JP5039441B2 - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、補助電源装置を備えた画像形成装置および画像形成方法に関する。
一般に、電子写真方式の複写機、プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置では、発熱部材により加熱される加熱ローラに対向配置される加圧ローラを圧接してニップと呼ばれる相互圧接部を形成し、このニップにトナー像が転写された記録媒体を通して、トナー像を記録媒体に溶融定着させるヒートローラ方式が多く採用されている。
近年の環境規制や環境保護意識の高まりから、上記ヒートローラ方式を採用している各種の画像形成装置では、不使用時には発熱部材への電力供給を遮断し、使用時のみ発熱部材へ電力供給することにより、消費電力の低減を行っている。しかしながら、加熱ローラの熱容量が大きいため、使用時に直ちに印刷可能な表面温度(定着温度)まで立ち上げるには長い加熱時間が必要である。そこで、画像形成装置の待機時における定着装置の消費電力の低減の方策の1つとして、待機時は加熱ローラの温度を定着温度よりやや低い一定の温度に保ち(いわゆる予熱モード)、使用時には、直ちに使用可能な温度まで立ち上げられるようにしていた。しかし、この予熱モードにおいてもある程度の電力を供給しており、余分な電力が消費されていた。
また、待機時に発熱部材に電力を供給しない、いわゆるスリープモードがあるが、環境規格では、スリープモードによって低下した加熱ローラの表面温度から定着温度までの立ち上がりに要する時間が所定の時間を満足すれば、予熱モードをもつ必要が無いと規定されたものがあり、このスリープモードは予熱モード以上に消費電力の削減が可能となる。そこで使用時に表面温度を急速に上昇させるために発熱部材への供給電流量を多くするものとして、電流定格による規制がある商用交流電源(主電源)に加え補助電源装置であるコンデンサを用いて十分な電流量を確保し、発熱部材に供給することで、加熱ローラの表面温度の上昇に要する時間を短縮させる定着装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−184554号公報
しかしながら、一般的に補助電源装置は高価であるので、ユーザーによっては、画像形成装置購入時には、購入価格を重視して補助電源装置を必要とせず、購入後に立ち上がり時間や画像形成装置にかける消費電力量の削減を重視して、補助電源装置を必要とする場合があるが、従来では、このようなユーザーの要求に対して柔軟な対応ができなかった。
従って、本発明は、補助電源装置の必要の有無に対して柔軟な対応が可能で、しかも、最適な省電力化を図ることが可能な画像形成装置および画像形成方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、画像形成装置本体と、前記画像形成装置本体に装着されてなり、定着装置の加熱源に電力を供給するための主電源装置と、前記画像形成装置本体に装着されてなり、且つ充放電可能な蓄電部材、前記蓄電部材の充電量を検知する充電量検知手段、および前記蓄電部材の充放電を切り替える切替手段を備えてなり、前記定着装置の加熱源に電力を供給するための補助電源装置と、前記補助電源装置の使用の有無を入力する操作部と、前記操作部を介して入力された補助電源装置の設定情報を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された前記補助電源装置の設定情報、前記補助電源装置の前記蓄電部材の充電量、前記画像形成装置の動作状態に基づいて、前記主電源装置からの前記定着装置の加熱源への電力供給、前記補助電源装置の充電および前記補助電源装置からの前記定着装置の加熱源への電力供給を制御する本体制御部と、を具備し、前記操作部は、前記補助電源装置を使用しない場合に前記蓄電部材の充電を行うか否かの入力を行うことが可能であり、前記本体制御部は、前記補助電源装置の設定情報が補助電源装置を使用しない設定である場合には、さらに前記補助電源装置の設定情報が前記蓄電部材の充電を行う設定であり、且つ前記補助電源装置の前記蓄電部材の充電量が所定量に満たない場合で、前記画像形成装置の動作状態が、定着温度に保たれている待機モードの時に、前記蓄電部材の充電を行うことを特徴とする
本発明によれば、ユーザーにとっての補助電源装置の必要の有無に対して柔軟な対応が可能で、しかも、最適な省電力化を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成図である。画像形成装置1は、読み取り対象の画像を読み取る画像読取部2と、画像を形成する画像形成部3とを備えている。
画像読取部2は、透過性の原稿載置台5、キャリッジ6、キャリッジ6に設けられた露光ランプ8、反射ミラー10、反射光を収束する結像レンズ11、反射光を取り込み光による画像情報をアナログ信号に変換するCCD(Charge Coupled Device)12を備えている。
画像形成装部3は、感光体16、感光体16上に静電潜像を形成するレーザーユニット14、感光体16の周囲の所定位置に順次に配設されている帯電装置18、現像装置20、転写装置22、クリーナー26、除電ランプ28を備えている。
原稿載置台5に置かれた原稿、もしくは自動原稿送り装置4によって送られてくる原稿に対してキャリッジ6と露光ランプ8からなる露光手段によって原稿載置台5の下方から光が当てられると、原稿からの反射光は反射ミラー10によって誘導され、結像レンズ11で収束され、収束された反射光像がCCD12に投影される。CCD12に取り込こまれた画像情報はアナログ信号で出力されたのち、デジタル信号に変換され、画像処理が施された後、レーザーユニット14へ送信される。
