JP2002328553A - 加熱装置及び画像形成装置 - Google Patents

加熱装置及び画像形成装置

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JP2002328553A
JP2002328553A JP2001135657A JP2001135657A JP2002328553A JP 2002328553 A JP2002328553 A JP 2002328553A JP 2001135657 A JP2001135657 A JP 2001135657A JP 2001135657 A JP2001135657 A JP 2001135657A JP 2002328553 A JP2002328553 A JP 2002328553A
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heating
heating device
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resonance
image forming
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Atsushi Asayama
厚 朝山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小入力電力時におけるゼロクロススイッチン
グを確保すると共に、大入力電力時における共振電圧の
上昇を抑え、比較的安価にスイッチング素子によるスイ
ッチング時における電力の低損失化を実現することがで
きる加熱装置及び画像形成装置を提供する。 【解決手段】 コンデンサC2,C3のコンデンサ容量
を変更可能とするスイッチSW1と、加熱装置の加熱動
作条件が所定条件を満足しているか否かを判断するコピ
ー条件判断回路8とを備え、コピー条件判断回路8によ
る判断結果に対応してスイッチSW1を調整して誘導加
熱コイルL1及びコンデンサC1,C3による共振条件
を変更するよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像を担持する記
録材が、交番磁界中にて電磁誘導発熱する発熱部材に接
触しながら加熱処理される加熱装置及び画像形成装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を採用する複写機、プリン
タ等の画像形成装置に備えられる加熱装置としては、例
えば、ハロゲンヒータを用いたものや、誘導加熱ヒータ
を用いたもの等、様々な方式の加熱装置が提案されてい
る。
【0003】特に、近年では、高速立ち上げ性に優れる
等の理由から、誘導加熱方式を採用する加熱装置に関す
る提案が増加している。
【0004】誘導加熱方式を採用する加熱装置にあって
は、電源から電力を受けて交番磁界を発生するコイル
と、該コイルと共振回路を構成する共振コンデンサと、
上記電源から上記コイルへの所定時間当りの電力量を調
整するために切換可能なスイッチング素子とを備え、上
記コイルによって生じる交番磁界の中に配されて電磁誘
導発熱する発熱部材に、画像を担持する記録材を接触さ
せながら加熱処理する加熱装置が知られている。このよ
うな加熱装置は、スイッチング素子が電源からコイルへ
の大電力を高速でスイッチングする必要があるため、ス
イッチング損失の少ない方式である共振型インバータ方
式が採用されている。
【0005】図4は、従来の誘導加熱方式を採用する加
熱装置の制御系の構成の一例を示すブロック図であり、
図5は、この制御系の各部における電圧又は電流の波形
を示す図である。
【0006】かかる加熱装置にあっては、図4に示すよ
うに、平面状の磁性体からなる発熱部材たる加熱対象物
(図示せず)に誘導電流を誘起するためのコイルたる誘
導加熱コイルL1と、誘導加熱コイルL1の共振要素で
ある共振コンデンサたるコンデンサC2と、スイッチン
グ素子たる電力スイッチ素子Q1とを備えている。
【0007】図4中のダイオードD1〜D4、ノイズフ
ィルタNF1、コンデンサC1は入力交流電力を整流し
脈流に変換する整流回路を構成している。この整流回路
より得られた脈流を電力スイッチ素子Q1(IGBT等
が用いられる)により高周波スイッチングし誘導加熱コ
イルL1に高周波電流を流すことができる。
【0008】上述の電力スイッチ素子Q1による高周波
スイッチング時における各部の動作状態について、図5
に基づき各部の電圧又は電流の波形を時間毎(時間T
