JP4950132B2 - 加熱装置とそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、発熱部材に電力供給して発熱させる加熱装置と、この加熱装置を用いる画像形成装置に関する。
複写機、プリンター、FAXやこれらの複合機等に代表される画像形成装置は、用紙やOHP等のシート状の記録媒体上に画像を形成して記録している。画像形成装置で用いる画像記録方式には、様々な形式が実現されているが、その中でも高速性、画像品質、コスト等の面から上記の機器に広く採用されているのが電子写真方式である。
電子写真方式では、用紙やOHP等の記録媒体上に未定着トナー像を形成し、熱と圧力でトナー像を記録媒体上に固着するのに、定着装置を用いるのが一般的である。定着装置による定着方式としては、高速性、安全性等の面からヒートローラ方式が現在最も多く採用されている。ヒートローラ方式とは、ハロゲンヒータなどの発熱部材により加熱される加熱ローラ等の加熱部材と、これに対向配置されて加熱部材と圧接してニップ部と呼ばれる相互圧接部を形成する対向回転体と間に、被加熱体となるシート状の記録媒体を通過させて加熱する方式である。加熱部材には、鉄やアルミ等の金属ローラが主に使用されていて、その熱容量が大きくされている。このため、トナーを溶融して使用可能とする温度である約180℃前後まで昇温するには数分から十数分の長い立上時間が必要であるという欠点がある。
そこで、画像形成装置では、装置使用者がプリントを行わない待機時にも、加熱部材の発熱部材に電力を供給し、温度を使用可能温度よりやや低い予熱温度に保っている。これにより、加熱ローラが直ぐに使用可能温度まで立ち上がるため、装置使用者がローラの昇温を待つ事が少なくなっている。しかし、温度の立上を重視すると、装置を使用していないときにも画像形成には直接必要のない、いわば余分な電力が待機電力として発熱部材で消費されていることになる。そして、この待機時の消費エネルギーは、画像形成装置の消費エネルギーの約7〜8割に上るという調査結果もある。
近年、環境保護意識の高まりから各国で省エネ規制が制定されている。国内では省エネ法が改正されて強化され、米国でもエナジースターやZESM(Zero Energy Star Mode)などの省エネプログラムが制定されている。これらの規制やプログラムに対応するべく省電力化を図る際には、上記待機時消費エネルギーを削減すると省エネ効果が大きい。このため、画像形成装置の未使用時の待機時電力供給をゼロにすることが望ましい。
しかし、従来の定着装置の構成のままで待機時の電力をゼロにすると、再立上時には加熱ローラの昇温時間に時間を要していまい、待機時間が長く装置使用者の使い勝手が悪化してしまう。このため、速やかに加熱ローラの温度を上昇させる構成が、画像形成装置において省エネを実現する上で必要とされている。例えば、前記ZESMでは装置が一旦立ち上がり、スリープ状態などの待機状態からの再立上時間が10秒以下という大変厳しい条件が要求されている。
昇温時間を短くするためには、加熱ローラの熱容量を小さくすればよい。熱容量を低くする手法としては、ローラ径を小さく、肉厚を薄くすることが挙げられる。このようにすることで、昇温時間を短くすることが可能である。しかし単位時間あたりの通紙枚数が多い高速機(60〜80cpm程度)でローラ熱容量を小さくすると、連続通紙時のローラ温度の低下が課題となる。これは、高速機では単位時間あたりに用紙に奪われる熱量が多く、供給電力が不足するために発生するもので、特に定着装置が冷えている稼働直後に顕著に現れる。
これまでの高速対応の画像形成装置では、金属製の加熱ローラの肉厚を5〜10mm等と比較的厚い構成とし、予め充分蓄熱してエネルギーを溜めていた。これにより、供給電力と共に加熱ローラの蓄熱エネルギーで用紙及び対向回転体等を加熱することができ、稼働直後の急激な温度低下を防いでいた。すなわち、従来は、薄肉で熱容量の小さい加熱ローラを使用することができないため、短時間の温度立上と高速化の両立が困難であった。
