JP2010121008A - 着色樹脂粒子、着色樹脂粒子の製造方法、及び、静電荷像現像用トナー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】平均円相当径A(μm)の値が3≦A≦6であり、平均円形度Bが式(1)の関係を満足し、円形度0.9未満の累計頻度が1個数%以下であり、樹脂と着色剤とを含むことを特徴とする着色樹脂粒子。0.990−0.0083A≦B≦1.021−0.0117A(1)。前記着色樹脂粒子を含むことを特徴とする静電荷像現像用トナー。
【選択図】図1
Description
また、従来の静電荷像現像用トナーの製造方法としては、例えば、バッチ式による製造方法が挙げられ、具体的には、特許文献1及び2が例示できる。
<1>平均円相当径A(μm)の値が3≦A≦6であり、平均円形度Bが式(1)の関係を満足し、円形度0.9未満の累計頻度が1個数%以下であり、樹脂と着色剤とを含むことを特徴とする着色樹脂粒子、
0.990−0.0083A≦B≦1.021−0.0117A (1)
<2>第1の流路と第2の流路とが合流する第1の合流流路、及び、前記第1の合流流路の温度制御手段を有するリアクターを準備する工程、少なくとも樹脂粒子及び着色剤からなる凝集粒子を含む凝集粒子分散液を前記第1の流路に送液する工程、凝集停止剤を含む液体を前記第2の流路から送液し、前記凝集粒子の凝集成長を停止する工程、並びに、前記第1の合流流路を加熱して凝集粒子を合一する工程を含むことを特徴とする前記<1>に記載の着色樹脂粒子の製造方法、
<3>前記リアクターが前記第1の合流流路と第3の流路とが合流する第2の合流流路をさらに有し、形状制御剤を含む液体を前記第3の流路から送液する工程、並びに、前記第2の合流流路を加熱する工程をさらに含む、前記<2>に記載の着色樹脂粒子の製造方法、
<4>少なくとも前記凝集成長を停止する工程で、前記第1の合流流路において層流が形成される、前記<2>又は<3>に記載の着色樹脂粒子の製造方法、
<5>前記凝集粒子が流路内壁に接触せずに送液される、前記<2>〜<4>いずれか1つに記載の着色樹脂粒子の製造方法、
<6>前記第1の流路から送液された凝集粒子分散液と前記第2の流路及び/又は前記第3の流路から送液された液体とが凝集粒子分散液を中心とする同心円流を形成する、前記<2>〜<5>いずれか1つに記載の着色樹脂粒子の製造方法、
<7>前記<1>に記載の着色樹脂粒子又は前記<2>〜<6>いずれか1つに記載の着色樹脂粒子の製造方法により製造された着色樹脂粒子よりなることを特徴とする、静電荷像現像用トナー。
前記<2>に記載された発明によれば、本構成を有さない場合に比べて、形状均一性に優れた着色樹脂粒子の製造方法を提供することができた。
前記<3>に記載された発明によれば、本構成を有さない場合に比べて、より形状均一性に優れた着色樹脂粒子の製造方法を提供することができた。
前記<4>に記載された発明によれば、本構成を有さない場合に比べて、より形状均一性に優れた着色樹脂粒子の製造方法を提供することができた。
前記<5>に記載された発明によれば、本構成を有さない場合に比べて、高効率な着色樹脂粒子の製造方法を提供することができた。
前記<6>に記載された発明によれば、本構成を有さない場合に比べて、より高効率な着色樹脂粒子の製造方法を提供することができた。
前記<7>に記載された発明によれば、本構成を有さない場合に比べて、画像濃度均一性及びクリーニング性に優れた静電荷像現像用トナーを提供することができた。
本実施形態の着色樹脂粒子は、平均円相当径A(μm)の値が3≦A≦6であり、平均円形度Bが式(1)の関係を満足し、円形度0.9未満の累計頻度が1個数%以下であり、樹脂と着色剤とを含むことを特徴とする。
0.990−0.0083A≦B≦1.021−0.0117A (1)
このように本実施形態の着色樹脂粒子は、粒子径及び形状が揃っており、特に粒子径が大きい場合に散見される歪な形状の粒子が少ないことを特徴とする。
以下、本実施形態の着色樹脂粒子について詳細に説明する。
本実施形態の着色樹脂粒子は、平均円相当径A(μm)の値が3≦A≦6である。平均円相当径A(μm)が3未満であると、粉体としての流動性やクリーニング性が悪化し、扱い易さの点で劣る。また、平均円相当径A(μm)が6を超えると、画像として細線部位の再現性や、画像部の面内濃度の均一性に劣る。
ここでいう平均円相当径とは、着色樹脂粒子の周長円相当径の平均値を指す。周長円相当径は、例えば着色樹脂粒子を撮像し、画像処理を行い、着色樹脂粒子画像の粒子周囲長と周長が等しい真円の直径を算出することにより求めることができる。
当該装置によれば、個々の着色樹脂粒子をCCDカメラにより撮像することができ、短時間で数千個の粒子画像を解析することが可能である。本実施形態においては着色樹脂粒子3,000個の円相当径を算出し、その平均値を平均円相当径Aとした。
本実施形態の着色樹脂粒子は、平均円形度Bが式(1)の関係を満足する。
0.990−0.0083A≦B≦1.021−0.0117A (1)
平均円形度Bが0.990−0.0083A未満であると、着色樹脂粒子を静電荷像現像用トナーとして用いた場合、特に粒子径が大きい領域では歪な形状の粒子が多く、またトナー粒子としての溶融合一度合いが不足気味であるため形状均一性や粒子強度の点で劣る。また、平均円形度Bが1.021−0.0117Aを超えると、着色樹脂粒子を静電荷像現像用トナーとして用いた場合、真球状に近いことからクリーニングブレード、クリーニングブラシ等との接触が十分ではなく除去が難しくなるため、特にクリーニング性に劣る。
前記平均円形度Bは、例えばフロー式粒子像分析装置FPIA−3000(シスメックス(株)製)等を用いて測定することができる。本実施形態においては着色樹脂粒子3,000個の円形度を算出し、それらの平均値を算出して平均円形度Bとした。