画像形成部3において、画像形成が始まると帯電装置18は所定の放電位置で放電して回転する感光体16の外周面に所定の電荷を供給する。帯電装置18によって軸方向に均一の電位に帯電された感光体16の外周面に、CCD12により送信されてきた画像情報に従ってレーザーユニット14からレーザービームを照射する。レーザービームの照射によって感光体16の外周面に原稿の画像情報に対応した静電潜像が形成・保持されると、現像装置20によって感光体16の外周面に現像剤(例えばトナー)が提供され、静電潜像はトナー像に変換、すなわち現像される。この現像装置20には現像ローラが感光体16に対向して、且つ回転自在に設けられており、この現像ローラが回転することにより感光体16へトナーを供給する。感光体16の外周面にトナー画像が形成されると、転写装置22によって、給紙装置30より搬送されてきた用紙上に画像が静電的に転写される。その後、用紙は搬送ベルト32を経由して定着装置34に搬送され、用紙上に転写されたトナー像は定着装置34によって用紙上に固着、すなわち定着する。トナー画像が定着することで画像形成が完了した用紙は、排紙ローラ35によってトレイ36へ排出される。一方、クリーナー26によって、転写されずに残った感光体16上のトナーが除去されたのち、除電ランプ28によって感光体16の外周面の残留電荷が除去される。
図2は、上記定着装置34の構成を示す概略断面図である。
定着装置34は、被加熱部材である、加熱ローラ(定着部材)37と加圧ローラ(加圧部材)38とを備えている。加圧ローラ38は、加熱ローラ37に対向配置され、加圧機構(不図示)により加熱ローラ37に圧接されており、ニップ40と呼ばれる一定幅の相互圧接部を有するように維持されている。加熱ローラ37は、駆動モータ(不図示)により矢印A方向に回転し、加圧ローラ38は加熱ローラ37に従動して矢印B方向に回転する。
加熱ローラ37の周囲には、ニップ40よりも回転方向下流に、用紙Pを加熱ローラ37から剥離する剥離部材42、加熱ローラ37の表面温度の検出を行うサーミスタ等の温度検知部材44、用紙上のトナーの一部分から分断し、且つ加熱ローラ37に付着(オフセット)したトナーや紙屑等のゴミを加熱ローラ37の表面から除去するクリーニング部材46、およびオフセットが起きないようシリコーンオイル等の離型剤を加熱ローラ37の表面上に塗布する離型剤塗布部材48が順次配置されている。
加熱ローラ37の内側には、定着装置の加熱源であるヒータ50が配置されている。このヒータ50は、後述する主電源装置67からの電力供給によって加熱ローラ37を加熱する発熱部材である。このヒータ50によって加熱ローラ37が加熱された状態で、ニップ40を用紙Pが通過することにより、用紙P上のトナーが溶融・圧着され、定着される。
また、加圧ローラ38の内側には、第2の定着装置の加熱源であるヒータ51が配置されている。このヒータ51は、後述する補助電源装置64からの電力供給よって加圧ローラ38を加熱する発熱部材である。通常、加圧ローラ38は肉厚で熱容量が大きく温まり難く、また加熱ローラ37と加圧ローラ38は接触しているため、加熱ローラ37の表面温度の立ち上がり時(以下、単に立ち上がり時という)には加熱ローラ37の熱が加圧ローラ38に奪われるので、加熱ローラ37の表面温度の立ち上がり時間(以下、単に立ち上がり時間という)が長くなる。そこで本実施の形態では、立ち上がり時間を短縮するために第2の加熱源を設け、補助電源装置64からヒータ51に電力を供給して、加圧ローラ38を補助的に加熱するようにしている。
なお、ヒータ50とヒータ51の例としては、ハロゲンランプや励磁コイルから構成される誘導加熱手段などが挙げられ、同じ組み合わせであっても異なる組み合わせであってもよく、また、それぞれが複数の部材で構成されていてもよい。
図3は、定着装置34の加熱源に電力を供給するための回路構成を示す概略回路図である。
定着装置34のヒータ50は、電源スイッチ66および電源接続部62を介して主電源に接続されており、主電源(商用電源)から供給される電力により加熱ローラ37を加熱する。この際、ヒータ50への電力供給は、本体制御部65によって制御されるメインスイッチ68によってオン/オフの切替えが行われる。一方、ヒータ51は、補助電源装置64から電力を供給される。
電源ユニット63は、電源接続部62を介して主電源に接続されており、交流と直流の整流及び各部の回路や装置に応じた電圧の供給、調整などの機能を有している。
なお、本実施の形態においては、ヒータ50への電力供給を主電源から行っているが、これに限らず、電源ユニット63を介してヒータ50へ電力供給を行ってもよく、本実施例では、主電源、電源接続部62、電源ユニット63など、ヒータ50へ電力供給を行う手段を総称して主電源装置67としている。
次に、本発明の実施の形態に係る補助電源装置64について説明する。
補助電源装置64は、図3に示すように、第1乃至第4接続部100a、100b、100c、100dを備えており、この第1乃至第4接続部100a、100b、100c、100dを介して画像形成装置本体に着脱自在に取り付け可能であり、補助電源装置64が取り付けられている場合のみ、ヒータ51は発熱する。
また、補助電源装置64が取り付けられていない場合、画像形成装置本体において使用されない各回路及び装置は、基本的にはヒータ51を除いて補助電源装置64に組み込まれている。すなわち、補助電源装置64は、電力が充電される蓄電部70と、蓄電部70に電力を充電する充電器80および蓄電部70の電力をヒータ51へ放電・供給する放電部90と、第1乃至第4接続部100a、100b、100c、100dとを備えており、画像形成装置本体に対して着脱自在なユニット構成となっている。
蓄電部70は、蓄電部材としてのキャパシタ71と、キャパシタ71の充電量を検知するモニタ回路(充電量検知手段)72とを備えている。なお、蓄電部材としては、他にも、例えば二次電池などを用いることができる。
充電器80は、第1スイッチ87を介して蓄電部70のキャパシタ71に電力を充電する機能を有してなり、第1接続部100aを介して電源スイッチ66に電気的に接続され、主電源からの交流電流を直流電流に変換するAC/DCコンバータ81と、第2接続部100bを介して本体制御部65と電気的に接続される充電器用I/F論理回路82と、および充電器用I/F論理回路82を駆動するための制御電源83とを備えている。
放電器90は、蓄電部70からの直流電流を一定に放電するためのDC/DCコンバータ91と、第3接続部100cを介して本体制御部65と電気的に接続される充電器用I/F論理回路92および充電器用I/F論理回路92を駆動するための制御電源93と、DC/DCコンバータ91と第4接続部100dとの間に接続された第2スイッチ94とを備えている。I/F論理回路82および92といった補助電源装置64の各回路への電力は、補助電源装置64に設けられた制御電源83と93から供給される。
