFE層を設けた構成とした。加圧ローラ1cは外径が40mmであり、アルミニウム製の芯金外周に厚さ3mmのシリコンゴム弾性層を設けた。加圧ローラ1cは定着ローラ1に対しバネを用いてシリコンゴム弾性層の弾性に抗して所定の押圧力で圧接させてある。これにより加圧ローラ1cと定着ローラ1との間に記録材搬送方向に関して約8mm幅の定着ニップ部を形成させている。定着ローラ1は矢印の反時計方向に所定の速度で回転駆動される。加圧ローラ1cはこの定着ローラ1の回転に従動して回転する。
定着ローラ1は内部に主発熱体1aと補助発熱体1bを挿入して配設してある。発熱体1a・1bとしては一般にハロゲンヒータが用いられる。なお、発熱体1a・1bは特にハロゲンヒータに限られるものではなく、その他抵抗発熱体などでもかまわない。THはサーミスタからなる定着ローラ表面温度センサーであり、定着ローラ1の表面に接触させて、あるいは非接触に近接させて配設してある。
図4の通電制御系の回路において、2は主電源部である。この主電源部(商用電源)2からスイッチング素子6を介して定着ローラ1の主発熱体1aに対して電力が供給される。また、蓄電手段3から充放電切替え手段5と電力分配器7を介して補助発熱体1bに電力供給がなされる。4は蓄電手段3に対する充電器である。
本実施例においては、画像形成装置の電源オンをトリガーとして、CPU46は定着器26のウォームアップを開始させる。定着器26のウォームアップは定着ローラ1を回転駆動させ、スイッチング素子6をONにして主電源部2から主発熱体1aへの電力供給を開始する。また、CPU46は充放電切替え手段5を放電回路側に切り替える。そして、電力分配器7を制御して、蓄電手段3から補助発熱体1bへ投入可能な最大電力を環境センサーAの検知温度に応じて変更する。定着ローラ1は主発熱体1aと補助発熱体1bの発熱により昇温する。その定着ローラ1の昇温温度が定着ローラ表面温度センサーTHからCPU46にフィードバックされる。定着器26のウォームアップは定着ローラ1が所定の定着温度に立ち上げられるまでなされる。ウォームアップ終了後は充放電切替え手段5は充電回路側に切り替えられる。
CPU24は画像形成装置の複写動作(コピー)時には、定着ローラ表面温度センサーTHから入力する温度情報が所定の定着温度に維持されるようにスイッチング素子6を制御して主発熱体1aに対する通電を制御する。そして、定着ローラ1が所定の定着温度に温調された状態において、未定着トナー像tを担持した記録材27が定着ニップ部に導入される。記録材27が定着ニップ部で挟持搬送されていく過程において未定着トナー像tが加圧/加熱されて固着像として定着される。
主電源部2は画像形成装置の設置場所に備えられているコンセントなどから取り入れることができる商用電源であり、主発熱体1aに応じた電圧の調整及び交流と直流の整流などの機能を有していてもよい。
定着装置26の定着ローラ1に供給する電力は、主発熱体1aに対して主電源部2から供給可能であるとともに、補助発熱体1bに対して蓄電手段3から供給可能である。このように、主電源部2及び蓄電手段3の両方からの電力を利用することで、所定の時間だけでも主電源部2による最大供給電力を上回る大量の電力を定着ローラ1に供給することができる。
蓄電手段3としてはキャパシタを用いた。本実施例では大容量キャパシタとして電気二重層キャパシタを用いた。キャパシタは二次電池と異なり、化学反応を伴わないため下記のような優れた特徴を有する。
1)充電時間が短い
二次電池として一般的なニッケル−カドミウム電池は、急速充電を行っても数時間の時間を要する。これに対し、キャパシタは数分程度の急速な充電が可能である。従って、頻繁に充放電可能であるため、同一時間内で比較したときに補助電源を用いた加熱の回数を増すことができる。
2)寿命が長い
