JP2020118772A - 画像形成装置、画像形成方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】定着ユニットのヒータの故障を適切に抑制すること。【解決手段】開示の技術の一態様に係る画像形成装置は、記録媒体にトナー像を定着させて画像を形成する画像形成装置であって、商用電源から通電される電流に応じ、前記記録媒体上の前記トナー像を加熱する加熱部と、加熱された前記トナー像を前記記録媒体に定着させる定着部と、前記商用電源から前記加熱部に通電された電流を検出する電流検出部と、前記電流検出部により検出された電流値に基づき、前記商用電源から前記加熱部に通電される電流を制御する電流制御部と、を備える。【選択図】図6

Description

本願は、画像形成装置、画像形成方法、及びプログラムに関する。
プリンタ等の画像形成装置では、定着ユニットが備えるヒータが故障すると、発熱不足等により記録媒体へのトナーの定着不良を生じさせる場合がある。このようなヒータの故障を抑制するために、定着ユニットへの通電開始時の突入電流を抑制する等の、定着ユニットに通電させる電流を制御する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、ヒータに通電される電流を検出し、記録媒体上の加熱可能な領域(範囲)を判定することで、定着ユニットのヒータが故障で発熱しない場合に、記録媒体上でトナーが定着されない領域が生じることを防止する技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、特許文献1の技術では、ヒータの劣化の状態に対応した制御を行っていないため、定着ユニットのヒータが劣化している場合に、劣化を更に進行させ、適切に故障を抑制できなくなる場合があった。
また、特許文献2の技術では、ヒータの故障の有無を判定する技術が開示されるに止まり、ヒータの故障を抑制することはできない。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、定着ユニットのヒータの故障を適切に抑制することを課題とする。
開示の技術の一態様に係る画像形成装置は、記録媒体にトナー像を定着させて画像を形成する画像形成装置であって、商用電源から通電される電流に応じ、前記記録媒体上の前記トナー像を加熱する加熱部と、加熱された前記トナー像を前記記録媒体に定着させる定着部と、前記商用電源から前記加熱部に通電された電流を検出する電流検出部と、前記電流検出部により検出された電流値に基づき、前記商用電源から前記加熱部に通電される電流を制御する電流制御部と、を備える。
本発明の一実施形態によれば、定着ユニットのヒータの故障を適切に抑制することができる。
実施形態に係る画像形成装置の構成の一例を示す図である。 実施形態に定着ユニットの構成の一例を説明する図である。 ヒータによる発熱幅と用紙幅との関係を説明する図(その1)である。 ヒータによる発熱幅と用紙幅との関係を説明する図(その2)である。 第1の実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る制御部の機能構成の一例を示すブロック図である。 商用電源から電力供給を受ける場合の使用時間に応じたヒータ電力の低下を説明する図である。 制御信号のデューティ比による電流制御を説明する図であり、(a)はヒータに100%通電させるデューティ比の制御信号を示す図であり、(b)はヒータに50%通電させるデューティ比の制御信号を示す図である。 第1の実施形態に係る制御部による処理の一例を示すフローチャート(その1)である。 第1の実施形態に係る制御部による処理の一例を示すフローチャート(その2)である。 第2の実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る制御部の機能構成の一例を示すブロック図である。 キャパシタから電力供給を受ける場合の使用時間に応じたヒータ電力の低下を説明する図である。 定着ベルトを備える定着ユニットの構成の一例を示す図である。
以下に、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一の構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
本実施形態の記録媒体は、用紙、又はプラスチックシート等である。以下では、記録媒体が用紙である場合を一例として説明し、記録媒体を単に「用紙」と称する。
<実施形態に係る画像形成装置の構成>
先ず、第1の実施形態を、図面を参照しながら説明する。以下では、タンデム方式といわれる二次転写機構を備える電子写真方式の画像形成装置を例に説明する。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置の構成の一例を示す図である。図1において、画像形成装置100は、中間転写ユニットと、各色の作像装置20と、露光部21と、二次転写ユニット22と、定着ユニット25とを有している。
中間転写ユニットは、無端ベルトである中間転写ベルト10と、3つの支持ローラ14〜16と、中間転写体クリーニングユニット17とを有している。中間転写ベルト10は支持ローラ14〜16に掛け回され、時計回りに回転する。中間転写体クリーニングユニット17は、第2の支持ローラ15と第3の支持ローラ16の間に設けられ、画像を転写後に中間転写ベルト10の表面に残留する残留トナーを除去する。
作像装置20は、第1の支持ローラ14と第2の支持ローラ15との間に設置されている。また、作像装置20は、中間転写ベルト10の搬送方向に、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの順で設置されている。
作像装置20は、クリーニングユニットと、帯電ローラ18と、除電器と、現像器と、感光体ドラムとを、色ごとに有しており、各色の作像を行う。なお、作像装置20は、画像形成装置100に対して脱着が可能であってもよい。
露光部21は、作像装置20の上方に設けられている。露光部21は、画像形成を行うため、各色の感光体ドラム40にレーザ光を照射し、露光する。
二次転写ユニット22は、中間転写ベルト10の下方に設けられ、2つのローラ23と、二次転写ベルト24とを有している。二次転写ベルト24は、無端ベルトであり、2つのローラ23に掛けられ、回転する。ローラ23及び二次転写ベルト24は、中間転写ベルト10を押し上げて、第3の支持ローラ16に押し当てるように設置されている。
二次転写ベルト24は、中間転写ベルト10の上に形成される画像を、用紙Pに転写する。
定着ユニット25は、二次転写ユニット22の側方に設けられている。トナー像が転写された用紙Pが定着ユニット25に送られ、定着ユニット25は、画像を用紙Pに定着させる。ここで、定着ユニット25は、「定着部」の一例である。この定着ユニット25の構成については、別途詳述する。
シート反転ユニット28Aは、二次転写ユニット22及び定着ユニット25の下方に設けられている。シート反転ユニット28Aは、送られる用紙Pの表面と裏面を反転させる。なお、シート反転ユニット28Aは、表面に画像形成した後、裏面に画像形成する場合に用いられる。
自動給紙装置(ADF(Auto Document Feeder))400は、操作部が備えるスタートボタンが押され、かつ、給紙台30の上に用紙Pがある場合には、用紙Pをコンタクトガラス32の上へ搬送する。一方、自動給紙装置400は、給紙台30の上に用紙Pがない場合には、ユーザによって置かれるコンタクトガラス32の上の用紙Pを読み取るために、画像読み取りユニット300を起動させる。
