JP2004346951A - ワンウェイクラッチ - Google Patents

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Susumu Honaga
進 穂永
Yoshiharu Inaguma
義治 稲熊
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Abstract

【課題】従来より低コストで製造することが可能なワンウェイクラッチを提供する。
【解決手段】本発明のワンウェイクラッチ10では、ベース盤11にローラー30と圧縮コイルバネ31を共に収容する凹所15を設けたことで、従来のようにローラーの収容部分と圧縮コイルバネの収容部分とを異なる方向から別々に加工する必要がなくなり、従来より製造コストを抑えることが可能になる。しかも、凹所15の開放部分を閉塞するための閉塞板21に一体形成した区画壁25により、圧縮コイルバネ31が凹所15から軸孔12側に離脱することを防ぐことができる。また、圧縮コイルバネ31の収容部分が従来のものより広くなるので、圧縮コイルバネ31の形状の自由度が高くなる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、同一方向に回転する第1及び第2の軸体のうち一方から他方に回転を伝達し、他方から一方には回転を伝達しないワンウェイクラッチに関し、特に、セルモータの回転をエンジンに伝達するワンウェイクラッチに関する。
【0002】
【関連した技術】
図6及び図7には、開発中のワンウェイクラッチ1に備えたベース盤2が示されている。ベース盤2の中心には軸孔9が形成され、その軸孔9には、セルモータにて駆動されるセル駆動軸3が貫通されている。また、軸孔9の内周面には、複数の凹所4が形成されており、これら凹所4の内部にはローラー5がそれぞれ収容されている。凹所4は、図6における時計回りの方向に向かうに従って軸孔3の内周面からの深さが徐々に深くなっており、凹所4の深い側の端部とベース盤2の外周面との間を貫通するようにバネ孔6が形成されている。各バネ孔6には、圧縮コイルバネ7が収容されかつ、ベース盤2の外周面側がカラー8が打ち込まれて閉塞されており、これにより圧縮コイルバネ7がローラー5を凹所4の浅い側に付勢している。また、図7に示すように、ベース盤2の一方の端面は、エンジンのクランクシャフト1Aの端面に固定され、他方の端面には、凹所4の開放口を塞ぐ円板1Bが敷設されている。そして、セル駆動軸3が図6における反時計回り方向に回転すると、ローラー5が凹所4の浅い側に移動してセル駆動軸3に食い込み、セル駆動軸3とベース盤2(即ち、クランクシャフト1A)とが連結され、ベース盤2がセル駆動軸3より高速で回転すると、ローラー5が凹所4の深い側に移動して、セル駆動軸3とベース盤2(クランクシャフト1A)とが切り離される。
【0003】
なお、同様の原理を利用したワンウェイクラッチは従来より複数開発されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−59530号公報(段落[0011]、第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来のワンウェイクラッチでは、圧縮コイルバネ7を収容するためのバネ孔6を設けるために、凹所4とは異なる方向からの加工を要し、加工に手間がかかり製造コストを下げることができなかった。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、従来より低コストで製造することが可能なワンウェイクラッチの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係るワンウェイクラッチは、同一方向に回転する第1及び第2の軸体のうち第1の軸体に固定されて回転するベース盤を備え、そのベース盤の中心に形成した軸孔に第1の軸体を嵌合可能とし、軸孔の内周面に複数陥没形成した凹所には、ローラーとローラーを軸孔の周方向に沿った一端側に押圧する弾性部材とが収容され