JP2003195680A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003195680A
JP2003195680A JP2001394211A JP2001394211A JP2003195680A JP 2003195680 A JP2003195680 A JP 2003195680A JP 2001394211 A JP2001394211 A JP 2001394211A JP 2001394211 A JP2001394211 A JP 2001394211A JP 2003195680 A JP2003195680 A JP 2003195680A
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heater
temperature
control
heaters
roller
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JP2001394211A
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Tetsuya Nozaki
哲也 野崎
Shingo Kitamura
慎吾 北村
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒータの電力ピークおよび電流変化によるフ
リッカ値の悪化を抑える。また、ヒータの点灯/消灯の
時間間隔を長くして、ヒータが頻繁に点灯/消灯するこ
とを防ぎ、フリッカへの悪影響を抑えることも目的とす
る。 【解決手段】 記録紙上に形成されたトナー画像をヒー
トローラ136、137で熱定着させる画像形成装置に
おいて、前記ヒートローラ136、137の温度を検知
する温度検知手段134、135と、ヒートローラ13
6、137を加熱するための第一のヒータ132と第二
のヒータ133と、前記第一、第二のヒータ132、1
33を独立にゼロクロスタイミングでオフオンするヒー
タ制御手段201とを有し、AC電源の入力位相を監視
して、一方のヒータのオフと他方のヒータのオンとが同
期するように、各々のヒータオン信号とヒータオフ信号
とを制御することを特徴とする画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、転写紙上に形成し
たトナー画像をヒートローラで熱定着させて画像形成を
行う画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、転写紙上に形成したトナー画像を
ヒートローラで熱定着させて画像形成を行う画像形成装
置においては、例えば上ローラ、下ローラ、外部ローラ
等の複数のヒートローラをそれぞれのヒータで加熱する
際には、ヒータの点灯制御をそれぞれのサーミスタを用
いて独立に行っていた。
【0003】ただし、ヒータの電力を抑えるためにそれ
ぞれのヒータを同時に点灯させないように、時分割にオ
フオンしてピーク電力を抑える制御は、行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、時分割
にヒータのオフオンをする際に、ACのゼロクロス位相
に非同期でオフオン信号を発生させると、ゼロクロス近
傍でヒータオフ信号/ヒータオン信号が発生した場合に
SSR等のゼロクロス検知タイミングのばらつき等によ
り、半周期だけヒータが同時にオンもしくは同時にオフ
してしまい、ピーク電力が上がってしまうという可能性
があった。
【0005】また、その場合には、ACの電流変動も大
きくなりフリッカに対しても悪影響を与えてしまうと言
う問題点があった。
【0006】この問題点について、図13〜図15を用
いて詳細に説明する。
【0007】図13〜図15に、従来の、上ヒータと下
ヒータの2つのヒータを制御する時分割制御で上ヒータ
オフ、下ヒータオンの制御を行った場合の、上ヒータ、
下ヒータのオンオフ信号とAC電流の関係を示したタイ
ムチャートを示す。
【0008】図13は、ゼロクロスから離れた位置で上
ヒータオフ、下ヒータオンが発生した場合のタイムチャ
ート、図14、図15は、ゼロクロス近傍の位置で上ヒ
ータオフ、下ヒータオンが発生した場合のタイムチャー
トである。
【0009】まず、図13に示すように、上ヒータオフ
信号と下ヒータオン信号がAC入力電源のゼロクロス位
相から離れて発生した場合は、図中のタイミングで上
ヒータがオフし、下ヒータがオンするため、ヒータの総
合電流は、図中に示したように、上ヒータと下ヒータの
オンが重ならないので、電流のピークは下ヒータの突入
電流のみに抑えることが出来る。
【0010】しかし、図14に示すように、上ヒータオ
フ信号と下ヒータオン信号がAC入力電源のゼロクロス
近傍で発生した場合には、上ヒータのオンオフを制御し
ているSSRのゼロクロス回路のばらつき等で、のゼ
ロクロス点では上ヒータをオフすることが出来ず、次の
ゼロクロス点で上ヒータがオフされることもある。
【0011】一方、下ヒータのオフオンを制御している
SSRのゼロクロス回路は、ゼロクロス回路のばらつき
等で、逆にのゼロクロス点で下ヒータをオンすること
がありえるため、このようなとき、図に示したようにA
C入力周期の半周期分(とのゼロクロス信号の間
