JP2012056683A - エアフロート装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ガイド面11に形成された複数のノズル12から空気を噴き出して、走行するウエブWを、空気層Gを介して案内するエアフロート装置10であって、ガイド面11において、ウエブWの走行方向上流側の導入部13における空気の噴出量よりも、ウエブWの走行方向下流側の導出部14における空気の噴出量を大きくする空気噴出量調整装置20を有するという構成を採用する。
【選択図】図3
Description
この構成を採用することによって、本発明では、導入部に対して相対的に浮上量が減少する導出部おける空気の噴出量を、導入部における空気の噴出量よりも大きく調整することで、空気層の圧力を平均化し、ウエブのガイド面に対する浮上量を一定にさせることができる。
この構成を採用することによって、本発明では、ウエブの走行速度の大きさに応じて空気の引きずりの度合いが変動するので、ウエブの走行速度の大きさに基づいて、導入部と導出部とにおける空気の噴出量を調整することで、空気の噴出量を適正化して、単一の噴出量管理でフロートとウエブが接触しないように噴出量を高める場合に比べて、エネルギー効率を高めることができる。
この構成を採用することによって、本発明では、導入部における実際の空気層の圧力と、導出部における実際の空気層の圧力とに基づいて、導入部と導出部とにおける空気の噴出量を調整することで、空気の噴出量を適正化して、単一の噴出量管理でフロートとウエブが接触しないように噴出量を高める場合に比べて、エネルギー効率を高めることができる。
この構成を採用することによって、本発明では、導入部における実際のウエブ浮上量と、導出部における実際のウエブ浮上量とに基づいて、導入部と導出部とにおける空気の噴出量を調整することで、空気の噴出量を適正化して、単一の噴出量管理でフロートとウエブが接触しないように噴出量を高める場合に比べて、エネルギー効率を高めることができる。
したがって、本発明では、走行するウエブとガイド面との接触を抑制しつつ、ウエブの姿勢を安定させることができるエアフロート装置が得られる。
図1は、本発明の第1実施形態におけるエアフロート装置10を備える乾燥機1の概略構成図である。図2は、本発明の第1実施形態におけるエアフロート装置10の外部形状を示す斜視図である。図3は、本発明の第1実施形態におけるエアフロート装置10の内部構成を示す断面図である。図4は、図2における矢視A−A断面図である。
空気噴出量調整装置20は、チャンバー16内の空間を、導入部13に対応する空間S1と、導出部14に対応する空間S2と、中間部15に対応する空間S3と、空気が不図示の空気供給源から圧送されてくる空間S4とに仕切り、且つ、空間S1〜S3のそれぞれを空間S4に連通させる仕切り部材21を有する。
本実施形態の空気流量調整弁22A〜22Cは、パドル(仕切板)を所定軸周りに回動させて各連通部24a〜24cにおける空気流路の開度を調整することで、各領域に対応するノズル12からの空気の噴出量を調整する構成となっている。
不図示の空気供給源から、空気が圧送されてくるとチャンバー16内における空間S4が昇圧する。空間S4が昇圧すると、空間S4における空気は、3つの空間(S1、S2、S3)に分流する。各空間S1〜S3に分流した空気は、それぞれの領域に向かう内向き流れとなり、各ノズル12からガイド面11に対し斜めに噴き出て、それぞれの領域とウエブWとの間に、空気層Gを形成する。空気層Gは、ウエブWをガイド面11に対し浮上させる。
なお、本実施形態では、導入部13及び導出部14の他に中間部15が存在するので、中間部15を基準とすると、空気流量調整弁22Cが設けられた連通部24cにおける空気流路の開度よりも、空気流量調整弁22Aが設けられた連通部24aにおける空気流路の開度を小さくし、また、空気流量調整弁22Cが設けられた連通部24cにおける空気流路の開度よりも、空気流量調整弁22Bが設けられた連通部24bにおける空気流路の開度を大きくする。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図5は、本発明の第2実施形態におけるエアフロート装置10の内部構成を示す断面図である。