1,T2,T3,T4)に説明する。
【0009】図5に示す時間T1にて、電力スイッチ素
子Q1がオンされると、図5に示すように電力スイッチ
素子Q1のドレイン電流が増加していく。
【0010】次に、時間T2にて電力スイッチ素子Q1
がオフされると、誘導加熱コイルL1及びコンデンサC
2よりなる共振回路が動作して図5に示すような電流が
コンデンサC2に流れる。このとき、電力スイッチ素子
Q1のドレイン−ソース間電圧波形は、図5に示すよう
に正弦波の一部のような形になる。時間T2にて電力ス
イッチ素子Q1がオフされると電力スイッチ素子Q1の
ドレイン電圧はゼロボルトから、ゆっくりと上昇してい
くので、電力スイッチ素子Q1のスイッチオフ損失は原
理上発生しない。
【0011】その後、時間T3にて電力スイッチ素子Q
1のドレイン電流が反転して電力スイッチ素子Q1のド
レイン電圧が下降をはじめ、時間T4にて電力スイッチ
素子Q1のドレイン電圧がゼロになると、電力スイッチ
素子Q1のドレイン電圧は、ダイオードD5にてゼロボ
ルトにクランプされる。ダイオードD1に電流が流れて
いる間つまり時間T4〜T5の間にて再び電力スイッチ
素子Q1がオンされれば、スイッチオン損失はやはり原
理的にゼロとなる。
【0012】このように、誘導加熱コイルL1及びコン
デンサC2よりなる共振回路を用いることで、電力スイ
ッチ素子Q1のスイッチング損失を小さくすることがで
きる。又、上記の共振スイッチングを行う場合、共振周
波数は、誘導加熱コイルL1及びコンデンサC2にて決
定されるので、電力スイッチ素子Q1のスイッチングに
おいて、電力スイッチ素子Q1のオフ時間は、ほぼ一定
値となるので、誘導加熱コイルL1へ入力する電力の制
御には、電力スイッチ素子Q1のオン時間を制御するこ
とで、実現している。
【0013】このようにして誘導加熱コイルL1に高周
波電流をながすと、上記加熱対象物に誘導電流を誘起す
ることができ、加熱対象物の中に渦電流を発生させる。
その渦電流の電流により加熱対象物内にジュール熱が発
生することで加熱対象物自らが発熱する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
誘導加熱方式を採用する加熱装置にあっては、次のよう
な問題がある。
【0015】ここで、共振スイッチングにおけるゼロク
ロススイッチング条件について説明する。
【0016】誘導加熱コイルL1及びコンデンサC2に
よる共振回路においては、電源電圧をVin、電力スイ
ッチ素子Q1のオフ直前の電力スイッチ素子Q1のドレ
イン電流をI、電力スイッチ素子Q1のドレイン電圧を
V0とし、フライホイールダイオードであるダイオード
D5が無いとすると、共振周波数ω、共振インピーダン
スZについて次のような動作をすることが知られてい
る。
【0017】この共振回路における共振の特徴として、 (a)共振電圧は、入力電圧Vinを中心にして振幅す
る。 (b)共振振幅電圧は、電力スイッチ素子Q1のオフ直
前のドレイン電流Iが一定ならば、共振インピーダンス
Zが大きいほど大きくなる。 (c)共振振幅電圧は、共振インピーダンスZが一定な
らば、電力スイッチ素子Q1のオフ直前のドレイン電流
Iが大きいほど大きくなる。 (d)誘導加熱コイルL1へ入力する電力を大きくする
には、電力スイッチ素子Q1のオフ直前のドレイン電流
Iを大きくする必要がある。
【0018】尚、ダイオードD5が存在するときには、
負電圧部分がゼロボルトにクランプされると考えれば良
い。
【0019】上記の(a)〜(d)の理由により、軽負
荷時に電力スイッチ素子Q1によるゼロクロススイッチ
ングを確保するためには、共振インピーダンスを大きく
することが有利であるが、重負荷の場合には、共振電圧
が大きくなりすぎて、耐電圧の大きな電力スイッチ素子
を用いる必要が生じてコスト、大きさ、電力損失等の点
で不利になってしまう。逆に、共振インピーダンスを小
さく設定すると、耐電圧の低い電力スイッチ素子を用い
ることができるが、軽負荷時にゼロクロススイッチング
が確保できなくなり電力損失の増加や、ノイズの増加が
おきてしまう。
【0020】よって、従来では、加熱動作時の大電力時
の電力変換効率を良くしつつ、待機時(加熱装置の温度
保持期間)のゼロクロススイッチングを確保することを
両立するのは難しい場合がある。
【0021】そこで、本発明は、小入力電力時における
ゼロクロススイッチングを確保すると共に、大入力電力
時における共振電圧の上昇を抑え、比較的安価にスイッ