w)は上ヒータ、下ヒータの両方がオンとなってしま
い、この間はヒータの総合電流が、上ヒータの電流+下
ヒータの電流となってしまい、ピーク電流、ピーク電力
が大きくなってしまう。
【0012】また、図15に示したように、上ヒータオ
フ信号と下ヒータオン信号がAC入力電源のゼロクロス
近傍で発生した場合に、今度は図14の場合とは逆に上
ヒータのオンオフを制御しているSSRのゼロクロス回
路のばらつき等により、のゼロクロス点で上ヒータを
オフすることが出来、一方下ヒータのオフオンを制御し
ているSSRのゼロクロス回路は、ゼロクロス回路のば
らつき等により逆にのゼロクロス点では下ヒータをオ
ンすることが出来ず、次のゼロクロス点で下ヒータが
オンになった場合には、ゼロクロス点、の間では上
ヒータ、下ヒータの両方がオフしてしまう。
【0013】従って、ゼロクロス点で下ヒータがオン
したときに、上ヒータ+下ヒータの総合電流の変化は、
電流0からいきなり下ヒータの突入ピーク電流への変化
となってしまう。
【0014】例えば、図13に示したように、上ヒータ
のオフと下ヒータのオンが連続して行われた場合には、
総合電流の変化は、上ヒータの電流から下ヒータの突入
ピーク電流への変化で済む。
【0015】図13に示した場合と図15に示した場合
とを比べると、図15に示した場合のほうが電流変化量
が大きくなり、フリッカに悪影響を与えてしまう。
【0016】さらに、各ヒータの点灯/消灯制御に関し
ては、図16に示すように、ヒータの点灯/消灯が頻繁
に行われると、フリッカ及び高調波が悪化してしまうと
いう問題点もあった。
【0017】図16は、ヒートローラの温調の様子をあ
らわした概略図である。
【0018】図16において、ローラの温度が温調温度
下限以下になるとヒータが時分割制御により点灯され、
ローラの温度が温調温度以上になるとヒータが消灯され
る。
【0019】ここでいう点灯/消灯とは、時分割制御に
おけるオフオンの切り替えのことではなく、時分割制御
や通常温調制御などによってヒータの加熱が行われてい
るか否かのことである。時分割制御のオフオンの切り替
えは、ゼロクロス信号等の時間によって制御されている
が、点灯/消灯については、ローラの温度等によって制
御されている。
【0020】この点灯/消灯を頻繁に行うとフリッカに
悪影響を及ぼす問題点に対しては、電力を有効に活用す
るためにAC位相制御を用いたヒータ制御等も行われて
いたりするが、制御回路が複雑になりコストが高くなる
といった弊害があった。
【0021】本発明は、以上のような問題点に鑑みてな
されたもので、その目的とする処は、2つのヒータを時
分割にオフオンさせて、ヒータの電力をコントロールす
るヒータ制御において、ゼロクロス信号を検出してオン
オフ信号のタイミングをそれと同期させるといった簡単
な構成で、ヒータの電力ピークおよび電流変化によるフ
リッカ値の悪化を抑えることにある。
【0022】また、ACのゼロクロスでオフオン可能で
あり、ACの半周期を最小単位とする時分割制御のDU
TYを可変とすることで、ヒータの点灯/消灯の時間間
隔を長くして、ヒータが頻繁に点灯/消灯することを防
ぎ、フリッカへの悪影響を抑えることも目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】このため、本発明におい
ては、下記の各項(1)〜(3)のいずれかに示す画像
形成装置を提供することにより、前記目的を達成しよう
とするものである。
【0024】(1)記録紙上に形成されたトナー画像を
ヒートローラで熱定着させる画像形成装置において、前
記ヒートローラの温度を検知する温度検知手段と、ヒー
トローラを加熱するための第一のヒータと第二のヒータ
と、前記第一、第二のヒータを独立にゼロクロスタイミ
ングでオフオンするヒータ制御手段とを有し、AC電源
の入力位相を監視して、一方のヒータのオフと他方のヒ
ータのオンとが同期するように、各々のヒータオン信号
とヒータオフ信号とを制御することを特徴とする画像形
成装置。
【0025】(2)前記ヒータ制御手段は、装置のウォ
ームアップ中には前記第一、第二のヒータを両方点灯さ
せることを特徴とする前記(1)項記載の画像形成装
置。
【0026】(3)記録紙上に形成されたトナー画像を
ヒートローラで熱定着させる画像形成装置において、前
記ヒートローラを複数有し、各ヒートローラの温度を検
知する温度検知手段と、各ヒートローラを加熱するため
の複数のヒータと、前記複数のヒータを独立にゼロクロ
スタイミングでオフオンするヒータ制御手段とを有し、
前記ヒータ制御手段は、前記ヒータの最小制御単位をA
C位相の半波とし、半波の整数倍の所定時間を単位とし
て、複数のヒータに加える電力を半波単位で時分割に制
御し、この制御は、前記温度検知手段の出力に応じて各
ヒータの点灯時間を所定時間内の時分割制御の半波使用
数を増減することにより、所定時間の中で各ヒータのオ
ンが重ならないように行われることを特徴とする画像形
成装置。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、複数の実施例に基づき、本
発明の実施の形態を説明する。
【0028】(実施例1)以下、図面を参照して本発明
の実施例1を説明する。
【0029】図1は、本発明の画像形成装置の一例を説
明する断面構成図である。
【0030】100は、画像形成装置である複写装置本