加熱ローラの温度低下を改善するためには、単位時間の投入エネルギー、すなわち定格電力を大きくすると良い。実際に、プリント速度の速い高速機には電源電圧を200Vにして大電力を供給する装置もある。しかし、日本国内のオフィスで用いられる商用電源は、100V−15Aが一般的で、事実上1500Wが電力の上限である。このため、これを200Vに対応させるには、設置場所の電源に特別な工事を施す必要があり、一般的な解決法とはいえない。また、100V−15Aを2系統用いて、画像形成装置に対する全投入電力を上げる製品も実用化されているが、2系統の電源が近くにないと設置することが困難である。このため、これまでは加熱ローラの温度低下を改善するために投入エネルギーを増加することができないのが実情であった。
最大供給電力を増やすことで、高速機の定着装置の温度低下防止を実現する方法として、特許文献1、2では、電力供給手段として補助電源を設けて上記課題を解決する構成が提案されている。特許文献2では、主電源の他に補助電源を用いて最大電力供給量を増やす機能を提供しており、補助電源として二次電池、一次電池を用いる構成を採用している。
充電可能な補助電源としては、鉛蓄電池及びカドニカ電池などの二次電池が代表的なものとしてある。しかし、二次電池は充放電を繰り返すと電池が劣化して容量が低下していき、大電流で放電するほど寿命が短くなるという性質を持つ。一般的に大電流で長寿命とされているカドニカ電池でも、充放電の繰り返し回数は約500〜1000回程度であり、一日に20回の充放電を繰り返すと一ヶ月程度で電池の寿命が来てしまうことになる。これでは電池交換の手間がかかるとともに、電池代などのランニングコストも非常に高くつく事になってしまう。
さらに、充電時間の観点からも、大容量を充電するには時間を要するため一日に何度も充放電を繰り返す用途には使用できず、実用上は実現が困難であった。なお、二次電池の容量を大きくして充放電サイクルを浅くして使用することで繰り返し数を増やすことは可能であるが、充放電に必要な時間が長いため実用化が困難である。
二次電池では実用的な補助電源を実現できないため、特許文献3、4では、電気二重層キャパシタなどの大容量コンデンサ(キャパシタ)を補助電源として用いることで、最大電力を大きくして短時間の昇温を可能とする技術が提案されている。大容量コンデンサは、次に示す有利な特徴を有している。
充放電の繰り返し回数が数万回以上と略無制限であり、充電特性の劣化が殆どなく定期的なメンテナンスが不要である。充電時間が、二次電池であるバッテリーで数時間を要するのに対し、数秒から数十秒程度にすることが可能である。また、電気二重層キャパシタでは数十から数百アンペアの大電流を流すことも可能であるため、装置に応じた短時間での電力供給が可能となっている。
このように大容量キャパシタを補助電源として用いると、定着装置の温度が低くてエネルギーが多く必要な、通紙直後の数十秒の短時間に一般的な商用電源の電力の限界を超える電力を画像形成装置に供給することができ、薄肉ローラを用いた定着装置の高速機対応を、信頼性と耐久性が高く実現することが可能である。
特開昭58−54367号公報 特開平10−282821号公報 特開2000−315567公報 特開2002−184554公報
特許文献3,4においては、大容量キャパシタを補助電源に用いているが、大容量のコンデンサを用いた加熱装置を開発するにあたり、より性能を向上させる上で以下のような課題が明らかにされてきた。すなわち、現在キャパシタは、電池に比べて蓄電量の密度が小さく価格も高い。このため、キャパシタをユニット化した場合のサイズを小さくすると共にコストを抑えるため、少しでも効率良く使う必要がある。また、できるだけ小さい容量にすることは、充電時間を短くすることができ、装置の使い勝手を向上することにつながる。このように、連続通紙時にキャパシタから給電する構成では、同じキャパシタを使用した際にできるだけ長い時間、定着可能な温度を維持する構成が求められている。
本発明は、補助電源の容量を小型化して充電時間の短縮を図りつつも、効率的で十分な給電性能を得られる加熱装置を提供することを、その目的とする。