ニッケル−カドミウム電池は充放電の繰り返し回数が500から1000回であるため加熱時用補助電源としては寿命が短く、交換の手間やコストが問題となる。これに対し、キャパシタは桁違いの寿命を有し、繰り返しの充放電による劣化も少ない。従って、待機時の非加熱動作と稼動時の加熱動作を繰り返す画像形成装置における定着器の加熱用電源に特に有利である。また、鉛蓄電池のように液交換や補充なども必要ないため、メンテナンスがほとんどいらない。
3)大電力短時間放電が可能
二次電池は蓄えた電力を一気に放電することができない。そのため、加熱部の低温からの立ち上げ時に大電力を供給できず、立ち上げ時間の短縮には高い効果を望むことはできない。これに対し、キャパシタは、大電力を数秒で放電可能であるので、立ち上げ時間の短縮に威力を発揮する。
4)充電し続けても安全性が高い
キャパシタは二次電池のような化学反応ではなく物理現象を利用している。そのため、ガスの発生などは無く、充電しつづけても安全である。従って、フロート状態のモードを設けなくて良い。
近年、キャパシタにも多量の電気エネルギーを蓄えることができるものが開発されてきており、電気自動車などへの採用も検討されている。例えば、日本ケミコン株式会社で開発された電気二重層キャパシタ等は2000F程度の静電容量を有しており、数秒から数十秒の電力供給には十分な容量を備えている。また、日本電気株式会社からもハイパーキャパシタという商品名で80F程度のキャパシタが実現されている。
キャパシタ3が十分に充電されていない時には、CPU46は、比較的電力を消費しない待機時などに、充放電切替え手段5を充電回路側に切り替えて主電源部2からの電力供給により充電器4を介してキャパシタ3を充電しておく。定着ローラ1の温度を、室温から作動温度まで急激に上昇させたい立ち上がり時など、多量の電力を必要とするときには、主電源部2と共にキャパシタ3の電力を利用して定着ローラ1に多量のエネルギーを供給する。これにより、短時間に定着ローラ1の温度を上昇させることができる。そして、蓄電手段としてキャパシタを用いることにより、二次電池では得られなかった効果を得ることができる。
前述のように、キャパシタ3は、ガスの発生などは無く充電しつづけても安全であるので、フロート状態のモードを設けなくてよい。従って、充放電切替え手段5はキャパシタ3を充電器4に接続してなる充電回路と、補助発熱体1bに接続される放電回路に切替えることが可能であればよい。
上記の定着器26において定着ローラ1を約180℃の所定の定着温度まで温度を上げるのに必要な熱量は約12000ジュール(J)である。この定着ローラ1に使用する主発熱体1aとしてのハロゲンヒータは100Vの電圧で約800Wの電力を供給することが可能である。この定着ローラ1に上記の主のハロゲンヒータ1aとは別に補助発熱体1bとしてのハロゲンヒータを設ける。そして、この補助のハロゲンヒータ1bに1300F,2.5Vのコンデンサを使用したキャパシタ3から電流を流す。補助のハロゲンヒータ1bは最大電流が制限されるため、キャパシタ3の電圧を50Vにした場合は12A、すなわち600Wの電力をとりだすことができる。このため主のハロゲンヒータ1aに供給する電力800Wと同時にキャパシタ3から補助のハロゲンヒータ1bに600Wの電力を供給することができる。すなわち、定着ローラ1に対して合計1400Wの電力を供給でき、ウォームアップ時間を短縮することが可能となる。
(4)キャパシタ電力の投入比率制御
次に、環境センサーAを用いたキャパシタ電力の投入比率制御について説明する。環境センサーAは図1のように画像形成装置内の感光ドラム28の近傍部に配設してある。この環境センサーAの環境検知情報がCPU46に入力する。
本実施例においては、CPU46はこの環境センサーAから得られた温度情報に基づいて電力分配器7を制御してキャパシタ3から定着器26とドラムヒータ36への電力投入比率を変更している。
これが有効なのは、環境が高温/高湿側では定着に有利なのに対して画像流れに不利であり、逆に、低温/低湿側では定着に不利で、画像流れについては有利であり、お互いの不利な領域を補完する関係にあることによる。
