JP2004286882A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定着装置の補助電源として大容量キャパシタを使用した場合に、その安全性を向上させた画像形成装置を提供すること。
【解決手段】本発明の画像形成装置は、定着ローラ151でトナー像を熱定着する定着装置を備えた画像形成装置において、充電可能なキャパシタCP1と、キャパシタCP1を充電するためのキャパシタ充電器203と、キャパシタCP1から電力が供給されて発熱し、定着ローラ151を加熱する定着ヒータHT1と、キャパシタCP1に充電された電荷を放電させるための放電器210と、キャパシタCP1の接続を、キャパシタ充電器203側と放電器210側とで切り替えるための放電SW209と、を備えている。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,画像形成装置に関し、詳細には、定着装置の定着部材を補助電源を使用して加熱する複写機、デジタル複合機、プリンタ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機やプリンタ装置等の画像形成装置は、普通紙やOHP等の記録媒体上に画像を形成する。この画像形成は、画像形成の高速性や画像品質、コストなどから電子写真方式が採用されている。電子写真方式は、記録媒体上にトナー像を形成し、形成したトナー像を熱と圧力で記録媒体上に定着する方式であり、定着方式としては安全性等の面からヒートロール方式が現在最も多く採用されている。ヒートロール方式は、ハロゲンヒータなどの発熱部材により加熱される加熱ローラと、加熱ローラに対向配置される加圧ローラを圧接してニップ部と呼ばれる相互圧接部を形成し、このニップ部でトナー像が転写された記録媒体を通じて加熱する方式である。
【0003】
近年の環境保護のために、省エネルギー化の要求から全世界の各国とも基準や規制が年々厳しくなってきている。そのため、限られた商用電源電力(例えば、国内は100V 15A)の抑制、製品の立ち上がり時間(ウォームアップタイム)短縮化などの課題から製品を向上させることを実施するなど、省エネルギーに対する取り組みも活発化している。複写機やプリンタ製品も高速化や近年のカラー化に対しては大きな課題となっている。
【0004】
この画像形成装置の省エネルギー化を考えるに当たって無視できないのは、トナーを記録媒体に定着する定着装置の省電力化である。定着装置に補助電源を使用して、最大供給電力を増加させることで省エネ化を実現する技術が、例えば特許文献1で提案されている。かかる特許文献1で開示された定着装置は、立ち上げ時に主電源装置と二次電池や一次電池から電力を供給しており、その二次電地源として、カドニカ電池や鉛電池を使用している。かかる二次電池は充放電を何回も繰り返すと容量が劣化して低下していき、大電流で放電する程寿命が短いという性質を有する。一般的に、大電流で長寿命とされているカドニカ電池でも充放電の繰り返し回数は約500〜1000回程度であり、一日に20回の充放電を繰り返すと一ヶ月程度で電池寿命が来てしまうとにる。そのため、交換の手間がかかり、交換する電池代などのランニングコストも非常に高くつくという短所がある。さらに、鉛蓄電池は液体の硫酸を使用するなどのオフィス用機器としては好ましくない。
【0005】
このため、定着装置の補助電源として、電気二重層コンデンサ等の大容量キャパシタを使用した画像形成装置が、例えば特許文献2で開示されている。かかる電気二重層コンデンサは、充放電の繰り返し回数が数万〜数十万回以上でバッテリよりはるかに充放電回数による寿命が長いという性質を有している。
【0006】
しかしながら、複写機やプリンタ製品の画像形成装置の定着装置へ使用する場合、加熱定着の発熱部材への電力供給としては充電と放電の繰り返し回数が必ずしも十分とは言えない。特に、高容量な供給電力が必要とされる高速機やカラー機にとっては画像形成装置の定着性能を維持する上では、大容量キャパシタの寿命による交換や故障した場合の交換は必須となる。
【0007】
また、電気二重層コンデンサは、短時間では充電された電荷が放電されにくく(自然放電では10時間で約10%ダウン)、交換する際には安全上の注意を要する。
【0008】
【特許文献1】
特開平10−282821号公報
【特許文献2】
特開2002−184554号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、定着装置の補助電源として大容量キャパシタを使用した場合に、その安全性を向上させた画像形成装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1にかかる発明は、定着部材でトナー像を熱定着する定着装置を備えた画像形成装置において、充電可能なキャパシタから構成される補助電源と、前記補助電源を充電する充電手段と、前記補助電源から電力が供給されて発熱し、前記定着部材を加熱する発熱部材と、前記補助電源に充電された電荷を放電させるための放電器と、前記補助電源の接続を、前記充電器側と前記放電器側とで切り替えるための切替手段と、を備えたことを特徴とする。
【0011】
上記発明によれば、補助電源は充電可能なキャパシタで構成され、充電手段んは補助電源を充電し、発熱部材は補助電源から電力が供給されて発熱して定着部材を加熱し、放電器は補助電源に充電された電荷を放電させ、切替手段は、補助電源の接続を、充電器側と放電器側とで切り替える。
【0012】
また、請求項2にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記切替手段は、前記補助電源の接続を前記放電器側に切り替えた場合に、前記補助電源に充電された電荷を強制的に前記放電器で放電させることを特徴とする。
【0013】
上記発明によれば、切替手段は、補助電源の接続を放電器側に切り替えた場合に、補助電源に充電された電荷を強制的に放電器で放電させる。
【0014】
また、請求項3にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記切替手段は、画像形成装置の電源遮断または電源切断動作に連動して、前記補助電源の接続を前記放電器側に切り替えて前記補助電源に充電された電荷を強制的に前記放電器で放電させることを特徴とする。
【0015】
上記発明によれば、切替手段は、画像形成装置の電源遮断動作に連動して、補助電源の接続を放電器側に切り替えて補助電源に充電された電荷を強制的に放電器で放電させる。
【0016】