チング素子によるスイッチング時における電力の低損失
化を実現することができる加熱装置及び画像形成装置の
提供を目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本出願によれば、上記目
的は、画像を担持する記録材が、交番磁界中にて電磁誘
導発熱する発熱部材に接触しながら加熱処理される加熱
装置であって、電源から電力を受けて上記交番磁界を発
生させるコイルと、該コイルと共振回路を構成する共振
コンデンサと、上記電源から上記コイルへの所定時間当
りの電力量を調整するために切換可能なスイッチング素
子とを備える加熱装置において、共振コンデンサのコン
デンサ容量を変更可能とする可変手段と、加熱装置の加
熱動作条件が所定条件を満足しているか否かを判断する
判断手段を備え、該判断手段による判断結果に対応して
上記可変手段を調整してコイル及び共振コンデンサによ
る共振条件を変更するよう構成されているという第一の
発明によって達成される。
【0023】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明において、判断手段は、加熱装置の加熱動作条件と
して、記録材の種類、連続加熱処理時の加熱回数、記録
材の大きさの少なくとも一つの条件が設定されていると
いう第二の発明によっても達成される。
【0024】更に、本出願によれば、上記目的は、第一
の発明又は第二の発明において、判断手段は、加熱装置
の加熱動作条件として、加熱動作状態であるか加熱待機
状態であるかの条件が設定されているという第三の発明
によっても達成される。
【0025】又、本出願によれば、上記目的は、一連の
画像形成プロセスによって形成された画像を記録材に記
録する画像形成装置であって、第一の発明乃至第三の発
明のいずれかの加熱装置を備えるという第四の発明によ
っても達成される。
【0026】更に、本出願によれば、上記目的は、第四
の発明において、画像形成装置に画像形成を開始させる
ための開始スイッチを備え、判断手段は、加熱装置の加
熱動作条件として、該開始スイッチが押されたか否かの
条件が設定されているという第五の発明によっても達成
される。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態に関し
て、添付図面に基づき本説明する。
【0028】先ず、本発明の実施形態にかかる画像形成
装置の全体構成について説明する。
【0029】図1は、本実施形態の画像形成装置を好適
に示す一例たる電子写真レーザビームプリンタ101
(以下、プリンタ101と略称する。)の概略構成を示
す模式的断面図である。
【0030】プリンタ101は、プリンタ101の本体
の外部に設けられたホストコンピュータ等の画像情報提
供装置(図示せず)から提供された画像情報に応じた画
像をシート状の記録材Pに形成し記録するという一連の
画像形成プロセスを公知の電子写真方式に沿って行う形
態の画像形成装置である。
【0031】プリンタ101は、図1に示すように、潜
像担持体たるドラム状の回転自在な感光体102と、現
像装置103と、画像情報提供装置からの画像情報に応
じた露光処理工程により感光体102の外周面に上記画
像情報に応じた静電潜像を形成するためのレーザスキャ
ナユニット105(以下、スキャナ105と略称す
る。)と、記録材Pに転写処理工程を施すためのロール
状の回転自在な転写体106と、転写処理済みの記録材
Pに加熱及び加圧により定着処理を施すようになってい
る加熱装置たる定着装置107とを備えている。
【0032】次に、プリンタ101における一連の画像
形成プロセスに関して説明する。
【0033】先ず、プリンタ101への一連の画像形成
プロセスの開始指示のためにプリンタ101の本体に設
けられたスタートボタン等(図示せず)が押されるなど
により、感光体102が矢印K1方向に規定周速度にて
回転駆動を開始されると共に、規定バイアスが印加され
ている帯電ローラ108と感光体102とが互いに摺接
し合うことにより感光体102の外周面が規定電位分布
に帯電せしめられる。
【0034】次に、画像情報提供装置からの画像情報に
応じて感光体102の外周面の帯電処理済みの部位がス
キャナ105により走査及び露光されることにより上記
画像情報に応じた静電潜像が上記部位に形成されたの
ち、現像装置103の現像剤により上記静電潜像が顕像
に可視像化され、所定枚数の記録材Pを収容可能である
と共にプリンタ101の本体にて取り外し自在に支持さ
れたカセット111から回転自在な給紙ローラ112等