体、101は、原稿載置台としての原稿台ガラス、10
2は原稿照明ランプ、103、104、105は走査ミ
ラーである。
【0031】原稿台ガラス101、原稿照明ランプ10
2、走査ミラー103〜105は、スキャナを構成して
いる。
【0032】106はイメージセンサ部、107はレン
ズ、108はCCDセンサである。
【0033】110は感光体ドラム、111はクリーニ
ング装置、112は前露光ランプ、113は一次帯電
器、117はレーザ部、118は現像機、122は上段
カセット、123、125はピックアップローラ、12
4は下段カセット、126はレジストローラ、127は
転写帯電器、128は分離帯電器、129は搬送ベルト
である。
【0034】130は定着器、131は排出ローラ、1
32は、第一のヒータである上ヒータ、133は、第二
のヒータである下ヒータ、134は、温度検知手段であ
る上サーミスタ、135は、温度検知手段である下サー
ミスタ、136は、ヒートローラの一つである上ロー
ラ、137は、ヒートローラの一つである下ローラ、1
38は給紙ローラ、139は画像制御部、142は、原
稿の自動給紙を行う循環式自動原稿送り装置(以下RD
Fと記す)である。
【0035】以下、本実施例の画像形成装置の動作につ
いて説明する。
【0036】複数枚の原稿をRDF142に上向きに重
ねておいた場合、原稿は1番下にあるものから順番に読
み込まれるようになっている。
【0037】そして、不図示のモータにより、原稿照明
ランプ102、走査ミラー103〜105が所定方向に
往復走査されて、原稿の反射光を走査ミラー103〜1
05を介してレンズ107を透過して、CCDセンサ1
08に結像する。
【0038】レーザ部117は、イメージセンサ部10
6で電気信号に変換され画像制御部139で所定の画像
処理が行われた画像信号に基づいて、変調されたレーザ
光を感光体ドラム110に照射する。
【0039】感光体ドラム110の回りには、1次帯電
器113、現像機118、転写帯電器127、分離帯電
器128、クリーニング装置111、前露光ランプ11
2が装備されている。
【0040】感光体ドラム110は、不図示のモータに
より図に示す矢印の方向に回転しており、1次帯電器1
13により所望の電位に帯電された後、画像制御部13
9からの画像データに応じてレーザ部117からレーザ
光が照射され、静電潜像が形成される。
【0041】感光体ドラム110上に形成された静電潜
像は、現像器118により現像されてトナー画像として
可視化される。
【0042】一方、上段カセット122あるいは下段カ
セット124からピックアップローラ123または12
5により給紙された転写紙は、給紙ローラ138、レジ
ストローラ126により給送される。
【0043】そして、可視化されたトナー画像が転写帯
電器127により転写紙に転写される。
【0044】転写後の感光体ドラム110は、クリーニ
ング装置111により残留トナーが清掃され、前露光ラ
ンプ112により残留電荷が消去される。
【0045】転写後の転写紙は、搬送ベルト129によ
り定着器130に送られる。
【0046】定着器130は、上下2つのローラ13
6、137等で構成され、上ローラ136内部には上ヒ
ータ132、下ローラ137内部には下ヒータ133が
挿入されている。
【0047】そして、ヒータ制御部200は、上ローラ
136表面に押し当てられて配置されている上サーミス
タ134の出力、および下ローラ137表面に押し当て
られて配置されている下サーミスタ135の出力によ
り、上ヒータ132、下ヒータ133のオフ/オン、点
灯/消灯を制御し、ローラ136、137表面の温度を
一定に保っている。
【0048】そして、転写紙は、定着器130で加圧、
加熱されることにより、すでに転写されているトナー画
像が定着されて、排出ローラ131により複写装置本体
100の外に排出される。
【0049】次に、図2に示す、本発明のヒータ制御部
のブロック図を用いて、本実施例のヒータ制御を説明す
る。
【0050】図2において、200はヒータ制御部、2
01は、ヒータ制御手段であるCPU、202、203
はヒータ制御用のSSR、208は商用電源(100
V)、209はゼロクロス検知回路である。
【0051】CPU201は、上サーミスタ134、下
サーミスタ135と抵抗の分圧電圧より、定着器130
の上下ローラ136、137の温度を検出し、SSR2
02、203の動作を制御することにより上ヒータ13
2、下ヒータ133のオフオン、点灯/消灯を制御する
ことで、定着器130の上下ローラ136、137の温
度を一定にしている。
【0052】本実施例では、上ヒータ132を500
W、下ヒータ133も500Wとする。
【0053】このヒータのワッテージの選定は、装置の
ウォームアップ時に供給できるヒータ電力およびコピー
動作時に供給できる電力等から決定すれば良い。
【0054】また、CPU201は、ゼロクロス検知回
路209からのゼロクロス検知信号に基づいて、SSR
202への上ヒータオン信号、SSR203への下ヒー
タオン信号を制御する。
【0055】また、上ヒータオン信号と下ヒータオン信
号とは、CPU201によって、同時に発されることが
ない様に制御される。
【0056】次に、図2、図3、図4を用いて本実施例
の詳細な説明を行う。