本実施例では、画像形成装置の電源オン時において、そのときに環境センサーAで検知した温度情報に基づいて、図5に示すような制御フローでキャパシタ電力の定着器26とドラムヒータ36への電力投入比率を変更制御している。
すなわち、電源オン時において、環境センサーAで検知される温度が26℃未満の場合は、湿度も低い(低湿時)と判断し、定着の不利を補完させるために、CPU46は電力分配器7を制御してキャパシタ3の電力を定着器26へ100%供給する。これにより、定着器のウォームアップが補助される。
環境センサーAで検知される温度が26℃以上の場合は、湿度も高い(高湿時)と判断し、感光ドラム流れの不利を補完させるために、CPU46は電力分配器7を制御してキャパシタ3の電力をドラムヒータ36へ80%、定着器26へ20%供給する。
市場における使用方法として、通常のオフィス環境においてはエアコン等で環境は26℃未満に保たれているケースが多いため、基本的には定着器26の補助に用いられるケースが多いと考えられるため、定着のウォームアップ時間を優先させた構成となる。
また、キャパシタ電力の定着器26とドラムヒータ36への電力投入比率変更制御の別な方式を図6に示す。
a)画像形成装置の電源オフ時において、環境センサーAで検知される温度が26℃未満と低い場合
この場合は、次の電源オン時(朝一)に定着の不利を補完させるために、CPU46は電力分配器7を制御してキャパシタ3の電力を定着器26へ100%供給する。これにより、定着器のウォームアップを補助する。
b)画像形成装置の電源オフ時において、環境センサーAで検知される温度が26℃以上と高い場合
この場合は、CPU46は電力分配器7を制御してキャパシタ電力のある割合A%分(例えば80%)を用いて画像形成装置の停止中(夜間)にドラムヒータ36を駆動(発熱)させて感光ドラム28を加熱する。そして、次の電源オン時に残りの電力(100−A)%を定着器26へ供給してウォームアップを補助する。
上記の制御方式は、朝一よりもより長い時間ドラムヒータを作動させることができるため、画像流れを防止するのには、より好ましい。
また、本実施例では環境センサーAで検知される温度のみを用いたが、環境センサーAによって検知した絶対水分量または湿度(RH)を用いて、キャパシタ電力の定着器26とドラムヒータ36への電力投入比率変更制御を実行させてもよい。すなわち、絶対水分量または湿度が低い場合は定着重視にして定着器26への電力投入比率を大きくし、高い場合はドラムヒータ重視にしてドラムヒータ36への電力投入比率を大きくするようにする。
また、温度、絶対水分量または湿度の組み合わせ情報により、キャパシタ電力の定着器26とドラムヒータ36への電力投入比率変更制御を実行させてもよい。
次に、充放電切替え手段5の切り替えについて説明する。CPU46は充放電切替え手段5を、画像形成装置の電源オン時は、キャパシタ3をドラムヒータ36と定着器26の補助発熱体1bへ接続する放電回路側に切替える。ウォームアップ終了時は、キャパシタ3を充電器4へ接続する充電回路側へ切替える。このようにした結果として、電源オンのときから定着ローラ温度が定着可能温度になるまでの立ち上げ時間は、主電源部2としての商用電源からの電力供給と、キャパシタ3からの電力供給により、商用電源のみから電力供給を行った場合に比較して、短縮することができた。実際には26℃未満の環境で30秒、26℃以上で2分ウォームアップ時間を短縮することができ、画像流れの発生をなくする画像形成装置にすることができた。
さらに、キャパシタ3の充放電性能に関しても繰り返し1万回行ったが、キャパシタの劣化はほとんど無く、実用上問題を生じなかった。キャパシタ3の容量に関してはドラムヒータと定着用をあわせたものに対して約40%容量を削減でき、低コスト化ができた。
以上の構成により効果的に電力を使うことで、キャパシタ3のコストを抑え、感光ドラム流れ等の画像不良がなく、定着器26のウォームアップ時間の短い画像形成装置を提供することができた。
