JP2010106879A - ローラ型ワンウェイクラッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】クラッチ内に堆積するゴミを外部に排出できる構成を設けることによって、信頼性の向上したローラ型ワンウェイクラッチを提供する。
【解決手段】内周にカム面12を有する複数のポケット4が形成された外輪1と、外輪1に対して同心状に配置された内輪と、ポケット4に配置され、カム面12に係合し、外輪1と内輪との間でトルクを伝達するローラ3と、円筒部と、円筒部から外径方向へ延在するフランジ部を備え、ローラ3の径よりも小さい円周方向の窓幅を有し、ローラ3を保持する窓18が円筒部に設けられている、外輪1に対して相対回動自在である保持器6と、ポケット4内で外輪1とローラ3との間に配置され、ローラ3をカム面12との係合方向に付勢するスプリング5と、を備えるワンウェイクラッチにおいて、外輪1の内周面に、円周方向の少なくとも一部に、軸方向に傾斜している傾斜面部25が設けられていることを特徴とするワンウェイクラッチ。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば自動車や産業機械などの駆動装置内でトルク伝達、バックストップ等の部品として使用されるローラ型ワンウェイクラッチに関するものである。
一般に、ローラ型ワンウェイクラッチは、内周にカム面を有する少なくとも一つのポケットが形成された外輪と、外輪と同心に配置されており外周軌道面を有する内輪と、ポケット内に配置されて内輪の外周軌道面と外輪の内周カム面との間でトルクを伝達するローラと、ローラの空転側に接するスプリングなどから成っている。
このような構成において、ローラ型ワンウェイクラッチはローラとカム面とで構成されるカム機構により、外輪に対して内輪を一方向のみに回転するようにしている。すなわち内輪は外輪に対して一方向で空転し、その逆方向でのみカム機構を介して外輪に回転トルクを与える構成になっている。
例えば二輪車用のスタータに使用されているワンウェイクラッチでは、高回転のため振動も激しく、粉塵に対する環境が厳しい条件で使用されるため、ワンウェイクラッチ内には摩耗粉を含んだゴミなどの異物が溜まりやすい。ワンウェイクラッチ内の異物は噛み合い性能にも悪影響を及ぼすため、ワンウェイクラッチの性能を向上させるためには、速やかに除去できることが好ましい。特許文献1には二輪車用スタータに使用されるスプラグ型のワンウェイクラッチが開示されており、ワンウェイクラッチ内に堆積したゴミなどの異物を除去する方法として、外輪側面部に溝を形成し、形成された溝より異物を排出する方法が提示されている。
一方で、ローラ型ワンウェイクラッチは、確実な噛み合わせを得るため、トルク伝達部材であるローラや、それを付勢するスプリングなどがポケットから軸方向及び径方向に脱落しないようにする必要がある。
また、ワンウェイクラッチの性能を向上させるために、部材の潤滑を施すことが挙げられる。例えば特許文献1には二輪車用のスタータに使用されているスプラグ型のワンウェイクラッチにオイル潤滑を施した構成が示されており、また特許文献2にはローラ型のスタータクラッチにオイル潤滑を施した構成が示されている。一方で、オイル潤滑を施さずに乾式状態で使用されるものもある。
この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては次のものがある。
特開平10―009292号公報 特開平5―044615号公報
ローラ型のワンウェイクラッチは、スプラグ型と比較すると空転耐久性が優れ、また、大荷重が加わったときに、スプラグ型のワンウェイクラッチのようにスプラグのロールオーバによる機能不全になることはないが、特許文献2に示されているように、スプラグ型の保持器によるスプラグの動きの同期性による噛み合い性を向上させることが無く、また、ローラやスプリングなどの脱落防止のための側板が必要となり、コスト低減の支障となっていた。