本実施の形態では、図3に示すように、補助電源装置64を極力ユニット構成とし、補助電源装置64側に設けられるものは、画像形成装置本体側ではなく補助電源装置64に設けている。例えば、補助電源装置64の各部の回路や装置への電力を、補助電源装置64に設けた制御電源83および93から供給することで、画像形成装置本体に設けられている電源ユニット63の容量を余計に大きくとる必要が無い。従って、補助電源装置を必要としないユーザーには必要最小限の性能を低コストで提供することができ、後に補助電源装置を必要とした場合においても、容易に補助電源装置を付加的に提供できるため、ユーザーの要求に柔軟な対応が可能となる。なお、当然のことながら、補助電源装置64の各部の回路や装置への電力供給を電源ユニット63によって行ってもよく、仕様に適した構成にすればよい。
次に、本体制御部65について説明する。
本体制御部65は、例えば、画像形成装置本体に設けられたCPUからなり、電源ユニット63を介して主電源から電力を供給されて動作し、画像形成に必要な高圧電源の制御、用紙搬送等に用いるモーターの制御、その他画像形成装置の動作を制御すると共に、メインスイッチ68のオン/オフまたは可変制御、補助電源装置64の第2接続部100bおよび第3接続部100cを介して充電器80および放電器90における充電器用I/F論理回路82、92の制御、モニタ回路72を介してキャパシタ71の充電量の把握、第1スイッチ87および第2スイッチ94のオン/オフ制御を行う。
また、本体制御部65には、各種設定を記憶する記憶部110、および画像形成の開始/停止の指示や各種設定を行う操作パネル(操作部)120が接続されており、本体制御部65は、記憶部110に記憶された情報や操作パネル120からの指示に基づいて各種制御を行う。
補助電源装置64が画像形成装置本体に装着され、第1接続部100aが電源スイッチ66に、第2接続部100bおよび第3接続部100cが本体制御部65に、第4接続部100dがヒータ51にそれぞれ接続されると、本体制御部65によって、補助電源装置64の装着が検知されると共に、充電器用I/F論理回路82および充電器用I/F論理回路92を介して補助電源装置64の充放電が制御される。
次に、補助電源装置64の充放電の動作について説明する。
補助電源装置64が画像形成装置本体に装着され、第1乃至第4接続部100a、100b、100c、100dが電源スイッチ66、本体制御部65、ヒータ51にそれぞれ接続されている場合、充電器80は、主電源65からの交流電流をAC/DCコンバータ81で直流電流に変換してキャパシタ71に印加することによりキャパシタ71を充電する。この時、切替手段である第1スイッチ87はオンに、第2スイッチ94はオフになっており、充電器80および蓄電部70からの回路が形成されている。キャパシタ71が充電中か否かは、例えば、第1スイッチ87および第2スイッチ94のオン/オフ状況やキャパシタ71の充電量から本体制御部65によって把握される。キャパシタ71の充電量は、例えば、キャパシタ71の端子の電圧を計測するモニタ回路72、充電器用I/F論理回路82および第2接続部100bを介して本体制御部65に把握される。本体制御部65は、キャパシタ71の充電量および画像形成装置1の動作状態に基づいて、補助電源装置64の充電を制御する。
一方、ヒータ51へ電力を供給する場合には、充電部80および放電器90が本体制御部65によって制御され、第1スイッチ87がオフ、第2スイッチ94がオンとなり、キャパシタ71からの放電が開始される。DC/DCコンバータ91は放電の経過とともに減少するキャパシタ71からの電力を一定に保って第4接続部100dを通じてヒータ51に供給する。
次に、この補助電源装置64を備えた画像形成装置の動作を、図4乃至図10を用いて説明する。図4乃至図8は、補助電源装置64を備えた画像形成装置の動作を示すフローチャートである。
なお、ヒートローラ方式を採用している画像形成装置の動作状態には、画像形成を行っている印刷モード、直ちに画像形成が可能なように加熱ローラ37の表面温度を定着温度に保っている待機モード、不使用時には加熱ローラ37を加熱するヒータ50への電力供給を遮断し、使用時には規定内の時間で直ちに印刷可能な表面温度(定着温度)まで立ち上げる省エネモードがあり、待機時において加熱ローラ37の温度を定着温度よりやや低い一定の温度に保つ省エネモードを予熱モードとし、待機時には加熱源に電力を供給しない省エネモードをスリープモードとする。
上記の動作状態において、補助電源装置64で蓄電部70のキャパシタ71に充電が行われるのは、補助電源装置64が画像形成装置本体に接続され、画像形成装置の動作状態が待機モードの場合である。
まず、図4のフローチャートを用いて、画像形成装置の立ち上がり時の動作を説明する。
画像形成装置1の主電源投入後あるいはスリープモードからの復帰時にウォーミングアップが開始されると、本体制御部65によって補助電源装置64の装着の有無が検知される(ステップS1)。このとき、補助電源装置64の装着の有無を、例えば、操作パネル120に表示してもよい。補助電源装置64が画像形成装置1に装着されている場合には、キャパシタ71の充電量が、モニタ回路72を介して本体制御部65で判断され(ステップS2)、キャパシタ71がフル充電されている場合は、主電源に接続されている電源接続部62あるいは電源ユニット63といった主電源装置67からヒータ50に電力を供給し加熱ローラ37を加熱すると共に、補助電源装置64におけるキャパシタ71の電力を放電器90を介してヒータ51に供給し、加圧ローラ38の加熱が開始される(ステップS3)。加熱ローラ37の表面温度が所定の定着温度にまで到達したか否かが温度検知部材44によって測定され(ステップS4)、所定の定着温度になるまでは、主電源装置67および補助電源装置64からヒータ50とヒータ51への電力供給が継続される(ステップS4のNo)。加熱ローラ37の表面温度が所定の定着温度に立ち上がったことが検知されると、補助電源装置64からのヒータ51への電力供給が停止され(ステップS5)、ヒータ50へ供給される電力量がドライバ68によって調整され、待機モードへ移行する。
一方、本体制御部65により補助電源装置64が装着されていない場合(ステップS1のNo)、またはキャパシタ71がフル充電されていないことが確認された場合(ステップS2のNo)には、主電源装置67からの電力供給によってヒータ50のみで加熱が行われることになる(ステップS6)。
次に、図5のフローチャートを用いて、補助電源装置64の充電時の画像形成装置の動作を説明する。
