JP5160269B2 - ローラ型ワンウェイクラッチ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば自動車や産業機械などの駆動装置内でトルク伝達、バックストップ等の部品として使用されるローラ型ワンウェイクラッチに関するものである。
一般に、ローラ型ワンウェイクラッチは、外輪と、外輪と同心に配置される内輪と、内輪の外周面と外輪の内周カム面との間に配され、トルクを伝達する複数のローラと、ローラの空転側に接するスプリングなどから成っている。
このような構成において、ワンウェイクラッチはローラとカム面とで構成されるカム機構により、外輪に対して内輪を一方向のみに回転するようにしている。すなわち内輪は外輪に対して一方向で空転し、その逆方向でのみカム機構を介して外輪に回転トルクを与える構成となっている。
一般に、ローラ型ワンウェイクラッチは、確実な噛み合わせを得るため、トルク伝達部材であるローラや、それを付勢するスプリングなどが外輪または内輪に設けたポケットに配置されている。
特に、二輪車用のローラ型ワンウェイクラッチにおいてはローラ数が少ない(例えば3個または6個)ため、各々のローラを確実に噛み合わせないと設計トルク容量が確保できなくなる恐れがある。このため、ローラを付勢するスプリングの作動が安定していることが重要である。
特許文献1では、ローラやスプリングが外輪の内周側に脱落しないように、ポケットに保持部を設けている。しかしながら、スプリングが外輪に固着されていることは示していない。
この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては次のものがある。
特開2003−172377号公報
アコーデオンスプリングを外輪に対して保持させただけでは、アコーデオンスプリングと外輪との相対位置が決まらず、外輪内径部や保持器外径部または、内輪軌道面と摺擦することで、擦れによる摩耗や折損が生じる。また、スプリングの作動中の動きが安定せずスムーズな動きが難しいという問題があった。
そこで、本発明の目的は、アコーデオンスプリングと外輪との相対位置の変動をなくし、アコーデオンスプリングが外輪内径部や保持器外径部または、内輪軌道面と摺擦せず、擦れによる摩耗や折損を防止し、アコーデオンスプリングの作動中の動きが安定したローラ型ワンウェイクラッチを提供することである。
上記目的を達成するため、本願発明のローラ型ワンウェイクラッチ は、
内面にカム面を有するポケットが形成された外輪と、
外輪に対して半径方向内径側に離間され、相対回転自在に同心状に配置され、環状の外周軌道面を有する内輪と、
ポケットに配置され、カム面に係合し、外輪と内輪との間でトルクを伝達する複数のローラと、
ポケットに配置され、ローラをカム面との係合方向に付勢するアコーデオンスプリングと、
を含み、アコーデオンスプリングの一端は、外輪の軸方向端面に固着されていることを特徴としている。
また、アコーデオンスプリングは、軸方向に折り曲げられていることを特徴としている。
更に、アコーデオンスプリングの一端は、溶接により外輪の軸方向端面に固着されていることを特徴としている。
また、アコーデオンスプリングの一端は、スポット溶接により外輪の軸方向端面に固着されていることを特徴としている。
アコーデオンスプリングの一端は、接着により外輪の軸方向端面に固着されていることを特徴としている。
アコーデオンスプリングの一端は、ハンダ付けにより外輪の軸方向端面に固着されていることを特徴としている。
ローラ型ワンウェイクラッチは、円筒部と、円筒部から外径方向へ延在するフランジ部を備え、円筒部に設けられ複数のローラを保持する窓を有する保持器を含み、円筒部の軸方向の一端部には外径方向へ延在するフランジ部が設けられていることを特徴としている。
外輪の内周面の軸方向の縁部に環状の段部が設けられ、段部に保持器のフランジ部が係合している。
本発明のローラ型ワンウェイクラッチによれば、次のような効果が得られる。
アコーデオンスプリングが外輪に固着しているため、アコーデオンスプリングの外輪との相対位置の変動がなくなるため、外輪内径部や保持器外径部または、内輪軌道面との擦れによる摩耗や折損の防止が可能となる。
また、アコーデオンスプリングの作動中の動きが、外輪や保持器に影響されず、安定したスムーズな動きが可能となる。それにより、ローラの噛み合い性が向上する。
外輪の内周面の軸方向の縁部に、保持器のフランジ部が係合する環状の段部が設けられているため、フランジ部の厚さ分だけ外輪の軸方向長を小さくする必要がないので、外輪の軸方向長が確保できる。
また、ローラやスプリングの軸方向及び径方向への脱落を防止できるので、二輪車などの振動の大きい環境条件においても全てのローラが確実に噛み合う。