着色樹脂粒子の円形度の変動係数は、例えばフロー式粒子像分析装置FPIA−3000(シスメックス(株)製)等を用いて測定することができる。本実施形態においては着色樹脂粒子3,000個の円形度を算出し、それらの標準偏差及び平均値を算出し、円形度の変動係数を算出した。
着色樹脂粒子を構成する樹脂としては、特に制限はないが、例えば、熱可塑性樹脂を好ましく挙げることができる。
熱可塑性樹脂として、具体的には、スチレン、パラクロロスチレン、α−メチルスチレン等のスチレン類の単独重合体又は共重合体(スチレン系樹脂);アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−プロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸2−エチルヘキシル等のビニル基を有するエステル類の単独重合体又は共重合体(アクリレート系樹脂、メタクリレート系樹脂、以下、(メタ)アクリレート系樹脂とも記載する。);アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のビニルニトリル類の単独重合体又は共重合体(ビニルニトリル系樹脂);ビニルエチルエーテル、ビニルイソブチルエーテル等のビニルエーテルの単独重合体又は共重合体(ビニルエーテル系樹脂);ビニルメチルケトン、ビニルエチルケトン、ビニルイソプロペニルケトン類の単独重合体又は共重合体(ビニルケトン系樹脂);エチレン、プロピレン、ブタジエン、イソプレン等のオレフィン類の単独重合体又は共重合体(オレフィン系樹脂);エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、セルロース樹脂、ポリエーテル樹脂等の非ビニル縮合系樹脂、及び、これら非ビニル縮合系樹脂とビニル系モノマーとのグラフト重合体などが例示できる。これらの樹脂は1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
このような架橋剤の具体例としては、例えば、ジビニルベンゼン、ジビニルナフタレン等の芳香族の多ビニル化合物類;フタル酸ジビニル、イソフタル酸ジビニル、テレフタル酸ジビニル、ホモフタル酸ジビニル、トリメシン酸ジビニル/トリビニル、ナフタレンジカルボン酸ジビニル、ビフェニルカルボン酸ジビニル等の芳香族多価カルボン酸の多ビニルエステル類;ピリジンジカルボン酸ジビニル等の含窒素芳香族化合物のジビニルエステル類;ピロムチン酸ビニル、フランカルボン酸ビニル、ピロール−2−カルボン酸ビニル、チオフェンカルボン酸ビニル等の不飽和複素環化合物カルボン酸のビニルエステル類;ブタンジオールメタクリレート、ヘキサンジオールアクリレート、オクタンジオールメタクリレート、デカンジオールアクリレート、ドデカンジオールメタクリレート等の直鎖多価アルコールの(メタ)アクリル酸エステル類;ネオペンチルグリコールジメタクリレート、2−ヒドロキシ−1,3−ジアクリロイルオキシプロパン等の分枝、置換多価アルコールの(メタ)アクリル酸エステル類;ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレンポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート類;コハク酸ジビニル、フマル酸ジビニル、マレイン酸ビニル/ジビニル、ジグリコール酸ジビニル、イタコン酸ビニル/ジビニル、アセトンジカルボン酸ジビニル、グルタル酸ジビニル、3,3’−チオジプロピオン酸ジビニル、trans−アコニット酸ジビニル/トリビニル、アジピン酸ジビニル、ピメリン酸ジビニル、スベリン酸ジビニル、アゼライン酸ジビニル、セバシン酸ジビニル、ドデカン二酸ジビニル、ブラシル酸ジビニル等の多価カルボン酸の多ビニルエステル類;等が挙げられる。
ここで用いるラジカル重合開始剤としては、特に制限はなく、公知のものを使用することができる。
また、樹脂の分子量調整は、公知の連鎖移動剤を用いて行うこともでき、例えば、チオール類や四臭化炭素等が挙げられる。
連鎖移動剤としては、特に制限はなく、公知のものを使用することができる。
また、ポリエステル樹脂は、結晶性であっても、非結晶性であってもよい。さらに、これらを2種以上組み合わせて使用してもよい。
ポリエステル樹脂等の重縮合樹脂の合成には、重縮合触媒を使用することが好ましい。重縮合触媒としては、公知のものを使用することができる。
重量平均分子量Mwが45,000以下であると、定着時に溶解性が良好であり、透過度に優れた画像が得られる。また、重量平均分子量が5,000以上であると、定着工程時のトナーの溶融粘度が好適であり、凝集力に優れるため、ホットオフセットの発生が抑制できる。
また、樹脂がポリエステル樹脂である場合、重量平均分子量が30,000以下であると、水系媒体中への分散が良好である。
本実施形態に用いることができる着色剤としては、公知の着色剤であればよく、特に限定はしない。着色剤の例としては、クロムイエロー、ハンザイエロー、ベンジジンイエロー、スレンイエロー、キノリンイエロー、パーマネントオレンジGTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、ウォッチャングレッド、パーマネントレッド、ブリリアントカーミン3B、ブリリアントカーミン6B、デュポンオイルレッド、ピラゾロンレッド、リソールレッド、ローダミンBレーキ、レーキレッドC、ローズベンガル、アニリンブルー、ウルトラマリンブルー、カルコオイルブルー、メチレンブルークロライド、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、マラカライトグリーンオキサレート、などの種々の顔料:アクリジン系、キサンテン系、アゾ系、ベンゾキノン系、アジン系、アントラキノン系、ジオキサジン系、チアジン系、アゾメチン系、インジコ系、チオインジコ系、フタロシアニン系、ポリメチン系、トリフェニルメタン系、ジフェニルメタン系、チアゾール系、キサンテン系などの各種染料;などを例示できる。これらの着色剤は1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