また、請求項4にかかる発明は、定着部材でトナー像を熱定着する定着装置を備えた画像形成装置において、充電可能なキャパシタから構成される補助電源と、前記補助電源を充電する充電手段と、前記補助電源から電力が供給されて発熱し、前記定着部材を加熱する発熱部材と、前記補助電源が着脱可能に構成され、前記補助電源が装着されている場合には、前記補助電源を前記充電手段および前記発熱部材と電気的に接続し、前記補助電源が装脱された場合には、前記充電手段と前記発熱部材間を電気的に遮断する切替手段と、を備えたことを特徴とする。
【0017】
上記発明によれば、補助電源は充電可能なキャパシタから構成され、充電手段は、補助電源を充電し、発熱部材は、補助電源から電力が供給されて発熱して定着部材を加熱し、切替手段は、補助電源が装着されている場合には、補助電源を充電手段および発熱部材と電気的に接続し、補助電源が装脱された場合には、充電手段と発熱部材間を電気的に遮断する。
【0018】
また、請求項5にかかる発明は、請求項1〜請求項4のいずれか1つにかかる発明において、前記補助電源は、電気二重層コンデンサで構成されることを特徴とする。
【0019】
上記発明によれば、補助電源を電気二重層コンデンサで構成する。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明にかかる画像形成装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0021】
[画像形成装置の全体構成]
図1は、本発明が適用される画像形成装置の概略のメカ構成を示す断面図である。図1に示す画像形成装置1は、デジタル複合機からなり、複写機能と、プリンタ機能、およびファクシミリ機能等を有している。操作部(不図示)のアプリケーション切り替えキーにより、複写機能、プリンタ機能、およびファクシミリ機能を順次に切り替えて選択することが可能となっており、複写機能の選択時には複写モードとなり、プリンタ機能の選択時にはプリントモードとなり、ファクシミリモードの選択時にはファクシミリモードとなる。
【0022】
画像形成装置1は、図1に示すように、原稿を原稿読取位置まで自動搬送する自動原稿送り装置(以下、「ADF」と称する)10と、原稿読取位置に搬送された原稿の画像情報を光学的に読み取る画像読み取り装置20と、読み取った原稿の画像情報をプリンタユニット40に書き込む書き込みユニット30と、書込ユニット30で書き込まれた原稿の画像情報のトナー像を形成して転写紙等の被転写材に転写して排出するプリンタユニット40とを備えている。
【0023】
図1を参照して、画像形成装置の各モードの動作を説明する。まず、複写モードの動作を説明する。複写モードでは、ADF10においては、原稿台102に原稿がその画像面を上にして置かれてなる原稿束は、操作部上のスタートキーが押下されると、一番下の原稿が給送ローラ103および給送ベルト104によってコンタクトガラス105上の所定の位置に給送される。ADF10は、一枚の原稿の給送完了毎に原稿枚数をカウントアップするカウント機能を有する。コンタクトガラス105上の原稿は、画像入力手段としての画像読み取り装置20によって画像情報が読み取られた後に、給送ベルト104および排送ローラ107によって排紙台108上に排出される。
【0024】
原稿セット検知器109にて、原稿台102上に次の原稿が有ることが検知された場合には、同様に原稿台102上の一番下の原稿が給紙ローラ103および給送ベルト104によってコンタクトガラス105上の所定の位置に給送される。このコンタクトガラス105上の原稿は、画像読み取り装置20によって画像情報が読み取られた後に、給送ベルト104および排送ローラ107によって排紙台108上に排出される。給紙ローラ103、給送ベルト104、および排送ローラ107は搬送モータ(不図示)によって駆動される。
【0025】
給紙手段としての第1給紙装置110、第2給紙装置111、および第3給紙装置112は、選択された時に各々第1トレイ113、第2トレイ114、および第3トレイ115に積載された被転写材としての転写紙からなる用紙を給紙し、この転写紙は縦搬送ユニット116によって像担持体としての感光体117に当接する位置まで搬送される。感光体117は、例えば感光体ドラムが用いられており、メインモータ(不図示)により回転駆動される。
【0026】
画像読み取り装置20にて読み込まれた原稿の画像情報は、図示しない画像処理手段を介して書き込み手段としての書き込みユニット30によって光情報に変換され、感光体ドラム117は、帯電器(不図示)により一様に帯電された後に書き込みユニット30からの光情報で露光されて静電潜像が形成される。この感光体ドラム117上の静電潜像は現像装置119により現像されてトナー像となる。
【0027】
搬送ベルト120は、用紙搬送手段および転写手段を兼ねていて電源から転写バイアスが印加され、縦搬送ユニット116から搬送される転写紙を感光体ドラム117と等速で搬送しながら感光体ドラム117上のトナー像を転写紙に転写させる。この転写紙は、定着装置121によりトナー像が定着され、排紙ユニット122により排紙トレイ123に排出される。感光体ドラム117はトナー像転写後にクリーニング装置(不図示)によりクリーニングされる。上記した、感光体ドラム117、帯電器(不図示)、書き込みユニット30、現像装置119、および転写手段は、画像情報により画像を転写紙上に形成する画像形成手段を構成している。
【0028】
以上の動作は通常のモードで用紙の片面に画像を複写する時の動作であるが、両面モードで転写紙の両面に画像を複写する場合には、各給紙トレイ113〜115のいずれかより給紙されて表面に上述のように画像が形成された転写紙は、排紙ユニット122により排紙トレイ123側ではなく両面入紙搬送路124側に切り替えられ、反転ユニット125によりスイッチバックされて表裏が反転され、両面搬送ユニット126へ搬送される。
【0029】
この両面搬送ユニット126へ搬送された転写紙は、両面搬送ユニット126により縦搬送ユニット116へ搬送され、縦搬送ユニット116により感光体ドラム117に当接する位置まで搬送された後、感光体ドラム117上に上述と同様に形成されたトナー像が裏面に転写されて定着装置121でトナー像が定着されることにより両面コピーとなる。この両面コピーは排紙ユニット122により排紙トレイ123に排出される。
【0030】
また、転写紙を反転して排出する場合には、反転ユニット125によりスイッチバックされて表裏が反転された転写紙は、両面搬送ユニット126に搬送されずに反転排紙搬送路127を経て排紙ユニット122により排紙トレイ123に排出される。
【0031】