以下、添付図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。尚、以下説明する実施例は例示として本発明を示しているに過ぎず、その他の変更が可能なことは言うまでもない。
第1実施例
図1は、本発明の第1実施例のローラ型ワンウェイクラッチを示す正面図であり、図2は、図1の軸方向断面図である。図2においては、内輪2を仮想線で示している。
図1及び図2は、ローラが噛み合う前の状態、すなわちワンウェイクラッチがロックしていない空転状態を示している。本実施例の場合、内輪2が空転している。
図1に示すように、ローラ型ワンウェイクラッチ30は、カム面12を有する凹部として形成されたポケット4を内周に備えた環状の外輪1と、外輪1に対して半径方向内径側に離間され、相対回転自在に同心状に配置され、環状の外周軌道面11を有する内輪2(図2に想像線で図示)と、ポケット4内に配置されて内輪2の外周軌道面11とカム面12との間でトルクを伝達する複数のローラ3を含んでいる。
外輪1の内径側に設けられるポケット4は、円周方向等配に3箇所設けられている。また、外輪1を不図示の出入力部材などに固定するために用いられ、軸方向に貫通する段付きボルト孔8も円周方向等分に3箇所設けられている。図1に示すように、ポケット4とボルト孔8とは等間隔で交互に配置されている。また、ポケット4の数は、トルクの大きさに応じて、例えば、3乃至6個などの複数個の設定が可能であることは言うまでもない。
図1に示すように、ローラ型ワンウェイクラッチ30は、ポケット4に配置され、ローラ3をカム面12との係合方向に付勢するアコーデオンスプリング5を備えている。
アコーデオンスプリング5の一方の端部、すなわちタブ15は、図1に示すように外輪1の軸方向端面21に固着されている。また、アコーデオンスプリング5の他方の端部は、図5に示すように、タブ16としてローラ3の軸方向の端面と保持器6のフランジ部17との間に挟持されている。このように構成したため、スプリング5自体が外輪1に対して固定状態に支持されると同時に、タブ16によりローラ3が軸方向に脱落するのが防止できる。
アコーデオンスプリング5は、図8に示すようにアコーデオンスプリング5の軸方向に折り曲げられた蛇腹状の形態をした蛇腹部22を備えている。蛇腹部22は伸縮自在であり、ローラ3がカム面12と係合するようにローラ3に付勢力を付与している。
アコーデオンスプリング5のタブ15は、溶接、スポット溶接、接着、ハンダ付け等により外輪1の軸方向端面21に固着されている。その他の固着方法も可能である。
アコーデオンスプリング5が外輪1の軸方向端面21に固着しているため、アコーデオンスプリング5と外輪1との相対位置の変動がほとんどなくなる。このため、外輪内径部や保持器外径部または、内輪軌道面との擦れによる摩耗や折損の防止が可能となる。
また、アコーデオンスプリング5の作動中の動きが、外輪1や保持器6に影響されず、安定したスムーズな動きが可能となる。それにより、ローラの噛み合い性が向上する。
第2実施例
図4は、本発明の第2実施例のローラ型ワンウェイクラッチを示す正面図であり、図5は、図4の裏側より見た正面図である。また、図6は、図5のB−B線に沿った軸方向断面図である。第2実施例では、外輪1の内径側に保持器6を設けている。
図4乃至図6は、ローラがカム面に噛み合っている状態、すなわちワンウェイクラッチが高負荷の下で噛み合い、ロックしている状態を示している。
図4及び図5に示すように、ワンウェイクラッチ30は、ローラ3を保持する保持器6を備え、保持器6は、円筒部10と、円筒部10の軸方向一端部から外径方向へ延在する環状のフランジ部17を備えている。また、保持器6は、ローラ3の数に対応して、径方向に貫通した窓18を有する。尚、図5では、フランジ部17は、ポケット4が見えるように一部破断して示している。
保持器6の円筒部10に設けられた窓18は、径方向に貫通しているが、軸方向では、フランジ部17側も、フランジ部17と対向する端部19側でも閉じられている。すなわち、ローラ3は、ほぼ矩形の窓18内に着座し、窓18の4つの辺に支持される。窓18とローラ3との関係を示すため、図1(後述の図4においても)においては、図中一番上の窓18は、端部19を破断して示している。
ローラ3は、軸方向の一端をアコーデオンスプリング5のタブ16と窓18の一辺により、また他端を窓18の一辺で支持されているため、軸方向の脱落が防止されている。この際、タブ16に突起等を設けローラ3の軸方向の端面を僅かに押圧するようにすると、ローラ3が窓18内により確実に保持される。