本発明は、効率よく補助電源を用いて加熱可能な温度をできるだけ長く保て、使い勝手の良い画像形成装置を提供することを、その目的している。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、補助電源の給電開始タイミングに着目したもので、電力の供給によって発熱する発熱部材に対する電力供給手段となる主電源及び補助電源と、発熱部材によって所定の温度まで昇温される加熱部材とを有し、通紙時における補助電源から発熱部材への電力供給が、該通紙時における主電源から発熱部材に対する電力供給開始時期から所定時間経過後に開始される加熱装置において、補助電源の電圧を検知する電圧検知手段と、電圧検知手段の検知情報に基づき補助電源の電圧が所定の値より小さいとき、補助電源から発熱部材への補助給電開始時期を、補助電源の電圧が満充電の場合の補助給電開始時期よりも早くする制御手段とを有することを特徴としている。
請求項の発明は、画像形成装置であって、請求項1記載の加熱装置を備えたことを特徴としている。
本発明によれば、前記補助電源から発熱部材への補助給電開始と、被加熱体の加熱動作開始とが、所定のタイミングで異なるため、加熱装置から被加熱体への供給エネルギーを適正に適宜調整することが可能となり、加熱装置の加熱可能時間を長くして、補助電源装置の利用効率向上することができる。
本発明によれば、加熱装置から加熱部材への供給エネルギーを適正に適宜調整することが可能となり、加熱装置の加熱可能時間を長くして、補助電源装置の利用効率の高い加熱装置を用いることで、効率よく補助電源を用いて加熱可能な温度をできるだけ長く保つことができる。
本発明によれば、効率よく補助電源を用いて加熱可能な温度をできるだけ長く保つことが可能な定着装置を有することで、装置全体の消費電力を低減させつつも使い勝手のよい装置となる。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
図8は本発明が適用された装置の一例となる画像形成装置の概要図である。図8において、画像形成装置は、その本体内部に、静電潜像担持体(像担持体)としてのドラム状の感光体41を備えている。この感光体41は、図示しない駆動モータによって図中矢印で示す時計周り方向に回転駆動されるように構成されている。感光体41の周囲には、感光体表面を均一に帯電させる帯電装置42、感光体上の潜像を現像する現像装置44、感光体上の顕画像(トナー像)を記録媒体であり、被加熱体としての用紙Pに転写する転写装置48、感光体表面を清掃するクリーニング装置46が、感光体41の回転方向に配設されている。
帯電装置42によって均一に帯電された感光体41の表面には、帯電装置42と現像装置44との間に、書き込み系レーザ光Lbが反射鏡43で反射されて露光光として照射される。これにより感光体表面には潜像が形成される。これら書き込み系レーザ光Lbと反射鏡43等で書込ユニット用が構成されている。感光体表面に形成された潜像は、現像装置44が有する現像ローラ44aによって顕剤(現像剤ともいう)としてのトナーの供給を受けて顕画像化される。
転写装置48は感光体41と対向配置されていて、両者の間に転写部47を形成している。転写部47には、給紙装置50が有する給紙トレイ51から紙搬送系を構成する給紙コロ110及びレジストローラ対49を介して用紙Pが搬送される。搬送された用紙Pには、転写部47において転写装置48から印加される転写バイアスによって感光体41上の顕画像(トナー像)が静電的に転写される。
顕画像が転写された用紙Pは、転写部47よりも下流に配置された定着装置10へと図示しない紙搬送系を構成する搬送ローラ等で適宜搬送される。定着装置10は、図中破線で示す用紙搬送路上に設けられていて、後述する加熱装置100から電力供給を受ける加熱部材である定着部材としての加熱ローラ1と、対向回転体である加圧部材としての加圧ローラ7とを備えている。加熱ローラ1と加圧ローラ7は接触してニップ部52を形成している。定着装置10へと搬送された用紙Pは、ニップ部52を通過する際に、加熱ローラ1からの熱とニップ部52に加わる圧力により用紙Pに熱定着されて図示しない排紙トレイ上に排出される。