つぎに、プリントモードおよびファクシミリモードについて説明する。プリントモードでは、上記画像処理手段からの画像情報の代りに外部からの画像情報が書き込みユニット30に入力されて上述の画像形成手段により転写紙上に画像が形成される。さらに、ファクシミリモードでは、上記画像読み取り手段からの画像情報が図示しないファクシミリ送受信部により相手に送信され、相手からの画像情報がファクシミリ送受信部で受信されて上記画像処理手段からの画像情報の代りに書き込みユニット30に入力されることにより、上述の画像形成手段により転写紙上に画像が形成される。
【0032】
[定着装置の構成]
図2は、図1の定着装置121の内部構成を示す図である。図2に示す定着装置121は、定着部材である定着ローラ151と、定着ローラ151を加圧する加圧部材である加圧ローラ152と、定着ローラ151の内部に配置され、定着ローラ151を内側から加熱する、主発熱体であるAC定着ヒータHT2および補助発熱体である定着ヒータHT1と、定着ローラ151の表面に当接され、定着ローラ151の表面温度(定着温度)を検知する温度検出手段であるサーミスタTH11とを備えている。
【0033】
定着ローラ151は、シリコンゴム等の弾性部材からなり、転写紙に転写されたトナー像の熱定着を行う。加圧ローラ152は、シリコンゴム等の弾性部材からなり、図示しない加圧手段により一定の加圧力で定着ローラ151に押し当てられている。定着ヒータHT1、AC定着ヒータHT2は、一般にハロゲンヒータが用いられるが、その他の抵抗体を使用することにしても良い。AC定着ヒータHT2は、ACヒータ駆動回路(図3参照)からAC電力が供給されて発熱(点灯)し、定着ヒータHT1は、補助電源であるキャパシタ(図3参照)から電力が供給されて発熱(点灯)する。
【0034】
上記構成の定着装置においては、定着ローラ151および加圧ローラ152は不図示の駆動機構により回転駆動され、トナーTonerを担持した転写紙等のシートPは、定着ローラ151と加圧ローラ152とのニップ部を通過する際に、定着ローラ151と加圧ローラ152による加熱および加圧でトナーTonerがシートPに定着されるようになっている。
【0035】
なお、ここでは、定着部材と加圧部材は、図2に示すように、一般的にローラであることが多いが、ローラに限られず、いずれか一方または両方に無端ベルトなどを使用することにしても良い。また、定着ヒータHT1,AC定着ヒータHT2を、定着ローラ151の内部に配する構成としたが、定着ローラ151を加熱可能な位置であれば如何なる位置に配置することにしても良い。
【0036】
[定着装置の電源回路]
図3は、定着装置の電源回路の構成を示す図である。図3に示す定着装置の電源回路200は、AC電源ACPS1の供給のON/OFFを行う主電源SW201と、電源回路200の各部を制御する制御部202と、キャパシタCPを充電するためのキャパシタ充電器203と、画像形成装置のDC電源を生成するDC電源生成回路204と、AC定着ヒータHT2にAC電力を供給するACヒータ駆動回路205と、AC電源ACPS1から入力される入力電流を検出する入力電流検出回路206と、インターロックスイッチ207と、キャパシタCP1の放電を行って、定着ヒータHT1にDC電力を供給するキャパシタ充放電回路208と、定着ヒータHT1の補助電源であるキャパシタCP1と、キャパシタCP1の接続をキャパシタ充電器203側と放電器側210とで切り換える放電SW209と、キャパシタCP1に残留している電荷を放電させる放電器210を備えている。
【0037】
AC電源ACPS1は、主電源SW201および入力電流検出回路206を介して、ACヒータ駆動回路205と、DC電源生成回路205と、およびキャパシタ充電器203にAC電力を供給する。
【0038】
制御部202は、電源回路200の各部を制御するものであり、キャパシタ充電器203、ACヒータ駆動回路205、およびキャパシタ充放電回路208の動作を制御する。具体的には、制御部202は、キャパシタ充電器203に制御信号S1を送出して、キャパシタ充電器203によるキャパシタCP1の充電動作を制御する。また、制御部202は、キャパシタ充放電回路208に、制御信号S3、S4を送出して、キャパシタ充放電回路208による定着ヒータHT1のON/OFF動作を制御する。また、制御部202は、制御信号S8、S9をACヒータ駆動回路205に送出して、ACヒータ駆動回路205による定着ヒータHT2のON/OFF動作を制御する。
【0039】
入力電流検出回路206は、主電源SW201と、ACヒータ駆動回路205、DC電源生成回路204、およびキャパシタ充電器203間に設けられており、主電源SW201を介して入力されるAC電源ACPS1の入力電流を検出して、検出電流S7を制御部202に出力する。この入力電流は、ACヒータ駆動回路205、DC電源生成回路204、キャパシタ充電器203、および画像形成装置の動作状態に応じて変動する。
【0040】
DC電源生成回路204は、主電源SW201を介して入力されるAC電源ACPS1に基づいて、画像形成装置内部で主に制御系で使用される電源Vccと、主に駆動系、中高圧電源に使用される電源Vaaを生成して、各部に出力する。
【0041】
インターロックスイッチ207は、図示しない画像形成装置のカバー類と連動してON/OFFするスイッチであり、画像形成装置のカバー類が開成されることにより触れることができる駆動部材、中高圧電源印加部材を有する場合には、カバー開時に該駆動部材の動作を停止または該印加部材への電圧印加を停止するよう電源を遮断する構成となっている。インターロックスイッチ207には、DC電源生成回路204で生成された電源Vaaの一部が入力され、このインターロックスイッチ207を介して、キャパシタ充放電回路208およびACヒータ駆動回路205に入力される。
【0042】
ACヒータ駆動回路205は、制御部202から入力される制御信号S8、S9に応じて、定着ヒータHT1のON/OFFを行う。
【0043】
キャパシタ充電器203は、キャパシタCP1と接続されており、制御部202から入力される制御信号S1に基づいて、キャパシタCP1の充電を行う。
【0044】
キャパシタCP1は、電気二重層コンデンサ等の大容量のキャパシタからなる。キャパシタCP1は、キャパシタ充電器203およびキャパシタ放電回路208に接続されており、キャパシタ充電器203で充電が行われ、その充電された電力は、キャパシタ充放電回路208のON/OFF制御により定着ヒータHT1に供給される。
【0045】
キャパシタ充放電回路208は、制御部202から入力される制御信号S3、S4に応じて、キャパシタCP1に蓄積された電荷を放電させて、定着ヒータHT1をON/OFFする。
