JP2006109680A - 補助電源装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 主電源から充電し、電力供給を行う補助電源装置において、メンテナンス時の漏電、感電等を防ぎつつ、エネルギー消費を抑える。
【解決手段】 主電源から供給される電力を蓄電するコンデンサ233と、コンデンサ233と他の素子との間の電力の授受を遮断する遮断状態と電力の授受を遮断しない非遮断状態とに切り替えることができるスイッチ225とを備え、スイッチ225は、外部から入力される設定信号に基づいてコンデンサ233と他の素子との間を遮断状態または非遮断状態に切り替えられるようにした。
【選択図】 図3

Description

本発明は、補助電源装置及びその補助電源装置が搭載された画像形成装置に関する。
従来から、負荷部への電力供給に際して商用交流電源からの電力供給に加え、コンデンサなどを有する補助電源部からの電力供給を行うことにより商用交流電源による電力供給不足を補うための電源装置が用いられている。
例えば、複写機などの画像形成装置は、用紙に転写されたトナー像を定着させるための定着ローラを有しているが、かかる定着ローラの表面温度を高温とするための、発熱体に対して電力を供給する電源装置として、以下のような理由から上記のような補助電源部を用いた装置が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
複写機などの画像形成装置においては、電源を投入した直後や省電力モード時には定着ローラの表面温度が低く、印刷を行うためには定着ローラの表面温度を一定温度以上にしなくてはならい。この表面温度上昇を急速になすためには、発熱体への供給電流量を多くする必要がある。しかしながら、商用交流電源はコンセントの電流定格による規制があり、この定格電流以下の電流しか使用することができない。
したがって、画像形成装置において、定着ローラの表面温度を印刷可能な温度とするためにはある程度の時間を要することとなっていた。そこで、商用交流電源に加え補助電源部であるコンデンサから加熱部に対して電力を供給することで、大きな電力を供給して表面温度の上昇に要する時間を短縮させていた。また、商用交流電源が駆動する発熱体と、当該交流電源によって充電される補助電源部が駆動する発熱体とを設けた画像形成装置も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−315567公報 特開2002−280146公報
しかしながら、上記の従来技術では、短時間で定着ローラを加熱して目標温度に到達させることはできるといったように、電力を供給する機能については効果が得られるものの、補助電源装置のメンテナンスや運搬時における安全性への配慮はなされていない。すなわち、上述した従来の技術では、補助電源装置を取り外した後に生じるおそれのある漏電や感電等については考慮されておらず、これに対する対応手段等の措置は開示されていない。
本発明は、上述した実情を考慮してなされたもので、主電源から充電し、電力供給を行う補助電源装置において、メンテナンス時の漏電、感電等を防ぎつつ、エネルギー消費を抑えることを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明では、主電源から供給される電力を蓄電する蓄電素子と、該蓄電素子と他の素子との間の電力の授受を遮断する遮断状態と、電力の授受を遮断しない非遮断状態とに切り替えることができる切替手段とを備え、前記切替手段は、外部から入力される設定信号に基づいて前記蓄電素子と他の素子との間を遮断状態または非遮断状態に切り替えられる補助電源装置を最も主要な特徴とする。
請求項2記載の発明では、請求項1に記載の補助電源装置において、機器との着脱状態を検出する着脱状態検出手段を設け、前記着脱状態検出手段により当該補助電源装置が機器から取り外されたと判別したときに、前記蓄電素子と他の素子との間を遮断状態に切り替える請求項1に記載の補助電源装置を主要な特徴とする。
請求項3記載の発明では、前記蓄電素子は電気二重層コンデンサである請求項1又は2に記載の補助電源装置を主要な特徴とする。
請求項4記載の発明では、請求項1乃至3の何れか一項に記載の補助電源装置と、前記補助電源装置の切替手段の切り替え制御を行う遮断設定手段と、を備えている画像形成装置を最も主要な特徴とする。
本発明によれば、主電源から供給される電力を蓄電する蓄電素子と、蓄電素子と他の素子との間の電力の授受を遮断する遮断状態と遮断しない非遮断状態とに設定可能な遮断設定手段と、装着される機器との着脱状態を検出する着脱状態検出手段とを備えたことで、メンテナンス時の漏電、感電等を防ぎつつ、エネルギー消費を抑えることができる。