転写部47で用紙Pに転写されずに感光体41上に残った残留トナーは、感光体41の回転と共にクリーニング装置46に至り、クリーニング装置46が有するクリーニング部材46aと感光体42との間を通過する間にクリーニング部材46aによって清掃されて次の画像形成に備えられる。
定着部材や加圧部材としてローラを用いているが、無端ベルトを用いることもできる。これら定着部材や加圧部材は、後述する発熱部材によって、その表面温度が所定の温度まで昇温される。
定着装置10に設けられた加熱ローラ1は、図1(A)に示すように、金属製で筒状のローラ基体63の内部に発熱部材60を備えている。発熱部材62は、図1(B)にも示すように、主発熱体1aと副発熱体1bとから構成されている。主発熱体1a及び副発熱体1bはハロゲンヒータからなり、その輻射熱でローラ基体63を所定の温度まで上昇させるように構成されている。ローラ基体63は、加熱ローラ1の基体として機能することから、アルミや鉄などの金属製であることが耐久性や加圧による変形などの点を考慮すると望ましい。本形態では、ローラ表面となるローラ基体63の外周面にトナー等の固着を防ぐための離型層1aを形成している。ローラ内面、すなわち、ローラ基体63の内周面には、ハロゲンヒータの熱を効率よく吸収するための黒化処理をすることが望ましい。
本形態では、発熱部材60としてハロゲンヒータを用いたが、板状のセラミックヒータや、コイルに高周波を流して被加熱体を加熱する誘導加熱などを用いる構成であっても構わない。本形態では、加熱部材を加熱ローラ1としたが、その機能としては他の物質を加熱できればよいため、定着装置10に用いない別な形態の場合には、ローラ形状に限定されるものではない。
図2は、加熱装置として機能する補助電力駆動システム100の回路を示す概念図である。補助電力駆動システム100は、主電源2と、補助電源であり蓄電装置としてキャパシタ5と、キャパシタ5への充電器4と、充放電切替手段sw1と、主電源2からの電力供給を制御する主電力制御手段6と、充放電切替手段sw1の切替タイミングを制御する制御手段110とを備えている。この内、主電源2とキャパシタ5は電力供給手段を構成している。主発熱体61は、主電源2から供給される主電力により発熱し、副発熱体62はキャパシタ5から供給される補助電力により発熱する。
主電源2は商用電源などの電力源であり、画像形成装置の設置場所に配設されているコンセントに接続することで電力を装置に供給するものである。日本の通常のオフィスなどでは、100Vの電圧電源が広く用いられる。一般的には、15Aが電流の最大値となっていることが多く、1500Wが一系統の電源の最大電力である。本形態では備えていないが、発熱部材62に応じた電圧の調整及び交流と直流の整流や電圧を安定化するなどの機能を有していても良い。ハロゲンヒータである主発熱体61及び副発熱体62は、ガラス管の中にある電熱線が電力の供給によって発光し、内蔵されている加熱ローラ1の温度を所定温度まで上昇させることができる出力とされている。
本構成では、主発熱体61、副発熱体62それぞれに対して、主電源2とキャパシタ5を別系統にして電力を供給できる構成としているが、主発熱体61、副発熱体62が別部品となっている必要はなく、主電力と補助電力を重畳した単一部材した構成としても無論かまわない。
キャパシタ5は、充電装置4を通して主電源から供給される電力を蓄えられるとともに、充放電切替手段sw1の切り替わりにより副発熱体62へ補助電力を供給することができるように構成されている。
副発熱体62は主発熱体61とは定格電力が異なっている事が望ましい。これは、本構成においてキャパシタ5は、25V電圧のセルを20個直列にして電圧を50Vとしており、商用電源(100V)と電圧値が異なっているためである。
