JPH09127825A - 定着器の制御装置 - Google Patents

定着器の制御装置

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JPH09127825A
JPH09127825A JP7281819A JP28181995A JPH09127825A JP H09127825 A JPH09127825 A JP H09127825A JP 7281819 A JP7281819 A JP 7281819A JP 28181995 A JP28181995 A JP 28181995A JP H09127825 A JPH09127825 A JP H09127825A
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power supply
time
supply voltage
heating element
fixing device
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Teruyuki Ikeda
輝幸 池田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子写真方式の記録装置等において用いられ
る定着器において,電源電圧に依存することなく使用可
能とすること。 【解決手段】 内部に発熱体101を有し記録媒体上の
静電潜像を加熱,加圧して定着させる加熱ローラの表面
温度を計測する感熱素子102と、この感熱素子102
によって計測された計測温度に基づいて発熱体に対する
電源供給のオン時間とオフ時間の比率を変化させる第1
のスイッチング回路109とを備えている。しかも、発
熱体101に、電源電圧を検出する電源電圧検出手段1
05を併設するとともに、該電源電圧に応じて電源供給
のオン時間とオフ時間の比率を変化させる第2のスイッ
チング回路107を、第1のスイッチング手段109と
直列に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の記
録装置等において用いられる定着器に関し、特に定着器
を、電源電圧の定格の違いを考慮することなく使用可能
にするための、定着器の制御方法に関するものである。
【0002】電子写真方式の記録装置等においては、感
光体上に形成された静電潜像をトナーを用いて現像した
のち、記録紙等の媒体上に転写し、定着器によって加
熱,加圧して転写されたトナーを定着する。
【0003】このような目的に用いられる定着器は、電
源電圧が異なる場合でも、1種類のヒータのみを用い
て、定着を行えるものであることが必要であり、このよ
うな使用方法を可能にする、定着器の制御方法が要求さ
れている。
【0004】
【従来の技術】図5は、定着器の構造を概念的に示した
ものであって、レーザプリンタのような電子写真方式の
記録装置における転写部と定着部の概略構成を示してい
る。
【0005】図5に示すように、感光体501から転写
ローラ502によって、記録媒体503上に転写された
トナー像504を、記録媒体503上に安定に定着する
ために、記録媒体503を、加熱ローラ505と圧力ロ
ーラ506とからなる定着器を通過させて、温度制御さ
れた加熱ローラ505によって記録媒体を加熱すると同
時に、圧力ローラ506によって加圧することによっ
て、記録媒体503上のトナー像504を溶融状態にし
て付着させる。
【0006】定着器は、加熱ローラ505の表面温度
を、図示されない温度検出手段によって検出して、加熱
ローラ505の内部に設けられた、通常、ハロゲンラン
プ等のヒータからなる、図示されない発熱体への電力供
給をコントロールすることによって、温度制御を行っ
て、加熱ローラ505の表面温度を常に一定に保持する
ようになっている。
【0007】図6は、従来の定着器の温度制御方法を示
す回路構成図である。図6において、発熱体101に
は、温度検出のためのサーミスタ102が接触状態で取
り付けられており、定電圧5Vを、プルアップ抵抗Rp
とサーミスタ102の抵抗とで分圧して取り出した電圧
を、マイクロコンピュータ103のAN1端子に供給す
るように構成されている。
【0008】マイクロコンピュータ103に与えられた
サーミスタ102の電圧は、マイクロコンピュータ10
3に内蔵されたアナログディジタル(A/D)コンバー
タでディジタル値に変換され、このディジタル値がマイ
クロコンピュータ103に内蔵されたROMから与えら
れる所定のレベルと比較されて、大きいか小さいかの判
定結果に応じて、マイクロコンピュータ103の出力ポ
ートOUT1に制御信号106を発生する。この制御信
号106に応じて、スイッチング回路107を制御し
て、電源104から発熱体101に供給される電流をオ
ン,オフ制御することによって、発熱体101を含む定
