JP2010058877A - シート搬送装置および樹脂成形装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】搬送方向へ連続した樹脂シートを搬送するシート搬送装置であって、前記樹脂シートの幅方向への移動を規制しながら搬送中の前記樹脂シートを受け入れる受入部材と、前記受入部材の上面から空気を噴出して前記樹脂シートを前記受入部材から浮かせるシート浮上手段と、を備えさせる。
【選択図】図2
Description
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、樹脂シートをシート受入部材の上面に沿わせて搬送する際に、樹脂シートへの擦過傷を低減させることが可能なシート搬送装置および樹脂成形装置の提供を目的とする。
樹脂シートを間欠的に利用する搬送先へ搬送する際は、余裕を持って搬送される場合があり、前記受入部材の前記搬送元側の端部から前記樹脂シートが垂れ下がることがある。前記受入部材の前記搬送元側の端部に角があると、角において浮上力が不十分で前記受入部材の角と前記樹脂シートとが擦過する可能性がある。そこで前記受入部材に、前記搬送元側の端部から滑らかに下方へ湾曲した湾曲部を備えさせ、さらに前記シート浮上手段が、前記受入部材の上面から空気を噴出するとともに前記湾曲部から前記樹脂シートの垂れ下がった部位へ空気を噴出し、前記湾曲部と前記樹脂シートとを離間させる。すると、前記受入部材の前記搬送元側の端部においても前記樹脂シートへの擦過傷を低減できる。
また請求項2にかかる発明によれば、樹脂シートへの擦過傷をより低減させることが可能となる。
そして請求項3にかかる発明によれば、前記樹脂シートの浮上力のムラを少なくさせることができる。
さらに請求項4にかかる発明によれば、不要な送風を停止して省電力を実現可能となる。
また請求項5にかかる発明によれば、搬送される樹脂シートを後段への受け渡し位置へより正確に搬送させることが可能となる。
そして請求項6にかかる発明によれば、より安定した樹脂シート搬送が可能となる。
さらに請求項7にかかる発明によれば、安定した樹脂シート浮上が可能となる。
さらに請求項8にかかる発明によれば、本発明の樹脂シート搬送装置を備えた樹脂成形装置を提供することが可能となる。
(1)シート搬送装置の構成:
(2)シート受入部材の構造:
(3)制御:
(4)各種変形例:
(5)まとめ:
図1は本発明の一実施形態に係るシート搬送装置を有する成形品製造システム100の概略を示す模式的な側面図である。同図において、成形品製造システム100は、連続して樹脂シートを供給するシート供給装置10と、樹脂シートを搬送するシート送り装置20と、シート供給装置10とシート送り装置20の間で樹脂シートを載置するシート受入部材30と、樹脂シートを予備加熱するシート加熱装置40と、成形型を用いて樹脂シートを所定の形に成形するシート成形装置50と、樹脂シートの成形された部位を切り取るトリミング装置60と、トリミング後の樹脂シートを回収するスクラップ回収装置70と、を備えている。(以下の説明において、シート供給装置10とシート送り装置20とシート受入部材30とシート加熱装置40とシート成形装置50については、「シート」の語を省略して記載する。)
図2は、受入部材30を一部破断して示した斜視図、図3は、受入部材30の正面図、図4は、図3のX−X断面に沿った断面図である。受入部材30は、シート載置板30a、下板30b、右板30c、左板30d、奥板30e、を組合せた中空の箱体である。シート載置板30aは、箱体の上面(前記上面31に相当する。)と前面を構成する。該前面は、箱体の上面から滑らかに下方へ湾曲されて形成されており、湾曲部37を構成する。湾曲部37は、その湾曲方向において、最下部の接線が上面31に対して90°以上になるまで湾曲されている。このように受入部材30における樹脂シートと接触する部位から角をなくしたことにより、樹脂シートSへの擦過傷を防止する。すなわち、樹脂シートSが、図4に示すように湾曲部37に沿って垂れ下がっても、擦過傷が発生しにくい。また、湾曲部37には、上面31と同様に、表裏に貫通する複数の孔Hが略均一な分布で形成されている。