画像形成装置1がウォーミングアップ後の待機モードである場合には、本体制御部65によって画像形成装置本体への補助電源装置64の装着有無が判断される(ステップS7)。補助電源装置64が画像形成装置1に装着されている場合には、キャパシタ71の充電量がモニタ回路72を介して本体制御部65で判断され(ステップS8)、フル充電でない場合には本体制御部65による制御により第1スイッチ87がオンにされ、充電器80によってキャパシタ71がフル充電になるまで充電が行われる(ステップS9)。充電完了後に所定時間が経過したか否かが判断され(ステップS10)、所定時間が経過した場合には、画像形成装置1は補助電源装置64が装着されているため、スリープモードへ移行する。
一方、ステップ7において、画像形成装置本体への補助電源装置64の装着有無を判断した結果、補助電源装置64が画像形成装置1に装着されていない場合には、所定時間経過後、予熱モードへ移行する。
待機モードからスリープモードあるいは予熱モードへといった各モードへの移行時間は、画像形成部3に設けられている不図示のタイマーおよび本体制御部65によってチェックが行われ、また、各モードへ移行する所定時間の設定は、画像形成装置1に設けられている操作パネル120から設定が可能である。なお、ここでは待機中には印刷指示が無いものとして説明している。
次に、図6のフローチャートを用いて、待機中に印刷指示があった場合の補助電源装置64の充電時の画像形成装置の動作を説明する。
待機モード中に印刷指示があった場合(ステップS11)に、本体制御部65によって把握される補助電源装置64のキャパシタ71が充電中であるなら、本体制御部65によって第1スイッチ87がオフとなって充電が中断され(ステップS12)、印刷モードに移行して画像形成が行われる(ステップS13)。印刷完了後、モニタ回路72を介して本体制御部65がキャパシタ71の充電量を判断し(ステップS14)、フル充電でない場合には、充電器80が起動してキャパシタ71がフル充電になるまで充電が行われ(ステップS15)、充電完了後に待機モードとなる。
ステップS14において既にフル充電である場合、またはステップS11において印刷指示が無かった場合は、待機モードとなり、図5のフローチャートと同様の動作となる。
なお、ステップS13の画像形成時に連続して画像形成を行い、加熱ローラ37あるいは加圧ローラ38のローラ表面の軸方向温度分布にムラが生じたなどの場合には、主電源装置67あるいは補助電源装置64からヒータ50とヒータ51へさらに電力を供給し、ローラ表面の軸方向温度分布の調整を行う。
また、図7および図8のフローチャートに示すように、画像形成装置1の動作状態がスリープモードまたは予熱モードの時に本体制御部65から起動指示があった場合には、図4のフローチャートに示すウォーミングアップが開始される。
なお、図4のフローチャートのステップS2において、モニタ回路72および本体制御部65を用いてフル充電か否かを判断したが、キャパシタ71の充電量は立ち上がり時に必要な量が充電されていればよく、キャパシタ71の充電可能な容量が立ち上がり時に必要な電力量より多い場合には、キャパシタ71に所定の充電量(立ち上がり時に必要な電力量)が充電されているか否かを判断してもよい。この際、所定の充電量については、例えば、記憶部110に記憶しておく。
次に、図9および図10に、画像形成装置1の動作の移行状態の遷移図を示す。
図9は、補助電源装置64が画像形成装置本体に装着接続されていない場合の画像形成装置の動作の移行状態の遷移図、図10は、補助電源装置64が画像形成装置本体に接続されている場合の画像形成装置の動作の移行状態の遷移図である。
補助電源装置64が画像形成装置本体に装着されていない場合、図9に示すように、ウォーミングアップで加熱ローラ37が所定の温度に立ち上がると、待機モードで印刷指示を待つ。印刷指示が無いまま所定時間が経過すると、待機モードから予熱モードに移行し、印刷指示が無いままさらに所定時間が経過すると、予熱モードからスリープモードに移行する。
待機モード時に印刷指示を受けると、直ちに印刷が開始され、予熱モードまたはスリープモードで印刷指示を受けると、ウォーミングアップで加熱ローラ37を一旦所定の温度まで立ち上げてから印刷を開始する。
一方、図10に示すように、補助電源装置64が画像形成装置本体に装着されている場合には、例えば、スリープモードからの立ち上がり時間が、補助電源装置64が無い場合の予熱モードから定着温度までの立ち上がり時間に相当または短くて済めば予熱モードを設ける必要が無いため、待機モードで所定の時間が経過するとスリープモードへ移行する。このため、従来予熱モードで消費していた電力が不要となり、省電力化を図ることができる。
以上のように、上記第1の実施の形態の画像形成装置によれば、本体制御部65によって、補助電源装置64の装着の有無、キャパシタ71の充電量、さらに画像形成装置1の状態に基づいて動作モードを制御することにより、補助電源装置64の有無のどちらにも対応できる。すなわち、例えば、画像形成装置購入時には補助電源装置を必要としなかったユーザーが、後に立ち上がり時間や画像形成装置にかける消費電力量の削減を重視して、補助電源装置を必要とした場合においても、直ちに補助電源装置を取り付けることが可能であり、ユーザーの要求に柔軟に対応ができ、より良いサービスの提供が可能となり、また、その時の最適な省電力化を図ることができる。
また、補助電源装置64は画像形成装置本体に対して着脱自在であり、画像形成装置1の動作モードは、本体制御部65により補助電源装置64の装着有無が判断されて適切に制御される。すなわち、補助電源装置64が故障した場合には、画像形成装置1の動作モードは、本体制御部65によって補助電源装置64が装着されていない場合と同様の動作に制御されることが可能となっている。従って、補助電源装置64が故障した場合においても、画像形成装置1の動作に支障は無いので、補助電源装置64の故障によるダウンタイムを極力抑えることができ、ユーザーの使い勝手が良い。
また、補助電源装置64を極力ユニット構成とし、補助電源装置64側に設けられるものは、画像形成装置本体側ではなく補助電源装置64に設ける構成、例えば、補助電源装置64の各部の回路や装置への電力供給を、補助電源装置64に設けた制御電源83および93から行う構成とした場合には、画像形成装置本体に設けられている電源ユニット63の容量を余計に大きくとる必要が無いので、補助電源装置64を必要としないユーザーには必要最小限の性能を低コストで提供することができ、後に補助電源装置を必要とする場合においても、容易に補助電源装置を付加的に提供できる。従って、補助電源装置を希望するユーザー、希望しないユーザーそれぞれに適切な性能の画像形成装置を供給するというように、ユーザーの要望へ柔軟に対応することが可能となる。