画像読み取りユニット300は、第1キャリッジ33と、第2キャリッジ34と、結像レンズ35と、CCD(Charge Coupled Device)36と、光源とを有している。画像読み取りユニット300は、コンタクトガラス32の上の用紙Pを読み取るために、第1キャリッジ33及び第2キャリッジ34を駆動する。
第1キャリッジ33が備える光源は、コンタクトガラス32に向かって、光を発する。光源からの光は、コンタクトガラス32の上の用紙Pで反射した後、第1キャリッジ33にある第1ミラーで第2キャリッジ34に向かって反射する。第2キャリッジ34での反射光は、結像レンズ35により、読み取りセンサであるCCD36で結像する。
画像形成装置100は、CCD36から取得されるデータに基づいて、Y、M、C及びK、すなわち、各色の画像データを作成する。
画像形成装置100は、操作部が備えるスタートボタンが押される場合、PC(Personal Computer)等の外部装置から画像形成の指示がある場合、又はファクシミリの出力指示がある場合には、中間転写ベルト10の回転を開始する。
中間転写ベルト10の回転が開始されると、作像装置20は、作像工程を開始する。トナー像が転写された用紙Pは、定着ユニット25に送られる。定着ユニット25によりトナー像が用紙Pに定着され、用紙Pに画像が形成される。
給紙テーブル200は、給紙ローラ42と、給紙ユニット43と、分離ローラ45と、搬送コロユニット48とを有している。また、給紙ユニット43は、複数の給紙トレイ44を有し、搬送コロユニット48は、搬送ローラ47を有している。
給紙テーブル200は、給紙ローラ42のうち、1つの給紙ローラを選択する。給紙テーブル200は、選択される給紙ローラ42を回転させる。
給紙ユニット43は、複数の給紙トレイ44のうち、1つの給紙トレイを選択し、給紙トレイ44から用紙Pを送る。送り出された用紙Pは、分離ローラ45によって1枚に分離され、搬送路46に送られる。搬送路46では、搬送ローラ47によって用紙Pが画像形成装置100に送られる。
画像形成装置100に送られる用紙Pは、給紙路53を介してレジストローラ49へ送られ、レジストローラ49に突き当たり停止する。そしてトナー像が二次転写ユニット22に進入するタイミングで、二次転写ユニット22に送られる。
なお、用紙Pは、手差しトレイ51から送られてもよい。手差しトレイ51から用紙Pが送られる場合、画像形成装置100は、給紙ローラ50を回転させる。給紙ローラ50は、手差しトレイ51上にある複数の用紙から1枚の用紙を分離させ、分離させた用紙Pを給紙路53へ搬送する。給紙路53に搬送された用紙Pは、さらにレジストローラ49へ搬送される。用紙Pがレジストローラ49に搬送された以降の処理は、給紙テーブル200から用紙Pを搬送する場合と同様である。
用紙Pは、定着ユニット25によって定着工程が実施された後に排出される。排出された用紙Pは、切換爪55によって、排出ローラ56に送られる。排出ローラ56は、用紙Pを排紙トレイ57に送り、排紙する。
切換爪55は、定着ユニット25から排出された用紙Pをシート反転ユニット28Aに送ってもよい。シート反転ユニット28Aは、送られてきた用紙Pの表面と裏面を反転させる。反転させられた用紙Pは、表面と同様に裏面に画像形成が行われ、排紙トレイ57へ送られる。以上のようにして画像形成装置100は、用紙Pに画像形成を行う。
<実施形態に係る定着ユニットの構成>
図2は、本実施形態に係る定着ユニット25の構成の一例を示す図である。定着ユニット25は定着部材26と、加圧部材27と、加熱部28と、温度センサ29とを備える。
定着部材26は、円筒状のローラであり、定着ユニット25のハウジングに回転可能に支持されている。加熱部28は、3つのヒータ281〜283を備え、定着部材26の内部に設置されている。ヒータ281〜283は、ハロゲンヒータ、セラミックヒータ、又はIHヒータ等を含んで構成され、商用電源700からAC駆動部600を介して通電される電流に応じて輻射熱を発する。
ヒータ281〜283から発せられる輻射熱により、定着部材26が内側から加熱される。そして、定着部材26の外周部の熱が用紙Pに伝熱されることで、用紙P上のトナー像が加熱され、トナー像が用紙Pに熱定着される。ここで、定着ユニット25は「定着部」の一例であり、ヒータ281〜283はそれぞれ「熱源」の一例である。
なお、定着部材26は、薄肉で可撓性を備える無端状のベルト部材等で構成されてもよい。また、本実施形態では、加熱部28が3つのヒータ281〜283を備える例を示したが、熱源の数は3つに限定されるものではなく、任意の数であっても良い。
加圧部材27は、円筒状のローラであり、定着部材26に対向して配置された回転体である。加圧部材27は、バネ等の付勢により定着部材26を押圧しながら、定着部材26の回転に従って従動回転する。加圧部材27は、コア部材と、コア部材の表面に設けられた弾性層とを有しており、加圧部材27で用紙Pを加圧するときに、弾性層を弾性変形させることで、用紙Pと接触する面積を増やすことができる。
定着部材26は、加圧部材27との圧接部で形成されるニップ部に用紙Pを挟み込んで、用紙Pを搬送する。この際に、定着部材26及び加圧部材27は、用紙P上に転写された未定着のトナー像を加熱及び加圧し、用紙Pにトナー像を定着させる。
温度センサ29は、複数の熱電対が直列又は並列に接続されたサーモパイル等を含んで構成される。温度センサ29は、定着部材26の外周部近傍に配置され、定着部材26の温度を非接触で検出し、温度に応じた電気信号を制御部500に出力する。
温度センサ29は、一例として、定着部材26の軸方向の中央部と、定着部材26の軸方向の一方の端部の2箇所に配置され、各箇所の温度が検出される。中央部と端部の2箇所で検出された温度を用いることで、定着部材26の軸方向の温度差に起因するヒータ281〜283に通電する電流の制御誤差を抑制することができる。なお、温度センサ29の配置は、2箇所に限定されるものではなく、定着部材26の軸方向の任意の箇所に、任意の個数が配置されてもよい。
ここで、図3及び図4は、ヒータによる発熱幅と用紙幅との関係を説明する図である。図3は、用紙Pの幅方向において用紙幅より大きい幅のヒータを用いた場合の発熱幅と用紙幅との関係を示している。
図3の上段は用紙Pの幅方向におけるヒータの発熱幅71を示し、中段はA4サイズの用紙横幅72を示し、下段はA6サイズの用紙縦幅73を示している。なお、A4サイズの用紙横幅72は297mmであり、A6サイズの用紙縦幅は105mmである。
ヒータの発熱幅71はA4用紙横幅72、及びA6用紙縦幅73より大きいため、定着ユニット25は、これらの用紙全体でトナー像を加熱することができ、用紙にトナー像を定着させることができる。
一方、図4は、用紙Pの幅方向における中央部と両端部で分割されたヒータを用いた場合の発熱幅と用紙幅との関係を示している。
図4の上段は用紙Pの幅方向における中央部の発熱幅74と、両端部の発熱幅75a及び75bとを示している。図3と同様に、中段はA4サイズの用紙横幅72を示し、下段はA6サイズの用紙縦幅73を示している。
画像形成装置100が横置きのA4サイズの用紙に画像形成する場合は、定着ユニット25は、中央部及び両端部の両方のヒータに通電させて発熱させる。これにより、横置きのA4サイズの用紙の全体でトナー像を加熱することができる。