着器の表面温度が常に一定になるように、温度制御が行
われている。
【0009】このような定着器の温度制御は、発熱体1
01の温度が所定値より上昇したとき、スイッチング回
路107がオフになって、発熱体101が電源104か
ら切り離され、発熱体101の温度が所定値より低下し
たとき、スイッチング回路107がオンになって、発熱
体101が電源104に接続されるように、閉ループ制
御が行われる。
【0010】この場合、定着器の温度制御に際して、電
源電圧の定格によって設定温度の違いが生じることはな
く、定着器としての設定温度は、電源電圧が日本国内の
AC100Vの場合も、欧州等のAC230Vの場合
も、マイクロコンピュータ103に内蔵されるROMデ
ータは同じである。従って、電源電圧の相違による装置
の制御方法の違いはなく、すべて同じ制御方法を利用す
ることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
定着器では、電源電圧が100Vから230Vに変化す
ると、定着温度に到達するまでの立ち上げ期間には、電
源が100%オン状態で接続されるため、100V仕様
の発熱体に230Vが連続的に加えらて、発熱体の許容
電力を超過することになる。このため、発熱体の寿命を
著しく縮めるか、または最悪の場合、発熱体の断線とい
う事態を生じる。
【0012】また、230V仕様の発熱体に100Vが
加えられた場合は、発熱体に流れる電流が小さくなるの
で、所定の定着可能温度に達するまでの立ち上げ時間
が、非常に長くなる。
【0013】一方、装置全体を動作させるための直流安
定化電源110は、100Vから230Vの広範囲の入
力が可能な電源とすることは容易であり、電子写真プリ
ンタ等のような発熱体を用いる装置以外の電子機器、例
えばテレビ,ビデオ,計測機器等は、ワールドワイド対
応として、100Vから230Vまで動作可能な機器と
することが一般化している。
【0014】このように、発熱体を使用する機器では、
上述のように、過電圧による発熱体の劣化や、低電圧に
よる装置性能の低下がどうしても生じるため、電流電源
部がワールドワイド対等可能となっても、発熱体部がワ
ールドワイド対応不可能なため、結局、装置全体として
はワールドワイド対応ができないものになるという問題
があった。
【0015】これに対して、特開昭57−124362
号公報に開示された電子写真複写機においては、定着器
の温度が、露光ランプの点灯等によって生じる電源変動
によって変化することを防止する方法を記載している。
この方法は、電源事情がよくない環境で、定着器のラン
プと露光ランプとが同時に点灯する場合に発生する電源
変動を防止する方法を提案するものであって、この電源
電圧変動を実効値変換回路で検出し、この検出電圧をA
/D変換して、この変換結果のレベルで定着器発熱体に
供給する給電量をコントロールすることが開示されてい
る。
【0016】しかしながら、上記引例と本願発明との大
きな違いは、本発明は、電源電圧が大幅に異なる日本国
内の電源仕様と、海外の電源仕様とに対して、同じ構造
の定着器で対応できるようにするものであるのに対し
て、上記引例は電源電圧の変動を吸収することを目的と
するものであることであって、上記引例は、本願発明に
おいて解決しようとする課題に対する解答となるもので
はない。
【0017】また特開平4−34485号公報において
は、電子写真方式の画像形成装置において、不揮発性の
メモリに格納されたデータに基づいて、定着ローラの温
度を所定温度に保持する定着温度制御を行うことが開示
されている。
【0018】しかしながら、上記引例によれば、定着ロ
ーラの温度制御を予め定められたデータに従って行うの
で、定着温度の調整作業を不要にすることができるが、
本発明の課題である、電源電圧が変化した場合の定着器
の制御方法については、なんら記載されていない。
【0019】
【発明の目的】本発明は、このような従来技術の課題を
解決しようとするものであって、電子写真方式の記録装
置等において用いられる定着器において,電源電圧に依
存することなく使用可能な、定着器の制御装置を提供す
ることを目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上述
の本発明の課題を解決するために、次のような手段を備
えている。
【0021】(1) 内部に発熱体を有し記録媒体上の静電
潜像を加熱,加圧して定着させる加熱ローラの表面温度
を計測する感熱素子と、この感熱素子によって計測され
た計測温度に基づいて発熱体に対する電源供給のオン時
間とオフ時間の比率を変化させる第1のスイッチング回
路とを備えている。しかも、発熱体に、電源電圧を検出
する電源電圧検出手段を併設するとともに、該電源電圧
に応じて電源供給のオン時間とオフ時間の比率を変化さ
せる第2のスイッチング回路を、第1のスイッチング手
段と直列に設けた。
【0022】(2) 電源電圧検出手段が、発熱体への電