なお、上記本実施の形態ではニップ40を形成するための加圧手段は加圧ローラ38であるとしたが、これは加熱ローラ37とニップを形成できるものであればよく、加圧ベルトを用いてもよい。すなわち図11に示すように、加圧ベルト110が少なくとも2つの回転可能な支持ローラ111および112に支持されており、一定の圧力で加熱ローラ37と加圧ベルト110がニップを形成している。この図では、加熱ローラ37の内側にヒータ50が配置され、支持ローラ111の内側にはヒータ51が配置されているが、ヒータ51は、支持ローラ112の内側、あるいは支持ローラ111と112の両方の内側に配置されてもよい。
また、補助電源装置64から電力を供給されるヒータ51は加圧ローラ38の内側に配置されるとしたが、例えば図12に示すように、主電源装置67から電力を供給されるヒータ50と共に加熱ローラ37の内側に配置されてもよい。なお、この場合には、ヒータを複数用いることなく、単一のヒータが主電源装置67と補助電源装置64から電力を供給される構成とすることもできる。
なお、ヒータ50は、加熱ローラ37の外側に配置してもよく、ヒータ51も、加圧ローラ38の外側または加熱ローラ37の外側に配置してもよい。例えば図13に示すように、誘導加熱手段からなるヒータ50およびヒータ51を、加熱ローラ37の外側に複数配置してもよい。
また、ヒータ51にハロゲンランプを用いて加圧ローラ38の外側に配置する場合には、例えば図14に示すように、加圧ローラ38に当接する補助加熱ローラ114を設けて、この補助加熱ローラ114の内側にヒータ51を配置してもよい。
また、補助電源装置64はユニット構成であるとしたが、一つのユニットであることに限ったものではなく、画像形成装置本体に対して着脱を容易にするために、複数のユニットに分離可能に設けてもよい。
なお、補助電源装置64の装着の有無の状況をユーザーが認識しやすいように、例えば、文字やイラスト等を用いて操作パネル120に表示してもよい。
〔第2の実施の形態〕
次に、第2の実施の形態に係る画像形成装置について説明する。
上記第1の実施の形態では、本体制御部65によって補助電源装置64の装着の有無が判断され、補助電源装置64が画像形成装置本体に装着されている場合には、補助電源装置64を使用すべく本体制御部65によって各種制御が行われるが、本実施の形態では、補助電源装置64が画像形成装置本体に装着されている場合において、補助電源装置64の使用/不使用の設定が可能な画像形成装置について説明する。
図15は、第2の実施の形態に係る画像形成装置に設けられた操作パネルの概略図である。以下、上記第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付し、第1の実施の形態と異なる部分のみ説明する。
操作パネル120は、本体制御部65に接続されており、図15に示すように、例えば、印刷枚数(部数)、設定メニュー、案内メッセージ等を表示する表示部121、コピーやプリンタやファクシミリ等の状態を切り替えるためのメニュー項目キー123、画像形成を開始させるスタートキー124等を備えている。また、本実施の形態では、表示部121は、画面上の表示を押さえる(触れる)ことで機器を操作する入力装置機能を有する。
本実施の形態の画像形成装置には、設定情報として補助電源機能設定モードがあり、このモードにより補助電源に関する設定がされるようになっている。すなわち、操作パネル120のメニュー項目キー123や、表示部121に表示される入力キーを操作することにより、順次メニューが表示され、補助電源機能設定モードとして「補助電源設定」画面が、図15に示すように表示部121に表示される。この「補助電源設定」画面では、例えば、「補助電源を不使用」(項目キー122a)、「待機中に充電」(項目キー122b)、「装着時に設定を初期化」(項目キー122c)、「デフォルト」(項目キー122d)、「戻る」(項目キー122e)といった項目キーが表示される。
「補助電源を不使用」の項目キー122aは、補助電源装置64が装着されている場合において、補助電源装置64を「使用する」あるいは「使用しない」の設定を行うものであり、例えば本実施の形態では、項目キー122aを一度選択すると補助電源装置64を「使用しない」と設定され、もう一度選択すると、項目キー122aの選択が解除される。項目キー122aが選択されていない場合には、補助電源装置64を使用すると設定される。なお、補助電源装置64が画像形成装置本体に装着されていない場合には、項目キー122aは選択できないようにしてもよい。また、項目キー122aによる「補助電源を不使用」の設定は、ユーザー側でいつでも設定できるようにしてもよいし、製品出荷時に設定あるいはメンテナンス時にユーザーの希望によって設定変更するようにしてもよい。
「待機中に充電」の項目キー122bは、補助電源装置64が画像形成装置本体に装着されており、補助電源装置64を「使用しない」設定がされている場合において、キャパシタ71に「充電する」あるいは「充電しない」の設定を行うものであり、例えば本実施の形態では、項目キー122bを一度選択すると待機モード時に充電が行われると設定され、もう一度選択すると、項目キー122bの選択が解除される。項目キー122bが選択されていない場合には、待機モード時にも充電が行われないと設定される。すなわち、補助電源装置64を使用しないと設定されており、キャパシタ71がフル充電されていないときには、項目キー122bによって、「充電する」と設定されている場合に、キャパシタ71の充電が行われる。また、補助電源装置64を使用する場合には、第1の実施の形態に示したように、待機モードにおいて充電が行われる。なお、項目キー122bは、項目キー122aによる補助電源装置64の使用の有無にかかわらず設定すればよいが、他にも、項目キー122aによって補助電源装置64を「使用しない」と設定された後に、選択可能になる構成としてもよい。