【0046】
放電SW209は、キャパシタCP1の接続を、キャパシタ充電器203およびキャパシタ充放電回路208側と、放電器210側とを切り換えるためのSWである。キャパシタ充放電回路208およびキャパシタ充電器203は、放電SW209のノーマルクローズ(以下、N.C)接点を介して固定(以下、COM)接点がキャパシタCP1と接続されている。
【0047】
放電SW209のノーマルオープン(以下、N.O)接点は、補助電源であるキャパシタCP1に充電された電荷を放電させるための放電器210と接続されている。
【0048】
通常、放電SW209はOFFになっており、キャパシタ充電器203がN.C接点を介してキャパシタCP1に接続されているが、放電SW209をONに切り替えると、N.O接点を介してCOM接点が放電器210に接続されてキャパシタCP1に充電された電荷を放電器210に放電させることができる。
【0049】
かかる放電SW209の配置位置は、ユーザーが容易に触れることができず、かつ、サービス従事者がメンテナンスしやすい位置、例えば、キャパシタCP1を取り扱うために取り外すカバーの内側、キャパシタCP1の傍、またはキャパシタCP1自体に配置するのが好ましい。
【0050】
上記サーミスタTH11は、定着ローラ151の近傍に設けられており、定着ローラ151の表面温度に応じた検出信号S6を制御部202に出力する。サーミスタTH11は、その抵抗値が温度により変化するため、制御部202は、その抵抗値の温度変化を利用して、検出信号S6から定着ローラ151の表面温度を検出する。
【0051】
上記電源回路では、キャパシタCP1に充電された電荷を放電させるための放電器210と、キャパシタCP1の接続をキャパシタ充電器203側と放電器210側に切り換えるための放電SW209とを設けているので、短時間では放電しないキャパシタCP1に残った電荷を放電させることができ、また、キャパシタCP1の交換時に感電を防止して安全性を向上させることができ、画像形成装置の安全性を確保することが可能となる。
【0052】
[ACヒータ駆動回路]
図4は、図4のACヒータ駆動回路205の構成を示す図である。ACヒータ駆動回路205は、入力されるAC電源のノイズを除去するフィルタFIL21と、制御部202から入力される制御信号S2に応じて、ON/OFFされる安全保護用の定着リレーRL21と、定着リレーRL21の逆起防止用のダイオードD21と、制御部202から入力される制御信号S9に基づいて、定着ヒータHT1をON/OFFさせるヒータON/OFF回路220と、から構成されている。
【0053】
AC電源ACPS1は、フィルタFIL21および安全保護用の定着リレーRL21を介して、定着ヒータHT2の一端側に接続されている。定着ヒータHT2の他端側は、ヒータON/OFF回路220に接続されている。
【0054】
ヒータON/OFF回路220は、AC電源ACPS1をON/OFFするためのトライアックTRI21と、トライアックTRI21のゲートをONし、また、二次側となる制御部202からの信号を絶縁するためのフォトカプラPC21と、フォトカプラPC21の発光側LEDを駆動するためのトランジスタTR21と、コンデンサC21および抵抗R21からなるノイズ吸収用スナバ回路と、ノイズ吸収用のインダクタL21と、続流防止抵抗である抵抗R22と、フォトカプラPC21の電流制限抵抗である抵抗R23、R24とで構成されている。
【0055】
上記構成のACヒータ駆動回路205においては、AC定着ヒータHT2は、安全保護用の定着リレーRL21とトランジスタTR21のゲートの両方がONされた状態で電力が供給されて点灯する。
【0056】
制御部202は、安全保護用の定着リレーRL21に供給する制御信号S9をONした状態で、ヒータON/OFF回路220のトランジスタTR21のゲートに供給する制御信号S8をON/OFFして、AC定着ヒータHT2の点灯/消灯を制御する。
【0057】
[キャパタ充放電回路208の構成]
図5は、図3のキャパタ充放電回路208の構成を示す図である。キャパタ充放電回路208は、図5に示すように、充放電用スイッチ231と、安全保護用の定着リレーRL11と、定着リレーRL11の逆起防止用のダイオードD11と、キャパシタCP1の両端電圧を検出する両端電圧検出回路232と、を備えている。
【0058】
図5に示すように、キャパシタCP1の両端には、充放電用スイッチ231と安全保護用の定着リレーRL11が接続されている。充放電用スイッチ231は、制御部202から入力される制御信号S3によりON/OFFされる。同様に、定着リレーRL11は、制御部202から入力される定着リレーON/OFF信号S4によりON/OFFされる。
【0059】
充放電用スイッチ231と安全保護用の定着リレーRL11の両者がONされると、定着ヒータHT1には、キャパシタCP1に蓄積された電荷が放電して、電力が供給される。
【0060】
両端電圧検出回路232は、キャパシタCP1の両端電圧を検出して、その電圧信号S5を制御部202に出力する。制御部202は、この電圧信号S5を常時監視して、キャパシタCP1の充電状態を監視する。
【0061】
[放電器の構成]
図6は、図1の放電器210の構成例を示す図である。放電器210は、図6に示すように、キャパシタCP1を放電させるための抵抗器R1〜Rnが並列接続されて構成されており、抵抗器R1〜Rnの一端側は接地されている。また、抵抗器R1〜Rnの両端は、放電SW209のN.O接点に接続されるている。なお、抵抗器は単独でもアレイ上に並べても良い。
【0062】
図7は、放電器210の他の構成例を示している。放電器210は、図7に示すように、キャパシタCP1を放電させるための放電灯(白熱ランプ、LED、ネオン管など)LMP1〜LMPnと抵抗器RL1〜RLnが並列接続されており、抵抗器RL1〜RLn側が接地されている。放電器210の両端は、放電SW209のN.O接点に接続されている。放電灯LMP1〜LMPnは、キャパシタCP1に電荷が残留しているかを判断する上での目安にもなり、サービス従事者に対する警告表示の役割も兼ね備えている。
【0063】
なお、放電灯LMP1〜LMPnのみで放電器210を構成しても良いが、抵抗器RL1〜RLnを挿入することにより、放電時間を短縮することができる。また、放電灯や抵抗器は、単独でもアレイ上に並べても良い。
【0064】
[制御部の構成]
図8は、図3の制御部202の概略構成を示す図である。制御部202は、CPU241、メモリ242等から構成されている。
【0065】