定着器28は、画像形成装置が待機状態となり、例えば30分間動作をしない場合は、低電力モード(省電力モード)に入って、低い設定温度で温調がなされる。
上記のキャパシタ電力の定着器26とドラムヒータ36への電力投入比率変更制御は、画像形成装置が電源オンの状態にあるけれども、低電力モードで待機状態ある時(電源オフ時に対応)に画像形成開始信号に基づいて低電力モードから復帰した時(電源オン時に対応)に実行させることもできる。また、待機状態から画像形成可能な状態へ復帰する際、待機時間に応じて、上記した定着器26とドラムヒータ36に対する電力投入比率を変更する制御を実行させることもできる。
[参考例1]
本参考例では、定着器26とドラムヒータ36へのキャパシタ3からの電力投入比率変更制御をある一定の環境温度基準で行うのではなく、環境温度に対して環境テーブルを用いて、電力投入比率を変更する方式を採用した。
これは、画像流れの性能や、定着に必要なワッテージはデジタル的(2値的)ではなく、むしろアナログ的であるため、本方式を採用することで、より最適な電力投入比率変更ができる。
また、これに加えて、本参考例では、CPU46に、画像形成装置の電源オフ時からの電源オフ時間をカウントするカウント手段を具備させている。そして、夜間のドラムヒータ36の加熱に関して、単なるジャム等の短期的電源オフと区別するために、画像形成装置の電源オフ時からの経過時間をCPU46がカウントする。CPU46はカウントした電源オフ時間が一定時間より長い場合には、夜間と判断し、次の電源オン時の環境状況に応じてドラムヒータ36を作動させるようにした。
本参考例の内容について図7の制御フロー図を用いて説明する。本参考例の画像形成装置は実施例1と同様である。
本参考例では、電源オフからの経過時間が30分以上経過した場合には夜間と判断させている。そして、次の電源オン時(朝一)に、キャパシタ3の電力をドラムヒータ36と定着器26へ配分させるための電力投入比率変更制御シーケンスに入るようにした。
電源オフからの経過時間が30分未満の場合は単なるジャム等の短期的電源オフと判断させている。そして、次の電源オン時に、キャパシタ3からの電力は100%定着器に配分される。
30分以上経過した場合、その時点の環境センサーAの温度を検知し、図8に模式的に示されるような、定着器26とドラムヒータ36へのキャパシタ電力投入比率曲線にもとづいた、環境テーブルより温度から投入比率をきめて、電力配分を行うようにした。
図8は、横軸は環境センサーAで検知される環境温度、縦軸は定着器26への電力配分率である。環境温度20℃から35℃にかけては、定着重視からドラムヒータ重視へ電力配分がなされる。このようにすることで、より最適化された電力配分ができる。
以上の構成にすることで、更に効果的に電力を使って、キャパシタ3のコストを抑え、感光ドラム流れ等の画像不良がなく、定着器26のウォームアップ時間の短い画像形成装置を提供することができた。
本参考例では環境センサーAで検知される温度のみを用いたが、環境センサーAによって検知した絶対水分量または湿度を用いて、あるいは温度、絶対水分量または湿度の組み合わせ情報により、キャパシタ電力の定着器26とドラムヒータ36への電力投入比率変更制御を実行させてもよい。
上記のキャパシタ電力の定着器26とドラムヒータ36への電力投入比率変更制御は、画像形成装置が電源オン状態にあるけれども、低電力モードで待機状態ある時に画像形成開始信号に基づいて低電力モードから復帰した時に実行させることもできる。また、待機状態から画像形成可能な状態へ復帰する際、待機時間に応じて、上記した定着器26とドラムヒータ36に対する電力投入比率を変更する制御を実行させることもできる。
[参考例2]
本参考例では、キャパシタ電力を、実施例1、参考例1のドラムヒータ36、定着器26に加えて、カセットヒータ(図示せず)と、光学系結露防止ヒータ(不図示)に対しても配分可能にした。カセットヒータは画像形成装置の記録材収納カセット部に配設され、記録材の水分量と温度を安定化させる加熱手段である。光学系結露防止ヒータは露光手段22に配設した加熱手段である。