また、蓄電素子にコンデンサを使用することで、充放電可能回数をほぼ無制限とし、使い勝手の良い、途中で交換が不要な補助電源装置を提供することが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態にかかる複写機の外観図である。図1に示すように、複写機1は、複写動作を行う本体部10と、大量の用紙等を収容し、これを本体部10に供給する大容量給紙部11と、複写がなされた用紙等に対してソート、穴あけ、綴じ込みなどを施すフィニッシャー12を備えており、複写やソート等がなされた用紙が排紙部17に排出されるようになっている。
本体部10は、その上部に配置される自動原稿供給装置13を有しており、かかる自動原稿供給装置13にセットされた原稿は、当該自動原稿供給装置13によって後述するスキャナー部101によるスキャン位置を通過するよう搬送される。
また、本体部10の上部にはユーザに対して種々の情報を表示する表示パネル、ユーザが種々の指示等を入力するためのボタンなどのインターフェースが配置される操作部14が設けられている。
操作部14には当該複写機1の主電源をオン/オフするための主電源スイッチ250(図3参照)が含まれており、ユーザはかかる主電源スイッチ250をオンにすることで当該複写機1を起動することができ、また主電源スイッチ250をオフとすることで当該複写機1への電力供給をオフしてその動作を停止させることができる。
また、本体部10の下部には、給紙部15が設けられており、かかる給紙部15に収容されている用紙やOHPシートなどの画像形成対象シートに対して画像形成が行われることになる。
図2は図1に示す複写機の本体部の構成図である。本体部10は、スキャナー部101と、書き込み部102と、感光体ユニット103と、帯電部104と、現像部105と、転写部106と、給紙部108と、定着ユニット111とを備える。
スキャナー部101は、当該複写機の上方側に配置されており、その上方に設置されたプラテンガラス(図示略)上に載置された原稿に対して光を照射し、その反射光を光電変換して、原稿画像を読み取る。また、上記自動原稿供給装置13によってプラテンガラス上を通過させられる原稿画像の読み取りも行う。
書き込み部102は、スキャナー部101によって読み取られた原稿画像に対応したレーザ光を照射して感光体ユニット103の各感光体ドラム上に投影させる。感光体ユニット103は、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、Bk(ブラック)といった4つの色に対応した感光体ドラムを有している。
帯電部104は、感光体ドラムの周囲に配置されており、感光体ドラムを帯電する。現像部105は、書き込み部102によって潜像が形成された感光体ドラム上にトナーを付着させてトナー画像を形成する。
転写部106は、色に対応した感光体ドラムの配列方向である図の左右方向に沿って用紙を搬送する転写ベルトを有しており、かかる転写ベルトによって用紙が書く感光体ドラムによる転写位置に到る。これにより各感光体ドラムの転写位置においてその色の画像が用紙に転写される。
給紙部15は、複数の給紙トレイを有しており、複写時には所定のサイズの用紙を給紙トレイから繰り出して転写ベルト上に給送する。これにより、給送された用紙が上記のように転写部106によって転写位置に搬送され、当該用紙に画像の転写がなされる。
定着ユニット111は、上記のように画像が転写された用紙を加熱・加圧して転写されたトナーを用紙に定着させるユニットであり、定着ローラ112及び加圧ローラ113を有している。円筒状の定着ローラ112の中空部には、複数の発熱体が配置されており、後述する電源装置からこれらの発熱体に対して電力を供給することで発熱体が発熱し、これにより定着ローラ112の表面温度が上昇する。
なお、発熱体は定着ローラの中空部に配置するようにしてもよいが、発熱体を加熱できる位置であれば他の位置に配置してもよく、例えば加圧ローラ113の中空部に配置する等してもよい。このように表面温度が一定温度以上となった定着ローラ112と加圧ローラ113との間をトナー画像が転写された用紙が通過させられることで、当該用紙が加熱・加圧されるようになっている。
図3は本発明の実施形態にかかる補助電源装置とその周囲の回路図である。補助電源装置310は制御部211により制御される。商用交流電源208からは補助電源装置310と、3つの発熱体201、202、203とに電力が供給される。補助発熱体204には商用交流電源208の電力が直接供給されず、商用交流電源208からの電力によって充電された補助電源装置310からの電力供給を受ける。
本実施形態では、以上のように商用交流電源208からの電力供給を受けて発熱する発熱体201、202、203、及び補助電源装置310からの電力供給を受けて発熱する補助発熱体204が定着ローラ112の中空部に配置されており、この発熱により定着ローラ112を加熱する。