【0057】図3は、本実施例における複写装置本体の
状態と上下ヒータオン信号、電力、ローラの表面温度の
関係を示すタイムチャート、図4は、本実施例の動作の
概略を示すフローチャートである。
【0058】まず、CPU201は、複写機等の複写装
置本体100のウォームアップが完了するまで、つまり
上ローラ136、下ローラ137の表面温度が所定温度
に達するまで上ヒータ132、下ヒータ133をフル点
灯させる(S401、S402)。
【0059】この時のヒータの電力は、500W+50
0Wで1000Wとなる(図3参照)。
【0060】複写機等の複写装置本体100としては、
ウォームアップ中は、モータ等のDC負荷の動作電力が
小さく、ヒータへの供給電力は大きく取ることが出来る
ため、上ヒータ132、下ヒータ133の両方を点灯す
ることが可能である。
【0061】上ローラ136と下ローラ137の両方の
表面温度が所定温度(ここでは温調温度(190℃)と
する)に達すると、CPU201は、複写機等の複写装
置本体100が動作可能状態であると判断し、温調シー
ケンスをスタンバイ中/コピー動作中に変更する。
【0062】スタンバイ中/コピー動作中の温調シーケ
ンスは、図3に示すように、時分割制御となる。
【0063】この時分割制御中においても、CPU20
1は、上ローラ136、下ローラ137の表面温度をサ
ーミスタ134、135を通じて監視し、温調温度19
0℃を超えると時分割制御を停止し、上ヒータ132も
しくは下ヒータ133を消灯する。
【0064】そして、温調温度下限(図3では188
℃)にローラ136、137の表面温度が低下すると、
CPU201は時分割制御を再開する。
【0065】この動作の概略を簡略に説明する。
【0066】なお、説明を簡略にするために、上ローラ
136と下ローラ137の表面温度は同じに変化してい
るものとする。
【0067】図3のスタンバイ中のa点で、ローラ表面
温度は温調温度(190℃)に達しているため、CPU
201は、上ヒータ132および下ヒータ133を共に
消灯させる。
【0068】その後、b点でローラ表面温度が温調温度
下限(188℃)に低下した際に、上ヒータ132およ
び下ヒータ133の時分割制御を再開する。
【0069】その後、c点で再度ローラ表面温度が温調
温度(190℃)に達すると、CPU201は、再び上
ヒータ132および下ヒータ133を消灯する。
【0070】以降この制御を繰り返すことになる。
【0071】このため、ヒータの電力はb点とc点との
間のみ500Wとなる。
【0072】コピー動作中も同様であるが、転写紙が定
着器130のローラ136、137の熱を奪っていくた
め、上ヒータ132、下ヒータ133を時分割制御で点
灯している時間がスタンバイ中に比べて長くなってい
る。
【0073】次に、図4のフローチャートにより、複写
機等の複写装置本体100がスタンバイ状態になった後
の、本実施例による制御の説明を続ける。
【0074】S401でウォームアップ完了と判断され
ると、CPU201はS403で上ローラ136の表面
温度が温調温度(190℃)に達しているかを判断す
る。
【0075】上ローラ136が温調温度(190℃)に
達していれば、S404で上ヒータオンフラグを“0”
にセットし、温調温度(190℃)に達していなけれ
ば、S405で上ヒータオンフラグを“1”にセットす
る。
【0076】そして、S406で下ローラ137の表面
温度が温調温度(190℃)に達しているかを判断す
る。
【0077】上ローラ136と同様に、下ローラ137
が温調温度(190℃)に達していれば、S407で下
ヒータオンフラグを“0”にセットし、温調温度(19
0℃)に達していなければ、S408で下ヒータオンフ
ラグを“1”にセットする。
【0078】その後、S409で上ヒータオンフラグお
よび下ヒータオンフラグの状態を識別し、上ヒータオン
フラグ=下ヒータオンフラグ=“0”(上ローラ136
および下ローラ137の表面温度が共に温調温度(19
0℃)に達している状態)であれば、S410で、CP
U201は、上ヒータ132および下ヒータ133を共
に消灯させる。そうでなければS411に進む。
【0079】次に、S411でヒータオンフラグの状態
を識別し、上ヒータオンフラグ=下ヒータオンフラグ=
“1”(上ローラ136および下ローラ137の表面温
度が共に温調温度(190℃)に達していない状態)で
あれば、S412で、CPU201は、上ヒータ132
および下ヒータ133を時分割制御で点灯させる。そう
でなければS413に進む。
【0080】次に、S413でヒータオンフラグの状態
を識別し、下ヒータオンフラグ=“1”であれば、すな
わち上ヒータオンフラグ=“0”、下ヒータオンフラグ
=“1”(上ローラ136の表面温度は温調温度(19
0℃)に達しているが、下ローラ137の表面温度は温
調温度に達していない状態)であれば、S414で、C
PU201は、下ヒータ133のみをフル点灯させる。
そうでなければS415に進む。
【0081】次に、S415では、上ヒータオンフラグ
=“1”、下ヒータオンフラグ=“0”(下ローラ13
7の表面温度は温調温度に達しているが、上ローラ13
6の表面温度は温調温度に達していない状態)であるの
で、CPU201は、上ヒータ132のみフル点灯させ
る。
【0082】以降この制御を順次繰り返す。