、第1と第2の軸体のうち一方を他方より高速で回転させたときには、ローラーが凹所における浅い側に移動し、凹所の底面と第1の軸体の外周面とに摩擦係合する一方、第1と第2の軸体のうち他方を一方より高速で回転させたときには、ローラーが弾性部材に抗して凹所の深い側に移動し、摩擦係合が解除されるワンウェイクラッチにおいて、凹所は、ベース盤の両端面に開放し、ベース盤の一端面における開放部分が第1の軸体によって閉塞されると共に、ベース盤の他端面における凹所の開放部分を閉塞した閉塞板を備え、その閉塞板の一部を凹所内に折り曲げて、凹所における弾性部材の収容部分と軸孔とを区画する区画壁を形成したところに特徴を有する。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1に記載のワンウェイクラッチにおいて、弾性部材は、凹所の内面及び区画壁に平行な1対の面を有する筒形の圧縮コイルバネであるところに特徴を有する。
【0009】
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載のワンウェイクラッチにおいて、閉塞板の外周縁からは、ベース盤の外周面に勘合する外筒壁が起立形成されると共に、ベース盤の外周面には閉塞板から離れた側が低くなった段差部が形成され、外筒壁の先端を内側に変形させて段差部に係合させたところに特徴を有する。
【0010】
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載のワンウェイクラッチにおいて、第1及び第2の軸体のうち一方の軸体は、セルモータの回転軸又はその回転軸に連動回転する軸体である一方、他方の軸体はエンジンのクランクシャフト又はそのクランクシャフトに連動回転する軸体であるところに特徴を有する。
【0011】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
請求項1のワンウェイクラッチでは、ローラーと弾性部材とを共に収容する凹所をベース盤に備えたので、従来のようにローラの収容部分と弾性部材の収容部分とを異なる方向から別々に加工する必要がなくなり、従来より製造コストを抑えることが可能になる。しかも、凹所の開放部分を閉塞する閉塞板に一体形成した区画壁によって、弾性部材が軸孔側に離脱することを防ぐことができる。また、弾性部材の収容部分が従来のものより広くなるので、弾性部材の形状の自由度が高くなる。
【0012】
<請求項2の発明>
請求項2のワンウェイクラッチに備えた弾性部材は、凹所の内面及び区画壁に平行な1対の面を有する筒形の圧縮コイルバネであるので、その圧縮コイルバネの側面が、凹所の内面及び区画壁に宛われて安定する。
なお、凹所の内面及び区画壁に平行な1対の面を有する筒形の圧縮コイルバネとしては、線材を矩形に巻回したり、長円形に巻回することによって構成することができる。
【0013】
<請求項3の発明>
請求項3のワンウェイクラッチでは、閉塞板の外筒壁をベース盤の外周面に嵌合し、その外筒壁の先端側を縮径変形させてベース盤の段差部に係合させることで、閉塞板をベース盤に固定することができる。
【0014】
<請求項4の発明>
請求項4のワンウェイクラッチは、セルモータの回転軸又はその回転軸に連動回転する軸体と、エンジンのクランクシャフト又はそのクランクシャフトに連動回転する軸体との間に組み付けられて、セルモータからクランクシャフトへと動力を伝達する一方、クランクシャフトからセルモータには動力が伝達されないようにすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。
図1には、オートバイ(スクーターを含む)のエンジン41とセルモータ40との間の動力の伝達系が示されており、このセルモータ40の出力回転軸にギヤ連結されたセル駆動軸36が、本発明の「第2の軸体」を構成し、エンジン41に備えたクランクシャフト35が本発明の「第1の軸体」を構成している。そして、本実施形態のワンウェイクラッチ10は、セル駆動軸36からクランクシャフト35に動力を伝達するために用いられている。
【0016】