キャパシタ5は、他の電力供給源から充電可能なものであり、商用電源を用いた主電源2から充電器4を介して供給される電力を蓄電するものである。本形態では、補助電源に用いる蓄電装置として、キャパシタ5の中でも大容量コンデンサとなる電気二重層キャパシタを用いている。大容量コンデンサは電気化学キャパシタとも呼ばれてきており、電気二重層キャパシタ、シュードキャパシタなど、動作原理によりいくつかの種類に分類できるが、充放電回数の寿命などから、特に電気二重層キャパシタを使用することが望ましい。コンデンサは蓄電装置の別な形態となる二次電池と異なり、化学反応を伴わないため下記のような優れた特徴を有している。
二次電池として一般的なニッケル−カドミウム電池を用いた補助電源では、急速充電を行っても数時間の時間を要するため、一日の大電力供給可能回数が数時間おきに数回しか実現できず、実用的ではなかった。これに対し、コンデンサを用いた補助電源では数十秒〜数分程度の急速な充電が可能であるため、補助電源を用いた加熱の回数を実用的な回数にまで増やすことができる。
ニッケル−カドミウム電池は充放電の繰り返し回数が500から1000回であるため加熱時用補助電源としては寿命が短く、交換の手間やコストが問題となる。これに対し、コンデンサを用いた蓄電式の補助電源は1万回以上の寿命を有し、繰り返しの充放電による劣化も少ない。また、鉛蓄電池のように液交換や補充なども必要ないため、メンテナンスがほとんど必要とならない。
近年コンデンサにも多量の電気エネルギーを蓄えられる物が開発されてきており、電気自動車などへの採用も検討されている。日産ディーゼルなどからはトラックの蓄電装置として発表されている。本形態で用いるキャパシタ5は、2.5V500F程度の静電容量を有しており、20個直列にすると50Vの初期電圧が得られる。これを定格600wのヒータで発熱させると、90秒後でも120w程度の電力を得られ、数十秒程度と短時間の電力供給には十分な容量を備えている。
(従来の給電パターン)
前述したように、発熱部材60に供給する電力は、主電源2から主加熱体61に供給されるとともに、副加熱体62に対してはキャパシタ5からも電力を供給可能とされている。主電源2及びキャパシタ5の両方からの電力を同時に発熱部材60に供給することで、主電源2による供給電力を上回る大量の電力を発熱部材60(加熱ローラ1)に供給可能としている。
従来の給電パターンを図3で説明し、その後、本発明特有の給電パターンについて説明する。図3は、画像形成装置の立上から通紙して画像形成する時の、加熱ローラ温度、加熱ローラに投入する全電力、主電源2からの投入電力、キャパシタ5からの投入電力、及びキャパシタ5の電圧の関係を示す特性図である。図中ACは主電源2からの供給期間、AC+Capは主電源2とキャパシタ5からの供給期間をそれぞれ示す。図中縦軸は加熱ローラ温度、電力、電圧を、横軸は電力供給時間をそれぞれ示す。この例では通紙と同時に加熱ローラ1に対して給電を行っている。図3において、符号aで示す実線は主電源2のみによる給電時の加熱ローラ1の温度変化を、同図の符号bで示す実線は、主電源2とキャパシタ5を併用した給電時の加熱ローラ1の温度変化をそれぞれ示す。
まず、主電源2のみで給電した場合、加熱ローラ1の温度は、図3に符号aに示す実線のように、通紙初期には加圧ローラ7の温度も低く、用紙Pも熱を奪っていくため加熱ローラ温度が大きく低下する。その後、供給電力に応じた温度で安定したあと、加圧ローラ7が暖まるにつれて温度がやや上昇するが、供給電力が足りないため、定着下限温度Tcを下回ってしまっている。
次に、主電源2とキャパシタ5とを組み合わせて用いた場合、符号bで示す実線のように、図3の全電力の変化を示すグラフのように、通紙直後の時刻t1において、主電源2からの電力wm1とキャパシタ5からのws1を合わせた電力w1が供給される。これは、図示しない画像形成動作時の電力を考えると100V15Aの制限を越えた電力が供給されていることを示している。その後、キャパシタ5の電力が徐々に低下して使用最低電圧のEaになると給電を停止して、全電力が補助電力を加えたwaから主電源2のみの全電力w2に低下する。
加熱ローラ1の温度は、主電源2だけの場合より主電源2とキャパシタ5(補助電源)を同時に用いた方が投入される供給電力が大きいため高く保てるが、キャパシタ5からの電力供給が停止する時刻Taの後も通紙を続けると、全電力w2では電力が十分でないため加熱ローラ温度は一段と低下して行き、ついには時間t2で定着下限温度Tcを割り込む。