【0083】次に、本実施例の時分割制御の詳細を図5
および図6のフローチャートを用いて説明する。
【0084】図5は、本実施例のヒータの時分割制御の
詳細を示すタイムチャート、図6は、本実施例のヒータ
の時分割制御の詳細を示すフローチャートである。
【0085】図5に示すように、本実施例ではヒータの
時分割制御を1秒周期で行い、上ヒータオンを500m
S、下ヒータオンを500mSとしてDUTY50%で
時分割にオフオンさせている。
【0086】この際の、上ヒータオフ、下ヒータオンの
タイミングに着目してみると、図5の拡大図のようにな
る。
【0087】図5の拡大図において、AC電源208か
ら入力されるAC電圧の入力位相に応じて、ゼロクロス
検知回路209は、ゼロクロス近傍でゼロクロス信号を
パルス状に発生させている。
【0088】本実施例では、入力AC位相の周波数を5
0Hzとするため、ゼロクロス信号の周期は50Hzの
半周期の10mSである。
【0089】初期の状態として上ヒータ132がオン、
下ヒータ133がオフしているため上ヒータ電流は流れ
ており、下ヒータ電流は流れていない状態である。
【0090】次に、上ヒータ132がオンしてから50
0mSが経過すると、CPU201は下ヒータ133オ
ンに切り替える。
【0091】このときCPU201は、ゼロクロス信号
を検出し、ゼロクロス信号を検出してから5mS経過し
た後に上ヒータ132をオフするようSSR203に上
ヒータオフ信号を出力し、同時に下ヒータ133をオン
するようSSR202に下ヒータオン信号を出力する。
【0092】これにより500mS経過した後の最初の
ゼロクロス信号を、図5中ののゼロクロス信号とする
と、CPU201は、この信号の検出より5mS後の
点で上ヒータオフ信号および下ヒータオン信号を発生さ
せる。
【0093】このタイミングで上ヒータオフ信号および
下ヒータオン信号を発生させることにより、上ヒータ駆
動SSR203、下ヒータ駆動SSR202は、次のゼ
ロクロス点で上ヒータ132をオフすると同時にした
下ヒータ133をオンすることになり、お互いのオンも
しくはオフのタイミングが常に重なることなく、オフオ
ンを切り替えることが出来る。
【0094】次に、図6のフローチャートを用いて、時
分割制御で点灯を行う際のCPU201の動作の詳細な
説明を行う。
【0095】時分割制御を行う際に、CPU201は、
まずS601で上ヒータオン信号、下ヒータオフ信号を
SSR203、SSR202にそれぞれ出力する。
【0096】その後、S602で、500mSが経過し
たかどうかを判断し、500mSが経過した場合にS6
03でゼロクロス検知回路209からのゼロクロス信号
の検出を開始する。
【0097】CPU201は、S603でゼロクロス信
号を検出すると(図5の点)、S604で5mS待っ
た後、S605で上ヒータオフ信号と下ヒータオン信号
をSSR203、202にそれぞれ出力する(図5の
点)。
【0098】これにより、上ヒータ132と下ヒータ1
33は、図5ののゼロクロス点で上ヒータ132はオ
フし、下ヒータ133はオンすることになる。
【0099】上ヒータオン、下ヒータオフの場合も同様
に、CPU201はS606で500mS経過したかど
うかを検出し、500mS経過した場合はS607でゼ
ロクロス信号の検出を行う。
【0100】ゼロクロス信号を検出すると、CPU20
1は、S608で5mS待った後、S601で上ヒータ
オン信号と下ヒータオフ信号をSSR203、202に
それぞれ出力する。
【0101】以降時分割制御による点灯状態が続く限
り、この制御を繰り返すことになる。
【0102】これにより図5の拡大図に示したように、
上ヒータ132、下ヒータ133のオフオンのタイミン
グは重なることなく連続的に変化するため、電力のピー
クを抑えると共に、電流変化によるフリッカへの悪影響
も抑えることが出来る。
【0103】(実施例2)次に、図7〜図12を用い
て、時分割制御のDUTYを可変とする実施例2につい
て説明する。
【0104】なお、実施例2の画像形成装置の構成は実
施例1と同一なので、同一の箇所には同一の符号を付
し、詳細な説明を省略する。
【0105】図7(a)は、上ローラの状態判別のフロ
ーチャート、図7(b)は、下ローラの状態判別のフロ
ーチャート、図8は、ヒータのフラグ制御のフローチャ
ート、図9は、時分割DUTY制御のフローチャート、
図10(a)は、上ヒータの通常温調制御のフローチャ
ート、図10(b)は、下ヒータの通常温調制御のフロ
ーチャート、図11は、本実施例の温調の様子をあらわ
した図、図12は、上、下ヒータの時分割制御の電流変
化の様子を示した図である。
【0106】まず、図7(a)、図7(b)に示される
フローチャートに従って、上ヒータ132の温度、下ヒ
ータ133の温度から、上ヒータONフラグ、上ヒータ
状態フラグ、下ヒータONフラグ、下ヒータ状態フラグ
が決定される。
【0107】まず、上ローラ136の温度が消灯温度で
あるかどうかが判別される(S701)。
【0108】消灯温度とは、温調温度より高い温度であ
って、ヒータ非常停止を行うように予め設定された温度
である。
【0109】消灯温度である場合は、上ヒータONフラ
グを“0”にリセットする(S702)。
【0110】次に、消灯温度でない場合には、上ローラ
136の温度が温調温度(ここでは190℃とする)以