一方、画像形成装置100が縦置きのA6サイズの用紙に画像形成する場合は、定着ユニット25は、中央部のヒータのみに通電させて発熱させる。これにより、縦置きのA6サイズの用紙の全体でトナー像を加熱することができる。
図4に示した例では、画像形成する用紙Pのサイズ応じて、ヒータを選択的に発熱させることができ、これにより、定着に要する消費電力を抑制することが可能となる。
[第1の実施形態]
<第1の実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成>
次に、第1の実施形態に係る画像形成装置100のハードウェア構成を説明する。図5は、本実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図中に太実線で示した矢印は、交流電圧の信号線を示し、破線の矢印で示した矢印は、制御信号線を示している。また、一点鎖線で示した矢印は、検出信号のフィードバック信号線を示している。
図5に示すように、画像形成装置100は、制御部500と、AC駆動部600と、定着ユニット25とを備える。
AC駆動部600は、電圧監視回路601と、ヒータ駆動回路602と、可変抵抗603と、電流検出回路604とを備える電気回路基板等で構成される。AC駆動部600は、商用電源700から供給される電力により、定着ユニット25の加熱部28に含まれるヒータ281〜283に電流を通電させることができる。
電圧監視回路601は、商用電源700から入力される交流電圧の電圧値を監視し、電圧の検出値を制御部500に出力する電気回路である。商用電源700から入力された交流電圧は電圧監視回路601を介してヒータ駆動回路602に入力される。
ヒータ駆動回路602は、交流電圧を入力し、制御部500からの制御信号に応じた電流を、可変抵抗603を介してヒータ281〜283に通電させる電気回路である。
可変抵抗603は、定着ユニット25とヒータ駆動回路602の間に設けられ、制御部500からのPWM(Pulse Width Modulation)制御信号等に応じて電気抵抗を可変とする電子ボリュームである。
なお、本実施形態では、AC駆動部600は、ヒータ駆動回路602及び可変抵抗603の両方を備える例を示すが、これらは何れも制御部500からの制御信号に応じてヒータ281〜283に出力する電流を制御するものであるため、少なくとも一方が設けられれば良い。
電流検出回路604は、ヒータ281〜283に電気的に接続され、ヒータ281〜283にそれぞれ通電された電流を検出する電気回路である。検出された電流値を示す信号は、制御部500及び商用電源700に出力される。ここで、電流検出回路604は、「電流検出部」の一例である。
制御部500は、CPU(Central Processing Unit)501と、ROM(Read Only Memory)502と、RAM(Random Access Memory)503と、HDD(Hard Disk Drive)504と、電圧監視回路I/F(Interface)505と、外部機器出力I/F506と、電流検出回路I/F507と、温度センサI/F508とを備える。これらはシステムバス520を介して相互に電気的に接続されている。
CPU501は、制御部500の動作を統括的に制御する。CPU501は、RAM503をワークエリア(作業領域)としてROM502又はHDD504等に格納されたプログラムを実行することで、制御部500全体の動作を制御し、制御部500の備える各種機能を実現することができる。制御部500の備える各種機能については、図6を参照して別途説明する。
ROM502は、IPL(Initial Program Loader)等のCPU501の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM503は、CPU501のワークエリアとして使用される。HD504は、プログラム等の各種データを記憶する。
電圧監視回路I/F505は、電圧監視回路601の検出した電圧値を示す信号を入力するインタフェースである。外部機器出力I/F506は、ヒータ駆動回路602及び可変抵抗603に制御信号を出力するインタフェースである。
また、電流検出回路I/F507は、電流検出回路604が検出した電流値を示す信号を入力するインタフェースであり、温度センサI/F508は、温度センサ29の検出した温度を示す信号を入力するインタフェースである。
定着ユニット25のハードウェア構成は、図2を参照して説明したものと同様であるため、ここでは説明を省略する。
<第1の実施形態に係る制御部の機能構成>
次に、本実施形態に係る画像形成装置100の備える制御部500の機能構成について説明する。図6は、本実施形態に係る制御部の機能構成の一例を示すブロック図である。なお、図6に示される各機能ブロックは概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。また、各機能ブロックの全部又は一部を、任意の単位で機能的又は物理的に分散・結合して構成しても良い。さらに、図6は、定着ユニット25による加熱に係る機能ブロックのみを示しているが、画像形成装置100及び制御部500は、他に機能を備えていても良い。
図6に示すように、制御部500は、劣化状態検知部511と、温度入力部512と、電流制御部513とを備える。
劣化状態検知部511は、CPU501等により実現され、劣化判定部521を備える。ヒータは、長時間の使用により、通電の影響等で劣化する場合があり、劣化に伴って抵抗値が変化するため、ヒータに通電された電流を検出することで、ヒータの劣化状態が検知可能となる。劣化状態検知部511は、電流検出回路604による電流の検出値に基づき、加熱部28のヒータ281〜283のそれぞれの劣化状態を検知し、検知した劣化状態を示す信号を電流制御部513に出力することができる。
また、劣化判定部521は、電流検出回路604による電流の検出値に基づき、ヒータ281〜283のそれぞれが劣化しているか否かを判定し、判定結果を示す信号を電流制御部513に出力することができる。
ここで、商用電源700から出力される交流電圧は、変動する場合がある。そのため、劣化状態検知部511は、電圧監視回路601による交流電圧の検出値も併せて入力し、ヒータ281〜283に通電された電流の検出値及び交流電圧の検出値から求めた供給電力に基づいて、ヒータの劣化状態を検知することが好適である。これにより、ヒータの劣化状態をより正確に検知することができる。以下では、劣化状態検知部511は、電流検出回路604による電流の検出値に基づいて求めた電力値に基づき、ヒータの劣化状態を検知する場合を一例として説明する。
図7は、商用電源から電力供給を受ける場合の使用時間に応じたヒータ電力の低下を説明する図である。図7の横軸は、ヒータの使用時間を示し、縦軸はヒータ電力の検出値を示している。
使用時間に応じたヒータの劣化により、通電される電流量が減少してヒータ電力が低下する。図7の例では、ヒータ電力は使用時間に応じて徐々に低下し、使用時間が1000時間を超えると急激に低下している。上述した劣化状態検知部511は、このように使用時間に応じて変化する電力値を検出することで、ヒータの劣化状態を検知することができる。
また、図7の閾値61は、ヒータが劣化したと判定するための閾値である。上述した劣化判定部521は、ヒータ電力が閾値61以上の場合にヒータが劣化していないと判定し、ヒータ電力が閾値61を下回った場合にヒータが劣化したと判定することができる。