さらに、体積平均粒径を0.5μm以下にすることにより、静電荷像現像用トナーに用いる場合、トナーの発色性、色再現性等を一層向上させることができるので好ましい。
本実施形態に用いることができる離型剤は、樹脂粒子との相溶性に乏しいもの(非相溶性)が好ましい。樹脂粒子との相溶性に乏しいと、離型剤が樹脂粒子と溶け込まず、樹脂粒子の可塑化を促すことがないので、静電荷像現像用トナーに使用する場合、高温定着時におけるトナーの粘度を低下させず、オフセット発生の原因となることがない。
本実施形態の着色樹脂粒子には、必要に応じて種々の添加剤を添加してもよく、例えば、静電荷像現像用トナーの作製に使用する場合、公知の内添剤、帯電制御剤、無機粒子、有機粒子、滑剤、研磨剤などを添加することができる。
本実施形態の着色樹脂粒子の製造方法は、第1の流路と第2の流路とが合流する第1の合流流路、及び、合流流路の温度制御手段を有するリアクターを準備する工程、少なくとも樹脂粒子及び着色剤からなる凝集粒子を含む凝集粒子分散液を前記第1の流路に送液する工程、凝集停止剤を含む液体を第2の流路から送液し、前記凝集粒子の凝集成長を停止する工程、並びに、前記第1の合流流路を加熱して凝集粒子を合一する工程を含むことを特徴とする。
また、凝集停止後においては、微粒子同士が凝集剤の微小な力で付着しているに過ぎず、ちょっとした撹拌力の付与や凝集力の低下により、微粒子の乖離や粒子の分解(ばらけ)に繋がりやすい。そのような乖離やばらけが生じないようにするためは、早急に凝集粒子の内外を溶融合一させることが好ましい。好ましくは凝集粒子同士の接触が生じないような条件下にて、加熱による微粒子同士の融着により溶融合一を実現している。しかし、前述のようなバッチ式の反応槽を用いる場合には、伝熱効率の制約から急速な粒子合一の達成及び時間的効率の観点で不利といえる。
そこで、本実施形態においては、粒子径が目標に達した凝集粒子を、好ましくは配管型のリアクター内に導入し、その場に凝集停止剤を流入させることで極めて短時間のうちに凝集停止操作が進行するように流路を構成する。粒子の凝集を停止した後は、配管経路に設けた温度制御手段により、短時間かつ高精度に雰囲気温度を制御して凝集粒子内及び表面の溶融合一を促進する。このときに、温度制御以外に形状制御剤を導入する流路を設けてもよい。配管内で媒体と共に凝集粒子を送ることにより、連続的かつ高速、高効率に凝集停止操作及び合一操作を制御することが可能となる。
しかし、特に層流状態を保ち易い配管型のリアクターでは、停止剤の拡散に特段の撹拌操作を必要としないため、粒子表面にストレスを与えることなく、速やかに凝集停止剤雰囲気下に晒すことが可能となる。
以下、図面も参照しながら、本実施形態をさらに詳細に説明する。
本実施形態の着色樹脂粒子の製造方法に用いることができるリアクターは、第1の流路と第2の流路とが合流する第1の合流流路、及び、合流流路の温度制御手段を有する。
マイクロリアクターは、従来の装置のように乱流を反応の場とするのではなく、層流を反応の場とすることを可能とするものである。層流支配のもとにおいて、2種類以上の異なる液体を層流とした場合には、2種類以上の異なる液体よりなる層流の界面領域において、液体中の物質の濃度差による拡散が生じ、その結果、濃度差に基づく物質の移動が生じる。また、拡散速度は分子量の大きい分子ほど遅い。層流を反応の場とすると、例えば、2液を混合する場合には、2液の界面領域の相互拡散により混合することができる。また、マイクロスケールの空間では比界面積が大きいため、このような界面での拡散混合を行う場合に有利である。
ここで、レイノルズ数(Re)は、以下の式にて定義される。
Re=uL/ν
(u:流速、L:代表長さ、ν:動粘性係数)
レイノルズ数(Re)がおおよそ2,300以下であるとき、層流支配となる。
なお、流路の断面が円形や正方形、長方形でない場合における流路径は、流れ方向に対して垂直な面により切断した流路の断面積から求めた円相当径(直径)とする。
本実施形態に用いることができるリアクターとして具体的には、第2の流路の内部に第1の流路が同心円状に配置したもの(多重管構造)、Y字型に配置したもの等が好ましく例示できる。本実施形態においては、多重管構造のリアクターを好ましく用いることができる。
他の流路としては、本実施形態においては、前記第1の合流流路と第3の流路とが合流する第2の合流流路をさらに有し、形状制御剤を含む液体を前記第3の流路から送液する工程、及び、前記第2の合流流路を加熱する工程をさらに含む着色樹脂粒子の製造方法を好ましく例示できる。
流路幅が狭い場合には、流路壁による流れの減衰効果も受けやすい。また、流路壁と溶融状態の着色樹脂粒子とが衝突して形状均一性を保つことが困難になる場合がある。このような場合に、樹脂粒子分散液のまわりをシース液と呼ばれる緩衝液で包み込んでマイクロチャネルに流し込み、流路内壁と樹脂粒子分散液との間にシース流を形成することにより、壁面効果や内壁と樹脂粒子との衝突を緩和させることが可能となる。
また、予め流入する前のシース液を温度調節しておくことで、流入後の雰囲気を瞬時に所望の温度に制御することも可能である。