上であるかが判別される(S703)。
【0111】S703で上ローラ136の温度が温調温
度(190℃)以上の場合は、温度を減少させなければ
ならないので、上ヒータ状態フラグを減少中である
“0”にセットして(S704)、上ヒータONフラグ
を“1”にセットする(S705)。
【0112】S703で上ローラ136の温度が温調温
度(190℃)以上でない場合は、上ローラ136の温
度が温調温度下限(ここでは184℃とする)以下であ
るかが判別される(S706)。
【0113】温調温度下限(184℃)以下でない場合
は、そのままの状態を維持するために、フラグを何も変
化させない。
【0114】温調温度下限(184℃)以下である場合
は、上ヒータ132の温度を上昇させなければならない
ために、上ヒータ状態フラグを上昇中“1”にセットし
て(S707)、上ヒータONフラグを“1”にセット
する(S708)。
【0115】すなわち、上ヒータ132の状態は、上ヒ
ータONフラグ“0”の場合と、上ヒータONフラグ
“1”で上ヒータ状態フラグ“0”の場合と、上ヒータ
ONフラグ“1”で上ヒータ状態フラグ“1”の場合
と、に判別される。
【0116】次に、下ヒータ133の状態判別のフロー
チャートを図7(b)に示す。
【0117】下ヒータ133の状態判別は、上ヒータ1
32の状態判別と同様に行われるので、説明を省略す
る。
【0118】次に、ヒータのフラグ制御を図8に示す。
【0119】まず、上ヒータ132のONフラグが
“1”にセットされているかが判別される(S80
1)。
【0120】S801で上ヒータ132のONフラグが
“1”にセットされている場合は、引き続いて下ヒータ
133のヒータONフラグが“1”にセットされている
かが判別される(S802)。
【0121】S802で、下ヒータ133のヒータON
フラグが“1”にセットされている、すなわち上、下両
方のヒータONフラグが“1”にセットされている場合
は、上、下ヒータの時分割DUTY制御を行う(S80
3)。
【0122】また、S802で下ヒータ133のヒータ
ONフラグが“1”にセットされていない、すなわち上
ヒータONフラグが“1”にセットされ、下ヒータON
フラグが“0”になっている場合は、下ヒータ133を
消灯して、上ヒータ132の通常温調制御を行う(S8
04)。
【0123】次に、S801において、上ヒータONフ
ラグが“1”にセットされていないと判別された場合
は、引き続いて下ヒータ133のヒータONフラグが
“1”にセットされているかが判別される(S80
5)。
【0124】S805で下ヒータ133のヒータONフ
ラグが“1”にセットされている場合は、上ヒータ13
2を消灯して、下ヒータ133の通常温調制御を行う
(S806)。
【0125】下ヒータ133のヒータONフラグが
“1”にセットされていない場合、すなわち上、下ヒー
タ132、133の両方のヒータONフラグが“0”に
設定されている場合は、上、下両方のヒータ132、1
33を消灯する(S807)。
【0126】次に、時分割DUTY制御のフローチャー
トを図9に示す。
【0127】まず、上、下両方のヒータ状態フラグが減
少中、すなわち“0”であるかが判別される(S90
1)。
【0128】S901で両方とも減少中“0”の場合
は、上、下ヒータ132、133を消灯する(S90
2)。
【0129】S901で上、下両方のヒータ状態フラグ
が減少中“0”でない場合は、まず上ヒータ状態フラグ
のみが上昇中“1”であるか否かが判別される(S90
3)。
【0130】S903で上ヒータ状態フラグのみが上昇
中“1”である場合は、上ヒータ132の温度が上昇制
御温度(ここでは186℃とする)以上か否かが判別さ
れる(S904)。
【0131】S904で上昇制御温度(186℃)以上
の場合は、上ヒータ132の点灯DUTYを70%、下
ヒータ133の点灯DUTYを30%に設定する(S9
05)。
【0132】S904で上昇制御温度(186℃)以上
でない場合は、上ヒータ132の点灯DUTYを90
%、下ヒータ133の点灯DUTYを10%に設定する
(S906)。
【0133】次に、S903で、上ヒータ状態フラグが
上昇中“1”でないと判別された場合、下ヒータ状態フ
ラグのみが上昇中“1”であるか否かが判別される(S
907)。
【0134】S907で下ヒータ状態フラグのみが上昇
中“1”と判別された場合、上ヒータ132の温度が下
降制御温度(ここでは186℃とする)以上かが判別さ
れる(S908)。
【0135】S908で下降制御温度(186℃)以上
の場合は、上ヒータ132の点灯DUTYを10%、下
ヒータ133の点灯DUTYを90%に設定する(S9
09)。
【0136】S908で下降制御温度(186℃)以上
でない場合は、上ヒータ132の点灯DUTYを30
%、下ヒータ133の点灯DUTYを70%に設定する
(S910)。
【0137】次に、S907で、下ヒータ状態フラグの
みが上昇中“1”でないと判別された場合、すなわち
上、下両方のヒータ状態フラグがともに上昇中“1”で
ある場合は、上、下両方のヒータ温度を上昇させなけれ
ばならないので、上、下ヒータ132、133をともに
点灯DUTY50%に設定する(S911)。
【0138】次に、上ヒータの通常温調の制御のフロー
チャートを図10(a)に示す。