源供給が開始されたときに当該電源電圧を検出するイニ
シャライズ時検出機能を備えた。
【0023】(3) 内部に発熱体を有し記録媒体上の静
電潜像を加熱,加圧して定着させる加熱ローラの表面温
度を計測する感熱素子と、この感熱素子によって計測さ
れた計測温度に基づいて発熱体に対する電源供給のオン
時間とオフ時間の比率を設定する電源供給時間設定手段
と、この電源供給時間設定手段によって設定された電源
供給間隔に従って発熱体への電源供給をオン/オフする
スイッチング回路を備えている。しかも、発熱体に、電
源電圧を検出する電源電圧検出手段を併設するととも
に、電源供給時間設定手段が、電源電圧検出手段によっ
て検出された電源電圧に応じて電源供給のオン時間とオ
フ時間の比率を設定する第1の制御機能と、この電圧別
間隔設定機能によって設定した電源供給間隔と計測温度
に基づいて設定した電源供給間隔との論理積に基づいて
スイッチング回路の動作を制御する第2の制御機能とを
備えた。
【0024】本発明によれば、定着器の発熱体仕様を例
えば100V用として構成しておき、この装置を使用す
る電源電圧を電源電圧検出回路により検出することによ
って、検出した電源電圧に応じて、オン期間とオフ期間
の時間比率を設定される電源を形成する。そして、この
オン期間とオフ期間の比が設定された電源に対して、温
度検出器からの制御信号によって、オン期間とオフ期間
との時間比率を制御して発熱体に加えるようにしたの
で、ワールドワイド対応可能な電子写真記録装置の定着
器を実現できる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の定着器の制御装置
の実施形態(1) を、図面を参照しつつ説明する。
【0026】図1は、本発明の実施形態(1) を示したも
のであって、本発明の定着器の制御方法を示す回路構成
をブロック図によって示している。図中において、定着
器の発熱体には、従来と同様に温度検出のための感応素
子としてのサーミスタ102が接触状態で取り付けられ
ている。サーミスタ102は、分圧回路を構成するプル
アップ抵抗Rpを介して定電圧+5Vに接続されること
によって、その抵抗変化が電圧変化として検出するよう
になっている。サーミスタ102の電圧変化の出力は、
マイクロコンピュータ103のA/D変換入力ポートA
N1に接続され、この入力を介して、定着器の温度状態
が監視されている。
【0027】一方、装置全体の動作に必要な電源104
には、電源電圧検出回路105が接続されていて、その
電圧が100V系であるか、または230V系であるか
の検出が行われる。電源電圧検出回路105で得られた
検出電圧は、マイクロコンピュータ103のA/D変換
ポートAN2に与えられ、この入力を介して、電源電圧
の状態が監視されている。
【0028】また電源104は、電源電圧判定に基づく
制御信号106を受けて、オン/オフ動作を行う第1の
スイッチング回路107と、温度判定に基づく制御信号
108を受けて、オン/オフ動作を行う第2のスイッチ
ング回路109とを介して、発熱体101に接続されて
いる。
【0029】さらに装置を動作させるために必要な電源
である、+5Vや+24Vのような電源を供給する直流
安定化電源110は、電源104に接続されていて、電
源104から100V〜230Vの入力を受け付けるこ
とができる、ワールドワイド対応の電源として構成され
ている。
【0030】図2は、電源電圧検出回路の構成例を示し
たものである。図示のように、電源入力をトランス20
1を介して降圧し、整流回路202によって直流電圧に
変換し、さらにこの直流電圧を分圧器203で分圧し
て、検出電圧204を出力する。検出電圧出力204
は、図1に示されたマイクロコンピュータ103の、A
/D変換ポートAN2に与えられる。
【0031】本実施形態においては、A/D変換ポート
AN2に与えられる電圧が、電源電圧が230Vのとき
4.5V、115Vのとき2.25V、100Vのとき
1.96Vになるようにしており、マイクロコンピュー
タ103内の制御プログラムでは、この検出電圧の上下
に許容範囲を設けて、電源電圧の変動に対応できるよう
になっている。
【0032】なお、電源電圧は電源投入後に、100V
が230Vになる等、大きく変動することはあり得な
い。このため、電源電圧の検出は、電源投入後のイニシ
アライズ動作内において、1回だけ行われるようになっ
ている(イニシアライズ時検出機能)。
【0033】図3は、定着器制御回路の動作を示すタイ
ムチャートである。以下、マイクロコンピュータ103
に内蔵されているプログラムによる動作と、各部の動作
波形とを、図1および図3を参照しながら説明する。
【0034】 A/D変換ポートAN2の電圧値を読
みとる。 AN2のポート電圧に応じてオン時間の設定を行
う。オン時間Tonは、次の通りである。 (1) AN2のポート電圧が1.96V(電源電圧が1