これらの発熱体201、202、203及び補助発熱体204によって加熱される定着ローラ112の温度を検出する温度検出部212が設けられており、温度検出部212による検出結果が制御部211に入力される。また、これらの発熱体201、202、203への電力供給のオン/オフを切り替えるためのスイッチ(切替回路)221、222、223が設けられており、これらのスイッチ221、222、223のオン/オフが制御部211によって制御されるようになっている。
制御部211は、CPU(Central Processing Unit)等を有しており、温度検出部212によって検出される定着ローラ112の温度が予め設定された温度となるようスイッチ221、222、223のオン/オフを制御する。また、制御部211は、補助電源装置310内にあるスイッチ225とスイッチ226のスイッチ状態を切り替える制御を行う。かかるスイッチング制御の内容については後述する。
補助電源装置310は、スイッチ225、226と、充電器231と、残電圧検出回路232と、電気二重層コンデンサ233と、着脱状態検出部302を有する遮断設定部301とを備えている。遮断設定部301については後に詳述する。
スイッチ226は、商用交流電源208から補助電源装置310への電力供給のオン/オフを切り替えるスイッチであり、制御部211の制御によりオン/オフされる。
スイッチ225は、充電器231側(図3の左側)に接続される状態と、補助発熱体204側(図3の右側)に接続される状態と、いずれにも接続されない状態といった3つの状態となるスイッチであり、スイッチ225は制御部211の制御によっていずれかの状態に設定される。
充電器231は、商用交流電源208から供給される電力によって電気二重層コンデンサ233を充電する。スイッチ226がオンであり、かつスイッチ225が充電器231側に接続されている状態である場合に充電器231によって電気二重層コンデンサ233が充電される。
残電圧検出回路232は、電気二重層コンデンサ233の充電電圧値を検出し、検出した電圧値を制御部211に出力する。制御部211は、残電圧検出回路232によって検出された電気二重層コンデンサ233の充電電圧値に基づいて、スイッチ225の状態を制御し、電気二重層コンデンサ233に対して充電を行うか否かを制御する。
本実施形態では、補助電源装置310の蓄電素子として、電気二重層コンデンサ233を用いている。補助電源装置310の蓄電素子としては、ニッカド電池などの二次電池を用いることもできるが、本実施形態では、化学反応を伴わない電気二重層コンデンサの以下のような優れた特性に着目し、蓄電素子として電気二重層コンデンサ233を用いることとしている。
(1)充電時間が短い
二次電池として一般的なニッケル−カドミウム電池を用いた補助電源では、急速充電を行っても数時間の時間を要する。これに対し、コンデンサを用いた補助電源では数分程度の急速な充電が可能である。この特性により、頻繁に充放電可能であるため、同一時間内で比較したときに補助電源を用いた加熱の回数を増すことができる。
(2)寿命が長い
ニッケル−カドミウム電池は充放電の繰り返し回数が500から1000回であるため加熱時用補助電源としては寿命が短く、交換の手間やコストが問題となる。これに対し、コンデンサを用いた補助電源は寿命が長く、メモリー効果も無いため、繰り返しの充放電による劣化も少ない。従って、非加熱動作(待機時)と加熱動作を繰り返す加熱装置や画像形成装置に、特に、有利である。また、鉛蓄電池のように液交換や補充なども必要ないため、メンテナンスがほとんどいらない。
(3)大電力短時間放電が可能
二次電池は蓄えた電力を一気に放電することができないので、加熱部が低温からの立ち上げ時に大電力を供給できず、立ち上げ時間の短縮には低い効果しか望めない。これに対し、コンデンサを用いた補助電源は大電力を数秒で放電可能であるので、立ち上げ時間の短縮に威力を発揮する。
(4)充電しつづけた場合でも安全性が高い
二次電池は化学反応を利用しているため、最大容量まで充電した後、放電の必要が無い場合、充電回路に接続しつづけると、化学反応によるガスなどにより容器が膨張して破裂するなどの危険がある。これに対し、コンデンサを用いた補助電源は化学反応ではなく物理現象を利用しているので、ガスの発生などは無く充電しつづけても安全である。
電気二重層コンデンサ233は、以上のような優れた特性を有するとともに、近年多量の電気エネルギーを蓄えられる物が開発されてきており、電気自動車などへの採用も検討されているものがある。例えば、日本ケミコン(株)の開発した電気二重層コンデンサ等は2000F程度の静電容量を有しており、数秒から数十秒の電力供給には十分な容量を備えている。
また、日本電気(株)からもハイパーコンデンサという商品名で80F程度のコンデンサが販売されている。本実施形態における電気二重層コンデンサ233としては大容量の電気エネルギーを蓄えられる電気二重層コンデンサを用いることができる。