このように、例えば二輪車用スタータに使用されるワンウェイクラッチでは、従来に比べて低コストで、また噛み合い信頼性が従来に比べて向上したローラ型ワンウェイクラッチが望まれている。
そこで本発明ではローラ型ワンウェイクラッチにおいて、作動中にローラ型ワンウェイクラッチ内に堆積する摩耗粉を含んだゴミなどの異物を排出できる構成を設けることによって、信頼性の向上したローラ型ワンウェイクラッチを提供し、またトルク伝達部材であるローラや、それを付勢するスプリングなどがポケットから軸方向及び径方向に脱落しないようにするために従来設けられていた側板を用いずに脱落を防止することによって、コスト低減を実現することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明のローラ型ワンウェイクラッチは、
カム面を有する凹部として形成された複数のポケットを内周に備え、軸方向一端面の内径側に段部が設けられている環状の外輪と、
外輪に対して半径方向内径側に離間され、相対回転自在に同心状に配置され、環状の外周軌道面を有する内輪と、
ポケット内に配置されて内輪の外周軌道面と外輪の内周カム面との間でトルクを伝達するローラと、
円筒部と、円筒部から外径方向へ延在し、外輪の段部に嵌合するフランジ部を備え、ローラ径よりも小さい円周方向の窓幅を有すると共に、径方向には貫通しているが、軸方向では両端部とも閉じられている、すなわちローラが着座するように四辺の囲まれたほぼ矩形の窓が円筒部に設けられている、外輪に対して相対回動自在である保持器と、
ポケット内で外輪とローラとの間に配置され、ローラをカム面との係合方向に付勢するスプリングと、から成り、
外輪の内周面に、円周方向の少なくとも一部に、軸方向に傾斜している傾斜面部が設けられていることを特徴としている。
本発明のローラ型ワンウェイクラッチは、傾斜面部が、ポケットの間に設けられていることを特徴としている。
また、本発明のローラ型ワンウェイクラッチは、傾斜面部と保持器の円筒部とで画成する空間が、外輪に設けられているポケットに連通していることを特徴としている。
また、本発明のローラ型ワンウェイクラッチは、傾斜面部が、軸方向一端面から反対側の軸方向他端面に向かって空間の径が大きくなるように延在していることを特徴としている。
また、本発明のローラ型ワンウェイクラッチは、傾斜面部が、外輪の内周面の軸方向中間部から外輪の段部が設けられている軸方向一端面の反対側の軸方向他端面に向かって空間の径が大きくなるように延在していることを特徴としている。
また、本発明のローラ型ワンウェイクラッチは、傾斜面部と保持器の円筒部とで画成する空間は、前記外輪の前記軸方向一端面に設けられているゴミ排出通路に連通していることを特徴としている。
また、本発明のローラ型ワンウェイクラッチは、傾斜面部が鍛造により形成されることを特徴としている。
また、本発明のローラ型ワンウェイクラッチは、傾斜面部がミーリング加工により形成されることを特徴としている。
また、本発明のローラ型ワンウェイクラッチは、傾斜面部が外輪と一体に設けられていることを特徴としている。
本発明のローラ型ワンウェイクラッチでは、外輪の内径方向端面において、円周方向の少なくとも一部に、軸方向に傾斜している傾斜面部を形成することにより、外輪回転による遠心力のためにゴミなどの異物は傾斜面部の傾斜に沿って排出され、異物堆積による保持器の動作阻害の防止や、ローラ、スプリング、内輪や外輪カム面の摩耗の防止が促進され、より信頼性が向上したローラ型ワンウェイクラッチが可能となる。
特に、本発明のローラ型ワンウェイクラッチでは、設けられた傾斜面部により、外輪の内周面と保持器の円筒部との間に堆積する摩耗粉を含んだゴミなどの異物を排出することができ、保持器のスムースな動作を確保した、より信頼性が向上したローラ型ワンウェイクラッチが可能となる。
一方で、外輪の内周面は、激しい振動に対して保持器の安定した動作を確保するために、保持器の案内面としても使用している。そのため、傾斜面部は内周面の軸方向中間部から軸方向端面に向かってのみ、及び/若しくは、円周方向の一部にのみ設けることによって、保持器の安定性を維持しつつ、ゴミなどの異物を排出することが可能となる。