【0139】まず、上ヒータ132が温調温度(190
℃)以上かが判別される(S1001)。
【0140】S1001で上ヒータ132が温調温度
(190℃)以上である場合は、上ヒータ132は消灯
される(S1003)。
【0141】S1001で上ヒータ132が温調温度
(190℃)以上でない場合は、上ヒータ132が温調
温度下限(184℃)以下であるかが判別される(S1
002)。
【0142】S1002で上ヒータ132が温調温度下
限(184℃)以下の場合は、上ヒータ132が点灯さ
れる(S1004)。
【0143】S1002で上ヒータ132が温調温度下
限(184℃)以下でない場合は、前の状態をホールド
するために何もしない。
【0144】次に、下ヒータ133の通常温調の制御を
図10(b)に示す。
【0145】制御の内容は、図10(a)に示した上ヒ
ータ132の通常温調の制御と同様であるので、説明を
省略する。
【0146】次に、図7(a)、図8、図9、図11を
用いて、本実施例の時分割DUTY制御による上ヒータ
の温調の様子を説明する。
【0147】図11は、時間ごとの上ヒータ温度のグラ
フであり、縦軸に上ヒータ温度、横軸に時間をとってい
る。
【0148】なお、ここでは下ヒータ状態フラグが
“1”に、下ヒータONフラグが“1”にセットされて
いるものとする。
【0149】まず、上ヒータ温度が温調温度下限(ここ
では184℃)に低下すると、図7(a)のS707、
S708に示されるように、上ヒータ状態フラグが
“1”に、上ヒータONフラグが“1”にセットされ、
図8のS803に示されるように時分割DUTY制御に
進み、図9のS906に示されるように、DUTY90
%で上ヒータ132が点灯される(図11上段のグラ
フ)。
【0150】そして、上昇制御温度(ここでは186
℃)に達すると、図7(a)に示されるように、上ヒー
タ状態フラグは変化せず“1”に、上ヒータONフラグ
は変化せず“1”になっており、図8のS803に示さ
れるように時分割DUTY制御に進み、図9のS905
に示されるように、DUTY70%で上ヒータ132が
点灯される(図11上段のグラフ)。
【0151】そして、温調温度(ここでは190℃)に
達すると、図7(a)のS704、S705に示される
ように、上ヒータ状態フラグが“0”に、上ヒータON
フラグが“1”にセットされ、図8のS803に示され
るように時分割DUTY制御に進み、図9のS909に
示されるように、DUTY10%で上ヒータ132が点
灯される(図11下段のグラフ)。
【0152】そして、下降制御温度に達すると、図7
(a)に示されるように、上ヒータ状態フラグは変化せ
ず“0”に、上ヒータONフラグは変化せず“1”にな
っており、図8のS803に示されるように時分割DU
TY制御に進み、図9のS910に示されるように、D
UTY30%で上ヒータ132が点灯される(図11下
段のグラフ)。
【0153】そして、ゆっくりと上ヒータ132の温度
が下がり、また温調温度下限(184℃)に達する。
【0154】このように、時分割制御のDUTYを可変
とすることで、温度上昇も温度低下もゆっくりと行われ
るので、従来の温調制御(図16)と比較して時分割制
御による温調時間が長くなっている。
【0155】すなわち、ヒータの点灯/消灯を頻繁に行
わず、フリッカに悪影響をあまり与えずに、温度制御を
することができる。
【0156】なお、本実施例では、上昇制御温度と下降
制御温度とは同じ温度であったが、周囲の環境等によ
り、異なる温度としてもよい。
【0157】次に、図12を用いて、上、下ヒータの時
分割制御の電流変化の様子を説明する。
【0158】1202は上ヒータ印加AC位相、120
3は上ヒータ電流、1204は下ヒータ印加AC位相、
1205は下ヒータ電流、1206は上+下ヒータ電
流、1207は、ヒータに印加される入力AC位相を示
したものである。
【0159】また、ヒータの最小制御単位をAC位相の
半波とし、本実施例の時分割制御の単位時間(T)はA
C半波10個分とする。
【0160】例えば、上ヒータ132の点灯DUTYを
10%、下ヒータ133の点灯DUTYを90%とする
と、上ヒータ印加AC位相1202を、初期の半波1個
分でDUTY10%とする。そして、このときの電流
は、これに応じた上ヒータ電流1203となる。
【0161】また、下ヒータ印加AC位相1204を、
2〜10の半波9個分でDUTY90%とする。そし
て、このときの電流は、これに応じた下ヒータ電流12
05となる。
【0162】そして、本実施例の時分割DUTY制御を
行った場合の上、下両方合わせた場合の電流変化は、上
+下ヒータ電流1206のようになり、電流変化量とし
ては、1つ分のヒータと同等になる。
【0163】すなわち、本実施例の時分割DUTY制御
の間は、各ヒータのオンが重ならないように半波使用数
を増減してヒータを制御することができ、極端な電流変
化が起こらないようにすることができる。
【0164】以上のように、本実施例のヒータ制御を行
うことで、ヒータ温調の時間が従来と比較し大きくな
り、頻繁に点灯/消灯を行わずに温度制御することがで
きる。
【0165】また、そのとき、時分割DUTY制御を行
うことで、複数ヒータ制御時の電力変化としては1つ分
のヒータと同等とできる。
【0166】さらに、時分割DUTY制御時に複数のヒ