本実施形態のワンウェイクラッチ10に備えたベース盤11は、図3に示すように全体として円板状をなし、その中心には軸孔12が貫通形成され、ここにセル駆動軸36が嵌合されている(図2参照)。また、ベース盤11には、複数箇所にボルト孔16が貫通形成されており、ここに通した図示しないボルトをクランクシャフト35の端面に締め付けてベース盤11がクランクシャフト35に固定されている。なお、ボルト孔16には、図2に示すように、ボルトのヘッド部を収容するためのザグリ部16Zが形成され、ベース盤11の端面からボルトのヘッド部が突出しないようになっている。
【0017】
図2に示すように、軸孔12の内周面の複数箇所(具体的には、例えば、3箇所)には、それぞれ凹所15が形成されている。凹所15は、ベース盤11の軸方向の両端面にも開放しており、それらのうち一方の端面の開放部分は、クランクシャフト35によって閉塞され(図2参照)、他方の端面の開放部分はキャップ20によって閉塞されている。
【0018】
キャップ20は、ベース盤11の一端面に敷設される閉塞板21の外周縁から外筒壁22を起立した構造になっている。そして、外筒壁22をベース盤11の外周面に嵌合して、その外筒壁22の先端部を縮径するようにかしめられている。また、ベース盤11の外周面には、図2に示すようにクランクシャフト35側が低くなった段差部11Dが形成されており、外筒壁22のかしめ部分がこの段差部11Dに係合して、キャップ20がベース盤11に抜け止めされている。
【0019】
キャップ20のうち閉塞板21の中心には、ベース盤11の軸孔12より僅かに径が大きな中心孔23が形成されている。そして、中心孔23の開口縁にて凹所15の開口部分を閉塞している(図2参照)。また、閉塞板21には、中心孔23の複数箇所を径方向に拡げて、ベース盤11のボルト孔16を外側に臨ませるための湾曲部24が形成されている。
【0020】
ベース盤11の凹所15は、ローラー収容部13とバネ収容部14とから構成されている。ローラー収容部13は、凹所15のうち同図における反時計回り方向の一端側に配置されており、各ローラー収容部13には、円柱状のローラー30がそれぞれ収容されている。なお、ローラー30は、ベース盤11の厚さより僅かに軸長が短くなっており、これによりローラー30の両端面は、ベース盤11の両端面より内側に位置している。
【0021】
図5に示すように、ローラー30は、一部がローラー収容部13の底面13Aに当接した状態で反対側が軸孔12内に僅かに突出するように構成されている。ここで、ローラー収容部13の底面13Aは、図5における反時計回り方向の一端側(即ち、バネ収容部14から離れた一端側)に向かうに従って、セル駆動軸36側に接近するように丸みを帯びて傾斜している。換言すると、軸孔12の内周面からの深さは、バネ収容部14から離れた一端側に向かうに従って徐々に浅くなっている。これにより、ローラー30は、ローラー収容部13内においてバネ収容部14から離れた側に移動するに従って軸孔12内への突出量が大きくなる。そして、図5に示すようにローラー30がローラー収容部13の端部の内側端面13Bに当接した状態で、ローラー30がセル駆動軸36と底面13Aとに押し付けられてそれぞれに摩擦係合する。
【0022】
さて、バネ収容部14は、ローラー30とセル駆動軸36との接線と略平行に延びた底面14Aを備え、その底面14Aのうちローラー収容部13から離れた側の端部から内側端面14Bがほぼ直角に立ち上がっている。そして、バネ収容部14には、底面14Aと対峙するように本発明に係る区画壁25が設けられている。区画壁25は、図3に示すようにキャップ20における閉塞板21の一部を直角曲げして形成されている。また、バネ収容部14の内側端面14Bのうち軸孔12側の端部からは突部14Cが突出しており、この突部14Cによって区画壁25が軸孔12側に移動することを規制している。
【0023】