例えば、前記第1の流路から送液された凝集粒子分散液と前記第2の流路及び/又は第3の流路から送液された液体とが凝集粒子分散液を中心とする同心円流を形成する態様を好ましく例示できる。
同心円流を形成するリアクターとしては、例えば図1に示すように第2の流路形成部材26の内部に第1の流路形成部材24が同心円状に配置された構造(多重管構造)のリアクター10を好ましく例示できる。なお、上記の場合においても、凝集粒子分散液Aは、凝集停止剤を含む液体Bを含む他の液体に拡散していき、その下流において最終的には合流流路の内壁に接触してもよい。凝集粒子分散液Aが合流流路の内壁に接触せずに送液されることにより、凝集樹脂粒子等の合流流路内壁への付着を防ぐことができ、流路の詰まりや粗大粒子の発生を抑制することができる。なお、本実施形態において、粗大粒子とは、粒径分布を有する粒子の中で大きい粒径を有する成分をいい、その粒子の体積平均粒径に対し、特に2.5倍以上の粒径を有する粒子をいう。また、本実施形態に用いることができるリアクターは、第1の流路の内壁と合流流路の内壁とが連続的に形成されていないものであることが好ましい。
第3の流路を形成した場合も同じく、第1の合流流路に送液された液体の流量と第3の合流流路に送液された液体の流量との比は、1:0.3〜1:100であることが好ましく、1:0.5〜1:20であることがより好ましい。
本実施形態においては、合流流路内の液体を適度な温度に加熱することにより、凝集停止後の融合合一を効率的に行うことができる。また、マイクロ波照射装置を用いて加熱を行った場合、非常に短時間で液体を加熱でき、また、照射した部分を均一に加熱することができる。
前記合成樹脂としては、耐衝撃性、耐熱性、耐薬品性などの観点から、具体的には、フッ素樹脂、ポリエステル樹脂、スチレン樹脂、アクリル樹脂、スチレン・アクリル樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、ジエン系樹脂、フェノール樹脂、テルペン樹脂、クマリン樹脂、アミド樹脂、アミドイミド樹脂、ブチラール樹脂、ウレタン樹脂、エチレン・酢酸ビニル樹脂等が例示できるが、流路内壁への凝集粒子及び着色樹脂粒子等の吸着を抑制できることからフッ素樹脂であることが好ましい。
フッ素樹脂としては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体(ETFE)、ポリビニリデンフルオライド(PVDF)及びポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)等が挙げられ、中でもテトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)が好ましい。
また、本実施形態においては、流路内をフッ素系高分子材料、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂又は金メッキ等で被覆したものも好ましく用いることができる。
また、前記熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂及び熱可塑性樹脂は、「高分子大辞典」(1994年、丸善(株)発行)に記載のものも、所望に応じ、好適に用いることができる。
リアクターは、その用途に応じて、分離、精製、分析、洗浄等の機能を有する部位を有していてもよい。
また、リアクターには、必要に応じて、例えば、第1の流路及び第2の流路に液体を送液するための送液口や、リアクターから液体を回収するための回収口などを設けることが好ましい。
本発明においては、樹脂粒子分散液及び着色剤粒子分散液から凝集粒子を形成するリアクターと、本実施形態に用いるリアクターとを組み合わせて使用することによって、より粒子径分布及び形状均一性に優れたリアクターを提供することができる。
本実施形態に用いるリアクターは、送液する流量を可変するための流量制御手段を備えていることが好ましい。流量制御手段は、好ましくは液体の出口側よりも供給口側に備えたものが好ましい。流量制御手段としては、シリンジポンプ、ギアポンプ、プランジャーポンプ等が挙げられ、好ましくはシリンジポンプである。
具体的には、乳化重合法、懸濁重合、転相乳化法等で作製した樹脂粒子を使用することもできるし、塊状重合法により得られた樹脂を機械的に解砕して樹脂粒子とすることもできるし、任意の重合法により得られた樹脂を機械的シェア等により乳化分散させて樹脂粒子を使用することもできる。
前記凝集剤としては、一価以上の電荷を有する化合物が好ましく、その具体例としては、イオン性界面活性剤、ノニオン系界面活性剤等の水溶性界面活性剤類;塩酸、硫酸、硝酸、酢酸、シュウ酸等の酸類;塩化アルミニウム、塩化マグネシウム、塩化ナトリウム、硫酸アルミニウム、硫酸カルシウム、硫酸アンモニウム、硝酸アルミニウム、硝酸銀、硫酸銅、炭酸ナトリウム等の無機酸の金属塩;酢酸ナトリウム、蟻酸カリウム、シュウ酸ナトリウム、フタル酸ナトリウム、サリチル酸カリウム等の脂肪族酸、芳香族酸の金属塩;ナトリウムフェノレート等のフェノール類の金属塩;アミノ酸の金属塩;トリエタノールアミン塩酸塩、アニリン塩酸塩等の脂肪族、芳香族アミン類の無機酸塩類;等が例示できる。これらの凝集剤は1種又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
本実施形態に用いることのできる水系媒体としては、例えば、蒸留水、イオン交換水等の水や、エタノール、メタノール等のアルコール類などが挙げられる。これらの中でも、蒸留水及びイオン交換水等の水が特に好ましい。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
また、水系媒体には、水混和性の有機溶媒を含んでいてもよい。水混和性の有機溶媒としては、例えば、アセトン等が挙げられる。