傾斜面部が外輪の内周面の一部に設けるだけで、外輪の回転による遠心力によって、傾斜面部が負圧状態となるために、傾斜面部以外に堆積したゴミなどの異物も排出することができる。
加えて、外輪と、円周方向ではローラ径より小さい円周方向の窓幅を持ち、径方向には貫通しているが、軸方向では両端部とも閉じられている、すなわちローラが着座するように四辺の囲まれたほぼ矩形の窓とポケットの軸方向片側端部にフランジを持った保持器とによりローラの軸方向及び内径方向への保持器からの脱落を防止している。
また、保持器のフランジを外輪端面内径部に設けられた段部に嵌合し、このフランジ側外輪端面にジェネレータなどを固定することにより、保持器の脱落を防止している。
さらに、スプリングの一方の端部を外輪端面に固定するかもしくは、外輪端部にスプリングの脱落防止の手段を設けることにより、スプリングの脱落を防止している。
従って、従来のローラ型ワンウェイクラッチに必要であった側板が廃止でき、コストを低減することができる。
また、保持器が外輪に対して相対回転自在であることにより、径方向のローラの脱落を防止するために、保持器の円周方向の窓幅をローラ径より小さくしても、ワンウェイクラッチ作動の際の、噛み合い時のローラの移動、また空転時のローラの移動において保持器がローラの動きを妨害しないため、スムースな噛み合い及び空転が可能となり、また全てのローラの動きに対し、保持器が同期作用を及ぼし、より噛み合い信頼性が向上したローラ型ワンウェイクラッチが可能となる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。なお、各図面を通して同一符号は同一又は対応部分を示すものである。また、以下に説明する実施例は例示として本発明を示しているに過ぎず、その他の変更が可能なことは言うまでもない。
図1は、本発明の一実施例のローラ型ワンウェイクラッチを示す正面図であり、図3は図1の裏側より見た正面図である。また、図2は、図3のA−O−A線に沿った断面図である。
図1乃至図3は、ローラがカム面に噛み合っている状態、すなわちワンウェイクラッチが高負荷の下で噛み合い、ロックしている状態を示している。
図1に示すように、ローラ型ワンウェイクラッチ30は、カム面12を有する凹部として形成された複数のポケット4を内周に備えた環状の外輪1と、外輪1に対して半径方向内径側に離間され、相対回転自在に同心状に配置され、環状の外周軌道面11を有する内輪2(図2において図示)と、ポケット4内に配置されて内輪2の外周軌道面11と外輪1の内周カム面12との間でトルクを伝達するローラ3と、ポケット4内に配置され、ローラ3をカム面12との係合方向に付勢するスプリング5と、ローラ3を保持する保持器6とから成っている。保持器6は、外輪1及び内輪2のいずれにも固定されておらず、外輪1及び内輪2に対して相対回動自在となっている。
本実施例においては、外輪1に設けられるポケット4は、円周方向等配に3箇所設けられている。また、外輪1を不図示の出入力部材などに固定するために用いられ、軸方向に貫通するボルト孔8も円周方向等分に3箇所設けられており、ポケット4とボルト孔8とは等間隔で交互に配置されている。もちろん、ポケット4の数は、トルクの大きさに応じて、例えば3乃至6個などの複数個の設定が可能であることは言うまでもない。
図2及び図3に示すように、ローラ3を保持する保持器6は、円筒部10と、円筒部10の軸方向一端部から外径方向へ延在する環状のフランジ部17を備えている。尚、図3では、フランジ部17は、ポケット4が見えるように一部破断して示している。
また、保持器6は、ローラ3の数に対応して、窓18を有する。窓18は、径方向には貫通しているが、軸方向では、フランジ部17側も、フランジ部17と対向する端部19側でも閉じられている。円周方向では、ローラ径よりも小さな窓幅となっている。すなわち、ローラ3は、四辺の囲まれたほぼ矩形の窓18内に着座しており、ローラ3の内径方向への脱落を防止できる。窓18とローラ3との関係を示すため、図1においては、図中一番上の窓18は、端部19を破断して示している。