なお、閾値61は、常温常湿時の閾値の一例であり、温度、湿度、高度等の環境を考慮する場合は、閾値61に環境係数を掛けたものを閾値とすることができる。また、図7の例では、使用時間を横軸としたが、ヒータの使用回数、発熱回数(ハロゲンヒータ等の点灯回数)であっても良い。
図6に戻り、説明を続ける。温度入力部512は、温度センサI/F508等により実現され、定着ユニット25に設けられた温度センサ29が検出した温度の検出値を示す信号を入力し、電流制御部513に出力する。
電流制御部513は、CPU501等により実現され、デューティ比制御部522と、通電切替部523とを備える。電流制御部513は、劣化状態検知部511から入力したヒータ281〜283のそれぞれの劣化状態を示す信号に応じて、加熱部28の備えるヒータ281〜283にそれぞれ通電させる電流を制御する。
デューティ比制御部522は、電流制御部513から出力される制御信号のデューティ比を変化させることで、ヒータ281〜283に通電される電流を制御することができる。また、通電切替部523は、ヒータ281〜283毎で検知された劣化の状態に差異がない場合に、通電させるヒータを時系列で順次切り替える機能を備える。
図8は、制御信号のデューティ比による電流制御を説明する図である。図8(a)はヒータに100%通電させるデューティ比の制御信号を示す図であり、図8(b)はヒータに50%通電させるデューティ比の制御信号を示す図である。
図8(a)、(b)では、それぞれ上段に、商用電源700から電圧監視回路601を介してヒータ駆動回路602に入力される交流電圧信号81の電圧波形が示され、下段に電流制御部513からヒータ駆動回路602に入力される制御信号82a及び82bの電圧波形が示されている。何れのグラフでも、横軸は時間、縦軸は電圧を示している。また、制御信号82a及び82bで、電圧が「Hi」となる期間に交流電圧が加熱部28に印加されて通電され、ヒータ281〜283が発熱する。
図8(a)では、交流電圧信号81の電圧がゼロとなるゼロクロス時刻に、制御信号82aが「Hi」になり、次のゼロクロス時刻まで「Hi」の状態が継続している。つまり、制御信号82aが「Hi」となる期間と、交流電圧信号81の半周期の期間が略一致(デューティ比50%)し、且つ交流電圧信号81の初めのゼロクロス時刻に対して位相がゼロとなっている。この場合、斜線ハッチング83aで示した半周期分の交流電圧が加熱部28に印加され、100%の電流が加熱部28に通電される。
一方、図8(b)では、制御信号82bが「Hi」となる期間と、交流電圧信号81の1/4周期の期間が略一致(デューティ比25%)し、且つ交流電圧信号81のゼロクロス時刻に対して位相が1/4周期(π/2)だけ遅れている。この場合、斜線ハッチング83bで示した1/4周期分の交流電圧が加熱部28に印加され、50%の電流が加熱部28に通電される。
このように、電流制御部513のデューティ比制御部522は、制御信号のデューティ比及び位相を変化させることで、ヒータ281〜283に通電される電流を制御することができる。また、交流電圧信号81に対する位相を一定にすれば、制御信号のデューティ比のみを変化させてヒータ281〜283に通電される電流を制御することが可能となる。
<第1の実施形態に係る制御部の処理>
次に、本実施形態に係る画像形成装置100の備える制御部による処理について説明する。図9A及び図9Bは、本実施形態に係る制御部による処理の一例を示すフローチャートである。
先ず、ステップS901において、劣化状態検知部511は、ヒータ281〜283のそれぞれに通電された電流の検出値を電流検出回路604から入力し、各ヒータに供給された電力値を求める。そして、電力値を示す信号を電流制御部513に出力する。また、ステップS902において、劣化判定部521は、電力値に基づき、ヒータ281〜283が劣化しているか否かを判定し、判定結果を電流制御部513に出力する。
ステップS902で、劣化しているヒータがあると判定された場合は(ステップS902、Yes)、ステップS903に移行し、電流制御部513は、劣化判定部521から入力した判定結果に応じて、ヒータ281〜283の全てが劣化しているか否かを判定する。
ステップS903で、ヒータ281〜283の全てが劣化していると判定された場合は(ステップS903、Yes)、ステップS918に移行する。一方、ヒータ281〜283の全てが劣化していないと判定された場合は(ステップS903、No)、ステップS904に移行し、デューティ比制御部522は、低デューティ比の制御信号をヒータ駆動回路602に出力し、劣化していないヒータを選択的に発熱させる。
ここで、低デューティ比の制御信号は、デューティ比50%の制御信号等である。実施形態では、低デューティ比の制御信号により、小さい電流でヒータへの通電を開始し、その後、デューティ比を徐々に上げた制御信号により、ヒータに通電させる電流を徐々に大きくするように制御される。このような制御は、ソフトスタート制御と称される。ソフトスタート制御により、突入電流によるヒータの故障を防止することができる。
但し、デューティ比50%は一例であり、これに限定されるものではない。故障を防止するために適正なデューティ比を予め実験、又はシミュレーションで求め、ソフトスタートのための制御信号に適用することが好適である。
続いて、ステップS905において、電流制御部513は、温度入力部512を介して入力した加熱部28の温度を示す信号に基づき、加熱部28の温度(定着温度)が予め定められた次ステップに移行できる温度以上であるか否かを判定する。
ステップS905で、加熱部28の温度が次ステップに移行できる温度以上でないと判定された場合は(ステップS905、No)、ステップS904に戻り、ステップS904の処理が再度実行される。
一方、加熱部28の温度が次ステップに移行できる温度以上であると判定された場合は(ステップS905、Yes)、ステップS906に移行し、デューティ比制御部522は、目標温度に応じたデューティ比の制御信号をヒータ駆動回路602に出力し、劣化していないヒータを選択的に発熱させる。
目標温度に応じたデューティ比は、ヒータ281〜283のそれぞれで異なる値が予め定められている。ヒータ281〜283毎のデューティ比はPID(Proportional Integral Differential)制御、FF(Feed Forward)制御等で決定されるか、或いは、電源事情により最大デューティ比が決まっている場合はその最大デューティ比によって決定される。
続いて、ステップS907において、電流制御部513は、劣化していないヒータで所定時間内に目標温度に到達可能であるか否かを判定する。電流制御部513は、ヒータの発熱開始からの経過時間と、温度入力部512を介して入力した加熱部28の温度との関係に基づき、所定時間経過後の加熱部28の温度を予測することで、このような判定処理を実行することができる。
ステップS907で、劣化していないヒータで所定時間内に目標温度に到達可能であると判定された場合(ステップS907、Yes)は、所定時間の経過後にステップS912に移行する。この時点では定着を行うために十分な熱量が確保されているため、電流制御部513は、ヒータ281〜283への通電を停止し、加熱部28による加熱を停止させる。
続いて、ステップS913において、電流制御部513は、ヒータ281〜283のそれぞれに通電された電流値をHDD504等に記憶させる。また、電流制御部513は、ヒータ281〜283のうち、最初に発熱させたヒータを示すデータをHDD504等に記憶させて、処理を終了する。