本実施形態の凝集樹脂粒子の製造方法における凝集粒子分散液は、樹脂粒子を1種のみ含有していてもよく、2種以上含有していてもよい。
また、凝集粒子分散液中の固形分量は5〜50重量%が好ましく、10〜40重量%がより好ましい。上記範囲であると凝集粒子分散液の流動性が適度である。
本実施形態においては、凝集剤により凝集粒子が所望の粒径に達した段階で第1の流路に凝集粒子分散液として送液し、第2の流路から凝集停止剤を含む液体を送液して凝集停止することにより所望の粒子径に調整することができる。
本実施形態に使用することができる凝集停止剤としては、pH調整剤、界面活性剤及び金属塩等が挙げられる。
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア等が挙げられる。
合流流路におけるpHは、合流した2つの液体が完全に混合された状態で5.0〜7.5であることが好ましく、5.5〜7.0であることがより好ましい。上記範囲内であると、効率的に凝集を停止することができ、均一な粒径、形状の着色樹脂粒子が得られる。本実施形態においては、上記範囲のpHとなるように凝集停止剤を含む液体の濃度、流速を調整することが好ましい。
界面活性剤としては、例えば、硫酸エステル塩系、スルホン酸塩系、リン酸エステル系、せっけん系等のアニオン界面活性剤;アミン塩型、4級アンモニウム塩型等のカチオン界面活性剤;ポリエチレングリコール系、アルキルフェノールエチレンオキサイド付加物系、多価アルコール系等の非イオン系界面活性剤等が好適に挙げられる。これらの中でもイオン性界面活性剤が好ましく、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤がより好ましい。前記非イオン系界面活性剤は、前記アニオン界面活性剤又はカチオン界面活性剤と併用されるのが好ましい。前記界面活性剤は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
一般の無機金属化合物(無機金属塩)又はその重合体が挙げられる。無機金属塩を構成する金属元素は周期律表(長周期律表)における2A、3A、4A、5A、6A、7A、8、1B、2B、3B族に属する2価以上の電荷を有するものであり、樹脂粒子の凝集系においてイオンの形で溶解するものであればよい。
1価の金属塩としては、ナトリウム、カリウム及びリチウム等のアルカリ金属の塩が挙げられ、2価の金属塩としては、カルシウム及びマグネシウム等のアルカリ土類金属の塩、マンガン及び銅等の金属塩が挙げられ、3価の金属塩としては、鉄及びアルミニウム等の金属塩等が挙げられる。
より詳細には、1価の金属の金属塩としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム及び塩化リチウム等が挙げられ、2価の金属の金属塩としては、塩化マグネシウム、塩化カルシウム、硝酸カルシウム、塩化亜鉛、硫酸銅、硫酸マグネシウム及び硫酸マンガン等が挙げられ、3価の金属塩としては、塩化アルミニウム及び塩化鉄等が挙げられる。
本実施形態においては、凝集停止剤としては1価の金属塩が好ましく、中でも水酸化ナトリウム及び塩化ナトリウムがより好ましい。
加熱温度は、凝集粒子に含まれる樹脂の融点又はガラス転移点よりも20〜100℃高温で加熱することが好ましく、30〜80℃高温で加熱することがより好ましい。
前記形状制御剤としては、前記のpH調整剤、界面活性剤、金属塩等が挙げられる。
形状制御剤を用いる場合には、高濃度で急激に流入させると粒子形状の均一性を損なう可能性があるため、低濃度で徐々に流入し速やかに雰囲気を変化させることが好ましい。
前記形状制御剤の流入時の濃度は、流入流速にもよるが、0.05〜15%であることが好ましく、0.1〜10%であることがより好ましい。上記範囲内であると形状制御が容易となるため好ましい。
冷却方法としては、合流流路に設けられた温度制御手段により冷却する方法や、水等の冷却液を送液する流路をリアクターに形成する方法が挙げられる。
図1に示すリアクター10は、第1の流路を形成する部材(第1の流路形成部材24)と第2の流路を形成する部材(第2の流路形成部材26)とが同心円状に配置された多重管構造の配管型リアクターである。
第1の流路形成部材24は第1の流路12を形成し、その外周に第2の流路形成部材26はドーナツ型の断面形状である第2の流路14を形成している。第1の流路形成部材24は、第2の流路形成部材26の途中までの長さの部材であり、第1の流路形成部材24の先端より下流において第1の合流流路16を形成している。
第1の流路12には、凝集粒子20を含む凝集粒子分散液Aが送液されており、第2の流路14には凝集停止剤を含む液体Bが送液されている。
凝集粒子分散液Aと凝集停止剤を含む液体Bとは、第1の合流流路16において合流し、好ましくは層流を形成しながら、その境界領域で徐々に互いに拡散していく(拡散部22)。この拡散部22において凝集停止剤により凝集粒子20の凝集成長が停止される。
図2に示す装置30は、2つのタンク32、34、リアクター40、送液ポンプP1、P2、ヒーター48、容器50、並びに、第1の流路42、第2の流路44及び第1の合流流路46等の流路からなる。
タンク32には、凝集粒子分散液Aが入っており、また、タンク34には、凝集停止剤を含む液体Bが入っている。
タンク32内の凝集粒子分散液A及びタンク34内の凝集停止剤を含む液体Bは、それぞれ送液ポンプP1、P2により第1の流路42及び第2の流路44に送液され、第1の合流流路46において合流する。
第1の合流流路46内において、凝集停止が起こり、第1の合流流路46に設置されたヒーター48による加熱により融合合一された後に、着色樹脂粒子含有液52が得られる。前記着色樹脂粒子含有液52は、容器50に回収される。