図5及び図6に示すように、外輪1の内周面の軸方向の縁部に環状の段部13が設けられ、段部13に保持器6のフランジ部17が係合している。段部13の軸方向深さは、フランジ部17の厚さより僅かに大きく、フランジ部17が段部13に係合すると、外輪1の軸方向の端面(軸方向端面21と反対側の端面)とフランジ部17の軸方向の端面は面一の関係になる。また、段部13の外径は、保持器6のフランジ部17の外径より僅かに大きく、フランジ部17は所定のクリアランスで段部13に係合している。
このため、フランジ部17の厚さ分だけ外輪1の軸方向長を小さくする必要がなくなるので、外輪1の軸方向長が十分確保でき、カム面12とローラ3の噛み合いしろに余裕ができる。更に、外輪1のカム面12側の剛性を変えずに、軸長を短くすることができる。
図1乃至図3の空転状態から、クラッチを作動させる負荷がかかると、アコーデオンスプリング5に付勢されたローラ3がポケット4のカム面12に係合する。このとき、ローラ3の周方向への変位に伴って保持器6がローラ3と連れ回る。このため窓18もローラ3と共に移動する。
このとき、ローラ3は、軸方向の一端面をアコーデオンスプリング5のタブ16で、また他端面を窓18で支持されているので、軸方向に脱落することなく安定して作動できる。
ローラ3はカム面12に噛み合うと同時に、窓18から内径側に僅かに突出した周面で、内輪2の外周面に噛み合う。従って、ローラ3を介して外輪1と内輪2とは回転をロックされる。
上述のように、保持器6には回転止めを設けず、自由に回動させる構造にすることにより、ローラ3自身で保持器6を動かし、保持器6の窓18の幅以上にローラ3を動かすことができる。
図4及び図6に示すように、本実施例においても、ローラ型ワンウェイクラッチ30は、ポケット4に配置され、ローラ3をカム面12との係合方向に付勢するアコーデオンスプリング5を備えている。
第1実施例と同様に、アコーデオンスプリング5の一方の端部、すなわちタブ15は、図4に示すように外輪1の軸方向端面21に固着され、他方の端部、すなわちタブ16は、図5に示すようにローラ3の軸方向の端面と保持器6のフランジ部17との間に挟持されている。このように構成したため、アコーデオンスプリング5自体が外輪1に対して固定状態に支持され、外輪1との相対位置の変動が減少できると同時に、タブ16によりローラ3が軸方向に脱落するのが防止できる。
第2実施例によれば、第1実施例と同様に、アコーデオンスプリングにが外輪に固着しているため、アコーデオンスプリングの外輪との相対位置の変動がなくなるため、外輪内径部や保持器外径部または、内輪軌道面との擦れによる摩耗や折損の防止が可能となる。
また、アコーデオンスプリングの作動中の動きが、外輪や保持器に影響されず、安定したスムーズな動きが可能となる。それにより、ローラの噛み合い性が向上する。
また、上記効果に併せて、外輪の内周面の軸方向の縁部に、保持器のフランジ部が係合する環状の段部が設けられているため、フランジ部の厚さ分だけ外輪の軸方向長を小さくする必要がないので、外輪の軸方向長が確保できる。
また、ローラやスプリングの軸方向及び径方向への脱落を防止できるので、二輪車などの振動の大きい環境条件においても全てのローラが確実に噛み合う。
図7に示すように、保持器6の窓18の周方向幅Wは、ローラ3の直径Rよりも小さくなっているので、ローラ3は窓18の上に着座できる。前述のように、保持器6は、外輪1及び内輪2に固定されていないため、自由に回動できるが、窓18にローラ3が嵌合しているため、ローラ3がポケット4内で変位するとそれに連れて、保持器6も回動する。
図8は、図7を内径側から見た部分側面図である。アコーデオンスプリング5は、蛇腹状になった本体部20からほぼ直角に曲げられたタブ15を有し、このタブ15は外輪1の軸方向の一端面に係合している。また、タブ15と反対側の端部には、本体部20からほぼ直角に曲げられたタブ16が設けられ、ローラ3の軸方向の一端面に係合している。
ローラ3に係合するタブ16は、ローラ3の軸方向端面と保持器6のフランジ部17との間に挟持されている。従って、タブ16はローラ3を軸方向で保持することができる。このように、アコーデオンスプリング5が固定状態になるため、ポケット4内でふらつくことがなくなり、アコーデオンスプリング5の摩耗防止が実現できる。
図9乃至図11は、ローラ型ワンウェイクラッチの作動を説明するための部分正面図であり、図9は、内輪の空転時の状態、図10は、内輪が空転から逆転に移る間の状態、図11は、内輪が逆転した状態を示している。
図9において、内輪2は、矢印方向へ回転(空転)している。このとき、内輪2の回転によって、保持器6の窓18と共に、ポケット4内でアコーデオンスプリング5側に移動している。すなわち、保持器6と共に内輪2の回転方向に連れ回るため、ローラ3は図示のように矢印方向に自転しながら、アコーデオンスプリング5の付勢力に抗して、図中左側に変位している。