により感光体102と転写体106との間に形成された
空間へと所定のタイミング等にて搬送されてきた記録材
Pに転写体106により上記顕像が転写される。
【0035】そして、転写処理済みの記録材Pは、定着
装置107により定着処理が施されたのちプリンタ10
1の本体にて回転自在に支持された排紙ローラ113に
より機外へと排紙され上記本体の一側面に取り付けられ
たトレイ114上に積層されることにより、一連の画像
形成プロセスが終了することとなる。
【0036】次に、定着装置107について詳細に説明
する。
【0037】図2は、定着装置107の概略構成を示す
図である。
【0038】定着装置107は、トナーからなる画像を
静電的に吸着させて担持させた紙等の記録材を、互いに
圧接回転する定着ローラ100及び加圧ローラ200の
二つのローラによって挟持搬送しながら、定着ローラ1
00からの熱によって加熱すると共に定着ローラ100
及び加圧ローラ200によって加圧することにより、上
記画像が上記記録材に定着されるようになっている。
又、この定着装置107は、定着ローラ100の表面温
度を検出するための温度検出用センサTH1が定着ロー
ラ100に当接又は近接して配設され、この温度検出用
センサTH1によって検知された温度が所望の温度にな
るよう熱源の駆動が制御されるようになっている。
【0039】次に、誘導加熱方式を採用する定着装置1
07の制御系について説明する。
【0040】一般に、誘導加熱方式を採用する定着装置
の制御の特徴として、定着動作を開始する前に誘導加熱
コイルに入力すべき電力の予測がたてられることが挙げ
られる。このことは、今後予測される入力すべき電力に
あわせて最適な条件を予め用意できることを意味してい
る。
【0041】例えば、複写機においては、ユーザにより
コピー枚数や用紙が設定されたのちにコピースタートキ
ーが押される、この時は今後多くの電力投入が必要と判
断して大電力動作に適した条件に設定し、コピー終了後
は、定着装置の温度を維持するに足りるだけの小さな電
力の供給を効率良く(電力損失を少なく)おこなえる条
件に設定することができる。
【0042】図3は、本実施形態の定着装置107の制
御系の構成を示す図である。
【0043】定着装置107は、図3に示すように、平
面状の磁性体からなる加熱対象物である定着ローラ10
0に誘導電流を誘起する誘導加熱コイルL1と、誘導加
熱コイルL1の共振要素である共振コンデンサたるコン
デンサC2と、コンデンサC2と並列に接続可能な共振
要素である共振コンデンサたるコンデンサC3と、可変
手段たるスイッチSW1と、判断手段たるコピー条件判
断回路8とを備えている。
【0044】コンデンサC3は、スイッチSW1の切り
換えによりコンデンサC2と並列接続されることにより
誘導加熱コイルL1との共振インピーダンスを小さくす
ることが可能である。
【0045】ダイオードD1〜D4、ノイズフィルタN
F1、コンデンサC1は、交流電力を整流し脈流に変換
する整流回路を構成し、その脈流を電力スイッチ素子Q
1のスイッチングに応じて誘導加熱コイルL1に通電す
るようになっている。電力スイッチ素子Q1は、そのス
イッチング状態を制御する共振制御回路IC1の制御端
子に接続され、電力スイッチ素子Q1がオフしたときの
誘導加熱コイルL1からのフライホイール電流を整流す
るダイオードD5が逆並列接続されている。
【0046】尚、スイッチSW1は、コピー、プリント
等のジョブ毎に切り替えれば充分であるため、スイッチ
ング速度の遅い素子(リレーも可)でも良い。
【0047】温度検出回路7は、加熱対象物である定着
ローラ100に近接若しくは接触して配設された温度検
出素子TH1の検出信号に基づき定着ローラ100の加
熱部である中央部の温度を検出するようになっている。
【0048】共振条件切換回路9は、コピー条件(枚
数、紙サイズ、紙種類)より共振条件を大電力型、小電
力型のどちらにすべきかの判断回路8による判断結果に
基づき、コンデンサC3をコンデンサC2と並列接続し
たりしなかったりするようスイッチSW1の切り換えを
行なうようになっている。
【0049】次に、定着装置107の動作について説明
する。
【0050】定着装置107にあっては、加熱指令信号
が送られると、周波数20KHz〜100KHz程度の
高周波交流電力が発生し、この交流電力が誘導加熱コイ
ルL1に印加され誘導加熱コイルL1が交流磁界を発生
する。このとき、誘導加熱コイルL1に印加される交流
電力は加熱対象物により変化するが通常200〜300
Wから数KW程度である。