一方、ステップS907で、劣化していないヒータで所定時間内に目標温度に到達できないと判定された場合は(ステップS907、No)、ステップS908に移行し、デューティ比制御部522は、低デューティ比の制御信号をヒータ駆動回路602に出力し、劣化したヒータを選択的に発熱させる。このように劣化したヒータを発熱させることで、劣化していないヒータだけでは不足する熱量を補うことができる。
続いて、ステップS909において、デューティ比制御部522は、目標温度に応じたデューティ比の制御信号をヒータ駆動回路602に出力し、劣化していないヒータを選択的に発熱させる。
続いて、ステップS910において、デューティ比制御部522は、劣化の状態に応じたデューティ比の制御信号をヒータ駆動回路602に出力し、劣化したヒータを選択的に発熱させる。なお、ステップS909及びS910の処理は、適宜順番を変更可能であり、両者が並行に実行されても良い。
ここで、劣化の状態を示すヒータ電力値毎での制御信号の適正なデューティ比は、予め実験、又はシミュレーションで定められ、ヒータ電力値と適正なデューティ比との関係を示すテーブルがHDD504等の記憶部に記憶されている。デューティ比制御部522は、劣化状態検知部511から入力した電力値に基づき、HDD504等に記憶されたテーブルを参照して、デューティ比を決定することができる。
一例として、劣化の程度が大きいヒータに対しては、デューティ比を低くし、通電される電流の量を少なくする。これにより、劣化の程度が大きいヒータが、通電により更に劣化することを抑制することができる。また、劣化の程度が小さいヒータに対しては、デューティ比を高くし、通電される電流の量を多くする。これによりヒータを効率的に発熱させ、加熱部28による加熱の効率を向上させることができる。
続いて、ステップS911において、電流制御部513は、温度入力部512を介して入力した加熱部28の温度を示す信号に基づき、加熱部28の温度は目標温度以上であるか否かを判定する。
ステップS911で、加熱部28の温度は目標温度以上でないと判定された場合は(ステップS911、No)、ステップS909に戻り、ステップS909以降の処理が再度実行される。一方、加熱部28の温度は目標温度以上であると判定された場合は(ステップS911、Yes)、ステップS912に移行し、ステップS912〜S913の処理が実行される。
ここで、ステップS902に戻り、ステップS902で、劣化しているヒータがないと判定された場合(ステップS902、No)の処理を説明する。この場合は、ステップS914に移行し、デューティ比制御部522は、低デューティ比の制御信号をヒータ駆動回路602に出力し、ヒータ281〜283の全てを発熱させる。
続いて、ステップS915において、電流制御部513は、温度入力部512を介して入力した加熱部28の温度を示す信号に基づき、加熱部28の温度が予め定められた次ステップに移行できる温度以上か否かを判定する。
ステップS915で、加熱部28の温度が次ステップに移行できる温度以上でないと判定された場合は(ステップS915、No)、ステップS904に戻り、ステップS904の処理が再度実行される。
一方、加熱部28の温度が次ステップに移行できる温度以上であると判定された場合は(ステップS915、Yes)、ステップS916に移行し、デューティ比制御部522は、目標温度に応じたデューティ比の制御信号をヒータ駆動回路602に出力し、ヒータ281〜283の全てを発熱させる。
続いて、ステップS917において、電流制御部513は、温度入力部512を介して入力した加熱部28の温度を示す信号に基づき、加熱部28の温度は目標温度以上であるか否かを判定する。
ステップS917で、加熱部28の温度は目標温度以上でないと判定された場合は(ステップS917、No)、ステップS916に戻り、ステップS916以降の処理が再度実行される。一方、加熱部28の温度は目標温度以上であると判定された場合は(ステップS917、Yes)、ステップS912に移行し、ステップS912〜S913の処理が実行される。
ここで、ステップS903に戻り、ヒータ281〜283の全てが劣化していないと判定された場合(ステップS903、Yes)の処理を説明する。この場合は、ステップS918に移行し、電流制御部513は、劣化状態検知部511から入力したヒータ281〜283のそれぞれの電力値を比較し、ヒータ281〜283の劣化の状態に差があるか否かを判定する。
ステップS918で、ヒータ281〜283の劣化の状態に差があると判定された場合は(ステップS918、Yes)、ステップS919に移行し、デューティ比制御部522は、電力値に応じてヒータ281〜283を順位付けする。そして、低デューティ比の制御信号をヒータ駆動回路602に出力し、劣化していない順(劣化の程度が小さい順)に、ヒータ281〜283を選択的に発熱させる。
続いて、ステップS920において、電流制御部513は、温度入力部512を介して入力した加熱部28の温度を示す信号に基づき、加熱部28の温度が予め定められた次ステップに移行できる温度以上であるか否かを判定する。
ステップS920で、加熱部28の温度が次ステップに移行できる温度以上でないと判定された場合は(ステップS920、No)、ステップS919に戻り、ステップS919の処理が再度実行される。
一方、加熱部28の温度が次ステップに移行できる温度以上であると判定された場合は(ステップS920、Yes)、ステップS921に移行し、デューティ比制御部522は、劣化の状態に応じたデューティ比の制御信号をヒータ駆動回路602に出力し、ヒータ281〜283のそれぞれを発熱させる。
具体的には、一例として、デューティ比制御部522は、低デューティ比の制御信号をヒータ駆動回路602に出力し、劣化の程度が大きいヒータ281を発熱させ、また、高デューティ比の制御信号をヒータ駆動回路602に出力し、劣化の程度が小さいヒータ282を発熱させる。
続いて、ステップS922において、電流制御部513は、温度入力部512を介して入力した加熱部28の温度を示す信号に基づき、加熱部28の温度は目標温度以上であるか否かを判定する。
ステップS922で、加熱部28の温度は目標温度以上でないと判定された場合は(ステップS922、No)、ステップS921に戻り、ステップS921の処理が再度実行される。一方、加熱部28の温度は目標温度以上であると判定された場合は(ステップS922、Yes)、ステップS912に移行し、ステップS912〜S913の処理が実行される。
ここで、ステップS918に戻り、ヒータ281〜283で劣化の状態に差がないと判定された場合(ステップS918、No)の処理を説明する。この場合は、ステップS923に移行し、電流制御部513は、ヒータ281〜283の劣化の状態に差がない場合は初めてであるか否かを判定する。
ステップS923で、ヒータ281〜283の劣化の状態に差がない場合は初めてであると判定された場合は(ステップS923、Yes)、ステップS924に移行し、通電切替部523は、通電対象のヒータを、ヒータ281〜283のうちの基準ヒータに切り替える。そして、デューティ比制御部522は、低デューティ比の制御信号をヒータ駆動回路602に出力し、基準ヒータを選択的に発熱させる。
その後、通電切替部523は、次に通電させるヒータを、基準ヒータとは別のヒータに切り替える。そして、デューティ比制御部522は、低デューティ比の制御信号をヒータ駆動回路602に出力し、通電対象のヒータを選択的に発熱させる。