CPU241は、画像形成装置や電源回路を制御するためのプログラムやデータを格納するためのメモリ242と接続されており、メモリ242に格納されたプログラムに基づいて、画像形成装置や電源回路200の制御を行う。
【0066】
CPU241には、キャパシタ充放電回路208の両端電圧検出回路232で検出されたキャパシタCP1の両端電圧を表す電圧信号(アナログ信号)S5、定着ローラ151の表面温度を検出するためのサーミスタTH11と抵抗R41の抵抗値によって分圧された検出信号(アナログ信号)S6、および入力電流検出回路206で画像形成装置の入力電流を検出した検出電流(アナログ信号)S7等が入力される。
【0067】
また、CPU241は、IOポートを介して、キャパシタCP1の充電をON/OFFさせる制御信号S1、充放電用スイッチ231をON/OFFさせる制御信号S3、安全保護用の定着リレーRL11をON/OFFさせる制御信号S4、ヒータON/OFF回路220をON/OFFさせる制御信号S8、および安全保護用の定着リレーR21をON/OFFさせる制御信号S9等を出力する。
【0068】
[定着ローラの温度制御]
図9は、定着ローラ151の温度制御を説明するためのタイミングチャートを示している。同図(A)は、定着ローラ151の表面温度T、同図(B)は、入力電流検出回路206で検出された検出電流(入力電流)I、同図(C)は、AC定着ヒータHT2のON/OFF、同図(D)は、キャパシタCP1の放電のタイミングをそれぞれ示している。
【0069】
また、同図において、期間t1は画像形成装置(定着ローラ151)の立ち上げ期間、期間t2は画像形成装置の待機期間、期間t3はコピー動作期間、期間t4は画像形成装置の待機期間、期間t5は低電力モードの期間、期間t6は省エネモードの期間を示している。
【0070】
図9において、まず、期間t1は、定着ローラ151の表面温度を所定温度Ttに立ち上げる期間である。通常、AC電源から発熱部材であるAC定着ヒータHT2に電源を供給し、同図(A)に示すように、定着ローラ151を過熱する。この期間t1では、AC定着ヒータHT2はフルデューティで点灯しているが、コピー動作は行っていないため、同図(B)に示すように、入力電流Iは、最大入力電流Imax以下となっている。
【0071】
サーミスタTH11で検出される定着ローラ151の表面温度が、コピー動作可能な温度である目標温度Ttになると、AC定着ヒータHT2への電源供給を停止して、立ち上げ期間t1が終了し、コピー待機状態(t2期間)に移行する。
【0072】
期間t2では、制御部202は、定着ローラ151の表面温度を監視しながら目標温度Tt以下になるとONし、目標温度Ttに達するとOFFすることを繰り返す。期間t2では、定着ローラ151の表面温度が目標温度Ttに達していても、定着装置121周辺が十分に暖まっていない状態でコピースタートを開始すると、コピー開始直後は、期間t3のように、AC定着ヒータHT2が点灯している状態でも定着ローラ151の表面温度が低下する場合がある。実際には、定着ローラ151の表面温度が目標温度Tt以下になってもコピー動作可能であるが、定着ローラ151の表面温度がTmin以下になると、定着性が確保できなくなるため、コピー動作を停止させなければならない。
【0073】
期間t3のコピー動作中は、DC電源側の負荷電流の増加に伴って、DC電源生成回路204の入力電流Iが増加し、同図(B)に示すように、装置全体の入力電流も増加して装置全体の消費電力も増加し、装置として定められている最大入力電流Imaxに達する可能性がある。装置仕様上この最大入力電流Imaxを超えることはできない。このため、期間t3では、同図(C)に示すように、AC定着ヒータHT2の点灯率を更に上げることはできないため、期間t4のように、定着ローラ151の表面温度がTmin以下にならないように予めキャパシタ(CP1)に充電されている電力を、AC定着ヒータHT2とは別に設けられた定着ヒータHT1に放電供給することにより定着ローラ151の表面温度を上昇させる。
【0074】
期間t4は、コピー動作終了後の待機期間であり、期間t2と同様に、同図(D)に示すように、キャパシタCP1を放電させて、定着ヒータHT1に電力を供給し、同図(A)に示すように、定着ローラ151の表面温度が目標温度Ttに達した場合には、キャパシタCP1の放電を停止する。
【0075】
期間t5では、キャパシタCP1からの放電供給が停止した場合でも、期間t6のように、AC定着ヒータHT2のみで、定着ローラ151の表面温度を目標温度Ttに維持できる場合には、AC定着ヒータHT2をON/OFF制御することにより定着ローラ151の温度制御を行う。
【0076】
図10は、制御部202の定着ヒータTH1、AC定着ヒータTH2のON/OFF制御を説明するためのフローチャートを示している。図9を参照して、制御部202の定着ヒータTH1、AC定着ヒータTH2のON/OFF制御を説明する。
【0077】
制御部202は、温度検出サーミスタTH11から入力される検出信号S6で定着ローラ151の表面温度を検出し、定着ローラ151の表面温度が、目標温度Tt以上であるか否かを判断する(ステップS1)。この判断の結果、制御部202は、定着ローラ151の表面温度が目標温度Tt以上である場合には(ステップS1の「Y」)、キャパシタ充放電回路208に出力する制御信号S3,S4をOFFにして定着ヒータHT1をOFFさせるとともに(ステップS2)、ACヒータ駆動回路205に出力する制御信号S8、S9をOFFにしてAC定着ヒータHT2をOFFさせる(ステップS3)。
【0078】
他方、制御部202は、定着ローラ151の表面温度が目標温度Tt以上でない場合には(ステップS1の「N」)、まず、AC定着ヒータHT2がONしているか否かを判断する(ステップS4)。この判断の結果、制御部202は、AC定着ヒータHT2がONしていない場合には(ステップS4の「N」)、ACヒータ駆動回路205に出力する制御信号S8、S9をONにしてAC定着ヒータHT2をONさせて、定着ローラ151の表面温度が目標温度Ttとなるように制御する(ステップS6)。また、制御部202は、AC定着ヒータHT2がONしている場合には(ステップS4の「Y」)、キャパシタ充放電回路208に出力する制御信号S3、S4をONにして、定着ローラ151の表面温度がTmin以下になる前に、定着ヒータHT1をONさせる(ステップS5)。
【0079】
なお、キャパシタの安全対策を施した電源回路の回路構成は、図3に示す構成に限られるものではなく、他の構成としても良い。図11〜図17を参照して、電源回路の他の構成例1〜4を説明する。
【0080】