「装着時に設定を初期化」(項目キー122c)は、補助電源装置64の画像形成装置本体からの着脱時に補助電源に関する設定を初期化するか否かの設定を行うものであり、例えば本実施の形態では、項目キー122cを一度選択すると補助電源装置64の画像形成装置本体への装着時に設定を初期化(項目キー122a、122bの選択を解除)すると設定され、もう一度選択すると、項目キー122cの選択が解除される。項目キー122cが選択されていない場合には、補助電源装置64の画像形成装置本体への装着時に補助電源に関する設定は初期化されずに、設定が維持されることになる。従って、補助電源装置64の着脱があった場合においても、ユーザーの要望に沿った設定となるため、使い勝手が良い。なお、項目キー122cについては、補助電源装置64の着脱時に設定が初期化されなくてもよい。
「デフォルト」(項目キー122d)は、選択されると補助電源に関する設定を初期化(項目キー122a、122b、122cの選択を解除)するキーであり、「戻る」(項目キー122e)は、選択されると設定メニュー画面を1つ前の画面階層に遷移させるキーである。
なお、上記補助電源機能設定モードとしての「補助電源設定」画面において設定された内容は、図3に示す記憶部110に記憶される。
次に、本実施の形態に係る画像形成装置の動作を、図16および図17を用いて、第1の実施の形態と異なる部分について説明する。
まず、図16のフローチャートに示すように、画像形成装置1の主電源投入後あるいはスリープモードからの復帰時にウォーミングアップが開始されると、本体制御部65によって補助電源装置64の装着有無が検知される(ステップS16)。補助電源装置64が画像形成装置1に装着されている場合には、補助電源機能設定モードで各項目キーによって設定された内容が記憶部110より読み込まれる(ステップS17)。続いて本体制御部65により補助電源装置64を使用する/しないの判断が行われ(ステップS18)、設定内容が項目キー122aによって補助電源装置64を使用すると設定されている場合には、キャパシタ71の充電量が、モニタ回路72を介して本体制御部65で判断される(ステップS19)。キャパシタ71がフル充電されている場合は、主電源に接続されている電源接続部62あるいは電源ユニット63といった主電源装置67からヒータ50に電力を供給し加熱ローラ37を加熱すると共に補助電源装置64におけるキャパシタ71の電力を、放電器90を介してヒータ51に供給し、加圧ローラ38の加熱が開始される(ステップS20)。加熱ローラ37の表面温度が所定の定着温度になるまで、主電源装置67および補助電源装置64からヒータ50およびヒータ51への電力供給は継続され(ステップS21)、温度検知部材44によって測定される加熱ローラ37の表面温度が所定の定着温度に立ち上がると、補助電源装置64からのヒータ51への電力供給が停止され、ヒータ50へ供給される電力量がドライバ68によって調整され、待機モードへ移行する(ステップS22)。
一方、ステップS16において補助電源装置64が装着されていない場合、ステップS18において補助電源装置64を使用しないと設定がされている場合、あるいは、ステップS19においてキャパシタ71がフル充電されていない場合には、ヒータ50のみで加熱が行われることになる(ステップS23)。
次に、図17のフローチャートを用いて、補助電源装置の充電時の画像形成装置の動作を説明する。画像形成装置1がウォーミングアップ後の待機モードである場合には、本体制御部65によって画像形成装置本体への補助電源装置64の装着有無が判断される(ステップS24)。補助電源装置64が画像形成装置1に装着されている場合には、補助電源機能設定モードで各項目キーによって設定された内容が記憶部110より読み込まれる(ステップS25)。続いて本体制御部65により補助電源装置64を使用する/しないの判断が行われ(ステップS26)、設定内容が項目キー122aによって補助電源装置64を使用すると設定されている場合には、キャパシタ71の充電量がモニタ回路72を介して本体制御部65で判断され(ステップS27)、フル充電でない場合には本体制御部65による制御により第1スイッチ87がオンにされ、充電器80によってキャパシタ71がフル充電になるまで充電が行われる(ステップS28)。充電完了後に所定時間が経過した場合(ステップS29)には、画像形成装置1は補助電源装置64が装着されているため、スリープモードへ移行する。
一方、ステップS26において補助電源装置64を使用しないと設定されている場合には、本体制御部65により待機モード時に補助電源装置64を充電する/しないの判断が行われ(ステップS30)、設定内容が項目キー122bによって待機モード時に補助電源装置64を充電すると設定されている場合には、キャパシタ71の充電量がモニタ回路72を介して本体制御部65で判断され(ステップS31)、フル充電でない場合には本体制御部65による制御により第1スイッチ87がオンにされ、充電器80によってキャパシタ71がフル充電になるまで充電が行われる(ステップS32)。充電完了後に所定時間が経過した場合(ステップS33)には、画像形成装置1は補助電源装置64を使用しないと設定されているため、予熱モードへ移行する。
なお、ステップS24において補助電源装置64が装着されていない場合、ステップS30において待機モード時に補助電源装置64を充電しないと設定されている場合、あるいはステップS31においてキャパシタ71がフル充電されている場合には、所定時間が経過後(ステップS33)、予熱モードへ移行する。
また、補助電源装置64の装着の有無、あるいは使用する/しないの状況をユーザーが認識しやすいように、例えば、文字やイラスト等を用いて操作パネル120の表示部121に表示してもよい。
以上のように、上記第2の実施の形態の画像形成装置によれば、第1の実施の形態の効果に加えて、補助電源装置64が画像形成装置本体に装着されている場合であっても補助電源装置64を使用する/しないについて任意に選択することを可能にし、ユーザーの要求に応じて柔軟に対応することができる。あるいは、補助電源装置64を使用しない場合において待機中に充電する/しないについて任意に選択することを可能にし、例えば、待機中に充電すると設定した場合には、補助電源装置64を使用すると設定した場合にも、直ちに対応することができる。また、補助電源装置64を装着時に設定を初期化する/しないについて任意に選択可能とした場合には、補助電源装置64の着脱があった際にも、ユーザーの要望に沿った設定を維持するため、使い勝手が良い。