このように、ステップS924では、通電切替部523が通電対象のヒータを基準ヒータから順に時系列で切り替えながら、デューティ比制御部522は、低デューティ比の制御信号をヒータ駆動回路602に出力し、通電対象のヒータを選択的に発熱させる。
なお、基準ヒータは、検出値に基づき、劣化の程度が最も大きいものや、電力値が最も大きいもの等を基準ヒータとして適宜決定しても良いし、或いは使用年数が長いもの、或いはヒータの発熱回数が多いもの等を予め決定しておいてもよい。
続いて、ステップS925において、電流制御部513は、温度入力部512を介して入力した加熱部28の温度を示す信号に基づき、加熱部28の温度が予め定められた次ステップに移行できる温度以上であるか否かを判定する。
ステップS925で、加熱部28の温度が次ステップに移行できる温度以上でないと判定された場合は(ステップS925、No)、ステップS924に戻り、ステップS924の処理が再度実行される。
一方、加熱部28の温度が次ステップに移行できる温度以上であると判定された場合は(ステップS925、Yes)、ステップS926に移行し、通電切替部523が通電対象のヒータを順次時系列で切り替えながら、デューティ比制御部522は、劣化の状態に応じたデューティ比の制御信号をヒータ駆動回路602に出力し、通電対象のヒータを選択的に発熱させる。
続いて、ステップS927において、電流制御部513は、温度入力部512を介して入力した加熱部28の温度を示す信号に基づき、加熱部28の温度は目標温度以上であるか否かを判定する。
ステップS927で、加熱部28の温度は目標温度以上でないと判定された場合は(ステップS927、No)、ステップS926に戻り、ステップS926の処理が再度実行される。一方、加熱部28の温度は目標温度以上であると判定された場合は(ステップS927、Yes)、ステップS912に移行し、ステップS912〜S913の処理が実行される。
ここで、ステップS923に戻り、ヒータ281〜283で劣化の状態に差がない場合は初めてではないと判定された場合(ステップS923、No)を説明する。この場合は、ステップS928に移行し、通電切替部523は、ヒータ281〜283のうち、前回の定着動作において最初に発熱させたヒータとは別のヒータに、通電対象のヒータを切り替える。そして、デューティ比制御部522は、低デューティ比の制御信号をヒータ駆動回路602に出力し、通電対象のヒータを選択的に発熱させる。
その後に、通電切替部523は、次に通電させるヒータを切り替える。そして、デューティ比制御部522は、低デューティ比の制御信号をヒータ駆動回路602に出力し、通電対象のヒータを選択的に発熱させる。
このように、ステップS928では、前回の定着動作において最初に発熱させたヒータとは別のヒータから順に、通電切替部523が通電対象のヒータを時系列で切り替えながら、デューティ比制御部522は、低デューティ比の制御信号をヒータ駆動回路602に出力し、通電対象のヒータを選択的に発熱させる。
なお、電流制御部513は、前回の定着動作において最初に発熱させたヒータを、HDD504等を参照して特定することができる。
続いて、ステップS929において、電流制御部513は、温度入力部512を介して入力した加熱部28の温度を示す信号に基づき、加熱部28の温度が予め定められた次ステップに移行できる温度以上であるか否かを判定する。
ステップS929で、加熱部28の温度が次ステップに移行できる温度以上でないと判定された場合は(ステップS929、No)、ステップS928に戻り、ステップS928の処理が再度実行される。
一方、加熱部28の温度が次ステップに移行できる温度以上であると判定された場合は(ステップS929、Yes)、ステップS930に移行し、前回の定着動作において最初に発熱させたヒータとは別のヒータから順に、通電切替部523が通電対象のヒータを時系列で切り替えながら、デューティ比制御部522は、劣化の状態に応じたデューティ比の制御信号をヒータ駆動回路602に出力し、通電対象のヒータを選択的に発熱させる。
続いて、ステップS931において、電流制御部513は、温度入力部512を介して入力した加熱部28の温度を示す信号に基づき、加熱部28の温度は目標温度以上であるか否かを判定する。
ステップS931で、加熱部28の温度は目標温度以上でないと判定された場合は(ステップS931、No)、ステップS930に戻り、ステップS930の処理が再度実行される。一方、加熱部28の温度は目標温度以上であると判定された場合は(ステップS931、Yes)、ステップS912に移行し、ステップS912〜S913の処理が実行される。
このようにして、制御部500は、定着工程において加熱部28による加熱処理を実行することができる。ここで、ステップS923〜S927の処理、及びステップS928〜S931の処理は、それぞれヒータ281〜283で劣化の状態をできるだけ均等にするためのものである。これらの処理により、特定のヒータに偏って劣化が進むことなく、ヒータ281〜283の寿命を延ばすことが可能となる。
<効果>
以上説明してきたように、本実施形態では、商用電源700から加熱部28に通電された電流を検出する電流検出回路604と、検出された電流値に基づいて、加熱部28の劣化の状態を検知する劣化状態検知部511と、検知された劣化の状態に基づいて、商用電源700から加熱部28に通電される電流を制御する電流制御部513とを備える。
劣化の程度が大きいヒータに対しては、デューティ比を低くして通電される電流の量を少なくする等、加熱部28の備えるヒータ281〜283のそれぞれの劣化の状態に応じて商用電源700から通電させる電流を変化させることができる。これにより、劣化の程度が大きいヒータが、通電により更に劣化することを抑制し、定着ユニット25の故障を適切に抑制することができる。
また、本実施形態では、加熱部28に加熱させるための制御信号のデューティ比を制御するデューティ比制御部522を備え、デューティ比によりヒータ281〜283にそれぞれ通電させる電流を制御する。これにより、電流制御のための電気回路等のハードウェア構成を設けることなく、簡単且つ低コストで電流制御を行うことができる。
本実施形態では、商用電源700からヒータ281〜283までの電流経路に可変抵抗603を設け、可変抵抗を変化させることで、ヒータ281〜283にそれぞれ通電させる電流を制御する。制御が簡単であるため、CPU501等の処理負荷を低減させて電流制御を行うことができる。
本実施形態では、劣化したヒータを補助的に発熱させることで、劣化していないヒータのみでは所定時間内に目標温度に到達できない場合に、不足する熱量を補うことができる。
本実施形態では、ヒータ281〜283毎で検知された劣化の状態に差異がない場合に、通電させるヒータを時系列で順次切り替える通電切替部を備える。これにより、ヒータ281〜283の間で劣化の状態をできるだけ均等にできるため、特定のヒータに偏って劣化が進むことなく、ヒータ281〜283の寿命を延ばすことができる。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態に係る画像形成装置を説明する。なお、既に説明した実施形態と同一の構成部についての説明は省略する。
<第2の実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成>