このようにキャパシタ5等の補助電源を用いることで、主電源2のみでは定着下限温度Tcを下回っていた条件でも、充分な温度を保つことが可能であり、高速機での画像形成が可能である。
参考例1
キャパシタ5を使った図3で説明した例では、立上が終わって通紙開始と略同時にキャパシタ5からの放電を開始しているが、本形態では、図4に示すように、通紙開始から所定の時間(t11−t1)が経ってからキャパシタ5からの給電を行うようにした。すなわち、キャパシタ5から発熱部材60への補助給電開始時期を、発熱部材60により加熱される用紙Pへの加熱開始時期に対する所定のタイミングを遅くしている。つまり、充放電切替手段sw1の切替を図3の例よりも遅くした。
図4において、符号aで示す実線は図3同様、主電源2のみによる給電時の加熱ローラ1の温度変化を、同図の符号bで示す実線は、主電源2とキャパシタ5を併用した給電時の加熱ローラ1の温度変化をそれぞれ示す。
この様な充放電切替手段sw1の切替タイミングを採用することにより、すなわち、キャパシタ5から発熱部材60への補助給電開始時期を、発熱部材60により加熱される用紙Pへの加熱開始時期に対するタイミングよりも遅すると、加熱ローラ1の温度が図4に示すように、図3に示す経過時間t2よりも長い時刻t3まで定着可能な温度を上回ることがわかっている。これは、通紙直後は加熱ローラ1の温度自体が高くて蓄熱している熱エネルギーも使えて十分過ぎる電力が供給されているため、初期の補助電力供給をせずに加熱ローラ温度が下がって蓄熱エネルギーが期待できない時間へ回しているためである。
図4における充放電切替手段sw1の切替タイミング、すなわち、供給開始タイミングとして、本構成例では通紙開始時として説明しているが、タイミングの基準としてはこれに限るものではない。例えば電力供給を基準として、通紙時の給電開始でも、立上時と通紙時で主発熱体61の平均供給電力が異なる場合等の通紙時に割り当てられる電力が供給開始される時点としてもよい。また、図1に示した給紙トレイ51からの給紙開始時期や、加熱ローラ1の回転開始時期などの所謂、紙搬送開始時期を基準にしても良い。
図5は、加熱部材(加熱ローラ)の温度と供給電力の時間経過に伴う変化を示す図である。図5に示すように、電気二重層キャパシタなど急速充電が可能な補助電源となるキャパシタ5では、十分に充電されていない場合には、商用電源である主電源2から一旦充電する必要があるが、通常の十分に充電されている場合には充放電切替手段sw1を切替、通紙時にキャパシタ5からも給電を行い発熱部材60に投入されるトータルの電力を主電源2だけの時よりも多く供給することで、高速でも十分な給電を行う。そして、主電源2の給電電力に余裕がある待機状態などに主電源2からキャパシタ5へ電力を数分程度の短時間で充電して次の使用に備えることで、充電時間がかかるために夜間等の装置を使用しない時間帯に蓄電する必要がなくなる。このように、加熱装置の補助電源としてキャパシタ5を用いることにより、二次電池では得られなかった使い勝手などの効果を得ることができる。
例えば、従来30秒で所定温度まで昇温可能であった加熱ローラ1について説明する。従来例として、鉄製加熱ローラを用いφ50で肉厚0.7mmの構成の場合、約180℃の所定の温度まで温度を上げるのに、従来の定着装置で通常用いられるハロゲンヒータは、100Vの電圧で約1200Wの電力を供給することが可能であり、約30秒で加熱ローラ1を昇温させることができた。従来の画像形成装置の構成においては、通紙時に現像装置や読み取り部を駆動して電力消費が行われるため、画像形成装置全体で1500wの電力のうち、定着装置10には凡そ800w程度しか使うことができなかった。
これに対して、50F25Vのキャパシタ5を20個直列にして補助電源に用いた場合は、発熱部材60がハロゲンヒータの場合、600w程度の電力をさらに供給できる。キャパシタ5は放電すると電圧が低下するが、90秒後でも120w程度の電力供給が可能であるので、発熱部材60に対しては合計して1400wから700wを上回る電力を供給できることになる。