【0051】誘導加熱コイルL1に印加された交流電力
により発生した交流磁界が加熱対象物(定着ローラ10
0)の中に渦電流を発生させる。その渦電流の電流によ
り加熱対象物内にジュール熱が発生することで加熱対象
物自らが発熱する。この電磁誘導作用により加熱対象物
が発熱し加熱対象物の温度が上昇していく。
【0052】ここで、加熱対象物の温度を測定する温度
検出素子TH1と温度検出回路7により随時加熱対象物
の温度上昇は監視され、加熱対象物の検出温度は共振制
御回路IC1にフィードバックされる。共振制御回路I
C1では、設定目標温度と検出温度を比較し設定目標温
度に検出温度が近づくと印加高周波電力を低下させるよ
うな比例制御等や通称PID制御と言われる制御方式を
用い加熱対象物中央部近辺の温度を一定に保つ。
【0053】そして、コピー条件判断回路8が、定着装
置107へ大入力電力を必要とするか、小入力電力で充
分であるかを判断して、小電力の場合には、コンデンサ
C3をオープンにすることで共振インピーダンスZを大
きくしゼロクロス条件を確保しやすくする。一方、大電
力の場合には、コンデンサC3をコンデンサC2に並列
接続して共振インピーダンスZを小さくし共振電圧の上
昇を抑える。
【0054】尚、本実施形態では、2つの共振コンデン
サを用いた例について説明したが、3つ以上の共振コン
デンサを用いても同様の効果を得ることができる。
【0055】よって、上述したように、本jっし形態に
よれば、複写条件に応じて共振コンデンサ容量を可変に
することで、小入力電力のときにはゼロクロススイッチ
ングを確保しやすくでき、大入力電力の時には共振電圧
の上昇をおさえられるので低耐電圧スイッチ素子を用い
ることができる。
【0056】又、共振条件切り換え用のスイッチSW1
は、スイッチング速度の遅い素子(リレーも可)でも良
いので、比較的安価に低損失を実現できる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本出願にかかる第
一の発明によれば、判断手段が、加熱装置の加熱動作条
件が所定条件を満足しているか否かを判断し、判断手段
による判断結果に対応して可変手段を調整してコイル及
び共振コンデンサによる共振条件を変更するようになっ
ているので、小入力電力時におけるゼロクロススイッチ
ングを確保すると共に、大入力電力時における共振電圧
の上昇を抑え、比較的安価にスイッチング素子によるス
イッチング時における電力の低損失化を実現することが
できる。
【0058】又、本出願にかかる第二の発明によれば、
判断手段が、記録材の種類、連続加熱処理時の加熱回
数、記録材の大きさの少なくとも一つの条件が所定条件
を満足しているか否かを判断し、判断手段による判断結
果に対応して可変手段を調整してコイル及び共振コンデ
ンサによる共振条件を変更するようになっているので、
小入力電力時におけるゼロクロススイッチングを確保す
ると共に、大入力電力時における共振電圧の上昇を抑
え、比較的安価にスイッチング素子によるスイッチング
時における電力の低損失化を実現することができる。
【0059】更に、本出願にかかる第三の発明によれ
ば、判断手段が、加熱動作状態であるか加熱待機状態で
あるかの条件が所定条件を満足しているか否かを判断
し、判断手段による判断結果に対応して可変手段を調整
してコイル及び共振コンデンサによる共振条件を変更す
るようになっているので、小入力電力時におけるゼロク
ロススイッチングを確保すると共に、大入力電力時にお
ける共振電圧の上昇を抑え、比較的安価にスイッチング
素子によるスイッチング時における電力の低損失化を実
現することができる。
【0060】又、本出願にかかる第四の発明によれば、
判断手段が、加熱装置の加熱動作条件が所定条件を満足
しているか否かを判断し、判断手段による判断結果に対
応して可変手段を調整してコイル及び共振コンデンサに
よる共振条件を変更するようになっているので、小入力
電力時におけるゼロクロススイッチングを確保すると共
に、大入力電力時における共振電圧の上昇を抑え、比較
的安価にスイッチング素子によるスイッチング時におけ
る電力の低損失化を実現することができる。
【0061】更に、本出願にかかる第五の発明によれ
ば、判断手段が、開始スイッチが押されたか否かの条件
が所定条件を満足しているか否かを判断し、判断手段に
よる判断結果に対応して可変手段を調整してコイル及び
共振コンデンサによる共振条件を変更するようになって
いるので、小入力電力時におけるゼロクロススイッチン
グを確保すると共に、大入力電力時における共振電圧の