スプリング5の一方の端部、すなわちタブ15は、図1に示すように外輪1の軸方向の端面に係止され、他方の端部、すなわちタブ16は、図3に示すようにローラ3の軸方向の端面と保持器6のフランジ部17との間に挟持されている。このように構成したため、スプリング5自体が外輪1に対して固定状態に支持され、スプリング5の脱落を防止できると同時に、ローラ3の軸方向への脱落を防止できる。
本実施例では、スプリング5はアコーデオンスプリングであるが、コイルスプリングなど、その他の形状のスプリングを用いることも可能である。
図2及び図3に示すように、外輪1の軸方向端面21の内径部に環状の段部13が設けられ、段部13に保持器6のフランジ部17が嵌合している。段部13の軸方向深さは、フランジ部17の厚さよりわずかに大きくしてあり、フランジ部17が段部13に嵌合すると、外輪1の軸方向端面21とフランジ部17の軸方向端面との間にはクリアランスが生じる。このため、保持器6が外輪1に対して相対回動自在となり、保持器6の軸方向への抜け止めが可能となる。
図1に示すように、外輪1の内周面には、軸方向に傾斜している傾斜面部25が設けられている。傾斜面部25の円周方向両端は、それぞれポケット及びそれに隣接するポケット4に連通している。傾斜面部25と保持器6の円筒部10との間に空間31が画成されている。
図4は、図2における傾斜面部25を拡大した図である。
図4に示すように、傾斜面部25は外輪1の内周面の軸方向中間部27から外輪1の軸方向端面22に向かって空間31の径が大きくなるように、軸方向に所定の傾きで傾斜して外輪1と一体に形成されている。
このような傾斜面部25を設けることによって、外輪1が回転する際、外輪1の内周面と保持器6の円筒部10との間に堆積する摩耗粉を含んだゴミなどの異物が、発生する遠心力のために、傾斜面部25の傾斜に沿って移動し、ワンウェイクラッチ30の外部に、すなわち本実施例では保持器6の端部19が設けられている外輪1の軸方向端面22側から排出される。
傾斜面部25の傾斜の方向は、不図示のジェネレータなど、外輪1を取り付ける出入力部材(不図示)に邪魔されずゴミが排出可能な方向や、外輪1の軸方向端面21などに設けられたゴミ排出通路(不図示)を考慮して、傾斜面部25の径が大きくなるように設けることが好ましい。そのように設けることによって、ワンウェイクラッチ部からスムースにゴミが排出できる。
図5は、本発明の他の実施例のローラ型ワンウェイクラッチを示す正面図であり、図6は図5のX−X線に沿った断面図である。
図5に示す他の実施例では、傾斜面部26は、外輪1の内周面の、円周方向の一部にのみ、軸方向に傾斜するように設けられている。また、傾斜面部26の一端はポケット4に連通している。傾斜面部26と保持器6の円筒部10との間に空間32が画成されている。
また、傾斜面部26は、図6に示すように、外輪1の軸方向端面21に設けられた段部13から外輪1の軸方向端面22に向かって空間32の径が大きくなるように、軸方向に所定の傾きで傾斜して外輪1と一体に形成されている。
傾斜面部25及び26は鍛造や、ミーリング加工により形成することができる。
また、傾斜面部25及び26は平面で形成することができると共に、曲面で構成することも可能である。
上述の二つの実施例では、傾斜面部25及び26が、ポケット4に連通しているが、傾斜面部はポケット4の間で、ポケット4に連通しない位置に設けることもできる。
図1乃至4の実施例では、傾斜面部25は、ポケット4の領域を除いた円周方向の全周で、かつ軸方向の一部に設けられている。また、図5及び6に示した実施例では、傾斜面部26は、円周方向の一部で、かつ軸方向の全長にわたって設けられている。しかしながら、傾斜面部は、円周方向の全周で、かつ軸方向の全長にわたって設けることもできる。
円周方向の一部に傾斜面部を設けることで、外輪の内周面による保持器6の案内機能が維持できる。そのため、保持器の安定性を維持しつつ、ゴミなどの異物を排出することが可能となる。