この場合でも、商用電源からは上限の15A以内に抑えることができており、一般的である100Vの主電源2を使用しても、従来よりも高速な画像形成装置を導入することが可能となる。
このように、補助電源を従来の商用電源に加えて電力供給を行うことで、これまで電力供給の上限であった100V−15Aの制限を越える電力で発熱部材60を有する加熱ローラ1を昇温させることができ、補助電力の供給開始を所定のタイミングに設定することで寄り効率的な補助電源の使用が可能になる。
補助給電開始を加熱開始動作よりも遅いタイミングであると、通紙初期の用紙Pの温度が高く、熱エネルギー供給も多い状態の時には補助電源からの電力供給を減らし、加熱ローラ1温度が低いときに給電量を増やせるので、キャパシタ5の利用効率を向上して加熱温度が高い時間を延ばすことできると共に、時間的な用紙Pの温度変化を小さくでき安定した加熱を行える。また、用紙Pの加熱開始時期を用紙Pの搬送開始動作とした場合や、主電源2から加熱装置への通紙時電力投入時期とすると、用紙Pの温度が低下するタイミングを安定して検知することができる。
形態)
この形態は、給電開始タイミング、すなわち、充放電切替手段sw1の切替タイミングを図2に示す制御手段110を用いて可変するようにしたものである。制御手段110は、周知のコンピュータでその主要部が構成されていて、環境状態を検知する環境検知手段111が接続されている。制御手段110は、環境検知手段110からの検知情報に基づき、給電開始タイミングとなる充放電切替手段sw1の切替タイミングを調整する機能を備えている。
図6において、符号aで示す実線は主電源2のみによる給電時の加熱ローラ1の温度変化を、同図の符号cで示す破線は、主電源2とキャパシタ5を併用した給電時のキャパシタ5の充電が十分な状態のときの加熱ローラ1の温度変化を、符号dで示す実線はキャパシタ5の充電量が小さい場合の加熱ローラ1の温度変化を、符号eで示す実線はキャパシタ5の充電量が小さい場合の対策を講じた場合の加熱ローラ1の温度変化をそれぞれ示す。
符号cで示す充電量が十分な電圧50Vで600wを給電可能な場合と同じタイミングで、充電量が少ない電圧35Vで300w程度を給電可能な切替タイミング(実線d)で放電を開始すると、初期の供給電力がキャパシタ5の充電量が十分である場合よりも小さいため、温度低下が激しく、すぐに定着下限温度Tcを下回るため、生産性を下げるなどの対策も間に合わない。
そこで、本形態では、予めキャパシタ5の残容量を、環境検知手段110として電圧検知手段を用いて電圧として検知したり、あるいはタイマーなどの充電時間検知手段を環境検知手段110として用いて充電時間を検知し、符号eで示すように放電開始タイミング(充放電切替手段sw1の切替タイミング)をずらすようにした。これにより、まだ加熱ローラ自体の温度が高いため、小さい補助電力でも初期の急激な温度低下を防ぐことができる。なお、この場合には供給可能なキャパシタ5からのエネルギー自体が小さいため、最終的には定着加減温度よりも低下して生産性を落とすなどの対策をとる事になるが、この際にも、生産性低下動作までの時間を稼ぐことが可能であり、スムーズな動作変更が可能である。
この急激な温度低下はキャパシタ5の残電力だけでなく、気温が低い場合や主電源2としての商用電源電圧が定格より低い場合、キャパシタ5の劣化の進行度合いなど、各種の要因が他にも考えられる。このため、これらを環境検知手段110として気温検知手段を設け、その検知結果に基づいて開始タイミングを所定の値にセットすることで解決するように構成しても良い。
また、環境検知手段110として気温や電圧用のセンサ等の検知手段を設けて直接検知するのではなく、立上時に加熱ローラ1の温度をサーミスタなどの温度検知手段を設けて検知しておき、その温度変化の様子から補助給電の開始タイミング、すなわち充放電切替手段sw1の切替タイミングを設定しても良い。例えば、主電源2が所定の電力を供給できていない場合には、当然昇温時の時間が長くなるため、トータルの給電電力が少なくなることを予測して、補助電力供給タイミングを調整しておく。