00Vのとき)であったときは、Ton=100% (2) AN2のポート電圧が2.25V(電源電圧が1
15Vのとき)であったときは、Ton=87% (3) AN2のポート電圧が4.5V(電源電圧が23
0Vのとき)であったときは、Ton=43%
【0035】例えば、電源電圧が230Vの場合は、A
N2のポート電圧は4.5Vとなり、T0=200ms
ecとしたとき、Ton=86msecとなる。
【0036】 マイクロコンピュータ103からの出
力であるOUT1が、図3(a)に示すように、基準時
間T0に対して、で設定したオン時間Tonになるよ
うに、マイクロコンピュータ内蔵のタイマ等を用いて設
定する。 マイクロコンピュータ103のOUT1から出力さ
れた制御信号106を受けた第1のスイッチング回路1
07は、電源104をスイッチングするため、第2のス
イッチング回路109に加えられる電圧は、図3(b)
のようになる。
【0037】 マイクロコンピュータ103は、図示
しないインタフェース(I/F)上のやりとりから、印
刷実行命令を受けると、定着器の温度が所定温度になる
ように、出力OUT2をオンレベルにする。 出力OUT2がオンレベルになると、定着器の発熱
体101には、第1のスイッチング回路107でオン/
オフ比が制御された電圧が加えられる。
【0038】 マイクロコンピュータ103は、サー
ミスタ102の出力電圧を読みとって、この電圧が所定
温度に対応する電圧以上になったときは、出力OUT2
をオフレベルとし、電圧が所定温度に対応する電圧以下
になったときは、出力OUT2をオンレベルとすること
によって、スイッチング回路109をオン/オフ制御し
て、定着器の温度を一定に保つ。図3において、(c)
は出力OUT2を示している。
【0039】 定着器の発熱体101に加わえられる
電圧は、第1のスイッチング回路107によって、電源
電圧に応じたオン/オフ比を持つ電圧になっているの
で、このオン/オフされた電圧が、さらに温度制御のた
めの第2のスイッチング回路109によってオン/オフ
されることになるので、発熱体101に加えられる電圧
は、図3(d)のようになる。
【0040】このような回路構成と制御方法とによっ
て、定着器に加えられる電源電圧は、電源電圧検出回路
105における検出電圧に応じて、オン/オフ比が変化
する電源波形となるので、電源電圧が変化しても定着器
に加わる電源は、実効レベルで同じになり、電源電圧の
違いに基づく、定着器発熱体の交換が必要なくなる。
【0041】一方、装置を動作させるための+5Vと+
24Vとを出力する直流安定化電源110としては、標
準電源において一般的になっている、入力電圧90Vか
ら240Vまで使用可能な、ワールドワイド対応の電源
装置を利用できるので、この電源構成を用いることによ
って、電源電圧の違いによって、電源を交換する必要が
なくなる。
【0042】本発明の実施形態(1) によれば、100
V,115V,230V等の電源電圧の違いを気にする
必要がなくなり、全世界共通の装置としてユーザに提供
することができる。従って特に小型機の場合にように、
量産効果による低価格を実現させようとする際に、大き
な効果を得ることができる。
【0043】図4は、本発明の実施形態(2) を示したも
のであって、図1におけると同じものを同じ番号で示
し、402はスイッチング回路、403は制御出力、4
06は電源電圧によるオン/オフ比制御出力、407は
温度検出によるオン/オフ制御出力である。
【0044】実施形態(2) においては、定着器の発熱体
101への電源供給をオン/オフするスイッチング回路
402を有し、スイッチング回路402を制御するコン
トロール信号403が、マイクロコンピュータ404か
ら一つの信号として出力されている。
【0045】この場合は、マイクロコンピュータ103
の内部に持つ制御構造として、実施形態(1) の場合と同
様に、電源電圧検出回路105によって検出した、電源
電圧によるオン/オフ比制御出力406(第1の制御機
能)と、定着器の温度検出によるオン/オフ制御出力4
07との論理積を求めた出力OUTによって、制御出力
403が形成されるようになっている(第2の制御機
能)。
【0046】このような構成をとることによって、スイ
ッチング回路は1段ですみ、従来、温度制御のために用
いられていた回路をそのまま利用することができる。そ
の結果、装置としてのコストアップ要因は、電源電圧検
出回路105のみとなり、実施形態(1) の場合よりも、
低コストでワールドワイド対応可能な装置を実現でき
る。
【0047】なお、電源電圧検出回路105において電
源電圧検出出力のために別個にトランスを用いることな
く、装置動作のための直流安定化電源のトランスから電
源電圧検出出力をとりだすことも可能であり、このよう
にすることによって、電源電圧検出回路のために必要と
したトランスが不要になるため、コストアップを防止す