[電源回路の他の構成例1]
図11は、電源回路の他の構成例1を示す図である。図11において、図3と同等機能を有する部位には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0081】
図11に示す電源回路の他の構成例1は、キャパシタCP1の接続を、キャパシタ充電器203およびキャパシタ充放電回路208側と、放電器210側とを切り換えるための放電リレーRL31を設け、電源プラグPPG1が商用電源の電源コンセントPSC1に挿入されている場合には、キャパシタCP1をキャパシタ充電器203およびキャパシタ充放電回路208側に接続し、電源プラグPPG1が商用電源の電源コンセントPSC1に挿入されていない場合には、キャパシタCP1を放電器210側に接続する構成である。
【0082】
AC電源は、通常の電源コンセントPSC1から電源プラグPPG1を介して主電源SW201を介して画像形成装置のDC電源を生成するDC電源生成回路204と、キャパシタCP1を充電するためのキャパシタ充電器203、およびACヒータ駆動回路205に入力される。
【0083】
放電リレーRL31は、キャパシタCP1の接続を、キャパシタ充電器203およびキャパシタ充放電回路208側と、放電器210側とを切り換えるためのリレーである。キャパシタ充放電回路208およびキャパシタ充電器203は、放電リレーRL31のノーマルオープン(以下、N.O)接点を介して固定(以下、COM)接点がキャパシタCP1と接続されている。
【0084】
放電リレーRL31のノーマルクローズ(以下、N.C)接点は、補助電源であるキャパシタCP1に充電された電荷を放電させるためのキャパシタ放電器203と接続されている。
【0085】
通常、放電リレーRL31は、商用電源の電源コンセントPSC1に電源プラグPPG1が接続されていれば、放電リレーRL31のコイルに通電されるため、放電リレーRL31がONしてCOM接点とN.O接点間が接続され、キャパシタCP1がキャパシタ充電器203とキャパシタ充放電回路208により充電動作が可能となる。
【0086】
一方、放電リレーRL31は、キャパシタ充電器203に電源プラグPPG1が抜かれると(電源プラグPPG1が電源コンセントPSC1から接続されていなければ)、その動作に連動して、放電リレーRL31のコイルが通電がされなくなるため、放電リレーRL31がOFFして、COM接点はN.O接点からN.C接点に接続が切り替わり、キャパシタCP1は、キャパシタ充電器203とキャパシタ充放電回路208との接続が遮断されて放電器210に接続され、キャパシタCP1は放電状態となる。
【0087】
上記構成の電源回路によれば、キャパシタCP1の接続を、キャパシタ充電器203およびキャパシタ充放電回路208側と、放電器210側とを切り換えるための放電リレーRL31を設け、電源プラグPPG1が商用電源の電源コンセントPSC1に挿入されている場合には、キャパシタCP1をキャパシタ充電器203およびキャパシタ充放電回路208側に接続し、電源プラグPPG1が商用電源の電源コンセントPSC1に挿入されていない場合には、キャパシタCP1を放電器210側に接続する構成としたので、特別な操作をすることなく簡単な操作でキャパシタCP1に残った電荷を放電させることができ、サービス従事者のメンテナンス性を向上でき、キャパシタCP1の交換時の安全性を確保することが可能となる。
【0088】
なお、上記構成例では、電源プラグPPG1の電源遮断もしくは投入動作に連動した場合の説明を行ったが、電源プラグPPG1の変わりに主電源SW201のノーマルクローズ(N.C)接点を設け、主電源SW201の動作に連動させて、キャパシタCP1と放電器210との放電機構を作動させても良い。
【0089】
[電源回路の他の構成例2]
図12は、電源回路の他の構成例2を示す図である。図12において、図3および図11と同等機能を有する部位には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0090】
図12に示す電源回路の他の構成例2は、図11とほぼ同様な構成であるが、放電機構を構成する放電リレーRL31に供給するAC電源として画像形成装置の主電源とは別な電源を用いたものである。
【0091】
AC電源ACPS1から供給される電力は、主電源SW201を介して画像形成装置のDC電源を生成するDC電源生成回路204、キャパシタCP1を充電するためのキャパシタ充電器203、およびACヒータ駆動回路205に入力される。
【0092】
放電リレーRL31は、キャパシタCP1の接続を、キャパシタ充電器203およびキャパシタ充放電回路208側と、放電器210側とを切り換えるためのリレーである。キャパシタ充放電回路208およびキャパシタ充電器203は、放電リレーRL31のノーマルオープン(以下、N.O)接点を介して固定(以下、COM)接点がキャパシタCP1と接続されている。
【0093】
放電リレーRL31のノーマルクローズ(以下、N.C)接点は、補助電源であるキャパシタCP1に充電された電荷を放電させるための放電器210と接続されている。
【0094】
また、放電機構を構成する放電リレーRL31のコイルの電源をAC電源ACPS1とは別のAC電源ACPS2から供給している。AC電源ACPS2から供給される電力は、電源コンセントPSC1から電源プラグPPG1を介して、放電リレーRL31のコイルに入力される。放電リレーRL31は、電源コンセントPSC1に電源プラグPPG1が接続されている場合は、放電リレーRL31のコイルが通電されるので、放電リレーRL31がONしてCOM接点とN.O接点間が接続され、キャパシタCP1がキャパシタ充電器203とキャパシタ充放電回路208により充電動作が可能となる。
【0095】
他方、放電リレーRL31は、電源コンセントPSC1から電源プラグPPG1が抜かれると(電源プラグPPG1が電源コンセントPSC1から接続されていなければ)、その動作に連動して、放電リレーRL31のコイルに通電がされなくなるため、放電リレーRL31がOFFしてCOM接点はN.O接点からN.C接点に接続が切り替わり、キャパシタCP1は、キャパシタ充電器203とキャパシタ充放電回路208との接続が遮断されて放電器210と接続され、キャパシタCP1は放電状態となる。
【0096】