図6は、成形品製造システム100の電気的構成を示している。制御盤80には、ファンF1〜F8が接続されたファンコントローラ81、第一のサーボモータ82を接続した第一のサーボ回路92、第二のサーボモータ83を接続した第二のサーボ回路93、成形装置50の機構部分を構成する成形機構51、トリミング装置60の機構部分を構成するトリミング機構61、成形品取出装置120の機構部分を構成する成形品取出機構121、等が電気的に接続されている。
ファンコントローラ81は、制御盤80の制御に従って各ファンに駆動電圧を供給し、ファン毎に異なる回転速度で制御可能になっている。
サーボ回路73,74は、パルス検出回路等を有し、該パルス検出回路で検出されたパルスに基づいて目標の回転速度となるようにサーボモータ61,62の回転速度を制御する。
図8は、樹脂シートとファンの位置関係を示した図と、シート幅に応じて駆動するファンの組合せを示した表である。樹脂シートSの幅が狭い場合は規制部材32R,32Lの間隔も狭く、図8に示すように、樹脂シートSが受入部材30の所定部位にしか存在しない場合がある。樹脂シートSが存在しない部位には風を送る必要が無いため、規制部材32R,32Lの間隔に応じて各ファンF1〜F8を駆動するか否かを指定してもよい。不要なファンの駆動を停止すると、ファン駆動電力を削減できる。
以上説明したように、本実施形態にかかるシート搬送装置においては、搬送方向へ連続した樹脂シートを搬送するシート搬送装置であって、前記樹脂シートの幅方向への移動を規制しながら搬送中の前記樹脂シートを受け入れる受入部材と、前記受入部材の上面から空気を噴出して前記樹脂シートを前記受入部材から浮かせるシート浮上手段と、を備えさせる。よって、樹脂シートをシート受入部材の上面に沿わせて搬送する際に、樹脂シートへの擦過傷を少なくすることが可能なシート搬送装置および樹脂成形装置を提供可能となる。
Claims (8)
- 搬送方向へ連続した樹脂シートを搬送するシート搬送装置であって、
前記樹脂シートの幅方向への移動を規制しながら搬送中の前記樹脂シートを受け入れる受入部材と、
前記受入部材の上面から空気を噴出して前記樹脂シートを前記受入部材から浮かせるシート浮上手段と、
を具備することを特徴とするシート搬送装置。 - 前記受入部材は、搬送元側の端部から下方へ湾曲した湾曲部を有し、
前記樹脂シートは、垂れ下がった状態から前記受入部材に受け入れられ、
前記シート浮上手段は、前記受入部材の上面から空気を噴出するとともに前記湾曲部から前記樹脂シートの垂れ下がった部位へ空気を噴出し、前記湾曲部と前記樹脂シートとを離間させる請求項1に記載のシート搬送装置。 - 前記受入部材は、内部に中空部が形成されるとともに、上面及び前記湾曲部に前記中空部へ貫通した多数の孔が形成され、
前記シート浮上手段は、前記受入部材の外部から前記中空部へ送風するファンを有する請求項1又は請求項2に記載のシート搬送装置。 - 上記シート浮上手段は、前記受入部材の各部位へ各々送風可能な複数のファンを備えており、ファン毎に送風の調節可能である請求項1〜請求項3の何れか一項に記載のシート搬送装置。
- 前記受入部材は、前記樹脂シートの幅方向外側で該樹脂シートを挟んで対向する一対の規制部材を備え、
該一対の規制部材の間隔が変更可能とされている請求項1〜請求項4の何れか一項に記載のシート搬送装置。 - 前記受入部材は、前記樹脂シートの幅方向外側で該樹脂シートを挟んで対向する一対の規制部材を備え、
該一対の規制部材の少なくとも一方に、対向する規制部材に向けて延出して前記樹脂シートの上方への移動を規制する延出部が形成されていることを特徴とするシート搬送装置。 - 前記受入部材の上面から前記樹脂シートまでの距離を検出するセンサと、
前記センサにて検出された前記距離に基づいて前記空気の噴出量を制御する手段とを備える請求項1〜請求項6の何れか一項に記載のシート搬送装置。 - 搬送方向へ連続した樹脂シートを搬送するシート搬送装置を備えた樹脂成形装置であって、
前記樹脂シートの幅方向への移動を規制しながら搬送中の前記樹脂シートを受け入れる受入部材と、
前記受入部材の上面から空気を噴出して前記樹脂シートを前記受入部材から浮かせるシート浮上手段と、
を具備することを特徴とする樹脂成形装置。
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