このようにすることで、通常の消費電力をよりさげることができる。カセットヒータを用いる場合は、常温である23℃からのずれを検知して、ずれた場合に動作させる。本参考例では温度が18℃以下、25℃以上の場合にカセットヒータを動作させ、キャパシタ3からの電力供給量は一定で40Wとした。
光学系結露防止ヒータは低温時にのみ動作するようにする。参考例1では15℃以下になった場合に動作させた。キャパシタ3からの割り振り電力供給量は一定で30Wとした。
ドラムヒータ36と定着器26へのキャパシタ電力の供給割合は参考例2と同様で、環境温度テーブル(図8)に基づいて、キャパシタ3の全体電力量から温度条件が満たされた状態で必要な電力を引いた分を定着器26とドラムヒータ36に割り当てた。
以上の構成にすることで、効果的に電力を使って、キャパシタ3のコストを定着器26のウォームアップ時間の短い画像形成装置を提供することができた。
本参考例では環境センサーAで検知される温度のみを用いたが、環境センサーAによって検知した絶対水分量または湿度を用いて、あるいは温度、絶対水分量または湿度の組み合わせ情報により、キャパシタ電力の定着器26とドラムヒータ36への電力投入比率変更制御を実行させてもよい。
上記のキャパシタ電力の定着器26とドラムヒータ36への電力投入比率変更制御は、画像形成装置が電源オン状態にあるけれども、低電力モードで待機状態ある時に画像形成開始信号に基づいて低電力モードから復帰した時に実行させることもできる。また、待機状態から画像形成可能な状態へ復帰する際、待機時間に応じて、上記した定着器26とドラムヒータ36に対する電力投入比率を変更する制御を実行させることもできる。
実施例1における画像形成装置の概略構成図 感光ドラムの縦断面模式図 定着装置の要部の横断面模式図 定着装置とドラムヒータへの通電制御系統のブロック回路図 実施例1におけるキャパシタ電力の定着器とドラムヒータへの電力投入比率変更フロー図(その1) 実施例1におけるキャパシタ電力の定着器とドラムヒータへの電力投入比率変更制御フロー図(その2) 参考例1におけるキャパシタ電力の定着器とドラムヒータへの電力投入比率変更制御フロー図(その3) 定着器とドラムヒータへのキャパシタ電力配分を説明するための図(環境テーブル)
28・・感光ドラム(像担持体)、36・・ドラムヒータ、26・・定着装置、46・・制御手段(CPU)、2・・主電源部、3・・蓄電手段(キャパシタア)、4・・充電器、7・・電力分配器

Claims (2)

  1. 感光体を有し、記録材に画像を形成するための画像形成手段と、感光体を加熱する加熱手段と、記録材に形成された画像を通電により生ずる熱により記録材に定着する定着手段と、環境温度を検知する検出手段と、蓄電手段と、蓄電手段から加熱手段と定着手段へ供給する電力比率を制御する制御手段と、を有する画像形成装置において、
    画像形成装置の電源がオフのときの検出手段により検知された温度が予め設定された設定温度よりも高い場合には、制御手段は、電源がオフ時には蓄電手段から定着手段への電力供給を行わずに、蓄電手段から加熱手段へ所定の比率で電力供給を行い、電源がオンしたときには前記比率に対する残りの比率の電力を定着手段へ供給するように蓄電手段からの電力供給を制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 画像形成装置の電源がオフのときの検出手段により検知された温度が予め設定された設定温度よりも低い場合には、制御手段は、電源がオンしたときには全ての電力を定着手段へ供給するように蓄電手段からの電力供給を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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