JP2010162990A5 - - Google Patents
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請求項4の発明は上記請求項1〜3のいずれかににおいて、前記シュラウドは、内側に配置されるインナーシュラウドと外側に配置されるアウターシュラウドを備え、
前記第1通風路及び第2通風路のうち一方が前記インナーシュラウドとアウターシュラウド間に形成され、他方がインナーシュラウドに形成されることを特徴とする。
前記第1通風路及び第2通風路のうち一方が前記インナーシュラウドとアウターシュラウド間に形成され、他方がインナーシュラウドに形成されることを特徴とする。
さらに、センターフレーム13の上部からは斜め上がり後方へ、シートレール14が延出し、このシートレール14の前後方向中間部とセンターフレーム13の下部との間を斜めにサブフレーム15が連結している。これらの車体フレームはメインフレームを除き左右一対で設けられ、パイプもしくは鋳造品等の適宜金属材料で構成される。
センターフレーム13の下部にはリヤフォーク16の前端がピボット17にて前端を揺動自在に支持されている。
リヤフォーク16の後端には後輪2が支持され、後輪2はチェーン駆動される。リヤフォーク16の後端部と、シートレール14とサブフレーム15とが連結する部分との間にはリヤクッションユニット18が設けられている。
センターフレーム13の下部にはリヤフォーク16の前端がピボット17にて前端を揺動自在に支持されている。
リヤフォーク16の後端には後輪2が支持され、後輪2はチェーン駆動される。リヤフォーク16の後端部と、シートレール14とサブフレーム15とが連結する部分との間にはリヤクッションユニット18が設けられている。
サイドパネル23は前部に前後方向へ延びる腕部23a、その後方に側面視略三角形状をなす三角部23bとを一体に備え、上縁部は燃料タンク20の側面後部下端とシート21の前部に設けられるライダー席21aの側面下端に沿うように車体側面へ取付けられる。三角部23bはその下端部に設けられたボス23cでセンターフレーム13とサブフレーム15の接続部近傍のステー(図示せず)へボルト止めされる。
タンクカバー24は前面視で略逆U字状をなし、中央下部に溝が前後方向へ形成されている燃料タンク20の前部20aを前方から覆い、その背面側縁部が前部20aに設けられた段差部に重なって燃料タンク20とタンクカバー24の外表面が面一に接続し、頂部に設けられた穴24eを前部20aのボス20gに重ね、上方からボルト止めされる。タンクカバー24の側部には直線状に前傾するフランジ24bが設けられる。前部24aにはフランジ24bよりも下方へ延びる部分が設けられ、ここにボス24cが設けられ、さらにこのボス部分よりも下方へ延びて側方へ広がる延長部24dが設けられている。
図21は図4の21−21線断面に相当し、第2通風路400はインナーシュラウド200の前方を覆う第2導風部240、外側方を覆う側壁250及び後方を覆う背面壁270で囲まれた区間が形成され、この空間が第2通風路400をなす。この第2通風路400は第2導風部240に設けられた第2導風口242で前方空間へ連通し、内方及び下方が開放されている。
図22に示すように、側部フランジ24bの下方にはテラス260が間隔を持って位置し、第1通風路内壁220の高さが第1導風部210の後端よりも低く(図20参照)、側部フランジ24bとの間に間隙を有する。タンクカバーの側部フランジ24b近傍部には係合穴35が設けられ、ここでアウターシュラウド100のタンク側突出部110が上部を係止突起115で係止されるようになっている。
側部フランジ24bとテラス260の各後部間には燃料タンク20の前部側面に形成された取付座20eが位置し、この中央部に設けられたボス20fにてタンク側突出部110がボルト止めされるようになっている(図9及び図6参照)。
側部フランジ24bとテラス260の各後部間には燃料タンク20の前部側面に形成された取付座20eが位置し、この中央部に設けられたボス20fにてタンク側突出部110がボルト止めされるようになっている(図9及び図6参照)。
取付座20eは後方側が内側へ入り込む斜面20dにより燃料タンク20の中央側面20bへ連続し、中央側面20bは内側へ凹入して少なくとも前方に位置する取付座20eの下部側(斜面20cより上方部分)よりも低くなっており、第1通風路の排風口から出た走行風をライダー席21aへ導くガイド面をなしている。
図9に示すように、インナーシュラウド200は、後方突出部230においてボルト231により燃料タンク20の側面下端部に設けられた取付部(図示省略)へ腕部23aと共締めされ、側壁250の下部において車体内方へ突出するボス256によりダウンフレーム12の側面へ取付けられる。
第1導風口214はその大部分がダウンフレーム12の前方に位置し、熱源及び熱的にこもりやすい領域から離間して走行風を導入できるようになっている。
第1導風口214はその大部分がダウンフレーム12の前方に位置し、熱源及び熱的にこもりやすい領域から離間して走行風を導入できるようになっている。
図10における符号31は、ダウンフレーム12の側面かつシリンダ5の前側上端部近傍に設けられた取付部であり、ここに設けられた防振ゴムを介してボス256の先端部が係合取付される。
33はボトムブリッジ、34はトップブリッジであり、それぞれヘッドパイプ10に対してフロントフォーク26の上下を回動自在に連結している。39はメインフレーム11とダウンフレーム12を斜めに連結する補強パイプである。
33はボトムブリッジ、34はトップブリッジであり、それぞれヘッドパイプ10に対してフロントフォーク26の上下を回動自在に連結している。39はメインフレーム11とダウンフレーム12を斜めに連結する補強パイプである。
前方突出部120の前端及び下方突出部130の内面には、ボス122,132がそれぞれ車体内方へ一体に突出形成され、各先端をインナーシュラウド200の対応する各ボスへ取付けるようになっている。