上昇を抑え、比較的安価にスイッチング素子によるスイ
ッチング時における電力の低損失化を実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる画像形成装置の概
略構成を示す断面図である。
【図2】図1の画像形成装置に備えられた加熱装置の概
略構成を示す図である。
【図3】本発明の第一の実施形態における定着装置の制
御系の構成を示す図である。
【図4】従来の誘導加熱方式を採用する定着装置の制御
系の構成を示す図である。
【図5】図4の制御系における各部の電圧又は電流の波
形を示す図である。
【符号の説明】
8 コピー条件判断回路(判断手段) 101 電子写真レーザビームプリンタ(画像形成装
置) 107 定着装置(加熱装置) C2 コンデンサ(共振コンデンサ) C3 コンデンサ(共振コンデンサ) L1 誘導加熱コイル(コイル) P 記録材 Q1 電力スイッチ素子(スイッチング素子) SW1 スイッチ(可変手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA12 DA46 DC02 DC10 DC19 EA12 EC20 ED25 EE07 EF06 2H033 AA21 AA41 BA25 BB18 BE06 CA07 CA16 CA17 CA19 CA48 3K059 AA07 AA08 AB19 AC54 AD15 BD07 BD08 CD24

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を担持する記録材が、交番磁界中に
    て電磁誘導発熱する発熱部材に接触しながら加熱処理さ
    れる加熱装置であって、電源から電力を受けて上記交番
    磁界を発生させるコイルと、該コイルと共振回路を構成
    する共振コンデンサと、上記電源から上記コイルへの所
    定時間当りの電力量を調整するために切換可能なスイッ
    チング素子とを備える加熱装置において、共振コンデン
    サのコンデンサ容量を変更可能とする可変手段と、加熱
    装置の加熱動作条件が所定条件を満足しているか否かを
    判断する判断手段を備え、該判断手段による判断結果に
    対応して上記可変手段を調整してコイル及び共振コンデ
    ンサによる共振条件を変更するよう構成されていること
    を特徴とする加熱装置。
  2. 【請求項2】 判断手段は、加熱装置の加熱動作条件と
    して、記録材の種類、連続加熱処理時の加熱回数、記録
    材の大きさの少なくとも一つの条件が設定されているこ
    ととする請求項1に記載の加熱装置。
  3. 【請求項3】 判断手段は、加熱装置の加熱動作条件と
    して、加熱動作状態であるか加熱待機状態であるかの条
    件が設定されていることとする請求項1又は請求項2に
    記載の加熱装置。
  4. 【請求項4】 一連の画像形成プロセスによって形成さ
    れた画像を記録材に記録する画像形成装置であって、請
    求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の加熱装置を
    備えることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 画像形成装置に画像形成を開始させるた
    めの開始スイッチを備え、判断手段は、加熱装置の加熱
    動作条件として、該開始スイッチが押されたか否かの条
    件が設定されていることとする請求項4に記載の画像形
    成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009128551A (ja) * 2007-11-22 2009-06-11 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
JP2016029460A (ja) * 2014-07-22 2016-03-03 キヤノン株式会社 定着装置
US9445458B2 (en) 2011-03-25 2016-09-13 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Induction heating device and image forming apparatus having the same

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