このように、環境検知手段11を設け、その検知情報に基づき補助給電開始と加熱開始動作との所定タイミングを可変することで、稼働状況に応じて適正なタイミングを設定することができる。また、環境検知手段110をキャパシタ5の電圧検知手段である場合には、残電力すなわち補助電力の給電能力に応じて制御手段110により適正なタイミングを設定することができる。環境検知手段110を加熱ローラ1の表面温度を検出する温度検知手段とすると、特殊なセンサを用いずに温度低下に応じた適正なタイミングを設定することができる。
参考例2
図7(a)はキャパシタ5からの放電と通紙動作開始時期を図3同様、同時に行った場合で、温度TLは、キャパシタ5の供給が停止する時間taの加熱ローラ1の温度である。本形態では、図7(b)に示すように、補助電力供給開始時の加熱ローラ温度がこの温度TLより高い温度であることを特徴としている。これは、温度TLより低い温度まで下げてから補助電力供給を行った場合には、定着下限温度Tcまでの余裕がなく、所定電圧まで使用後すぐに定着下限温度Tcを割り込むため、逆に使用可能時間が短くなってしまうためである。また、定着下限温度Tcまでの余裕がないため、用紙Pとして厚紙などを急に通紙した場合等の外乱に弱く、すぐ定着下限温度Tcを割り込んでしまうことも防げる。
すなわち、用紙Pの加熱開始時期を、加熱ローラ1の温度検知手段による検知温度が、主電源2とキャパシタ5から同時に給電を開始した際の補助電力供給停止時の加熱部材温度以上とすることで、安定した加熱性能を確保することができる。
本形態では、画像形成装置の定着装置10に対して本発明を適用して説明し、著しい効果を得ているが、定着装置以外に対しても蓄電装置からの電力を利用する画像形成装置に付属されている機器に用いても無論かまわない。また、本形態では、画像形成装置が備えている定着装置に対して適用したが、電気を主エネルギー源とする別な装置に関しても応用可能である。
(a)は本発明が適用された定着装置の一形態を示す概略構成図、(b)は同装置に用いられた発熱手段の構成を示す拡大図である。 加熱装置の構成と定着装置との関係を示すブロック図である。 従来の給電パターンに関わる加熱装置の電力変化と加熱ローラの温度変化を示す図である。 参考例1の給電パターンに関わる加熱装置の電力変化と加熱ローラの温度変化を示す図である。 電力供給手段側の電力変動と加熱ローラの温度変動との関係を示す図である。 形態の給電パターンに関わる加熱装置の電力変化と加熱ローラの温度変化を示す図である。 (a)は従来の給電パターンに関わる加熱装置の電力変化と加熱ローラの温度変化を示す図、(b)は参考例2の給電パターンに関わる加熱装置の電力変化と加熱ローラの温度変化を示す図である。 本発明が適用された画像形成装置の一形態を示す概略構成図である。
符号の説明
1 加熱部材
2 主電源(電力供給手段)
5 補助電源(電力供給手段)
7 対向回転体
10 定着装置において、
52 接触部
60 発熱部材
100 加熱装置
110 制御手段
111 環境検知手段
P 被加熱体(記録媒体)

Claims (2)

  1. 電力の供給によって発熱する発熱部材に対する電力供給手段となる主電源及び補助電源と、前記発熱部材によって所定の温度まで昇温される加熱部材とを有し、通紙時における前記補助電源から前記発熱部材への電力供給が、該通紙時における前記主電源から前記発熱部材に対する電力供給開始時期から所定時間経過後に開始される加熱装置において、
    前記補助電源の電圧を検知する電圧検知手段と、
    前記電圧検知手段の検知情報に基づき前記補助電源の電圧が所定の値より小さいとき、前記補助電源から前記発熱部材への補助給電開始時期を前記補助電源の電圧が満充電の場合の補助給電開始時期よりも早くする制御手段と、
    を有することを特徴とする加熱装置。
  2. 請求項1記載の加熱装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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