ることができる。
【0048】また、電源電圧によるオン/オフ比制御出
力406と、定着器の温度検出によるオン/オフ制御出
力との論理積の演算を、マイクロコンピュータ104に
よって行なうのでなく、スイッチング回路402のコン
トロール信号を、ハードウエアロジック等による論理積
回路によって形成してもよい。
【0049】なお、実施形態(2) においては、発熱体に
加わる電圧を、電源電圧検出回路によって得たオン/オ
フ比によって設定するが、これだけでは、温度制御のオ
ン/オフで発生する温度変動(リップル)や、温度上昇
等の条件の違いから発生すると予測される、定着特性の
違いまでを吸収することはできない。そこでこれを、予
め補正テーブルとして、マイクロコンピュータ103の
内部のROM等に書き込んでおき、このテーブルを参照
するようにすれば、さらる特性の優れた定着器の制御方
法を実現することができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、定
着器へ供給する電源を、電源電圧検出回路から得られ
た、供給元の電源電圧の状態から定まるオン/オフデュ
ーティを持つ電源とし、この電源に対して温度制御のた
めのオン/オフ制御を加えることによって温度制御を行
うようにしたので、定着器を構成する発熱体が、例えば
100V用などの1本だけで済むようになる。従って、
電源電圧の定格の違いを考慮する必要が全くなくなり、
このため、電源電圧に依存しない従来にない優れた定着
器を提供することができる。
【0051】しかも、この定着器の制御装置を装備する
ことにより、ワールドワイド対応の電子写真記録装置を
実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態(1) を示す図である。
【図2】電源電圧検出回路の構成例を示す図である。
【図3】定着器制御回路の動作を示すタイムチャートで
ある。
【図4】本発明の実施形態(2) を示す図である。
【図5】定着器の構造を概念的に示す図である。
【図6】従来の定着器の温度制御方法を示す回路構成図
である。
【符号の説明】
101 発熱体 102 感熱素子 105 電源電圧検出手段 107 スイッチング回路 109 スイッチング回路 402 スイッチング回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に発熱体を有し記録媒体上の静電潜
    像を加熱,加圧して定着させる加熱ローラの表面温度を
    計測する感熱素子と、この感熱素子によって計測された
    計測温度に基づいて前記発熱体に対する電源供給のオン
    時間とオフ時間の比率を変化させる第1のスイッチング
    回路とを備えた定着器の制御装置において、 前記発熱体に、電源電圧を検出する電源電圧検出手段を
    併設するとともに、該電源電圧に応じて電源供給のオン
    時間とオフ時間の比率を変化させる第2のスイッチング
    回路を、前記第1のスイッチング手段と直列に設けたこ
    とを特徴とする定着器の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記電源電圧検出手段が、前記発熱体へ
    の電源供給が開始されたときに当該電源電圧を検出する
    イニシャライズ時検出機能を備えたことを特徴とする請
    求項1記載の定着器の制御装置。
  3. 【請求項3】 内部に発熱体を有し記録媒体上の静電潜
    像を加熱,加圧して定着させる加熱ローラの表面温度を
    計測する感熱素子と、この感熱素子によって計測された
    計測温度に基づいて前記発熱体に対する電源供給のオン
    時間とオフ時間の比率を設定する電源供給時間設定手段
    と、この電源供給時間設定手段によって設定された電源
    供給間隔に従って前記発熱体への電源供給をオン/オフ
    するスイッチング回路を備え、 前記発熱体に、電源電圧を検出する電源電圧検出手段を
    併設するとともに、 前記電源供給時間設定手段が、前記電源電圧検出手段に
    よって検出された電源電圧に応じて電源供給のオン時間
    とオフ時間の比率を設定する第1の制御機能と、この電
    圧別間隔設定機能によって設定した電源供給間隔と前記
    計測温度に基づいて設定した電源供給間隔との論理積に
    基づいて前記スイッチング回路の動作を制御する第2の
    制御機能とを備えたことを特徴とする定着器の制御装
    置。
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JP2000029348A (ja) * 1998-07-14 2000-01-28 Ricoh Co Ltd 画像記録装置
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