上記構成の電源回路によれば、キャパシタCP1の接続を、キャパシタ充電器203およびキャパシタ充放電回路208側と、放電器210側とを切り換えるための放電リレーRL31を設け、電源プラグPPG1が商用電源の電源コンセントPSC1に挿入されている場合には、キャパシタCP1をキャパシタ充電器203およびキャパシタ充放電回路208側に接続し、電源プラグPPG1が商用電源の電源コンセントPSC1に挿入されていない場合には、キャパシタCP1を放電器210側に接続する構成としたので、特別な操作をすることなく簡単な操作でキャパシタCP1に残った電荷を放電させることができ、サービス従事者のメンテナンス性を向上させ、かつ、交換時の安全性を確保することが可能となる。
【0097】
なお、上記構成例では、電源プラグの電源遮断もしくは投入動作に連動した場合の説明を行ったが、電源プラグの変わりに主電源SWのノーマルクローズ(N.C)接点を設けて主電源SW201の動作に連動させて、キャパシタCP1と放電器210との放電機構を作動させても良い。
【0098】
[電源回路の他の構成例3]
図13は、電源回路の他の構成例3を示す図である。図13において、図3と同等機能を有する部位には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0099】
図13に示す電源回路の他の構成例3は、接続器(ターミナル電源コンセントボックス)TB1で、キャパシタ充電器210およびキャパシタ放電回路208と、キャパシタCP2を接続した構成である。
【0100】
図13において、キャパシタ充電器203とキャパシタ充放電回路208は、接続器TB1でキャパシタCP2を介して接続されている。接続器TB1は、キャパシタCP2が着脱可能に構成されている。
【0101】
図14は、図13の接続器TB1とキャパシタCP2との接続を説明するための図であり、同図(A)は、接続器TB1とキャパシタCP2の接続状態を示す図、同図(B)は、接続器TB1とキャパシタCP2の非接続状態を示す図である。
【0102】
同図(A)に示すように、接続器TB1内には、キャパシタ充電器203から供給されるCP_HとCP_Lが各接点部con1、con2に接続されている。接点部con1,con2には、キャパシタCP2が差し込まれており、装着状態になっている。装着状態の場合には、キャパシタCP2が、キャパシタ充電器203とキャパシタ充放電回路208により充電動作が可能となる。
【0103】
同図(B)に示すように、キャパシタCP2を矢印方向に引っ張るとキャパシタCP2を接続器TB1から脱着させることができる。接続器TB1の各接点部con1,con2にキャパシタCP2が差し込まれていないので、キャパシタ充電器203から供給されるCP_HとCP_Lが非導通状態となっている。
【0104】
この場合、キャパシタCP2の接続端子部TCP_HとTCP_Lは、キャパシタ充電器203およびキャパシタ充放電回路208との接続が遮断される。この操作により、キャパシタCP2は、簡単に装着もしくは脱着が可能となる。キャパシタCP2の接続端子部TCP_HとTCP_Lは電源プラグのようなソケット構造にしても良い。また、接続器TB1の接点部con1、con2およびキャパシタの接続端子部TCP_HとTCP_Lは、銅もしくは銅合金(黄銅)からなる材料が電気接点として望ましい。
【0105】
上記構成の電源回路によれば、接続器(ターミナル電源コンセントボックス)TB1で、キャパシタ充電器210およびキャパシタ放電回路208と、キャパシタCP2を接続し、キャパシタCP1を接続器TB1から着脱可能とし、キャパシタCP1を接続器TB1から脱着した場合に、キャパシタ充電器210とキャパシタ放電回路208(定着ヒータHT1)間の電気的な接続を遮断する構成としたので、補助電源の取り扱いを簡単な着脱操作により実行できるため、補助電源の交換を短時間で容易に行うことが可能となり、また、サービス従事者が補助電源や充電器の電極部に直接触ることがないため、感電などを防止でき安全性を向上させることが可能となる。
【0106】
[電源回路の他の構成例4]
図15は、電源回路の他の構成例4を示す図である。図14において、図3と同等機能を有する部位には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0107】
図15に示す電源回路の他の構成例4は、キャパシタユニットCU2を着脱可能に設けた構成である。
【0108】
図15において、AC電源は、主電源SW201を介して、画像形成装置のDC電源を生成するDC電源生成回路204と、キャパシタCP2を充電するためのキャパシタ充電器203、およびACヒータ駆動回路205に入力される。
【0109】
キャパシタユニットCU2は、入力電流検出回路206とキャパシタ充電器203間に設けられており、キャパシタユニットCU2のキャパシタCP2は、キャパシタ充放電回路208と接続されている。
【0110】
図16は、図15のキャパシタユニットCU2の構成例を示す図である。図16に示すように、キャパシタユニットCU2内には、キャパシタ充電器203へ入力されるAC電源のAC_LとAC_Nを中継する接続部材が設けられている。また、キャパシタユニットCU2には、キャパシタ充電器203から供給されるCP_HとCP_Lが各接点端子部に接続されている。キャパシタユニットCU2が取り外されることにより、キャパシタ充電器203とキャパシタ充放電回路208との接続が遮断される。この操作によりキャパシタユニットCU2は、簡単に装着または脱着が可能となる。
【0111】
キャパシタユニットCU2は、キャパシタ充電器203の入力側ではなく、出力側に設けることにしても良い。なお、キャパシタユニットCU2の接続端子部の材料は、銅もしくは銅合金(黄銅)からなる材料が電気接点として望ましい。
【0112】
上記構成の電源回路によれば、着脱可能なキャパシタユニットCU2を設け、キャパシタユニットCU2が脱着された場合には、キャパシタ充電器203とキャパシタ充放電回路208(定着ヒータHT1)との電気的な接続を遮断することとしたので、補助電源の取り扱いを簡単な着脱操作により実行できるため、補助電源の交換を短時間で容易に行うことが可能となり、また、サービス従事者が補助電源や充電器の電極部に直接触ることがないため、感電などを防止でき安全性を向上させることが可能となる。
【0113】
なお、本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で適宜変形可能である。
【0114】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1にかかる画像形成装置によれば、定着部材でトナー像を熱定着する定着装置を備えた画像形成装置において、充電可能なキャパシタから構成される補助電源と、前記補助電源を充電する充電手段と、前記補助電源から電力が供給されて発熱し、前記定着部材を加熱する発熱部材と、前記補助電源に充電された電荷を放電させるための放電器と、前記補助電源の接続を、前記充電器側と前記放電器側とで切り替えるための切替手段と、を備えたこととしたので、定着装置の補助電源として大容量キャパシタを使用した場合に、キャパシタの取り扱いの安全性を向上させることが可能となる。