ヒーター48は、必要に応じて温度が調節されていてもよく、また、他の加熱装置や冷却装置を有していてもよい。ヒーター48等の温度を調節する装置の設置位置は、凝集停止後に加熱可能であれば特に制限はなく、合流流路上の任意の位置、例えば、リアクター40内に設けてもよく、また、装置30全体あるいはリアクター40全体を温度制御された容器中にいれてもよい。
図2に示すようなリアクター40は、固体基板上に微細加工技術により好適に作製することができる。前記微細加工技術としては、特に制限はないが、例えば、X線を用いたLIGA技術、フォトリソグラフィー法によりレジスト部を構造体として使用する方法、さらに、レジスト開口部をエッチング処理する方法、マイクロ放電加工法、レーザー加工法、ダイヤモンドのような硬い材料で作られたマイクロ工具を用いる機械的マイクロ切削加工法等が挙げられる。これらの技術は単独で用いてもよく、また、組み合わせで使用してもよい。
(アクリル樹脂粒子分散液の調製)
下記の油相1、油相2、水相1及び水相2を調製し、アクリル樹脂粒子分散液の調製に用いた。
・スチレン(和光純薬工業(株)製):15.3部
・n−ブチルアクリレート(和光純薬工業(株)製):0.46部
・β−カルボキシエチルアクリレート(ローディア日華(株)製):0.6部
・ドデカンチオール(和光純薬工業(株)製):0.2部
・スチレン(和光純薬工業(株)製):15.3部
・n−ブチルアクリレート(和光純薬工業(株)製):0.46部
・β−カルボキシエチルアクリレート(ローディア日華(株)製):0.6部
・ドデカンチオール(和光純薬工業(株)製):0.4部
・デカンジオールジアクリレート(新中村化学工業(株)製):0.3部
・イオン交換水:17.5部
・アニオン性界面活性剤(DOWFAX 2A1、The Dow Chemical Company製):0.35部
・イオン交換水40部
・アニオン性界面活性剤(DOWFAX 2A1、The Dow Chemical Company製):0.05部
・過硫酸アンモニウム(和光純薬工業(株)製):0.3部
油相1成分と、水相1成分の半量とをフラスコ(容器1)中に入れて撹拌混合してエマルション1とした。同様に、油相2成分と、水相1成分の残りの半量とを別のフラスコ(容器2)中に入れて撹拌混合しエマルション2とした。
さらに別のフラスコ(容器3)に水相2成分を投入し、容器3内を窒素で充分に置換し撹拌をしながら、オイルバスで容器3内が75℃になるまで加熱した。次に、容器1内のエマルション1を、容器3へ2時間かけて徐々に滴下し、エマルション1の滴下終了後に、容器2内のエマルション2を容器3へ1時間かけて徐々に滴下し乳化重合を行った。
エマルション2の滴下終了後さらに75℃で3時間、容器3内で重合し、アクリル樹脂粒子分散液を得た。得られたアクリル樹脂粒子の累積個数平均粒径D50nを、レーザー回折式粒度分布測定装置((株)堀場製作所製、LA−700)で測定したところ250nmであった。示差走査熱量計((株)島津製作所製、DSC−50)を用いて昇温速度10℃/minで樹脂粒子のガラス転移点を測定したところ52℃であった。また、分子量測定器(東ソー(株)製、HLC−8020)を用い、テトラヒドロフラン(THF)を溶媒として数平均分子量(ポリスチレン換算)を測定したところ9,900であった。
−ポリエステル樹脂の合成−
加熱乾燥した三口フラスコに、ポリオキシエチレン(2,0)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン15部と、ポリオキシプロピレン(2,2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン85部と、テレフタル酸55部と、フマル酸25部と、n−ドデセニルコハク酸25部と、これらの酸成分(テレフタル酸、フマル酸、n−ドデセニルコハク酸の合計部数)に対して0.05部のジブチル錫オキサイドとを入れ、容器内に窒素ガスを導入して不活性雰囲気に保ち昇温した後、140〜240℃で約12時間共縮重合反応させ、210〜260℃で徐々に減圧して、ポリエステル樹脂を合成した。ゲルパーミエーションクロマトグラフィーによる分子量測定(ポリスチレン換算)にて、得られたポリエステル樹脂の重量平均分子量(Mw)は19,000であった。また、ポリエステル樹脂のガラス転移点を前述のガラス転移点の測定と同様にして、示差走査熱量計(DSC)を用いて測定したところ、明確なピークを示さず、階段状の吸熱量変化が観察された。階段状の吸熱量変化の中間点をとったガラス転移点は60℃であった。
・ポリエステル樹脂:22部
・メチルエチルケトン(和光純薬工業(株)製):13部
・2−プロパノール(和光純薬工業(株)製):6部
上記成分を耐圧撹拌容器に投入し、溶融撹拌して樹脂分を膨潤及び溶解した。その後10%アンモニア水(和光純薬工業(株)製)0.5部を滴下し、そのまましばらく撹拌した。次にイオン交換水58部を撹拌しながら徐々に滴下し転相乳化を行なった。その後、減圧下で転相乳化後の樹脂溶液からメチルエチルケトン及び2-プロパノールを留去し、ポリエステル樹脂粒子分散液を得た。さらに、分散安定補助剤として、アニオン界面活性剤(DOWFAX 2A1、The Dow Chemical Company製)0.3部投入後撹拌して、ポリエステル樹脂粒子分散液とした。
Cyan顔料(C.I.ピグメントブルー15:3)60部、アニオン性界面活性剤(ネオゲンR、第一工業製薬(株)製)5部及びイオン交換水240部を混合して、ホモジナイザー(ウルトラタラックスT50、IKA社製)を用いて30分間撹拌し、その後、アルティマイザーにて分散処理して体積平均粒子径が215nmである着色剤(Cyan顔料)粒子が分散された着色剤分散剤を調製した。