図10は、本実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。本実施形態に係る画像形成装置100aは、電力を蓄積し、蓄積した電力を用いて加熱部28に電流を通電させる蓄電装置900と、制御部500aとを備える。
蓄電装置900は、電力(電荷)を蓄積するキャパシタ901と、キャパシタ901に蓄積された電力を放電させ、ヒータ283に電流を通電させるキャパシタ充放電回路903と、キャパシタ充放電回路903による放電時の電力を検出するキャパシタ電力監視回路902とを備える。ここで、キャパシタ901は「蓄電部」の一例であり、キャパシタ電力監視回路902は「放電電力検出部」の一例であり、キャパシタ充放電回路903は「放電部」の一例である。
制御部500aは、キャパシタ電力監視回路902の検出した電力を示す信号を入力するインタフェースである電力監視回路I/F509を備える。
図10の図中に二点鎖線で示した矢印は、キャパシタ電力の信号線を示している。なお、本実施形態では、ヒータ281〜283のうち、ヒータ283のみに蓄電装置900から通電される例を示すが、これに限定されるものではなく、ヒータ281〜283の少なくとも一部に通電される構成であって良い。
キャパシタ充放電回路903は、商用電源700から電圧監視回路601を介して電力を入力する。キャパシタ充放電回路903に入力された電力は、定電圧または定電流で、キャパシタ電力監視回路902を介してキャパシタ901に充電される。
キャパシタ電力監視回路902は、キャパシタ901に充電される際に、充電される電力を監視し、電力監視回路I/F509を介して制御部500aに出力する。キャパシタ電力監視回路902は、充電時にキャパシタ901に入力される電流及び電圧の少なくとも1つを検出し、充電される電力を監視することができる。充電される電力に基づき、キャパシタ901の劣化の状態を検知することができる。
キャパシタ901に充電された電力は、制御部500aからの制御信号がキャパシタ充放電回路903に入力されることで放電を開始し、放電された電力がヒータ283に供給される。この際に、キャパシタ電力監視回路902は、放電される電力を検出し、検出した電力値を示すデータを電力監視回路I/F509を介して制御部500aに出力することができる。放電される電力に基づき、ヒータ283の劣化の状態を検知することができる。
<第2の実施形態に係る画像形成装置の備える制御部の機能構成>
次に、本実施形態に係る画像形成装置100aの備える制御部500aの機能構成について説明する。図11は、本実施形態に係る制御部の機能構成の一例を示すブロック図である。
図10に示すように、制御部500aは、第2劣化状態検知部531と、放電制御部533と、温度入力部512aとを備える。
第2劣化状態検知部531は、CPU501等により実現され、第2劣化判定部541を備える。第2劣化状態検知部531は、キャパシタ電力監視回路902による電力の検出値に基づき、加熱部28におけるヒータ283の劣化状態を検知し、検知した劣化状態を示す信号を放電制御部533に出力することができる。
また、第2劣化判定部541は、キャパシタ電力監視回路902による電力の検出値に基づき、ヒータ283が劣化しているか否かを判定し、判定結果を示す信号を放電制御部533に出力することができる。
図12は、キャパシタから電力供給を受ける場合の使用時間に応じたヒータ電力の低下を説明する図である。図7との相違点のみを説明する。
使用時間に応じたヒータの劣化により、通電される電流量が減少してヒータ電力が低下する。上述した第2劣化状態検知部531は、このように使用時間に応じて変化する電力値を検出することで、ヒータの劣化状態を検知することができる。
また、図12の閾値62は、ヒータが劣化したと判定するための閾値である。上述した第2劣化判定部541は、ヒータ電力が閾値62以上の場合にヒータが劣化していないと判定し、ヒータ電力が閾値62を下回った場合にヒータが劣化したと判定することができる。
図11に戻り、説明を続ける。温度入力部512aは温度センサI/F508等により実現され、定着ユニット25に設けられた温度センサ29が検出した温度の検出値を示す信号を入力し、電流制御部513及び放電制御部533に出力する。
放電制御部533は、CPU501等により実現され、第2デューティ比制御部542と、第2通電切替部543とを備える。放電制御部533は、第2劣化状態検知部531から入力したヒータ283の劣化状態を示す信号に応じて、キャパシタ充放電回路903からヒータ283に通電される電流を制御することができる。
第2デューティ比制御部542は、放電制御部533から出力される制御信号のデューティ比を変化させることで、キャパシタ充放電回路903からヒータ283に通電される電流を制御することができる。第2通電切替部543は、ヒータ281〜283毎で検知された劣化の状態に差異がない場合に、通電させるヒータを時系列で順次切り替える機能を備える。
放電制御部533によりヒータ283への通電開始時の電流を抑制する場合、DC(Direct Current)/DCのソフトスタート制御を適用することができる。ヒータ283の定常時の電力を抑制する場合、キャパシタ充放電回路903からヒータ283の経路内に制御用の半導体素子を設けることで、電流及び/又は電圧を制御することができる。または、キャパシタ充放電回路903からヒータ283の経路内に、PWM(Pulse Width Modulation)等で抵抗が変化する可変抵抗を設けることで、電流及び/又は電圧を制御することが可能である。
本実施形態に係る制御部500aによる処理は、電力の供給元を商用電源700から蓄電装置900に置き換えることで、図9で説明した第1の実施形態に係る制御部500による処理を適用することができる。
この場合、ヒータが劣化したか否かを判定する閾値には閾値62を適用する。また、電流制御部513を放電制御部533に、デューティ比制御部522を第2デューティ比制御部542に、通電切替部523を第2通電切替部543に、温度入力部512を温度入力部512aに、劣化状態検知部511を第2劣化状態検知部531に、劣化判定部521を第2劣化判定部に、それぞれ置き換えて適用する。
本実施形態により、キャパシタ901等を備える蓄電装置900から電力を供給される場合において、劣化の程度が大きいヒータが、通電により更に劣化することを抑制し、定着ユニット25の故障を適切に抑制することができる。
なお、上記以外の効果は、第1の実施形態で説明したものと同様である。
以上、実施形態を説明したが、本発明は、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
実施形態では、定着ユニット25の定着部材26に、円筒状のローラを備える例を示したが、定着ベルトを備えても良い。図13は、定着ベルトを備える定着ユニットの構成の一例を示す図である。
図13において、定着ユニット25aは、加熱ローラ261と、定着ローラ262と、定着ベルト263と、加圧部材27とを備える。加熱ローラ261は内部に加熱部28aを備え、加熱部28aには「熱源」の一例である3本のヒータが含まれている。
定着ベルト263は、加熱部28aによる発熱を加熱ローラ261から定着ベルト262に伝熱する機能を備える。定着ベルト263を介し、加熱ローラ261の発熱を伝熱された定着ローラ262は、加圧部材27との間で形成されるニップ部で、用紙P上のトナー像を加熱し、トナー像を用紙Pに熱定着させることができる。
このような定着ユニット25aを備える画像形成装置にも、上述した実施形態を適用することができる。