【0115】
また、請求項2にかかる画像形成装置によれば、請求項1にかかる画像形成装置において、前記切替手段は、前記補助電源の接続を前記放電器側に切り替えた場合に、前記補助電源に充電された電荷を強制的に前記放電器で放電させることとしたので、短時間では放電しない補助電源に残った電荷を強制的に放電させることができ、補助電源の交換時に感電を防止して安全性を向上させることが可能となる。
【0116】
また、請求項3にかかる画像形成装置によれば、請求項1にかかる画像形成装置において、前記切替手段は、画像形成装置の電源遮断または電源切断動作に連動して、前記補助電源の接続を前記放電器側に切り替えて前記補助電源に充電された電荷を強制的に前記放電器で放電させることとしたので、特別な操作をすることなく補助電源に残留している電荷を放電させることができ、サービス従事者のメンテナンス性および交換時の安全性を確保することが可能となる。
【0117】
また、請求項4にかかる画像形成装置によれば、定着部材でトナー像を熱定着する定着装置を備えた画像形成装置において、充電可能なキャパシタから構成される補助電源と、前記補助電源を充電する充電手段と、前記補助電源から電力が供給されて発熱し、前記定着部材を加熱する発熱部材と、前記補助電源が着脱可能に構成され、前記補助電源が装着されている場合には、前記補助電源を前記充電手段および前記発熱部材と電気的に接続し、前記補助電源が装脱された場合には、前記充電手段と前記発熱部材間を電気的に遮断する切替手段と、を備えたこととしたので、補助電源の取り扱いを簡単な着脱操作により実行でき、補助電源の交換が短時間で容易に実施することが可能となり、また、サービス従事者が補助電源や充電器の電極部に直接触ることがないため、感電等を防止でき安全性を向上させることが可能となる。
【0118】
また、請求項5にかかる画像形成装置によれば、請求項1〜請求項4のいずれか1つにかかる発明において、前記補助電源は、電気二重層コンデンサで構成されることとしたので、ランニングコストを低下させることができ、また、低消費電力化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される画像形成装置のメカ構成を示す断面図である。
【図2】図1の定着装置の内部構成を示す図である。
【図3】図1の定着装置の電源回路の構成を示す図である。
【図4】図3のACヒータ駆動回路の構成を示す図である。
【図5】図3のキャパタ充放電回路の構成を示す図である。
【図6】図3の放電器の構成を示す図である。
【図7】図3の放電器の他の構成例を示す図である。
【図8】図3の制御部の概略構成を示す図である。
【図9】定着ローラの温度制御を説明するためのタイミングチャートを示す図である。
【図10】制御部の定着ヒータTH1、AC定着ヒータTH2のON/OFF制御を説明するためのフローチャートである。
【図11】電源回路の他の構成例1を示す図である。
【図12】電源回路の他の構成例2を示す図である。
【図13】電源回路の他の構成例3を示す図である。
【図14】図13の接続器(ターミナルボックス)の構成を示す図である。
【図15】電源回路の他の構成例4を示す図である。
【図16】図15のキャパシタユニットの構成を示す図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置
10 自動原稿送り装置(ADF)
20 画像読み取り装置
30 書き込みユニット
40 プリンタユニット
121 定着装置
151 定着ローラ
152 加圧ローラ
200 電源回路
201 主電源SW
202 制御部
203 キャパシタ充電器
204 DC電源生成回路
205 ACヒータ駆動回路
206 入力電流検出回路
207 インターロックスイッチ
208 キャパシタ充放電回路
209 放電スイッチ
210 放電器
220 ヒータON/OFF回路
231 充放電用スイッチ
232 両端電圧検出回路
CP1、CP2 キャパシタ
CU2 キャパシタユニット
TH11 サーミスタ
HT1 定着ヒータ
HT2 AC定着ヒータ
RL11、RL21、RL31 リレー
TB1 接続器

Claims (5)

  1. 定着部材でトナー像を熱定着する定着装置を備えた画像形成装置において、
    充電可能なキャパシタから構成される補助電源と、
    前記補助電源を充電する充電手段と、
    前記補助電源から電力が供給されて発熱し、前記定着部材を加熱する発熱部材と、
    前記補助電源に充電された電荷を放電させるための放電器と、
    前記補助電源の接続を、前記充電器側と前記放電器側とで切り替えるための切替手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記切替手段は、前記補助電源の接続を前記放電器側に切り替えた場合に、前記補助電源に充電された電荷を強制的に前記放電器で放電させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記切替手段は、画像形成装置の電源遮断または電源切断動作に連動して、前記補助電源の接続を前記放電器側に切り替えて前記補助電源に充電された電荷を強制的に前記放電器で放電させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 定着部材でトナー像を熱定着する定着装置を備えた画像形成装置において、
    充電可能なキャパシタから構成される補助電源と、
    前記補助電源を充電する充電手段と、
    前記補助電源から電力が供給されて発熱し、前記定着部材を加熱する発熱部材と、
    前記補助電源が着脱可能に構成され、前記補助電源が装着されている場合には、前記補助電源を前記充電手段および前記発熱部材と電気的に接続し、前記補助電源が装脱された場合には、前記充電手段と前記発熱部材間を電気的に遮断する切替手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記補助電源は、電気二重層コンデンサで構成されることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の画像形成装置。
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