パラフィンワックス(HNP0190、日本精蝋(株)製、融点:86℃)100部、アニオン性界面活性剤(ネオゲンSC、第一工業製薬(株)製)5部及びイオン交換水240部を、丸型ステンレス鋼製フラスコ中でホモジナイザー(ウルトラタラックスT50、IKA社製)を用いて30分間分散した後、圧力吐出型ホモジナイザーで分散処理し、体積平均粒径が330nmである離型剤粒子が分散された離型剤分散液を調製した。
凝集粒子を含むA液、凝集停止剤を含むB液、及び、形状制御剤を含むC液を調製し、着色樹脂粒子の調製に使用した。
下記成分を丸型ステンレス製フラスコ中に入れてホモジナイザー(IKA社製、ウルトラタラックスT50)で十分に混合・分散した。
・アクリル樹脂粒子分散液:54.8部
・着色剤分散液:8部
・離型剤分散液:12部
・ポリ塩化アルミニウム(浅田化学工業(株)製、PAC100W):0.2部
加熱用湯浴中にてフラスコ内を撹拌しながら48℃まで徐々に加熱し、凝集による粒子径成長をモニターしながら、着色樹脂粒子の平均粒子径が3〜6μmの範囲内となる径の凝集粒子を得た。
次いで、得られた凝集粒子の表面被覆用に、アクリル樹脂粒子分散液25部を追加して添加し、緩やかに撹拌してA液(アクリル)とした。
また、同様にポリエステル樹脂粒子分散液を用いて作製した凝集粒子をA液(ポリエステル)とした。
B液:凝集停止剤を規定の濃度有する水溶液として、表1に示す濃度のNaOH水溶液、及び、アニオン性界面活性剤(テイカ(株)製、テイカパワーBN2060)を含む水溶液を調製した。
C液:形状制御剤を規定の濃度有する水溶液として、表1に示す濃度のHNO3水溶液を調製した。
(着色樹脂粒子の製造:7mm管)
図3に示す配管型リアクター80を以下のチューブ及びヒーターを用いて作製した。
内径12mmのテトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)製の大径チューブ81(ナフロンチューブ、ニチアス(株)製)と、外径8mm・内径7mmのPFA製の中径チューブ82(ナフロンチューブ、ニチアス(株)製)と、外径4mm・内径3mmのPFA製の小径チューブ83(ナフロンチューブ、ニチアス(株)製)とを用意し、小径チューブ83、中径チューブ82、大径チューブ81の順に、3つのPFAチューブの断面が同心円状に並ぶように配置した。
小径チューブにA液(アクリル)、中径チューブにB液、大径チューブにC液をそれぞれ送液可能なように装置を構築し、多重管構造の配管型リアクター80を作製した。
小径チューブ83の長さは50cm、中径チューブ82及び大径チューブ81はそれぞれ約2mの長さであり、夫々25cm程度を重ねて配置した。送液ポンプはシリンジポンプ(不図示)を使用した。また、中径チューブ82の下流約1m及び大径チューブ81全体には、ヒーター(不図示)を巻き、約50℃〜約95℃に加温可能なように制御した。各チューブへの送液量は、A液を約250ml/h、B液を約150ml/h、C液を約250ml/hとした。
結果、円相当径=3.3μm、平均円形度=0.976の着色樹脂粒子21を含む液が連続的に得られた。円形度0.9未満の累計頻度は0.1個数%であった。
得られた着色樹脂粒子分散液は、冷却後イオン交換水で充分洗浄して、ヌッチェ式吸引濾過で固液分離した。次に、40℃のイオン交換水中に再分散し、撹拌しながら洗浄した。この洗浄操作を4回繰り返した後、ヌッチェ式吸引濾過で固液分離し、真空下で乾燥して着色樹脂粒子を得た。
平均円相当径A、平均円形度B、円形度0.9未満の累計頻度、円形度の変動係数は、フロー式粒子像分析装置FPIA−3000(シスメックス(株)製)を用いて測定した。測定条件は、以下の通りである。
前処理;原液300mgに対して純水20mlで希釈し、超音波で5分間分散処理した。
測定条件:モード HPF測定モード
分析量 0.35μL
粒子計数 2,500〜5,000カウント
解析条件:粒径限定範囲 0.50〜200.0μm(円相当径)
円形度限定範囲 0.40〜1.00
包埋処理した着色樹脂粒子を薄い切片にし、断面のSEM撮影により粒子内部の融着度や空隙の有無を判定した。結果を表1に示した。
良・・・凝集粒子の融合合一が適切であり、凝集粒子を構成する粒子間の界面の境がなく、内部空隙も観られない。
中・・・凝集粒子の融合合一が十分ではなく、凝集粒子を構成する粒子間の界面が一部確認できるか、内部空隙が10個数%頻度程度で観察される。
悪・・・凝集粒子を構成する粒子間の融合合一が進まず、凝集粒子の界面が確認できるか、内部空隙が50個数%頻度以上で観察される。
市販PPC用紙(普通紙)上に、着色樹脂粒子を4cm×3cmの大きさで3.5g/m2の密度で一様に堆積させた層を形成し、富士ゼロックス(株)製DCC−III4300に搭載の定着ユニットを単独で稼動可能な装置にて、150℃、130mm/secの条件下にて定着処理したときの、画像面の濃度斑の度合いを判定した。結果を表1に示した。
優・・・画像内に部分的な斑状の濃度差がなく、均一な定着像である。
良・・・極軽微又は微小部分的に画像の濃度差が観られるが、大部分は均一な定着像である。
悪・・・画像中の全体的に濃度差や斑が観られ、定着像が均一でない。
ガラス板上に、着色粒子を2cm×3cmの大きさで4g/m2の密度で一様に堆積させた層を形成し、摩擦試験機を用いて、幅15mm、厚さ5mmのウレタンゴムブレードにて、当接角20°、2.5gf/mmの圧力で一方向にワイピングした場合の、拭き残り量を測定した。結果を表1に示した。
良・・・目視にて残留する着色粒子が確認できず、堆積残量が5重量%以下である。
中・・・目視にて残留する着色粒子が薄く層状や筋状に確認でき、堆積残量が5〜30重量%である。