以上が本実施形態における電源装置(商用交流電源208、制御部211、温度検出部212、補助電源装置310)の構成であり、以下、制御部211の制御に基づいてなされる当該電源装置による発熱体201〜204の駆動及び補助電源装置310の充電時における動作について説明する。
まず、図4に示すように、当該複写機1の主電源スイッチ250(図3参照)がオンにされると、制御部211は、温度検出部212から供給される定着ローラ112等の温度を取得する(ステップS1)。そして、制御部211は、予め設定されている目標温度から検出された温度を減算し(ステップS2)、目標温度と現在の温度との温度差を求める。
以上のように目標温度との温度差を求めると、制御部211はその温度差と予め設定されたしきい値とを比較し、温度差が予め設定されたしきい値よりも大きいか否かを判別する(ステップS3)。
ここで、目標温度と現在の温度との温度差が予め設定されたしきい値よりも大きい場合(ステップS3の判別「Yes」)、制御部211はスイッチ221、222、223をオンとすることで発熱体201、202、203を駆動して定着ローラ112等を加熱する。
また、制御部211は、スイッチ225を補助発熱体204側(図3の右側)に接続するよう制御することで電気二重層コンデンサ233から補助発熱体204への電力供給を行わせる、つまり電気二重層コンデンサ233を放電させて補助発熱体204を駆動する(ステップS4)。このような4つの発熱体201〜204による加熱を行うと、制御部211は温度検出部212によって検出される定着ローラ112等の温度が目標温度に達したか否かを判別する(ステップS5)。
目標温度に達していない場合には、制御部211は3つの発熱体201〜203への商用交流電源208からの電力供給を継続するとともに、補助発熱体204への補助電源装置310からの電力供給を継続することで、4つの発熱体を駆動する(ステップS4)。そして、制御部211は、温度検出部212によって検出される温度が目標温度に到達するまで4つの発熱体201〜204を駆動した加熱を行う(ステップS4、ステップS5)。
一方、4つの発熱体201〜204を駆動することで、温度検出部212によって検出された温度が目標温度に到達した場合(ステップS5の判別「Yes」)、待機処理に移行する(ステップS6)。また、上記ステップS3の判別において、目標温度と現在の温度との温度差が予め設定されたしきい値よりも小さい場合には(判別「No」)、上記ステップS4、ステップS5の処理、つまり目標温度に達するまで4つの発熱体201〜204を駆動するといった制御が行われず、待機処理に移行する(ステップS6)。
制御部211による待機処理では、温度検出部212による検出温度が目標温度となるようスイッチ221、222、223をオンすることで3つの発熱体201〜203を駆動する。この際、スイッチ225は補助発熱体204側(図3の右側)には接続されず、この結果電気二重層コンデンサ233から補助発熱体204への電力供給は行われない。
また、制御部211による待機処理では、残電圧検出回路232から供給される電気二重層コンデンサ233の充電電圧値と予め設定されたしきい値とを比較し、しきい値以下であり、かつ3つの発熱体201〜203を駆動していない場合に電気二重層コンデンサ233への充電を行う。
すなわち、電気二重層コンデンサ233の充電電圧値がしきい値以下であり、かつスイッチ221、222、223がオフである場合には、制御部211はスイッチ226をオンとするとともに、スイッチ225を充電器231側(図3の左側)に接続する状態とする。
これにより商用交流電源208からの電力による電気二重層コンデンサ233の充電が行われる。一方、残電圧検出回路212によって検出される電圧値がしきい値以上になる、または発熱体201〜203が駆動されると、制御部211は電気二重層コンデンサ233への充電を停止する。
以上のように制御部211は、主電源投入後、目標温度と現在温度とが大きく差がある場合には(目標温度との温度差がしきい値より大きい場合には)、より短時間で定着ユニットが目標温度に達するよう3つの発熱体201〜203に加えて補助発熱体204による加熱を行わせる。
例えば、目標温度が180℃であるのに対し、検出された温度が28℃であった場合にはその温度差は152℃と大きいので(例えばしきい値を30℃とする)、4つの発熱体を駆動して短時間で目標温度である180℃に到達するようにする。一方、目標温度と現在温度の差がそれほど大きくない場合には(温度差がしきい値より小さい場合には)、補助発熱体204が利用されず、3つの発熱体201〜203による加熱が行われる。