図10は、内輪2が逆転に転じる前、矢印方向への回転(空転)の速度が減少し、ローラ3を図中左方向に変位させる力が減少した状態を示している。この状態では、ローラ3は、アコーデオンスプリング5の付勢力により、カム面12側に変位するが、カム面12と係合することはない。
内輪2が、図9及び10の反対方向(図11の矢印方向)へ回転を始めると、ローラ3に対する負荷がなくなり、ローラ3は、アコーデオンスプリング5の付勢力と、内輪2の逆転に伴って連れ回る保持器6の窓18の変位により、カム面12と係合する位置に変位する。この状態を示すのが図11である。このとき、ローラ3は、保持器6と共に内輪2の回転に連れ回り、図示のような方向に自転しようとするため、カム面12との係合が確実になる。
図11に示す噛み合い高負荷状態では、内輪2の回転は、ローラ3とカム面12との噛み合いにより、外輪1に伝達される。すなわち、内輪2と外輪1とが一体となって、矢印方向に回転をすることになる。
本発明は、自動車や産業機械などの駆動装置内でトルク伝達、バックストップ等の部品として使用されるが、特に二輪乗用車に用いると効果が大きい。
図1は、本発明の第1実施例のローラ型ワンウェイクラッチを示す正面図であり、噛み合い前の状態を示している。 図2は、図1の軸方向断面図である。 図3は、本発明の第2実施例のローラ型ワンウェイクラッチを示す正面図であり、噛み合い前の状態を示している。 図4は、本発明の第2実施例のローラ型ワンウェイクラッチを示す正面図である。 図5は、図4の裏側より見た正面図である。 図6は、図5のB−B線に沿った軸方向断面図である。 図7は、内輪が装着される前のローラ型ワンウェイクラッチの部分正面図である。 図8は、図7を内径側から見た部分側面図である。 図9は、ローラ型ワンウェイクラッチの作動を説明するための部分正面図であり、内輪の空転時を示している。 図10は、ローラ型ワンウェイクラッチの作動を説明するための部分正面図であり、内輪が空転から逆転に移る間を示している。 図11は、ローラ型ワンウェイクラッチの作動を説明するための部分正面図であり、内輪が逆転した状態を示している。
符号の説明
1 外輪
2 内輪
3 ローラ
4 ポケット
5 アコーデオンスプリング
6 保持器
12 カム面
15 タブ
16 タブ
21 軸方向端面
22 蛇腹部
30 ローラ型ワンウェイクラッチ

Claims (8)

  1. 内面にカム面を有するポケットが形成された外輪と、
    前記外輪に対して半径方向内径側に離間され、相対回転自在に同心状に配置され、環状の外周軌道面を有する内輪と、
    前記ポケットに配置され、前記カム面に係合し、前記外輪と前記内輪との間でトルクを伝達する複数のローラと、
    前記ポケットに配置され、前記ローラを前記カム面との係合方向に付勢するアコーデオンスプリングと、
    を含み、前記アコーデオンスプリングの一端は、前記外輪の軸方向端面に固着されていることを特徴とするローラ型ワンウェイクラッチ。
  2. 前記アコーデオンスプリングは、軸方向に折り曲げられていることを特徴とする請求項1に記載のローラ型ワンウェイクラッチ。
  3. 前記アコーデオンスプリングの前記一端は、溶接により前記外輪の軸方向端面に固着されていることを特徴とする請求項1または2に記載のローラ型ワンウェイクラッチ。
  4. 前記アコーデオンスプリングの前記一端は、スポット溶接により前記外輪の軸方向端面に固着されていることを特徴とする請求項3に記載のローラ型ワンウェイクラッチ。
  5. 前記アコーデオンスプリングの前記一端は、接着により前記外輪の軸方向端面に固着されていることを特徴とする請求項1または2に記載のローラ型ワンウェイクラッチ。
  6. 前記アコーデオンスプリングの前記一端は、ハンダ付けにより前記外輪の軸方向端面に固着されていることを特徴とする請求項1または2に記載のローラ型ワンウェイクラッチ。
  7. 前記ローラ型ワンウェイクラッチは、円筒部と、前記円筒部から外径方向へ延在するフランジ部を備え、前記円筒部に設けられ前記複数のローラを保持する窓を有する保持器を含み、前記円筒部の軸方向の一端部には外径方向へ延在するフランジ部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のローラ型ワンウェイクラッチ。
  8. 前記外輪の内周面の軸方向の縁部に環状の段部が設けられ、前記段部に前記保持器の前記フランジ部が係合することを特徴とする請求項7に記載のローラ型ワンウェイクラッチ。
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