傾斜面部を外輪の内周面の少なくとも一部に設けるだけで、外輪の回転による遠心力によって、傾斜面部では周辺に比べ早く油が排出されることにより傾斜面部が周辺部より圧が小さくなるため、傾斜面部から排出された油を補う形で周辺部から油が供給されそれにつれてゴミも移動し、傾斜面部以外に堆積したゴミなどの異物も排出することができる。
図1は、本発明の一実施例のローラ型ワンウェイクラッチを示す正面図であり、高負荷で噛み合っている時の状態を示している。 図2は、図3のA−O−A線に沿った断面図である。 図3は、図1の裏側より見た正面図である。 図4は、図2における傾斜面部を拡大した図である。 図5は、本発明の他の実施例のローラ型ワンウェイクラッチを示す正面図であり、高負荷で噛み合っている時の状態を示している。 図6は、図5のX−X線に沿った断面図である。
符号の説明
1 外輪
2 内輪
3 ローラ
4 ポケット
5 スプリング
6 保持器
8 ボルト孔
10 保持器の円筒部
11 内輪の外周軌道面
12 カム面
13 段部
15 スプリングのタブ
16 スプリングのタブ
17 保持器のフランジ部
18 保持器の窓
19 保持器の端部
21 外輪の軸方向端面
22 外輪の軸方向端面
25 傾斜面部
26 傾斜面部
30 ローラ型ワンウェイクラッチ

Claims (9)

  1. 内周にカム面を有する複数のポケットが形成され、軸方向一端面の内径側に段部が設けられている外輪と、
    前記外輪に対して半径方向内径側に離間され、相対回転自在に同心状に配置された内輪と、
    前記ポケットに配置され、前記カム面に係合し、前記外輪と前記内輪との間でトルクを伝達するローラと、
    円筒部と、前記円筒部から外径方向へ延在し、前記外輪の前記段部に嵌合するフランジ部を備え、前記ローラの径よりも小さい円周方向の窓幅を有し、前記ローラを保持する窓が前記円筒部に設けられている、前記外輪に対して相対回動自在である保持器と、
    前記ポケット内で前記外輪と前記ローラとの間に配置され、前記ローラを前記カム面との係合方向に付勢するスプリングと、を備えるワンウェイクラッチにおいて、
    前記外輪の内周面に、円周方向の少なくとも一部に、軸方向に傾斜している傾斜面部が設けられていることを特徴とするワンウェイクラッチ。
  2. 前記傾斜面部は、前記ポケットの間に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のワンウェイクラッチ。
  3. 前記傾斜面部と前記保持器の円筒部とで画成する空間は、前記外輪に設けられている前記ポケットに連通していることを特徴とする請求項2に記載のワンウェイクラッチ。
  4. 前記傾斜面部は、前記外輪の前記軸方向一端面から反対側の軸方向他端面に向かって前記空間の径が大きくなるように延在していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のワンウェイクラッチ。
  5. 前記傾斜面部は、前記外輪の前記内周面の軸方向中間部から前記外輪の前記軸方向他端面に向かって前記空間の径が大きくなるように延在していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のワンウェイクラッチ。
  6. 前記空間は、前記外輪の前記軸方向一端面に設けられているゴミ排出通路に連通していることを特徴とする請求項3に記載のワンウェイクラッチ。
  7. 前記傾斜面部は鍛造により形成されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のワンウェイクラッチ。
  8. 前記傾斜面部はミーリング加工により形成されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のワンウェイクラッチ。
  9. 前記傾斜面部は前記外輪と一体に設けられていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のワンウェイクラッチ。
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