上記例の場合において、検出された温度が150℃以上である場合には、温度差は30℃未満なので、3つの発熱体201〜203だけで十分に短時間で180℃まで上昇させることができるので、かかる場合には補助発熱体204を駆動しないのである。
また、このように補助発熱体204を利用しないことに加え、このように補助発熱体204を利用しない間に補助発熱体204へ電力を供給する電気二重層コンデンサ233に対する充電を行う。つまり、その後補助発熱体204を駆動するために補助発熱体204を利用しなくてもよいタイミングで電気二重層コンデンサ233の充電を行う。
さらに、この充電は電気二重層コンデンサ233の充電電圧が小さいといった充電が必要な場合であり、かつ3つの発熱体201〜203を駆動していない時に行うようになっている。つまり、充電が必要なタイミングであり、かつ商用交流電源208の電力による発熱体201〜203の駆動を妨げないタイミングで行われるようになっている。
以上説明したのが当該複写機1の主電源スイッチ250をオンにした後に行われる動作であるが、本実施形態では、主電源スイッチ250をオフとした後に制御部211は次のような電源装置に対する制御を行うようになっている。
すなわち、図5に示すように制御部211は、当該複写機1に電源がオンである間、主電源スイッチ250がオフに切り替えられたか否かを常時監視しており(ステップS11)、主電源スイッチ250がオフとなった場合には当該補助電源装置310以外の負荷、例えば発熱体201〜203といった負荷への電力供給を遮断する(ステップS12)。
すなわち、スイッチ221、222、223をオフにするなどして他の負荷への電力供給を遮断する。次に、制御部211は、補助電源装置310内のスイッチ225を、充電器231側及び補助発熱体204側のいずれにも接続しない状態とし、補助電源装置310内の電気二重層コンデンサ233を、補助発熱体204や充電器231といった充電や放電のための電力の授受を目的とした他の素子と接続しない遮断状態とする(ステップS13)。
すなわち、本実施形態において、スイッチ225は蓄電素子である電気二重層コンデンサ233と他の要素との電力授受を遮断する遮断手段として機能しており、制御部211はかかる遮断手段によって遮断状態とするか非遮断状態とするかを設定する設定手段として機能している。
そして、スイッチ225がオフとされ、電気二重層コンデンサ233と充電器231や補助発熱体204といった他の素子とを遮断した状態となっているか否かを確認し(ステップS14)、確認がなされない場合にはステップS13に戻り、スイッチ225をオフにするよう制御する。一方、スイッチ225のオフにすることによる遮断状態が確認されると、制御部211は当該複写機1の電源をオフとする(ステップS15)。
本実施形態では、主電源スイッチ250がオフされた場合に、そのまま主電源をオフとするのではなく、補助電源装置310における蓄電素子である電気二重層コンデンサ233と、当該電気二重層コンデンサ233と充電や放電のために接続されている素子(充電器231及び補助発熱体204)とを遮断した状態にした後で電源をオフとするようにしている。
したがって、主電源がオフとされている間に蓄電素子である電気二重層コンデンサ233に蓄電された電力が上記のような他の素子に漏れてしまうことを抑制することができ、長期間電源をオフする場合であっても蓄電量が大きく減少してしまうことを抑制することができる。
また、メンテナンス等のために保守員などが補助電源装置310に対して作業等を行った場合であっても、電気二重層コンデンサ233と他の素子との間での電力授受が遮断されているので感電等を防止することができ、作業の安全性が向上する。
また、本実施形態では、当該電源装置を搭載した装置である複写機1の主電源スイッチ250がオフとされると、それに応じて制御部211が自動的に電気二重層コンデンサ233と他の素子との間とを遮断するようにしているので、ユーザはこのような電力遮断を行うために別途指示や操作を行うことなく、蓄電エネルギーの維持及び安全性の向上といった効果を得ることができる。
また、本実施形態において電源装置の補助電源装置310は、スイッチ225、226、充電器231、電気二重層コンデンサ233及び残電圧検出回路232を備える他、遮断設定部301を備えている。
また、補助電源装置310は、上述した充電器231や電気二重層コンデンサ233などの要素が1つの筐体部内に配置されたものとなっており、かかる筐体部を複写機内の所定の位置にセットすることで、図3に示すように電源装置内に補助電源装置310の各回路要素が補助電源装置310外の要素である商用交流電源208や補助発熱体204と接続されるようになっている。
そして、かかる補助電源装置310が装着された状態にあっては、制御部211の制御によるスイッチ225、226のスイッチ状態が適宜設定され、所定のタイミングで電気二重層コンデンサ233に対する充電が行われるとともに、所定のタイミングで電気二重層コンデンサ233から補助発熱体204への電力供給が行われる。