制御装置23は、圧力計8a〜8cと電気的に接続されており、各領域における空気層Gの圧力に係るデータが入力される構成となっている。制御装置23は、当該データに基づき、導入部13よりも導出部14における空気の噴出量を大きくなる関係を維持しつつ、空気流量調整弁22A〜22Cの傾きの度合い(各連通部24a〜24cにおける空気流路の開度)を制御する構成となっている。
上述の第2実施形態によれば、導入部13における実際の空気層Gの圧力と、導出部14における実際の空気層Gの圧力と、中間部15における実際の空気層Gの圧力とに基づいて、導入部13、導出部14、中間部15における空気の噴出量を調整することで、空気の噴出量を適正化して、ウエブの挙動を安定化させ、エネルギー効率を高めることができる。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図6は、本発明の第3実施形態におけるエアフロート装置10の内部構成を示す断面図である。
制御装置23は、距離計測計9a〜9cと電気的に接続されており、各領域における空気層Gの圧力に係るデータが入力される構成となっている。制御装置23は、当該データに基づき、導入部13よりも導出部14における空気の噴出量を大きくなる関係を維持しつつ、空気流量調整弁22A〜22Cの傾きの度合い(各連通部24a〜24cにおける空気流路の開度)を制御する構成となっている。
上述の第3実施形態によれば、導入部13における実際のウエブ浮上量と、導出部14における実際のウエブ浮上量と、中間部15における実際のウエブ浮上量とに基づいて、導入部13、導出部14、中間部15における空気の噴出量を調整することで、空気の噴出量を適正化して、ウエブの挙動を安定化させ、エネルギー効率を高めることができる。
次に、本発明の第4実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図7は、本発明の第4実施形態におけるエアフロート装置10の外部形状を示す斜視図である。図8は、図7における矢視B−B断面図である。
本実施形態の空気流量調整弁42A〜42Cは、パドル(仕切板)を所定軸周りに回動させて各連通部44a〜44cにおける空気流路の開度を調整することで、各領域(中央部30、縁部31)に対応するノズル12からの空気の噴出量を調整する構成となっている。
Claims (4)
- ガイド面に形成された複数のノズルから空気を噴き出して、走行するウエブを、空気層を介して案内するエアフロート装置であって、
前記ガイド面において、前記ウエブの走行方向上流側の導入部における前記空気の噴出量よりも、前記ウエブの走行方向下流側の導出部における前記空気の噴出量を大きくする空気噴出量調整装置を有することを特徴とすることを特徴とするエアフロート装置。 - 前記ウエブの走行速度を計測する速度計を有し、
前記空気噴出量調整装置は、前記速度計の計測結果に基づいて、前記導入部における前記噴出量と、前記導出部における前記噴出量とを制御する制御装置を有することを特徴とする請求項1に記載のエアフロート装置。 - 前記導入部における前記空気層の圧力を計測する第1の圧力計と、
前記導出部における前記空気層の圧力を計測する第2の圧力計とを有し、
前記空気噴出量調整装置は、前記第1の圧力計の計測結果と、前記第2の圧力計の計測結果とに基づいて、前記導入部における前記噴出量と、前記導出部における前記噴出量とを制御する制御装置を有することを特徴とする請求項1に記載のエアフロート装置。 - 前記導入部における前記ガイド面と前記ウエブとの間の距離を計測する第1の距離計測計と、
前記導出部における前記ガイド面と前記ウエブとの間の距離を計測する第2の距離計測計とを有し、
前記空気噴出量調整装置は、前記第1の距離計測計の計測結果と、前記第2の距離計測計の計測結果とに基づいて、前記導入部における前記噴出量と、前記導出部における前記噴出量とを制御する制御装置を有することを特徴とする請求項1に記載のエアフロート装置。
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Cited By (1)
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2010
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