バネ収容部14のうち底面14Aと区画壁25の間には、圧縮コイルバネ31(本発明の「弾性部材」に相当する)が収容されている。この圧縮コイルバネ31は、図3に示すように線材を矩形に巻回して構成され、全体として角筒状になっている。そして、圧縮コイルバネ31の角筒構造における2つの側面が底面14Aと区画壁25とに宛われると共に、残りの2つの側面が、キャップ20の閉塞板21とクランクシャフト35の端面とに宛われる。また、圧縮コイルバネ31の一端は、バネ収容部14の内側端面14Bに突き当てられる一方、他端はローラー30に突き当てられ、これにより、圧縮コイルバネ31が、ローラー30をローラー収容部13の一端側に付勢している。
【0024】
次に、上記構成からなる本実施形態の動作を説明する。
オートバイのイグニッションキーを回すと、セルモータ40が駆動されて、セル駆動軸36が図5における反時計回り方向に回転する。ここで、ローラー30は圧縮コイルバネ31によってローラー収容部13における浅い側に付勢されており、回転したセル駆動軸36との摩擦力が圧縮コイルバネ31の付勢力に加えられて、ローラー30がローラー収容部13における浅い側に移動する。すると、ローラー30は、ローラー収容部13の底面13Aとセル駆動軸36の外面とに摩擦係合し、これによりベース盤11を介してセル駆動軸36とクランクシャフト35とが連結され、セルモータ40の動力がエンジン41に伝達される。ここで、圧縮コイルバネ31が角筒状になっているので、ローラー収容部13内に安定し、ローラー30の付勢力も安定する。従って、セルモータ40を起動した際に、ワンウェイクラッチ10が安定してセルモータ40とエンジン41とを連結させることができる。
【0025】
クランクシャフト35の回転を受けかつエンジン41のガソリンを燃焼して起動すると、クランクシャフト35がセル駆動軸36より速く回転する。すると、図5においてベース盤11がセル駆動軸36に対して相対的に時計回り方向に回転した状態になり、これに伴ってローラー30がローラー収容部13における深い側に移動する。すると、ローラー30がローラー収容部13の底面13A及びセル駆動軸36の外面のうちの一方から離れ、それらローラー収容部13の底面13A及びセル駆動軸36の外面に対するローラー30の摩擦係合が解除される。これにより、エンジン41とセルモータ40とが切り離され、エンジン41を自由に回転させることができる。
【0026】
さて、本実施形態のワンウェイクラッチ10を製造するには以下のようである。ベース盤11は、例えば板材を円形に切断し、所要箇所を旋盤、ボール盤又はマシニングセンター等で加工する。ここで、本実施形態のベース盤11に備えた凹所15には、ローラー30と圧縮コイルバネ31の両方が収容されるので、従来のようにローラー30の収容部分と圧縮コイルバネ31の収容部分とを別々に異なる方向から加工する必要がなくなる。しかも、凹所15は、ベース盤11の両端面に開放しているので、軸孔12と共に凹所15をベース盤11の軸方向から加工することができる。
【0027】
キャップ20は、例えば板金を切断・折り曲げ・絞り加工等して製造される。
ここで、板金を切断する際に、板金の一部を短冊状に切断しておき、この短冊部分を直角曲げすることで、本発明に係る区画壁25が形成される。また、外筒壁22は、板金の一部を絞って形成すればよく、この外筒壁22を形成するときに同時に前記短冊部分を折り曲げて区画壁25を形成してもよい。
【0028】
このように本実施形態のワンウェイクラッチ10では、ベース盤11にローラー30と圧縮コイルバネ31を共に収容する凹所15を設けたことで、従来のようにローラーの収容部分と圧縮コイルバネの収容部分とを異なる方向から別々に加工する必要がなくなり、従来より製造コストを抑えることが可能になる。しかも、凹所15の開放部分を閉塞するための閉塞板21に一体形成した区画壁25により、圧縮コイルバネ31が凹所15から軸孔12側に離脱することを防ぐことができる。また、圧縮コイルバネ31の収容部分が従来のものより広くなるので、圧縮コイルバネ31の形状の自由度が高くなる。
【0029】
<他の実施形態>
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記実施形態のワンウェイクラッチ10は、セルモータ40からエンジン41に動力を伝達するためのものであったが、本発明に係るワンウェイクラッチは、これに限定されるものでなく、セルモータとエンジン以外のものに組み付けてもよい。