遮断設定部301は、上記のように着脱自在になされた補助電源装置310が電源装置に装着された状態から取り外された時に、スイッチ225を、充電器231側及び補助発熱体204側のいずれにも接続しない状態とし、補助電源装置310内の電気二重層コンデンサ233を、充電器231といった充電のための電力の授受を目的とした他の素子と接続しない遮断状態とする。
より具体的には、遮断設定部301は、補助電源装置310が装着状態にあるか、取り外された状態であるかを検出する着脱状態検出部302を有しており、かかる着脱状態検出部302の検出結果が取り外された状態を示すものとなった場合に、スイッチ225をオフとするよう制御するのである。
図6(S21〜S23)に示すように、さらに電源ON時に補助電源装置310の一部(ネジや外装)が外されたときは、遮断設定部301はそれを監視し、補助電源装置310内の前述の負荷へ電力供給を遮断するよう、制御部は前述の図5のフローへと切り替える。
すなわち、図6に示すように、電源ON時に補助電源装置310の一部(ネジや外装)が外されたときは、遮断設定部301はそれを監視し(ステップS211)、補助電源装置310の一部(ネジや外装)が外された場合には、補助電源装置310内のスイッチ225を、充電器231側及び補助発熱体204側のいずれにも接続しない状態とし、補助電源装置310内の電気二重層コンデンサ233を、補助発熱体204や充電器231といった充電や放電のための電力の授受を目的とした他の素子と接続しない遮断状態とする(ステップS22)。
そして、スイッチ225がオフとされ、電気二重層コンデンサ233と充電器231や補助発熱体204といった他の素子とを遮断した状態となっているか否かを確認し(ステップS23)、確認がなされない場合にはステップS32に戻り、スイッチ225をオフにするよう制御する。一方、スイッチ225のオフによる遮断状態が確認されると処理を終えることになる。
このように制御することで、メンテナンスを行う保守者が電源を切り忘れた状態で、補助電源装置310のメンテナンスを行ったときの安全性の向上を図っている。
またこのとき、制御部211は、補助電源装置310が取り外されて補助電源装置310からの電力供給が遮断されたことを、操作部14へ表示したり、アラーム音を鳴らしたりしてメンテナンスを行う保守者へ案内しても良い。
本発明の実施形態にかかる複写機の外観図。 図1に示す複写機の本体部の構成図。 本発明の実施形態にかかる補助電源装置とその周囲の回路図。 本発明の実施形態にかかる複写機の制御動作を示すフローチャート(その1)。 本発明の実施形態にかかる複写機の制御動作を示すフローチャート(その2)。 本発明の実施形態にかかる複写機の制御動作を示すフローチャート(その3)。
符号の説明
225 スイッチ(切替回路)、233 電気二重層コンデンサ(蓄電素子)、301 遮断設定部(遮断設定手段)、302 着脱状態検出部(着脱状態検出手段)

Claims (4)

  1. 主電源から供給される電力を蓄電する蓄電素子と、該蓄電素子と他の素子との間の電力の授受を遮断する遮断状態と電力の授受を遮断しない非遮断状態とに切り替えることができる切替手段とを備え、前記切替手段は、外部から入力される設定信号に基づいて前記蓄電素子と他の素子との間を遮断状態または非遮断状態に切り替えられることを特徴とする補助電源装置。
  2. 請求項1に記載の補助電源装置において、機器との着脱状態を検出する着脱状態検出手段を設け、前記着脱状態検出手段により当該補助電源装置が機器から取り外されたと判別したときに、前記蓄電素子と他の素子との間を遮断状態に切り替えることを特徴とする補助電源装置。
  3. 前記蓄電素子は電気二重層コンデンサであることを特徴とする請求項1又は2に記載の補助電源装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか一項に記載の補助電源装置と、前記補助電源装置の切替手段の切り替え制御を行う遮断設定手段と、を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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JP2008122914A (ja) * 2006-11-09 2008-05-29 Toshiba Corp 画像形成装置および画像形成方法
JP2009186509A (ja) * 2008-02-01 2009-08-20 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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