また、本実施の形態では、補助電源機能設定モードにおいて、表示部121に、画面上の表示を押さえることで機器を操作する入力装置機能を有する入力キーを用いているが、これに限ったものではなく、表示部以外に入力キーを設けてもよく、また、項目キーの表示形式や種類についても上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、項目キー122aの補助電源装置64を「使用する」あるいは「使用しない」の設定は、実質上、補助電源装置64を使用する/しないの設定がされればよく、また、例えば項目キー122cの「装着時に設定を初期化」のような設定項目を設けなくてもよい。
また、本実施の形態では、補助電源装置64を着脱自在としているが、これに限ったものではない。すなわち、ユーザー側で補助電源装置64を着脱自在とするのではなく、サービスマン等によって着脱される構成であってもよい。この構成の場合には、「装着時に設定を初期化」の項目キー122cは設けなくてよい。なお、この構成によれば、補助電源装置64が故障した場合においても、画像形成装置1の動作モードは、本体制御部65によって補助電源装置64が装着されていない場合と同様の動作に制御されることが可能となり、画像形成装置の動作に支障は無いので、補助電源装置64の故障によるダウンタイムを極力抑えることができ、ユーザーの使い勝手が良い。
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、種々の変形を加えて実施してもよい。
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置を示す概略構成図。 本発明の第1の実施の形態に係る定着装置の構成を示す概略断面図。 第1の実施の形態に係る定着装置の加熱源に電力を供給するための回路構成を示す概略回路図。 本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置のウォーミングアップ時の動作を示すフローチャート。 本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の待機モード時に印刷指示が無い場合の充電の動作を示すフローチャート。 本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の待機モード時に印刷指示があった場合の充電の動作を示すフローチャート。 本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置のスリープモード時の動作を示すフローチャート。 本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の予熱モード時の動作を示すフローチャート。 補助電源装置が接続されていない場合の画像形成装置の動作を示す遷移図。 補助電源装置が接続されている場合の画像形成装置の動作を示す遷移図。 本発明の実施の形態に係る定着装置の構成の変形例を示す概略図。 本発明の実施の形態に係る定着装置の構成の変形例を示す概略図。 本発明の実施の形態に係る定着装置の構成の変形例を示す概略図。 本発明の実施の形態に係る定着装置の構成の変形例を示す概略図。 本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置に設けられた操作パネルの例を示す概略図。 本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置のウォーミングアップ時の動作を示すフローチャート。 本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置の待機モード時の充電の動作を示すフローチャート。
符号の説明
1:画像形成装置
34:定着装置
37:加熱ローラ(被加熱部材、定着部材)
38:加圧ローラ(被加熱部材、加圧部材)
40:ニップ
50:ヒータ(第1の加熱源、発熱部材)
51:ヒータ(第2の加熱源、発熱部材)
62:電源接続部
63:電源ユニット
64:補助電源装置
65:本体制御部
66:電源スイッチ
67:主電源装置
68:メインスイッチ
70:蓄電部
71:蓄電部材(キャパシタ、二次電池等)
72:モニタ回路
80:充電器
87:第1スイッチ
90:放電器
94:第2スイッチ
100a、100b、100c、100d:第1乃至第4接続部
P:用紙

Claims (13)

  1. 画像形成装置本体と、
    前記画像形成装置本体に装着されてなり、定着装置の加熱源に電力を供給するための主電源装置と、
    前記画像形成装置本体に装着されてなり、且つ充放電可能な蓄電部材、前記蓄電部材の充電量を検知する充電量検知手段、および前記蓄電部材の充放電を切り替える切替手段を備えてなり、前記定着装置の加熱源に電力を供給するための補助電源装置と、
    前記補助電源装置の使用の有無を入力する操作部と、
    前記操作部を介して入力された補助電源装置の設定情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記補助電源装置の設定情報、前記補助電源装置の前記蓄電部材の充電量、前記画像形成装置の動作状態に基づいて、前記主電源装置からの前記定着装置の加熱源への電力供給、前記補助電源装置の充電および前記補助電源装置からの前記定着装置の加熱源への電力供給を制御する本体制御部と、
    を具備し、
    前記操作部は、前記補助電源装置を使用しない場合に前記蓄電部材の充電を行うか否かの入力を行うことが可能であり、
    前記本体制御部は、前記補助電源装置の設定情報が補助電源装置を使用しない設定である場合には、さらに前記補助電源装置の設定情報が前記蓄電部材の充電を行う設定であり、且つ前記補助電源装置の前記蓄電部材の充電量が所定量に満たない場合で、前記画像形成装置の動作状態が、定着温度に保たれている待機モードの時に、前記蓄電部材の充電を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記本体制御部は、前記補助電源装置の設定情報が補助電源装置を使用する設定であり、且つ前記補助電源装置の前記蓄電部材の充電量が所定量の場合には、前記主電源装置から前記定着装置の加熱源への電力供給を行うと共に、前記補助電源装置から前記定着装置の加熱源への電力供給を行い、前記定着装置を所定の温度まで加熱することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記本体制御部は、前記補助電源装置の設定情報が補助電源装置を使用する設定であり、且つ前記補助電源装置の前記蓄電部材の充電量が所定量に満たない場合で、前記画像形成装置の動作状態が、定着温度に保たれている待機モードの時には、前記蓄電部材の充電を行うことを特徴とする請求項または請求項に記載の画像形成装置。