悪・・・目視にて残留する着色粒子層が確認でき、堆積残量が30重量%以上である。
なお、表1中の「悪(潰)」とは、ルーペでの観察において、一部の粒子が潰れて斑状もしくは筋状に付着している箇所が観られたことを示す。
総合的な判定結果を表1に示した。判定基準は下記の通りである。
◎・・・非常に良好
○・・・良好
△・・・一部が不十分
×・・・全て不十分
(着色樹脂粒子の製造:530μm管)
図3に示す配管型リアクターを以下のチューブ及びヒーターを用いて作製した。
内径1.59mmのPFA製の大径チューブ81(ナフロンチューブ、ニチアス(株)製)と、外径0.66mm・内径0.53mmの中径チューブ82(ナフロンチューブ、ニチアス(株)製)と、外径0.35mm・内径0.25mmの小径チューブ83としてヒューズドシリカキャピラリーチューブ(チューブ、ジーエルサイエンス(株)製)を用意し、小径チューブ83、中径チューブ82、大径チューブ81の順に、3つのチューブの断面が同心円状に並ぶように配置した。
小径チューブ83にA液(ポリエステル)、中径チューブ82にB液、大径チューブ81にC液をそれぞれ送液可能なように装置を構築し、マイクロリアクターである配管型リアクター80を作製した。
小径チューブ83の長さは5cm、中径チューブ82及び大径チューブ81は約80cmの長さであり、夫々3cm程度を重ねて配置した。送液ポンプはシリンジポンプ(例えばPHD2000、HARVARD製)を使用した。また、中径チューブ82の下流約50cm及び大径チューブ81には、ヒーター(不図示)を巻き、約50℃〜約95℃に加温可能なように制御した。各チューブへの送液量は、A液を約2ml/h、B液を約10ml/h、C液を約25ml/hとした。結果、円相当径=3.4μm、平均円形度=0.964の着色樹脂粒子を含む液が連続的に得られた。円形度0.9未満の累計頻度は0.2個数%であった。
得られた着色樹脂粒子分散液は、冷却後イオン交換水で充分洗浄して、ヌッチェ式吸引濾過で固液分離した。次に、40℃のイオン交換水中に再分散し、撹拌しながら洗浄した。この洗浄操作を4回繰り返した後、ヌッチェ式吸引濾過で固液分離し、真空下で乾燥して着色樹脂粒子を得た。
得られた着色樹脂粒子を使用して、実施例1と同様にして、合一度合、画像濃度斑、クリーニング性を評価した。評価結果を表1に示した。
A液としてA液(アクリル)を用い、表1に示した合一温度、凝集停止剤及び形状制御剤を適用した以外は、実施例2と同様にして着色樹脂粒子を作製し、合一度合、画像濃度斑、クリーニング性を評価した。評価結果を表1に示した。
A液としてA液(ポリエステル)を用い、表1に示した合一温度、凝集停止剤及び形状制御剤を適用した以外は、実施例1と同様にして着色樹脂粒子を作製し、合一度合、画像濃度斑、クリーニング性を評価した。評価結果を表1に示した。
表1に示した合一温度、凝集停止剤及び形状制御剤を適用した以外は、実施例2と同様にして着色樹脂粒子を作製し、合一度合、画像濃度斑、クリーニング性を評価した。評価結果を表1に示した。
表1に示した合一温度、凝集停止剤及び形状制御剤を適用した以外は、実施例1と同様にして着色樹脂粒子を作製し、合一度合、画像濃度斑、クリーニング性を評価した。評価結果を表1に示した。
12:第1の流路
14:第2の流路
16:第1の合流流路
18:第3の流路
20:凝集粒子
21:着色樹脂粒子
22:拡散部
24:第1の流路形成部材
26:第2の流路形成部材
30:装置
32,34:タンク
40:リアクター
42:第1の流路
44:第2の流路
46:第1の合流流路
48:ヒーター
50:容器
52:着色樹脂粒子含有液
80:配管型リアクター
81:大径チューブ
82:中径チューブ
83:小径チューブ
A:凝集粒子分散液
B:凝集停止剤を含む液体
C:形状制御剤を含む液体
P1,P2:ポンプ
Claims (7)
- 平均円相当径A(μm)の値が3≦A≦6であり、
平均円形度Bが式(1)の関係を満足し、
円形度0.9未満の累計頻度が1個数%以下であり、
樹脂と着色剤とを含むことを特徴とする
着色樹脂粒子。
0.990−0.0083A≦B≦1.021−0.0117A (1) - 第1の流路と第2の流路とが合流する第1の合流流路、及び、前記第1の合流流路の温度制御手段を有するリアクターを準備する工程、
少なくとも樹脂粒子及び着色剤からなる凝集粒子を含む凝集粒子分散液を前記第1の流路に送液する工程、
凝集停止剤を含む液体を前記第2の流路から送液し、前記凝集粒子の凝集成長を停止する工程、並びに、
前記第1の合流流路を加熱して凝集粒子を合一する工程を含むことを特徴とする
請求項1に記載の着色樹脂粒子の製造方法。 - 前記リアクターが前記第1の合流流路と第3の流路とが合流する第2の合流流路をさらに有し、
形状制御剤を含む液体を前記第3の流路から送液する工程、及び、
前記第2の合流流路を加熱する工程をさらに含む、
請求項2に記載の着色樹脂粒子の製造方法。 - 少なくとも前記凝集成長を停止する工程で、前記第1の合流流路において層流が形成される、請求項2又は3に記載の着色樹脂粒子の製造方法。
- 前記凝集粒子が流路内壁に接触せずに送液される、請求項2〜4いずれか1つに記載の着色樹脂粒子の製造方法。
- 前記第1の流路から送液された凝集粒子分散液と前記第2の流路及び/又は前記第3の流路から送液された液体とが凝集粒子分散液を中心とする同心円流を形成する、請求項2〜5いずれか1つに記載の着色樹脂粒子の製造方法。
- 請求項1に記載の着色樹脂粒子又は請求項2〜6いずれか1つに記載の着色樹脂粒子の製造方法により製造された着色樹脂粒子よりなることを特徴とする、静電荷像現像用トナー。
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