また、実施形態は、画像形成方法も含む。例えば、画像形成方法は、記録媒体にトナー像を定着させて画像を形成する画像形成装置による画像形成方法であって、商用電源から通電される電流に応じ、前記記録媒体上の前記トナー像を加熱する加熱工程と、加熱された前記トナー像を前記記録媒体に定着させる定着工程と、前記商用電源から前記加熱工程で通電された電流を検出する電流検出工程と、前記電流検出工程により検出された電流値に基づき、前記商用電源から前記加熱工程で通電される電流を制御する電流制御工程と、を含む。このような画像形成方法により、上述した画像形成装置と同様の効果を得ることができる。
さらに、実施形態は、プログラムも含む。例えば、プログラムは、記録媒体にトナー像を定着させて画像を形成する画像形成装置で実行されるプログラムであって、商用電源から通電される電流に応じ、前記記録媒体上の前記トナー像を加熱する加熱処理と、加熱された前記トナー像を前記記録媒体に定着させる定着処理と、前記商用電源から前記加熱処理で通電された電流を検出する電流検出処理と、前記電流検出処理により検出された電流値に基づき、前記商用電源から前記加熱処理で通電される電流を制御する電流制御処理と、を実行させる。このようなプログラムにより、上述した画像形成装置と同様の効果を得ることができる。
また、上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
25、25a 定着ユニット(定着部の一例)
26 定着部材
261 加熱ローラ
262 定着ローラ
263 定着ベルト
27 加圧部材
28 加熱部
281、282、283 ヒータ(熱源の一例)
29 温度センサ
100 画像形成装置
500 制御部
501 CPU
502 ROM
503 RAM
504 HDD
505 電圧監視回路I/F
506 外部機器出力I/F
507 電流検出回路I/F
508 温度センサI/F
509 電力監視回路I/F
511 劣化状態検知部
512、512a 温度入力部
513 電流制御部
521 劣化判定部
522 デューティ比制御部
523 通電切替部
531 第2劣化状態検知部
533 放電制御部
541 第2劣化判定部
542 第2デューティ比制御部
543 第2通電切替部
600 AC駆動部
601 電圧監視回路
602 ヒータ駆動回路
603 可変抵抗
604 電流検出回路(電流検出部の一例)
700 商用電源
900 蓄電装置
901 キャパシタ(蓄電部の一例)
902 キャパシタ電力監視回路(放電電力検出部の一例)
903 キャパシタ充放電回路(放電部の一例)
P 用紙
特許3313946号公報 特開2018−128618号公報

Claims (12)

  1. 記録媒体にトナー像を定着させて画像を形成する画像形成装置であって、
    商用電源から通電される電流に応じ、前記記録媒体上の前記トナー像を加熱する加熱部と、
    加熱された前記トナー像を前記記録媒体に定着させる定着部と、
    前記商用電源から前記加熱部に通電された電流を検出する電流検出部と、
    前記電流検出部により検出された電流値に基づき、前記商用電源から前記加熱部に通電される電流を制御する電流制御部と、を備える
    画像形成装置。
  2. 前記電流検出部により検出された電流値に基づいて、前記加熱部の劣化の状態を検知する劣化状態検知部を備え、
    前記電流制御部は、検知された前記劣化の状態に基づいて、前記商用電源から前記加熱部に通電される電流を制御する
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記電流検出部により検出された電流値に基づいて、前記加熱部が劣化しているか否かを判定する劣化判定部を備え、
    前記電流制御部は、前記劣化判定部による判定結果に基づいて、前記商用電源から前記加熱部に通電される電流を制御する
    請求項1、又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記電流制御部は、前記加熱部に加熱させるための制御信号のデューティ比を制御するデューティ比制御部を備える
    請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記電流制御部は、前記商用電源から前記加熱部までの電流経路に設けられた可変抵抗を変化させる
    請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記加熱部は複数の熱源を有し、
    前記電流検出部は、前記複数の熱源毎で、前記商用電源から通電された電流を検出し、
    前記劣化状態検知部は、前記複数の熱源毎で、劣化の状態を検知する
    請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記複数の熱源毎で検知された前記劣化の状態に差異がない場合に、前記商用電源からの電流を通電させる前記熱源を、時系列で順次切り替える通電切替部を備える
    請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 電力を蓄積する蓄電部と、
    前記蓄電部に蓄積された電力を放電させ、前記加熱部に電流を通電させる放電部と、
    前記放電部による放電時の電力を検出する放電電力検出部と、
    前記放電電力検出部により検出された電力値に基づき、前記放電部から前記加熱部に通電される電流を制御する放電制御部と、を備える
    請求項1乃至7の何れか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記加熱部は複数の熱源を有し、
    前記放電部は、前記複数の熱源の少なくとも一部に通電させる
    請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記蓄電部は、キャパシタを含む
    請求項8、又は9に記載の画像形成装置。
  11. 記録媒体にトナー像を定着させて画像を形成する画像形成装置による画像形成方法であって、
    商用電源から通電される電流に応じ、前記記録媒体上の前記トナー像を加熱する加熱工程と、
    加熱された前記トナー像を前記記録媒体に定着させる定着工程と、
    前記商用電源から前記加熱工程で通電された電流を検出する電流検出工程と、
    前記電流検出工程により検出された電流値に基づき、前記商用電源から前記加熱工程で通電される電流を制御する電流制御工程と、を含む
    画像形成方法。
  12. 記録媒体にトナー像を定着させて画像を形成する画像形成装置で実行されるプログラムであって、
    商用電源から通電される電流に応じ、前記記録媒体上の前記トナー像を加熱する加熱処理と、
    加熱された前記トナー像を前記記録媒体に定着させる定着処理と、
    前記商用電源から前記加熱処理で通電された電流を検出する電流検出処理と、
    前記電流検出処理により検出された電流値に基づき、前記商用電源から前記加熱処理で通電される電流を制御する電流制御処理と、を実行させる
    プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023176139A1 (ja) * 2022-03-15 2023-09-21 オムロン株式会社 異常判定装置、異常判定システムおよび異常判定方法

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