【0030】
(2)前記実施形態のワンウェイクラッチ10における閉塞板21は、外周縁に外筒壁22を備えて全体がキャップ構造になっていたが、例えば、閉塞板に外筒壁を備えない構造にして、ベース盤の端面に閉塞板をボルト固定してもよい。
【0031】
(3)前記実施形態では、圧縮コイルバネ31は、線材を矩形に巻回して構成されていたが、線材を丸く巻回した一般的な圧縮コイルバネを本発明に係る「弾性部材」として用いてもよい。
【0032】
(4)また、ローラーを付勢するための本発明に係る「弾性部材」は、圧縮コイルバネに限定されるものではなく、例えば、板バネやリング状のバネであってもよい。
【0033】
(5)前記実施形態のワンウェイクラッチ10は、オートバイのエンジンを始動させるためのに備えられていたが、ワンウェイクラッチの用途はこれに限定されるものではなく、例えば、自動車、耕耘機、発電機等を始動させるために用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るワンウェイクラッチを用いた駆動系の概念図
【図2】ワンウェイクラッチの断面図
【図3】ワンウェイクラッチの分解斜視図
【図4】ワンウェイクラッチを組み付けた状態の斜視図
【図5】ワンウェイクラッチの平面図
【図6】従来のワンウェイクラッチの平面図
【図7】ワンウェイクラッチの断面図
【符号の説明】
10…ワンウェイクラッチ
11…ベース盤
11D…段差部
12…軸孔
13…ローラー収容部
14…バネ収容部
15…凹所
21…閉塞板
22…外筒壁
23…中心孔
25…区画壁
30…ローラー
31…圧縮コイルバネ(弾性部材)
35…クランクシャフト
36…始動回転軸
40…セルモータ
41…エンジン

Claims (4)

  1. 同一方向に回転する第1及び第2の軸体のうち第1の軸体に固定されて回転するベース盤を備え、そのベース盤の中心に形成した軸孔に第1の軸体を嵌合可能とし、前記軸孔の内周面に複数陥没形成した凹所には、ローラーと前記ローラーを前記軸孔の周方向に沿った一端側に押圧する弾性部材とが収容され、
    前記第1と第2の軸体のうち一方を他方より高速で回転させたときには、前記ローラーが前記凹所における浅い側に移動し、前記凹所の底面と前記第1の軸体の外周面とに摩擦係合する一方、前記第1と第2の軸体のうち他方を一方より高速で回転させたときには、前記ローラーが前記弾性部材に抗して前記凹所の深い側に移動し、前記摩擦係合が解除されるワンウェイクラッチにおいて、
    前記凹所は、前記ベース盤の両端面に開放し、
    前記ベース盤の一端面における開放部分が前記第1の軸体によって閉塞されると共に、前記ベース盤の他端面における前記凹所の開放部分を閉塞した閉塞板を備え、
    その閉塞板の一部を前記凹所内に折り曲げて、前記凹所における前記弾性部材の収容部分と前記軸孔とを区画する区画壁を形成したことを特徴とするワンウェイクラッチ。
  2. 前記弾性部材は、前記凹所の内面及び前記区画壁に平行な1対の面を有する筒形の圧縮コイルバネであることを特徴とする請求項1に記載のワンウェイクラッチ。
  3. 前記閉塞板の外周縁からは、前記ベース盤の外周面に勘合する外筒壁が起立形成されると共に、前記ベース盤の外周面には、前記閉塞板から離れた側が低くなった段差部が形成され、前記外筒壁の先端を内側に変形させて前記段差部に係合させたことを特徴とする請求項1又は2に記載のワンウェイクラッチ。
  4. 前記第1及び第2の軸体のうち一方の軸体は、セルモータの回転軸又はその回転軸に連動回転する軸体である一方、他方の軸体はエンジンのクランクシャフト又はそのクランクシャフトに連動回転する軸体であることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のワンウェイクラッチ。
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