  4. 前記本体制御部は、前記補助電源装置の設定情報が補助電源装置を使用する設定であり、且つ前記画像形成装置の動作状態が待機モードである場合で、所定時間印刷指示が無かった場合には、前記主電源装置からの前記定着装置の加熱源への電力供給、および前記補助電源装置からの前記定着装置の加熱源への電力供給を遮断し、スリープモードへ移行させることを特徴とする請求項乃至請求項のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記本体制御部は、前記補助電源装置の設定情報が補助電源装置を使用しない設定であり、且つ前記画像形成装置の動作状態が待機モードである場合で、所定時間印刷指示が無かった場合には、まず、前記定着装置の加熱源への供給電力を削減し、前記動作状態を前記定着装置の温度を定着温度よりやや低い一定の温度に保つ予熱モードへ移行させ、さらに所定時間印刷指示が無かった場合には、前記動作状態を前記予熱モードからスリープモードへ移行させることを特徴とする請求項乃至請求項のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記補助電源装置は、前記画像形成装置本体に対して着脱可能に設けられていることを特徴とする請求項乃至請求項のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記操作部は、前記補助電源装置の使用の有無のいずれかの情報を少なくとも表示する表示部を備えることを特徴とする請求項乃至請求項のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記操作部は、前記補助電源装置が前記画像形成装置本体に対して装着されているか否かのいずれかの情報を少なくとも表示する表示部を備えることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  9. 画像形成装置の動作の制御を行う本体制御部と、画像形成装置本体に装着されてなり、定着装置の加熱源に電力を供給する主電源装置と、前記画像形成装置本体に設けられ、且つ充放電可能な蓄電部材、および前記蓄電部材の充電量を検知する充電量検知手段を備えてなり、前記定着装置の加熱源に電力を供給する補助電源装置と、前記補助電源装置の使用の有無を入力する操作部と、前記操作部を介して入力された補助電源装置の設定情報を記憶する記憶部とを具備し、前記主電源装置および前記補助電源装置からの前記定着装置の加熱源への電力供給により、前記定着装置を加熱して画像形成を行う画像形成方法であって、
    前記本体制御部は、前記記憶部に記憶された前記補助電源装置の設定情報が補助電源装置を使用する設定であると判断した場合、前記充電量検知手段を用いて前記蓄電部材の充電量を把握し、前記蓄電部材に所定の電力が充電されていること検知した場合には、前記主電源装置から前記定着装置の加熱源への電力供給を行うと共に、前記補助電源装置から前記定着装置の加熱源への電力供給を行い、前記定着装置を所定の温度まで加熱し、
    前記操作部は、前記補助電源装置を使用しない場合に前記蓄電部材の充電を行うか否かの入力を行うことが可能であり、
    前記本体制御部は、前記記憶部に記憶された前記補助電源装置の設定情報が補助電源装置を使用しない設定であると判断した場合には、前記補助電源装置の設定情報が前記蓄電部材の充電を行う設定か否かを把握し、
    前記補助電源装置の設定情報が前記蓄電部材の充電を行う設定であると判断した場合には、前記蓄電部材の充電量を把握し、
    前記蓄電部材の充電量が所定量に満たないと判断した場合には、前記画像形成装置の動作状態を把握し、
    前記動作状態が前記定着装置を定着温度に保持する待機モードの場合には、前記蓄電部材の充電を行うことを特徴とする画像形成方法。
  10. 前記本体制御部は、前記記憶部に記憶された前記補助電源装置の設定情報が補助電源装置を使用する設定であると判断した場合には、前記蓄電部材の充電量を把握し、
    前記蓄電部材の充電量が所定量に満たないと判断した場合には、前記画像形成装置の動作状態を把握し、
    前記動作状態が前記定着装置を定着温度に保持する待機モードの場合には、前記蓄電部材の充電を行うことを特徴とする請求項に記載の画像形成方法。
  11. 前記本体制御部は、前記記憶部に記憶された前記補助電源装置の設定情報が補助電源装置を使用する設定であると判断した場合で、前記定着装置の温度を定着温度に保持する待機モードにおいて印刷指示を受けることなく所定時間が経過した場合には、前記主電源装置からの前記定着装置の加熱源への電力供給、および前記補助電源装置からの前記定着装置の加熱源への電力供給を遮断し、前記画像形成装置の動作状態をスリープモードに移行するよう制御することを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の画像形成方法。
  12. 前記本体制御部は、前記記憶部に記憶された前記補助電源装置の設定情報が補助電源装置を使用しない設定であると判断した場合、前記主電源装置からのみ前記定着装置の加熱源へ電力供給して前記定着装置を加熱することを特徴とする請求項乃至請求項11のいずれか1項に記載の画像形成方法。
  13. 前記本体制御部は、前記記憶部に記憶された前記補助電源装置の設定情報が補助電源装置を使用しない設定であると判断した場合、前記画像形成装置の動作状態を把握し、印刷指示が無い状態で所定時間経過すると、前記定着装置の温度を定着温度に保持する待機モードから前記定着装置の温度を定着温度よりやや低い一定の温度に保つ予熱モードに移行させ、さらに引続き印刷指示が無い状態で所定時間経過した場合には、前記主電源装置からの前記定着装置の加熱源、および前記補助電源装置からの前記定着装置の加熱源への電力供給を遮断して前記予熱モードからスリープモードに動作状態を移行させることを特徴とする請求項乃至請求項12のいずれか1項に記載の画像形成方法。
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