ータが同時にONすることを確実に防止して、フリッカ
(所定時間のAC電流の実行値の変化量と変化回数)を
低く抑えることが可能である。
【0167】なお、実施例1に示した制御と、実施例2
に示した制御とは、単独で行うだけでなく、組み合わせ
て実施することも可能である。
【0168】
【発明の効果】以上説明したように、2つのヒータを時
分割制御で点灯させて、ヒータの電力をコントロールす
るヒータ制御の手法において、ゼロクロス信号を検出し
てオンオフ信号のタイミングをそれと同期させるといっ
た簡単な構成で、ヒータの電力ピークおよび電流変化に
よるフリッカへの悪影響を抑えることが出来る。
【0169】また、実施例2のヒータ制御を行うこと
で、ヒータ温調の時間が従来と比較し大きくなり、頻繁
に点灯/消灯を行わずにヒータの温度制御をすることが
できる。
【0170】また、そのとき、時分割DUTY制御を行
うことで、複数ヒータ制御時の電力変化としては1つ分
のヒータと同等とできる。
【0171】さらに、時分割DUTY制御時に複数のヒ
ータが同時にONすることを確実に防止して、フリッカ
(所定時間のAC電流の実行値の変化量と変化回数)を
低く抑えることが可能である。
【0172】また、実施例1と実施例2のヒータ制御を
組み合わせて行うことで、フリッカをさらに抑える等の
効果を得ることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像形成装置の一例を説明する断面
構成図
【図2】 本発明のヒータ制御部のブロック図
【図3】 本実施例における複写装置本体の状態と上下
ヒータオン信号、電力、ローラの表面温度の関係を示す
タイムチャート
【図4】 本実施例の動作の概略を示すフローチャート
【図5】 本実施例のヒータの時分割制御の詳細を示す
タイムチャート
【図6】 本実施例のヒータの時分割制御の詳細を示す
フローチャート
【図7】 本実施例のヒータ状態判別のフローチャート
【図8】 本実施例のフラグ制御のフローチャート
【図9】 時分割DUTY制御のフローチャート
【図10】 ヒータの通常温調制御のフローチャート
【図11】 本実施例の温調の様子をあらわした図
【図12】 上、下ヒータの時分割制御の電流変化の様
子をあらわした図
【図13】 ゼロクロスから離れた位置で上ヒータオ
フ、下ヒータオンが発生した場合のタイムチャート
【図14】 ゼロクロス近傍の位置で上ヒータオフ、下
ヒータオンが発生した場合のタイムチャート
【図15】 ゼロクロス近傍の位置で上ヒータオフ、下
ヒータオンが発生した場合のタイムチャート
【図16】 ヒートローラの温調の様子をあらわした概
略図
【符号の説明】
100 複写装置本体 130 定着器 132 上ヒータ 133 下ヒータ 134 上サーミスタ 135 下サーミスタ 136 上ローラ 137 下ローラ 200 ヒータ制御部 201 CPU 202、203 SSR 209 ゼロクロス検知回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H033 AA41 BA25 BA27 BA30 BB01 CA07 CA23 CA27 CA46 CA47 CA48 3K058 AA29 BA18 CA06 CA07 CA24 CB04 CB19 CB34 GA06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録紙上に形成されたトナー画像をヒー
    トローラで熱定着させる画像形成装置において、前記ヒ
    ートローラの温度を検知する温度検知手段と、ヒートロ
    ーラを加熱するための第一のヒータと第二のヒータと、
    前記第一、第二のヒータを独立にゼロクロスタイミング
    でオフオンするヒータ制御手段とを有し、AC電源の入
    力位相を監視して、一方のヒータのオフと他方のヒータ
    のオンとが同期するように、各々のヒータオン信号とヒ
    ータオフ信号とを制御することを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ヒータ制御手段は、装置のウォーム
    アップ中には前記第一、第二のヒータを両方点灯させる
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 記録紙上に形成されたトナー画像をヒー
    トローラで熱定着させる画像形成装置において、前記ヒ
    ートローラを複数有し、各ヒートローラの温度を検知す
    る温度検知手段と、各ヒートローラを加熱するための複
    数のヒータと、前記複数のヒータを独立にゼロクロスタ
    イミングでオフオンするヒータ制御手段とを有し、前記
    ヒータ制御手段は、前記ヒータの最小制御単位をAC位
    相の半波とし、半波の整数倍の所定時間を単位として、
    複数のヒータに加える電力を半波単位で時分割に制御
    し、この制御は、前記温度検知手段の出力に応じて各ヒ
    ータの点灯時間を所定時間内の時分割制御の半波使用数
    を増減することにより、所定時間の中で各ヒータのオン
    が重ならないように行われることを特徴とする画像形成
    装置。
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