排風口上部152は段部150の後端部から車体内方へ入り込み、ガイド斜面116の下端部へ接続している。このため排風口上部152を車幅方向へ広げて排風口170の横幅を幅広いものにしている(図8参照)。
排風口上部152は段部150の後端部から車体内方へ入り込み、ガイド斜面116の下端部へ接続している。このため排風口上部152を車幅方向へ広げて排風口170の横幅を幅広いものにしている(図8参照)。
これらの図において、第1導風部210の先端部にはボス212が外側に向かって突出している。各第1導風口214の周囲は外方へ突出する環状壁215で囲まれている。
第1導風部210は全体として外開き状に傾斜する。第1導風部210の後端部は最も内方へ入り込んでテラス260の前端部内側に位置し、第1導風部210の前端部はより外方側に位置し、かつ側壁250より車体内方へ入り込んだ位置にある。
第1導風部210は全体として外開き状に傾斜する。第1導風部210の後端部は最も内方へ入り込んでテラス260の前端部内側に位置し、第1導風部210の前端部はより外方側に位置し、かつ側壁250より車体内方へ入り込んだ位置にある。
次に、本実施例の作用を説明する。図20及び図22に示すように、シュラウド22をアウターシュラウド100とインナーシュラウド200とによる重ね合わせ構造とし、シュラウド22の上部においてアウターシュラウド100とインナーシュラウド200の間に第1通風路300を形成したので、走行風は第1導風口214から第1通風路300内へ入り、矢示Bのように後方へ流れる。この第1通風路内にはリブ222が上方を開放されて設けられているので、走行風はリブ222により斜め後方かつ上方へ方向を曲げられるように制御され、ライダーに直接作用する走行風を最適化できる。
また、第1通風路300の導入口をなす第1導風口214は車体前方かつ内方側に向けて斜めに配置された斜面である第1導風部210に開口するので、第1導風口214が単純に車体前方側に向けて開口されている場合と比較して、開口面積をより大きくすることができる。
そのうえ、第1導風口214をダウンフレーム12の前方に位置させたので、熱源及び熱的にこもりやすい領域から離間して第1導風口214を設けることができ、ライダーへ新鮮な空気を導入することができる。
そのうえ、第1導風口214をダウンフレーム12の前方に位置させたので、熱源及び熱的にこもりやすい領域から離間して第1導風口214を設けることができ、ライダーへ新鮮な空気を導入することができる。
このように、シュラウド22をアウターシュラウド100とインナーシュラウド200の内外重ね合わせ構造とし、上部のアウターシュラウド100とインナーシュラウド200の間に第1通風路300を形成して走行風を上向きにしてライダーへ向かわせ、シュラウド22の下部に第2通風路400を形成して走行風を下向きにしてエンジンへ向かわせたので、シュラウド22へ取り込んだ走行風を2つの気流に分けて流れを制御でき、走行の快適性とエンジン性能の向上を同時に図ることができる。しかも走行風の活用を少ない部品点数で実現することができる。
そのうえ、アウターシュラウド100の下方突出部130後縁より後方にインナーシュラウド200を外部へ露出させ、この露出部にアウターシュラウドより車幅方向外方へ突出する突出壁258を形成したので、シュラウド22としての一体感を創出するとともに、下方突出部130の外表面を通過する走行風を突出壁258により図21のC矢示する外側方へ流すように制御することで車両の運動性能を向上させることができる。
Claims (9)
- 前後輪間に配置された燃料タンクと、その後方に配置されてライダーが着座するシートと、燃料タンクの下方に配置されるエンジンと、燃料タンクの側方の少なくとも一部を覆うシュラウドとを備えた自動2輪の導風構造において、
前記シュラウドの上部に形成されてライダーに走行風を導く第1通風路と、
前記シュラウドの下部に形成されてエンジンに走行風を導く第2通風路とを備えたことを特徴とする自動2輪車の導風構造。 - 前記エンジンの側面に点火プラグが配置されていることを特徴とする請求項1に記載した自動2輪車の導風構造。
- 前記第1通風路の導入口が、エンジンを懸架し車体フレームの一部をなすダウンフレームより前方に配置されることを特徴とする請求項1に記載した自動2輪車の導風構造。
- 前記シュラウドは、内側に配置されるインナーシュラウドと外側に配置されるアウターシュラウドを備え、
前記第1通風路及び第2通風路のうち一方が前記インナーシュラウドとアウターシュラウド間に形成され、他方が前記インナーシュラウドに形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載した自動2輪車の導風構造。 - 前記第1通風路内に上下方向へ伸びるリブを形成するとともに、リブの上部を開放することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載した自動2輪車の導風構造。
- 前記シュラウドに設けられる前記第1通風路の導入口が車体内方側に向けて開口していることを特徴とする請求項3に記載した自動2輪車の導風構造。
- 前記第2通風路を形成する前記シュラウドの内面がエンジンのシリンダ軸線前方でかつエンジン側面を指向して形成されることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載した自動2輪車の導風構造。
- 前記アウターシュラウドの後方に前記インナーシュラウドの少なくとも一部を外部へ露出させるように形成するとともに、
前記インナーシュラウドの露出部に、前記アウターシュラウドの後縁より車幅方向外方へ突出する突出壁を形成することを特徴とする請求項4に記載した自動2輪車の導風構造。 - 前記アウターシュラウドの後縁に、前記第1通風路の排風路から後方及び上方に向かって指向するガイド部を形成したことを特徴とする請求項4に記載した自動2輪車の導風構造。
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